JP2004159205A - サーバのネットワーク接続システム、方法およびバックプレーン - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを構成するスイッチングハブやケーブルに障害が発生したとき、ネットワークを停止せずに動作させ続けることで、高信頼性を実現する。
【解決手段】複数のサーバ21〜24と複数のスイッチングハブ31,32を搭載可能なバックプレーン1により、ネットワークを重複化する場合、バックプレーン1にバススイッチ131〜134を搭載して、既存のサーバに手を加えずにネットワークの重複化を実現し、低コスト化を可能とする。また、バックプレーン1にバススイッチ131〜134の代わりに切替えスイッチを搭載した場合は、サーバ21〜24に複数のLANコネクタを備える。障害発生時には予備のネットワークに動作を切替えることで、ネットワークを停止せずに継続動作させる。
【選択図】 図10
【解決手段】複数のサーバ21〜24と複数のスイッチングハブ31,32を搭載可能なバックプレーン1により、ネットワークを重複化する場合、バックプレーン1にバススイッチ131〜134を搭載して、既存のサーバに手を加えずにネットワークの重複化を実現し、低コスト化を可能とする。また、バックプレーン1にバススイッチ131〜134の代わりに切替えスイッチを搭載した場合は、サーバ21〜24に複数のLANコネクタを備える。障害発生時には予備のネットワークに動作を切替えることで、ネットワークを停止せずに継続動作させる。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバのネットワーク接続方法およびバックプレーンに関し、特にネットワークの信頼性を高めるバックプレーンによるサーバのネットワーク接続システムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイッチングハブを用い、複数のサーバを接続して構成するネットワーク(以下、A方式と呼ぶ)では、信頼性を高める方法として、まず障害を検出する手段と、どのポートに障害が発生したかを特定する手段を備え、さらに障害が発生したポートを切り離すことにより、正常に稼働中のサーバに影響が無いようにしていた。
また、ネットワークで予備のポートを準備しておき、障害が発生したポートを切り離して、予備のポートに切り替える方法がある。
【0003】
このようなネットワーク接続方式の例としては、例えば特開平11−275128号公報『スイッチングハブ回路』(以下、B方式と呼ぶ)がある。このスイッチングハブは、システムの二重化を行い、故障ノードをネットワークから切り離して、ネットワークの信頼性を向上させるものである。スイッチングハブは、外部のノードに接続される故障検出回路と、故障が検出されると、その旨が通知されるスイッチコントローラと、受信パケットが一時的に格納されるパケットバッファと、複数のテーブルを備えるメモリとから構成される。スイッチコントローラは、メモリ内の受信ポートテーブルと、SAテーブルと、DAテーブルの各情報を基に、パケットバッファに格納されているパケットのアドレスを付替えを行う。これにより、故障ノードへのアドレスが代替ノードのアドレスへ変更される。
【0004】
また、例えば特開平8−263462号公報『相互接続ネットワーク』(以下、C方式と呼ぶ)がある。これは、既に接続されている複数のノードの切断および再接続を要求することなく、ノードの追加を可能にするものである。また、プラグ式ノードカードを受取る一対のバックプレーンを含み、バックプレーンはバックプレーン・コネクタグループを含む。第1のバックプレーンは、バックプレーンコネクタグループ間で第1のサブセットのコネクタ対を相互接続する永久配線を含む。第2のバックプレーンは、バックプレーンコネクタグループ間で第2のサブセットのコネクタ対を相互接続する第2の永久配線を含む。第1の永久配線と第2の永久配線が、コネクタ対の相補サブセットを接続する。
【0005】
また、例えば特開2001−356847号公報『電子システム』(以下、D方式と呼ぶ)がある。これは、ネットワーキング、スイッチング、コンピューティングを行うバックプレーンベースの相互接続システムであって、回路基板を受入れるスロットに接続された複数のトレースを備えたバックプレーンを持っている。バックプレーントレースは、あるスロットから他の全てのスロットへのポイント間接続を形成するように構成されている。また、ハブ回路が各回路パック上に備えられ、回路パックをポイント間接続し、ポイント間接続とハブ回路を介してトラフィックを送信することで通信を行っている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−275128号公報
【特許文献2】
特開平8−263462号公報
【特許文献3】
特開2001−356847号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の接続方法(A方式)では、ネットワークを構築する個々のサーバや、接続しているケーブルに障害が発生した際には対応できるが、スイッチングハブ自体に障害が発生した場合には、ネットワーク全体が停止してしまう。
また、スイッチングハブの障害に対応するために、スイッチングハブを複数台用いてネットワークを重複化する場合は、サーバ側にもLANの口を複数用意する必要があるので、大規模なネットワーク構成になり、コストが高くなってしまう。
【0008】
また、上記B方式では、スイッチングハブがシステムの二重化を行い、故障ノードをネットワークから切り離して、パケットバッファに格納されているパケットのアドレスを付替えを行うことにより、他のノードに接続替えして信頼性の向上を図っている。しかし、システムの二重化をスイッチングハブを複数個設けているわけではなく、1個のスイッチングハブの動作機能により二重化を達成しており、完全な二重化を行ってはいない。
また、上記C方式では、ノードカードを搭載し、内部配線により接続するバックプレーンであるため、バックプレーン内部の構成が簡単であり、それほど高度な機能を発揮していない。
さらに、上記D方式では、バックプレーンが回路基板を接続するための配線のみを施しているだけであって、バックプレーン内部の構成が簡単であるため、高度な機能で完全な二重化は行えず、信頼性に限度がある。
【0009】
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決し、ネットワークに障害が発生した場合でも、ネットワーク全体を停止することなく継続して動作させ続けることができ、完全な二重化を構成することで、高信頼性、低コストなネットワーク接続を実現するサーバのネットワーク接続システム、方法およびバックプレーンを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のバックプレーンは、複数のサーバを搭載するためのサーバ搭載ポートと、複数のスイッチングハブを搭載するためのスイッチングハブ搭載ポートと、前記サーバ搭載ポートと前記スイッチングハブ搭載ポートを接続する配線と、前記サーバ搭載ポートから出ている1本の配線を複数の前記スイッチングハブ搭載ポートに分配するバススイッチを備えている。
【0011】
また、前記バススイッチにより選択され、接続された1台の前記スイッチングハブで構成されたネットワークに障害が発生した場合には、前記バススイッチが前記複数スイッチングハブのうち障害が発生していない1台を選択して接続を切り替える手段を備えている。
【0012】
