JP2003217201A - スピンドルモータのターンテーブルおよびその組立方法 - Google Patents

スピンドルモータのターンテーブルおよびその組立方法

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JP2003217201A JP2002158388A JP2002158388A JP2003217201A JP 2003217201 A JP2003217201 A JP 2003217201A JP 2002158388 A JP2002158388 A JP 2002158388A JP 2002158388 A JP2002158388 A JP 2002158388A JP 2003217201 A JP2003217201 A JP 2003217201A
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、堅牢で生産性が良く、尚か
つ、周囲の温度変化に対してディスクのクランプ能力を
劣化させない高信頼性を有するディスククランプ機構を
備えたターンテーブルを提供する。 【解決手段】 ターンテーブル本体10はポリカーボネ
イト樹脂等の弾性を有する合成樹脂で形成され、そのセ
ンターガイド11の中央の環状の穴部12に鉄板等の磁
性材金属薄板からなる環状のバックヨーク20と環状の
マグネット30が固着されている。このバックヨーク2
0は、環状の穴部12の外周壁12bに設けられたバネ
性を有する係止爪14で係止され、環状の穴部12の底
面12aに固着されている。また、このバックヨーク2
0の上面には、マグネット30が接着剤で固着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク保持用の
クランパーを吸着するスピンドルモータのターンテーブ
ルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、メディアディスクを利用した
メディア記録再生装置は、この装置に備えられたスピン
ドルモータのシャフトにターンテーブルを固定し、この
ターンテーブルのディスク載置面にメディアディスクを
載置して回転させ、このディスクに対して情報を書き込
み又は読み出していた。しかしながら、メディアディス
クを載置したターンテーブルは、高速で回転させるの
で、載置されたディスクに僅かな面内の重心のずれや反
り等が有ると面振れによって該面内に於けるディスクの
回転中心がずれ、やがてディスクのトラックから情報を
読み取ったり、ディスクのトラックへ情報を記録する光
学ピックアップがこのトラックより離脱してしまう不具
合が発生する。
【0003】それゆえに、回転中のメディアディスクの
拘束力をより強くする方法として、ターンテーブルの中
央部に環状の穴部を設け、その穴部に磁気手段を備え、
この磁気手段で、載置されたメディアディスクを挟持す
るように設けられた鉄板等の磁性材金属薄板からなるク
ランパーを吸引し、メディアディスクをターンテーブル
のディスク載置面の方向に強固に圧接していた。
【0004】一般的に、ターンテーブルは回転モーメン
トを最低限に抑える必要があるので軽量な合成樹脂で形
成される。また、そのターンテーブルに備える前記磁気
手段の構造としては、ターンテーブルの中央部の環状の
穴部に環状のマグネットを固着(単体マグネット方式)
するか、または、鉄板等の磁性材金属薄板よりなるバッ
クヨークと環状のマグネットを固着(バックヨーク付き
マグネット方式)したものが多く使用されている。この
固着の方法としては、ターンテーブルの中央部の穴部の
底面に、環状のマグネットを接着剤を用い直接固着する
か、または、バックヨークを接着剤を用い固着し、この
バックヨークの表面に環状のマグネットを接着剤で固着
をしたものがあげられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
接着の方法では、合成樹脂は金属やマグネット材に比較
して著しく大きい線膨張率を有しているので、合成樹脂
製ターンテーブルの環状の穴部の底表面に金属から成る
バックヨークや金属製相当のマグネットを接着すると、
使用環境の熱的条件によっては線膨張率の著しい差が生
じその接着は強制的に剥離されマグネットが接着部より
外れる問題がある。また、前記マグネットやバックヨー
クが接着された前記ターンテーブルの穴部の底面が経時
的な変化により歪みが生じて強制的に接着を剥離されこ
のマグネットやバックヨークが接着部より外れる問題が
ある。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点を解決し
て、簡単な構造であるが堅牢で生産性が良く、なおか
つ、周囲の温度変化に対してディスクのクランプ能力を
劣化させない高信頼性を有するディスククランプ機構を
備えたターンテーブルを提供しようというものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するに
は、請求項1に記載の発明のように、センターガイドの
中央部に形成された環状の穴部の底面に環状のバックヨ
ーク付環状のマグネットまたは環状の単体マグネットを
備えたスピンドルモータのターンテーブルにおいて、前
記バックヨークまたは前記単体マグネットは、前記穴部
の周壁に設られた機械的係止手段により前記穴部の底面
に固着したことにより達成できる。
【0008】なお、前記機械的係止手段は、請求項2に
記載の発明のように、前記穴部の外周壁に設けられた、
前記バックヨークまたは前記単体マグネットの外周縁を
係止するバネ性を有する係止爪とするか、請求項3に記
