JP2004162360A - 柵構造 - Google Patents

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JP2004162360A JP2002329063A JP2002329063A JP2004162360A JP 2004162360 A JP2004162360 A JP 2004162360A JP 2002329063 A JP2002329063 A JP 2002329063A JP 2002329063 A JP2002329063 A JP 2002329063A JP 2004162360 A JP2004162360 A JP 2004162360A
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Hiroyuki Ookama
弘行 大鎌
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Abstract

【課題】高低差があるような場所や曲線に沿って曲がるような場所に対応して、容易にかつ堅固に隣接する複数の支柱部材と支柱部材の間に配される横棒部材とを連結することができる柵構造を提供する。
【解決手段】支柱部材1と横棒部材2とが連結具3を介して連結され、支柱部材1は、側面に開口する横孔1aを有し、横棒部材2は、横棒部材2の長手方向の軸に概ね平行に設けられたスリット5を有し、連結具3は、上記横孔1aに嵌め込まれて支柱部材1に取り付けられるロッド部材4と、このスリット5の面に略垂直にスリット5を貫通するように横棒部材2に取り付けられる軸部材6と、横棒部材2のスリット5内に配置されて、軸部材6の周りに姿勢変更可能なアーム部材7とを備え、アーム部材7が、ロッド部材4に連結されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば森林公園などの散策道に設けられる木柵など、複数の支柱部材と各支柱部材間に配置される横棒部材とが連結されて構成される柵構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、公園などの散策道に設けられる木柵などの柵構造としては、木製の丸太などの複数の支柱部材と木製の横木とが連結されて構成される柵構造が採用されることが多かった。
【0003】
そして、このような支柱部材と木製の横木とが連結されて構成される柵構造を坂道など勾配のある場所に対応させる場合は、図11に示すように、坂道9の勾配に合わせて傾斜させるようにして、支柱部材1に横孔1aを設け、この横孔1aに横棒部材2を通すことにより高低差のある支柱部材1、1と横棒部材2とを連結していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の柵構造では、森林公園の散策道などのように、支柱部材の設置位置の高低差が一様でないような場所に対応して柵を設けようとすると、支柱部材の貫通孔の角度や横棒部材の取り付け角度をそれぞれ変更しなければならず、容易に隣接する複数の支柱部材と支柱部材の間に配される棒状の横棒部材とを連結することができないという問題があった。
【0005】
また、道の屈曲に応じて各横棒部材の方向を変えて繋いでいくような場合も容易に支柱部材と横棒部材とを連結することができないという問題があった。
【0006】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、支柱部材の設置位置にさまざまな高低差があるような場所や曲線に沿って曲がるような場所に対応して、容易にかつ堅固に隣接する複数の支柱部材と支柱部材の間に配される棒状の横棒部材とを連結することができる柵構造を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、隣接する複数の支柱部材と支柱部材の間に配される棒状の横棒部材とが連結具を介して連結される柵構造であって、上記支柱部材は、支柱部材の側面に開口する横孔を有し、上記横棒部材は、横棒部材の長手方向の軸に概ね平行に設けられたスリットを有し、上記連結具は、上記横孔に嵌め込まれて支柱部材に取り付けられるロッド部材と、上記スリットの面に略垂直にスリットを貫通するように横棒部材に取り付けられる軸部材と、横棒部材のスリット内に配置されて、軸部材の周りに姿勢変更可能なアーム部材とを備え、上記アーム部材が、ロッド部材に連結されていることを特徴とする柵構造である。
【0008】
本発明によれば、横棒部材に設けられたアーム部材と支柱部材に設けられたロッド部材とが連結されているとともに、アーム部材が、横棒部材のスリット内に配置されて軸部材の周りに姿勢変更可能であるので、支柱部材の設置位置にさまざまな高低差があるような場所や曲線に沿って曲がるような場所に対応して、アーム部材の姿勢を変更することにより、容易に隣接する支柱部材と横棒部材とを横棒部材で連結することができる。
