JP2004167998A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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泰史 山田
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Abstract

【課題】記録ヘッドのフェイス面に凸部が形成されている場合、ワイピングを行う際に、この凸部に引っかかることによって撓みすぎたワイパーブレードが、その復元力により跳ねてしまい、フェイス面に拭けない部分つまり拭き残しが発生してしまうことを防ぐ。
【解決手段】フェイス面を拭き取り清掃するためのワイパーブレードの先端が、ワイパーブレードの拭き取り方向に対して複数枚に分岐されている構造をとることにより、凸部をもつフェイス面をワイピングする際に、拭き取り方向の下流側の分岐したワイパー(メインワイパー)が凸部を通過するときに、その後続の上流側の分岐したワイパー(サブワイパー)が凸部に引っかかるので、分岐点が支点となってメインワイパーの撓みによる跳ねが抑制されるため、フェイス面の凹凸による拭き残しを規制することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、記録ヘッドのコンパクト化が比較的容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
【0003】
特に、熱エネルギーを利用してインクを吐出するバブルジェット(R)方式の記録ヘッドは、エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセスを経て、基板上に成膜された電気熱変換素子、電極、流路壁、天板などを形成することにより、高密度の流路配置つまり吐出口配置を有するものを容易に製造することができ、一層のコンパクト化を図ることができる。また、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用することにより、記録ヘッドの長尺化や2次元化、さらにはフルマルチ化および高密度実装化が容易である。
【0004】
このバブルジェット(R)方式においても、インクが電気熱変換素子を具したヒーターボードに対して水平方向に吐出されるエッジシューター型と、垂直方向に吐出されるサイドシューター型のものがあり、前記サイドシューター型記録ヘッドはその形状より、上述した製造プロセスにより形成されるノズルプレートからなる記録チップと、インクジェット記録装置からの信号を前記記録チップに送るための電気配線部材(例えばTAB等)との電気接合部がフェイス面と同じ面に形成されてしまう。さらに前記電気接合部をインクから保護するため、前記電気接合部には、インク、電気を通さない樹脂等からなる封止剤で封止を行う必要がある。
【0005】
上記インクジェット記録装置においては、記録紙に対してわずかのギャップを保った状態で記録ヘッドを往復移動させながら、インク液滴を記録紙に吐出して印字を行う。このため、記録ヘッドのフェイス面にインク液、ゴミ、ホコリ、紙粉等の異物が付着することがあり、これらの異物によって記録ヘッドの安定したインク吐出が妨げられやすい。この影響による印字不良を防止、改善するために、前記異物を除去するためのクリーニング動作が設けられている。このクリーニング手段として、ウレタンゴム等で形成したゴム状弾性体のワイパーブレードをフェイス面に摺擦させる(ワイピング)ことにより、前記異物を拭き取る構成のものが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
記録チップと電気配線部材を接合する部分に封止剤が塗布されているサイドシューター型記録ヘッドの封止剤のように、フェイス面に凸部が形成されている場合、ワイピングを行う際に、この凸部に引っかかることによって撓みすぎたワイパーブレードが、その復元力により跳ねてしまい、フェイス面に拭けない部分つまり拭き残しが発生してしまうことがあった。
【0007】
図2を参考にして説明すると、ワイパーブレード1が封止剤4による凸部があるフェイス面5を拭こうとすると、封止剤4にワイパーブレード1が引っかかり、ワイパーブレード1が撓む(図2−A)。凸部を通過した直後、ワイパーブレード1が封止剤4から外れ、ワイピング下流側に飛び跳ねてしまい(図2−B)、凸部のワイピング下流側の影となる部分をうまく拭き取ることができないという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドのフェイス面を拭き取り清掃するためのワイパーブレードの先端が、ワイパーブレードの拭き取り方向に対して複数枚に分岐されている構造をとることにより、凸部をもつフェイス面をワイピングする際に、拭き取り方向の下流側の分岐したワイパー(メインワイパー)が凸部を通過するときに、その後続の上流側の分岐したワイパー(サブワイパー)が凸部に引っかかるので、分岐点が支点となってメインワイパーの撓みによる跳ねが抑制されるため、フェイス面の凹凸による拭き残しを規制することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面にもとづいて説明する。
【0010】
(実施形態1)
図3はインクジェット記録装置の一実施形態の要部構成を示す図である。図3において、31は記録ヘッドであり、本実施形態ではK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の4色の記録ヘッドを配置した。前記記録ヘッド31は、駆動モータ33の駆動力を伝達する駆動ベルト34の一部に連結され、往復移動を可能にしている。前記記録ヘッド31を記録チップが配置されている側から見た図を図4に示す。記録チップ41は、エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセスを経て、基板上に成膜された電気熱変換素子の上に、流路、吐出口を形成したものである。ホストから印字信号が送られた場合、電気コンタクト基板43、電気配線部材44を経由して記録チップ41の電気熱変換素子に送られる。前記記録チップ41と電気配線部材44との接合部には、インクから保護し、電気を通さない樹脂等からなる封止剤42で封止を行ってある。前記電気熱変換素子に印加された信号は熱エネルギーに変換され、この熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、被記録媒体に記録を行う。
【0011】
また図3において、被記録媒体35は給紙搬送機構36により前記キャリッジ32の移動方向と垂直方向に搬送される。1行分の記録を行うごとに前記被記録媒体35を所定量ピッチ搬送して再び次の1行を記録し、以下このような記録動作を繰り返して被記録媒体35の全域に画像を形成していく。
