JP2004158015A - 申請書の処理システム及び処理システムに用いられるプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 診療報酬の請求を効率的に行わせることを課題とする。
【解決手段】 診療報酬明細書について罫線情報RD、及び、テキスト情報TDからなる編集用レセプトデータを取得し、罫線情報RDからその診療報酬明細書を書式を認識し、テキスト情報TDについて、コード変換すべきテキストと、コード変換しないテキストとを区別するフォーマット再編集工程S11と、コード変換すべきテキストを所定のコードに変換し、診療報酬明細書についての罫線情報RD、テキスト情報TD、及び、コード情報CDからなる電算用レセプトデータを出力するように構成した電算用データ作成システム21。
【選択図】 図4

Description

本発明は、申請書をコンピュータで処理するための電算用データ作成システム、及び、そのような処理システムに用いられるプログラムに関する。
近年、書類の取得や、報酬の請求、あるいは、届出などに用いられる申請書を電子データで作成し、そのような申請書を受け付ける機関において電子処理する取り組みがなされている。このような申請書の処理について、医師などが患者について行った診療行為の報酬を請求する場合を例にして、以下に説明する。
被保険者などである患者に対して行われた診療に基づいて、その報酬(診療報酬)が保険者から支払われる仕組みを図14に示す。診療報酬の請求は、病院や薬局などである医療機関201が、公的な機関である支払基金などの支払処理機構202に対して請求を行い、支払処理機構202は医療機関201から請求があった診療報酬を集計し、適正であることを審査した後に、その患者が被保険者として加入している保険者(地方自治体など)203にその診療報酬を請求する。また、診療報酬は、保険者203から支払処理機構202に払い込まれ、支払処理機構202が払い込まれた診療報酬を該当する医療機関201に支払う。
医療機関201が支払処理機構202に対して行う診療報酬の請求は、患者ごと、診療ごとに作成される診療報酬の請求を申請する申請書である診療報酬明細書(以下、レセプトという)に基づいて行われている。現在、医療機関201は、レセプトに記載されている情報をレセプトコンピュータ210A,210Bといわれるコンピュータに入力し、特定の管理用アプリケーションを活用して電子データとして保存している。よって、診療報酬の請求を行う際には、電子データをレセプトコンピュータ210A,210Bから出力することになる。
ここで、レセプトコンピュータ210A,210Bからの出力は、大きく分けて、フレキシブルディスクなどの磁気記録媒体への出力と、紙媒体への出力とがあげられる。磁気記録媒体への出力は支払処理機構202と同じフォーマットでレセプトのデータ管理が可能なレセプトコンピュータ210Aにおいて行われ、紙媒体への出力は医療機関201が支払処理機構202と異なるフォーマットでデータ管理しているレセプトコンピュータ210Bにおいて行われている。
また、この場合に申請書を受け付けて処理する機関として働く支払処理機構202は、磁気記録媒体でレセプトデータを入手した場合には、レセプト処理システム20といわれるシステムを用いてレセプトの事務的な点検をコンピュータで行った後に、集計作業44を行う。一方、紙媒体でレセプトを入手した場合には、事務点検45を手作業で行った後に、集計作業44を行う。集計作業44とは、事務的な点検を行った後のレセプトの内容を審査し、保険者203ごとに請求書、及び、紙媒体のレセプトを計数・分類することをいう。
しかしながら、支払処理機構202において紙媒体で郵送されてきたレセプトを手作業で事務点検45を行うことは煩雑であり、手間がかかるという問題を有していた。一方、全ての医療機関201で使用しているレセプトコンピュータ210A,210Bの管理用アプリケーションを支払処理機構202のレセプト処理システム20に対応したアプリケーションに変更させることは事実上、困難であった。
従って、本発明は、申請書の請求を効率的に行わせることを課題とする。
前記の課題を解決するための手段としては、申請書を所定のデータ形式に編集する処理システムがあげられる。このような処理システムとしては、申請書の枠構造を所定のフォーマットに再編集し、申請書に含まれるテキストを、必要に応じて、所定のコードに変換する機能を備え、作成元と処理機関の間で申請書のフォーマットが異なる場合であっても申請書の事務的な点検などの処理を自動で行うことができるような構成が一例としてあげられる。その他の手段については、以下の実施の形態において説明する。
本発明によれば、申請書の電子データにフォーマットの違いや、位置ずれなどがある場合であっても、統一されたフォーマットに編集したり、所定のテキストをコード変換することができる。したがって、申請書の処理を自動で行うことが可能になるので、作業の効率化を図ることができる。
〔第一実施形態〕
本発明の第一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は申請書を処理するシステムの全体構成として、診療報酬の請求を例にして示した図である。図1に示すように、医療機関1は、申請書である診療報酬明細書(以下、レセプトという)についての電子データである電算用レセプトデータ、若しくは、編集用レセプトデータを送付することにより支払基金などの支払処理機構2に診療報酬の支払いを請求する。支払処理機構2は、申請書であるレセプトを受け付けて、処理する機関として働くものであって、事務的な点検、及び、集計作業44を行い、医療機関1から請求された診療報酬を保険者3に請求する。保険者3は、請求額を支払処理機構2に払い込み、支払処理機構2から各医療機関1に対して支払いが行われる。ここで、電算用レセプトデータは、医療機関1が使用しているレセプトコンピュータ10Aが支払処理機構2のフォーマ
ットに対応している場合に使用され、このような電算用レセプトデータは、支払処理機構2のレセプト処理システム20でそのままコンピュータ処理により事務的な点検が行われる。一方、編集用レセプトデータは、支払処理機構2のフォーマットとは異なるフォーマットで医療機関1がレセプト管理を行っているレセプトコンピュータ10Bの場合に作成される。編集用レセプトデータは、電算用データ作成システム21で処理された後に、レセプト処理システム20で処理される。本実施形態は、電算用データ作成システム21により処理が必要な編集用レセプトデータに関連する処理に特徴を有するので、これについて以下に詳細に説明する。
