JP2002100190A - メモリ回路 - Google Patents

メモリ回路

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JP2002100190A
JP2002100190A JP2000297050A JP2000297050A JP2002100190A JP 2002100190 A JP2002100190 A JP 2002100190A JP 2000297050 A JP2000297050 A JP 2000297050A JP 2000297050 A JP2000297050 A JP 2000297050A JP 2002100190 A JP2002100190 A JP 2002100190A
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JP2000297050A
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Takakuni Douseki
隆国 道関
Shintaro Shibata
信太郎 柴田
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NTT Electronics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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NTT Electronics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルMij(i=1、2……m;j=
1、2……n;m、nは1以上の整数)に書き込まれて
いるデータを、より少ない電源の消費電力で、より高速
に読み出すことができるようにする。 【解決手段】 読出用ビット線BRj及びBRj′を、読
出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRjの絶縁型電
界効果トランジスタQ11及びQ12をそれぞれ通じて
読出用データ線DR及びDR′に接続し、メモリセルM
ijからのデータの読み出し時、読出用ビット線BRj
びBRj′のビット線容量をプリチャージして後、読出
用ビット線BRj及びBRj′中の一方のビット線容量の
充電電荷を、メモリセルMijのデータによってオンにな
る低い閾値電圧の絶縁型電界効果トランジスタと読出用
ワード線に与えられる行選択用信号によってオンする低
い閾値電圧を有する絶縁型電界効果トランジスタを通じ
て接地に放電させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば1V以下と
いうような低い電源電圧で作動するようになされたメモ
リ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2を伴って次に述べるようなメ
モリ回路が、「森村他、Proceedings1999 Internationa
l Symposium on Low Power Electronics and Design, p
p.12-17, 1999」などに、提案されている。
【0003】すなわち、m×n個(ただし、m、nは1
以上の整数)のメモリセルM11、M12………M1n
21、M22………M2n;………Mm1、Mm2………M
mnと、m本の書込兼読出用ワード線W1、W2………Wm
と、n対の書込兼読出用ビット線B1及びB1′、B2
びB2′………Bn及びBn′と、n個の書込兼読出用ビ
ット線マルチプレクサ回路MUX1、MUX2………MU
nと、n個のビット線イコライザ回路EQ1、EQ2
……EQnと、対の書込兼読出用データ線D及びD′
と、ビット線プリチャージ回路PRと、ビット線センス
アンプ回路AMとを有する。
【0004】そして、メモリセルMij(i=1、2……
…m、j=1、2………n)が、メモリセル用電源端
1と接地との間に、第1の導電型としてのp型を有する
絶縁型電界効果トランジスタQ1と第1の導電型とは逆
の第2の導電型としてのn型を有する絶縁型電界効果ト
ランジスタQ2とがそれらの順に直列に接続されている
とともにp型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ3
とn型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ4とがそ
れらの順に直列に接続され、そして、それら絶縁型電界
効果トランジスタQ1及びQ2のゲートが論理信号入出
力端aに導出され、また、絶縁型電界効果トランジスタ
Q3及びQ4のゲートが論理信号入出力端a′に導出さ
れている構成を有するフリップフロップ回路FFと、
フリップフロップ回路FFの論理信号入出力端aと書込
兼読出用ビット線Bjとの間にn型を有する絶縁型電界
効果トランジスタQ5が接続され、その絶縁型電界効果
トランジスタゲートQ5のゲートが書込兼読出用ワード
線Wiに接続されている構成を有するトランスファーゲ
ート回路TGと、フリップフロップ回路FFの論理信
号入出力端a′と書込兼読出用ビット線Bj′との間に
n型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ6が接続さ
れ、その絶縁型電界効果トランジスタQ6のゲートが書
込兼読出用ワード線Wi′に接続されている構成を有す
るトランスファーゲート回路TG′とを有する。
【0005】また、書込兼読出用ビット線マルチプレク
サ回路MUXjが、書込兼読出用ビット線Bj及びBj
にn型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ23及び
Q24がそれぞれ介挿され、それら絶縁型電界効果トラ
ンジスタQ23及びQ24のゲートが列選択用信号入力
端MUXSjに導出されている構成を有する。
【0006】さらに、書込兼読出用ビット線B1、B2
……Bnが、書込兼読出用ビット線マルチプレクサ回路
MUX1、MUX2………MUXnの絶縁型電界効果トラ
ンジスタQ23をそれぞれ通じて書込兼読出用データ線
Dに接続され、また、書込兼読出用ビット線B1′、
2′………Bn′が、書込兼読出用ビット線マルチプレ
クサ回路MUX1、MUX2………MUXnの絶縁型電界
効果トランジスタQ24をそれぞれ通じて書込兼読出用
データ線D′に接続されている構成を有する。
【0007】また、ビット線イコライザ回路EQjが、
書込兼読出用ビット線Bj及びBj′間に、n型を有し且
つゲートがプリチャージ用信号入力端EQSjに導出さ
れている絶縁型電界効果トランジスタQ22が接続され
ている構成を有する。
【0008】さらに、ビット線プリチャージ回路PR
が、プリチャージ用電源端2と書込兼読出用データ線D
との間にp型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ1
3が接続され且つプリチャージ用電源端2と書込兼読出
用データ線D′との間にp型を有する絶縁型電界効果ト
ランジスタQ14が接続されているとともに、書込兼読
出用データ線D及びD′間にp型を有する絶縁型電界効
果トランジスタQ15が接続され、絶縁型電界効果トラ
ンジスタQ13、Q14及びQ15のゲートがプリチャ
ージ制御用信号入力端PRSに導出されている構成を有
する。
【0009】また、ビット線センスアンプ回路AMが、
センスアンプ用電源端3と接地との間に、p型を有す
る絶縁型電界効果トランジスタQ16とn型を有する絶
縁型電界効果トランジスタQ17とがそれらの順に直列
に接続されている直列回路とp型を有する絶縁型電界効
果トランジスタQ18とn型を有する絶縁型電界効果ト
ランジスタQ19とがそれらの順に直列に接続されてい
る直列回路との並列回路と、n型を有する第20の絶
縁型電界効果トランジスタとがそれらの順に直列に接続
され、絶縁型電界効果トランジスタQ16及びQ17の
接続中点と絶縁型電界効果トランジスタQ18及びQ1
9のゲートとが書込兼読出用データ線Dに接続され、絶
縁型電界効果トランジスタQ18及びQ19の接続中点
と絶縁型電界効果トランジスタQ16及びQ17のゲー
トとが書込兼読出用データ線D′に接続され、絶縁型電
界効果トランジスタQ20のゲートがセンスアンプ活性
化用信号入力端AMSに導出されている構成を有する。
【0010】さらに、メモリセルMijにおけるフリップ
フロップ回路FFの絶縁型電界効果トランジスタQ1〜
Q4、トランスファーゲート回路TGの絶縁型電界効果
トランジスタQ5、トランスファーゲート回路TG′の
絶縁型電界効果トランジスタQ6、ビット線イコライザ
回路EQjの絶縁型電界効果トランジスタQ22、書込
兼読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXjの絶縁型
電界効果トランジスタQ23及びQ24、ビット線プリ
チャージ回路PRの絶縁型電界効果トランジスタQ13
〜Q15、ビット線センスアンプ回路AMの絶縁型電界
効果トランジスタQ16〜Q20が、ともに比較的高い
閾値電圧を有している。
【0011】以上が、従来提案されているメモリ回路の
構成である。このような構成を有するメモリ回路によれ
ば、書込兼読出用データ線D及びD′に、高電位及び低
電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の「1」及び
「0」をとるデータの「1」及び「0」をそれぞれ与え
ている状態で、書込兼読出用ワード線Wiに、同じく高
電位及び低電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の
