JP3094211U - ディスクキャリアのクランパ構造 - Google Patents

ディスクキャリアのクランパ構造

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JP3094211U JP2002007409U JP2002007409U JP3094211U JP 3094211 U JP3094211 U JP 3094211U JP 2002007409 U JP2002007409 U JP 2002007409U JP 2002007409 U JP2002007409 U JP 2002007409U JP 3094211 U JP3094211 U JP 3094211U
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銀樹 洪
佐國 尹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランパ構造を利用し、簡単に組立てられ、
製造過程をさらに簡単にすると共に、使用上において便
利になり、さらに使用寿命を延ばすことができるディス
クキャリアのクランパ構造を提供する。 【解決手段】 ディスクを載置して回転するディスクキ
ャリアの上面にはクランプシートが設置され、上記クラ
ンプシートはディスクを挟持して上記ディスクキャリア
に位置決めされる。上記クランプシートのカバーには環
状壁が延伸され、上記環状壁には等角度で凹欠部が布設
され、上記凹欠部の位置には案内柱が突設されて押圧部
材の長溝孔に嵌入することができ、上記複数個の押圧部
材は略円形状のリングに合併することができると共に、
上記カバーの環状壁の内部に収容され、上記複数個の押
圧部材にはそれぞれ押圧端が設けられ、上記押圧端は弾
性部材の弾性によって上記カバーの凹欠部から突出する
ように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ディスクキャリアのクランパ構造に関するもので、特にディスクキ ャリアのクランパ構造が簡単に組立てられると共に、上記クランパ構造がディス クを挟持して固定する各押圧部材は同じかつ均一な作動弾力を有したディスクキ ャリアのクランパ構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
【0003】 従来のディスクキャリアのクランパ構造としては、図1に示すように、ロータ ー90の上部にはディスクキャリア91が設置され、ディスクキャリア91の上 表面にはクランプシート92が結合され、クランプシート92には突出自在な押 圧端93が複数個設けられ。押圧端93は弾性部材94の押圧によって輻射方向 に突出するように形成されることにより、ディスクが固定するのに押圧すること ができるように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のディスクキャリアのクランパ構造については、複数個の押圧端 93は各自の独立した弾性部材94によって押圧されることにより、複数個の押 圧端93は各自の弾性部材94の異なる弾力性によって各自の押圧端93にはそ れぞれ異なる伸出または縮入の弾力性が生じられるため、ディスクを押圧してデ ィスクキャリア91に位置決めする操作はスムースでなくなり、さらに複数個の 押圧端93を組立てる時、各弾性部材94を一つずつにクランプ座92の内部に 入れなければならないため、組立上において大変面倒であるという問題点があっ た。
【0005】 本考案の第一の目的は、クランパ構造を利用し、クランパ構造は簡単に組立て られることにより、製造過程はさらに簡単になることができるディスクキャリア のクランパ構造を提供しようとするものである。
【0006】 本考案の第二の目的は、クランパ構造を利用し、クランパ構造の各押圧端の縮 入時の弾力性が同じため、使用上において便利になると共に、使用寿命を延ばす ことができるディスクキャリアのクランパ構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によるディスクキャリアのクランパ構造は 、下記のようになるものである。すなわち、 ディスクを載置するディスクキャリアの上面にはクランプシートが設置され、 上記クランプシートはカバーおよび複数個の押圧部材を含む。上記カバーには下 方へ延伸した環状壁が延設され、上記環状壁には複数個の凹欠部が凹設される。 上記複数個の押圧部材は略円形状のリングに合併することができると共に、上記 カバーの内部に収容され、上記複数個の押圧部材にはそれぞれ押圧端が設けられ る。上記押圧端は上記カバーの凹欠部から突出することができると共に、隣接の 二個の押圧部材の間には弾性部材が設けられ、上記複数個の押圧部材が合併して 形成されたリングは上記弾性部材の伸縮によって外径を拡大させたり縮小させた りすることにより、上記押圧端を上記カバーの凹欠部の外部へ突出させたり、ま たは上記カバーの環状壁の内部に縮入させたりする。
