JP2004112007A - 端末装置およびデータ通信システムおよびデータ通信制御方法およびデータ通信方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents

端末装置およびデータ通信システムおよびデータ通信制御方法およびデータ通信方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の操作キー中の1つの操作キーを操作するというきわめて簡単な操作で、入力装置,出力装置を含むシステム全体の状況に応じて最適な操作指示を完了することである。
【解決手段】携帯電話1のコントローラは、複数の操作キー中の1つの操作キーの操作指示に連動して、現在の入力装置,出力装置の動作状態の識別結果に従い、デジタルカメラ2と通信可能な場合は第1の入力処理を選択し、プリンタ3と通信可能な場合は第1の出力処理を選択し、入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、第1の接続処理を選択する構成を特徴とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置および入力装置,出力装置,端末装置からなるデータ通信システムおよびデータ通信制御方法およびデータ通信方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、1つの操作を行うことにより、その時の状態に応じて、異なる目的を達成する手段として、特公平01−025469号公報に記載されているようなファクシミリ装置があった。
【0003】
このファクシミリ装置は、受話器のフックの状態を検出する第1検出手段、原稿の有無を検出する第2検出手段、記録用紙の有無を検出する第3検出手段、送信、受信、複写の各モードの選択が可能な1個の操作ボタンを備え、前記操作ボタンが操作された際、前記第1、第2、第3検出手段の検出出力に応じて、送信、受信、複写の何れかを行うことで、操作ボタンを減少させることができ、操作盤の小型化、更には装置の小型化が可能となるというような効果があった。
【0004】
また、上記従来例とは分野が異なるが、近年、携帯端末として携帯電話の多機能化が進んでおり、例えば、インターネットサービスプロバイダに接続して、インターネットを利用したEメールやホームページのブラウジングを行ったり、周辺機器としてオプションのデジタルカメラを装着することにより、被写体を撮影したり、周辺機器としてオプションのプリンタを装着することにより、受信したEメールの内容、ホームページの内容、撮影画像等を印刷したりすることができる。ここで、各手順は次の通りである。
【0005】
1.インターネットサービスプロバイダに接続してインターネットを利用する手順例
まず、手順(1)で、携帯電話の操作キー等を適当に操作して、プロバイダの接続番号(電話番号)をロードする。手順(2)で、発呼ボタンを押下し、プロバイダに接続する。手順(3)で、Eメールやホームページのブラウジングを行う。
【0006】
2.デジタルカメラで撮影する手順例
手順(1)で、携帯電話にデジタルカメラを装着する。手順(2)で、携帯電話の操作キー等を適当に操作して、撮影モードに入る。手順(3)で、撮影ボタンを押下し、撮影する。
【0007】
3.プリンタで印刷する手順例
手順(1)で、携帯電話にプリンタを装着する。手順(2)で、携帯電話の操作キー等を適当に操作して、印刷モードに入る。手順(3)で、印刷ボタンを押下し、印刷する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来例の後者において、インターネットサービスプロバイダに接続してインターネットを利用する場合、インターネットサービスプロバイダに接続してインターネットを利用する手順(1)、(2)のように、プロバイダの接続番号をロードして、発呼ボタンを押下するという複雑な処理が必要となり、操作性が悪かった。
【0009】
一方、デジタルカメラで撮影する場合、デジタルカメラで撮影する手順(2)、(3)のように、撮影モードに入って、撮影ボタンを押下するという複雑な処理が必要となり、操作性が悪かった。
【0010】
さらに、プリンタで印刷する場合、プリンタで印刷する手順(2)、(3)のように、印刷モードに入り、印刷ボタンを押下するという複雑な処理が必要となり、操作性が悪かった。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、端末装置あるいは印刷装置の複数の操作キー中の1つの操作キーの操作指示に連動して、現在の入力装置,出力装置の動作状態の識別結果に従い、入力装置と通信可能な場合は第1の入力処理を選択し、出力装置と通信可能な場合は第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、第1の接続処理を選択することにより、複数の操作キー中の1つの操作キーを操作するというきわめて簡単な操作で、入力装置,出力装置を含むシステム全体の状況に応じて最適な操作指示を完了することができ、従来のシステム操作指示に比べて格段に操作性,利便性を向上できるデータ処理操作環境を整備できる端末装置およびデータ通信システムおよびデータ通信制御方法およびデータ通信方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第1の入力手段による第1の入力処理、前記第1の出力手段による第1の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信を行う第1の接続処理のいずれかを選択する選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)とを備え、前記選択手段は、前記入力装置と通信可能な場合は第1の入力手段による第1の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は第1の出力手段による第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第1の接続処理を選択することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第2の発明は、表示装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記入力装置から送信される所定のデータを入力して前記表示装置に表示する第2の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信網に接続してデータ通信により前記通信網上からネット情報を取得して前記表示装置に表示する第3の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第2の入力手段により入力してあるいは第3の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)により取得して前記表示装置に表示されている前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第2の入力手段による第2の入力処理、前記第2の出力手段による第2の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信によりネット情報を取得する第2の接続処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、前記選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)は、前記入力装置と通信可能な場合は第2の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は第2の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第2の接続処理を選択することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第3の発明は、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に対して出力する第1の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記出力装置に対して出力する第1の接続出力処理のいずれかを選択する選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)とを備え、前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能な場合、前記第1の接続出力処理を選択することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第4の発明は、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記表示装置に表示し、前記出力装置に対して出力する第2の接続出力処理と、前記表示装置に表示されている情報を前記出力装置に対して出力する第2の出力処理のいずれかを選択する選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)とを備え、前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されていない場合は前記第2の接続出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されている場合は第2の出力処理を選択することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第5の発明は、前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、キー入力を取り消す取消しキーであることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第6の発明は、前記キー入力を取り消す取消しキーが操作指示された場合に、前記選択手段により選択されて実行中のいずれかの処理を中止することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第7の発明は、前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、通話制御を指示するキーが兼ねることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第8の発明は、前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、前記出力装置を初期化するためのキーが兼ねることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第9の発明は、前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、第1の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第1の出力処理を行うことを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第10の発明は、前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、第2の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第2の出力処理を行うことを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第11の発明は、所定の入力装置と、所定の出力装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と前記所定の入力装置と前記所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第1の入力手段による第1の入力処理、前記第1の出力手段による第1の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信を行う第1の接続処理のいずれかを選択する選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)とを備え、前記選択手段は、前記入力装置と通信可能な場合は前記第1の入力手段による第1の