載の発明のように、内周壁に設けられた、前記バックヨ
ークまたは前記単体マグネットの内周縁を係止するバネ
性を有する係止爪とするか、請求項4に記載の発明のよ
うに、前記穴部の外周壁に設けられた、前記バックヨー
クまたは前記単体マグネットの外周縁を係止する係止爪
と、前記バックヨークまたは前記単体マグネットの外周
に前記係止爪を嵌入する切り欠き部を備えることにより
達成できる。
【0009】また、前記機械的係止手段は、請求項5に
記載の発明のように、前記バックヨークの外周縁に径方
向外方に複数個突起状で配置され、このバックヨークと
一体に形成された突起爪と、前記穴部の外周壁に設けら
れた前記バックヨークの前記突起爪を嵌入可能に凹状に
形成された縦溝部と、この縦溝部を形成する側壁面の一
方から前記穴部の底面に沿って、前記外周壁を前記突起
爪が回転移動可能な略円弧状に切り欠き形成された横溝
部と、その横溝部の開口部近傍に前記突起爪の移動を阻
止するように設けられた突部とすることにより達成でき
る。
【0010】さらに、前記機械的係止手段は、請求項6
に記載の発明のように、前記バックヨークの外周縁に径
方向外方に複数個突起状で配置された突起爪の面に、一
体に形成された突起部と、前記外周壁に設けられた前記
バックヨークの前記突起爪を嵌入可能に凹状に形成され
た縦溝部と、この縦溝部を形成する側壁の一方から前記
穴部の底面に沿って前記外周壁を前記突起部が設けられ
た突起爪が回転移動可能な略円弧状に切り欠き形成され
た横溝部と、その横溝部の開口部近傍に前記突起部の移
動を阻止するような設けられた凹所または段部とするこ
とにより達成できる。
【0011】前記ターンテーブルの組立方法は、請求項
7に記載の発明のように、センターガイドの中央部に形
成された環状の穴部の外周壁にバネ性を有する係止爪を
設け、前記穴部に環状のバックヨークを挿入し、このバ
ックヨークの外周縁を前記係止爪にて係止し、その上面
に環状のマグネットを接着するか、または、前記穴部に
環状の単体マグネットを挿入し、この単体マグネットの
外周縁を前記係止爪にて係止することにより達成でき
る。
【0012】または、別の組立方法として、請求項8に
記載の発明のように、センターガイドの中央部に形成さ
れた環状の穴部の内周壁にバネ性を有する係止爪を設
け、前記穴部に環状のバックヨークを挿入し、このバッ
クヨークの内周縁を前記係止爪にて係止し、前記センタ
ーガイドの中央部のボス部にシャフトを圧入後、前記バ
ックヨークの上面に環状のマグネットを接着するか、ま
たは、前記穴部に環状の単体マグネットを挿入し、この
単体マグネットの内周縁を前記係止爪にて係止し、前記
センターガイドの中央部のボス部にシャフトを圧入する
ことにより達成できる。
【0013】または、別の組立方法としては、請求項9
に記載の発明のように、センターガイドの中央部に形成
された環状の穴部の外周壁に係止爪を設け、前記穴部に
環状のバックヨークを挿入し、このバックヨークの外周
に設けられた切り欠き部を嵌入し、次にこのバックヨー
クを回転させてこの外周縁を前記係止爪にて係止後、そ
の上面に環状のマグネットを接着するか、または、前記
穴部に環状の単体マグネットを挿入し、この単体マグネ
ットの外周に設けられた切り欠き部を前記係止爪に嵌入
し、次にこの単体マグネットを回転させてこの外周縁を
前記係止爪にて係止することにより達成できる。
【0014】さらに、他の組立方法としては、請求項1
0に記載の発明のように、センターガイドの中央部に形
成された環状の穴部に外周壁に、縦溝部とこの縦溝部と
隣接して開口部近傍の溝側壁面に突部が設けられた横溝
部を形成し、この穴部に、外周縁に複数個突起状で一体
に配置された突起爪を備えたバックヨークを挿入し、そ
の突起爪を前記縦溝部に嵌入し、次に前記バックヨーク
を前記横溝部方向に回転させて、この突起爪を前記横溝
部内に嵌入し、前記横溝部内に設けられた前記突部にて
係止し、そのバックヨークの上面に環状のマグネットを
接着することにより達成できる。
【0015】また、他の組立方法としては、請求項11
に記載の発明のように、センターガイドの中央部に形成
された環状の穴部の外周壁に、縦溝部とこの縦溝部と隣
接して開口部近傍の溝側壁面に凹所または段部が設けら
れた横溝部を形成し、この穴部に、外周縁に複数個突起
状で一体に配置された突起爪と、この突起爪面に突起部
を備えたバックヨークを挿入し、この突起爪を前記縦溝
部に嵌入し、次に前記バックヨークを前記横溝部方向に
回転させて、この突起部を前記横溝部内に嵌入し、前記
横溝部内に設けられた前記凹所または段部にて係止し、
そのバックヨークの上面に環状のマグネットを接着する
ことにより達成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
を示すターンテーブルの断面図である。なお、図2は、
図1に示した本発明に係る要部を示す拡大斜視図であ
る。また、図3は図1の組立手順を示す分解斜視図であ
る。図1において、ターンテーブルのターンテーブル本
体10は、ポリカーボネイト樹脂等の弾性を有する合成
樹脂で成形されており、このセンターガイド11の中央
には環状の穴部12が設けられ、その穴部12の底面1
2aに鉄板等の磁性材金属薄板からなる環状のバックヨ
ーク20と環状のマグネット30が固着されている。
【0017】詳しくは、このバックヨーク20は、セン
ターガイド11の環状の穴部12の外周壁12bに設け
られたバネ性を有する係止爪14で係止され、センター
ガイド11の環状の穴部12の底面12aに固着されて
いる。また、このバックヨーク20の上面には、マグネ
