JP2004165797A - デジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラム - Google Patents
デジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明は、デジタルカメラで撮影された画像を煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができるデジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】本デジタル写真現像システムは、デジタルカメラ10a〜10dと、クライアントPC20a〜20dと、該クライアントPC20a〜20dにインターネット50を介して接続された管理サーバ40と、該管理サーバ40にネットワーク55を介して接続された現像サーバ45a〜45eとを備え、管理サーバ40がデジタルカメラ10aにより撮影されたRAWデータ及び撮影条件をクライアントPC20aから受信すると、優先度設定処理により設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び現像条件700を所定の現像サーバに送信し、RAWデータを現像条件700に基づく汎用フォーマット形式の画像データに現像させる。
【選択図】 図3
【解決手段】本デジタル写真現像システムは、デジタルカメラ10a〜10dと、クライアントPC20a〜20dと、該クライアントPC20a〜20dにインターネット50を介して接続された管理サーバ40と、該管理サーバ40にネットワーク55を介して接続された現像サーバ45a〜45eとを備え、管理サーバ40がデジタルカメラ10aにより撮影されたRAWデータ及び撮影条件をクライアントPC20aから受信すると、優先度設定処理により設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び現像条件700を所定の現像サーバに送信し、RAWデータを現像条件700に基づく汎用フォーマット形式の画像データに現像させる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラムに関し、特に、デジタルカメラにより撮影された画像データをインターネット等のネットワークを経由して現像することが可能なデジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラは、その性能の飛躍的な向上に伴い、めざましい勢いで普及が進んでいる。そのような中で、例えば、特許文献1に見られるようなネットワークを使用したデジタル画像データのプリントサービスが提案されている。また、特許文献2に見られるようなデジタル画像データにデジタルプリンタの特性に応じた処理を加えてプリントする発明がなされている。
【0003】
一方、デジタルカメラの高性能化により、プロカメラマンの間でもデジタルカメラを使用して撮影を行うケースが増えてきている。彼らが通常使用している一眼レフの高性能なデジタルカメラは、撮影した画像をCCD−RAWデータ(以下、単に「RAWデータ」という。)としてメモリ等に保存することが可能だが、その解像度の高さから写真一枚分のデータ量が大きくなってしまうので、画像を劣化させないようにRAWデータを可逆圧縮している。その可逆圧縮方式は、各カメラメーカーが独自に開発したものが用いられている。RAWデータを目視可能なカラー画像に変換するには、パーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」という。)上のドライバソフトによって現像処理を行なう必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−249990号公報
【特許文献2】
特開2001−275082号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記高性能なデジタルカメラは、一部の機種では撮影時に可逆圧縮されたRAWデータとカメラ本体の液晶部で表示できる形式のデータとを作成し、表示用データを液晶部に表示させることによって画像確認が可能だが、PCやPDA(Personal Digital Assistant)等では、可逆圧縮されたRAWデータの現像用ドライバソフトがないと、該RAWデータを変換して目視確認が可能な画像データに現像することができないという問題がある。
【0006】
また、上記現像用ドライバソフトを使用して可逆圧縮された画像データを元の画像データに復元する際にも以下の問題がある。すなわち、デジタルカメラにより撮影されたRAWデータは、デジタルカメラの機種ごとに独自のフォーマットにより画像圧縮等が施されているため、デジタルカメラの機種が増えるたびにそのドライバソフトをインストールする必要がある。また、PC上でドライバソフトを用いてRAWデータを現像するには負荷が大きくなるため、現像作業に時間がかかり、現像作業中にPCがフリーズしてしまうことがある。
【0007】
また、印刷用の画像データを作成する際に、PCのディスプレイと印刷機との表現可能色空間が異なるため、ディスプレイ上の画面で確認した画像の色味と実際に印刷機により印刷された画像の色味とが異なってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、デジタルカメラで撮影された画像を煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができるデジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のデジタル写真現像システムは、デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムにおいて、前記サーバは、前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約手段と、前記画像データ及び前記デジタルカメラによる撮影時の撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから受信する受信手段と、前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項2記載のデジタル写真現像サーバは、デジタルカメラにより撮影された画像データを現像するサーバであって、前記デジタルカメラと接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータから通信回線を介して受信した処理要求に応じて現像予約を行う現像予約手段と、前記デジタルカメラにより撮影された画像データ及び撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信する受信手段と、前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載のデジタル写真現像サーバは、請求項2記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記現像された所定形式の画像データを画像補正する画像補正手段と、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信した印刷条件に基づいて、前記画像補正された画像データから印刷用の画像データを作成する画像作成手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載のデジタル写真現像サーバは、請求項3記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記通信回線を介して複数の他のサーバに接続され、当該複数の他のサーバがそれぞれ前記現像手段及び前記画像作成手段を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載のデジタル写真現像サーバは、請求項3又は4記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記現像手段及び前記画像作成手段で行われた作業の作業ログ情報を記憶する作業ログ記憶手段と、前記記憶された作業ログ情報から少なくとも前記処理要求の対象である画像データの量、処理の種類、及びその処理時間を読み出し、前記クライアントコンピュータから受信した処理要求と照合して、該処理要求の妥当性を判定する妥当性判定手段とを更に備えることを特徴とする。
【0014】
請求項6記載のデジタル写真現像サーバは、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記現像予約時に前記現像の優先度を仮設定する優先度仮設定手段と、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信した画像データに前記現像の優先度を設定する優先度設定手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項7記載のデジタル写真現像サーバは、請求項6記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記優先度設定手段は、前記仮設定された優先度に基づいて前記現像の優先度を設定することを特徴とする。
【0016】
請求項8記載のデジタル写真現像サーバは、請求項6又は7記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記優先度設定手段は、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して前記画像データを受信したとき及び前記複数の他のサーバのいずれか1つに前記通信回線を介して前記画像データを送信したときの少なくとも一方により、前記現像処理の優先度を設定することを特徴とする。
【0017】
請求項9記載のデジタル写真現像サーバは、請求項2乃至8のいずれか1項に記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記画像データは、RAWデータであり、前記現像手段により可逆圧縮されていない所定形式の画像データに変換されることを特徴とする。
【0018】
上記目的を達成するために、請求項10記載の現像方法は、デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムの現像方法において、前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約工程と、前記デジタルカメラにより撮影された画像データ及び撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから受信する受信工程と、前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像工程とを備えることを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するために、請求項11記載のプログラムは、デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムの現像方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約ステップと、前記現像予約された情報に応じて前記クライアントコンピュータから受信した前記画像データ及び撮影条件を記憶する記憶ステップと、前記記憶した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像ステップとを備えることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るデジタル写真現像システムについて図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの全体構成を示す図である。
【0022】
図1において、本デジタル写真現像システムは、複数のユーザがそれぞれ所有するデジタルカメラ10a〜10dと、インターネット50に接続することが可能なクライアントコンピュータから成るクライアントPC20a〜20dと、該クライアントPC20a〜20dにインターネット50を介して接続されたサーバコンピュータから成る管理サーバ40と、該管理サーバ40にLAN(Local Area Network)等のネットワーク55を介して接続されたサーバから成る現像サーバ45a〜45eとを備える。クライアントPC20aは高画質カラープリントが可能なプリンタ30に接続されている。
【0023】