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の出力手段による第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第1の接続処理を選択することを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第12の発明は、所定の入力装置と、所定の出力装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と前記所定の入力装置と前記所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記入力装置から送信される所定のデータを入力して前記表示装置に表示する第2の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信網に接続してデータ通信により前記通信網上からネット情報を取得して前記表示装置に表示する第3の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第2の入力手段により入力してあるいは第3の入力手段により取得して前記表示装置に表示されている前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第2の入力手段による第2の入力処理、前記第2の出力手段による第2の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信によりネット情報を取得する第2の接続処理のいずれかを選択する選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)とを備え、前記選択手段は、前記入力装置と通信可能な場合は前記第2の入力手段による第2の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の出力手段による第2の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第2の接続処理を選択することを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第13の発明は、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に対して出力する第1の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記出力装置に対して出力する第1の接続出力処理のいずれかを選択する選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)とを備え、前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能な場合、前記第1の接続出力処理を選択することを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第14の発明は、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記表示装置に表示し、前記出力装置に対して出力する第2の接続出力処理と、前記表示装置に表示されている情報を前記出力装置に対して出力する第2の出力処理のいずれかを選択する選択手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)とを備え、前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されていない場合は前記第2の接続出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されている場合は前記第2の出力処理を選択することを特徴とする。
【0026】
本発明に係る第15の発明は、前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、キー入力を取り消す取消しキーであることを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第16の発明は、前記キー入力を取り消す取消しキーが操作指示された場合に、前記選択手段により選択されて実行中のいずれかの処理を中止することを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第17の発明は、前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、通話制御を指示するキーが兼ねることを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第18の発明は、前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、第1の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第1の出力処理を行うことを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第19の発明は、前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、第2の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第2の出力処理を行うことを特徴とする。
【0031】
本発明に係る第20の発明は、前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、前記出力装置を初期化するためのキーが兼ねることを特徴とする。
【0032】
本発明に係る第21の発明は、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップ(図10に示すステップS1002,S1007)と、前記通信識別ステップの識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力ステップ(図10に示すステップS1005)と、前記第1の入力ステップにより入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力ステップ(図10に示すステップS1011)と、前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記第1の入力ステップによる第1の入力処理、前記第1の出力ステップによる第1の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信を行う第1の接続ステップのいずれかを選択する選択ステップ(図10に示すステップS1003,S1008,S1013)とを備え、前記選択ステップは、前記入力装置と通信可能な場合は前記第1の入力ステップによる第1の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の出力ステップによる第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第1の接続処理を選択することを特徴とする。
【0033】
本発明に係る第22の発明は、表示装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップ(図10に示すステップS1002,S1007)と、前記入力装置から送信される所定のデータを入力して前記表示装置に表示する第2の入力ステップ(図10に示すステップS1006)と、前記通信網に接続してデータ通信により前記通信網上からネット情報を取得して前記表示装置に表示する第3の入力ステップ(図10に示すステップS1015)と、前記第2の入力ステップにより入力してあるいは第3の入力ステップにより取得して前記表示装置に表示されている前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の出力ステップ(図10に示すステップS1011)と、前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記第2の入力ステップによる第2の入力処理、前記第2の出力ステップによる第2の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信によりネット情報を取得する第2の接続処理のいずれかを選択する選択ステップとを備え、前記選択ステップは、前記入力装置と通信可能な場合は前記第2の入力ステップによる第2の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の出力ステップによる第2の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第2の接続処理を選択することを特徴とする。
【0034】
本発明に係る第23の発明は、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップ(図12に示すステップS1203)と、前記通信識別ステップの識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力ステップ(図12のステップS1206)と、前記第1の入力ステップにより入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力ステップ(図12のステップS1207)と、前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に対して出力する第1の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記出力装置に対して出力する第1の接続出力処理のいずれかを選択する選択ステップ(図12のステップS1204,S1208)とを備え、前記選択ステップは、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能な場合、前記第1の接続出力処理を選択することを特徴とする。
【0035】
本発明に係る第24の発明は、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップ(図12に示すステップS1203)と、前記通信識別ステップの識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力ステップ(図12のステップS1206)と、前記第1の入力ステップにより入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力ステップ(図12のステップS1207)と、前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記表示装置に表示し、前記出力装置に対して出力する第2の接続出力処理と、前記表示装置に表示されている情報を前記出力装置に対して出力する第2の出力処理のいずれかを選択する選択ステップ(図12のステップS1204,S1208、S1210)とを備え、前記選択ステップは、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されていない場合は前記第2の接続出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されている場合は第2の出力処理を選択することを特徴とする。
【0036】
本発明に係る第25の発明は、第21〜第24のいずれかに記載の画像処理方法を実現するプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であることを特徴とする。
【0037】
本発明に係る第26の発明は、第21〜第24のいずれかに記載の画像処理方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0038】
本発明に係る第27の発明は、1つのキーの押下に応じて、画像入力装置及び画像出力装置の接続を確認する確認手段(図1に示すコントローラ部1aに相当)と、前記確認手段により画像入力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像入力装置から画像データを受信する手段(図1に示すコントローラ部1aによるデータ通信機能処理に相当)と、前記確認手段により画像出力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像出力装置に画像データを送信する手段(図1に示すコントローラ部1aによるデータ通信機能処理に相当)とを有することを特徴とする。
