JP2004158618A - 電磁波シールド熱収縮チューブ - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁波のシールド効果の向上およびケーブル等への装着の容易化、製造方法の改善を図る。
【解決手段】電磁波シールド材2を芯体5に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体3と、加熱により収縮する熱収縮チューブ1と、前記管状電磁波シールド体3の外側に熱収縮チューブ1を挿入した電磁波シールド熱収縮チューブであり、これによって電磁波のシールド効果の向上およびケーブル等への装着の容易化を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】電磁波シールド材2を芯体5に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体3と、加熱により収縮する熱収縮チューブ1と、前記管状電磁波シールド体3の外側に熱収縮チューブ1を挿入した電磁波シールド熱収縮チューブであり、これによって電磁波のシールド効果の向上およびケーブル等への装着の容易化を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケーブル等の電線を被膜して内部の導電体を電磁波の悪影響から保護する電磁波シールド熱収縮チューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種電磁波シールド熱収縮チューブとしては、各種のものが提案され既に知られている。例えば、板状の金属を円状に形成して熱収縮チューブの内面に挿入したものがある。(例えば、特許文献1参照)。また、導電性繊維束に樹脂を被膜した導電性樹脂ペレットとこの外側に導電性繊維を含まない熱可塑性樹脂を備えて、この両者を加熱溶融させて熱収縮チューブを成形するもの(例えば、特開文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−267633号公報(第1−3頁、第1−3図)
【特許文献2】
特開平2−239517号公報(第1−4頁、第4−8図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電磁波シールド熱収縮チューブでは、次のような課題を有していた。
【0005】
電磁波シールド材として、板状の金属を円筒状に形成して熱収縮チューブの内面に挿入したものは、一枚の金属板のため電磁波シールド効果に限界があり、さらに金属板の厚みを増すと、コード、リード線群を挿入し加熱して熱収縮させる際、収縮しにくくなり実装上課題がある。また熱収縮チューブ内面に電磁波シールド材を密着固定するために、接着剤を用いているが、この接着剤の付着量のバラツキ等が発生し易く、電磁波シールド材の継ぎ目部に隙間を生じる恐れがある等のことから電磁波シールド効果の向上に限界があった。また、導電性繊維束に樹脂を被膜して導電性樹脂ペレットとして一体成形した構成は、導電性繊維を樹脂成形加工する際に、導電性繊維を均一に分布させることおよび成形時の繊維の量を多くすることが困難であり、また繊維であることから電磁波シールド効果の向上に限界があった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電磁波のシールド効果の向上およびコード、リード線等への装着の容易化を図った電磁波シールド熱収縮チューブを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、本発明の電磁波シールド熱収縮チューブは、電磁波シールド材を芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド体の外側に熱収縮チューブを挿入したものである。電磁波のシールド効果の向上、電磁波シールド材を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁シールド体を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁シールド体4が変形やすく熱収縮チューブ1が極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定でき、装着の容易化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、電磁波シールド材を芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド材の外側に熱収縮チューブを挿入した電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、電磁波のシールド効果の向上、電磁波シールド材を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁波シールド体を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁波シールド体が変形やすく熱収縮チューブが極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