さらに、前記バススイッチの代わりに、複数台のスイッチングハブの動作を切替えるための切替えスイッチを備えている前記バックプレーンでは、前記複数のスイッチングハブの1台を動作中、残りを待機中として動作させた場合は、動作中のスイッチングハブで構成されるネットワークに障害が発生したならば、待機中のスイッチングハブで構成されるネットワークに切替えることで、継続して動作させる手段を備えている。
【0013】
また、前記複数台のスイッチングハブを常時複数台動作させた場合は、前記複数台のスイッチングハブのうち1台に障害が発生しても、残りのスイッチングハブにより、前記ネットワークを継続して動作させる手段を備えている。
さらに、前記複数台のスイッチングハブに障害部位を特定する手段と、正常に動作しているスイッチングハブで構成されるネットワークを停止することなく、障害が検出されたスイッチングハブで構成されるネットワークを交換できる手段を備えている。
【0014】
上記のように前記スイッチングハブで構成されるネットワークの1つに障害が発生した際にも、前記複数台のスイッチングハブでネットワークを重複に構成しているため、障害が発生していない残りの前記スイッチングハブで構成されるネットワークにより、前記ネットワークを停止せずに動作させることができるので、障害に対処することが可能となる。
【0015】
また、残りのスイッチングハブで動作している間に、障害が発生したスイッチングハブで構成されるネットワークを前記ネットワークから切断し、前記正常動作中のスイッチングハブにより構成されるネットワークを停止することなく、前記障害が発生したスイッチングハブで構成されるネットワークの障害発生部位を特定し、これと交換することで、障害が発生したスイッチングハブのネットワークを復旧する。これにより、常時複数台のスイッチングハブによりネットワークの二重化を実現することができるので、高信頼性を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示すサーバのネットワーク接続を行うバックプレーンのブロック図である。
ここでは、バックプレーンによるサーバのネットワーク接続の一例として、2台のスイッチングハブと4台のサーバを搭載可能なバックプレーンについて説明する。また、第1の実施形態では、サーバの信号の入出力に係るポート数(コネクタ数)を少なくするために、バススイッチ131〜134を用いる場合を示す。
図1において、バックプレーン1は、サーバ搭載ポート111,112,113,114と、スイッチングハブ搭載ポート121,122と、これらのスイッチングハブ搭載ポート121,122を切り替え接続するためのネットワーク監視コントローラ14と、サーバとスイッチングハブの接続先を切替えるバススイッチ131,132,133,134、から構成される。
【0017】
図10は、図1における詳細なバックプレーンの構成図である。
サーバ搭載ポート111〜114にはそれぞれ1個ずつサーバ21〜24が搭載されており、またスイッチングハブ搭載ポート121,122にはそれぞれ1個ずつスイッチングハブ31,32が搭載されている。また、ネットワーク監視コントローラ14の詳細構成として、コントローラ141と、メモリ143と、コントローラ141を一方のスイッチングハブに切り替え接続させるスイッチ142が示されている。
バックプレーン1は、ネットワークを形成する大型の電子システムを構築するために共通基盤として用いられるもので、バックプレーン1のハブにプラグを差し込むことで、構成される各モジュール間に高速の相互接続を実現する。
図1に示すように、第1の実施形態のバックプレーン1は、複数個のサーバ搭載ポート111〜114と、それらにそれぞれ接続される複数個のバススイッチ131〜134と、複数個のスイッチングハブ搭載ポート121,122と、ネットワーク監視コントローラ14用のポートを具備した構造を有している。
【0018】
図2は、本発明によるバックプレーンに搭載する最小構成のサーバの構成図である。
図2において、サーバ21はHDD(Hard Disc Drive)211、CPU212、メモリ213、およびLAN(Local Area Network)ポート(コネクタ)214から構成され、ネットワークを構成する一つのサーバとして動作する。
他のポートへの接続はLANポート21を経由して行われるが、複数のスイッチングハブ搭載ポート121,122の両方に接続する場合には、通常、LANポート21を2個設ける必要がある。この場合、さらに、バススイッチを介して複数のスイッチング搭載ポート121,122の両方に接続すれば、サーバ21のLANポート21は1個でよく、バススイッチのコネクタを2個設ければよい。これにより、既存のサーバの構成に手を加えることなく、ネットワークの重複化を実現できる。なお、他のサーバ22,23,24の構成も、図2に示すサーバ21の構成と同様である。
【0019】
図3は、本発明によるバックプレーンに搭載するスイッチングハブの構成図である。
図3において、スイッチングハブ31はポート3111,3112,3113,3114と、障害検出回路3121,3122,3123,3124と、バッファ3131,3132,3133,3134と、スイッチ回路314、メモリ315、コントローラ316から構成される。ポート数が複数配置されるのは、接続される相手装置が複数存在する場合であって、この場合には、4個のサーバに接続する必要があるため、最低4個のポートが必要であり、図1,図10では、ネットワーク監視コントローラ14にも接続されるので、最低5個のポートが必要である。
【0020】
障害検出回路3121,3122,3123,3124は、ネットワークを構成するサーバ21,22,23,24から各々受信したパケットにネットワーク上の異常が発生していた場合に、その障害を検出し、障害を検出したことと、その障害内容を、コントローラ316に通知する。バッファ3131,3132,3133,3134は、サーバ21,22,23,24から各々受信したパケットを一時的に格納し、パケットを格納したことをコントローラ316に通知する。
【0021】
メモリ315は、MAC(Media Access Control)アドレスとポートの対応表を持ち、どのMACアドレスの機器がどのポート上に接続されているかが管理されている。また、宛先ポートが使用中の場合に、パケットを一旦保存しておく。
その後、ネットワークが空いた時点で、パケットの送信が行われる。コントローラ316は、メモリ315の情報を基にスイッチ回路314へのパス指定をする。また、ポート3111,3112,3113,3114の状態を監視し、ポートが空いていれば送受信を行い、使用中であれば受信したパケットを一旦メモリ315に保存し、ポートが空いた時点で送信を始める制御を行う。
【0022】
障害検出回路3121,3122,3123,3124のいずれかから障害の発生とその障害内容を受けとったならば、コントローラ316はバススイッチ131,132,133,134のいずれかに障害の発生を通知し、その時点でバッファ3131,3132,3133,3134と、メモリ315に保存されているデータを待機中であるスイッチングハブ32に転送する。なお、スイッチングハブ32の構成も、スイッチングハブ31の構成と同様になっている。
【0023】
図4は、本発明におけるバススイッチの構成を示すブロック図である。
