JP2004171681A - 情報記録方法と情報再生方法と情報記録装置と情報再生装置と記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】再生時に符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくできるように情報を記録媒体に記録する。
【解決手段】コントローラ7の加算器13〜15で第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12によって発生させた乱数とデータを加算すると共にそれぞれの乱数を示す乱数情報を付加して累積値を求め、各累積器17〜19にそれぞれの累積値(DSV)を蓄積する。評価器20は、それぞれの累積器17〜19に蓄積された累積値を比較して評価し、最もDCを抑圧する乱数発生系統の乱数を選択する。MPXに指示して、その乱数発生系統の乱数発生器から発生された乱数が加算された累積値と乱数情報が付加されたデータをバッファメモリ5に蓄積し、そのデータを光ディスク9に記録する。
【選択図】 図2
【解決手段】コントローラ7の加算器13〜15で第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12によって発生させた乱数とデータを加算すると共にそれぞれの乱数を示す乱数情報を付加して累積値を求め、各累積器17〜19にそれぞれの累積値(DSV)を蓄積する。評価器20は、それぞれの累積器17〜19に蓄積された累積値を比較して評価し、最もDCを抑圧する乱数発生系統の乱数を選択する。MPXに指示して、その乱数発生系統の乱数発生器から発生された乱数が加算された累積値と乱数情報が付加されたデータをバッファメモリ5に蓄積し、そのデータを光ディスク9に記録する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD−Rディスク,CD−RWディスク,CD+RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク,DVD+RAMディスク等の各種の記録媒体に情報を記録する情報記録方法と、上記記録媒体に記録された情報を再生する情報再生方法と、各種の記録媒体に情報を記録するCD−Rドライブ,CD−RWドライブ,CD+RWドライブ,DVD−Rドライブ,DVD−RWドライブ,DVD+Rドライブ,DVD+RWドライブ,DVD−RAMドライブ,DVD+RAMドライブ等の情報記録装置と、上記記録媒体に記録された情報を再生する情報再生装置と、CD−Rディスク,CD−RWディスク,CD+RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク,DVD+RAMディスク等の各種の記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−Rドライブ,CD−RWドライブ,CD+RWドライブ,DVD−Rドライブ,DVD−RWドライブ,DVD+Rドライブ,DVD+RWドライブ,DVD−RAMドライブ,DVD+RAMドライブ等の情報記録装置では、記録媒体に情報を記録するときの変調後の信号にサーボ帯域の周波数に信号があると、その信号がサーボに影響を与えてしまうという問題があった。そこで、記録媒体に情報を記録するときに符号化後のDCレベルの抑制を行っている。
【0003】
従来の情報記録装置では、入力データをデータ変調用変換コードグループとは別途のDC抑圧制御用コードグループを利用して変調するとき、DC抑圧制御用コードグループは変換コードグループのコードワード特性、すなわちコードワード内のDC値を示すパラメータであるCSVの符号と次のコードワードのDSV遷移方向を予測するパラメータであるINVの特徴を最大に利用しながらもデータ変調用変換コードグループとは重複コードワード生成条件や使用可能なコードワードの条件を緩和してそのコードワードの数を増やしてDC抑圧制御のできる可能性を一層高めるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このような情報記録装置では、記録媒体に対する高密度記録又は高密度再生の際の情報の変復調において、RLL(Run Length Limited)コードでコードワードストリームのDC成分を効果的に抑圧することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−135121号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報記録装置では、情報の変調方式を工夫してサーボ帯域に信号が出ないようにするため、情報の符号化の効率を下げるという問題があった。とくに、記録媒体に多値情報を記録する場合、2値情報の記録に比べてレベル数が多いため、低域の信号の制御を行うためには多くの付加情報が必要であり、なおさら情報の符号化の効率を下げてしまうという問題があった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、再生時に符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくできるように情報を記録媒体に記録することを目的とする。また、記録媒体に記録する情報に少量の情報を付加することによって情報の符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(7)の情報記録方法を提供する。
(1)情報に複数種類の乱数をそれぞれ加算して累積値を求め、その各累積値に基づいて上記各乱数の中から使用する乱数を選択し、その選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録する情報記録方法。
(2)(1)の情報記録方法において、上記記録媒体に上記選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録するとき、上記乱数情報の誤り訂正符号又は誤り検出符号と、上記選択した乱数が加算された累積値と上記選択した乱数を示す乱数情報の誤り訂正符号とを付加する情報記録方法。
【0007】
(3)(1)又は(2)の情報記録方法において、上記乱数情報は上記選択した乱数の初期値を示す情報である情報記録方法。
(4)(1)又は(2)の情報記録方法において、上記乱数情報は上記選択した乱数に対して予め対応付けられた乱数の初期値を示す情報である情報記録方法。
(5)(1)乃至(4)のいずれかの情報記録方法において、上記乱数を擬似乱数法で発生し、その発生された乱数が一巡するまでの数を上記情報に比べて大きくする情報記録方法。
(6)(1)乃至(5)のいずれかの情報記録方法において、上記乱数の値を上記情報の複数の単位毎に更新する情報記録方法。
(7)(6)の情報記録方法において、上記選択した乱数が加算された累積値に対して更に擬似乱数法で発生させた乱数が一巡するまでの数が上記情報に比べて小さい乱数を付加する情報記録方法。
【0008】
また、次の(8)の情報再生方法も提供する。
(8)(1)乃至(7)のいずれかの情報記録方法によって情報が記録された記録媒体を再生する情報再生方法であって、上記記録媒体に記録された累積値とその累積値に付加された乱数情報とを読み取り、上記乱数情報に基づいて乱数を求め、その乱数を上記累積値に加算することによって元の情報を再生する情報再生方法。
