JP2004248245A - 文書処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】文書処理装置1の制御部11が、処理対象の文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成し、レンダリング画像データに、付加情報を埋込み処理して埋込画像を生成し、レンダリング画像データの埋込画像部分を、元の文書データの所定位置に合成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書データに所定の情報を埋込処理する文書処理装置、方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータやネットワーク技術の発展に伴い、多くの文書が電子的に作成されている。電子文書の特質としては、インターネット等を通じて広範に頒布しうること、ハイパーリンク等の形態で他の情報を参照可能であること等を、掲げることができる。
【0003】
例えば、電子文書の一種であるハイパーテキストや、このハイパーテキストにリンクしている諸種のデータは、Webサーバによりインターネットを通じ利用者に頒布することが可能である。ハイパーテキストにおいては、そのハイパーテキスト中に含まれる各種の画像要素に対して、ハイパーリンクによって参照される他の情報を結びつけることが、可能である。具体的には、ハイパーテキストには、テキスト、イメージ、グラフィックス等の画像要素が含まれており、それら画像要素には記述者の意図により適宜ハイパーリンクが設定される。Webブラウザ等を利用してHTML文書を閲覧・利用する者は、ハイパーリンクが設定された画像要素をマウスクリック等することによって、リンク先の文書、画像、音声、映像等に係るデータを入手できる。以下、本願では、電子的に作成された文書データに他の情報を結びつけるためその文書データ内に設けられた記述のことを参照情報、この参照情報によって結びつけられた当該他の情報のことを関連情報、参照情報による関連情報の結びつけ例えばハイパーリンクのことを参照、と称する。通常、ハイパーテキストは、HTML(Hyper Text Markup Language)や各種のスクリプト言語によって記述され、参照情報はURL(Uniform Resource Locator)によるロケーション記述という形態をとるのが一般的である。
【0004】
また、インターネットを通じた世界的規模での文書流通を容易にし、より便利に利用できるようにするため、使用しているコンピュータの種類によらず文書を同じように見せるための技術が、開発されている。その種の技術として周知のものの一つに、PDF(Portable Document Format)と呼ばれる文書フォーマットがある。PDF文書は、いわゆるページ記述言語で記述されており、その内部においてその文書データ上の要素の配置位置を規定しているため、その文書を閲覧するコンピュータの機種が違っても、その文書の表示結果は略同等のものとなる。また、PDF等で作成された電子文書はインターネット等を通じて頒布可能であり、PDFを閲覧するためのソフトウエア(アクロバット(登録商標)リーダ等)を利用して参照することができる。従って、例えば英語で作成されたPDF文書を日本人が入手・利用することも容易であり、実際に広く行われている。更に、PDFにおいても、画像要素に参照情報を設定することができるように言語仕様が定められている。例えばPDFを生成するソフトウエアの一つであるアドビ社のアクロバット(登録商標)では、Webサーバにより配信されるHTML文書を取得してPDFに変換する、いわゆるWebキャプチャーと呼ばれる機能を備え、この際に、HTML文書内の参照情報をPDFに含めるようにしている。閲覧者は、この参照情報により、関連情報を取得できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−228468号公報
【特許文献2】
特開平10−289239号公報
【特許文献3】
特開平11−203381号公報
【特許文献4】
特開2001−177712号公報
【特許文献5】
特開2002−135556号公報
【特許文献6】
特開平7−121673号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上掲の各特質は電子化された文書であることによるものである。その文書を印刷して得られるプリントアウト文書には、通常、上掲の各特質はない。
【0007】
まず、プリントアウトには、通常、文書データのうち表示装置の画面上で視認できるようにしてある情報しか記録されない。即ち、参照情報のように、文書データ中に含まれるものの、その文書データによって提供すべき文書そのもの(コンテンツ)の一部ではない記述は、紙面に現れない。例えば、表示される文章中の「お知らせ」なる文字列をクリックすると、「お知らせ」の内容を示すテキストが配信されるように、リンク先たる参照情報を設定してあるとする。この場合、この文書を印刷したとき紙面に現れるのは、原則として「お知らせ」という文字列であって、「お知らせ」の内容を示すテキストやその在処を示すURL等ではない。従って、プリントアウト文書を受け取った者は、プリントアウト文書から「お知らせ」の内容を知ることもできないし、「お知らせ」の在処にアクセスしてその内容を知ることもできない。
【0008】
このような問題を解消すべく、ハイパーテキストを印刷出力する際にリンクについての情報をコンピュータ可読な態様で紙上に埋め込んで印刷し、その紙文書を光学的に読み取って関連する電子情報へのアクセスを可能にする技術が、従来から提案されている。その一例として、特許文献1には、リンクを有するテキストやグラフィックス等の記載情報とそのリンク先の関連情報とを結び付ける参照情報を、文書の所定の領域に2次元的なバーコードで埋め込み、これを印刷出力するシステムが開示されている。このシステムによれば、ユーザがリンク先の関連情報にアクセスする際には、所望の参照情報が埋込まれた位置をサインペン等でマーキングして、スキャナで読み取らせる。するとマーキングした位置が検出され、対応する読み取り画像が解析されて、所望の関連情報にアクセスするようになっている。また、例えば特許文献2には、上記システムに対し、マーキング個所が有効であるか否かを判断するための選択無効情報を付与する手段を追加したシステムが開示されている。さらに、特許文献3には、HTML文書中のURLを2次元コード化した画像に変換し、この画像を参照部分(該当URLの部分)の直後に挿入して印刷出力するシステムが開示されている。このシステムによれば、ユーザがリンク先の関連情報にアクセスする際には、2次元コード化した画像部分をカメラで読み取り、その2次元コードを解析してURLに変換することで、その関連情報へのアクセスを行うようになっている。
【0009】