【0009】
本発明の好ましい態様として、上記アーム部材は、スリットに挿入され、スリット内に配置されて軸部材の周りに回動可能な平板部と、スリットの外部に突出して上記ロッド部材と連結されるアーム部とを有していることが好ましい。
【0010】
この好ましい態様によれば、アーム部材が、スリットに挿入され、スリット内に配置されて軸部材の周りに回動可能な平板部と、スリットの外部に突出して上記ロッド部材と連結されるアーム部とを有しているので、アーム部材のアーム部が横棒部材に対してぐらついたりすることなく、安定した状態で姿勢変更することができる結果、より堅固に隣接する支柱部材と横棒部材とを連結することができる。
【0011】
また、上記アーム部と上記平板部とは、平板部の端部に設けられ、平板部の平面に略垂直なアーム関節軸の周りに互いに回動可能に連結されていることが好ましい。
【0012】
この好ましい態様によれば、アーム部と平板部とが、平板部の端部に設けられたアーム関節軸の周りに互いに回動可能に連結されることにより横棒部材の両方の端部に関節がそれぞれ1つ増えるので、この連結箇所で折り曲げることにより、より滑らかな形状に隣接する支柱部材と横棒部材とを横棒部材で連結することができる。
【0013】
また、上記アーム関節軸は、ボルト部とナット部とを有し、このボルト部とナット部とにより、上記アーム部と上記平板部とが締め込まれて固定されることが好ましい。
【0014】
この好ましい態様によれば、アーム関節軸のボルト部とナット部とにより、アーム部と平板部とが締め込まれて固定されるので、支柱部材に取り付けられた横棒部材の姿勢が安定する。
【0015】
また、上記アーム部のロッド部材側の端部には、アームねじ部が設けられ、このアームねじ部とロッド部材のアーム部材側の端部に設けられたロッドねじ部とを螺合させて締結することにより、アーム部材がロッド部材に連結されるように構成されることが好ましい。
【0016】
この好ましい態様によれば、アーム部のロッド部材側の端部に設けられたアームねじ部とロッド部材のアーム部材側の端部に設けられたロッドねじ部とを螺合させて締結しているので、アーム部材がロッド部材の軸を中心に回動可能となる結果、支柱部材に対して横棒部材の方向を360度自在に変更することができる。
【0017】
また、上記アームねじ部とロッドねじ部とは、アームねじ部に螺合するナット部により固定されることが好ましい。
【0018】
この好ましい態様によれば、アームねじ部に螺合するナット部によりアームねじ部とロッドねじ部とが、固定されるので、支柱部材に取り付けられた横棒部材の姿勢が安定する。
【0019】
また、上記平板部は、円盤状の形状を有していることが好ましい。
【0020】
この好ましい態様によれば、平板部が、円盤状の形状を有しているので、横棒部材に設けるスリットの面積を必要最小限にすることができるとともに、横棒部材に対してアーム部材を円滑に姿勢変更させることができる。
【0021】
また、上記軸部材は、ボルト部とナット部とを有し、このボルト部とナット部とにより、横棒部材の両側面から横棒部材とアーム部材とが締め込まれて、アーム部材が横棒部材に固定されることが好ましい。
【0022】
この好ましい態様によれば、軸部材のボルト部とナット部とにより、横棒部材の両側面から横棒部材とアーム部材とが締め込まれて、アーム部材が横棒部材に固定されるので、アーム部材を横棒部材に対して任意の姿勢に容易に固定することができる。
【0023】
また、上記ロッド部材は、側面に突起を有し、この突起を支柱部材に係止することにより、支柱部材に対するロッド部材の回転を防止することが好ましい。
【0024】
この好ましい態様によれば、ロッド部材の側面に設けた突起が、支柱部材に係止されて支柱部材に対するロッド部材の回転を防止するので、支柱部材においてロッド部材の姿勢が安定する結果、より堅固に隣接する支柱部材と横棒部材とを連結することができる。
【0025】
また、上記突起は、支柱部材の貫通孔にロッド部材が打ち込まれることにより、支柱部材に係止されることが好ましい。
【0026】
この好ましい態様によれば、支柱部材の貫通孔にロッド部材が打ち込まれることによりロッド部材の突起が、支柱部材に係止されるので、簡単な構造で支柱部材においてロッド部材の姿勢を安定させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について詳述する。
【0028】
図1は本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10の概略の構成を示す説明図であり、(a)は、柵構造10の側面図を示している。また、(b)は、柵構造10の平面図を示している。そして、図2は本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10の概略の構成を示す分解斜視図である。
