JP2004156169A - 構造化濃縮深層水を用いた毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料 - Google Patents
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Abstract
【課題】稀土鉱石/トルマリン/長石等に含まれるトリウム、ウラン系列核種等の性質を利用して、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水]のクラスターの微細化を種々検討し毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料への応用を種々検討した。
【解決手段】稀土鉱石/トルマリン/長石等を井桁状の陶磁器とし、深層水、純水、濃縮水等を処理し、クラスターの微細化を達成し、本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に塗布・配位・装着したところ、マイナスイオンの発生効率が上昇した。また、稀土鉱石、トルマリン、長石等の微粉末を本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に塗布・配位・装着すると発生効率がさらに良くなることを示した。
【選択図】なし
【解決手段】稀土鉱石/トルマリン/長石等を井桁状の陶磁器とし、深層水、純水、濃縮水等を処理し、クラスターの微細化を達成し、本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に塗布・配位・装着したところ、マイナスイオンの発生効率が上昇した。また、稀土鉱石、トルマリン、長石等の微粉末を本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に塗布・配位・装着すると発生効率がさらに良くなることを示した。
【選択図】なし
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water:地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]を濃縮して得られる苦汁(bittern)を利用して製造される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものであり、含まれる従来にない多様なミネラルが人間の衣食住を通じた美容と健康な生活環境にマイナスイオン効果をもたらす、マスカラブラシ、メイクアップブラシ、ブラシ、衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカート、鞄・靴・財布、ベルト、コンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、絆創膏、寝具・枕・シーツ・毛布、カーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品、家具・椅子・ソファー、おしぼり製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボード(particle board)よりなる材料に関するものである(湧昇:B. H. McConnaughey, Introduction to Marine Biology, 10, (1970, The C. V. Mosby Company, Saint Louis, USA))。さらに、また、本発明は、苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体の作用で水のクラスター構造の微細化(構造化(structurized))をなし、マイナスイオンを発生するマスカラブラシ、メイクアップブラシ、ブラシ、衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカート、鞄・靴・財布、ベルト、コンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、絆創膏、寝具・枕・シーツ・毛布、カーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品、家具・椅子・ソファー、おしぼり製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
微生物、動植物等を生育させるには必ず培地が必要であり、最小培地(Minimal medium)として炭素源、窒素源、ミネラル(Na,K,Mg,Fe等に代表されるミネラル)等を含む培地がよく知られる(川喜田正夫訳、David Freifelder
著、分子生物学の基礎、2頁、東京化学同人(1985))。
【0003】
しかし、微生物、動植物の種によってこの最小培地は大きく異なっており、一般的な最小培地と称するものがあらゆる生物種に対して最適培地たり得ない。
たとえば微生物の場合、原栄養体(prototroph)、栄養素要求体(auxotroph)等がありその栄養要求は千差万別 である。
【0004】
水圏において微生物、動植物、魚介類等を生育させた場合、加えた培地成分中から当該生物の栄養要求に従って培地中の栄養は消費される。
従って、培地中の栄養要求に合致しなかった成分は消費されず残査として濃縮残留される。この消費されない培地成分の水圏への残留蓄積によって連作障害、ウイルス、病気発生等種々問題が発生してくる。
【0005】
特に、ミネラルの場合、二次要素(secondary nutrients; Ca, Mg, Si, S)、微量要素(micronutrients; Mn, B, Fe, Cu, Zn, Mo, Cl, その他)が植物等の生育に必要(必須ミネラル)とされ、培地として供給が考慮されている。しかし、ミネラルの種類は100種以上におよび、必須のミネラルが必要量供給されているとは言えないのが現状である。(参考文献:遠藤克己、三輪一智著、生化学ガイドブック、247頁、(1988)南光堂)
【0006】
その結果、水圏中のミネラル不足が多くの場合発生している。その場合極微量の必須ミネラルの不足によって重篤な症状(センチュウ(nematode)などによる連作障害、ウイルス発生による養殖魚介類の大量死等)が多くの場合生じ、健全な食物連鎖を崩す有害な優占種の発生を見る。活性汚泥法による糸状性バルキング(Zoogloea bulking)の発生(須藤隆一、廃水処理の生物学、311、産業用水調査会(1977)、土木学会衛生工学委員会編、環境微生物学工学研究法、技報堂出版(1993))、湖沼の藻類の発生(渡辺真利代、原田健一、藤木博太編、アオコその出現と毒素、東京大学出版会(1994))、赤潮の発生、畑でのシストセンチュウの発生(三枝敏郎、センチュウ、農文協(1993))、松幹でのマツノザイセンチュウの発生、エビ養殖池でのウイルスによる大量死(C.J.Sindermann, D.V.Lightner ed., Developments in Aquaculture and Fisheries Science, 17, Disease Diagnosis and control in North American Marine Aquaculture, Elsevier, Amsterdam, (1988))、キノコ(Agaricus blazei Murrill)栽培中の青かび(Tricoderma sp., Aspergillus sp.,Penicillium sp.)の発生等がミネラルバランスの欠如によって引き起こされている。ガン細胞の増殖、アトピー性皮膚炎症、花粉症等もミネラルバランスの欠如が誘因となっているといえる(崔昌禄、ガン治療の決定打、特効薬はミネラルだった、現代書林(1991))。