定でき、装着の容易化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、表面に電磁波シールド材を有する樹脂シートを芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド体の外側に熱収縮チューブを挿入した電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、電磁波のシールド効果の向上、電磁波シールド材を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁シールド体を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁シールド体が変形やすく熱収縮チューブが極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定でき装着の容易化を図ることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、断面が多角形状である電磁波遮蔽熱収縮チューブとすることにより、多角形状に形成した電磁波シールド熱収縮チューブの平面部が角部よりも先に内側(コード、リード線群側)に収縮変形しやすく、きわめて速やかに全体をコード、リード線群に密着させることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、熱収縮チュューブを予備加熱して管状電磁波シールド体と熱収縮チュューブを一体化した電磁波シールド熱収縮チューブとしたことにより、管状電磁波シールド体と熱収縮チューブをより強固に固定、密着させることもできる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、管状電磁波シールド材の端部を引き出して接地側に固定できるようにした電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、必要に応じて、機器等の接地側に接続することによって、電磁波のシールド効果確実に高めることができる。
請求項6に記載の発明は、管状電磁波シールド体の内面に接して螺旋状の接地線を有する電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、必要に応じて、接地線を機器等の接地側に接続することによって、電磁波のシールド効果確実に高めることができる。
【0012】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施例1)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例1を図1から図3を参照しながら説明する。図1は電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図、図2(a)は長手方向の一部断面図、図2(b)は電磁波シールド材と樹脂シートを備えた長手方向の一部断面図、図3は製造工程図である。
【0014】
1は熱収縮チューブで、この熱収縮チューブ1の内側に、アルミニューム、銅などの金属箔からなる電磁波シールド材2を螺旋状に形成した管状電磁波シールド体3が接している。この管状電磁波シールド体3は、図3に示すようにドラム6から棒状の芯体5の外周面に、アルミニューム、銅などの一定幅寸法の金属箔を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状に形成する。一定の長さに巻き付けた後、管状電磁波シールド体3の外周に熱収縮チューブ1を挿入し、芯体5を引き抜く。これによって電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。
【0015】
さらに、管状電磁波シールド体3は、アルミニューム、銅などの一定幅寸法の金属箔2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて一定の長さで管状に形成するが、前記した重なりの度合い(巻き付けの送りピッチ)を調整することでも、電磁波のシールド効果を高められ、また必要性に応じて変えることができる。また螺旋状に巻き付ける際、一定の長さの範囲で巻き付けを往復させることで電磁波のシールド効果高められ、また必要に応じて変えることができる。
【0016】
また、棒状の芯体5の外周面に、潤滑性のある樹脂(例えば、弗素樹脂)を形成させておくと、この形成後に固定具10を基点として棒状の芯体5を引き抜く際、管状電磁波シールド体3からよりスムーズに引き抜くことができる。さらに、棒状の芯体5をゴムなどの弾性体で構成し、この棒状の芯体5を軸方向に伸長させることで、巻き付け時よりも直径を小さくして管状電磁波シールド材4からよりスムーズに引き抜くことができる。また棒状の芯体5を中空体で構成し、この中空部への流体(例えば、空気、水、油)供給圧を制御して、棒状の芯体5の直径寸法を変化させる。これによって巻き付け時には流体供給圧を高くして拡管し、引き抜き時には流体供給圧を下げるか取り除いて直径を小さくして管状電磁波シールド材3からよりスムーズに引き抜くことができる。
