JP2004167301A - 破砕機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーシング1と、上方に配置され被破砕物を投入するホッパ2と、ホッパー2の下方にケーシング1に軸支され被破砕物を破砕する回転刃7,8と、回転刃7,8の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を潜らす格子を有するスクリーン13とを備えた破砕機であって、スクリーン13の交換を容易にする。
【解決手段】前記スクリーン13の一端部をケーシング1に着脱自在に枢支させスクリーン13を揺動させる枢支部14と、前記スクリーン13の他端部をケーシング1に着脱自在に連結させる連結手段15とを備え、スクリーン13を、前記枢支部14を支点に揺動させ回転刃7,8の回転軌跡に沿った位置で前記連結手段15によりケーシング1に連結した使用状態と、連結を解除して枢支部14を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から離脱させて取外した状態とに、位置変更可能に構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】前記スクリーン13の一端部をケーシング1に着脱自在に枢支させスクリーン13を揺動させる枢支部14と、前記スクリーン13の他端部をケーシング1に着脱自在に連結させる連結手段15とを備え、スクリーン13を、前記枢支部14を支点に揺動させ回転刃7,8の回転軌跡に沿った位置で前記連結手段15によりケーシング1に連結した使用状態と、連結を解除して枢支部14を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から離脱させて取外した状態とに、位置変更可能に構成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業廃棄物等の被破壊物を破壊する破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の破砕機は、ケーシングと、上方に配置され被破砕物を投入するホッパーと、ホッパーの下方にケーシングに軸支され被破砕物を破砕する回転刃と、回転刃の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を潜らす格子を有するスクリーンとを備えている。
【0003】
ところで、前記スクリーンの格子は、破砕された破砕物が目的の大きさに破砕されるよう篩目の大きさを決定してある。したがって、破砕された破砕物の目的の大きさが異なる時には、目的の大きさに合った篩目の格子にしたスクリーンに取替える必要があった。また、長期使用によりスクリーンは摩耗することから、消耗品として定期的に交換する必要があった。(例えば特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開平8−131863号公報(図2、図7)
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
ところが、スクリーンはケーシングに複数のボルトで取付られておりボルトの脱着作業だけでも面倒な作業であった。また、ケーシング内の狭い中でスクリーンを所定位置に位置させてのボルトによる取付作業をしなければならない場合は、スクリーンの交換作業は容易でなく面倒な作業となっていた。
【0006】
本発明は、スクリーンの交換を容易にできる破砕機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の破砕機は、ケーシングと、上方に配置され被破砕物を投入するホッパーと、ホッパーの下方にケーシングに軸支され被破砕物を破砕する回転刃と、回転刃の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を潜らす格子を有するスクリーンとを備えた破砕機であって、前記スクリーンの一端部をケーシングに着脱自在に枢支させスクリーンを揺動させる枢支部と、前記スクリーンの他端部をケーシングに着脱自在に連結させる連結手段とを備え、スクリーンを、前記枢支部を支点に揺動させ回転刃の回転軌跡に沿った位置で前記連結手段によりケーシングに連結した使用状態と、連結を解除して枢支部を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から離脱させて取外した状態とに、位置変更可能に構成したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載の破砕機は、請求項1において、前記枢支部は、ケーシング適所に設けた係合ピンと、スクリーンの一端部に設けられ前記係合ピンを開口口から嵌脱させる枢支孔で構成していることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載の破砕機は、請求項1または請求項2において、前記連結手段は、スクリーンの他端部を把持する把持部と、スクリーンの他端部を把持部で把持した状態でケーシングに仮連結させる仮連結部と、仮連結を固定連結させる固定部とで構成していることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4記載の破砕機は、請求項1乃至請求項4において、使用状態のスクリーンの下部に取外したスクリーンを支持するガイドレールを配置し、前記連結手段による連結を解除して枢支部を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から下方に離脱させ一旦スクリーンをガイドレールに支持させるとともに、枢支部の枢支を解除した後にスクリーンをガイドレールに沿って引出し可能に構成したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項5記載の破砕機は、請求項4において、前記ガイドレールは、ケーシングに着脱自在に配置し、スクリーンの脱着時のみ装着するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る破砕機Aの実施形態について、図1〜図4に図示し以下に説明する。