JP2004158914A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型、安価、且つ、消費電力が低い、アダプティブアレイアンテナを備えた受信装置を提供する。
【解決手段】位相反転器4a,4b(4c,4d)がそれぞれ、直交符号生成器5a及び5bが生成した直交符号を利用して、位相反転パターンが互いに直交するようにアンテナ素子2a(2c)とアンテナ素子2b(2d)において受信した信号を位相反転し、合成回路6a(6b)が、位相反転された信号を合成してRFフロントエンド部7a(7b)に出力する。これにより、RFフロンドエンド部に入力される信号の数をアンテナ素子の数よりも少なくすることができるので、アンテナ素子毎にRFフロントエンド部、周波数変換器、及びA/D変換部を設ける必要がなくなり、受信装置を小型且つ安価に構成することができる。また、受信装置内の素子数を減らすことができるので、受信装置の消費電力を低減することもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機や自動車電話等の携帯型通信端末装置に適用して好適な受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、移動体通信分野では、干渉波やマルチパス伝搬等の種々の要因によって通信波に妨害波が混じり、通信波の品質が劣化することが知られている。このような背景から、近年、受信装置にアダプティブアレイアンテナを設けて通信波の品質向上を図る技術に関する研究が盛んに行われている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
上記アダプティブアレイアンテナは、具体的には図7に示すように構成され、N本(図7に示す例では4本)のアンテナ素子51から成るアレイアンテナ部52と、アンテナ素子51毎に設けられた、RFフロントエンド部53,周波数変換器54,及びアナログ/デジタル(A/D)変換部55と、各A/D変換部55からのデジタル信号が入力されるデジタル信号処理部56とを備える。そして、このように構成されたアダプティブアレイアンテナでは、各アンテナ素子51が受信した信号に対し、フィルタリング処理,レベル調整処理,周波数変換処理,A/D変換処理,及び所定の制御アルゴリズムに基づいた重み付け合成処理を施すことにより、妨害波が混ざった通信波から所望波のみを抽出し、通信波の品質を向上させることを可能にしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−36451号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来までのアダプティブアレイアンテナは、複数設けられているアンテナ素子毎に、RFフロントエンド部,周波数変換器,及びA/D変換部を設ける構成となっているために、一般的な受信装置と比較して、受信装置の規模が大きくなる上に、価格が高価になる。また、受信装置内に実装される素子数が多くなることから、受信装置の消費電力が大きくなる。このような背景から、例えば携帯電話機や自動車電話等、受信装置の小型化、軽量化、低消費電力化が要求される携帯型通信端末装置にアダプティブアレイアンテナを利用した受信装置を設けることは、現在までの所、技術的に非常に困難となっている。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型、安価、且つ、消費電力が低い、アダプティブアレイアンテナを備えた受信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る受信装置の特徴は、複数のアンテナ素子を有し、各アンテナ素子の出力信号を重み付け合成することにより所望の信号を抽出する受信装置であって、直交符号を生成する少なくとも二つの直交符号生成部と、出力信号の少なくとも二つの位相反転パターンが互いに直交するように、直交符号を用いて出力信号に対し位相反転処理を施す位相反転部と、位相反転処理された信号を合成する合成回路と、合成信号に対し周波数変換処理を施し出力する周波数変換部とを備えることにある。
【0008】
すなわち、本発明に係る受信装置は、位相反転部が、直交符号生成部が生成した直交符号を利用して、位相反転パターンが互いに直交するようにアンテナ素子が受信した信号を位相反転する。そして、合成回路が、互いに直交するように位相反転された信号を合成することにより、周波数変換部に入力される信号の数をアンテナ素子の数よりも少なくする。これにより、アンテナ素子毎に受信装置内に周波数変換部を設ける必要がなくなり、受信装置を小型且つ安価に構成することができる。また、受信装置内の素子数を減らすことができるので、受信装置の消費電力を低減することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
【0010】
〔第1の実施形態〕
[受信装置の構成]
始めに、図1を参照して、本発明の第1の実施形態となる受信装置の構成について説明する。
【0011】
本発明の第1の実施形態となる受信装置1は、図1に示すように、4本のアンテナ素子2a〜2dにより構成されるアレイアンテナ部3と、アンテナ素子2a〜2d毎に設けられた位相反転器4a〜4dと、位相反転器4a,4c及び4b,4dにそれぞれ接続された直交符号生成器5a,5bと、位相反転器4a,4b及び4c,4dにそれぞれ接続された合成回路6a,6bとを備える。