「1」及び「0」をとる行選択用信号の「1」を、書込
兼読出用ワード線Wiを選択する信号として与え、次
で、書込兼読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXj
の列選択用信号入力端MUXSjに、同じく高電位及び
低電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の「1」及び
「0」をとる列選択用信号の「1」を書込兼読出用ビッ
ト線Bj及びBj′を選択する信号として与えれば、デー
タ信号の「1」及び「0」が、書込兼読出用ビット線マ
ルチプレクサ回路MUXiの絶縁型電界効果トランジス
タQ23及びQ24をそれぞれ通じ、次で、メモリセル
ijのトランスファーゲート回路TGの絶縁型電界効果
トランジスタQ5及びトランスファーゲート回路TG′
の絶縁型電界効果トランジスタQ6をそれぞれ通って、
フリップフロップ回路FFの論理信号入出力端a及び
a′にそれぞれ与えられ、これにより、フリップフロッ
プ回路FFの絶縁型電界効果トランジスタQ1及びQ4
がオン、絶縁型電界効果トランジスタQ2及びQ3がオ
フとなり、このため、メモリセル用電源端1に高電位電
源VDを接続しておけば、フリップフロップ回路FFの
論理信号入出力端a及びa′に高電位電源VDの電位
(高電位)及び接地の低電位をそれぞれとるデータの
「1」及び「0」が得られ、そして、その状態が、爾
後、書込兼読出用ワード線Wiに行選択用信号の「0」
が与えられることによって保たれる、という書込兼読出
用データ線D及びD′にデータの「1」及び「0」をそ
れぞれ与えてのデータの書き込みが行われる。なお、書
込兼読出用ワード線Wiに行選択用信号の「0」が与え
られるのに応じ、列選択用信号入力端MUXSjに列選
択用信号の「0」が与えられ、また、書込兼読出用デー
タ線D及びD′にそれまで与えられていたデータの
「1」及び「0」が、それと同じデータの「1」及び
「0」またはそれと異なるデータの「0」及び「1」に
なる。
【0012】また、書込兼読出用データ線D及びD′
に、データの「0」及び「1」をそれぞれ与えられてい
る状態で、書込兼読出用ワード線Wiに、行選択用信号
の「1」を与えられ、次で、書込兼読出用ビット線マル
チプレクサ回路MUXjの列選択用信号入力端MUXSj
に列選択用信号の「1」を与えれば、データ信号の
「0」及び「1」が、書込兼読出用ビット線マルチプレ
クサ回路MUXiの絶縁型電界効果トランジスタQ23
及びQ24をそれぞれ通り、次で、メモリセルMijのト
ランスファーゲート回路TGの絶縁型電界効果トランジ
スタQ5及びトランスファーゲート回路TG′の絶縁型
電界効果トランジスタQ6をそれぞれ通って、フリップ
フロップ回路FFの論理信号入出力端a及びa′にそれ
ぞれ与えられ、これにより、フリップフロップ回路FF
の絶縁型電界効果トランジスタQ2及びQ3がオン、絶
縁型電界効果トランジスタQ1及びQ4がオフとなっ
て、フリップフロップ回路FFの論理信号入出力端a及
びa′にデータの「0」及び「1」がそれぞれ得られ、
そして、その状態が、爾後、書込兼読出用ワード線Wi
に行選択用信号の「0」が与えられることによって保た
れる、という書込兼読出用データ線D及びD′にデータ
の「0」及び「1」をそれぞれ与えてのデータの書き込
みが行われる。なお、書込兼読出用ワード線Wiに行選
択用信号の「0」が与えられるのに応じ、列選択用信号
入力端MUXSjに列選択用信号の「0」が与えられ、
また、書込兼読出用データ線D及びD′にそれぞれいま
まで与えられているデータの「0」及び「1」が、それ
と同じデータの「0」及び「1」またはそれと異なるデ
ータの「1」及び「0」にそれぞれなる。
【0013】また、書込兼読出用ビット線マルチプレク
サ回路MUXjの列選択用信号入力端MUXSjに列選択
用信号の「1」を与え、それと同時にまたはそれと前後
して、ビット線イコライザ回路EQjのプリチャージ制
御用信号入力端EQSj及びビット線プリチャージ回路
PRのプリチャージ制御用信号入力端PRSに、高電位
及び低電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の「1」
及び「0」をとるプリチャージ制御用信号の「1」及び
「0」をそれぞれ与えれば、プリチャージ用電源端3に
高電位電源VDを接続しておくことによって、書込兼読
出用データ線D及び接地間のデータ線容量CD、及び書
込兼読出用データ線D′及び接地間のデータ線容量C
D′が、高電位電源VDによって、ビット線プリチャー
ジ回路PRの絶縁型電界効果トランジスタQ13、及び
Q14をそれぞれ通って、高電圧に充電され、そして、
それらの充電電圧が、ビット線プリチャージ回路PRの
絶縁型電界効果トランジスタQ15によって等化され
る、という状態が得られるとともに、書込兼読出用ビッ
ト線Bj及び接地間のビット線容量CBj、及び書込兼読
出用ビット線Bj′及び接地間のビット線容量CBj
が、上述したように高電圧に充電されていることにより
高電位電源とみなされるデータ線容量CD及びCD′に
よる高電位電源によって、書込兼読出用ビット線マルチ
プレクサ回路MUXjの絶縁型電界効果トランジスタQ
23及びQ24をそれぞれ通って、高電位に充電され、
そして、それらの充電電圧が、ビット線イコライザ回路
EQjの絶縁型電界効果トランジスタQ22によって等
化されている、という状態が得られる。
【0014】そして、そのような状態から、書込兼読出
用ワード線Wiに行選択用信号の「1」を与え、それと
同時にまたはそれと前後して、ビット線センスアンプ回
路AMのセンスアンプ活性化用信号入力端AMSに、高
電位及び低電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の
「1」及び「0」をそれぞれとるセンスアンプ活性化用
信号の「1」を与えれば、いま、メモリセルMijがそ
のフリップフロップ回路FFの論理信号入出力端a及び
a′にデータの「1」及び「0」をそれぞれ出力してい
るデータの書込状態であるとするとき、そのデータの
「1」及び「0」が次に述べるようにして、読み出され
る。
【0015】すなわち、この場合、ビット線容量CBj
及びデータ線容量CDは実質的に充電もされなければ充
電電荷を実質的に放電もせず、よって、書込兼読出用デ
ータ線Dにデータの「1」が得られるが、ビット線容量
CBj′の充電電荷がメモリセルMijのトランスファー
ゲート回路TG′の絶縁型電界効果トランジスタQ6及
びフリップフロップ回路FFの絶縁型電界効果トランジ
スタQ4を通じて接地に放電されるとともに、データ線
容量CD′の充電電荷も書込兼読出用ビット線マルチプ
レクサ回路MUXjの絶縁型電界効果トランジスタQ2
4、メモリセルMijのトランスファーゲート回路TG′
の絶縁型電界効果トランジスタQ6及びフリップフロッ
プ回路FFの絶縁型電界効果トランジスタQ4を通じて
接地に放電され、よって、書込兼読出用データ線D′に
データの「0」が得られる。
【0016】このため、書込兼読出用データ線Dが、ビ
ット線センスアンプ回路AMの絶縁型電界効果トランジ
スタQ16を通じてセンスアンプ用電源端3に接続さ
れ、また書込兼読出用データ線D′が、ビット線センス
アンプ回路AMの絶縁型電界効果トランジスタQ19及
びQ20を通じて接地に接続され、よって、書込兼読出
用データ線D及びD′に、データの「1」及び「0」
が、メモリセルMijのフリップフロップ回路FFの論理
信号入出力端a及びa′にそれぞれ得られているデータ
の「1」及び「0」に比しそれぞれ増幅されている態様
で得られる、というメモリセルMijのフリップフロップ
回路FFの論理信号入出力端a及びa′にデータの
「1」及び「0」をそれぞれ出力しているデータの書込
状態からのデータの読み出しが行われる。
【0017】また、メモリセルMijがそのフリップフ
ロップ回路FFの論理信号入出力端a及びa′にデータ
の「0」及び「1」をそれぞれ出力しているデータの書
込状態であるとするとき、そのデータの「0」及び
「1」が次に述べるようにして読み出される。
【0018】すなわち、この場合、ビット線容量C
j′及びデータ線容量CD′は実質的に充電もされな
ければ充電電荷を実質的に放電もせず、よって、書込兼
読出用データ線D′にデータの「1」が得られるが、ビ
ット線容量CBjの充電電荷がメモリセルMijのトラン
スファーゲート回路TGの絶縁型電界効果トランジスタ
Q5及びフリップフロップ回路FFの絶縁型電界効果ト
ランジスタQ2を通じて接地に放電されるとともに、デ
ータ線容量CDの充電電荷も書込兼読出用ビット線マル
チプレクサ回路MUXjの絶縁型電界効果トランジスタ
Q11、メモリセルMijのトランスファーゲート回路T
Gの絶縁型電界効果トランジスタQ5及びフリップフロ
ップ回路FFの絶縁型電界効果トランジスタQ2を通じ
て接地に放電され、よって、書込兼読出用データ線Dに
データの「0」が得られる。
【0019】このため、書込兼読出用データ線D′が、
ビット線センスアンプ回路AMの絶縁型電界効果トラン
ジスタQ18を通じてセンスアンプ用電源端3に接続さ
れ、また書込兼読出用データ線Dがビット線センスアン
プ回路AMの絶縁型電界効果トランジスタQ17及びQ
20を通じて接地に接続され、よって、書込兼読出用デ
ータ線D及びD′に、データの「0」及び「1」が、メ
モリセルMijのフリップフロップ回路FFの論理信号入
出力端a及びa′にそれぞれ得られているデータの
「0」及び「1」に比しそれぞれ増幅されている態様で
得られる、というメモリセルMijのフリップフロップ回
路FFの論理信号入出力端a及びa′にデータの「0」