本実施形態の特徴の一つである編集用レセプトデータを出力するレセプトコンピュータ10Bについて図1、図2及び図3を参照しながら説明する。なお、図2はレセプトコンピュータの構成を示す図であり、図3はデータ出力時の処理を説明するフローチャートである。
図2に示すように、申請書としてのレセプトを作成する装置であるレセプトコンピュータ10Bは、CPU(Central Processing Unit)11、メインメモリ12、記憶装置13、入出力装置14、通信制御装置15、外部記憶装置16などがシステムバス17で接続された構成を有している。CPU11は、メインメモリ12に読み出されたプログラムなどと協働して、レセプトコンピュータ10Bを統括的に制御するものである。記憶装置13は、メインメモリ12に読み出されるプログラムや、作成したレセプトのデータを記憶しておくために用いられ、ハードディスクなどから構成される。入出力装置14は、キーボード、マウス、モニタ、プリンタなどがI/O(Input/Output)装置を介して接続されている。通信制御装置15は、モデムなどから構成され、TCP/IP(Transport
Control Protocol/Internet Protocol)で通信を行う機能を有している。外部記憶装置16は、フレキシブルディスクなどの記録媒体にデータを出力するために用いられる。
メインメモリ12に読み出され、起動するプログラムは、レセプトコンピュータ10Bに接続されている各種装置を制御するプログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)12Aや、システム管理、並びに、環境設定を提供するOS(Operating System)12Bや、入出力装置14から入力されたレセプトを電子データ化して管理するためのアプリケーションであるレセプト管理用アプリケーション18、レセプト管理用アプリケーション18からプリンタにデータ出力する際に用いられるプリンタドライバ12C、編集用レセプトデータを出力するためのレセプトデータ出力ドライバ19などである。
このうち、レセプト管理用アプリケーション18は、支払処理機構2とは異なるフォーマット、すなわち、支払処理機構2とは異なる枠構造やコードを使用してレセプトを管理するか、コードを全く用いないでレセプトを管理するアプリケーションである。また、レセプト管理用アプリケーション18で処理されたデータを編集用レセプトデータとして出力させるためのプログラムは、レセプトデータ出力ドライバ19である。このレセプトデータ出力ドライバ19は、少なくともレセプト管理用アプリケーション18が起動している間はメインメモリ12に常駐しており、レセプト管理用アプリケーション18に対しては、仮想のプリンタとして働く。すなわち、レセプト管理用アプリケーション18からデータを編集用レセプトデータとして出力する際には、レセプト管理用アプリケーション1
8に用意されている通常のデータ保存メニューではなく、印刷メニューを用いる。なお、印刷メニューは、所定のGUI(Graphical User Interface)を活用してモニタ画面に表示されるダイアログボックスなどであることが望ましい。このような印刷メニューは、使用可能なプリンタが文字やアイコンで表示され、ユーザによる選択が可能な構成になっており、使用可能なプリンタの一つとしてレセプトデータ出力ドライバ19の名称や、アイコンが表示されることになる。
レセプトデータ出力ドライバ19は、編集用レセプトデータを出力するのに必要な設定を行うことが可能に構成されている。ここで行われる設定とは、出力先の選択や、ファイル形式の選択、ファイル名の設定、ファイルに添付される医療機関1の情報などがあげられる。出力先の選択肢としては、通信制御装置15から通信網を経由して支払処理機構2に直接にファイル送信する場合と、外部記憶装置16に装着された磁気記録媒体にファイルを書き込む場合とがあげられる。ファイル形式の選択は、図1に示す支払処理機構2の電算用データ作成システム20が受け付けを容認するファイル形式、例えば、XML(eXtensible MarkupLanguage)形式、HTML(HyperText Markup Language)形式などが選択できる。ファイル名の設定も支払処理機構2の電算用データ作成システム21が受け付けを容認している所定の形式に則ったものを選択できる。ファイルに添付される医療機関1の情報としては、医療機関1の名称、住所、識別可能なIDなどがテキスト入力されることが望ましい。
このレセプトデータ出力ドライバ19が行う具体的な処理としては、レセプト管理用アプリケーション18から出力されるデータを、所定の形式でファイルにして、出力させるものである。この処理について、レセプトコンピュータ10Bを操作するユーザからの観点を中心に、図3を用いて説明する。
図3のステップS1に示すように、ユーザは入出力装置14を用いて診療内容などからなるレセプトを入力する。入力されたレセプトのデータは、記憶装置13に記憶される。レセプトを入力したユーザは、このデータを出力するか否かを判断する(ステップS2)。出力しない場合(NO)は、時間や日をあらためて新たなレセプトの入力が行われる。一方、一定期間、又は、一定量のレセプトを入力したら、診療報酬の請求のためにレセプトを出力する(ステップS2でYES)。
レセプトのデータを出力するためには、まず、ステップS3において出力方法を選択する。出力方法が編集用レセプトデータでの出力である場合(ステップS4においてYES)には、レセプト管理用アプリケーション18の印刷メニュー画面でレセプトデータ出力ドライバ19を選択する(ステップS5)。なお、レセプトデータ出力ドライバ19を選択するとは、印刷メニューに表示される仮想プリンタを選択し、印刷開始ボタンをクリックすることが一例としてあげられる。
ここで、レセプトデータ出力ドライバ19の設定が磁気記録媒体への出力であった場合(ステップS6においてYES)には、外部記憶装置16の磁気記録媒体にファイルとして出力し(ステップS7)、処理を終了する。一方、レセプトデータ出力ドライバ19の設定が通信網による出力であった場合(ステップS6においてNO)には、ステップS8に進み、通信制御装置15から通信網を利用して支払処理機構2に直接にファイル送信を行い、処理を終了する。
