JP2004156503A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迫力あるエンジンサウンドを十分に得ることのできる内燃機関の吸気装置を提供する。
【解決手段】それぞれ共鳴周波数の異なる吸気ダクト20aおよび吸気サブダクト20bの一端を、拡張室30にそれぞれ連通して設け、これらのダクトの他端を、これらのダクトを開放状態とした場合にそれぞれ発する共鳴音の干渉によりエンジン10のエンジン回転数のハーフ次数成分音を発生可能な位置関係とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車などに搭載される内燃機関(以下、エンジンという)の動作に起因する音は、いわゆるエンジンサウンドとして、ユーザの嗜好に合った音質が求められている。特に、SUV(Sport Utility Vehicles)系の車種では、迫力あるエンジンサウンドが求められている。迫力あるエンジンサウンドを得るため、エンジン回転数の偶数次成分音の発生を制御する吸気装置により、エンジン回転数の上昇にともない、エンジンサウンドの偶数次成分音を平滑に増加するものがあった。ここで、偶数次数成分音とは、エンジン回転数の2n倍(n=1,2…)の周波数成分の音(これを2n次成分音という)である。
【0003】
また、迫力あるエンジンサウンドを得るには、エンジン回転数の上昇に伴うハーフ次数成分音の発生が有効であり、互いに逆回転する吸排気カムシャフトが有するアンバランスウェイトによってハーフ次数成分音を発生する内燃機関があった。ここで、ハーフ次数成分音とは、エンジン回転数の(n+1/2)倍(n=1,2…)の周波数成分の音(これを(n+1/2)次成分音という)である。例えば、エンジン回転数が3000rpm(50Hz)であれば、75Hzの音が、1.5次成分音に相当する。
【0004】
下記特許文献1には、偶数次数成分音を制御する吸気装置が記載されている。
下記特許文献2には、ハーフ次数成分音を発生する内燃機関が記載されている。
【特許文献1】
特開平1−190957号公報
【特許文献2】
特開2002−227612号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の吸気装置では、エンジン回転数の上昇に伴うハーフ次数成分音の発生を制御していないため、迫力あるエンジンサウンドを十分に得ることはできなかった。
【0006】
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、迫力あるエンジンサウンドを十分に得ることのできる吸気装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記した課題を解決するため、外部から内燃機関へ空気を導入する吸気装置であって、所定の空間容量を有する拡張室を最終的に前記内燃機関の吸気経路へ連通し、それぞれ共鳴周波数の異なる複数の吸気ダクトの一端を、前記拡張室にそれぞれ連通して設け、前記複数の吸気ダクトの他端の各々を、それぞれ発する共鳴音の干渉により、前記内燃機関の機関回転数のハーフ次数成分音を発生可能な位置関係としたことを特徴とする。
【0008】
かかる吸気装置によれば、複数の吸気ダクトから各々発生する共鳴周波数の異なる共鳴音が、これらの吸気ダクトの両端近傍において、内燃機関の吸気バルブの開閉に伴った空気の脈動により発生する吸気脈動音と干渉することにより、エンジン回転数の上昇に伴うハーフ次数成分音を作り出す。したがって、内燃機関の吸気装置により、迫力あるエンジンサウンドを十分に得ることができる。なお、複数の吸気ダクトの各々の共鳴周波数および位置関係は、内燃機関の特性や設置環境、求められるエンジンサウンドの特性など、種々の要因を検討して定めれば良い。こうした吸気ダクトの態様としては、例えば、前記複数の吸気ダクトは、2つの吸気ダクトとし、前記2つの吸気ダクトの共鳴周波数は、約200Hzから約500Hzの範囲とし、かつ、前記2つの吸気ダクトの共鳴周波数の比率は、約1対2から約1対3の範囲とするなどの態様が考えられる。
【0009】
