JP2004164317A - 言語翻訳管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ドキュメントの多言語翻訳に関する管理を簡単化する。
【解決手段】XMLドキュメントをシステムで読みこみ、ドキュメント内容を端末上にGUIで表示し、翻訳依頼したい言語とドキュメント範囲を画面上で指定すると、XML形式の翻訳依頼資料をファイルサーバに作成する。翻訳者はWEB経由で翻訳依頼資料を入手し、翻訳結果原稿を作成し、ファイルサーバにアップロードする。端末からの操作で翻訳結果原稿をシステムに取り込み、文章データファイルに翻訳状況と翻訳文章を反映し、システム内の言語別管理情報を更新する。
【選択図】 図1
【解決手段】XMLドキュメントをシステムで読みこみ、ドキュメント内容を端末上にGUIで表示し、翻訳依頼したい言語とドキュメント範囲を画面上で指定すると、XML形式の翻訳依頼資料をファイルサーバに作成する。翻訳者はWEB経由で翻訳依頼資料を入手し、翻訳結果原稿を作成し、ファイルサーバにアップロードする。端末からの操作で翻訳結果原稿をシステムに取り込み、文章データファイルに翻訳状況と翻訳文章を反映し、システム内の言語別管理情報を更新する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多言語翻訳管理システムに関し、特に、ドキュメントおける多言語文章を、XMLを用いて管理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
XMLを利用した翻訳技術として、例えば、無線端末機に入力されたメッセージの国家言語を確認し、入力メッセージをXML基盤のメタタグ形態(MML)に変換し、その変換メッセージを翻訳モジュールで翻訳し、無線サイトに配信するようにしたものが特許文献1に記載されている。
【特許文献1】
特開2002−163143号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2002−163143号公報に記載の技術は、入力メッセージを使用国家言語に翻訳、また無線端末機で認識可能とする形式にするためにXMLを利用し、翻訳したメッセージを他無線サイトに配信するためのメッセージ変換/配信システムであり、翻訳メッセージをシステムで管理する技術ではない。
本発明の目的は、あるドキュメントを他の言語に翻訳し、その翻訳した文章を管理する言語翻訳システムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、翻訳処理を行う翻訳処理部と関連付けされる言語翻訳管理システムであって、翻訳依頼対象となる文章情報を保持する文章データファイルと、前記翻訳処理部による翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を有するデータ記憶部と、前記翻訳処理部から参照可能であり前記文章データファイル中から、翻訳依頼対象として選択された文章を保持する翻訳原稿ファイル、を作成するデータ処理部とを有することを特徴とする言語翻訳管理システムが提供される。
【0005】
また、翻訳処理を行う翻訳処理部と関連付けされる言語翻訳管理システムであって、複数の文章を有するドキュメントの内容を保持するドキュメントデータファイルと、ドキュメント内のそれぞれの文章情報を保持する文章データファイルと、前記翻訳処理部による翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を有するデータ記憶部と、前記翻訳処理部から参照可能であり、前記文章データファイル中から翻訳依頼対象として選択された文章を保持する翻訳原稿ファイルと、原文文章と翻訳文章との組み合わせの形態で前記翻訳依頼対象として選択された文章と関連する過去の翻訳実績を保持する翻訳メモリファイルと、を作成するデータ処理部とを有することを特徴とする言語翻訳管理システムが提供される。
上記言語翻訳管理システムによれば、翻訳依頼に関する管理が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本明細書において、実際に翻訳を行う翻訳処理部は、翻訳エンジンを有する情報処理機器の他に、翻訳者自身が行う翻訳処理を含む広い概念である。
以下に、本発明の一実施の形態による言語翻訳システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態による言語翻訳システムの全体構成例を示すシステム概略図である。図1に示すように、本実施の形態による言語翻訳システムは、GUI端末1と、ファイルサーバ2と、ドキュメントデータファイル5と、文章データファイル6と、翻訳依頼時に作成される、翻訳原稿ファイル7と、翻訳参考原稿ファイル8と、翻訳メモリファイル9と、翻訳結果ファイル10と、WEBサーバ3とを含んで構成される。
【0007】
GUI端末1は、ドキュメント内容をGUIで画面に表示する。ファイルサーバ2は種々のファイルを保持する。ドキュメントデータファイル5は、ファイルサーバ2内にドキュメント内容を保持する。文章データファイル6は、ドキュメント内の各文章情報を保持する。翻訳原稿ファイル7は、翻訳依頼時に作成され、翻訳元原文文章が例えば識別番号を付されて格納される。翻訳参考原稿ファイル8は、ドキュメント全体の翻訳状況を示し、翻訳者および翻訳依頼者が参考にするファイルである。翻訳メモリファイル9は、過去の翻訳実績(翻訳履歴)を、例えば原文と翻訳文の対照形式で文章毎、一文毎又は用語毎に区分して格納する。翻訳結果ファイル10は、翻訳原稿ファイル7に基づき翻訳端末4において作成された翻訳文ファイルを格納する。WEBサーバ3は、ファイルサーバ2と翻訳端末4との間においてファイルの転送を行う。