前記のステップS4において出力方法が編集用レセプトデータでない場合(NO)、すなわち、紙媒体への出力である場合には、ステップS9に進み、出力先であるプリンタに対応したプリンタドライバ12Cを選択する。プリンタドライバ12Cを選択して印刷開始ボタンをクリックすると、ステップS10においてプリンタが紙媒体にレセプトを印刷し、処理を終了する。
このようなレセプトデータ出力ドライバ19を用いて編集用レセプトデータを出力すると、医療機関1が使用しているレセプト管理用アプリケーション18が採用しているフォーマットが支払処理機構2のレセプト処理システム20と異なる場合であっても、後に説明する電算用データ作成システム21による処理を可能にし、レセプト処理システム20で処理可能なフォーマットに編集することが可能になる。特にレセプトデータ出力ドライバ19は、レセプトコンピュータ10Bにインストールするだけで、レセプト管理用アプリケーション18に何ら変更を加えずに、このようなデータ処理を可能にすることができるというメリットを有している。なお、レセプトデータ出力ドライバ19は、プログラムとして磁気記録媒体に記憶されて配布されたり、通信網を介してサーバからダウンロード
できるようにすることが望ましい。
次に、支払処理機構2の電算用データ作成システム21について図4から図6を用いて説明する。なお、図4は支払処理機構の電算用データ作成システムで行われる処理を説明する概念図であり、図5は電算用データ作成システムの構成を示す図である。図6はコード変換辞書の構成を示す図である。
図4に示すように、電算用データ作成システム21は、罫線の位置をピクセル単位で示した罫線情報RDと、テキストを含むテキスト情報TDとからなる編集用レセプトデータを取得し、予め設置されているフォーマットに再編集するフォーマット再編集工程S11と、テキスト情報TDの一部についてコード変換を行うコード変換工程S12とを有し、罫線情報RD、コード変換されないテキスト情報TD、及び、コード情報CDからなる電算用レセプトデータを作成するものである。ここで、テキスト情報TDとは、氏名、傷病名などのテキストのフォントサイズと、その内容と、テキストの位置をピクセル単位で示した位置情報とから構成されている。また、コード情報CDとは、テキスト情報TDのうち、傷病名の具体的な名称や、医薬品の一般名などを予め決められたコードに変換したも
の、及び、その位置情報をいう。
このような処理を行う電算用データ作成システム21は、図5に示すようにCPU22、メインメモリ23、記憶装置24、入出力装置25、通信制御装置26、外部記憶装置27などがシステムバス28で接続された構成を有している。CPU22は、メインメモリ23に読み出されたプログラムなどと協働して、システム全体を統括的に制御するものである。記憶装置24は、メインメモリ23に読み出されるプログラムなどを記憶しておくために用いられ、ハードディスクなどから構成される。入出力装置25は、キーボード、マウス、モニタ、プリンタなどがI/O装置を介して接続されている。通信制御装置26は、モデムなどから構成され、TCP/IPで通信を行う機能を有している。外部記憶装置27は、フレキシブルディスクなどの記録媒体にデータを出力するために用いられる
メインメモリ23に読み出され、起動するプログラムは、各種装置を制御するプログラムであるBIOS23Aと、システム管理、並びに、環境設定を提供するOS23Bや、入手した編集用レセプトデータを所定のフォーマットに再編集するアプリケーションであるレセプト解析アプリケーション29、編集用レセプトデータに含まれるテキストの一部をコード変換するコード変換アプリケーション30、各アプリケーション29,30からプリンタにデータ出力する際に用いられるプリンタドライバ23Cなどである。
記憶装置24には、各プログラムが記憶されていると共に、枠情報31と、枠−項目リンク情報32、及び、コード変換辞書33とが保存されている。
枠情報31は、レセプトを紙媒体で出力した場合や、画面表示させる場合のフォーマットの罫線部分、つまり、枠構造についての情報であり、医療機関1が使用するレセプトの枠構造、及び、レセプト処理システム20で使用するレセプトの枠構造についての情報が用意されている。なお、実際に各医療機関1が使用するレセプトのフォーマットは、数種類のうちから選択されるので、枠情報31として用意されている情報の種類は、実際の医療機関1の数に比べて充分に少ない。
枠−項目リンク情報32は、枠情報31により形成される罫線で区画される各枠に対して「氏名」、「傷病名」などの項目名を割り付けるための情報である。この枠−項目リンク情報32は枠情報31ごとに設けられている。
コード変換辞書33は、傷病名や医薬品名などを、所定のコードに変換するための辞書であり、その構成の一例は図6に示すようである。例えば、傷病名「風邪」についてコード変換辞書33を検索すると、コードとして「021」が得られる。コード変換をスムーズに行うために、コード変換辞書33には候補として、ひらがなや、カタカナ、英字表記、略称なども登録されており、候補の追加登録も可能に構成されている。
このような電算用データ作成システム21におけるフォーマット再編集工程S11の詳細について図7のフローチャートを用い、コード変換工程S12の詳細について図8のフローチャートを用いて、それぞれ説明する。
まず、フォーマット再編集工程S11は、ステップS21のデータ入力により始まる。データ入力とは、医療機関1で作成された編集用レセプトデータが磁気記録媒体に記録された状態で郵送されてきた場合には、その磁気記録媒体を図5の外部記憶装置27に装着し、記録されているデータを読み込むことである。一方、医療機関1で入力された編集用レセプトデータが通信網を経由して送信されてきた場合には、送信されたファイルを通信制御装置26で受信することである。
続くステップS22において、入力したデータから罫線情報RDに着目してレセプトの枠構造を抽出する。さらに、その枠構造を構成する各枠に対して、テキストを関連付ける(ステップS23)。ここでの関連付けは、テキスト情報TDに含まれるテキストの位置情報に基づいて行われる。