【0012】
前記記録ヘッド31の往復範囲内であって記録領域を外れた所定位置(例えばホームポジション)には、記録ヘッド31の各吐出口からインクを強制的に排出させることにより、各吐出口内の増粘インク、固着インク、ゴミ、気泡などの異物を除去し、吐出機能を正常に回復するための吸引回復キャップ37が配設されている。前記吸引回復キャップ37は、非印字時には、インク蒸発を防ぐために前記記録ヘッド31をキャッピングしている。また、38はウレタンゴム等で形成したゴム状弾性体のワイパーブレードである。前記ワイパーブレード38は通常、前記記録ヘッド31の走査方向に邪魔にならない場所に待機しており、ワイピングを行うときにインクジェット記録装置に具されたモータ等(不図示)によって前後に移動して、所定位置にある記録ヘッド31のフェイス面に付着したインク液、ゴミ、ホコリ、紙粉等の異物を拭き取るように構成されている。
【0013】
図5は本実施形態のワイパーブレードの形状を示す図である。ワイパーブレード1はその先端がワイパーブレード1の拭き取り方向に対して2枚に分岐している構造である。ワイピングの下流側のメインワイパー2と上流側のサブワイパー3の分岐点6から先端までの長さは等しい。
【0014】
次に、図1を参考にして本実施形態の具体的動作を説明する。記録チップと電気配線部材を接合する部分に塗布された封止剤が4である。ワイパーブレード1が封止剤4による凸部があるフェイス面5を拭こうとすると、まず封止剤4にメインワイパー2が引っかかり、ワイパーブレード1が撓む(図1−A)。さらにワイパーブレード1が進むと、メインハイパー2が封止剤4から外れ、ワイピング下流側に飛び跳ねようとする。しかし、後続のサブワイパー3が封止剤4に引っかかるため、分岐点6が支点となってメインワイパー2の跳ねを抑制し、封止剤4による凸部のワイピング下流側の影となる部分も拭き取ることが可能となり(図1−B)、フェイス面5上の異物を拭き残しなく確実にワイピングできるクリーニング手段を備えたインクジェット記録装置が提供される。
【0015】
(実施形態2)
図6は本実施形態のワイパーブレードの形状を示す図である。上述と同様の機能を有する部分には対応箇所に同一符号を付してある。分岐点6から、メインワイパー2の先端までの長さL1と、サブワイパー3の先端までの長さL2が異なっている。
【0016】
次に、図7を参考にして具体的動作を説明する。実施形態1と同様、ワイパーブレード1が封止剤4による凸部があるフェイス面5の拭き取りの際、メインワイパー2が封止剤4から外れたときワイピング下流側に飛び跳ねようとする(図7−A)。だが、後続のサブワイパー3が封止剤4に引っかかり、分岐点6が支点となってメインワイパー2の跳ねを抑制し(図7−B)、実施形態1と同様な効果が得られ、フェイス面上の異物を拭き残しなくワイピングできる信頼性の高いクリーニング手段を備えたインクジェット記録装置が提供することが可能となる。
【0017】
(実施形態3)
図8は本実施形態のワイパーブレードの形状を示す図である。上述と同様の機能を有する部分には対応箇所に同一符号を付してある。メインワイパー2とサブワイパー3との拭き取り方向の厚さW1とW2が異なっているものである。本実施形態では、W1>W2となっているが、これに限ったものではない。本実施形態の構成をとっても、実施形態1と同様な効果が得られ、フェイス面上の異物の拭き残しなくワイピングできる高いクリーニング手段を備えたインクジェット記録装置が提供することができる。
【0018】
以上、ワイパーブレード1の先端が2枚に分岐している実施形態を上げて本発明について説明してきたが、分岐する枚数は2枚に限らずに3枚以上の複数枚であってもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドのフェイス面を拭き取り清掃するためのワイパーブレードの先端が、ワイパーブレードの拭き取り方向に対して複数枚に分岐されている構造をとることにより、フェイス面に凸部が存在している場合であっても、メインワイパーが凸部から外れたときワイピング下流側に飛び跳ねようとするが、後続のサブワイパーが凸部に引っかかり、分岐点が支点となってメインワイパーの跳ねを抑制し、フェイス面上の異物を拭き残しなくワイピングできる信頼性の高いクリーニング手段を備えたインクジェット記録装置が提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のワイピング動作を示す模式図。
【図2】従来のワイピング動作を示す模式図。
【図3】インクジェット記録装置を示す図。
【図4】記録ヘッドを示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態のワイパーブレードの形状を示す図。
【図6】本発明の第2の実施形態のワイパーブレードの形状を示す図。
【図7】本発明の第2の実施形態のワイピング動作を示す模式図。
【図8】本発明の第3の実施形態のワイパーブレードの形状を示す図。
【符号の説明】
1 ワイパーブレード
2 メインワイパー
3 サブワイパー
4 封止剤
5 フェイス面
6 分岐点
31 記録ヘッド
33 駆動モータ
34 駆動ベルト
35 被記録媒体
36 給紙搬送機構
37 吸引回復キャップ
38 ワイパーブレード
41 記録チップ
42 封止剤
43 電気コンタクト基板
44 電気接合部材

Claims (3)

  1. 被記録媒体へインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドのフェイス面を拭き取り清掃するためのワイパーブレードとを備え、前記記録ヘッドのフェイス面に凹凸部があるインクジェット記録装置において、前記ワイパーブレードの先端が、該ワイパーブレードの拭き取り方向に対して複数枚に分岐されており、拭き取り方向の下流側の分岐したワイパー(メインワイパー)が凸部を通過するときに、その後続の上流側の分岐したワイパー(サブワイパー)が前記凸部に引っかかり、分岐点が支点となってメインワイパーの撓みによる跳ねが抑制され、前記フェイス面の凹凸による拭き残しを規制することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ワイパーブレードの分岐点から先端までの長さが、分岐したワイパーによって異なる長さであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ワイパーブレードの分岐したワイパーの厚さが、分岐したワイパーによって異なる厚さであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
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