【0008】
GUI端末1は、ドキュメント内容GUI表示プログラム11と、翻訳状況表示プログラム12と、翻訳依頼資料出力処理部13と、翻訳結果取り込み処理部14とを有する。ドキュメント内容GUI表示プログラム11は、ドキュメント全体の内容を保持するドキュメントデータファイル5と、ドキュメント内各文章毎に存在し、文章の翻訳状況と言語別文章を保持する文章データファイルを読み込む。
【0009】
図2(A)は、ドキュメント内容GUI表示プログラム11によりGUI画面に表示される表示例を示す図である。図2に示すドキュメント内容表示画面18では、XML形式に従い、画面左側にドキュメントデータファイルの階層構造が表示され、画面右側にそれぞれの要素の内容である文章をプレビュー表示する。文章には属性として、例えばTEXT−0100001などの文章IDが付加されている。図2(B)に示すように、文章の表示内容は、画面上部の選択メニュー中の表示メニューのサブメニューである表示言語を選択することにより、その言語の文章が画面右側にプレビューに表示される。プレビュー文章の背景色が、翻訳状況により変わるようにしても良い。例えば、符号18−Aのように、未翻訳の場合は、文章内容が表示されず、背景色が変化するようにしても良い。
【0010】
文章毎の各言語別翻訳状況をまとめて参照したい場合は、画面左側において対象文章を選択し、画面右上の「翻訳状況の表示/変更」ボタンを押すことにより、図3に示す翻訳状況一覧画面が表示される。図3に示すように、翻訳状況一覧画面は、文書データファイル6中に格納されるドキュメントに事前に登録されている記載言語の言語別の翻訳状況が表示され、翻訳状況として、例えば、「未翻訳」、「翻訳中」、「翻訳済」、「翻訳不要」のいずれかを表示する。図3に示す表示例では、日本語の翻訳状況は翻訳済みであり、翻訳依頼番号と翻訳依頼者の欄は空欄になっている。一方、翻訳状況が「翻訳中」の場合は、翻訳依頼時の翻訳依頼番号「TREEQ−00000001」、翻訳依頼者「真藤」も同時に表示される。尚、翻訳状況は変更が可能であり、翻訳が不要の場合には「翻訳不要」の表示に変更したい場合や、翻訳中を取り消したい場合には、「翻訳中」から「未翻訳」に変更することが可能である。
【0011】
図4に、文書データファイル6(図1)のデータ構造であって、上記翻訳状況に関する情報を保持する文章データファイルのデータ構造を示す。図4に示すように、文章データファイルは、文章IDと、多数の言語と、文章内容及び翻訳状況と、翻訳状況に関連する翻訳依頼番号、翻訳依頼者、翻訳依頼日とを含むXMLの階層データ構造を有している。尚、言語の前に付されている*印は、“0”以上あるという意味である。
【0012】
次に、多言語の文章を作成するための処理の概要について説明する。多言語の文章を作成するためには、基本言語で原文文章を作成し、その文章を他言語に翻訳する必要がある。GUI端末1(図1)上で、図2のGUI画面左側に表示されたドキュメント構造から、翻訳したい文章を含むフォルダを選択する。ドキュメント全体を翻訳依頼したい場合は、ルートフォルダ(ドキュメントボディ)を選択する。そして、図2(A)のツールメニューからサブメニュー「翻訳依頼」(図2(B)に示す。)を選択して翻訳言語を指定することにより翻訳依頼を実行すると、翻訳依頼資料出力処理13により、翻訳依頼資料である翻訳原稿ファイル7と、翻訳参考原稿ファイル8と、翻訳メモリファイル9と、を出力する。その時、翻訳依頼番号を自動採番し、ドキュメントデータファイルに記録する。図2(B)に示すように、サブメニュー「翻訳依頼」は、例えば、翻訳依頼番号(自動採番)と、依頼言語(例では、英語、フランス語、ドイツ語が表示されている。
)と、指定翻訳メモリファイル名とが表示されている。依頼者は、上記サブメニューから、依頼言語を選択して翻訳を依頼することができる。尚、指定翻訳メモリファイル名には、過去に翻訳された履歴であって、現在依頼をする文章と類字の文章に関する翻訳が、文章単位で格納されている。
【0013】
翻訳原稿ファイル7(図1)には、図2のGUI画面上で翻訳依頼者が指定した原文文章であって、フォルダに含まれる原文文章が記載されている。翻訳原稿ファイルはXML形式であり、そのデータ構造を図5に示す。図5に示すように、翻訳原稿ファイルのデータ構造は、タグ名と属性とで表される翻訳依頼と翻訳依頼番号と、原文文章(+は1以上であることを示す。)とを有して構成されている。
【0014】
翻訳参考原稿ファイル8(図1)は、ドキュメント本体であるドキュメントデータファイル5と同様の構造を有している。翻訳依頼時の指定言語の文章が存在すればその翻訳文章を表示し、翻訳依頼時の指定言語の文章が存在しなければ原文文章を表示し、原文文章が存在しない場合は、その旨を知らせる固定文字列を表示する。また、翻訳依頼範囲外に未翻訳の文章が存在する場合又は翻訳依頼した範囲内の文章が既に他の翻訳依頼で翻訳依頼中の場合は、その旨を文章の属性でコメントとして出力する。翻訳参考原稿ファイル8(図1)は、ドキュメント全体の翻訳状況を表し、翻訳の参考とする目的で作成される。翻訳依頼者側は、ドキュメントの翻訳状況をチェックするのに利用することができ、翻訳者側も、翻訳状況の確認のために参照することができる。