ここまでの処理で医療機関1で管理しているレセプトが再現されるので、ステップS24で記憶装置24に予め登録されている枠情報31、及び、枠−項目リンク情報32を参照してレイアウトの解析を行う。この工程では、医療機関1がレセプトをデータ化した際に罫線位置や、テキストの位置がずれていた場合に、そのような罫線の位置をレセプト処理システム20に適合するように修正する。さらに具体的には、医療機関1がレセプトをデータ化した際に位置ずれが発生していた場合には、そのような位置ずれが編集用レセプトデータにも反映される。例えば、図4に示す編集用レセプトデータの最上段のテキスト情報TD1の垂直方向の位置情報TDY1が10ピクセル分だけずれていた場合には、位置情報TDY1が修正され、修正された位置情報TDY1が電算用レセプトデータとなる。
さらに、ステップS25で、後のコード変換工程S12においてコード変換すべき項目(読取項目)をテキスト情報TDから抽出し、ラベルを付与するなどの処理を行う。読取項目の決定は、枠−項目リンク情報32により決定される項目の位置と一致するテキスト情報を抽出することにより行われる。さらに具体的には、図4に示す編集用レセプトデータの最下段のテキスト情報TD2の傷病名「カゼ」に図示しないラベルなどが付与されることになる。読取項目に設定されるテキストの種類、つまり、コード変換すべきテキストとしては、傷病名の具体的名称や、医薬品名の具体的名称などがあげられ、読取項目に設定されないテキストの種類、つまり、コード変換しないテキストとしては、項目名として傷病名や、患者の氏名などがあげられる。
そして、これらの情報をもとに、レセプトのフォーマットを再度、作成し(ステップS26)、出力する(ステップS27)。なお、ここでの出力とは、レセプトデータを記憶装置24や、外部記憶装置27、通信制御装置26、又は、コード変換アプリケーション30に受け渡すこと、あるいは、図示しないモニタに表示させることをいう。
次に、フォーマットを再編集したデータに含まれる所定のテキストをコード変換するコード変換工程S12について説明する。
図8のステップS31でデータが入力されると、受け取ったデータからラベルが付与されているなどして読取項目として識別されているテキスト情報TDからテキストを抽出し(ステップS32)、そこに含まれているテキストについてコード変換辞書33を検索し、対応するコードを抽出する(ステップS33)。なお、ここでのデータ入力とは、レセプト解析アプリケーション29からデータを受け取ることをいう。
コード変換辞書33による変換が可能な場合(ステップS34においてYES)は、そのテキストをコードに変換し(ステップS35)、変換したコードを含む電算用レセプトデータを出力する(ステップS36)。出力される電算用レセプトデータとしては図4に示すように、編集用レセプトデータのテキスト情報TD2が、コード情報CDに変換されたものがあげられる。
一方、ステップS34でNOの場合、つまり、テキストに対応したコードを抽出することができなかった場合は、入出力装置25であるモニタにエラー表示が出力されるので、画面の指示に従って作業者が必要なデータの入力を行う(ステップS37)。エラー画面は、コードを抽出できなかったテキストを表示する欄と、作業者が正しいコード、及び/又は、テキストを入力する入力欄とを含んで構成することが望ましい。コードの入力欄は、エラーの原因となったテキストから変換すべきコードを判断できる場合に用いられる。テキストの入力欄は、変換すべきコードは不明であっても、コード抽出可能なテキスト表記が判明している場合に用いられる。このようなコード、又は、テキストの入力は、ステップS37で入力されたデータに基づいてコード変換辞書33に登録されているコードを抽出できるまで(ステップS38でYESになるまで)行われ、コードを抽出できた場合にはステップS39に進む。
ステップS39では、エラーの原因となったテキスト、又は、コードをコード変換辞書33に登録するか否かの判断を行う。エラーの原因が医療機関1側の入力ミスであった場合には、コード変換辞書33に新しい情報を学習させる必要がないので、ステップS36に進み、データを出力する。一方、このようなエラーが今後も発生する可能性が高い場合には、辞書登録(ステップS40)を行ってから、ステップS36に進んでデータを出力する。
なお、ステップS40の辞書登録を行う際には、図6に示すようにコード変換辞書33をテーブル化した画面が表示されるので、ユーザが所定位置にカーソルを移動して空白のコード欄、又は、候補の空白の欄に必要な情報を入力する。例えば、図6において、コード「22」の候補に「フクツウ」がないことがエラー原因であった場合には、コード「22」の行の第3候補の欄に「フクツウ」と入力し、登録処理命令を行う。この登録処理命令により記憶装置24に保存、構築されているコード変換辞書33の内容が更新される。
このような電算用データ作成システム21は、編集用レセプトデータから枠構造を抽出する手段と、抽出した枠構造に対して項目を割り付ける手段と、割り付けられた項目のうち特定の項目のテキストをコードに変換する手段とを備えることで、医療機関1がレセプトの管理に用いているアプリケーションの種類によらずに、レセプト処理システム20での自動処理を可能にすることができる。これにより、人手により行われていた事務的な点検作業の手間を大幅に減少させることができる。特に、フォーマット再編集工程(図4のステップS11)を設けることにより、罫線やテキストの位置に微妙なずれがある場合でも支障なく処理することが可能になっている。また、編集用レセプトデータのコード変換に用いるコード変換辞書33に複数の候補を登録可能にしたので、コード変換の効率を高めることができている。
〔第二実施形態〕
本発明の第二実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図9は本実施形態における電算用データ作成システムの構成を示す図である。本実施形態において、前記した第一実施形態と同じ構成要素については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。また、本実施形態においても、申請書はレセプトとして説明する。
本実施形態における電算用データ作成システム41は、編集用レセプトデータを入手して所定のフォーマットに再編集するコンピュータ端末からなるフォーマット編集装置42と、フォーマット編集装置42により再編集されたデータに含まれる一部のテキストをコード変換するコード変換装置43とから構成されている。ここで、フォーマット編集装置42は、膨大な位置情報をすばやく処理できるように複数設けられている。