【0017】
次に、他の構成を説明する。熱収縮チューブ1の内側に、ポリエチレンテレフタレート材(PET)である樹脂シート4の表面に電磁波シールド材2を有し螺旋状に形成した管状電磁波シールド体3が接している。この管状電磁シールド体3は、図3に示すようにドラム6から棒状の芯体5の外周面に、電磁波シールド材2を有したポリエチレンテレフタレート材(PET)からなる一定幅寸法の樹脂シート4を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状に形成する。一定の長さに巻き付けた後、管状電磁波シールド体3の外周に熱収縮チューブ1を挿入し、芯体5を引き抜く。これによって電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。
【0018】
電磁波シールド材2は、樹脂シート4の片面もしくは両面にアルミニューム、銅などの金属蒸着処理によって形成できる。また、樹脂シート4の片面もしくは両面にアルミニューム、銅などの金属箔を接着、もしくは加熱による樹脂シート4の溶着で一体に形成してもよい。電磁波シールド材2は、樹脂シート4の両面に形成すると電磁波のシールド効果をより高めることができる。さらに、管状電磁波シールド体3は、棒状の芯体5の外周面に、表面に電磁波シールド材2を有したポリエチレンテレフタレート材(PET)等からなる一定幅寸法の樹脂シート4を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて一定の長さで管状に形成するが、前記した重なりの度合い(巻き付けの送りピッチ)を調整することでも、電磁波のシールド効果を高められ、また必要性に応じて変えることができる。また、螺旋状に巻き付ける際、一定の長さの範囲で巻き付けを往復させることで電磁波のシールド効果高められ、また必要に応じて変えることができる。
【0019】
また、本実施例において、表面に電磁波シールド材2を有する樹脂シート4を螺旋状に巻き付けて管状電磁波シールド体3を形成したことによって、熱収縮チューブ1を挿入し棒状の芯体5を引き抜いた後、樹脂シート4自体が有する弾性による外周方向への力で熱収縮チューブ1の内面に密着させることができる。ここで樹脂シート4自体が有する弾性による外周方向への力は、熱収縮チューブ1の加熱による収縮力より小さいことは当然である。従って、熱収縮チューブ1と管状電磁波シールド体3と間に接着剤の塗布を部分的かもしくは無くして、製作工程の簡略化、信頼性の向上等を図ることができる。
【0020】
なお、樹脂シート4にポリエチレンテレフタレート材(PET)を用いた例を示したが、これに限定されるものだはない。
【0021】
また、管状電磁波シールド体3の外周表面に接着剤を塗布して、熱収縮チューブ1の内面とより強固に固定、密着させることもできる。この場合は接着剤を管状電磁波シールド体3の外周表面で長手方向の両端部だけに塗布しても、電磁シールド材のほずれを防止して管状電磁波シールド体3と熱収縮チューブ1との一体化を維持することできる。
【0022】
さらに、管状電磁波シールド体3の外周に熱収縮チューブ1を挿入した後に、熱収縮チューブ1を予備加熱することによって、管状電磁波シールド体3と熱収縮チューブ1をより強固に固定、密着させることもできる。この予備加熱は芯体5に管状電磁波シールド体3を巻き付けたブロック7を上下の加熱体8,9で一定温度に加熱して行う。またこの予備加熱は雰囲気過熱、熱収縮チューブ1側からの加熱、芯体5にヒータなどの加熱手段を設けて行うことができる。
【0023】
さらに電磁波シールド材2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁シールド体3を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁波シールド体3が変形やすく熱収縮チューブ1が極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定させることができる。また管状電磁波シールド体3の内面にホットメルト接着剤を塗布しておくと、コード、リード線群により密着して固定でき、水などの浸入を防止できる。
【0024】
(実施例2)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例2を図4から図6参照しながら説明する。図4は電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図、図5は長手方向の一部断面図、図6は製造工程図である。
実施例1と異なるところは、管状電磁波シールド体3の内面に接地(アース)線を一体に設けたものである。図6に示すように、先ず棒状の芯体5の外周にドラム12から接地線11を螺旋状に巻き付ける。この接地線11を螺旋状に巻き付け後、実施例1と同様に螺旋状の接地線11の外周にドラム6から少なくとも接地線側に一定幅寸法の電磁波シールド材2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁波はシールド体3を形成する。
【0025】