【0015】
翻訳メモリファイル9(図1)は、システムに既に登録されている過去の翻訳実績であり、原文文章と翻訳文章との組み合わせ(例えば対訳形式)として出力される。このファイルを、TMX(Translation Memory Exchange)形式で記載することにより、一般的な翻訳プログラムで使用可能である。この翻訳メモリファイルを使用することにより、翻訳済み文章を再利用することができる。これらの翻訳依頼資料には、ファイル名の一部に翻訳依頼番号を使用し、翻訳結果の取り込み時にファイルを識別できるようにしておく。
【0016】
図6は、翻訳依頼資料出力処理の流れを示すフローチャート図である。図6に示すように、まず、翻訳依頼番号を新規に取得し、翻訳依頼言語を翻訳依頼番号に対応づけて記録する(ステップ31)。これらの情報はドキュメントデータファイルに記録される。次に、翻訳依頼言語単位に処理を行う。翻訳依頼言語がある場合には(ステップ32)、GUI画面で指定したフォルダ以下に存在する文章を検索し(ステップ33)、文章がある場合(ステップ34)は、翻訳言語の原文文章を、DOM(Document Object Model)を使用し、図5に示す翻訳原稿の構造を有するDOMのドキュメント構造に追加していく(ステップ35)。
【0017】
指定フォルダ以下の文章を下階層に向けて文章を検索し(ステップ33)、文章が存在するか否かを判断する(ステップ34)。文章が存在する場合は、ステップ35に進み、以下、この追加処理を繰り返す(ステップ33〜35)。ステップ34において文章が存在しない場合には、指定フォルダ以下の全ての文章をDOMのドキュメント構造に追加し、翻訳原稿としてXMLファイルに出力する(ステップ36)。この際、ファイルを識別するために、例えば、ファイル名に翻訳依頼番号と言語コードとを使用する。
【0018】
次に翻訳参考原稿8(図1)と翻訳メモリファイル9(図1)とを作成する。
ドキュメントのルートフォルダから下階層に向かって文章を検索する(ステップ37)。文章が存在し、翻訳文章がある場合(ステップ38のYES)はその翻訳文章を(ステップ40)、翻訳文章が無く(ステップ38のNO)原文文章が有る場合(ステップ39)はその原文文章を(ステップ41)、原文文章も存在しない場合は、予め設定しておいた固定文字列を出力文章として設定する(ステップ42)。
【0019】
翻訳文章が存在する場合は、翻訳メモリファイル9(図1)に原文文章とそれに対応する翻訳文章とを翻訳メモリファイルにTMX形式で出力する(ステップ43)。ルートフォルダから下階層の文章を検索し、全ての文章を設定した後、DOMを使用して翻訳参考原稿8(図1)を作成しXML形式で出力する(ステップ44)。翻訳原稿ファイル7、翻訳参考原稿ファイル8、翻訳メモリファイル9は、翻訳言語単位に作成され、翻訳依頼言語が複数ある場合は、それらの作成処理(ステップ33から44まで)が繰り返される。翻訳依頼資料が作成されると、翻訳者に翻訳依頼の連絡を例えば電子メール等で行う。
【0020】
翻訳依頼通知を受けた翻訳者は、翻訳端末4から、WEBサーバ3で指定するURLへブラウザ16によりアクセスし、ファイル転送プログラム(CGI)15により、翻訳依頼資料を入手する。翻訳依頼資料に基づき、翻訳用プログラム17を使用して翻訳作業を行い、翻訳結果ファイル10を作成する。翻訳結果ファイルはXML形式であり、データ構造は、図5に示した翻訳原稿ファイルのデータ構造と同様であり、文章が、原文文章から翻訳文章に変換されたファイルである。尚、ブラウザ16と翻訳用プログラム17とに関しては、市販(または無償で提供される)の一般的なプログラムを使用することも可能である。
その後、ブラウザ16を用いファイル転送プログラム15により翻訳結果ファイル10をファイルサーバ2に転送し、翻訳作業が完了した旨を翻訳依頼者に通知する。
【0021】
次いで、翻訳依頼者は、翻訳結果ファイル内の翻訳文章をシステムに取り込む作業を行う。GUI端末1上においてツールメニューからサブメニュー「翻訳結果の取り込み」を選択し、翻訳依頼時の翻訳依頼番号を指定して翻訳結果の取り込みを実行すると、翻訳結果取り込み処理14により、翻訳結果ファイル10内の翻訳文章がシステムに取り込まれる。
【0022】
システムに取り込まれた翻訳文章は、図2に示すGUI画面上で、表示メニューから翻訳言語を指定すると、画面右の文章プレビューに翻訳文章が表示される。また、他言語の翻訳状況は、図3の翻訳状況確認/変更画面において確認できる。
【0023】
図7は、翻訳結果の取り込み処理の流れを示すフローチャート図である。図7に示すように、まず、翻訳結果の取り込みで指定された翻訳依頼番号に対応する翻訳言語を取得する(ステップ51)。翻訳結果の取り込みは翻訳言語単位に行う。翻訳言語があるか否かを判定し(ステップ52)、翻訳言語がある場合に、翻訳依頼番号と翻訳言語コードを元に対応する翻訳結果ファイル10を識別し、DOMを使用して翻訳結果ファイル10を読み込む(ステップ53)。DOMを使用して翻訳文章を順次抽出し(ステップ54)、翻訳文章があるか否かを判断する(ステップ55)。翻訳文章がある場合は、翻訳文章を対応する文章データファイルに出力し、翻訳言語の翻訳状況を翻訳済に変更する(ステップ56)。翻訳文章がない場合には、ステップ52に戻る。翻訳結果の取り込み処理は、翻訳言語単位に実行され、翻訳言語が複数ある場合は、翻訳文章の取り込み処理(ステップ53〜56)が繰り返される。