フォーマット編集装置42は、CPU51、メインメモリ52、記憶装置53、入出力装置54、通信制御装置55、外部記憶装置56などがシステムバス57で接続された構成を有している。メインメモリ52には、レセプト解析アプリケーション29が展開・起動されており、CPU51や、記憶装置53に保存されている枠情報31、及び、枠−項目リンク情報32と協働することで編集用レセプトデータを所定のフォーマットに再編集する処理を実現している。通信制御装置55は、コード変換装置43に処理後のデータを送信する際に用いられるが、医療機関1から編集用レセプトデータを取得する際に活用することもできる。
コード変換装置43は、CPU61、メインメモリ62、記憶装置63、入出力装置64、通信制御装置65、外部記憶装置66などがシステムバス67で接続された構成を有している。メインメモリ62には、コード変換アプリケーション30が展開・起動されており、CPU61や、記憶装置63に構築されているコード変換辞書33と協働することで所定のテキストをコード変換する処理を実現している。通信制御装置65は、フォーマット編集装置42からデータを受信する際に用いられるが、作成した電算用レセプトデータを図1に示すレセプト処理システム20に送信する際に活用することもできる。
このような電算用データ作成システム41は、多数の医療機関1から送付/送信されてきた編集用レセプトデータを複数のフォーマット編集装置42で並列して処理する。各フォーマット編集装置42で行われる処理は、前記の第一実施形態において図7を参照して説明したものと同じである。すなわち、フォーマット編集装置42は、編集用レセプトデータから枠構造を抽出し(ステップS22)、テキスト関連付け(ステップS23)を行うことでレイアウトを解析し(ステップS24)、読取項目を抽出(ステップS25)する。
さらに、フォーマット編集装置42において処理されたデータは、その一部がコード変換装置43においてコード変換される。コード変換装置43で行われる処理は、前記の第一実施形態において図8を参照して説明したものと同じである。すなわち、コード変換装置43は、読取項目に指定されているテキスト情報TDに含まれるテキストを抽出し(ステップS32)、コード変換(ステップS35)する。また、対応するコードが抽出できない場合には、作業者の入力(ステップS37)や、辞書登録(ステップS40)が行われる。
このような電算用データ作成システム41は、編集用レセプトデータから枠構造を抽出する手段と、抽出した枠構造に対して項目を割り付ける手段とを備えたフォーマット編集装置42と、割り付けられた項目のうち特定の項目のテキストをコードに変換する手段と、コード変換辞書33とを備えたコード変換装置43とを独立したコンピュータから構成し、データ処理量の多いフォーマットの編集作業を複数のフォーマット編集装置42で行うことで、システム全体としての処理能力を向上させている。なお、コード変換装置43を複数設けることも当然に可能である。
〔第三実施形態〕
本発明の第三実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図10は本実施形態における申請書の作成をするコンピュータの構成の一例として、レセプトコンピュータの構成を示す図である。本実施形態において、前記した第一実施形態と同じ構成要素については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。また、本実施形態においても、申請書はレセプトとして説明する。
図10に示すように、申請書としてのレセプトを作成する装置であるレセプトコンピュータ70は、CPU71、メインメモリ72、記憶装置73、入出力装置74、通信制御装置75、外部記憶装置76などがシステムバス77で接続された構成を有している。
メインメモリ72に読み出されて起動するプログラムであるレセプト管理用アプリケーション18は、医療機関1が独自のフォーマットでレセプトを管理するアプリケーションである。また、レセプトデータ出力ドライバ78は、レセプト解析プログラムと、コード変換プログラムを搭載したドライバソフトである。レセプト解析プログラムとは、レセプト管理用アプリケーション18の印刷命令によりレセプトデータ出力ドライバ78に受け渡されたデータから枠構造を抽出し、テキストの位置が所定のフォーマットに合致するように再編集する処理を行う。コード変換プログラムは、所定のテキストをコードに変換するプログラムである。
記憶装置73には、各プログラムに加えて、レセプト解析プログラムが使用する枠情報31、及び、枠−項目リンク情報32と、コード変換プログラムが使用するコード変換辞書33とが保存されている。コード変換辞書は図6に示すものと同じ構成をとることができる。
このようなレセプトコンピュータ70において行われる処理は、医療機関1におけるレセプト管理のために行われるレセプトのデータの作成と、診療報酬の請求のために行われるレセプトの再編集、及び、コード変換である。
レセプトのデータの作成は、入出力装置74を用いてレセプト管理用アプリケーション18により行われる。また、作成したデータをレセプトデータ出力ドライバ78に出力する処理は、図3のステップS3からステップS5に従って行われる。
レセプト管理用アプリケーション18に対して行われた印刷命令に従ってデータを受け取ったレセプトデータ出力ドライバ78は、レセプト解析プログラムを用いて、図7のフローチャートに示すようにフォーマットを再編集する。すなわち、受け取ったデータから枠構造を抽出し(ステップS22)、テキスト関連付け(ステップS23)を行うことでレイアウトを解析し(ステップS24)、読取項目を抽出(ステップS25)する。
そして、再編したフォーマット中に定義された読取項目のテキストはコード変換プログラムにより、図8のフローチャートに示すようにコード変換される。すなわち、読取項目に指定されているテキスト情報TDに含まれるテキストを抽出し(ステップS32)、コード変換(ステップS35)する。また、対応するコードが抽出できない場合には、作業者のデータ入力(ステップS37)や、辞書登録(ステップS40)が行われる。
このようにしてフォーマットの再編集、及び、コード変換することにより得られるデータは、電算用レセプトデータとして出力される。