【0039】
本発明に係る第28の発明は、1つのキーの押下に応じて、画像入力装置及び画像出力装置の接続を確認する確認ステップ(例えば図10に示すステップS1003,S1008)と、前記確認ステップにより画像入力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像入力装置から画像データを受信するステップ(図10に示すステップS1005に伴う図1に示す携帯電話機1側の受信処理)と、前記確認ステップにより画像出力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像出力装置に画像データを送信するステップ(図10に示すステップS1011)とを有することを特徴とする。
【0040】
本発明に係る第29の発明は、第28の発明に記載のデータ通信方法を実現するプログラムを記憶媒体に記憶したことを特徴とする。
【0041】
本発明に係る第30の発明は、第28の発明に記載のデータ通信方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。尚、以下において、PHS(Personal Handyphone System)は公知のデジタル方式の簡易電話サービスであるので、その詳細説明は省略する。Bluetooth(登録商標)は、双方向通信が可能な公知の無線インタフェースであるので、その詳細説明は省略する。JPEGは公知の画像圧縮フォーマットであるので、その詳細説明は省略する。
【0043】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す端末装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図であり、例えば単一操作により複数のデバイスを制御するシステム例に対応する。
【0044】
図において、1は携帯電話で、PHSを利用した電話機能と、Bluetooth(登録商標)に対応した機器を制御する機能を備えている。携帯電話1はバッテリを内蔵しており、バッテリが充電されていればこのバッテリから供給される電力で駆動できる。1aはコントローラ部で、通信インタフェースを介するデジタルカメラとプリンタとの通信処理,通信網に対する通信処理,Webサイトへのアクセスおよびブラウジング処理等を総括的に制御する。
【0045】
2はデジタルカメラで、任意の被写体を撮影することができ、撮影された写真画像をJPEG形式の画像ファイルに変換して、内蔵されているフラッシュメモリに記憶するように構成されている。また、デジタルカメラ2で撮影された画像ファイルをBluetooth(登録商標)通信を利用して周辺の他の機器に送信したり、他の機器からリモート制御されたりする機能を備えている。2aはコントローラ部で、通信インタフェースを介して携帯電話1との通信処理および撮像処理,画像処理等を総括的に制御する。
【0046】
なお、入力装置としてのデジタルカメラ2は、入力された画像を規定の形式のデータに変換する機能を備え、端末装置としての携帯電話1は通信網上の情報を取り込んでこの情報を前記規定の形式のデータに変換する機能を備え、出力装置としてのプリンタ3は前記入力装置または前記端末装置から送られてくる前記規定の形式のデータに基づいて出力するように構成されている。なお、規定の形式により画像の圧縮が可能である。
【0047】
また、端末装置から通信網に接続して通信網上の情報を取り込んだ後、通信網との接続を切断する機能を備える。
【0048】
さらに、端末装置、入力装置、出力装置は、それぞれ電話機、カメラ、プリンタで構成される場合を示すが、他のデバイスとしてもよい。
【0049】
また、端末装置としての携帯電話1で利用する単一の操作ボタンは通話を開始するボタンも兼ねるとともに、取消しボタンは通話を終了するボタンも兼ねるものとする。
【0050】
3は例えばカラーインクジェット方式のプリンタで、Bluetooth(登録商標)通信を利用して送られてくる印刷データに従って印刷したり、携帯電話1やデジタルカメラ2からBluetooth(登録商標)通信を利用して送られてくるJPEG形式のファイルを直接印刷する機能を備えている。3aはコントローラ部で、通信インタフェースを介して携帯電話1との通信処理および印刷処理等を総括的に制御する。
【0051】
また、プリンタ3はBluetooth(登録商標)通信を利用して他の機器を制御する機能も備えている。携帯電話1において、4は実行ボタンであり、この実行ボタン4を単一操作することにより、例えば、オフフックしたり、相手先に発呼したり、様々な処理を実行したりすることができる。
【0052】
また、この実行ボタン4を単一操作することにより、デジタルカメラ2やプリンタ3を制御することもできる。これらの制御機能に関する詳細は後述する。さらに、プリンタ3における単一の操作ボタンはプリンタ3を初期化するボタンも兼ね、該操作ボタンが操作された際、出力装置を初期化するものとする。
【0053】
5はディスプレイであり、例えばTFT液晶で構成される液晶表示装置で構成され、携帯電話で利用する様々な情報やアプリケーションを鮮明に表示することができる。
【0054】
6はBluetooth(登録商標)通信用アンテナである。9はスピーカである。10はマイクである。11は終了ボタンであり、例えば、オンフックしたり、様々な実行中の操作を終了したりすることができる。
【0055】
12は汎用ボタン部であり、主に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、*、#の意味が割り当てられているボタンで構成されている。また、これらのボタンにはアルファベット、ひらがな、カタカナ等の別の意味もパネル表記により割り当てられている。56は機能ボタンであり、このボタンを操作することにより、多機能スタンバイモード、電話専用スタンバイモード、オプション設定モード、電話帳登録モード等の携帯電話のモードを切り換えることができる。
【0056】
ここで、多機能スタンバイモードは電話機能と周辺機器制御機能の両機能に対応するモードであり、詳細は後述する。電話専用モードは電話機能だけに対応するモードである。
【0057】
本実施形態において、オプション設定モードとは、携帯電話1のオプション機能を設定するモードであり、詳細は後述する。
【0058】
電話帳登録モードとは、相手先の電話番号やEメールアドレス等の情報を登録するモードである。デジタルカメラ2はBluetooth(登録商標)に対応した機器とデータの送受信を行うことができる。
【0059】
デジタルカメラ2において、13はシャッタ、7はBluetooth(登録商標)通信用アンテナである。プリンタ3はBluetooth(登録商標)に対応した機器とデータの送受信を行うことができる。プリンタ3において、14はリセットボタンであり、プリンタ3をリセット(初期化)することができる。
【0060】
また、このリセットボタン14を操作することにより、デジタルカメラ2や携帯電話1を制御してプリンタ3で印刷することもできる。この制御機能に関する詳細は後述する。
【0061】
55は設定ボタン部であり、例えば5つのボタンから構成され、左から順にそれぞれ印刷品位、用紙サイズ、印刷モード、用紙の種類、印刷部数を設定する機能(なお、この機能の順位は任意である)が備えられている。これらのボタンを操作することにより、プリンタ3の前記各設定のデフォルト値を設定することができる。45はディスプレイであり、液晶表示装置で構成され、プリンタ3の設定や状態を表示することができる。8はBluetooth(登録商標)通信用アンテナである。
【0062】
図2は、図1に示した携帯電話1のディスプレイ5に表示される内容を表す図であり、例えば多機能スタンバイモードにおける表示例に対応する。
【0063】
図2の(a)において、15はPHS電波強度表示部であり、PHSの電波の強度が4段階で表示される。16はバッテリ残量表示部であり、携帯電話1のバッテリに蓄えられている電力の残量が表示される。
【0064】
17は日曜時表示部であり、日、曜日、時刻が表示される。18は状態表示部であり、携帯電話1及びその周辺の機器の通信可能状態が表示される。
【0065】
図2の(b)に示す、表示例(A)、(B)、(C)、(D)は状態表示部18に表示される内容(通信可能状態例)を表す。図2の(b)の(A)は携帯電話1とデジタルカメラ2の間、並びに、携帯電話1とプリンタ3の間で、Bluetooth(登録商標)の通信リンクが確立している状態を表す。図2の(b)の(B)は携帯電話1とデジタルカメラ2の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立している状態を表す。
【0066】
図2の(b)の(C)は携帯電話1とプリンタ3の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立している状態を表す。図2の(b)の(D)は携帯電話1と他の機器の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立していない状態を表す。
【0067】
図3は、図1に示した携帯電話1のディスプレイ5に表示される内容を表す図であり、例えばオプション設定モードにおける表示例に対応する。
【0068】
図において、19はインターネットサービスプロバイダ設定部であり、ダイヤル設定部20、ユーザ名設定部21、パスワード設定部22から構成される。23はホームページアドレス設定部であり、後述するインターネットブラウザ33において最初に表示されるホームページのアドレスを設定することができる。
【0069】
24は印刷設定部である。印刷設定部24において、25は印刷品位選択部であり、印刷品位を標準、高品位、フォトの3つの中から選択できる。同図は標準が選択されている状態である。26は用紙サイズ選択部であり、用紙サイズをはがき、フォトカード、A5、A4の4つの中から選択できる。同図はA4が選択されている状態である。
【0070】
27は印刷モード選択部であり、印刷モードをカラー、グレースケール、モノクロの3つの中から選択できる。同図はカラーが選択されている状態である。46は用紙の種類選択部であり、用紙の種類を普通紙、高品位専用紙、フォトペーパの3つの中から選択できる。同図は普通紙が選択されている状態である。
【0071】
47は印刷部数選択部であり、印刷部数を1〜100枚の範囲で選択できる。同図は1枚が選択されている状態である。汎用ボタン部12を適当に操作することにより、これらの各設定部または選択部の内容を設定したり、変更したりすることができる。
【0072】
図4は、図1に示した携帯電話1のディスプレイ5に表示される内容を表す図であり、例えばイメージビューアがディスプレイ5に表示されている状態に対応する。なお、イメージビューアはJPEG形式等の画像ファイルを開いて表示することができるアプリケーション(アプリケーションプログラム)である。
【0073】
図において、28はイメージビューアのメインウィンドウである。メインウィンドウ28において、29はタイトルバーであり、アプリケーション名表示部30とファイル名表示部31から構成される。32はビューアであり、開かれた画像ファイルの画像が表示される。同図では、例えばPhoto0008.jpgというファイル名のJPEG形式の画像ファイルが表示されている状態を表している。
【0074】
図5は、図1に示した携帯電話1のディスプレイ5に表示される内容を表す図であり、例えばインターネットブラウザがディスプレイ5に表示されている状態に対応する。
【0075】
なお、インターネットブラウザはインターネットにアクセスして様々なホームページにアクセスすることができるアプリケーションである。
【0076】
図において、33はインターネットブラウザのメインウィンドウである。メインウィンドウ33において、57はタイトルバーであり、アプリケーション名表示部58から構成される。34は戻るボタンであり、閲覧しているホームページより一つ前のホームページに戻すことができる。35は進むボタンであり、閲覧しているホームページより一つ先のホームページに進めることができる。
【0077】
36は中止ボタンであり、閲覧しているホームページへのアクセスを中止することができる。37は更新ボタンであり、閲覧しているホームページの内容を更新することができる。38はアクセス状態表示部であり、各ホームページへのアクセス中(データ送受信中)は点滅し、アクセスしていない(アクセス完了)時は点灯する。
【0078】
