JP2004157692A - 車両間通信情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両間通信機によりネットワークを形成する際、友人等の車両を検出したときには、適切な待ち合わせ場所を自動的に提示できるようにする。
【解決手段】車両用情報処理装置1では、車間ネットワーク用通信機2で受信したデータを収集する車両間ネットワーク形成部12のデータにより、登録車検出部13で登録した友人車両等を検出したとき、その車両の誘導経路を誘導経路取込部14で取り込み、共通誘導経路検出部18で誘導経路演算部25からの自車両の誘導経路と比較し、共通する誘導経路が存在するときには待ち合わせ場所検出部19で適切な待ち合わせ場所を検出する。共通する経路がないときには自車両の誘導経路を変更して一部共通させる。モニタ6に待ち合わせ場所等の情報を表示し、この画面により待ち合わせを行うか否かの確認を行う。待ち合わせを行うときは待ち合わせ場所等のデータを検出登録車両に送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各車両に搭載した通信機により車両相互間で情報を交換し利用する車両間ネットワークを形成する際、例えば友人の車両等の予め登録した車両と通信可能となったとき、自動的にその車両との待ち合わせ場所を提示することができるようにした車両間通信情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の車両にはナビゲーション装置が広く搭載されるようになり、且つそのナビゲーション装置も年々高機能化している。そのため、従来の単なる目的地への道案内以外に、周囲の施設の情報等の表示、VICSを利用した道路の混雑や渋滞情報の表示、更にその渋滞に対応した迂回路の自動提示も行うことができるようになっている。
【0003】
また、近年の携帯電話の普及により、車両内で外部から種々の情報を取り込むことができるようになり、特にナビゲーション装置においても携帯電話を接続して情報センターと直接交信し、或いはインターネット網を利用して情報センターや種々の情報提供部門に接続することにより必用なデータの提供を受け、これをナビゲーション装置で利用し、必用なものをモニタ画面に表示することができるようにもなっている。
【0004】
更に、通信技術の発達により、例えば通信周波数2.5GHz帯を利用するブルートゥースのように、特別の許可無く自由に使用できる周波数帯において機器相互間で通信を行い、データの交換を行うことができるようになり、特に機器相互間をケーブル等で接続することなしにデータの交換を行うことができる手段として注目されている。
【0005】
このような通信機能をナビゲーション装置に備える場合には、車両に搭載した携帯電話を初めとする各種の機器と、予め設定されたプログラムにより自動的に、且つ自由に通信を行うことができるようになり、ナビゲーション装置のモニタ画面に各機器からの種々の情報を表示することもできるようになる。
【0006】
例えば通信周波数2.5GHz帯のように自由に利用できる周波数帯域で通信を行う機器を車両で使用するに際して、携帯電話とナビゲーション装置間で通信を行うのと同様に、車内の各種機器間で通信を行う以外に、更に別途車両間通信機を搭載し、例えば自車の周囲を走行している車両間においても、自車と同様の車両間通信機を備えている車両と相互に通信を行うことができる。
【0007】
しかも、その通信は予め設定されたプログラムにより、所定の条件下では自動的に通信を行うことができるようになる。その際、例えば上記のような通信周波数2.5GHz帯を利用するときには、その周波数帯の利用基準により、車両に搭載する車両間通信機は自車両から約100mの範囲内の車両と自由に、無料で通信を行うことができる。このとき、プログラムの設定によっては、所定の条件の時に特定の情報を、周囲を走行している同様の車両間通信機を備えた車両から自動的に取り込み、必用に応じてこれを利用し、且つこれを他の車両に対して自動的に送信することも可能となる。なお、今後自由に使用できる通信周波数帯域は更に拡大することが予想され、その通信可能範囲も更に拡大することも予想されている。
【0008】
このような車両間の自動通信システムを用いると、例えば図9において「車両間通信ローカルネットワーク」として示すように、走行中の自車両を中心とした100m等の所定範囲内の車両との通信による各種情報やデータの収集、或いは交換を行うことができる。そのほか、特に車両に別途カメラを搭載し、常時前方を撮影しているときには、そのカメラ映像を他車が適宜取り込んで見ることができるようになり、自車においても他車のカメラ映像を必用に応じて利用することができるようになる。
【0009】
このような車両間通信ローカルネットワークを実際に使用するに際しては、未だその仕様は特定されていないため今後種々の態様で実施されることが考えられるが、例えばこの車両間通信機を備えた利用者がこのネットワークに入ることを希望するときには車両間通信機の作動を開始することにより自動的に自車両の位置、進行方向、車間通信ID等の発信準備を行い、基本情報ネットワークに入るようにすることが考えられる。
【0010】
その他種々のオプションネットワークを予め用意しておき、例えば自車両にとって同一路を同一方向に走行する車両及びその走行に直接関連しそうな車両を選択して形成する同一走行路ネットワーク、更にはその同一走行路を走行するに際して、特に渋滞時の種々の状況に対応するための渋滞情報ネットワーク等を用意することができる。なお、この渋滞情報ネットワークは、前記のような同一走行路ネットワークを形成していない他の独自のネットワークの態様で形成することもできる。
【0011】
このようなオプションネットワークに入ることを希望するときには利用者がその旨の入力を行うと、例えば自車両にナビゲーション装置を搭載し、目的地に向けて走行しているときには車両間通信機はその通信可能な範囲内で、車両間通信機を作動しているとともに自車両と同一走行路上を同一方向、更にはその走行路に入り込みそうな車両を探し、モニタ画面に表示する。また、これらの車両との間で自動的に必要な情報の授受を行う。
【0012】
オプションネットワークとしては更に種々の態様が考えられ、例えば予め登録した車両で形成する仲間車両ネットワーク、例えば直前の交差点近辺のあらゆる車両で形成する周辺車両ネットワーク等を予め用意しておき、必用に応じて任意にこれらのネットワークを形成することができるようにする。このネットワークは同様に他車両も任意に形成しており、車両走行前、或いは走行時にモニタ画面に表示された設定案内に沿って設定を行うことにより、自車両がネットワークに加わる態様を決定することによって、それらの決定された車両間で、各々のオプションネットワークを形成することとなる。
【0013】
このように、利用者が特定のネットワークに入ることを希望するときには、その旨の入力を行うことにより、このネットワークで利用される予め決められた情報については自車両のデータ・情報は全てネットワーク利用者に提供可能なように開放され、その代わり同じネットワーク内の車両の同様の情報は自由に使用可能となる。
【0014】
また、図9に示すように、自車両A1を中心とした通信可能な所定距離範囲内の車両間通信ローカルネットワーク(A1)において、図中の車両A4は自車両A1の車両間通信ローカルネットワークに入り互いに通信可能となっているとともに、車両A4の車両間通信ローカルネットワーク(A4)の中に入っている車両A6の車両間通信ローカルネットワーク(A6)にも入っており、同様に車両A6とも互いに通信可能となっている。