【0008】 また、本考案のディスクキャリアのクランパ構造は、下記のように構成するこ ともできる。 1.上記押圧部材の両側には弾性部材が嵌入するための脚が突設される。 2.上記カバーの環状壁には複数個の案内柱が内設され、上記押圧部材には複数 個の長溝孔が凹設され、長溝孔は上記カバーの案内柱が嵌入するのに用いること ができる。 3.上記カバーの中央に軸孔が穿設され、軸孔はローターの回転軸が結合するの に用いられる。 4.上記カバーの環状壁に凹設された複数個の凹欠部は等角度で布設される。 5.上記押圧部材の数量は3個である。 6.上記カバーの案内柱は上記凹欠部の位置に対応するように設置される。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0010】 図2は本考案の実施形態のディスクキャリアのクランパ構造による分解斜視図 で、本考案のディスクキャリアのクランパ構造は主にローター1およびクランプ シーと2等の部材により構成される。
【0011】 ローター1は従来の構造からなることができ、ローター1の上部の中央には回 転軸が11が設けられる。回転軸11の周囲のローター1の上部には滑り止めパ ッド12が設けられるため、ローター1の上部においてはディスクを載置するこ とができるディスクキャリア13に形成される。
【0012】 クランプシート2は略リング状で、クランプシート2のカバー20の中央位置 には軸孔21が穿設される。軸孔21はローター1の回転軸11が嵌設するのに 用いることができるため、クランプシート2はローター1に結合するように形成 される。カバー20には下方へ延伸した環状壁22が延設され、環状壁22には 複数個の凹欠部23が凹設され、凹欠部23は軸孔21を中心にして等角度で布 設される方が好適で、さらに各凹欠部23の位置に対応したカバー20には案内 柱24が突設される。クランプシート2には他に複数個の押圧部材25が含まれ 、複数個の押圧部材25は略円形状のリングに合併することができると共に、カ バー20の環状壁22の内部に収容され、複数個の押圧部材25にはそれぞれ押 圧端26が設けられ、押圧端26は上記カバー20の凹欠部23から突出するこ とができる。
【0013】 本考案の最良な実施形態として、押圧部材25は3個の同じ単元体からなるこ とができ、それぞれの押圧部材25にはカバー20の案内柱24が嵌入するため の長溝孔27が凹設されるため、押圧部材25は一定の範囲内で移動することが できるように形成される。押圧部材25の両側辺にはそれぞれ脚29が突設され 、脚29に弾性部材28の一端を嵌入させることができるため、隣接の二個の押 圧部材25はその片側の脚29にはそれぞれ弾性部材28の両端が嵌入されるこ とにより、複数個の押圧部材25が隣接して合併されたリングは弾性部材28の 伸縮によって外径を拡大させたり縮小させたりすることができる。すなわち、押 圧部材25の押圧端26をカバー20の凹欠部23の外部へ突出させたり、また はカバー20の環状壁22の内部に縮入させたりすることができる。
【0014】 図3および4を参照すると、本考案の実施形態のディスクキャリアのクランパ 構造による組立てられた状態の平面図において、複数個の押圧部材25はカバー 20によって被覆されると共に、環状壁22の内部に収容され、さらに隣接の二 個の押圧部材25の間にはそれぞれ弾性部材28が架設されるため、弾性部材2 8の伸縮によって押圧部材25の押圧端26をカバー20の凹欠部23の外部へ 突出させたり、またはカバー20の環状壁22の内部に縮入させたりすることが でき、さらに弾性部材28の弾性力は隣接の二個の押圧部材25に均一に分散す るように形成されるため、各押圧部材25の各押圧端26には均一な突出または 縮入による半径方向への力量が生じられる。さらに、複数個の押圧部材25には それぞれカバー20の案内柱24が嵌入するための長溝孔27が凹設されるため 、押圧部材25は一定の範囲内で移動するように制限されると同時に、押圧端2 6の半径方向への移動の最長距離は長溝孔27の長さより長くならないように制 限される。
【0015】 図5を参照すると、本考案におけるディスクをディスクキャリアに載置した状 態を示す作動図において、ディスク(図示せず)の中央円孔はクランプシート2 のカバー20に嵌入することができ、上記ディスクの円孔が上記カバー20を経 過した時、ディスクの円孔の周縁は押圧部材25の押圧端26を押圧することに より、押圧端26は内縮して上記カバー20の環状壁22の内部に縮入するよう に形成されるため、ディスクはスムースに上記カバー20を通過してディスクキ ャリア13に貼接するように形成される。この時、上記ディスクは内縮されてか ら再び伸出になった押圧端26によって押圧し当接されることにより、上記ディ スクはクランプシート2によってディスクキャリア13に挟圧し固定するように 形成される。
【0016】
【考案の効果】