39はアドレス指定部であり、アクセスするホームページのアドレスを指定(入力)することができる。40はビューアであり、アクセスしているホームページの内容が表示される。同図ではhttp://www.koichi.comへのアクセスが完了して、このホームページの内容を表示している状態を表している。汎用ボタン部12を適当に操作することにより、これらの各ボタンを操作したり、指定部に文字列を入力したりすることができる。
【0079】
図6は、図1に示した携帯電話1のディスプレイ5に表示される内容を表す図であり、例えば画像送信中メッセージを表す例に対応する。
【0080】
図において、41は画像送信中メッセージであり、デジタルカメラ2から携帯電話1へ画像データが送信されている間、ディスプレイ5の最前面に表示される。42はキャンセルボタンであり、終了ボタン11に対応しており、このボタンを操作することにより、画像データの送信を中止することができる。
【0081】
図7は、図1に示した携帯電話1のディスプレイ5に表示される内容を表す図であり、例えば印刷中メッセージを表す例に対応する。
【0082】
図において、43は印刷中メッセージであり、携帯電話1からプリンタ3へ印刷データが送信されている間、ディスプレイ5の最前面に表示される。44はキャンセルボタンであり、終了ボタン11に対応しており、このボタンを操作することにより、印刷データの送信を中止してプリンタ3における印刷を中止することができる。
【0083】
図8は、本発明に係る移動体通信機器における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した形態電話1における多機能スタンバイモードの処理手順に対応する。なお、S801〜S808は各ステップを示す。また、各ステップは、携帯電話1に内蔵されるコントローラ部1a(CPU,RAM,ROM)のCPUがROMからプログラムをRAMにロードして実行することにより達成されるものとする。
【0084】
まず、多機能スタンバイモードが開始されると(S801)、PHSの制御を行うとともに(S802)、Bluetooth(登録商標)の制御を行い(S803)、ボタンの制御を行う(S804)。
【0085】
特に、ステップS802では主にPHSの呼出待機や通信の制御が行われる。ステップS803では主にBluetooth(登録商標)の接続要求の待機や通信の制御が行われる。ステップS804では主にボタン操作の待機やボタン操作に伴う各処理の一部が行われる。
【0086】
そして、ボタン操作があったかどうかを判断して場合(S805)、ボタン操作があったと判断した場合には、そのボタン操作に応じた処理を行い(S806)、この処理が実行中の場合は(S807)、ステップS802に戻る。
【0087】
一方、ステップS807において、処理が実行中でないと判断した場合、図9で後述する周辺機器の接続確認処理を行い(S808)、ステップS802に戻る。このように、多機能スタンバイモードではループしながら各処理を繰り返す。
【0088】
図9は、本発明に係る移動体通信機器における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した携帯電話1における周辺機器の接続確認の処理手順に対応する。なお、S901〜S914は各ステップを示す。また、各ステップは、携帯電話1に内蔵されるコントローラ部1a(CPU,RAM,ROM)のCPUがROMからプログラムをRAMにロードして実行することにより達成されるものとする。
【0089】
周辺機器のまず、接続確認が開始されると(S901)、携帯電話1がBluetooth(登録商標)通信を介して周辺のデバイスを検索し(S902)、デバイスが見つかったかどうかを判断して、見つかったと判断した場合(S903)、携帯電話1で使用可能なデジタルカメラであるかどうかを確認する(S904)。
【0090】
そして、使用可能なデジタルカメラであるかどうかを判断して(S905)、使用可能なデジタルカメラであると判断した場合は、携帯電話1とこのデジタルカメラとの間で通信リンクが確立されているかどうかを確認し(S911)、通信リンクが確立されていないと判断した場合、通信リンクを確立し(S912)、接続状態を状態表示部18に表示し(S913)、ステップS902に戻る。
【0091】
一方、ステップS911において、通信リンクが確立されていると判断した場合、ステップS913に進む。
【0092】
また、ステップS905において、使用可能なデジタルカメラでないと判断した場合、使用可能なプリンタであるかどうかを確認する(S906)。そして、使用可能なプリンタであるかどうかを判断して(S907)、使用可能なプリンタであると判断した場合は、携帯電話1とこのプリンタとの間で通信リンクが確立されているかどうかを確認し(S908)、通信リンクが確立されていない場合、通信リンクを確立し(S909)、接続状態を状態表示部18に表示し(S910)、ステップS902に戻る。
【0093】
一方、ステップS908において、通信リンクが確立されている場合、ステップS910に進む。
【0094】
また、ステップS907において、使用可能なプリンタでない場合、ステップS902に戻る。
【0095】
さらに、ステップS903において、デバイスが見つからなかった場合またはそれ以上デバイスが見つからなくなった場合、周辺機器の接続確認を終了して(S914)、リターンする。
【0096】
このように、携帯電話1はホスト端末装置としての役割を担っているので、その周辺に使用可能な機器が存在する場合は、常にそれらの機器と通信リンクを確立しておくことで、様々なアクションに対して、迅速かつ的確に対応できる。
【0097】
図10は、本発明に係る移動体通信機器における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した携帯電話1における実行ボタン4が押下された後の処理手順に対応する。なお、S1001〜S1016は各ステップを示す。また、各ステップは、携帯電話1に内蔵されるコントローラ部1a(CPU,RAM,ROM)のCPUがROMからプログラムをRAMにロードして実行することにより達成されるものとする。以下、処理をいくつかのケースに分けて説明する。
【0098】
〔ケース1〕
今、携帯電話1は多機能スタンバイモードであり、ディスプレイ5に表示されている画像がなく、デジタルカメラ2がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲でスタンバイ状態であり、プリンタ3が電源オフでオフライン状態である(または、プリンタ3が付近にない)とする。また、図3に示すオプション設定がなされているものとする。
【0099】
図8、図9に示したフローチャートの手順により、この状態では周辺機器の接続確認が行われるので、携帯電話1のディスプレイ5、状態表示部18には図2の(b)の(B)に示すような表示がなされている。
【0100】
この時、携帯電話1の実行ボタン4が押下されると(S1001)、デジタルカメラ2の接続を確認し(S1002)、通信リンクが確立しているので(S1003)、デジタルカメラ2で撮影し(S1004)、撮影された写真画像の画像データが携帯電話1へ送信され(S1005)、携帯電話1のイメージビューアが起動して、例えば図4に示すように撮影された写真画像をディスプレイ5に表示する(S1006)。
【0101】
その後、プリンタ3の接続を確認し(S1007)、通信リンクが確立していなく(S1008)、ディスプレイ5に表示されている写真画像があるので(S1013)、実行ボタン押下の処理を終了してリターンする(S1016)。
【0102】
一方、ステップS1005において、画像データを送信している間は、画像送信中メッセージ41が表示され、この間、終了ボタン11を押下することにより、画像データの送信を中止することができる。
【0103】
このように、携帯電話1の実行ボタン4を押下するだけで、リモートでデジタルカメラ2で撮影を行い、その写真画像を携帯電話1内に取り込み、ディスプレイ5上のイメージビューアによりビジュアル的に確認することができる。
【0104】
〔ケース2〕
今、携帯電話1は多機能スタンバイモードであり、ディスプレイ5に表示されている画像がなく、デジタルカメラ2がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲でスタンバイ状態であり、プリンタ3がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲でスタンバイ状態であるとする。
【0105】
また、図3に示すオプション設定がなされているものとする。
【0106】
図8、図9より、この状態では周辺機器の接続確認が行われるので、携帯電話1のディスプレイ5、状態表示部18には図2の(A)に示すような表示がなされている。この時、実行ボタン4が押下されると(S1001)、ケース1と同様なフローをたどりステップS1006まで進む。その後、プリンタ3の接続を確認し(S1007)、通信リンクが確立していて(S1008)、ディスプレイ5に表示されている写真画像があるので(S1009)、携帯電話1からプリンタ3に印刷開始コマンドを送り印刷を開始し(S1010)、図3の印刷設定部24で示す印刷設定に従って携帯電話1からプリンタ3に印刷データを送信して(S1011)、プリンタ3がこの印刷データに従って印刷を行う(S1012)。印刷が終了すると(実際には印刷データの送信が終了すると)実行ボタン押下の処理を終了してリターンする(S1016)。
【0107】
なお、ステップS1011において印刷データを送信している間は印刷中メッセージ43が表示され、この間、終了ボタン11を押下することにより、印刷データの送信を中止してプリンタ3における印刷を中止することができる。
【0108】
このように、携帯電話1の実行ボタン4を押下するだけで、リモートでデジタルカメラ2で撮影を行い、その写真画像を携帯電話1内に取り込み、ディスプレイ5上のイメージビューアによりビジュアル的に確認することができ、しかも、その写真画像をプリンタ3で印刷することができる。
【0109】
〔ケース3〕
今、携帯電話1は多機能スタンバイモードであり、ディスプレイ5に表示されている画像がなく、デジタルカメラ2の電源がオフであり(または、デジタルカメラ2が付近になく)、プリンタ3がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲でスタンバイ状態であるとする。また、図3に示すオプション設定がなされているものとする。
【0110】
図8、図9より、この状態では周辺機器の接続確認が行われるので、携帯電話1のディスプレイ5、状態表示部18には図2の(b)の(C)に示すような表示がなされている。この時、実行ボタン4が押下されると(S1001)、デジタルカメラ2の接続を確認し(S1002)、通信リンクが確立していないので(S1003)、プリンタ3の接続を確認し(S1007)、通信リンクが確立しているので(S1008)、ディスプレイ5に表示されている画像があるかを確認して表示されている画像がないので(S1009)、図3のインターネットサービスプロバイダ設定部19のダイヤル設定部20で指定されている電話番号に発呼し、ユーザ名設定部21で指定されているユーザID、パスワード設定部22で指定されているパスワードを元に、インターネットサービスプロバイダに接続する(S1014)。
【0111】
その後、図5で示すインターネットブラウザを起動して、ホームページアドレス設定部23で指定されているアドレスにアクセスし、そのページをメインウィンドウ33に表示する(S1015)。そして、実行ボタン押下の処理を終了してリターンする(S1016)。
【0112】
一方、ステップS1014において、インターネットサービスプロバイダに接続している間、終了ボタン11を押下することにより、インターネットサービスプロバイダへの接続を中止することができる。このように、携帯電話1の実行ボタン4を押下するだけで、容易にインターネットへアクセスして、目的のホームページをディスプレイ5上のインターネットブラウザにより閲覧することができる。
【0113】
〔ケース4〕
今、ケース3において、実行ボタン押下の処理を終了してリターンされた(S1016)状態であるとする。すなわち、携帯電話1は多機能スタンバイモードであり、ディスプレイ5に、図5に示すようなインターネットブラウザで表示されている画像があり、デジタルカメラ2の電源がオフであり(または、デジタルカメラ2が付近になく)、プリンタ3がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲でスタンバイ状態であるとする。また、図3に示すオプション設定がなされているものとする。