【0009】
さらに、次の(9)の情報記録装置と(10)の情報再生装置と(11)の記録媒体も提供する。
(9)複数種類の乱数を発生させる乱数発生手段と、情報に上記乱数発生手段によって発生された各乱数をそれぞれ加算する加算手段と、その加算手段によって上記情報に上記各乱数を加算して求められた各累積値を保持する累積値保持手段と、その累積値保持手段に保持された各累積値に基づいて上記各乱数の中から使用する乱数を選択する乱数選択手段と、その乱数選択手段によって選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録する記録手段を備えた情報記録装置。
【0010】
(10)記録媒体に記録された乱数と情報とからなる累積値とその累積値に付加された乱数情報とを読み取る手段と、その手段によって読み取った乱数情報に基づいて乱数を求める手段と、その手段によって求めた乱数を上記累積値に加算することによって元の情報を再生する手段を備えた情報再生装置。
(11)情報と乱数とを加算した累積値に上記乱数を示す乱数情報が付加されて記録されている記録媒体。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置は、CD−Rドライブ,CD−RWドライブ,CD+RWドライブ,DVD−Rドライブ,DVD−RWドライブ,DVD+Rドライブ,DVD+RWドライブ,DVD−RAMドライブ,DVD+RAMドライブ等の情報記録再生装置であり、この発明に係る必要な最低限の構成を示し、この発明に関係する部分を中心に図示している。
【0012】
この光ディスク装置は、スピンドルモータ1,光ピックアップ2,アナログ回路3,サーボ回路4,バッファメモリ5,デジタル回路6,コントローラ7,インタフェースコントローラ8等からなり、CD−Rディスク,CD−RWディスク,CD+RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク,DVD+RAMディスク等の光ディスク9に対する情報の記録及び再生を行う。
【0013】
なお、この実施形態では記録媒体として光ディスクを例にして説明するが、その光ディスクに対する情報の記録方式はどのような方式でも適用することができる。すなわち、光磁気ディスク,追記型の記録媒体,再記録可能な(リライタブルな)記録媒体に対しても適用することができ、同じ効果が得られる。
【0014】
この光ディスク装置は、インタフェースコントローラ8が外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ)からのコマンドを受け取り、コントローラ7へコマンドを受け取った旨を報告する。
コントローラ7は、そのコマンドを解釈し、その解釈の結果(情報の記録又は情報の再生)に基づいて光ディスク装置の各部にコマンドの要求する情報記録動作や情報再生動作を行わせて、その動作結果のレポートをインタフェースコントローラ8を通して外部機器に送る。
【0015】
光ディスク9に通常の情報記録方法で情報を記録する場合、外部機器から受信した情報(データ)をインタフェースコントローラ8を通してデジタル回路6へ送り、一旦バッファメモリ5に記憶する。そのデータに対してデジタル回路6では、誤り訂正符号を付けたり同期信号を付加したり多値レベルへの変調符号に変換したりなどの各種動作を施す。また、光ディスク9にデータを書き込む位置を示すアドレスは、光ディスク9上に予め書かれているアドレスを読んで得る。
【0016】
一方、光ディスク9にこの発明に係る情報記録方法で情報を記録する場合、外部機器から受信した情報(データ)をインタフェースコントローラ8を通してコントローラ7へ送り、そのコントローラ7で所定の処理を施す。コントローラ7ではデータに所定の乱数を付加する処理を施す。その後にデジタル回路6でそのデータに対して誤り訂正符号を付けたり同期信号を付加したり多値レベルへの変調符号に変換したりなどの各種動作を行ってバッファメモリ5に記憶する。また、光ディスク9にデータを書き込む位置を示すアドレスは、光ディスク9上に予め書かれているアドレスを読んで得る。
【0017】
さらに、アナログ回路3で光ディスク9にデータを記録するように光ピックアップ2上のレーザ光源のLD(公知なので図示を省略)を発光させるように電流を制御し、外部機器から指示された光ディスク9上のアドレスにLDからレーザ光Lを照射して多値レベルのデータを光ディスク9に記録する。
【0018】
また、光ピックアップ2のLDの出射光が光ディスク9にあたり、その反射光を受光素子のPD(公知なので図示を省略)で受けてアナログ回路3で所定の処理をし、フォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号などを生成してサーボ回路4に入力し、サーボ回路4は光ディスク9の回転を行うスピンドルモータ1の回転数(回転速度)を制御し、光ピックアップ2の位置や光ピックアップ2内のレンズ(公知なので図示を省略)の位置を駆動制御する。
【0019】
光ディスク9は、通常スパイラルの溝もしくはデータ配列を持っている。そのため、時間の経過と共に(例えば、外周から内周でも良い)内周から外周に移動し、トラッキング制御できる範囲を超えてしまう。そこで、コントローラ7は、トラッキングサーボ信号から光ピックアップ2の全体を移動させて常にレンズの位置が中立に近い形で保てるようにキャリトラと呼ばれる制御を行っている。
【0020】
次に、光ディスク9に記録されたデータを再生する場合、光ピックアップ2の出力信号をアナログ回路3で量子化及びPLL等を用いてクロック抽出を行い、デジタル回路6で同期検出,復調,誤り訂正などの処理を施し、バッファメモリ5に蓄積する。その後、インタフェースコントローラ8を通して外部機器にデータを転送する。
【0021】
図3は、光ディスク9に記録された多値のデータを再生したときの再生波形を示す波形図である。
同図の(a)に再生時の再生信号の理想値の再生波形を示し、同図の(b)に再生時の再生クロックの理想値のクロック信号波形を示しており、再生クロックの立ち上がりで再生波形の電圧が矩形波上に変化し、再生クロックの立ち下りで安定して多値レベルを判定することができる。同図の(c)は実際の再生時の再生信号の再生波形を示している。
【0022】
このように、サーボ信号と再生信号は同じ光ピックアップ2から信号を生成しているため、再生信号にサーボ帯域の信号があると、サーボ信号にノイズとしてまわりこみ、サーボ制御が安定にかからない恐れがある。
そこで、この実施形態の光ディスク装置では、光ディスク9に多値のデータを記録する際、そのデータに予め決められたDC成分を持った乱数を混入させて記録し、データ再生時にその乱数を用いてデータを変調する際にサーボ帯域の信号の発生を低減させている。また、その乱数のパターンを複数用意して最適なパターンを選ぶことでサーボ帯域の信号の発生をより低減させている。
【0023】
図2は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る内部構成を示すブロック図である。