この接地線11は、アルミニューム、銅材を用いる。また適度の弾性を有する材料を用いることによって、熱収縮チューブ1を挿入し棒状の芯体5を引き抜いた後、螺旋状接地線11が有する弾性による外周方向への力で管状電磁波シールド体3を熱収縮チューブ1の内面に密着させる効果をより向上させることができる。ここで螺旋状の接地線11自体が有する弾性による外周方向への力は、熱収縮チューブ1の加熱による収縮力より小さいことは当然である。この接地線11を機器等の接地側に接続することによって、電磁波のシールド効果確実に高めることができる。また熱収縮チューブ1と管状電磁シールド体3と間に接着剤の塗布を無くして、製造工程の簡略化、信頼性の向上等を図ることができる。
【0026】
管状電磁波シールド体3を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状に形成した後に、芯体5と管状電磁波シールド体3のブロック7を上下の加熱体8、9で予備加熱を行う。これによって熱収縮チューブ1の加熱による収縮で管状電磁波シールド体3と熱収縮チューブ1をより確実に密着させることができる。
【0027】
(実施例3)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例3を図7、図8を参照しながら説明する。図7は多角形状にした電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図、図8は、図7の構成に接地線を加えた外観斜視図である。
【0028】
実施例1と異なるところは、電磁波シールド熱収縮チューブの断面形状を円形状から多角形状にしたものである。実施例1,2に示す芯体5の断面を多角形状にして、これに一定幅寸法の電磁波シールド材2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて多角形状の管状電磁波シールド材3を形成する。この後、多角形状の熱収縮チューブ1を挿入し、芯体5を引き抜く。これによって多角形状の電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。また多角形状の熱収縮チューブ1を挿入してもよいが、円形状、楕円状、袋状の熱収縮チューブを多角形状の管状電磁波シールド材3に挿入し、予備加熱工程を加えることによって熱収縮チューブの加熱による収縮で管状電磁シールド体3と熱収縮チューブ1を確実に密着させ、多角形状の電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。
【0029】
本実施例においては、前記実施例1,2と同様の効果が得られるが、さらにコード、リード線群に被膜し、加熱して収縮させる際に多角形状に形成した電磁波シールド熱収縮チューブの平面部が角部よりも先に内側(コード、リード線群側)に収縮変形しやすく、きわめて速やかに全体をコード、リード線群に密着させることができる。
【0030】
なお、実施例では、断面が四角形状としたが、これに限定するものではなく各種の多角形状でよい。特に被膜するコード、リード線群の形状、機器側の要求状態に応じて任意に選択することが可能となる。
また、多角形状に形成した電磁波シールド熱収縮チューブは、実施例に限定されることなく電磁波シールド材を有する熱収縮チューブの幅広い構成に展開できるものである。
【0031】
(実施例4)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例4を図9、図10を参照しながら説明する。図9、図10は電磁波シールド熱収縮チューブの接地(アース)線の実装状態の例を示す。
【0032】
13は機器のプリント基板、機器本体などの接地部品で、電磁波シールド材2または接地線11をカシメ片14に固定するか、半田付け等で電気的に導通させることができる。このように接地部品に接続することによって、電磁波のシールド効果をより確実に高めることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、電磁波のシールド効果の向上およびケーブル等への装着の容易化を図った電磁波シールド熱収縮チューブを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図。
【図2】(a)(b)本発明実施例1の電磁波シールド熱収縮チューブの長手方向の一部断面図。
【図3】(a)〜(d)本発明実施例1の電磁波シールド熱収縮チューブの製造工程図。
【図4】本発明実施例2の電磁波シールド熱収縮チューブの電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図。
【図5】本発明実施例2の電磁波シールド熱収縮チューブの長手方向の一部断面図。
【図6】(a)〜(e)本発明実施例2の電磁波シールド熱収縮チューブの製造工程図。
【図7】本発明実施例3の多角形状にした電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図。
【図8】同接地線を加えた外観斜視図。
【図9】本発明実施例4の電磁波シールド熱収縮チューブの電磁波シールド熱収縮チューブの接地(アース)線の実装状態図。
【図10】同電磁波シールド熱収縮チューブの接地(アース)線の実装状態図。
【符号の説明】