【0024】
システムへの翻訳文章取り込み後、図2のGUI画面上からツールメニューの「インスタンス生成」サブメニューの選択により、翻訳言語を出力言語として指定すると、翻訳言語でのXMLドキュメントが作成される。
【0025】
以上、説明したように、本発明の実施の形態による翻訳システムによれば、対象ドキュメントを読み込んで表示したGUI画面上から、翻訳言語、翻訳範囲を指定することで、翻訳に必要な資料(翻訳原稿ファイル、翻訳依頼情報ファイル、翻訳参考原稿ファイル、翻訳メモリファイル)をXML形式で自動的に作成する。翻訳者はWEB経由で作成した翻訳依頼資料を取得でき、翻訳依頼資料をもとに翻訳作業を行うことが可能である。
【0026】
翻訳結果原稿は、ファイルサーバにアップロードされた後に、GUI端末上から翻訳結果の取り込みを実行することにより、翻訳結果原稿をシステムに取り込むことができる。翻訳原稿ファイルは翻訳原稿用DTDにしたがっており、翻訳された翻訳結果原稿も翻訳原稿用DTDに従って作成されるため、システムへの取り込みが可能となる。システムでは、ドキュメント内各文章の翻訳状況を確認でき、翻訳済みの言語に関しては、その指定言語でXMLドキュメントを出力することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、翻訳管理を自動的に行うことができ、翻訳依頼作業が簡単になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムの構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】図2(A)は、本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける、ドキュメントデータ内容をGUIで表示した画面例を示す図であり、図2(B)は、サブメニューの1つである翻訳依頼の表示例である。
【図3】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける、対象文章の言語別翻訳状況を表示したダイアログの画面例を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける文章データファイル(XML形式)のデータ構造を表す図である。
【図5】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける翻訳原稿ファイル(XML形式)のデータ構造を表す図である。
【図6】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける翻訳資料作成処理の流れの概要を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける翻訳結果取り込み処理の流れの概要を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…GUI端末、2…ファイルサーバ、3…WEBサーバ、4…翻訳端末(翻訳処理部)、5…ドキュメントデータファイル、6…文章データファイル、7…翻訳原稿ファイル、8…翻訳参考原稿ファイル、9…翻訳メモリファイル、10…翻訳結果ファイル、11…ドキュメント内容GUI表示プログラム、12…翻訳状況表示プログラム、13…翻訳依頼資料出力処理、14…翻訳結果取り込み処理、15…ファイル転送プログラム、16…ブラウザ、17…翻訳用プログラム、18…ドキュメント内容表示画面、19…翻訳状況/変更画面、20…文章データファイルデータ構造、21…翻訳原稿ファイルデータ構造。
【発明の属する技術分野】
本発明は、多言語翻訳管理システムに関し、特に、ドキュメントおける多言語文章を、XMLを用いて管理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
XMLを利用した翻訳技術として、例えば、無線端末機に入力されたメッセージの国家言語を確認し、入力メッセージをXML基盤のメタタグ形態(MML)に変換し、その変換メッセージを翻訳モジュールで翻訳し、無線サイトに配信するようにしたものが特許文献1に記載されている。
【特許文献1】
特開2002−163143号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2002−163143号公報に記載の技術は、入力メッセージを使用国家言語に翻訳、また無線端末機で認識可能とする形式にするためにXMLを利用し、翻訳したメッセージを他無線サイトに配信するためのメッセージ変換/配信システムであり、翻訳メッセージをシステムで管理する技術ではない。
本発明の目的は、あるドキュメントを他の言語に翻訳し、その翻訳した文章を管理する言語翻訳システムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、翻訳処理を行う翻訳処理部と関連付けされる言語翻訳管理システムであって、翻訳依頼対象となる文章情報を保持する文章データファイルと、前記翻訳処理部による翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を有するデータ記憶部と、前記翻訳処理部から参照可能であり前記文章データファイル中から、翻訳依頼対象として選択された文章を保持する翻訳原稿ファイル、を作成するデータ処理部とを有することを特徴とする言語翻訳管理システムが提供される。
