JP2004158084A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004158084A
JP2004158084A JP2002321486A JP2002321486A JP2004158084A JP 2004158084 A JP2004158084 A JP 2004158084A JP 2002321486 A JP2002321486 A JP 2002321486A JP 2002321486 A JP2002321486 A JP 2002321486A JP 2004158084 A JP2004158084 A JP 2004158084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
memory cell
write
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002321486A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ogawa
裕 小川
Kazutomo Ogura
和智 小倉
Hisafumi Sato
尚史 佐藤
Kiyotada Funane
聖忠 舟根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2002321486A priority Critical patent/JP2004158084A/ja
Priority to US10/670,532 priority patent/US6870756B2/en
Publication of JP2004158084A publication Critical patent/JP2004158084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • G11C11/413Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction
    • G11C11/417Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction for memory cells of the field-effect type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

【課題】低消費電力と高速化を実現したSRAMを備えた半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルをアドレス選択回路で選択し、書き込み回路により選択されたメモリセルに書き込み信号を伝え、読み出し回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝え、クロック信号を受けるタイミング生成回路により、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝えられる動作タイミング信号を生成してなるメモリ回路のうち、動作タイミングに余裕のある回路について、他の回路のMOSFETに比べて高しきい値電圧のMOSFETにより構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体集積回路装置に関し、例えばスタティック型ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)のようなメモリ回路を搭載した半導体集積回路装置に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
セル及び書き込み用列スイッチ等を高しきい値電圧のMOSFETで構成し、センスアンプを低しきい値電圧のMOSFETで構成したスタティック型ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)の例として、特開2002−100190公報がある。メモリセルを高しきい値電圧として、他の周辺回路で低しきい値電圧と高しきい値電圧のMOSFETを用いているSRAMの例として、特開平9−51042号公報がある。更に、プルアップMOSFETを他のNチャネルMOSFETよりも高しきい値電圧としたMOSFETを用いている例として、特開平4−344395号公報がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−100190公報
【特許文献2】
特開平9−51042号公報
【特許文献3】
特開平4−344395号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
1チップマイクロコンピュータ等のような大規模半導体集積回路装置(LSI)に搭載されるSRAM(以下、オンチップSRAMという)の動作は、(1)メモリセルへのアクセス〜ビット線へのデータ遷移〜データの増幅〜出力データのラッチ〜出力の経路と、(2)メモリセルヘのアクセス及び書き込みデータの入力〜ビット線へのデータ遷移(ライトSWを開く)〜メモリセルヘの書き込みの経路に大別される。
【0005】
上記のオンチップSRAMの動作速度は、上記(1)の経路で律則され、標準しきい電圧(Vth)のMOSFETデバイス(以下、高Vthデバイスと言う)を用いて設計した場合、半導体集積回路装は133MHzでの動作が限界であると考えられる。例えば、半導体集積回路装を200MHzのような更なる高速動作をさせる為にはMOSFETデバイスのしきい電圧Vthを下げる(以下、低Vthデバイスと言う)ことが有益である。しかしながら、相反して低Vthデバイスは、リーク電流が大きく消費電流を増大させてしまい、低消費電力であるというSRAMの特徴を失わせてしまう。このように、SRAMでは高速化と低消費電力とは互いにトレードオフの関係にある。
【0006】
