JP2004169172A - マグネトロンスパッタリング装置及びそのスパッタリング方法 - Google Patents

マグネトロンスパッタリング装置及びそのスパッタリング方法 Download PDF

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東 俊 馬
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    • H01J37/3408Planar magnetron sputtering

Abstract

【課題】マグネトロンスパッタリング装置及びそのマグネトロンスパッタリング方法を提供する。
【解決手段】放電ガスの導入口と放電ガス排出口とを含む真空チャンバ101と、真空チャンバ101内部に設けられて基板100が載置される基板ホルダ103と、基板ホルダ103と対向して基板ホルダ103の中心軸を中心に円運動し、基板100に対向するターゲット電極102とその背面に固定されたマグネトロン104とを含む磁気回路部105及び磁気回路部105を円運動させて基板ホルダ103の中心軸からの距離を調節する駆動部107を備えて構成する。このように構成すれば、薄膜の均質度(膜厚の均一性等)を向上させるとともに、ステップカバレッジ特性を向上させることができる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マグネトロンスパッタリング蒸着装置、及びそのスパッタリング方法に係り、詳細には、半導体及び他の電子素子を製造する工程において、基板上に薄膜を形成するマグネトロンスパッタリング装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
マグネトロンスパッタリング技術は、蒸着装置における条件設定の調節の容易性により、半導体をはじめとする各種の電子素子の製造工程において、基板上に薄膜を形成する技術として一般的に用いられている。
【0003】
その中で、フラットマグネトロンスパッタリング装置は、高い蒸着率、低い製造コスト、放出電子の制御性、あるいは、高融点金属や化合物の蒸着にも比較的容易に応用できるといった数々の長所により、マイクロ電子素子や光学素子等の製造に幅広く用いられている。
【0004】
従来のスパッタリング装置においては、薄膜を形成するための物質より構成されるターゲットと蒸着基板とは、真空容器またはチャンバ内(反応容器)で、互いの位置が対応するように配置されている。そして、アルゴン気体のような不活性ガスの放電ガスは、前記反応容器内部の真空度を、高真空に保持した状態で前記容器内部に導入される。また、放電は、ターゲットに負電圧を印加することにより開始される。このようにして放電が開始されると、イオン化されたガス分子、すなわちイオンが生成され、このイオンが前記負電圧で加速されてターゲットに衝突して、ターゲットの表面から原子がスパッタされる。そして、スパッタされた原子の一部が基板上に蒸着して薄膜が形成される。このとき、スパッタされた原子の分布は、コサイン法則に従うことが知られている。
【0005】
図1は従来の一般的なマグネトロンスパッタリング装置を模式的に示す図である。真空チャンバ11の内部に、基板15と、この基板15を載置する基板ホルダ14と、この基板ホルダ14と対向したターゲット電極17と、このターゲット電極17に備えられたターゲット18とが配置されている。さらに、このマグネトロンスパッタリング装置では、ターゲット電極17の後方に磁石19を配置して、一定の方向に磁力線20を形成させるようになっている。
【0006】
また、成膜時に、基板ホルダ14及びターゲット電極17に適宜に電圧を印加すべく、真空チャンバ11の外部に電源供給部21が備えられている。そして、真空チャンバ11には放電ガスを導入するためのガス導入口12が設けられ、また、真空度を一定に保持するために放電ガスなどのガスを排出させる排出口13が設けられている。この排出口13は、放電の初期段階では所望の高い真空度を形成し、かつ、成膜中には所望の真空度に保持させるものである。また、このマグネトロンスパッタリング装置には、高い真空度を具現できる高い性能を有するポンプ(図示省略)が連結されている。
【0007】
