JP2004170811A - 印刷装置及び印刷システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パネル操作部11あるいは外部操作機器30において、面数カウント方法又は枚数カウント方法のいずれか一方が選択され、メイン制御部18を介して不揮発メモリ14へ送られて記憶される。エンジン16から排紙情報を受け取ったカウンタ制御部15において、メイン制御部18からの両面印刷情報にもとづき、そのジョブについて両面印刷が設定されているか否かが判断される。両面印刷が設定されていない場合は、カウンタの増分が「1」とされる。一方、設定されている場合であって、面数カウント方法が設定されているときは、カウンタの増分が「2」とされ、枚数カウント方法が設定されているときは、「1」とされる。そして、これら増分にもとづき、印刷カウンタ14−2が増加される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ,ファクシミリ,コピー機,スキャナ,複合機等に代表される印刷装置及びこの印刷装置を備えた印刷システムに関し、特に、実行されたジョブに対して課金管理を行う機能を有した印刷装置及び印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業や官庁、団体などのオフィス等においては、通常、一台から複数台の印刷装置が設置されている。そして、企業等の中には、それら印刷装置で出力される印刷枚数や課金等を各部署や各部門ごとに管理しているところもある。
このような部署や部門ごとの印刷枚数等の管理には、印刷装置に備えられた部門管理機能が用いられる。
この部門管理機能とは、印刷数(たとえば、印刷ページ数,出力枚数等)や課金金額等を、予め設定された部門ごとに自動集計して管理する機能をいう。
このため、部門管理機能を用いる場合には、印刷数管理や課金管理等が行われる。
【0003】
それらのうち、印刷数管理とは、部門ごとに印刷数をカウントし、このカウントによる積算値をそれら部門ごとに管理することをいう。そして、印刷数のうち印刷ページ数(印刷面数)とは、印刷処理されたページ(面)の数をいう。また、出力枚数とは、印刷装置から排出された印刷処理後の用紙の枚数をいう。
一方、課金管理とは、部門ごとにカウント・集計された印刷数に課金単価を乗じ、この乗じて得た課金金額を、それら部門ごとに管理することをいう。
【0004】
これら印刷数管理や課金管理において印刷数をカウントする方法(印刷数カウント方法、課金方法)としては、印刷面数でカウントを行う面数カウント方法と、出力枚数でカウントを行う枚数カウント方法とがある。
そして、これら面数カウント方法と枚数カウント方法とは、それぞれ異なった特徴を有している。
【0005】
例えば、面数カウント方法は、一つの面(一ページ)に対して印刷処理を1回行うと、カウントを「1」増加させる。このため、一面あたりのトナーの消費量に総カウント数(印刷処理の総数)を乗じることで、トナーの総消費量を求めることができる。
このことから、面数カウント方法を用いれば、トナーについては実情に近い課金となる。
【0006】
ところが、この面数カウント方法においては、用紙を節約するために両面印刷を選択したとしても、一方の面(例えば、おもて面)に対しては「1」が、他方の面(例えば、うら面)に対しても「1」がそれぞれカウントされることから、用紙一枚に対してはカウントが「2」増加する。これは片面印刷を選択した場合と同じカウントの増分となることから、印刷回数が同じであれば両面印刷も片面印刷も同じ課金となる。
このため、両面印刷を選択した場合は、片面印刷と比較して、使用枚数を減らすことはできるものの、課金金額を減額することはできない。
【0007】
これに対して、枚数カウント方法は、片面印刷であっても、また両面印刷であっても、一枚の出力に対してカウントが「1」増加される。つまり、片面印刷においては、片面一回の印刷処理が行われた一枚の出力についてカウントが「1」増加するのに対し、両面印刷においては、一枚に対して表裏二回の印刷処理が行われてもカウントは「1」増加するだけである。
このように、出力一枚に対する印刷処理の回数は、両面印刷が片面印刷に比べて2倍となるものの、印刷処理一回に対するカウントの増加分は、両面印刷が片面印刷に比べて1/2となる。
これにより、両面印刷は、片面印刷に比べて課金金額が1/2となることから、両面印刷を選択すると、片面印刷と比較して使用枚数が減るとともに、課金金額をも減額できる(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