この発明の目的は、低消費電力と高速化を実現したスタティック型ランダム・アクセス・メモリを備えた半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルをアドレス選択回路で選択し、書き込み回路により選択されたメモリセルに書き込み信号を伝え、読み出し回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝え、クロック信号を受けるタイミング生成回路により、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝えられる動作タイミング信号を生成してなるメモリ回路のうち、動作タイミングに余裕のある回路について、他の回路のMOSFETに比べて高しきい値電圧のMOSFETにより構成する。
【0008】
書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルをアドレス選択回路で選択し、書き込み回路により選択されたメモリセルに書き込み信号を伝え、読み出し回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝え、クロック信号を受けるタイミング生成回路により、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝えられる動作タイミング信号を生成してなるメモリ回路のうち、大きな負荷容量に対して動作タイミング信号を伝える駆動回路は、他の回路のMOSFETに比べて高しきい値電圧のMOSFETにより構成し、チャネル幅を大きくして上記負荷容量に対応した駆動電流を流すようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1には、この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるスタティック型RAMの一実施例の回路図が示されている。スタティック型RAMは、メモリセルアレイと、その周辺回路に設けられたアドレス選択回路、読み出し回路及び書き込み回路と、その動作を制御するタイミング生成回路から構成される。
【0010】
メモリセルアレイとして、1本のワード線WLと、2対の相補ビット線BL,/BLと、その交点に設けられた2つのメモリセルが代表として例示的に示されている。上記メモリセルは、PチャネルMOSFETQ1,Q3とNチャネルMOSFETQ2,Q4からなる2つのCMOSインバータ回路の入力と出力とが交差接続されたラッチ回路と、このラッチ回路の一対の入出力ノードとビット線BLと/BLとの間に、NチャネルMOSFETQ5とQ6からなる選択スイッチとから構成される。これらのMOSFETQ5とQ6のゲートは、上記ワード線WLに接続される。
【0011】
特に制限されないが、上記メモリセルアレイは、1つのワード線WLに128個のメモリセルが配置される。それ故、相補ビット線BL,/BLは、128対から構成される。一対のビット線BLと/BLには、256個のメモリセルが配置される。それ故、ワード線WLは、0〜255のような256本から構成される。上記各ビット線BL,/BLには、プリチャージ&イコライズ回路PC/EQが設けられる。プリチャージ回路&イコライズ回路PC/EQは、相補ビット線BLと/BLに電源電圧のようなプリチャージ電圧を与えるPチャネルMOSFETと、上記相補ビット線BLと/BLとの間を短絡するPチャネルMOSFETから構成される。上記相補ビット線BLと/BLと電源端子との間には、ゲートとドレインとが交差接続されたPチャネルMOSFETがプルアップMOSFETとして設けられる。
【0012】
上記128対のビット線は、PチャネルMOSFETからなる読み出し用カラムスイッチにより32対の相補の読み出しデータ線RD,/RDに接続される。1つの読み出しデータ線RD,/RDには、4対のビット線BL,/BLのうちいずれか1つに接続される。上記読み出しデータ線RD,/RDには、センスアンプSAが設けられる。センスアンプSAは、PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETからなる2つのCMOSインバータ回路の入力と出力とが交差接続されてなるCMOSラッチ回路と、このCMOSラッチ回路のNチャネルMOSFETのソースと回路の接地電位に設けられたNチャネルMOSFETから構成される。上記読み出しデータ線RD,/RDが上記のように32対設けられることに対応してセンスアンプSAも全体で32個設けられる。
【0013】
上記センスアンプSAを活性化させるNチャネルMOSFETのゲート及び上記センスアンプSAの増幅信号を伝えるゲート回路には、タイミング生成回路で形成されたタイミング信号と、センスアンプ選択信号sacを受けるゲート回路で形成されたタイミング制御信号φsacが制御パスCP7を構成するインバータ回路を通して伝えられる。このタイミング制御信号φsacは、前記読み出し用カラムスイッチの選択信号としても用いられる。センスアンプSAは、上記選択信号により活性化されて読み出しデータ線RD,/RDの信号を増幅する。
【0014】
上記センスアンプSAの増幅信号は、MOSFET Q7からQ11により構成されるラッチ回路LTに伝えられ、出力回路OBにより出力信号doutが形成される。ラッチ回路LTは、出力ラッチ制御信号olcに基づいて形成された信号φolcにより制御されるスルーラッチ回路から構成される。出力回路OBは、出力ドライバ制御信号odcに基づいて形成された信号φodcにより制御されるゲート回路と出力インバータ回路から構成される。
【0015】
この実施例のSRAMは、特に制限されないが、上記32個のセンスアンプSAを全て活性化して32ビットからなる読み出し信号を出力させる読み出し動作、上記32個のセンスアンプSAうちの16個を活性化して16ビットからなる読み出し信号を出力させる読み出し動作、あるいは上記32個のセンスアンプSAのうちの8個を活性化して8ビットからなる読み出し信号を出力させる読み出し動作が選択的に可能にされる。上記センスアンプ選択信号sacは、上記3種類の読み出し動作に対応してセンスアンプSA等の制御を行うとともに、リードスイッチ制御信号rswcやカラム選択信号selによりPチャネルMOSFETからなる読み出し用カラムスイッチの非選択信号として用いられる。
【0016】