【0005】
また、翻訳処理を行う翻訳処理部と関連付けされる言語翻訳管理システムであって、複数の文章を有するドキュメントの内容を保持するドキュメントデータファイルと、ドキュメント内のそれぞれの文章情報を保持する文章データファイルと、前記翻訳処理部による翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を有するデータ記憶部と、前記翻訳処理部から参照可能であり、前記文章データファイル中から翻訳依頼対象として選択された文章を保持する翻訳原稿ファイルと、原文文章と翻訳文章との組み合わせの形態で前記翻訳依頼対象として選択された文章と関連する過去の翻訳実績を保持する翻訳メモリファイルと、を作成するデータ処理部とを有することを特徴とする言語翻訳管理システムが提供される。
上記言語翻訳管理システムによれば、翻訳依頼に関する管理が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本明細書において、実際に翻訳を行う翻訳処理部は、翻訳エンジンを有する情報処理機器の他に、翻訳者自身が行う翻訳処理を含む広い概念である。
以下に、本発明の一実施の形態による言語翻訳システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態による言語翻訳システムの全体構成例を示すシステム概略図である。図1に示すように、本実施の形態による言語翻訳システムは、GUI端末1と、ファイルサーバ2と、ドキュメントデータファイル5と、文章データファイル6と、翻訳依頼時に作成される、翻訳原稿ファイル7と、翻訳参考原稿ファイル8と、翻訳メモリファイル9と、翻訳結果ファイル10と、WEBサーバ3とを含んで構成される。
【0007】
GUI端末1は、ドキュメント内容をGUIで画面に表示する。ファイルサーバ2は種々のファイルを保持する。ドキュメントデータファイル5は、ファイルサーバ2内にドキュメント内容を保持する。文章データファイル6は、ドキュメント内の各文章情報を保持する。翻訳原稿ファイル7は、翻訳依頼時に作成され、翻訳元原文文章が例えば識別番号を付されて格納される。翻訳参考原稿ファイル8は、ドキュメント全体の翻訳状況を示し、翻訳者および翻訳依頼者が参考にするファイルである。翻訳メモリファイル9は、過去の翻訳実績(翻訳履歴)を、例えば原文と翻訳文の対照形式で文章毎、一文毎又は用語毎に区分して格納する。翻訳結果ファイル10は、翻訳原稿ファイル7に基づき翻訳端末4において作成された翻訳文ファイルを格納する。WEBサーバ3は、ファイルサーバ2と翻訳端末4との間においてファイルの転送を行う。
【0008】
GUI端末1は、ドキュメント内容GUI表示プログラム11と、翻訳状況表示プログラム12と、翻訳依頼資料出力処理部13と、翻訳結果取り込み処理部14とを有する。ドキュメント内容GUI表示プログラム11は、ドキュメント全体の内容を保持するドキュメントデータファイル5と、ドキュメント内各文章毎に存在し、文章の翻訳状況と言語別文章を保持する文章データファイルを読み込む。
【0009】
図2(A)は、ドキュメント内容GUI表示プログラム11によりGUI画面に表示される表示例を示す図である。図2に示すドキュメント内容表示画面18では、XML形式に従い、画面左側にドキュメントデータファイルの階層構造が表示され、画面右側にそれぞれの要素の内容である文章をプレビュー表示する。文章には属性として、例えばTEXT−0100001などの文章IDが付加されている。図2(B)に示すように、文章の表示内容は、画面上部の選択メニュー中の表示メニューのサブメニューである表示言語を選択することにより、その言語の文章が画面右側にプレビューに表示される。プレビュー文章の背景色が、翻訳状況により変わるようにしても良い。例えば、符号18−Aのように、未翻訳の場合は、文章内容が表示されず、背景色が変化するようにしても良い。
【0010】
文章毎の各言語別翻訳状況をまとめて参照したい場合は、画面左側において対象文章を選択し、画面右上の「翻訳状況の表示/変更」ボタンを押すことにより、図3に示す翻訳状況一覧画面が表示される。図3に示すように、翻訳状況一覧画面は、文書データファイル6中に格納されるドキュメントに事前に登録されている記載言語の言語別の翻訳状況が表示され、翻訳状況として、例えば、「未翻訳」、「翻訳中」、「翻訳済」、「翻訳不要」のいずれかを表示する。図3に示す表示例では、日本語の翻訳状況は翻訳済みであり、翻訳依頼番号と翻訳依頼者の欄は空欄になっている。一方、翻訳状況が「翻訳中」の場合は、翻訳依頼時の翻訳依頼番号「TREEQ−00000001」、翻訳依頼者「真藤」も同時に表示される。尚、翻訳状況は変更が可能であり、翻訳が不要の場合には「翻訳不要」の表示に変更したい場合や、翻訳中を取り消したい場合には、「翻訳中」から「未翻訳」に変更することが可能である。
【0011】
図4に、文書データファイル6(図1)のデータ構造であって、上記翻訳状況に関する情報を保持する文章データファイルのデータ構造を示す。図4に示すように、文章データファイルは、文章IDと、多数の言語と、文章内容及び翻訳状況と、翻訳状況に関連する翻訳依頼番号、翻訳依頼者、翻訳依頼日とを含むXMLの階層データ構造を有している。尚、言語の前に付されている*印は、“0”以上あるという意味である。
【0012】