Aは、破砕機であって次のようになっている。1は、ケーシングである。2は、ケーシング1の上方に取付け配置し、被破砕物を投入するホッパーである。3,4は平行して互いに逆方向に内回りに回転(正転)するようにケーシング1に取付けた第1回転軸,第2回転軸である。5は第1回転軸3に取付けた第1回転ドラムであり、6は、第2回転軸4に取付けた第2回転ドラムである。
【0013】
7は、第1回転ドラム5および第2回転ドラム6に取付けた第1回転刃であって、両端を先鋭させて楔状にし、各回転ドラム5,6に複数螺旋状に着脱自在に取付ている。よって、各各回転ドラム5,6を回転した時に、各楔形状の先鋭部分は半径R1の回転軌跡を描いて回転する。
【0014】
8は、第1回転ドラム5および第2回転ドラム6に取付けた第2回転刃であって、両端を先鋭させて楔状にし、各回転ドラム5,6に複数螺旋状に着脱自在に取付ている。この第2回転刃8は、第1回転刃7に比較して両端を先鋭させた楔状の部分の高さを低くしている点が相違している。すなわち、図1に図示するように、各回転ドラム5,6を回転した時に、各楔形状の先鋭部分は半径R2の回転軌跡を描いて回転する。よって、両回転半径R1とR2は、R1>R2の関係にある。
【0015】
次に、第1回転ドラム5と第2回転ドラム6との離間距離L(第1回転軸3と第2回転軸4との離間距離)は、第1回転ドラム5および第2回転ドラム6に取付けた前記回転刃の最大回転半径(上記では第1回転刃7の回転半径R1が該当する。)の和(R1+R1)以上の離間距離L(R1+R1<L)に設定してある。よって第1回転軸3と第2回転軸4との離間距離Lによって、第1回転ドラム5上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8と、第2回転ドラム6上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8の回転によって届かない隙間が第1回転軸3と第2回転軸4間に生じる。
【0016】
9は、この隙間を埋めるように基台10上に取付て配置した固定刃で、第1回転軸3と第2回転軸4間の中央部の下寄り位置に配置してある。この固定刃9は、図1に図示するように、第1回転刃7が第2回転刃8より高さが高い分だけ干渉しないように逃がし9aを設けている。
【0017】
11は、第1回転ドラム5上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8に応じた形状(この場合は凹凸状の形状となっている。)の第2固定刃であって、ホッパー2に取付ている。12は、第2回転ドラム6上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8に応じた形状(この場合は凹凸状の形状となっている。)の第2固定刃であって、ホッパー2に取付けている。
【0018】
上記第1回転軸3と第2回転軸4は、互いに逆方向に内回(正転)りに回転駆動して被破砕物を破砕するものであるが、異物等が挟まった場合は除去するために、互いに逆方向に外回(逆転)りに回転駆動させることができるようになっている。
【0019】
13は、前記回転刃7,8の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を篩目から潜らす格子13aと、格子23aを支持する支持板13bで構成したスクリーンである。14は、支持板13bの一端部に設けた枢支部で、ケーシング1に固定された基台10に連結したブラケツト10aに前記回転軸3,4と平行に止着した係合ピン14aと、スクリーン13の一端部に設けられ係合ピン14aを開口口から嵌脱させる枢支孔14bで構成している。係合ピン14aは、図3に図示するように断面形状が半円形の形状にしてあり、枢支孔14b内に係合ピン14aを開口口から嵌脱し易いようにしてある。
【0020】
15は、支持板13bの他端部に設けた連結手段で、把持部16と、仮連結部17と、固定部18とで構成している。把持部16は、支持板13bの他端に設けたフランジ16aと、ケーシング1に揺動自在に枢支させたL字状の金具16bで構成している。そして、フランジ16aをケーシング1に取付けたストツパー1aに密着させて、揺動自在なスクリーン13を使用状態の位置に位置させるよう、L字状の金具16bでフランジ16aを係止させるようにしている。
【0021】
仮連結部17は、ストツパー1aに密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないで密着状態を維持させるためのものであって、本実施形態ではL字状の金具16bに止着したレバーで構成している。すなわち、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようレバー17で密着状態を維持させるようにしたものである。ここでは、仮連結部17としてレバーを配置したが、L字状の金具16bでフランジ16aを係止させた状態で、L字状の金具16bの揺動を規制させるようにして、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようにしたものであればよい。例えば、L字状の金具16bの枢支部を蝶ナットで締付けてL字状の金具16bの揺動を規制させるようにしたものであってもよい。(以下仮連結手段17はレバー17として説明する。)