ット30が接着剤で固着されている。
【0018】なお、図2は、センターガイド11の環状
の穴部12の外周壁12bに設けられたバネ性を有する
係止爪14の構造を示した要部拡大斜視図である。図2
に於いて、係止爪14は、センターガイド11を構成す
る外周壁12bが複数ヶ所切断された間にそれぞれター
ンテーブル本体10と一体に形成されている。底面12
aからこの係止爪14迄の隙間の寸法は、バックヨーク
20の厚さ寸法より僅かに大きく、また、この係止爪1
4の先端部の作る包絡線の直径は、通常時はバックヨー
ク20の外径より小さく、また窄めた時はこの外径より
大きくなるように形成されている。また、この係止爪1
4の両端はターンテーブル本体10を形成する合成樹脂
自体の薄い帯状の連結部14aでつながって居るので係
止爪14は常にバネ性を持たせることができる。
【0019】図3は、図1に示すターンテーブルの組立
手順を示すものである。まず、ターンテーブル本体10
の環状の穴部12の中央のボス13にバックヨーク20
の中央に設けられた穴21を挿入し、底面12aに圧接
すると共に外周縁22を係止爪14で係止する。次に、
係止されターンテーブル本体10の環状の穴部12に固
着されたバックヨーク20の上面部23に接着剤を塗布
する。
【0020】さらに、マグネット30の孔31をターン
テーブル本体10のボス部13に嵌入し、先に固着され
ているバックヨーク20の上面部23に固着する。よっ
て、このバックヨーク20は穴部12の底面12aに接
着により固定されていないので、この固着はターンテー
ブル本体10の線膨張率に影響されることはなく、さら
に、マグネット30の線膨張率はバックヨーク20の線
膨張率とほぼ等しいので、温度変化等に起因する前述し
たような接着部の剥離事故を防止できる。また、前記接
着材は塗布時ターンテーブル本体10の環状の穴部12
の底面12aとそこに係止されたバックヨーク20の隙
間に入り込むので組立ガタを無くして更に接着の強度を
向上させることもできる。
【0021】図4は、本発明の第2の実施の形態を示す
ターンテーブルの断面図である。なお、図5は、図4に
示した本発明に係る要部の構成を拡大して示す分解斜視
図である。また、図6は更に図5における要部をさらに
拡大して示す斜視図である。さらに、図7は図4の組立
手順を示す説明図である。
【0022】図4において、ターンテーブル本体210
は、ポリカーボネイト樹脂等の弾性を有する成形樹脂で
形成され、そのセンターガイド211の中央の環状の穴
部212に鉄板等の磁性材金属薄板からなる環状のバッ
クヨーク220と環状のマグネット230が固着されて
いる。このバックヨーク220は、センターガイド21
1の環状の穴部212の内周壁212cに設けられたバ
ネ性を有する係止爪214で係止され、センターガイド
211の環状の穴部212の底面212aに固着されて
いる。また、このバックヨーク220の上面には、マグ
ネット230が接着剤で固定されている。
【0023】図5において、内周壁212cを形成する
ボス部213を複数ヶ所切断された間にそれぞれターン
テーブル本体210と一体に形成されている。また、底
面212aからこの係止爪214迄の隙間の寸法は、バ
ックヨーク220の厚さ寸法より僅かに大きく、また、
この係止爪214の先端部の作る包絡線の直径は、通常
時はバックヨーク220の孔221の直径より大きく、
また窄めた時はこの直径より小さくなるように形成され
ている。
【0024】また、図6は係止爪214を示した斜視図
である。図6において、この係止爪214の両端は樹脂
自体の帯状の連結部214aでつながって居るので係止
爪214にはバネ性を持たせることができる。
【0025】図7は、図4のターンテーブルの組立手順
を示すものである。まず、図7(A)の矢印の如く、タ
ーンテーブル本体210のセンターガイド211の中央
部に形成された環状の穴部212にバックヨーク220
を挿入して行くと、図7(B)の如くバックヨーク22
0の孔221の内周面は係止爪214の先端に当たり、
その係止爪214は軸線方向に強制的にくの字に押し曲
げられる。さらに、図7(C)の如く、バックヨーク2
20を押し下げて行くと、このバックヨーク220の孔
221は係止爪214の先端を通過し、底面212aに
圧接すると共にバックヨーク220の孔221の周縁部
を係止爪214で係止する。
【0026】次に、図7(D)の如く、センターガイド
211の中央に形成されたボス部213にシャフト60
を矢印方向に挿入し、所定位置(点線表示部)まで圧入
すると、係止爪214はバックヨーク220の孔221
の周縁部とシャフト60に強固に挟持される事により、
この係止爪214は元の位置に固定されるのでバックヨ
ーク220はこの係止爪214より外れることなくター
ンテーブル本体211の環状の穴部212aの底面21
2aに強固に固着される。
【0027】さらに、図7に示したように係止されたバ
ックヨーク220の上面部223に接着剤を塗布し、図
5に示したマグネット230の孔231をターンテーブ
ル部211のボス部213に嵌入し接着し固定する。こ
れにより、前記のバックヨーク220の固着はターンテ
ーブル本体210の線膨張率に影響されることはなく、
さらに、マグネット230の線膨張率はバックヨーク2
20の線膨張率とほぼ等しいので、温度変化等に起因す
る前述したような接着部の剥離事故は防止できる。ま
た、前記接着材は塗布時ターンテーブル210の穴部2
12とそこに係止されたバックヨーク220の隙間に入
り込むので組立ガタを無くして更に接着の強度を向上さ
せることができる。
【0028】図8は、本発明の第3の実施の形態を示す
