JP2004167627A - 画像投射機能を有するロボット及びそのロボットを用いた情報交換システム - Google Patents
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Abstract
【課題】離れた場所にいる人間とロボットの周囲にいる人間とが、画像を介して情報交換できるようにしたロボットを提供する。
【解決手段】携帯電話100と情報の送受信が可能な送受信装置29と、周部を撮影する撮像カメラ6と、画像を周部の被投射物体に投射するプロジェクタ装置7と、送受信装置29、撮像カメラ6及びプロジェクタ装置7を制御するCPU11とを備えたロボット1である。距離を置いた人間同士が、ロボット1を介して、必要な画像情報を交換しコミュニケーションを図ることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】携帯電話100と情報の送受信が可能な送受信装置29と、周部を撮影する撮像カメラ6と、画像を周部の被投射物体に投射するプロジェクタ装置7と、送受信装置29、撮像カメラ6及びプロジェクタ装置7を制御するCPU11とを備えたロボット1である。距離を置いた人間同士が、ロボット1を介して、必要な画像情報を交換しコミュニケーションを図ることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部通信装置から受信した情報を周辺の人に伝達でき、また周辺の情報を外部通信装置に送信できるロボットに関する。また、このようなロボットを用いて外部通信装置と情報の交換を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くのロボットが提供されるようになってきている。これらには、遠隔操作で歩行操作を行いながら遊ぶ玩具ロボットや、対話形式でコミュニケーションが図れるペット型ロボットなどがある。さらに、ペット型のロボットでは、自律状態で操作者とのコミュニケーションが図れる高度なものも提供されるようになっている。
【0003】
一般に、前述した従来のロボットは、玩具あるいは人工ペットとして作製されている。そして、主にその場に居る人間(玩具の場合は主に子供)との関係に配慮して設計されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のロボットは、主にその場に居る人間を和ませ、楽しませることを主眼にして製作されている。よって、このようなロボットは距離が離れた人間同士のコミュニケーションを図る補助役(エージェント)としては機能していない。
【0005】
従来において、例えば子供とペット型ロボットとを家に残して親が外出した場合、ロボットは玩具あるいは擬似ペットして機能しているだけである。外出先からこのロボットを介して、親が子供の様子を確認でき、必要な指示を与えることができれば便利である。しかし、このように人間同士のコミュニケーションを媒介する機能を備えたロボットについては未だ十分な検討がなされていない。
【0006】
また、地震、火災等の災害が発生したときに、近くに居るロボットが避難誘導等の補助を行えれば人命救助に有効である。しかし、このような避難補助機能を備えたロボットについても十分な検討がなされていない。特に従来においては、ロボット側から周囲に居る人間に必要な情報を画像で提供するという観点の検討はなされていない。
【0007】
したがって、本発明は前述した種々の従来の課題を解決し、離れた場所にいる人間とロボットの周囲にいる人間とが、画像等を介して情報交換できるようにした新規なロボットを提供するを主な目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は請求項1に記載するロボットにより達成される。このロボットは、以下のような構成、外部通信装置と情報の送受信が可能な通信手段と、周部を撮影する撮像手段と、画像を周部の被投射物体に投射する画像投射手段と、前記通信手段、撮像手段及び前記投射手段を制御する制御手段とを備えている。
【0009】
本発明によるロボットは、周囲の画像を撮像手段で撮影でき、また、画像投射手段を用いて周囲の人間に画像情報を提示できる。よって、外部通信装置及び通信手段を介し、ロボットの傍にいる人間と距離の離れた所にいる人間とが画像を用いて正確な情報交換を行うことができる。すなわち、本ロボットを介することで、距離を置いた人間同士が画像での情報交換を通じて、コミュニケーションを図ることができる。
【0010】
そのために、前記制御手段は前記通信手段を介して受信した前記通信装置からの情報に基づき、前記画像投射手段を駆動して前記被投射物体上に所定の画像を投射させるように設定されていることが好ましい。同様に、前記制御手段は前記通信手段を介して、前記撮像手段で撮像した画像情報を前記通信装置に送信するように設定されていることが好ましい。
【0011】