しかしながら、例えば特許文献1に開示されたシステムでは、読み取りの対象となる位置を示すために、サインペンなどでマーキングをするので、文書を汚してしまう上、一度マーキングした紙文書は使用できなくなる。一方、特許文献2に開示されたシステムでは、一度マーキングした紙文書もさらに使用できるようにするため、選択無効情報を付与するように改善しているが、紙文書は徐々に汚れて読みにくくなり、人が見るという用途には使用しにくくなる。特許文献3に開示されたシステムでは、2次元コード化した画像の挿入によって元々の文書データの体裁(画像要素の描画位置)が崩れてしまう。このため、その体裁が重要となるような文書には適用できない。特に、クリッカブルマップと呼ばれるものなど、1つのイメージの異なる場所に複数のURLが埋め込まれている場合には、このシステムへの適用が困難となる。これは、文書の体裁が崩れると、参照したいURLに対応する2次元コードがどれなのかを、ユーザが推測することができなくなるからである。
【0010】
そこで、特許文献4に開示されているように、どのようなハイパーテキストであっても、その体裁を崩さずに、関連情報にアクセスするための情報を対応する画像要素に埋め込み、関連情報に即座にアクセスすることを可能とする、画像処理装置及び被画像形成媒体も提案されている。この画像処理装置によれば、関連情報を特定するための参照情報が、画像要素に少なくとも一部が重なって埋め込まれるので、その参照情報によって画像の体裁が崩れてしまうことはない。少なくとも、大きく体裁が崩れることは防止される。従って、この画像処理装置を用いれば、例えば出力された画像要素又はその近傍領域のみをスキャンして解析すれば、その画像要素に関連する関連情報へのアクセスを行い得るようになる。尤も、特許文献4に開示されている技術では、画像形成のために、特殊な装置を用いる必要があって、コストがかかる。また、出力が必ず紙文書として得られるので、当該文書を他者に配送するためには郵便など物的な配送を伴うこととなって、電子文書としての利点が失われてしまう。
【0011】
更に、世界的規模での頒布可能性という電子文書の特質も、印刷によって、一部、損なわれる。世界的規模での頒布に当たっては、異言語間の翻訳が必要となることがあり、その場合に電子辞書を利用できれば便利であって、実際、電子辞書を利用して外国語の単語からその訳語を取得し即座にモニタに表示する製品もある。しかし、プリントアウト文書について電子辞書による即時的且つ自動的に翻訳を行うことは、通常は不可能である。特許文献6には、この欠点を補うために、プリントアウト文書のスキャンによって逐語訳を提供可能な技術が記されている。具体的には、文字によって表現された情報と等価な情報をバーコード化したものを、文字情報に対応させて同一紙面上に予め印刷しておき、バーコードリーダーでスキャンすることで、書類上に文字で表現された情報を、音声で提供できるようにしている。これによって、紙等によるプリントアウト文書から電子情報を即座に利用できるようになるものの、その対象は予めバーコードを配置することを考慮したデザインの書籍類に限られる。即ち、インターネット等を通じて入手した任意の文書には、対応できない。
【0012】
本発明は上記実情に鑑みて為されたものであり、その目的の一つは、要素の配置位置が規定された文書データ、例えばPDF等をはじめとしてページ記述言語により記述された電子文書に関して、参照情報を保持しつつ且つ電子辞書による翻訳可能性を保持しつつ、またプリントアウトの外観上も違和感なく、印刷できる電子データが得られる文書処理装置を、提供することにある。本発明は、また、特殊な装置を用いることなく、一般のプリンターや印刷機で出力可能な文書データを提供できる文書処理装置を提供することを、目的の一つとする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、要素の配置位置が規定された文書データに対して、付加情報を埋込む文書処理装置であって、前記文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成する手段と、前記レンダリング画像データに、付加情報を埋込む手段と、前記レンダリング画像データの前記埋込された部分の画像を、元の文書データの所定位置に合成する手段と、を含む。本発明の別の態様は、要素の配置位置が規定された文書データに対して、付加情報を埋込む文書処理方法であって、前記文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成する工程と、前記レンダリング画像データに、付加情報を埋込む工程と、前記要素の配置位置を参照して、前記レンダリング画像データの前記埋込された部分の画像を、元の文書データの所定位置に合成する工程と、を含む。本発明の更に他の態様は、要素の配置位置が規定された文書データに対して、付加情報を埋込む文書処理プログラムであって、コンピュータに、前記文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成する手順と、前記レンダリング画像データに、付加情報を埋込む手順と、前記要素の配置位置を参照して、前記レンダリング画像データの前記埋込された部分の画像を、元の文書データの所定位置に合成する手順と、を実行させることを特徴とする。
【0014】
なお、これらにおいて、前記要素の配置位置を規定する情報を生成する手段をさらに含み、要素の配置位置が規定されていない文書データを、要素の配置位置の規定された文書データに変換してから、付加情報の埋込を行うこととするのも好ましい。また、前記付加情報は、例えば、前記レンダリング画像データ上の対応する画像要素部分に埋め込まれ、画像としてかつ画像要素の配置位置との関係に基づき、元の文書データの当該埋込部分に対応する位置に合成される。更に、前記要素は、例えば、参照情報により関連情報が関連づけられた画像要素とする。その場合における付加情報は、例えば、前記参照情報又は関連情報に関係する情報とする。また、前記要素は、例えば、文書データに含まれる語句(1つの単語からなる語句又は複数の単語からなる語句も含む、例えば単語や慣用句)とする。その場合における付加情報は、例えば、前記語句を特定するため又は当該語句により辞書を検索するための語句特定情報とする。この語句特定情報が同時に参照情報であることも妨げられない。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明の実施の形態に係る文書処理装置1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、ハードディスク13と、ネットワーク・インタフェース(I/F)14と、表示部15と、操作部16と、プリンタ部17とを含んで構成され、ネットワークを介してWebサーバS等に接続されている。文書処理装置1により作成された文書データは、適宜、WebサーバSに転送される。また、この図のネットワークには、パーソナルコンピュータPCが接続されている。このパーソナルコンピュータPCには、スキャナとプリンタとが接続されている。このパーソナルコンピュータPCには、また、WebサーバSにより提供される文書を閲覧するためのブラウザ等のソフトウエアや、PDF文書を閲覧するためのソフトウエアが、実装されている。即ち、パーソナルコンピュータPCのユーザは、インターネット等のネットワークを介してWebサーバS等から電子文書の配信を受け、それをブラウザ等により閲覧する。
【0016】