従来の一般的なマグネトロンスパッタリング装置におけるターゲット18と基板15との大きさの相対関係として、たとえば、米国特許第5,770,025号明細書(特許文献1)に次のような記載がある。すなわち、従来の一般的なスパッタリング工程におけるターゲット18と基板15との間の距離は、スパッタリング工程の圧力が10−2から10−3Paである場合、ターゲット18からスパッタされて飛び出したスパッタ原子が、放電ガス分子と衝突することなく到達可能な距離(平均自由工程)は30から60mm程度であるため、このことを踏まえて、ターゲット18は基板15の直径の1.5倍の大きさを有するものが用いられる。
【0008】
したがって、半導体素子をはじめとする各種の電子素子の製造工程においても、通常、基板15の直径に比べて大きな直径を有するターゲット18が用いられる。このようにすれば、膜質及び膜厚の均一性がより高められた薄膜が得られる。しかし、このように比較的大きな直径を有するターゲット18を適用する場合には、比較的直径の小さなターゲットを用いる場合に比べて、コストの面で不利であるとともに、前記の放電ガスによってスパッタリングされる部位はターゲット18表面の一部にすぎないので、比較的大きな直径を有するターゲット18ではスパッタリングの効率の点で不利である。一方、比較的直径の小さなターゲット18を用いる従来のスパッタリング装置では、膜質及び膜厚の均一性の高い薄膜を得ることが難しいという問題が内在している。
【0009】
図2は、図1に示すような従来のスパッタリング装置において、円形状を有するターゲット18の表面と基板ホルダ14との距離を一定とした場合に、ターゲット18の中心部の軸心方向における前記距離と、形成された薄膜の膜厚の均一性との関係を示すグラフである。このときの薄膜の均一性は下記式(1)で定義される。
【0010】
【数1】
Figure 2004169172
【0011】
ここで注意すべき点は、前記式(1)が、膜厚の均一性が低いほど、基板に蒸着される物質が平均して蒸着されたことを示すということである。
なお、この実験では、直径が8インチの円形ターゲットと、大きさが6インチの基板とが用いられた。
【0012】
図2に示すように、膜厚の均一性は、グラフf1及びグラフf2から、ターゲットと基板との距離が長くなるにつれ次第に向上することがわかる。しかし、ターゲット分子が放電ガスの分子と衝突することなく基板に到達できる距離は、30から60mmであるので、従来のスパッタリング装置では膜厚の均一性が充分に向上された薄膜を得ることは困難であった。
【0013】
図3、図4、及び図5は、従来のスパッタリング方法で、基板の上に微細なトレンチを埋め込む過程を示している。このようなトレンチは近年の技術の進歩によって一段と微細化され、このように微細化されたトレンチを、従来の通常のスパッタリング技術で完全に埋め込むことは次第に困難になってきている。図3に示すように、基板31に形成されたトレンチ32にターゲット物質33が所定の傾斜角を有して入射するので、図4に示すように、トレンチ32の開口部近傍にターゲット物質33が蒸着され、さらに、図5に示すようにターゲット物質33がトレンチ32を完全に埋め込むことができずに空隙が生じるようになる。その結果、基板31より大きいターゲットを利用する従来のスパッタリング装置では、ステップカバレッジ特性(ターゲット物質33によるトレンチ内部の埋め込み性)が阻害されることとなる。
【0014】
【特許文献1】
米国特許第5,770,025号明細書
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題点を解決するために、本発明は、比較的小さなターゲットと比較的大型の基板とを用いて、膜厚の均一性とトレンチのステップカバレッジ性とを向上させることが可能なマグネトロンスパッタリング装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明に係るマグネトロンスパッタリング装置は、放電ガスの導入口と放電ガスの排出口とを含む真空チャンバと、前記真空チャンバ内部に設けられ、基板が載置される基板ホルダと、前記基板ホルダと対向して前記基板ホルダの中心軸を中心に円運動し、前記基板に対向するターゲット電極及びその背面に固定されたマグネトロンを含む磁気回路部と、前記磁気回路部を円運動させ、前記基板ホルダの中心軸からの距離を調節する駆動部とを備えて構成される(請求項1)。
【0017】
前記マグネトロンスパッタリング装置では、基板ホルダがターゲット電極に向けて上下に動作することが可能なように構成されることが望ましい(請求項2)。
【0018】
また、前記マグネトロンスパッタリング装置では、磁気回路部が基板ホルダの中心軸に偏心して、円運動を行えるように構成することが望ましい(請求項3)。
【0019】