前記通信手段が前記通信装置と送受信する情報には、画像情報及び文字情報を含めることが好ましい。また、本ロボットは移動手段をさらに備えていることが望ましい。さらに、前記制御手段は、前記通信装置から所定の指示信号を受けたときに、該指示信号に基づいて前記撮像手段及び画像投射手段を強制的に駆動するように設定されていることが望ましい。画像投射手段において用いられる光源には、好ましくは半導体発光素子が用いられる。半導体発光素子は、例えば半導体発光ダイオード(LED)あるいは半導体レーザダイオード(LD)である。
【0012】
上記目的は請求項8に記載の情報交換システムによっても達成される。この情報交換システムは以下の構成、ディスプレイを備えた外部通信装置と、前記外部通信装置と情報の送受信が可能な通信手段と、周部を撮影する撮像手段と、画像を周部の被投射物体に投射する画像投射手段と、前記通信手段、撮像手段及び前記投射手段を制御する制御手段とを備えたロボットとを用いて情報の交換を行うものである。
【0013】
本システムによっても、ロボットの傍にいる人間と、そこから離れた人間とが画像等を介して情報交換を行うことができる。よって、ロボットを介して、人間同士のコミュニケーションを図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施形態に係るペット型のロボット1について説明する。図1(a)は、ペット型ロボット1の外観を示した図である。図1に示すようにペット型ロボット1は、胴体2、前脚部3、後脚部4、頭部5及び尻尾9を備えた動物様の外形を有している。
【0015】
本ロボット1の胴体2内には、図示しないアクチュエータが内蔵されており、前脚部3及び後脚部4、並びに頭部5を駆動できるようになっている。図1(b)に示すように、頭部5の目の部分には撮像手段としてのCCDカメラ6、口に相当する部分には画像投射手段としてのプロジェクタ装置7が埋設されている。また、胴体2内には物体に接触したことを検知する接触センサ、移動状態を検出する加速度センサ等の各種センサが内蔵されている。さらに、胴体2内にはCPU等で構成した制御部を備え、上記アクチュエータ、カメラ、各種センサの駆動を制御するようになっている。
【0016】
接触センサ、加速度センサ等のセンサ信号並びにカメラからの撮像信号に基づいて、制御部が前・後脚部3、4及び頭部5などの動作を制御するので、ロボット1があたかも感情な仕草を行う。
【0017】
図2は、上記ペット型ロボット1の主要構成を示したブロック図である。この図では胴体2内に配置した接触センサ21、加速度センサ22が例示されている。これらセンサ21、22からのセンサ信号はエモーション演算部12に供給される。頭部5は頭部用モータ27により駆動され、前後の脚部3、4は脚部用モータ28により駆動される。これら頭部用モータ27及び脚部用モータ28はアクチュエータ制御部13により制御される。
【0018】
頭部5に設けたカメラ6からの撮像データは入力インターフェース(I/F)部26を介して、エモーション演算部12及びCPU(中央処理装置)11に供給されている。同様に頭部5に設けられたプロジェクタ装置7は出力インターフェースを介してCPU11に接続されている。さらに、本ロボット1の尻尾9は、アンテナとして機能している。このアンテナ9はCPU11により制御されている送受信装置29に接続されている。
【0019】
ロボット1の制御部は、前記エモーション演算部12、アクチュエータ制御部13及びこれらの全体制御を行うCPU11により構成されている。ロボット1が前述したようなペットして機能しているときは、エモーション演算部12が上記センサ信号及び撮像データに基づいて所定の演算を行い、その結果に基づいてアクチュエータ制御部13が頭部用モータ27及び脚部用モータ28を制御してペットの仕草が実行される。
【0020】
一方、CPU11は予め設定した携帯電話100から所定の無線信号を受信したときに、優先的にその指示信号に対応するように設定されている。CPU11は携帯電話100から指示信号に基づいて、前記エモーション演算部12及びアクチュエータ制御部13、並びにカメラ6及びプロジェクタ装置7を制御してロボット1が所定動作を実行するように制御する。この動作内容については後詳する動作の説明で明らかにする。
【0021】
ロボット1はさらにプロジェクタ装置7を備え、携帯電話100から送信された文字、図形等の画像情報をプロジェクタ装置7によりその周囲の壁等に投射する機能を有している。一般に、プロジェクタ装置7は、光源、照明光学系、投射光学系、および変調装置を必要とし、ペット型ロボットに搭載するためにはそれらを小型化、軽量化する必要がある。
【0022】
プロジェクタ装置7は、光源からの光をDMD(Digital Mirror Device)を用いたDLP(Digital Light Processing:テキサス・インスツルメンツ社の登録商標)方式により画像の投射を行うものである。