【0114】
図8、図9より、この状態では周辺機器の接続確認が行われている。この時、実行ボタン4が押下されると(S1001)、ケース3と同様なフローをたどりステップS1008まで進む。その後、ディスプレイ5に表示されている画像があるかを確認して図5に示すようなインターネットブラウザで表示されている画像があるので(S1009)、携帯電話1からプリンタ3に印刷開始コマンドを送り印刷を開始し(S1010)、図3の印刷設定部24で示す印刷設定に従って携帯電話1からプリンタ3に印刷データを送信して(S1011)、プリンタ3がこの印刷データに従って印刷を行う(S1012)。印刷が終了すると(実際には印刷データの送信が終了すると)実行ボタン押下の処理を終了してリターンする(S1016)。
【0115】
ステップS1011において印刷データを送信している間は印刷中メッセージ43が表示され、この間、終了ボタン11を押下することにより、印刷データの送信を中止してプリンタ3における印刷を中止することができる。このように、携帯電話1の実行ボタン4を押下するだけで、ディスプレイ5上のインターネットブラウザの表示をプリンタ3で印刷することができる。
【0116】
〔ケース5〕
今、携帯電話1は多機能スタンバイモードであり、ディスプレイ5に表示されている画像がなく、デジタルカメラ2の電源がオフであり(または、デジタルカメラ2が付近になく)、プリンタ3が電源オフでオフライン状態である(または、プリンタ3が付近にない)とする。また、図3に示すオプション設定がなされているものとする。
【0117】
図8、図9より、この状態では周辺機器の接続確認が行われるので、携帯電話1のディスプレイ5、状態表示部18には図2の(b)の(D)に示すような表示がなされている。
【0118】
この時、実行ボタン4が押下されると(S1001)、デジタルカメラ2の接続を確認し(S1002)、通信リンクが確立していないので(S1003)、プリンタ3の接続を確認し(S1007)、通信リンクが確立していないので(S1008)、ディスプレイ5に表示されている画像があるかを確認して表示されている画像がないので(S1013)、図3のインターネットサービスプロバイダ設定部19のダイヤル設定部20で指定されている電話番号に発呼し、ユーザ名設定部21で指定されているユーザID、パスワード設定部22で指定されているパスワードを元に、インターネットサービスプロバイダに接続する(S1014)。
【0119】
その後、図5で示すインターネットブラウザを起動して、ホームページアドレス設定部23で指定されているアドレスにアクセスし、そのページをメインウィンドウ33に表示する(S1015)。そして、実行ボタン押下の処理を終了してリターンする(S1016)。
【0120】
一方、ステップS1014においてインターネットサービスプロバイダに接続している間、終了ボタン11を押下することにより、インターネットサービスプロバイダへの接続を中止することができる。このように、携帯電話1の実行ボタン4を押下するだけで、容易にインターネットへアクセスして、目的のホームページをディスプレイ5上のインターネットブラウザにより閲覧することができる。
【0121】
以上、本発明に係る移動体通信機器における処理をいくつかのケースに分けて説明したが、このように本発明では、実行ボタン4の押下という単一操作により、その状況に応じて期待される最適な各処理が行え、優れた操作性が得られる。
【0122】
また、本発明の新機能を実施するにあたって、従来の電話機に備えられている通話開始ボタンを実行ボタン4として、通話終了ボタンを終了ボタン11として割り当てることで、新たに特別なボタン等を装備する必要が全くなく、操作ボタンの総数を減らすことができ、大幅なコストダウンも図れる。
【0123】
また、終了ボタン11を押下することにより、デジタルカメラ2から携帯電話1への画像データの送信を中止したり、携帯電話1からプリンタ3への印刷データの送信を中止してプリンタ3における印刷を中止したり、携帯電話1におけるインターネットサービスプロバイダへの接続を中止したりすることができ、緊急時の優れた操作性が得られる。印刷設定部24で示す印刷設定に従って携帯電話1からプリンタ3に印刷データを送信してプリンタ3がこの印刷データに従って印刷を行うので、ユーザが求めている最適な印刷結果が得られる。
【0124】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、携帯電話1のキーを単一操作することにより、複合システムで多機能な操作指示を容易に行う場合について説明したが、プリンタ等の印刷装置の操作部の1つのキーを操作することにより、同様の処理を行えるように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0125】
図11は、本発明の第2実施形態を示す印刷装置におけるシステム状態表示例を示す図であり、プリンタ3のスタンバイ状態におけるディスプレイ45上の表示内容の表示例に対応する。
【0126】
図11の(a)において、48は印刷設定部であり、この印刷設定部において、49は印刷品位選択部であり、印刷品位を標準、高品位、フォトの3つの中から選択できる。同図はフォトが選択されている状態である。50は用紙サイズ選択部であり、用紙サイズをはがき、フォトカード、A5、A4の4つの中から選択できる。同図はフォトカードが選択されている状態である。51は印刷モード選択部であり、印刷モードをカラー、グレースケール、モノクロの3つの中から選択できる。同図はカラーが選択されている状態である。52は用紙の種類選択部であり、用紙の種類を普通紙、高品位専用紙、フォトペーパの3つの中から選択できる。同図はフォトペーパが選択されている状態である。53は印刷部数選択部であり、印刷部数を1〜100枚の範囲で選択できる。同図では1枚が選択されている状態である。設定ボタン部55を操作することにより、これらの選択部の内容を設定したり、変更したりすることができる。54は状態表示部であり、プリンタ3及びその周辺の機器の状態が表示される。
【0127】
図11の(b)の(A)、(B)、(C)、(D)は、状態表示部54に表示される内容を表す。
【0128】
図11の(b)の(A)はプリンタ3とデジタルカメラ2の間、並びにプリンタ3と携帯電話1の間で、Bluetooth(登録商標)の通信リンクが確立している状態を表す。図11の(b)の(B)はプリンタ3とデジタルカメラ2の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立している状態を表す。
【0129】
図11の(b)の(C)はプリンタ3と携帯電話1の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立している状態を表す。図11の(b)の(D)はプリンタ3と他の機器の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立していない状態を表す。以下、本実施形態について図12、図13に示すフローチャートに従って動作の説明をする。
【0130】
図12は、本発明に係る印刷装置における第1のシステム操作処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した印刷装置におけるリセットボタン14が押下された後の処理手順に対応する、なお、S1201〜S1214は各ステップを示し、各手順はプリンタ3のコントローラ部3a(CPU,RAM,ROM)のROMに記憶される制御プログラムをRAMにロードしてCPUが実行するものとする。また、本実施形態におけるシステム操作処理例をいくつかのケースに分けて説明する。
【0131】
〔ケース1〕
今、プリンタ3はスタンバイ状態であり、デジタルカメラ2がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲でスタンバイ状態であり、携帯電話1が電源オフである(または、携帯電話1が付近にない)とする。
【0132】
また、図11に示した印刷設定部48で示す印刷設定がなされているものとする。この時点ではプリンタ3とデジタルカメラ2の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立していないので、状態表示部54には図11の(b)の(D)に示すような表示がなされている。
【0133】
この時、リセットボタン14が押下されると(S1201)、プリンタ3のリセット(初期化)が行われ(S1202)、図13で後述する接続を確認してリンクを確立する処理が行われる(S1203)。この処理により、プリンタ3とデジタルカメラ2の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立するので、状態表示部54は図11の(b)の(B)に示すような表示となる。
【0134】
デジタルカメラ2と通信リンクが確立しているので(S1204)、プリンタ3からデジタルカメラ2に対して撮影コマンドを送り、デジタルカメラ2がこのコマンドを受けて撮影を行う(S1205)。
【0135】
その後、撮影されたJPEG形式の画像ファイルをプリンタ3へ送信し(S1206)、プリンタ3はこのJPEG形式の画像ファイルを印刷設定部48で示す印刷設定に従って印刷する(S1207)。印刷が終了するとリセットボタン押下の処理を終了してリターンする(S1215)。このように、プリンタ3のリセットボタン14を押下するだけで、リモートでデジタルカメラ2を制御して撮影を行い、その撮影されたJPEG形式の画像ファイルをプリンタ3に送信し、プリンタ3で印刷することができる。
【0136】
〔ケース2〕
今、プリンタ3はスタンバイ状態であり、携帯電話1がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲でディスプレイ5に表示されている画像がない状態で多機能スタンバイモードであり、デジタルカメラ2が電源オフである(または、デジタルカメラ2が付近にない)とする。
【0137】
また、図11の印刷設定部48で示す印刷設定がなされているものとする。携帯電話1において図3に示すオプション設定がなされているものとする。携帯電話1は多機能スタンバイモードであるので、図8、図9より、周辺機器の接続確認が行われ、プリンタ3と携帯電話1の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立しており、状態表示部54には図11の(b)の(C)に示すような表示がなされている。
【0138】
この時、リセットボタン14が押下されると(S1201)、プリンタ3のリセット(初期化)が行われ(S1202)、図13で後述する接続を確認してリンクを確立する処理が行われる(S1203)。デジタルカメラ2と通信リンクが確立しておらず(S1204)、携帯電話1と通信リンクが確立しているので(S1208)、プリンタ3から携帯電話1に対してディスプレイ5に表示されている画像があるかどうかを確認する制御コマンドを送り、携帯電話1がこのコマンドを受けて表示されている画像がないという応答コマンドをプリンタ3に返す(S1209)。
【0139】
そして、ディスプレイ5に表示されている画像があるかどうかを判断して(S1210)、画像がないと判断された場合、プリンタ3から携帯電話1に対してインターネットへの接続を要求する制御コマンドを送り、携帯電話1がこのコマンドを受けて図3のインターネットサービスプロバイダ設定部19のダイヤル設定部20で指定されている電話番号に発呼し、ユーザ名設定部21で指定されているユーザID、パスワード設定部22で指定されているパスワードを元に、インターネットサービスプロバイダに接続する(S1211)。
【0140】
その後、図5で示すインターネットブラウザを起動して、ホームページアドレス設定部23で指定されているアドレスにアクセスし、そのページをメインウィンドウ33に表示した後(S1212)、プロバイダとの通信を切断してプリンタ3へ処理が完了した旨を表す返信コマンドを返す(S1213)。
【0141】
そして、プリンタ3はこの返信コマンドを受けた後、そのページの画像をJPEG形式の画像に変換するように携帯電話1に対して制御コマンドを送り、携帯電話1はこのコマンドを受けてそのページの画像をJPEG形式の画像に変換して処理が完了した旨を表す返信コマンドを返す(S1214)。
【0142】
