JP2004171327A - ドライバ設定システム及びドライバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドライバ設定システム100は、印字部116及びスキャナ部117を有するMFP101と、プリンタドライバ123a及びスキャナドライバ123cがインストールされているPC102を備える。プリンタドライバ123aは登録部123bを有しており、セットアップ/ステータス変更時に、入力されたMFP101のIPアドレスを登録部123bがDEVMODE構造体123gに書き込む。スキャナドライバ123cは取得部123dと設定部123eを有しており、起動時に、取得部123dがGetPrinter APIによりDEVMODE構造体123gからMFP101のIPアドレスを読み出し、設定部123eがMFP101の情報として設定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライバ設定システム及びドライバに関し、特に、複数の機能を有する複合機についてのドライバ設定システム及びドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、TCP/IP等を利用したLAN(Local Area Network)等のネットワーク上に接続されて使用される、プリンタ機能とスキャナ機能を有する複合機が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような複合機では、LANを介して接続されたPC(Personal Computer)からの指示に従って、プリンタ機能に基づいてLAN上のPCから送信された画像データを印字するとともに、スキャナ機能に基づいてスキャナで読み取った画像データをLAN上のPCに送信することができる。尚、複合機は、プリンタ機能とスキャナ機能に限らず、ファックス機能、ビデオキャプチャー機能等、様々な機能を有するものが開発されている。
【0003】
このように、複数の機能を有する複合機を、ネットワークを介して接続された端末装置から使用するには、各端末装置に複合機の各機能のドライバソフトをインストールし、各機能のドライバソフトのそれぞれに対して、各種の設定(例えば、TCP/IPを利用したネットワーク上においては、複合機のIPアドレスの設定等)の処理を行う必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−205573号公報(図1、段落0021、0022)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各機能のドライバソフトにおいては、複合機に関して同一の内容(ホストコンピュータ名やIPアドレス等)を設定する場合があり、複合機に関する同一の設定内容であるにも関わらず、ユーザが各機能のドライバソフトのそれぞれにおいて設定入力しなければならず、ユーザに多大な負担をかけていたという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数の機能を有する複合機に関するドライバの設定において、ユーザの負担を軽減することができる、ドライバ設定システム及びドライバを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1のドライバ設定システムは、少なくとも第一機能及び第二機能を備えた複合機と、前記複合機の前記第一機能のドライバソフトである第一機能用ドライバ及び前記第二機能のドライバソフトである第二機能用ドライバがインストールされた端末装置と、が通信可能に接続され、前記複合機に関する情報を前記端末装置の前記第一機能用ドライバ及び前記第二機能用ドライバのそれぞれに設定するドライバ設定システムであって、前記第一機能用ドライバは、前記第一機能用ドライバについての前記複合機に関する情報がユーザにより設定された際に、前記第二機能用ドライバがアクセス可能な領域に前記情報の少なくとも一部を書き込む登録手段を備え、前記第二機能用ドライバは、前記領域に書き込まれた前記情報の少なくとも一部を読み出す取得手段と、読み出した前記情報の少なくとも一部を前記第二機能用ドライバについての前記複合機に関する情報として設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項1によると、第一機能用ドライバでユーザが設定した第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することができる。従って、第一機能用ドライバ及び第二機能用ドライバについて、同一の複合機に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【0009】
請求項2のドライバ設定システムは、請求項1に記載のドライバ設定システムであって、前記取得手段及び前記設定手段は、前記第二機能用ドライバが起動する際に機能することを特徴とする。
【0010】
請求項2によると、第二機能を利用するために第二機能用ドライバが起動される都度、第一機能用ドライバでユーザが設定した第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することができる。従って、第一機能用ドライバについての複合機に関する情報がユーザにより設定変更された場合であっても、常に最新の第一機能用ドライバについての複合機に関する情報を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報として設定することが可能である。
【0011】
請求項3のドライバ設定システムは、請求項1または2に記載のドライバ設定システムであって、前記第一機能はプリンタ機能であり、前記第二機能はスキャナ機能であることを特徴とする。
【0012】
請求項3によると、プリンタ機能とスキャナ機能とを備えた複合機に対応することができる。オペレーティングシステムではプリンタドライバのユーザによる設定が広くサポートされているので、プリンタドライバでユーザが設定した複合機に関する情報を利用することにより、スキャナドライバについての複合機の設定の手間を省くことが可能である。
【0013】
請求項4のドライバ設定システムは、請求項3に記載のドライバ設定システムであって、前記端末装置にはオペレーティングシステムとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)がインストールされており、前記領域はDEVMODE構造体の拡張領域であり、前記取得手段はGetPrinter APIを用いることを特徴とする。
【0014】
請求項5のドライバ設定システムは、請求項3に記載のドライバ設定システムであって、前記端末装置にはオペレーティングシステムとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)がインストールされており、前記領域はレジストリ内の領域であり、前記取得手段はGetPrinterData APIを用いることを特徴とする。
【0015】
請求項4、5によると、汎用的なマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の技術を用いる。従って、容易に本発明を適用することが可能である。
【0016】
請求項6の第一機能用ドライバは、少なくとも第一機能及び第二機能を備えた複合機についての前記第一機能のドライバソフトである第一機能用ドライバにおいて、前記第一機能用ドライバについての前記複合機に関する情報がユーザにより設定された際に、前記第二機能のドライバソフトである第二機能用ドライバがアクセス可能な領域に前記情報の少なくとも一部を書き込む手段、として前記複合機と通信可能に接続されたコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