上記の構成を有する本発明の吸気装置は、以下の態様を採ることもできる。前記複数の吸気ダクトを、それぞれ異なる管長に形成しても良い。吸気ダクトの管長を変更することにより、吸気ダクトの共鳴周波数を変更できるため、拡張室との連通箇所を設計変更することなく、エンジンサウンドのチューニングを行うことができる。
【0010】
前記複数の吸気ダクトのうち少なくとも一の吸気ダクトの他端を、他の吸気ダクトの途中に連通しても良い。外部に開放され空気を取り入れる吸気口の設置スペースが限られている場合に、吸気口となる吸気ダクトの他端を減らすことにより、限られた吸気口の設置スペースであっても、迫力あるエンジンサウンドを十分に得ることができる。
【0011】
前記複数の吸気ダクトのうち少なくとも一の吸気ダクトの他端を、他の吸気ダクトの他端の近傍に配置しても良い。複数の吸気ダクトの他端を吸気口とし、外部からより多くの空気を取り入れることにより、内燃機関の吸気効率を高めることができる。
【0012】
また、前記拡張室を、吸気の塵埃を除去するエアクリーナに設けても良い。エアクリーナ内部の空間を拡張室とすることにより、吸気装置の搭載スペース効率の向上を図ることができる。
【0013】
あるいは、前記複数の吸気ダクトのうち少なくとも一の吸気ダクトを開閉するダクト開閉手段を設けても良い。ダクト開閉手段が一の吸気ダクトを閉鎖する場合には、一の吸気ダクトからの共鳴音による吸気脈動音の干渉が起こらないが、ダクト開閉手段が吸気ダクトを開放する場合には、一の吸気ダクトからの共鳴音による吸気脈動音の干渉が起きる。したがって、ダクト開閉手段が吸気ダクトを開閉することにより、迫力あるエンジンサウンドの音色を切り替えたり、または、迫力あるエンジンサウンドと通常のエンジンサウンドとを切り替えたりすることができる。
【0014】
前記ダクト開閉手段を、吸気の塵埃を除去するエアクリーナに設けても良い。エアクリーナ内部の空間にダクト開閉手段を設けることにより、吸気装置の搭載スペース効率の向上を図ることができる。
【0015】
前記ダクト開閉手段は、前記一の吸気ダクトを開閉する際に、前記拡張室の空間容量を増減するとしても良い。拡張室の空間容量を増加すると、吸気口で放出される吸入音の音圧レベルが減少し、拡張室の空間容量を減少すると、吸入音の音圧レベルが増大する。したがって、エンジンサウンドの音色の切り替えとともに、エンジンサウンドの音量の増減を行うことができ、迫力あるエンジンサウンドの取得に一層効果がある。
【0016】
こうしたダクト開閉手段としては、例えば、前記ダクト開閉手段は、狭幅部と広幅部とから成る略半円筒状に形成した弁体と、前記弁体を嵌入する弁胴と、前記弁体を回転する駆動手段とを備えるロータリバルブなどが考えられる。このロータリバルブは、狭幅部が弁胴に嵌入して、吸気ダクトを開閉すると同時に、広幅部が弁胴から拡張室への出入を行い、拡張室の空間容量を増減する。したがって、一の動作により、エンジンサウンドの音色の切り替えとともに、エンジンサウンドの音量の増減を行うことができる。
【0017】
ダクト開閉手段とは別に、前記拡張室の空間容量を増減する容量増減手段を設けても良い。したがって、迫力あるエンジンサウンドの発生とは別に、エンジンサウンドの音量の増減を行うことができる。さらに、前記ダクト開閉手段が、前記一の吸気ダクトを開閉する際に、前記拡張室の空間容量を増減する容量増減手段を設けても良い。したがって、エンジンサウンドの音色と音量のチューニングを詳細に行うことができる。
【0018】
さらに、前記内燃機関の稼動状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段で検出した前記稼動状態に基づいて、前記ダクト開閉手段により前記吸気ダクトの開閉を行い、前記複数の吸気ダクトに起因する前記ハーフ次数成分音の発生を制御する開閉制御手段を備えても良い。したがって、内燃機関の稼動状態に応じて、ハーフ次数成分音を発生するため、内燃機関の稼動状態とエンジンサウンドとの一体感を向上することができる。こうした内燃機関の稼動状態としては、例えば、少なくとも前記内燃機関の機関回転数または機関負荷などが考えられる。