デジタルカメラ10a〜10dは、ユーザとして主にプロカメラマンが使用する高性能なデジタルスチルカメラであり、撮影した画像データをCCD−RAWデータ(以下、単に「RAWデータ」という。)として内蔵メモリやメモリカード等に記憶保存する。なお、デジタルカメラ10a〜10dは、メーカー及び機種がそれぞれ異なるものとする。
【0024】
クライアントPC20a〜20dは、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介してデジタルカメラ10a〜10dに接続可能で、該デジタルカメラ10a〜10dにより撮影された画像データを取得してハードディスク等に記憶保存することができる。また、クライアントPC20a〜20dは、上述したメモリカードが装填可能なアダプタ等を備え、デジタルカメラ10a〜10dにより撮影された画像データを該メモリカードから取得し、ハードディスク等に記憶保存することもできる。
【0025】
管理サーバ40は、クライアントPC20a〜20dからインターネット50を介して現像予約情報や画像データ(RAWデータ)等を受信し、受信した現像予約情報等に基づいて所定のプログラムを起動して後述する処理を実行したり、受信したRAWデータを現像サーバ45a〜45eに送信して現像させるものである。
【0026】
現像サーバ45a〜45eは、複数のデジタルカメラ10a〜10dにより撮影されたRAWデータをそれぞれ現像するための各種ドライバソフトを有し、当該ドライバソフトによりRAWデータを所定の汎用フォーマット(JPEGやTIFF等)形式の画像データに変換して現像を行う。現像された画像データは、管理サーバ40内のハードディスク等に一時記憶保存される。
【0027】
印刷会社60は、ユーザであるプロカメラマンが撮影した画像データを入稿する印刷会社であり、インターネット50に接続された印刷機70が設置されている。印刷機70は、ユーザ又は管理者の指示により管理サーバ40から送信(入稿)された画像データを印刷することができる。
【0028】
図2は、図1における管理サーバ40の内部構成を示すブロック図である。
【0029】
図2において、管理サーバ40は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、ビデオアダプタ204と、ハードディスク205と、LANアダプタ206と、CD−ROMドライブ207と、ポインティングデバイス208と、キーボード209とを備え、これらがシステムバス210を介して互いに接続されている。
【0030】
CPU201は、ROM203又はハードディスク205に記憶保存されたプログラムを読み出してRAM202に記憶し、後述する処理を実行する。RAM202は、ROM203又はハードディスク205に記憶保存されたプログラムを一時記憶すると共に、CPU201が所定の処理を実行する際にデータ等を一時記憶させるためのメモリである。LANアダプタ206は、インターネット50やネットワーク55に接続するための通信インターフェースである。
【0031】
図3は、図1のデジタル写真現像システム全体の写真現像処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づいて、該CPU201の制御のもとに実行されるものである。
【0032】
本デジタル写真現像システムの使用を希望するユーザは、予め現像予約を行うことが可能(但し、使用についての必須条件ではない)であり、該現像予約に基づいて他のユーザの使用に阻害されることなく予約した日時に現像してもらうことができる。
【0033】
図3において、ステップS301では、管理サーバ40内のCPU201がクライアントPC20a等からインターネット50を介してユーザの現像予約要求(処理要求)が有るか否かを判別し、現像予約要求がないときは(ステップS301でNO)、ステップS303へ進む一方、現像予約要求があるときは(ステップS301でYES)、後述する図4の現像予約処理を行う(ステップS302)。
【0034】
次に、CPU201がユーザの現像要求が有るか否かを判別し(ステップS303)、現像要求がないときは(ステップS303でNO)、本処理を終了する一方、現像要求があるときは(ステップS303でYES)、後述する図5、図6の現像処理を行う。つづいて、必要に応じて後述する図8、図9の画像補正処理(ステップS305)や後述する図10、図11の印刷用画像データ作成処理(ステップS306)を行って本処理を終了する。
【0035】
図4は、図3におけるステップS302の現像予約処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づき、クライアントPCと協働してCPU201の制御のもとに実行される。
【0036】
図4において、まず、本デジタル写真現像システムの使用を希望するユーザは、例えば、クライアントPC20aを用いて管理サーバ40上のWebページにアクセスし、該Webページ上で必要な事項を入力して現像予約を行う。クライアントPC20aは、該ユーザにより入力された氏名、住所及び電話番号等の連絡先を含むユーザ情報、現像予約日時、時間を含む日時情報、ユーザが使用するデジタルカメラの機種名、おおよその現像データ枚数、及び撮影条件等から成る現像予約情報を管理サーバ40へ送信する(ステップS401)。
【0037】
管理サーバ40は、クライアントPC20aから処理要求として現像予約情報を受信すると(ステップS402)、管理サーバ40内のハードディスク205に記憶保存された処理対象画像データの画像数や各画像のバイト数、各画素のビット数、過去の現像に要した時間、条件等から成る作業ログデータを参照し(ステップS403)、受信した現像予約情報におけるユーザが希望する現像予約条件が本システムの現像処理能力、即ち現像サーバ45a〜45eの現像処理能力に基づいて妥当か否かを判別する(ステップS404)。なお、同一の現像サーバで同一時刻に複数の現像処理を行う場合は、ステップS404において同一時刻の他の現像予約情報も加味して妥当か否かを判別することは云うまでもない。
【0038】
ステップS404の判別の結果、現像予約条件が妥当でないときは(ステップS404でNO)、現像予約変更要求をエラーとしてクライアントPC20aに送信し(ステップS405)、ユーザに予約の変更を促す。クライアントPC20aは、管理サーバ40から現像予約変更要求を受信すると、ディスプレイ上にエラー表示を行って(ステップS406)、ステップS401へ戻る。
【0039】
一方、ステップS404の判別の結果、ユーザが希望する現像予約条件が妥当であるときは(ステップS404でYES)、現像予約された日時に他のユーザの現像予約が設定されていないかをハードディスク205に記憶保存された現像予約管理情報を参照して確認する(ステップS407)。次に、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力を超えて現像予約しないようにユーザの現像予約を承認するか否かを判別する(ステップS408)。ここで、同一時刻に複数のユーザの現像予約が設定されていても、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力の範囲内であれば予約を承認することとなる。
【0040】
ステップS408の判別の結果、例えば、ユーザが指定する処理終了希望時刻までに処理が終わらない等現像処理能力を超えてしまい、予約を承認できないときは(ステップS408でNO)、否認通知をエラーとしてクライアントPC20aに送信し(ステップS409)、ユーザに予約の変更を促す。クライアントPC20aは、管理サーバ40から否認通知を受信すると、ディスプレイ上にエラー表示を行って(ステップS410)、現像予約に別候補(例えば、第2希望、第3希望等)があるときは(ステップS411でYES)ステップS401へ戻る一方、別候補がないときは本処理を終了する。
【0041】
一方、ステップS408の判別の結果、ユーザの現像予約が現像処理能力の範囲内であり、予約を承認できるときは(ステップS408でYES)、現像処理優先度の仮設定を行う(ステップS412)。すなわち、ユーザが希望する予約日時への登録を承認する際に、該ユーザが現像を希望するRAWデータの現像処理の優先度を仮設定する。
【0042】
次に、管理サーバ40は、現像予約管理情報を更新し(ステップS413)、登録承認通知をクライアントPC20aに送信する(ステップS414)。クライアントPC20aは、管理サーバ40から登録承認通知を受信すると(ステップS415)、本処理を終了する。
【0043】
本処理により、現像の期限が限られている場合等でも他のユーザによるシステムの使用に左右されることなく、安定した現像処理を行うことが可能である。
【0044】
図5及び図6は、図3におけるステップS304の現像処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づき、クライアントPC及び現像サーバと協働してCPU201の制御のもとに実行される。
【0045】
図5において、まず、ユーザは、例えば、クライアントPC20aを用いて管理サーバ40上のWebページにアクセスし、該Webページ上で必要な事項を入力して現像要求を行う。クライアントPC20aは、ユーザから現像要求が行われると、該ユーザの現像予約日時であってシステムの使用が可能か否かを判別する(ステップS501)。このとき、ユーザが予め現像予約を行っていなくとも、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力に余裕がある場合はその限りにおいて使用可能とする。この際には仮優先度を最低に設定しておく。
【0046】
ステップS501の判別の結果、ユーザのシステム使用が可能であるときは、現像すべきRAWデータ及びホワイトバランス、シャープネス設定等の撮影条件をクライアントPC20aから管理サーバ40に送信する(ステップS502)。
【0047】
管理サーバ40は、クライアントPC20aからRAWデータ及び撮影条件を受信すると(ステップS503)、該RAWデータにIDを付与し、撮影条件と共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS504)。つづいて、ネットワーク55を介して接続された全ての現像サーバ45a〜45eの稼動状況を確認した後(ステップS505)、ハードディスク205に記憶保存されている現像予約管理情報を参照し、これに基づいて後述する優先度設定処理により現像処理優先度を設定する(ステップS506)。次に、ステップS506で設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び図7に示す現像条件700を所定の現像サーバ(例えば、処理の空いている現像サーバ45a)に送信する(ステップS507)。
【0048】
図6において、現像サーバ45aは、RAWデータ及び現像条件700を受信すると(ステップS508)、RAWデータを現像条件700に基づいて現像用ドライバソフトによりユーザ指定の汎用フォーマット(JPEG、TIFF等)形式の画像データに変換して現像を行う(ステップS509)。次に、汎用フォーマット形式の画像データをサムネイル化してサムネイル画像ファイルを作成し(ステップS510)、汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを一括して管理サーバ40に送信する(ステップS511)。
【0049】
管理サーバ40は、汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを受信すると(ステップS512)、当該汎用フォーマット形式の画像データにIDを付与し、サムネイル画像ファイルと共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS513)。次に、現像に要した時間、条件等から作業ログデータを作成し、ログファイルとしてハードディスク205に記憶保存する(ステップS514)。このログファイルは、現像予約時等に利用され、現像に必要な時間を予想する基礎データとして予約の可否を判定したり、システムをより効率よく使用するためのデータとして用いられる。全ての現像処理が終了すると、管理サーバ40からクライアントPC20aに現像終了通知を送信し(ステップS515)、クライアントPC20aが当該現像終了通知を受信して(ステップS516)、本処理を終了する。
【0050】
本処理により、デジタルカメラ10a等で撮影されたRAWデータを煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができる。また、ユーザがデジタルカメラを新たに購入した場合でも、クライアントPCに現像用ドライバソフトをインストールすることなく、画像データであるRAWデータと撮影時の撮影条件を管理サーバ40に送信することで撮影した画像を現像することができる。更に、現像した画像データを管理サーバ40に保存することが可能なので、画像データ保存用のメディアを新たに購入してバックアップする等の煩雑な作業の必要がなくなる。