図4において、バススイッチ131は、バススイッチ回路41、バススイッチコントローラ42、サーバ接続ポート43、ハブ接続ポート441,442を備える。そして、スイッチングハブ31,32のいずれかから障害発生通知を受け取ったならば、バススイッチコントローラ42は、他のバススイッチ132,133,134にスイッチ切替え通知を発行し、バススイッチ回路41の配線を切替える。また、スイッチングハブ31または32のいずれかで障害が発生した場合には、障害が発生したスイッチングハブで構成されるネットワークを一旦切り離し、正常に動作しているスイッチングハブに接続替えする。これにより、障害発生時には、予備のネットワークに動作を切替えることで、ネットワークを停止させることなく、継続して動作させることができる。なお、他バススイッチ132,133,134もバススイッチ131の構成と同様になっている。
【0024】
次に、図1のバックプレーン1によりサーバをネットワーク接続して動作させていた際に、スイッチングハブに障害が発生した場合の動作を説明する。
図5は、スイッチングハブの障害時の動作フローチャートである。
通常動作時は、スイッチングハブ31の状態をネットワーク監視コントローラ14が監視する(ステップS51)。ネットワーク監視コントローラ14は、スイッチングハブ内の障害検出回路3121,3122,3123,3124のどれか一つでのみ障害を検出した場合、ポート固有の障害(すなわち、そのポートに接続されているネットワーク上の障害)であると判定し(ステップS52、S53)、コントローラ316が障害を検出したポート切離し、切離されたポートが受信したパケットはすべて破棄する(ステップS54)。なお、障害が複数のポートで発生している場合には、そのポートを具備しているスイッチングハブの障害であると判断する(後述)。
【0025】
コントローラ316は、予備のポートに接続されていたサーバをネットワークに組み込む(ステップS55)。切離されたポートに宛てたパケットは、コントローラ316で宛先を予備のポートに付け替えて送信する(ステップS56)。
以上の動作により、正常動作中のサーバには、ポートが切替わったことを通知する必要はなく、障害が発生したポートを予備のポートに切替えることができる。また、ネットワーク監視コントローラ14は、障害検出回路3121,3122,3123,3124の複数で障害が検出された場合、スイッチングハブ31で障害が発生したと判定する(ステップS52、S53)。
【0026】
この時、サーバ21,22,23,24ではスイッチングハブが応答しないため、通信はタイムアウトしてしまい、リトライされ続ける状態になっている。
この状態を解消するために、ネットワーク監視コントローラ14は、障害が発生したスイッチングハブ31からコントローラ141が障害通知を受けることにより、メモリに格納されているデータの転送を受け取り、メモリ143に一旦格納した後、スイッチ142を切り替えて、メモリ143内のデータを他方のスイッチングハブ32に転送する。そして、バススイッチ131〜134に通知をして、同期をとることによりバススイッチ131,132,133,134の接続をスイッチングハブ31から32へ一斉に切替える(ステップS57)。サーバ21,22,23,24には接続が切替わったことが分からずに、リトライされていた通信を継続して出し続けるので、スイッチングハブ32により、サーバ21,22,23,24間の通信を再開することができる。
【0027】
その後、スイッチングハブ32の動作に影響を与えることなく、スイッチングハブ31を交換する(ステップS58)。スイッチングハブ31の交換が終わったならば、スイッチングハブ31を待機中のスイッチングハブとして待機させる。このように、上記の構成とすることで、ポート個別の障害にも、またスイッチングハブ自体の障害にも、それぞれ対応してネットワークの二重化を実現でき、高信頼性を可能とする。
【0028】
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態によるサーバのネットワーク接続を行うバックプレーンの別の構成図である。
第2の実施形態では、バックプレーン6にバススイッチ131〜134の代りに切替えスイッチ63を搭載した場合であって、サーバに複数のLANポート(コネクタ)を備えることにより、ネットワークを停止することなく継続して動作させることができる。LANポートを複数備える必要があるため、既存のサーバに手を加える必要があるが、切替えスイッチ63のみを備えるだけで、バススイッチ131〜134やネットワーク監視コントローラ14が不要になる。
図6において、バックプレーン6は、サーバ搭載ポート611,612,613,614と、スイッチングハブ搭載ポート621,622と、2台のスイッチングハブの動作を切替える切替えスイッチ63から構成される。
【0029】
図11は、図6におけるサーバ搭載ポートに1個のサーバを、スイッチングハブ搭載ポートに1個のスイッチングハブを、それぞれ搭載させた詳細図である。
バックプレーン6は、複数(ここでは4個)のサーバ搭載ポート611〜614と、複数(ここでは2個)のスイッチングハブ搭載ポート621,622と、切替えスイッチ63を搭載するコネクタと、スイッチングハブ搭載ポート621,622とサーバ搭載ポート611〜614の各ポート間を接続するネットワークとを具備している。
サーバ搭載ポート611〜614には、それぞれ1個ずつサーバ71〜74が搭載され、スイッチングハブ搭載ポート621,622には、それぞれ1個ずつスイッチングハブ31,32が搭載される。切替えスイッチ63は、一方のスイッチングハブ搭載ポートから他方のスイッチングハブ搭載ポートにデータを転送するためのバス631と、障害が発生したスイッチングハブ搭載ポートからの障害通知を受け取るコントローラ630とを備えている。
【0030】
図7は、図11のバックプレーン6に搭載されるサーバ71の構成を示すブロック図である。
図7において、サーバ71はHDD711、CPU712、メモリ713と、2つのLAN(Local Area Network)ポート(コネクタ)7141,7142から構成され、ネットワークを構成する一つのサーバとして動作する。2つのLANポート7141,7142は、それぞれスイッチングハブ31,32に接続されている。なお、他のサーバ72,73,74の構成も、サーバ71の構成と同様になっている。
【0031】
次に、バックプレーン6によるネットワーク接続において、スイッチングハブ31を動作中、スイッチングハブ32を待機中としてネットワークを動作させていた際に障害が発生した場合の動作を説明する。
図8は、図6、図11における障害時の動作フローチャートである。
まず、図3に示すスイッチングハブ31の障害検出回路3121、3122、3123、3124のいずれかが障害を検出し、コントローラ316に障害の発生と障害内容を通知する(ステップS81)。通知を受けたコントローラ316は、切替えスイッチ63に障害の発生と障害内容を通知する(ステップS82)。すなわち、図11のスイッチングハブ31は、切替えスイッチ63のスイッチ632を介してコントローラ630に対して障害の発生と障害内容を通知する。
【0032】
また、図3に示すバッファ3131、3132、3133、3134と、メモリ315に保存されているデータを、スイッチングハブ32に転送する(ステップS83)。すなわち、図11のネットワーク631を経由してスイッチングハブ31からスイッチングハブ32に保存データを転送する。
スイッチングハブ32は、それぞれ対応するバッファとメモリにデータを格納し、準備ができたことを切替えスイッチ63に通知する(ステップS84)。切替えスイッチ63が、スイッチングハブ32から準備完了の通知を受け取ったならば、ネットワークの動作をスイッチングハブ31からスイッチングハブ32に切替える(ステップS85)。
【0033】