ターンテーブルの断面図である。なお、図9は、図8に
示す本発明に係る要部を示す分解斜視図である。また、
図10は図8の組立手順を示す分解斜視図である。図8
において、ターンテーブル本体310はポリカーボネイ
ト樹脂等の弾性を有する合成樹脂で形成され、そのセン
ターガイド311の中央の穴部312に鉄板等の磁性材
金属薄板からなる環状のバックヨーク320と環状のマ
グネット330が固着されている。
【0029】このバックヨーク320は、ターンテーブ
ル本体310のセンターガイド311の穴部312の外
周壁312bに固設された係止爪314で係止され、セ
ンターガイド311の中央の穴部312の底面312a
に固着されている。また、このバックヨーク320の上
面には、マグネット330が接着剤で固着されている。
【0030】なお、ターンテーブル本体310の穴部3
12の外周壁312bに固設された係止爪314の構造
やバックヨーク320、マグネット330の構造を図9
に示す。図9において、係止爪314は外周壁312b
面に複数固設され、それぞれターンテーブル310と一
体に形成されている。また、底面312aからこの係止
爪314迄の隙間の寸法は、バックヨーク320の厚さ
寸法と等しく、また、この係止爪314の先端部の作る
包絡線の直径はバックヨーク320の外径より大きく、
またターンテーブル本体310の穴部312の直径より
小さくなるように形成されている。
【0031】一方、バックヨーク320は、その外周縁
322には、ターンテーブル本体310の穴部312の
係止爪314に嵌入する切り欠き部324が設けられ、
また、その中央にはターンテーブル本体310のボス部
313に嵌入する中央孔321と環状面の中程に組立治
具挿入用の孔325が設けられている。なお、マグネッ
ト330の外径は、ターンテーブル本体310の係止爪
314の先端部の作る包絡線の直径より小さく、また、
中央にはターンテーブル本体310のボス部313に嵌
入する孔321を有している。
【0032】次に、図9及び図10に基づき図8の組立
手順を説明する。まず、ターンテーブル本体310のセ
ンターガイド311の中央部に形成された環状の穴部3
12にバックヨーク320を挿入し、バックヨーク32
0の切り欠き部324をターンテーブル本体310の係
止爪314に嵌入し、その穴部312の底面312aに
圧接する。
【0033】次に、図10に示すようにバックヨーク3
20の小さい孔325に組立治具(特に図示しない)を
挿入し、バックヨーク320を矢印A方向に回転させ、
切り欠き部324を係止爪314の嵌入位置より移動さ
せ(点線324aの位置)、外周縁322を係止爪31
4で係止する。次に、係止されたバックヨーク320の
上面部323に接着剤を塗布し、マグネット330の孔
331を穴部312に嵌入し固着する。このとき、組立
治具によるバックヨーク310の回転は、図示した矢印
と反対方向でもよい。
【0034】このようにバックヨーク320の係止は、
ターンテーブル本体310の穴部312の外周壁312
bに複数個固設された係止爪314で行うことになり、
バックヨーク320はターンテーブル本体310の穴部
312の底面312aに強固に固着されることになる。
これにより、前記のバックヨーク320の固着はターン
テーブル本体310の線膨張率に影響されることはな
く、さらに、マグネット330の線膨張率はバックヨー
ク320の線膨張率とほぼ等しいので、温度変化等に起
因する前記した接着部の剥離事故は発生しない。また、
前記接着材は塗布時ターンテーブル本体310の穴部3
12の底面312aとそこに係止されたバックヨーク3
10の隙間に入り込むので組立ガタを無くして更に接着
の強度を向上させることができる。
【0035】なお、前述の本発明に係る実施の形態の説
明は、メディア記録再生装置の薄型化から要求されるタ
ーンテーブルを含むスピンドルモータの薄型に対応する
クランパー用のマグネットにバックヨークを併用する構
造を説明したが、前述の各実施の形態の変形として、特
にモータの薄型化等の要求がなくバックヨークを使用し
ない環状のマグネットのみの構成(単体マグネットとい
う)の場合は、バックヨークをこの単体マグネットと置
き換えて組み立てればよく、これらの単体マグネットを
前述の各実施の形態の本発明に係る各係止手段で直接係
止し固着してもよい。この場合は、バックヨークにマグ
ネットを接着する工程を省くことができる。
【0036】なお、前記の実施の形態の変形において
は、マグネットをターンテーブルの中央の穴部の周壁に
設けた係止爪で直接係止するので接着剤による固定は完
全に廃止できるので、これにより生産性はさらにに向上
し、また、固着されたマグネットは容易に外すことがで
きるので成形樹脂やマグネットのリサイクルが簡単にな
り資源や環境に対し充分配慮することができる。
【0037】図11は、本発明の第4の実施の形態に係
るターンテーブルの要部を示す平面図である。図11に
おいて、ポリカーボネイト樹脂等の弾性を有する合成樹
脂からなるターンテーブル本体410のセンターガイド
411の中央に、環状の穴部412が形成されている。
この穴部412の底面412aには、鉄板等の磁性材金
属薄板からなる環状のバックヨーク420が載置されて
いる。
【0038】さらに詳しくは、センターガイド411の
中央には、穴部412の内周壁412cが構成するボス
部413とその中央に貫通孔413aが形成されてい
る。また、穴部412の外周壁412bが形成するセン
ターガイド411の内面を、底面412aの位置まで縦
凹状に切り欠き縦溝部414が均等に複数配置形成され
ている。さらに、この縦溝部414の一方の縦溝側壁面
