JP2004171655A - 光ディスク装置および光ディスクカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】光学系部品や光ディスクへの結露の認識判定を、精度よく的確に行い、光ディスク装置や光ディスクカメラの動作制御を確実なものにすること。
【解決手段】湿度を検出する湿度センサと、信号読み取り部からの信号の振幅レベルを検出する振幅レベル検出部と、湿度センサで検出した湿度と所定の湿度とを比較する湿度比較部と、振幅レベル検出部で検出した信号の振幅レベルと所定の振幅レベルとを比較する振幅比較部とを設け、湿度比較部により所定の湿度よりも湿度が高いことを検出した際には、信号読み取り部により光ディスク上から信号を読み取り、読み取った信号の振幅レベルが所定の振幅レベルより低いことを振幅比較部が検出した場合は、結露状態と認識する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学的に情報を読み取る光ディスクを記録媒体として用いる光ディスク装置、およびそれを搭載した光ディスクカメラに係り、特に、結露状態の認識手法にかかわる技術に関するものである。なお、本明細書で言う光ディスクとは、少なくとも情報を光学的に読み取るものを指し、MO(Magnetic Opticsl Disk:光磁気ディスク)もその概念に含まれるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオカメラとVTRを一体に組み込んだカメラ一体型VTRが広く一般的に普及しており、屋内外で使われている。また近年、パソコンの普及と共に、記録媒体としてDVD−RAM、CD−R等の光ディスクメディアが登場してきており、この光ディスクメディアを使用する光ディスク装置を利用した光ディスクカメラも市場に登場してきた。
【0003】
一般的に、カメラ一体型VTRおよび光ディスクカメラは、屋外で使用される頻度が高い。そのために、これらの機器を構成する電気回路およびメカニズムは、埃や水分の影響を受けないようにする必要がある。光ディスクカメラに内蔵される光ディスク装置は、信号の記録再生のための光ピックアップを持ち、レンズ、ミラー等の光学系部品を光ピックアップの所定位置に配置している。光ピックアップのベース素材自体はアルミダイキャスト材で作られており熱容量は大きく、この光ピックアップ周辺に気温が低い状態から気温の高い状態への環境変化があった場合(例えば、光ディスクカメラを冬場のスキ−場で室外からレストハウス内へ移動した後、光ディスクの交換等でカセット蓋を開けた時等)、光ピックアップ自体とその周囲温度との間に温度差を生じてしまい、この光ピックアップ周辺の空気中の水分が、光ピックアップを構成するアルミダイキャストの部材に付着し、結露を生じる場合がある。このとき、レンズおよびミラー等の光学系部品は、光ピックアップに接着材等で直に配置されているため、レンズ及びミラー等の光学系にも結露する場合がある。また、光ディスクカメラに装着される光ディスクも熱容量が大きく、低温環境状態から高温環境へ移動すると、やはり結露する場合がある。
【0004】
このように、光ディスク装置の光学系部品及び光ディスクに結露が発生してしまうと、光ディスク面に必要な量のレーザー光を正確に照射することが不可能になり、正常な情報の記録および再生ができなくなってしまう。そのために、従来技術では、光ディスクカメラ等の機器において、機器内に湿度センサを配置し、湿度センサによって結露状態を検出することにより、結露による不具合の発生の防止もしくは結露時における記録動作停止等の機器の制御を行っていた(特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
このような従来技術として、特許文献1(特開平10−320902号公報)に記載の技術は、結露センサにより結露を検出した場合、記録等の動作を停止し装置を保護するか、または、所定期間の間ディスクを回転させディスクの水分を少なくするようにしている。
【0006】
また、他の従来技術として、特許文献2(特開2002−157873号公報)に記載の技術は、結露センサにより結露を検出した場合には、ディスクを回転させ、風による蒸散や、モータの発熱により装置内の温度を上げことにより、結露を解消するようにしている。
【0007】