【0015】
更に、図示実施例においては、この車両A6の車両間通信ローカルネットワーク(A6)には車両間通信機と同様の通信機を設置しているデーラD3と通信可能となっており、このデーラ3は同系列のデーラD2、D1とオリジナルな情報伝達システムを形成しており、このオリジナルな情報伝達システム中には情報センターが接続されている。したがって車両A6は情報センターから種々の情報を取り込むことが可能となり、また情報センターの統計データベースを利用して最新の交通情報をもとにした正確な誘導経路を得ることも可能となる。
【0016】
それにより、この車両A6と前記のような車両間通信ローカルネットワーク[(A6)(A4)]で接続されている車両A4、更にこの車両間通信ローカルネットワークと[(A4)(A1)]で接続されている自車両A1は、この情報伝達システムによって車両A6が得た情報センターからの情報やデータを受け取ることが可能となる。また、この情報伝達システムによって、自車両A1は情報センターに直接アクセスし、情報を取り込むことも可能となる。
【0017】
図9に示す例においては情報センターがWWW(World Wide Web)のインターネット網と接続し、インターネットの情報も適宜取り込むことが可能となり、また、ここではインターネット利用者に対して情報センターの情報を利用可能としている。なお、このインターネットは必用に応じて車両に持ち込んだ携帯電話により車両においても利用可能となり、入手した情報をモニタ画面に表示することも可能となるため、その際には、情報センターの情報は別途このインターネット網によって取り込むことも可能である。
【0018】
なお、自車両は上記のような種々のネットワークで各種の情報を取り込む以外に、同様に各車両が所持していて公開を許可している情報も検索して自動的に取り込むことができ、例えば特定の車両が所有している細街路を含む詳細な地図データを取り込んでルート計算等に利用することができ、インターネットの各種ホームページと同様に、オリジナルに収集した施設情報、行楽地情報も利用することができる。
【0019】
なお、予め設定された誘導経路上を走行中であっても、現在の誘導経路とは別の誘導経路を探索可能とした技術としては特許文献1が存在する。
【0020】
【特許文献1】
特開平8−94371号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
各車両に上記のような統一的機能を備えた車両間通信機を搭載し、各々がローカルネットワークを形成して、このような車両が多数集まることによって広範な情報伝達ネットワークを形成することにより、種々の情報を自動的に取り込むことができるようになるため、この情報伝達ネットワークによって更により具体的な利用法が検討されている。
【0022】
特に、前記のように形成される車両間のネットワークにおいては、利用者の車両用通信機を予め設定しておくことにより、特定の情報を特定の車両に対して提供可能とし、同様に特定の車両から同様の情報を取り込むことができるようになるため、車両間通信機により形成されたネットワーク中に特定の車両が存在するときには通信機がこれを検出し、自動的に情報交換を行うことが可能となる。したがってこの機能を利用し、特定の車両として例えば親しい友人の車両の通信機を予め設定しておくことにより、前記のように形成された車両間通信によるネットワーク中にその友人の車両検出し、その車両の位置をモニタの地図画面上に表示することができるようになる。
【0023】
このようなとき、利用者が自車両の近くを走行しているこの友人の車両をモニタ画面中に発見することにより、会いたいと思うことも多い。そのようなときには多くの人が所持している携帯電話を利用し、その友人を呼びだし、現在近くを走行しているので、都合がつけば会いたい旨を告げることとなる。
【0024】
但し、このようなとき、相手が携帯電話を所持していないとき、或いは電源を切っているときには連絡をとることができない。また、例えば相手が自分とは全く逆方向に走行し、これから両車両が離れようとしているときには、両車両が会うことは互いにかなりの無理を生じ不適切である。更に、互いに同じ方向に走行することが電話による会話でわかったとしても、どの当たりで待ち合わせて会えばよいのかを容易に知ることができず、例えば特定の道路脇に停車して相手を待つ等の待ち合わせを行うか、互いに電話のやりとりとナビゲーション装置の地図画面を各々のモニタ画面で見ることにより、例えば近くのコンビニを指定して待ち合わせ場所にする、等の煩雑な作業を行う必要がある。
【0025】
上記のように、車両間通信機を搭載して互いに通信を行い、その通信の途中で友人の車両を見出し、その友人と会いたいと思ったとき、互いに待ち合わせを行う場所を探すことは極めて困難である。したがって本発明は、車両間通信機によって友人の車両等の予め登録した車両を検出したとき、その車両の走行予定路等を考慮して自動的にその車両と待ち合わせを行うことが適切か否かを判断し、適切なときには待ち合わせ場所を自動的に提示することができるようにした車両間通信情報処理装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車両用情報処理装置は、上記課題を解決するため、車両間ネットワークを形成するための所定の車両データを他車両より受信する受信手段と、前記受信手段により受信した所定の車両データに基づき、複数車両間で車両間ネットワークを形成する車両間ネットワーク形成手段と、特定の車両との通信を識別するためのデータを記憶し登録する登録車記憶手段と、前記車両間ネットワーク形成中に前記登録車記憶手段に記憶し登録した車両を検出する登録車検出手段と、前記登録車検出手段で登録車両を検出時に検出登録車両の誘導経路を取り込む誘導経路取込手段と、自車両を目的地に誘導する経路を演算する誘導経路演算手段と、前記誘導経路取込手段で取り込んだ登録車両の誘導経路のデータと、前記誘導経路演算手段で演算した自車両の誘導経路のデータにより、共通する誘導経路を検出する共通誘導経路検出手段と、前記共通誘導経路検出手段で共通する誘導経路を検出したとき、該共通する誘導経路上に待ち合わせ場所を検出する待ち合わせ場所検出手段と、前記待ち合わせ場所検出手段により検出した待ち合わせ場所と、前記登録車検出手段で検出した登録車両の識別データに関連した情報を自車両のモニタに表示する画像を形成する待ち合わせ用画像形成手段と、前記待ち合わせ場所のデータと自車両の識別データを前記検出登録車両に送信する送信手段とを備えたものである。
【0027】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記誘導経路演算手段において、前記共通誘導経路検出手段で共通する誘導経路を検出しないときに検出登録車両の誘導経路と共通する誘導経路が存在する変更誘導経路を演算し、前記待ち合わせ場所検出手段は、前記変更誘導経路による共通する誘導経路上に待ち合わせ場所を検出するようにしたものである。
【0028】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、待ち合わせ可否の確認を促す待ち合わせ確認用画面を形成するようにしたものである。
【0029】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、自車両及び検出登録車両の誘導経路を表示するようにしたものである

【0030】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、モニタ画面に重要な案内を行っているときは、その案内の終了後に待ち合わせ用画像を表示するようにしたものである。