固定部18は、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようレバー17で密着状態を維持させた仮連結状態から、固定連結状態にするためのものである。本実施形態ではこの固定部18は、L字状の金具16bの背面部に近接してケーシング1に揺動自在に吊下したロックボルト18aとロックボルト18aのネジに螺合したロックナット18bで構成している。すなわち、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようレバー17で密着状態を維持させた仮連結の状態で、ロックボルト18aを揺動させ、L字状の金具16bの係止部の背後からL字状の金具16bを押付けるようロックボルト18aからロックナット18bを螺合回転させ、仮連結状態から、固定連結状態にするようにしたものである。
【0022】
19は、前記ブラケット10aに止着した規制ピンであって、前記スクリーン13を使用状態に位置させた時に、前記支持板13bの一端部に係合してスクリーン13の上方への移動規制するために配置したものである。すなわち、前記スクリーン13を使用状態に位置させた時には、前記枢支孔14bの開口口が下方に向いた状態であるので、枢支部14で下方への移動規制はできるものの上方への移動規制ができない状態にある。そこで上方への移動規制をするために、規制ピン19を配置したものである。
【0023】
なお、破砕物は下方に押付けられるようにしてスクリーン13の篩目を潜り抜けるものであるから、通常スクリーン13の上方への移動作用は生じないので、必ずしも規制ピン19と支持板13bの一端部による上方への移動規制を設けておかなくてもよい。そして、スクリーン13を揺動させるときに、規制ピン19と支持板13bの一端部が干渉して揺動の障害とならないように、規制ピン19の位置と支持板13bの一端部の形状を決定している。
【0024】
20は、スクリーン13の下方に前記回転軸3,4の直交方向に水平にケーシング1(フレーム1dと基台10間)に配置したガイドレールである。21は、スクリーン13を連結手段15による連結を解除して、枢支部14を支点に下方に揺動させた時に、スクリーン13の下方に配置したガイドレール20に当接させるようにしたストッパーピンである。
【0025】
なお、支持板13bは格子13aに対して少なくとも複数個所支持させるようにしており、ガイドレール20も支持板13bに対応して複数個所配置してある。(図5参照)そして、下方に揺動させたスクリーン13は、図3に図示するように枢支部14の枢支孔14bの開口口から係合ピン14aを抜くと、スクリーン13はストッパーピン21と格子13aがガイドレール20に当接して支持されるようになる。
【0026】
1bは、ケーシング1の側板であって、蝶番1cで回動支持させケーシング1の側面を開口させ、この開口口からガイドレール20の上に支持させたスクリーン13を、ガイドレール20上を滑らせて引抜きあるいはガイドレール20上に載置するようにしたものである。
【0027】
なお、スクリーン13、枢支部14、連結手段15、は、図1〜図4に図示するように、左右一対対象的に配置している。また、ガイドレール20および側板1bについても左右一対対象的に配置している。
【0028】
このように構成した本発明に係る破砕機の作用について以下に説明する。なお、破砕機Aで被破砕物を破砕することは勿論であるが、ここでは、破砕機Aに備えたスクリーン13の脱着を容易にすることが目的であるので、破砕についての詳細な説明は省略しスクリーン13の脱着についての作用を主に以下に説明する。したがって、図1に図示するように、スクリーン13の使用状態での説明から、図4に図示するようにスクリーン13を取外した状態にするまでの作用について説明する。
【0029】
まず、図1に図示する破砕機Aの使用時について説明する。スクリーン13の一端部は、枢支部14の枢支孔14bと係合ピン14aで支持されて下方への移動規制が行われ、規制ピン19と支持板13bの一端部により上方への移動規制が行われる。(破砕物は下方に押付けられるようにしてスクリーンの篩目を潜り抜けるものであるから、通常上方に移動するようなことはない。)スクリーン13の他端部は、上記連結手段15で強固に連結される。よってスクリーン13は、両端部を枢支部14と連結手段15で強固に支持されるようにしてあるものだから、スクリーン13が脱落したり、壊れたりすることはない。よってホッパー2に投入された被破砕物は、第1回転軸3と第2回転軸4の回転駆動により、第1回転刃7と第2回転刃8によって破砕され、スクリーン13を潜り抜けて下方に破砕された破砕物が堆積される。
【0030】
次に、スクリーン13を外す場合について以下に説明する。蝶番1cで回動自在に支持させたケーシング1の側板1bを回動させて開口させる。そして図1に図示する状態で、レバー17を下方に引き、連結手段15による連結を解除しても、フランジ16bとストッパー1aの密着状態を維持させるようにしておく。この状態でロックナット18bを螺合させて連結手段15による連結を解除する。スクリーン13が下方に揺動しないように、スクリーン13の他端部を手で支持しておき、レバー17を上方に揺動させて、L字状の金具16bとフランジ16bの係止を解く。そしてしスクリーン13を枢支部14を支点に下方に揺動させて、図2に図示するように、ストッパーピン21をガイドレール20に当接させる。
【0031】
