JP2004169952A - 差圧制御ユニット - Google Patents

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真 田中
Masafumi Kinoshita
雅史 木下
Minoru Takahashi
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Abstract

【課題】クリーンルームの施工を容易にする。
【解決手段】差圧制御ユニット60は、クリーンルーム内に設置するケーシング62を有する。ケーシング62は、吹出し口64と吸込み口66とが形成してある。ケーシング62の内部には、差圧制御部88と換気制御部116とが設けてある。差圧制御部88は、差圧検出ユニット90の差圧出力部92の求めたクリーンルームの内外の圧力差に基づいて、給気ダクト76に設けたモータダンパ84の開度を制御し、クリーンルームの内外の圧力差を設定値となるように制御する。換気制御部116は、給気ダクト76に設けた流量計86の出力信号に基づいて、排気ダクト106に設けたモータダンパ114を制御し、クリーンルームの換気量を所定値に保持する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、差圧制御ユニットに係り、特にバイオクリーンルームやバイオハザードルームなどのクリーンルームにおける室内外の圧力差を一定に保持するための差圧制御ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
バイオクリーンルームやバイオハザードルームは、一般に作業環境を一定の清浄度に保持する必要から、高い換気量を確保したクリーンルームとして形成される。また、バイオクリーンルームは、室外から細菌が浸入するのを防ぐために、室内を室外より高い圧力(正圧)に保持している。一方、バイオハザードルームは、室内から室外に細菌が漏れ出さないように、室内を室外より低い圧力(負圧)に保持している。このようなバイオクリーンルーム、バイオハザードルームを構成するクリーンルーム(以下、単にクリーンルームという)は、従来、図6のようになっていた。
【0003】
図6において、クリーンルーム10には、給気系統20と排気系統50とが設けられている。給気系統20は、フィルタ22と空調機24とを有する。フィルタ22は、クリーンルーム10の天井部に設けた吹出し口26に臨ませて取り付けてある。そして、空調機24からの空気は、給気ダクト28を介してフィルタ22に供給され、矢印30のようにクリーンルーム10内に吹き出される。また、給気ダクト28には、モータダンパ32が設けてある。このモータダンパ32は、差圧制御器34に接続してある。差圧制御器34は、差圧計36の出力信号に基づいてモータダンパ32の開度を調節する。
【0004】
排気系統50は、排気ファン52とフィルタ54とを備えている。フィルタ54は、クリーンルーム10の天井部に形成した吸込み口56に臨ませて取り付けてある。排気ファン52は、排気ダクト58を介してフィルタ54に連通しており、クリーンルーム10内の空気を矢印59のように吸引して室外に排出する。また、排気系統50は、換気制御器62を有する。換気制御器62は、排気ダクト58に設けた流量計64の出力信号に基づいて、排気ダクト58に設けたモータダンパ66の開度を制御する。
【0005】
すなわち、図6に示したクリーンルーム10は、給気系統20の差圧制御器34が給気ダクト28に設けたモータダンパ32の開度を制御することにより、クリーンルーム10内と室外との圧力差を所定値に保持し、排気系統50の換気制御器62が排気ダクト58に設けたモータダンパ66の開度を制御することにより、クリーンルーム10の換気量が所定値に保持される。
なお、換気を行なわない密閉した室内と室外との圧力差を一定に保持する装置として、特許文献1に記載のものがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−349586号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクリーンルーム10は、給気ダクト28、排気ダクト58に設けたモータダンパ32、66を天井裏に設置するようにしている。このため、クリーンルーム10を施工する場合、狭い天井裏にモータダンパ32、66を設置するための架台を設けたり、吊り天井を設けたり必要があり、施工が困難で作業能率が非常に悪い。