【0051】
次に、本システムの追加機能として、画像データを印刷する印刷機の色空間にディスプレイの色空間をあわせて、画面上の色味と実際に印刷された印刷物の色味との差異を微小にする画像補正処理について説明する。
【0052】
図8及び図9は、図3におけるステップS305の画像補正処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づき、クライアントPCと協働してCPU201の制御のもとに実行される。
【0053】
図8において、ユーザは、例えば、現像された画像をクライアントPC20aのCRTや液晶等のディスプレイに表示し(ステップS801)、当該ディスプレイの表示に関するデータ表示ディスプレイ情報、及び画像データを印刷する印刷機やプリンタに関する印刷条件を管理サーバ40に送信する(ステップS802)。
【0054】
管理サーバ40は、データ表示ディスプレイ情報及び印刷条件を受信すると(ステップS803)、印刷条件における印刷機やプリンタの色空間を基準としてユーザが使用しているディスプレイの色空間の補正を行う(ステップS804)。次に、該ディスプレイで使用可能なディスプレイの較正情報データ(ICCプロファイルデータ)を作成し(ステップS805)、該ICCプロファイルデータをクライアントPC20aに送信する(ステップS806)。
【0055】
クライアントPC20aは、管理サーバ40からICCプロファイルデータを受信すると(ステップS807)、当該データを使用してディスプレイの較正(キャリブレーション)を行い(ステップS808)、較正されたディスプレイに画像を再表示する(ステップS809)。
【0056】
次に、クライアントPC20aは、ディスプレイに表示された画像データの補正処理を行うか否かを判別し(ステップS810)、補正処理を行わないときは(ステップS810でNO)、図9のステップS822へ進む一方、補正処理を行うときは(ステップS810でYES)、オンラインで画像補正処理を行うか否かを判別する(ステップS811)。オンラインで画像補正を行うとは、管理サーバ40が提供するアプリケーションを使用してオンラインで画像補正を行うことである。
【0057】
ステップS811の判別の結果、オンラインで画像補正を行わないときは(ステップS811でNO)、ユーザが使い慣れたアプリケーションを使用してローカルで画像補正を行うため、画像データを管理サーバ40よりダウンロードするために画像ダウンロード要求を画像IDと共に管理サーバ40に送信し(図9のステップS817)、図9のステップS818へ進む。一方、オンラインで画像補正を行うときは(ステップS811でYES)、オンライン画像補正要求を管理サーバ40に送信する(ステップS812)。
【0058】
どの画像に対して画像補正を行うかユーザに選択させる場合、RAWデータを現像するときに作成したサムネイル画像を、当該ユーザが使用するクライアントPCで実行されているブラウザソフト等で閲覧させ、ユーザに希望のデータを選択させる等の手法をとってもよい。
【0059】
図9において、管理サーバ40は、オンライン画像補正要求を受信すると(ステップS813)、ユーザにオンライン画像補正の権限があるか否か、すなわちシステムの使用が可能か否かを判別する(ステップS814)。このように、オンライン画像補正の権限は、画像データの登録者又はその登録者により許可されたものに限られる。ステップS814の判別の結果、ユーザがシステムの使用ができないときは(ステップS814でNO)、本処理を終了する一方、システムの使用ができるときは、オンライン画像補正承認をクライアントPC20aに送信し(ステップS815)、ステップS816へ進む。
【0060】
クライアントPC20aは、オンライン画像補正承認を受信すると(ステップS816)、オンライン環境での画像補正処理を実行し(ステップS821)、管理サーバ40に画像データ登録要求を送信する(ステップS822)。管理サーバ40は、画像データ登録要求を受信すると(ステップS823)、画像データに新たなIDを付与し(ステップS824)、画像データをハードディスク205に記憶保存(登録)して(ステップS825)、本処理を終了する。
【0061】
ステップS818において、管理サーバ40は画像ダウンロード要求を受信すると、オンライン画像補正と同様に、画像データの登録者又はその登録者により許可されたものに限り補正を許可し、画像ダウンロード要求で指定された画像データ(汎用フォーマット形式のもの)をクライアントPC20aに送信する(ステップS819)。クライアントPC20aは、画像データを受信すると(ステップS820)、ローカル環境での画像補正処理を実行し(ステップS821)、ステップS822以降の処理を実行して本処理を終了する。
【0062】
本処理により、印刷機やプリンタの色空間を基準にしてディスプレイの色空間を補正し、画像の補正を行うことができるので、印刷機等の出力を想定しながらの画像補正が容易となる。
【0063】
次に、実際に印刷機の出力特性に合わせた印刷用CMYK画像データを作成する。印刷用CMYK画像データは補正された画像データに基づいて作成される。
【0064】
図10及び図11は、図3におけるステップS306の印刷用画像データ作成処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205から読み出されたプログラムに基づき、クライアントPC及び現像サーバと協働して実行される。
【0065】
図10において、クライアントPC20aは、ユーザにより指定された印刷用画像データと共に図12に示す印刷条件1200を管理サーバ40に送信する(ステップS1001)。
【0066】
管理サーバ40は、ユーザにより指定された印刷用画像データ及び印刷条件1200を受信すると(ステップS1002)、現像予約管理情報を検索し、該ユーザがシステムを使用できるか否か確認する(ステップS1003)。使用できる場合は、ユーザにより指定された印刷用画像データ及び印刷条件1200を所定の現像サーバ(例えば、処理の空いている現像サーバ45a)に送信する(ステップS1004)。
【0067】
現像サーバ45aは、指定された印刷用画像データ及び印刷条件1200を受信すると(ステップS1005)、印刷用画像データから印刷条件1200に合致した印刷用CMYK画像データを作成する(ステップS1006)。つづいて、管理サーバ40に該印刷用CMYK画像データを送信する(ステップS1007)。
【0068】
図11において、管理サーバ40は、印刷用CMYK画像データを受信後(ステップS1008)、該データに新たなIDを付与してハードディスク205に記憶保存する(ステップS1009)。つづいて、印刷用CMYK画像データ作成についての作業ログを作成し、ログファイルとしてハードディスク205に記憶保存する(ステップS1010)。次に、クライアントPC20aに作成終了通知と共に印刷用CMYK画像データを送信する(ステップS1011)。クライアントPC20aは、作成終了通知と共に印刷用CMYK画像データを受信し(ステップS1012)、本処理を終了する。なお、印刷用CMYK画像データの送信は、一括して行ってもよいし、逐次1データづつ行ってもよい。
【0069】
次に、RAWデータの現像優先度について説明する。RAWデータの現像優先度が設定されるタイミングは、クライアントPCからのRAWデータ受信時と、現像サーバへのRAWデータ送信時である。まず、RAWデータ受信時の現像優先度設定について説明する。
【0070】
図13は、図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205から読み出されたプログラムに基づいて実行される。
【0071】
管理サーバ40は、現像予約が入った場合、仮の優先度を設定する(図4のステップS412)。このとき、仮の優先度は現像予約をいち早く行ったユーザの優先度が高くなるように設定される。
【0072】
図13において、管理サーバ40は、例えば、図5のステップS503でクライアントPC20aからRAWデータ(D0)を受信すると、現像予約管理情報を参照して該RAWデータ(D0)に設定された仮優先度を確認する(ステップS1301)。ここでは、受信したRAWデータ(D0)を基準として、該RAWデータ(D0)と他のRAWデータとを比較することにより優先度の設定を行う。
【0073】
次に、現像予約管理情報を参照してD0よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D1)があるか否かを判別し(ステップS1302)、D0よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D1)がないときは(ステップS1302でNO)、ステップS1307へ進む一方、D0よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D1)があるときは(ステップS1302でYES)、D0がD1より低い仮優先度か否かを判別する(ステップS1303)。
【0074】
ステップS1303の判別の結果、D0がD1より低い仮優先度であるときは(ステップS1303でYES)、D0にD1より低い優先度を設定して(ステップS1306)、本処理を終了する一方、そうでないときは(ステップS1303でNO)、更に現像サーバ45a〜45fの現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1304)。この判別の結果、現像処理能力に余裕があるときは(ステップS1304でYES)、ステップS1306へ進む一方、余裕がないときは(ステップS1304でNO)、D0にD1よりも高い優先度設定を行い(ステップS1305)、本処理を終了する。
【0075】
ステップS1307では、D0よりも仮優先度が高いRAWデータ(D2)がないときは(ステップS1307でNO)、D0に最も高い優先度を設定して(ステップS1309)、本処理を終了する一方、D0よりも仮優先度が高いD2があるときは(ステップS1307でYES)、更に現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1308)。この判別の結果、現像処理能力に余裕があるときは(ステップS1308でYES)、ステップS1309へ進む一方、現像処理能力に余裕がないときは(ステップS1308でNO)、D0にD2よりも低い優先度を設定して(ステップS1310)、本処理を終了する。
【0076】
本処理を行うことによりRAWデータ(D0)の優先度を設定することができる。本処理は主にRAWデータの一括現像処理で使用される。
【0077】
次に、管理サーバから現像サーバへのRAWデータ送信時の現像優先度設定について説明する。
【0078】
図14は、図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。本処理も図13の処理と同様に、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205から読み出されたプログラムに基づいて実行される。
【0079】
図14において、管理サーバ40は、現像サーバへRAWデータを送信する際、現像予約管理情報を参照して(ステップS1401)、仮優先度が最も高いRAWデータ(D3)を検索する(ステップS1402)。次に、D3を基準とし、D3よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D4)があるか否かを判別し(ステップS1403)、D3よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D4)がなかったときは(ステップS1403でNO)、ステップS1410へ進む一方、そうでないときは(ステップS1403でYES)、現像サーバの現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1404)。
【0080】
ステップS1404の判別の結果、現像処理能力に余裕がないときは(ステップS1404でNO)、D3に最も高い優先度を設定して(ステップS1413)、ステップS1408へ進む一方、余裕があるときは(ステップS1404でYES)、更にD4と現像終了期限が同一のRAWデータ(D5)があるか否かを判別する(ステップS1405)。この判別の結果、D5がないときは(ステップS1405でNO)、D4に最も高い優先度を設定して(ステップS1407)、ステップS1408へ進む一方、D5があるときは(ステップS1405でYES)、D4よりD5の残りデータ枚数が多いか否かを判別する(ステップS1406)。
【0081】