次に、図3に図示するように、ストッパーピン21を中心にスクリーン13の他端部を下方に押し少し回転させると、枢支孔14bの開口口から係合ピン14aを引抜くことができる。そしてスクリーン13は、ストッパーピン21と格子13aでガイドレール20上に支持される。この状態でスクリーン13を引くことでガイドレール20上を水平に滑らせて移動させ、側板1bを開口させた開口口からスクリーン13を取出すことができる。
【0032】
逆に、スクリーン13を取付ける場合は上記と逆にすればよいので、取付ける場合の説明は省略する。
【0033】
このように、スクリーン13は複数のボルトで取付けていないので、簡単に脱着できる。また、ケーシング1内の狭い中でスクリーン13を所定位置に位置させてボルトによる取付け作業をするといったこともなく、スクリーンの交換作業は容易に行うことができる。したがって、目的の大きさに合った篩目の格子を有するスクリーン13を複数用意しておけば、目的の破砕物の大きさによってスクリーン13を交換し、1台の破砕機で複数の大きさの破砕物を得るようにすることが簡単にできる。勿論、摩耗したスクリーン13の交換も簡単に交換することができる。
【0034】
なお、上記実施形態では、二つの回転軸を備えた破砕機で説明したが、一軸による破砕機であっても同様に実施できること勿論である。
【0035】
また、第1回転刃7および第2回転刃8は、それぞれ第1回転ドラム5、第2回転ドラム6を介して第1回転軸3、第2回転軸4に支持させているが、回転刃を直接回転軸に支持させるようにした構造のものであってもよい。
【0036】
次に、上記実施形態では、ガイドレール20を ケーシング1(フレーム1dと基台10間)に固定的に配置した場合を例に説明したが、図6に図示するようにガイドレール20を脱着式にしたものであってもよい。この場合、スクリーン13を脱着させる時のみガイドレール20を装着するようにするもので、このようにすることで破砕する時にはガイドレール20を外しているものであるから、ガイドレール20を固定的に配置した場合に破砕物がガイドレール20に堆積していた問題をなくすることができる。
【0037】
すなわち、図6に図示するように、脱着式にしたガイドレール20は、次のようにして基台10とフレーム1d間に脱着自在に配置している。ガイドレール20の一端に設けた装着ピン21aと、装着ピン21aを挿入する挿入孔10bを基台10配置し、挿入孔10bに装着ピン21aを挿入した状態で、ガイドレール20の他端をフレーム1d上に位置させ、ガイドレール20の他端とフレーム1dをボルト22で連結させるようにしている。
【0038】
このようにボルト22を外して挿入孔10bから装着ピン21aを抜くことでガイドレール20を外すことができ、逆にすることでガイドレール20を装着することができる。なお、脱着式にしたガイドレール20は、脱着するスクリーン13の下方にのみ配置しておけばよいので、1個だけ備えておき脱着するスクリーン13の下方に交替的に装着するようにすればよい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明の破砕機は、以上のように構成し作用するものであるから、スクリーンを簡単に脱着でき、スクリーンの交換作業を容易にすることができる。
【0040】
請求項2に係る本発明の破砕機は、揺動式のスクリーンの枢支部を係合ピンと開口口から係合ピンを嵌脱させる枢支孔で構成したものであるから、枢支部を容易に脱着させることができる。
【0041】
請求項3に係る本発明の破砕機は、揺動式のスクリーンの他端部の連結手段を、把持部と、仮連結部と、固定部とで構成して、仮連結した後固定連結させるようにしたものであるから、揺動式のスクリーンの連結部の連結解除を容易にすることができる。
【0042】
請求項4に係る本発明の破砕機は、スクリーンを脱着させる時に、スクリーンをガイドレールで支持させるようにしたものであるから、スクリーンを保持させることなく破砕機から取外すことができる。
【0043】
請求項5に係る本発明の破砕機は、ガイドレールをスクリーンの脱着時のみ装着するようにしたものであるから、破砕時に破砕物がガイドレールに堆積することをなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンを取付けた使用状態を図示した説明図である。
【図2】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンの他端部の連結手段を解除して、スクリーンを下方に揺動させた状態を図示する説明図である。
【図3】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、枢支部の枢支孔から係合ピンを抜いた状態を図示する説明図である。
【図4】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンをレール上に滑らして引き出す状態を図示する説明図である。
【図5】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、図1の側面図である。
【図6】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンを脱着式にした場合を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 ホッパー
7 第1回転刃(回転刃)
8 第2回転刃(回転刃)
13スクリーン
13a 格子
14 枢支部
15 連結手段
14a 係合ピン
14b 枢支孔
16 把持部
17 仮連結部
18 固定部
20 ガイドレール