414aより、センターガイド411の内面を底面41
2aに沿って円弧凹状(破線で示す)に横に切り欠き横
溝部415が形成されている。
【0039】図12は、図11における縦溝部414と
横溝部415を備えた係止手段の周辺構造を詳しく拡大
して示す斜視図である。図12において、縦溝部414
は環状の穴部412の底面412aに略垂直な縦溝側壁
面414aと414b、縦溝周面414cで凹状溝を形
成している。また、この縦溝部414の縦溝底面414
dの面は、底面412aと同じ面上にある。さらに、こ
の縦溝側壁面414aから環状の穴部412の外周壁4
12b、すなわち、センターガイド411の内側を、底
面412aに略平行に沿って円弧状に切り欠いて横溝部
415が形成されている。
【0040】この横溝部415について詳しくは、外周
壁412bが縦溝側壁面414a側より円弧状に切り欠
かれているので、横溝側壁面415aと横溝周面415
cおよび横溝奧壁面415dで形成されている。また、
横溝周面415cは縦溝周面414cと略同一面上に形
成されている。なお、このように形成された横溝部41
5の横溝側壁面415aと対面する側は、横溝部415
の切り欠き形状を呈するように成形金型のコア側に設け
られた角ピンが入り込むので、横溝側壁面415aと相
似形の角孔部415eが形成され空洞になっている。た
だし、バックヨーク420の本体部は、常に底面412
aの面上に支持されているので、機能上この底面412
aが横溝側壁面415aと対面する横溝部415の横溝
側壁面と見なすことができる。
【0041】また、横溝側壁面415aの縦溝側壁面4
14a側の開口部の近傍に突部416が設けられてい
る。なお、この突部416は、別取付としても良いが成
形金型により成型加工時、横溝側壁面415aと一体に
形成するのが効率が良い。
【0042】図13は、図11におけるバックヨーク4
20の構造をさらに詳しく示す斜視図である。図13に
おいて、バックヨーク420は、中央に設けられた孔4
21と外周縁422で本体部となる環状部423を形成
している。この孔421の径は図11におけるターンテ
ーブル410のボス413の径よりも大きく、また、外
周縁422の径は外周壁412bの径より小さく形成さ
れている。
【0043】また、外周縁422には外方に向かう複数
の突起状の係止爪424が均等に配置されている。この
係止爪424の大きさは、図11の縦溝部414に嵌入
できる大きさであり、また、配置角度と配置数は、図1
1に示した縦溝部414の配置角と一致させてある。な
お、配置数は配置角が等しければ最低略180゜の位置
に1個ずつ形成設けてもよい。
【0044】また、係止爪424の厚さ寸法は、環状の
底面412aと横溝側壁面415aのなす溝幅寸法より
より小さく、環状の底面412aと突部416の先端が
なす距離寸法より大きく形成されている。また、環状部
423の同一円周上に、係止作業に使用する複数の孔4
25が等角度の位置に均等に配置されている。
【0045】図14は、図11の状態より本発明に係る
係止作業が実行された状態を示す平面図である。図14
において、図11に示す如くに、センターガイド411
の環状の穴部412に載置されているバックヨーク42
0を、ボス部413を軸として矢印Bの方向に回転さ
せ、係止爪424を横溝部415内に移動させ、この係
止爪424を横溝奧壁面415dと突部416で係止し
ている。
【0046】図15および図16を用いて、図14に示
す縦溝部414および横溝部415とバックヨーク42
0の係止爪424の係止した状態を詳しく説明する。図
15は、図14のC−C矢視した拡大断面図である。図
16は前記係止作業に使用する治具を示す説明図であ
る。
【0047】図15において、424aは、縦溝部41
4の縦溝底面414dに載置されたバックヨーク420
の係止爪を示し、424bはこのバックヨーク420を
横溝部415の横溝奧壁面415dの方向まで回転し
(矢印Dの方向)移動させた係止爪を示すものである。
これによると、移動した係止爪424bは、横溝部41
5内の底面412aの位置で、突部416を通過し横溝
奧壁面415dの直前に位置している。
【0048】なお、この突部416が設けられている横
溝側壁面415aは、合成樹脂製のセンターガイド41
1の内側を切り欠かれて形成されているので、横溝側壁
面415aの突部416が設けられている部分は弾力性
を有しており、図16に示すような回転治具E(治具の
本体は図示しない)で、バックヨーク420を強制的に
回転させれば、その係止爪424は突部416を上方に
持ち上げ容易にここを通過することができ、また、この
部分は係止爪424が通過後、速やかに元の位置に復帰
することができる。これにより、ターンテーブルの係止
手段を形成する横溝部415の突部416に、バックヨ
ーク420の係止部となる係止爪424が確実に係止さ
れることになる。
【0049】なお、図16において、412dは底面4
12aに設けられた、治具Eの先端逃げの環状溝を示し
たものである。また、係止したバックヨーク420をこ
の係止手段より外すときもこの治具Eを使用すれば容易
に外すことができる。なお、治具Eの先端をバックヨー
ク420の板厚内の長さとすれば、この環状溝412d
は不要であり、さらに、治具を磁性材と永久磁石等で構
成してバックヨークを磁気力で吸着すると孔425も不
要となりバックヨークも作りやすくなる。
【0050】図17は、本発明に係るターンテーブルの
組立手順を示す分解斜視図である。図17において、本
発明に係るターンテーブルは、まず、ターンテーブル本
体410の環状の穴部412にバックヨーク420を前