次に、多言語の文章を作成するための処理の概要について説明する。多言語の文章を作成するためには、基本言語で原文文章を作成し、その文章を他言語に翻訳する必要がある。GUI端末1(図1)上で、図2のGUI画面左側に表示されたドキュメント構造から、翻訳したい文章を含むフォルダを選択する。ドキュメント全体を翻訳依頼したい場合は、ルートフォルダ(ドキュメントボディ)を選択する。そして、図2(A)のツールメニューからサブメニュー「翻訳依頼」(図2(B)に示す。)を選択して翻訳言語を指定することにより翻訳依頼を実行すると、翻訳依頼資料出力処理13により、翻訳依頼資料である翻訳原稿ファイル7と、翻訳参考原稿ファイル8と、翻訳メモリファイル9と、を出力する。その時、翻訳依頼番号を自動採番し、ドキュメントデータファイルに記録する。図2(B)に示すように、サブメニュー「翻訳依頼」は、例えば、翻訳依頼番号(自動採番)と、依頼言語(例では、英語、フランス語、ドイツ語が表示されている。
)と、指定翻訳メモリファイル名とが表示されている。依頼者は、上記サブメニューから、依頼言語を選択して翻訳を依頼することができる。尚、指定翻訳メモリファイル名には、過去に翻訳された履歴であって、現在依頼をする文章と類字の文章に関する翻訳が、文章単位で格納されている。
【0013】
翻訳原稿ファイル7(図1)には、図2のGUI画面上で翻訳依頼者が指定した原文文章であって、フォルダに含まれる原文文章が記載されている。翻訳原稿ファイルはXML形式であり、そのデータ構造を図5に示す。図5に示すように、翻訳原稿ファイルのデータ構造は、タグ名と属性とで表される翻訳依頼と翻訳依頼番号と、原文文章(+は1以上であることを示す。)とを有して構成されている。
【0014】
翻訳参考原稿ファイル8(図1)は、ドキュメント本体であるドキュメントデータファイル5と同様の構造を有している。翻訳依頼時の指定言語の文章が存在すればその翻訳文章を表示し、翻訳依頼時の指定言語の文章が存在しなければ原文文章を表示し、原文文章が存在しない場合は、その旨を知らせる固定文字列を表示する。また、翻訳依頼範囲外に未翻訳の文章が存在する場合又は翻訳依頼した範囲内の文章が既に他の翻訳依頼で翻訳依頼中の場合は、その旨を文章の属性でコメントとして出力する。翻訳参考原稿ファイル8(図1)は、ドキュメント全体の翻訳状況を表し、翻訳の参考とする目的で作成される。翻訳依頼者側は、ドキュメントの翻訳状況をチェックするのに利用することができ、翻訳者側も、翻訳状況の確認のために参照することができる。
【0015】
翻訳メモリファイル9(図1)は、システムに既に登録されている過去の翻訳実績であり、原文文章と翻訳文章との組み合わせ(例えば対訳形式)として出力される。このファイルを、TMX(Translation Memory Exchange)形式で記載することにより、一般的な翻訳プログラムで使用可能である。この翻訳メモリファイルを使用することにより、翻訳済み文章を再利用することができる。これらの翻訳依頼資料には、ファイル名の一部に翻訳依頼番号を使用し、翻訳結果の取り込み時にファイルを識別できるようにしておく。
【0016】
図6は、翻訳依頼資料出力処理の流れを示すフローチャート図である。図6に示すように、まず、翻訳依頼番号を新規に取得し、翻訳依頼言語を翻訳依頼番号に対応づけて記録する(ステップ31)。これらの情報はドキュメントデータファイルに記録される。次に、翻訳依頼言語単位に処理を行う。翻訳依頼言語がある場合には(ステップ32)、GUI画面で指定したフォルダ以下に存在する文章を検索し(ステップ33)、文章がある場合(ステップ34)は、翻訳言語の原文文章を、DOM(Document Object Model)を使用し、図5に示す翻訳原稿の構造を有するDOMのドキュメント構造に追加していく(ステップ35)。
【0017】
指定フォルダ以下の文章を下階層に向けて文章を検索し(ステップ33)、文章が存在するか否かを判断する(ステップ34)。文章が存在する場合は、ステップ35に進み、以下、この追加処理を繰り返す(ステップ33〜35)。ステップ34において文章が存在しない場合には、指定フォルダ以下の全ての文章をDOMのドキュメント構造に追加し、翻訳原稿としてXMLファイルに出力する(ステップ36)。この際、ファイルを識別するために、例えば、ファイル名に翻訳依頼番号と言語コードとを使用する。
【0018】
次に翻訳参考原稿8(図1)と翻訳メモリファイル9(図1)とを作成する。
ドキュメントのルートフォルダから下階層に向かって文章を検索する(ステップ37)。文章が存在し、翻訳文章がある場合(ステップ38のYES)はその翻訳文章を(ステップ40)、翻訳文章が無く(ステップ38のNO)原文文章が有る場合(ステップ39)はその原文文章を(ステップ41)、原文文章も存在しない場合は、予め設定しておいた固定文字列を出力文章として設定する(ステップ42)。
【0019】
翻訳文章が存在する場合は、翻訳メモリファイル9(図1)に原文文章とそれに対応する翻訳文章とを翻訳メモリファイルにTMX形式で出力する(ステップ43)。ルートフォルダから下階層の文章を検索し、全ての文章を設定した後、DOMを使用して翻訳参考原稿8(図1)を作成しXML形式で出力する(ステップ44)。翻訳原稿ファイル7、翻訳参考原稿ファイル8、翻訳メモリファイル9は、翻訳言語単位に作成され、翻訳依頼言語が複数ある場合は、それらの作成処理(ステップ33から44まで)が繰り返される。翻訳依頼資料が作成されると、翻訳者に翻訳依頼の連絡を例えば電子メール等で行う。
【0020】