コントローラ7は、データバス50を介してデジタル回路6,バッファメモリ5,インタフェースコントローラ8等とデータのやり取りが可能に接続されており、第1乱数発生器(第1乱数発生回路)10,第2乱数発生器(第2乱数発生回路)11,第3乱数発生器(第3乱数発生回路)12,加算器(加算回路)13〜15,マルチプレクサ(MPX)16,累積器(累積回路)17〜19,評価器(評価回路)20を有する。
【0024】
上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12が、複数種類の乱数を発生させる乱数発生手段に相当する。また、上記加算器13〜15が情報に上記乱数発生手段によって発生された各乱数をそれぞれ加算する加算手段に相当する。さらに、上記累積器17〜19が上記加算手段によって上記情報に上記各乱数を加算して求められた各累積値を保持する累積値保持手段に相当する。また、上記評価器20が上記累積値保持手段に保持された各累積値に基づいて上記各乱数の中から使用する乱数を選択する乱数選択手段に相当する。さらに、上記コントローラ7,バッファメモリ5,MPX16等が、上記乱数選択手段によって選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録する記録手段の機能を果たす。
【0025】
多値のデータ記録時、インタフェースコントローラ8によって外部機器から受信したデータ(光ディスク9に記録する情報)はデータバス50を通してコントローラ7に入り、加算器13〜15においてそれぞれ第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12によって発生させた乱数とデータを加算すると共にそれぞれの乱数を示す乱数情報を付加して累積値を求め、各累積器17〜19にそれぞれの累積値(Digital Sum Value:DSV)を蓄積する。乱数は、例えば図2に示すように3種類の乱数発生系統を用意しておき、それぞれ別の系統の乱数を発生させる。
【0026】
次に、評価器20は、それぞれの累積器17〜19に蓄積された累積値を比較して評価し、最もDCを抑圧する乱数発生系統の乱数を選択する。例えば、その選択処理(評価法)は全ての積算を求め、その合計が0〜7の8値の場合は中央の3.5の個数倍に近い乱数を選択する。
このようにして、乱数を加える単位でデータに複数の乱数を加え、評価を行って一番DCを抑圧する乱数を採用する。
【0027】
次に、マルチプレクサ(MPX)に指示して、その乱数発生系統の乱数発生器から発生された乱数が加算された累積値と乱数情報が付加されたデータをバッファメモリ5に蓄積するようにする。そして、コントローラ7は、バッファメモリ5に蓄積されたデータを光ディスク9に記録する。
したがって、光ディスク9は、データと乱数とを加算した累積値にその乱数を示す乱数情報が付加されて記録されているフォーマットになる。
このようにして、光ディスクに多値のデータを記録するとき、そのデータに少ないデータ量の乱数を加えて記録し、その乱数に基づいてデータを再生可能にするので、データ再生時にサーボ帯域の信号の発生を十分に抑えることができる。
【0028】
次に、上述の処理において、デジタル回路6が上記記録媒体に上記選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録するとき、上記乱数情報の誤り訂正符号又は誤り検出符号と、上記選択した乱数が加算された累積値と上記選択した乱数を示す乱数情報の誤り訂正符号とを付加するようにしてもよい。
【0029】
図4は、この発明に係る情報記録方法で光ディスク9に記録するデータのフォーマットを示す図である。
上述の処理により、外部機器から受け取ったデータ(情報)に乱数が付加された累積値に相当するユーザデータ43に対し、そのアドレス40と共に上記選択した乱数を示す乱数情報41を付加し、その乱数情報41の誤り訂正符号(ECC1)42を付加する。さらにその全体(アドレス40,乱数情報41,誤り訂正符号42)の誤り訂正符号(ECC2)44を付加して光ディスク9に記録する。また、上記ECC1又はECC2を誤り検出符号にしてもよい。上記乱数情報41には、ユーザデータ43にどのような乱数が加算されたかを示す情報が含まれており、例えば乱数の初期値などの情報をここに持たせる。
このようにして、乱数情報に誤り訂正符号又は誤り検出符号を付加することにより、再生時にその誤り訂正符号又は誤り検出符号によって確実に復元できるようにするので、乱数情報が誤らずにデータ再生の信頼性を向上させることができる。
【0030】
次に、上述のデジタル回路6の処理において、上記乱数情報は上記選択した乱数の初期値を示す情報にするとよい。
すなわち、図4における乱数情報41に、データに加えた乱数を特定する情報として乱数の初期値を入れる。
このようにして、乱数を示す乱数情報としてデータに付加された乱数の初期値を記録することにより、記録の際に発生させた乱数と同じ乱数を再生時に確実に生成することができる。
【0031】
次に、上述のコントローラ7の処理において、上記乱数情報は上記選択した乱数に対して予め対応付けられた乱数の初期値を示す情報にしてもよい。
すなわち、図4における乱数情報41に、データに加えた乱数を特定する情報として予め対応付けられた乱数の初期値を示す番号を入れる。どの番号がどの乱数の初期値を示すかは、例えば、図1に示したコントローラ7内に乱数と番号との対応テーブルを持たせておくことで実現する。
このようにして、乱数を示す乱数情報としてデータに付加された乱数の初期値を示す番号を用いることにより、データに付加する情報量をより少なくすることができる。
【0032】
次に、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12として擬似乱数発生器(擬似乱数発生回路:例えばM系列擬似乱数の発生器(発生回路))を使用する場合、一定周期で発生される乱数が一巡してしまう。一巡してしまうと全てのパターンの発生確率は同じになってしまい、低域の信号を出すことを防ぐことができない。
そこで、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12において、乱数を擬似乱数法で発生し、その発生された乱数が一巡するまでの数を上記情報に比べて大きくするとよい。
このようにして、データの数に比べて擬似乱数が一巡する数を大きくすることにより、サーボ帯域の低域の信号の発生を抑えることができる。
【0033】
次に、上述の処理では、乱数を1データ毎に更新して加えていたが、2個以上で更新する様にして乱数の帯域を高周波成分が出ないようにして加えるようにしてもよい。
図6は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る他の内部構成を示すブロック図である。図2と共通する部分には同一符号を付している。
このコントローラ7では、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12の乱数の更新タイミングを制御する乱数更新制御回路(乱数更新制御器)21を新たに設けている。
【0034】
この乱数更新制御回路21は、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12に対して予め決められたデータ数毎に乱数を更新するように設定するものであり、上記乱数の値を前記情報の複数の単位毎に更新する手段の機能を果たす。