【0029】
図1と図2とを参照して、図示の本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10は、例えば森林公園などの散策道に設けられる木柵など、隣接する複数の支柱部材1と、支柱部材1の間に配される棒状の横棒部材2とが連結具3を介して連結されるものである。
【0030】
上記支柱部材1は、本実施形態では、丸太など、円柱状の木材から構成される部材であり、図示しない散策道の側部に、道に沿って概ね等間隔で略垂直に地面に打ち込まれている。
【0031】
また、上記横棒部材2も、丸太など、円柱状の木材から構成される部材であり、隣接する支柱部材1、1の間に図略の地面に対して概ね平行に横向きに配されている。
【0032】
この複数の支柱部材1と横棒部材2とをさまざまな高低差や曲がりがあるような設置場所に対応して連結するために、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10において、支柱部材1は、支柱部材1の側面に開口する横孔1aを有し、また、横棒部材2は、横棒部材2の長手方向の軸に概ね平行に設けられたスリット5を有している。そして上記連結具3は、横孔1aに嵌め込まれて支柱部材1に取り付けられるロッド部材4と、このスリット5の面に略垂直にスリット5を貫通するように横棒部材2に取り付けられる軸部材6と、横棒部材2のスリット5内に配置されて、軸部材6の周りに姿勢変更可能なアーム部材7とを備え、アーム部材7が、横棒部材2の軸部材6の周りに姿勢変更可能な状態で、ロッド部材4に連結されている。
【0033】
上記ロッド部材4は、鋼鉄製の丸棒を加工したものであり、支柱部材1においてロッド部材4の姿勢を安定させるために、ロッド部材4の側面には突起8が溶接されている。このロッド部材4の突起8は、支柱部材1の横孔1aにロッド部材4が嵌め込まれる際に、支柱部材1の側部1bに打ち込まれて支柱部材1に係止され、ロッド部材4が支柱部材1に対して回転することを防止している。
【0034】
また、上記アーム部材7は、第一の実施の形態に係る柵構造10においては、スリット5内に配置されて軸部材6の周りに回動可能な鋼板製の平板部7aと、スリット5の外部に突出してロッド部材4と連結される鋼鉄製棒材のアーム部7bとが溶接されたものになっている。
【0035】
この平板部7aは、アーム部材7のアーム部7bが横棒部材2に対してぐらついたりすることなく、安定した状態で姿勢変更して、より堅固に支柱部材1と横棒部材2とを連結することができるようにするためのものであり、横棒部材2に設けるスリット5の面積を必要最小限にするとともに、横棒部材2に対してアーム部材7を円滑に姿勢変更させるために、円盤状の形状に形成されている。
【0036】
また、この平板部7aに溶接されたアーム部7bの端部には、アームねじ部7cが設けられており、このアームねじ部7cとロッド部材4の端部に設けられたロッドねじ部4aとを螺合させて締結することにより、アーム部材7がロッド部材4に連結されるように構成されている。
【0037】
上記軸部材6は、スリット5内においてアーム部材7を横棒部材2に対して任意の姿勢に固定するために、ボルト部6aとナット部6bとを有している。そして、このボルト部6aとナット部6bとが、横棒部材2の両側面から横棒部材2とアーム部材7の平板部7aとを締め込むことにより、アーム部材7が横棒部材2に固定される。
【0038】
次に、図3〜図5を参照して、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10の作用について説明する。
【0039】
図3は本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10において平面における方向変更がなく、高低差がある場合の側面図を示している。図4は、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10において平面における方向変更があり、高低差がない場合の側面図を示している。また、図5は、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10において平面における方向変更と高低差の両方がある場合を示しており、(a)は、その場合の側面図を示している。また、(b)は、その場合の平面図をそれぞれ示している。
【0040】
図3を参照して、平面における方向変更がなく、高低差がある場合は、スリット5とアーム部材7の平板部7aが概ね鉛直軸に対して平行になるように、連結具3をロッド部材4に対して取り付けるとともに、横棒部材2が傾斜するように、アーム部材7の平板部7aを横棒部材2に固定することにより、容易にかつ堅固に隣接する支柱部材1と横棒部材2とを連結することができる。
【0041】