自動車などに搭載された内燃機関の場合、機関回転数と機関負荷から自動車が加速状態にあるか否かの判断により、ハーフ次数成分音の発生を制御でき、迫力あるエンジンサウンドをより効果的に発生することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下説明した本発明の構成及び作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した内燃機関の吸気装置の一実施例について説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施例である内燃機関の吸気装置の全体構成図である。この内燃機関(以下、エンジンという)10及びその吸気装置15は、自動車に搭載されている。エンジン10は、燃料と空気とからなる混合気が気筒内で爆発燃焼する際の爆発力を伝えるピストン110、吸気を取り入れる吸気ポート120、吸気ポート120を開閉する吸気バルブ130、排気を排出する排気ポート140、排気ポート140を開閉する排気バルブ150、エンジン回転数Nを検出するためのクランクポジションセンサ160などを備えている。
【0021】
エンジン10に空気を供給する吸気装置15は、空気の流れの上流側から、外部から空気を取り入れる吸気ダクト20a、吸気ダクト20aから分岐する吸気サブダクト20b、取り入れた空気を清浄するエアクリーナ50、清浄した空気をエンジン10の吸気ポート120へ導く吸気経路60を、この順に配設している。この他に、吸気装置15は、吸気サブダクト20bを開閉するダクト開閉手段としてのロータリバルブ40、このロータリバルブ40を制御する開閉制御手段としてのコントローラ70も備える。
【0022】
吸気ダクト20aは、所定の共鳴周波数を持つダクトであり、その一端をエアクリーナ50に連通して設け、その他端を外部に開放して空気を取り入れる吸気口としている。吸気サブダクト20bは、吸気ダクト20aとは異なる所定の共鳴周波数を持つダクトであり、その一端をエアクリーナ50に連通して設け、その他端を吸気ダクト20aの途中に連通してある。この吸気ダクト20aと吸気サブダクト20bとの位置関係は、それぞれを開放状態とした場合に、それぞれ発する共鳴音の干渉により、エンジン10のエンジン回転数のハーフ次数成分音を発生可能な位置関係としている。
【0023】
ここで、吸気ダクト20aと吸気サブダクト20bとの共鳴周波数の関係は、エンジン10の特性や設置環境、求められるエンジンサウンドの特性など、種々の要因を検討して定める。例えば、吸気ダクト20aおよび吸気サブダクト20bの共鳴周波数は、約200Hzから約500Hzの範囲とし、かつ、吸気ダクト20aと吸気サブダクト20bとの共鳴周波数の比率は、約1対2から約1対3の範囲とするなど考えられる。本実施例では、吸気ダクト20aの共鳴周波数を約200Hzとし、吸気サブダクト20bの共鳴周波数を約400Hzとしている。なお、本実施例では、吸気ダクト20aと吸気サブダクト20bとをほぼ同径とし、吸気ダクト20aの管長を吸気サブダクト20bの管長の約2倍にすることにより、すなわち、吸気ダクト20aと吸気サブダクト20bとの管長を、それぞれ異なる管長に形成することにより、それぞれの共鳴周波数を異なるものとしている。もとより、管径や断面形状などにより、共鳴周波数を調整するものとしても良い。
【0024】
エアクリーナ50は、内部に空間を有する略箱状に形成してあり、その内部の空間の中程に、取り入れた空気を濾過するエアフィルタ510を備える。エアフィルタ510の上流側には、所定の空間容量を有する第1拡張室30を備える。エアフィルタ510の下流側には、所定の空間容量を有する第2拡張室520を備える。第1拡張室30には、吸気ダクト20aおよび吸気サブダクト20bの一端が連通して設けてある。第1拡張室30は、吸気サブダクト20bを開閉するロータリバルブ40を収納する。第2拡張室520は、吸気経路60と連通し、最終的にエンジン10へ空気を導く。
【0025】
吸気経路60は、エアクリーナ50の第2拡張室520とエンジン10の吸気ポート120とを連通しており、空気の流れの上流側から、エンジン10が吸入する吸入空気量Qを検出するエアフロメータ610、エンジン10が吸入する吸入空気量を調整するスロットルバルブ620、燃料を空気の流れに噴射してエンジン10に供給するフューエルインジェクタ640を、この順に配設している。スロットルバルブ620は、スロットルバルブ620のスロットル開度θを検出するスロットルポジションセンサ630を備える。