上記128対のビット線は、NチャネルMOSFETからなる書き込み用カラムスイッチ(WCP4)により32対の相補の書き込みデータ線WD,/WDに接続される。1つの書き込みデータ線WD,/WDは、上記カラムスイッチにより4対のビット線BL,/BLのうちいずれか1つに接続される。上記書き込みデータ線WD,/WDには、書き込み信号dinを書き込みデータ線WDに伝えるインバータ回路列(WDP1)と、反転の書き込み信号を形成するインバータ回路(WDP3)及び反転の書き込み信号を書き込みデータ線/WDに伝えるインバータ回路列(WDP2)からなる書き込み回路(ライトアンプ)が設けられる。この書き込み回路も、上記32対の相補の書き込みデータ線WD,/WDに対応して32個から構成される。
【0017】
この実施例のSRAMは、特に制限されないが、上記32個のライトアンプで形成された32ビットからなる書き込み信号を有効とする書き込み動作、上記32個のライトアンプのうち16個で形成された16ビットからなる読み出し信号を有効とする書き込み動作、あるいは上記32個のライトアンプのうちの8個で形成された8ビットからなる書き込み信号を有効とする書き込み動作のいずれかが選択的に可能にされる。このため、ライトスイッチ制御信号wswcが用いられる。この実施例では、上記カラム選択信号がライトスイッチ制御信号wswcと組み合わされてNチャネルMOSFETからなる書き込み用カラムスイッチ(WCP3)に伝えられる。
【0018】
上記センスアンプSAの増幅信号は、ゲート回路を通してMOSFETQ7〜Q12と、インバータ回路からなるラッチ回路に伝えられ、ゲート回路及び出力インバータ回路を通して出力信号doutが形成される。上記センスアンプSAを活性化させるNチャネルMOSFETのゲート及び上記センスアンプSAの増幅信号を伝えるゲート回路には、タイミング生成回路で形成されたタイミング信号と、センスアンプ選択信号sacを受けるゲート回路で形成されたタイミング制御信号φsacが制御パスCP7を構成するインバータ回路を通して伝えられる。このタイミング制御信号φsacは、前記読み出し用カラムスイッチの非選択信号としても用いられる。
【0019】
タイミング生成回路は、クロックCLKとリード/ライト制御信号R/Wを代表とするような複数の制御信号を受けて、SRAMの読み出し動作、書き込み動作あるいはスタンバイ動作等の動作モードに対応して、SRAMの動作に必要な各種のタイミング信号を生成する。
【0020】
上記256本からなるワード線WLのうちの1本がデコーダ回路により形成された選択信号を受けるワードドライバCP1によって選択される。デコーダ回路は、タイミング生成回路で形成されたタイミング信号とアドレス信号addを受けて、上記ワード線の選択信号やカラムの選択信号を形成する。デコーダ回路で形成されたカラム選択信号は、図示しない論理回路により、前記32ビット動作、16ビット動作及び8ビット動作に対応して前記制御信号sac,rswc,wswc等を形成するために用いられる。
【0021】
本願においては、高速動作を要求されるメモリの開発を行うに際し、高速デバイスとして標準Vthデバイス(以下高VthMOSと呼称する。)に対し、Vthを下げたデバイス(以下低VthMOSと呼称する。)を複合して用いることを考えた。高速化に向けて低VthMOSを用いると、高VthMOSと比較してリーク電流が大きく、スタンバイ時やメモリ非アクセス時の電力増加を招いてしまう。その為リーク電流に伴う電力の増加を防止しつつ、高速化を実現するために遅延パス解析を行い、高速動作が要求されないパスや高速動作が要求されるパスでも適用箇所を限定して高VthMOSを用いることを考えた。
【0022】
(1)出力データパス:アドレスデコード〜メモリセルアクセス〜メモリデータ増幅〜出力ラツチ〜出力ドライバはメモリの動作速度を決定するパスの為、高速動作が要求される。従ってこのパスの回路は全て低Vthデバイスを適用する。つまり、前記図1において、読み出し用カラムスイッチを構成するPチャネルMOSFET、センスアンプSA、ラッチ回路LT及び出力回路OBは、低VthMOSFETにより構成される。
【0023】
(2)出力制御系パス:出力制御系パスのうち出力チッチ制御信号及び出力ドライバ制御信号は、メモリアクセス(アドレスプリデコード)〜メモリデータ増幅時間(センスマージン)により遅延したデータを処理する為、データが各回路に到達するまでに時間的余裕が生まれる。 従って出力ラッチ制御信号及び出力ドライバ制御信号パスには高VthMOSを適用する。つまり、図1において、制御信号olc,odc及びタイミング生成回路からのタイミング信号を受けて上記信号φolc,φodcを形成する制御パスCP8は、高VthMOSにより構成される。
【0024】
(3)ライト系制御パス:メモリ書き込み時の動作を考えたとき、1動作サイクルの中でメモリセルヘの書き込みが終了すればよく、メモリセルヘの書き込みがデータ及び制御信号が終点となる。 従ってタイミング設計でライト期間を動作サイクルの後半に設定することで書き込みデータパス及びライト制御信号パスに高VthMOSを適用する。つまり、図1において、ライトデータ入力パスWDP1〜WDP3、書き込み用選択信号φwswcを形成するライト制御パスCP5、WCP1,WCP2及び書き込み用カラムスイッチWCP3,WCP4は、高VthMOSにより構成される。
【0025】
(4)直接周辺回路部へ入力するドライバ最終段:直接周辺回路部へ入力するドライバ最終段は駆動負荷が必然的大きくなり、その為MOSのゲート幅は大きくなってしまう。 そこでゲート幅が大きい最終段のみ高VthMOSを適用し、低VthMOS並みの駆動能力を有するゲート幅で設計し高速動作をカバーする。つまり、図1において、ワード線の選択信号を形成するワードドライバCP1、プリチャージ&イコライズ回路の制御信号φpc1を形成する最終段パスCP2、読み出し用カラムスイッチの選択信号φrswcを形成する最終段パスCP4,CP6は、高VthMOSにより構成される。
【0026】
(5)プリチャージ及びイコライズ回路:プリチャージ及びイコライズ回路は動作タイミング内で特性を満足できれば高速である必要がない為、高VthMOS適用を前提にMOSのゲート幅を設計する。つまり、図1において、ビット線BL,/BLと読み出しデータ線RD,/RDに設けられたプリチャージ&イコライズ回路PC/EQと、上記ビット線BL,/BLに設けられたプリチャージ&イコライズ回路PC/EQに含まれるプルアップMOSFETは、高VthMOSにより構成される。