文書処理装置1の制御部11は、ハードディスク13にインストールされたプログラムとの結合において、本発明に係る文書処理装置の各手段を実現する部材である。制御部11は、そのワークメモリである記憶部12に格納されているプログラムに従って動作し、処理対象となった文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成する処理と、レンダリング画像データに付加情報を埋込む処理と、レンダリング画像データのうち付加情報が埋込まれた部分の画像を元の文書データの対応する位置に合成する処理と、を主として実行する。埋め込みの対象となりうるのは、参照情報、単語特定情報等である。埋め込みに関連した処理の具体的内容及び対象については、後に詳しく述べる。また、ハードディスク13は、制御部11により実行されるプログラムを保持するコンピュータ可読な記録媒体である。図示しないが、コンピュータ可読な記録媒体例えばCD−ROMやDVD−ROMにアクセスするためのドライブを使用すれば、その種の媒体から、このハードディスク13に各種のプログラムをインストールできる。また、後に述べるように、本発明に係る機能は概ねこのハードディスク13にインストールされたプログラム類により実現できる。但し、これは一例にすぎず、本発明を実施するためのプログラム類は他の媒体に格納しておくこともできるし、通信回線を介し随時入手する形態を採ることもできる。
【0017】
そのほか、ネットワークI/F14は文書処理装置1をネットワークに接続するための手段であり、制御部11から与えられる指示に従いネットワークを介してWebサーバS等に要求を送信し、また、ネットワークを介してWebサーバS等から受信したデータを制御部11に供給する。表示部15は、ディスプレイ等であり、制御部11から入力される指示に従いかつ表示対象たる文書データに基づき文書(画像等も含む。以下同様)を表示する。操作部16は、キーボードやマウス等であり、ユーザによる操作の内容即ちユーザからの指示の内容を示す信号を、制御部11に供給する。プリンタ部17は、制御部11から与えられる指示に従い、一般的な電子写真処理やインクジェット等の形態によって、用紙に文書を印字するプリンタであり、図1においては、バスに直接接続されているように図示しているが、実際には、USB(Universal Serial Bus)等を介して接続されていてもよいし、ネットワークを介して接続されていても構わない。WebサーバSは、一般的なWebサーバであり、広く知られているものであるので、詳細な説明を省略する。
【0018】
本発明は、図1に示したネットワーク構成及び装置構成をその実施環境として、実施しうる発明である。本発明の好適な実施の形態の一つは参照情報に係る埋め込みであり、他の一つは単語特定情報に係る埋め込みである。ここでは、まず、参照情報に係る埋め込みの手順及びそのためのプログラムの機能構成について説明する。
【0019】
参照情報に係る埋め込みを実施するに当たっては、例えば、図2に示す如き機能構成を単独で又は共同して提供する単数又は複数のプログラムを、ハードディスク13にインストールしておき、制御部11により実行する。図2には、レンダリング部21、参照情報抽出部22、埋込処理部23、並びに埋込画像合成部24なる諸機能が示されており、本実施の形態においては、これらの機能の結合によって、入力された文書データに付加的な情報が埋め込まれる。入力される文書データは一般に複数の画像要素(グラフィックやテキスト等)を含む文書、例えばHTML文書やPDF文書である。以下の段落では、説明をできるだけ具体的なわかりやすいものにするため、ページ記述言語で記述された文書データ、例えばPDF形式の文書データを想定して説明を行う。但し、文書データ中の各画像要素の配置位置が規定されている限りにおいて、またいずれかの画像要素に対して参照情報を設定できる文書形式について、他の形式であっても本発明の実施の形態に係る参照情報埋め込み手法を適用できる。
【0020】
図2中の諸機能のうち、まずレンダリング部21は、文書データをレンダリングしてビットマップに展開し、レンダリング画像データを生成する。具体的にこのレンダリング部21は、文書データに含まれる各画像要素を、その規定された配置位置に配置して、ビットマップへの展開を行う。
【0021】
参照情報抽出部22は、文書データに含まれる参照情報を抽出する。この参照情報抽出部22は、参照情報を抽出する際、各参照情報がレンダリング画像データ上のどの領域に設定されたものであるかを表す情報を併せて取得し、各参照情報とその参照情報が設定された領域の情報とを関連づけて、設定情報として出力する。具体的に参照情報抽出部22が出力する情報は、図3に示すように、文書データに含まれる参照情報(P)ごとに、その画像要素がレンダリング部21によってどの領域にレンダリングされたかを表す領域情報(R;例えば座標により表現される情報)とを関連づけたものとなる。ここで領域情報は例えば画像要素がレンダリングされた領域を内包する矩形の左上頂点と、右下頂点との各座標の情報である。以下の説明では簡単のため、領域情報は、この矩形領域を画定するものとするが、必ずしも矩形でなければならないものではない。
【0022】
埋込処理部23は、レンダリング画像と、設定情報との入力を受けて、設定情報に含まれる各参照情報について、その参照情報に関連づけられた領域の情報を参照し、レンダリング画像上の当該領域部分に、参照情報を埋込んで、埋込処理後の画像を生成する。ここで埋込処理の方法としては、特許文献5に開示されている方法等がある。具体的にこれらの埋込方法によって参照情報を埋込んだ画像部分のサイズは、必ずしも領域情報により画定されるサイズとは一致しないので、例えば図4に示すように、領域情報によって画定される矩形領域L1,L2と左上頂点を一致させた矩形領域X1,X2内に参照情報を埋込む。また、この埋込処理部23は、当該埋込処理を行った画像部分を含む領域を抽出して、当該参照情報に関連づけて入力された設定情報とともに出力する。ここで抽出する領域のサイズは、埋込処理後の画像部分のサイズと同じサイズであってもよい。
【0023】
埋込画像合成部24は、埋込処理部23から入力される、各参照情報に対応する埋込処理後の各画像部分(以下「埋込画像」という)と、埋込画像を配置する領域を表す領域情報と、埋込処理の対象となった元の文書データとの入力を受けて、各埋込画像を、元の文書データ上で各領域情報に対応する位置にそれぞれ合成する。具体的にPDF等、画像要素の配置位置が規定された文書データでは、レンダリング後の画像上で、埋込処理のために画定される矩形領域に対応する領域が明確に定まるので、画定された矩形領域に対応する位置に上書きするようにして埋込画像を合成すればよい。これにより得られる画像を印刷すると、当該合成された部分は図5に示すように、PDFの記述に従って滑らかに描画されて印刷される部分Yと、一旦レンダリングされ、情報埋込処理が行われたビットマップ表現部分Xとの境界が、視覚的に一体のものとして融合するので、利用者から見て違和感のない印刷とすることができる。
【0024】
本発明のある態様では、図2に示したプログラムは、アクロバット(登録商標)等に対するプラグイン・ソフトウエア(機能拡張のための付加的プログラム)として実装される。つまり、制御部11は、PDFを作成・閲覧するソフトウエア上で、現在作成中又は閲覧中のPDFに対して上記プログラムによる処理を行うべき指示の入力を操作部16から受けて、上記処理を文書データの各ページごとに実行する。
【0025】