人体に関しては、ミネラル不足は、皮膚表皮、体内の免疫作用の低下、アトピーの発生、成人病の発症等様々な症状が発現する。従来、発明者は深層海水成分を用いた、清涼飲料、水質浄化剤、土壌活性剤等を提唱している(井高英一、特開平10−150960,10−151472,10−152681, US PAT 6,254,800B1)。
【0007】
本発明者は、人間の美容・健康・環境に関する諸問題を解決するため、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water: 地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]を濃縮して得られる苦汁(bittern)をミネラル源として着目して種々化学的処理を行った結果、本発明に到達したものである。また、本発明は、苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体の作用で毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に付着・吸着させる水、溶媒等の分子のクラスター構造の更なる微細化(構造化(structurization))をなす性質を利用して種々化学的処理を行った結果、本発明に到達したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の請求項1の発明は、苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体に関するものである。
【0009】
本発明の請求項2の発明は、発生体中の苦汁成分0−30重量%に対して、稀土鉱石0−100重量%、トルマリン0−30重量%、長石0−70重量%である請求項1記載のマイナスイオン・放射線発生体に関するものである。
【0010】
本発明の請求項3の発明は、請求項2記載のマイナスイオン・放射線発生体の微粉末を釉薬または、塗料として井桁状に組み上げたタイルの表裏に塗布し焼き上げた陶磁器の形状をしたマイナスイオン・放射線発生体に関するものである。
【0011】
本発明の請求項4の発明は、苦汁と酸/塩基/塩とよりなる構造水を浸潤・塗布・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0012】
本発明の請求項5の発明は、構造水中の苦汁成分量が0−100重量%、酸/塩基/塩0−5重量%である請求項4記載の構造水を浸潤・塗布・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0013】
本発明の請求項6の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0014】
本発明の請求項7の発明は、苦汁成分量が0−100重量%、酸/塩基/塩0−5重量%、稀土鉱石0−100重量%、トルマリン0−30重量%、長石0−70重量%である請求項6記載の粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0015】
本発明の請求項8の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を塗布・配合・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0016】
本発明の請求9の発明は、苦汁成分量が0−100重量%、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔繊維量0−50重量%である請求項4〜8記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0017】
本発明の請求10の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したマスカラブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0018】
本発明の請求11の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位したメイクアップブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0019】
本発明の請求12の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0020】
本発明の請求13の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0021】
本発明の請求項14の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位した鞄・靴・財布、ベルトの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0022】
本発明の請求項15の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位したコンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、おしぼりの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0023】
本発明の請求16の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位した絆創膏の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0024】
本発明の請求17の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した寝具・枕・シーツ・毛布の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0025】
本発明の請求項18の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したカーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0026】
本発明の請求項19の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した家具・椅子・ソファーの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0027】