【0031】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、前記車両間通信機により他車両からの待ち合わせ用データ受信時に、待ち合わせ場所と該他車両の識別データに関連する情報を表示し、前記車両間通信機は、前記情報の表示後に行う利用者による待ち合わせ可否の選択の信号を前記他車両に送信するようにしたものである。
【0032】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、検出登録車両から待ち合わせ可の信号受信時に、待ち合わせが了承された旨の表示を行うようにしたものである。
【0033】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、前記変更誘導経路の演算後に誘導経路を変更した表示を行うようにしたものである。
【0034】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記車両間通信機において、利用者が待ち合わせ可の入力時に前記検出登録車両への送信を行うようにしたものである。
【0035】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ場所検出手段において、自車両または検出登録車両のいずれかが渋滞中の時は該検出処理を行わないようにしたものである。
【0036】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ場所検出手段は、駐車場が存在すると推定される施設を検出するようにしたものである。
【0037】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、車両間通信機で予め登録した車両の検出時に、該検出登録車両の誘導経路を取り込んで自車両の誘導経路と比較することにより待ち合わせ場所を検出し、待ち合わせ場所と検出登録車両情報を画面に表示し、利用者の確認後に前記待ち合わせ場所と自車両の情報を前記検出登録車両に送信する手段を備えたものである。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図1は本発明による車間通信による情報ネットワークシステムを形成して情報の授受を行うための機能とその相互の関係を示す機能ブロック図であり、特に、予め登録した車両の車両間通信機と前記ネットワークシステム中で通信が行われた際には、その登録車両との待ち合わせ場所を自動的に提示することができるようにするための機能を主として示した機能ブロック図を示している。
【0039】
図1に示す実施例においては、自車両用として車両用情報処理装置1を備え、この車両用情報処理装置1内にナビゲーション制御装置11を備え、システム制御部40によって車間ネットワーク用通信機2と共に統合的に制御されている。ナビゲーション制御装置11にはモニタ6、ハードディスクやDVD等のデータ記録装置7を備えるとともに、ナビゲーション制御装置11で用い、また後述する車間ネットワーク用通信機2でも用いる自車位置及び進行方向を検出する車速・方位検出部8、GPS受信器9を備え、更に車両用情報処理装置1及び車間通信ネットワーク用通信機2に対して利用者の指示を入力するための指示信号入力部10を備えている。
【0040】
ナビゲーション装置11には自車位置進行方向演算部23を備え、前記車速・方位検出部8のデータ、及びGPS受信器9からの信号を入力し、自車両が現在走行している地点の位置データ、及び進行方向を演算し、そのデータを地図画像形成部26及び誘導経路演算部25に出力するとともに、後述するように車間ネットワーク用通信機2における送信部5の自車位置データ41、及び進行方向データ42として出力する。
【0041】
データ・情報読込部24では、前記ハードディスクやDVD、更にはCD等のデータ記録装置7から所望の地図データや施設情報を読み込み、地図画像形成部26に出力して自車位置を中心とした3D等の所定形式の地図画像を形成し、画像表示部22に出力するとともに、施設情報27も画像表示部19に出力して必要な情報をモニタ6に表示する。
【0042】
ナビゲーション装置11には従来の装置と同様に誘導経路演算部25を備え、その演算の結果は画像表示部22に出力し、地図画面上に重ねて表示する。また、車両用情報処理装置1には車両間ネットワーク形成部12を備え、後述するように利用者が指示し選択したネットワークが形成された車両を検出してネットワーク形成車両の管理を行い、必用に応じてこのデータを画像表示部22に出力し、モニタ6の地図画面上に表示し、或いは別途このデータに基づく情報をモニタ画面を分割する等によって表示することができるようにしている。
【0043】
車両用情報処理装置1には登録車検出部13を備え、車両間ネットワーク形成部12で収集した各種データの中で、利用者が指示信号入力部10によって予め指示することにより登録車記憶部20に記憶した車両が存在するか否かを検出している。ここで予め登録するデータは、予め友人等と情報の交換を行い、各人の車両に搭載した通信機のID番号等を利用者名とともに登録することによって行われる。従って通信機のID番号等の識別データが入力されると、その識別データに関連したデータとして利用者名を知ることができる。
【0044】
誘導経路取込部14においては、登録車検出部13で前記のように予め登録しておいた車両がネットワーク中に存在することを検出したときには、その登録車両が誘導経路に沿って走行しているか否かを検出するとともに、誘導経路に沿って走行しているときにはその誘導経路のデータを取り込む。なお、このように誘導経路データを取り込むことができるのは、この車両間通信機の利用者が、例えば個人的な情報の交換を行うための登録車間ネットワークのような、特定のネットワークに入ることを予め選択しており、また、相手の車両間通信機においても同様の選択を行うことによって相互に登録車間ネットワークを形成しているためである。
【0045】
車両用情報処理装置1には待ち合わせ可否判別部17を備え、前記誘導経路取込部14において登録車両の誘導経路を取り込むことができたときには、その登録車両と待ち合わせを行うための処理を開始する前に、その処理を開始する前提としての例えば自車両、或いは検出された登録車両が渋滞中ではないか、等の待ち合わせのための車両走行環境を検出するとともに、後述するように待ち合わせ場所検出部19で待ち合わせ場所の候補が検出されたとき、その場所には駐車スペースがあるか等の待ち合わせ環境のチェックを行う待ち合わせ環境検出部16のデータを取り込んで検出を行うことができるようにしている。このようなデータは、ナビゲーション制御装置11で取り込んだVICS情報、或いはデータ記録装置7の施設情報を検索することによって得ることができる。
【0046】
共通誘導経路検出部18においては、前記のように誘導経路取込部14で登録車両の誘導経路を取り込むことができたとき、更に図示の例においては前記待ち合わせ可否判別部17で両車両が渋滞に巻き込まれていない等の確認後において、ナビゲーション制御装置11の誘導経路演算部25で演算された自車両の誘導経路と取り込んだ登録車両の誘導経路とを比較し、両誘導経路間に共通する経路部分を検出するようにしている。
【0047】