ところで、上記の特許文献1および特許文献2においては、結露センサとして、湿度を検知する湿度センサを用いて結露状態を判断しており、この湿度センサには、高分子膜湿度センサすなわち電気抵抗型の湿度センサが使用されている。この電気抵抗型の湿度センサは、感湿膜中の水分量により抵抗値が変化するもので、この抵抗値の変化を利用して、所定の閾値と比較することにより、装置の結露状態を検出するようになっている。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−320902号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2002−157873号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術において、結露状態を検出するために使用されている湿度センサは、その抵抗値が感湿膜の水分量に対して指数的に変化する特性であり、その特性にバラツキを持っているので、ある湿度時の抵抗値にはバラツキが出てしまう。このため、所定の閾値と比較することで結露状態を検出するとした上記従来技術による手法では、結露状態を誤検出する場合があった。また、本来結露を検出したい部品(例えば光学系部品)には直に湿度センサを配置できないので、湿度センサの配置場所の違いによっても湿度検出に影響が生じ、さらに誤検出し易くなる場合があった。すなわち、光ディスクカメラの光学系部品や光ディスクが結露しておらず、光ディスクカメラが動作可能な状態にあるにもかかわらず、湿度センサの特性のバラツキにより、結露状態を検出したと誤検出した際は、光ディスクカメラの動作を停止することになり、本来記録できるにもかかわらず誤検出のために記録できないという問題があった。特に、カメラ撮影の場合は、せっかくの撮影チャンスを逃がすということは大きな問題である。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、光学系部品や光ディスク等への結露の認識判定を、精度よく的確に行って、以って、光ディスク装置や光ディスクカメラの動作制御を確実なものにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明による代表的な一つの発明では、
光ディスク上の情報を読み取るための信号読み取り部と、前記光ディスクを駆動するための駆動部とを有する光ディスク装置において、
湿度を検出する湿度センサと、前記信号読み取り部からの信号の振幅レベルを検出する振幅レベル検出部と、前記湿度センサで検出した湿度と所定の湿度とを比較する湿度比較部と、前記振幅レベル検出部で検出した信号の振幅レベルと所定の振幅レベルとを比較する振幅比較部とを設け、
前記湿度比較部により所定の湿度よりも湿度が高いことを検出した際には、前記信号読み取り部により前記光ディスク上から信号を読み取り、読み取った信号の振幅レベルが前記所定の振幅レベルより低いことを前記振幅比較部が検出した場合は、結露状態と認識するように、構成される。
さらに、結露状態を報知可能な報知部を設け、結露状態と認識した場合、前記駆動部の動作を停止するとともに、前記報知部により結露状態を報知するように、構成される。
【0013】
このように本発明では、湿度センサによって高湿度が検出され、かつ、光ディスクからの受光電圧信号の振幅レベルが所定値より小さいことが検出された場合に、結露状態と判定するようにしているので、光学系部品や光ディスクの結露の判定を、精度よく的確に行うことができ、以って、装置の動作制御を確実なものにすることができ、使い勝手の改善を図ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスクカメラの構成図である。本実施形態の光ディスクカメラは、図1に示すように、光ディスク装置1と、カメラ部2と、LCD(Liquid Crystal Display)19と、EVF(Electro View Finder)20とを、含んだものとして構成されている。なお、LCD19とEVF20とは、一体に兼用されるものであってもよい。
【0016】