【0023】
光源には、赤、青、緑の発光ダイオードを採用することにより、光源の小型化、軽量化を図っている。一般に、40インチ以上の大画面表示を行うプロジェクタの場合、500ルーメン以上の高照度な光源が必要であり、超高圧水銀ランプなどが用いられる。発光ダイオードによる場合でも14インチ程度の表示であれば十分に明るい表示を確保することができる。
【0024】
図3は、プロジェクタ装置7の光源部30の構成を拡大して示した図である。赤色(R)31、青色(B)32、緑色(G)33の発光ダイオードそれぞれが6個並列に接続されている。これらと供給電源35との間には、それぞれMOSトランジスタ36、37、38が接続されている。これらのMOSトラジスタ36、37、38のゲートは、光源駆動回路39に接続され、駆動パルス信号φR、φB、φGによって交互に異なるタイミングで駆動される。図7に駆動パルス信号にタイミングを示す。発光ダイオード31、32、33は、MOSトランジスタにより導通されるとき、その順方向に5Vの電圧が印加され、1Aの電流で駆動される。
【0025】
発光ダイオード31〜33は、側壁が反射板を形成する絶縁ケース40内に配置されている。絶縁ケース40の裏面には、接地電位を供給する電極層が形成されている。
【0026】
発光ダイオード31〜33の上面のコンタクト層は、ワイヤボンディングを介してMOSトランジスタ36、37、38のソース電極に電気的に接続されている。光源駆動回路39は、ロジックシーケンスICやマイコンコンピュータにより構成することができる。本例によるプロジェクタ装置7は、各発光色とも30W程度の光源を形成することができるが、発光ダイオード数を増減してより高照度あるいは低照度とすることが可能である。
【0027】
図4は、上記のような発光ダイオードを備えた光源部30を含むDLP方式プロジェクタ装置7内の主要な構成を示したブロック図である。プロジェクタ装置7は、CPU11からの画像信号71を入力し、これをDMDと同じ画素数のRGBデジタル画像データに変換する前処理部72と、前処理部72からのデジタル画像データに基づきDMD75の駆動を制御するとともに光源駆動回路39を制御する制御部73と、クロック信号を生成するクロック発生回路74と、複数のミラー素子をアレイ状に配置させそれらのミラー素子をスイッチングさせるDMD75と、複数の発光ダイオードを含む上記光源部30と、この光源部30からの光をDMDへ照射させる照射光学系76と、DMD75によって反射された光をスクリーン上へ投射する投射光学系77とを含んでいる。
【0028】
光源駆動回路39は、制御部73およびクロック発生回路74に接続される。制御部73からのイネーブル信号EBが入力されると、クロック信号CLKに同期したタイミングパルス信号φR、φB、φGを生成し、これにより各発光ダイオード31〜33の点灯を制御する。さらに、タイミングパルス信号と同期した同期信号Sを制御部73へ出力する。
【0029】
図5にプロジェクタ装置7の光学システムを例示する。照明光学系は、ライトトンネル81と、複数のコンデンサレンズ82と、球面ミラー83、84と、コンデンサレンズ85とを含んでいる。ライトトンネル81は、光源部30の発光ダイオードから発光された光を入射し、これを内部で全反射させ、均一な照度の光線を出射する。出射口のアスペクト比は、投射される画像のアスペクト比を決定し、例えば4:3あるいは16:9に設定される。ライトトンネル81からの光は、複数のコンデンサレンズ82によって球面ミラー83へ集光される。そこで反射された光は、球面ミラー84により反射されてコンデンサレンズ85の凸面側に入射され、そこで集光されてDMD75上に照射される。DMD75によって反射された光は、再びコンデンサレンズ85の平面側から入射され、投影レンズ群86を含む投射光学系77を介して壁等の被投射物体上に投射される。
【0030】
以上のような構成を有するロボット1が、携帯電話100から所定の指示電波を受けた場合の動作について説明する。ここでは、子供とペット型ロボット1とを家に残している親が外出先から携帯電話100で連絡を取ったような状況を想定して動作を説明する。
【0031】
図2を参照すると、親の携帯電話100からの所定電波をロボット1が送受信装置29を介して受信した場合、CPU11は前記エモーション演算部12からアクチュエータ制御部13への信号の入力を中止する。さらに、CPU11は、携帯電話からの指示信号に基づいてアクチュエータ制御部13を介して頭部用モータ27及び脚部用モータ28の動作を強制的に制御する。
【0032】
具体的には、CPU11は携帯電話100からの所定の信号を受けると、ペットロボットとしての動作を停止させる。その後、例えば図6に示すように、前脚部3及び後脚部4の動作を制御して直立状態に保持し、ロボット頭部5に内蔵したカメラ6により撮像した画像情報を携帯電話100に送信する。さらに好ましい形態としては、携帯電話100からの特定の指示信号によりCPU11が頭部5を回転駆動させてカメラ6で周辺を撮影し、画像情報を携帯電話100に送信する。これにより、携帯電話100のディスプレイ101でロボット1周辺の状態を知ることができる。