この態様により本発明を実施する場合、制御部11は、例えば、処理対象となった文書データについて、図2に示したプログラムの処理を行うべき指示の入力を受けて、図6に示す処理を開始し、処理対象ページカウンタを「1」に設定する(S1)。そして処理対象ページカウンタの値に対応するページがあるか否か(すべてのページに対する処理が終了したか否か)を判断し(S2)、当該ページがないならば(すべてのページに対する処理を終了したならば)、処理を終了する。一方、処理S2において、該当するページがあれば、当該ページをレンダリングして、当該ページのレンダリング画像を生成して(S3)記憶部12に格納する。制御部11は、さらに処理対象となった文書データから参照情報を抽出するとともに、各参照情報ごとに、当該参照情報が設定された領域が処理S3のレンダリング処理において、レンダリング画像上のどの座標領域に描画されたかを示す領域情報とを関連づけて設定情報として生成し(S4)、この設定情報を記憶部12に格納する。そして制御部11は、記憶部12に格納した設定情報を参照し、各参照情報ごとに、当該参照情報に関連づけられた領域情報を取り出して、処理S3で生成したレンダリング画像のうち、取り出した領域情報に該当する部分に参照情報を埋込んで記憶部12のレンダリング画像を上書きする(S5)。そしてレンダリング画像上の参照情報が埋込まれた画像部分を抽出し(S6)、当該画像部分を処理対象となった文書データの対応する位置に合成する(S7)。制御部11はさらに処理すべき参照情報が設定情報に含まれているか否かを判断して(S8)、含まれていれば(未処理の参照情報があれば)、処理S5に戻って未処理の参照情報を処理する(A)。また、処理S8において、未処理の参照情報がなければ、処理対象ページカウンタをインクリメントして(S9)、処理S2に戻って処理を続ける。
【0026】
なお、ここでは文書データ全体に対するレンダリング画像を生成してから埋込の処理を行っているが、レンダリング画像を生成する前に設定情報を生成しておき、設定情報に基づき、埋込画像を形成する部分のみをレンダリングして部分的なレンダリング画像を生成し、当該部分的なレンダリング画像に埋込処理を行って埋込画像を生成し、当該埋込画像を元の文書データに合成するようにしてもよい。
【0027】
本実施の形態によると、例えばPDFのように各画像要素の配置位置が規定された文書データについて、ビットマップ等、埋込処理可能な画像データに変換したレンダリング画像を得ておき、参照情報の設定された画像要素について、参照情報が設定された部分に対応するレンダリング画像上の領域に、設定されている参照情報を埋込んで埋込画像を生成する。そして、この埋込画像をPDFの記述に含める。このとき、当該埋込画像を合成したPDFをレンダリングしたとき、各埋込画像が埋込処理の際にレンダリング画像上で占める位置と同じ位置でレンダリングされるよう合成する。これによって文書データを閲覧・印刷したときに埋込画像と元の画像との境界が自然な状態となる。なお、PDFの場合、例えば内部で利用されるフォントが閲覧する側のコンピュータにインストールされていない場合に、テキストの画像要素の配置位置が若干ずれることがある。この場合は、埋込画像と元の画像との境界に若干の不自然さが残ってしまう。そこで、PDFの場合は、作成時にフォント埋込処理を行って利用するフォントデータをPDFの文書データ内に含めておき、閲覧側のコンピュータにフォントがインストールされていなくても、レンダリング結果が変らないようにしておくことが好ましい。更に、HTML文書のように画像要素の配置位置が規定されていない場合には、PDF文書へ変換するなど、各画像要素の配置位置が規定された文書データに変換してから、上記処理を行うこととすればよい。
【0028】
次に、本実施の形態によって生成された埋込処理後の文書データの利用の態様について、説明する。この文書データは、電子的なデータとしてネットワークを介して送信でき、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータPC等を用いて受信して、そのディスプレイ上に表示することができる。この状態では電子的な参照情報が含まれた状態であるので、利用者が参照情報に関連する関連情報を取得する操作を行えば、当該関連情報が取得されて表示等に供される。また、利用者がこの文書データを電子写真方式又はインクジェット方式等の一般的に利用されているプリンタで印刷すると、当該文書は、埋込画像を含んだ状態で印刷される。利用者は、この印刷結果に含まれる埋込画像のうち、所望の埋込画像を選択的にスキャナ等によって光学的に読み込ませる。すると、パーソナルコンピュータPCは、当該埋込画像に埋込まれた参照情報を抽出して、当該参照情報を所定の処理(例えば参照情報としてのURLを用いて関連情報を取得する処理等)に供する。
【0029】
本実施の形態の別の態様としては、識別子を用いる態様がある。即ち、上に説明した態様においては参照情報そのものを付加情報として文書データに埋め込んでいるが、参照情報そのものが長大な場合は、埋込画像のサイズが大きくなり、例えば近接した位置に多数の参照情報を埋込まなければならないときに困難が生じる。これを回避するためには、各参照情報ごとに固有の識別子を発行して、各参照情報と識別子とを関連づけたデータベースを保持し、識別子を付加情報として文書データに埋め込むようにすればよい。この態様においては、当該付加情報を利用する側で、利用者が指示した識別子を読み取り、当該識別子に対応する参照情報をデータベースに問い合わせることとなる。
【0030】
具体的に述べると、この態様による情報埋込のためのプログラムは、図2に示したプログラムに代えて、図7に示すように、レンダリング部21、参照情報抽出部22、埋込処理部23、埋込画像合成部24、識別子発行部25並びに識別子登録部26を含む諸機能を提供するものとなる。図7中、図2に示した機能部分と同一の符号が付されているものは、図2に示したそれと同様の動作によって同様の機能を提供するものであるので、ここでは説明を省略する。図7に示された機能部材のうち、識別子発行部25は、参照情報抽出部22にて抽出された参照情報毎に固有の識別子を発行し、参照情報とこの発行した識別子とを関連づけて登録情報として出力する。この識別子は、例えば4バイト程度の数値を連番で発行するようにすればよい。識別子登録部26は、識別子発行部25から登録情報の入力を受けて、当該登録情報をハードディスク13に格納してデータベースを生成する。また、埋込処理部23は、登録情報の入力を受けて、レンダリング画像に対して参照情報を埋込む代わりに、当該参照情報に関連づけられている識別子を埋込む。
【0031】
またこの場合の制御部11は、ネットワークを介してネットワークI/F14にて識別子と、当該識別子に関連する参照情報の要求とを受信すると、この要求に応えて、ハードディスク13に格納された登録情報を検索し、指定された識別子に関連する参照情報を要求元に送信する。この態様によると、識別子を固定長としておくことで、埋込画像のサイズを一定にでき、例えば予め埋込部分を抽出しておく(当該部分のみをレンダリングするなど)等の処理が容易になる。
【0032】