例えば、上述の処理において、記録するデータの256ビット毎に加算する乱数を更新する場合、例えば記録するデータの512ビット毎に加算する乱数を更新するように制御することにより、加える乱数の更新タイミングを長くとるように制御し、乱数の高周波成分の影響を抑えるようにすることができる。
このようにして、記録するデータの複数の単位で乱数を更新することによって、再生時のサーボ帯域の信号の発生をさらによく抑えることができる。
【0035】
次に、上述の処理において、乱数を選択した後、データの数よりも擬似乱数が一巡する数が小さい第2の擬似乱数を加えることにより、同じデータが続いたときに同じデータが出力されないようにすることができる。
図7は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係るさらに他の内部構成を示すブロック図である。図2及び図6と共通する部分には同一符号を付している。
このコントローラ7では、新たに第4乱数発生器22と加算器23を設けており、それらが上記選択した乱数が加算された累積値に対して更に擬似乱数法で発生させた乱数が一巡するまでの数が上記情報に比べて小さい乱数を付加する手段の機能を果たす。
【0036】
第4乱数発生器22は、擬似乱数法で発生させた乱数が一巡するまでの数がデータに比べて小さい乱数を発生し、加算器(加算回路)23によってその乱数を上記選択した乱数が加算された累積値に付加し、バッファメモリ5に格納する。したがって、DC抑圧が不十分であった場合にも、さらに乱数を加えることによってDCをさらに抑圧することができる。
このようにして、乱数を2重化することによって、サーボ帯域の信号の発生を抑えると共に、データのランダム化ができる。
【0037】
次に、上述のようにしてデータを記録した光ディスク9を再生するときの光ディスク装置の機能について説明する。
図5は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報再生方法に係る内部構成を示すブロック図である。
コントローラ7は、乱数情報分析器(乱数情報分析回路)30,加算器(加算回路)31,第5乱数発生器(第5乱数発生回路)32を有する。上記コントローラ7等が、記録媒体に記録された乱数と情報とからなる累積値とその累積値に付加された乱数情報とを読み取る手段に相当する。また、上記乱数情報分析器30と第5乱数発生器32が上記手段によって読み取った乱数情報に基づいて乱数を求める手段の機能を果たす。さらに、上記コントローラ7,加算器31等が上記手段によって求めた乱数を上記累積値に加算することによって元の情報を再生する手段の機能を果たす。
【0038】
多値のデータの再生時、光ディスク9から読み取ったアドレス40と累積値(ユーザデータ43)とその累積値に付加された乱数情報41と誤り訂正符号(ECC1)42及び誤り訂正符号(ECC2)44を読み取り、ECC2でデータ全体の誤り訂正を行い、ECC1で乱数情報41の誤り訂正を行い、乱数情報41とユーザデータ43とをバッファメモリ5に格納する。その後、乱数情報41を読み出して乱数情報分析器30へ送る。乱数情報分析器30は乱数情報41を分析して解読し、その解読結果に基づいてユーザデータ43に付加された乱数を示す情報(その乱数の初期値を示す情報又はその乱数に対して予め対応付けられた乱数の初期値を示す情報)を求め、第5乱数発生器32にその初期値を設定する。
【0039】
第5乱数発生器32はその初期値に基づいて乱数を発生し、加算器31によってバッファメモリ5から読み出したユーザデータ43に第5乱数発生器32で発生された乱数を加算して元のデータを再生する。
例えば、乱数情報に基づいて第5乱数発生器32からユーザデータ43に付加されている乱数を打ち消す乱数を発生し、加算器31でその乱数とユーザデータ43とを加算することによって記録時に付加した乱数を除去する。そして、乱数を除去したユーザデータ43をインタフェースコントローラ8を介して外部機器へ送信する。
このようにして、光ディスクから読み取ったデータに乱数が付加されているので、そのデータの変調後にサーボ帯域の周波数の信号にならないようにすることができ、その乱数を除去することによって元のデータを再生することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録方法と情報記録装置によれば、再生時に符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくできるように情報を記録媒体に記録することができる。また、この発明の情報再生方法と情報再生装置によれば、記録媒体に記録する情報に少量の情報を付加することによって情報の符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくすることができる。さらに、この発明の記録媒体によれば、情報再生装置が再生するときに情報の符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る内部構成を示すブロック図である。
【図3】光ディスク9に記録された多値のデータを再生したときの再生波形を示す波形図である。
【図4】この発明に係る情報記録方法で光ディスク9に記録するデータのフォーマットを示す図である。
【図5】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報再生方法に係る内部構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る他の内部構成を示すブロック図である。
【図7】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係るさらに他の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:スピンドルモータ 2:光ピックアップ
3:アナログ回路 4:サーボ回路
5:バッファメモリ 6:デジタル回路
7:コントローラ 8:インタフェースコントローラ
9:光ディスク 10:第1乱数発生器
11:第2乱数発生器 12:第3乱数発生器
13〜15,23,31:加算器
16:MPX 17〜19:累積器
20:評価器 21:乱数更新制御回路
22:第4乱数発生器 30:乱数情報分析器
32:第5乱数発生器 50:データバス
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD−Rディスク,CD−RWディスク,CD+RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク,DVD+RAMディスク等の各種の記録媒体に情報を記録する情報記録方法と、上記記録媒体に記録された情報を再生する情報再生方法と、各種の記録媒体に情報を記録するCD−Rドライブ,CD−RWドライブ,CD+RWドライブ,DVD−Rドライブ,DVD−RWドライブ,DVD+Rドライブ,DVD+RWドライブ,DVD−RAMドライブ,DVD+RAMドライブ等の情報記録装置と、上記記録媒体に記録された情報を再生する情報再生装置と、CD−Rディスク,CD−RWディスク,CD+RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク,DVD+RAMディスク等の各種の記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−Rドライブ,CD−RWドライブ,CD+RWドライブ,DVD−Rドライブ,DVD−RWドライブ,DVD+Rドライブ,DVD+RWドライブ,DVD−RAMドライブ,DVD+RAMドライブ等の情報記録装置では、記録媒体に情報を記録するときの変調後の信号にサーボ帯域の周波数に信号があると、その信号がサーボに影響を与えてしまうという問題があった。そこで、記録媒体に情報を記録するときに符号化後のDCレベルの抑制を行っている。