この共通誘導経路検出部18においては、自車両と検出登録車両の誘導経路間に共通する誘導経路が存在しないことを検出したときには、ナビゲーション制御装置11の誘導経路演算部25に取り込んだ検出登録車両の誘導経路を出力し、誘導経路演算部25においてこの検出登録車両の誘導経路に自車両の誘導経路が一部が重なるような誘導経路の演算を求める。それにより誘導経路演算部25は現在の誘導経路の変更処理を行い、変更した誘導経路を共通誘導経路検出部18に出力する。その際には、この共通誘導経路検出部18では、両誘導経路に重なり部分が存在するとして、前記のように最初から両誘導経路に一部重なり部分が存在する場合と同様に、次の処理を進める。
【0048】
また、待ち合わせ場所検出部19においては、上記のように共通誘導経路検出部18で共通誘導経路が検出されたとき、ナビゲーション制御装置11からデータ記録装置7に記録された施設に関連するデータを取り込み、待ち合わせに適する施設等が存在するか、また待ち合わせ環境検出部16でその待ち合わせ場所に駐車スペースが存在するか否か等の、待ち合わせ環境に問題はないか否かのチェックを行い、全ての条件を満たす施設等を待ち合わせ場所として検出するようにしている。
【0049】
図示実施例においては待ち合わせ確認出力部15において、登録車検出部13のデータにより待ち合わせを行う相手の名前を取り込み、また誘導経路取込部14で取り込んだ誘導経路データを入力し、これを待ち合わせ用画像形成部21に出力している。待ち合わせ用画像形成部21においては、待ち合わせ場所検出部19で適切な待ち合わせ場所が検出されたとき、前記待ち合わせを行う相手の名前、相手の誘導経路等を待ち合わせ確認出力部15から入力するとともに、上記のように待ち合わせ場所検出部19で検出された待ち合わせ場所のデータを入力し、後述するような、例えば図7(a)のような登録車待ち合わせ案内用画像を形成し、これを画像表示部22に出力して、モニタ6に表示する。
【0050】
また、このモニタ6に表示された確認用タッチパネル部分における、待ち合わせを行う旨の指示入力部分に利用者がタッチしたときには、車両用情報処理装置1は車間ネットワーク用通信機2の送信部5から検出された登録車両に対して、モニタに表示された誘導経路、待ち合わせ場所に関するデータ等を送信する。この送信により検出された登録車のモニタ画面には、緊急表示以外の表示状態時に割り込み表示を行い、そのモニタ画面に例えば図7(b)に示すような登録車待ち合わせ案内の確認用画面表示を行う。
【0051】
車間ネットワーク用通信機4には通信機全体の制御を行う車間通信制御部3を備え、システム制御部40によって車両用情報処理装置1と統合した制御を行い、受信部4、送信部5、更には車両用情報処理装置1との信号の授受の制御を行う。この車間通信制御部3には受信データ自動送信部38を備え、車間ネットワークの機能として例えば同一路線を走行している自車両より後方の車両が、自車両より前方の車両の情報やデータを取り込もうとしたとき、中継機器としての機能を行うため、それらの情報やデータを特に取り込むことなく、そのまま送信部5から自動的に送信を行うことができるようにしている。
【0052】
車間通信制御部3には送信・受信データ選択制御部39を備え、送信部5から他の車両に送信するデータの選択を行い、また、受信部4で受信するデータの指示を行う。これらの指示は、指示信号入力部10で選択し指示したネットワークの種類選択信号により自動的に特定のデータの送信、及び受信を行うようにし、また、利用者の指示により特定のデータを送信、或いは受信を行い、更には各種のデータ送信要求を行うことができるようにしている。
【0053】
受信部4においては種々の情報やデータの受信が可能となっており、図示の例においてはこの車間ネットワーク用通信機2によってネットワークを形成した車両について、例えば各通信機のID、各車両の位置、進行方向、選択しているネットワークの種類等の、ネットワーク形成車両の基本的なデータであるネットワーク形成車両基本データ31を取り込んでいる。
【0054】
また、この受信部4においては、前記のように登録車間で通信を行って待ち合わせを行うための登録車間通信用情報33を受信している。図示の例においては、登録車両との待ち合わせ場所を自動検出する処理を行うために必要な、検出された登録車両の誘導経路34、及び、図7(b)のような確認用画面に基づいて検出された登録車両から送信される、待ち合わせ可否35の信号を入力するようにしている。更に必用に応じてその他の情報・データ36も受信される。特に登録車間通信ネットワークが形成され、他車両から自車両に対して待ち合わせデータ等が送信されるときには、それらのデータの入力も行う。
【0055】
一方、送信部5からは、車間ネットワーク形成時の最低限のデータとして、自車位置データ41、進行方向データ42、ネットワーク種類コード43等が送信される。したがって利用者が車間ネットワークに入ることを選択したときには、自動的にこれらのデータがネットワーク形成車両に対して送信され、それにより他の車両は自車両の位置、及び進行方向を受信してモニタ画面の地図上にその存在を表示することができ、更に必用に応じて進行方向も表示可能となる。
【0056】
また、車間ネットワークに入るとき、各種のオプションのネットワークの内利用者が希望するネットワークを選択したときには、そのネットワークの種類に対応するオプションデータが送信可能となり、図示の例においては前記のような登録車間通信用情報として、自車誘導経路45、図7(a)の画面表示により利用者が待ち合わせを行う旨の入力を行ったときに送信される待ち合わせ可否問い合わせ46、またその際に同時に送信する待ち合わせ場所情報47等が送信される。これらのデータを検出登録車両の車両間通信機が受信するときには、検出登録車両のモニタに、例えば図7(b)に示すような画面が自動表示される。
【0057】
上記のような機能ブロックから構成される車両用情報ネットワークシステムにおいては、例えば図2乃至図4に示すような作動フローによって順に所望の作動を行わせることができる。以下、これらの作動フロー及び前記図1の機能ブロック図、及び図5、図6の説明図、更には図7、図8のモニタに表示される画面例を参照しつつ説明する。
【0058】
図2には、車間ネットワーク形成時におけるオプショナルネットワークとしての登録車間ネットワークによる待ち合わせ処理の作動フローを示しており、この例においては最初利用者の車両間通信機に対して登録車間ネットワーク形成用車両の登録を行う(ステップS1)。この登録は、前記図1における車両用情報処理装置1の登録車記憶部20に対して、少なくとも相手車両の通信機IDと、その利用者名を対応させて登録することにより行う。
【0059】
次いで登録車間ネットワークに接続するか否かの判別を行う(ステップS2)。この判別は、前記登録後に利用者がこの車両間通信機の利用を開始し、その際に登録車間ネットワークを利用する選択を行ったか否かを検出することにより行われる。ここでは登録車間ネットワークにはいるまでこの状態を繰り返して待機し、登録車間ネットワークに接続すると判別したときには、自車両の車両間通信機において、登録車間ネットワークを形成するためのデータ開放の用意がなされる(ステップS3)。この際開放の用意がなされるデータは、基本的なネットワーク形成に際して開放される自車両位置・走行方向等のデータの他、自車両の目的地、誘導経路等のデータも開放の用意がなされ、同様のネットワークを形成する設定を行った車両からの送信要求時にこのデータが送信される。
【0060】
その後、登録車両を検出したか否かの判別を行う(ステップS4)。この判別は図1の登録車検出部13において、車両間ネットワーク形成部12で収集したデータの中から、登録車記憶部20に記憶した登録車に該当する車両が存在するか否かを検出することによりその判別を行うことができる。このステップS4において登録車両が検出されないときにはこの作動を繰り返して登録車両が検出されるのを待つ。