【0033】
また、CPU11は携帯電話100から画像情報を受信すると、プロジェクタ装置7を起動し周部にある壁面65等の被投射物体上に送信された情報に基づいた映像を投射する。この情報には例えば携帯電話100で撮影した写真等の画像情報やメール機能で作成した文字情報を含めることができる。
【0034】
以上の説明から明らかなように、ロボット1のカメラ7で撮像した画像を携帯電話100に送信することでロボットの近辺の情報をディスプレイ101から把握できる。また、携帯電話から命令や指示等の情報を伝達したいときには携帯電話100から文字や画像を送信することで、プロジェクタ装置7により壁面、床面等にその内容を投射させる。こうして、ロボットを仲介とした画像のコミュニケーションを実行することができる。
【0035】
ペットロボット1は、上記のように小型のプロジェクタ装置7を備えているので、ペットとしてばかりでなく、距離が離れた人間同士の情報交換を媒介するエージェントとしても機能する。また、本ロボット1は災害発生時にも有効に活用できる。ロボット1は遠隔操作が可能であり且つ外部からの情報を投射して伝達できるという特徴がある。よって、特に本ロボットを傍に置いて災害にあったような場合には、ロボット1のプロジェクタ装置7を介して被災者に避難路等の情報を視覚的に伝達できる。
【0036】
前記実施形態では携帯電話100から画像を送信する例を説明したがこのような態様には限定されない。例えばロボット1のメモリに予め種々の画像を記憶しておき、携帯電話100からの指令により、その記録画像の中から選択された画像情報を表示するように設定しておいてもよい。
【0037】
上記実施形態では、移動電話として携帯電話100を例示したがこれに限らずもちろんPHS等の他の移動体通信機器であってもよい。さらに、通信装置は移動電話以外でも、前述したと同様の指示と情報を無線によりロボットに与えることができる通信機能を備えたパーソナルコンピュータなどの電子機器であってもよい。
【0038】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0039】
例えば、移動手段は、歩行用の前・後脚の他、車輪による移動手段を有するロボットであっても良い。このような移動手段を備えたロボットの例を図8に示す。また、投射壁までの距離を計測する距離センサを付加しても良いし、さらに、投射映像の焦点を適切に自動修正するオードフォーカス機能を付加しても良い。距離センサを付加した場合、計測された距離データを送信し、操作者がそのデータに基づいてロボットを遠隔操作し、投射映像が適切な大きさに表示されるようにロボットを移動させることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば、外部通信装置及び通信手段を介し、ロボットの傍にいる人間と距離の離れた所にいる人間とが画像により情報交換を行うことができる。したがって、距離を置いた人間同士が、本ロボットを介して、必要な情報を交換しコミュニケーションを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るペット型ロボットの外観を示した図である。
【図2】図1に示したペット型ロボットの主要構成を示したブロック図である。
【図3】ロボットが備えるプロジェクタ装置の光源部の構成を示した図である。
【図4】発光ダイオードを用いた光源部を含むDLP方式プロジェクタ装置の主要な構成を示したブロック図である。
【図5】プロジェクタ装置の光学システム例示した図である。
【図6】ロボットの動作の具体例を示した図である。
【図7】光源の駆動タイミングを示す図である。
【図8】他の移動手段を備えたロボットの例を示す図である。
【符号の説明】
1 ロボット
2 胴体
3、4 脚部
5 頭部
6 カメラ(撮像手段)
7 プロジェクタ装置(画像投射手段)
11 CPU(制御手段)
12 エモーション演算部
13 アクチュエータ制御部
28 脚部用モータ(移動手段)
29 送受信装置(通信手段)
65 壁面(被投射物体)
100 携帯電話(外部通信装置)
101 ディスプレイ
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部通信装置から受信した情報を周辺の人に伝達でき、また周辺の情報を外部通信装置に送信できるロボットに関する。また、このようなロボットを用いて外部通信装置と情報の交換を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くのロボットが提供されるようになってきている。これらには、遠隔操作で歩行操作を行いながら遊ぶ玩具ロボットや、対話形式でコミュニケーションが図れるペット型ロボットなどがある。さらに、ペット型のロボットでは、自律状態で操作者とのコミュニケーションが図れる高度なものも提供されるようになっている。