さらに、前記マグネトロンスパッタリング装置では、ターゲット電極が基板より小さいことが望ましい(請求項4)。
【0020】
そして、前記マグネトロンスパッタリング装置では、基板とターゲット電極との間に、ターゲット電極を遮蔽して基板に対する蒸着を遮断することができるシャッタを、さらに備えることができる(請求項5)。
【0021】
また、前記マグネトロンスパッタリング装置では、駆動部は、一端が磁気回路部に付着される駆動軸と、この駆動軸をシール(封止)したままで前記真空チャンバに対して駆動軸に入出運動を行わせる伸縮自在のベローズと、前記ベローズと連結され、前記駆動軸の他端とヒンジで結合されて前記駆動軸を前後左右に駆動させることにより前記磁気回路部を円運動させるスライディング支持台とを備えるように構成することができる(請求項6)。
【0022】
さらに、前記マグネトロンスパッタリング装置では、真空チャンバの外部に、真空チャンバを貫通して磁気回路部を支持するホルダ部を備えることができる(請求項7)。
【0023】
また、前記マグネトロンスパッタリング装置では、ホルダ部は、真空チャンバを貫通して、一端が前記磁気回路部に連結されるホルダ軸と、真空チャンバの外部でホルダ軸の他端と連結されて磁気回路部の円運動を補助するギア部とを備えることができる(請求項8)。
【0024】
また、前記マグネトロンスパッタリング装置では、ギア部が、ホルダ軸を中心に配置したホルダギアと、ホルダギアと噛み合ってホルダ軸に駆動力を伝達する噛合ギアとを備えることができる(請求項9)。
【0025】
さらに、前記マグネトロンスパッタリング装置では、駆動軸が、真空チャンバを貫通してターゲット電極に連結される電気線と冷却線とを備えることができる(請求項10)。
【0026】
そして、前記マグネトロンスパッタリング装置では、駆動軸の入出運動を行う際に、真空チャンバの圧力変化を補償するエアシリンダをさらに備えることできる(請求項11)。
【0027】
前記課題を達成するための本発明に係るマグネトロンスパッタリング方法は、基板に対向するターゲット電極とその背面に固定されるマグネトロンとを備える磁気回路部を設け、前記基板に対して所定距離離隔させて真空チャンバの内部に設ける第1段階と、前記真空チャンバに放電ガスを引き込み、前記磁気回路部を前記基板の中心軸に対して所定オフセットほど離隔させ、前記中心軸を中心に所定回転速度で円運動させる第2段階と、前記放電ガスをプラズマ状態で放電させることにより前記ターゲット電極からスパッタリングされる粒子を前記基板に蒸着させる第3段階とを含んで構成される(請求項12)。
【0028】
前記マグネトロンスパッタリング方法では、ターゲット電極が基板より小さいことが望ましい(請求項13)。
【0029】
また、前記マグネトロンスパッタリング方法では、第1段階にて、基板が載置される基板ホルダを上下に駆動して前記磁気回路部と前記基板との距離を調節する(請求項14)。
【0030】
また、前記マグネトロンスパッタリング方法では、第2段階にて、磁気回路部をシャッタで遮蔽することにより、前記ターゲットからスパッタリングされた粒子が前記基板に不必要に蒸着するプレ蒸着を防止することが望ましい(請求項15)。
【0031】
また、前記マグネトロンスパッタリング方法では、距離、オフセット及び回転速度を変化させることにより基板に蒸着される薄膜の均質度(膜厚の均一性)を向上させるように構成することができる(請求項16)。
【0032】
さらに、前記マグネトロンスパッタリング方法では、磁気回路部の露出時間とターゲット電極の大きさとを調節することにより基板のステップカバレッジを調節できるように構成してもよい(請求項17)。
【0033】
そして、前記マグネトロンスパッタリング方法では、磁気回路部におけるRF(Radio Frequency)またはDC(Direct Currency)のパワーを一定に持続させる、あるいは、周期的に変化させてスパッタリングを行うように構成することができる(請求項18)。
【0034】
このように構成すれば、前記基板と磁気回路部間の距離、前記基板の中心軸から離隔された磁気回路部のオフセット、及び前記磁気回路部の回転速度を調節することにより、前記基板に蒸着される薄膜の均質度(膜厚の均一性等)を向上させ、前記磁気回路部が放電ガスに露出される時間、前記基板と前記磁気回路部間の距離、及びターゲット電極の大きさを調節することにより、ステップカバレッジを向上させるマグネトロンスパッタリング装置及びそのスパッタリング方法が具現される。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照ながら、本発明に係るマグネトロンスパッタリング装置及びスパッタリング方法の実施形態を詳細に説明する。