【0026】
コントローラ70は、エンジン10の稼動状態を検出する状態検出手段であるクランクポジションセンサ160、エアフロメータ610、スロットルポジションセンサ630と接続して、これらのセンサからの検出信号を入力する。コントローラ70は、ロータリバルブ40と接続して、入力した検出信号に基づいてエンジン10の稼動状態を判断し、ロータリバルブ40に制御信号を出力して吸気サブダクト20bを開閉する。
【0027】
次に、ロータリバルブ40の構造について説明する。図2は、本発明の第1の実施例における吸気装置15のロータリバルブ40の構造を示す斜視図である。図2に示すロータリバルブ40の構造の理解を補助するため図3を示す。図3は、本発明の第1の実施例における吸気装置15のロータリバルブ40の構造を示す組立斜視図である。ロータリバルブ40は、吸気サブダクト20bと第1拡張室30との連通部を開閉する弁体410、弁体410を嵌入する弁胴420、弁胴420の外部に設けられ弁体410を回転する駆動手段であるサーボモータ440、サーボモータ440の回転駆動力を弁体410に伝える軸430を備える。駆動手段であるサーボモータ440は、前述のコントローラ70からの制御信号の入力に基づいて、弁体410の回転を行う。
【0028】
弁体410は、狭幅部411と広幅部412とから成る略半円筒状に形成してあり、この略半円筒の円中心でもある軸430を中心として弁胴420内を回転可能に設けてある。弁体410は、円筒を略半円筒に切る面で第1拡張室30に接する。狭幅部411は、略半円筒状の弁体410のうち、略4分の1円筒部を占め、広幅部412は、その残りの略4分の1円筒部を占める。広幅部412は、軸430方向の幅を、第1拡張室30の幅と同程度に形成してある。狭幅部411は、軸430方向の幅を、吸気サブダクト20bの径以上であって、かつ、広幅部412と比較して狭く形成してある。
【0029】
弁胴420は、弁体410を、弁体410の円筒を略半円筒に切る面以外の面を覆う形で嵌入するように形成してあり、エアクリーナ50の第1拡張室30の一部を形成する。弁胴420は、弁体410の狭幅部411を嵌入する狭幅嵌入部421と、吸気サブダクト20bと第1拡張室30とが連通するダクト連通部422とを備える。狭幅嵌入部421は、弁体410の狭幅部411の軸430方向の幅を広幅部412より狭くしたことによりできる空間を埋めるよう狭幅部411を挟む形に形成してある。ダクト連通部422は、弁体410の狭幅部411の円周面が接する位置であって、弁体410の回転による吸気サブダクト20bの開閉が可能な位置に形成してある。
【0030】
次に、ロータリバルブ40の動作について説明する。ロータリバルブ40が、吸気サブダクト20bを閉鎖する状態(以下、閉鎖状態という)について説明する。図4は、本発明の第1の実施例における吸気装置15の閉鎖状態にある吸気ダクト近傍の拡大断面図である。閉鎖状態では、弁体410の狭幅部411は、その円周面にて弁胴420のダクト連通部422と接して、弁胴420の狭幅嵌入部421に嵌入されている。よって、吸気サブダクト20bは、第1拡張室30に連通しない。一方、弁体410の広幅部412は、その全体が弁胴420に嵌入されている。
【0031】
したがって、外部からエンジン10へ導入される空気は、吸気サブダクト20bを通過せず、吸気ダクト20aを通過して第1拡張室30に入り、最終的にエンジン10の吸気ポートへ導入される。このとき吸気装置15から発生する主な音は、吸気バルブ130の開閉に伴った空気の脈動により発生する吸気脈動音となる。この吸気脈動音は、エンジン10のエンジン回転数と気筒数に関係した周期的な音であり、エンジン回転数の1次成分音と2次成分音を主体とする音となる。よって、閉鎖状態における吸気装置15は、1次成分音と2次成分音を主体とする音を発生する。
【0032】
ロータリバルブ40が、吸気サブダクト20bを開放する状態(以下、開放状態という)について説明する。図5は、本発明の第1の実施例における吸気装置15の開放状態にある吸気ダクト近傍の拡大断面図である。図5に示す状態は、弁体410の狭幅部411の円周面が、弁胴420のダクト連通部422に接触しなくなるまで、図4に示す閉鎖状態の弁体410が、軸430を中心として紙面反時計回りに回転した状態である。この開放状態では、弁体410の狭幅部411は、弁胴420の狭幅嵌入部421の奥にさらに嵌入し、図4の閉鎖状態において狭幅部411が占めていた領域A1は、第1拡張室30の空間の一部となり、第1拡張室30は、領域A1であった空間を介してダクト連通部422に接する。よって、吸気サブダクト20bは、第1拡張室30に連通する。