【0012】
また、上記受信装置1は、上記合成回路6a,6bにそれぞれ接続されたRFフロントエンド部7a,7bと、RFフロントエンド部7a,7bにそれぞれ接続された周波数変換器8a,8bと、周波数変換器8a,8bにそれぞれ接続されたアナログ/デジタル(A/D)変換部9a,9bと、A/D変換部9aに接続された位相反転器10a,10bと、A/D変換部9bに接続された位相反転器10c,10dと、位相反転器10a〜10dに接続されたデジタル信号処理部11とを備え、上記位相反転器10a,10c及び10b,10dはそれぞれ、上記直交符号生成器5a,5bと接続されている。
【0013】
上記位相反転器4a〜4d及び10a〜10dは、例えば図2に示すようなダブルバランストミキサ回路により構成される。そして、各位相反転器は、直交符号生成器5a,5bが生成した直交符号を用いて入力信号に対し位相反転処理を施し、位相反転された入力信号を出力する。なお、位相反転器が図2に示すダブルバランストミキサ回路により構成される場合には、入力端子IN1及びIN2にそれぞれ信号及び直交符号が入力され、出力端子OUTから位相反転された信号が出力される。
【0014】
上記直交符号生成器5a,5bは、使用する符号数M以上の符号長Kを有する直交符号を生成し、生成した直交符号を位相反転器4a〜4d及び10a〜10dに出力する。具体的には、この実施形態では、直交符号生成器5aは、直交符号列1:{1,1}を生成し、生成した直交符号列を位相反転器4a,4c,10a,10cに出力する。一方、直交符号器5bは、直交符号列2:{1,−1(−1は反転符号を表す)}を生成し、生成した直交符号列2を位相反転器4b,4d,10b,10dに出力する。なお、通信処理を行う際のシンボル周期がTsである時、生成する直交符号列の周期はTs/M以下とする。但し、直交符号列の周期がシンボル周期Tsより短くなると、シンボルレートが増加し、使用帯域が拡大するので、後段のA/D変換部9a,9bのサンプリング周波数やフィルタ処理には注意を要する。
【0015】
上記デジタル信号処理部11は、積分回路11a〜11dと信号処理部11eとを備える。このデジタル信号処理部11では、積分回路11a〜11dが、位相反転器10a〜10dの各出力信号をシンボル時間に渡って積分することにより、A/D変換部9a,9bから出力された信号の中から各アンテナ素子2a〜2dが受信した信号を分離する。そして、信号処理部11eが、各アンテナ素子2a〜2dの受信信号を用いて所定の重み付け合成処理を施すことにより受信信号の中から所望の信号を抽出する。なお、信号の抽出方法は既知のものを利用することとし、例えば、平均自乗誤差を利用したMMSE(Minimum Mean Square Error)アルゴリズムや定包絡線基準によるアルゴリズム(Constant Modulus Algorithm)、出力電力最小基準アルゴリズム等のアルゴリズムを利用して信号を抽出するとよい。
【0016】
なお、この第1の実施形態の受信装置1は4本のアンテナ素子2a〜2dにより構成されているが、本発明に係る受信装置ではアンテナ素子の本数は4本に限られることはないことを言及しておく。
【0017】
[受信装置の動作]
次に、本発明の第1の実施形態となる受信装置1の動作について説明する。
【0018】
本発明の第1の実施形態となる受信装置1では、各アンテナ素子2a〜2dにおいて信号が受信されると、各位相反転器4a〜4dが、直交符号生成器5a,5bが生成した直交符号を用いて位相反転パターンが互いに直交するように各受信信号を位相反転し、位相反転した受信信号を各合成回路6a,6bに出力する。なお、既に述べた通り、この実施の形態では、直交符号生成器5aは位相反転器4a,4cに直交符号列1:{1,1}を出力するので、位相反転器4a,4cに入力された受信信号は実質的に位相反転されないこととなり、これにより、アンテナ素子の出力信号を分離、復元するために必要となる素子数の増加を最小限に抑えることができる。
【0019】
合成回路6a,6bは、位相反転器4a〜4dから位相反転された受信信号が入力されると、入力された2つの受信信号の排他的論理和を求めることにより位相反転された受信信号を合成し、合成した受信信号(合成信号)をRFフロントエンド部7a,7bに出力する。そして、RFフロントエンド部7a,7bは、フィルタリング処理及びレベル調整処理を施した後、合成信号を周波数変換器8a,8bに出力する。
【0020】
周波数変換器8a,8bは、RFフロントエンド部7a,7bからフィルタリング処理及びレベル調整処理された合成信号が入力されると、合成信号を中間周波数(IF)信号若しくはベースバンド信号に周波数変換し、周波数変換された信号をA/D変換部9a,9bに出力する。なお、入力信号をIF信号に変換した場合には、周波数変換器8a,8bは、フィルタリング処理及びレベル調整処理を行った後、IF信号に対して再度周波数変換を施すことにより、IF信号をベースバンド信号に変換した状態でA/D変換部9a,9bに出力してもよい。
【0021】
A/D変換部9a,9bは、周波数変換器8a,8bから周波数変換された合成信号が入力されると、合成信号に対しアナログ/デジタル変換処理を施し、デジタル変換処理された合成信号を位相反転器10a〜10dに出力する。なお、周波数変換器8a,8bからベースバンド信号が入力された場合には、A/D変換部9a,9bは、必要に応じてフィルタリング処理及びレベル調整処理を行った後、合成信号に対しアナログ/デジタル変換処理を施す。