【0003】
一般に、前述した従来のロボットは、玩具あるいは人工ペットとして作製されている。そして、主にその場に居る人間(玩具の場合は主に子供)との関係に配慮して設計されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のロボットは、主にその場に居る人間を和ませ、楽しませることを主眼にして製作されている。よって、このようなロボットは距離が離れた人間同士のコミュニケーションを図る補助役(エージェント)としては機能していない。
【0005】
従来において、例えば子供とペット型ロボットとを家に残して親が外出した場合、ロボットは玩具あるいは擬似ペットして機能しているだけである。外出先からこのロボットを介して、親が子供の様子を確認でき、必要な指示を与えることができれば便利である。しかし、このように人間同士のコミュニケーションを媒介する機能を備えたロボットについては未だ十分な検討がなされていない。
【0006】
また、地震、火災等の災害が発生したときに、近くに居るロボットが避難誘導等の補助を行えれば人命救助に有効である。しかし、このような避難補助機能を備えたロボットについても十分な検討がなされていない。特に従来においては、ロボット側から周囲に居る人間に必要な情報を画像で提供するという観点の検討はなされていない。
【0007】
したがって、本発明は前述した種々の従来の課題を解決し、離れた場所にいる人間とロボットの周囲にいる人間とが、画像等を介して情報交換できるようにした新規なロボットを提供するを主な目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は請求項1に記載するロボットにより達成される。このロボットは、以下のような構成、外部通信装置と情報の送受信が可能な通信手段と、周部を撮影する撮像手段と、画像を周部の被投射物体に投射する画像投射手段と、前記通信手段、撮像手段及び前記投射手段を制御する制御手段とを備えている。
【0009】
本発明によるロボットは、周囲の画像を撮像手段で撮影でき、また、画像投射手段を用いて周囲の人間に画像情報を提示できる。よって、外部通信装置及び通信手段を介し、ロボットの傍にいる人間と距離の離れた所にいる人間とが画像を用いて正確な情報交換を行うことができる。すなわち、本ロボットを介することで、距離を置いた人間同士が画像での情報交換を通じて、コミュニケーションを図ることができる。
【0010】
そのために、前記制御手段は前記通信手段を介して受信した前記通信装置からの情報に基づき、前記画像投射手段を駆動して前記被投射物体上に所定の画像を投射させるように設定されていることが好ましい。同様に、前記制御手段は前記通信手段を介して、前記撮像手段で撮像した画像情報を前記通信装置に送信するように設定されていることが好ましい。
【0011】
前記通信手段が前記通信装置と送受信する情報には、画像情報及び文字情報を含めることが好ましい。また、本ロボットは移動手段をさらに備えていることが望ましい。さらに、前記制御手段は、前記通信装置から所定の指示信号を受けたときに、該指示信号に基づいて前記撮像手段及び画像投射手段を強制的に駆動するように設定されていることが望ましい。画像投射手段において用いられる光源には、好ましくは半導体発光素子が用いられる。半導体発光素子は、例えば半導体発光ダイオード(LED)あるいは半導体レーザダイオード(LD)である。
【0012】
上記目的は請求項8に記載の情報交換システムによっても達成される。この情報交換システムは以下の構成、ディスプレイを備えた外部通信装置と、前記外部通信装置と情報の送受信が可能な通信手段と、周部を撮影する撮像手段と、画像を周部の被投射物体に投射する画像投射手段と、前記通信手段、撮像手段及び前記投射手段を制御する制御手段とを備えたロボットとを用いて情報の交換を行うものである。
【0013】
本システムによっても、ロボットの傍にいる人間と、そこから離れた人間とが画像等を介して情報交換を行うことができる。よって、ロボットを介して、人間同士のコミュニケーションを図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施形態に係るペット型のロボット1について説明する。図1(a)は、ペット型ロボット1の外観を示した図である。図1に示すようにペット型ロボット1は、胴体2、前脚部3、後脚部4、頭部5及び尻尾9を備えた動物様の外形を有している。
【0015】