及び「1」をそれぞれ出力しているデータの書込状態か
らのデータの読み出しが行われる。なお、上述したデー
タの読み出しが行われたところで、書込兼読出用ワード
線Wiに行選択用信号の「0」が与えられ、またビット
線センスアンプ回路AMのセンスアンプ活性化用信号入
力端AMSにセンスアンプ活性化用信号の「0」が与え
られる。
【0020】上述したところから、図2に示すメモリ回
路によれば、メモリセルMijに、書込兼読出用データ線
D及びD′にそれぞれ与えるデータの「1」及び
「0」、または「0」及び「1」を書き込むことがで
き、また、その書き込まれたデータの「1」及び
「0」、または「0」及び「1」を、書込兼読出用デー
タ線D及びD′にそれぞれ増幅して読み出すことができ
ることが明らかである。
【0021】また、図2に示す従来のメモリ回路によれ
ば、書込兼読出用ビット線Bj及びBj′、及び書込兼読
出用データ線D及びD′を、書込兼読出用ビット線Bj
及び接地間のビット線容量CBj、及び書込兼読出用ビ
ット線Bj及び接地間のビット線容量CBj′が、書込兼
読出用データ線D及び接地間のデータ線容量CD、及び
書込兼読出用データ線D′及び接地間のデータ線容量C
D′に比し大であるように、予め形成しておけば、書込
兼読出用ビット線Bj及びBj′上の電位変動に対する書
込兼読出用データ線D及びD′上の電位変動が、書込兼
読出用ビット線Bj及びBj′上の電位変動に比し、大き
く得られるので、上述したデータの「1」及び「0」、
または「0」及び「1」の読み出し時において、メモリ
セルMijに書き込まれたデータの「1」及び「0」、ま
たは「0」及び「1」が書込兼読出用ビット線マルチプ
レクサ回路MUXjの絶縁型電界効果トランジスタQ1
1及びQ12によってそれぞれ増幅されてビット線セン
スアンプ回路AMの論理信号入出力端b及びb′に、高
速に与えられ、このため、ビット線センスアンプ回路A
Mが、その論理信号入出力端b及びb′に与えられるデ
ータの「1」及び「0」、または「0」及び「1」に高
速に応答し、よって、データの読み出しを高速に行うこ
とができる、という特徴を有する。
【0022】さらに、ビット線容量CBj及びCBj
が、ビット線プリチャージ回路PRのプリチャージ用電
源端2に接続される高電位電源によって充電されるデー
タ線容量CD及びCD′の充電電圧よりも、書込兼読出
用ビット線マルチプレクサ回路MUXjの絶縁型電界効
果トランジスタQ23及びQ24の閾値電圧分低い充電
電圧にしか充電されないので、その分、高電位電源の消
費電力が少なくて済む、という特徴を有する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示す
従来のメモリ回路の場合、上述した高電位電源の消費電
力が少なくて済む、という特徴それ自体は、上述したと
ころから明らかなように、書込兼読出用ビット線マルチ
プレクサ回路MUXjの絶縁型電界効果トランジスタQ
23及びQ24の閾値電圧が高ければ高い程、より大き
く発揮するが、その書込兼読出用ビット線マルチプレク
サ回路MUXjの絶縁型電界効果トランジスタQ23及
びQ24、他の、メモリセルMijのフリップフロップ回
路FFの絶縁型電界効果トランジスタQ1〜Q4、メモ
リセルMijのトランスファーゲート回路TGの絶縁型電
界効果トランジスタQ5及びトランスファーゲート回路
TG′の絶縁型電界効果トランジスタQ6、ビット線イ
コライザ回路EQの絶縁型電界効果トランジスタQ2
2、ビット線プリチャージ回路PRの絶縁型電界効果ト
ランジスタQ13〜Q25、ビット線センスアンプ回路
AMの絶縁型電界効果トランジスタQ16〜Q22を含
め、全ての絶縁型電界効果トランジスタを高い閾値電圧
を有するものとしている。
【0024】そして、そのように全ての絶縁型電界効果
トランジスタを高い閾値電圧を有するものとしているの
は各絶縁型電界効果トランジスタに不必要にリーク電流
が流れるのを回避せんがためである。
【0025】しかしながら、このようにして全ての絶縁
型電界効果トランジスタを高い閾値電圧を有するものと
した場合、メモリセル用電源端1、プリチャージ用電源
端2及びセンスアンプ用電源端3に対する高電位電源
を、例えば1V以下というように低い電源とすることが
種々の理由で望まれていることから、そのようにした場
合、上述したデータの読み出しを高速に行うことができ
る、という特徴を得ようとしても、その特徴を十分発揮
し得ず、よって、データの読み出しを高速に行うことに
一定の限度を有していた、などの問題点があった。
【0026】よって、本発明は、上述した問題点を解決
することができる新規なメモリ回路を提案せんとするも
のである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明によるメモリ回路
は、(i)m×n個(ただし、m、nは1以上の整数)
のメモリセルM11、M12………M1n;M21、M22………
2n;………Mm1、Mm2………Mmnと、m本の書込用ワ
ード線WW1、WW2………WWmと、m本の読出用ワー
ド線WR1、WR2………WRmと、n対の書込用ビット
線BW1及びBW1′、BW2及びBW2′………BWn
びBWn′と、n対の読出用ビット線BR1及びB
1′、BR2及びBR2′………BRn及びBRn′と、
n個の読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXR1
MUXR2………MUXRnと、対の読出用データ線DR
及びDR′と、ビット線プリチャージ回路PRと、ビッ
ト線センスアンプ回路AMとを有し、(ii)上記メモ
リセルMij(i=1、2………m、j=1、2………
n)が、メモリセル用電源端と接地との間に、第1の
導電型を有する第1の絶縁型電界効果トランジスタと第
1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の絶縁型
電界効果トランジスタとがそれらの順に直列に接続され
ているとともに第1の導電型を有する第3の絶縁型電界
効果トランジスタと第2の導電型を有する第4の絶縁型
電界効果トランジスタとがそれらの順に直列に接続さ
れ、上記第1及び第2の絶縁型電界効果トランジスタの
ゲートが第1の論理信号入出力端に導出され、上記第3
及び第4の絶縁型電界効果トランジスタのゲートが第2
の論理信号入出力端に導出されている構成を有するフリ
ップフロップ回路と、上記フリップフロップ回路の第
1の論理信号入出力端と上記書込用ビット線BWjとの
間に第2の導電型を有する第5の絶縁型電界効果トラン
ジスタが接続され、その第5の絶縁型電界効果トランジ
スタのゲートが上記書込用ワード線WWiに接続されて
いる構成を有する第1のトランスファーゲート回路と、
上記フリップフロップ回路の第2の論理信号入出力端
と上記書込用ビット線BWj′との間に第2の導電型を
有する第6の絶縁型電界効果トランジスタが接続され、
その第6の絶縁型電界効果トランジスタのゲートが上記
書込用ワード線WWiに接続されている構成を有する第
2のトランスファーゲート回路と、上記読出用ビット
線BRjと接地との間に第2の導電型を有する第7の絶
縁型電界効果トランジスタと第2の導電型を有する第8
の絶縁型電界効果トランジスタとがそれらの順に直列に
接続され、上記第7の絶縁型電界効果トランジスタのゲ
ートが上記読出用ワード線WRiに接続され、上記第8
の絶縁型電界効果トランジスタのゲートが上記フリップ
フロップ回路の第2の論理信号入出力端に接続されてい
る構成を有する第1の読出回路と、上記読出用ビット
線BRj′と接地との間に第2の導電型を有する第9の
絶縁型電界効果トランジスタと第2の導電型を有する第
10の絶縁型電界効果トランジスタとがそれらの順に直
列に接続され、上記第9の絶縁型電界効果トランジスタ
のゲートが上記読出用ワード線WRiに接続され、上記
第10の絶縁型電界効果トランジスタのゲートが上記フ
リップフロップ回路の第1の論理信号入出力端に接続さ
れている構成を有する第2の読出回路とを有し、(ii
i)上記読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRj
が、上記読出用ビット線BRj及びBRj′に第2の導電
型を有する第11及び第12の絶縁型電界効果トランジ
スタがそれぞれ介挿され、それら第11及び第12の絶
縁型電界効果トランジスタのゲートが列選択用信号入力
端に導出されている構成を有し、(iv)上記読出用ビ
ット線BR1、BR2………BRnが、上記読出用ビット
線マルチプレクサ回路MUXR1、MUXR2………MU
XRnの第11の絶縁型電界効果トランジスタをそれぞ
れ通じて、上記読出用データ線DRに接続され、(v)
上記ビット線プリチャージ回路PRが、プリチャージ用
電源端と上記読出用データ線DRとの間に第1の導電型
を有する第13の絶縁型電界効果トランジスタが接続さ
れ且つ上記プリチャージ用電源端と上記読出用データ線
DR′との間に第1の導電型を有する第14の絶縁型電
界効果トランジスタが接続されているとともに、上記読
出用データ線DR及びDR′間に第1の導電型を有する
第15の絶縁型電界効果トランジスタが接続され、上記
第13、第14及び第15の絶縁型電界効果トランジス
タのゲートがプリチャージ制御用信号入力端に導出され
ている構成を有し、(vi)上記ビット線センスアンプ
回路AMが、センスアンプ用電源端と接地との間に、第
1の導電型を有する第16の絶縁型電界効果トランジス
タと第2の導電型を有する第17の絶縁型電界効果トラ
ンジスタとがそれらの順に直列に接続されている第1の
直列回路と第1の導電型を有する第18の絶縁型電界効
果トランジスタとがそれらの順に直列に接続されている