スイッチングハブ32は、動作が切替わったことを各サーバ71,72,73,74に通知する(ステップS86)。各サーバ71,72,73,74は、スイッチングハブ32に接続されているLANポートに動作を切替える(ステップS87)。切替えが正常に終了したならば、スイッチングハブ31の動作を停止させる(ステップS88)。その後、切替えスイッチ63に通知された障害情報より、障害発生個所の特定する(ステップS89)。障害発生個所を特定した後、停止させているスイッチングハブで構成されるネットワークの障害発生個所を交換する(ステップS8a)。
【0034】
この時、動作中のスイッチングハブで構成されるネットワークには、何の影響も与えない。障害発生個所の交換が終わったならば、スイッチングハブ31を動作させ、スイッチングハブ31を待機中のスイッチングハブとして待機させる(ステップS8b)。これにより、常時、動作中と待機中の2台のスイッチングハブによりネットワークを二重に構成することができるので、ネットワーク全体の高信頼性を実現できる。
【0035】
(第3の実施形態)
次に、バックプレーン6によるネットワーク接続において、スイッチングハブ31とスイッチングハブ32の2台を両方動作させてネットワークを動作させていた際に、障害が発生した場合の動作を説明する。すなわち、第3の実施形態は、完全な重複動作による高信頼化の実現を示すものである。
図9は、本発明の第3の実施形態を示す重複動作の障害時の動作フローチャートである。
正常動作中は、図7に示すサーバ71のLANポート7141,7142から同じパケットをスイッチングハブ31,32に送信する(ステップS91)。各サーバ72,73,74も同様の動作をする。
【0036】
スイッチングハブ31で構成されるネットワークに障害が発生すると、障害が発生したスイッチングハブ31の障害検出回路3121、3122、3123、3124のいずれかが障害を検出し、コントローラ316に障害の発生と障害内容を通知する(ステップS92)。通知を受けたコントローラ316は、各サーバ71,72,73,74にスイッチングハブ31で障害が発生したことを通知する(ステップS93)。
【0037】
通知を受けたサーバ71は、LANポート7141からパケットの送信をやめLANポート7141を閉じる(ステップS94)。各サーバ72,73,74も同様の動作をする。同時に、スイッチングハブ31の動作を停止する(ステップS95)。コントローラ316に通知された障害情報より、障害発生部位の特定をする(ステップS96)。障害発生部位を特定した後、停止させているスイッチングハブ31で構成されるネットワークの障害発生個所を交換する(ステップS97)。この時、動作中のスイッチングハブで構成されるネットワークには、何の影響も与えない。障害発生個所の交換が終わったならば、スイッチングハブ31を動作させ、スイッチングハブ32に動作を再開したことを切替えスイッチ63を経由して通知する(ステップS98)。
【0038】
スイッチングハブ32は、各サーバ71,72,73,74に、スイッチングハブ31が動作を再開したことを通知する(ステップS99)。各サーバ71,72,73,74は、LANポート7141を開き、パケットの送信を再開する(ステップS9a)。これにより、常時、2台のスイッチングハブによりネットワークを二重に構成することができるので、ネットワーク全体の高信頼性を実現できる。
なお、本実施形態では、2台のスイッチングハブと4台のサーバを搭載可能なバックプレーンの例について説明したが、スイッチングハブを2台以上に、サーバを4台以上に増やした場合でも、全く同様の処理により、ネットワークの高信頼性を実現できる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動作中のネットワークに障害発生後も、ネットワークを切替えることで、継続して動作させることが可能である。
【0040】
さらに、ネットワークを停止することなく、障害発生部位を交換することにより、常時、複数台のスイッチングハブでネットワークを重複に構成できるので、高信頼性を実現できる。
【0041】
また、ネットワークを重複に構成することで、サーバに複数のLANポートを必要としないため、サーバの設定を単純化でき、低コストでネットワークを構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すバックプレーンの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるスイッチングハブの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるバススイッチの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態において障害が発生した際の動作フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すバックプレーンの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態において障害が発生した際の動作フローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態において障害が発生した際の動作フローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態を示すバックプレーンにサーバおよびスイッチングハブを搭載した場合のブロック構成図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示すバックプレーンにサーバおよびスイッチングハブを搭載した場合のブロック構成図である。
【符号の説明】
1:バックプレーン
111,112,113,114:サーバ搭載ポート
121,122:スイッチングハブ搭載ポート
131,132,133,134:バススイッチ
14:ネットワーク監視コントローラ
141:コントローラ
142:スイッチ
143:メモリ
21,22,23,24:サーバ
211:HDD
212:CPU
213:メモリ
214:LANコネクタ
31,32:スイッチングハブ
3111,3112,3113,3114:ポート
3121,3122,3123,3124:障害検出回路
3131,3123,3133,3134:バッファ
314:スイッチ回路
315:スイッチメモリ
316:コントローラ
41:バススイッチ回路
42:バススイッチコントローラ
43:サーバ接続ポート
441,442:ハブ接続ポート
6:バックプレーン
611,612,613,614:サーバ搭載ポート
621,622:スイッチングハブ搭載ポート
63:切替えスイッチ
630:コントローラ
631:転送バス
632:スイッチ
71,72,73,74:サーバ
711:HDD
712:CPU
713:メモリ
7141,7142:LANコネクタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバのネットワーク接続方法およびバックプレーンに関し、特にネットワークの信頼性を高めるバックプレーンによるサーバのネットワーク接続システムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイッチングハブを用い、複数のサーバを接続して構成するネットワーク(以下、A方式と呼ぶ)では、信頼性を高める方法として、まず障害を検出する手段と、どのポートに障害が発生したかを特定する手段を備え、さらに障害が発生したポートを切り離すことにより、正常に稼働中のサーバに影響が無いようにしていた。