また、図4を参照して、平面における方向変更があり、高低差がない場合は、スリット5とアーム部材7の平板部7aが概ね水平になるように、連結具3をロッド部材4に対して取り付けるとともに、横棒部材2が道の方向になるように、アーム部材7の平板部7aを横棒部材2に固定することにより、容易にかつ堅固に隣接する支柱部材1同士を横棒部材2で連結することができる。
【0042】
また、図5を参照して、平面における方向変更と高低差の両方がある場合は、スリット5とアーム部材7の平板部7aが道の方向に傾斜するように、連結具3をロッド部材4に対して取り付けるとともに、横棒部材2が道の方向になり、かつ傾斜するように、アーム部材7の平板部7aを横棒部材2に固定することにより、容易にかつ堅固に隣接する支柱部材1同士を横棒部材2で連結することができる。
【0043】
以上説明したように、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10によれば、横棒部材2に設けられたアーム部材7と、支柱部材1に設けられたロッド部材4とが連結されているとともに、アーム部材7が、横棒部材2のスリット5内に配置されて軸部材6の周りに姿勢変更可能であるので、支柱部材1の設置位置にさまざまな高低差があるような場所や曲線に沿って曲がるような場所に対応して、アーム部材7の姿勢を変更することにより、容易に支柱部材1と横棒部材2とを連結することができる。
【0044】
また、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10によれば、アーム部材7が、スリット5に挿入され、スリット5内に配置されて軸部材6の周りに回動可能な平板部7aと、スリット5の外部に突出してロッド部材4と連結されるアーム部7bとを有しているので、アーム部材7のアーム部7bが横棒部材2に対してぐらついたりすることなく、安定した状態で姿勢変更することができる結果、より堅固に隣接する支柱部材1と横棒部材2とを連結することができる。
【0045】
また、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10によれば、平板部7aが、円盤状の形状を有しているので、横棒部材2に設けるスリット5の面積を必要最小限にすることができるとともに、横棒部材2に対してアーム部材7を円滑に姿勢変更させることができる。
【0046】
また、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10によれば、軸部材6のボルト部6aとナット部6bとにより、横棒部材2の両側面から横棒部材2とアーム部材7とが締め込まれて、アーム部材7が横棒部材2に固定されるので、アーム部材7を横棒部材2に対して任意の姿勢に容易に固定することができる。
【0047】
また、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10によれば、ロッド部材4の側面に設けた突起8が、支柱部材1に係止されて支柱部材1に対するロッド部材4の回転を防止するので、支柱部材1においてロッド部材4の姿勢が安定する結果、より堅固に隣接する支柱部材1と横棒部材2とを連結することができる。
【0048】
また、本発明の第一の実施の形態に係る柵構造10によれば、支柱部材1の横孔1aにロッド部材4が打ち込まれることによりロッド部材4の突起8が、支柱部材1に係止されるので、簡単な構造で支柱部材1においてロッド部材4の姿勢を安定させることができる。
【0049】
次に、図6〜10を参照しながら本発明の第二の実施の形態について詳述する。
【0050】
図6は本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20の概略の構成を示す説明図であり、(a)は、柵構造20の側面図を示している。また、(b)は、柵構造20の平面図を示している。そして、図7は本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20の概略の構成を示す分解斜視図である。
【0051】
以下、第二の実施の形態の説明にあたっては、第一の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳述するものとする。
【0052】
図6と図7とを参照して、図示の本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20においては、横棒部材の端部に関節を追加してより滑らかな形状に隣接する支柱部材1と横棒部材2とを横棒部材2で連結することができるようにするために、平板部7aの平面に略垂直なアーム関節軸7dが平板部7aの端部に設けられている。そして、アーム部7bと平板部7aとは、このアーム関節軸7dの周りに互いに回動可能に連結されている。
【0053】