さらにこの場合、埋込処理後の文書データを利用するパーソナルコンピュータPCは、次のように動作する。すなわち、利用者がこの文書データを電子写真方式又はインクジェット方式等の一般的に利用されているプリンタで印刷すると、当該文書は、埋込画像を含んだ状態で印刷される。利用者は、この印刷結果に含まれる埋込画像のうち、所望の埋込画像を選択的にスキャナにて読み込ませる。するとパーソナルコンピュータPCは、当該埋込画像に埋込まれた識別子を抽出して、当該識別子に対応する参照情報を文書処理装置1に要求する。そして、文書処理装置の制御部11がこの要求に応答して、応答に係る識別子に対応する参照情報をパーソナルコンピュータPCに返信し、パーソナルコンピュータPCが、この参照情報を所定の処理(例えば参照情報としてのURLを用いて関連情報を取得する処理等)に供する。
【0033】
また、ここでは文書処理装置1側のハードディスク13にデータベースとして識別子と参照情報とを関連づけて格納することとしたが、識別子と参照情報とを関連づけたデータベースファイルを埋込処理後の文書データとともに頒布し、パーソナルコンピュータPC側で、当該データベースファイルを参照するようにしてもよいし、図示しないサーバにデータベースを格納させ、パーソナルコンピュータPC側では、当該サーバ側に識別子に対応する参照情報を要求するようにしてもよい。
【0034】
ところで、図2に示した処理と図7に示した処理と、のいずれの場合にも、埋込画像は一定のサイズを占めるので、元の文書データで参照情報が関連づけられていた領域を超えてしまい、例えば図8に示すように2つの埋込画像同士が重なりあってしまう場合もある。この場合、いずれか一方の埋込画像を合成しないように制御することも好ましい。どちらの埋込画像を合成しないようにするかの選択は処理順序に従って後から生成した埋込画像を合成しないようにする等とすればよい。更にこの場合、いずれか一方の埋込画像を別の場所に合成することとするのも好ましい。例えば、文書データを印刷したときの余白部分に合成してもよいし、合成する位置を設定情報に示された領域情報で画定される領域内等、本来合成すべき位置の近傍で移動して、他の埋込画像に重ならないよう合成可能な位置があれば、当該位置に合成することとしてもよい。また、これらの処理(合成しない、或いは別の場所や本来合成すべき位置近傍に合成する)は、図9に示すように埋込画像を合成したときに文書の端からはみ出てしまうような場合にも適用できる。
【0035】
また、ここまでの説明では、埋込画像をそのまま画像として合成することとして説明したが、 それ以外の文字や図形等の描画要素に変換して合成してもよい。また、元の文書データが複数のレイヤ(文書要素)から構成される場合、元の文書データ上の画像要素が記述されたレイヤとは異なるレイヤに埋込画像を配置することとするのも好ましい。
【0036】
本発明は、更に、単語特定情報の埋め込みに係る実施の形態としても、実施できる。そこで、次に、図1に示した実施環境を例として、単語特定情報の埋め込みひいては電子辞書の利用に関連した実施の形態を、主として図10に示した機能構成及び図11に示したフローに従って、また英文によるPDF文書を例として、説明する。なお、図10はハードディスク13にインストールされ制御部11により実行される単数又は複数のプログラムの機能構成を、図11は本実施の形態をプラグイン等として実現した場合の手順を、それぞれ示すものである。先に説明した実施の形態と同様、本実施の形態は、その本質的部分を違えない限りにおいて、図1,図10,図11に示したものとは異なる環境、プログラム構成、フローによっても実現できる。
【0037】
まず、図10中、処理対象となる元の文書データは、ページ記述言語で記述された文書データ例えばPDF文書であって、そのページ毎に、その見た目を形成する文字、図形、画像等の描画データ(画像要素)によって構成されている。レンダリング部21Aは、このように画像要素から構成される文書データから、レンダリング処理によって、その見た目を表現するページ画像を生成する。英単語情報抽出部22Aは、元の文書データに含まれる文字要素から、英単語やその位置を抽出し、以降の処理対象となる英単語を決定・特定する。情報埋込画像生成処理部23Aは、この英単語情報抽出部22Aにより特定された英単語即ち埋込対象と、レンダリング部21Aによって生成されたページ画像(レンダリング画像)特に当該英単語の位置における画像とに基づき、情報埋込画像及びID−英単語対応情報を、生成する。画像貼付処理部24Aは、情報埋込画像生成処理部23Aによって生成された情報埋込画像を、元の文書データにおける元々の英単語の位置に上書きで貼り付ける処理、言い換えれば合成処理を実行することによって、英単語を特定する情報即ち電子的な英単語辞書引きに利用できる情報が埋め込まれた文書データを、生成する。この文書データを印刷すること(より厳密には、印刷に当たって再度レンダリングすること)により、埋込箇所とその周囲とが視覚的に一体のものとして融合した形で電子的な英単語辞書引き情報を保持した紙ドキュメントを、得ることができる。即ち、利用者から見て違和感のない、単語特定情報を埋め込んだ印刷物が得られる。利用者は、プリントアウトされた文書上のある単語についてその意味等を知りたければ、その単語に係る単語特定情報が埋め込まれた部分の画像をハンディースキャナー等で読み出せばよい。読み出した単語特定情報をデコードし、電子辞書に伝えれば、その単語の意味等の情報を、即座に得ることができる。また、情報登録処理部26Aは、情報埋込画像生成処理部23Aによって生成されたID−英単語対応情報を、実際に紙ドキュメントから電子的な英単語辞書引きを行う際に参照可能とするために、図示しないデータベース等に登録する。このデータベースは、ネットワーク上に設けることもできるし、文書処理装置1内に設けることもできる。
【0038】
次に、処理の流れについて、図11を参照して説明する。まず、この図に示した手順においては、元の文書データにおけるページ毎に処理を行っている。即ち、初期的に元の文書データ中の1ページ目を処理対象ページに設定した上で(S10)、1ページ分の処理が終了する毎に次のページを処理対象ページに設定しつつ(S20)且つ全てのページについて処理を実行し終えるまで(S11)、S12〜S19の処理を繰り返し実行する。
【0039】
ページ毎に繰り返される処理のうちS12は、レンダリング部21Aにより実行される処理である。ここでは、処理対象ページに関し、そのページに属する文字、図形、画像等の画像要素について記憶部12(メモリ)に描画処理を行うことによって、ページ画像を生成する。続くS13は、英単語情報抽出部22Aによる処理であり、元の文書データから英単語を抽出し、あらかじめ設定されている条件に基づいて、以降の処理対象となる英単語を決定・特定し、特定した英単語それぞれに関する属性を、後に利用できるように保持する。英単語の抽出手法としては、例えば、図12に示す手法を使用できる。図12においては、元の文書データ中に“text book”なる英単語が含まれているものと仮定し、最小矩形の決定とそれらの連結可否判別により、英単語を抽出している。
【0040】