また、ネットワークで予備のポートを準備しておき、障害が発生したポートを切り離して、予備のポートに切り替える方法がある。
【0003】
このようなネットワーク接続方式の例としては、例えば特開平11−275128号公報『スイッチングハブ回路』(以下、B方式と呼ぶ)がある。このスイッチングハブは、システムの二重化を行い、故障ノードをネットワークから切り離して、ネットワークの信頼性を向上させるものである。スイッチングハブは、外部のノードに接続される故障検出回路と、故障が検出されると、その旨が通知されるスイッチコントローラと、受信パケットが一時的に格納されるパケットバッファと、複数のテーブルを備えるメモリとから構成される。スイッチコントローラは、メモリ内の受信ポートテーブルと、SAテーブルと、DAテーブルの各情報を基に、パケットバッファに格納されているパケットのアドレスを付替えを行う。これにより、故障ノードへのアドレスが代替ノードのアドレスへ変更される。
【0004】
また、例えば特開平8−263462号公報『相互接続ネットワーク』(以下、C方式と呼ぶ)がある。これは、既に接続されている複数のノードの切断および再接続を要求することなく、ノードの追加を可能にするものである。また、プラグ式ノードカードを受取る一対のバックプレーンを含み、バックプレーンはバックプレーン・コネクタグループを含む。第1のバックプレーンは、バックプレーンコネクタグループ間で第1のサブセットのコネクタ対を相互接続する永久配線を含む。第2のバックプレーンは、バックプレーンコネクタグループ間で第2のサブセットのコネクタ対を相互接続する第2の永久配線を含む。第1の永久配線と第2の永久配線が、コネクタ対の相補サブセットを接続する。
【0005】
また、例えば特開2001−356847号公報『電子システム』(以下、D方式と呼ぶ)がある。これは、ネットワーキング、スイッチング、コンピューティングを行うバックプレーンベースの相互接続システムであって、回路基板を受入れるスロットに接続された複数のトレースを備えたバックプレーンを持っている。バックプレーントレースは、あるスロットから他の全てのスロットへのポイント間接続を形成するように構成されている。また、ハブ回路が各回路パック上に備えられ、回路パックをポイント間接続し、ポイント間接続とハブ回路を介してトラフィックを送信することで通信を行っている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−275128号公報
【特許文献2】
特開平8−263462号公報
【特許文献3】
特開2001−356847号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の接続方法(A方式)では、ネットワークを構築する個々のサーバや、接続しているケーブルに障害が発生した際には対応できるが、スイッチングハブ自体に障害が発生した場合には、ネットワーク全体が停止してしまう。
また、スイッチングハブの障害に対応するために、スイッチングハブを複数台用いてネットワークを重複化する場合は、サーバ側にもLANの口を複数用意する必要があるので、大規模なネットワーク構成になり、コストが高くなってしまう。
【0008】
また、上記B方式では、スイッチングハブがシステムの二重化を行い、故障ノードをネットワークから切り離して、パケットバッファに格納されているパケットのアドレスを付替えを行うことにより、他のノードに接続替えして信頼性の向上を図っている。しかし、システムの二重化をスイッチングハブを複数個設けているわけではなく、1個のスイッチングハブの動作機能により二重化を達成しており、完全な二重化を行ってはいない。
また、上記C方式では、ノードカードを搭載し、内部配線により接続するバックプレーンであるため、バックプレーン内部の構成が簡単であり、それほど高度な機能を発揮していない。
さらに、上記D方式では、バックプレーンが回路基板を接続するための配線のみを施しているだけであって、バックプレーン内部の構成が簡単であるため、高度な機能で完全な二重化は行えず、信頼性に限度がある。
【0009】
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決し、ネットワークに障害が発生した場合でも、ネットワーク全体を停止することなく継続して動作させ続けることができ、完全な二重化を構成することで、高信頼性、低コストなネットワーク接続を実現するサーバのネットワーク接続システム、方法およびバックプレーンを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のバックプレーンは、複数のサーバを搭載するためのサーバ搭載ポートと、複数のスイッチングハブを搭載するためのスイッチングハブ搭載ポートと、前記サーバ搭載ポートと前記スイッチングハブ搭載ポートを接続する配線と、前記サーバ搭載ポートから出ている1本の配線を複数の前記スイッチングハブ搭載ポートに分配するバススイッチを備えている。
【0011】
また、前記バススイッチにより選択され、接続された1台の前記スイッチングハブで構成されたネットワークに障害が発生した場合には、前記バススイッチが前記複数スイッチングハブのうち障害が発生していない1台を選択して接続を切り替える手段を備えている。
【0012】
さらに、前記バススイッチの代わりに、複数台のスイッチングハブの動作を切替えるための切替えスイッチを備えている前記バックプレーンでは、前記複数のスイッチングハブの1台を動作中、残りを待機中として動作させた場合は、動作中のスイッチングハブで構成されるネットワークに障害が発生したならば、待機中のスイッチングハブで構成されるネットワークに切替えることで、継続して動作させる手段を備えている。
【0013】
また、前記複数台のスイッチングハブを常時複数台動作させた場合は、前記複数台のスイッチングハブのうち1台に障害が発生しても、残りのスイッチングハブにより、前記ネットワークを継続して動作させる手段を備えている。
さらに、前記複数台のスイッチングハブに障害部位を特定する手段と、正常に動作しているスイッチングハブで構成されるネットワークを停止することなく、障害が検出されたスイッチングハブで構成されるネットワークを交換できる手段を備えている。
【0014】
上記のように前記スイッチングハブで構成されるネットワークの1つに障害が発生した際にも、前記複数台のスイッチングハブでネットワークを重複に構成しているため、障害が発生していない残りの前記スイッチングハブで構成されるネットワークにより、前記ネットワークを停止せずに動作させることができるので、障害に対処することが可能となる。
【0015】
また、残りのスイッチングハブで動作している間に、障害が発生したスイッチングハブで構成されるネットワークを前記ネットワークから切断し、前記正常動作中のスイッチングハブにより構成されるネットワークを停止することなく、前記障害が発生したスイッチングハブで構成されるネットワークの障害発生部位を特定し、これと交換することで、障害が発生したスイッチングハブのネットワークを復旧する。これにより、常時複数台のスイッチングハブによりネットワークの二重化を実現することができるので、高信頼性を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示すサーバのネットワーク接続を行うバックプレーンのブロック図である。
ここでは、バックプレーンによるサーバのネットワーク接続の一例として、2台のスイッチングハブと4台のサーバを搭載可能なバックプレーンについて説明する。また、第1の実施形態では、サーバの信号の入出力に係るポート数(コネクタ数)を少なくするために、バススイッチ131〜134を用いる場合を示す。