【0003】
従来の情報記録装置では、入力データをデータ変調用変換コードグループとは別途のDC抑圧制御用コードグループを利用して変調するとき、DC抑圧制御用コードグループは変換コードグループのコードワード特性、すなわちコードワード内のDC値を示すパラメータであるCSVの符号と次のコードワードのDSV遷移方向を予測するパラメータであるINVの特徴を最大に利用しながらもデータ変調用変換コードグループとは重複コードワード生成条件や使用可能なコードワードの条件を緩和してそのコードワードの数を増やしてDC抑圧制御のできる可能性を一層高めるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このような情報記録装置では、記録媒体に対する高密度記録又は高密度再生の際の情報の変復調において、RLL(Run Length Limited)コードでコードワードストリームのDC成分を効果的に抑圧することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−135121号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報記録装置では、情報の変調方式を工夫してサーボ帯域に信号が出ないようにするため、情報の符号化の効率を下げるという問題があった。とくに、記録媒体に多値情報を記録する場合、2値情報の記録に比べてレベル数が多いため、低域の信号の制御を行うためには多くの付加情報が必要であり、なおさら情報の符号化の効率を下げてしまうという問題があった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、再生時に符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくできるように情報を記録媒体に記録することを目的とする。また、記録媒体に記録する情報に少量の情報を付加することによって情報の符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(7)の情報記録方法を提供する。
(1)情報に複数種類の乱数をそれぞれ加算して累積値を求め、その各累積値に基づいて上記各乱数の中から使用する乱数を選択し、その選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録する情報記録方法。
(2)(1)の情報記録方法において、上記記録媒体に上記選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録するとき、上記乱数情報の誤り訂正符号又は誤り検出符号と、上記選択した乱数が加算された累積値と上記選択した乱数を示す乱数情報の誤り訂正符号とを付加する情報記録方法。
【0007】
(3)(1)又は(2)の情報記録方法において、上記乱数情報は上記選択した乱数の初期値を示す情報である情報記録方法。
(4)(1)又は(2)の情報記録方法において、上記乱数情報は上記選択した乱数に対して予め対応付けられた乱数の初期値を示す情報である情報記録方法。
(5)(1)乃至(4)のいずれかの情報記録方法において、上記乱数を擬似乱数法で発生し、その発生された乱数が一巡するまでの数を上記情報に比べて大きくする情報記録方法。
(6)(1)乃至(5)のいずれかの情報記録方法において、上記乱数の値を上記情報の複数の単位毎に更新する情報記録方法。
(7)(6)の情報記録方法において、上記選択した乱数が加算された累積値に対して更に擬似乱数法で発生させた乱数が一巡するまでの数が上記情報に比べて小さい乱数を付加する情報記録方法。
【0008】
また、次の(8)の情報再生方法も提供する。
(8)(1)乃至(7)のいずれかの情報記録方法によって情報が記録された記録媒体を再生する情報再生方法であって、上記記録媒体に記録された累積値とその累積値に付加された乱数情報とを読み取り、上記乱数情報に基づいて乱数を求め、その乱数を上記累積値に加算することによって元の情報を再生する情報再生方法。
【0009】
さらに、次の(9)の情報記録装置と(10)の情報再生装置と(11)の記録媒体も提供する。
(9)複数種類の乱数を発生させる乱数発生手段と、情報に上記乱数発生手段によって発生された各乱数をそれぞれ加算する加算手段と、その加算手段によって上記情報に上記各乱数を加算して求められた各累積値を保持する累積値保持手段と、その累積値保持手段に保持された各累積値に基づいて上記各乱数の中から使用する乱数を選択する乱数選択手段と、その乱数選択手段によって選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録する記録手段を備えた情報記録装置。
【0010】
(10)記録媒体に記録された乱数と情報とからなる累積値とその累積値に付加された乱数情報とを読み取る手段と、その手段によって読み取った乱数情報に基づいて乱数を求める手段と、その手段によって求めた乱数を上記累積値に加算することによって元の情報を再生する手段を備えた情報再生装置。
(11)情報と乱数とを加算した累積値に上記乱数を示す乱数情報が付加されて記録されている記録媒体。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置は、CD−Rドライブ,CD−RWドライブ,CD+RWドライブ,DVD−Rドライブ,DVD−RWドライブ,DVD+Rドライブ,DVD+RWドライブ,DVD−RAMドライブ,DVD+RAMドライブ等の情報記録再生装置であり、この発明に係る必要な最低限の構成を示し、この発明に関係する部分を中心に図示している。
【0012】
この光ディスク装置は、スピンドルモータ1,光ピックアップ2,アナログ回路3,サーボ回路4,バッファメモリ5,デジタル回路6,コントローラ7,インタフェースコントローラ8等からなり、CD−Rディスク,CD−RWディスク,CD+RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク,DVD+RAMディスク等の光ディスク9に対する情報の記録及び再生を行う。
【0013】
なお、この実施形態では記録媒体として光ディスクを例にして説明するが、その光ディスクに対する情報の記録方式はどのような方式でも適用することができる。すなわち、光磁気ディスク,追記型の記録媒体,再記録可能な(リライタブルな)記録媒体に対しても適用することができ、同じ効果が得られる。
【0014】