図4は本発明に係る1実施形態のマグネトロンスパッタリング装置の構造を模式的に示す図である。
【0036】
図4に示すように、本発明に係るマグネトロンスパッタリング装置は、放電ガスの導入口(図示せず)とその排出口(図示せず)とを有して放電ガスが導入されて排出される真空チャンバ101が備えられ、真空チャンバ101の外部には真空チャンバ101の内部に配置された磁気回路部105と連結されて磁気回路部105を円運動させる駆動部107が設けられている。
【0037】
真空チャンバ105内の下部には、基板100が載置される基板ホルダ103が配置され、さらに、この基板ホルダ103を支持する支持軸128が真空チャンバ101を貫通して配置され、基板ホルダ103を昇降させて基板ホルダ103と磁気回路部105との間の距離を適宜調節することができるように構成されている。磁気回路部105は基板100と偏心して対向し、基板100に蒸着させる物質で構成されたターゲット電極102とターゲット電極102の背面に固定される複数のマグネトロン104とを含んで構成されている。
【0038】
また、本発明は、前記ターゲットからスパッタリングされた粒子が前記基板に不必要に蒸着するプレ蒸着を防止するために、基板100とターゲット電極102との間にシャッタ109が配置され、ターゲット電極102からスパッタリングされる粒子が基板100に蒸着されることを防止するように構成されている。
【0039】
ここで、本発明に係る1例の実施形態のスパッタリング装置におけるスパッタリングのメカニズムを簡単に説明すると、まず、真空チャンバ101内を排気して所定圧力の真空状態に保持し、つぎに、放電ガスの導入口から放電ガスを真空チャンバ101内に導入し、ターゲット電極102に外部電源から所定電圧を印加する。そして、ターゲット電極102の表面上で前記放電ガスの放電(プラズマ)が生じると、ターゲット電極102の表面に前記プラズマ中のイオンが衝突して運動エネルギーを伝達する。その結果、ターゲット電極102表面を構成する結晶の格子構造が破壊されて、ターゲット電極102からの原子の脱離現象(スパッタリング)とこのスパッタリングされた原子の基板100への吸着現象とが生じる。
【0040】
そして、前記放電ガスの放電(プラズマ)によりターゲット電極102から脱離した原子は所望の軌跡を描いて円運動して基板100に蒸着するように構成される。本発明にあっては、磁気回路部105で磁力線のプロファイルを適切に調節することによって、前記のターゲット電極102から脱離した原子が、このように適切に調節されたプロファイルを有する磁力線に沿って所望の軌跡の円運動を行わせることができる。したがって、本発明に係るマグネトロンスパッタリング装置では、磁気回路部105が蒸着の際に重要な役割を果たす。
【0041】
このとき、本発明では、必要に応じてRFまたはDCパワーを、一定に持続させる、あるいは周期的に変化させることにより、所望の蒸着速度で蒸着を行うことができる。本発明では、このようにして蒸着に寄与する種々のパラメータを適宜調節してスパッタリングを行うことができるが、その詳細な方法については、図9を参照しながら後で説明する。
【0042】
シャッタ109が遮蔽されると、基板100上には蒸着されることなくシャッタ109上に蒸着され、ターゲット電極102をクリーニングして蒸着工程を安定化させることができる。そして、シャッタ109が開放されると、基板100上が蒸着され、磁気回路部105は蒸着のサイクルによりシャッタ109上方の同一の位置に回帰する円運動を行う。
ここで、シャッタ109が位置する領域は、磁気回路部105のパーキング領域である。
【0043】
図7は本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置の構成を模式的に示す平面図であり、図8はその側面図である。
図6、図7及び図8に示すように、駆動部107は、磁気回路部105を一定の位置に固定(ホールディング)し、かつ円運動させる駆動軸114を備え、駆動軸114は真空チャンバ101を貫通して外部のスライディング支持台106と結合されている。このスライディング支持台106はモータ(図示せず)の動きにより前後左右に駆動して、駆動軸114を所定の回転半径及び回転速度で円運動される。
【0044】