請求項6によると、第一機能用ドライバでユーザが設定した第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバで取得することができる。従って、第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することにより、第二機能用ドライバにおいて第一機能用ドライバと同一の複合機に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【0018】
請求項7の第二機能用ドライバは、少なくとも第一機能及び第二機能を備えた複合機についての前記第二能のドライバソフトである第二機能用ドライバにおいて、前記第一機能のドライバソフトである第一機能用ドライバにより前記第二機能用ドライバがアクセス可能な領域に書き込まれた前記第一機能用ドライバについての前記複合機に関する情報の少なくとも一部を読み出す手段、読み出した前記情報の少なくとも一部を、前記第二機能用ドライバについての前記複合機に関する情報として設定する手段、として前記複合機と通信可能に接続されたコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】
請求項7によると、ユーザが、第一機能用ドライバにおいて第一機能用ドライバについての複合機に関する情報を設定することにより、その情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することができる。従って、第二機能用ドライバにおいて第一機能用ドライバと同一の複合機に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【0020】
尚、請求項6に記載されている第一機能用ドライバ及び請求項7に記載されている第二機能用ドライバは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、FD(Floppy(登録商標) Disk)、MO(Magneto−Optic)などのリムーバブル型記録媒体やハードディスクなどの固定型記録媒体に記録して配布可能である他、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0022】
[第一の実施形態]
まず、第一の実施の形態に係るドライバ設定システムについて図1〜図3に基づいて説明する。図1は、第一の実施形態に係るドライバ設定システムの概略構成図である。図2は、第一の実施形態に係るドライバ設定システムにおけるデータの流れについて説明した概略図である。図3は、DEVMODE構造体の概略図である。
【0023】
図1に示すドライバ設定システム100は、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)101と、端末装置としてPC102とを有している。MFP101は、第一機能としてプリンタ機能、第二機能としてスキャナ機能を備える。また、MFP101とPC102はLAN104により接続されている。
【0024】
図1に示すように、MFP101は、CPU(Central Processing Unit)110と、ROM(Read Only Memory)111と、RAM(Random Access Memory)112と、NVRAM(Non Volatile RAM)113と、表示部114と、操作部115と、印字部(第一機能であるプリンタ機能)116と、スキャナ部(第二機能であるスキャナ機能)117と、LANインターフェース(LAN I/F)118とを有しており、これらは、システムバス119によって互いに結合されている。
【0025】
CPU110は、MFP101を制御するための中央演算処理装置である。CPU110は、PC102からの受信した指示を解析して、後述する印字部116に対してプリンタの機能を提供させたり、後述するスキャナ部117に対してスキャナの機能を提供させたりする。
【0026】
ROM111は、読み出し専用記憶装置であり、CPU110が使用する主記憶空間の一部を構成するものである。RAM112は、ROM111と同様にCPU110が使用する主記憶空間の一部を構成するもので、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置である。NVRAM113は、書き換えの必要なデータを保存するための不揮発性RAMである。
【0027】
表示部114は、ディスプレイ等により情報を出力して表示する表示装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス119に接続される。この表示部114は、印刷情報等のMFP101の各種機能に関する情報の表示に用いられる。表示部114は、例えば、液晶表示器等により構成される。
【0028】
操作部115は、外部からの入力操作を行うための、MFP101に設けられている入力装置であり、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス119に接続される。この操作部115は、MFP101の各種機能に関する情報入力に用いられる。操作部115は、例えば、押圧式のスイッチを所定数並べた入力キーの構成をとるものである。
【0029】
印字部116は、モノクロあるいはカラーによる文字または画像を印刷するためのプリンタの機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス119に接続される。この印字部116は、図2に示すように、後述するPC102のプリンタドライバ123aからの指令により、CPU110を介して、PC102から転送された印刷データの印刷等に用いられる。
【0030】
スキャナ部117は、紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)をコンピュータに取込むためのスキャナ機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス119に接続される。このスキャナ部117は、図2に示すように、後述するPC102のスキャナドライバ123cからの指令により、CPU110を介して、MFP101の所定箇所にセットされた原稿についてスキャンを実行して画像データ(ラスタデータ)を生成し、そのラスタデータをPC102に転送すること等に用いられる。
【0031】
LANインターフェース118は、LAN104を介して、後述するPC102のLANインターフェース128に接続するもので、MFP101とPC102とのデータ通信を可能にするものであり、ラスタデータや印刷データ等の通信に用いられる。尚、第一の実施形態においては、MFP101とPC102とのデータ通信のプロトコルとして、TCP/IPが適用される。
【0032】
PC102は、CPU120と、ROM121と、RAM122と、HDD(Hard Disk Drive)123と、表示部124と、操作部125と、CD−ROMドライブ126と、LANインターフェース128とを有しており、これらはシステムバス129によって互いに結合されている。PC102は、オペレーティングシステム(OS)としてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)がインストールされている。
【0033】
CPU120は、PC102を制御するための中央演算処理装置である。CPU120は、MFP101に対して印刷やスキャン開始等の指令を送信したり、後述するプリンタドライバ123a又はスキャナドライバ123cを適宜HDD123から選択/読み出して実行したりする。
【0034】