そして、プリンタ3はこの返信コマンドを受けた後、そのJPEG形式の画像ファイルを送信するように携帯電話1に対して制御コマンドを送り、携帯電話1はこのコマンドを受けてそのJPEG形式の画像ファイルをプリンタ3へ送信し(S1206)、プリンタ3はこのJPEG形式の画像ファイルを印刷設定部48で示す印刷設定に従って印刷する(S1207)。印刷が終了するとリセットボタン押下の処理を終了してリターンする(S1215)。
【0143】
このように、プリンタ3のリセットボタン14を押下するだけで、リモートで携帯電話1を制御して、容易にインターネットにアクセスして目的のホームページを開き、そのページの画像をJPEG形式の画像ファイルに変換してプリンタ3に送信し、プリンタ3で印刷することができる。
【0144】
また、目的のホームページを開いた後、プロバイダとの通信を切断してインターネットへの接続をオフラインにするので、余計な通信費の発生を防ぐことができる。
【0145】
〔ケース3〕
今、ステップS1215において、すなわちケース2において、リセットボタン14押下の処理を終了してリターンされた状態であるとする。つまり、プリンタ3はスタンバイ状態であり、携帯電話1がBluetooth(登録商標)の無線通信が可能な範囲で多機能スタンバイモードであり、ディスプレイ5に、図5に示すようなインターネットブラウザで表示されている画像があり、デジタルカメラ2が電源オフである(または、デジタルカメラ2が付近にない)とする。
【0146】
また、図11の印刷設定部48で示す印刷設定がなされているものとする。携帯電話1において図3に示すオプション設定がなされているものとする。携帯電話1は多機能スタンバイモードであるので、図8、図9より、周辺機器の接続確認が行われ、プリンタ3と携帯電話1の間でBluetooth(登録商標)の通信リンクが確立しており、状態表示部54には図11の(b)の(C)に示すような表示がなされている。
【0147】
この時、リセットボタン14が押下されると(S1201)、ケース2と同様なフローをたどりステップS1208まで進む。その後、プリンタ3から携帯電話1に対してディスプレイ5に表示されている画像があるかどうかを確認する制御コマンドを送り、携帯電話1がこのコマンドを受けて図5に示すようなインターネットブラウザで表示されている画像があるという応答コマンドをプリンタ3に返す(S1209)。
【0148】
そして、ディスプレイ5に表示されている画像があると判断されるので(S1210)、ステップS1214に進み、ステップS1214以降はケース2と同様なフローをたどり、プリンタ3での印刷が終了するとリセットボタン押下の処理を終了してリターンする(S1215)。
【0149】
このように、プリンタ3のリセットボタン14を押下するだけで、リモートで携帯電話1を制御して、ディスプレイ5にインターネットブラウザで表示されている画像をJPEG形式の画像ファイルに変換してプリンタ3に送信し、プリンタ3で印刷することができる。
【0150】
以上、同図における処理をいくつかのケースに分けて説明したが、このように本発明では、リセットボタン14の押下という単一操作により、その状況に応じて期待される最適な各処理が行え、優れた操作性が得られる。
【0151】
また、本発明の新機能を実施するにあたって、従来のプリンタに備えられているリセットボタンを応用することで、新たに特別なボタン等を装備する必要が全くなく、操作ボタンの総数を減らすことができ、大幅なコストダウンも図れる。リセットボタン14を押下した時にプリンタ3のリセット(初期化)を行うので、それ以前のプリンタ3の状態がいかなる状態であっても、プリンタ3が正常に動作し、誤動作を未然に防ぐことができる。取り扱う画像データの形式をJPEG形式に統一することで、プリンタ3及びシステム全体の構成を簡単なものにでき、大幅なコストダウンを図れる。
【0152】
また、例えばJPEG形式のような圧縮形式の画像ファイルを取り扱うようにすることで、デジタルカメラ2や携帯電話1からプリンタ3へ送信する画像データのデータ量が少なくなり、データ送信時間を大幅に短縮できる。
【0153】
プリンタ3はホストに対する周辺機器なので、通常のスタンバイ時はその周辺に存在するホスト端末装置からの要求を待ち、リセットボタン14の押下というような操作があった時に、その周辺に存在する使用可能な機器と通信リンクを確立することで、他のホスト端末装置からの要求も含めた様々なアクションに対して、迅速かつ的確に対応できる。プリンタ3はデジタルカメラ2や携帯電話1から送られてくる画像ファイルを印刷設定部48で示す印刷設定に従って印刷するので、ユーザが求めている最適な印刷結果が得られる。
【0154】
図13は、本発明に係る印刷装置における第2のシステム操作処理手順の一例を示すフローチャートであり、図12に示したステップS1203における接続を確認してリンクを確立する処理の詳細手順に対応する。なお、S1301〜S1314は各ステップを示す。
【0155】
まず、接続を確認してリンクの確立が開始されると(S1301)、プリンタ3がBluetooth(登録商標)通信を介して周辺のデバイスを検索し(S1302)、デバイスが見つかったかどうかを判断して(S1303)、見つかったかと判断した場合、プリンタ3で使用可能なデジタルカメラであるかどうかを確認する(S1304)。使用可能なデジタルカメラであるかどうかを判断して(S1305)、使用可能なデジタルカメラであると判断した場合、プリンタ3とこのデジタルカメラとの間で通信リンクが確立されているかどうかを確認し(S1311)、通信リンクが確立されていない場合、通信リンクを確立し(S1312)、接続状態を状態表示部54に表示し(S1313)、ステップS1302に戻る。
【0156】
一方、ステップS1311において、通信リンクが確立されている場合、ステップS1313に進む。
【0157】
また、ステップS1305において、使用可能なデジタルカメラでないと判断された場合、使用可能な携帯電話であるかどうかを確認する(S1306)。そして、使用可能な携帯電話であるかどうかを判断して(S1307)、使用可能な携帯電話であると判断した場合、プリンタ3とこの携帯電話との間で通信リンクが確立されているかどうかを確認し(S1308)、通信リンクが確立されていないと判断した場合、通信リンクを確立し(S1309)、接続状態を状態表示部54に表示し(S1310)、ステップS1302に戻る。
【0158】
一方、ステップS1308において、通信リンクが確立されている場合、ステップS1310に進む。
【0159】
また、ステップS1307において、使用可能な携帯電話でない場合、ステップS1302に戻る。ステップS1303において、デバイスが見つからなかった場合またはそれ以上デバイスが見つからなくなった場合、周辺機器の接続確認を終了してリターンする(S1314)。
【0160】
〔他の実施形態〕
以上、本実施形態をシステムの状態を詳細に分けて各状態における動作について説明したが、ここで本実施形態においては、携帯電話1のような通信機能を備える端末装置、デジタルカメラ2のような入力装置、プリンタ3のような出力装置から構成されるシステムにおいて、実行ボタン4のような端末装置上の1つのボタンを押下するという単一操作により、例えば、入力装置を制御して画像の入力(撮影)を行ってその画像を端末装置内に取り込んだり、出力装置を制御してこの取り込まれた画像を出力(印刷)したり、端末装置からインターネットサービスプロバイダへアクセス(接続)してインターネットを利用して適当なホームページを開いたり、出力装置を制御して端末装置に表示されている画像を出力(印刷)したりすることができる。
【0161】
また、同様なシステムにおいて、リセットボタン14のような出力装置上の1つのボタンを押下するという単一操作により、例えば、入力装置を制御して画像の入力(撮影)を行ってその画像を出力装置で出力(印刷)したり、端末装置を制御してインターネットサービスプロバイダへアクセス(接続)してインターネットを利用して適当なホームページを開いたりすることもできる。これらにより優れた操作性が得られる。また、従来の端末装置や出力装置に備えられている一般的に必要不可欠なボタンを利用することで、操作ボタンの総数を減らすことができ、大幅なコストダウンも図れる。
【0162】
また、本実施形態においては、端末装置の例として携帯電話1の例を挙げたが、この例に限られることなく、例えば携帯情報端末等の通信機能を備える任意の端末においても実現可能かつ有効である。
【0163】
さらに、本実施形態においては、入力装置の例としてデジタルカメラ2の例を挙げたが、この例に限られることなく、例えばスキャナ等の任意の入力装置においても実現可能かつ有効である。
【0164】
また、本実施形態においては、出力装置の例としてプリンタ3の例を挙げたが、この例に限られることなく、例えば大型ディスプレイ等の任意の出力装置においても実現可能かつ有効である。
【0165】
本実施形態においては、例として携帯電話の通信サービスにPHSを使用したが、この通信サービスに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意の通信サービスにおいて実現可能かつ有効である。
【0166】
本実施形態においては、例として携帯電話1、デジタルカメラ2、プリンタ3の間のインタフェースとして、Bluetooth(登録商標)インタフェースを用いたが、このインタフェースに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意のインタフェースにおいて実現可能かつ有効である。
【0167】
本実施形態においては、画像フォーマットの例としてJPEG形式を用いたが、この画像フォーマットに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意の画像フォーマットにおいて実現可能かつ有効である。
【0168】
本実施形態においては、圧縮フォーマットの例としてJPEG形式を用いたが、この圧縮フォーマットに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意の圧縮フォーマットにおいて実現可能かつ有効である。
【0169】
本実施形態においては、例として携帯電話1の実行ボタン4を押下した後の処理に対し、デジタルカメラ2での撮影、プリンタ3での印刷、携帯電話1でのインターネット利用の順に優先順位をつけて処理を行ったが、この例に限られることなく、目的に応じて、任意の優先順位をつけて実現可能かつ有効である。
【0170】
本実施形態においては、例としてプリンタ3のリセットボタン14を押下した後の処理に対し、デジタルカメラ2での撮影、携帯電話1でのインターネット利用の順に優先順位をつけて処理を行ったが、この例に限られることなく、目的に応じて、任意の優先順位をつけて実現可能かつ有効である。
【0171】
本実施形態においては、例としてインターネットを利用したホームページの閲覧(ブラウジング)の機能を挙げたが、この例に限られることなく、同様な構成をとることにより、Eメールの閲覧(ブラウジング)等任意の機能において実現可能かつ有効である。
【0172】
以下、図14に示すメモリマップを参照して本発明に係る端末装置およびデータ通信システムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0173】
図14は、本発明に係る端末装置およびデータ通信システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0174】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0175】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0176】
本実施形態における図8〜図10,図12,図13に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0177】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0178】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0179】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0180】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0181】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0182】
