JP2004158421A - 携帯電話機用充電器 - Google Patents

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忠志 竹田
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Abstract

【課題】本体に収容する電池が出力し得る出力電圧が充電許容電圧でなくても充電を行える携帯電話機用充電器を提供する。
【解決手段】携帯電話機2に電気的に接続して、携帯電話機2の内蔵電池の充電を行う携帯電話機用充電器1の本体7の出力電圧が、携帯電話機2の内蔵電池を充電し得る充電許容電圧でないとき、出力電圧を充電許容電圧に調節する電圧調節部8を設ける。本体7に、携帯電話機2の充電を行うとき電圧調節部8に電池16の電流が流れ得る状態にするスイッチ部25を設けることが好ましい。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体に収容する電池が出力し得る出力電圧が充電許容電圧でなくても充電を行える携帯電話機用充電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機は、電源としてリチウム電池やニッカド電池などの二次電池である充電可能な電池(バッテリー)を内蔵している。電池切れの場合には、通常、付属している充電器(専用充電器)を用いて商用電源(AC電源)等から内蔵電池の充電を行っている。
【0003】
専用充電器は、携帯することを前提するものではなく家庭等の所定の場所に置いて使用するものであり、携帯に適さず、しかも、商用電源がない場所では役に立たない。このため、内蔵電池の残量が少なくなると予め専用充電器を用いて充電を行なう必要があるが、常に残量を気にするわけではなく、残量が少ない状態や電池切れの状態のまま外出することもあり、外出時、電池切れが起こり携帯電話機を使用することができなくなってしまうことがある。特に、近年、内蔵電池は、1回の充電で長時間の使用が可能になってきているので、残量を気にする頻度が少なくなり、外出時、電池切れを起こすことが多くなると思われる。
【0004】
このため、外出先でも携帯電話機の内蔵電池の充電を市販の例えば単3乾電池を用いて行える携帯電話機用充電器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、簡単に内蔵電池の充電を行え、携帯性に優れた携帯電話機用充電器も提案されている。
この携帯電話機用充電器は、市販の乾電池、単4乾電池3本を交換可能に収容する本体と、その本体の開口部を開閉する蓋と、本体に取り付けられ、単4乾電池を直列接続するための連結端子及び直列接続した乾電池のプラス電極とマイナス電極とに接続される2つの接続端子と、携帯電話機のインターフェイスコネクタに嵌合される接続コネクタと、その接続コネクタに取り付けられ、携帯電話機のインターフェイスコネクタに電気的に接続される接触端子と、その接触端子と接続端子とを接続する接続部材と、を備えたものである。この携帯電話機用充電器の本体に単4乾電池3本を直列に接続されるように収容し、接続コネクタを携帯電話機のインターフェイスコネクタに嵌合する。これにより、単4乾電池と携帯電話機の内蔵電池とが電気的に接続されて、乾電池によって携帯電話機の内蔵電池が充電される。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第3050006号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の携帯電話機用充電器は、本体内に単4乾電池3本を直列に接続されるように収容した後に接続コネクタを携帯電話機のインターフェイスコネクタに嵌合することにより、携帯電話機の内蔵電池の充電を行うことができる。しかし、本体の出力電圧が携帯電話機の内蔵電池の充電を行える充電許容電圧であれば内蔵電池の充電を行えるが、本体の出力電圧(本体内に収容した単4乾電池3本を直列接続した出力電圧)が充電許容電圧でないときには、そのまま接続しても充電を行うことができない。すなわち、本体に収容する電池が出力し得る出力電圧以外の充電許容電圧の携帯電話機の充電を行えないので、適用範囲が狭く必ずしも汎用性がよいとは言えない。