ROM121は、読み出し専用記憶装置であり、CPU120が使用する主記憶空間の一部を構成するものであり、PC102のOSを立ち上げるためのプログラム等が記憶されている。RAM122は、ROM121と同様にCPU120が使用する主記憶空間の一部を構成するもので、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置である。
【0035】
HDD123は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置であり、プリンタドライバ(第一機能用ドライバ)123a、スキャナドライバ(第二機能用ドライバ)123c、アプリケーション123f、DEVMODE構造体123gの他、MFP101に転送する印刷データや、MFP101から転送されたラスタデータ等が格納される。
【0036】
プリンタドライバ123aは、ユーザによりPC102にインストールされる。プリンタドライバ123aは、登録部(登録手段)123bを有している。
登録部123bは、図2に示すように、OSに従って行われるプリンタドライバ123aのセットアップにおいて、ユーザにより入力されたIPアドレス等を、後述するDEVMODE構造体123gに書き込むものである。
【0037】
スキャナドライバ123cは、ユーザによりPC102にインストールされる。スキャナドライバ123cは、取得部(取得手段)123d及び設定部(設定手段)123eを有している。
取得部123dは、後述するアプリケーション123fからのスキャン指示をトリガーとしてスキャナドライバ123cのセットアップが開始された際、図2に示すように、GetPrinter APIを用いることにより、プリンタドライバ123aを介して、後述するDEVMODE構造体123gに書き込まれたMFP101のIPアドレス等を読み出すものである。
設定部123eは、取得部123dによりMFP101のIPアドレスを読み出した後、スキャナドライバ123cのセットアップの処理として、読み出したMFP101のIPアドレスをMFP101の情報として設定するものである。
【0038】
アプリケーション123fは、ユーザによりPC102にインストールされる。アプリケーション123fは、プリンタドライバ123aに対して印刷指示を行ったり、スキャナドライバ123cに対してスキャン指示を行ったりするものであり、様々な種類のものがある。
【0039】
DEVMODE構造体123gは、デバイスの初期化やプリンタの環境に関する情報を保持するものであり、図3に示すような構造になっている。また、DEVMODE構造体123gは、ドライバソフトを提供するベンダーが自由に拡張することができる拡張領域を備える。DEVMODE構造体123gの拡張領域は、図3に示すDEVMODE構造体において、「WORD dmDriverExtra」の値として、0以外の値、例えば、128*sizeof(BCHAR)を設定することにより設定することができる。そして、拡張領域に設定した「BCHAR DeviceAddress[128]」の値として、プリンタドライバ123aの登録部123bにより、プリンタドライバ123aのセットアップにおいて入力されたIPアドレスを書き込むようにする。
【0040】
表示部124は、ディスプレイ等により情報を出力して表示する表示装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス129に接続される。この表示部124は、PC102の各種機能に関する情報の表示に用いられる。表示部124は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等により構成される。
【0041】
操作部125は、外部からの入力操作を行うための、PC102に設けられている入力装置であり、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス129に接続される。この操作部125は、PC102の各種機能に関する情報入力に用いられる。操作部125は、例えば、マウスやキーボード等により構成される。
【0042】
CD−ROMドライブ126は、CD(Compact Disc)に記録されたデータを読み出す装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス129に接続される。尚、CD−ROMドライブ126は、PC102の必須の構成要素ではなく、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)ドライブや、MOドライブであっても良い。
【0043】
LANインターフェース128は、LAN104を介して、MFP101のLANインターフェース118に接続するもので、PC102とMFP101とのデータ通信を可能にするものであり、ラスタデータや印刷データ等の通信に用いられる。
【0044】
次に、図1に示したドライバ設定システムにおける本実施の形態に係るプリンタドライバ(第一機能用ドライバ)及びスキャナドライバ(第二機能用ドライバ)の処理の手順について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、セットアップ時におけるプリンタドライバの処理の手順について示したフローチャートである。図5は、ステータス変更時におけるプリンタドライバの処理の手順について示したフローチャートである。図6は、スキャナドライバの処理の手順について示したフローチャートである。
【0045】
まず、セットアップ時におけるプリンタドライバの処理の手順について、図4に基づいて説明する。
【0046】
図4に示すように、ユーザによりPC102にプリンタドライバ123aがインストールされると、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従って、プリンタドライバ123aのセットアップが開始される(ステップS101)。
【0047】
そして、セットアップに従い、ユーザがデバイス情報を入力する(ステップS102)。ここで、デバイス情報とは、端末装置が接続する複合機に関する情報であり、第一の実施形態では、PC102が接続するMFP101のIPアドレス等の情報のことをいう。
【0048】
ユーザによりデバイス情報が入力されると、デバイス情報の少なくとも一部の情報(MFP101のIPアドレスの情報)が、RAM122等に一時記憶された後、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従って、通常のプリンタドライバ123aのセットアップ処理が引き続き行われる(ステップS103)。
【0049】
この処理が終了すると、HDD123にプリンタドライバ123aのデフォルトのDEVMODE構造体123gを記憶する領域が確保される。そして、登録部123bに基づく処理によって、DEVMODE構造体123gの拡張領域にデバイス情報の少なくとも一部(IPアドレス等)が書き込まれる(ステップS104)。そして、プリンタドライバの処理が終了する。
【0050】
次に、プリンタドライバのセットアップが終了した後のステータス変更時におけるプリンタドライバの処理の手順について、図5に基づいて説明する。
【0051】
図5に示すように、プリンタドライバ123aのセットアップが終了した後、ユーザにより、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従ってPC102にプリンタドライバ123aが起動され、イベントが発生すると(ステップS201)、そのイベントがステータス変更イベントかどうか判断される(ステップS202)。ここで、ステータス変更イベントとは、以前ユーザにより入力されたデバイス情報が変更されるイベントのことをいう。
【0052】
イベントがステータス変更イベントでない場合は(ステップS202:NO)、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従って、それぞれのイベントの通常のイベント処理を行い(ステップS204)、プリンタドライバの処理が終了する。