このようにレセプトコンピュータ70は、レセプトのデータから枠構造を抽出する手段と、抽出した枠構造に対して項目を割り付ける手段と、割り付けられた項目のうち特定の項目のテキストをコードに変換する手段と、コード変換辞書33とを備えているので、フォーマットの編集、及び、コード変換が可能になる。従って、医療機関1からデータ出力されるレセプトのデータは、全て電算用レセプトデータになり、レセプト処理システム20(図1参照)で処理することが可能になる。このことは支払処理機構2における負担の大幅な減少に貢献する。しかも、レセプトデータ出力ドライバ78をインストールするだけで、レセプトコンピュータ70のレセプト管理アプリケーション18には何ら変更を加える必要がないので、医療機関1にかかる負荷もほとんどない。
〔第四実施形態〕
本発明の第四実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図11は本実施形態における電算用データ作成システムの処理を説明する概念図であり、図12は電算用データ作成システムの構成を示すブロック図である。本実施形態においても、申請書はレセプトとして説明する。
図11に示すように、電算用データ作成システム80は、編集用レセプトデータを取得し、フォーマット再編集(ステップS11)、コード変換(ステップS12)、編集用レセプトデータに外字が含まれている場合に外字変換(ステップS13)を行い、電算用レセプトデータを作成するものである。なお、図11において編集用レセプトデータの内容、及び、電算用レセプトデータの内容は本実施形態の理解を容易にするために模式的に示してある。
図11において、編集用レセプトデータのテキスト情報TDは、「氏」、「名」などの文字データT1と、それらの文字がレセプト上で配置される位置データT2と、図示しないフォントサイズなどのデータから構成される。実際の文字データはコードで表される。罫線情報RDは、レセプト上の罫線の始点の位置と終点の位置とから構成される。外字情報は、具体的な文字を示す外字データU1と、外字を再現するためのビットマップなどの画像データU2と、外字データU1が配置されるレセプト上の位置を示す位置データU3とからなる。実際の外字データU1は、編集用レセプトデータを作成したレセプトコンピュータ(図2など参照)が付与するローカルなコードで表される。
ここで、外字とは、主に漢方の名称などに用いられる漢字であり、JISの第一水準、第二水準以外の漢字や、コンピュータ装置の外字作成機能を用いて作成した漢字である。また、外字には、漢字以外にも、特定のコンピュータ装置やOSに依存する記号や文字といった機種依存文字を含めても良い。なお、患者の氏名に外字が含まれていた場合には、イメージデータのまま処理するものとする。
また、電算用レセプトデータのコード情報は、コード変換されたコード値と、そのコードが配置されるレセプト上の位置を示す。電算用レセプトデータにおいて、外字は、外字変換工程(ステップS13)で電算用データ作成システム80に登録されている外字データのコード(すなわち、データT1)と、外字データが配置されるレセプト上の位置を示す位置データT2とに変換される。
このような処理を行う電算用データ作成システム80は、図12に示すようにCPU22、メインメモリ23、記憶装置24、入出力装置25、通信制御装置26、外部記憶装置27などがシステムバス28で接続された構成を有している。メインメモリ23に読み出され、起動するプログラムは、各種装置を制御するプログラムであるBIOS23Aと、システム管理、並びに、環境設定を提供するOS23Bや、入手した編集用レセプトデータを所定のフォーマットに再編集するアプリケーションであるレセプト解析アプリケーション81、編集用レセプトデータに含まれるテキストの一部をコード変換するコード変換アプリケーション30、編集用レセプトデータに外字データが含まれていた場合に行われる外字変換のための外字変換アプリケーション82、各アプリケーション30,81,82からプリンタにデータ出力する際に用いられるプリンタドライバ23Cなどである。
記憶装置24には、各プログラム、枠情報31、枠−項目リンク情報32、コード変換辞書33、及び、外字変換アプリケーション82が外字を電算処理可能なデータに変換する際に使用する外字辞書83が保存されている。
レセプト解析アプリケーション81は、枠情報31と、枠−項目リンク情報32とに基づいて、編集用レセプトデータのレセプトの枠構造を抽出し、その枠構造を構成する各枠に対して、テキストを関連付ける処理を行う。また、編集用レセプトデータに含まれるデータの一部を、必要に応じてコード変換アプリケーション30や、外字変換アプリケーション82に受け渡す処理を行う。
外字変換アプリケーション82は、レセプト解析アプリケーション81から外字データを受け取った場合に用いられ、外字データに含まれる画像データを表示装置にその外字を画面表示し、作業者の操作により画像データを外字辞書83に登録されている外字に置き換える処理を行う。
次に、本実施形態におけるデータ処理について説明する。
まず、電算用データ作成システム80は、医療機関が作成したレセプトのデータを図11に示すような編集用レセプトデータとして、紙媒体又は電子データとして受け取る。この編集用レセプトデータは、図2に示すレセプトデータ出力ドライバ19を用い、図3のフローチャートに従って出力されたものである。
編集用レセプトデータを受け取った電算用データ作成システム80は、図11のステップS11のフォーマット再編集を行う。この処理は、編集用レセプトデータに含まれる外字データを外字変換工程(ステップS13)に受け渡す点を除いて前記した第一実施形態と同様の処理である。すなわち、図7のステップS21でデータ入力した編集用レセプトデータから、ステップS22において罫線情報RDに着目してレセプトの枠構造を抽出し、ステップS23で枠構造を構成する各枠に対して、テキストを関連付ける。さらに、ステップS24で枠情報31、及び、枠−項目リンク情報32を参照してレイアウトの解析を行い、ステップS25で、後のコード変換工程S12においてコード変換すべき項目(読取項目)をテキスト情報TDから抽出し、ラベルを付与する。その後、ステップS26
において、レセプトのフォーマットを再度、作成し、ステップS27でモニタに出力する。