【0022】
各位相反転器10a〜10dは、A/D変換部9a,9bからデジタル変換された合成信号が入力されると、直交符号生成器5a,5bが生成した直交符号を用いて合成信号に対し位相反転処理(再反転処理)を施し、再反転処理された信号をデジタル信号処理部11に出力する。そして、積分回路11aが、合成信号をシンボル時間に渡って積分することにより、合成信号の中から各アンテナ素子2a〜2dの受信信号を分離し、信号処理部11eが、各アンテナ素子2a〜2dの出力信号を用いて所定の重み付け合成処理を施すことにより受信信号の中から所望の信号を抽出する。
【0023】
なお、上記受信装置の動作において、受信信号に直交符号を掛け合わせるタイミングを合わせるために、位相反転器4a〜4dによる位相反転処理、位相反転器10a〜10dによる再反転処理、及びデジタル信号処理部11による積分処理を実行するタイミングを同期させるものとする。
【0024】
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施形態となる受信装置によれば、位相反転器4a,4b(4c,4d)がそれぞれ、直交符号生成器5a及び5bが生成した直交符号を利用して、位相反転パターンが互いに直交するようにアンテナ素子2a(2c)とアンテナ素子2b(2d)において受信した信号を位相反転し、合成回路6a(6b)が、位相反転した信号を合成してRFフロントエンド部7a(7b)に出力する。このような構成によれば、RFフロンドエンド部に入力される信号の数をアンテナ素子の数よりも少なくすることができるので、アンテナ素子毎にRFフロントエンド部、周波数変換器、及びA/D変換部を設ける必要がなくなり、受信装置を小型且つ安価に構成することができる。また、受信装置内の素子数を減らすことができるので、受信装置の消費電力を低減することもできる。
【0025】
〔第2の実施形態〕
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態となる受信装置の構成について説明する。
【0026】
本発明の第2の実施形態となる受信装置21は、図3に示すように、位相反転器4a〜4d毎に直交符号生成器5a〜5dを設け、位相反転器4a〜4dの出力を1つの合成回路6で合成することにより、RFフロントエンド部、周波数変換器、及びA/D変換部を1系統(RFフロントエンド部7、周波数変換器8、及びA/D変換部9)にした点が第1の実施形態の受信装置と異なる。なお、受信装置内のその他の構成、及び各構成要素の動作は、第1の実施形態の受信装置のそれと同じであるので、ここではその説明は省略する。
【0027】
この第2の実施形態の受信装置21によれば、RFフロントエンド部、周波数変換器、A/D変換部の数を1系統にすることにより、受信装置内の素子数をより多く削減することができるので、第1の実施形態の受信装置1と比較して、受信装置をより小型且つ安価に構成することができると共に、受信装置の消費電力をより低減させることができる。但し、本発明の第2の実施形態となる受信装置21の場合には、直交符号生成器の数(=生成される直交符号の数)が増加することによって、シンボルレートの増加、及び使用帯域の拡大が生じるので、後段のA/D変換部9のサンプリング周波数やフィルタ処理には注意を要する。
【0028】
〔第3の実施形態〕
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施の形態となる受信装置の構成について説明する。
【0029】
本発明の第3の実施形態となる受信装置31は、図4に示すように、A/D変換部9a〜9dが積分回路11a〜11dの出力端側に配置され、受信信号をデジタル変換する前に積分回路11a〜11dが各アンテナ素子の信号を分離する点が第1の実施形態の受信装置1と異なる。
【0030】
この第3の実施形態の受信装置31によれば、アンテナ素子の数分だけ受信装置内にA/D変換部を設けなければならなくなるが、デジタル変換する前に各アンテナ素子の信号を分離することによって、第1の実施形態の受信装置1と比較して、A/D変換部において処理される信号の速度を遅くし、A/D変換部のサンプリング速度を低減させることができるので、安価なA/D変換部を利用して受信装置をより安価に構成することができる。
【0031】
〔応用例〕
最後に、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)システム等、拡散処理及び逆拡散処理を行う通信システムは、通常、逆拡散処理として再反転処理及び積分処理を行うので、本発明の実施形態となる受信装置は、大きな設計変更を強いることなく、上記通信システムに容易に適用することができる。
【0032】
ここで、図5を参照して、本発明の実施の形態となる受信装置を上記通信システムに適用する場合の構成例について説明する。図5に示す例では、位相反転器12a,12bが、直交符号生成器5により生成された直交符号を用いて拡散符号生成器13により生成された拡散符号を位相反転し、位相反転された拡散符号を用いて再反転処理及び積分処理を含む逆拡散処理を実行する。
【0033】
このような構成によれば、既存の通信システムに対する変更を最小限に抑えて、本発明の実施形態となる受信装置を通信システムに適用することができる。なお、位相反転器12a,12bにおける位相反転処理に伴うシンボルレートの増加及び使用帯域の拡大を防ぐために、拡散符号のシンボルレートは直交符号のシンボルレートよりも大きくすることが望ましい。