とともに、第2の導電型を有する第19の絶縁型電界効
果トランジスタとがそれらの順に接続されている第2の
直列回路との並列回路と、第2の導電型を有する第20
の絶縁型電界効果トランジスタとがそれらの順に直列に
接続され、上記第16及び第17の絶縁型電界効果トラ
ンジスタの接続中点と上記第18及び第19の絶縁型電
界効果トランジスタのゲートとが上記読出用データ線D
Rに接続され、上記第18及び第19の絶縁型電界効果
トランジスタの接続中点と上記第16及び第17の絶縁
型電界効果トランジスタのゲートとが上記読出用データ
線DR′に接続され、第20の絶縁型電界効果トランジ
スタのゲートがセンスアンプ活性化用信号入力端に導出
されている構成を有し、(vii)上記メモリセルMij
の第1の読出回路の第7及び第8の絶縁型電界効果トラ
ンジスタ及び上記メモリセルMijの上記第2の読出回路
の第9及び第10の絶縁型電界効果トランジスタが、上
記メモリセルMijのフリップフロップ回路の第1〜第4
の絶縁型電界効果トランジスタ、上記メモリセルMij
第1のトランスファーゲート回路の第5の絶縁型電界効
果トランジスタ、上記メモリセルMijの第2のトランス
ファーゲート回路の第6の絶縁型電界効果トランジス
タ、及び上記読出用ビット線マルチプレクサ回路MUX
jの第11及び第12の絶縁型電界効果トランジスタ
に比し低い閾値電圧を有する。
【0028】この場合、上記ビット線プリチャージ回路
PRの第13、第14及び第15の絶縁型電界効果トラ
ンジスタが、上記メモリセルMijのフリップフロップ回
路の第1〜第4の絶縁型電界効果トランジスタ、上記メ
モリセルMijの第1のトランスファーゲート回路の第5
の絶縁型電界効果トランジスタ、上記メモリセルMij
第2のトランスファーゲート回路の第6の絶縁型電界効
果トランジスタ、及び上記読出用ビット線マルチプレク
サ回路MUXRjの第11及び第12の絶縁型電界効果
トランジスタに比し低い閾値電圧を有するのを可とす
る。
【0029】また、上記ビット線センスアンプ回路AM
の第17及び第19及び第20の絶縁型電界効果トラン
ジスタが、上記メモリセルMijのフリップフロップ回路
の第1〜第4の絶縁型電界効果トランジスタ、上記メモ
リセルMijの第1のトランスファーゲート回路の第5の
絶縁型電界効果トランジスタ、上記メモリセルMijの第
2のトランスファーゲート回路の第6の絶縁型電界効果
トランジスタ、及び上記読出用ビット線マルチプレクサ
回路MUXRjの第11及び第12の絶縁型電界効果ト
ランジスタに比し低い閾値電圧を有するのを可とする。
【0030】さらに、上記ビット線プリチャージ回路P
Rが、上記プリチャージ用電源端と上記第13及び第1
4の絶縁型電界効果トランジスタとの間に第1の導電型
を有し且つ上記第13、第14及び第15の絶縁型電界
効果トランジスタに比し高い閾値電圧を有する第21の
絶縁型電界効果トランジスタが介挿され、上記第21の
絶縁型電界効果トランジスタのゲートがスリープ用信号
入力端に導出されている構成を有するのを可とする。
【0031】また、n個のビット線イコライザ回路EQ
1、EQ2………EQnを有し、そのビット線イコライザ
回路EQjが、上記読出用ビット線BRj及びBRj′間
に、第2の導電型を有し且つゲートが上記ビット線プリ
チャージ回路PRのプリチャージ制御用信号入力端と相
補性を有するプリチャージ用信号入力端に導出されてい
る第22の絶縁型電界効果トランジスタが接続されてい
る構成を有し、上記第22の絶縁型電界効果トランジス
タが、上記メモリセルMijのフリップフロップ回路の第
1〜第4の絶縁型電界効果トランジスタ、上記メモリセ
ルMijの第1のトランスファーゲート回路の第5の絶縁
型電界効果トランジスタ、上記メモリセルMijの第2の
トランスファーゲート回路の第6の絶縁型電界効果トラ
ンジスタ、及び上記読出用ビット線マルチプレクサ回路
MUXRjの第11及び第12の絶縁型電界効果トラン
ジスタに比し低い閾値電圧を有するのを可とする。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、図1を伴って本発明による
メモリ回路の実施の形態を述べよう。図1において、図
2との対応部分には同一符号を付して示す。
【0033】図1に示す本発明によるメモリ回路は、次
に述べる構成を有する。すなわち、図2に示す従来のメ
モリ回路の場合と同様に、m×n個(ただし、m、nは
1以上の整数)のメモリセルM11〜M1n、M21〜M2n
………Mm1〜Mmnを有する。
【0034】また、図2に示す従来のメモリ回路の場合
のm本の書込兼読出用ワード線W1〜Wmに対応してい
る、m本の書込用ワード線WW1〜WWmと、m本の読出
用ワード線WR1〜WRmとを有する。
【0035】さらに、図2に示す従来のメモリ回路の場
合のn対の書込兼読出用ビット線B1及びB1′〜Bn
びBn′に対応している、n対の書込用ビット線BW1
びBW1′〜BWn及びBWn′と、n対の読出用ビット
線BR1及びBR1′〜BRn及びBRn′とを有する。
【0036】また、図2に示す従来のメモリ回路の場合
のn個の書込兼読出用ビット線マルチプレクサ回路MU
1〜MUXnに対応している、n個の書込用ビット線マ
ルチプレクサ回路MUXW1〜MUXWnと、n個の読出
用ビット線マルチプレクサ回路MUXR1〜MUXRn
を有する。
【0037】さらに、図2に示す従来のメモリ回路の場
合と同様に、n個のビット線イコライザ回路EQ1〜E
nを有する。
【0038】また、図2に示す従来のメモリ回路の場合
の対の書込兼読出用データ線D及びD′に対応してい
る、対の書込用データ線DW及びDW′と、対の読出用
データ線DR及びDR′とを有する。
【0039】さらに、図2に示す従来のメモリ回路の場
合と同様に、ビット線プリチャージ回路PRと、ビット
線センスアンプ回路AMとを有する。
【0040】そして、メモリセルMij(i=1、2……
…m、j=1、2………n)が、図2に示す従来のメモ
リ回路の場合に準じて、メモリセル用電源端1と接地
との間に、第1の導電型としてのp型を有する絶縁型電
界効果トランジスタQ1と第1の導電型とは逆の第2の
導電型としてのn型を有する絶縁型電界効果トランジス
タQ2とがそれらの順に直列に接続されているとともに
p型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ3とn型を
有する絶縁型電界効果トランジスタQ4とがそれらの順
に直列に接続され、そして、それら絶縁型電界効果トラ
ンジスタQ1及びQ2のゲートが論理信号入出力端aに
導出され、また、絶縁型電界効果トランジスタQ3及び
Q4のゲートが論理信号入出力端a′に導出されている
構成を有するフリップフロップ回路FFと、フリップ
フロップ回路FFの論理信号入出力端aと書込用ビット
線BWjとの間にn型を有する絶縁型電界効果トランジ
スタQ5が接続され、その絶縁型電界効果トランジスタ
ゲートQ5のゲートが書込用ワード線WWiに接続され
ている構成を有するトランスファーゲート回路TGと、
フリップフロップ回路FFの論理信号入出力端a′と
書込用ビット線BWj′との間にn型を有する絶縁型電
界効果トランジスタQ6が接続され、その絶縁型電界効
果トランジスタQ6のゲートが書込用ワード線WWi
に接続されている構成を有するトランスファーゲート回
路TG′とを有するとともに、図2に示す従来のメモリ
回路の場合とは異なり、読出用ビット線BRjと接地
との間にn型の絶縁型電界効果トランジスタQ7とn型
の絶縁型電界効果トランジスタQ8とがそれらの順に直
列に接続され、絶縁型電界効果トランジスタQ7のゲー
トが読出用ワード線WRiに接続され、絶縁型電界効果
トランジスタQ8のゲートがフリップフロップ回路FF
の論理信号入出力端a′に接続されている構成を有する
読出回路RRと、読出用ビット線BRj′と接地との
間にn型の絶縁型電界効果トランジスタQ9とn型の絶
縁型電界効果トランジスタQ10とがそれらの順に直列
に接続され、絶縁型電界効果トランジスタQ9のゲート
が読出用ワード線WRiに接続され、絶縁型電界効果ト
ランジスタQ10のゲートがフリップフロップ回路FF
の論理信号入出力端aに接続されている構成を有する読
出回路RR′とを有する。
【0041】また、図2に示す従来のメモリ回路の場合
に準じて、書込用マルチプレクサ回路MUXWjが、書
込用ビット線BWj及びBWj′にn型を有する絶縁型電
界効果トランジスタQ23及びQ24がそれぞれ介挿さ
れ、それら絶縁型電界効果トランジスタQ23及びQ2
4のゲートが書込用列選択用信号入力端MUXWSj
導出されている構成を有する。
【0042】さらに、図2に示す従来のメモリ回路の場
合に準じて、書込用ビット線BW1、BW2………BWn
が、書込用マルチプレクサ回路MUXW1、MUXW2
……MUXWnの絶縁型電界効果トランジスタ23をそ
れぞれ通じて書込用データ線DWに接続されている構成
を有し、また、書込用ビット線BW1′、BW2′………
BWn′が、書込用マルチプレクサ回路MUXW1、MU
XW2………MUXWnの絶縁型電界効果トランジスタ2
4をそれぞれ通じて書込用データ線DW′に接続されて
いる構成を有する。
【0043】また、図2に示す従来のメモリ回路の場合
に準じて、読出用ビット線BR1、BR2………BR
nが、読出用マルチプレクサ回路MUXR1、MUXR2
………MUXRnの絶縁型電界効果トランジスタQ11
をそれぞれ通じて読出用データ線DRに接続されている
構成を有し、また、読出用ビット線BR1′、BR2′…
……BRn′が、読出用マルチプレクサ回路MUXR1
MUXR2………MUXRnの絶縁型電界効果トランジス