本ロボット1の胴体2内には、図示しないアクチュエータが内蔵されており、前脚部3及び後脚部4、並びに頭部5を駆動できるようになっている。図1(b)に示すように、頭部5の目の部分には撮像手段としてのCCDカメラ6、口に相当する部分には画像投射手段としてのプロジェクタ装置7が埋設されている。また、胴体2内には物体に接触したことを検知する接触センサ、移動状態を検出する加速度センサ等の各種センサが内蔵されている。さらに、胴体2内にはCPU等で構成した制御部を備え、上記アクチュエータ、カメラ、各種センサの駆動を制御するようになっている。
【0016】
接触センサ、加速度センサ等のセンサ信号並びにカメラからの撮像信号に基づいて、制御部が前・後脚部3、4及び頭部5などの動作を制御するので、ロボット1があたかも感情な仕草を行う。
【0017】
図2は、上記ペット型ロボット1の主要構成を示したブロック図である。この図では胴体2内に配置した接触センサ21、加速度センサ22が例示されている。これらセンサ21、22からのセンサ信号はエモーション演算部12に供給される。頭部5は頭部用モータ27により駆動され、前後の脚部3、4は脚部用モータ28により駆動される。これら頭部用モータ27及び脚部用モータ28はアクチュエータ制御部13により制御される。
【0018】
頭部5に設けたカメラ6からの撮像データは入力インターフェース(I/F)部26を介して、エモーション演算部12及びCPU(中央処理装置)11に供給されている。同様に頭部5に設けられたプロジェクタ装置7は出力インターフェースを介してCPU11に接続されている。さらに、本ロボット1の尻尾9は、アンテナとして機能している。このアンテナ9はCPU11により制御されている送受信装置29に接続されている。
【0019】
ロボット1の制御部は、前記エモーション演算部12、アクチュエータ制御部13及びこれらの全体制御を行うCPU11により構成されている。ロボット1が前述したようなペットして機能しているときは、エモーション演算部12が上記センサ信号及び撮像データに基づいて所定の演算を行い、その結果に基づいてアクチュエータ制御部13が頭部用モータ27及び脚部用モータ28を制御してペットの仕草が実行される。
【0020】
一方、CPU11は予め設定した携帯電話100から所定の無線信号を受信したときに、優先的にその指示信号に対応するように設定されている。CPU11は携帯電話100から指示信号に基づいて、前記エモーション演算部12及びアクチュエータ制御部13、並びにカメラ6及びプロジェクタ装置7を制御してロボット1が所定動作を実行するように制御する。この動作内容については後詳する動作の説明で明らかにする。
【0021】
ロボット1はさらにプロジェクタ装置7を備え、携帯電話100から送信された文字、図形等の画像情報をプロジェクタ装置7によりその周囲の壁等に投射する機能を有している。一般に、プロジェクタ装置7は、光源、照明光学系、投射光学系、および変調装置を必要とし、ペット型ロボットに搭載するためにはそれらを小型化、軽量化する必要がある。
【0022】
プロジェクタ装置7は、光源からの光をDMD(Digital Mirror Device)を用いたDLP(Digital Light Processing:テキサス・インスツルメンツ社の登録商標)方式により画像の投射を行うものである。
【0023】
光源には、赤、青、緑の発光ダイオードを採用することにより、光源の小型化、軽量化を図っている。一般に、40インチ以上の大画面表示を行うプロジェクタの場合、500ルーメン以上の高照度な光源が必要であり、超高圧水銀ランプなどが用いられる。発光ダイオードによる場合でも14インチ程度の表示であれば十分に明るい表示を確保することができる。
【0024】
図3は、プロジェクタ装置7の光源部30の構成を拡大して示した図である。赤色(R)31、青色(B)32、緑色(G)33の発光ダイオードそれぞれが6個並列に接続されている。これらと供給電源35との間には、それぞれMOSトランジスタ36、37、38が接続されている。これらのMOSトラジスタ36、37、38のゲートは、光源駆動回路39に接続され、駆動パルス信号φR、φB、φGによって交互に異なるタイミングで駆動される。図7に駆動パルス信号にタイミングを示す。発光ダイオード31、32、33は、MOSトランジスタにより導通されるとき、その順方向に5Vの電圧が印加され、1Aの電流で駆動される。
【0025】
発光ダイオード31〜33は、側壁が反射板を形成する絶縁ケース40内に配置されている。絶縁ケース40の裏面には、接地電位を供給する電極層が形成されている。
【0026】
発光ダイオード31〜33の上面のコンタクト層は、ワイヤボンディングを介してMOSトランジスタ36、37、38のソース電極に電気的に接続されている。光源駆動回路39は、ロジックシーケンスICやマイコンコンピュータにより構成することができる。本例によるプロジェクタ装置7は、各発光色とも30W程度の光源を形成することができるが、発光ダイオード数を増減してより高照度あるいは低照度とすることが可能である。
【0027】