1 熱収縮チューブ
2 電磁波シールド材
3 管状電磁波シールド体
4 樹脂シート
5 芯体
11 接地線
【発明の属する技術分野】
本発明はケーブル等の電線を被膜して内部の導電体を電磁波の悪影響から保護する電磁波シールド熱収縮チューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種電磁波シールド熱収縮チューブとしては、各種のものが提案され既に知られている。例えば、板状の金属を円状に形成して熱収縮チューブの内面に挿入したものがある。(例えば、特許文献1参照)。また、導電性繊維束に樹脂を被膜した導電性樹脂ペレットとこの外側に導電性繊維を含まない熱可塑性樹脂を備えて、この両者を加熱溶融させて熱収縮チューブを成形するもの(例えば、特開文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−267633号公報(第1−3頁、第1−3図)
【特許文献2】
特開平2−239517号公報(第1−4頁、第4−8図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電磁波シールド熱収縮チューブでは、次のような課題を有していた。
【0005】
電磁波シールド材として、板状の金属を円筒状に形成して熱収縮チューブの内面に挿入したものは、一枚の金属板のため電磁波シールド効果に限界があり、さらに金属板の厚みを増すと、コード、リード線群を挿入し加熱して熱収縮させる際、収縮しにくくなり実装上課題がある。また熱収縮チューブ内面に電磁波シールド材を密着固定するために、接着剤を用いているが、この接着剤の付着量のバラツキ等が発生し易く、電磁波シールド材の継ぎ目部に隙間を生じる恐れがある等のことから電磁波シールド効果の向上に限界があった。また、導電性繊維束に樹脂を被膜して導電性樹脂ペレットとして一体成形した構成は、導電性繊維を樹脂成形加工する際に、導電性繊維を均一に分布させることおよび成形時の繊維の量を多くすることが困難であり、また繊維であることから電磁波シールド効果の向上に限界があった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電磁波のシールド効果の向上およびコード、リード線等への装着の容易化を図った電磁波シールド熱収縮チューブを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、本発明の電磁波シールド熱収縮チューブは、電磁波シールド材を芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド体の外側に熱収縮チューブを挿入したものである。電磁波のシールド効果の向上、電磁波シールド材を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁シールド体を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁シールド体4が変形やすく熱収縮チューブ1が極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定でき、装着の容易化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、電磁波シールド材を芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド材の外側に熱収縮チューブを挿入した電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、電磁波のシールド効果の向上、電磁波シールド材を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁波シールド体を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁波シールド体が変形やすく熱収縮チューブが極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定でき、装着の容易化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、表面に電磁波シールド材を有する樹脂シートを芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド体の外側に熱収縮チューブを挿入した電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、電磁波のシールド効果の向上、電磁波シールド材を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁シールド体を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁シールド体が変形やすく熱収縮チューブが極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定でき装着の容易化を図ることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、断面が多角形状である