ステップS1406の判別の結果、D4よりD5の残りデータ枚数が多いときは(ステップS1406でYES)、D5に最も高い優先度を設定して(ステップS1414)、ステップS1408へ進む一方、そうでないときは(ステップS1406でNO)、ステップS1407以降の処理を行う。
【0082】
ステップS1410では、D3と現像終了期限が同一のRAWデータ(D5)がないときは(ステップS1410でNO)、ステップS1413以降の処理を行う一方、D5があるときは(ステップS1410でYES)、現像サーバの現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1411)。この判別の結果、現像処理能力に余裕がないときは(ステップS1411でNO)、ステップS1413以降の処理を行い、現像処理能力に余裕があるときは(ステップS1411でYES)、D3よりもD5の残りデータ枚数が多いか否かを判別する(ステップS1412)。
【0083】
ステップS1412の判別の結果、D3よりもD5の残りデータ枚数が多いときは(ステップS1412でYES)、ステップS1414以降の処理を実行し、そうでないときは(ステップS1412でNO)ステップS1413以降の処理を実行する。
【0084】
ステップS1408では、最も優先度の高いRAWデータを現像サーバに送信した後、現像待ちRAWデータが無いときは(ステップS1409でNO)、本処理を終了する。
【0085】
本処理は、RAWデータを現像サーバに送信する直前に行うこととする。また、本処理は主にRAWデータの分割現像処理で使用される。
【0086】
上記第1の実施の形態によれば、管理サーバ40がデジタルカメラ10aにより撮影されたRAWデータ及び撮影条件をクライアントPC20aから受信すると(図5のステップS503)、優先度設定処理(図13、図14)により設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び現像条件700を現像サーバ45aに送信し(図5のステップS506、S507)、RAWデータを現像条件700に基づく汎用フォーマット形式の画像データに現像させる(図5のステップS509)ので、デジタルカメラで撮影されたRAWデータを煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができる。
【0087】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、その基本的な構成(図1、図2)が上記第1の実施の形態と同じであり、その説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
【0088】
図15及び図16は、本発明の第2の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの現像処理を示すフローチャートである。
【0089】
図15において、まず、本システムを利用して現像を要求するユーザは、クライアントPC20a等を用いて管理サーバ40上のWebページにアクセスし、該Webページ上で必要な事項を入力して現像要求を行う。クライアントPC20aは、ユーザから現像要求が行われると、該ユーザの現像予約日時であってシステムの使用が可能か否かを判別する(ステップS1501)。このとき、ユーザが予め現像予約を行っていなくとも、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力に余裕がある場合はその限りにおいて使用可能とする。
【0090】
ステップS1501の判別の結果、ユーザのシステム使用が可能であるときは、現像すべきRAWデータ及びホワイトバランス、シャープネス設定等の撮影条件をクライアントPC20aから管理サーバ40に送信する(ステップS1502)。
【0091】
管理サーバ40は、クライアントPC20aからRAWデータ及び撮影条件を受信すると(ステップS1503)、該RAWデータにIDを付与し、撮影条件と共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS1504)。つづいて、ネットワーク55を介して接続された全ての現像サーバ45a〜45eの稼動状況を確認した後(ステップS1505)、ハードディスク205に記憶保存されている現像予約管理情報を参照し、これに基づいて上述した優先度設定処理により現像処理優先度を設定する(ステップS1506)。次に、ステップS1506で設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び図7に示す現像条件700を処理の空いている現像サーバ(例えば、現像サーバ45a)に1データずつ送信する(ステップS1507)。
【0092】
図16において、現像サーバ45aは、RAWデータ及び現像条件700を受信すると(ステップS1508)、RAWデータを現像条件700に基づいて現像用ドライバソフトにより汎用フォーマット(JPEG、TIFF等)形式の画像データに現像する(ステップS1509)。次に、汎用フォーマット形式の画像データをサムネイル化してサムネイル画像ファイルを作成し(ステップS1510)、当該汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを逐次管理サーバ40に送信する(ステップS1511)。
【0093】
管理サーバ40は、汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを受信すると(ステップS1512)、当該汎用フォーマット形式の画像データにIDを付与し、サムネイル画像ファイルと共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS1513)。次に、現像に要した時間、条件等から作業ログデータを作成し、ログファイルとしてハードディスク205に記憶保存する(ステップS1514)。このログファイルは、現像の予約時等に使用され、システムをより効率よく使用するためのデータとして用いられる。管理サーバ40は、クライアントPC20aに現像終了通知と共に1データ分の画像データを送信し(ステップS1515)、全ての画像データの現像処理が終了したときは(ステップS1516でYES)、本処理を終了する。
【0094】
クライアントPC20aは、管理サーバ40から現像終了通知と共に1データ分の画像データを受信すると(ステップS1517)、引き続き図8の画像補正処理を実行することができる。
【0095】
上記第2の実施の形態によれば、クライアントPCがRAWデータの現像により占拠されることなく、現像処理中に画像の補正等の処理を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
【0096】
上記第1、第2の実施の形態では、クライアントPC20a〜20d、管理サーバ40、及び印刷機70は有線接続によりインターネット50に接続されているが、無線により接続されていてもよい。また、クライアントPC20a〜20dは、コンピュータから成るが、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話であってもよい。
【0097】
上記第1、第2の実施の形態では、現像サーバ45a〜45eが図6のステップS508〜S511又は図16のステップS1508〜1511の現像処理を実行しているが、管理サーバ40自体が必要に応じて実行するようにしてもよい。
【0098】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図3〜図6、図8〜図11、図13〜図16のフローチャートに対応するプログラム)を、コンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0099】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0100】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0101】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0102】
上述した実施の形態では、プログラムはROM203に格納されているが、これに限定する必要はなく、プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0103】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、現像予約を行うことにより、他のクライアントの使用状況に関わらず、該現像予約の際に指定した時刻に現像作業を行うことが保証されるので、現像期限がある画像データを現像する際にも他人のシステム使用状況に煩わされる心配がない。
【0104】
また、本発明によれば、デジタルカメラで撮影された画像を煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができる。
【0105】
また、本発明によれば、クライアントコンピュータが画像データの現像により占拠されることなく、現像中にクライアントコンピュータを使用して画像の補正等を行うことができる等作業効率を向上させることができる。
【0106】
また、本発明によれば、ユーザは自身が使用しているディスプレイ等の表示装置をデータの印刷を行う印刷機の色空間に補正した状態で画像の確認、補正が可能となるので、印刷前に実際の印刷イメージを想定しながらの作業が可能となり、実際に印刷された印刷物を確認したときに、ユーザ自身のイメージするものと異なったものが出力されてしまうという事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1における管理サーバ40の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデジタル写真現像システム全体の写真現像処理を示すフローチャートである。
【図4】図3におけるステップS302の現像予約処理を示すフローチャートである。
【図5】図3におけるステップS304の現像処理を示すフローチャートである。
【図6】図3におけるステップS304の現像処理を示すフローチャートである。
【図7】図5のステップ507で送信される現像条件の概略を示す図である。
【図8】図3におけるステップS305の画像補正処理を示すフローチャートである。
【図9】図3におけるステップS305の画像補正処理を示すフローチャートである。
【図10】図3におけるステップS306の印刷用画像データ作成処理を示すフローチャートである。
【図11】図3におけるステップS306の印刷用画像データ作成処理を示すフローチャートである。
【図12】図10のステップS1001で送信される印刷条件に概略を示す図である。
【図13】図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。
【図14】図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの現像処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの現像処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10a〜10d デジタルカメラ
20a〜20d クライアントPC
30 プリンタ
40 管理サーバ
45a〜45e 現像サーバ
50 インターネット
55 ネットワーク
60 印刷会社
70 サーバ
80 印刷機
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラムに関し、特に、デジタルカメラにより撮影された画像データをインターネット等のネットワークを経由して現像することが可能なデジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラは、その性能の飛躍的な向上に伴い、めざましい勢いで普及が進んでいる。そのような中で、例えば、特許文献1に見られるようなネットワークを使用したデジタル画像データのプリントサービスが提案されている。また、特許文献2に見られるようなデジタル画像データにデジタルプリンタの特性に応じた処理を加えてプリントする発明がなされている。
【0003】
一方、デジタルカメラの高性能化により、プロカメラマンの間でもデジタルカメラを使用して撮影を行うケースが増えてきている。彼らが通常使用している一眼レフの高性能なデジタルカメラは、撮影した画像をCCD−RAWデータ(以下、単に「RAWデータ」という。)としてメモリ等に保存することが可能だが、その解像度の高さから写真一枚分のデータ量が大きくなってしまうので、画像を劣化させないようにRAWデータを可逆圧縮している。その可逆圧縮方式は、各カメラメーカーが独自に開発したものが用いられている。RAWデータを目視可能なカラー画像に変換するには、パーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」という。)上のドライバソフトによって現像処理を行なう必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−249990号公報