図1において、バックプレーン1は、サーバ搭載ポート111,112,113,114と、スイッチングハブ搭載ポート121,122と、これらのスイッチングハブ搭載ポート121,122を切り替え接続するためのネットワーク監視コントローラ14と、サーバとスイッチングハブの接続先を切替えるバススイッチ131,132,133,134、から構成される。
【0017】
図10は、図1における詳細なバックプレーンの構成図である。
サーバ搭載ポート111〜114にはそれぞれ1個ずつサーバ21〜24が搭載されており、またスイッチングハブ搭載ポート121,122にはそれぞれ1個ずつスイッチングハブ31,32が搭載されている。また、ネットワーク監視コントローラ14の詳細構成として、コントローラ141と、メモリ143と、コントローラ141を一方のスイッチングハブに切り替え接続させるスイッチ142が示されている。
バックプレーン1は、ネットワークを形成する大型の電子システムを構築するために共通基盤として用いられるもので、バックプレーン1のハブにプラグを差し込むことで、構成される各モジュール間に高速の相互接続を実現する。
図1に示すように、第1の実施形態のバックプレーン1は、複数個のサーバ搭載ポート111〜114と、それらにそれぞれ接続される複数個のバススイッチ131〜134と、複数個のスイッチングハブ搭載ポート121,122と、ネットワーク監視コントローラ14用のポートを具備した構造を有している。
【0018】
図2は、本発明によるバックプレーンに搭載する最小構成のサーバの構成図である。
図2において、サーバ21はHDD(Hard Disc Drive)211、CPU212、メモリ213、およびLAN(Local Area Network)ポート(コネクタ)214から構成され、ネットワークを構成する一つのサーバとして動作する。
他のポートへの接続はLANポート21を経由して行われるが、複数のスイッチングハブ搭載ポート121,122の両方に接続する場合には、通常、LANポート21を2個設ける必要がある。この場合、さらに、バススイッチを介して複数のスイッチング搭載ポート121,122の両方に接続すれば、サーバ21のLANポート21は1個でよく、バススイッチのコネクタを2個設ければよい。これにより、既存のサーバの構成に手を加えることなく、ネットワークの重複化を実現できる。なお、他のサーバ22,23,24の構成も、図2に示すサーバ21の構成と同様である。
【0019】
図3は、本発明によるバックプレーンに搭載するスイッチングハブの構成図である。
図3において、スイッチングハブ31はポート3111,3112,3113,3114と、障害検出回路3121,3122,3123,3124と、バッファ3131,3132,3133,3134と、スイッチ回路314、メモリ315、コントローラ316から構成される。ポート数が複数配置されるのは、接続される相手装置が複数存在する場合であって、この場合には、4個のサーバに接続する必要があるため、最低4個のポートが必要であり、図1,図10では、ネットワーク監視コントローラ14にも接続されるので、最低5個のポートが必要である。
【0020】
障害検出回路3121,3122,3123,3124は、ネットワークを構成するサーバ21,22,23,24から各々受信したパケットにネットワーク上の異常が発生していた場合に、その障害を検出し、障害を検出したことと、その障害内容を、コントローラ316に通知する。バッファ3131,3132,3133,3134は、サーバ21,22,23,24から各々受信したパケットを一時的に格納し、パケットを格納したことをコントローラ316に通知する。
【0021】
メモリ315は、MAC(Media Access Control)アドレスとポートの対応表を持ち、どのMACアドレスの機器がどのポート上に接続されているかが管理されている。また、宛先ポートが使用中の場合に、パケットを一旦保存しておく。
その後、ネットワークが空いた時点で、パケットの送信が行われる。コントローラ316は、メモリ315の情報を基にスイッチ回路314へのパス指定をする。また、ポート3111,3112,3113,3114の状態を監視し、ポートが空いていれば送受信を行い、使用中であれば受信したパケットを一旦メモリ315に保存し、ポートが空いた時点で送信を始める制御を行う。
【0022】
障害検出回路3121,3122,3123,3124のいずれかから障害の発生とその障害内容を受けとったならば、コントローラ316はバススイッチ131,132,133,134のいずれかに障害の発生を通知し、その時点でバッファ3131,3132,3133,3134と、メモリ315に保存されているデータを待機中であるスイッチングハブ32に転送する。なお、スイッチングハブ32の構成も、スイッチングハブ31の構成と同様になっている。
【0023】
図4は、本発明におけるバススイッチの構成を示すブロック図である。
図4において、バススイッチ131は、バススイッチ回路41、バススイッチコントローラ42、サーバ接続ポート43、ハブ接続ポート441,442を備える。そして、スイッチングハブ31,32のいずれかから障害発生通知を受け取ったならば、バススイッチコントローラ42は、他のバススイッチ132,133,134にスイッチ切替え通知を発行し、バススイッチ回路41の配線を切替える。また、スイッチングハブ31または32のいずれかで障害が発生した場合には、障害が発生したスイッチングハブで構成されるネットワークを一旦切り離し、正常に動作しているスイッチングハブに接続替えする。これにより、障害発生時には、予備のネットワークに動作を切替えることで、ネットワークを停止させることなく、継続して動作させることができる。なお、他バススイッチ132,133,134もバススイッチ131の構成と同様になっている。
【0024】
次に、図1のバックプレーン1によりサーバをネットワーク接続して動作させていた際に、スイッチングハブに障害が発生した場合の動作を説明する。
図5は、スイッチングハブの障害時の動作フローチャートである。
通常動作時は、スイッチングハブ31の状態をネットワーク監視コントローラ14が監視する(ステップS51)。ネットワーク監視コントローラ14は、スイッチングハブ内の障害検出回路3121,3122,3123,3124のどれか一つでのみ障害を検出した場合、ポート固有の障害(すなわち、そのポートに接続されているネットワーク上の障害)であると判定し(ステップS52、S53)、コントローラ316が障害を検出したポート切離し、切離されたポートが受信したパケットはすべて破棄する(ステップS54)。なお、障害が複数のポートで発生している場合には、そのポートを具備しているスイッチングハブの障害であると判断する(後述)。
【0025】
コントローラ316は、予備のポートに接続されていたサーバをネットワークに組み込む(ステップS55)。切離されたポートに宛てたパケットは、コントローラ316で宛先を予備のポートに付け替えて送信する(ステップS56)。
以上の動作により、正常動作中のサーバには、ポートが切替わったことを通知する必要はなく、障害が発生したポートを予備のポートに切替えることができる。また、ネットワーク監視コントローラ14は、障害検出回路3121,3122,3123,3124の複数で障害が検出された場合、スイッチングハブ31で障害が発生したと判定する(ステップS52、S53)。
【0026】
この時、サーバ21,22,23,24ではスイッチングハブが応答しないため、通信はタイムアウトしてしまい、リトライされ続ける状態になっている。