本発明の請求20の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を塗布・配合・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0028】
本発明の請求21の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を浸潤・塗布・配合・配位した鞄・靴・財布・ベルトの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0029】
本発明の請求項22の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0030】
本発明の請求項23の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した寝具・布団・枕・シーツ・毛布の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0031】
本発明の請求24の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した絆創膏、おしぼりの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0032】
本発明の請求項25の発明は、請求項1、2および、3記載のマイナスイオン・放射線発生体と、直接的および/または、間接的に接触したことを特徴とする、請求項4〜24記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0033】
本発明の請求項26の発明は、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁を利用して製造される請求項1、2および、3記載のマイナスイオン・放射線発生体および、請求項4〜25記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料は、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水]を濃縮して得られる苦汁を利用したものであり、含まれる従来にない多様なミネラルが人間の衣食住を通じた美容と健康な生活環境にマイナスイオン効果をもたらす、マスカラブラシ、メイクアップブラシ、ブラシ、衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカート、鞄・靴・財布、ベルト、コンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、絆創膏、寝具・枕・シーツ・毛布、カーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品、家具・椅子・ソファー、おしぼり製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。さらに、また、本発明は、請求項1〜3記載の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体が、請求項4〜26記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料等に浸潤・塗布・吸着・配位することによって人間環境にマイナスイオン効果をもたらすものである。毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の物質構成は、紙、天然繊維(麻、綿、アンゴラ、羽毛)、ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、EPM, EPDM, NBR, CR, CSM, Urethane, 多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、EVA, CHR, etc.)、皮革(牛、駝鳥、豚、爬虫類(ワニ、トカゲ)、鮫、エイ、アザラシ、熊、サイ、象、狐、狸、馬)、合成繊維(アクリル、ビニロン、テトロン、ナイロン、ウレタン)、合成樹脂(ウレタン、ナイロン、テフロン、ビニロン、ルーロン、ポリスチレン、PE, PP, アクリル、塩化ビニル樹脂、PVA, PVAc, ポリスチレン、ABS, PA, POM, PTFE, CA, TPX, EVA, PU, PETP, PF, MF, FF, EP, UP, DAP, etc.)、象牙、甲殻類、亀、珊瑚、ガラス、鉱物等種々可能である。
【0035】
本発明で利用する稀土鉱石は、フェルグソン鉱石等であり、トリウム1.8%以下、ウラン0.6%以下である。放射能濃度は370Bq/g以下で、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(施行例第19条)、電離放射線障害防止規制(労働省第41号)で、いずれも対象外である。
【0036】
本発明で利用するトルマリンは、電気石とも称されるものであり、その代表的な化学組成は、3(NaX3Al6(BO3)Si6O18(OHF)4)(X=Mg, Fe, Li, Al等)である(久保哲治郎、新しい水の科学と利用技術、303(1992))。
【0037】
本発明で添加する長石は、化学組成がSiO2 56.59%, Al2O3 12.60%, Fe2O3 0.34%, CaO 0.40%, MgO 0.15%, Na2O 2.41%, K2O 7.75%, U3O8 0.01%, ThO2 1.42% R2O3 (Total rare earth) 12.00%, ZyO2 0.30%, P2O5 5.62% のものである。
【0038】
マイナスイオン・放射線発生体をマルチチャンネル波高分析器によるγ線スペクトル測定したところ、ウラン系列核種とトリウム系列核種から放出されるγ線が検出された。ウラン系列核種では、親核種238Uの娘核種である226Ra, 214Pb, 214Biから放出されるγ線が検出された。また、トリウム系列核種では親核種238Thの娘核種である228Ac, 212Pb, 212Bi, 208Tlから放出されるγ線が検出された。これらの核種について放射能濃度および、放射平衡を仮定したときの系列親核種の質量濃度を計算した。
【0039】
【0040】
【0041】
これらの結果は、ウラン、トリウム濃度とも安全基準値の1/100に収まっている。放射能濃度についても届出値(370Bq/g)を下回るものである。
【0042】
マイナスイオン・放射線発生体をpH0.8−pH13の範囲で溶出試験を行い放射線量を測定したところ、いずれもトリウム、ウランの溶出を認めなかった。
【0043】
マイナスイオン・放射線発生体と水を直接または、間接的に接触させた場合、水のクラスターの微細化は17O−NMR の半値幅が 100−140 Hz から 40−60 Hz に低下することによって認められる。また、 IR スペクトルで、1800−600 cm−1 近辺に広幅吸収帯が認められ、クラスター形成(構造化(structurized))が認められる。(綿貫邦彦、久保田昌治監修、新しい水の科学と利用技術、217, 237, 263 サイエンスフォーラム(1992))
【0044】