【特許文献2】
特開2001−275082号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記高性能なデジタルカメラは、一部の機種では撮影時に可逆圧縮されたRAWデータとカメラ本体の液晶部で表示できる形式のデータとを作成し、表示用データを液晶部に表示させることによって画像確認が可能だが、PCやPDA(Personal Digital Assistant)等では、可逆圧縮されたRAWデータの現像用ドライバソフトがないと、該RAWデータを変換して目視確認が可能な画像データに現像することができないという問題がある。
【0006】
また、上記現像用ドライバソフトを使用して可逆圧縮された画像データを元の画像データに復元する際にも以下の問題がある。すなわち、デジタルカメラにより撮影されたRAWデータは、デジタルカメラの機種ごとに独自のフォーマットにより画像圧縮等が施されているため、デジタルカメラの機種が増えるたびにそのドライバソフトをインストールする必要がある。また、PC上でドライバソフトを用いてRAWデータを現像するには負荷が大きくなるため、現像作業に時間がかかり、現像作業中にPCがフリーズしてしまうことがある。
【0007】
また、印刷用の画像データを作成する際に、PCのディスプレイと印刷機との表現可能色空間が異なるため、ディスプレイ上の画面で確認した画像の色味と実際に印刷機により印刷された画像の色味とが異なってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、デジタルカメラで撮影された画像を煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができるデジタル写真現像システム、デジタル写真現像サーバ、現像方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のデジタル写真現像システムは、デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムにおいて、前記サーバは、前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約手段と、前記画像データ及び前記デジタルカメラによる撮影時の撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから受信する受信手段と、前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項2記載のデジタル写真現像サーバは、デジタルカメラにより撮影された画像データを現像するサーバであって、前記デジタルカメラと接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータから通信回線を介して受信した処理要求に応じて現像予約を行う現像予約手段と、前記デジタルカメラにより撮影された画像データ及び撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信する受信手段と、前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載のデジタル写真現像サーバは、請求項2記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記現像された所定形式の画像データを画像補正する画像補正手段と、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信した印刷条件に基づいて、前記画像補正された画像データから印刷用の画像データを作成する画像作成手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載のデジタル写真現像サーバは、請求項3記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記通信回線を介して複数の他のサーバに接続され、当該複数の他のサーバがそれぞれ前記現像手段及び前記画像作成手段を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載のデジタル写真現像サーバは、請求項3又は4記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記現像手段及び前記画像作成手段で行われた作業の作業ログ情報を記憶する作業ログ記憶手段と、前記記憶された作業ログ情報から少なくとも前記処理要求の対象である画像データの量、処理の種類、及びその処理時間を読み出し、前記クライアントコンピュータから受信した処理要求と照合して、該処理要求の妥当性を判定する妥当性判定手段とを更に備えることを特徴とする。
【0014】
請求項6記載のデジタル写真現像サーバは、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記サーバは、前記現像予約時に前記現像の優先度を仮設定する優先度仮設定手段と、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信した画像データに前記現像の優先度を設定する優先度設定手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項7記載のデジタル写真現像サーバは、請求項6記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記優先度設定手段は、前記仮設定された優先度に基づいて前記現像の優先度を設定することを特徴とする。
【0016】
請求項8記載のデジタル写真現像サーバは、請求項6又は7記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記優先度設定手段は、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して前記画像データを受信したとき及び前記複数の他のサーバのいずれか1つに前記通信回線を介して前記画像データを送信したときの少なくとも一方により、前記現像処理の優先度を設定することを特徴とする。
【0017】
請求項9記載のデジタル写真現像サーバは、請求項2乃至8のいずれか1項に記載のデジタル写真現像サーバにおいて、前記画像データは、RAWデータであり、前記現像手段により可逆圧縮されていない所定形式の画像データに変換されることを特徴とする。
【0018】
上記目的を達成するために、請求項10記載の現像方法は、デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムの現像方法において、前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約工程と、前記デジタルカメラにより撮影された画像データ及び撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから受信する受信工程と、前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像工程とを備えることを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するために、請求項11記載のプログラムは、デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムの現像方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約ステップと、前記現像予約された情報に応じて前記クライアントコンピュータから受信した前記画像データ及び撮影条件を記憶する記憶ステップと、前記記憶した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像ステップとを備えることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るデジタル写真現像システムについて図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの全体構成を示す図である。
【0022】
図1において、本デジタル写真現像システムは、複数のユーザがそれぞれ所有するデジタルカメラ10a〜10dと、インターネット50に接続することが可能なクライアントコンピュータから成るクライアントPC20a〜20dと、該クライアントPC20a〜20dにインターネット50を介して接続されたサーバコンピュータから成る管理サーバ40と、該管理サーバ40にLAN(Local Area Network)等のネットワーク55を介して接続されたサーバから成る現像サーバ45a〜45eとを備える。クライアントPC20aは高画質カラープリントが可能なプリンタ30に接続されている。
【0023】
デジタルカメラ10a〜10dは、ユーザとして主にプロカメラマンが使用する高性能なデジタルスチルカメラであり、撮影した画像データをCCD−RAWデータ(以下、単に「RAWデータ」という。)として内蔵メモリやメモリカード等に記憶保存する。なお、デジタルカメラ10a〜10dは、メーカー及び機種がそれぞれ異なるものとする。
【0024】
クライアントPC20a〜20dは、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介してデジタルカメラ10a〜10dに接続可能で、該デジタルカメラ10a〜10dにより撮影された画像データを取得してハードディスク等に記憶保存することができる。また、クライアントPC20a〜20dは、上述したメモリカードが装填可能なアダプタ等を備え、デジタルカメラ10a〜10dにより撮影された画像データを該メモリカードから取得し、ハードディスク等に記憶保存することもできる。
【0025】
管理サーバ40は、クライアントPC20a〜20dからインターネット50を介して現像予約情報や画像データ(RAWデータ)等を受信し、受信した現像予約情報等に基づいて所定のプログラムを起動して後述する処理を実行したり、受信したRAWデータを現像サーバ45a〜45eに送信して現像させるものである。
【0026】
現像サーバ45a〜45eは、複数のデジタルカメラ10a〜10dにより撮影されたRAWデータをそれぞれ現像するための各種ドライバソフトを有し、当該ドライバソフトによりRAWデータを所定の汎用フォーマット(JPEGやTIFF等)形式の画像データに変換して現像を行う。現像された画像データは、管理サーバ40内のハードディスク等に一時記憶保存される。
【0027】
印刷会社60は、ユーザであるプロカメラマンが撮影した画像データを入稿する印刷会社であり、インターネット50に接続された印刷機70が設置されている。印刷機70は、ユーザ又は管理者の指示により管理サーバ40から送信(入稿)された画像データを印刷することができる。
【0028】
図2は、図1における管理サーバ40の内部構成を示すブロック図である。
【0029】
図2において、管理サーバ40は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、ビデオアダプタ204と、ハードディスク205と、LANアダプタ206と、CD−ROMドライブ207と、ポインティングデバイス208と、キーボード209とを備え、これらがシステムバス210を介して互いに接続されている。
【0030】
CPU201は、ROM203又はハードディスク205に記憶保存されたプログラムを読み出してRAM202に記憶し、後述する処理を実行する。RAM202は、ROM203又はハードディスク205に記憶保存されたプログラムを一時記憶すると共に、CPU201が所定の処理を実行する際にデータ等を一時記憶させるためのメモリである。LANアダプタ206は、インターネット50やネットワーク55に接続するための通信インターフェースである。
【0031】
図3は、図1のデジタル写真現像システム全体の写真現像処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づいて、該CPU201の制御のもとに実行されるものである。
【0032】
本デジタル写真現像システムの使用を希望するユーザは、予め現像予約を行うことが可能(但し、使用についての必須条件ではない)であり、該現像予約に基づいて他のユーザの使用に阻害されることなく予約した日時に現像してもらうことができる。
【0033】