【0053】
一方、イベントがステータス変更イベントである場合は(ステップS202:YES)、プリンタドライバ123aの登録部123bにより、ユーザにより変更されたデバイス情報の少なくとも一部の情報(MFP101のIPアドレス等)が、DEVMODE構造体123gの拡張領域に書き込まれる(ステップS203)。そして、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従って、その後の通常のイベント処理を行い(ステップS204)、プリンタドライバの処理が終了する。
【0054】
次に、スキャナドライバの処理の手順について、図6に基づいて説明する。
【0055】
図6に示すように、アプリケーション123fからスキャン指示があると(ステップS301)、スキャナドライバ123cのセットアップが開始される(ステップS302)。
【0056】
スキャナドライバ123cのセットアップでは、まず、取得部123dにより、GetPrinter APIが用いられ、デバイス情報として、登録部123bにより書き込まれたMFP101のIPアドレスを、プリンタドライバ123aを介して、DEVMODE構造体123gの拡張領域から読み出す(ステップS303)。
尚、取得部123dによりDEVMODE構造体123gの拡張領域から読み出すIPアドレスは、プリンタドライバ123aにおいてステータス変更イベントが発生していない場合は、上述のプリンタドライバ123aのセットアップ時において書き込まれたIPアドレスであり(図4のステップS103参照)、プリンタドライバ123aにおいてステータス変更イベントが発生した場合は、上述のプリンタドライバ123aのステータス変更時において書き込まれたIPアドレスである(図5のステップS203参照)。
【0057】
次に、スキャナドライバ123cのセットアップ処理として、設定部123eにより、読み出したMFP101のIPアドレスを、デバイス情報として設定する(ステップS304)。そして、引き続き、通常のスキャナドライバ123cのセットアップ処理が行われる(ステップS305)。
【0058】
スキャナドライバ123cのセットアップ処理が終了すると、スキャン指令の処理に進む。まず、スキャナドライバ123cに設定されたデバイス情報で示されるMFP101に対してスキャンコマンドを送信する(ステップS306)。そして、最終ラインまで終了するまで(ステップS308:YES)、スキャナドライバ123cに設定されたデバイス情報で示されるMFP101より1ライン分のラスタデータ受信を続けて行う(ステップS308:NO、ステップS307)。
【0059】
最終ラインまで終了すると(ステップS308:YES)、アプリケーション123fにラスタデータを送信し(ステップS309)、スキャナドライバ123cの処理を終了する。
【0060】
このように、第一の実施形態のドライバ設定システム100、プリンタドライバ123a及びスキャナドライバ123cによれば、プリンタドライバ123aでユーザが設定したプリンタドライバ123aについてのMFP101に関する情報の少なくとも一部であるIPアドレスを、スキャナドライバ123cについてのMFP101に関する情報の設定として反映することができる(図4のステップS104、図5のステップS203、図6のステップS303及びステップS304)。
その結果、プリンタドライバ123a及びスキャナドライバ123cについて、MFP101に関する同一の設定内容(IPアドレス等)に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【0061】
また、スキャナ機能を利用するために、アプリケーション123fからスキャン指示が出され、スキャナドライバ123cが起動される都度、プリンタドライバ123aでユーザが設定したプリンタドライバ123aについてのMFP101に関する情報の少なくとも一部であるIPアドレスを、スキャナドライバ123cについてのMFP101に関する情報の設定として反映することができる(図6のステップS301〜S304)。
その結果、プリンタドライバ123aについてのMFP101に関する情報がユーザにより設定変更された場合であっても(図5のステップS202〜S203)、常に最新のプリンタドライバ123aについてのMFP101に関する情報を、スキャナドライバ123cについてのMFP101に関する情報として設定することが可能である。
【0062】
また、MFP101は、プリンタ機能(印字部116)とスキャナ機能(スキャナ部117)とを備えている。
その結果、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)ではプリンタドライバ123aのユーザによる設定が広くサポートされているので、プリンタドライバ123aでユーザが設定したMFP101に関する情報を利用することにより、スキャナドライバ123cについてのMFP101の設定の手間を省くことが可能である。
【0063】
[第二の実施形態]
次に、第二の実施の形態に係るドライバ設定システムについて図7及び図8に基づいて説明する。図7は、第二の実施形態に係るドライバ設定システムの概略構成図である。図8は、第二の実施形態に係るドライバ設定システムにおけるデータの流れについて説明した概略図である。
【0064】
図7に示すドライバ設定システム200は、複合機としてMFP201と、端末装置としてPC202及びPC203とを有している。MFP201は、第一機能としてプリンタ機能、第二機能としてスキャナ機能を備える。また、MFP201とPC202はLAN204により接続されている。また、MFP201はPC202に接続されており、PC202とPC203はLAN204により接続されている。尚、PC202はサーバコンピュータ(以下、「サーバ」と称する。)であり、PC203はクライアントコンピュータ(以下、「クライアント」と称する。)である。
【0065】
図7に示すように、MFP201は、CPU210と、ROM211と、RAM212と、NVRAM213と、表示部214と、操作部215と、印字部(第一の機能であるプリンタ機能)216と、スキャナ部(第二の機能であるスキャナ機能)217と、PCインターフェース(PC I/F)218とを有しており、これらは、システムバス219によって互いに結合されている。
【0066】
CPU210、ROM211、RAM212、NVRAM213、表示部214、操作部215は、それぞれ、第一の実施形態のMFP101のCPU110、ROM111、RAM112、NVRAM113、表示部114、操作部115と同一の部材であり、その説明を省略する。
【0067】
印字部216は、モノクロあるいはカラーによる文字または画像を印刷するためのプリンタの機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス219に接続される。この印字部216は、CPU210からの指令により、サーバであるPC202、またはPC202を介してクライアントであるPC203から転送された印刷データの印刷等に用いられる。
【0068】
スキャナ部217は、紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)をコンピュータに取込むためのスキャナ機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス219に接続される。このスキャナ部217は、CPU210からの指令により、MFP201の所定箇所にセットされた原稿についてスキャンを実行して画像データ(ラスタデータ)を生成し、そのラスタデータをサーバであるPC202、またはPC202を介してクライアントであるPC203に転送すること等に用いられる。
【0069】