【0061】
ステップS4において登録車両を検出したと判別したときには、ここで検出された登録車両は誘導経路に従って走行しているか否かを判別する(ステップS5)。この判別は図1におけ誘導経路取込部14において、登録車検出部13で検出した車両が誘導経路データを送信しているか否かを検出することによって判別することができる。なお、登録車間ネットワークにおいては種々の態様で情報の授受を行うことができ、例えば登録車両間でチャットのための通信を行い、或いはゲームを行う等の種々の情報交換が可能となる。そのため登録車間ネットワークに入っている車両が全て誘導経路に従って走行しているとは限らない。
【0062】
ステップS5において、検出登録車両が誘導経路に従って走行していると判別したときには、その検出登録車両の誘導経路データの取り込みを行い(ステップS6)、次いで自車両及び検出された登録車両は渋滞中の走行ではないかを判別する(ステップS7)。この判別は自車両においてはVICSデータにより判別することができ、検出された登録車両においては自車両周囲の渋滞情報によって判別することが可能であるとともに、同様の検出データを登録車両が収集して公開することによりこれを受信して登録車両の現在走行中の渋滞の状況を検出することができる。この検出は図1における車両用情報処理装置1の待ち合わせ環境検出部16において行われる。
【0063】
ステップS7において両車両とも渋滞中の走行ではないと判別したときには、待ち合わせ場所の検出処理を行う(ステップS8)。この処理は図3に示すように、最初自車両と検出登録車両の両誘導経路に重なる部分はあるか否かの判別を行う(ステップS21)。この判別は図1の共通誘導経路検出部18において、誘導経路取込部14からの検出登録車両の誘導経路と、ナビゲーション制御装置11の誘導経路演算部25で演算された自車両の誘導経路とを比較することにより行われる。
【0064】
図5には車間通信ネットワークによる登録車両との自動待ち合わせ場所検出の第1の例を示しており、図示の例においては、自車両Aが目的地M1に向けて自車両誘導経路L1に沿って走行しているとき、前記図9に示すような車間ネットワークにより予め互いに登録している登録車両Bとネットワークが形成された状態を示しており、同図における登録車両Bは、登録車両Bの目的地M2に向かって登録車両Bの誘導経路L2に沿って走行している。図示の例においては道路S2における交差点C12とC22間において両誘導経路が重なっており、図1の共通誘導経路検出部18ではこの重なり部分を検出する。また、図3のステップS21においてはこのような両車両の誘導経路において、重なる部分が存在するか否かを判別する。
【0065】
前記ステップS21において自車両と検出登録車両の両誘導経路に重なる部分があると判別したときにはステップS23に進み、待ち合わせ場所選択処理を行う。この処理は図1における待ち合わせ場所検出部19において、ナビゲーション制御装置11からデータ記録装置7に記録された施設情報等を取り込むことによって行われる。
【0066】
図5に示す例においては説明の簡略化のため、両誘導経路の重なる部分に待ち合わせ場所の候補として、例えばコンビニエンスストアのように通常は駐車場を備えていることにより、駐車場Pを備えていると推定される商店S1が1つだけ検出された例を示しているが、この部分に複数の施設が検出されることもあり、その場合には複数の候補をここで選択しても良い。また、複数の候補が存在するときには、ここでできる限り手前側の施設を選択する等により、1つの候補を自動的に選択するように設定することもできる。その後ステップS24に進むことにより図2のステップS9に進む。
【0067】
前記図3のステップS21において、自車両と検出登録車両の両誘導経路に重なる部分がないと判別したときには、自車両の誘導経路を登録車両の誘導経路に一部重ね合わせる誘導経路変更演算処理を行う(ステップS22)。この処理は図1の共通誘導経路検出部18において共通する部分が存在しないことを検出したとき、誘導経路演算部25に検出登録車両の誘導経路を出力し、その誘導経路に一部重なる誘導経路を演算させることによって行うことができる。
【0068】
またこの処理は図6に示すように、自車両Aが最初目的地M1に向けて当初誘導経路L1に従って走行している際、前記図5と同様に登録車両Bを検出したとき、検出登録車両Bは目的地M2に向けて誘導経路L2に従って走行しているため、両誘導経路は重なる部分が存在しない。このようなとき、前記のように自車両の誘導経路を登録車両Bの誘導経路L2に一部重ね合わせるように演算を行い、その結果自車両変更誘導経路L11の誘導経路が得られる。このような変更誘導経路においては、前記図5と同様に駐車場Pを備えていると推定される商店S1が検出される。この時、複数の施設が候補として選択されることもあり、或いはその中の1つに絞って選択するようにしても良いことは前記と同様である。
【0069】
上記のように、自車両の誘導経路と検出登録車両の誘導経路に重なり部分がないときには、自動的に重なり部分を生じる変更誘導経路が演算され(ステップS22)、その重なり部分に存在する施設等の待ち合わせ場所の選択処理がなされることとなるが(ステップS23)、この車両間ネットワークにより検出される車両は車間通信機の通信範囲が比較的狭いため、これが図9に示すように複数の車両の車両間通信機によるローカルネットワークによって遠くの車両と通信を行うことができるようになったとしても自ずからその距離には限界がある。このように、この車両間ネットワークで接続される車両は、自車両に比較的近接している車両であり、誘導経路の大きな変更が生じる可能性は極めて少ない。したがって自車両の誘導経路には大きな変更を生じる可能性は少なく、検出される待ち合わせ場所はほぼ適切な場所ということができる。
【0070】
但し、今後は車間通信において利用可能な周波数帯域が拡大し、長距離の車両と通信を行うことができるようになる際には、前記自車両の誘導経路の変更に際しては、所定距離以上の変更が行われる場合は、前記のような変更した誘導経路上の待ち合わせ場所の候補選択処理(ステップS23)を行わないようにしてもよい。また、その際にはステップS23において待ち合わせ場所選択処理を行っても、後述する図2のステップS9において、適切な待ち合わせ場所がなかったものとして処理することもできる。
【0071】
上記のようにして図3に示す待ち合わせ場所検出処理が終了すると、図2のステップS9に進み、図3のステップS23の待ち合わせ場所選択処理において適切な待ち合わせ場所を選択することができたか否かを判別し、選択できているときには次の待ち合わせ連絡確認処理を行う(ステップS10)。この処理は図4に示されるように、最初自車両のモニタ画面に誘導経路・待ち合わせ場所、更には待ち合わせ確認入力部の表示を行う(ステップS31)。この画面表示処理は図1における待ち合わせ用画像形成部21において、待ち合わせ確認出力部からの検出登録車両である相手の名前、その車両の誘導経路を入力し、更に待ち合わせ場所検出部19からの待ち合わせ場所データを入力することにより行っている。
【0072】
また、この確認用画面表示に際しては種々の態様で実施することができるが、例えば図7(a)及び図8(a)に示すように表示することができる。なお、この表示に際しては音声によって、例えば「お友達との待ち合わせができますがどうしますか?」のような案内を行い、モニタ画面をチェックすることを促すようにしても良い。但しこの画面表示は、例えば自車両のナビゲーション装置で右左折交差点の誘導を行っている等の重要な案内を行っているときには、その案内が終了するまで前記画面表示を待機させておくことが好ましい。