【0008】
また、従来のクリーンルーム10は、吹出し口26、吸込み口56を一般に天井面に形成し、この吹出し口26、吸込み口56の部分にフィルタ22、54を設置している。このため、フィルタ22、54を設置する場合にも、モータダンパ32、66の設置と同様な問題を有している。しかも、クリーンルーム10は、外部からの細菌の侵入や室外に細菌が漏れるのを防止するために気密性が要求されており、吹出し口26、吸込み口56の周囲をシールしなければならない。しかし、従来の吹出し口26、吸込み口56は、シール箇所が多く、シール作業も困難であるため、充分な気密性を確保しにくい。さらに、モータダンパ32、66とダクト28、58との接合部もシールをする必要があるが、天井裏での作業であり、作業性が悪く、漏洩などの問題を生じやすい。しかも、モータダンパ32、66の設置場所が天井裏において分散しているため、施工後の定期的な漏洩チェックが容易でなく、多くの時間と手間とを必要とする。
【0009】
一方、特許文献1に記載の装置は、換気しない密閉した室について、室内と室外との圧力差を一定に保持することが可能である。しかし、実際に作業を行なうクリーンルームにおいては、所定の換気量を確保しつつ、所定の空気清浄度に保つことが必須であり、特許文献1に記載の装置を、このようなクリーンルームに適用することができない。このため、換気を行ないつつ所定の清浄度が得られるクリーンルームの施工が容易に行なえ、気密性を確実に確保できるようにすることが強く望まれている。
【0010】
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、クリーンルームの施工を容易にすることを目的としている。
また、本発明は、クリーンルームの気密性を容易に確保できるようにすることを目的としている。
さらに、本発明は、施工後における気密性のチェックを容易に行なえるようにすることなどを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る差圧制御ユニットは、吹出し口と吸込み口とを有するケーシングと、このケーシングに設けられて外部から供給された空気を前記吹出し口に導くための給気流路と、この給気流路に設けられて空気中の塵埃を除去する給気用フィルタと、前記給気流路に設けられて前記吹出し口を介して室内に供給する給気量を調節する給気調節部と、前記ケーシングに設けられて前記吸込み口を介して吸引された室内空気を室外に導くための排気流路と、この排気流路に設けられて空気中の塵埃を除去する排気用フィルタと、前記排気流路に設けられて室内空気の吸引量を調節する換気調節部と、前記室内と室外との圧力差を検出する差圧検出部と、この差圧検出部の出力信号に基づいて前記給気調節部を制御し、前記室内と室外との圧力差を設定値に保持する差圧制御部と、前記給気流路または前記排気流路を流れる空気量を検出する換気量検出部と、この換気量検出部の出力信号に基づいて前記換気調節部を制御し、室内換気量を所定値に制御する換気制御部と、を有することを特徴としている。
【0012】
差圧検出部の圧力センサを除いた部分、差圧制御部、換気量検出部、および換気制御部は、ケーシング内に設けるとよい。そして、排気流路には、殺菌部を設けることができる。また、給気流路には、給気温度調節部を設けてもよい。
【0013】
【作用】
上記のようになっている本発明は、空気を浄化するフィルタや給気流路、排気流路、さらには給気調節部、換気調節部などを組み込んだケーシングをクリーンルーム内に設置することにより、クリーンルームの施工を容易、迅速に行なうことができる。そして、クリーンルームには、吹出し口や吸込み口を形成する必要がないため、クリーンルームの気密性の確保が容易となり、気密性のチェックなども容易、迅速に行なうことができる。
【0014】
差圧検出部の圧力センサを除いた部分、差圧制御部、換気量検出部、および換気制御部をケーシング内に設けると、差圧制御ユニットをよりコンパクトにすることができるとともに、現場における配線作業などが削減され、クリーンルームの施工をより容易、迅速に行なうことができる。また、排気流路に殺菌部を設けると、クリーンルーム内に細菌が漏れたとしても、室外に排出されるのを防止することができ、クリーンルームの安全性を向上することができる。