稀土鉱石、トルマリン、長石等に含まれるトリウム(Th)、ウラン(U)系列核種等の放射性壊変によって発生するα線、β線や、残留核(Rn等:数百eVの反跳エネルギーを有する)は水等と反応して、その化学結合(数eV, 60−1500KJ/mol)や水分子間のファンデルワールス力(van der Waals’s force)を切断することによって、より微細なクラスター形成(構造化(structurization))へと移行する。一方、深層海水に含まれるミネラルイオンは水分と水和(solvation)しやすい。深層海水に含まれるミネラルの場合、二次要素(secondary nutrients; Ca, Mg, Si, S)、微量要素(micronutrients; Mn ,B, Fe, Cu, Zn, Mo, Cl, その他)が豊富に含まれ(野崎義行、現代海洋化学の展望、海洋、号外 No.8, 5 (1995))微細なクラスターを形成して活性化されている。放射性壊変によって発生するα線、β線や、残留核は水和ミネラルイオンの微細クラスターと反応して、水素結合(hydrogen bond, 8−30KJ/mol)や、ファンデルワールス力(van der Waals’s force, 4−20KJ/mol)を切断することによって、さらに微細なクラスター形成へと作用する。ミネラルイオンを核に水和した水はより安定な微細クラスターを形成する(構造化(structurization))。水のクラスターの微細化は17O−NMRの半値幅が 100−140 Hz から 40−60 Hz に低下することによって認められる。また、 IR スペクトルで、1800−600 cm−1 近辺に広幅吸収帯が認められ、クラスター形成が認められる。構造化の一般的な方法としては、電磁波照射(x−ray, UV, IR, microwave, radiowave)、粒子線照射(neutron, proton, electron, photon, Rn, α−ray, neutrino, etc.)、電磁場照射、核磁気共鳴等によっても可能であり、深層水、濃縮深層水、稀釈水、純水、蒸留水等を直接的または/および、間接的にこれら各種照射をすることによって容易に構造化される(綿抜邦彦、久保田昌治監修、新しい水の科学と利用技術、(1992)サイエンスフォーラム)。
【0045】
通常、海洋の表層部に存在する海水のICP分析は以下の通りである: Na 10770, Mg 1290, S 905, Ca 412, K 380, Sr 8, B 4.44, Si 2, Li 0.18, Rb 0.12, Mo 0.01, Zn 0.0049, As 0.0037, U 0.0033, V 0.0025, Al 0.002, Fe 0.002, Ba0.002, Ni 0.0017, Ti 0.001, Cs 0.0004, Cr 0.0003, Sb 0.00024, Mn 0.0002, Se 0.0002, W 0.0001, Co 0.00005, Ge 0.00005, Cu 0.00003, Ga 0.00003, Zr 0.00003, Tl 0.00002, Bi 0.00002, Nb 0.00001, Sn 0.00001, Pb 0.00001, Be 0.0000056, Au 0.000004, La 0.0000031, Nd 0.0000025, Ta 0.000002, Hg 0.000002, Ce 0.0000012, Cd 0.0000005, Y0.00000013, Ag 0.00000006 (ppm)。
【0046】
海洋の深層部に存在する海水のICP分析は以下の通りである: Na 11055, Mg 1320, S 2636, Ca 410, K 372, Sr 8.1, B 4.7, Si 2.5, Li 0.18, Rb 0.12, Mo0.0055, Zn 0.0022, As 0.0026, V 0.001, Al 0.0078, Fe 0.02, Ba 0.008, Ni0.0006, Cr 0.0006, Mn 0.0013, Se <0.0002, Co 0.00004, Ge <0.01, Cu 0.00012, Sn <0.00002, Pb 0.00003, Hg <0.00002, Cd 0.00006 (ppm)。
【0047】
海洋深層水は、極地より深海溝に沈み込んだ海流が、長い滞留時間を経て回流する水であり、源流はアイルランド沖が有名であり、その他いくつか発見されている。その存在は、1991年に海水大循環ベルトコンベアモデルとしてBroeckerによって提唱されたものである。海洋深層水の特徴は、表層水と異なり一般に、Be, Sc, Ti, Fe, Ni, Cu, Zn, Ga, Ge, Se, Y, Zy, Rh, Pd, Ag, Cd, Ba, Hg, Po,Rn, Ra, La, Pr, Nd, Sm, Eu, Gd, Tb, Dy, Ho, Er, Tm, Yb, Lu, Ac 等の存在比が高く、Al, Mn, Co, In, Sn, Te, Pb, Bi, Th, Pu, Am等の存在比が低い。また、重同位元素の存在比が高い(野崎義行、現代海洋化学の展望、海洋、号外 No.8, 5 (1995))。
【0048】
生体内における様々な反応は液層反応である。溶媒(solvent)としては水が中心となっている。水が、より小さなクラスターによる階層構造を形成し安定化すると、ここで安定化エネルギーが得られる。この安定化エネルギーが、構造水の大きな波動放出の源である。ここで、基質(substrate)や、試薬(reagent)、ミネラル等が存在した場合、水和(solvation)によって安定化され、反応の自由エネルギー差(ΔG゜:standard free energy difference)を減少させる。この安定化エネルギーの差は生体内の酵素反応速度を最大100倍程度(pKaにして約2)高める効果を有する。
【0049】
酵素、ミネラル等の様々な基質、試薬等は構造水を結合している。これら試薬等が構造水や自由水(free water)の中に分散している構造が、水溶液である。水溶液中の、自由水に対する構造水の割合が大きくなるほど、生体反応に限らず、様々な素反応(reaction)にとってエネルギー的に有利となる。深層水とは、各種ミネラルを溶質(solute)とした構造水の一形態にすぎない。構造化の割合が最も大きい部類に属する水として深層水は考えられる。深層水のミネラル構成比(mineral valence)は表層水(surface sea water)と微妙に異なる。生命発生の由来から、生体反応には深層水のミネラルバランスの方がより適しているといえよう。
【0050】
本化粧品に利用される濃縮深層水のICP発光分析法による定量分析結果は以下のとおりである:Na 630, Mg 2637, S 837, Ca 1.386, K 597, B 7.8, Li 1.017, Zn 0.00048, Al 0.011, Fe 0.0147, Mn 0.0813, Rb, Mo, As, V, Ba, Ni, Ti,Cs, Cr, Sb, Se, W, Co, Ge, Cu, Ga, Zr, Tl, Bi, Nb, Sn, Pb, Be, Au, Ta, Hg, Cd, Y, Ag < 0.00001 (ppm). pH<3.