【0027】
高VthMOS適用を前提にMOSのゲート幅を設計するという意味は、低VthMOS比較して負荷に対する駆動電流が小さい高Vthを使用する場合,負荷に対する駆動電流減少分をそのチャネル幅を大きく形成して補うようにするものである。チャネル幅を大きくすると、そのチャネル幅に比例してリーク電流も大きくなるが、同じ駆動電流を流すために低VthMOSを用いた場合に流れるリーク電流と比較すると小さくすることができる。このような原理によって、高速化と低消費電力化を実現するものである。
【0028】
以上のように、高VthMOSと低VthMOSとを用いた半導体集積回路装置に搭載されるSRAMにおいて、(A)タイミングに余裕の有るパスである(1)中の出力データのラッチ制御信号系及び出力部の制御信号系と(2)中のライトデータ入力系及びライトSW制御信号系の素子を選択的に高Vthデバイスを適用し消費電流を抑える。(B)駆動負荷が大きくなる直接周辺回路部制御信号パスの最終段はゲート幅が大きくなる為、高Vthデバイスを適用し消費電流を抑える。(C)プリチャージ回路及びイコライズ回路は特性を満足出来れば高速動作させなくても問題ない為高Vthデバイスを適用し消費電流を抑える。以上(A)ないし(C)からなる3点を高Vthデバイス、他の素子を低Vthデバイスを適用することで高速動作と低消費電力の両立を図ることができる。
【0029】
図2には、この発明に係るSRAMの読み出し動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。この実施例のSRAMは、クロックCLKの1周期内に読み出し信号DOUTが出力される。クロックCLKの立ち上がりに同期して図示しないアドレスが確定し、時間t1、t3を経過してプリチャージ信号φpc1、φpc2がハイレベルに変化し、プリチャージ(イコライズ)動作が終了する。この後、上記アドレスを解読してワード線WLの選択動作が行われる。
【0030】
ワード線の選択動作によって、ビット線BL,/BLにはメモリセルの記憶情報に従った電位変化が生じる。それが読み出し用カラムスイッチを通して読み出しデータ線RD,/RDに伝えられ、センスアンプ活性化信号SAによってセンスアンプが動作を介して増幅信号を形成する。この増幅信号は、ラッチ制御信号φolcによりラッチ回路に取り込まれ、出力ドライバ制御信号φodcにより出力回路から出力信号DOUTが出力される。このようにラッチ制御信号φolcOLCや出力ドライバ制御信号φodcは、クロックCLKからメモリアクセス〜メモリデータ増幅時間を経て遅延してくるデータに合わせたタイミングで発生させればよく時間的余裕を有する。プリチャージ時間t2、t4の時間を持って上記クロックCLKの1周期が終わるように設定される。
【0031】
したがって、プリチャージ時間は、前サイクルでのプリチャージ時間t2、t4に現サイクルのプリチャージ時間t1、t2を加えた時間t1+t2、及びt3+t4により設定される。クロックCLKの1サイクルは、上記プリチャージ時間及びメモリセルからデータ出力までの要する時間からなり、高速化のためには、ワード線WLの選択やセンスアンプSAの増幅動作の高速化が必須である反面、上記のように出力系制御パスは高Vthデバイスを用いることができる。
【0032】
図3には、この発明に係るSRAMの書き込み動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。この実施例のSRAMは、クロックCLKの1周期内に書き込み信号DINがメモリセルに書き込まれる。前記同様に、クロックCLKの立ち上がりに同期して図示しないアドレスが確定し、時間t1、t3を経過してプリチャージ信号φpc1、φpc2がハイレベルに変化し、プリチャージ(イコライズ)動作が終了する。この後、上記アドレスを解読してワード線WLの選択動作が行われる。
【0033】
前記のようにプリチャージ時間t2、t4を確保するようにワード線の選択期間が確保されているから、ワード線が選択されている間にメモリセルへの書き込みが行われればよい。このため、ライトスイッチ制御信号φwswcやメモリセルへの書き込み信号DINの入力タイミングは、プリチャージ時間t4が確保できるタイミングで終了できればよく時間的余裕を有する。したがって、前記のようにライト系制御パスやライトデータパスは、前記のように高Vthデバイスを用いることができる。
【0034】
図4には、図1のSRAMのデコーダ回路の一実施例の回路図が示されている。アドレス信号a10とa11の2ビットにより、4通りのプリデコード信号が形成される。アドレス信号a7〜a9の3ビットにより、8通りのプリデコード信号が形成される。上記a10とa11による4通りのプリデコード信号と、a7〜a9による8通りのプリデコード信号が2入力のゲート回路に入力されて32通りのプリデコード信号が形成される。同図には、その半分の16通りのプリデコード信号を形成するナンドゲート回路及びインバータ回路が例示的に示されている。
【0035】
アドレス信号a4〜a5の3ビットにより8通りのプリデコード信号が形成される。上記8通りのプリデコード信号をそれぞれ受ける8個のCMOSインバータ回路と、これら8個のCMOSインバータ回路のNチャネルMOSFETのソースに回路の接地電位又は電源電圧を与えるCMOSインバータ回路が設けられ、アドレス信号a11〜a7で指定される1/32のプリデコード信号が供給される。これにより、32×8=256本のワード線WLのうちの1つの選択信号が形成される。
【0036】
アドレス信号a0とa1は、前記4組のビット線BL,/BLを1つの読み出しデータ線RD,/RD、書き込みデータ線WD,/WDに接続する1/4のカラム選択信号を形成するために設けられる。アドレス信号a2とa3は、動作モードに応じて選択的に有効とされる。例えば、アドレス信号a2とa3が有効とされたときには、上記32個のセンスアンプ又はライトアンプのうち、1/4である8個のセンスアンプ又はライトアンプを指定するセレクト信号が形成される。
【0037】