【0007】
そこで、本発明は、このような実情に鑑みなされたものであり、その目的は、本体に収容する電池が出力し得る出力電圧が充電許容電圧でなくても充電を行える携帯電話機用充電器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の携帯電話機用充電器は、電池を交換可能に収容する本体を携帯電話機に電気的に接続して、携帯電話機の充電を行う携帯電話機用充電器であって、前記本体の出力電圧が、前記携帯電話機を充電し得る充電許容電圧でないとき、前記出力電圧を前記充電許容電圧に調節する電圧調節部を設けたものである。
前記本体に、前記携帯電話機の充電を行うとき前記電圧調節部に前記電池の電流が流れ得る状態にするスイッチ部を設けることが好ましい。
【0009】
また、本発明の携帯電話機用充電器は、電池を交換可能に収容する本体を携帯電話機に電気的に接続して、携帯電話機の充電を行う携帯電話機用充電器であって、前記本体に、該本体に収容した電池の出力電圧を、前記携帯電話機を充電し得る充電許容電圧に調節する電圧調節部を設け、前記本体に、前記携帯電話機の充電を行うとき前記電圧調節部に前記電池の電流が流れ得る状態にするスイッチ部を設けたものである。
前記電圧調節部が、前記出力電圧が前記充電許容電圧でないとき、前記本体の出力電圧を前記充電許容電圧に調節する機能も有することが好ましい。
【0010】
前記本体に、前記携帯電話機のインターフェイスコネクタに嵌合接続される接続コネクタを設け、前記スイッチ部が、該接続コネクタを前記インターフェイスコネクタに嵌合したとき、インターフェイスコネクタにより没入して、前記電圧調節部に前記電池の電流が流れ得る状態にする操作部を有することが好ましい。
前記電池が、一次電池又は二次電池であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1乃至図3は本発明の携帯電話機用充電器が示されている図である。図1乃至図3において、1は充電器(携帯電話機用充電器)を示し、この充電器1は、携帯電話機2の内蔵電池(図示せず)を充電するものである。
【0012】
携帯電話機2としては、機種によっていろいろな形状のものがあり特に限定されず、図1に示すように、ストレートタイプのものであっても、図3に示すように、二つ折りタイプのものであってもよい。
携帯電話機2の端面のほぼ中央部には、通信データの送受信や内蔵されている充電可能な内蔵電池(バッテリー)の充電等を行えるようにインターフェイスコネクタ3が設けられている。
【0013】
インターフェイスコネクタ3は、メス型のコネクタであり、その形状は、携帯電話機が利用する方式によって異なる。携帯電話機の主な方式は、PDC(Personal Digital Cellularsystem:デジタル携帯電話)とCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)との2つがあり、この2つの方式を利用した携帯電話機のコネクタ部は嵌合形状が異なるが、本実施の形態では、PDC方式を利用した携帯電話機2のインターフェイスコネクタ3について説明する。
インターフェイスコネクタ3は、メス型のコネクタであり、このコネクタ3には、嵌合凹部4内に例えば16個のコネクタ端子を有する端子部5が嵌合凹部4の深さ方向に沿って立設されている。インターフェイスコネクタ3は、未使用時、ゴミ等が入らないようにカバー(図示せず)が装着されている。このインターフェイスコネクタ3に充電器1の接続コネクタ6が挿入されて嵌合される。
【0014】
充電器1は、電池を交換可能に収容する本体7と、その本体7の長手方向の一方の面(取付面)に、その長手方向に沿って延在すると共に一体的(又は個別)に設けられる接続コネクタ6と、本体7内に設けられ、出力電圧を携帯電話機2の内蔵電池を充電し得る充電許容電圧に調節する電圧調節部8とからなる。