そして、駆動軸114はベローズ108によりシール(封止)され、ベローズ108はスライディング支持台106の前後の運動により伸縮自在に構成されている。このようにして、スライディング支持台106で駆動軸114を前後に駆動させて、真空チャンバ101に対して駆動軸114の入出運動を行わせることができる。また、駆動軸114の左右にはエアシリンダ110がさらに設けられ、駆動軸114の入出運動による真空チャンバ101内室の圧力差を補償するようになっている。このエアシリンダ110は、駆動軸114が磁気回路部105を円運動させている間にポンピングの動作を行って、真空チャンバ101内に空気を導入したり、空気を排出したりして真空チャンバ101内部の圧力を補償する役割を果たすものである。本発明では、このようにして真空チャンバ101の内部圧力を0.1〜1Pa程度に保持させることが望ましい。
【0045】
ホルダ部112は、真空チャンバ101外部の上方に備えられ、真空チャンバ101内部に配置された磁気回路部105を支持する。ホルダ部112の内部中心には磁気回路部105と連結されるホルダ軸126が配置され、真空チャンバ101の外部にホルダ軸126の他端と連結されて磁気回路部105の円運動を補助するギア部が配置される。ギア部はホルダ軸126を中心に置いたホルダギア120と、ホルダギア120に噛み合わせてホルダ軸126に駆動力を伝達する噛合ギア122を備える。ここで、参照符号116は放電ガスラインであり、118は放電ガスライン支持台である。
【0046】
図9は本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置の駆動原理の概略を示した図面である。
基板100より小さいターゲット電極102は、基板100の中心軸に対して偏心して回転し、基板100上に均質な膜を蒸着する。基板100に蒸着される薄膜の均質度(膜厚の均一性等)は薄膜の物理的特性に直接的な影響を及ぼし、多層膜の形態で薄膜を蒸着して素子を製造する際に、この多層膜の性質及び素子の特性に多大な影響を及ぼす。このため、膜厚の均一性を向上させるように各種のパラメータを適宜調節することは極めて重要である。分子の大きさに近い膜厚を有する薄膜を、基板100の上に蒸着する場合には、たとえ極めて微細な突起物であっても、これが表面の粗さに大きな影響を及ぼし、薄膜の平坦性を阻害することとなる。
【0047】
基板100の広がりをR、基板100とターゲット電極102との間の距離をh、基板100の中心軸からターゲット電極102が離隔されたオフセットをA、スパッタリングされる粒子の全体質量をm、ターゲット電極102の質量密度をρとする時、基板100上に蒸着される膜厚は数式2のように計算される。
【0048】
【数2】
Figure 2004169172
【0049】
マルチオフセット運動をする場合、基板100に蒸着される膜厚はそれぞれの厚さを加えたものと仮定し、前記式(2)から以下に示す式(3)のように求められる。
【0050】
【数3】
Figure 2004169172
【0051】
前記式(3)中、Θ(d,r,θ)=d+r+2drcosθ、Ψ(h,A,d,r,θ)=h+A+Θ(d,r,θ)であり、τは蒸着時間(sec)であり、dはマグネトロンのオフセット(mm)である。
【0052】
本発明に係る1実施形態のスパッタリング方法では、基板100を定着させる基板ホルダ103が上下に移動して基板100とターゲット電極102との間の距離hを適切に調節し、駆動軸114を真空チャンバ101に対して入出運動をさせることにより基板100の中心軸からターゲット電極102の中心が離隔されたオフセットAを適切に調節するとともに、ターゲット電極102の駆動速度vを適切に調節して基板100に蒸着される薄膜の均質度(膜厚の均一性等)を向上させる。
【0053】
本発明に係る1実施形態のスパッタリング方法では、基板100対比ターゲット電極102の大きさを20%ないし50%程度に調節し、望ましくは30%程度に調節して基板100に蒸着されるターゲット物質の厚さの均一性を向上させるとともに、ステップカバレッジ特性を高める。
【0054】
図12及び図11は、本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置及び方法を利用してトレンチが形成されている基板96に蒸着を行う過程を示した工程図である。
【0055】