そして、給気流路に給気温度調節部を設けることにより、通常のファンによる給気が可能となり、また温度、湿度制御部と差圧制御部が分散しないため、設備全体のスリム化が図れ、メンテナンスが容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る差圧制御ユニットの好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施の形態に係る差圧制御ユニットの説明図である。図1において、差圧制御ユニット60は、後述するように、クリーンルーム内に設置されるケーシング62を有している。ケーシング62は、前面(図1の左側面)の上部に吹出し口64が形成してあり、前面下部に吸込み口66が形成してある。また、ケーシング62は、内部の上下部にフィルタボックス68、70が取り付けてある。上側のフィルタボックス68は、吹出し口64の下方に位置し、内蔵した給気用フィルタ72の前面側に設けたスクリーン74が上向きとなるように取り付けてある。そして、フィルタボックス68は、下部に給気ダクト76の一端が接続してあって、給気ダクト76とともに給気流路を構成している。給気用フィルタ72は、空調機80からの空気に含まれる塵埃などを除去して清浄空気にする。この清浄空気は、矢印71に示したように、吹出し口64からクリーンルーム内に吹き出される。
【0016】
給気ダクト76の他端は、ケーシング62の背面から突出しており、その先端の給気口78が空調機80に取り付けた外部給気ダクト82に接続できるようになっている。また、ケーシング62内の給気ダクト76には、モータダンパ84と流量計86とが設けてある。モータダンパ84は、給気ダクト76を流れる空気(給気)の量を調節する給気調節部であって、ケーシング62内に設けたマイクロコンピュータなどからなる差圧制御部88により制御される。この差圧制御部88には、差圧検出部90の差圧出力部92が接続してある。差圧検出部90は、差圧出力部92に接続した室内と室外との圧力を検出する一対の圧力センサ94、96を備えている。差圧出力部92は、例えば差圧計から構成してあってケーシング62の内部に設けられ、ケーシング62の外部に設置される各圧力センサ94、96の検出信号に基づいて、室内と室外との圧力差を求めて差圧制御部88に出力する。差圧制御部88は、差圧出力部92の出力信号(圧力差)を予め与えられた設定値と比較し、室内外の圧力差が設定値となるようにモータダンパ84の開度を制御する。
【0017】
すなわち、差圧制御部88は、クリーンルーム内の圧力が室外の圧力より高くなるように設定されている場合、差圧出力部92の求めた室内外の圧力差が設定値より小さいとき、モータダンパ84の開度を大きくし、クリーンルームに供給する空気量を増大して室内の圧力を高くし、室内と室外との圧力差を大きくする。また、差圧制御部88は、差圧出力部92の求めた圧力差が設定値より大きい場合、モータダンパ84の開度を小さくしてクリーンルームへの給気量を減少し、室内の圧力を低下させる。なお、流量計86の作用については、後述する。
【0018】
ケーシング62の下部に設けたフィルタボックス70は、吸込み口66の上方に位置している。そして、フィルタボックス70は、内蔵した排気用フィルタ100の前面側に設けたスクリーン102が下向きとなるように取り付けてある。排気用フィルタ100は、矢印104のように吸込み口66から吸い込まれる室内空気を浄化する。
【0019】
フィルタボックス70は、上部に排気ダクト106の一端が接続してあって、排気ダクト106とともに排気流路を形成している。排気ダクト106の他端は、ケーシング62の背面から突出しており、その先端の排気口108が排気ファン110を有する外部排気ダクト112に接続可能となっている。そして、排気ファン110は、外部排気ダクト112、排気ダクト106、排気用フィルタ100、吸込み口66を介して室内の空気を吸引し、室外に排出して室内を強制換気する。
【0020】
ケーシング62内の排気ダクト106には、排気ダクト106を流れる空気の量を調節するモータダンパ(換気調節部)114が設けてある。このモータダンパ114は、ケーシング62内に取り付けたマイクロコンピュータなどからなる換気制御部116に接続してあって、換気制御部116によって開度が制御される。一方、給気ダクト76に設けた流量計86は、換気量検出部を構成していて、検出信号を換気制御部116に出力する。すなわち、クリーンルームにおける室内と室内との圧力差は、一般に数10Pa以内の微差圧であって、給気ダクト76を介してクリーンルームに供給された空気量をクリーンルームから排出される空気量、すなわち換気量と見なすことができる。従って、換気制御部116は、給気ダクト76に設けた流量計86の検出信号を設定された換気風量と比較し、排気ダクト106に設けたモータダンパ114の開度を制御して所定の換気風量が得られるようにする。