本体7(蓋9を含む)及び接続コネクタ6の材質は、絶縁材料であればどのようなものでもよく、例えばプラスチック等の合成樹脂が用いられる。
【0015】
接続コネクタ6は、携帯電話機2のインターフェイスコネクタ3の嵌合凹部4に挿入されて嵌合されるオス型のコネクタであり、本体7の長手方向に沿って延在する断面ほぼ細長の矩形状に形成されている。接続コネクタ6には、インターフェイスコネクタ3の端子部5が嵌合される端子凹部10が設けられている。端子凹部10には、プラス接触端子11、マイナス接触端子12が設けられており、端子凹部10にインターフェイスコネクタ3の端子部5が嵌合されたとき、プラス接触端子11、マイナス接触端子12と端子部5の内蔵電池の外部出入力端子(プラス給電端子13、マイナス給電端子14)とが電気的に接続されて、内蔵電池の充電が行えるようになっている。
プラス接触端子11、マイナス接触端子12には、外部出入力端子との接続が確実に行われるように端子凹部10の内側に突出する突部(図示せず)をそれぞれ設けることが好ましい。
【0016】
接続コネクタ6の壁部であって幅の長い両壁部(両長壁部)には、嵌合凹部4の対応する内壁とそれぞれ嵌合し得るように溝や突出した部分(突条)が複数設けられている。すなわち、接続コネクタ6を嵌合凹部4に挿入して嵌合するとき、長壁部(接続コネクタ6)を逆に挿入しようとしても、挿入できないような形状に両長壁部が形成されている。
【0017】
接続コネクタ6には、インターフェイスコネクタ3に挿嵌したとき、接続コネクタ6(充電器1)がインターフェイスコネクタ3から抜け難くする抜出抑制部(図示せず)を設けることが好ましい。
抜出抑制部は、どのように構成してもよく、例えば、接続コネクタ6の残りの両壁部(両短壁部)に、インターフェイスコネクタ3の嵌合凹部4を形成する内壁又は内壁に設けられた係合部と係合して接続コネクタ6を係止する係止部をそれぞれ一体的に又は個別に設けて構成するようにしてもよい。
【0018】
一体的に設けられる係止部としては、嵌合方向に沿って延在すると共に、短壁部内に可撓可能に形成される。係止部の外表面には、例えば断面ほぼ半円形状の突部(係合突部)が設けられ、この突部が嵌合凹部の内壁の係合部(図示せず)と係合し、接続コネクタ6がインターフェイスコネクタから抜け難くなる。
【0019】
抜出抑制部としては、係止部を設けて構成してもよいが、接続コネクタ6の両短壁部に、接続コネクタ6の延在方向に沿って延在し、端子凹部10に連通されるスリットを設けて構成してもよい。この場合、接続コネクタ6の長壁部の幅(長壁部の外表面の幅)は、対応する嵌合凹部の長内壁の幅より大きく、好ましくは少し大きく形成することがよい。
スリットは、接続コネクタ6の長壁部の幅を弾性変形により短くするものであり、スリットの幅は、長壁部の幅を弾性変形により嵌合凹部の長内壁の幅以下にする範囲から任意に決められる。
【0020】
接続コネクタ6には、嵌合凹部4への挿嵌が容易に行えるように嵌合案内部(図示せず)を設けることが好ましい。
嵌合案内部は、どのように構成してもよく、例えば、両長壁部の先端部(嵌合方向先端部)の側端部に、嵌合凹部内へと案内する傾斜面をそれぞれ形成して構成するようにしてもよい。傾斜面の先端部間の幅は、対応する嵌合凹部4の内壁間の幅(間隔)より小さく形成するようにする。この傾斜面と共に、両短壁部の先端部の側端部に、ほぼ同様に嵌合凹部内へと案内する傾斜面をそれぞれ形成するようにしてもよい。
傾斜面の形状は、例えば、RやC面(平面)状に形成される。
【0021】
電池としては、市販されている電池(市販電池)でも市販されていない電子機器等に付属されている充電池等の電池でもよく、また、一次電池も二次電池でもよい。具体的には例えば、電池としては、006P型(規格番号006P型)の9V乾電池、単1乾電池、単2乾電池、単3乾電池、単4乾電池、単5乾電池などの市販電池等の一次電池、それら市販されている単*型乾電池と同じ形のニッケル水素電池、ニカド電池などの充電池、薄型の充電池、組電池、デジタルカメラや携帯電子機器などに使用される充電池(専用充電池)等の二次電池等である。