【0034】
〔その他の実施形態〕
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態の構成及び動作について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。
【0035】
例えば、上記実施形態では、位相反転器として図2に示すようなダブルバランストミキサ回路を例示したが、図6(a)に示すような構成の位相反転器を利用して位相反転処理を行ってもよい。すなわち、図6に示す位相反転器は、位相反転器14a,14bと、レベル変換部15a,15bと、スイッチ16a,16bとにより構成されている。そして、この位相反転器では、レベル変換部15a,15bが、直交符号生成器5が生成した直交符号列に応じてスイッチ16a,16bを制御して位相反転器14a,14bの接続/非接続を切り換えることにより、位相反転された信号と位相反転処理されていない信号とを出力する。
【0036】
ここで、上記位相反転器14a,14bは、例えば図6(b)に示すようなλg/2(λg=λ0/√εr:εrは実効誘電率を示す)の伝搬経路を有するマイクロストリップラインやLCから成る位相反転器を用いることが望ましい。なお、上記位相反転器では、位相反転器14a,14bによって位相反転されない場合の信号の伝搬長Lは、伝搬中に信号が位相反転しない程度の短さとなっている。また、上記スイッチ16a,16bは、オフ(位相反転器非接続)時に十分高いインピーダンスを有し、各アンテナ素子の信号を容易に分離することができるように、オン(位相反転器接続)側のポートとのアイソレーションを十分に取る必要がある。
【0037】
このように、上記実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることを付け加えておく。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、アダプティブアレイアンテナを備えた受信装置を小型、安価に構成することができる。
【0039】
また、本発明によれば、アダプティブアレイアンテナを備えた受信装置の消費電力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態となる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す位相反転器の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態となる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施形態となる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態の受信装置を通信システムに適用する場合の受信装置の構成例を示す図である。
【図6】図1に示す位相反転器の他の構成例を示す図である。
【図7】従来までの受信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2a〜2d…アンテナ素子、3…アレイアンテナ部、4a〜4d…位相反転器、5,5a〜5d…直交符号生成器、6,6a,6b…合成回路、7,7a,7b…RFフロントエンド部、8,8a,8b…周波数変換器、9,9a〜9d…アナログ/デジタル(A/D)変換部、10a〜10d…位相反転器、11…デジタル信号処理部、11a〜11d…積分回路、11e…信号処理部、12…位相反転器、13…拡散符号生成器、14a,14b…位相反転器、15a,15b…レベル変換部、16a,16b…スイッチ

Claims (4)

  1. 複数のアンテナ素子を有し、各アンテナ素子の出力信号を重み付け合成することにより所望の信号を抽出する受信装置であって、
    直交符号を生成する少なくとも二つの直交符号生成部と、
    上記出力信号の少なくとも二つの位相反転パターンが互いに直交するように、上記直交符号を用いて出力信号に対し位相反転処理を施す位相反転部と、
    位相反転処理された信号を合成する合成回路と、
    合成信号に対し周波数変換処理を施し出力する周波数変換部と
    を備える受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    上記直交符号生成部は上記アンテナ素子毎に設けられていること
    を特徴とする受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置であって、
    上記直交符号を用いて上記周波数変換部が出力した信号に対し位相反転処理を施し、上記合成信号から各アンテナ素子が受信した信号を分離する分離部と、
    上記分離された信号をデジタル変換するデジタル変換部とを備えること
    を特徴とする受信装置。
  4. 請求項1に記載の受信装置であって、
    拡散符号を生成する拡散符号生成部と、
    上記直交符号を用いて上記拡散符号を位相反転処理を施す位相反転部と、
    上記位相反転処理された拡散符号を用いて逆拡散処理を行う逆拡散処理部とを備えること
    を特徴とする受信装置。
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