【0051】
また、本濃縮深層水のマウスに対する急性毒性試験(経口)結果はマウス経口投与 20 ml/kg体重で死亡例を認めない。ただし、試験動物は ddy系、5週齢の雄マウス、1群10匹を使用した。
【0052】
1000−10000倍希釈液を 24 時間常温放置下後ミネラルウォーター類の原水の規格基準への適否を試験した: 一般細菌: 0 個/ml、大腸菌群:不検出、Cd<0.001, Hg<0.0005, Se<0.001l, Pb<0.005, Ba<0.1, As<0.005, Cr(VI)<0.005, CN<0.01, NO2 + NO < 2.6, F<0.1, H3BO4<1.0, Zn<0.005, Cu<0.01, Mn<0.005, 有機物等 < 2.2, 硫化物<0.05 (mg/l)。上記試験項目については、ミネラルウォーター類の原水の規格基準に適合する。
【0053】
本濃縮深層水を任意の希釈下に毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に加えた場合、微細なクラスターを形成し、表層水圏、表層土壌圏等にはない多様でバランスのよいミネラルが表皮細胞及び、皮膚組織に触媒的効果を及ぼし、微細なクラスター水特有の細胞浸透性とともに、優れた免疫恒常作用(homeostasis)を示す。
【0054】
また、添加された酸、塩基、塩がミネラルをイオン化し、水の構造化(クラスターの形成)、酸素の活性化、溶存化を促進する。
【0055】
本発明に供する苦汁は、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇流海水、深層水から食塩を製造する際に副産物として得られるものであり、また、更に、様々な濃縮を繰り返した結果得られた苦汁を利用したものである。
【0056】
本発明で添加する酸は、無機酸、有機酸、無機酸塩または有機酸塩であり、それらは単独で添加することも、あるいは併用することも可能である。それらの酸の一例としてはリン酸、硫酸、硝酸、塩酸等の無機酸、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸アンモニウム、硫酸カルシウム等の無機酸塩、蟻酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、2−ヒドロキシ安息香酸、クエン酸、コハク酸、酢酸、乳酸、マロン酸、アジピン酸、マレイン酸、グルタル酸、4−ヒドロキシペンタン酸、イタコン酸、酒石酸、ピルビン酸、リンゴ酸、フマール酸、オキザロ酢酸、シスアコニット酸、イソクエン酸、オキザロコハク酸、α−ケトグルタル酸、コーヒー酸、シナピン酸、クマール酸、アスパラギン酸、ポリアクリル酸、木酢酸、ホスファチジン酸、ウロカニン酸、]ムコン酸、β−ケトアジピン酸、桂皮酸、クマリン酸、シノリン酸、クロロゲン酸、インドール乳酸、キサンツレン酸、ピコリン酸、キノリン酸、5−ヒドロキシインドール酢酸、オキサロ酢酸、ニコチン酸、インドール酢酸、β−3H−インドリデノピルビン酸、シキミ酸、コリスミ酸、フェニルピルビン酸、システイン酸、γ−アミノ酪酸、D−ピロリドン−5−カルボン酸、2−ケト−6−アミノカプロン酸、2−ケト−5−アミノ吉草酸、ホスホエノールピルビン酸、アセチルリン酸、グリオキシル酸、ジヒドロキシフマル酸、3−ホスホグリセリン酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、メチルマロン酸、2−オキソグルタル酸、アセト酢酸、4−アミノ酪酸、アセト乳酸、ジメチルリンゴ酸、L−シトラマル酸、ジメチルマレイン酸、cis−アコニット酸、3−メチルイタコン酸、メチルオキサロ酢酸、2−オキソ酪酸、グリオキシル酸、イソクエン酸、7,8−ジヒドロ葉酸、5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸、5−メチルテトラヒドロ葉酸、3−ホスホ−D−グリセリン酸、チアミンピロリン酸、チアミン酢酸、5−ピリドキシン酸、4−ピリドキシン酸、パントテン酸、パントイン酸、ケトパントイン酸、ヒメリン酸、7−ケト−8−アミノペラルゴン酸、葉酸、VB12、コビリン酸、δ−アミノレブリン酸、L−グロン酸、L−デヒドロアスコルビン酸、L−トレオン酸、レチノイン酸、β−アポ−8’−カロテン酸、シキミ酸、ホモゲンチジン酸、プレフェン酸、アントラニル酸、ピペコリン酸、リゼルグ酸、メバロン酸、チオグリコール酸、ジチオグリコール酸、アビエチン酸、レボピマール酸、ネオアビエチン酸、エチドロン酸、含硫珪酸、グルタミン酸、珪酸、ペンテト酸、脂肪酸(ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ミリスチン酸、ラノリン酸、テトラオレイン酸、デヒドロ酢酸、パルミチン酸、ウンデシレン酸等)、ヒアルロン酸、エデト酸、ノナン酸、グリコール酸、タンニン酸トリPEG−8アルキル(C−12−15)リン酸、パーフルオロアルキルPEGリン酸、ジラウレス−4リン酸、カルボン酸誘導体、リン酸誘導体、スルホン酸誘導体、硝酸誘導体、フェノール誘導体、チオール誘導体(アルキルチオール)、過酸誘導体、アミド誘導体等の有機酸がある。
【0057】