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業廃棄物等の被破壊物を破壊する破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の破砕機は、ケーシングと、上方に配置され被破砕物を投入するホッパーと、ホッパーの下方にケーシングに軸支され被破砕物を破砕する回転刃と、回転刃の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を潜らす格子を有するスクリーンとを備えている。
【0003】
ところで、前記スクリーンの格子は、破砕された破砕物が目的の大きさに破砕されるよう篩目の大きさを決定してある。したがって、破砕された破砕物の目的の大きさが異なる時には、目的の大きさに合った篩目の格子にしたスクリーンに取替える必要があった。また、長期使用によりスクリーンは摩耗することから、消耗品として定期的に交換する必要があった。(例えば特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開平8−131863号公報(図2、図7)
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
ところが、スクリーンはケーシングに複数のボルトで取付られておりボルトの脱着作業だけでも面倒な作業であった。また、ケーシング内の狭い中でスクリーンを所定位置に位置させてのボルトによる取付作業をしなければならない場合は、スクリーンの交換作業は容易でなく面倒な作業となっていた。
【0006】
本発明は、スクリーンの交換を容易にできる破砕機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の破砕機は、ケーシングと、上方に配置され被破砕物を投入するホッパーと、ホッパーの下方にケーシングに軸支され被破砕物を破砕する回転刃と、回転刃の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を潜らす格子を有するスクリーンとを備えた破砕機であって、前記スクリーンの一端部をケーシングに着脱自在に枢支させスクリーンを揺動させる枢支部と、前記スクリーンの他端部をケーシングに着脱自在に連結させる連結手段とを備え、スクリーンを、前記枢支部を支点に揺動させ回転刃の回転軌跡に沿った位置で前記連結手段によりケーシングに連結した使用状態と、連結を解除して枢支部を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から離脱させて取外した状態とに、位置変更可能に構成したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載の破砕機は、請求項1において、前記枢支部は、ケーシング適所に設けた係合ピンと、スクリーンの一端部に設けられ前記係合ピンを開口口から嵌脱させる枢支孔で構成していることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載の破砕機は、請求項1または請求項2において、前記連結手段は、スクリーンの他端部を把持する把持部と、スクリーンの他端部を把持部で把持した状態でケーシングに仮連結させる仮連結部と、仮連結を固定連結させる固定部とで構成していることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4記載の破砕機は、請求項1乃至請求項4において、使用状態のスクリーンの下部に取外したスクリーンを支持するガイドレールを配置し、前記連結手段による連結を解除して枢支部を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から下方に離脱させ一旦スクリーンをガイドレールに支持させるとともに、枢支部の枢支を解除した後にスクリーンをガイドレールに沿って引出し可能に構成したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項5記載の破砕機は、請求項4において、前記ガイドレールは、ケーシングに着脱自在に配置し、スクリーンの脱着時のみ装着するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る破砕機Aの実施形態について、図1〜図4に図示し以下に説明する。Aは、破砕機であって次のようになっている。1は、ケーシングである。2は、ケーシング1の上方に取付け配置し、被破砕物を投入するホッパーである。3,4は平行して互いに逆方向に内回りに回転(正転)するようにケーシング1に取付けた第1回転軸,第2回転軸である。5は第1回転軸3に取付けた第1回転ドラムであり、6は、第2回転軸4に取付けた第2回転ドラムである。
【0013】
7は、第1回転ドラム5および第2回転ドラム6に取付けた第1回転刃であって、両端を先鋭させて楔状にし、各回転ドラム5,6に複数螺旋状に着脱自在に取付ている。よって、各各回転ドラム5,6を回転した時に、各楔形状の先鋭部分は半径R1の回転軌跡を描いて回転する。
【0014】
8は、第1回転ドラム5および第2回転ドラム6に取付けた第2回転刃であって、両端を先鋭させて楔状にし、各回転ドラム5,6に複数螺旋状に着脱自在に取付ている。この第2回転刃8は、第1回転刃7に比較して両端を先鋭させた楔状の部分の高さを低くしている点が相違している。すなわち、図1に図示するように、各回転ドラム5,6を回転した時に、各楔形状の先鋭部分は半径R2の回転軌跡を描いて回転する。よって、両回転半径R1とR2は、R1>R2の関係にある。
【0015】