【0033】
さらに、弁体410の広幅部412は、弁体410が回転した分だけ、弁胴420から第1拡張室30に突出し、この広幅部412の突出した部分が占める領域A2は、空間ではなくなる。広幅部412の幅は、狭幅部411の幅よりも広いため、領域A2の体積は、領域A1の体積よりも大きい。よって、開放状態の第1拡張室30の空間容量は、領域A1により増加する容量よりも、領域A2により減少する容量の方が大きいため、閉鎖状態と比較して減少する。この作用から、ロータリバルブ40は、第1拡張室30の空間容量を増減する容量増減手段としても働く。
【0034】
したがって、外部からエンジン10へ導入される空気は、吸気ダクト20aを通過する経路と、吸気ダクト20aの途中から分岐して吸気サブダクト20bを通過する経路とを経て第1拡張室30に入り、最終的にエンジン10の吸気ポート120へ導入される。このとき吸気装置15から発生する主な音は、吸気バルブ130の開閉に伴った空気の脈動により発生する吸気脈動音と脈動干渉音となる。脈動干渉音は、吸気ダクト20aおよび吸気サブダクト20bの開放により各々発生する周波数の異なる共鳴音が、吸気ダクト20aおよび吸気サブダクト20bの両端近傍において、吸気脈動音と干渉することにより発生する。この脈動干渉音は、エンジン回転数のハーフ次数成分音である1.5次成分音を主体とする音となる。よって、開放状態における吸気装置15は、1次成分音と2次成分音に加えて1.5次成分音を主体とする音を発生する。
【0035】
さらに、第1拡張室30の空間容量が、閉鎖状態と比較して減少することにより、吸気装置15で発生する音の音圧レベルは大きくなる。一般に、音の経路を拡大し再び縮小させることによって生じる音の反射・干渉により、音圧レベルの低減を図る拡張型消音器が知られている。この拡張型消音器は、その空間容量が大きいほど、音の音圧レベルは小さくなり、逆に、その空間容量が小さいほど、音の音圧レベルは大きくなる。
【0036】
次に、エンジン10の稼動状態に基づいて、ロータリバルブ40による吸気サブダクト20bの開閉を制御する処理(以下、開閉制御処理という)について説明する。図6は、開閉制御処理を示したコントローラ70のフローチャートである。この開閉制御処理は、エンジン10の稼動中に所定のタイミングで繰り返し行われる処理である。エンジン10の起動時である初期状態には、ロータリバルブ40は、閉鎖状態である。
【0037】
図6に示した処理が開始されると、エアフロメータ610からの検出信号を入力して、エンジン10の吸入空気量Qを読み込む(ステップS701)。次に、スロットルポジションセンサ630からの検出信号を入力して、スロットル開度θを読み込む(ステップS702)。クランクポジションセンサ160からの検出信号を入力して、エンジン10のエンジン回転数Nを読み込む(ステップS703)。その後、ステップS701,S702で読み込んだ吸入空気量Qとスロットル開度θから、エンジン10のエンジン負荷Fの推定値の算出を行う処理を実行する(ステップS704)。
【0038】
以上の処理の後、現在のエンジン10の稼動状態、すなわちエンジン回転数Nとエンジン負荷Fとに基づいて、コントローラ70に内蔵の記憶回路(図示せず)に予め格納してある作動情報マップを参照して、エンジン10が所定の稼動状態にあるか否かを判断するのである。この作動情報マップは、エンジン回転数Nとエンジン負荷Fとの関係に対応して、ロータリバルブ40を開放状態とする所定の稼動状態を予め設定したデータである。所定の稼動状態としては、例えば、自動車が加速する場合を想定した高エンジン負荷・高エンジン回転数である状態を考えることができる。
【0039】