図3において、ステップS301では、管理サーバ40内のCPU201がクライアントPC20a等からインターネット50を介してユーザの現像予約要求(処理要求)が有るか否かを判別し、現像予約要求がないときは(ステップS301でNO)、ステップS303へ進む一方、現像予約要求があるときは(ステップS301でYES)、後述する図4の現像予約処理を行う(ステップS302)。
【0034】
次に、CPU201がユーザの現像要求が有るか否かを判別し(ステップS303)、現像要求がないときは(ステップS303でNO)、本処理を終了する一方、現像要求があるときは(ステップS303でYES)、後述する図5、図6の現像処理を行う。つづいて、必要に応じて後述する図8、図9の画像補正処理(ステップS305)や後述する図10、図11の印刷用画像データ作成処理(ステップS306)を行って本処理を終了する。
【0035】
図4は、図3におけるステップS302の現像予約処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づき、クライアントPCと協働してCPU201の制御のもとに実行される。
【0036】
図4において、まず、本デジタル写真現像システムの使用を希望するユーザは、例えば、クライアントPC20aを用いて管理サーバ40上のWebページにアクセスし、該Webページ上で必要な事項を入力して現像予約を行う。クライアントPC20aは、該ユーザにより入力された氏名、住所及び電話番号等の連絡先を含むユーザ情報、現像予約日時、時間を含む日時情報、ユーザが使用するデジタルカメラの機種名、おおよその現像データ枚数、及び撮影条件等から成る現像予約情報を管理サーバ40へ送信する(ステップS401)。
【0037】
管理サーバ40は、クライアントPC20aから処理要求として現像予約情報を受信すると(ステップS402)、管理サーバ40内のハードディスク205に記憶保存された処理対象画像データの画像数や各画像のバイト数、各画素のビット数、過去の現像に要した時間、条件等から成る作業ログデータを参照し(ステップS403)、受信した現像予約情報におけるユーザが希望する現像予約条件が本システムの現像処理能力、即ち現像サーバ45a〜45eの現像処理能力に基づいて妥当か否かを判別する(ステップS404)。なお、同一の現像サーバで同一時刻に複数の現像処理を行う場合は、ステップS404において同一時刻の他の現像予約情報も加味して妥当か否かを判別することは云うまでもない。
【0038】
ステップS404の判別の結果、現像予約条件が妥当でないときは(ステップS404でNO)、現像予約変更要求をエラーとしてクライアントPC20aに送信し(ステップS405)、ユーザに予約の変更を促す。クライアントPC20aは、管理サーバ40から現像予約変更要求を受信すると、ディスプレイ上にエラー表示を行って(ステップS406)、ステップS401へ戻る。
【0039】
一方、ステップS404の判別の結果、ユーザが希望する現像予約条件が妥当であるときは(ステップS404でYES)、現像予約された日時に他のユーザの現像予約が設定されていないかをハードディスク205に記憶保存された現像予約管理情報を参照して確認する(ステップS407)。次に、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力を超えて現像予約しないようにユーザの現像予約を承認するか否かを判別する(ステップS408)。ここで、同一時刻に複数のユーザの現像予約が設定されていても、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力の範囲内であれば予約を承認することとなる。
【0040】
ステップS408の判別の結果、例えば、ユーザが指定する処理終了希望時刻までに処理が終わらない等現像処理能力を超えてしまい、予約を承認できないときは(ステップS408でNO)、否認通知をエラーとしてクライアントPC20aに送信し(ステップS409)、ユーザに予約の変更を促す。クライアントPC20aは、管理サーバ40から否認通知を受信すると、ディスプレイ上にエラー表示を行って(ステップS410)、現像予約に別候補(例えば、第2希望、第3希望等)があるときは(ステップS411でYES)ステップS401へ戻る一方、別候補がないときは本処理を終了する。
【0041】
一方、ステップS408の判別の結果、ユーザの現像予約が現像処理能力の範囲内であり、予約を承認できるときは(ステップS408でYES)、現像処理優先度の仮設定を行う(ステップS412)。すなわち、ユーザが希望する予約日時への登録を承認する際に、該ユーザが現像を希望するRAWデータの現像処理の優先度を仮設定する。
【0042】
次に、管理サーバ40は、現像予約管理情報を更新し(ステップS413)、登録承認通知をクライアントPC20aに送信する(ステップS414)。クライアントPC20aは、管理サーバ40から登録承認通知を受信すると(ステップS415)、本処理を終了する。
【0043】
本処理により、現像の期限が限られている場合等でも他のユーザによるシステムの使用に左右されることなく、安定した現像処理を行うことが可能である。
【0044】
図5及び図6は、図3におけるステップS304の現像処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づき、クライアントPC及び現像サーバと協働してCPU201の制御のもとに実行される。
【0045】
図5において、まず、ユーザは、例えば、クライアントPC20aを用いて管理サーバ40上のWebページにアクセスし、該Webページ上で必要な事項を入力して現像要求を行う。クライアントPC20aは、ユーザから現像要求が行われると、該ユーザの現像予約日時であってシステムの使用が可能か否かを判別する(ステップS501)。このとき、ユーザが予め現像予約を行っていなくとも、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力に余裕がある場合はその限りにおいて使用可能とする。この際には仮優先度を最低に設定しておく。
【0046】
ステップS501の判別の結果、ユーザのシステム使用が可能であるときは、現像すべきRAWデータ及びホワイトバランス、シャープネス設定等の撮影条件をクライアントPC20aから管理サーバ40に送信する(ステップS502)。
【0047】
管理サーバ40は、クライアントPC20aからRAWデータ及び撮影条件を受信すると(ステップS503)、該RAWデータにIDを付与し、撮影条件と共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS504)。つづいて、ネットワーク55を介して接続された全ての現像サーバ45a〜45eの稼動状況を確認した後(ステップS505)、ハードディスク205に記憶保存されている現像予約管理情報を参照し、これに基づいて後述する優先度設定処理により現像処理優先度を設定する(ステップS506)。次に、ステップS506で設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び図7に示す現像条件700を所定の現像サーバ(例えば、処理の空いている現像サーバ45a)に送信する(ステップS507)。
【0048】
図6において、現像サーバ45aは、RAWデータ及び現像条件700を受信すると(ステップS508)、RAWデータを現像条件700に基づいて現像用ドライバソフトによりユーザ指定の汎用フォーマット(JPEG、TIFF等)形式の画像データに変換して現像を行う(ステップS509)。次に、汎用フォーマット形式の画像データをサムネイル化してサムネイル画像ファイルを作成し(ステップS510)、汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを一括して管理サーバ40に送信する(ステップS511)。
【0049】
管理サーバ40は、汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを受信すると(ステップS512)、当該汎用フォーマット形式の画像データにIDを付与し、サムネイル画像ファイルと共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS513)。次に、現像に要した時間、条件等から作業ログデータを作成し、ログファイルとしてハードディスク205に記憶保存する(ステップS514)。このログファイルは、現像予約時等に利用され、現像に必要な時間を予想する基礎データとして予約の可否を判定したり、システムをより効率よく使用するためのデータとして用いられる。全ての現像処理が終了すると、管理サーバ40からクライアントPC20aに現像終了通知を送信し(ステップS515)、クライアントPC20aが当該現像終了通知を受信して(ステップS516)、本処理を終了する。
【0050】
本処理により、デジタルカメラ10a等で撮影されたRAWデータを煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができる。また、ユーザがデジタルカメラを新たに購入した場合でも、クライアントPCに現像用ドライバソフトをインストールすることなく、画像データであるRAWデータと撮影時の撮影条件を管理サーバ40に送信することで撮影した画像を現像することができる。更に、現像した画像データを管理サーバ40に保存することが可能なので、画像データ保存用のメディアを新たに購入してバックアップする等の煩雑な作業の必要がなくなる。
【0051】
次に、本システムの追加機能として、画像データを印刷する印刷機の色空間にディスプレイの色空間をあわせて、画面上の色味と実際に印刷された印刷物の色味との差異を微小にする画像補正処理について説明する。
【0052】
図8及び図9は、図3におけるステップS305の画像補正処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205からRAM202に読み出されたプログラムに基づき、クライアントPCと協働してCPU201の制御のもとに実行される。
【0053】
図8において、ユーザは、例えば、現像された画像をクライアントPC20aのCRTや液晶等のディスプレイに表示し(ステップS801)、当該ディスプレイの表示に関するデータ表示ディスプレイ情報、及び画像データを印刷する印刷機やプリンタに関する印刷条件を管理サーバ40に送信する(ステップS802)。
【0054】
管理サーバ40は、データ表示ディスプレイ情報及び印刷条件を受信すると(ステップS803)、印刷条件における印刷機やプリンタの色空間を基準としてユーザが使用しているディスプレイの色空間の補正を行う(ステップS804)。次に、該ディスプレイで使用可能なディスプレイの較正情報データ(ICCプロファイルデータ)を作成し(ステップS805)、該ICCプロファイルデータをクライアントPC20aに送信する(ステップS806)。
【0055】
クライアントPC20aは、管理サーバ40からICCプロファイルデータを受信すると(ステップS807)、当該データを使用してディスプレイの較正(キャリブレーション)を行い(ステップS808)、較正されたディスプレイに画像を再表示する(ステップS809)。
【0056】
次に、クライアントPC20aは、ディスプレイに表示された画像データの補正処理を行うか否かを判別し(ステップS810)、補正処理を行わないときは(ステップS810でNO)、図9のステップS822へ進む一方、補正処理を行うときは(ステップS810でYES)、オンラインで画像補正処理を行うか否かを判別する(ステップS811)。オンラインで画像補正を行うとは、管理サーバ40が提供するアプリケーションを使用してオンラインで画像補正を行うことである。
【0057】
ステップS811の判別の結果、オンラインで画像補正を行わないときは(ステップS811でNO)、ユーザが使い慣れたアプリケーションを使用してローカルで画像補正を行うため、画像データを管理サーバ40よりダウンロードするために画像ダウンロード要求を画像IDと共に管理サーバ40に送信し(図9のステップS817)、図9のステップS818へ進む。一方、オンラインで画像補正を行うときは(ステップS811でYES)、オンライン画像補正要求を管理サーバ40に送信する(ステップS812)。
【0058】
どの画像に対して画像補正を行うかユーザに選択させる場合、RAWデータを現像するときに作成したサムネイル画像を、当該ユーザが使用するクライアントPCで実行されているブラウザソフト等で閲覧させ、ユーザに希望のデータを選択させる等の手法をとってもよい。
【0059】