タQ12をそれぞれ通じて読出用データ線DR′に接続
されている構成を有する。
【0044】さらに、図2に示す従来のメモリ回路の場
合に準じて、ビット線イコライザ回路EQjが、読出用
ビット線BRj及びBRj′間に、n型を有し且つゲート
がプリチャージ用信号入力端EQSjに導出されている
絶縁型電界効果トランジスタQ22が接続されている構
成を有する。
【0045】また、図2に示す従来のメモリ回路の場合
に準じて、ビット線プリチャージ回路PRが、プリチャ
ージ用兼センスアンプ用電源端23と読出用データ線D
Rとの間にp型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ
21を介してp型を有する絶縁型電界効果トランジスタ
Q13が接続され且つプリチャージ用電源端2と読出用
データ線DR′との間に絶縁型電界効果トランジスタQ
21を介してp型を有する絶縁型電界効果トランジスタ
Q14が接続されているとともに、読出用データ線DR
及びDR′間にp型を有する絶縁型電界効果トランジス
タQ15が接続され、絶縁型電界効果トランジスタQ2
1のゲートがスリープ用信号入力端PRSSに接続さ
れ、絶縁型電界効果トランジスタQ13、Q14及びQ
15のゲートがプリチャージ制御用信号入力端PRSに
導出されている構成を有する。
【0046】さらに、図2に示す従来のメモリ回路の場
合に準じて、ビット線センスアンプ回路AMが、プリチ
ャージ用兼センスアンプ用電源端23と接地との間に、
ビット線プリチャージ回路PRで上述した絶縁型電界
効果トランジスタQ21と、p型を有する絶縁型電界
効果トランジスタQ16とn型を有する絶縁型電界効果
トランジスタQ17とがそれらの順に直列に接続されて
いる直列回路とp型を有する絶縁型電界効果トランジス
タQ18とn型を有する絶縁型電界効果トランジスタQ
19とがそれらの順に直列に接続されている直列回路と
の並列回路と、n型を有する絶縁型電界効果トランジ
スタQ20とがそれらの順に直列に接続され、絶縁型電
界効果トランジスタQ16及びQ17の接続中点と絶縁
型電界効果トランジスタQ18及びQ19のゲートとが
読出用データ線DRに接続され、絶縁型電界効果トラン
ジスタQ18及びQ19の接続中点と絶縁型電界効果ト
ランジスタQ16及びQ17のゲートとが読出用データ
線DR′に接続され、絶縁型電界効果トランジスタQ2
0のゲートがセンスアンプ活性化用信号入力端AMSに
導出されている構成を有する。
【0047】また、メモリセルMijにおけるフリップフ
ロップ回路FFの絶縁型電界効果トランジスタQ1〜Q
4、トランスファーゲート回路TGの絶縁型電界効果ト
ランジスタQ5、トランスファーゲート回路TG′の絶
縁型電界効果トランジスタQ6、書込用マルチプレクサ
回路MUXWjの絶縁型電界効果トランジスタQ23及
びQ24、読出用マルチプレクサ回路MUXRjの絶縁
型電界効果トランジスタQ11及びQ12、ビット線プ
リチャージ回路PRの絶縁型電界効果トランジスタQ2
1、及びビット線センスアンプ回路AMの絶縁型電界効
果トランジスタQ16及びQ18が、図2に示す従来の
メモリ回路の場合と同様に、高い閾値電圧を有し、読出
回路RRの絶縁型電界効果トランジスタQ7及びQ8、
読出回路RR′の絶縁型電界効果トランジスタQ9及び
Q10、ビット線イコライザ回路EQjの絶縁型電界効
果トランジスタQ22、ビット線プリチャージ回路PR
の絶縁型電界効果トランジスタQ13及びQ14、ビッ
ト線センスアンプ回路AMの絶縁型電界効果トランジス
タQ17、Q18及びQ20が、メモリセルMijにおけ
るフリップフロップ回路FFの絶縁型電界効果トランジ
スタQ1〜Q4、トランスファーゲート回路TGの絶縁
型電界効果トランジスタQ5、トランスファーゲート回
路TG′の絶縁型電界効果トランジスタQ6、書込用マ
ルチプレクサ回路MUXWjの絶縁型電界効果トランジ
スタQ23及びQ24、読出用マルチプレクサ回路MU
XRjの絶縁型電界効果トランジスタQ11及びQ1
2、ビット線プリチャージ回路PRの絶縁型電界効果ト
ランジスタQ21、及びビット線センスアンプ回路AM
の絶縁型電界効果トランジスタQ16及びQ18に比
し、低い閾値電圧を有している。
【0048】以上が、本発明によるメモリ回路の実施の
形態の構成である。このような構成を有する本発明によ
るメモリ回路によれば、図2に示す従来のメモリ回路の
場合に準じて、書込用データ線DW及びDW′に、高電
位及び低電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の
「1」及び「0」をとるデータの「1」及び「0」をそ
れぞれ与えている状態で、書込用ワード線WWiに、同
じく高電位及び低電位でそれぞれ意味づけられた2値表
示の「1」及び「0」をとる行選択用信号の「1」を、
書込用ワード線WWiを選択する信号として与え、次
で、書込用ビット線マルチプレクサ回路MUXWjの列
選択用信号入力端MUXWSjに、同じく高電位及び低
電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の「1」及び
「0」をとる列選択用信号の「1」を書込用ビット線B
j及びBWj′を選択する信号として与えれば、データ
信号の「1」及び「0」が、書込用ビット線マルチプレ
クサ回路MUXWiの絶縁型電界効果トランジスタQ2
3及びQ24をそれぞれ通り、次で、メモリセルMij
トランスファーゲート回路TGの絶縁型電界効果トラン
ジスタQ5及びトランスファーゲート回路TG′の絶縁
型電界効果トランジスタQ6をそれぞれ通って、フリッ
プフロップ回路FFの論理信号入出力端a及びa′にそ
れぞれ与えられ、これにより、フリップフロップ回路F
Fの絶縁型電界効果トランジスタQ1及びQ4がオン、
絶縁型電界効果トランジスタQ2及びQ3がオフとな
り、このため、メモリセル用電源端1に高電位電源VD
を接続しておけば、フリップフロップ回路FFの論理信
号入出力端a及びa′に高電位電源VDの電位(高電
位)及び接地の低電位をそれぞれとるデータの「1」及
び「0」がそれぞれ得られ、そして、その状態が、爾
後、書込用ワード線WWiに行選択用信号の「0」が与
えられることによって保たれる、という書込用データ線
DW及びDW′にデータの「1」及び「0」をそれぞれ
与えてのデータの書き込みが行われる。なお、書込用ワ
ード線WWiに行選択用信号の「0」が与えられるのに
応じ、列選択用信号入力端MUXWSjに列選択用信号
の「0」が与えられ、書込用データ線DW及びDW′に
それぞれいままで与えられたデータの「1」及び「0」
が、それと同じデータの「1」及び「0」またはそれと
異なるデータの「0」及び「1」にそれぞれなる。
【0049】また、書込用データ線DW及びDW′に、
データの「0」及び「1」をそれぞれ与えている状態
で、書込用ワード線WWiに、行選択用信号の「1」を
与え、次で、書込用ビット線マルチプレクサ回路MUX
jの列選択用信号入力端MUXWSjに列選択用信号の
「1」を与えれば、データ信号の「0」及び「1」が、
書込用ビット線マルチプレクサ回路MUXWiの絶縁型
電界効果トランジスタQ23及びQ24をそれぞれ通
り、次で、メモリセルMijのトランスファーゲート回路
TGの絶縁型電界効果トランジスタQ5及びトランスフ
ァーゲート回路TG′の絶縁型電界効果トランジスタQ
6をそれぞれ通って、フリップフロップ回路FFの論理
信号入出力端a及びa′にそれぞれ与えられ、これによ
り、フリップフロップ回路FFの絶縁型電界効果トラン
ジスタQ2及びQ3がオン、絶縁型電界効果トランジス
タQ1及びQ4がオフとなって、フリップフロップ回路
FFの論理信号入出力端a及びa′にデータの「0」及
び「1」がそれぞれ得られ、そして、その状態が、爾
後、書込用ワード線WWiに行選択用信号の「0」が与
えられることによって保たれる、という書込用データ線
DW及びDW′に「0」及び「1」をそれぞれ与えての
データの書き込みが行われる。なお、書込用ワード線W
iに行選択用信号の「0」が与えられるのに応じ、列
選択用信号入力端MUXWSjに列選択用信号の「0」
が与えられ、また、書込用データ線DW及びDW′にそ
れぞれいままで与えられていたデータの「0」及び
「1」が、それと同じデータの「0」及び「1」または
それと異なるデータの「1」及び「0」にそれぞれな
る。
【0050】また、スリープ用信号入力端PRSSに高
電位及び低電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の
「1」及び「0」をとるスリープ用信号の「1」を与
え、次で、読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXR
jの列選択用信号入力端MUXRSjに列選択用信号の
「1」を与え、それと同時にまたはそれと前後して、ビ
ット線イコライザ回路EQjのプリチャージ制御用信号
入力端EQSj及びビット線プリチャージ回路PRのプ
リチャージ制御用信号入力端PRSに、高電位及び低電
位でそれぞれ意味づけられた2値表示の「1」及び
「0」をとるプリチャージ制御用信号の「1」及び
「0」をそれぞれ与えれば、プリチャージ用兼センスア
ンプ用電源端23に高電位電源VDを接続しておくこと
によって、読出用データ線DR及び接地間のデータ線容
量CD、及び読出用データ線DR′及び接地間のデータ
線容量CD′が、高電位電源VDによって、絶縁型電界
効果トランジスタQ21、及びビット線プリチャージ回
路PRの絶縁型電界効果トランジスタQ13及びQ14
をそれぞれ通って、高電圧に充電され、そして、その充
電電圧が、ビット線プリチャージ回路PRの絶縁型電界
効果トランジスタQ15によって等化される、という状