図10に示すように、基板96上に複数のトレンチ98が形成されており、その上部でプラズマ状態のアルゴンガスなどの不活性ガスのイオンがターゲット電極に衝突して脱離させたターゲット粒子94が基板96上に蒸着されている。本発明に係る1実施形態のターゲット電極102は、基板100より小さな大きさを有し、このターゲット電極から脱離したターゲット粒子94は、従来の技術とは異なって、トレンチ98に対して傾斜することなく、ほぼ垂直方向に入射するようになっている。したがって、図11に示すように、本発明によれば、基板96のトレンチ98に蒸着されるターゲット粒子94は段差部分にも薄膜が均一に蒸着されて薄膜の均質度(膜厚の均一性)とステップカバレッジ特性とが向上された薄膜94aを形成できることがわかる。
【0056】
本発明に係る1実施形態のスパッタリング方法では、特にステップカバレッジ特性を向上させるために、ターゲット電極の半径r、基板から離隔されたターゲット電極までの距離h、及びシャッタを開放してターゲット電極を露出させる時間tを適切に調節することができる。
【0057】
図12は、本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置、及びそのスパッタリング方法を用いて、基板の中心から距離に対する薄膜の膜厚の変化を示すグラフである。
この本発明に係る1例の実施形態のセッティングの条件は、以下の通りである。すなわち、スパッタリングされる物質の質量を5g、スパッタリングされる物質の質量密度を2.7g/cm、マグネトロンの半径を25mm、基板の直径を150mm、ターゲット電極から基板までの距離を50mmに調節し、ターゲット電極の回転速度を10rpmに設定する。まず、基板の中心軸からターゲット電極の中心までのオフセットを107mmに設定して43秒間ターゲット電極を露出させた後で、オフセットを85mmに設定して137秒間露出させ、さらに3mmに変化させて20秒間露出させる。
【0058】
図12に示すように、膜厚のプロファイルが0.83%以内の誤差を有するように形成され、薄膜の均質度(膜厚の均一性)が大きく向上していることが明らかである。
【0059】
図13は、本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置、及びこれを用いたスパッタリング方法によるその他の1実施形態であって、基板の中心から距離に対する薄膜の膜厚の均一性を示すグラフである。
前記のその他の1実施形態におけるスパッタリング装置のセッティングでは、マグネトロンの半径を2inch、基板の直径を6inchに設定し、まずターゲット電極から基板までの距離を60mm離隔させ、基板の中心軸からターゲット電極の中心までのオフセットを20mmに設定して336秒間ターゲット電極を露出させる。その後、ターゲット電極から基板までの距離を40mmに離隔させ、さらにオフセットを74mmに調節して432秒間ターゲット電極を露出させた後で、ターゲット電極から基板までの距離を4mmに変化させて432秒間露出させる。
【0060】
図13に示すように、膜厚のプロファイルが2.8%以内の誤差を有するように形成されて薄膜の均質度(膜厚の均一性)が大きく向上していることが明らかである。
【0061】
本発明に係るマグネトロンスパッタリング装置、及びスパッタリング方法にあっては、基板より小さな大きさを有するターゲット電極を用い、このターゲット電極を基板に対して円運動させて距離、オフセット、回転速度、及び露出時間等の重要なパラメータを適切に調節することができる駆動部を採用することにより、比較的大面積の基板に対して、均質度(膜厚の均一性等)が良好な薄膜を蒸着することができるとともに、トレンチに対するステップカバレッジ特性を向上させるという長所を有している。
【0062】
前記の説明にて多くの事項が具体的に記載されているが、それらは発明の範囲を限定するものと見るより、望ましい実施形態の例示として解釈されるべきである。
たとえば、本発明が属する技術分野で当業者ならば本発明の技術的思想に基づいて、基板から離隔されたターゲット電極までの距離、基板中心軸から離隔されたターゲット電極の中心オフセット、ターゲット及び基板の半径比、ターゲット電極の回転速度、及び露出時間などのパラメータを適切に調節して薄膜の均質度(膜厚の均一性等)とステップカバレッジとを向上させられるであろう。したがって、本発明の技術的範囲は、以上のように説明された実施形態によって定められるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想により定められるべきである。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したとおりに構成される本発明によれば、以下の効果を奏する。すなわち、本発明に係るスパッタリング装置の長所は、基板に比べて小さな大きさを有するターゲット電極を、駆動部により、前記基板に対して偏心させて円運動させることができる駆動部により、薄膜の均質度(膜厚の均一性等)及びステップカバレッジ特性を向上させる点にある。