【0022】
本体7は、例えば断面ほぼ矩形、ほぼ円形、ほぼ楕円形、ほぼ多角形等の箱状に形成される。本体7は、例えば、図1乃至図4に示すように、断面ほぼ矩形の箱状に形成される。
本体7の電池を収容する電池収容部15は、収容する電池の種類、数、大きさに応じて形成され、具体的には例えば、図2に示すように、単*型の電池を1本、例えば単3電池(一次電池と二次電池との両方を含む)16を1本収容し得る断面凹状(矩形状)に形成されている。もちろん、電池収容部15は、単*型の電池を2本以上収容する形状に形成してもよく、また、他の電池、例えば、図4に示すように、矩形状の専用充電池17を1個収容し得る断面凹状(矩形状)に形成するようにしてもよい。
【0023】
本体7には、図1、図2及び図4に示すように、電池収容部15の開口部を開閉する蓋9が着脱自在に取り付けられている。
蓋9は、平面視ほぼ矩形状に形成されている。蓋9は、本体7に着脱自在に取り付けられるならばどのように形成してもよい。例えば、蓋9は、本体7内に設けられている蓋係合部(図示せず)に係合する蓋係合突起18と、その蓋係合突起18と対向する蓋9の内壁に設けられ、本体の蓋係合凹部(図示せず)に係合する蓋突起(図示せず)とを備え、蓋9の両側壁を本体7の電池収容部15を形成する両側壁面に当接させて蓋9をスライドさせることにより、蓋係合突起18と蓋係合部とが係合すると共に、蓋突起と蓋係合凹部とが係合して、蓋9が着脱自在に取り付けられるようにしてもよい。
【0024】
なお、蓋9の裏面には、収容した電池の長手方向にほぼ直交する方向への移動を防止する例えばほぼ三角形状の移動防止部(図示せず)を設けるようにしてもよい。また、蓋9が当接する電池収容部を形成する側壁面の内側には、リブを立設して蓋9の位置決めを容易に行えるようにしてもよい。
【0025】
本体7には、電池収容部15に収容された電池16のプラス極に電気的に接続されるプラス端子20と、その電池16のマイナス極に電気的に接続されるマイナス端子21とが設けられている。
プラス端子20と接続コネクタ6のプラス接触端子11とは第1接続端子22により電気的に接続されていると共に、マイナス端子21と接続コネクタ6のマイナス接触端子12とは第2接続端子23により電気的に接続されている。
第1接続端子22には、本体7の出力電圧を携帯電話機2の内蔵電池を充電し得る充電許容電圧に調節する電圧調節部8が介設されている。
【0026】
電圧調節部8は、調節回路と調節制御回路とのどちらか一方の回路又は両方の回路を有する。
調節回路は、本体7に収容した一次電池又は二次電池の出力電圧を充電する携帯電話機2の充電許容電圧に調節するものである。調節回路は、どのように構成してもよく、例えば、ダイオード、抵抗、レギュレータ、昇圧回路等により構成される。具体的には例えば、調節回路は、携帯電話機2の内蔵電池の電圧が5.3Vである場合には、本体に収容した一次電池又は二次電池の出力電圧が6.0〜6.8Vの充電許容電圧となるようにする昇圧回路である。調節回路は、一次電池と二次電池とで出力電圧が異なるので、一次電池を基準として回路を構成すると、二次電池の場合には出力電圧が充電許容電圧とならない場合があり、一次電池用の回路と二次電池用の回路の両方が必要にある。このため、調節回路は、一次電池を基準として構成されているものが汎用されることになる。
【0027】
調節制御回路は、出力電圧が充電許容電圧にない場合には、それを検出して出力電圧が充電許容電圧になるように調節するものである。調節制御回路は、どのように構成してもよい。
【0028】