本考案のディスクキャリアのクランパ構造によれば、上記弾性部材は隣接の押 圧部材に対して側辺からの押圧に形成されるため、さらに上記複数個の弾性部材 および押圧部材は隣接かつ等角度で布設されるため、上記複数個の押圧部材は同 じかつ均一に受力するように形成される。特に、本考案のクランパ構造が長期に 使用された後、もしその内の一個の弾性部材に弾性疲労が生じた場合、上記押圧 端にはやはり同じかつ均一な押圧力を有するように形成される。さらに、上記ク ランプシートを組立てる時、上記複数個の押圧部材および弾性部材を先に組立て て、そして円形の型に入れ、それからクランパによって上記合併された隣接の複 数個の押圧部材を挟圧して上記カバーの内部に入れることができるため、上記押 圧部材および弾性部材を簡単に組立てることができ、組立上において大変便利に なるという利点がある。
【0017】 本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実 施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なも のであり、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の構造による分解斜視図である。
【図2】 本考案の実施形態のディスクキャリアのクラ
ンパ構造による分解斜視図である。
【図3】 本考案の実施形態のディスクキャリアのクラ
ンパ構造による組立てられた状態の平面図である。
【図4】 図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】 図3に示す作動図である。
【符号の説明】
1 ローター 11 回転軸 12 滑り止めパッド 13 ディス
クキャリア 2 クランプシート 20 カバー 21 軸孔 22 環状壁 23 凹欠部 24 案内柱 25 押圧部材 26 押圧端 27 長溝孔 28 弾性部
材 29 脚 90 ローター 91 ディス
クキャリア 92 クランプシート 93 押圧端 94 弾性部材

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを載置するディスクキャリア
    (13)の上面にはクランプシート(2)が設置され、
    上記クランプシート(2)はカバー(20)および複数
    個の押圧部材(25)を含み、上記カバー(20)には
    下方へ延伸した環状壁(22)が延設され、上記環状壁
    (22)には複数個の凹欠部(23)が凹設され、上記
    複数個の押圧部材(25)は略円形状のリングに合併す
    ることができると共に、上記カバー(20)の内部に収
    容され、上記複数個の押圧部材(25)にはそれぞれ押
    圧端(26)が設けられ、上記押圧端(26)は上記カ
    バー(20)の凹欠部(23)から突出することができ
    ると共に、隣接の二個の押圧部材(25)の間には弾性
    部材(28)が設けられ、上記複数個の押圧部材(2
    5)が合併して形成されたリングは上記弾性部材(2
    8)の伸縮によって外径を拡大させたり縮小させたりす
    ることにより、上記押圧端(26)を上記カバー(2
    0)の凹欠部(23)の外部へ突出させたり、または上
    記カバー(20)の環状壁(22)の内部に縮入させた
    りすることを特徴とするディスクキャリアのクランパ構
    造。
  2. 【請求項2】 上記押圧部材(25)の両側には上記弾
    性部材(28)が嵌入するための脚(29)が突設され
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリア
    のクランパ構造。
  3. 【請求項3】 上記カバー(20)の環状壁(22)に
    は複数個の案内柱(24)が内設され、上記押圧部材
    (25)には複数個の長溝孔(27)が凹設され、上記
    長溝孔(27)は上記カバー(20)の案内柱(24)
    が嵌入するのに用いることができることを特徴とする請
    求項1に記載のディスクキャリアのクランパ構造。
  4. 【請求項4】 上記カバー(20)の中央に軸孔(2
    1)が穿設され、上記軸孔(21)はローター(1)の
    回転軸(11)が結合するのに用いられることを特徴と
    する請求項1に記載のディスクキャリアのクランパ構
    造。
  5. 【請求項5】 上記カバー(20)の環状壁(22)に
    凹設された複数個の凹欠部(23)は等角度で布設され
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリア
    のクランパ構造。
  6. 【請求項6】 上記押圧部材(25)の数量は3個であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスクキャリア
    のクランパ構造。
  7. 【請求項7】 上記カバー(20)の案内柱(24)は
    上記凹欠部(23)の位置に対応するように設置される
    ことを特徴とする請求項3に記載のディスクキャリアの
    クランパ構造。
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