アドレス信号a2が無効とされ、アドレス信号a3が有効とされたときには、上記32個のセンスアンプ又はライトアンプのうち、2/4である16個のセンスアンプ又はライトアンプを指定するセレクト信号が形成され、アドレス信号a2とa3が無効とされたときには、4/4である上記32個のセンスアンプ又はライトアンプの全てを指定するセレクト信号が形成される。このようにして動作モードに応じて1/4、2/4、4/4のセレクト信号が形成されて前記8ビット、16ビット又は32ビット単位でのデータの読み出し又は書き込みが可能にされる。これらのデコーダ回路は、高速化のために低VthMOSが用いられる。
【0038】
図5には、この発明が適用されたマイクロプロセッサ(以下、マイコンLSIという)の様なデータ処理装置の一実施例のブロック図が示されている。同図の各回路ブロックは、公知のCMOS(相補型MOS)半導体集積回路の製造技術によって、単結晶シリコンのような1個の基板上において形成される。
【0039】
上記マイコンLSIは、特に制限されないが、RISC(Reduced instructionset computer)タイプの中央処理装置CPUにより、高性能な演算処理を実現し、システム構成に必要な周辺機器を集積し、携帯機器応用に向けられている。中央処理装置CPUは、RISCタイプの命令セットを持っており、基本命令はパイプライン処理を行って1命令1ステート(1システムクロックサイクル)で動作する。この中央処理装置CPUとデータシグナルプロセッサDSPを中心として、例えば携帯電話機に向けて以下のような周辺回路が搭載されている。
【0040】
内部バスは、Iバス、Yバス、Xバス、Lバス及び周辺バスからなり、最少部品点数によりユーザーシステムを構成できるように内蔵周辺モジュールとして、画像処理に向けたメモリXYMEM、メモリコントローラXYCNTが設けられる。このメモリXYMEM及びコントローラXYCNTは、Iバス、X,Yバス及びLバスに接続され、画像処理のためのデータ入出力及び表示動作のためのデータ出力動作が行われる。上記メモリXYMEMとして、前記図1のようなSRAMが用いられる。
【0041】
上記Iバスには、キュッシュメモリCACHE及びキャッシュメモリコントローラCCN、メモリマネージメントコントローラMMU、トランスレーションルックアサイドバッファTLB、割り込みコントローラINTC、クロック発振器/ウォッチドッグタイマCPG/WDT、ビデオI/OモジュールVIO及び外部バスインターフェイスが設けられる。この外部バスインターフェイスを介して、図示しない外部のメモリLSI等と接続される。
【0042】
Lバスには、上記キュッシュメモリCACHE及びキャッシュメモリコントローラCCN、メモリマネージメントコントローラMMU、トランスレーションルックアサイドバッファTLBと、上記中央処理装置CPU、データシグナルプロセッサDSP、ユーザーブレークコントローラUBC及びアドバンストユーザーデバッガAUDが接続される。
【0043】
上記周辺バスには、16ビットのタイマユニットTMU、コンペアマッチタイマCMT、シリアルI/O(FIFO付き)SIOF0、FIFO内蔵シリアルコミュニケーションインターフェイスSCIF1、ICコントローラIC、多機能インターフェイスMFI、NAND/ANDフラッシュインターフェイスFLCTL、ユーザーデバックインターフェイスH−UDI、ASEメモリASERAM及びピンファンクションコントローラPFC、RCLK動作ウォッチドッグタイマRWDTが接続される。上記周辺バスとIバスには、バスステートコントローラBSC、ダイレクトメモリアクセスコントローラDMACが接続される。
【0044】
画像処理に向けたメモリXYMEMの高速化及び低消費電力化が可能となり、高速動作仕様を満たし,かつ低消費電力なLSIを実現することができる。このように本願発明をシステムLSIのオンチップメモリに適用することにより、高性能のLSIを実現することができる。
【0045】
以上本発明者よりなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、半導体集積回路装置に搭載されるSRAMのメモリセルアレイを構成するワード線やビット線の本数は、種々の実施形態を採ることができる。ワード線やビット線の本数に対応して、制御パスCP1等の最終段の負荷容量が異なるので、負荷容量に対応した駆動電流を得るべく高VthMOSのチャネル幅の大きさが設定される。SRAMは、半導体集積回路装置に混載されるSRAMの他に、汎用メモリとしてのDRAMにも同様に適用することができる。この発明は、前記のようなメモリ回路を含む半導体集積回路装置に広く利用することができる。
【0046】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルをアドレス選択回路で選択し、書き込み回路により選択されたメモリセルに書き込み信号を伝え、読み出し回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝え、クロック信号を受けるタイミング生成回路により、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝えられる動作タイミング信号を生成してなるメモリ回路のうち、動作タイミングに余裕のある回路について、他の回路のMOSFETに比べて高しきい値電圧のMOSFETにより構成することにより、高速化と低消費電力化を実現することができる。
【0047】
書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルをアドレス選択回路で選択し、書き込み回路により選択されたメモリセルに書き込み信号を伝え、読み出し回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝え、クロック信号を受けるタイミング生成回路により、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝えられる動作タイミング信号を生成してなるメモリ回路のうち、大きな負荷容量に対して動作タイミング信号を伝える駆動回路は、他の回路のMOSFETに比べて高しきい値電圧のMOSFETにより構成し、チャネル幅を大きくして上記負荷容量に対応した駆動電流を流すようにすることにより、高速化と低消費電力化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるスタティック型RAMの一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明に係るSRAMの読み出し動作の一例を説明するためのタイミング図である。