ところが、枚数カウント方法においては、両面印刷を選択した場合、出力枚数と印刷回数とが一致しない(印刷回数が出力枚数の約2倍の値になる)ため、この場合は、一面あたりのトナーの消費量に総カウント数(総出力枚数)を乗じても、トナーの総消費量を求めることはできない。
このことから、枚数カウント方法においては、トナー消費量は課金には反映されていない。
【0009】
それに、枚数カウント方法において片面印刷を使用した場合と両面印刷を使用した場合とでは、印刷装置の消耗品の消費量に関して不公平が生じる。
たとえば、片面印刷を使用して100枚印刷を行うと、印刷回数は100回となってカウント数は「100」増加する。これに対し、両面印刷を使用して100枚印刷を行うと、印刷回数は200回であるもののカウント数は片面印刷と同じ「100」増加するだけである。
このため、片面印刷使用時と両面印刷使用時とのカウント数がそれぞれ同じ場合は、印刷回数については1:2となり、さらに、この印刷回数に比例するトナーなどの消耗品の消費量についても1:2となる。
こうした状況は、片面印刷使用者にとっては、両面印刷使用者の1/2しか消耗品を使用していないものの、両面印刷使用者と同じカウント数であるために同じ課金金額をかけられることとなり、この点で不公平が生じてしまう。
なお、この説明における消耗品には用紙は含まれない。
【0010】
このように、面数カウント方法と枚数カウント方法とは、それぞれ異なった特徴を有しているが、いずれの印刷数カウント方法(課金方法)を採用するかは、メーカ側がその印刷装置を製品出荷する前に予め選択・設定している。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−098818号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の印刷装置で設定された印刷数カウント方法により課金管理に関して直接影響を受けるのは、その設定を行ったメーカではなく、実際に印刷操作を行うユーザであった。
たとえば、両面印刷が選択された場合において、枚数カウント方法が設定されているときは、ユーザは、課金金額の減額が可能となるものの、面数カウント方法が設定されているときはその減額は見込めなかった。
また、トナー消費量については、面数カウント方法の場合は、課金には反映されるものの、枚数カウント方法の場合は、反映されなかった。
【0013】
このように、枚数カウント方法又は面数カウント方法のいずれが設定されているかによって、課金金額が異なってくることから、経費節減を推進するユーザにとっては、その推進が促される印刷数カウント方法を自ら選択できることを望んでいた。
【0014】
さらに、近年、環境問題が注目される中、資源を有効活用する意識が企業や官庁等においても高まってきており、この一例として、印刷装置で使用する紙使用量の削減を推進する部署や部門が増えてきている。
このような部署等では、たとえば、両面印刷や裏紙(既に片面が使用されている紙)の使用が勧められている。そうして、裏紙の在庫がない場合や重要な書類などで裏紙使用が相応しない印刷物に対しては新しい紙を使用することとしている。
【0015】
ところが、それら両面印刷や裏紙使用の推進は、いずれの印刷数カウント方法が設定されているかによって、その推進力に差が生じていた。
例えば、枚数カウント方法が設定されている場合には、ユーザは、出力枚数を減らすために裏紙の使用ではなく両面印刷を行おうとしていた。
裏紙使用の場合は、用紙一枚に印刷処理が一回行われてカウントが「1」増加するのに対し、両面印刷の場合は、用紙一枚に印刷処理が二回行われてもカウントが「1」増加するだけであるため、課金が1/2となるからである。
【0016】
これに対し、面数カウント方法が設定されている場合には、ユーザは、両面印刷又は片面印刷のいずれであっても同じカウントの増分となるため、裏紙を使おうとしていた。
裏紙は、印刷が誤った場合や書類整理を行った場合などにおいて断続的にあるいは次々と発生するものであるが、この裏紙を用いて印刷することは、資源の有効利用や経費の節減等の観点から奨励すべきである。また、外部に出さない書類や試し印刷、個人管理される書類などにおいては、裏紙であっても十分にその機能を果たし得る。このように、裏紙を使用できる状況は比較的多い。
【0017】
これらのように、ユーザは、設定されている課金方法に応じて、両面印刷又は裏紙使用のいずれかについて使い分けを行っていた。
そうすると、枚数カウント方法が設定されている場合には、大量にでてきた裏紙を処理できない事態が生じていた。一方、面数カウント方法が設定されている場合には、両面印刷が減少するため使用枚数が減少しないという事態が生じていた。
【0018】
ここで、ユーザにより印刷数カウント方法を変更できることとすれば、それら裏紙使用や両面印刷の推進、裏紙と新しい用紙との使用量の調整が可能となる。