また、電圧調節部8が調節回路と調節制御回路との両方の回路を有する場合は、例えば、電池が一次電池(例えば市販の単*型の乾電池は電圧が約1.5V(±0.3V))と二次電池(例えば市販の充電可能な電池は電圧が約1.2V(±0.3V))とでは出力電圧が異なるため、調節回路のみでは一次電池を用いた場合と二次電池を用いた場合とではどちらか一方の出力電圧が充電許容電圧にならないときがあることがあるので、この場合に出力電圧を充電許容電圧になるように調節制御回路をも有するように構成される。つまり、通常、調節回路が一次電池を基準として回路が構成されるため、一次電池を使用した場合では携帯電話機2の内蔵電池の充電を行えるが、二次電池を使用した場合では携帯電話機2の内蔵電池の充電を行えない場合があるので、一次電池と二次電池との両方で携帯電話機2の内蔵電池の充電を行えるように調節回路と調節制御回路との両方の回路を電圧調節部8が有するものである。
【0029】
電圧調節部8は、電池収容部15とほぼ同じ幅及び長さの矩形平板状の回路基板24からなり、電池収容部15と並列に本体7内に設けられている。回路基板24には、回路基板24とほぼ同形状に形成され、回路基板24の熱を放熱する放熱絶縁板(図示せず)を設けることが好ましい。
【0030】
プラス端子20と電圧調節部8とを連結する第1接続端子22には、携帯電話機2の充電を行うとき電圧調節部8に電池の電流が流れ得る状態にするスイッチ部25を設けることが好ましい。スイッチ部25は、携帯電話機2の充電を行うときに雷圧調節部8に電池の電流が流れ得る状態にするようにできるならばどのように構成してもよく、例えば、本体7の側部等にON・OFFを切り替える(電圧調節部8への通電を切り替える)切替スイッチを設けるようにしてもよいが、充電を行うときのみ電圧調節部8に電流が流れ得る状態にするようにすることが好ましい。
【0031】
具体的には例えば、スイッチ部25は、第1接続端子22に接続され、ON・OFFを切り替える(電圧調節部8への通電を切り替える)と共に、押圧によりON動作を行う(通電を行う)動作部26を有する切替部27と、その動作部26に弾性部材(例えばバネ)28を介して連結され、先端部29が接続コネクタ6から突出する操作部30とからなる。
【0032】
操作部30は、例えば、断面円径のほぼ凸状に形成され、その軸が接続コネクタ6の挿入方向に沿って移動するように本体7内に移動可能に設けられている。接続コネクタ6の端子凹部10を形成する底壁には、操作部30のうち先端部29である小径部のみが貫通する貫通孔31が設けられ、この貫通孔31に操作部30の先端部29が挿入されている。
【0033】
操作部30は、弾性部材28により接続コネクタ6側に付勢、つまり、先端部29が端子凹部10内で突出する(接続コネクタ6から突出する)ように付勢されており、接続コネクタ6をインターフェイスコネクタ3の嵌合凹部4に挿入して嵌合したとき、インターフェイスコネクタ3の端子部5により先端部29が弾性部材28の付勢力に抗して本体7(接続コネクタ6)内に没入し、動作部26を押圧して作動させ切替部27がONとなり、電圧調節部8に電池の電流が流れ得る状態になるようになっている。
【0034】
また、本体の一側部の接続コネクタ6側の端部近傍には、未使用時、ゴミ等が入らないように接続コネクタ6を覆うコネクタカバー32が着脱可能に取り付けられている。このコネクタカバー32は、本体7に一体的に取り付けてもよいし、また、なくてもかまわない。
【0035】
さて、この充電器1を用いて携帯電話機2の内蔵電池の充電を行うには、本体7の電池収容部15に一次電池又は二次電池等の電池が収容されていないときには、蓋9を本体7から取り外して電池収容部15を露出させる。この電池収容部15に、例えば、市販されている一次電池である単3電池16を収容する。収容後、取り外した蓋9を本体7に取り付ける。
【0036】