電磁波遮蔽熱収縮チューブとすることにより、多角形状に形成した電磁波シールド熱収縮チューブの平面部が角部よりも先に内側(コード、リード線群側)に収縮変形しやすく、きわめて速やかに全体をコード、リード線群に密着させることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、熱収縮チュューブを予備加熱して管状電磁波シールド体と熱収縮チュューブを一体化した電磁波シールド熱収縮チューブとしたことにより、管状電磁波シールド体と熱収縮チューブをより強固に固定、密着させることもできる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、管状電磁波シールド材の端部を引き出して接地側に固定できるようにした電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、必要に応じて、機器等の接地側に接続することによって、電磁波のシールド効果確実に高めることができる。
請求項6に記載の発明は、管状電磁波シールド体の内面に接して螺旋状の接地線を有する電磁波シールド熱収縮チューブとしたもので、必要に応じて、接地線を機器等の接地側に接続することによって、電磁波のシールド効果確実に高めることができる。
【0012】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施例1)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例1を図1から図3を参照しながら説明する。図1は電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図、図2(a)は長手方向の一部断面図、図2(b)は電磁波シールド材と樹脂シートを備えた長手方向の一部断面図、図3は製造工程図である。
【0014】
1は熱収縮チューブで、この熱収縮チューブ1の内側に、アルミニューム、銅などの金属箔からなる電磁波シールド材2を螺旋状に形成した管状電磁波シールド体3が接している。この管状電磁波シールド体3は、図3に示すようにドラム6から棒状の芯体5の外周面に、アルミニューム、銅などの一定幅寸法の金属箔を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状に形成する。一定の長さに巻き付けた後、管状電磁波シールド体3の外周に熱収縮チューブ1を挿入し、芯体5を引き抜く。これによって電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。
【0015】
さらに、管状電磁波シールド体3は、アルミニューム、銅などの一定幅寸法の金属箔2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて一定の長さで管状に形成するが、前記した重なりの度合い(巻き付けの送りピッチ)を調整することでも、電磁波のシールド効果を高められ、また必要性に応じて変えることができる。また螺旋状に巻き付ける際、一定の長さの範囲で巻き付けを往復させることで電磁波のシールド効果高められ、また必要に応じて変えることができる。
【0016】
また、棒状の芯体5の外周面に、潤滑性のある樹脂(例えば、弗素樹脂)を形成させておくと、この形成後に固定具10を基点として棒状の芯体5を引き抜く際、管状電磁波シールド体3からよりスムーズに引き抜くことができる。さらに、棒状の芯体5をゴムなどの弾性体で構成し、この棒状の芯体5を軸方向に伸長させることで、巻き付け時よりも直径を小さくして管状電磁波シールド材4からよりスムーズに引き抜くことができる。また棒状の芯体5を中空体で構成し、この中空部への流体(例えば、空気、水、油)供給圧を制御して、棒状の芯体5の直径寸法を変化させる。これによって巻き付け時には流体供給圧を高くして拡管し、引き抜き時には流体供給圧を下げるか取り除いて直径を小さくして管状電磁波シールド材3からよりスムーズに引き抜くことができる。
【0017】
次に、他の構成を説明する。熱収縮チューブ1の内側に、ポリエチレンテレフタレート材(PET)である樹脂シート4の表面に電磁波シールド材2を有し螺旋状に形成した管状電磁波シールド体3が接している。この管状電磁シールド体3は、図3に示すようにドラム6から棒状の芯体5の外周面に、電磁波シールド材2を有したポリエチレンテレフタレート材(PET)からなる一定幅寸法の樹脂シート4を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状に形成する。一定の長さに巻き付けた後、管状電磁波シールド体3の外周に熱収縮チューブ1を挿入し、芯体5を引き抜く。これによって電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。
【0018】