上記実施形態によれば、1つの操作ボタンを単一操作するだけで、その時の携帯端末(ホスト)、デジタルカメラ(周辺機器)、プリンタ(周辺機器)の状態に応じて、期待される最適な各処理が行われるので、操作性を大きく向上できる。また、携帯端末の操作キーの総数も減らすことができ、大幅なコストダウンも図れる。
【0183】
また、さらに新しい機能として、プリンタの操作部の操作ボタンを単一操作により、デジタルカメラで撮影してその画像をプリンタにて印刷する機能や、プリンタからの操作により、携帯端末でインターネットサービスプロバイダに接続してインターネットを利用したEメールやホームページのブラウジングを行って携帯端末上に表示し、携帯端末上で表示されている画像をプリンタにて印刷する機能も提供しているので、操作性をさらに向上できる。
【0184】
そして、以下(1)〜(13)に示す個別的な効果も期待できる。
【0185】
(1)端末装置(携帯電話1)上の操作ボタン(実行ボタン4)の操作(押下)という単一操作でその状況に応じて期待される最適な各処理が行え、優れた操作性が得られる。
【0186】
(2)ホストの役割を担っている端末装置(携帯電話1)が、様々なアクションに対して、迅速かつ的確に対応できる。
【0187】
(3)緊急時の優れた操作性が得られる。
【0188】
(4)ユーザが求めている最適な印刷結果が得られる。
【0189】
(5)出力装置(プリンタ3)上の操作ボタン(リセットボタン14)の操作という単一操作でその状況に応じて期待される最適な各処理が行え、優れた操作性が得られる。
【0190】
(6)ホストに対する周辺機器の役割を担っている出力装置(プリンタ3)が、他のホストからの要求も含めた様々なアクションに対して、迅速かつ的確に対応できる。
【0191】
(7)ユーザが求めている最適な印刷結果が得られる。
【0192】
(8)出力装置(プリンタ3)及びシステム全体の構成を簡単なものにでき、大幅なコストダウンを図れる。
【0193】
(9)入力装置(デジタルカメラ2)や端末装置(携帯電話1)から出力装置(プリンタ3)へ送信するデータ量が少なくなり、データ送信時間を大幅に短縮できる。
【0194】
(10)余計な通信費の発生を防ぐことができる。
【0195】
(11)本制御システムの構成を最適化でき、容易に実現できる。
【0196】
(12)ボタンの総数を減らすことができ、大幅なコストダウンを図れる。
【0197】
(13)出力装置(プリンタ3)がいかなる状態であっても出力装置(プリンタ3)が正常に動作するので、誤動作を未然に防ぐことができる。
【0198】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、端末装置あるいは印刷装置の複数の操作キー中の1つの操作キーの操作指示に連動して、現在の入力装置,出力装置の動作状態の識別結果に従い、入力装置と通信可能な場合は第1の入力処理を選択し、出力装置と通信可能な場合は第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、第1の接続処理を選択することにより、複数の操作キー中の1つの操作キーを操作するというきわめて簡単な操作で、入力装置,出力装置を含むシステム全体の状況に応じて最適な操作指示を完了することができ、従来のシステム操作指示に比べて格段に操作性,利便性を向上できるデータ処理操作環境を整備できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す端末装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。
【図2】図1に示した携帯電話のディスプレイに表示される内容を表す図である。
【図3】図1に示した携帯電話のディスプレイに表示される内容を表す図である。
【図4】図1に示した携帯電話のディスプレイに表示される内容を表す図である。
【図5】図1に示した携帯電話のディスプレイに表示される内容を表す図である。
【図6】図1に示した携帯電話のディスプレイに表示される内容を表す図である。
【図7】図1に示した携帯電話のディスプレイに表示される内容を表す図である。
【図8】本発明に係る移動体通信機器における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る移動体通信機器における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る移動体通信機器における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態を示す印刷装置におけるシステム状態表示例を示す図である。
【図12】本発明に係る印刷装置における第1のシステム操作処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る印刷装置における第2のシステム操作処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る端末装置およびデータ通信システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 デジタルカメラ
3 プリンタ
4 実行ボタン
5 ディスプレイ
6 Bluetooth(登録商標)通信用アンテナ
7 Bluetooth(登録商標)通信用アンテナ
8 Bluetooth(登録商標)通信用アンテナ
9 スピーカ
10 マイク
11 終了ボタン
12 汎用ボタン部
13 シャッタ
14 リセットボタン
15 PHS電波強度表示部
16 バッテリ残量表示部
17 日曜時表示部
18 状態表示部
19 インターネットサービスプロバイダ設定部

Claims (30)

  1. 通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、
    前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第1の入力手段による第1の入力処理、前記第1の出力手段による第1の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信を行う第1の接続処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置と通信可能な場合は前記第1の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第1の接続処理を選択することを特徴とする端末装置。
  2. 表示装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、
    前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記入力装置から送信される所定のデータを入力して前記表示装置に表示する第2の入力手段と、
    前記通信網に接続してデータ通信により前記通信網上からネット情報を取得して前記表示装置に表示する第3の入力手段と、
    前記第2の入力手段により入力してあるいは第3の入力手段により取得して前記表示装置に表示されている前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第2の入力手段による第2の入力処理、前記第2の出力手段による第2の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信によりネット情報を取得する第2の接続処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置と通信可能な場合は前記第2の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合は前記第2の接続処理を選択することを特徴とする端末装置。
  3. 通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、
    前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に対して出力する第1の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記出力装置に対して出力する第1の接続出力処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能な場合、前記第1の接続出力処理を選択することを特徴とする端末装置。
  4. 通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置であって、
    前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記表示装置に表示し、前記出力装置に対して出力する第2の接続出力処理と、前記表示装置に表示されている情報を前記出力装置に対して出力する第2の出力処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されていない場合は前記第2の接続出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されている場合は第2の出力処理を選択することを特徴とする端末装置。
  5. 前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、キー入力を取り消す取消しキーであることを特徴とする請求項1または2記載の端末装置。
  6. 前記キー入力を取り消す取消しキーが操作指示された場合に、前記選択手段により選択されて実行中のいずれかの処理を中止することを特徴とする請求項1または2記載の端末装置。
  7. 前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、通話制御を指示するキーが兼ねることを特徴とする請求項1または2記載の端末装置。
  8. 前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、前記出力装置を初期化するためのキーが兼ねることを特徴とする請求項3または4記載の端末装置。
  9. 前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、第1の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第1の出力処理を行うことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  10. 前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、第2の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第2の出力処理を行うことを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  11. 所定の入力装置と、所定の出力装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と前記所定の入力装置と前記所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、
    前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第1の入力手段による第1の入力処理、前記第1の出力手段による第1の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信を行う第1の接続処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置と通信可能な場合は前記第1の入力手段による第1の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の出力手段による第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第1の接続処理を選択することを特徴とするデータ通信システム。
  12. 所定の入力装置と、所定の出力装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と前記所定の入力装置と前記所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、
    前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記入力装置から送信される所定のデータを入力して前記表示装置に表示する第2の入力手段と、