電池16が収容されている充電器1の接続コネクタ6を、携帯電話機2のインターフェイスコネクタ3の嵌合凹部4につき合わせて、接続コネクタ6を嵌合凹部4内に挿入して嵌合する。このとき、接続コネクタ6の端子凹部10内には、操作部30の先端部29が突出しているが、接続コネクタ6を嵌合凹部4内に挿嵌したとき、操作部30の先端部29は、端子部5と接触して端子部5の端子凹部10への挿入により、弾性部材(バネ)28の付勢力に抗して本体7内方向に移動して本体7(接続コネクタ6)内に没入する。この操作部30の移動により、動作部26が押圧されて切替部27がONとなり、電圧調節部8に電池16の電流が流れる。これにより、本体7に収容されている電池が、例えば市販されている一次電池である単3電池16であっても、電圧調節部8によって出力電圧が充電を行う携帯電話機2の充電許容電圧に調節される。具体的には例えば、携帯電話機2の内蔵電池の電圧が5.3Vである場合には、出力電圧が6.0〜6.8Vとなるように調節される。
【0037】
すなわち、電圧調節部8は、調節回路と調節制御回路とのどちらか一方の回路又は両方の回路を有する。
電圧調節部8が調節回路を有する場合、一次電池用と二次電池用との2つがあるので、本体に一次電池用の調節回路が設けられているときには一次電池を収容すると共に、本体に二次電池用の調節回路が設けられているときには二次電池を収容する。これにより、本体7の出力電圧が充電許容電圧に調節される。
【0038】
電圧調節部8が調節制御回路を有する場合、本体7に一次電池又は二次電池を収容する。このとき、本体7の出力電圧が充電許容電圧でないと、電圧調節部8により出力電圧が充電許容電圧になるように調節される。
【0039】
電圧調節部8が調節回路と調節制御回路との両方の回路を有する場合、例えば、調節回路が一次電池を基準として回路が構成されて、本体7に一次電池を収容すると、調節回路が動作して出力電圧が充電許容電圧に調節される。また、本体7に二次電池を収容すると、調節回路が動作してから調節制御回路が動作して出力電圧が充電許容電圧に調節される。
【0040】
よって、接続コネクタ6を嵌合凹部4内に挿入して嵌合することにより、接続コネクタ6のプラス接触端子11、マイナス接触端子12と端子部5の内蔵電池の外部出入力端子(プラス給電端子13、マイナス給電端子14)とが電気的に接続されて、携帯電話機2の内蔵電池(バッテリー)の充電が行われる。
【0041】
このとき、接続コネクタ6に抜出抑制部が設けられていると、接続コネクタ6がインターフェイスコネクタ3(嵌合凹部4)から抜け難くなっているので、充電器1が簡単に抜けることなく携帯電話機2の内蔵電池の充電を行える。
【0042】
そして、内蔵電池の充電が終了した場合等には、接続コネクタ6を嵌合凹部4から引き抜く。このように、接続コネクタ6を嵌合凹部4から引き抜くと、操作部30は弾性部材28の付勢力により接続コネクタ6の嵌合方向に移動して、本体7(接続コネクタ6)内に没入していた操作部30の先端部29が端子凹部10内に突出する。この操作部30の移動により、動作部26の押圧が解除されて切替部27がOFFとなり、電圧調節部8への電池16の電流が遮断される。
【0043】
このように、充電を行うときのみ電圧調節部8に電流が流れるので、本体7(電池収容部15)に電池16を収容しても電池16bが放電することがなくなる。すなわち、本体7(電池収容部15)に電池16を収容し、その電池16の電流が電圧調節部8に流れ得る状態であると、電圧調節部8は回路を内蔵しているため、電池16が内部放電するので、電池16が消耗する。長期間本体7(電池収容部15)に電池16を収容していると、電池切れを起こすことになるからである。
【0044】
したがって、本発明の充電器1は、本体7(電池収容部15)に収容した状態の電池16ではそのままでは充電を行えないような場合でも(本体7に収容する電池16が出力し得る出力電圧が充電許容電圧でなくても)携帯電話機2の内蔵電池の充電を行えると共に、本体7(電池収容部15)に電池16を収容しても電池16が放電することがないものであり、汎用性がよく工業的価値は高いものである。
【0045】