【0064】
また、本発明に係るスパッタリング方法の長所は、基板とターゲット電極との距離、基板の中心軸とターゲット電極の中心軸とのオフセット、及びターゲット電極の回転速度のパラメータを適切に調節することにより、薄膜の均質度(膜厚の均一性等)を向上させることができるとともに、基板とターゲット電極との距離、ターゲット電極の露出時間、及びターゲット直径のパラメータを適切に調節することにより、トレンチが形成された基板に対して蒸着する際のステップカバレッジ特性を向上させることができるという点にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なスパッタリング装置の概略的な構成断面図である。
【図2】従来のスパッタリング装置で、ターゲットの軸心方向で、ターゲット表面と固定されたホルダとの間の距離に対する薄膜の均質度(膜厚の均一性)の変化を示すグラフである。
【図3】従来の1例のスパッタリング方法を用いて、基板上に微細なトレンチの埋め込みを行う過程の様子を模式的に示した断面図である。
【図4】従来の1例のスパッタリング方法を用いて、基板上に微細なトレンチの埋め込みを行う過程の様子を模式的に示した断面図である。
【図5】従来の1例のスパッタリング方法を用いて、基板上に微細なトレンチの埋め込みを行う過程の様子を模式的に示した断面図である。
【図6】本発明に係る1実施形態のマグネトロンスパッタリング装置の構成を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置の構成を模式的に示す平面図である。
【図8】本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置の構成を模式的に示す側面図である。
【図9】本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置の駆動原理の概略を示す図面である。
【図10】本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置及びそのスパッタリング方法を用いて、トレンチが形成されている基板に蒸着を行う過程を模式的に示す工程図である。
【図11】本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置及びそのスパッタリング方法を用いて、トレンチが形成されている基板に蒸着を行う過程を模式的に示す工程図である。
【図12】本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置及びこの装置を用いて行うスパッタリング方法の1例であって、基板の中心から距離に対する薄膜の膜厚の均一性を示すグラフである。
【図13】本発明に係る1実施形態のスパッタリング装置、及びこのスパッタリング装置を用いて行うスパッタリング方法のその他の1例であって、基板の中心から距離に対する薄膜の膜厚の均一性を示すグラフである。
【符号の説明】
100 基板
101 真空チャンバ
102 ターゲット電極
103 基板ホルダ
104 マグネトロン
105 磁気回路部
106 スライディング支持台
107 駆動部
108 ベローズ
109 シャッタ
110 エアシリンダ
112 ホルダ部
114 駆動軸

Claims (18)

  1. 放電ガスの導入口と放電ガスの排出口とを含む真空チャンバと、
    前記真空チャンバ内部に設けられ、基板が載置される基板ホルダと、
    前記基板ホルダと対向して前記基板ホルダの中心軸を中心に円運動し、前記基板に対向するターゲット電極及びその背面に固定されたマグネトロンを含む磁気回路部と、
    前記磁気回路部を円運動させ、前記基板ホルダの中心軸からの距離を調節する駆動部と、
    を備えることを特徴とするマグネトロンスパッタリング装置。