翻訳依頼通知を受けた翻訳者は、翻訳端末4から、WEBサーバ3で指定するURLへブラウザ16によりアクセスし、ファイル転送プログラム(CGI)15により、翻訳依頼資料を入手する。翻訳依頼資料に基づき、翻訳用プログラム17を使用して翻訳作業を行い、翻訳結果ファイル10を作成する。翻訳結果ファイルはXML形式であり、データ構造は、図5に示した翻訳原稿ファイルのデータ構造と同様であり、文章が、原文文章から翻訳文章に変換されたファイルである。尚、ブラウザ16と翻訳用プログラム17とに関しては、市販(または無償で提供される)の一般的なプログラムを使用することも可能である。
その後、ブラウザ16を用いファイル転送プログラム15により翻訳結果ファイル10をファイルサーバ2に転送し、翻訳作業が完了した旨を翻訳依頼者に通知する。
【0021】
次いで、翻訳依頼者は、翻訳結果ファイル内の翻訳文章をシステムに取り込む作業を行う。GUI端末1上においてツールメニューからサブメニュー「翻訳結果の取り込み」を選択し、翻訳依頼時の翻訳依頼番号を指定して翻訳結果の取り込みを実行すると、翻訳結果取り込み処理14により、翻訳結果ファイル10内の翻訳文章がシステムに取り込まれる。
【0022】
システムに取り込まれた翻訳文章は、図2に示すGUI画面上で、表示メニューから翻訳言語を指定すると、画面右の文章プレビューに翻訳文章が表示される。また、他言語の翻訳状況は、図3の翻訳状況確認/変更画面において確認できる。
【0023】
図7は、翻訳結果の取り込み処理の流れを示すフローチャート図である。図7に示すように、まず、翻訳結果の取り込みで指定された翻訳依頼番号に対応する翻訳言語を取得する(ステップ51)。翻訳結果の取り込みは翻訳言語単位に行う。翻訳言語があるか否かを判定し(ステップ52)、翻訳言語がある場合に、翻訳依頼番号と翻訳言語コードを元に対応する翻訳結果ファイル10を識別し、DOMを使用して翻訳結果ファイル10を読み込む(ステップ53)。DOMを使用して翻訳文章を順次抽出し(ステップ54)、翻訳文章があるか否かを判断する(ステップ55)。翻訳文章がある場合は、翻訳文章を対応する文章データファイルに出力し、翻訳言語の翻訳状況を翻訳済に変更する(ステップ56)。翻訳文章がない場合には、ステップ52に戻る。翻訳結果の取り込み処理は、翻訳言語単位に実行され、翻訳言語が複数ある場合は、翻訳文章の取り込み処理(ステップ53〜56)が繰り返される。
【0024】
システムへの翻訳文章取り込み後、図2のGUI画面上からツールメニューの「インスタンス生成」サブメニューの選択により、翻訳言語を出力言語として指定すると、翻訳言語でのXMLドキュメントが作成される。
【0025】
以上、説明したように、本発明の実施の形態による翻訳システムによれば、対象ドキュメントを読み込んで表示したGUI画面上から、翻訳言語、翻訳範囲を指定することで、翻訳に必要な資料(翻訳原稿ファイル、翻訳依頼情報ファイル、翻訳参考原稿ファイル、翻訳メモリファイル)をXML形式で自動的に作成する。翻訳者はWEB経由で作成した翻訳依頼資料を取得でき、翻訳依頼資料をもとに翻訳作業を行うことが可能である。
【0026】
翻訳結果原稿は、ファイルサーバにアップロードされた後に、GUI端末上から翻訳結果の取り込みを実行することにより、翻訳結果原稿をシステムに取り込むことができる。翻訳原稿ファイルは翻訳原稿用DTDにしたがっており、翻訳された翻訳結果原稿も翻訳原稿用DTDに従って作成されるため、システムへの取り込みが可能となる。システムでは、ドキュメント内各文章の翻訳状況を確認でき、翻訳済みの言語に関しては、その指定言語でXMLドキュメントを出力することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、翻訳管理を自動的に行うことができ、翻訳依頼作業が簡単になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムの構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】図2(A)は、本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける、ドキュメントデータ内容をGUIで表示した画面例を示す図であり、図2(B)は、サブメニューの1つである翻訳依頼の表示例である。
【図3】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける、対象文章の言語別翻訳状況を表示したダイアログの画面例を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける文章データファイル(XML形式)のデータ構造を表す図である。
【図5】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける翻訳原稿ファイル(XML形式)のデータ構造を表す図である。