上記アーム関節軸7dは、支柱部材1に取り付けられた横棒部材2の姿勢を安定させるために、ボルト部7eとナット部7fとを有しており、このボルト部7eとナット部7fとでアーム部7bと平板部7aとを締め込むことにより、アーム部7bと平板部7aとが固定されて支柱部材1に対する横棒部材2の姿勢が安定するように構成されている。なお、ボルト部7eとアーム部7bとの間およびナット部7fと平板部7aとの間にはそれぞれワッシャ7g(図7)が挟持され、アーム部7bと平板部7aとの固着力を増加させて、より横棒部材2の姿勢が安定するように構成されている。
【0054】
また、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20においては、アームねじ部7cとロッドねじ部4aとは、支柱部材1に取り付けられた横棒部材2の姿勢を安定させるために、アームねじ部7cに螺合するナット部7hにより固定されている。また、ナット部7hとロッド部材4との間にはワッシャ7i(図7)が挟持され、アームねじ部7cとロッドねじ部4aとの固着力を増加させて、より横棒部材2の姿勢が安定するように構成されている。
【0055】
また、支柱部材1においてロッド部材4の姿勢を安定させるために、ロッド部材4の側面に溶接されている突起8は、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20においては、第一の実施の形態に係る柵構造10のように板状の細片ではなく、製作が容易で簡単な構造として半球状に肉盛された形状に変更されている。そして、支柱部材1の横孔1aにロッド部材4が嵌め込まれる際に、支柱部材1の側部1bに打ち込まれて支柱部材1に係止され、ロッド部材4が支柱部材1に対して回転することを防止するのは第一の実施の形態に係る柵構造10の突起8と同様である。
【0056】
次に、図8〜図10を参照して、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20の作用について説明する。
【0057】
図8は本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20において平面における方向変更がなく、高低差がある場合の側面図を示している。図9は、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20において平面における方向変更があり、高低差がない場合の側面図を示している。また、図10は、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20において平面における方向変更と高低差の両方がある場合を示しており、(a)は、その場合の側面図を示している。また、(b)は、その場合の平面図をそれぞれ示している。
【0058】
図8を参照して、平面における方向変更がなく、高低差がある場合は、スリット5とアーム部材7の平板部7aが概ね鉛直軸に対して平行になるように、連結具3をロッド部材4に対して取り付ける。そして、横棒部材2が傾斜するように、また、アーム関節軸7dが横棒部材2の端部の略中央に位置するようにアーム部材7の平板部7aを横棒部材2に固定するとともにボルト部7eとナット部7fとでアーム部7bと平板部7aとを締め込んでアーム部7bと平板部7aとを固定する。これにより、容易に、かつ堅固に、また、より滑らかな形状に、隣接する支柱部材1と横棒部材2とを連結することができる。
【0059】
また、図9を参照して、平面における方向変更があり、高低差がない場合は、スリット5とアーム部材7の平板部7aが概ね水平になるように、連結具3をロッド部材4に対して取り付ける。そして、横棒部材2が道の方向になるように、また、アーム関節軸7dが横棒部材2の端部の略中央に位置するようにアーム部材7の平板部7aを横棒部材2に固定するとともにボルト部7eとナット部7fとでアーム部7bと平板部7aとを締め込んでアーム部7bと平板部7aとを固定する。これにより、容易に、かつ堅固に、また、より滑らかな形状に、隣接する支柱部材1同士を横棒部材2で連結することができる。
【0060】
また、図10を参照して、平面における方向変更と高低差の両方がある場合は、スリット5とアーム部材7の平板部7aが道の方向に傾斜するように、連結具3をロッド部材4に対して取り付ける。そして、横棒部材2が道の方向になり、かつ傾斜するように、また、アーム関節軸7dが横棒部材2の端部の略中央に位置するようにアーム部材7の平板部7aを横棒部材2に固定するとともにボルト部7eとナット部7fとでアーム部7bと平板部7aとを締め込んでアーム部7bと平板部7aとを固定する。これにより、容易に、かつ堅固に、また、より滑らかな形状に、隣接する支柱部材1同士を横棒部材2で連結することができる。
【0061】