電磁波シールド材2は、樹脂シート4の片面もしくは両面にアルミニューム、銅などの金属蒸着処理によって形成できる。また、樹脂シート4の片面もしくは両面にアルミニューム、銅などの金属箔を接着、もしくは加熱による樹脂シート4の溶着で一体に形成してもよい。電磁波シールド材2は、樹脂シート4の両面に形成すると電磁波のシールド効果をより高めることができる。さらに、管状電磁波シールド体3は、棒状の芯体5の外周面に、表面に電磁波シールド材2を有したポリエチレンテレフタレート材(PET)等からなる一定幅寸法の樹脂シート4を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて一定の長さで管状に形成するが、前記した重なりの度合い(巻き付けの送りピッチ)を調整することでも、電磁波のシールド効果を高められ、また必要性に応じて変えることができる。また、螺旋状に巻き付ける際、一定の長さの範囲で巻き付けを往復させることで電磁波のシールド効果高められ、また必要に応じて変えることができる。
【0019】
また、本実施例において、表面に電磁波シールド材2を有する樹脂シート4を螺旋状に巻き付けて管状電磁波シールド体3を形成したことによって、熱収縮チューブ1を挿入し棒状の芯体5を引き抜いた後、樹脂シート4自体が有する弾性による外周方向への力で熱収縮チューブ1の内面に密着させることができる。ここで樹脂シート4自体が有する弾性による外周方向への力は、熱収縮チューブ1の加熱による収縮力より小さいことは当然である。従って、熱収縮チューブ1と管状電磁波シールド体3と間に接着剤の塗布を部分的かもしくは無くして、製作工程の簡略化、信頼性の向上等を図ることができる。
【0020】
なお、樹脂シート4にポリエチレンテレフタレート材(PET)を用いた例を示したが、これに限定されるものだはない。
【0021】
また、管状電磁波シールド体3の外周表面に接着剤を塗布して、熱収縮チューブ1の内面とより強固に固定、密着させることもできる。この場合は接着剤を管状電磁波シールド体3の外周表面で長手方向の両端部だけに塗布しても、電磁シールド材のほずれを防止して管状電磁波シールド体3と熱収縮チューブ1との一体化を維持することできる。
【0022】
さらに、管状電磁波シールド体3の外周に熱収縮チューブ1を挿入した後に、熱収縮チューブ1を予備加熱することによって、管状電磁波シールド体3と熱収縮チューブ1をより強固に固定、密着させることもできる。この予備加熱は芯体5に管状電磁波シールド体3を巻き付けたブロック7を上下の加熱体8,9で一定温度に加熱して行う。またこの予備加熱は雰囲気過熱、熱収縮チューブ1側からの加熱、芯体5にヒータなどの加熱手段を設けて行うことができる。
【0023】
さらに電磁波シールド材2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁シールド体3を構成したので、コード、リード線群を挿入し加熱した際に管状電磁波シールド体3が変形やすく熱収縮チューブ1が極めてスムーズに収縮し、コード、リード線群に密着して固定させることができる。また管状電磁波シールド体3の内面にホットメルト接着剤を塗布しておくと、コード、リード線群により密着して固定でき、水などの浸入を防止できる。
【0024】
(実施例2)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例2を図4から図6参照しながら説明する。図4は電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図、図5は長手方向の一部断面図、図6は製造工程図である。
実施例1と異なるところは、管状電磁波シールド体3の内面に接地(アース)線を一体に設けたものである。図6に示すように、先ず棒状の芯体5の外周にドラム12から接地線11を螺旋状に巻き付ける。この接地線11を螺旋状に巻き付け後、実施例1と同様に螺旋状の接地線11の外周にドラム6から少なくとも接地線側に一定幅寸法の電磁波シールド材2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状電磁波はシールド体3を形成する。
【0025】
この接地線11は、アルミニューム、銅材を用いる。また適度の弾性を有する材料を用いることによって、熱収縮チューブ1を挿入し棒状の芯体5を引き抜いた後、螺旋状接地線11が有する弾性による外周方向への力で管状電磁波シールド体3を熱収縮チューブ1の内面に密着させる効果をより向上させることができる。ここで螺旋状の接地線11自体が有する弾性による外周方向への力は、熱収縮チューブ1の加熱による収縮力より小さいことは当然である。この接地線11を機器等の接地側に接続することによって、電磁波のシールド効果確実に高めることができる。また熱収縮チューブ1と管状電磁シールド体3と間に接着剤の塗布を無くして、製造工程の簡略化、信頼性の向上等を図ることができる。
【0026】
管状電磁波シールド体3を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて管状に形成した後に、芯体5と管状電磁波シールド体3のブロック7を上下の加熱体8、9で予備加熱を行う。これによって熱収縮チューブ1の加熱による収縮で管状電磁波シールド体3と熱収縮チューブ1をより確実に密着させることができる。
【0027】
(実施例3)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例3を図7、図8を参照しながら説明する。図7は多角形状にした電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図、図8は、図7の構成に接地線を加えた外観斜視図である。