【図3】この発明に係るSRAMの書き込み動作の一例を説明するためのタイミング図である。
【図4】図1のSRAMのデコーダ回路の一実施例を示す回路図である。
【図5】この発明が適用されたマイコンLSIの一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
CP1〜CP8…制御パス、WDP1〜WDP3…ライトデータ入力パス(ライトアンプ)、WCP1〜WCP3…ライト系制御パス、LT…ラッチ回路、OB…出力回路、SA…センスアンプ、PC/EQ…プリチャージ&イコライズ回路、Q1〜Q6…MOSFET、BL,/BL…ビット線、RD,/RD…読み出しデータ線、WD,/WD…書き込みデータ線、
CPU…中央処理装置(マイクロプロセッサ)、DSP…データシグナルプロセッサDSP、XYMEM…メモリ、XYCNT…メモリコントローラ、CACHE…キュッシュメモリ、CCN…キャッシュメモリコントローラ、MMU…メモリマネージメントコントローラ、TLB…トランスレーションルックアサイドバッファ、INTC…割り込みコントローラ、CPG/WDT…クロック発振器/ウォッチドッグタイマ、VIO…ビデオI/Oモジュール、UBC…ユーザーブレークコントローラ、AUD…アドバンストユーザーデバッガ、TMU…タイマユニット、CMT…コンペアマッチタイマ、SIOF0…シリアルI/O(FIFO付き)、SCIF1…FIFO内蔵シリアルコミュニケーションインターフェイス、IC…ICコントローラ、MFI…多機能インターフェイス、FLCTL…NAND/ANDフラッシュインターフェイス、H−UDI…ユーザーデバックインターフェイス、ASERAM…ASEメモリ、PFC…メモリピンファンクションコントローラ、RWDT…RCLK動作ウォッチドッグタイマ、BSC…バスステートコントローラ、DMAC…ダイレクトメモリアクセスコントローラ。

Claims (17)

  1. 書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルと、
    上記メモリセルを選択するアドレス選択回路と、
    上記アドレス選択回路により選択されたメモリセルへの書き込み信号を伝える書き込み回路と、
    上記アドレス選択回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝える読み出し回路と、
    クロック信号を受けて、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝える動作タイミング信号を生成するタイミング生成回路とを備え、
    動作タイミングに余裕のある回路は、他の回路のMOSFETに比べて高しきい値電圧のMOSFETにより構成してなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    上記メモリセルは、上記高しきい値電圧のMOSFETにより構成され、
    上記動作タイミングに余裕のある回路は、上記読み出し回路に含まれる出力回路に動作タイミング信号を与える回路からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項2において、
    上記動作タイミングに余裕のある回路は、上記書き込み回路に含まれて書き込み信号を形成するライトアンプ、上記アドレス選択回路に含まれる書き込み専用のカラムスイッチと、カラムスイッチに選択信号を伝える回路も含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項3において、
    上記メモリセルは、相補ビット線とワード線との交点に設けられたスタティック型メモリセルであり、
    上記相補ビット線及び読み出し系の相補読み出し信号線には、上記動作タイミングに余裕のある回路として、上記高しきい値電圧のMOSFETで構成されたプリチャージ及びイコライズ回路も含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項1において、
    上記動作タイミングに余裕のある回路は、上記書き込み回路に含まれて書き込み信号を形成するライトアンプ、上記アドレス選択回路に含まれる書き込み専用のカラムスイッチと、カラムスイッチに選択信号を伝える回路も含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項5において、
    上記メモリセルは、相補ビット線とワード線との交点に設けられたスタティック型メモリセルであり、
    上記相補ビット線及び読み出し系の相補読み出し信号線には、上記動作タイミングに余裕のある回路として、上記高しきい値電圧のMOSFETで構成されたプリチャージ及びイコライズ回路も含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルと、
    上記メモリセルを選択するアドレス選択回路と、
    上記アドレス選択回路により選択されたメモリセルへの書き込み信号を伝える書き込み回路と、
    上記アドレス選択回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝える読み出し回路と、
    クロック信号を受けて、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝える動作タイミング信号を生成するタイミング生成回路とを備え、
    大きな負荷容量に対して動作タイミング信号を伝える駆動回路は、他の回路のMOSFETに比べて高しきい値電圧のMOSFETにより構成し、チャネル幅を大きくして上記負荷容量に対応した駆動電流を流すようにしてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 請求項7において、