【0073】
図7(a)に示す画面表示例は、前記図3のステップS21における自車両と検出登録車両の両誘導経路に重なる部分があるか否かの判別において、重なる部分があると判別されたときに表示されるものであり、図示の例においては「お友達待ち合わせガイド」として左側画面に前記図5と同様の、自車両位置、自車両の目的地と誘導経路、検出登録車両の位置、検出登録車両の目的地と誘導経路、及び待ち合わせ場所候補としての「合」表示と「##商店」という、その待ち合わせ場所の施設名を表示している。また、右画面には「〇〇さんが近くを走行しています。××に向かっているようです。##商店で待ち合わせ可能ですがどうしますか?」という表示を行っている。更に図示実施例においては画面下方に「待ち合わせ」と「会えません」のタッチパネル入力部を形成した例を示している。
【0074】
利用者はこの表示がなされる迄、自車両の車両用情報処理装置において前記のような各種の処理がなされていたことはわからず、この画面が表示されることにより初めて〇〇さんが近くを走行していることを知り、またこの画面で上記のような種々の情報を知ることができる。利用者はこの画面を見て、例えば〇〇さんだったら会いたい、或いは会いたくないという判断、現在は目的地に所定の時間に間に合うように急いでいるため待ち合わせを行っている時間的余裕がない、或いは余裕がある等の判断、更には検出登録車両の誘導経路における目的地を見ることにより現在仕事中か、レジャー中か等の判断を行い、その結果に基づいて、「待ち合わせ」と「会えません」のいずれかの部分にタッチし、入力を行う。
【0075】
なお、図示実施例においてはタッチパネルによって入力を行う例を示したが、例えば「待ち合わせ(1キー)」「会えません(2キー)」のように表示して、モニタ画面のキー操作、或いはリモコンのキー操作によってこれを入力するようにしても良く、リモコンによる左右カーソルの移動と決定操作によって入力を行うこともできる。更に音声入力によって行う等、タッチパネルを用いない種々の手段を採用することもできる。
【0076】
図8(a)は前記図3のステップS21における自車両と検出登録車両の両誘導経路に重なる部分があるか否かの判別において、重なる部分がないと判別され、その結果自車両の誘導経路を登録車両の誘導経路に一部重ね合わせる誘導経路変更演算処理(ステップS22)を行ったときの画面表示例である。図示の例においては前記図7とほぼ同様の画面構成を採用し、左側画面には前記図6と同様の地図画面を表示するとともに、自車両の目的地、変更前の誘導経路、変更後の誘導経路、検出登録車両の目的地と誘導経路を表示している。更に、右側の画面には前記と同様の案内を行うとともに、誘導経路を変更したことを示し、注意を促している。
【0077】
図4のステップS31においては上記のような表示を行い、その後待ち合わせをする入力を行ったか否かの判別を行う(ステップS32)。ここで待ち合わせをする入力が行われたときには、検出登録車両に自車両の誘導経路、待ち合わせ場所等の画面表示用データを送信し(ステップS33)、検出登録車両にこれらのデータに基づく画面表示を行わせ、待ち合わせ可否の入力を促す。この時検出登録車両は、予め前記信号が入力されたときは自動的にこれらのデータに基づく画面表示がなされるようにプログラムされている。但し、右左折交差点案内等の重要な案内を行っているときには、前記自車両における確認画面表示と同様に、その案内が終了するまで待機させておくことが好ましい。なお、図1には明示していないが、自車両の車両用情報処理装置においても、外部から同様の信号を受信したときには、自動的に待ち合わせ確認用画面が形成されるように予めプログラムされている。
【0078】
その際の画面表示についても種々の態様で表示を行うことができるが、前記図7(a)の待ち合わせ確認画面表示によって待ち合わせを行う旨の入力を行ったときには、同図(b)に示すような画面表示を検出登録車両のモニタに表示させる。この画面例においても同図(a)とほぼ同様の画面構成をなし、「お友達待ち合わせガイド」として左側画面部分に地図等の表示を行い、右側画面部分に「△△さんから##商店での待ち合わせ依頼がきています。どうしますか?」の表示を行い、画面下方に「OK」「急いでいます」のタッチパネル入力部を形成している。
【0079】
また、図8(a)の待ち合わせ確認画面表示によって待ち合わせを行う旨の入力を行ったときには、同図(b)に示すような画面表示を表示させる。この画面例においても前記図7(b)と同様の画面構成としており、特に△△さんは誘導経路を変更しても待ち合わせを行いたいとして通信を行っていることを表示している。
【0080】
図4の(ステップS33)において画面表示用データを検出登録車両に送信することにより上記のような画面を表示させた後はステップS34によって図2のステップS11に進む。また、前記ステップS32において待ち合わせをする入力を行わなかったとき、即ち利用者が前記図7(a)及び図8(a)のようなモニタ画面を見て、種々の事情により会わない方がよいと判断したときに、「会えません」の入力を行った際にはステップS35により図2のステップS13に進む。
【0081】
図4のステップS33によって検出登録車両に画面表示用データを送信した後において、ステップS34によって図2のステップS11に進んだ際には、登録車両から待ち合わせ了承の送信があったか否かの判別を行う(ステップS11)。検出登録車両の利用者が、前記図7(b)及び図8(b)のようなモニタ画面を見て、△△さんなら会いたい、或いは会いたくないの判断、更には現在は目的地に所定の時間に間に合うように急いでいるため待ち合わせを行っている時間的余裕がない、或いは余裕がある等の判断を行い、その結果に基づいて、待ち合わせは「OK」と「急いでいます」のいずれかの部分にタッチし、入力を行う。この入力により検出車両側から自車両側に待ち合わせ可否の信号が送信され、自車両はこれを受信することによって前記ステップS11の判別を行う。
【0082】
ステップS11において検出登録車両から待ち合わせ「OK」という了承の送信があったときにはステップS12に進み、自車両及び検出登録車両共に、待ち合わせ場所に走行することとなる(ステップS12)。その際に、前記図6のように誘導経路を変更して待ち合わせ場所を選択したときには、前記確認処理によって変更した誘導経路が正式の誘導経路に設定され、ナビゲーション装置はその誘導経路に沿って車両が走行できるように案内を開始することとなる。
【0083】
図2のステップS5において、検出登録車両は誘導経路に従って走行していないと判別され、誘導経路のデータに基づく待ち合わせ場所選択処理を行うことができないとき、またステップS7において、待ち合わせが可能かどうかの処理を行おうとしている両車両のうち少なくともいずれかが渋滞中の走行であると判別され、待ち合わせ場所が設定されたもその場所にはいつ到着できるかわからないような場合、またステップS9において、その前のステップS8の処理によって適切な待ち合わせ場所が検出されなかったとき、また図4のステップS32において、利用者がモニタ画面の表示を見て待ち合わせを希望しない旨の入力を行ったとき、更にはステップS11において、検出登録車両から「急いでいます」のような待ち合わせを行わない信号の送信があったときには、いずれもステップS13に進み、他の登録車両の検出処理を行い、ステップS4に戻って登録車両を検出したか否かの判別を行って前記作動を繰り返す。なお、このステップS4における処理に際しては、上記のようにして検出し待ち合わせ可否の処理を行った登録車両以外の車両を検出することは当然である。