述した係止作業により固着し、次に、バックヨーク42
0の上面に接着剤などで環状のマグネット430を固着
する。
【0051】このように組み立てられると、バックヨー
ク420は、マグネット430とバックヨーク420に
は接着剤の他、磁気吸引が作用するので接合力が増強さ
れ一段と強固に固着されることになる。また、前記の接
着剤が係止されたバックヨークの周辺に流れ込ませる
と、ガタ防止や角孔部415eの密閉をすることもでき
る。
【0052】図18は、本発明に係るターンテーブルを
スピンドルモータのロータに組み付けた状態を示す断面
図である。図18において、バックヨーク420とマグ
ネット430を固着したターンテーブル本体410のボ
ス部413にシャフト60の端部が圧入されている。ま
た、ターンテーブル本体410のバックヨーク420の
取付面と反対面の外周縁の近傍に円筒状のローターヨー
ク40が固着されている。またこのローターヨーク40
の内側にモータ駆動用のマグネット50が固着されてい
る。
【0053】なお、本説明はターンテーブル本体410
がロータヨーク40と一体構造のものを説明したが、こ
れを分離構造にしたものも同じ構成になる。
【0054】次に、本発明第5の実施の形態を図19お
よび図20を用いて説明する。図19は、本発明の第5
の実施の形態に係るバックヨーク520を示す斜視図で
ある。また、図20は、第5の実施の形態に係るターン
テーブル本体510の要部を示す断面図である。なお、
図20に示す断面位置は、図14に示すC−C矢視に相
当する位置を切断して示したものである。なお、第5の
実施の形態は基本的には第4の実施の形態と同じである
が、異なるところは、バックヨーク520に設けた係止
部とターンテーブル本体510のセンターガイドに設け
た係止手段の形状が異なる点である
【0055】図19において、バックヨーク520は、
同心上の中央の孔521と外周縁522で本体部となる
環状部523を形成している。なお、外周縁522には
外方に向かう複数の突起状の爪部524が均等に配置さ
れている。この爪部524のそれぞれの面内に同一方向
に突起した係止突部526が形成されている。なお、こ
の係止突部526は、別部品として爪部524に取り付
けてもよいが、爪部524とプレス加工時に一体に形成
するのが効率がよい。
【0056】図20において、横溝部515の横溝側壁
面515aの略中央部に凹所517が設けられている。
また、底面512aと横溝側壁面515aのなす溝幅寸
法は、爪部524の厚さ寸法より大きく、爪部524と
係止突部526と含めた厚さ寸法より小さく形成されて
いる。また、底面512aと凹所517の最深部がなす
距離寸法は、爪部524と係止突部526と含めた厚さ
寸法よりやや大きく形成されている。
【0057】なお、524aは、縦溝部514の縦溝底
面514d面に載置された図19のバックヨーク520
の係止突部526aがが設けられた爪部を示し、524
bおよび526bはこのバックヨーク520を横溝部5
15の横溝奧壁面515dの方向まで回転し(矢印Fの
方向)移動させた爪部と係止突部の位置を示したもので
ある。これによると、移動した爪部524bは、横溝部
515内での底面512a面上で、横溝奧壁面515d
の直前に位置し、係止突部526bは凹所517に嵌入
している。
【0058】なお、この凹所517が設けられている横
溝側壁面515aは、第4の実施の形態と同じように、
センターガイド511の内側を切り欠かれて形成されて
いるので、横溝側壁面515aの凹所517が設けられ
ている部分は弾力性を有しており、図16に示すような
回転治具Eで、バックヨーク520を強制的に回転させ
れば、その係止突部526aは横溝側壁面515aを上
方に持ち上げ容易に凹所517に嵌入できる。
【0059】これにより、ターンテーブルの係止手段を
形成する横溝部515の凹所517に、バックヨーク5
20の係止部となる係止突部526が確実に係止される
ことになる。またこの第2の形態は、横溝部の円弧の長
さを短くする利点がある。なお、治具に関する先端逃げ
や孔については、第4の実施の形態と同様にして不要に
することができる。
【0060】図21は、本発明の第5の実施の形態に係
る係止手段の変形を示す断面図である。なお、図21に
示すターンテーブル本体610の断面位置は、図20に
示す位置と同じ位置を断面したものである。図21にお
いて、図20の横溝部515に相当する横溝部615の
横溝側壁面615aの開口部近傍に段部618が設けら
れている。このようにすると、段部618は図20の凹
所517と同じように係止突部524bを確実に係止で
きる。また、この第5の形態の変形は、さらに横溝部の
円弧の長さを短くすることができる。
【0061】なお、前述した横溝部はアンダーカット方
式の金型にて形成可能で有るが、金型構造の複雑化や、
横溝側壁面の開口部の近傍に設けた突部または凹所の形
状に制限がでるので、前述したようなアンダーカットを
行わない金型構造とすれば、金型の構造は簡素化でき、
また、その横溝側壁面の片側に角孔が空くが、突部また
は凹所の形状は、半球状の丸形や半円筒形の係止部を横
溝部を形成する金型の角ピンの先端面に彫り込むことに
より容易に得ることができる。
【0062】
【発明の効果】前述したように、請求項1に記載した発
明によれば、センターガイドの中央部に形成された環状
の穴部の底面に環状のバックヨーク付環状のマグネット
または環状の単体マグネットを備えたスピンドルモータ
のターンテーブルにおいて、前記バックヨークまたは前
記単体マグネットは、前記穴部の周壁に設けられた機械
的係止手段により前記穴部の底面に固着することによ