態が得られるとともに、読出用ビット線BRj及び接地
間のビット線容量CBj、及び読出用ビット線BRj′及
び接地間のビット線容量CBj′が、データ線容量C
D、及びCD′が上述したように高電圧に充電されてい
ることにより高電位電源とみなされるデータ線容量CD
及びCD′による高電位電源によって、読出用ビット線
マルチプレクサ回路MUXRjの絶縁型電界効果トラン
ジスタQ11及びQ12をそれぞれ通って、高電圧に充
電され、そして、それらの充電電圧が、ビット線イコラ
イザ回路EQjの絶縁型電界効果トランジスタQ22に
よって等化されている、という状態が得られる。
【0051】そして、そのような状態から、ビット線イ
コライザ回路EQjのプリチャージ制御用信号入力端E
QSj及びビット線プリチャージ回路PRのプリチャー
ジ制御用信号入力端PRSに、プリチャージ制御用信号
の「0」及び「1」をそれぞれ与えてから、読出用ワー
ド線WRiに行選択用信号の「1」を与え、それと同時
にまたはそれと前後して、ビット線センスアンプ回路A
Mのセンスアンプ活性化用信号入力端AMSに高電位及
び低電位でそれぞれ意味づけられた2値表示の「1」及
び「0」をそれぞれとるセンスアンプ活性化用信号の
「1」を与えれば、いま、メモリセルMijがそのフリ
ップフロップ回路FFの論理信号入出力端a及びa′に
データの「1」及び「0」をそれぞれ出力しているデー
タの書込状態であるとするとき、そのデータの「1」及
び「0」が次に述べるようにして読み出される。
【0052】すなわち、この場合、ビット線容量CBj
及びデータ線容量CDが充電もされなければ充電電荷を
実質的に放電せず、よって、読出用データ線DRにデー
タの「1」が得られ、それがビット線センスアンプ回路
AMの論理信号入出力端bに与えられるが、ビット線容
量CBj′の充電電荷がメモリセルMijの読出回路R
R′の絶縁型電界効果トランジスタQ9及びQ10を通
じて接地に放電されるとともに、データ線容量CD′の
充電電荷も読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXR
jの絶縁型電界効果トランジスタQ12、メモリセルM
ijの読出回路RR′の絶縁型電界効果トランジスタQ9
及びQ10を通じて接地に放電され、よって、読出用デ
ータ線DR′にデータの「0」が得られ、それがビット
線センスアンプ回路AMの論理信号入出力端b′に与え
られる。
【0053】このため、読出用データ線DR′に、プリ
チャージ用兼センスアンプ用電源端23に接続されてい
る高電位電源の高電位が、ビット線センスアンプ回路A
Mの絶縁型電界効果トランジスタQ16及びビット線プ
リチャージ回路PRの絶縁型電界効果トランジスタQ2
1を通じて与えられ、また読出用データ線DR′に、接
地電位(低電位)が、ビット線センスアンプ回路AMの
絶縁型電界効果トランジスタQ19及びQ20を通じて
与えられ、よって、読出用データ線DR及びDR′に、
ビット線センスアンプ回路AMの論理信号入出力端b及
びb′に与えられたデータの「1」及び「0」の増幅さ
れたデータの「1」及び「0」が得られる、という態様
で、メモリセルMijがそのフリップフロップ回路FFの
論理信号入出力端a及びa′にデータの「1」及び
「0」をそれぞれ出力しているデータの書込状態からの
データの読み出しが行われる。
【0054】また、メモリセルMijがそのフリップフ
ロップ回路FFの論理信号入出力端a及びa′にデータ
の「0」及び「1」をそれぞれ出力しているデータの書
込状態であるとするとき、そのデータの「0」及び
「1」が次に述べるようにして読み出される。
【0055】すなわち、この場合、ビット線容量C
j′及びデータ線容量CD′が充電もされなければ充
電電荷を実質的に放電せず、よって、読出用データ線D
R′にデータの「1」が得られ、それがビット線センス
アンプ回路AMの論理信号入出力端b′に与えられる
が、ビット線容量CBの充電電荷がメモリセルMijの読
出回路RRの絶縁型電界効果トランジスタQ7及びQ8
を通じて接地に放電されるとともに、データ線容量CD
の充電電荷も読出用ビット線マルチプレクサ回路MUX
jの絶縁型電界効果トランジスタQ11、メモリセル
ijの読出回路RRの絶縁型電界効果トランジスタQ7
及びQ8を通じて接地に放電され、よって、読出用デー
タ線DRにデータの「0」が得られ、それがビット線セ
ンスアンプ回路AMの論理信号入出力端bに与えられ
る。
【0056】このため、読出用データ線DR′に、プリ
チャージ用兼センスアンプ用電源端23に接続されてい
る高電位電源の高電位が、ビット線センスアンプ回路A
Mの絶縁型電界効果トランジスタQ18及びビット線プ
リチャージ回路PRの絶縁型電界効果トランジスタQ2
1を通じて与えられ、また読出用データ線DRに、接地
電位(低電位)が、ビット線センスアンプ回路AMの絶
縁型電界効果トランジスタQ17及びQ20を通じて与
えられ、よって、読出用データ線DR及びDR′に、ビ
ット線センスアンプ回路AMの論理信号入出力端b及び
b′に与えられるデータの「0」及び「1」の増幅され
たデータの「0」及び「1」が得られる、という態様
で、メモリセルMijがそのフリップフロップ回路FFの
論理信号入出力端a及びa′にデータの「0」及び
「1」をそれぞれ出力しているデータの書込状態からの
データの読み出しが行われる。なお、上述したデータの
読み出しが行われたところで、読出用ワード線WRi
行選択用信号の「0」が与えられ、またビット線センス
アンプ回路AMのセンスアンプ活性化用信号入力端AM
Sにセンスアンプ活性化用信号の「0」が与えられ、ス
リープ用信号入力端PRSSにスリープ用信号の「0」
が与えられる。
【0057】上述したところから、図1に示す本発明に
よるメモリ回路によれば、書込用データ線DW及びD
W′にそれぞれ与えるデータの「1」及び「0」、また
は「0」及び「1」を、メモリセルMijに書き込ませる
ことができ、また、そのメモリセルMijに書き込まれた
データの「1」及び「0」、または「0」及び「1」
を、読出用データ線DR及びDR′にそれぞれビット線
センスアンプ回路AMで増幅して読み出すことができる
ことが明らかである。
【0058】また、図1に示す本発明によるメモリ回路
によれば、上述したように、メモリセルMijに書き込ま
れたデータの「1」及び「0」、または「0」及び
「1」を、読出用データ線DR及びDR′にビット線セ
ンスアンプ回路AMで増幅して読み出すことができる
が、この場合、図2に示す従来のメモリ回路の場合に準
じて、ビット線センスアンプ回路AMの論理信号入出力
端b及びb′に与えられるデータの「1」及び「0」、
または「0」及び「1」は、読出用ビット線BRj及び
BRj′、及び読出用データ線DR及びDR′が、読出
用ビット線BRj及び接地間のビット線容量CBj、及び
読出用ビット線BRj及び接地間のビット線容量CBj
が、読出用データ線DR及び接地間のデータ線容量C
D、及び読出用データ線DR′及び接地間のデータ線容
量CD′に比し大であるように、予め形成されていれ
ば、読出用ビット線BRj及びBRj′上の電位変動に対
する読出用データ線DR及びDR′上の電位変動が、読
出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRjの絶縁型電
界効果トランジスタQ11及びQ22のために、読出用
ビット線BRj及びBRj′上の電位変動に比し、大きく
得られることから、メモリセルMijに書き込まれたデー
タの「1」及び「0」、または「0」及び「1」が、読
出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRjの絶縁型電
界効果トランジスタQ11及びQ12によってそれぞれ
増幅されたデータの「1」及び「0」、または「0」及
び「1」である。このため、図2に示す従来のメモリ回
路の場合と同様に、ビット線センスアンプ回路AMが、
その論理信号入出力端b及びb′に与えられるデータの
「1」及び「0」、または「0」及び「1」に高速に応
答し、よって、メモリセルMijに書き込まれたデータの
「1」及び「0」、または「0」及び「1」の読出用デ
ータ線DR及びDR′への読み出しを、高速に行うこと
ができる、という特徴を有する。
【0059】さらに、図1に示す本発明によるメモリ回
路によれば、図2に示す従来のメモリ回路の場合に準じ
て、ビット線容量CBj及びCBj′が、ビット線プリチ
ャージ回路PRのプリチャージ用電源端2に接続されて
いる高電位電源によって充電されるデータ線容量CD及
びCD′の充電電圧よりも、読出用ビット線マルチプレ
クサ回路MUXRjの絶縁型電界効果トランジスタQ1
1及びQ12の閾値電圧分低い充電電圧にしか充電され
ないので、その分、高電位電源の消費電力が少なくて済
む、という特徴を有する。
【0060】また、図1に示す本発明によるのメモリ回
路によれば、メモリセルMijにおいて、読出用ビット線
BRj及び接地間に絶縁型電界効果トランジスタQ7及
びQ8の直列回路でなる読出回路RRが接続され、また
読出用ビット線BRj′及び接地間に絶縁型電界効果ト
ランジスタQ9及びQ10の直列回路でなる読出回路R
R′が接続され、そして、それら読出回路RRの絶縁型
電界効果トランジスタQ7及びQ8、及び読出回路R
R′の絶縁型電界効果トランジスタQ9及びQ10が低
い閾値電圧を有しているので、上述したようにビット線
容量CBjの充電電荷を読出回路RRの絶縁型電界効果
トランジスタQ7及びQ8を通じて接地に放電すると
き、及びビット線容量CBj′の充電電荷を読出回路R
R′の絶縁型電界効果トランジスタQ9及びQ10を通
じて接地に放電するとき、それらの放電を急速に行わせ
