JP2004162996A - 熱交換器 - Google Patents

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Ko Hotta
航 堀田
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Abstract

【課題】熱交換器の熱交換管における熱交換面積を可及的に広くして、希望通りの優れた熱交換作用を発揮することができるように工夫した熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換用管体を外管1Kと、この外管1K内に設けた内管4の内外二重構造と成し、これ等外管1Kと内管4との間の熱交換室1H′に熱交換用媒体を供給自在に構成すると共に、この熱交換室1H′に熱交換を終えた媒体を排出する排出パイプ11を挿入配管する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種液体の加温、又は、冷却に使用して好適な熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液槽内に収容した各種液体を加温、又は、冷却する手段として熱交換器が存在するが、従来の一般的な熱交換器は、液槽内に金属管を略U字状、或は、蛇管状に固定配管し、この金属内に各種の熱媒又は冷媒を供給することによって、熱交換によって液槽内の液体を加温若しくは冷却していた。
【0003】
しかし、上述した従来の熱交換器は、液槽の内部に予め熱交換用の金属管を固定配管しておく必要があるから、設置とか保守と云った各作業が非常に面倒で、設備に掛る費用が割高になる問題があり、また、配管した金属管が邪魔をして液槽内の清掃とかその他各種メンテナンスがやりにくいと云った問題があった。
【0004】
そこで、液槽内に金属管の配管を行わずに液体を簡単に、且つ、効率良く加温又は冷却することができる細長い長管タイプの熱交換器が開発された。(例えば特許文献1、2参照)
【0005】
【特許文献1】
実開昭62−192072号公報
【特許文献2】
登録実用新案第2581794号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記各特許文献に記載の従来の熱交換器は、内部が熱交換用媒体の収容室(熱交換室)と成っている細長い外管の外周面のみが、熱交換される液体に直接触れる熱交換面に成っているため、熱交換面積が非常に狭く、加えて、例えば上記特許文献2の図4に示されているように外管を液槽内に吊下げて使用する場合は、最も高い熱交換作用を発揮する熱交換器の首の部分(外管の上端部側)が液面の上側に突出して、熱交換のロスが大きく成るため、液体を希望通りに加温又は冷却できない場合があった。
【0007】
従って本発明の技術的課題は、熱交換器の熱交換管における熱交換面積を可及的に広くして、希望通りの優れた熱交換作用を発揮することができるように工夫した熱交換器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段は以下の通りである。
【0009】
(1) 前記請求項1に記載の如く、熱交換用管体の一端部に熱交換用媒体の供給口と排出口を設けて、供給口から供給されて熱交換を終えた媒体を排出口から排出するように構成した熱交換器であって、上記熱交換用管体を、外管の内部に熱交換される液体が外部より流入可能な内管を設けた内外二重構造と成し、これ等内管と外管の間の熱交換室に向けて上記供給口に連通する先端口を開口して、上記熱交換用媒体を供給自在に構成すると共に、先端部側に上記熱交換を終えた媒体の受入口を開口し、根端側を前記排出口に連通する排出パイプを、上記内管と外管の間の熱交換室の内部に挿入配管したことを特徴とする。
【0010】
(2) 前記請求項2に記載の如く、前記外管の内部中間部に仕切壁を設けて、この仕切壁よりも先端側の外管の内部に前記内管を設けて内外二重構造と成し、前記供給口に通じる供給パイプの先端口を、前記内管と外管の間の熱交換室に向けた状態で上記仕切壁に開口形成すると共に、前記受入口を設けた排出パイプの先端側を、上記仕切壁を貫いて上記熱交換室の内部に向けて挿入配管せしめたことを特徴とする。
【0011】
(3) 前記請求項3に記載の如く、前記仕切壁によって仕切られた外管の根端側の内部を、前記熱交換用媒体の供給パイプと排出パイプが挿通配管された空洞室と成し、この空洞室を囲む前記外管の面に前記熱交換される液体が流通する流通穴を設けると共に、上記仕切壁に前記内管の内部と上記空洞室とを連通する連通穴を設けたことを特徴とする。
【0012】
上記(1)で述べた手段によれば、外管の内部に熱交換される液体が流入可能な内管を設けた内外二重構造と成し、これ等外管と内管の間に熱交換用媒体を供給して熱交換を行う構成であるから、熱交換を行う面積が外管の外周面と内管の内周面に成って、面積を内管の分だけ広げることができるため、希望通りの優れた熱交換作用を発揮することを可能にする。
【0013】
上記(2)で述べた手段によれば、仕切壁によって仕切られた外管の先端側内部を内外二重構造にして、この二重構造にした内管と外管の間に熱交換用媒体を供給して熱交換を行うものであるから、この熱交換器を用いて液体の熱交換を行う場合に、最も高い熱交換作用を発揮する部分が液面の上側に突出してしまうようなことがなく、熱交換のロスを可及的に少くして、液体を希望通りの温度に加温又は冷却することを可能にする。
【0014】
上記(3)で述べた手段によれば、熱交換用媒体の供給パイプと排出パイプが挿通配管された空洞室の内部と、前記内管の内部との間を連通孔を通して連通状態と成し、空洞室は流通穴を通して外管の外部に連通しているため、内管によって熱交換された流体はこれ等連通穴、空洞室、流通穴を通って熱交換器の外部、即ち、液槽内の液体側に対流することになるから、熱交換をより効果的に行うことができるものであって、熱交換の面積を広げた点と相俟って、希望通りの優れた熱交換作用を発揮することを可能にする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、上述した本発明に係る熱交換器の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明の全体を説明した斜視図、図2は図1のX−X線に沿った断面図、第3、第4、図5は夫々図1のA−A線、B−B線、C−C線に沿った断面図である。これ等の図面において符号1で全体的に示した熱交換器は、断面略円筒状に形成した外管1Kと、この外管1Kの内部をその略中間部で仕切って、外管1Kを先端側外管1Hと根端側外管1Tに区分する仕切壁3(仕切板)と、先端側外管1Hの内部に設けた内管4と、熱交換用の媒体(熱媒又は冷媒)を上記外管1Kの内部に供給する供給パイプ10と、熱交換を終えた媒体を外部に排出する排出パイプ11とによって構成され、且つ、これ等外管1Kと内管4及び各パイプ10,11は、いずれも金属製の比較的太い管と細いパイプを用いて構成されている。
【0016】
上記熱交換器1の構成を更に詳しく説明すると、5は上記外管1Kの根端口、即ち、上記根端側外管1Tの根端口を塞いだ蓋板、2は図2の如く熱交換器1を液槽CKの壁面に横向きに取付ける場合に用いるネジ部、1H′は内外二重に構成した内管4と外管1Hとの間に構成された熱交換室で、この熱交換室1H′の先端部は閉塞されているが、内管4の先端口4Aは内部4Sへの流体の流入を可能にするために開口されている。
【0017】
10Vと11Vは前記蓋板5に突設した熱交換用媒体の供給口と排出口で、供給口10Vに連設した前記供給パイプ10が、前記根端側外管1Tの内部空洞室1T′内に挿通配管されて、その先端口10Aが前記仕切壁3を貫いて前記熱交換室1H′に向けて開口されている。
【0018】
また、上記排出口11Vに連設した前記排出パイプ11は、前記空洞室1T′を挿通し、且つ、仕切壁3を貫いて前記熱交換室1H′の先端側内部まで挿通配管されて、下向きに屈曲したその先端部に、熱交換を終えた媒体を受入れる受入口11Aを斜め下に向けて開口形成している。
【0019】
更に図中、6…は前記根端側外管1Tに複数設けた流通穴で、この流通穴6…を通って前記空洞室1T′内に液体が流通自在に構成され、また、この空洞室1T′は前記仕切壁3に穿設した連通穴4…を通して前記内管4の内部4Sにも連通しているため、この内部4Sに入って内管4により熱交換を受けた液体を、これ等連通穴4′、空洞室1T′、流通穴6…を通して外部の液体側に流通(対流)させることができる。
【0020】
本発明に係る熱交換器1は以上述べた語と構成であるから、図2に示すように熱交換器1を液槽CKに対して横向き状態、又は、図2に示した状態を時計回転方向に90度反転させた縦向き状態(吊るし状態)に取付けて、供給口10Vより熱交換用の媒体を図2の矢印方向に送り込むと、媒体は供給パイプ10を通って先端口10Aより熱交換室1H′内に送り込まれて、先端側外管1Hと内管4を夫々加熱又は冷却し、先端側外管1Hの周辺の液体と、内管4の内部4Sに流入している液体を夫々加温又は冷却して、熱交換することができる。
【0021】
また、上記熱交換を終えた媒体は、上記斜め下向きに開口した受入口11Aより排出パイプ11を通って排出口11Vより排出されるものであって、上記供給口10Vからの媒体の供給と、上記排出口11Vからの使用済み媒体の排出を一定時間連続的に行うことによって、液槽CK内の液体を希望する温度に加温又は冷却することができる。
【0022】
更に本発明では、最も高い熱交換作用を発揮する熱交換室1H′の部分が液体の外側に突出してしまうことがないので、熱交換のロスを可及的に少くすることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係る熱交換器によれば、従来のものより広い熱交換面積によって、液体を素早く希望する温度に加熱又は冷却できる機能性と、経済性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱交換器の構成を明らかにした斜視図。
【図2】図1のX−X線に沿った断面図。
【図3】図1のA−A線に沿った断面図。
【図4】図1のB−B線に沿った断面図。
【図5】図1のC−C線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 熱交換器
1K 外管
1H 先端側外管
1T 根端側外管
1H′ 熱交換室
1T′ 空洞室
3 仕切壁
4 内管
4A 先端口
4S 内管の内部
4′ 連通穴
6 流通穴
10 媒体の供給パイプ
10V 供給口
10A 先端口
11 媒体の排出パイプ
11V 排出口
11A 受入口