以上説明したように、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20によれば、アーム部7bと平板部7aとが、平板部7aの端部に設けられたアーム関節軸7dの周りに互いに回動可能に連結されることにより横棒部材2の両方の端部に関節がそれぞれ1つ増えるので、この連結箇所で折り曲げることにより、より滑らかな形状に隣接する支柱部材1と横棒部材2とを横棒部材2で連結することができる。
【0062】
また、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20によれば、アーム関節軸7dのボルト部7eとナット部7fとにより、アーム部7bと平板部7aとが締め込まれて固定されるので、支柱部材1に取り付けられた横棒部材2の姿勢が安定する。
【0063】
また、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20によれば、アーム部7bのロッド部材4側の端部に設けられたアームねじ部7cとロッド部材4のアーム部材7側の端部に設けられたロッドねじ部4aとを螺合させて締結しているので、アーム部材7がロッド部材4の軸を中心に回動可能となる結果、支柱部材1に対して横棒部材2の方向を360度自在に変更することができる。
【0064】
また、本発明の第二の実施の形態に係る柵構造20によれば、アームねじ部7cに螺合するナット部7hによりアームねじ部7cとロッドねじ部4aとが、固定されるので、支柱部材1に取り付けられた横棒部材2の姿勢が安定する。
【0065】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0066】
例えば、柵構造10、20は、必ずしも森林公園などの散策道に設けられる木柵に限定されず、一般道その他において、隣接する複数の支柱部材1と、支柱部材1の間に配される棒状の横棒部材2とが連結具3を介して連結される柵構造10、20であれば、適用可能である。
【0067】
また、支柱部材1と横棒部材2とは、必ずしも丸太など、円柱状の木材から構成される部材である必要はなく、他の材料からなる角柱など、種々の設計変更が可能である。
【0068】
また、支柱部材1の側面に開口する横孔1aは、必ずしも図示のように支柱部材1の幅方向に貫通する形状に限定されない。例えば支柱部材1の両側面もしくは一方の側面に設けられた有底の開口なども採用可能である。
【0069】
また、ロッド部材4も必ずしも図示の形状に限定されない。プラスチック製の角材など、支柱部材1の側面に開口する横孔1aに嵌め込まれて支柱部材1に取り付けられたものであれば、種々の設計変更が可能である。
【0070】
また、アーム部材7も必ずしも図示の形状に限定されない。横棒部材2のスリット5内に配置されて軸部材6の周りに姿勢変更可能で、ロッド部材4に連結することが可能なものであれば、種々の設計変更が可能である。
【0071】
また、アーム部材7とロッド部材4との連結は、必ずしも図示のようにねじ機構に限定されない。アーム部材7が、ロッド部材4に連結される構造であれば、ねじ機構以外の機構による連結も採用可能であるなど、種々の設計変更が可能である。
【0072】
さらに、アーム関節軸7dも必ずしも図示のようにボルト部7eとナット部7fとを有するものである必要はない。横棒部材の端部に関節を追加してより滑らかな形状に隣接する支柱部材1と横棒部材2とを横棒部材2で連結することができるようにするために、平板部7aの端部に平板部7aの平面に略垂直に設けられた軸構造であれば、例えばピン構造でも採用可能であるなど種々の設計変更が可能である。
【0073】
軸部材6も必ずしも図示のようにボルト部6aとナット部6bとを有するものである必要はない。横棒部材2の長手方向の軸に概ね平行に設けられたスリット5の面に略垂直にスリット5を貫通するように横棒部材2に取り付けられるものであり、この軸部材6の周りにアーム部材7が姿勢変更可能であれば、例えば横棒部材2に打ち込まれるピン構造でも採用可能であるなど種々の設計変更が可能である。
【0074】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の柵構造によれば、支柱部材の設置位置にさまざまな高低差があるような場所や曲線に沿って曲がるような場所に対応して、容易にかつ堅固に隣接する複数の支柱部材と支柱部材の間に配される棒状の横棒部材とを連結することができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る柵構造の概略の構成を示す説明図であり、(a)は、柵構造の側面図を示している。また、(b)は、柵構造の平面図をそれぞれ示している。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る柵構造の概略の構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係る柵構造において平面における方向変更がなく、高低差がある場合の側面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態に係る柵構造において平面における方向変更があり、高低差がない場合の平面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態に係る柵構造において平面における方向変更と高低差の両方がある場合を示しており、(a)は、その場合の側面図である。また、(b)は、その場合の平面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係る柵構造の概略の構成を示す説明図であり、(a)は、柵構造の側面図を示している。また、(b)は、柵構造の平面図をそれぞれ示している。