フォーマットを再編集したデータにコード変換すべきデータが含まれていた場合に行われるコード変換工程S12(図11参照)は、第一実施形態で説明した処理と同じである。すなわち、図8のステップS31でコード変換すべきでデータの入力を受けたら、コード変換アプリケーション30が、ステップS32として、読取項目として識別されているテキスト情報TDからテキストを抽出する。そのようなテキストについては、ステップS33においてコード変換辞書33を検索し、対応するコードを抽出する。コード変換辞書33による変換が可能な場合(ステップS34においてYES)は、そのテキストをコードに変換し(ステップS35)、変換したコードを含む電算用レセプトデータを出力する(ステップS36)。一方、ステップS34でNOの場合、つまり、テキストに対応したコードを抽出することができなかった場合は、入出力装置25であるモニタにエラー表示が出力されるので、画面の指示に従って作業者が必要なデータの入力を行う(ステップS37)。ステップS37で入力されたデータによって、コード変換辞書33に登録されているコードを抽出できるようになった場合(ステップS38でYES)には、ステップS39に進んで、コード変換辞書33へのデータ登録の要否を判断し、必要に応じてステップS40で辞書登録を行う。
さらに、図11のステップS13の外字変換工程について図13を例にして説明する。なお、図13は、レセプト解析アプリケーション81によりフォーマットを再編集された後に画面表示された診療報酬書の一例を示している。図13には、医療保険を特定するための公費負担者の番号の欄92や、被保険者の記号・番号欄93、患者の氏名欄94、保険医療機関の名称などの記入欄95、病傷名の記入欄96、処置の欄97、及び、処方の欄98が画面表示されており、処置の欄98のデータには、外字UCが含まれている。
このような外字UCは、前記したように編集用レセプトデータの中ではコードデータU1、位置データU2、画像データU3で特定されるが、このコードデータU1は保険医療機関が独自で割り当てたものであるため、電算用データ作成システム80における外字のコードと一致しない。したがって、このコードデータU1をここのまま使うと、本来の文字とは異なる文字が画面に表示されたり、データ出力されたりすることになる。そこで、外字変換アプリケーション82は、画像データU3から外字UCを再現して画面に表示させる。この際に、外字であることを作業者に容易に識別させるために強調表示を行うことが望ましい。強調表示としては、図13では反転表示した例を示してあるが、その他の強調表示としては下線を付したり、文字の色や、サイズを変えて表示したり、点滅表示させ
るなど、他の文字との区別が目視で容易に行えるものであれば、いかなる形態であっても良い。
外字変換アプリケーション82は、外字UCを強調表示すると共に、作業に外字変換を促すための変換用ウィンドウ99をポップアップウィンドウとして画面表示させる。なお、変換用ウィンドウ99は外字がある場合に自動的に表示されることが望ましいが、外字変換アプリケーション82により画面表示される図示しないメニューバーや、アイコンから作業者が選択することにより表示される構成にしても良い。
この変換用ウィンドウ99は、画像データU3から再現された外字UCを見た作業者が、その読みを入力する入力欄100と、読みの入力により外字辞書83を検索して得られた外字を変換候補として一覧表示する候補表示欄101と、変換を実行するボタン102、及び、キャンセルボタン103とから構成されている。候補表示欄101は、候補が複数あって一度に表示しきれない場合に表示をスクロールさせて探すためのスクロールバー104を備え、作業者により選択された候補が、前記と同様な強調表示されるようになっている。この候補表示欄101は、入力欄100と別のウィンドウで表示されるように構成しても良い。
画像データU3を用いて表示された外字UCに対して、作業者の選択により電算用データ作成システム21におけるコードのデータが割り当てられると、その外字UCは、テキストとして画面に再表示される。以降の処理において、外字UCは、電算用データ作成システム21が使用するコードのデータT1と、位置データT2とから構成されるテキスト情報TDとして取り扱われる。すなわち、図11に示す電算用レセプトデータにおいては、外字データUDはなくなり、外字データUDであったものは、テキストデータTDに分類される。
このように、本実施形態によれば、医療機関においてレセプトデータ出力ドライバ19(図2など参照)を用いて作成された編集用レセプトデータに、医療機関のコンピュータが独自のコードで管理する外字を含む場合であっても、コードの違いにより判読不能になる事態を回避することが可能になる。したがって、レセプトデータのデータ処理を確実に行うことができ、レセプト処理システム20(図1参照)における処理が円滑になる。特に、外字を他の文字と識別可能に画面表示し、外字を確認しながら変換処理を行うことができるので、作業者の効率を向上させることが可能である。
ここで、図13に示す変換用ウィンドウ99は、外字についての候補を表示するとしたが、外字を含む単語を候補として表示しても良い。すなわち、外字辞書83には、外字のみでなく、外字を含む単語でレセプトに使用される単語をあらかじめ登録しておく。外字変換アプリケーション82は単語を単位としてマッチングを行い、テキストデータの部分が一致する単語を候補として表示する。このようにして外字変換を行うと、作業者の負担を軽減することが可能になる。
なお、本発明は前記の各実施形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、第一、第二の実施形態において支払処理機構2から独立した管理センタを設立し、管理センタが電算用データ作成システム21,41を運用するように構成しても良い。この管理センタは、電算用データ作成システム21,41で処理したレセプトの数や、編集用レセプトデータの容量に応じて支払処理機構2から処理費を徴収することが望ましい。
また、レセプトコンピュータ10B,70にインストールされるレセプトデータ出力ドライバ19,78をプログラムとして磁気記録媒体に記録したり、インターネットなどでダウンロードさせるなどして、流通させることも可能である。同様に、コンピュータを電算用データ作成システム21,41として機能させるためのレセプト解析アプリケーション29、及び/又は、コード変換アプリケーション30、あるいは、コンピュータを電算用データ作成システム80として機能させるためのレセプト解析アプリケーション81、コード変換アプリケーション30、および外字変換アプリケーション82をプログラムとして磁気記録媒体に記録したり、インターネットなどでダウンロードさせるなどして、流通させることも可能である。