【0021】
なお、流量計86は、排気ダクト106に設けてもよい。流量計86を排気ダクトに設けた場合、クリーンルームからの排気量(換気量)を直接検出することになり、より正確な換気量を求めることができる。
【0022】
このようになっている差圧制御ユニット60は、図2に示したように、クリーンルーム120の内部に設置される。そして、差圧制御ユニット60は、給気ダクト76の給気口78と排気ダクト106の排気口108とが、クリーンルーム120の壁部122を貫通させた外部給気ダクト82と外部排気ダクト112とに接続される。また、差圧検出部90を構成している一方の圧力センサ94は、クリーンルーム120内に設置されてクリーンルーム内の圧力を検出する。そして、他方の圧力センサ96は、クリーンルーム120の外部に配置され、室外の圧力を検出する。
【0023】
すなわち、実施形態の差圧制御ユニット60を使用することにより、天井面に清浄空気の吹出し口や、室内空気の吸込み口を設ける必要がなく、天井裏にダクトやモータダンパ、フィルタなどを設置する必要がない。このため、天井裏における困難な作業をなくすことができ、クリーンルーム120の施工を容易、迅速に行なうことができる。しかも、クリーンルーム120の壁部122に設ける開口は、外部給気ダクト82と外部排気ダクト112とを貫通させるものだけであり、クリーンルーム120の開口を従来より大幅に小さくできるため、シール作業を容易、確実に行なうことができ、クリーンルーム120の高い気密性を容易に確保することができる。
【0024】
しかも、実施形態においては、差圧検出部90の圧力センサ94、96を除いた部分(差圧出力部92)、差圧制御部88、換気量検出部(流量計86)、および換気制御部116をケーシング62の内部に設けているため、差圧制御ユニット60をコンパクトにすることができ、現場における配線作業などを削減できてクリーンルーム120の施工を容易、迅速に行なうことができる。また、モータダンパ84、114や給気用フィルタ72、排気用フィルタ100をクリーンルーム120内に設置するケーシング62に収納しているため、定期的な点検、検査などを容易、迅速に行なうことができる。そして、長期間の使用によりモータダンパ84、114と給気ダクト76、排気ダクト106との接続部のシール性に問題を生じたとしても、細菌が室外からクリーンルーム120に侵入したり、細菌がクリーンルーム120から室外に漏洩するおそれがなく、安全性が向上する。
【0025】
図3は、差圧制御ユニット60による他のクリーンルームの構成例を示したものである。この実施形態においては、複数(実施形態の場合3つ)のクリーンルーム120(120a〜120c)のそれぞれに差圧制御ユニット60(60a〜60c)が配設してある。各差圧制御ユニット60は、給気ダクト76(76a〜76c)が外部給気ダクト82に接続してあり、排気ダクト106(106a〜106c)が外部排気ダクト112に接続してある。すなわち、各差圧制御ユニット60は、空調機80と排気ファン110とに並列接続され、1台の空調機80と1台の排気ファン110とによって、各クリーンルーム120への給気と換気とが行なわれるようになっている。このように、各圧力制御ユニット60を外部給気ダクト82、外部排気ダクト112に並列接続することにより、ダクト配管系統を簡素にすることができる。
【0026】
図4は、第2実施形態に係る差圧制御ユニットを示したものである。この第2実施形態に係る差圧制御ユニット130は、ケーシング62内の排気ダクト106に殺菌装置(殺菌部)132が設けてある。他の構成は、第1実施形態の差圧制御ユニット60と同様である。
【0027】
このようになっている第2実施形態の差圧制御ユニット130は、吸込み口66、排気用フィルタ100を介して排気ダクト106に流入した室内空気中に含まれる細菌を、殺菌装置132によって殺すようにしてある。従って、クリーンルーム120内に細菌が漏れ、拡散したとしても、室外に拡散するのを確実に防ぐことができ、安全性を向上することができる。
【0028】
図5は、第3実施形態に係る差圧制御ユニットを示したものである。この実施形態に係る差圧制御ユニット140は、給気ダクト76にヒータなどの給気温度調整部142が設けてあり、クリーンルーム120に供給する空気の温度を調節できるようにしてある。他の構成は、第1実施形態の差圧制御ユニット60と同様である。