この光ディスク装置は、インタフェースコントローラ8が外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ)からのコマンドを受け取り、コントローラ7へコマンドを受け取った旨を報告する。
コントローラ7は、そのコマンドを解釈し、その解釈の結果(情報の記録又は情報の再生)に基づいて光ディスク装置の各部にコマンドの要求する情報記録動作や情報再生動作を行わせて、その動作結果のレポートをインタフェースコントローラ8を通して外部機器に送る。
【0015】
光ディスク9に通常の情報記録方法で情報を記録する場合、外部機器から受信した情報(データ)をインタフェースコントローラ8を通してデジタル回路6へ送り、一旦バッファメモリ5に記憶する。そのデータに対してデジタル回路6では、誤り訂正符号を付けたり同期信号を付加したり多値レベルへの変調符号に変換したりなどの各種動作を施す。また、光ディスク9にデータを書き込む位置を示すアドレスは、光ディスク9上に予め書かれているアドレスを読んで得る。
【0016】
一方、光ディスク9にこの発明に係る情報記録方法で情報を記録する場合、外部機器から受信した情報(データ)をインタフェースコントローラ8を通してコントローラ7へ送り、そのコントローラ7で所定の処理を施す。コントローラ7ではデータに所定の乱数を付加する処理を施す。その後にデジタル回路6でそのデータに対して誤り訂正符号を付けたり同期信号を付加したり多値レベルへの変調符号に変換したりなどの各種動作を行ってバッファメモリ5に記憶する。また、光ディスク9にデータを書き込む位置を示すアドレスは、光ディスク9上に予め書かれているアドレスを読んで得る。
【0017】
さらに、アナログ回路3で光ディスク9にデータを記録するように光ピックアップ2上のレーザ光源のLD(公知なので図示を省略)を発光させるように電流を制御し、外部機器から指示された光ディスク9上のアドレスにLDからレーザ光Lを照射して多値レベルのデータを光ディスク9に記録する。
【0018】
また、光ピックアップ2のLDの出射光が光ディスク9にあたり、その反射光を受光素子のPD(公知なので図示を省略)で受けてアナログ回路3で所定の処理をし、フォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号などを生成してサーボ回路4に入力し、サーボ回路4は光ディスク9の回転を行うスピンドルモータ1の回転数(回転速度)を制御し、光ピックアップ2の位置や光ピックアップ2内のレンズ(公知なので図示を省略)の位置を駆動制御する。
【0019】
光ディスク9は、通常スパイラルの溝もしくはデータ配列を持っている。そのため、時間の経過と共に(例えば、外周から内周でも良い)内周から外周に移動し、トラッキング制御できる範囲を超えてしまう。そこで、コントローラ7は、トラッキングサーボ信号から光ピックアップ2の全体を移動させて常にレンズの位置が中立に近い形で保てるようにキャリトラと呼ばれる制御を行っている。
【0020】
次に、光ディスク9に記録されたデータを再生する場合、光ピックアップ2の出力信号をアナログ回路3で量子化及びPLL等を用いてクロック抽出を行い、デジタル回路6で同期検出,復調,誤り訂正などの処理を施し、バッファメモリ5に蓄積する。その後、インタフェースコントローラ8を通して外部機器にデータを転送する。
【0021】
図3は、光ディスク9に記録された多値のデータを再生したときの再生波形を示す波形図である。
同図の(a)に再生時の再生信号の理想値の再生波形を示し、同図の(b)に再生時の再生クロックの理想値のクロック信号波形を示しており、再生クロックの立ち上がりで再生波形の電圧が矩形波上に変化し、再生クロックの立ち下りで安定して多値レベルを判定することができる。同図の(c)は実際の再生時の再生信号の再生波形を示している。
【0022】
このように、サーボ信号と再生信号は同じ光ピックアップ2から信号を生成しているため、再生信号にサーボ帯域の信号があると、サーボ信号にノイズとしてまわりこみ、サーボ制御が安定にかからない恐れがある。
そこで、この実施形態の光ディスク装置では、光ディスク9に多値のデータを記録する際、そのデータに予め決められたDC成分を持った乱数を混入させて記録し、データ再生時にその乱数を用いてデータを変調する際にサーボ帯域の信号の発生を低減させている。また、その乱数のパターンを複数用意して最適なパターンを選ぶことでサーボ帯域の信号の発生をより低減させている。
【0023】
図2は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る内部構成を示すブロック図である。
コントローラ7は、データバス50を介してデジタル回路6,バッファメモリ5,インタフェースコントローラ8等とデータのやり取りが可能に接続されており、第1乱数発生器(第1乱数発生回路)10,第2乱数発生器(第2乱数発生回路)11,第3乱数発生器(第3乱数発生回路)12,加算器(加算回路)13〜15,マルチプレクサ(MPX)16,累積器(累積回路)17〜19,評価器(評価回路)20を有する。
【0024】
上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12が、複数種類の乱数を発生させる乱数発生手段に相当する。また、上記加算器13〜15が情報に上記乱数発生手段によって発生された各乱数をそれぞれ加算する加算手段に相当する。さらに、上記累積器17〜19が上記加算手段によって上記情報に上記各乱数を加算して求められた各累積値を保持する累積値保持手段に相当する。また、上記評価器20が上記累積値保持手段に保持された各累積値に基づいて上記各乱数の中から使用する乱数を選択する乱数選択手段に相当する。さらに、上記コントローラ7,バッファメモリ5,MPX16等が、上記乱数選択手段によって選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録する記録手段の機能を果たす。
【0025】
多値のデータ記録時、インタフェースコントローラ8によって外部機器から受信したデータ(光ディスク9に記録する情報)はデータバス50を通してコントローラ7に入り、加算器13〜15においてそれぞれ第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12によって発生させた乱数とデータを加算すると共にそれぞれの乱数を示す乱数情報を付加して累積値を求め、各累積器17〜19にそれぞれの累積値(Digital Sum Value:DSV)を蓄積する。乱数は、例えば図2に示すように3種類の乱数発生系統を用意しておき、それぞれ別の系統の乱数を発生させる。
【0026】
次に、評価器20は、それぞれの累積器17〜19に蓄積された累積値を比較して評価し、最もDCを抑圧する乱数発生系統の乱数を選択する。例えば、その選択処理(評価法)は全ての積算を求め、その合計が0〜7の8値の場合は中央の3.5の個数倍に近い乱数を選択する。
このようにして、乱数を加える単位でデータに複数の乱数を加え、評価を行って一番DCを抑圧する乱数を採用する。
【0027】
次に、マルチプレクサ(MPX)に指示して、その乱数発生系統の乱数発生器から発生された乱数が加算された累積値と乱数情報が付加されたデータをバッファメモリ5に蓄積するようにする。そして、コントローラ7は、バッファメモリ5に蓄積されたデータを光ディスク9に記録する。