ここに、英単語等の文字情報は、通常、元の文書データ中の文字描画要素によって表現されている。元の文書データのフォーマットや表現方法によって、文字描画要素は文字ブロック、文字列といったあるまとまりでひとつの単位となっている場合もあれば、一文字が一要素として表されている場合もあるが、ここでは説明の都合上一文字が一要素として表されているものとする。図12に示した手法においては、まず、各文字要素を囲む最小矩形C1を求める(a)。次に、注目文字及びそれに連結する候補文字を見つける。図示した例では、最初の“t”が注目文字とされ、英文の書き方向に沿って次に位置する文字即ち“t”の右側にある“e”が候補文字とされる。英単語情報抽出部22Aは、注目文字と候補文字それぞれを囲む最小矩形間の距離を調べ、その距離が所定距離を下回っている場合にのみ「連結すべし」と判断する。この判断の基準となる当該所定距離は、単語間の距離よりも小さく設定しておく。例えば、“矩形間距離が連結候補の次の文字の幅よりも大きい”場合に、矩形同士を連結すべきでない即ち同一英単語を形成していないと判断されることとなるよう、上記判断の基準即ち上記所定距離を設定しておく。図示した“t”と“e”の例では、その最小矩形同士の間隔が小さいため、両者が同一英単語を形成する文字である即ち「連結すべし」と判断され、最小矩形同士が連結されて2個の文字を囲む矩形C2が形成される(b)。このような判断基準に基づく選別的連結処理を繰り返していくと、“text”全体を囲む矩形Cが形成された段階に至る(c)。この段階で候補文字となる“b”は注目文字列である“text”から大きく離れているため連結されない。即ち、単語と単語の切れ目であると判断され、“text”なる英単語が検出される。この後選別的連結処理が繰り返されると、“text”、“book”それぞれが別々の矩形で囲まれた状態になる(d)。即ち、“text”、“book”それぞれが別々の英単語として検出される。S13においては、例えばこのような処理を処理対象ページに関し実行することにより、そのページに含まれる英単語の位置やサイズが特定・抽出される。
【0041】
情報埋込画像生成処理部23Aにおける埋込の対象となる英単語は、このようにして得られた英単語から、英単語情報抽出部22AによりS13において選択的に決定される。即ち、抽出した英単語の中には、通常、情報埋め込みを行ったとすると他の情報埋め込み画像と重なることになるであろう英単語や、ページからはみ出してしまうであろう英単語が含まれている。この種の英単語、即ち物理的に情報埋め込みが行えない英単語は、この段階で処理対象から除外される。次に、英単語の中には、情報埋込を行うべき或いは行いたい英単語、即ち辞書引きの対象とすべき或いは当該対象になりうる英単語と、そうでない英単語とがある。そこで、後者を埋込対象から除く。実際は、辞書引きを行う人の能力・指向等に個別的ばらつきがあることから、両者の間の論理的区別が厳密にはつかないため、通念上妥当と認定しうる一般的な指標を代替的に用いて区別・除外処理を実行する。例えば、
(1)大抵の利用者がその意味を知っている簡単な英単語のリストを作成しておきそのリストに含まれる英単語は埋込対象から除外する
(2)大抵の利用者がその意味を知らないであろう難しい英単語のリストを作成しておきそのリストに含まれる英単語は埋込対象に含める
(3)文字数が所定数(例えば5文字)より多い英単語は処理対象に含める
(4)同一ページ上に複数回登場する英単語についてはそのうちの1カ所のみを埋込対象箇所とする
等の判断基準に従い、埋込対象英単語を絞り込む。より好ましい手法としては、複数の基準を組み合わせるという手法がある (例えば、(1)且つ(2)且つ(3)、という条件を使用する)。また、これらの手法(1)〜(4)による絞り込みは、利用者が利用する英和辞書が予めわかっていない場合にも有効である。仮に、使用される英和辞書が予めわかっているならば、その英和辞書に含まれない英単語を埋込対象から除外する、という手法も、単独で或いは上記各手法との併用で、使用できる。
【0042】
情報埋込画像生成処理部23Aは、更に、埋込対象として選択した各英単語に、ユニークなIDを割り当てる(S14)。これによって、各英単語を一意識別可能となる。また、文書データに埋め込まれるのは実際にはこのIDであり、実際の英単語情報はID−英単語対応情報により参照可能となる。情報埋込画像生成処理部23A及び画像貼付処理部24Aは、IDが割り当てられた各英単語について順に(S15,S18)かつ当該処理対象ページ中の埋込対象英単語全てについて(S16)、情報埋込英単語画像の作成ひいてはそれの元の文書データへの埋込と、ID−英単語対応情報の作成とを実行する(S17)。即ち、情報埋込画像生成処理部23Aでは、まず埋込対象英単語の属性 (位置, 大きさ, 英単語情報) を英単語情報抽出部22Aから取得する。ここでいう「位置」とは、例えば英単語の左上の座標値である。また、「大きさ」とは元の文書中における英単語の大きさではなく、情報を埋め込むのに必要な情報埋込画像の幅及び高さである。これら「位置」及び「大きさ」に基づき、情報埋込画像生成処理部23Aは、レンダリング部21Aから得られるページ画像から、埋込対象部分の画像を切り出す。情報埋込画像生成処理部23Aは、この切り出した画像と、埋め込むべき情報即ち埋込対象英単語に対応するIDとに基づき、情報埋込英単語画像を作成する。画像貼付処理部24Aは、情報埋込英単語画像を、元の文書データにおける元々の英単語の位置に、上書きで貼り付ける。貼り付ける箇所については、図13(a)〜(c)に示した各種の態様がある。例えば(a)の態様では、英単語を囲む矩形Lの左上を原点とする矩形領域Xに情報埋込英単語情報を貼り付けている。なお、元の文書データの構成要素たる文字、図形、画像等の描画要素(画像要素)に対して、情報埋込英単語画像をそのまま画像として貼り付けることも可能であるが、それ以外の形態の描画要素例えば文字、図形等の描画要素に変換して貼り付けることも可能である。また, オリジナル電子ドキュメントの描画要素とは別なレイヤーで表現されることが多い付加的な要素、いわゆるアノテーションとして貼り付けることも、可能である。
【0043】
他方、情報埋込画像生成処理部23Aにおいては、前述の通り、埋込対象英単語にIDを割り当てている。情報埋込画像生成処理部23Aは、埋込対象英単語を特定する単語特定情報例えば英単語文字列それ自体と、その英単語に対応するIDとを、相互に対応付け、ID−英単語対応情報として情報登録処理部26Aに供給する。情報登録処理部26Aは、このID−英単語対応情報を、事後的に参照できるようにデータベース等に登録する(S19)。このような形態で登録された英単語情報は、後で英単語辞書引きを行う際に利用できる。英単語情報として例えば英単語文字列そのものを登録しておいた場合は、埋込後の文書からハンディスキャナー等を利用してIDを検出し、そのIDをキーとしてデータベース等にあるID−英単語対応情報を自動参照することによって単語特定情報たる英単語文字列を取得し、更にこの取得した英単語文字列をキーとして電子辞書を自動参照して意味等を調べるという形態で、英単語辞書引きを行うことができる。
【0044】
また、英単語辞書引きプログラムを実行するコマンドライン文字列を、単語特定情報としてID−英単語対応情報に含めておくようにすれば、例えば、埋込後の文書から取得したIDによりデータベースを参照して当該コマンドライン文字列を取得し、取得した文字列をパーソナルコンピュータPCのシェルプログラムに引数として渡すだけで、従ってより容易かつ自動的に、英単語辞書引きを行うことができる。同様に、URL文字列を単語特定情報としてID−英単語対応情報に含め登録しておくこともできる。このURL文字列(より広義には参照情報)により特定されるリソースが、英単語辞書引き機能を有するリソースであれば、ハンディスキャナー等により取得したIDを利用しデータベースから取得したURL文字列を引数にしてWebブラウザを起動するだけで、英単語辞書引きを行うことができる。なお、このようにURL文字列を登録する例は、図7に示した機能の応用であるといえる。