この状態を解消するために、ネットワーク監視コントローラ14は、障害が発生したスイッチングハブ31からコントローラ141が障害通知を受けることにより、メモリに格納されているデータの転送を受け取り、メモリ143に一旦格納した後、スイッチ142を切り替えて、メモリ143内のデータを他方のスイッチングハブ32に転送する。そして、バススイッチ131〜134に通知をして、同期をとることによりバススイッチ131,132,133,134の接続をスイッチングハブ31から32へ一斉に切替える(ステップS57)。サーバ21,22,23,24には接続が切替わったことが分からずに、リトライされていた通信を継続して出し続けるので、スイッチングハブ32により、サーバ21,22,23,24間の通信を再開することができる。
【0027】
その後、スイッチングハブ32の動作に影響を与えることなく、スイッチングハブ31を交換する(ステップS58)。スイッチングハブ31の交換が終わったならば、スイッチングハブ31を待機中のスイッチングハブとして待機させる。このように、上記の構成とすることで、ポート個別の障害にも、またスイッチングハブ自体の障害にも、それぞれ対応してネットワークの二重化を実現でき、高信頼性を可能とする。
【0028】
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態によるサーバのネットワーク接続を行うバックプレーンの別の構成図である。
第2の実施形態では、バックプレーン6にバススイッチ131〜134の代りに切替えスイッチ63を搭載した場合であって、サーバに複数のLANポート(コネクタ)を備えることにより、ネットワークを停止することなく継続して動作させることができる。LANポートを複数備える必要があるため、既存のサーバに手を加える必要があるが、切替えスイッチ63のみを備えるだけで、バススイッチ131〜134やネットワーク監視コントローラ14が不要になる。
図6において、バックプレーン6は、サーバ搭載ポート611,612,613,614と、スイッチングハブ搭載ポート621,622と、2台のスイッチングハブの動作を切替える切替えスイッチ63から構成される。
【0029】
図11は、図6におけるサーバ搭載ポートに1個のサーバを、スイッチングハブ搭載ポートに1個のスイッチングハブを、それぞれ搭載させた詳細図である。
バックプレーン6は、複数(ここでは4個)のサーバ搭載ポート611〜614と、複数(ここでは2個)のスイッチングハブ搭載ポート621,622と、切替えスイッチ63を搭載するコネクタと、スイッチングハブ搭載ポート621,622とサーバ搭載ポート611〜614の各ポート間を接続するネットワークとを具備している。
サーバ搭載ポート611〜614には、それぞれ1個ずつサーバ71〜74が搭載され、スイッチングハブ搭載ポート621,622には、それぞれ1個ずつスイッチングハブ31,32が搭載される。切替えスイッチ63は、一方のスイッチングハブ搭載ポートから他方のスイッチングハブ搭載ポートにデータを転送するためのバス631と、障害が発生したスイッチングハブ搭載ポートからの障害通知を受け取るコントローラ630とを備えている。
【0030】
図7は、図11のバックプレーン6に搭載されるサーバ71の構成を示すブロック図である。
図7において、サーバ71はHDD711、CPU712、メモリ713と、2つのLAN(Local Area Network)ポート(コネクタ)7141,7142から構成され、ネットワークを構成する一つのサーバとして動作する。2つのLANポート7141,7142は、それぞれスイッチングハブ31,32に接続されている。なお、他のサーバ72,73,74の構成も、サーバ71の構成と同様になっている。
【0031】
次に、バックプレーン6によるネットワーク接続において、スイッチングハブ31を動作中、スイッチングハブ32を待機中としてネットワークを動作させていた際に障害が発生した場合の動作を説明する。
図8は、図6、図11における障害時の動作フローチャートである。
まず、図3に示すスイッチングハブ31の障害検出回路3121、3122、3123、3124のいずれかが障害を検出し、コントローラ316に障害の発生と障害内容を通知する(ステップS81)。通知を受けたコントローラ316は、切替えスイッチ63に障害の発生と障害内容を通知する(ステップS82)。すなわち、図11のスイッチングハブ31は、切替えスイッチ63のスイッチ632を介してコントローラ630に対して障害の発生と障害内容を通知する。
【0032】
また、図3に示すバッファ3131、3132、3133、3134と、メモリ315に保存されているデータを、スイッチングハブ32に転送する(ステップS83)。すなわち、図11のネットワーク631を経由してスイッチングハブ31からスイッチングハブ32に保存データを転送する。
スイッチングハブ32は、それぞれ対応するバッファとメモリにデータを格納し、準備ができたことを切替えスイッチ63に通知する(ステップS84)。切替えスイッチ63が、スイッチングハブ32から準備完了の通知を受け取ったならば、ネットワークの動作をスイッチングハブ31からスイッチングハブ32に切替える(ステップS85)。
【0033】
スイッチングハブ32は、動作が切替わったことを各サーバ71,72,73,74に通知する(ステップS86)。各サーバ71,72,73,74は、スイッチングハブ32に接続されているLANポートに動作を切替える(ステップS87)。切替えが正常に終了したならば、スイッチングハブ31の動作を停止させる(ステップS88)。その後、切替えスイッチ63に通知された障害情報より、障害発生個所の特定する(ステップS89)。障害発生個所を特定した後、停止させているスイッチングハブで構成されるネットワークの障害発生個所を交換する(ステップS8a)。
【0034】
この時、動作中のスイッチングハブで構成されるネットワークには、何の影響も与えない。障害発生個所の交換が終わったならば、スイッチングハブ31を動作させ、スイッチングハブ31を待機中のスイッチングハブとして待機させる(ステップS8b)。これにより、常時、動作中と待機中の2台のスイッチングハブによりネットワークを二重に構成することができるので、ネットワーク全体の高信頼性を実現できる。
【0035】
(第3の実施形態)
次に、バックプレーン6によるネットワーク接続において、スイッチングハブ31とスイッチングハブ32の2台を両方動作させてネットワークを動作させていた際に、障害が発生した場合の動作を説明する。すなわち、第3の実施形態は、完全な重複動作による高信頼化の実現を示すものである。
図9は、本発明の第3の実施形態を示す重複動作の障害時の動作フローチャートである。
正常動作中は、図7に示すサーバ71のLANポート7141,7142から同じパケットをスイッチングハブ31,32に送信する(ステップS91)。各サーバ72,73,74も同様の動作をする。
【0036】
スイッチングハブ31で構成されるネットワークに障害が発生すると、障害が発生したスイッチングハブ31の障害検出回路3121、3122、3123、3124のいずれかが障害を検出し、コントローラ316に障害の発生と障害内容を通知する(ステップS92)。通知を受けたコントローラ316は、各サーバ71,72,73,74にスイッチングハブ31で障害が発生したことを通知する(ステップS93)。
【0037】