塩の一例としては、酒石酸カリウムナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸カルシウム、コハク酸カルシウム、リンゴ酸マグネシウム、ポリアクリル酸ナトリウム、グリチルリチン酸2K、ココイルイセチオン酸Na、スルホコハク酸ラウレス2Na、DNA−K、デヒドロ酢酸Na、銅クロロフィリンNa、ヒアルロン酸Na、ペンテト酸5Na、リン酸アスコルビルMg、安息香酸Na、EDTA−2Na、EDTA−3Na、EDTA−4Na、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、ベヘントリモニウムクロリド、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、ジステアリルジモニウムクロリド、塩素ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ステアラルコニウムクロリド、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、ステアルトリモニウムクロリド、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ラウリルメチルアンモニウム、塩化リゾチーム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、塩酸クロルヘキシジン、塩酸ジフェンヒドラミン、グアイアズレンスルホン酸Na、セチル硫酸Na、RAS−NA、デヒドロ酢酸Na、p−フェノールスルホン酸Zn、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、水添タロウグルタミン酸Na、N−ステアロイル−N−メチルタウリンNa、N−ミリストイル−L−グルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸K、硬化牛脂脂肪酸アシル−L−グルタミン酸Na、N−ラウリルヒドロキシ酢酸アミド硫酸Na、ラウロアンホジ酢酸2Na/トリデセス硫酸Na、ラウロイルアスパラギン酸Na、ラウロイルグルタミン酸K、ラウロイルグルタミン酸Mg、ラウロイルトレオニンK、ラウロアンホジ酢酸2Na、ラウロアンホ酢酸Na、オクトキシノール−2−エタンスルホン酸Na、スルホコハク酸PEG−2オレアミド2Na、スルホコハク酸PEG−5ラウラミド2Na、スルホコハク酸PEG−5オレアミド2Na、スルホコハク酸ラウリル2Na、セテアリル硫酸Na、オレフィン(C14−16)スルホン酸Na、パーム核脂肪酸アミドエチルヒドロキシエチルアミノプロピオン酸Na、ラウラミノプロピオン酸Na、ポリアクリル酸Na、ポリアクリル酸K、ミリストイルメチルタウリンNa、ココイルサルコシンNa、ココイルタウリンNa、ココイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンMg、ラウリミノジプロピオン酸Na、ラウリル硫酸Na、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン等の有機酸塩さらに、珪酸Al/Mg等の無機酸塩等があげられる。
【0058】
また、本発明で添加する塩基は、無機塩基または、有機塩基であり、それらは単独で添加することも、あるいは併用することも可能である。それらの塩基や塩の一例としては水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アンモニア、アミン類重炭酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム等の無機塩基、エステル化グリシルアラニン(C−末端エステル化ペプチド)、グルコサミン(アミノ糖)、ヒスチジン、アルギニン、アスパラギン、塩基性多糖(キチン、キトサン、キチン誘導体、キトサン誘導体)、アミン誘導体(アニリン誘導体、アルカノールアミン誘導体(エタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン)、アルキルアミン誘導体(メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン))等の有機塩基等があげられる。
【0059】
苦汁と酸/塩基/塩との混合率は、苦汁0−100重量%、酸/塩基/塩0−70重量%が適当である。このことによって中和や緩衝効果が現れ、苦汁に含まれるカチオンまたは、アニオン濃度が充分となる。酸アニオンとしては、リン酸および/または、硫酸の添加がTCA サイクルを活性化する。
【0060】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される保湿成分の一例としては次のものが考えられる:加水分解シルク、水溶性コラーゲン、オクチルドデカノール、加水分解コラーゲン、加水分解卵殻膜、カゼイン、グリセリン、シクロメチコン、ソルビトール、ダイズタンパク、DNA−K、デキストリン、トレハロース、尿素、ハチミツ、バチルアルコール、マルチトール、ローヤルゼリーエキス、多糖体(κ−カラギーナン、グルコマンナン、コンニャクマンナン、寒天オリゴ糖、各種フコイダン(U, F, G, モズク等)、ラフィノース、ムコ多糖、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、キチン、複合多糖、コロミン酸、リポ多糖、セルロース、デンプン、アミロペクチン等)等。
【0061】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される顔料の一例としては次のものが考えられる:酸化チタン、水酸化クロム、黄酸化鉄、カオリン、酸化セリウム、酸化鉄、シルク、タルク、橙色201、グンジョウ、赤色201、赤色202、青色1、カルミン、炭酸カルシウム、マイカ、ラックカイガラムシ等。