所定の稼動状態であると判断した場合には(ステップS705)、ロータリバルブ40を開放状態とする開放信号をロータリバルブ40へ出力する(ステップS706)。この開放信号の入力を受けたロータリバルブ40は、弁体410が吸気サブダクト20bを閉鎖していたら、サーボモータ440により弁体410を回転し吸気サブダクト20bを開放する。弁体410が吸気サブダクト20bを開放していたら、その開放を保持する。コントローラ70は、ステップS706の処理を行った後、開閉制御処理を終了する。
【0040】
一方、所定の稼動状態でないと判断した場合には(ステップS705)、ロータリバルブ40を閉鎖状態とする閉鎖信号をロータリバルブ40へ出力する(ステップS707)。この閉鎖信号の入力を受けたロータリバルブ40は、弁体410が吸気サブダクト20bを開放していたら、サーボモータ440により弁体410を回転し吸気サブダクト20bを閉鎖する。弁体410が吸気サブダクト20bを閉鎖していたら、その閉鎖を保持する。コントローラ70は、ステップS707の処理を行った後、開閉制御処理を終了する。
【0041】
以上説明した第1の実施例によれば、吸気装置15は、コントローラ70によりエンジン10が所定の稼動状態にあると判断した場合に、ロータリバルブ40により閉鎖していた吸気サブダクト20bを開放する。この結果、エンジン回転数の上昇に伴うハーフ次数成分音が発生し、加えて、吸気装置15で発生する音量は増大する。したがって、エンジン10の稼動状態に応じて、迫力あるエンジンサウンドを十分に得ることができる。
【0042】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図7は、本発明の第2の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。この吸気装置15の全体構成は、図1に示した通りであり、吸気ダクトの構造のみが異なる。図7に示した第2の実施例では、第1の実施例の吸気ダクト20aと吸気サブダクト20bとに加えて、これらの吸気ダクトとは異なる所定の共鳴周波数を持つ吸気サブダクト20cを備える。吸気サブダクト20cは、その一端をエアクリーナ50に連通して設け、その他端を吸気ダクト20aの途中であって、吸気サブダクト20bが吸気ダクト20aに連通する位置より上流に連通してある。これらの吸気ダクト20aおよび吸気サブダクト20b,20cの位置関係は、それぞれを開放状態とした場合に、それぞれ発する共鳴音の干渉により、エンジン10のエンジン回転数のハーフ次数成分音を発生可能な位置関係としている。
【0043】
ロータリバルブ40は、第1の実施例吸気において吸気サブダクト20bを開放する開放状態Aの位置PAから、さらに、吸気サブダクト20cを開放する開放状態Bの位置PBまで回転できるように設けてある。コントローラ70は、エンジン10の稼動状態に応じて、ロータリバルブ40を閉鎖状態,開放状態A,開放状態Bに制御する。
【0044】
よって、開放状態Bでは、開放状態Aのときの干渉に加え、吸気サブダクト20cの共鳴音による吸気脈動音との干渉が起こり、開放状態Aとは異なる音色のハーフ次数成分音を発生する。さらに、開放状態Bでは、開放状態Aよりも第1拡張室30の空間容量が減少するため、開放状態Aよりもさらに吸気装置15で発生する音の音圧レベルを増大できる。したがって、エンジン10の稼動状態に応じて、異なる2種類の迫力あるエンジンサウンドを得ることができる。
【0045】
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図8は、本発明の第3の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。この吸気装置15の全体構成は、図1に示した通りであり、吸気ダクトの構造のみが異なる。図8に示した第3の実施例では、第2の実施例における吸気サブダクト20cに代えて吸気サブダクト20dを備える。吸気サブダクト20dは、その一端をエアクリーナ50に連通して設け、その他端を吸気サブダクト20bの途中に連通してある。これらの吸気ダクト20aおよび吸気サブダクト20b,20dの位置関係は、それぞれを開放状態とした場合に、それぞれ発する共鳴音の干渉により、エンジン10のエンジン回転数のハーフ次数成分音を発生可能な位置関係としている。よって、第2の実施例と同様の効果を奏する。
【0046】