PCインターフェース218は、後述するPC202のMFPインターフェース(MFP I/F)228に接続するもので、MFP201とPC202とのデータ通信を可能にするものである。指令の通信やラスタデータや印刷データ等の通信に用いられる。
【0070】
PC202は、CPU220と、ROM221と、RAM222と、HDD223と、表示部224と、操作部225と、CD−ROMドライブ226と、LANインターフェース227と、MFPインターフェース228とを有しており、これらはシステムバス229によって互いに結合されている。PC202には、共有機能を有するオペレーティングシステムとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)がインストールされており、MFP201のプリンタの機能について共有設定がなされている。
尚、共有機能とは、すべてのネットワーク環境において、個々のクライアントやサーバにあるファイル、もしくはMFP等の周辺機器を、同じネットワークに接続された他のコンピュータから利用できるようにする機能をいう。この共有機能によれば、共有されているプリンタ等を利用するクライアントは、それがあたかも自分のものであるかのように利用できる。また、この共有機能によれば、共有機能によって共有されているプリンタに対して、クライアントから接続設定を行うと、共有されているプリンタを接続するサーバにインストールされたプリンタドライバが、クライアントに対しても自動的にインストールされる。
【0071】
CPU220は、PC202を制御するための中央演算処理装置である。CPU220は、MFP201に対して印刷やスキャン開始等の指令を送信したり、後述するサーバ側プリンタドライバ223a又はサーバ側スキャナドライバ223cを適宜HDD223から選択/読み出して実行したりする。
【0072】
ROM221は、読み出し専用記憶装置であり、CPU220が使用する主記憶空間の一部を構成するものであり、PC202のOSを立ち上げるためのプログラム等が記憶されている。RAM222は、ROM221と同様にCPU220が使用する主記憶空間の一部を構成するもので、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置である。
【0073】
HDD223は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置であり、サーバ側プリンタドライバ(第一機能用ドライバ)223a、サーバ側スキャナドライバ(第二機能用ドライバ)223c、DEVMODE構造体223gの他、MFP201に転送する印刷データや、MFP201から転送されたラスタデータ等が格納される。
【0074】
サーバ側プリンタドライバ223aは、ユーザによりPC202にインストールされる。サーバ側プリンタドライバ223aは、図8に示すように、RPC(Remote Procedure Call)機能により、後述するクライアントであるPC203のOSに従って行われるプリンタドライバ233aのセットアップにおいて、後述するクライアント側プリンタドライバ233aの登録部233bと関連して、ユーザにより入力されたホスト名を後述するDEVMODE構造体223gに書き込むものである。また、サーバ側プリンタドライバ223aは、図8に示すように、RPC機能により、後述するクライアント側プリンタドライバ233aと関連して、後述するPC203の取得部233bからのGetPrinter APIにより、後述するDEVMODE構造体223gに書き込まれたMFP201のホスト名及びホスト名から検索したNamed Pipe名を読み出すものである。
【0075】
サーバ側スキャナドライバ223cは、ユーザによりPC202にインストールされる。サーバ側スキャナドライバ223cは、図8に示すように、Named Pipeサーバの機能を有し、後述するNamed Pipeクライアントであるクライアント側スキャナドライバ233cとNamed Pipeにより通信する。
【0076】
DEVMODE構造体223gは、デバイスの初期化やプリンタの環境に関する情報を保持するものであり、第一の実施形態と同様に、図3に示すような構造になっている。また、DEVMODE構造体223gは、第一の実施形態と同様に、ドライバソフトを提供するベンダーが自由に拡張することができる拡張領域を備える。DEVMODE構造体223gの拡張領域は、図3に示すDEVMODE構造体において、「WORD dmDriverExtra」の値として、0以外の値、例えば、128*sizeof(BCHAR)を設定することにより設定することができる。そして、拡張領域に設定した「BCHAR DeviceAddress[128]」の値として、後述するクライアント側プリンタドライバ233aの登録部233bにより、RPC機能によるサーバ側プリンタドライバ223aを介して、クライアント側プリンタドライバ233aのセットアップにおいて入力されたMFP201のホスト名を書き込む。
【0077】
表示部224、操作部225、CD−ROMドライブ226は、第一の実施形態の表示部124、操作部125、CD−ROMドライブ126と同一の部材であり、その説明を省略する。
【0078】
LANインターフェース227は、LAN204を介して、後述するPC203のLANインターフェース237に接続するもので、PC202とPC203とのデータ通信を可能にするものであり、ラスタデータや印刷データ等の通信に用いられる。
【0079】
MFPインターフェース228は、例えば、LPT等の汎用のインターフェースであって、MFP201のPCインターフェース218に接続して、PC202とMFP201とのデータ通信を可能にするものであり、指令の通信やラスタデータや印刷データ等の通信に用いられる。
【0080】
PC203は、CPU230と、ROM231と、RAM232と、HDD233と、表示部234と、操作部235と、CD−ROMドライブ236と、LANインターフェース237とを有しており、これらはシステムバス239によって互いに結合されている。
【0081】
CPU230は、PC203を制御するための中央演算処理装置である。CPU230は、後述するアプリケーション233fを実行することによりPC202を介してMFP201に対してスキャン開始等の指令を送信したり、後述するクライアント側プリンタドライバ233a又はクライアント側スキャナドライバ233cを適宜HDD233から選択/読み出して実行したりする。
【0082】
ROM231、RAM232は、それぞれ、PC202のROM221、RAM222と同一の部材であり、その説明を省略する。
【0083】
HDD233は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置であり、クライアント側プリンタドライバ(第一機能用ドライバ)233a、クライアント側スキャナドライバ(第二機能用ドライバ)233c、アプリケーション233fの他、PC202を介してMFP201に転送する印刷データや、PC202を介してMFP201から転送されたラスタデータ等が格納される。
【0084】
クライアント側プリンタドライバ233aは、PC202がMFP201のプリンタ機能について共有の設定をしていることから、OSの機能により、サーバであるPC202から自動的にインストールされる。クライアント側プリンタドライバ233aは、登録手段(登録部)233bを有している。
登録部233bは、OSに従って行われるクライアント側プリンタドライバ233aのセットアップにおいて、図8に示すように、ユーザにより入力されたホスト名を、RPC機能により、サーバ側プリンタドライバ223aを介して、DEVMODE構造体223gに書き込むものである。
【0085】
クライアント側スキャナドライバ233cは、ユーザによりPC203にインストールされる。クライアント側スキャナドライバ233cは、取得部(取得手段)233d及び設定部(設定手段)233eを有している。