光ディスク装置1のメカシャーシ9には、着脱可能な光ディスク3を回転させるスピンドルモータ4と、レーザー光を光ディスク3に照射および光ディスク3からの反射光を受光するためのレンズ5、ミラー6等の光学系部品や光ピックアップ基板12を搭載した光ピックアップ7と、光ピックアップ7を光ディスク3の半径方向に沿って移動させるためのステッピングモータ8と、光ピックアップ7を移動させるための移送メカニズムとが、配置されている。さらに、メカシャーシ9には、光ディスクカメラ内の湿度を検出するための湿度センサ10が配置されており、その出力は光ディスク装置回路基板11へ送られるようになっている。
【0017】
また、光ディスク3上の情報を光ピックアップ7で光の変化として受光した反射光は、光ピックアップ7に装備された光電変換素子13(Opto−Electoronic Integrated Circuit:以下OEICと呼ぶ)によって、受光電圧信号に変換される。受光電圧に変換された信号は、光ディスク装置回路基板11へと送られ、光ディスク装置信号処理回路14にて、カメラ回路基板15との信号の受け渡しを行うためにデジタル化等の処理を施される。このデジタル化された信号は、光ディスク装置回路基板11の光ディスクインターフェイス回路16を介して、カメラ回路基板15のカメラインターフェイス回路17へ渡され、カメラ回路基板15のカメラ部信号処理回路18でデコード処理をされ、元の画像情報としてLCD19および/またはEVF20上に、画像として表示される。
【0018】
記録に際しては、カメラ部2の図示せぬ撮影光学系により被写体の光学像が図示せぬCCD(Charge Coupled Device)に結像されて、光電変換された被写体の画像データは、カメラ部信号処理回路18にてデジタル化等の適宜の処理を施された後、カメラインターフェイス回路17を介して光ディスクインターフェイス回路16へ渡され、光ディスク装置信号処理回路14において記録フォーマットに従う適宜の処理を施されて、光ピックアップ7によって光ディスク3上に記録される。
【0019】
ここで、メカシャーシ9に配置された湿度センサ10は、光ディスクカメラ内の湿度変化に応じて、その抵抗値が変化する。この湿度センサ10の種類としては、湿度の上昇と共に抵抗値が大きくなるものと小さくなるものが存在するが、本実施形態では、抵抗値が大きくなる湿度センサ10を使用している。湿度センサ10は、導線もしくはFPC(Flexible Printed Circuit)ケーブルによって光ディスク装置回路基板11と接続される。光ディスク装置回路基板11には、図2に示すような分圧回路の構成によって、湿度センサ10の抵抗値の変化を電圧の変化に変換する湿度検出回路21が設けられており、その湿度検出回路21の出力である湿度検出電圧を、光ディスク装置回路基板11のMPU(Micro Processing Unit)22において監視することによって、光ディスクカメラ内の湿度状態を認識可能としている。
【0020】
上記の湿度センサ10に光ディスクカメラ内の湿度による水分が付着し、その抵抗値が大きくなると、光ディスク装置回路基板11の湿度検出回路21による湿度検出電圧は、図3に示す湿度検出電圧カーブに従って上昇する。この湿度検出カーブにおいて、光ピックアップ7に配置されているレンズ5、ミラー6および/または光ディスク3が結露する可能性がある湿度のときの湿度検出電圧を、湿度検出閾値と決めておく。
【0021】
本実施形態においては、光ディスクカメラを使用中に、湿度検出電圧が上記の湿度検出閾値を超えた場合、これだけでは、まだ結露とは判断せず、光ディスク3からの受光電圧信号の振幅レベル判定を実施する。振幅レベルの判定動作は、まず、MPU22の指令によりステッピングモータ駆動回路23を動作させ、ステッピングモータ8を駆動して、光ピックアップ7を光ディスク3の所定の位置へ移動させる。そして、その所定の位置において、レーザー光をミラー6およびレンズ5等の光学系部品を経由し、光ディスク3上に照射して、光ディスク3の種類ごとに持つ固有の反射率による反射光を得る。この反射光は、光ピックアップ基板12のOEIC13によって受光電圧信号に変換され、光ディスク装置回路基板11に送られる。光ディスク装置回路基板11には、上記の受光電圧信号の振幅レベルを検出するための振幅レベル検出回路24が設けられており、この振幅レベル検出回路24で検出された振幅レベルの情報は、MPU22に送られる。MPU22では、この検出した振幅レベルを、予め設定した所定の振幅レベル値と比較し、検出した振幅レベルが所定の振幅レベル値よりも低い場合には、結露と判定し、そうでない場合には、湿度検出電圧が湿度検出閾値を超えていても、結露ではないと判定する。