したがって、光ディスク9は、データと乱数とを加算した累積値にその乱数を示す乱数情報が付加されて記録されているフォーマットになる。
このようにして、光ディスクに多値のデータを記録するとき、そのデータに少ないデータ量の乱数を加えて記録し、その乱数に基づいてデータを再生可能にするので、データ再生時にサーボ帯域の信号の発生を十分に抑えることができる。
【0028】
次に、上述の処理において、デジタル回路6が上記記録媒体に上記選択した乱数が加算された累積値に上記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録するとき、上記乱数情報の誤り訂正符号又は誤り検出符号と、上記選択した乱数が加算された累積値と上記選択した乱数を示す乱数情報の誤り訂正符号とを付加するようにしてもよい。
【0029】
図4は、この発明に係る情報記録方法で光ディスク9に記録するデータのフォーマットを示す図である。
上述の処理により、外部機器から受け取ったデータ(情報)に乱数が付加された累積値に相当するユーザデータ43に対し、そのアドレス40と共に上記選択した乱数を示す乱数情報41を付加し、その乱数情報41の誤り訂正符号(ECC1)42を付加する。さらにその全体(アドレス40,乱数情報41,誤り訂正符号42)の誤り訂正符号(ECC2)44を付加して光ディスク9に記録する。また、上記ECC1又はECC2を誤り検出符号にしてもよい。上記乱数情報41には、ユーザデータ43にどのような乱数が加算されたかを示す情報が含まれており、例えば乱数の初期値などの情報をここに持たせる。
このようにして、乱数情報に誤り訂正符号又は誤り検出符号を付加することにより、再生時にその誤り訂正符号又は誤り検出符号によって確実に復元できるようにするので、乱数情報が誤らずにデータ再生の信頼性を向上させることができる。
【0030】
次に、上述のデジタル回路6の処理において、上記乱数情報は上記選択した乱数の初期値を示す情報にするとよい。
すなわち、図4における乱数情報41に、データに加えた乱数を特定する情報として乱数の初期値を入れる。
このようにして、乱数を示す乱数情報としてデータに付加された乱数の初期値を記録することにより、記録の際に発生させた乱数と同じ乱数を再生時に確実に生成することができる。
【0031】
次に、上述のコントローラ7の処理において、上記乱数情報は上記選択した乱数に対して予め対応付けられた乱数の初期値を示す情報にしてもよい。
すなわち、図4における乱数情報41に、データに加えた乱数を特定する情報として予め対応付けられた乱数の初期値を示す番号を入れる。どの番号がどの乱数の初期値を示すかは、例えば、図1に示したコントローラ7内に乱数と番号との対応テーブルを持たせておくことで実現する。
このようにして、乱数を示す乱数情報としてデータに付加された乱数の初期値を示す番号を用いることにより、データに付加する情報量をより少なくすることができる。
【0032】
次に、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12として擬似乱数発生器(擬似乱数発生回路:例えばM系列擬似乱数の発生器(発生回路))を使用する場合、一定周期で発生される乱数が一巡してしまう。一巡してしまうと全てのパターンの発生確率は同じになってしまい、低域の信号を出すことを防ぐことができない。
そこで、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12において、乱数を擬似乱数法で発生し、その発生された乱数が一巡するまでの数を上記情報に比べて大きくするとよい。
このようにして、データの数に比べて擬似乱数が一巡する数を大きくすることにより、サーボ帯域の低域の信号の発生を抑えることができる。
【0033】
次に、上述の処理では、乱数を1データ毎に更新して加えていたが、2個以上で更新する様にして乱数の帯域を高周波成分が出ないようにして加えるようにしてもよい。
図6は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る他の内部構成を示すブロック図である。図2と共通する部分には同一符号を付している。
このコントローラ7では、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12の乱数の更新タイミングを制御する乱数更新制御回路(乱数更新制御器)21を新たに設けている。
【0034】
この乱数更新制御回路21は、上記第1乱数発生器10,第2乱数発生器11,第3乱数発生器12に対して予め決められたデータ数毎に乱数を更新するように設定するものであり、上記乱数の値を前記情報の複数の単位毎に更新する手段の機能を果たす。
例えば、上述の処理において、記録するデータの256ビット毎に加算する乱数を更新する場合、例えば記録するデータの512ビット毎に加算する乱数を更新するように制御することにより、加える乱数の更新タイミングを長くとるように制御し、乱数の高周波成分の影響を抑えるようにすることができる。
このようにして、記録するデータの複数の単位で乱数を更新することによって、再生時のサーボ帯域の信号の発生をさらによく抑えることができる。
【0035】
次に、上述の処理において、乱数を選択した後、データの数よりも擬似乱数が一巡する数が小さい第2の擬似乱数を加えることにより、同じデータが続いたときに同じデータが出力されないようにすることができる。
図7は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係るさらに他の内部構成を示すブロック図である。図2及び図6と共通する部分には同一符号を付している。
このコントローラ7では、新たに第4乱数発生器22と加算器23を設けており、それらが上記選択した乱数が加算された累積値に対して更に擬似乱数法で発生させた乱数が一巡するまでの数が上記情報に比べて小さい乱数を付加する手段の機能を果たす。
【0036】
第4乱数発生器22は、擬似乱数法で発生させた乱数が一巡するまでの数がデータに比べて小さい乱数を発生し、加算器(加算回路)23によってその乱数を上記選択した乱数が加算された累積値に付加し、バッファメモリ5に格納する。したがって、DC抑圧が不十分であった場合にも、さらに乱数を加えることによってDCをさらに抑圧することができる。
このようにして、乱数を2重化することによって、サーボ帯域の信号の発生を抑えると共に、データのランダム化ができる。
【0037】
次に、上述のようにしてデータを記録した光ディスク9を再生するときの光ディスク装置の機能について説明する。
図5は、図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報再生方法に係る内部構成を示すブロック図である。
コントローラ7は、乱数情報分析器(乱数情報分析回路)30,加算器(加算回路)31,第5乱数発生器(第5乱数発生回路)32を有する。上記コントローラ7等が、記録媒体に記録された乱数と情報とからなる累積値とその累積値に付加された乱数情報とを読み取る手段に相当する。また、上記乱数情報分析器30と第5乱数発生器32が上記手段によって読み取った乱数情報に基づいて乱数を求める手段の機能を果たす。さらに、上記コントローラ7,加算器31等が上記手段によって求めた乱数を上記累積値に加算することによって元の情報を再生する手段の機能を果たす。