次に、第1回転ドラム5と第2回転ドラム6との離間距離L(第1回転軸3と第2回転軸4との離間距離)は、第1回転ドラム5および第2回転ドラム6に取付けた前記回転刃の最大回転半径(上記では第1回転刃7の回転半径R1が該当する。)の和(R1+R1)以上の離間距離L(R1+R1<L)に設定してある。よって第1回転軸3と第2回転軸4との離間距離Lによって、第1回転ドラム5上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8と、第2回転ドラム6上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8の回転によって届かない隙間が第1回転軸3と第2回転軸4間に生じる。
【0016】
9は、この隙間を埋めるように基台10上に取付て配置した固定刃で、第1回転軸3と第2回転軸4間の中央部の下寄り位置に配置してある。この固定刃9は、図1に図示するように、第1回転刃7が第2回転刃8より高さが高い分だけ干渉しないように逃がし9aを設けている。
【0017】
11は、第1回転ドラム5上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8に応じた形状(この場合は凹凸状の形状となっている。)の第2固定刃であって、ホッパー2に取付ている。12は、第2回転ドラム6上に配置した第1回転刃7および第2回転刃8に応じた形状(この場合は凹凸状の形状となっている。)の第2固定刃であって、ホッパー2に取付けている。
【0018】
上記第1回転軸3と第2回転軸4は、互いに逆方向に内回(正転)りに回転駆動して被破砕物を破砕するものであるが、異物等が挟まった場合は除去するために、互いに逆方向に外回(逆転)りに回転駆動させることができるようになっている。
【0019】
13は、前記回転刃7,8の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を篩目から潜らす格子13aと、格子23aを支持する支持板13bで構成したスクリーンである。14は、支持板13bの一端部に設けた枢支部で、ケーシング1に固定された基台10に連結したブラケツト10aに前記回転軸3,4と平行に止着した係合ピン14aと、スクリーン13の一端部に設けられ係合ピン14aを開口口から嵌脱させる枢支孔14bで構成している。係合ピン14aは、図3に図示するように断面形状が半円形の形状にしてあり、枢支孔14b内に係合ピン14aを開口口から嵌脱し易いようにしてある。
【0020】
15は、支持板13bの他端部に設けた連結手段で、把持部16と、仮連結部17と、固定部18とで構成している。把持部16は、支持板13bの他端に設けたフランジ16aと、ケーシング1に揺動自在に枢支させたL字状の金具16bで構成している。そして、フランジ16aをケーシング1に取付けたストツパー1aに密着させて、揺動自在なスクリーン13を使用状態の位置に位置させるよう、L字状の金具16bでフランジ16aを係止させるようにしている。
【0021】
仮連結部17は、ストツパー1aに密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないで密着状態を維持させるためのものであって、本実施形態ではL字状の金具16bに止着したレバーで構成している。すなわち、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようレバー17で密着状態を維持させるようにしたものである。ここでは、仮連結部17としてレバーを配置したが、L字状の金具16bでフランジ16aを係止させた状態で、L字状の金具16bの揺動を規制させるようにして、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようにしたものであればよい。例えば、L字状の金具16bの枢支部を蝶ナットで締付けてL字状の金具16bの揺動を規制させるようにしたものであってもよい。(以下仮連結手段17はレバー17として説明する。)
固定部18は、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようレバー17で密着状態を維持させた仮連結状態から、固定連結状態にするためのものである。本実施形態ではこの固定部18は、L字状の金具16bの背面部に近接してケーシング1に揺動自在に吊下したロックボルト18aとロックボルト18aのネジに螺合したロックナット18bで構成している。すなわち、密着させたフランジ16aとL字状の金具16bが離脱しないようレバー17で密着状態を維持させた仮連結の状態で、ロックボルト18aを揺動させ、L字状の金具16bの係止部の背後からL字状の金具16bを押付けるようロックボルト18aからロックナット18bを螺合回転させ、仮連結状態から、固定連結状態にするようにしたものである。
【0022】
19は、前記ブラケット10aに止着した規制ピンであって、前記スクリーン13を使用状態に位置させた時に、前記支持板13bの一端部に係合してスクリーン13の上方への移動規制するために配置したものである。すなわち、前記スクリーン13を使用状態に位置させた時には、前記枢支孔14bの開口口が下方に向いた状態であるので、枢支部14で下方への移動規制はできるものの上方への移動規制ができない状態にある。そこで上方への移動規制をするために、規制ピン19を配置したものである。
【0023】
なお、破砕物は下方に押付けられるようにしてスクリーン13の篩目を潜り抜けるものであるから、通常スクリーン13の上方への移動作用は生じないので、必ずしも規制ピン19と支持板13bの一端部による上方への移動規制を設けておかなくてもよい。そして、スクリーン13を揺動させるときに、規制ピン19と支持板13bの一端部が干渉して揺動の障害とならないように、規制ピン19の位置と支持板13bの一端部の形状を決定している。
【0024】