【0022】
つまり、光ディスクカメラ(光ディスク装置1)のミラー6およびレンズ5等の光学系部品または光ディスク3に結露が生じている場合には、その経路のいずれかでレーザー光が拡散または乱反射するために、光ピックアップ基板12のOEIC13に入力される反射光は著しく減少する。そのために、受光電圧信号の振幅レベルは、光ディスクの再生で求められる規定の振幅レベル値を下回るものになる。
【0023】
このように本実施形態では、湿度検出電圧が湿度検出閾値を超え、さらに受光電圧信号の振幅レベルが規定の振幅レベル値を下回った場合に、MPU22は、ミラー6およびレンズ5等の光学系部品または光ディスク3が結露状態にあると判断する。そして、MPU22は、結露状態であると判断すると、光ディスク装置1の動作を停止させると共に、光ディスク装置1が結露のために正常に情報の記録または再生ができない旨のメッセージを、光ディスクインターフェイス回路16、カメラインターフェイス回路17、カメラ部信号処理回路18を経由して、カメラ部2に具備されているLCD19やEVF20上に、例えば、状態表示として“結露しています”などと表示して、正常に情報の記録または再生ができないことを、使用者に知らせるようになっている。なおここで、湿度検出電圧が湿度検出閾値を超えていても、受光電圧信号の振幅レベルが前記規定の振幅レベル値を上回っている場合は、MPU22は、ミラー6およびレンズ5等の光学系部品または光ディスク3は結露状態ではないと判断し、光ディスク装置1に記録あるいは再生が可能な通常動作モードをとらせる。
【0024】
次に、以上に述べた本実施形態の結露認識処理の動作の流れを、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0025】
光ディスクカメラは、まず、ステップST1で、湿度センサ10からの湿度情報により湿度検出回路21で電圧に変換した湿度検出電圧を取得し、ステップST2で、光ピックアップ7に配置されているレンズ5、ミラー6または光ディスク3が結露する可能性がある湿度検出閾値を超えたかどうかの判断を行う。取得した湿度検出電圧が湿度検出閾値を超えていない場合は(ステップST2でNOの場合は)、ステップST3へ進み、ユーザからの指示待ちあるいは今までの動作状態を継続する通常動作へ戻って、処理は終了する。
【0026】
取得した湿度検出電圧が湿度検出閾値を超えた場合は(ステップST2でYESの場合は)、ステップST4で、受光電圧信号の振幅レベルの測定動作を開始し、ステップST5で、光ピックアップ7を光ディスク3の信号を読み取るための所定の位置へ移動する。光ピックアップ7が所定の位置へ移動完了後、ステップST6で、スピンドルモータ4が規定の回転数で回転しているか否かを判断する。スピンドルモータ4が停止しているかもしくは規定の回転数で回転していなかった場合(ステップST6でNOの場合)、ステップST7で、MPU22の指令によりスピンドルモータ駆動回路25を制御し、すみやかにスピンドルモータ4を規定の回転数で回転するように制御する。
【0027】
ステップST6の判定でスピンドルモータ4が規定の回転数で回転していると判断した場合(ステップST6でYESの場合)、またはステップST7の処理終了後、ステップST8でレーザーを発光する。しかしながら、この段階ではレーザー光は光ディスク3上にフォーカスが合っていないために、光ディスク3からの受光電圧信号の振幅レベルを正確に測定することができない。そこで、光ピックアップ7に配置されているレンズ5をフォーカス調整方向に移動させ、フォーカスが最も合うポイントを探す動作を行う必要がある。その動作のために必要な基準信号であるFE信号(フォーカスエラー信号)とPE信号(光ディスクからの反射総光量)の振幅値が光ディスク装置1で必要な規定値になるように、ステップST9で調整を行う。そして、ステップST10で、FE信号とPE信号の振幅値が規定値に達しているかを判断し、規定値に達していない場合は(ステップST10でNOの場合には)、ステップST11に進み、規定値になるまで予め設定した規定回数になるまでステップST9に戻り、調整を繰り返す。ここで、規定回数繰り返しても、規定値まで達しない場合は、ステップST17に進む。