【0038】
多値のデータの再生時、光ディスク9から読み取ったアドレス40と累積値(ユーザデータ43)とその累積値に付加された乱数情報41と誤り訂正符号(ECC1)42及び誤り訂正符号(ECC2)44を読み取り、ECC2でデータ全体の誤り訂正を行い、ECC1で乱数情報41の誤り訂正を行い、乱数情報41とユーザデータ43とをバッファメモリ5に格納する。その後、乱数情報41を読み出して乱数情報分析器30へ送る。乱数情報分析器30は乱数情報41を分析して解読し、その解読結果に基づいてユーザデータ43に付加された乱数を示す情報(その乱数の初期値を示す情報又はその乱数に対して予め対応付けられた乱数の初期値を示す情報)を求め、第5乱数発生器32にその初期値を設定する。
【0039】
第5乱数発生器32はその初期値に基づいて乱数を発生し、加算器31によってバッファメモリ5から読み出したユーザデータ43に第5乱数発生器32で発生された乱数を加算して元のデータを再生する。
例えば、乱数情報に基づいて第5乱数発生器32からユーザデータ43に付加されている乱数を打ち消す乱数を発生し、加算器31でその乱数とユーザデータ43とを加算することによって記録時に付加した乱数を除去する。そして、乱数を除去したユーザデータ43をインタフェースコントローラ8を介して外部機器へ送信する。
このようにして、光ディスクから読み取ったデータに乱数が付加されているので、そのデータの変調後にサーボ帯域の周波数の信号にならないようにすることができ、その乱数を除去することによって元のデータを再生することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録方法と情報記録装置によれば、再生時に符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくできるように情報を記録媒体に記録することができる。また、この発明の情報再生方法と情報再生装置によれば、記録媒体に記録する情報に少量の情報を付加することによって情報の符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくすることができる。さらに、この発明の記録媒体によれば、情報再生装置が再生するときに情報の符号化の効率を下げることなくサーボ帯域の信号の生成を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る内部構成を示すブロック図である。
【図3】光ディスク9に記録された多値のデータを再生したときの再生波形を示す波形図である。
【図4】この発明に係る情報記録方法で光ディスク9に記録するデータのフォーマットを示す図である。
【図5】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報再生方法に係る内部構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係る他の内部構成を示すブロック図である。
【図7】図1に示したコントローラ7のこの発明に係る情報記録方法に係るさらに他の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:スピンドルモータ 2:光ピックアップ
3:アナログ回路 4:サーボ回路
5:バッファメモリ 6:デジタル回路
7:コントローラ 8:インタフェースコントローラ
9:光ディスク 10:第1乱数発生器
11:第2乱数発生器 12:第3乱数発生器
13〜15,23,31:加算器
16:MPX 17〜19:累積器
20:評価器 21:乱数更新制御回路
22:第4乱数発生器 30:乱数情報分析器
32:第5乱数発生器 50:データバス
Claims (11)
- 情報に複数種類の乱数をそれぞれ加算して累積値を求め、その各累積値に基づいて前記各乱数の中から使用する乱数を選択し、その選択した乱数が加算された累積値に前記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録することを特徴とする情報記録方法。
- 請求項1記載の情報記録方法において、前記記録媒体に前記選択した乱数が加算された累積値に前記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録するとき、前記乱数情報の誤り訂正符号又は誤り検出符号と、前記選択した乱数が加算された累積値と前記選択した乱数を示す乱数情報の誤り訂正符号とを付加することを特徴とする情報記録方法。
- 請求項1又は2記載の情報記録方法において、前記乱数情報は前記選択した乱数の初期値を示す情報であることを特徴とする情報記録方法。
- 請求項1又は2記載の情報記録方法において、前記乱数情報は前記選択した乱数に対して予め対応付けられた乱数の初期値を示す情報であることを特徴とする情報記録方法。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報記録方法において、前記乱数を擬似乱数法で発生し、その発生された乱数が一巡するまでの数を前記情報に比べて大きくすることを特徴とする情報記録方法。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報記録方法において、前記乱数の値を前記情報の複数の単位毎に更新することを特徴とする情報記録方法。
- 請求項6記載の情報記録方法において、前記選択した乱数が加算された累積値に対して更に擬似乱数法で発生させた乱数が一巡するまでの数が前記情報に比べて小さい乱数を付加することを特徴とする情報記録方法。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報記録方法によって情報が記録された記録媒体を再生する情報再生方法であって、前記記録媒体に記録された累積値と該累積値に付加された乱数情報とを読み取り、前記乱数情報に基づいて乱数を求め、その乱数を前記累積値に加算することによって元の情報を再生することを特徴とする情報再生方法。
- 複数種類の乱数を発生させる乱数発生手段と、情報に前記乱数発生手段によって発生された各乱数をそれぞれ加算する加算手段と、該加算手段によって前記情報に前記各乱数を加算して求められた各累積値を保持する累積値保持手段と、該累積値保持手段に保持された各累積値に基づいて前記各乱数の中から使用する乱数を選択する乱数選択手段と、該乱数選択手段によって選択した乱数が加算された累積値に前記選択した乱数を示す乱数情報を付加して記録媒体に記録する記録手段とを備えたことを特徴とする情報記録装置。
- 記録媒体に記録された乱数と情報とからなる累積値と該累積値に付加された乱数情報とを読み取る手段と、該手段によって読み取った乱数情報に基づいて乱数を求める手段と、該手段によって求めた乱数を前記累積値に加算することによって元の情報を再生する手段とを備えたことを特徴とする情報再生装置。
- 情報と乱数とを加算した累積値に前記乱数を示す乱数情報が付加されて記録されていることを特徴とする記録媒体。
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