【図7】本発明の第二の実施の形態に係る柵構造の概略の構成を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態に係る柵構造において平面における方向変更がなく、高低差がある場合の側面図である。
【図9】本発明の第二の実施の形態に係る柵構造において平面における方向変更があり、高低差がない場合の平面図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態に係る柵構造において平面における方向変更と高低差の両方がある場合を示しており、(a)は、その場合の側面図である。また、(b)は、その場合の平面図である。
【図11】高低差のある場所に設置される従来の柵構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 支柱部材
1a 横孔
2 横棒部材
3 連結具
4 ロッド部材
4a ロッドねじ部
5 スリット
6 軸部材
6a ボルト部
6b ナット部
7 アーム部材
7a 平板部
7b アーム部
7c アームねじ部
7d アーム関節軸
7e ボルト部
7f、7h ナット部
8 突起
10、20 柵構造

Claims (10)

  1. 隣接する複数の支柱部材と支柱部材の間に配される棒状の横棒部材とが連結具を介して連結される柵構造であって、上記支柱部材は、支柱部材の側面に開口する横孔を有し、上記横棒部材は、横棒部材の長手方向の軸に概ね平行に設けられたスリットを有し、上記連結具は、上記横孔に嵌め込まれて支柱部材に取り付けられるロッド部材と、上記スリットの面に略垂直にスリットを貫通するように横棒部材に取り付けられる軸部材と、横棒部材のスリット内に配置されて、軸部材の周りに姿勢変更可能なアーム部材とを備え、上記アーム部材が、ロッド部材に連結されていることを特徴とする柵構造。
  2. 上記アーム部材は、スリットに挿入され、スリット内に配置されて軸部材の周りに回動可能な平板部と、スリットの外部に突出して上記ロッド部材と連結されるアーム部とを有していることを特徴とする請求項1記載の柵構造。
  3. 上記アーム部と上記平板部とは、平板部の端部に設けられ、平板部の平面に略垂直なアーム関節軸の周りに互いに回動可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の柵構造。
  4. 上記アーム関節軸は、ボルト部とナット部とを有し、このボルト部とナット部とにより、上記アーム部と上記平板部とが締め込まれて固定されることを特徴とする請求項3に記載の柵構造。
  5. 上記アーム部のロッド部材側の端部には、アームねじ部が設けられ、このアームねじ部とロッド部材のアーム部材側の端部に設けられたロッドねじ部とを螺合させて締結することにより、アーム部材がロッド部材に連結されるように構成されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の柵構造。
  6. 上記アームねじ部とロッドねじ部とは、アームねじ部に螺合するナット部により固定されることを特徴とする請求項5に記載の柵構造。
  7. 上記平板部は、概ね円盤状の形状を有していることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の柵構造。
  8. 上記軸部材は、ボルト部とナット部とを有し、このボルト部とナット部とにより、横棒部材の両側面から横棒部材とアーム部材とが締め込まれて、アーム部材が横棒部材に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の柵構造。
  9. 上記ロッド部材は、側面に突起を有し、この突起を支柱部材に係止することにより、支柱部材に対するロッド部材の回転を防止することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の柵構造。
  10. 上記突起は、支柱部材の貫通孔にロッド部材が打ち込まれることにより、支柱部材に係止されることを特徴とする請求項9に記載の柵構造。
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