図4は、上記のような発光ダイオードを備えた光源部30を含むDLP方式プロジェクタ装置7内の主要な構成を示したブロック図である。プロジェクタ装置7は、CPU11からの画像信号71を入力し、これをDMDと同じ画素数のRGBデジタル画像データに変換する前処理部72と、前処理部72からのデジタル画像データに基づきDMD75の駆動を制御するとともに光源駆動回路39を制御する制御部73と、クロック信号を生成するクロック発生回路74と、複数のミラー素子をアレイ状に配置させそれらのミラー素子をスイッチングさせるDMD75と、複数の発光ダイオードを含む上記光源部30と、この光源部30からの光をDMDへ照射させる照射光学系76と、DMD75によって反射された光をスクリーン上へ投射する投射光学系77とを含んでいる。
【0028】
光源駆動回路39は、制御部73およびクロック発生回路74に接続される。制御部73からのイネーブル信号EBが入力されると、クロック信号CLKに同期したタイミングパルス信号φR、φB、φGを生成し、これにより各発光ダイオード31〜33の点灯を制御する。さらに、タイミングパルス信号と同期した同期信号Sを制御部73へ出力する。
【0029】
図5にプロジェクタ装置7の光学システムを例示する。照明光学系は、ライトトンネル81と、複数のコンデンサレンズ82と、球面ミラー83、84と、コンデンサレンズ85とを含んでいる。ライトトンネル81は、光源部30の発光ダイオードから発光された光を入射し、これを内部で全反射させ、均一な照度の光線を出射する。出射口のアスペクト比は、投射される画像のアスペクト比を決定し、例えば4:3あるいは16:9に設定される。ライトトンネル81からの光は、複数のコンデンサレンズ82によって球面ミラー83へ集光される。そこで反射された光は、球面ミラー84により反射されてコンデンサレンズ85の凸面側に入射され、そこで集光されてDMD75上に照射される。DMD75によって反射された光は、再びコンデンサレンズ85の平面側から入射され、投影レンズ群86を含む投射光学系77を介して壁等の被投射物体上に投射される。
【0030】
以上のような構成を有するロボット1が、携帯電話100から所定の指示電波を受けた場合の動作について説明する。ここでは、子供とペット型ロボット1とを家に残している親が外出先から携帯電話100で連絡を取ったような状況を想定して動作を説明する。
【0031】
図2を参照すると、親の携帯電話100からの所定電波をロボット1が送受信装置29を介して受信した場合、CPU11は前記エモーション演算部12からアクチュエータ制御部13への信号の入力を中止する。さらに、CPU11は、携帯電話からの指示信号に基づいてアクチュエータ制御部13を介して頭部用モータ27及び脚部用モータ28の動作を強制的に制御する。
【0032】
具体的には、CPU11は携帯電話100からの所定の信号を受けると、ペットロボットとしての動作を停止させる。その後、例えば図6に示すように、前脚部3及び後脚部4の動作を制御して直立状態に保持し、ロボット頭部5に内蔵したカメラ6により撮像した画像情報を携帯電話100に送信する。さらに好ましい形態としては、携帯電話100からの特定の指示信号によりCPU11が頭部5を回転駆動させてカメラ6で周辺を撮影し、画像情報を携帯電話100に送信する。これにより、携帯電話100のディスプレイ101でロボット1周辺の状態を知ることができる。
【0033】
また、CPU11は携帯電話100から画像情報を受信すると、プロジェクタ装置7を起動し周部にある壁面65等の被投射物体上に送信された情報に基づいた映像を投射する。この情報には例えば携帯電話100で撮影した写真等の画像情報やメール機能で作成した文字情報を含めることができる。
【0034】
以上の説明から明らかなように、ロボット1のカメラ7で撮像した画像を携帯電話100に送信することでロボットの近辺の情報をディスプレイ101から把握できる。また、携帯電話から命令や指示等の情報を伝達したいときには携帯電話100から文字や画像を送信することで、プロジェクタ装置7により壁面、床面等にその内容を投射させる。こうして、ロボットを仲介とした画像のコミュニケーションを実行することができる。
【0035】
ペットロボット1は、上記のように小型のプロジェクタ装置7を備えているので、ペットとしてばかりでなく、距離が離れた人間同士の情報交換を媒介するエージェントとしても機能する。また、本ロボット1は災害発生時にも有効に活用できる。ロボット1は遠隔操作が可能であり且つ外部からの情報を投射して伝達できるという特徴がある。よって、特に本ロボットを傍に置いて災害にあったような場合には、ロボット1のプロジェクタ装置7を介して被災者に避難路等の情報を視覚的に伝達できる。
【0036】
前記実施形態では携帯電話100から画像を送信する例を説明したがこのような態様には限定されない。例えばロボット1のメモリに予め種々の画像を記憶しておき、携帯電話100からの指令により、その記録画像の中から選択された画像情報を表示するように設定しておいてもよい。