【0062】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用されるアルコール成分の一例としては次のものが考えられる:ペンチレングリコール、フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、セタノール、ベヘニルアルコール、1,3−ブチレングリコール、アラキルアルコール、エタノール、オクチルドデカノール、オリザノール、オレインアルコール、バチルアルコール、ヘキシレングリコール、ミリスチルアルコール、ラウリルアルコール等。
【0063】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボード(particle board)よりなる材料の製造に利用される糖成分の一例としては次のものが考えられる:グルコース、シュクロース、キシロース、トレハロース、リブロース、マンノース、ガラクトース、リボース、アラビノース、ラクトース、マルトース、セロビオース、マルチトール、エリトルロース、プシコース、フルクトース、ソルボース、タガトース、タロース、イドース、グロース、アルトロース、アロース、リビトール、キシリトール、イノシトール、デオキシリボース、ラムノース、フコース、マルトース、イソマルトース、セロビオース、セルロース、アミロース、アミロペクチン、ヘパリン等。
【0064】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される天然色素成分の一例としては次のものが考えられる:シコニン、アントシアニン、アシル化アントシアニン(レオニン、ゼブリニン、コンメリニン、ヘブンリーブルーアントシアニン、ブライダルベールアントシアニン、セトクレアシン、ナスニン、ヤグルマギクアントシアニン)、β−カロチン、キサントフィル、ベタニジン、ベタキサンチン、フラボン、カルコン、オホロン、クロロフィル等(井高英一、特開昭61−85476, 61−85477, 62−127355, 61−054390, 61−233732, 61−255427, 62−000104, 62−079392, 62−110242, 62−123287, 62−113201, 62−228890、その他)。
【0065】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される防腐剤の一例としては次のものが考えられる:エチルパラベン、デヒドロ酢酸Na、ブチルパラベン、プロピルパラベン、メチルパラベン、エデト酸塩、安息香酸塩、パラベン、ジブチルヒドロキシトルエン、酢酸トコフェロール、ビタミンE 、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、EDTA、塩化セチルピリジニウム、ベンザルコニウムクロリド、ベンゼトニウムクロリド、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、塩酸クロルヘキシジン、o−フェニルフェノール、カテコール、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルクレゾール、クロルフェネシン、クロロブタノール、メチルクロロイソチアゾリオン、サリチル酸、サリチル酸Na、BHT、DMDMヒダントイン、臭化アルキルイソキノリニウム、臭化ドミフェン、ソルビン酸、ソルビン酸Na、チモール、チラム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸Na、トリクロサン、トリクロロカルバニリド、p−クロルフェノール、ハロカルバン、フェノール、BHA、ヘキサクロロフェン、没食子酸プロピル、メチルイソチアゾリオン、N,N”−メチレンビス[N’−(3−ヒドロキシメチル−2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル)ウレア]、ラウロイルサルコシンNa、レゾルシン等。
【0066】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される紫外線吸収剤の一例としては次のものが考えられる:オキシベンゾン−3、サリチル酸フェニル、シノキサート、パラアミノ安息香酸エチル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等。
【0067】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される痒み止めの一例としては次のものが考えられる:ジフェンヒドラミンHCl。
【0068】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される増粘剤の一例としては次のものが考えられる:ロジン、トラガント、クインシード、メチルセルローズ、PVP等。
【0069】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される保湿剤の一例としては次のものが考えられる:グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、多糖体(κ−カラギーナン、グルコマンナン、コンニャクマンナン、寒天オリゴ糖、各種フコイダン(U, F, G, モズク等)、ラフィノース、ムコ多糖、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、キチン、複合多糖、コロミン酸、リポ多糖、セルロース、デンプン、アミロペクチン等)、スクワラン、カンテンマンナン、コンニャクマンナン等。
【0070】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される皮膜剤の一例としては次のものが考えられる:天然ゴムラテックス、シリコーン、ウレタン等。