【0028】
ステップST10の判定で規定値に達していると判断した場合は(ステップST10でYESの場合は)、ステップST12に進み、ステップST12では、レンズ5を光ディスク3に対してフォーカス調整方向に移動させ、フォーカスの引き込み動作を行う(AF(Auto Focus)動作を行う)。フォーカスが引き込んだか否かの判断は、ステップST13で行い、このステップST13でフォーカスが引き込まないと判断された場合は(ステップST13でNOの場合は)、ステップST14に進み、予め設定した規定回数になるまでステップST12に戻り、フォーカスの引込み動作を繰り返す。ここで、規定回数繰り返しても、フォーカスが引き込まない場合は、ステップST17に進む。
【0029】
ステップST13でフォーカス引き込みOKと判断された場合は(ステップST13でYESの場合は)、ステップST15で、光ディスク3の所定位置において規定パワーのレーザー光を照射して、その光ディスク3で反射した光の受光電圧信号の振幅レベルを測定する。次に、ステップST16で、測定した振幅レベルと、予めディスクの種類毎に規定している複数の振幅レベル値とを比較し、測定した受光電圧信号の振幅レベルが、予めディスクの種類毎に規定している複数の振幅レベル値のいずれの値よりも下回っているか否かを判定する。
【0030】
測定した受光電圧信号の振幅レベルが、予めディスクの種類毎に規定している複数の振幅レベル値のいずれの値よりも下回っている場合は(ステップST16でYESの場合は)、ステップST17で、光ディスク装置1のミラー6およびレンズ5等の光学系部品または光ディスク3が結露状態にあると認識する。そして、ステップST18で、光ディスクカメラの光ディスク装置1の動作を停止させ、さらに、ステップST19で、カメラ部2に光ディスク装置1が正常に情報の記録または再生ができないことの情報が報告され、これによって、LCD19やEVF20に“結露しています”というメッセージを表示して、処理を終了する。
【0031】
他方、測定した受光電圧信号の振幅レベルが、予めディスクの種類毎に規定している複数の振幅レベル値内のいずれかになっている場合は(ステップS16でNOの場合は)、ステップS20で、湿度は高いが、光ディスク装置1のミラー6およびレンズ5等の光学系部品または光ディスク3が結露状態ではないと認識する。そして、ステップST21で、測定した受光電圧信号の振幅レベルと、予めディスクの種類毎に規定している複数の振幅レベル値との対比によって、装着されている光ディスクの種類を判別し、この判別結果に応じてディスク種別に対応した設定を行い、前記したステップST3に進む。ステップST3では、先にも述べたように、ユーザからの指示待ちあるいは今までの動作状態を継続する通常動作へ戻って、処理を終了する。
【0032】
ここで、上述した実施形態では、湿度センサ10をメカシャーシ9に配置することとしたが、湿度センサ10の配置個所は、光ディスク装置1内や光ディスクカメラ内の任意の位置であれば差し支えない。例えば、光ピックアップ部、回路基板部、筐体にあっても、本発明の範疇に含まれる。
【0033】
また、上述した実施形態では、結露の認識判定処理をディスク種類判別の処理と兼用したが、処理の方法としてはこれに限らないことは言うまでもない。例えば、湿度が高い場合には、結露の認識判定を専用の処理にしても構わない。この場合には、ステップST16の判定処理で用いられる所定の振幅レベル値は、一つで済むことは言うまでもない。
【0034】
また、上述した実施形態では、結露と認識した際には、光ディスク装置1の動作を停止するとともに、LCD19等に注意を促すための表示を行うこととしたが、結露と認識したときの処理はこれに限るものではない。例えば、結露と認識したときに、光ディスクを回転させディスクの水分を少なくするとともに、光ディスクカメラ内に風による空気の循環を促す処理および/または内部の回路を通電して熱を発生させ光ディスクカメラ内部の温度を上げる処理等の、処理を実行することにより、結露を速やかに解消するようにしても構わない。