    大きな負荷容量に対して動作タイミング信号を伝える駆動回路は、ワードドライバ及びファンアウト数の多いタイミング信号を出力するドライバであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 請求項8において、
    動作タイミングに余裕のある回路は、上記高しきい値電圧のMOSFETにより構成してなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 請求項9において、
    上記メモリセルは、上記高しきい値電圧のMOSFETにより構成され、
    上記動作タイミングに余裕のある回路は、上記読み出し回路に含まれる出力回路に動作タイミング信号を与える回路からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 請求項10において、
    上記動作タイミングに余裕のある回路は、上記書き込み回路に含まれて書き込み信号を形成するライトアンプ、上記アドレス選択回路に含まれる書き込み専用のカラムスイッチと、カラムスイッチに選択信号を伝える回路も含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 請求項11において、
    上記メモリセルは、相補ビット線とワード線との交点に設けられたスタティック型メモリセルであり、
    上記相補ビット線及び読み出し系の相補読み出し信号線には、上記動作タイミングに余裕のある回路として、上記高しきい値電圧のMOSFETで構成されたプリチャージ及びイコライズ回路も含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  13. 書き込みと読み出しが可能にされたメモリセルと、
    上記メモリセルを選択するアドレス選択回路と、
    上記アドレス選択回路により選択されたメモリセルへの書き込み信号を伝える書き込み回路と、
    上記アドレス選択回路により選択されたメモリセルからの読み出し信号を伝える読み出し回路と、
    クロック信号を受けて、上記アドレス選択回路、書き込み回路及び読み出し回路に伝える動作タイミング信号を生成するタイミング生成回路とを備え、
    上記読み出し回路は、データ出力ラッチ回路と、データ出力バッファとを有し上記タイミング生成回路は、上記データ出力ラッチ回路にラッチタイミング信号を与える第1回路と、上記データ出力バッファにデータ出力タイミング信号を与える第2回路とを有し、
    上記第1及び第2回路の出力トランジスタは、そのサイズが大きくされるとともに、そのしきい値電圧は、他の回路を構成するトランジスタのそれより高くされることを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 請求項13において、
    上記データ出力ラッチ回路と上記データ出力バッファとは複数組もうけられることを特徴とする半導体集積回路装置。
  15. 請求項14において、
    上記メモリセルは、高しきい値電圧のMOSFETにより構成されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  16. 請求項15において、
    上記アドレス選択回路は、ワード線を駆動するワード線ドライバ回路を有し、
    上記ワード線ドライバ回路の最終段回路以外の回路は、低しきい値電圧のトランジスタによって構成されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  17. 請求項15において、
    上記メモリセルは、相補ビット線とワード線との交点に設けられたスタティック型メモリセルであり、
    上記相補ビット線及び読み出し系の相補読み出し信号線には、上記動作タイミングに余裕のある回路として、上記高しきい値電圧のMOSFETで構成されたプリチャージ及びイコライズ回路も含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
JP2002321486A 2002-11-05 2002-11-05 半導体集積回路装置 Pending JP2004158084A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002321486A JP2004158084A (ja) 2002-11-05 2002-11-05 半導体集積回路装置
US10/670,532 US6870756B2 (en) 2002-11-05 2003-09-26 Semiconductor integrated circuit device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002321486A JP2004158084A (ja) 2002-11-05 2002-11-05 半導体集積回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004158084A true JP2004158084A (ja) 2004-06-03

Family

ID=32171317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002321486A Pending JP2004158084A (ja) 2002-11-05 2002-11-05 半導体集積回路装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6870756B2 (ja)
JP (1) JP2004158084A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006331568A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Nec Electronics Corp 外部クロック同期半導体記憶装置及びその制御方法
US7719052B2 (en) 2004-09-29 2010-05-18 Renesas Technology Corp. Semiconductor device