【0037】
上記実施形態では、移動電話として携帯電話100を例示したがこれに限らずもちろんPHS等の他の移動体通信機器であってもよい。さらに、通信装置は移動電話以外でも、前述したと同様の指示と情報を無線によりロボットに与えることができる通信機能を備えたパーソナルコンピュータなどの電子機器であってもよい。
【0038】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0039】
例えば、移動手段は、歩行用の前・後脚の他、車輪による移動手段を有するロボットであっても良い。このような移動手段を備えたロボットの例を図8に示す。また、投射壁までの距離を計測する距離センサを付加しても良いし、さらに、投射映像の焦点を適切に自動修正するオードフォーカス機能を付加しても良い。距離センサを付加した場合、計測された距離データを送信し、操作者がそのデータに基づいてロボットを遠隔操作し、投射映像が適切な大きさに表示されるようにロボットを移動させることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば、外部通信装置及び通信手段を介し、ロボットの傍にいる人間と距離の離れた所にいる人間とが画像により情報交換を行うことができる。したがって、距離を置いた人間同士が、本ロボットを介して、必要な情報を交換しコミュニケーションを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るペット型ロボットの外観を示した図である。
【図2】図1に示したペット型ロボットの主要構成を示したブロック図である。
【図3】ロボットが備えるプロジェクタ装置の光源部の構成を示した図である。
【図4】発光ダイオードを用いた光源部を含むDLP方式プロジェクタ装置の主要な構成を示したブロック図である。
【図5】プロジェクタ装置の光学システム例示した図である。
【図6】ロボットの動作の具体例を示した図である。
【図7】光源の駆動タイミングを示す図である。
【図8】他の移動手段を備えたロボットの例を示す図である。
【符号の説明】
1 ロボット
2 胴体
3、4 脚部
5 頭部
6 カメラ(撮像手段)
7 プロジェクタ装置(画像投射手段)
11 CPU(制御手段)
12 エモーション演算部
13 アクチュエータ制御部
28 脚部用モータ(移動手段)
29 送受信装置(通信手段)
65 壁面(被投射物体)
100 携帯電話(外部通信装置)
101 ディスプレイ
Claims (13)
- 通信機能を備えた電子装置と情報の送受信が可能な通信手段と、撮像手段と、画像を被投射物体に投射する画像投射手段と、前記通信手段、撮像手段及び前記投射手段を制御する制御手段とを、備えたロボット。
- 前記制御手段は、前記通信手段を介して受信した前記電子装置からの情報に基づき、前記画像投射手段を駆動して前記被投射物体上に画像を投射させる請求項1に記載のロボット。
- 前記制御手段は、前記通信手段を介して、前記撮像手段で撮像した画像情報を前記電子装置に送信する請求項1に記載のロボット。
- 前記通信手段が前記電子装置と送受信する情報には、画像情報及び文字情報が含まれている請求項1ないし3のいずれに記載のロボット。
- 前記ロボットはさらに移動手段を備えた請求項1ないし3のいずれかに記載のロボット。
- 前記制御手段は、前記電子装置から所定の指示信号を受けたときに、前記移動手段を介してロボットの位置を制御し、前記撮像手段により撮像された撮像情報を前記通信手段を介して前記電子装置に送信する請求項5に記載のロボット。
- 前記画像投射手段は、DMDを用いたDLP方式により画像を投射し、その光源に半導体発光素子を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載のロボット。
- ディスプレイを備えた外部通信装置と、
前記外部通信装置と情報の送受信が可能な通信手段と、撮像手段と、画像を被投射物体に投射する画像投射手段と、前記通信手段、撮像手段及び前記投射手段を制御する制御手段とを備えたロボットとを用いて、情報の交換を行う情報交換システム。 - 前記外部通信装置から送信された指示信号により、前記制御手段を遠隔制御する請求項8に記載の情報交換システム。
- 前記外部通信装置は、前記ロボットの撮像手段で撮像した画像情報を前記通信手段を介して受信し、前記ディスプレイ上に表示する請求項8に記載の情報交換システム。
- 前記情報には画像情報及び文字情報が含まれている請求項8ないし10のいずれかに記載の情報交換システム。
- 前記外部通信装置は、移動体電話である請求項8ないし10のいずれかに記載の情報交換システム。
- 前記ロボットは移動手段を有する、請求項8ないし12いずれかに記載の情報交換システム。
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