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、光ディスク装置内あるいは光ディスクカメラ内の湿度センサを利用した湿度検出レベルが規定レベルを超えたときに、信号の振幅レベルの検出を行い、検出した振幅レベルと所定の振幅レベルとを比較して、光学系部品や光ディスクにおける結露の影響の有無を確認するようにしているので、湿度センサに検出バラツキが存在したとしても、光学系部品や光ディスクなどにおける結露の有無判定を、精度よく的確に行うことができ、光ディスク装置や光ディスクカメラの動作制御を確実なものにすることができる。また、湿度検出レベルが規定レベルを超えた場合でも、光ディスク装置が動作可能な状態にあれば撮影が可能となり、そのためにせっかくの撮影チャンスを逃がすことの無い、使い勝手の良い光ディスクカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスクカメラの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る光ディスクカメラにおける、振幅レベル検出回路の例を示す回路図である。
【図3】図2の振幅レベル検出回路による湿度検出電圧カーブの特性例を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光ディスクカメラにおける、結露判定の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク装置
2 カメラ部
3 光ディスク
4 スピンドルモータ
5 レンズ
6 ミラー
7 光ピックアップ
8 ステッピングモータ
9 メカシャーシ
10 湿度センサ
11 光ディスク装置回路基板
12 光ピックアップ基板
13 OEIC
14 光ディスク装置信号処理回路
15 カメラ回路基板
16 光ディスクインターフェイス回路
17 カメラインターフェイス回路
18 カメラ部信号処理回路
19 LCD
20 EVF
21 湿度検出回路
22 MPU
23 ステッピングモータ駆動回路
24 振幅レベル検出回路
25 スピンドルモータ駆動回路

Claims (4)

  1. 光ディスク上の情報を読み取るための信号読み取り部と、前記光ディスクを駆動するための駆動部とを有する光ディスク装置において、
    湿度を検出する湿度センサと、前記信号読み取り部からの信号の振幅レベルを検出する振幅レベル検出部と、前記湿度センサで検出した湿度と所定の湿度とを比較する湿度比較部と、前記振幅レベル検出部で検出した信号の振幅レベルと所定の振幅レベルとを比較する振幅比較部とを設け、
    前記湿度比較部により所定の湿度よりも湿度が高いことを検出した際には、前記信号読み取り部により前記光ディスク上から信号を読み取り、読み取った信号の振幅レベルが前記所定の振幅レベルより低いことを前記振幅比較部が検出した場合は、結露状態と認識することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    結露状態を報知可能な報知部を設け、結露状態と認識した場合、前記駆動部の動作を停止するとともに、前記報知部により結露状態を報知することを特徴とした光ディスク装置。
  3. レーザー光を光ディスクの表面に照射させ情報を読み取るための光ピックアップと、前記光ディスクを駆動するためのドライブ部とを有し、前記光ディスクから情報を再生することが可能な光ディスク装置を、内蔵した光ディスクカメラにおいて、
    湿度を検出する湿度センサと、前記光ピックアップからの信号の振幅レベルを検出する振幅レベル検出部と、前記湿度センサで検出した湿度と所定の湿度とを比較する湿度比較部と、前記振幅レベル検出部で検出した信号の振幅レベルと所定の振幅レベルとを比較する振幅比較部とを設け、
    前記湿度比較部により所定の湿度よりも湿度が高いことを検出した際には、前記光ピックアップにより前記記録媒体上から信号を読み取り、読み取った信号の振幅レベルが前記所定の振幅レベルより低いことを前記振幅比較部が検出した場合は、結露状態と認識することを特徴とする光ディスクカメラ。
  4. 請求項3記載の光ディスクカメラにおいて、
    結露状態を表示可能な表示部を設け、結露状態と認識した場合、前記ドライブ部の動作を停止するとともに、前記表示部により結露状態を表示することを特徴とした光ディスクカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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