たとえば、裏紙の使用を推進したい場合は、面数カウント方法を設定すればよい。この設定を行うことで、課金に関して新しい用紙へ両面印刷を行うメリットはなくなるため、裏紙の使用を促進することができる。そして、裏紙を使用しない場合にも両面カウントをするとトナー消費量を考慮に入れた課金が可能となる。この場合は、片面カウントにおける消耗品の消費量の不公平を是正できる。
また、両面印刷を促進したい場合は、枚数カウント方法を設定すればよい。この設定を行うことで、ユーザは、ページ数が同じでもカウント数を減らすために片面印刷ではなく両面印刷を行おうとする。
【0019】
このように、ユーザにより印刷数カウント方法の変更を可能とすれば、ユーザは、裏面使用又は両面印刷のうちいずれを推進したいかによって、印刷数カウント方法を適宜設定変更することができる。
このことから、企業等においては、裏紙や新しい用紙の残量を考慮しつつ、資源の有効利用や経費の節減の推進を図るため、製品出荷後においても、印刷数カウント方法の設定変更を可能とする技術の提案を望んでいた。
【0020】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、製品出荷後においてもユーザにより印刷数カウント方法(課金方法)の設定変更を可能にして、企業等における経費の節減や資源の有効利用の推進を図る印刷装置及び印刷システムの提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明の請求項1記載の印刷装置は、印刷数をカウントする方法を複数有した印刷装置であって、複数の印刷数カウント方法の中から一の印刷数カウント方法を選択する課金方法選択手段と、一の印刷数カウント方法を記憶する第一の記憶手段と、実行されたジョブに対して一の印刷数カウント方法によりカウンタの増分を求めるカウント手段と、カウンタの増分を記憶する第二の記憶手段とを有した構成としてある。
【0022】
印刷装置をこのような構成とすると、ユーザは、製品出荷後においても、印刷数カウント方法(課金方法)の設定変更を行うことができる。
このため、例えば、印刷数カウント方法のうち面数カウント方法を選択して設定した場合は、裏紙の使用を促進できる。一方、枚数カウント方法を選択して設定した場合は、両面印刷を促進できる。
このように、複数の印刷数カウント方法の中から一の印刷数カウント方法を選択して設定可能とすることで、裏紙使用又は両面印刷のいずれかを促進できることから、裏紙や新しい用紙の残量を考慮しつつ、経費の節減や資源の有効利用を図ることができる。
なお、面数カウント方法が選択された場合は、トナー使用量の課金が可能となる。
【0023】
また、請求項2記載の印刷装置は、複数の印刷数カウント方法が、印刷した面の数をカウントする面数カウント方法と、出力枚数をカウントする枚数カウント方法とを有した構成としてある。
印刷装置をこのような構成とすれば、面数カウント方法と枚数カウント方法との切り替えによる設定変更が可能となる。このため、面数カウント方法の設定により裏紙の使用を推進でき、一方、枚数カウント方法の設定により両面印刷の推進が可能となる。
これらのことから、裏紙と新しい用紙との残量を考慮しつつ、資源の有効利用を図るとともに、経費の節減を促進できる。
【0024】
また、請求項3記載の印刷装置は、課金方法選択手段が、パネル操作部を有した構成としてある。
印刷装置をこのような構成とすると、パネル操作部において、面数カウント方法と枚数カウント方法との切り替えによる設定変更を行うことができる。これにより、カウント手段においては、実行されたジョブに対して、そのパネル操作部で設定変更された一の印刷数カウント方法によりカウンタの増分を求めることができる。
したがって、印刷数カウント方法の変更により、資源の有効利用や経費の節減が推進可能となる。
【0025】
また、請求項4記載の印刷装置は、第一及び/又は第二の記憶手段が、不揮発メモリからなる構成としてある。
印刷装置をこのような構成とすれば、課金方法選択手段で設定変更された印刷数カウント方法や、カウント手段で求められたカウントの増分を不揮発メモリに記憶させることができる。
そして、このメモリは不揮発性であることから、電源が切断され、さらに再投入された後においても、その設定変更された印刷数カウント方法によって印刷数をカウントすることができ、さらにカウントの増分を再投入後に持ち越すことができる。
【0026】
また、請求項5記載の印刷システムは、通信線に接続された印刷装置と、通信線を介して印刷装置の出力を制御する外部操作機器とを備えた印刷システムであって、外部操作機器が、複数の印刷数カウント方法の中から一の印刷数カウント方法を選択する課金方法選択手段を有し、印刷装置が、外部操作機器から受信した一の印刷数カウント方法を記憶する第一の記憶手段と、実行されたジョブに対して一の印刷数カウント方法によりカウンタの増分を求めるカウント手段と、カウンタの増分を記憶する第二の記憶手段とを有した構成としてある。