    前記通信網に接続してデータ通信により前記通信網上からネット情報を取得して前記表示装置に表示する第3の入力手段と、
    前記第2の入力手段により入力してあるいは第3の入力手段により取得して前記表示装置に表示されている前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記第2の入力手段による第2の入力処理、前記第2の出力手段による第2の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信によりネット情報を取得する第2の接続処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置と通信可能な場合は前記第2の入力手段による第2の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の出力手段による第2の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第2の接続処理を選択することを特徴とするデータ通信システム。
  13. 通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、
    前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に対して出力する第1の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記出力装置に対して出力する第1の接続出力処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能な場合、前記第1の接続出力処理を選択することを特徴とするデータ通信システム。
  14. 通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置とからなるデータ通信システムであって、
    前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別手段と、
    前記通信識別手段の識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段により入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力手段と、
    前記通信識別手段による識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記表示装置に表示し、前記出力装置に対して出力する第2の接続出力処理と、前記表示装置に表示されている情報を前記出力装置に対して出力する第2の出力処理のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されていない場合は前記第2の接続出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されている場合は前記第2の出力処理を選択することを特徴とするデータ通信システム。
  15. 前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、キー入力を取り消す取消しキーであることを特徴とする請求項13または14記載のデータ通信システム。
  16. 前記キー入力を取り消す取消しキーが操作指示された場合に、前記選択手段により選択されて実行中のいずれかの処理を中止することを特徴とする請求項11または12記載のデータ通信システム。
  17. 前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、通話制御を指示するキーが兼ねることを特徴とする請求項11または12記載のデータ通信システム。
  18. 前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、前記第1の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第1の出力処理を行うことを特徴とする請求項11記載のデータ通信システム。
  19. 前記出力装置に対する出力設定を行う設定手段を備え、前記第2の出力手段は、前記設定手段により設定される出力設定に従い前記第2の出力処理を行うことを特徴とする請求項12記載のデータ通信システム。
  20. 前記複数の操作キー中の1つの操作キーは、前記出力装置を初期化するためのキーが兼ねることを特徴とする請求項13または14記載のデータ通信システム。
  21. 通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、
    前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップと、
    前記通信識別ステップの識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力ステップと、
    前記第1の入力ステップにより入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力ステップと、
    前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記第1の入力ステップによる第1の入力処理、前記第1の出力ステップによる第1の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信を行う第1の接続ステップのいずれかを選択する選択ステップとを備え、
    前記選択ステップは、前記入力装置と通信可能な場合は前記第1の入力ステップによる第1の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の出力ステップによる第1の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第1の接続処理を選択することを特徴とするデータ通信制御方法。
  22. 表示装置と、通信機能処理に必要な複数の操作キーを備え、通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、
    前記複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップと、
    前記入力装置から送信される所定のデータを入力して前記表示装置に表示する第2の入力ステップと、
    前記通信網に接続してデータ通信により前記通信網上からネット情報を取得して前記表示装置に表示する第3の入力ステップと、
    前記第2の入力ステップにより入力してあるいは第3の入力ステップにより取得して前記表示装置に表示されている前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の出力ステップと、
    前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記第2の入力ステップによる第2の入力処理、前記第2の出力ステップによる第2の出力処理、前記通信網に接続してデータ通信によりネット情報を取得する第2の接続処理のいずれかを選択する選択ステップとを備え、
    前記選択ステップは、前記入力装置と通信可能な場合は前記第2の入力ステップによる第2の入力処理を選択し、前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の出力ステップによる第2の出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信不可能な場合、前記第2の接続処理を選択することを特徴とするデータ通信制御方法。
  23. 通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、
    前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップと、
    前記通信識別ステップの識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力ステップと、
    前記第1の入力ステップにより入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力ステップと、
    前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に対して出力する第1の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記出力装置に対して出力する第1の接続出力処理のいずれかを選択する選択ステップとを備え、
    前記選択ステップは、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第1の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能な場合、前記第1の接続出力処理を選択することを特徴とするデータ通信制御方法。
  24. 通信網に接続してデータ通信を行うための第1の通信機能と、所定の入力装置と複数の操作キーを備える所定の出力装置とデータ通信を行うための第2の通信機能とを備える端末装置におけるデータ通信制御方法であって、
    前記出力装置の複数の操作キー中の1つの操作キーが操作された際、前記第2の通信機能を利用して入力装置と出力装置と通信が可能かどうかを識別する通信識別ステップと、
    前記通信識別ステップの識別結果に応じて、前記入力装置から送信される所定のデータを入力する第1の入力ステップと、
    前記第1の入力ステップにより入力した前記所定のデータを前記出力装置に出力する第1の出力ステップと、
    前記通信識別ステップによる識別結果に従い、前記所定のデータを前記出力装置に出力する第2の入出力処理、前記通信網に接続して取得されるネット情報を前記表示装置に表示し、前記出力装置に対して出力する第2の接続出力処理と、前記表示装置に表示されている情報を前記出力装置に対して出力する第2の出力処理のいずれかを選択する選択ステップとを備え、
    前記選択ステップは、前記入力装置が前記出力装置と通信可能な場合は前記第2の入出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されていない場合は前記第2の接続出力処理を選択し、前記入力装置と通信不可能で、かつ前記出力装置と通信可能で前記表示装置に入力情報が表示されている場合は第2の出力処理を選択することを特徴とするデータ通信制御方法。
  25. 請求項21〜24のいずれかに記載のデータ通信制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  26. 請求項21〜24のいずれかに記載のデータ通信制御方法を実現することを特徴とするプログラム。
  27. 1つのキーの押下に応じて、画像入力装置及び画像出力装置の接続を確認する確認手段と、
    前記確認手段により画像入力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像入力装置から画像データを受信する手段と、
    前記確認手段により画像出力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像出力装置に画像データを送信する手段とを有することを特徴とする端末装置。
  28. 1つのキーの押下に応じて、画像入力装置及び画像出力装置の接続を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップにより画像入力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像入力装置から画像データを受信するステップと、
    前記確認ステップにより画像出力装置が接続されていることが確認された場合、接続されている画像出力装置に画像データを送信するステップと、
    を有することを特徴とするデータ通信方法。
  29. 請求項28に記載のデータ通信方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  30. 請求項28に記載のデータ通信方法を実現することを特徴とするプログラム。
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