り、前記バックヨークの固着は、ターンテーブル本体自
体の線膨張率に影響されることはなく、さらに、マグネ
ットの線膨張率はバックヨークの線膨張率とほぼ等しい
ので、温度変化等に起因する前述したような接着部の剥
離事故は起きることはない。
【0063】なお、前記機械的係止手段は、請求項2、
請求項3、請求項4に記載した発明によれば、前記環状
の穴部の外周壁又は内周壁に、前記環状のバックヨーク
または前記環状の単体マグネットの外周縁または内周縁
を係止するバネ性を有する係止爪を設けることにより、
簡単な構造であるが堅牢で生産性に優れたものを得るこ
とができる。
【0064】そして、前記機械的係止手段は、請求項5
および請求項6に記載した発明によれば、前記バックヨ
ークの外周縁に配置され、このバックヨークと一体に形
成された突起爪またはこの突起爪に設けた突起部と、前
記穴部の外周壁に設けられた縦溝部と、この縦溝部を形
成する側壁面の一方から前記穴部の底面に沿って、前記
外周壁を前記突起爪が回転移動可能な略円弧状に切り欠
き形成された横溝部と、その横溝部の開口部近傍に前記
突起爪または突起部の移動を阻止するように突部または
凹所や段部を設けることにより、簡単な構造であるが堅
牢で生産性に優れたものを得ることができる。
【0065】なお、前記の請求項5および請求項6に記
載した発明に係る前記機械的係止手段は、全て前記穴部
の外周壁内に収納できるので、センターガイドの中央の
穴部面積を有効に使うことができ、その結果として、よ
り薄型のスピンドルモータに対応した薄型のターンテー
ブルを得ることができる。
【0066】以上説明したように、簡単な構造であるが
堅牢で生産性が良く、尚かつ、周囲の温度変化等に対し
てディスクのクランプ能力を劣化させない高信頼性を有
するディスククランプ機構を備えたスピンドルモータの
ターンテーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すターンテーブ
ルの断面図である。
【図2】図1に示した要部を説明する拡大斜視図であ
る。
【図3】図1の組立手順を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すターンテーブ
ルの断面図である。
【図5】図4に示した要部を説明する拡大斜視図であ
る。
【図6】図5の要部を更に拡大した斜視図である。
【図7】図4の組立手順を説明する説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示すターンテーブ
ルの断面図である。
【図9】図8の要部と組立手順を説明する分解斜視図で
ある。
【図10】図8の要部と組立手順を説明する分解斜視図
である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示すターンテー
ブルの要部の平面図である。
【図12】図11における係止手段の周辺構造を詳しく
拡大して示す斜視図である。
【図13】図11における係止部の構造をさらに詳しく
示す斜視図である。
【図14】図11の係止作用が実行された状態を示す平
面図である。
【図15】図14のC−C矢視した拡大断面図である。
【図16】図14に説明する係止作業に使用する治具を
示す説明図である。
【図17】図11のターンテーブルの組立手順を示す分
解斜視図である。
【図18】図11のターンテーブルをスピンドルモータ
ーのロータに組み付けた状態を示す断面図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態に係るバックヨー
クを示す斜視図である。
【図20】図19に係るターンテーブルの要部を示す断
面図である。
【図21】第5の実施の形態に係るターンテーブルの変
形の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ターンテーブル本体 11 センターガイド 12 穴部 12a 底面 12b 外周壁 13 ボス 14 係止爪 20 バックヨーク 30 マグネット 40 ロータヨーク 50 ロータマグネット 60 シャフト

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターガイドの中央部に形成された環
    状の穴部の底面に環状のバックヨーク付環状のマグネッ
    トまたは環状の単体マグネットを備えたスピンドルモー
    タのターンテーブルにおいて、 前記バックヨークまたは前記単体マグネットは、前記穴
    部の周壁に設けられた機械的係止手段により前記環状の
    穴部の底面に固着されたことを特徴とするスピンドルモ
    ータのターンテーブル。
  2. 【請求項2】 前記機械的係止手段は、前記穴部の外周
    壁に設けられた、前記バックヨークまたは前記単体マグ
    ネットの外周縁を係止するバネ性を有する係止爪とする
    請求項1に記載のスピンドルモータのターンテーブル。
  3. 【請求項3】 前記機械的係止手段は、前記穴部の内周
    壁に設けられた、前記バックヨークまたは前記単体マグ
    ネットの内周縁を係止するバネ性を有する係止爪とする
    請求項1に記載のスピンドルモータのターンテーブル。
  4. 【請求項4】 前記機械的係止手段は、前記穴部の外周
    壁に設けられた、前記バックヨークまたは前記単体マグ
    ネットの外周縁を係止する係止爪と、前記バックヨーク
    または前記単体マグネットの外周に前記係止爪を嵌入す
    る切り欠き部を備えた請求項1に記載のスピンドルモー
    タのターンテーブル。