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図9は、本発明の第4の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。この吸気装置15の全体構成は、図1に示した通りであり、吸気ダクトの構造のみが異なる。図9に示した第4の実施例では、第1の実施例における吸気サブダクト20bに代え吸気サブダクト20eを備える。吸気サブダクト20eは、その一端をエアクリーナ50に連通して設け、その他端を吸気ダクト20aの他端の近傍に配置してある。これらの吸気ダクト20aと吸気サブダクト20eとの位置関係は、それぞれを開放状態とした場合に、それぞれ発する共鳴音の干渉により、エンジン10のエンジン回転数のハーフ次数成分音を発生可能な位置関係としている。
【0047】
ロータリバルブ40は、吸気サブダクト20eを開放する開放状態Cの位置まで回転できるように設けてある。コントローラ70は、エンジン10の稼動状態に応じて、ロータリバルブ40を閉鎖状態と開放状態Cとに制御する。
【0048】
よって、閉鎖状態では、吸気ダクト20aのみから、外部より空気を取り入れる。開放状態Cでは、吸気ダクト20aに加えて吸気サブダクト20eからも、外部より空気を取り入れる。したがって、第1の実施例と同様の効果を奏する他、エンジン10の吸気効率を高めることができる。
【0049】
次に、本発明の第5の実施例について説明する。図10は、本発明の第5の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。この吸気装置15の全体構成は、図1に示した通りであり、吸気ダクトおよびダクト開閉手段の構造が異なる。図9に示した第4の実施例では、第2の実施例と同様に吸気ダクト20aと吸気サブダクト20b,20cとを備え、ロータリバルブ40に代えてバルブ45a,45b,45cを備える。バルブ45a,45b,45cは、それぞれ吸気ダクト20a,吸気サブダクト20b,20cの開閉を行い、それぞれ位置PD,PE,PFに移動して、これらのダクトを開放状態にする。コントローラ70は、エンジン10の稼動状態に応じて、バルブ45a,45b,45cの開閉をそれぞれ制御する。よって、開放する吸気ダクトの組み合わせにより、種々の異なる音色のハーフ次数成分音を発生する。したがって、多彩な音色の迫力あるエンジンサウンドを得ることができる。
【0050】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、吸気ダクトの数は、3つ以上であっても良い。吸気ダクトの形状は、円筒状に限るものではなく、種々の断面形状であっても良い。第1拡張室30は、エアクリーナ50とは別に設けても良い。ダクト開閉手段は、第1拡張室30内ではなく、吸気ダクトの入口や途中に設けても良い。開閉制御処理は、吸気装置15専用にコントローラ70を備える必要はなく、他の装置のコントローラ(例えば、燃料噴射制御装置(EFI−ECU)など)で行っても良い。吸気ダクトの開閉を、手動のスイッチで切替えるか、手動で直接ダクト開閉手段を切替えるなどしても良い。エンジン10の所定の稼動状態の判断は、エンジン10が搭載されている自動車の速度、トランスミッションの使用ギア、ユーザの操作パターンなどから判断しても良い。容量増減手段は、ダクト開閉手段を兼ねたロータリバルブ40ではなく、ダクト開閉手段とは別に設けても良い。また、自動車に搭載される内燃機関ではなく、オートバイや船舶などに搭載される内燃機関に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である内燃機関の吸気装置15の全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における吸気装置15のロータリバルブ40の構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例における吸気装置15のロータリバルブ40の構造を示す組立斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例における吸気装置15の閉鎖状態にある吸気ダクト近傍の拡大断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例における吸気装置15の開放状態にある吸気ダクト近傍の拡大断面図である。