【図6】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける翻訳資料作成処理の流れの概要を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の一実施の形態による翻訳管理システムにおける翻訳結果取り込み処理の流れの概要を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…GUI端末、2…ファイルサーバ、3…WEBサーバ、4…翻訳端末(翻訳処理部)、5…ドキュメントデータファイル、6…文章データファイル、7…翻訳原稿ファイル、8…翻訳参考原稿ファイル、9…翻訳メモリファイル、10…翻訳結果ファイル、11…ドキュメント内容GUI表示プログラム、12…翻訳状況表示プログラム、13…翻訳依頼資料出力処理、14…翻訳結果取り込み処理、15…ファイル転送プログラム、16…ブラウザ、17…翻訳用プログラム、18…ドキュメント内容表示画面、19…翻訳状況/変更画面、20…文章データファイルデータ構造、21…翻訳原稿ファイルデータ構造。
Claims (5)
- 翻訳処理を行う翻訳処理部と関連付けされる言語翻訳管理システムであって、翻訳依頼対象となる文章情報を保持する文章データファイルと、前記翻訳処理部による翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を有するデータ記憶部と、
前記翻訳処理部から参照可能であり前記文章データファイル中から、翻訳依頼対象として選択された文章を保持する翻訳原稿ファイル、を作成するデータ処理部と
を有することを特徴とする言語翻訳管理システム。 - 翻訳処理を行う翻訳処理部と関連付けされる言語翻訳管理システムであって、複数の文章を有するドキュメントの内容を保持するドキュメントデータファイルと、ドキュメント内のそれぞれの文章情報を保持する文章データファイルと、前記翻訳処理部による翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を有するデータ記憶部と、
前記翻訳処理部から参照可能であり、前記文章データファイル中から翻訳依頼対象として選択された文章を保持する翻訳原稿ファイルと、原文文章と翻訳文章との組み合わせの形態で前記翻訳依頼対象として選択された文章と関連する過去の翻訳実績を保持する翻訳メモリファイルと、を作成するデータ処理部と
を有することを特徴とする言語翻訳管理システム。 - 前記データ処理部は、さらに、ドキュメントの翻訳状況を示す翻訳参考原稿ファイルを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の言語翻訳管理システム。
- XMLを用いた言語翻訳管理システムであって、
グラフィックユーザ端末と、
ファイルサーバであって、複数の文章を有するドキュメントの内容を保持するドキュメントデータファイルと、ドキュメント内のそれぞれの文章情報を保持する文章データファイルと、翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を含むファイルサーバと、
前記グラフィックユーザ端末と前記ファイルサーバとに関連付けされるデータ処理部であって、前記文章データファイル中から選択された文章に基づいて作成される翻訳原稿ファイルと、ドキュメントの翻訳状況を示す翻訳参考原稿ファイルと、原文文章と翻訳文章との組み合わせの形態で前記翻訳依頼対象として選択された文章と関連する過去の翻訳実績を保持する翻訳メモリファイルと、を含むファイル群を、翻訳依頼時に前記ファイルサーバ内に作成するデータ処理部と
を有する言語翻訳システム。 - 翻訳依頼対象となる文章情報を保持する文章データファイルと、前記翻訳処理部による翻訳結果を保持する翻訳結果ファイルと、を有するデータ記憶部を備え、翻訳処理を行う翻訳処理部と関連付けされる言語翻訳管理システムにおいて、前記文章データファイル中からの翻訳依頼対象文章の選択と翻訳先言語の選択とに応じて、前記翻訳処理部から参照可能であり翻訳依頼対象として選択された文章を保持する翻訳原稿ファイルを作成する手順と、
前記翻訳処理部による前記翻訳先言語による翻訳結果を前記翻訳結果ファイルに取り込む手順と
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002329789A JP2004164317A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 言語翻訳管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230288A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 対話型翻訳管理装置、対話型翻訳処理システム、および対話型翻訳管理プログラム |
JP2010122882A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Digital Electronics Corp | エディタ装置、プログラムおよび記録媒体 |
KR20210040545A (ko) * | 2019-10-04 | 2021-04-14 | (주)에이에스티홀딩스 | Xml 기반 다국어 매뉴얼 저작 장치 및 그 방법 |
-
2002
- 2002-11-13 JP JP2002329789A patent/JP2004164317A/ja active Pending
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KR102282159B1 (ko) * | 2019-10-04 | 2021-07-28 | (주)에이에스티홀딩스 | Xml 기반 다국어 매뉴얼 저작 장치 및 그 방법 |
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