  5. 【請求項5】 前記機械的係止手段は、前記バックヨー
    クの外周縁に径方向外方に複数個突起状で配置され、こ
    のバックヨークと一体に形成された突起爪と、前記穴部
    の外周壁に設けられた前記バックヨークの前記突起爪を
    嵌入可能に凹状に形成された縦溝部と、この縦溝部を形
    成する側壁面の一方から前記穴部の底面に沿って、前記
    外周壁を前記突起爪が回転移動可能な略円弧状に切り欠
    き形成された横溝部と、その横溝部の開口部近傍に前記
    突起爪の移動を阻止するように設けられた突部とした請
    求項1に記載のスピンドルモータのターンテーブル。
  6. 【請求項6】 前記機械的係止手段は、前記バックヨー
    クの外周縁に径方向外方に複数個突起状で配置された突
    起爪の面に、一体に形成された突起部と、前記外周壁に
    設けられた前記バックヨークの前記突起爪を嵌入可能に
    凹状に形成された縦溝部と、この縦溝部を形成する側壁
    の一方から前記穴部の底面に沿って前記外周壁を前記突
    起部が設けられた突起爪が回転移動可能な略円弧状に切
    り欠き形成された横溝部と、その横溝部の開口部近傍に
    前記突起部の移動を阻止するように設けられた凹所また
    は段部とした請求項1に記載のスピンドルモータのター
    ンテーブル。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の機械的係止手段を用
    い、センターガイドの中央部に形成された環状の穴部の
    外周壁にバネ性を有する係止爪を設け、(1)前記穴部
    に環状のバックヨークを挿入し、このバックヨークの外
    周縁を前記係止爪にて係止し、その上面に環状のマグネ
    ットを接着するか、または、(2)前記穴部に環状の単
    体マグネットを挿入し、この単体マグネットの外周縁を
    前記係止爪にて係止することを特徴とするスピンドルモ
    ータのターンテーブルの組立方法。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の機械的係止手段を用
    い、センターガイドの中央部に形成された環状の穴部の
    内周壁にバネ性を有する係止爪を設け、(1)前記穴部
    に環状のバックヨークを挿入し、このバックヨークの内
    周縁を前記係止爪にて係止し、前記センターガイドの中
    央部に形成されたボス部にスピンドルモータのシャフト
    を圧入し、前記バックヨークの上面に環状のマグネット
    を接着するか、または、(2)前記穴部に環状の単体マ
    グネットを挿入し、この単体マグネットの内周縁を前記
    係止爪にて係止し、前記センターガイドの中央部に形成
    されたボス部にスピンドルモータのシャフトを圧入する
    ことを特徴とするスピンドルモータのターンテーブルの
    組立方法。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の機械的係止手段を用
    い、センターガイドの中央部に形成された環状の穴部の
    外周壁に係止爪を設け、(1)前記穴部に環状のバック
    ヨークを挿入し、この環状のバックヨークの外周に設け
    られた切り欠き部を嵌入し、次にこのバックヨークを回
    転させてこの外周縁を前記係止爪にて係止し、その上面
    に環状のマグネットを接着するか、または、(2)前記
    穴部に環状の単体マグネットを挿入し、この単体マグネ
    ットの外周に設けられた切り欠き部を前記係止爪に嵌入
    し、次にこの単体マグネットを回転させてこの外周縁を
    前記係止爪にて係止することを特徴とするスピンドルモ
    ータのターンテーブルの組立方法。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の機械的係止手段を用
    い、センターガイドの中央部に形成された環状の穴部の
    外周壁に、縦溝部とこの縦溝部と隣接して開口部近傍の
    溝側壁面に突部が設けられた横溝部を設け、前記穴部
    に、外周縁に複数個突起状で一体に配置された突起爪を
    備えたバックヨークを挿入し、この突起爪を前記縦溝部
    に嵌入し、次に前記バックヨークを前記横溝部方向に回
    転させて、この突起爪を前記横溝部内に嵌入し、前記横
    溝部内に設けられた前記突部にて係止し、そのバックヨ
    ークの上面に環状のマグネットを接着することを特徴と
    するスピンドルモータのターンテーブルの組立方法。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の機械的係止手段を用
    い、センターガイドの中央部に形成された環状の穴部の
    外周壁に、縦溝部とこの縦溝部と隣接して開口部近傍の
    溝側壁面に凹所または段部が設けられた横溝部を設け、
    前記穴部に、外周縁に複数個突起状で一体に配置された
    突起爪と、この突起爪面に突起部を備えたバックヨーク
    を挿入し、この突起爪を前記縦溝部に嵌入し、次に前記
    バックヨークを前記横溝部方向に回転させて、この突起
    部を前記横溝部内に嵌入し、前記横溝部内に設けられた
    前記凹所または段部にて係止し、そのバックヨークの上
    面に環状のマグネットを接着することを特徴とするスピ
    ンドルモータのターンテーブルの組立方法。
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