ることができる。このため、メモリセルMijに書き込ま
れたデータの「1」及び「0」、または「0」及び
「1」の読出用データ線DR及びDR′への読み出し
を、図2に示す従来のメモリ回路の場合に比し高速化す
ることができる。
【0061】さらに、図1に示す本発明によるメモリ回
路によれば、読出用ビット線BRj及びBRj′間に接続
されている絶縁型電界効果トランジスタQ22を有する
ビット線イコライザ回路EQjを有し、そして、そのビ
ット線イコライザ回路EQjの絶縁型電界効果トランジ
スタQ22が低い閾値電圧を有しているので、上述した
ように、読出用ビット線BRj及び接地間のビット線容
量CBj、及び読出用ビット線BRj′及び接地間のビッ
ト線容量CBj′が、高電圧に充電され、そしてその充
電電圧を、ビット線イコライザ回路EQjの絶縁型電界
効果トランジスタQ22によって、等化させるとき、そ
の等化を急速に行わせることができる。このため、メモ
リセルMijに書き込まれたデータの「1」及び「0」、
または「0」及び「1」の読出用データ線DR及びD
R′への読み出しを、図2に示す従来のメモリ回路の場
合に比し高速化することができる。
【0062】また、図1に示す本発明によるメモリ回路
によれば、ビット線プリチャージ回路PRにおいて、プ
リチャージ用兼センスアンプ用電源端23と読出用デー
タ線DRとの間に絶縁型電界効果トランジスタQ21を
介して絶縁型電界効果トランジスタQ13が接続され且
つプリチャージ用兼センスアンプ用電源端23と読出用
データ線DR′との間に絶縁型電界効果トランジスタQ
21を介して絶縁型電界効果トランジスタQ13が接続
されているとともに、読出用データ線DR及びDR′間
に絶縁型電界効果トランジスタQ15が接続され、そし
て、絶縁型電界効果トランジスタQ13〜Q15が低い
閾値電圧を有しているので、上述したように、読出用デ
ータ線DR及び接地間のデータ線容量CD及び読出用デ
ータ線DR′及び接地間のデータ線CD′、及び読出用
ビット線BRj及び接地間のビット線容量CBj及び読出
用ビット線BRj′及び接地間のビット線容量CBj
を、プリチャージ用兼センスアンプ用電源端23に接続
している高電位電源に基づき充電させるとき、その充電
を急速に行わせることができ、また、上述したように、
読出用データ線DR及びDR′の充電電圧を、絶縁型電
界効果トランジスタQ15によって等化させるとき、そ
の等化を急速に行わせることができる。このため、メモ
リセルMijに書き込まれたデータの「1」及び「0」、
または「0」及び「1」の読出用データ線DR及びD
R′への読み出しを、図2に示す従来のメモリ回路の場
合に比し高速化することができる。
【0063】さらに、ビット線プリチャージ回路PRに
おいて、絶縁型電界効果トランジスタQ13及びQ14
が絶縁型電界効果トランジスタQ21を介してプリチャ
ージ用兼センスアンプ用電源端23に接続され、そし
て、その絶縁型電界効果トランジスタQ21がスリープ
用信号によって制御されるようになされているので、そ
れら絶縁型電界効果トランジスタQ13及びQ14が、
絶縁型電界効果トランジスタQ21を介することなしに
直接的にプリチャージ用兼センスアンプ用電源端23に
接続されている場合に比し、プリチャージ用兼センスア
ンプ用電源端23に接続される高電位電源の消費電力を
低減させることができる。
【0064】また、ビット線センスアンプ回路AMにお
いて、プリチャージ用兼センスアンプ用電源端23と接
地との間に、絶縁型電界効果トランジスタQ21と、
絶縁型電界効果トランジスタQ16及びQ17の直列
回路と絶縁型電界効果トランジスタQ18及びQ19の
直列回路との並列回路と、絶縁型電界効果トランジス
タQ20とが直列に接続され、そして、絶縁型電界効果
トランジスタQ17、Q19及びQ20が低い閾値電圧
を有しているので、上述したように、読出用データ線D
Rに絶縁型電界効果トランジスタQ17及びQ20を通
じて接地電位を与え、また読出用データ線DR′に絶縁
型電界効果トランジスタQ17及びQ20を通じて接地
電位を与えるとき、その接地電位を急速に与えることが
できる。このため、メモリセルMijに書き込まれたデー
タの「1」及び「0」、または「0」及び「1」の読出
用データ線DR及びDR′への読み出しを、図2に示す
従来のメモリ回路の場合に比し高速化することができ
る。
【0065】さらに、ビット線センスアンプ回路AMに
おいて、絶縁型電界効果トランジスタQ16及びQ17
の直列回路と絶縁型電界効果トランジスタQ18及びQ
19の直列回路との並列回路と、絶縁型電界効果トラン
ジスタQ20との直列回路が、絶縁型電界効果トランジ
スタQ21を介して、プリチャージ用兼センスアンプ用
電源端23に接続され、そしてその絶縁型電界効果トラ
ンジスタQ21がスリープ用信号によって制御されるよ
うになされているので、絶縁型電界効果トランジスタQ
16及びQ17の直列回路と絶縁型電界効果トランジス
タQ18及びQ19の直列回路との並列回路と、絶縁型
電界効果トランジスタQ20との直列回路が、絶縁型電
界効果トランジスタQ21を介することなしに直接的に
プリチャージ用兼センスアンプ用電源端23に接続され
ている場合に比し、プリチャージ用兼センスアンプ用電
源端23に接続される高電位電源の消費電力を低減させ
ることができる。
【0066】なお、上述においては、本発明によるメモ
リ回路の1つの実施の形態を示したに過ぎず、書込用ビ
ット線BWj及びBWj′に絶縁型電界効果トランジスタ
Q23及びQ24が介挿されている構成を有する書込用
マルチプレクサ回路MUXWjを、それ自体は公知の種
々の書込用マルチプレクサ回路の構成とすることもでき
る。
【0067】また、ビット線センスアンプ回路AMにお
いて、絶縁型電界効果トランジスタQ16及びQ18
を、ビット線プリチャージ回路PRの絶縁型電界効果ト
ランジスタQ21を介してプリチャージ用兼センスアン
プ用電源端23に接続するのに代え、他の絶縁型電界効
果トランジスタを介してプリチャージ用兼センスアンプ
用電源端23に対応しているセンスアンプ用電源端に接
続し、その他の絶縁型電界効果トランジスタのゲートを
絶縁型電界効果トランジスタQ21の場合と同様にスリ
ープ用信号入力端PRSSに接続し、また、これに応
じ、プリチャージ用兼センスアンプ用電源端23を単に
プリチャージ用電源端とした構成とすることもでき、そ
の他、本発明の精神を脱することなしに種々の変型、変
更をなし得るであろう。
【0068】
【発明の効果】本発明によるメモリ回路によれば、メモ
リセルMijに書き込まれているデータを、読出用データ
線DR及びDR′に、より少ない電源の消費電力で、よ
り高速に読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリ回路の実施の形態を示す接
続図である。
【図2】従来のメモリ回路を示す接続図である。
【符号の説明】
1 メモリセル用電源端 2 プリチャージ用電源端 3 センスアンプ用電源端 23 プリチャージ用兼センスアンプ用電源端 AM ビット線センスアンプ回路 AMS センスアンプ活性化用信号入力端 a、a′、b、b′ 論理信号入出力端 Bj 書込兼読出用ビット線 BRj 読出用ビット線 BWj 書込用ビット線 CBj、CBj′ビット線容量 CD、CD′ データ線容量 D、D′ 書込兼読出用データ線 DR、DR′ 読出用データ線 DW、DW′ 書込用データ線 EQj ビット線イコライザ回路 FF フリップフロップ回路 Mij メモリセル MUXj 書込兼読出用ビット線マルチプレクサ回
路 MUXRj 読出用ビット線マルチプレクサ回路 MUXWj 書込用ビット線マルチプレクサ回路 PR ビット線プリチャージ回路 PRS プリチャージ制御用信号入力端 PRSS スリープ用信号入力端 Q1〜Q24 絶縁型電界効果トランジスタ RR、RR′ 読出回路 TG、TG′ トランスファーゲート回路 Wi 書込兼読出用ワード線 WRi 読出用ワード線 WWi 書込用ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 信太郎 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 エヌ ティティエレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ02 JJ05 JJ21 KA28 KA33 KA34 KA38 KB03 KB04 KB09 KB12 QQ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】m×n個(m、nは1以上の整数)のメモ
    リセルM11、M12………M1n;M21、M22………M2n
    ………Mm1、Mm2………Mmnと、 m本の書込用ワード線WW1、WW2………WWmと、 m本の読出用ワード線WR1、WR2………WRmと、 n対の書込用ビット線BW1及びBW1′、BW2及びB
    2′………BWn及びBWn′と、 n対の読出用ビット線BR1及びBR1′、BR2及びB
    2′………BRn及びBRn′と、 n個の読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXR1
    MUXR2………MUXRnと、 対の読出用データ線DR及びDR′と、 ビット線プリチャージ回路PRと、 ビット線センスアンプ回路AMとを有し、 上記メモリセルMij(i=1、2………m、j=1、2
    ………n)が、 メモリセル用電源端と接地との間に、第1の導電型を
    有する第1の絶縁型電界効果トランジスタと第1の導電
    型とは逆の第2の導電型を有する第2の絶縁型電界効果