20は、スクリーン13の下方に前記回転軸3,4の直交方向に水平にケーシング1(フレーム1dと基台10間)に配置したガイドレールである。21は、スクリーン13を連結手段15による連結を解除して、枢支部14を支点に下方に揺動させた時に、スクリーン13の下方に配置したガイドレール20に当接させるようにしたストッパーピンである。
【0025】
なお、支持板13bは格子13aに対して少なくとも複数個所支持させるようにしており、ガイドレール20も支持板13bに対応して複数個所配置してある。(図5参照)そして、下方に揺動させたスクリーン13は、図3に図示するように枢支部14の枢支孔14bの開口口から係合ピン14aを抜くと、スクリーン13はストッパーピン21と格子13aがガイドレール20に当接して支持されるようになる。
【0026】
1bは、ケーシング1の側板であって、蝶番1cで回動支持させケーシング1の側面を開口させ、この開口口からガイドレール20の上に支持させたスクリーン13を、ガイドレール20上を滑らせて引抜きあるいはガイドレール20上に載置するようにしたものである。
【0027】
なお、スクリーン13、枢支部14、連結手段15、は、図1〜図4に図示するように、左右一対対象的に配置している。また、ガイドレール20および側板1bについても左右一対対象的に配置している。
【0028】
このように構成した本発明に係る破砕機の作用について以下に説明する。なお、破砕機Aで被破砕物を破砕することは勿論であるが、ここでは、破砕機Aに備えたスクリーン13の脱着を容易にすることが目的であるので、破砕についての詳細な説明は省略しスクリーン13の脱着についての作用を主に以下に説明する。したがって、図1に図示するように、スクリーン13の使用状態での説明から、図4に図示するようにスクリーン13を取外した状態にするまでの作用について説明する。
【0029】
まず、図1に図示する破砕機Aの使用時について説明する。スクリーン13の一端部は、枢支部14の枢支孔14bと係合ピン14aで支持されて下方への移動規制が行われ、規制ピン19と支持板13bの一端部により上方への移動規制が行われる。(破砕物は下方に押付けられるようにしてスクリーンの篩目を潜り抜けるものであるから、通常上方に移動するようなことはない。)スクリーン13の他端部は、上記連結手段15で強固に連結される。よってスクリーン13は、両端部を枢支部14と連結手段15で強固に支持されるようにしてあるものだから、スクリーン13が脱落したり、壊れたりすることはない。よってホッパー2に投入された被破砕物は、第1回転軸3と第2回転軸4の回転駆動により、第1回転刃7と第2回転刃8によって破砕され、スクリーン13を潜り抜けて下方に破砕された破砕物が堆積される。
【0030】
次に、スクリーン13を外す場合について以下に説明する。蝶番1cで回動自在に支持させたケーシング1の側板1bを回動させて開口させる。そして図1に図示する状態で、レバー17を下方に引き、連結手段15による連結を解除しても、フランジ16bとストッパー1aの密着状態を維持させるようにしておく。この状態でロックナット18bを螺合させて連結手段15による連結を解除する。スクリーン13が下方に揺動しないように、スクリーン13の他端部を手で支持しておき、レバー17を上方に揺動させて、L字状の金具16bとフランジ16bの係止を解く。そしてしスクリーン13を枢支部14を支点に下方に揺動させて、図2に図示するように、ストッパーピン21をガイドレール20に当接させる。
【0031】
次に、図3に図示するように、ストッパーピン21を中心にスクリーン13の他端部を下方に押し少し回転させると、枢支孔14bの開口口から係合ピン14aを引抜くことができる。そしてスクリーン13は、ストッパーピン21と格子13aでガイドレール20上に支持される。この状態でスクリーン13を引くことでガイドレール20上を水平に滑らせて移動させ、側板1bを開口させた開口口からスクリーン13を取出すことができる。
【0032】
逆に、スクリーン13を取付ける場合は上記と逆にすればよいので、取付ける場合の説明は省略する。
【0033】
このように、スクリーン13は複数のボルトで取付けていないので、簡単に脱着できる。また、ケーシング1内の狭い中でスクリーン13を所定位置に位置させてボルトによる取付け作業をするといったこともなく、スクリーンの交換作業は容易に行うことができる。したがって、目的の大きさに合った篩目の格子を有するスクリーン13を複数用意しておけば、目的の破砕物の大きさによってスクリーン13を交換し、1台の破砕機で複数の大きさの破砕物を得るようにすることが簡単にできる。勿論、摩耗したスクリーン13の交換も簡単に交換することができる。
【0034】
なお、上記実施形態では、二つの回転軸を備えた破砕機で説明したが、一軸による破砕機であっても同様に実施できること勿論である。
【0035】
また、第1回転刃7および第2回転刃8は、それぞれ第1回転ドラム5、第2回転ドラム6を介して第1回転軸3、第2回転軸4に支持させているが、回転刃を直接回転軸に支持させるようにした構造のものであってもよい。
【0036】
次に、上記実施形態では、ガイドレール20を ケーシング1(フレーム1dと基台10間)に固定的に配置した場合を例に説明したが、図6に図示するようにガイドレール20を脱着式にしたものであってもよい。この場合、スクリーン13を脱着させる時のみガイドレール20を装着するようにするもので、このようにすることで破砕する時にはガイドレール20を外しているものであるから、ガイドレール20を固定的に配置した場合に破砕物がガイドレール20に堆積していた問題をなくすることができる。
【0037】
すなわち、図6に図示するように、脱着式にしたガイドレール20は、次のようにして基台10とフレーム1d間に脱着自在に配置している。ガイドレール20の一端に設けた装着ピン21aと、装着ピン21aを挿入する挿入孔10bを基台10配置し、挿入孔10bに装着ピン21aを挿入した状態で、ガイドレール20の他端をフレーム1d上に位置させ、ガイドレール20の他端とフレーム1dをボルト22で連結させるようにしている。