  2. 前記基板ホルダは、前記ターゲット電極に向けて、上下方向に動作可能であることを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  3. 前記磁気回路部は、前記基板ホルダの中心軸に偏心して円運動することを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  4. 前記ターゲット電極は、前記基板より小さいことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  5. 前記基板と前記ターゲット電極との間に、前記ターゲット電極を遮蔽して前記基板に対する蒸着を遮断することができるシャッタを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  6. 前記駆動部は、
    一端が前記磁気回路部に固着された駆動軸と、
    前記駆動軸をシールしたままで前記真空チャンバに対して伸縮自在に入出動作させるベローズと、
    前記ベローズと連結されて前記駆動軸の他端と結合し、前記駆動軸を前後左右に駆動させることにより前記磁気回路部を円運動させるスライディング支持台と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  7. 前記真空チャンバの外部に設けられ、前記真空チャンバを貫通して前記磁気回路部を支持するホルダ部を備えることを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  8. 前記ホルダ部は、
    前記真空チャンバを貫通して一端が前記磁気回路部に連結されるホルダ軸と、
    前記真空チャンバの外部から前記ホルダ軸の他端と連結されて前記磁気回路部の円運動を補助するギア部と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  9. 前記ギア部は、
    前記ホルダ軸を中心に配置したホルダギアと、
    前記ホルダギアと噛み合って前記ホルダ軸に駆動力を伝達する噛合ギアとを備えることを特徴とする請求項8に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  10. 前記駆動軸は、前記真空チャンバを貫通して前記ターゲット電極に連結される電気線と冷却線とを備えることを特徴とする請求項6に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  11. 前記駆動軸の入出運動時に前記真空チャンバの圧力変化を補償するエアシリンダをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  12. 請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置で行われるマグネトロンスパッタリング方法であって、
    基板に対向するターゲット電極とその背面に固定されるマグネトロンとを備える磁気回路部を設け、前記基板に対して所定距離離隔させて真空チャンバの内部に設ける第1段階と、
    前記真空チャンバに放電ガスを引き込み、前記磁気回路部を前記基板の中心軸に対して所定オフセットほど離隔させ、前記中心軸を中心に所定回転速度で円運動させる第2段階と、
    前記放電ガスをプラズマ状態で放電させることにより前記ターゲット電極からスパッタリングされた粒子を前記基板に蒸着させる第3段階と、
    を含むことを特徴とするマグネトロンスパッタリング方法。
  13. 前記ターゲット電極は前記基板より小さいことを特徴とする請求項12に記載のマグネトロンスパッタリング方法。
  14. 前記第1段階にて、前記基板が載置される基板ホルダを上下に駆動することにより前記磁気回路部と前記基板との距離hを調節することを特徴とする請求項12に記載のマグネトロンスパッタリング方法。
  15. 前記第2段階にて、前記磁気回路部をシャッタで遮蔽することにより、前記ターゲットからスパッタリングされた粒子が前記基板に不必要に蒸着するプレ蒸着を防止することを特徴とする請求項12に記載のマグネトロンスパッタリング方法。
  16. 前記距離、オフセット及び回転速度を変化させて前記基板に蒸着される薄膜の均質度を向上させることを特徴とする請求項12に記載のマグネトロンスパッタリング方法。
  17. 前記磁気回路部の露出時間と前記ターゲット電極の大きさとを調節することにより前記基板のステップカバレッジを調節することを特徴とする請求項12に記載のマグネトロンスパッタリング方法。
  18. 前記磁気回路部で、RFまたは直流のパワーを、一定に持続させる、あるいは、周期的に変化させることを特徴とする請求項12に記載のマグネトロンスパッタリング方法。
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