    トランジスタとがそれらの順に直列に接続されていると
    ともに第1の導電型を有する第3の絶縁型電界効果トラ
    ンジスタと第2の導電型を有する第4の絶縁型電界効果
    トランジスタとがそれらの順に直列に接続され、上記第
    1及び第2の絶縁型電界効果トランジスタのゲートが第
    1の論理信号入出力端に導出され、上記第3及び第4の
    絶縁型電界効果トランジスタのゲートが第2の論理信号
    入出力端に導出されている構成を有するフリップフロッ
    プ回路と、 上記フリップフロップ回路の第1の論理信号入出力端
    と上記書込用ビット線BWjとの間に第2の導電型を有
    する第5の絶縁型電界効果トランジスタが接続され、そ
    の第5の絶縁型電界効果トランジスタのゲートが上記書
    込用ワード線WWiに接続されている構成を有する第1
    のトランスファーゲート回路と、 上記フリップフロップ回路の第2の論理信号入出力端
    と上記書込用ビット線BWj′との間に第2の導電型を
    有する第6の絶縁型電界効果トランジスタが接続され、
    その第6の絶縁型電界効果トランジスタのゲートが上記
    書込用ワード線WWiに接続されている構成を有する第
    2のトランスファーゲート回路と、 上記読出用ビット線BRjと接地との間に第2の導電
    型を有する第7の絶縁型電界効果トランジスタと第2の
    導電型を有する第8の絶縁型電界効果トランジスタとが
    それらの順に直列に接続され、上記第7の絶縁型電界効
    果トランジスタのゲートが上記読出用ワード線WRi
    接続され、上記第8の絶縁型電界効果トランジスタのゲ
    ートが上記フリップフロップ回路の第2の論理信号入出
    力端に接続されている構成を有する第1の読出回路と、 上記読出用ビット線BRj′と接地との間に第2の導
    電型を有する第9の絶縁型電界効果トランジスタと第2
    の導電型を有する第10の絶縁型電界効果トランジスタ
    とがそれらの順に直列に接続され、上記第9の絶縁型電
    界効果トランジスタのゲートが上記読出用ワード線WR
    iに接続され、上記第10の絶縁型電界効果トランジス
    タのゲートが上記フリップフロップ回路の第1の論理信
    号入出力端に接続されている構成を有する第2の読出回
    路とを有し、 上記読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRjが、
    上記読出用ビット線BRj及びBRj′に第2の導電型を
    有する第11及び第12の絶縁型電界効果トランジスタ
    がそれぞれ介挿され、それら第11及び第12の絶縁型
    電界効果トランジスタのゲートが列選択用信号入力端に
    導出されている構成を有し、 上記読出用ビット線BR1、BR2………BRnが、上記
    読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXR1、MUX
    2………MUXRnの第11の絶縁型電界効果トランジ
    スタをそれぞれ通じて、上記読出用データ線DRに接続
    され、 上記ビット線プリチャージ回路PRが、プリチャージ用
    電源端と上記読出用データ線DRとの間に第1の導電型
    を有する第13の絶縁型電界効果トランジスタが接続さ
    れ且つ上記プリチャージ用電源端と上記読出用データ線
    DR′との間に第1の導電型を有する第14の絶縁型電
    界効果トランジスタが接続されているとともに、上記読
    出用データ線DR及びDR′間に第1の導電型を有する
    第15の絶縁型電界効果トランジスタが接続され、上記
    第13、第14及び第15の絶縁型電界効果トランジス
    タのゲートがプリチャージ制御用信号入力端に導出され
    ている構成を有し、 上記ビット線センスアンプ回路AMが、センスアンプ用
    電源端と接地との間に、第1の導電型を有する第16の
    絶縁型電界効果トランジスタと第2の導電型を有する第
    17の絶縁型電界効果トランジスタとがそれらの順に直
    列に接続されている第1の直列回路と第1の導電型を有
    する第18の絶縁型電界効果トランジスタとがそれらの
    順に直列に接続されているとともに、第2の導電型を有
    する第19の絶縁型電界効果トランジスタとがそれらの
    順に接続されている第2の直列回路との並列回路と、第
    2の導電型を有する第20の絶縁型電界効果トランジス
    タとがそれらの順に直列に接続され、上記第16及び第
    17の絶縁型電界効果トランジスタの接続中点と上記第
    18及び第19の絶縁型電界効果トランジスタのゲート
    とが上記読出用データ線DRに接続され、上記第18及
    び第19の絶縁型電界効果トランジスタの接続中点と上
    記第16及び第17の絶縁型電界効果トランジスタのゲ
    ートとが上記読出用データ線DR′に接続され、第20
    の絶縁型電界効果トランジスタのゲートがセンスアンプ
    活性化用信号入力端に導出されている構成を有し、 上記メモリセルMijの第1の読出回路の第7及び第8の
    絶縁型電界効果トランジスタ及び上記メモリセルMij
    上記第2の読出回路の第9及び第10の絶縁型電界効果
    トランジスタが、上記メモリセルMijのフリップフロッ
    プ回路の第1〜第4の絶縁型電界効果トランジスタ、上
    記メモリセルMijの第1のトランスファーゲート回路の
    第5の絶縁型電界効果トランジスタ、上記メモリセルM
    ijの第2のトランスファーゲート回路の第6の絶縁型電
    界効果トランジスタ、及び上記読出用ビット線マルチプ
    レクサ回路MUXRjの第11及び第12の絶縁型電界
    効果トランジスタに比し低い閾値電圧を有することを特
    徴とするメモリ回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のメモリ回路において、 上記ビット線プリチャージ回路PRの第13、第14及
    び第15の絶縁型電界効果トランジスタが、上記メモリ
    セルMijのフリップフロップ回路の第1〜第4の絶縁型
    電界効果トランジスタ、上記メモリセルMijの第1のト
    ランスファーゲート回路の第5の絶縁型電界効果トラン
    ジスタ、上記メモリセルMijの第2のトランスファーゲ
    ート回路の第6の絶縁型電界効果トランジスタ、及び上
    記読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRjの第1
    1及び第12の絶縁型電界効果トランジスタに比し低い
    閾値電圧を有することを特徴とするメモリ回路。
  3. 【請求項3】請求項1記載のメモリ回路において、 上記ビット線センスアンプ回路AMの第17及び第19
    及び第20の絶縁型電界効果トランジスタが、上記メモ
    リセルMijのフリップフロップ回路の第1〜第4の絶縁
    型電界効果トランジスタ、上記メモリセルMijの第1の
    トランスファーゲート回路の第5の絶縁型電界効果トラ
    ンジスタ、上記メモリセルMijの第2のトランスファー
    ゲート回路の第6の絶縁型電界効果トランジスタ、及び
    上記読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRjの第
    11及び第12の絶縁型電界効果トランジスタに比し低
    い閾値電圧を有することを特徴とするメモリ回路。
  4. 【請求項4】請求項1記載のメモリ回路において、 上記ビット線プリチャージ回路PRが、上記プリチャー
    ジ用電源端と上記第13及び第14の絶縁型電界効果ト
    ランジスタとの間に第1の導電型を有し且つ上記第1
    3、第14及び第15の絶縁型電界効果トランジスタに
    比し高い閾値電圧を有する第21の絶縁型電界効果トラ
    ンジスタが介挿され、上記第21の絶縁型電界効果トラ
    ンジスタのゲートがスリープ用信号入力端に導出されて
    いる構成を有することを特徴とするメモリ回路。
  5. 【請求項5】請求項1記載のメモリ回路において、 n個のビット線イコライザ回路EQ1、EQ2………EQ
    nを有し、 上記ビット線イコライザ回路EQjが、上記読出用ビッ
    ト線BRj及びBRj′間に、第2の導電型を有し且つゲ
    ートが上記ビット線プリチャージ回路PRのプリチャー
    ジ制御用信号入力端と相補性を有するプリチャージ用信
    号入力端に導出されている第22の絶縁型電界効果トラ
    ンジスタが接続されている構成を有し、 上記第22の絶縁型電界効果トランジスタが、上記メモ
    リセルMijのフリップフロップ回路の第1〜第4の絶縁
    型電界効果トランジスタ、上記メモリセルMijの第1の
    トランスファーゲート回路の第5の絶縁型電界効果トラ
    ンジスタ、上記メモリセルMijの第2のトランスファー
    ゲート回路の第6の絶縁型電界効果トランジスタ、及び
    上記読出用ビット線マルチプレクサ回路MUXRjの第
    11及び第12の絶縁型電界効果トランジスタに比し低
    い閾値電圧を有することを特徴とするメモリ回路。
JP2000297050A 2000-09-26 2000-09-26 メモリ回路 Pending JP2002100190A (ja)

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