【0027】
印刷システムをこのような構成とすると、ユーザは、外部操作装置(たとえば、ホストコンピュータなど)において、印刷数カウント方法の設定変更を行うことができる。
このため、ユーザは、ネットワークを介してホストコンピュータにより印刷装置の出力を制御する印刷システムにおいて、わざわざ印刷装置まで行かなくても、そのホストコンピュータ上で印刷数カウント方法を設定変更できる。
【0028】
さらに、印刷数カウント方法のうち面数カウント方法を選択して設定した場合は、裏紙の使用を促進でき、一方、枚数カウント方法を選択して設定した場合は、両面印刷を促進できることから、企業等にとっては、裏紙や新しい用紙の残量を考慮しつつ、経費の節減や資源の有効利用を推進できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の印刷装置の実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態の印刷装置の構成を示すブロック図である。
なお、図中のブロック構成は、本発明を説明する上で最小限の構成である。
【0030】
同図に示すように、印刷装置10は、パネル操作部11と、パネル制御部12と、外部I/F13と、不揮発メモリ14と、カウンタ制御部15と、エンジン16と、エンジンI/F17と、メイン制御部18とを有している。
なお、印刷装置10には、インクジェットプリンタ,昇華型熱転写方式プリンタ,ドットインパクトプリンタ,インクジェット式プリンタ,レーザプリンタ,溶融型熱転写方式プリンタなど、各種のプリンタ方式を備えた印刷装置が含まれる。
【0031】
ここで、パネル操作部11は、LCD(液晶ディスプレイ)などを用いた情報表示機であって、所定の情報(例えば、印刷内容に関する情報,部門管理機能に関する情報,エラーメッセージなど)や情報入力用のキーなどを画面表示する。また、パネル操作部11は、タッチパネルで構成できる。この場合、その画面上でキーが押下されることで、その押下により指定されたキーの示す情報が入力され、パネル制御部12へ送られる。
【0032】
さらに、パネル操作部11においては、印刷要求に関する情報や部門管理機能に関する情報等が入力される。
この入力される情報には、例えば、印刷数カウント方法の選択・設定・変更に関する情報がある。
具体的には、図2に示すように、パネル操作部11に、面数カウント方法を選択するキー「印刷面数をカウント」と、枚数カウント方法を選択するキー「出力枚数をカウント」とが表示され、ユーザにより選択される。
このようにパネル操作部11は、印刷数カウント方法の選択機能を有していることから課金方法選択手段を構成する。
【0033】
パネル制御部12は、パネル操作部11で表示される画面を制御する。
また、パネル制御部12は、パネル操作部11で入力・選択された情報(たとえば、面数カウント方法又は枚数カウント方法のうちいずれか選択された旨を示す情報など)をメイン制御部18へ送る。
【0034】
外部I/F13は、図3に示すように、通信線20を介して外部操作装置30と接続されるインタフェイスである。
通信線20は、LANやWANなど一定領域内のネットワークであってもよく、また、電話回線網や無線通信網などの公衆通信網であってもよい。さらに、通信線20には、RS−232Cなどのシリアルインタフェイス等を含む。
【0035】
外部操作装置30は、通信線20に接続されたコンピュータであって、ユーザにより入力された印刷要求に関する情報や部門管理機能に関する情報等を印刷装置10へ送ることができる。
この外部操作装置30は、たとえば、ホストコンピュータで構成できる。
【0036】
また、外部操作装置30は、機器操作部31を有している。
機器操作部31は、印刷要求に関する情報(印刷数カウント方法の選択内容を示す情報を含む)や部門管理機能に関する情報等を入力するための入力画面を表示するとともに、画面上で指定された情報を受け取って外部操作機器30の制御部(図示せず)へ送る。
このように、機器操作部31は、印刷数カウント方法の選択機能を有していることから課金方法選択手段を構成する。このことから、外部操作装置30は、課金方法選択手段(機器操作部31)を有することとなる。
なお、外部操作装置30が課金方法選択手段(機器操作部31)を有している場合には、印刷装置10は、課金方法選択手段としての機能を備えたパネル操作部11を有する必要はない。
【0037】
不揮発メモリ14は、印刷処理に関する所定の情報を記憶する。