取得部233dは、アプリケーション233fからのスキャン指示をトリガーとしてクライアント側スキャナドライバ233cのセットアップが開始された際、図8に示すように、GetPrinter APIを用いて、クライアント側プリンタドライバ233a及びRPC機能によるサーバ側プリンタドライバ223aを介して、DEVMODE構造体223gに書き込まれたMFP201のホスト名及びホスト名から検索したNamed Pipe名を読み出すものである。
設定部233eは、取得部233dによりMFP201のホスト名及びホスト名から検索したNamed Pipe名を読み出した後、クライアント側スキャナドライバ233cのセットアップの処理として、読み出したMFP201のホスト名及びNamed Pipe名を設定するものである。
【0086】
アプリケーション233fは、ユーザによりPC203にインストールされる。アプリケーション233fは、クライアント側プリンタドライバ233aに対して印刷指示を行ったり、クライアント側スキャナドライバ233cに対してスキャン指示を行ったりするものであり、様々な種類のものがある。
【0087】
表示部234、操作部235、CD−ROMドライブ236、LANインターフェース237は、それぞれ、PC202の表示部224、操作部225、CD−ROMドライブ226、LANインターフェース227と同一の部材であり、その説明を省略する。
【0088】
次に、図7に示したドライバ設定システムにおける本実施の形態に係るプリンタドライバ(第一機能用ドライバ)及びスキャナドライバ(第二機能用ドライバ)の処理の手順について、図4〜図6を参照して説明する。
【0089】
まず、セットアップ時におけるプリンタドライバ(ここでは、クライアント側プリンタドライバを示す。第二の実施形態では、PC203のプリンタドライバ233aである。)の処理の手順について、図4に基づいて説明する。
【0090】
図4に示すように、PC203において、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の共有機能により、サーバであるPC202からプリンタドライバ233aがインストールされると、OSの機能に従って、プリンタドライバ233aのセットアップが開始される(ステップS101)。
【0091】
そして、セットアップに従い、ユーザがデバイス情報を入力する(ステップS102)。ここで、デバイス情報とは、端末装置が接続する複合機に関する情報であり、第二の実施形態では、PC202が接続するMFP201のホスト名等の情報のことをいう。
【0092】
ユーザによりデバイス情報が入力されると、デバイス情報の少なくとも一部の情報(MFP201のホスト名の情報)が、RAM232等に一時記憶された後、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従って、通常のプリンタドライバ233aのセットアップ処理が引き続き行われる(ステップS103)。
【0093】
この処理が終了すると、HDD223にプリンタドライバ233aのデフォルトのDEVMODE構造体223gを記憶する領域が確保される。そして、登録部233bに基づく処理によって、DEVMODE構造体223gの拡張領域にデバイス情報の少なくとも一部(IPアドレス等)が書き込まれる(ステップS104)。そして、プリンタドライバの処理が終了する。
【0094】
次に、プリンタドライバのセットアップが終了した後のステータス変更時におけるプリンタドライバ(ここでは、クライアント側プリンタドライバを示す。第二の実施形態では、PC203のプリンタドライバ233aである。)の処理の手順について、図5に基づいて説明する。
【0095】
図5に示すように、PC203において、プリンタドライバ233aのセットアップが終了した後、ユーザにより、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従ってPC203にプリンタドライバ233aが起動され、イベントが発生すると(ステップS201)、そのイベントがステータス変更イベントかどうか判断される(ステップS202)。ここで、ステータス変更イベントとは、以前ユーザにより入力されたデバイス情報が変更されるイベントのことをいう。
【0096】
イベントがステータス変更イベントでない場合は(ステップS202:NO)、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従って、それぞれのイベントの通常のイベント処理を行い(ステップS204)、プリンタドライバの処理が終了する。
【0097】
一方、イベントがステータス変更イベントである場合は(ステップS202:YES)、クライアント側プリンタドライバ233aの登録部233b及びRPC機能によるサーバ側プリンタドライバ223aにより、ユーザにより変更されたデバイス情報の少なくとも一部の情報(MFP201のホスト名の情報)が、DEVMODE構造体223gの拡張領域に書き込まれる(ステップS203)。そして、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の機能に従って、その後の通常のイベント処理を行い(ステップS204)、プリンタドライバの処理が終了する。
【0098】
次に、スキャナドライバ(ここでは、クライアント側スキャナドライバを示す。第二の実施形態では、PC203のスキャナドライバ233cである。)の処理の手順について、図6に基づいて説明する。
【0099】
図6に示すように、PC203において、アプリケーション233fからスキャン指示があると(ステップS301)、スキャナドライバ233cのセットアップが開始される(ステップS302)。
【0100】
スキャナドライバ233cのセットアップでは、まず、取得部233dにより、GetPrinter APIが用いられ、デバイス情報として、登録部233bにより書き込まれたMFP201のホスト名及びホスト名から検索したNamed Pipe名を、クライアント側プリンタドライバ233a及びRPC機能によるサーバ側プリンタドライバ223aを介して、DEVMODE構造体223gの拡張領域から読み出す(ステップS303)。
尚、取得部233dによりDEVMODE構造体223gの拡張領域から読み出すホスト名及びNamed Pipe名は、クライアント側プリンタドライバ233aにおいてステータス変更イベントが発生していない場合は、上述のクライアント側プリンタドライバ233aのセットアップ時において書き込まれたホスト名及びホスト名から検索したNamed Pipe名であり(図4のステップS103参照)、クライアント側プリンタドライバ233aにおいてステータス変更イベントが発生した場合は、上述のクライアント側プリンタドライバ233aのステータス変更時において書き込まれたホスト名及びホスト名から検索したNamed Pipe名である(図5のステップS203参照)。
【0101】
次に、クライアント側スキャナドライバ233cのセットアップ処理として、設定部233eにより、読み出したMFP201のホスト名及びNamed Pipe名を、デバイス情報として設定する(ステップS304)。そして、引き続き、通常のクライアント側スキャナドライバ233cのセットアップ処理が行われる(ステップS305)。
【0102】
クライアント側スキャナドライバ233cのセットアップ処理が終了すると、スキャン指令の処理に進む。まず、クライアント側スキャナドライバ233cに設定されたデバイス情報で示されるMFP201に対して、Named Pipeによりサーバ側スキャナドライバ223cを介してスキャンコマンドを送信する(ステップS306)。そして、最終ラインまで終了するまで(ステップS308:YES)、Named Pipeによりサーバ側スキャナドライバ223cを介してスキャナドライバ233cに設定されたデバイス情報で示されるMFP201より1ライン分のラスタデータ受信を続けて行う(ステップS308:NO、ステップS307)。