【0084】
本発明は上記のような機能ブロックの構成により、前記のような作動フローに基づく処理を行うことによって、車両間通信機によるネットワーク形成中に予め登録した車両を検出したとき、その車両との待ち合わせ処理を行うことができるものであるが、それらは一実施例に過ぎず、上記趣旨に添うならば更に種々の態様で実施することができる。
【0085】
【発明の効果】
本発明に係る車両用情報処理装置において、車両間ネットワークを形成するための所定の車両データを他車両より受信する受信手段と、前記受信手段により受信した所定の車両データに基づき、複数車両間で車両間ネットワークを形成する車両間ネットワーク形成手段と、特定の車両との通信を識別するためのデータを記憶し登録する登録車記憶手段と、前記車両間ネットワーク形成中に前記登録車記憶手段に記憶し登録した車両を検出する登録車検出手段と、前記登録車検出手段で登録車両を検出時に検出登録車両の誘導経路を取り込む誘導経路取込手段と、自車両を目的地に誘導する経路を演算する誘導経路演算手段と、前記誘導経路取込手段で取り込んだ登録車両の誘導経路のデータと、前記誘導経路演算手段で演算した自車両の誘導経路のデータにより、共通する誘導経路を検出する共通誘導経路検出手段と、前記共通誘導経路検出手段で共通する誘導経路を検出したとき、該共通する誘導経路上に待ち合わせ場所を検出する待ち合わせ場所検出手段と、前記待ち合わせ場所検出手段により検出した待ち合わせ場所と、前記登録車検出手段で検出した登録車両の識別データに関連した情報を自車両のモニタに表示する画像を形成する待ち合わせ用画像形成手段と、前記待ち合わせ場所のデータと自車両の識別データを前記検出登録車両に送信する送信手段とを備えたものにおいては、車両間通信機によって友人の車両等の予め登録した車両を検出したとき、その車両の走行予定路等を考慮してその車両と待ち合わせを行う場所が存在するか否かを自動的に判断し、存在するときには相手の情報と待ち合わせ場所を自動的にモニタ画面に提示して確認可能とし、検出登録車両に対しても待ち合わせ場所等を送信し提示することができる。
【0086】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記誘導経路演算手段において、前記共通誘導経路検出手段で共通する誘導経路を検出しないときに検出登録車両の誘導経路と共通する誘導経路が存在する変更誘導経路を演算し、前記待ち合わせ場所検出手段は、前記変更誘導経路による共通する誘導経路上に待ち合わせ場所を検出するようにしたので、自車両と検出登録車両の誘導経路に一致する部分がないときでも、両車両にとって適切な待ち合わせ場所を提示することができ、自車両は変更された誘導経路に沿ってその待ち合わせ場所に容易に走行し到着することができる。
【0087】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、待ち合わせ可否の確認を促す待ち合わせ確認用画面を形成するようにしたので、利用者はこの車両用情報処理装置によって待ち合わせ場所が検出されたとき、待ち合わせ場所等が表示されているモニタ画面を見ることにより待ち合わせを行うか否かを検討したとき、その画面に表示される確認を促す画面によってその検討結果を入力することができ、入力操作が確実、且つ容易となる。
【0088】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、自車両及び検出登録車両の誘導経路を表示するようにしたので、利用者は待ち合わせ場所等が表示されているモニタ画面を見るとき、相手車両の目的地を初めとした誘導経路を知ることができ、特に相手の目的地によって仕事中かレジャー中かの判断を行うことも可能となり、待ち合わせを行うか否かの判断を的確に行うことができるようになる。
【0089】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、モニタ画面に重要な案内を行っているときは、その案内の終了後に待ち合わせ用画像を表示するようにしたので、重要な案内表示を妨害することなく待ち合わせ用画像を表示することができる。
【0090】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、前記車両間通信機により他車両からの待ち合わせ用データ受信時に、待ち合わせ場所と該他車両の識別データに関連する情報を表示し、前記車両間通信機は、前記情報の表示後に行う利用者による待ち合わせ可否の選択の信号を前記他車両に送信するようにしたので、他車両から送信された待ち合わせ場所等のデータを自動的に表示することができ、また、利用者がこの画面を見ることにより待ち合わせを行うか否かの判断を行った信号を、このデータの送信車両に対して自動的に送信することができる。
【0091】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、検出登録車両から待ち合わせ可の信号受信時に、待ち合わせが了承された旨の表示を行うようにしたので、自車両が送信した待ち合わせ情報に対して検出登録車両側の判断を自動的に表示することができ、直ちにその後の対応を行うことができる。
【0092】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ用画像形成手段において、前記変更誘導経路の演算後に誘導経路を変更した表示を行うようにしたので、利用者がこの車両用情報処理装置において今までの誘導経路を変更して待ち合わせ場所を検出したことを知ることができ、待ち合わせを行うか否かの判断を的確に行うことができるとともに、利用者は遠回りに設定された誘導経路を見てとまどうことなく走行することができる。
【0093】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記車両間通信機において、利用者が待ち合わせ可の入力時に前記検出登録車両への送信を行うようにしたので、待ち合わせ場所が提示されたとき利用者が待ち合わせを行う旨の入力を行うまでは検出登録車両にはその情報が送信されることが無くなり、例えば利用者が急いでいるときのように、待ち合わせを行いたくないときでも相手側に待ち合わせ情報が送られてしまうことを確実に防止することができる。
【0094】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ場所検出手段において、自車両または検出登録車両のいずれかが渋滞中の時は該検出処理を行わないようにしたので、いずれかの車両が渋滞中のときには待ち合わせ場所が提示されてもそこまで走行するのに要する時間に確実性が無くなるため、そのようなときには先に到着した車両側の人が相手車両を長時間待つことによっていらいらすることとなるのに対し、上記手段を採用することによりこれを確実に防止することができる。
【0095】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、前記待ち合わせ場所検出手段は、駐車場が存在すると推定される施設を検出するようにしたので、待ち合わせ場所に適切な駐車場がない事による駐車場探しを行う必要が無くなり、また、他の場所に駐車することによって待ち合わせができなくなることを防止することができる。また周囲に適切な駐車場が無いことにより路側に駐車する等によって他の車両の走行を妨害することなく、自車両も危険な状態に陥ることも防止することができる。
【0096】