【0045】
なお、ID−英単語対応情報が格納されているCD−ROM等の媒体を予め準備しておく、という形態での実施も可能である。その場合、情報埋込画像生成処理部23Aは、抽出された英単語に対応するIDをこの媒体から検索・取得し、埋込に係る処理に供する。即ち、IDを生成する形態だけでなくIDを媒体から取得する形態でも、実施できる。また、この場合に、図10に示した機能部材のうち情報登録処理部26Aは不要である(媒体へのアクセス手段は必要になる)。
【0046】
このように、本発明の好適な実施の形態によれば、レンダリング後の文書の体裁が予め明確に規定されたページ記述言語に着目し、ページ記述言語で記述された文書データを処理対象として、かつページ記述言語により記述された体裁情報に基づき、ページ毎のレンダリング、埋込対象及び領域の特定、埋込(並びに諸情報の登録)を実行しているため、参照情報或いは単語特定情報が埋め込まれページ記述言語で記述された文書データが得られる。この文書データは、一般のプリンターや印刷機で出力することが可能であり、印刷時に再度レンダリングすると、情報を埋め込んだ画像とその周辺の画像の境界が、視覚的に一体のものとして融合するので、利用者から見て違和感なく、参照情報或いは単語特定情報を埋め込んだ印刷物が得られる。また、ハンディースキャナー等で参照情報或いは単語特定情報を読み出し、Webブラウザ、アクロバットリーダ、電子辞書等と連携させることで、紙文書から即座にネットワーク上のリソースへのアクセスや電子辞書の検索を行うことができる。
【0047】
図10〜図13を用いて説明した実施の形態では、英単語を対象とする情報埋込を説明したが、当業者なら明らかなよう、慣用句や熟語などの句(フレーズ)に対しても、同様の仕組みで情報埋込を行うことが可能である。この場合、例えば自動翻訳システム等で用いられる形態素解析や構文解析のツール(更に意味解析ツールを用いることもできる)を用いて元の文書データを解析することで、慣用句や熟語などを切り出すことができる。句に対して埋め込むIDは、辞書内のその句についての説明に対応づけられる。なお、句に対してID等の情報を埋め込む場合、その句のうち、例えば先頭の単語など、予め定めた所定の規則に従って選ばれる単語に対して情報埋込を行う。
【0048】
また、図10〜図13により説明した実施の形態の装置は、「大抵の利用者が知っている簡単な英単語のリスト」や「大抵の利用者が知らない難しい英単語のリスト」などを用いて、情報埋込を行うべき単語を選別する機能を有していた。この機能を用いる場合、単語や句の選別に用いるリストを必要に応じて使い分けられると便利である。例えば教育現場では情報埋込の対象とする語句のレベルを生徒の学年や習熟度に応じて変更できると便利である。このような場合、例えば中学校で習う語句のリスト、高校1年生で習う語句のリスト、などと複数のリストを作成しておき、目的に応じてリストを使い分けることが考えられる。以下では、このようなリストの使い分けが可能な文書処理装置の例を、図14〜図17を参照して説明する。
【0049】
図14は、この変形例の機能ブロック図である。図14において、図10に示した装置の機能部材と同様の機能を備える機能部材には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0050】
図14の装置構成には、図10の構成にない機能部材として、語句リスト管理部27と埋込対象語句抽出処理部28が含まれている。語句リスト管理部27は、埋込対象の語句を選別する際に用いる語句リストの登録や保守などの処理を行う機能部材である。また、語句リスト管理部27は、登録されている語句リスト群の中から、語句選別に用いるものを設定する機能を備える。埋込対象語句抽出処理部28は、語句リスト管理部27により設定された語句リストを用いて、与えられた文書データの中から、情報埋込の対象となる単語や句を選択する。すなわち、図10の実施の形態では、英単語情報抽出部22Aにより、情報埋込の対象となる単語を抽出していたが、図14の構成では、英単語情報抽出部22Bは、単に元の文書データの中から各単語やその位置などを求め、それら単語群の情報から、埋込対象語句抽出処理部28が、情報埋込対象の単語や句を抽出することになる。
【0051】
図15は、語句リスト管理部27の詳細構成の一例を示す機能ブロック図である。この例では、語句リスト管理部27は、リスト登録フォルダ272、リスト登録部274、リスト保守部276、及びリスト選択部278を有する。
【0052】
リスト登録フォルダ272は、本装置に登録さている語句リスト273群を記憶する記憶部である。
【0053】
リスト登録部274は、リスト登録フォルダ272への語句リスト273の登録処理を行う機能部材である。リスト登録部274は、例えば、外部入出力装置に装着された外部記録媒体(例えばコンパクトディスク規格やDVD規格の記録媒体など)に記憶された語句リスト群の名称などをディスプレイ画面に表示し、ユーザがその中から選択したものをリスト登録フォルダ272に登録する。なお、外部記憶媒体以外にも、例えばインターネットその他のネットワーク上に設けられたサーバに本装置からアクセスし、そのサーバが有する語句リストを本装置にダウンロードしてリスト登録フォルダ272に登録する構成も可能である。
【0054】
リスト保守部276は、リスト登録フォルダ272に登録されている語句リストの保守処理のための機能部材である。語句リストの保守には、例えば、語句リストの削除や名称変更、語句リストに対する語句単位の追加や削除や変更などが含まれる。図16は、リスト保守部276が提供するユーザインタフェース画面の一例を示す図である。この例では、リスト登録フォルダ272に登録されている語句リストの名称が、リスト一覧ウインドウ310に表示される。登録されている語句リストが多い場合でも、スクロールバーにより表示範囲をずらすことで、全ての語句リストの名称を表示できる。ユーザは、このリスト一覧ウインドウ310上で所望の語句リストを選択すると共に、選択された語句リストに対する操作をボタン312又は314をクリックすることで指示する。ここで、ボタン312は、選択された語句リストに対する変更のためのボタンである。このボタン312がクリックされると、詳細な変更の内容を指示するためのユーザインタフェース画面が表示され、ユーザはこの画面にて、語句リストの名称変更や語句リストに対する語句の追加、削除、変更などの操作を行うことができる。ボタン314は、選択された語句リストをリスト登録フォルダから削除することを指示するためのボタンである。ユーザは、このリスト保守部276を利用して、リスト登録フォルダ272に登録されている語句リスト群をカスタマイズすることができる。
【0055】