【0103】
最終ラインまで終了すると(ステップS308:YES)、アプリケーション233fにラスタデータを送信し(ステップS309)、クライアント側スキャナドライバ233cの処理を終了する。
【0104】
このように、第二の実施形態のドライバ設定システム200、クライアント側プリンタドライバ233a及びクライアント側スキャナドライバ233cによれば、PC203において、クライアント側プリンタドライバ233aでユーザが設定したクライアント側プリンタドライバ233aについてのMFP201に関する情報の少なくとも一部であるホスト名及びNamed Pipe名を、クライアント側スキャナドライバ233cについてのMFP201に関する情報の設定として反映することができる(図4のステップS103、図5のステップS203、図6のステップS303及びステップS304)。
その結果、クライアント側プリンタドライバ233a及びクライアント側スキャナドライバ233cについて、MFP201に関する同一の設定内容(ホスト名及びNamed Pipe名等)に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【0105】
また、PC203において、スキャナ機能を利用するために、アプリケーション233fからスキャン指示が出され、クライアント側スキャナドライバ233cが起動される都度、クライアント側プリンタドライバ233aでユーザが設定したクライアント側プリンタドライバ233aについてのMFP201に関する情報の少なくとも一部であるホスト名及びNamed Pipe名を、クライアント側スキャナドライバ233cについてのMFP201に関する情報の設定として反映することができる(図6のステップS301〜S304)。
その結果、クライアント側プリンタドライバ233aについてのMFP201に関する情報がユーザにより設定変更された場合であっても(図5のステップS202〜S203)、常に最新のクライアント側プリンタドライバ233aについてのMFP201に関する情報を、クライアント側スキャナドライバ233cについてのMFP201に関する情報として設定することが可能である。
【0106】
また、MFP201は、プリンタ機能(印字部216)とスキャナ機能(スキャナ部217)とを備えている。
その結果、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)ではクライアント側プリンタドライバ233aのユーザによる設定が広くサポートされているので、クライアント側プリンタドライバ233aでユーザが設定したMFP201に関する情報を利用することにより、クライアント側スキャナドライバ233cについてのMFP201の設定の手間を省くことが可能である。
【0107】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
【0108】
上述の第一の実施形態及び第二の実施形態では、登録部123b、233bにより、プリンタドライバ123a、233aで設定したMFP101、201に関する情報を、DEVMODE構造体123g、223gの拡張領域に記憶しているがそれに限られず、スキャナドライバ123c、233cでアクセスすることができる領域(レジストリ、INIファイル等)に記憶すれば良い。
【0109】
ここで、第一の実施形態の変形例として、DEVMODE構造体の代わりにレジストリを用いた例について、図9及び図10に基づいて説明する。図9は、第一の実施形態の変形例に係るドライバ設定システムの概略構成図である。図10は、第一の実施形態の変形例に係るドライバ設定システムにおけるデータの流れについて説明した概略図である。
【0110】
図9に示すように、PC102のHDD123は、DEVMODE構造体123gの他にレジストリ123hを有する。ここで、レジストリ123hは、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)における、デバイスドライバ設定からアプリケーション設定まで、コンピュータに関するあらゆる設定情報を集中管理するデータベースのことである。また、レジストリ123hは、ドライバソフトを提供するベンダーが自由に設定することができる領域を備える。
【0111】
まず、図10に示すように、プリンタドライバ123aの登録部123bでは、SetPrinterData APIを用いて、レジストリ123hに、プリンタドライバ123aのセットアップにおいて入力されたMFP101のPort名を書き込む。
一方、取得部123dでは、図10に示すように、GetPrinterData APIを用いることにより、プリンタドライバ123aを介して、MFP101のPort名から、レジストリ123h内に格納されているMFP101のIPアドレスを検索して、IPアドレスを読み出す。
そして、設定部123eでは、取得部123dによりMFP101のIPアドレスを取得した後、スキャナドライバ123cのセットアップの処理として、読み出したMFP101のIPアドレスを設定する。
【0112】
また、上述した第一の実施形態の変形例の他に、レジストリ123hに、「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥BROTHER」というキーを作成し、その中に、プリンタドライバ123aの登録部123bが、RegSetValue APIを用いて、デバイス情報の少なくとも一部(例えば、IPアドレスやホスト名)を書き込む。そして、スキャナドライバ123cの取得部123dでは、RegQueryValue APIを用いて、レジストリ123h内に格納されているデバイス情報の少なくとも一部を取得する。
【0113】
更に、DEVMODE構造体の代わりにINIファイルを用いた場合は、例えば、Windows(登録商標)ディレクトリに拡張子が.INIのファイルを作成し、プリンタドライバ123aの登録部123bでWritePrivateProfileStringを用いて、作成したINIファイルにMFP101のIPアドレスを書き込む。そして、取得部123dでは、GetPrivateProfileStringを用いて作成したINIファイルに格納されているMFP101のIPアドレスを読み出し、設定部123eでスキャナドライバ123cのセットアップの処理として、読み出したMFP101のIPアドレスを設定する。
【0114】
また、MFP101に関する情報は、DEVMODE構造体123gのようにプリンタドライバ123aを介してアクセスする記憶領域に記憶しても良いし、スキャナドライバ123cを介してアクセスする記憶領域に記憶しても良い。
【0115】
尚、以上に説明した変形例は、第二の実施形態のドライバ設定システム200、プリンタドライバ233a及びスキャナドライバ233cにおいても適用することができる。
【0116】
また、上述の第一の実施形態及び第二の実施形態のドライバ設定システム100及び200では、PC102及びPC202、PC203のOSとして、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)をインストールしているが、それに限らない。例えば、MAC(登録商標)OSをインストールしても良い。尚、MAC(登録商標)OSの場合は、登録部123b、233bにより、プリンタドライバ123a、233aで設定したMFP101、201に関する情報を書き込むスキャナドライバ123c、233cでアクセスすることができる領域として、リソース等が考えられる。
【0117】
更に、上述の第一の実施形態及び第二の実施形態の複合機(MFP)101、201は、第一の機能としてプリンタ機能、第二の機能としてスキャナ機能を備えるものであるが、それに限らない。例えば、第一の機能としてファックス機能、第二の機能としてビデオキャプチャー機能とを備える複合機であってもよいし、それぞれ第一の機能、第二の機能がそれ以外の機能であってもよい。