また本発明に係る他の車両用情報処理装置は、車両間通信機で予め登録した車両の検出時に、該検出登録車両の誘導経路を取り込んで自車両の誘導経路と比較することにより待ち合わせ場所を検出し、待ち合わせ場所と検出登録車両情報を画面に表示し、利用者の確認後に前記待ち合わせ場所と自車両の情報を前記検出登録車両に送信する手段を備えたので、車両間通信機によって予め登録した車両を検出したとき、その車両の走行予定路等を考慮してその車両と待ち合わせを行う場所が存在するか否かを自動的に判断し、存在するときには相手の情報と待ち合わせ場所を自動的に画面に提示して確認可能とし、検出登録車両に対しても待ち合わせ場所等を送信し提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要機能とそれらの関係を示す機能ブロック図である。
【図2】同実施例の全体の作動を示す作動フロー図である。
【図3】図2におけるステップS8の、待ち合わせ場所検出処理を行う作動フロー図である。
【図4】図2におけるステップS10の、待ち合わせ連絡確認処理を行う作動フロー図である。
【図5】車間通信ネットワークによる登録車両との自動待ち合わせ場所を検出する例を示す図である。
【図6】車間通信ネットワークによる登録車両との自動待ち合わせ場所を検出するに際して、自車両の誘導経路を変更して検出する例を示す図である。
【図7】本発明により待ち合わせ場所が検出されたときのモニタ画面への表示例であり、(a)は自車両側画面例、(b)は相手車両側画面例を示す図である。
【図8】本発明により自車両の誘導経路を変更して待ち合わせ場所が検出されたときのモニタ画面への表示例であり、(a)は自車両側画面例、(b)は相手車両側画面例を示す図である。
【図9】現在提案されている車間通信ネットワークの全体概要を示す図である。
【符号の説明】
1 車両間情報処理装置
2 車間ネットワーク用通信機
3 車間通信制御部
4 受信部
5 送信部
6 モニタ
7 データ記録装置
8 車速・方位検出部
9 GPS受信器
10 指示信号入力部
11 ナビゲーション制御装置
12 車両間ネットワーク形成部
13 登録車検出部
14 誘導経路取込部
15 待ち合わせ確認溶出力部
16 待ち合わせ環境検出部
17 待ち合わせ可否判別部
18 共通誘導経路検出部
19 待ち合わせ場所検出部
20 登録車記憶部
21 待ち合わせ用画像形成部
22 画像表示部
23 自車位置進行方向演算部
24 データ・情報読込部
25 誘導経路演算部
26 地図形成部
27 施設情報
31 ネットワーク形成車両基本データ
33 登録車間通信用情報
34 誘導経路
35 待ち合わせ可否
36 その他情報・データ
38 受信データ自動送信部
39 送信・受信データ選択制御部
40 システム制御部
41 自車位置データ
42 進行方向データ
43 ネットワーク種類コード
44 登録車間通信用情報
45 自車誘導経路
46 待ち合わせ可否問い合わせ
47 待ち合わせ場所情報

Claims (12)

  1. 車両間ネットワークを形成するための所定の車両データを他車両より受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した所定の車両データに基づき、複数車両間で車両間ネットワークを形成する車両間ネットワーク形成手段と、
    特定の車両との通信を識別するためのデータを記憶し登録する登録車記憶手段と、
    前記車両間ネットワーク形成中に前記登録車記憶手段に記憶し登録した車両を検出する登録車検出手段と、
    前記登録車検出手段で登録車両を検出時に検出登録車両の誘導経路を取り込む誘導経路取込手段と、
    自車両を目的地に誘導する経路を演算する誘導経路演算手段と、
    前記誘導経路取込手段で取り込んだ登録車両の誘導経路のデータと、前記誘導経路演算手段で演算した自車両の誘導経路のデータにより、共通する誘導経路を検出する共通誘導経路検出手段と、
    前記共通誘導経路検出手段で共通する誘導経路を検出したとき、該共通する誘導経路上に待ち合わせ場所を検出する待ち合わせ場所検出手段と、
    前記待ち合わせ場所検出手段により検出した待ち合わせ場所と、前記登録車検出手段で検出した登録車両の識別データに関連した情報を自車両のモニタに表示する画像を形成する待ち合わせ用画像形成手段と、
    前記待ち合わせ場所のデータと自車両の識別データを前記検出登録車両に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする車両間通信情報処理装置。
  2. 前記誘導経路演算手段は、前記共通誘導経路検出手段で共通する誘導経路を検出しないときに検出登録車両の誘導経路と共通する誘導経路が存在する変更誘導経路を演算し、
    前記待ち合わせ場所検出手段は、前記変更誘導経路による共通する誘導経路上に待ち合わせ場所を検出することを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  3. 前記待ち合わせ用画像形成手段は、待ち合わせ可否の確認を促す待ち合わせ確認用画面を形成することを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  4. 前記待ち合わせ用画像形成手段は、自車両及び検出登録車両の誘導経路を表示することを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  5. 前記待ち合わせ用画像形成手段は、モニタ画面に重要な案内を行っているときは、その案内の終了後に待ち合わせ用画像を表示することを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  6. 前記待ち合わせ用画像形成手段は、前記車両間通信機により他車両からの待ち合わせ用データ受信時に、待ち合わせ場所と該他車両の識別データに関連する情報を表示し、
    前記車両間通信機は、前記情報の表示後に行う利用者による待ち合わせ可否の選択の信号を前記他車両に送信することを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  7. 前記待ち合わせ用画像形成手段は、検出登録車両から待ち合わせ可の信号受信時に、待ち合わせが了承された旨の表示を行うことを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  8. 前記待ち合わせ用画像形成手段は、前記変更誘導経路の演算後に誘導経路を変更した表示を行うことを特徴とする請求項2記載の車両間通信情報処理装置。
  9. 前記車両間通信機は、利用者が待ち合わせ可の入力時に前記検出登録車両への送信を行うことを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  10. 前記待ち合わせ場所検出手段は、自車両または検出登録車両のいずれかが渋滞中の時は該検出処理を行わないことを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  11. 前記待ち合わせ場所検出手段は、駐車場が存在すると推定される施設を検出することを特徴とする請求項1記載の車両間通信情報処理装置。
  12. 車両間通信機で予め登録した車両の検出時に、該検出登録車両の誘導経路を取り込んで自車両の誘導経路と比較することにより待ち合わせ場所を検出し、待ち合わせ場所と検出登録車両情報を画面に表示し、利用者の確認後に前記待ち合わせ場所と自車両の情報を前記検出登録車両に送信する手段を備えたことを特徴とする車両間通信情報処理装置。
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