Claims (3)

  1. 熱交換用管体の一端部に熱交換用媒体の供給口と排出口を設けて、供給口から供給されて熱交換を終えた媒体を排出口から排出するように構成した熱交換器であって、
    上記熱交換用管体を、外管の内部に熱交換される液体が外部より流入可能な内管を設けた内外二重構造と成し、これ等内管と外管の間の熱交換室に向けて上記供給口に連通する先端口を開口して、上記熱交換用媒体を供給自在に構成すると共に、先端部側に上記熱交換を終えた媒体の受入口を開口し、根端側を前記排出口に連通する排出パイプを、上記内管と外管の間の熱交換室の内部に挿入配管したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記外管の内部中間部に仕切壁を設けて、この仕切壁よりも先端側の外管の内部に前記内管を設けて内外二重構造と成し、前記供給口に通じる供給パイプの先端口を、前記内管と外管の間の熱交換室に向けた状態で上記仕切壁に開口形成すると共に、前記受入口を設けた排出パイプの先端側を、上記仕切壁を貫いて上記熱交換室の内部に向けて挿入配管せしめたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記仕切壁によって仕切られた外管の根端側の内部を、前記熱交換用媒体の供給パイプと排出パイプが挿通配管された空洞室と成し、この空洞室を囲む前記外管の面に前記熱交換される液体が流通する流通穴を設けると共に、上記仕切壁に前記内管の内部と上記空洞室とを連通する連通穴を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
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