図9において、管理サーバ40は、オンライン画像補正要求を受信すると(ステップS813)、ユーザにオンライン画像補正の権限があるか否か、すなわちシステムの使用が可能か否かを判別する(ステップS814)。このように、オンライン画像補正の権限は、画像データの登録者又はその登録者により許可されたものに限られる。ステップS814の判別の結果、ユーザがシステムの使用ができないときは(ステップS814でNO)、本処理を終了する一方、システムの使用ができるときは、オンライン画像補正承認をクライアントPC20aに送信し(ステップS815)、ステップS816へ進む。
【0060】
クライアントPC20aは、オンライン画像補正承認を受信すると(ステップS816)、オンライン環境での画像補正処理を実行し(ステップS821)、管理サーバ40に画像データ登録要求を送信する(ステップS822)。管理サーバ40は、画像データ登録要求を受信すると(ステップS823)、画像データに新たなIDを付与し(ステップS824)、画像データをハードディスク205に記憶保存(登録)して(ステップS825)、本処理を終了する。
【0061】
ステップS818において、管理サーバ40は画像ダウンロード要求を受信すると、オンライン画像補正と同様に、画像データの登録者又はその登録者により許可されたものに限り補正を許可し、画像ダウンロード要求で指定された画像データ(汎用フォーマット形式のもの)をクライアントPC20aに送信する(ステップS819)。クライアントPC20aは、画像データを受信すると(ステップS820)、ローカル環境での画像補正処理を実行し(ステップS821)、ステップS822以降の処理を実行して本処理を終了する。
【0062】
本処理により、印刷機やプリンタの色空間を基準にしてディスプレイの色空間を補正し、画像の補正を行うことができるので、印刷機等の出力を想定しながらの画像補正が容易となる。
【0063】
次に、実際に印刷機の出力特性に合わせた印刷用CMYK画像データを作成する。印刷用CMYK画像データは補正された画像データに基づいて作成される。
【0064】
図10及び図11は、図3におけるステップS306の印刷用画像データ作成処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205から読み出されたプログラムに基づき、クライアントPC及び現像サーバと協働して実行される。
【0065】
図10において、クライアントPC20aは、ユーザにより指定された印刷用画像データと共に図12に示す印刷条件1200を管理サーバ40に送信する(ステップS1001)。
【0066】
管理サーバ40は、ユーザにより指定された印刷用画像データ及び印刷条件1200を受信すると(ステップS1002)、現像予約管理情報を検索し、該ユーザがシステムを使用できるか否か確認する(ステップS1003)。使用できる場合は、ユーザにより指定された印刷用画像データ及び印刷条件1200を所定の現像サーバ(例えば、処理の空いている現像サーバ45a)に送信する(ステップS1004)。
【0067】
現像サーバ45aは、指定された印刷用画像データ及び印刷条件1200を受信すると(ステップS1005)、印刷用画像データから印刷条件1200に合致した印刷用CMYK画像データを作成する(ステップS1006)。つづいて、管理サーバ40に該印刷用CMYK画像データを送信する(ステップS1007)。
【0068】
図11において、管理サーバ40は、印刷用CMYK画像データを受信後(ステップS1008)、該データに新たなIDを付与してハードディスク205に記憶保存する(ステップS1009)。つづいて、印刷用CMYK画像データ作成についての作業ログを作成し、ログファイルとしてハードディスク205に記憶保存する(ステップS1010)。次に、クライアントPC20aに作成終了通知と共に印刷用CMYK画像データを送信する(ステップS1011)。クライアントPC20aは、作成終了通知と共に印刷用CMYK画像データを受信し(ステップS1012)、本処理を終了する。なお、印刷用CMYK画像データの送信は、一括して行ってもよいし、逐次1データづつ行ってもよい。
【0069】
次に、RAWデータの現像優先度について説明する。RAWデータの現像優先度が設定されるタイミングは、クライアントPCからのRAWデータ受信時と、現像サーバへのRAWデータ送信時である。まず、RAWデータ受信時の現像優先度設定について説明する。
【0070】
図13は、図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205から読み出されたプログラムに基づいて実行される。
【0071】
管理サーバ40は、現像予約が入った場合、仮の優先度を設定する(図4のステップS412)。このとき、仮の優先度は現像予約をいち早く行ったユーザの優先度が高くなるように設定される。
【0072】
図13において、管理サーバ40は、例えば、図5のステップS503でクライアントPC20aからRAWデータ(D0)を受信すると、現像予約管理情報を参照して該RAWデータ(D0)に設定された仮優先度を確認する(ステップS1301)。ここでは、受信したRAWデータ(D0)を基準として、該RAWデータ(D0)と他のRAWデータとを比較することにより優先度の設定を行う。
【0073】
次に、現像予約管理情報を参照してD0よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D1)があるか否かを判別し(ステップS1302)、D0よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D1)がないときは(ステップS1302でNO)、ステップS1307へ進む一方、D0よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D1)があるときは(ステップS1302でYES)、D0がD1より低い仮優先度か否かを判別する(ステップS1303)。
【0074】
ステップS1303の判別の結果、D0がD1より低い仮優先度であるときは(ステップS1303でYES)、D0にD1より低い優先度を設定して(ステップS1306)、本処理を終了する一方、そうでないときは(ステップS1303でNO)、更に現像サーバ45a〜45fの現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1304)。この判別の結果、現像処理能力に余裕があるときは(ステップS1304でYES)、ステップS1306へ進む一方、余裕がないときは(ステップS1304でNO)、D0にD1よりも高い優先度設定を行い(ステップS1305)、本処理を終了する。
【0075】
ステップS1307では、D0よりも仮優先度が高いRAWデータ(D2)がないときは(ステップS1307でNO)、D0に最も高い優先度を設定して(ステップS1309)、本処理を終了する一方、D0よりも仮優先度が高いD2があるときは(ステップS1307でYES)、更に現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1308)。この判別の結果、現像処理能力に余裕があるときは(ステップS1308でYES)、ステップS1309へ進む一方、現像処理能力に余裕がないときは(ステップS1308でNO)、D0にD2よりも低い優先度を設定して(ステップS1310)、本処理を終了する。
【0076】
本処理を行うことによりRAWデータ(D0)の優先度を設定することができる。本処理は主にRAWデータの一括現像処理で使用される。
【0077】
次に、管理サーバから現像サーバへのRAWデータ送信時の現像優先度設定について説明する。
【0078】
図14は、図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。本処理も図13の処理と同様に、管理サーバ40内のCPU201によりROM203又はハードディスク205から読み出されたプログラムに基づいて実行される。
【0079】
図14において、管理サーバ40は、現像サーバへRAWデータを送信する際、現像予約管理情報を参照して(ステップS1401)、仮優先度が最も高いRAWデータ(D3)を検索する(ステップS1402)。次に、D3を基準とし、D3よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D4)があるか否かを判別し(ステップS1403)、D3よりも現像終了期限が早いRAWデータ(D4)がなかったときは(ステップS1403でNO)、ステップS1410へ進む一方、そうでないときは(ステップS1403でYES)、現像サーバの現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1404)。
【0080】
ステップS1404の判別の結果、現像処理能力に余裕がないときは(ステップS1404でNO)、D3に最も高い優先度を設定して(ステップS1413)、ステップS1408へ進む一方、余裕があるときは(ステップS1404でYES)、更にD4と現像終了期限が同一のRAWデータ(D5)があるか否かを判別する(ステップS1405)。この判別の結果、D5がないときは(ステップS1405でNO)、D4に最も高い優先度を設定して(ステップS1407)、ステップS1408へ進む一方、D5があるときは(ステップS1405でYES)、D4よりD5の残りデータ枚数が多いか否かを判別する(ステップS1406)。
【0081】
ステップS1406の判別の結果、D4よりD5の残りデータ枚数が多いときは(ステップS1406でYES)、D5に最も高い優先度を設定して(ステップS1414)、ステップS1408へ進む一方、そうでないときは(ステップS1406でNO)、ステップS1407以降の処理を行う。
【0082】
ステップS1410では、D3と現像終了期限が同一のRAWデータ(D5)がないときは(ステップS1410でNO)、ステップS1413以降の処理を行う一方、D5があるときは(ステップS1410でYES)、現像サーバの現像処理能力に余裕があるか否かを判別する(ステップS1411)。この判別の結果、現像処理能力に余裕がないときは(ステップS1411でNO)、ステップS1413以降の処理を行い、現像処理能力に余裕があるときは(ステップS1411でYES)、D3よりもD5の残りデータ枚数が多いか否かを判別する(ステップS1412)。
【0083】
ステップS1412の判別の結果、D3よりもD5の残りデータ枚数が多いときは(ステップS1412でYES)、ステップS1414以降の処理を実行し、そうでないときは(ステップS1412でNO)ステップS1413以降の処理を実行する。
【0084】
ステップS1408では、最も優先度の高いRAWデータを現像サーバに送信した後、現像待ちRAWデータが無いときは(ステップS1409でNO)、本処理を終了する。
【0085】
本処理は、RAWデータを現像サーバに送信する直前に行うこととする。また、本処理は主にRAWデータの分割現像処理で使用される。
【0086】
上記第1の実施の形態によれば、管理サーバ40がデジタルカメラ10aにより撮影されたRAWデータ及び撮影条件をクライアントPC20aから受信すると(図5のステップS503)、優先度設定処理(図13、図14)により設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び現像条件700を現像サーバ45aに送信し(図5のステップS506、S507)、RAWデータを現像条件700に基づく汎用フォーマット形式の画像データに現像させる(図5のステップS509)ので、デジタルカメラで撮影されたRAWデータを煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができる。
【0087】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、その基本的な構成(図1、図2)が上記第1の実施の形態と同じであり、その説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
【0088】
図15及び図16は、本発明の第2の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの現像処理を示すフローチャートである。
【0089】
図15において、まず、本システムを利用して現像を要求するユーザは、クライアントPC20a等を用いて管理サーバ40上のWebページにアクセスし、該Webページ上で必要な事項を入力して現像要求を行う。クライアントPC20aは、ユーザから現像要求が行われると、該ユーザの現像予約日時であってシステムの使用が可能か否かを判別する(ステップS1501)。このとき、ユーザが予め現像予約を行っていなくとも、現像サーバ45a〜45eの現像処理能力に余裕がある場合はその限りにおいて使用可能とする。
【0090】
ステップS1501の判別の結果、ユーザのシステム使用が可能であるときは、現像すべきRAWデータ及びホワイトバランス、シャープネス設定等の撮影条件をクライアントPC20aから管理サーバ40に送信する(ステップS1502)。