さらに、第一、第二実施形態で使用するレセプトコンピュータ10Bから紙媒体で出力したレセプト(例えば、図3のステップS4から進むステップS10において得られる)を入手し、紙媒体を電子データに変換するための読取装置を電算用データ作成システム21に設けることもできる。読取装置で読み取った電子データを編集用レセプトデータとしてフォーマット再編集(図4のステップS11)、及び、コード変換(ステップS12)を行うことにより、レセプト処理システム20(図1参照)で処理することが可能になる。
前記において、申請書は診療報酬明細書として説明したが、書類の取得や、届出などに用いられる申請書であっても良い。これらの場合に、レセプトコンピュータ10B,70は、そのような申請書を作成するユーザが使用するコンピュータであり、支払処理機構2は役所や省庁などに、レセプト処理システム20は役所や省庁で申請書を電子データとして受け付ける処理システムになる。さらに、書類の取得の申請書とは、住民票の取得、戸籍謄本の取得などの際に作成する書類があげられる。届出の申請書とは、催し物の開催の許可などを申請する書類があげられる。
本実施形態における申請書を処理するシステムの全体構成として、診療報酬の請求を例示する処理システムの全体構成図である。 レセプトコンピュータの構成を示す図である。 データ出力時の処理を説明するフローチャートである。 電算用データ作成システムの処理を説明する概念図である。 電算用データ作成システムの構成を示す図である。 コード変換辞書の構成を示す図である。 電算用データ作成システムにおけるフォーマットの再編集工程のフローチャートである。 電算用データ作成システムにおけるコード変換工程のフローチャートである。 電算用データ作成システムの処理を説明する概念図である。 申請書の作成をするコンピュータの構成の一例として、レセプトコンピュータの構成を示す図である。 電算用データ作成システムの処理を説明する概念図である。 電算用データ作成システムの構成を示す図である。 外字を含む診療報酬明細書について、外字変換を行う際の画面表示の一例を示す図である。 従来の診療報酬を請求及び支払のシステムの全体構成図である。
符号の説明
10B,70 レセプトコンピュータ
21,41 電算用データ作成システム
18 レセプト管理用アプリケーション
19,78 レセプトデータ出力ドライバ
29 レセプト解析アプリケーション
30 コード変換アプリケーション
31 枠情報
32 枠−項目リンク情報
33 コード変換辞書
42 フォーマット編集装置
43 コード変換装置
80 電算用データ作成システム
81 レセプト解析アプリケーション
82 外字変換アプリケーション
83 外字辞書
99 変換用ウィンドウ

Claims (8)

  1. 申請書のデータ形式を、申請を受け付けるシステムに適合するように編集する処理システムであって、
    前記申請書について罫線情報、及び、テキスト情報からなる編集用データを取得し、前記罫線情報からその申請書の書式を認識すると共に、前記テキスト情報に含まれるテキストについてコード変換すべきテキストを区別し、コード変換すべきテキストを予め用意されているコードに変換し、前記申請書についての罫線情報、テキスト情報、及び、コード情報からなるデータを出力するように構成したことを特徴とする申請書の処理システム。
  2. 前記申請書の書式の認識は、記憶装置に保存されている枠情報と、申請書の項目と前記枠情報とを関連付けてコード変換すべきテキストを特定するためのリンク情報とを参照するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の申請書の処理システム。
  3. テキストをコード変換するためのコード変換辞書を備え、コード変換すべきテキストに該当するコードがない場合に、正しいテキスト、及び/又は、コードを入力する入力画面と、入力された前記テキスト、及び/又は、前記コードを前記コード変換辞書に登録するための登録画面とを出力する表示装置を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の申請書の処理システム。
  4. 申請書のデータ形式を、申請を受け付けるシステムに適合するように編集するコンピュータを、
    前記申請書を構成する罫線情報からその申請書の書式を認識する手段と、前記申請書を構成するテキスト情報からコード変換すべきテキストを抽出する手段と、前記テキストを所定のコードに変換する手段と、前記コードを含む申請書を出力する手段として機能させることを特徴とする申請書の処理システムに用いられるプログラム。
  5. 申請書のデータ形式を、申請を受け付けるシステムに適合するように編集する処理システムであって、
    前記申請書について罫線情報、及び、テキスト情報からなる編集用データを取得する手段と、前記編集用データに含まれる前記罫線情報から前記申請書の書式を識別する手段と、識別した前記書式に則って前記テキスト情報を割り付ける手段とを備えることを特徴とする申請書の処理システム。
  6. 申請書のデータ形式を、申請を受け付けるシステムに適合するように編集する処理システムであって、
    前記申請書について罫線情報、及び、テキスト情報を取得する手段と、前記テキスト情報に含まれるテキストの位置情報に基づいて、コード変換するテキストを識別する手段と、コード変換すべきテキストをコード変換する変換手段と、前記テキストと前記コードを関連付けるコード変換辞書とを備えることを特徴とする申請書の処理システム。
  7. 申請書のデータ形式を、申請を受け付けるシステムに適合するように編集する処理システムであって、
    前記申請書に含まれる外字について、外字を構成する画像データとその位置を示す位置データを少なくとも含むデータとして取得するとともに、これをイメージ表示する画面と、表示させたイメージについての候補を選択可能に表示する画面とを提供し、前記外字のデータを、選択された候補に付与されているコードを含むデータに変換する手段を備えることを特徴とする申請書の処理システム。
  8. コード変換するテキストを識別する手段と、コード変換すべきテキストをコード変換する変換手段と、前記テキストと前記コードを関連付けるコード変換辞書とを備えることを特徴とする請求項7に記載の申請書の処理システム。
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