【0028】
実施例1と異なるところは、電磁波シールド熱収縮チューブの断面形状を円形状から多角形状にしたものである。実施例1,2に示す芯体5の断面を多角形状にして、これに一定幅寸法の電磁波シールド材2を順次重なりを持たせて螺旋状に巻き付けて多角形状の管状電磁波シールド材3を形成する。この後、多角形状の熱収縮チューブ1を挿入し、芯体5を引き抜く。これによって多角形状の電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。また多角形状の熱収縮チューブ1を挿入してもよいが、円形状、楕円状、袋状の熱収縮チューブを多角形状の管状電磁波シールド材3に挿入し、予備加熱工程を加えることによって熱収縮チューブの加熱による収縮で管状電磁シールド体3と熱収縮チューブ1を確実に密着させ、多角形状の電磁波シールド熱収縮チューブを製作することができる。
【0029】
本実施例においては、前記実施例1,2と同様の効果が得られるが、さらにコード、リード線群に被膜し、加熱して収縮させる際に多角形状に形成した電磁波シールド熱収縮チューブの平面部が角部よりも先に内側(コード、リード線群側)に収縮変形しやすく、きわめて速やかに全体をコード、リード線群に密着させることができる。
【0030】
なお、実施例では、断面が四角形状としたが、これに限定するものではなく各種の多角形状でよい。特に被膜するコード、リード線群の形状、機器側の要求状態に応じて任意に選択することが可能となる。
また、多角形状に形成した電磁波シールド熱収縮チューブは、実施例に限定されることなく電磁波シールド材を有する熱収縮チューブの幅広い構成に展開できるものである。
【0031】
(実施例4)
本発明電磁波シールド熱収縮チューブの実施例4を図9、図10を参照しながら説明する。図9、図10は電磁波シールド熱収縮チューブの接地(アース)線の実装状態の例を示す。
【0032】
13は機器のプリント基板、機器本体などの接地部品で、電磁波シールド材2または接地線11をカシメ片14に固定するか、半田付け等で電気的に導通させることができる。このように接地部品に接続することによって、電磁波のシールド効果をより確実に高めることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、電磁波のシールド効果の向上およびケーブル等への装着の容易化を図った電磁波シールド熱収縮チューブを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図。
【図2】(a)(b)本発明実施例1の電磁波シールド熱収縮チューブの長手方向の一部断面図。
【図3】(a)〜(d)本発明実施例1の電磁波シールド熱収縮チューブの製造工程図。
【図4】本発明実施例2の電磁波シールド熱収縮チューブの電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図。
【図5】本発明実施例2の電磁波シールド熱収縮チューブの長手方向の一部断面図。
【図6】(a)〜(e)本発明実施例2の電磁波シールド熱収縮チューブの製造工程図。
【図7】本発明実施例3の多角形状にした電磁波シールド熱収縮チューブの外観斜視図。
【図8】同接地線を加えた外観斜視図。
【図9】本発明実施例4の電磁波シールド熱収縮チューブの電磁波シールド熱収縮チューブの接地(アース)線の実装状態図。
【図10】同電磁波シールド熱収縮チューブの接地(アース)線の実装状態図。
【符号の説明】
1 熱収縮チューブ
2 電磁波シールド材
3 管状電磁波シールド体
4 樹脂シート
5 芯体
11 接地線
Claims (6)
- 電磁波シールド材を芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド材の外側に熱収縮チューブを挿入した電磁波シールド熱収縮チューブ。
- 表面に電磁波シールド材を有する樹脂シートを芯体に順次螺旋状に巻き付けて形成した管状電磁波シールド体と、加熱により収縮する熱収縮チューブと、前記管状電磁波シールド体の外側に熱収縮チューブを挿入した電磁波シールド熱収縮チューブ。
- 断面が多角形状である請求項1または2に記載の電磁波シールド熱収縮チューブ。
- 熱収縮チュューブを予備加熱して管状電磁波シールド体と熱収縮チュューブを一体化した請求項1または2または3、のいずれか1項に記載の電磁波シールド熱収縮チューブ。
- 管状電磁波シールド体の端部を引き出して接地側に固定できるようにした請求項1または2または3または4、のいずれか1項に記載の電磁波シールド熱収縮チューブ。
- 管状電磁波シールド体の内面に接して螺旋状の接地線を有する請求項1または2または3または4、のいずれか1項に記載の電磁波シールド熱収縮チューブ。
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- 2002-11-06 JP JP2002322388A patent/JP2004158618A/ja active Pending
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