【0118】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1によると、第一機能用ドライバでユーザが設定した第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することができる。従って、第一機能用ドライバ及び第二機能用ドライバについて、同一の複合機に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【0119】
請求項2によると、第二機能を利用するために第二機能用ドライバが起動される都度、第一機能用ドライバでユーザが設定した第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することができる。従って、第一機能用ドライバについての複合機に関する情報がユーザにより設定変更された場合であっても、常に最新の第一機能用ドライバについての複合機に関する情報を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報として設定することが可能である。
【0120】
請求項3によると、プリンタ機能とスキャナ機能とを備えた複合機に対応することができる。オペレーティングシステムではプリンタドライバのユーザによる設定が広くサポートされているので、プリンタドライバでユーザが設定した複合機に関する情報を利用することにより、スキャナドライバについての複合機の設定の手間を省くことが可能である。
【0121】
請求項4、5によると、汎用的なマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)の技術を用いる。従って、容易に本発明を適用することが可能である。
【0122】
請求項6によると、第一機能用ドライバでユーザが設定した第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバで取得することができる。従って、第一機能用ドライバについての複合機に関する情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することにより、第二機能用ドライバにおいて第一機能用ドライバと同一の複合機に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【0123】
請求項7によると、ユーザが、第一機能用ドライバにおいて第一機能用ドライバについての複合機に関する情報を設定することにより、その情報の少なくとも一部を、第二機能用ドライバについての複合機に関する情報の設定として反映することができる。従って、第二機能用ドライバにおいて第一機能用ドライバと同一の複合機に関する情報を設定しなければならないというユーザの負担を軽減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係るドライバ設定システムの概略構成図である。
【図2】第一の実施形態に係るドライバ設定システムにおけるデータの流れについて説明した概略図である。
【図3】DEVMODE構造体の概略図である。
【図4】セットアップ時におけるプリンタドライバの処理の手順について示したフローチャートである。
【図5】ステータス変更時におけるプリンタドライバの処理の手順について示したフローチャートである。
【図6】スキャナドライバの処理の手順について示したフローチャートである。
【図7】第二の実施形態に係るドライバ設定システムの概略構成図である。
【図8】第二の実施形態に係るドライバ設定システムにおけるデータの流れについて説明した概略図である。
【図9】第一の実施形態の変形例に係るドライバ設定システムの概略構成図である。
【図10】第一の実施形態の変形例に係るドライバ設定システムにおけるデータの流れについて説明した概略図である。
【符号の説明】
100,200 ドライバ設定システム
101,201 MFP(複合機)
102,203 PC(端末装置)
116,216 印字部(第一の機能)
117,217 スキャナ部(第二の機能)
123a,233a プリンタドライバ(第一機能用ドライバ)
123b,233b 登録部(登録手段)
123c,233c スキャナドライバ(第二機能用ドライバ)
123d,233d 取得部(取得手段)
123e,233e 設定部(設定手段)
123g,223g DEVMODE構造体(第二機能用ドライバがアクセス可能な領域)
123h レジストリ(第二機能用ドライバがアクセス可能な領域)
Claims (7)
- 少なくとも第一機能及び第二機能を備えた複合機と、前記複合機の前記第一機能のドライバソフトである第一機能用ドライバ及び前記第二機能のドライバソフトである第二機能用ドライバがインストールされた端末装置と、が通信可能に接続され、前記複合機に関する情報を前記端末装置の前記第一機能用ドライバ及び前記第二機能用ドライバのそれぞれに設定するドライバ設定システムであって、
前記第一機能用ドライバは、
前記第一機能用ドライバについての前記複合機に関する情報がユーザにより設定された際に、前記第二機能用ドライバがアクセス可能な領域に前記情報の少なくとも一部を書き込む登録手段を備え、
前記第二機能用ドライバは、
前記領域に書き込まれた前記情報の少なくとも一部を読み出す取得手段と、
読み出した前記情報の少なくとも一部を前記第二機能用ドライバについての前記複合機に関する情報として設定する設定手段と、
を備えることを特徴とするドライバ設定システム。 - 前記取得手段及び前記設定手段は、前記第二機能用ドライバが起動する際に機能することを特徴とする請求項1に記載のドライバ設定システム。
- 前記第一機能はプリンタ機能であり、前記第二機能はスキャナ機能であることを特徴とする請求項1または2に記載のドライバ設定システム。
- 前記端末装置にはオペレーティングシステムとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)がインストールされており、前記領域はDEVMODE構造体の拡張領域であり、前記取得手段はGetPrinter APIを用いることを特徴とする請求項3に記載のドライバ設定システム。
- 前記端末装置にはオペレーティングシステムとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)がインストールされており、前記領域はレジストリ内の領域であり、前記取得手段はGetPrinterData APIを用いることを特徴とする請求項3に記載のドライバ設定システム。
- 少なくとも第一機能及び第二機能を備えた複合機についての前記第一機能のドライバソフトである第一機能用ドライバにおいて、
前記第一機能用ドライバについての前記複合機に関する情報がユーザにより設定された際に、前記第二機能のドライバソフトである第二機能用ドライバがアクセス可能な領域に前記情報の少なくとも一部を書き込む手段、
として前記複合機と通信可能に接続されたコンピュータに実行させる第一機能用ドライバ。 - 少なくとも第一機能及び第二機能を備えた複合機についての前記第二能のドライバソフトである第二機能用ドライバにおいて、
前記第一機能のドライバソフトである第一機能用ドライバにより前記第二機能用ドライバがアクセス可能な領域に書き込まれた前記第一機能用ドライバについての前記複合機に関する情報の少なくとも一部を読み出す手段、
読み出した前記情報の少なくとも一部を、前記第二機能用ドライバについての前記複合機に関する情報として設定する手段、
として前記複合機と通信可能に接続されたコンピュータに実行させる第二機能用ドライバ。
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