通知を受けたサーバ71は、LANポート7141からパケットの送信をやめLANポート7141を閉じる(ステップS94)。各サーバ72,73,74も同様の動作をする。同時に、スイッチングハブ31の動作を停止する(ステップS95)。コントローラ316に通知された障害情報より、障害発生部位の特定をする(ステップS96)。障害発生部位を特定した後、停止させているスイッチングハブ31で構成されるネットワークの障害発生個所を交換する(ステップS97)。この時、動作中のスイッチングハブで構成されるネットワークには、何の影響も与えない。障害発生個所の交換が終わったならば、スイッチングハブ31を動作させ、スイッチングハブ32に動作を再開したことを切替えスイッチ63を経由して通知する(ステップS98)。
【0038】
スイッチングハブ32は、各サーバ71,72,73,74に、スイッチングハブ31が動作を再開したことを通知する(ステップS99)。各サーバ71,72,73,74は、LANポート7141を開き、パケットの送信を再開する(ステップS9a)。これにより、常時、2台のスイッチングハブによりネットワークを二重に構成することができるので、ネットワーク全体の高信頼性を実現できる。
なお、本実施形態では、2台のスイッチングハブと4台のサーバを搭載可能なバックプレーンの例について説明したが、スイッチングハブを2台以上に、サーバを4台以上に増やした場合でも、全く同様の処理により、ネットワークの高信頼性を実現できる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動作中のネットワークに障害発生後も、ネットワークを切替えることで、継続して動作させることが可能である。
【0040】
さらに、ネットワークを停止することなく、障害発生部位を交換することにより、常時、複数台のスイッチングハブでネットワークを重複に構成できるので、高信頼性を実現できる。
【0041】
また、ネットワークを重複に構成することで、サーバに複数のLANポートを必要としないため、サーバの設定を単純化でき、低コストでネットワークを構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すバックプレーンの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるスイッチングハブの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるバススイッチの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態において障害が発生した際の動作フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すバックプレーンの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態において障害が発生した際の動作フローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態において障害が発生した際の動作フローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態を示すバックプレーンにサーバおよびスイッチングハブを搭載した場合のブロック構成図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示すバックプレーンにサーバおよびスイッチングハブを搭載した場合のブロック構成図である。
【符号の説明】
1:バックプレーン
111,112,113,114:サーバ搭載ポート
121,122:スイッチングハブ搭載ポート
131,132,133,134:バススイッチ
14:ネットワーク監視コントローラ
141:コントローラ
142:スイッチ
143:メモリ
21,22,23,24:サーバ
211:HDD
212:CPU
213:メモリ
214:LANコネクタ
31,32:スイッチングハブ
3111,3112,3113,3114:ポート
3121,3122,3123,3124:障害検出回路
3131,3123,3133,3134:バッファ
314:スイッチ回路
315:スイッチメモリ
316:コントローラ
41:バススイッチ回路
42:バススイッチコントローラ
43:サーバ接続ポート
441,442:ハブ接続ポート
6:バックプレーン
611,612,613,614:サーバ搭載ポート
621,622:スイッチングハブ搭載ポート
63:切替えスイッチ
630:コントローラ
631:転送バス
632:スイッチ
71,72,73,74:サーバ
711:HDD
712:CPU
713:メモリ
7141,7142:LANコネクタ
Claims (5)
- 複数のサーバ搭載ポート、および複数のスイッチングハブ搭載ポートを具備したバックプレーンと、
前記サーバ搭載ポートに搭載され、該ポートとの間でスイッチングハブ毎に並列なネットワークを形成するように配線される複数台のサーバと、
前記スイッチングハブ搭載ポートに搭載され、障害が発生した場合、他の正常に動作しているスイッチングハブに動作を引継がせることで、ネットワークを停止することなく継続動作する複数台のスイッチングハブと
を有することを特徴とするサーバのネットワーク接続システム。 - 少なくとも複数のサーバ搭載ポートを具備したバックプレーンと、
前記サーバ搭載ポートに搭載され、バススイッチをLANコネクタとの接続部に搭載するか、あるいはLANコネクタを複数備えることで、ネットワークの重複化を行う複数台のサーバと
を有することを特徴とするサーバのネットワーク接続システム。 - 複数のサーバ搭載ポートに搭載された複数台のサーバと、
複数のスイッチングハブ搭載ポートに搭載され、複数台のうち1台を動作中、残りを待機中として動作させ、前記動作中のネットワークに障害が発生した際に前記待機中のスイッチングハブに前記ネットワークの動作を切り替えることで、前記ネットワークの動作を停止することなく、継続動作させる複数台のスイッチングハブとを有することを特徴とするバックプレーン。 - 複数のサーバ搭載ポートに搭載された複数台のサーバと、
複数のスイッチングハブ搭載ポートに搭載され、常時、複数台動作させておくことで、ネットワークに常時重複して動作させ、1台に障害が発生しても、残りのスイッチングハブで前記ネットワークを停止させることなく継続動作させる複数台のスイッチングハブとを有することを特徴とするバックプレーン。 - サーバを用いた大規模なネットワークの接続方法において、
複数のサーバに接続された複数のスイッチングハブとバススイッチにより、バックプレーン内に複数のネットワークを構成し、前記バススイッチにより動作させるネットワークを切替えて動作させ、
障害が発生した場合、前記障害が発生したスイッチングハブで構成されるネットワークを切断し、残りの正常動作中の前記スイッチングハブで構成されるネットワークを継続動作させ、
前記障害が発生した部位を特定して、前記障害部位を交換し、前記障害が発生したスイッチングハブを復旧することで、常時複数台のスイッチングハブで前記ネットワークを重複化する
ことを特徴とするサーバのネットワーク接続方法。
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JP2002324620A JP2004159205A (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | サーバのネットワーク接続システム、方法およびバックプレーン |
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2002
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