また、電圧調節部8が調節制御回路又は調節回路と調節制御回路との両方の回路を有する場合には、市販のアルカリ乾電池等の一次電池を用いて携帯電話機2の内蔵電池の充電を行えることはもちろん、ニッケル水素電池、ニカド電池などの充電池、デジタルカメラや携帯電子機器などに使用される専用充電池等の二次電池を用いても携帯電話機2の内蔵電池の充電を行えるので、その二次電池を繰り返して使用することができ、より汎用性がよいものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明により、本体に収容する電池が出力し得る出力電圧が充電許容電圧でなくても充電を行える携帯電話機用充電器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機用充電器を携帯電話機に接続させる一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の携帯電話機用充電器に電池を収容する一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の携帯電話機用充電器を携帯電話機に接続させる一例を示す概略構成図であり、その(a)は接続前の状態を示す図、(b)は接続後の状態を示す図である。
【図4】本発明の他の例の携帯電話機用充電器に電池を収容する一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機用充電器
2 携帯電話機
3 インターフェイスコネクタ
4 嵌合凹部
5 端子部
6 接続コネクタ
7 本体
8 電圧調節部
10 端子凹部
16 電池
25 スイッチ部
29 先端部
30 操作部

Claims (6)

  1. 電池を交換可能に収容する本体を携帯電話機に電気的に接続して、携帯電話機の充電を行う携帯電話機用充電器であって、前記本体の出力電圧が、前記携帯電話機を充電し得る充電許容電圧でないとき、前記出力電圧を前記充電許容電圧に調節する電圧調節部を設けたことを特徴とする携帯電話機用充電器。
  2. 前記本体に、前記携帯電話機の充電を行うとき前記電圧調節部に前記電池の電流が流れ得る状態にするスイッチ部を設けた請求項1に記載の携帯電話機用充電器。
  3. 電池を交換可能に収容する本体を携帯電話機に電気的に接続して、携帯電話機の充電を行う携帯電話機用充電器であって、前記本体に、該本体に収容した電池の出力電圧を、前記携帯電話機を充電し得る充電許容電圧に調節する電圧調節部を設け、前記本体に、前記携帯電話機の充電を行うとき前記電圧調節部に前記電池の電流が流れ得る状態にするスイッチ部を設けたことを特徴とする携帯電話機用充電器。
  4. 前記電圧調節部が、前記出力電圧が前記充電許容電圧でないとき、前記本体の出力電圧を前記充電許容電圧に調節する機能も有する請求項3に記載の携帯電話機用充電器。
  5. 前記本体に、前記携帯電話機のインターフェイスコネクタに嵌合接続される接続コネクタを設け、前記スイッチ部が、該接続コネクタを前記インターフェイスコネクタに嵌合したとき、インターフェイスコネクタにより没入して、前記電圧調節部に前記電池の電流が流れ得る状態にする操作部を有する請求項2乃至4のいずれか1項に記載の携帯電話機用充電器。
  6. 前記電池が、一次電池又は二次電池である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の携帯電話機用充電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7405488B2 (en) 2006-03-31 2008-07-29 Hitachi, Ltd. Power generator
JP2008220115A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯電子機器用の電池式出力装置
JP2011142718A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Sony Corp 給電装置

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