【0029】
通常、バイオクリーンルームは、実験のため適切な温度、湿度に空調する必要がある。そして、図1に示した第1実施形態の差圧制御ユニット60の場合、給気ダクト76に入る空気は、既に温度、湿度が調整されていることを想定している。このため、図1に示した差圧制御ユニット60の場合、給気は、温度、湿度を調整できるパッケージエアコン等を使用することになる。しかし、第3実施形態の差圧制御ユニット140は、給気ダクト76に給気温度調整部142を設けたことにより、通常のファンにより給気ダクト76に給気できるようになる。また、差圧制御ユニット140は、温度、湿度制御部と差圧制御部がケーシング62に収納されているため、設備全体のスリム化が図れ、メンテナンスが容易となる。なお、給気温度調整部142は、ペルティエ効果などを利用した冷却機能を付加してもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、給気調節部や排気調節部、フィルタなどをケーシング内に収納したことにより、クリーンルームの施工を容易、迅速に行なうことができ、クリーンルームの気密性の確保などが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る差圧制御ユニットの説明図である。
【図2】第1実施形態に係る差圧制御ユニットを用いたクリーンルームの説明図である。
【図3】第1実施形態に係る差圧制御ユニットを用いた他のクリーンルームの説明図である。
【図4】第2実施形態に係る差圧制御ユニットの説明図である。
【図5】第3実施形態に係る差圧制御ユニットの説明図である。
【図6】従来のクリーンルームの説明図である。
【符号の説明】
60、130、140………差圧制御ユニット、62………ケーシング、64………吹出し口、66………吸込み口、68、76………給気流路(フィルタボックス、給気ダクト)、70、106………排気流路(フィルタボックス、排気ダクト)、72………給気用フィルタ、80………空調機、84………給気調節部(モータダンパ)、86………換気量検出部(流量計)、88………差圧制御部、90………差圧検出部、92………差圧出力部、94、96………圧力センサ、100………排気用フィルタ、110………排気ファン、114………換気調節部(モータダンパ)、116………換気制御部、120………クリーンルーム、132………殺菌部(殺菌装置)、132………殺菌部(殺菌装置)、142………給気温度調節部。

Claims (4)

  1. 吹出し口と吸込み口とを有するケーシングと、
    このケーシングに設けられて外部から供給された空気を前記吹出し口に導くための給気流路と、
    この給気流路に設けられて空気中の塵埃を除去する給気用フィルタと、
    前記給気流路に設けられて前記吹出し口を介して室内に供給する給気量を調節する給気調節部と、
    前記ケーシングに設けられて前記吸込み口を介して吸引された室内空気を室外に導くための排気流路と、
    この排気流路に設けられて空気中の塵埃を除去する排気用フィルタと、
    前記排気流路に設けられて室内空気の吸引量を調節する換気調節部と、
    前記室内と室外との圧力差を検出する差圧検出部と、
    この差圧検出部の出力信号に基づいて前記給気調節部を制御し、前記室内と室外との圧力差を設定値に保持する差圧制御部と、
    前記給気流路または前記排気流路を流れる空気量を検出する換気量検出部と、
    この換気量検出部の出力信号に基づいて前記換気調節部を制御し、室内換気量を所定値に制御する換気制御部と、
    を有することを特徴とする差圧制御ユニット。
  2. 請求項1に記載の差圧制御ユニットにおいて、前記差圧検出部の圧力センサを除いた部分、前記差圧制御部、前記換気量検出部、および前記換気制御部は、前記ケーシング内に設けたことを特徴とする差圧制御ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の差圧制御ユニットにおいて、前記排気流路は、殺菌部を有していることを特徴とする差圧制御ユニット。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1に記載の差圧制御ユニットにおいて、前記給気流路は、給気温度調節部を有していることを特徴とする差圧制御ユニット。
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