【0091】
管理サーバ40は、クライアントPC20aからRAWデータ及び撮影条件を受信すると(ステップS1503)、該RAWデータにIDを付与し、撮影条件と共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS1504)。つづいて、ネットワーク55を介して接続された全ての現像サーバ45a〜45eの稼動状況を確認した後(ステップS1505)、ハードディスク205に記憶保存されている現像予約管理情報を参照し、これに基づいて上述した優先度設定処理により現像処理優先度を設定する(ステップS1506)。次に、ステップS1506で設定された現像処理優先度に基づいてRAWデータ及び図7に示す現像条件700を処理の空いている現像サーバ(例えば、現像サーバ45a)に1データずつ送信する(ステップS1507)。
【0092】
図16において、現像サーバ45aは、RAWデータ及び現像条件700を受信すると(ステップS1508)、RAWデータを現像条件700に基づいて現像用ドライバソフトにより汎用フォーマット(JPEG、TIFF等)形式の画像データに現像する(ステップS1509)。次に、汎用フォーマット形式の画像データをサムネイル化してサムネイル画像ファイルを作成し(ステップS1510)、当該汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを逐次管理サーバ40に送信する(ステップS1511)。
【0093】
管理サーバ40は、汎用フォーマット形式の画像データ及びサムネイル画像ファイルを受信すると(ステップS1512)、当該汎用フォーマット形式の画像データにIDを付与し、サムネイル画像ファイルと共にハードディスク205に記憶保存する(ステップS1513)。次に、現像に要した時間、条件等から作業ログデータを作成し、ログファイルとしてハードディスク205に記憶保存する(ステップS1514)。このログファイルは、現像の予約時等に使用され、システムをより効率よく使用するためのデータとして用いられる。管理サーバ40は、クライアントPC20aに現像終了通知と共に1データ分の画像データを送信し(ステップS1515)、全ての画像データの現像処理が終了したときは(ステップS1516でYES)、本処理を終了する。
【0094】
クライアントPC20aは、管理サーバ40から現像終了通知と共に1データ分の画像データを受信すると(ステップS1517)、引き続き図8の画像補正処理を実行することができる。
【0095】
上記第2の実施の形態によれば、クライアントPCがRAWデータの現像により占拠されることなく、現像処理中に画像の補正等の処理を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
【0096】
上記第1、第2の実施の形態では、クライアントPC20a〜20d、管理サーバ40、及び印刷機70は有線接続によりインターネット50に接続されているが、無線により接続されていてもよい。また、クライアントPC20a〜20dは、コンピュータから成るが、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話であってもよい。
【0097】
上記第1、第2の実施の形態では、現像サーバ45a〜45eが図6のステップS508〜S511又は図16のステップS1508〜1511の現像処理を実行しているが、管理サーバ40自体が必要に応じて実行するようにしてもよい。
【0098】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図3〜図6、図8〜図11、図13〜図16のフローチャートに対応するプログラム)を、コンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0099】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0100】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0101】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0102】
上述した実施の形態では、プログラムはROM203に格納されているが、これに限定する必要はなく、プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0103】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、現像予約を行うことにより、他のクライアントの使用状況に関わらず、該現像予約の際に指定した時刻に現像作業を行うことが保証されるので、現像期限がある画像データを現像する際にも他人のシステム使用状況に煩わされる心配がない。
【0104】
また、本発明によれば、デジタルカメラで撮影された画像を煩雑な作業を行うことなく現像することができ、作業効率を向上させることができる。
【0105】
また、本発明によれば、クライアントコンピュータが画像データの現像により占拠されることなく、現像中にクライアントコンピュータを使用して画像の補正等を行うことができる等作業効率を向上させることができる。
【0106】
また、本発明によれば、ユーザは自身が使用しているディスプレイ等の表示装置をデータの印刷を行う印刷機の色空間に補正した状態で画像の確認、補正が可能となるので、印刷前に実際の印刷イメージを想定しながらの作業が可能となり、実際に印刷された印刷物を確認したときに、ユーザ自身のイメージするものと異なったものが出力されてしまうという事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1における管理サーバ40の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデジタル写真現像システム全体の写真現像処理を示すフローチャートである。
【図4】図3におけるステップS302の現像予約処理を示すフローチャートである。
【図5】図3におけるステップS304の現像処理を示すフローチャートである。
【図6】図3におけるステップS304の現像処理を示すフローチャートである。
【図7】図5のステップ507で送信される現像条件の概略を示す図である。
【図8】図3におけるステップS305の画像補正処理を示すフローチャートである。
【図9】図3におけるステップS305の画像補正処理を示すフローチャートである。
【図10】図3におけるステップS306の印刷用画像データ作成処理を示すフローチャートである。
【図11】図3におけるステップS306の印刷用画像データ作成処理を示すフローチャートである。
【図12】図10のステップS1001で送信される印刷条件に概略を示す図である。
【図13】図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。
【図14】図5のステップS506の現像処理優先度設定処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの現像処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係るデジタル写真現像システムの現像処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10a〜10d デジタルカメラ
20a〜20d クライアントPC
30 プリンタ
40 管理サーバ
45a〜45e 現像サーバ
50 インターネット
55 ネットワーク
60 印刷会社
70 サーバ
80 印刷機
Claims (11)
- デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムにおいて、
前記サーバは、前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約手段と、
前記デジタルカメラにより撮影された画像データ及び撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから受信する受信手段と、前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像手段とを備えることを特徴とするデジタル写真現像システム。 - デジタルカメラにより撮影された画像データを現像するサーバであって、
前記デジタルカメラと接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータから通信回線を介して受信した処理要求に応じて現像予約を行う現像予約手段と、
前記デジタルカメラにより撮影された画像データ及び撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信する受信手段と、
前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像手段とを備えることを特徴とするデジタル写真現像サーバ。 - 前記サーバは、前記現像された所定形式の画像データを画像補正する画像補正手段と、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信した印刷条件に基づいて、前記画像補正された画像データから印刷用の画像データを作成する画像作成手段とを備えることを特徴とする請求項2記載のデジタル写真現像サーバ。
- 前記サーバは、前記通信回線を介して複数の他のサーバに接続され、当該複数の他のサーバがそれぞれ前記現像手段及び前記画像作成手段を備えることを特徴とする請求項3記載のデジタル写真現像サーバ。
- 前記サーバは、前記現像手段及び前記画像作成手段で行われた作業の作業ログ情報を記憶する作業ログ記憶手段と、前記記憶された作業ログ情報から少なくとも前記処理要求の対象である画像データの量、処理の種類、及びその処理時間を読み出し、前記クライアントコンピュータから受信した処理要求と照合して、該処理要求の妥当性を判定する妥当性判定手段とを更に備えることを特徴とする請求項3又は4記載のデジタル写真現像サーバ。
- 前記サーバは、前記現像予約時に前記現像の優先度を仮設定する優先度仮設定手段と、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して受信した画像データに前記現像の優先度を設定する優先度設定手段とを備えることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のデジタル写真現像サーバ。
- 前記優先度設定手段は、前記仮設定された優先度に基づいて前記現像の優先度を設定することを特徴とする請求項6記載のデジタル写真現像サーバ。
- 前記優先度設定手段は、前記クライアントコンピュータから前記通信回線を介して前記画像データを受信したとき及び前記複数の他のサーバのいずれか1つに前記通信回線を介して前記画像データを送信したときの少なくとも一方により、前記現像処理の優先度を設定することを特徴とする請求項6又は7記載のデジタル写真現像サーバ。
- 前記画像データは、RAWデータであり、前記現像手段により可逆圧縮されていない所定形式の画像データに変換されることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載のデジタル写真現像サーバ。
- デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムの現像方法において、
前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約工程と、
前記デジタルカメラにより撮影された画像データ及び撮影条件を前記現像予約された情報に基づいて前記クライアントコンピュータから受信する受信工程と、
前記受信した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像工程とを備えることを特徴とする現像方法。 - デジタルカメラに接続可能又は前記デジタルカメラにより撮影された画像データを取り込み可能なクライアントコンピュータと、サーバとが通信回線を介して互いに接続されたデジタル写真現像システムの現像方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
前記クライアントコンピュータからの処理要求に応じて現像予約を行う現像予約ステップと、
前記現像予約された情報に応じて前記クライアントコンピュータから受信した前記画像データ及び撮影条件を記憶する記憶ステップと、
前記記憶した画像データを前記撮影条件に基づいて所定形式の画像データに現像する現像ステップとを備えることを特徴とするプログラム。
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