また、不揮発メモリ14は、印刷数カウント方法記憶部14−1と印刷カウンタ14−2とを有している。
印刷数カウント方法記憶部14−1は、印刷装置10の製品出荷時に設定された印刷数カウント方法、あるいは、課金方法選択手段(パネル操作部11あるいは外部操作装置30)で選択(設定変更)された印刷数カウント方法を記憶する。
【0038】
このように、不揮発メモリ14は、選択された印刷数カウント方法を記憶することから、第一の記憶手段を構成する。
そして、課金方法選択手段で選択された印刷数カウント方法を、不揮発性のメモリに記憶させることにより、印刷装置10の電源が切断され、再度投入された後においても、カウンタ制御部15(後述)は、その記憶された印刷数カウント方法により、実行されたジョブに対してカウンタの増分を求めることができる。
【0039】
印刷カウンタ14−2は、カウンタ制御部(カウント手段及び記憶制御手段)15の制御により、カウント値を増加させる。
このように、不揮発メモリ14は、カウント手段であるカウンタ制御部15の制御によりカウント値を増加させることから、第二の記憶手段を構成する。
このカウンタの増分を、不揮発性のメモリに記憶させることにより、印刷装置10の電源が切断され、再度投入された後においても、その増分を持ち越すことができる。
【0040】
なお、カウンタ増分の管理機能は、本実施形態においては、不揮発メモリ14に設けられた印刷カウンタに行わせることとしてあるが、不揮発メモリ14に設けられた印刷カウンタに限るものではなく、たとえば、ホストコンピュータなどの外部装置に行わせることができる。
この外部装置がカウンタ増分の管理機能を有する場合は、外部I/Fから外部装置へ所定の情報が送信される。
【0041】
カウンタ制御部15は、実行されたジョブに対して、設定された印刷数カウント方法によりカウンタの増分を求める。そして、この求めたカウンタの増分を印刷カウンタ14−2に書き込み、そのカウント値を増加させる。
このカウンタ制御部15でカウンタの増分を求めるために用いられる印刷数カウント方法は、不揮発メモリ14の印刷数カウント方法記憶部14−1に記憶されている。
【0042】
また、カウンタ制御部15は、ジョブが実行されたか否かの判断については、エンジン16からの排紙情報にもとづいて行う。すなわち、カウンタ制御部15は、エンジン16から排紙情報を受け取ると、ジョブが実行されたものと判断する。
さらに、カウンタ制御部15は、排紙情報を受け取ると、メイン制御部18から両面印刷情報を受け取る。そして、この両面印刷情報が、実行されたジョブについて両面印刷が設定されている旨を示すものか否かを判断する。
判断の結果、両面印刷が設定されていない旨を示すときは、印刷数カウント方法に関係なく、カウンタの増分を「1」として、印刷カウンタ14−2のカウント値を「1」増加させる。
【0043】
一方、設定されている旨を示すときは、カウンタ制御部15は、続いて、不揮発メモリ14の印刷数カウント方法記憶部14−1に記憶されている印刷数カウント方法が面数カウント方法か否かを判断する。
判断の結果、面数カウント方法に設定されているときは、カウンタの増分を「2」として、印刷カウンタ14−2のカウント値を「2」増加させる。
一方、面数カウント方法に設定されていないときは、カウンタの増分を「1」として、印刷カウンタ14−2のカウント値を「1」増加させる。
このように、カウンタ制御部15は、実行されたジョブに対して設定された一の印刷数カウント方法によりカウンタの増分を求めるとともに、この求めた増分を印刷カウンタ14−2に書き込むことから、カウント手段と記憶制御手段とを構成する。
【0044】
エンジン16は、印刷処理の実行を制御するとともに、不揮発メモリ14との間で所定の情報を送受する。
また、エンジン16は、実行したジョブの内容をカウンタ制御部15へ送る。
この送られるジョブの実行内容には、例えば、印刷処理を実行した用紙を排出した旨を示す情報(排紙情報)などが含まれる。
エンジンI/F17は、エンジン16とメイン制御部18との間で印刷処理に関する所定の情報を送受する。
【0045】
メイン制御部18は、印刷装置10における構成各部の動作を制御する。また、メイン制御部18は、パネル操作部11で選択された印刷数カウント方法をパネル制御部12を介して受け取り、カウンタ制御部15を介して不揮発メモリ14へ送り、記憶させる。
さらに、メイン制御部18は、外部操作機器30で選択された印刷数カウント方法を外部I/F13を介して受け取り、カウンタ制御部15を介して不揮発メモリ14へ送り、記憶させる。
【0046】
また、メイン制御部18は、排紙情報が受け取られたカウンタ制御部15に対して両面印刷情報を送る。
両面印刷情報とは、実行されたジョブについて両面印刷が設定されているか否かを示す情報をいう。