JP7453135B2 (ja) 2020-12-22 2024-03-19 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8395199B2 (en) * 2006-03-25 2013-03-12 4D-S Pty Ltd. Systems and methods for fabricating self-aligned memory cell
JP2008097135A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Oki Electric Ind Co Ltd メモリ制御装置
US9236096B2 (en) * 2012-09-12 2016-01-12 Texas Instruments Incorporated Initializing dummy bits of an SRAM tracking circuit

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0344395A (ja) 1989-07-12 1991-02-26 Nippon Oil & Fats Co Ltd 粉末卵黄ホスファチジルエタノールアミンの製造法
JP4198201B2 (ja) 1995-06-02 2008-12-17 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置
JP2002100190A (ja) 2000-09-26 2002-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> メモリ回路
US6597629B1 (en) * 2001-11-30 2003-07-22 Virage Locic Corp. Built-in precision shutdown apparatus for effectuating self-referenced access timing scheme

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7719052B2 (en) 2004-09-29 2010-05-18 Renesas Technology Corp. Semiconductor device
US8576634B2 (en) 2004-09-29 2013-11-05 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device comprising a memory cell group having a gate width larger than a second memory cell group
JP2006331568A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Nec Electronics Corp 外部クロック同期半導体記憶装置及びその制御方法
JP7453135B2 (ja) 2020-12-22 2024-03-19 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20040085800A1 (en) 2004-05-06
US6870756B2 (en) 2005-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7245521B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US7239565B2 (en) Memory array with precharge control circuit
CN102656639B (zh) 通过使用感测放大器作为写驱动器的减小面积的存储器阵列
US8014215B2 (en) Cache array power savings through a design structure for valid bit detection
TWI478172B (zh) 在區域控制電路上使用位準偏移器之字線驅動器
US9378789B2 (en) Voltage level shifted self-clocked write assistance
KR100816939B1 (ko) 고속 메모리에서 동조 차분 데이타를 센싱하고 캡쳐하기위한 방법 및 그 기구
KR20090013797A (ko) 내장 메모리의 비경쟁 계층 비트 라인 및 그 방법
CN108962311B (zh) 一种顺序进入和退出低功耗状态的sram控制电路及方法
JP4106907B2 (ja) 半導体装置及び同装置が搭載された電子機器
JP2004158084A (ja) 半導体集積回路装置
US6826109B2 (en) Semiconductor integrated circuit device with a RAM macro having two operation modes for receiving an input signal at different timings
JP4143550B2 (ja) 半導体集積回路装置の回路接続検証方法
US10535400B2 (en) Level shifting dynamic write driver
JPH08138377A (ja) 半導体記憶装置
US7285986B2 (en) High speed, low power CMOS logic gate
JP2000173283A (ja) 半導体記憶装置及びデータ処理装置
JP2001148194A (ja) 半導体記憶装置及びデータ処理装置
JPS62195780A (ja) 半導体記憶装置
JP2006004561A (ja) 半導体記憶装置とその使用方法
KR20060040968A (ko) 반도체 메모리 장치의 차동 증폭기 제어회로
JP4852524B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2009059455A (ja) 半導体装置
JPH07153273A (ja) 半導体集積回路装置
JPH096490A (ja) マイクロコンピュータ、及びデータ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090304