【0038】
このようにボルト22を外して挿入孔10bから装着ピン21aを抜くことでガイドレール20を外すことができ、逆にすることでガイドレール20を装着することができる。なお、脱着式にしたガイドレール20は、脱着するスクリーン13の下方にのみ配置しておけばよいので、1個だけ備えておき脱着するスクリーン13の下方に交替的に装着するようにすればよい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明の破砕機は、以上のように構成し作用するものであるから、スクリーンを簡単に脱着でき、スクリーンの交換作業を容易にすることができる。
【0040】
請求項2に係る本発明の破砕機は、揺動式のスクリーンの枢支部を係合ピンと開口口から係合ピンを嵌脱させる枢支孔で構成したものであるから、枢支部を容易に脱着させることができる。
【0041】
請求項3に係る本発明の破砕機は、揺動式のスクリーンの他端部の連結手段を、把持部と、仮連結部と、固定部とで構成して、仮連結した後固定連結させるようにしたものであるから、揺動式のスクリーンの連結部の連結解除を容易にすることができる。
【0042】
請求項4に係る本発明の破砕機は、スクリーンを脱着させる時に、スクリーンをガイドレールで支持させるようにしたものであるから、スクリーンを保持させることなく破砕機から取外すことができる。
【0043】
請求項5に係る本発明の破砕機は、ガイドレールをスクリーンの脱着時のみ装着するようにしたものであるから、破砕時に破砕物がガイドレールに堆積することをなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンを取付けた使用状態を図示した説明図である。
【図2】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンの他端部の連結手段を解除して、スクリーンを下方に揺動させた状態を図示する説明図である。
【図3】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、枢支部の枢支孔から係合ピンを抜いた状態を図示する説明図である。
【図4】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンをレール上に滑らして引き出す状態を図示する説明図である。
【図5】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、図1の側面図である。
【図6】本発明に係る破砕機を説明する説明図で、スクリーンを脱着式にした場合を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 ホッパー
7 第1回転刃(回転刃)
8 第2回転刃(回転刃)
13スクリーン
13a 格子
14 枢支部
15 連結手段
14a 係合ピン
14b 枢支孔
16 把持部
17 仮連結部
18 固定部
20 ガイドレール
Claims (5)
- ケーシングと、上方に配置され被破砕物を投入するホッパーと、ホッパーの下方にケーシングに軸支され被破砕物を破砕する回転刃と、回転刃の回転軌跡に沿った下方位置に円弧状に形成され破砕された破砕物を潜らす格子を有するスクリーンとを備えた破砕機であって、
前記スクリーンの一端部をケーシングに着脱自在に枢支させスクリーンを揺動させる枢支部と、前記スクリーンの他端部をケーシングに着脱自在に連結させる連結手段とを備え、スクリーンを、前記枢支部を支点に揺動させ回転刃の回転軌跡に沿った位置で前記連結手段によりケーシングに連結した使用状態と、連結を解除して枢支部を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から離脱させて取外した状態とに、位置変更可能に構成したことを特徴とする破砕機。 - 前記枢支部は、ケーシング適所に設けた係合ピンと、スクリーンの一端部に設けられ前記係合ピンを開口口から嵌脱させる枢支孔で構成していることを特徴とする請求項1記載の破砕機。
- 前記連結手段は、スクリーンの他端部を把持する把持部と、スクリーンの他端部を把持部で把持した状態でケーシングに仮連結させる仮連結部と、仮連結を固定連結させる固定部とで構成していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の破砕機。
- 使用状態におけるスクリーンの下部に取外したスクリーンを支持するガイドレールを配置し、前記連結手段による連結を解除して枢支部を支点に揺動させて回転刃の回転軌跡に沿った位置から下方に離脱させ一旦スクリーンをガイドレールに支持させるとともに、枢支部の枢支を解除した後にスクリーンをガイドレールに沿って引出し可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の破砕機。
- 前記ガイドレールは、ケーシングに着脱自在に配置し、スクリーンの脱着時のみ装着するように構成したことを特徴とする請求項4記載の破砕機。
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-
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- 2002-11-18 JP JP2002333262A patent/JP2004167301A/ja active Pending
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