【0047】
次に、本実施形態の印刷装置の動作(課金方法の切替方法)について、図4を参照して説明する。
同図は、本実施形態の印刷装置における印刷数のカウントの動作を示すフローチャートである。
【0048】
エンジン16で印刷処理が制御されると、排紙ごとに排紙情報がカウンタ制御部15へ送られる。
この排紙情報を受け取ったカウンタ制御部15において、メイン制御部18からの両面印刷情報により、両面印刷が行われているか否かが判断される(ステップ10)。
判断の結果、両面印刷が行われていない場合は、カウンタ制御部15の制御により、印刷数カウント方法に関係なく、印刷カウンタ14−2のカウント値が、一枚の排紙に対して「1」進められる(ステップ11)。
【0049】
一方、両面印刷を行っている場合は、次いで、カウンタ制御部15において、面数カウント方法が設定されているか否かが判断される(ステップ12)。この判断は、不揮発メモリ14の印刷数カウント方法記憶部14−1に記憶されている印刷数カウント方法が、面数カウント方法であるか否かを確認することによって行われる。
【0050】
判断の結果、面数カウント方法が設定されているときは、カウンタ制御部15の制御により、印刷カウンタ14−2のカウント値が、一枚の排紙に対して「2」進められる(ステップ13)。
一方、面数カウント方法が設定されていないときは、枚数カウント方法が設定されているため、この場合は、カウンタ制御部15の制御により、印刷カウンタ14−2のカウント値が、一枚の排紙に対して「1」進められる(ステップ14)。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザは、製品出荷後の印刷装置においても、印刷数カウント方法(課金方法)の設定変更を行うことができる。
このため、たとえば、面数カウント方法を設定することで裏紙の使用を促進でき、また、枚数カウント方法を設定することで両面印刷を促進できることから、経費の節減と資源の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の印刷装置におけるパネル操作部の構成を示す正面図である。
【図3】本発明の印刷装置と外部操作装置との接続構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の印刷装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 印刷装置
11 パネル操作部
12 パネル制御部
13 外部I/F
14 不揮発メモリ
14−1 印刷数カウント方法記憶部
14−2 印刷カウンタ
15 カウンタ制御部
16 エンジン
17 エンジンI/F
18 メイン制御部
20 通信線
30 外部操作機器
31 機器操作部
Claims (5)
- 印刷数をカウントする方法を複数有した印刷装置であって、
前記複数の印刷数カウント方法の中から一の印刷数カウント方法を選択する課金方法選択手段と、
前記一の印刷数カウント方法を記憶する第一の記憶手段と、
実行されたジョブに対して前記一の印刷数カウント方法によりカウンタの増分を求めるカウント手段と、
前記カウンタの増分を記憶する第二の記憶手段とを有した
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記複数の印刷数カウント方法が、印刷した面の数をカウントする面数カウント方法と、出力枚数をカウントする枚数カウント方法とを有した
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記課金方法選択手段が、パネル操作部を有した
ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。 - 前記第一及び/又は第二の記憶手段が、不揮発メモリからなる
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の印刷装置。 - 通信線に接続された印刷装置と、前記通信線を介して前記印刷装置の出力を制御する外部操作機器とを備えた印刷システムであって、
前記外部操作機器が、複数の印刷数カウント方法の中から一の印刷数カウント方法を選択する課金方法選択手段を有し、
前記印刷装置が、
前記外部操作機器から受信した前記一の印刷数カウント方法を記憶する第一の記憶手段と、
実行されたジョブに対して前記一の印刷数カウント方法によりカウンタの増分を求めるカウント手段と、
前記カウンタの増分を記憶する第二の記憶手段とを有した
ことを特徴とする印刷システム。
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