リスト選択部278は、リスト登録フォルダ272に登録された語句リスト群から、埋込対象語句抽出処理部28の処理に利用するものと、その利用方法を設定するための機能部材である。リスト選択部278は、リスト登録フォルダ272に登録された語句リスト群の一覧を提示し、ユーザから所望のものを選択させると共に、選択した語句リストの利用方法を指定させる。選択した語句リストの利用方法には、例えば、その語句リストに含まれる語句を文書データから抽出するという方法や、その語句リストに含まれない語句を文書データから抽出するという方法などがある。後者は、例えば易しいレベルの語句を抽出の対象、すなわち情報埋込の対象、から省くのに利用できる。
【0056】
以上は、選択された1つの語句リストにより、抽出対象すなわち情報埋込対象の語句の識別条件を指定するものであったが、選択された複数の語句リストの集合演算(例えば和集合や積集合など)によりその識別条件を指定する方式も可能である。
【0057】
リスト選択部278は、このようにユーザから指定された語句リスト(1つ又は複数)とその利用方法とを、情報埋込の対象となる語句の識別条件として、埋込対象語句抽出処理部28に設定する。埋込対象語句抽出処理部28は、設定された識別条件を満足する単語や句を、英単語情報抽出部22Bから出力された英単語情報の中から抽出し、その抽出結果を情報埋込画像生成処理部23Aや画像貼付処理部24Aに供給する。これにより、ユーザが指定した識別条件を満足する語句に対して情報埋込がなされた文書データが作成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る文書処理装置の構成と、そのネットワークへの接続状態とを表す構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る文書処理装置により実行されるプログラムの一例を表す機能ブロック図である。
【図3】設定情報の一例を表す説明図である。
【図4】埋込位置の一例を示す説明図である。
【図5】埋込画像と、元の文書データの画像との関係を表す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る文書処理装置の動作の一例を表すフローチャート図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る文書処理装置により実行されるプログラムの別の例を表す機能ブロック図である。
【図8】埋込画像を合成したときに2つの埋込画像同士が重なりあってしまう場合を示す説明図である。
【図9】埋込画像を合成したときに文書の端からはみ出てしまうような場合を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る文書処理装置により実行されるプログラムの更に別の例を表す機能ブロック図である。
【図11】図10に示した機能に係る動作の一例を表すフローチャート図である。
【図12】英単語抽出方法の一例を示す説明図である。
【図13】画像貼付処理の各種態様を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る文書処理装置により実行されるプログラムの更に別の例を表す機能ブロック図である。
【図15】図14の語句リスト管理部の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図16】語句リストの保守のためのユーザインタフェース画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 文書処理装置、11 制御部、12 記憶部、13 ハードディスク、14 ネットワークI/F、15 表示部、16 操作部、17 プリンタ部、21,21A レンダリング部、22 参照情報抽出部、22A 英単語情報抽出部、23 埋込処理部、23A 情報埋込画像生成処理部、24 埋込画像合成部、24A 画像貼付処理部、25 識別子発行部、26 識別子登録部、26A 情報登録処理部。
Claims (9)
- 要素の配置位置が規定された文書データに対して、付加情報を埋込む文書処理装置であって、
前記文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成する手段と、
前記レンダリング画像データに、付加情報を埋込む手段と、
前記レンダリング画像データの前記埋込された部分の画像を、元の文書データの所定位置に合成する手段と、
を含むことを特徴とする文書処理装置。 - 請求項1に記載の文書処理装置において、
前記要素の配置位置を規定する情報を生成する手段をさらに含み、
要素の配置位置が規定されていない文書データを、要素の配置位置の規定された文書データに変換してから、付加情報の埋込を行うことを特徴とする文書処理装置。 - 請求項1又は2に記載の文書処理装置において、
前記要素が、参照情報により関連情報が関連づけられた画像要素であり、
前記付加情報が、前記参照情報又は関連情報に関係する情報であることを特徴とする文書処理装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の文書処理装置において、
前記要素が、文書データに含まれる語句であり、
前記付加情報が、前記語句を特定するため又は当該語句により辞書を検索するための語句特定情報であることを特徴とする文書処理装置。 - 請求項4に記載の文書処理装置において、
前記文書データから抽出すべき語句の識別条件を記憶する記憶手段と、
前記文書データから、前記識別条件を満足する語句を抽出する抽出手段と、
を含み、前記レンダリング画像を生成する手段は、前記文書データのうち前記抽出手段により抽出された語句の所定の部分を、前記付加情報を埋め込む対象となる部分、とすることを特徴とする文書処理装置。 - 要素の配置位置が規定された文書データに対して、付加情報を埋込む文書処理方法であって、
前記文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成する工程と、
前記レンダリング画像データに、付加情報を埋込む工程と、
前記要素の配置位置を参照して、前記レンダリング画像データの前記埋込された部分の画像を、元の文書データの所定位置に合成する工程と、
を含むことを特徴とする文書処理方法。 - 請求項6に記載の文書処理方法において、
前記要素の配置位置を規定する情報を生成する工程をさらに含み、
要素の配置位置が規定されていない文書データを、要素の配置位置の規定された文書データに変換してから、付加情報の埋込を行うことを特徴とする文書処理方法。 - 請求項6又は7に記載の文書処理方法において、
前記付加情報が、前記レンダリング画像データ上の対応する画像要素部分に埋め込まれ、画像としてかつ画像要素の配置位置との関係に基づき、元の文書データの当該埋込部分に対応する位置に合成されることを特徴とする文書処理方法。 - 要素の配置位置が規定された文書データに対して、付加情報を埋込む文書処理プログラムであって、
コンピュータに、
前記文書データのうち、少なくとも付加情報を埋込む対象となる部分をレンダリングして、レンダリング画像データを生成する手順と、
前記レンダリング画像データに、付加情報を埋込む手順と、
前記要素の配置位置を参照して、前記レンダリング画像データの前記埋込された部分の画像を、元の文書データの所定位置に合成する手順と、
を実行させることを特徴とする文書処理プログラム。
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