【図6】開閉制御処理を示したコントローラ70のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。
【図9】本発明の第4の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。
【図10】本発明の第5の実施例における吸気装置15の吸気ダクト近傍の拡大断面図である。
【符号の説明】
10…エンジン
15…吸気装置
20a…吸気ダクト
20b,20c,20d,20e…吸気サブダクト
30…第1拡張室
40…ロータリバルブ
45a,45b,45c…バルブ
50…エアクリーナ
60…吸気経路
70…コントローラ
110…ピストン
120…吸気ポート
130…吸気バルブ
140…排気ポート
150…排気バルブ
160…クランクポジションセンサ
410…弁体
411…狭幅部
412…広幅部
420…弁胴
421…狭幅嵌入部
422…ダクト連通部
430…軸
440…サーボモータ
510…エアフィルタ
520…第2拡張室
610…エアフロメータ
620…スロットルバルブ
630…スロットルポジションセンサ
640…フューエルインジェクタ
A1…領域
A2…領域
PA…ロータリバルブ40の開放状態Aの位置
PB…ロータリバルブ40の開放状態Bの位置
PC…ロータリバルブ40の開放状態Cの位置
PD…バルブ45aの開放状態の位置
PE…バルブ45bの開放状態の位置
PF…バルブ45cの開放状態の位置

Claims (13)

  1. 外部から内燃機関へ空気を導入する吸気装置であって、
    所定の空間容量を有する拡張室を最終的に前記内燃機関の吸気経路へ連通し、
    それぞれ共鳴周波数の異なる複数の吸気ダクトの一端を、前記拡張室にそれぞれ連通して設け、
    前記複数の吸気ダクトの他端の各々を、それぞれ発する共鳴音の干渉により、前記内燃機関の機関回転数のハーフ次数成分音を発生可能な位置関係とした
    吸気装置。
  2. 前記複数の吸気ダクトを、それぞれ異なる管長に形成した請求項1記載の吸気装置。
  3. 前記複数の吸気ダクトのうち少なくとも一の吸気ダクトの他端を、他の吸気ダクトの途中に連通した請求項1または2記載の吸気装置。
  4. 前記複数の吸気ダクトのうち少なくとも一の吸気ダクトの他端を、他の吸気ダクトの他端の近傍に配置した請求項1ないし3のいずれか記載の吸気装置。
  5. 前記拡張室を、吸気の塵埃を除去するエアクリーナに設けた請求項1ないし4のいずれか記載の吸気装置。
  6. 前記複数の吸気ダクトのうち少なくとも一の吸気ダクトを開閉するダクト開閉手段を設けた請求項1ないし5のいずれか記載の吸気装置。
  7. 前記ダクト開閉手段を、吸気の塵埃を除去するエアクリーナに設けた請求項6記載の吸気装置。
  8. 前記ダクト開閉手段は、前記一の吸気ダクトを開閉する際に、前記拡張室の空間容量を増減する請求項6または7記載の吸気装置。
  9. 請求項8記載の吸気装置であって、
    前記ダクト開閉手段は、狭幅部と広幅部とから成る略半円筒状に形成した弁体と、前記弁体を嵌入する弁胴と、前記弁体を回転する駆動手段とを備えるロータリバルブである吸気装置。
  10. 請求項6ないし9のいずれか記載の吸気装置であって、
    前記内燃機関の稼動状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段で検出した前記稼動状態に基づいて、前記ダクト開閉手段により前記吸気ダクトの開閉を行い、前記複数の吸気ダクトに起因する前記ハーフ次数成分音の発生を制御する開閉制御手段を備えた吸気装置。
  11. 前記稼動状態とは、少なくとも前記内燃機関の機関回転数または機関負荷である請求項10記載の吸気装置。
  12. 前記拡張室の空間容量を増減する容量増減手段を設けた請求項1ないし11のいずれか記載の吸気装置。
  13. 前記ダクト開閉手段が、前記一の吸気ダクトを開閉する際に、前記拡張室の空間容量を増減する容量増減手段を設けた請求項6ないし11のいずれか記載の吸気装置。
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