【0071】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用されるビタミンの一例としては次のものが考えられる:ビタミンA、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、レチノイン酸、チアミン塩酸塩、チアミン硝酸塩、リボフラビン、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、パントテン酸、塩酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシン、ジラウリン酸ピリドキシン、シアノコバラミン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸トコフェロール、葉酸、L−アスコルビン酸、ビタミンD2、ビタミンD3、エルゴシカルシフェロール、コレカルシフェロール、ビタミンE、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール等。
【0072】
本発明の深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水]を濃縮して得られる苦汁の微生物、動植物、魚介類、哺乳類等に対する一般的な効果としては、以下のような効果が認められる。1.水圏、土壌圏の好気性菌、通性菌の生育を促進する。2.有機物、荷電粒子の凝集作用を有する。3.浄化水中の食物連鎖を高める。4.水圏、土壌圏の植物、動物、魚類の生育促進作用を有する。5.飲料水をミネラルウォーターに変える。6.風呂水の鉱泉水化が起きる。皮膚への温泉効果が現れ、血流が盛んになり、湯冷めし難い。7.炊飯水に添加することによってふっくらと炊きあがり、炊き立て飯の味が2−3日間持続する。8.水産養殖池に添加する事によって、水質浄化、ウイルスの発生を抑制、ヘドロの発酵を抑制、藻類の発生を抑制等の効果を有する。養殖エビ、魚類の健全化、巨大化等の効果が現れる。また、ウイルスフリー(virus−free)の稚エビ、親エビの生産が可能となる(参考文献: E. Idaka et al., Application of aerated bio shelf purification to ponds and lakes, Research Report of Center for Cooperative Research, Gifu University, (2), 62−69 (1992), I. Horiuchi, E. Idaka et al., Water Treatment Method in Prawn Culture Ponds through Modern Technology, (Thailand−Japan Bilateral Seminar on Water Treatment Method in Prawn Culture Ponds through Modern Technology. Sept. 30. 1992. Eastern Hotel, Chantabuli, Thailand, Organized by Ministry of Agriculture and Cooperatives., Bank of Ayudhya.), I. Horiuchi, E. Idaka, S. Komura, Advanced biotechnical treatment of water in intensive prawn culture system, 19th Congress on Science and Technology of Thailand, 89p, (27−29, Oct., 1993, Dusit J. B. Hotel, Hat Yai, Songkhla))9.害虫の忌避効果を示す。10.活魚輸送の際噴霧(クルマエビ)、水に添加(魚介類)で長時間輸送可能。11.人畜屎尿の迅速処理、無臭化が可能。12.河川湖沼の汚染水の浄化が可能。13.水産加工廃水の凝集、微生物分解作用による浄化が可能。14.酵母・微生物の増殖を促進する。15.漬け物、みそ、醤油、納豆、アルコール類(アルコール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、紹興酒、テキーラ、どぶろく、ビール、発泡酒、果実酒)等の発酵を促進する。16.化粧水等に添加する事によって皮膚、毛根細胞の代謝活性化が計られる。17.ミネラルウォーター(ナチュラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーター、飲料水)の味覚を向上し、円やかなものにする。18.料理、食品、健康食品食品(インスタント食品、加工食品、生鮮食品、魚介類、野菜、乳児食品、離乳食、家禽用・家畜用・ペット・昆虫用食品)、健康食品(AHCC、EPA、DHA、SOD酵素、DNA核酸、亜鉛、アガリクス、アセロラ、アマチャズル、アミノ酸、アルファルファ、アロエ、アントシアニン、イチジク(無花果)、イチョウ葉エキス、イソフラボン、ウーロン茶、ウコン、ウラジロ、大麦若葉エキス、オリゴ糖、カイアポイモ、ガウクルア、カキ肉エキス、カキの葉、核酸、ガジュツ、カテキン、カモミール(カモマイル)、カリン、カルシウム、ガルシニア、カワラケツメイ、甘草、きび酢、キトサン、ギムネマ、キャッツクロー、グァバ茶、クコ、クマ笹、グルコサミン、グルコマンナン、黒ゴマ、黒砂糖、黒酢、黒大豆、クロレラ、桑の葉、ケール、ケフィア、ゲンノショウコ、玄米、高麗人参、ココア、米胚芽、コラーゲン、コンドロイチン、こんぶ、サイリウム、ザクロ、サフラン、サメの軟骨、山査子、しじみエキス、シソ、シベリアジンセン、ジュアール、シリマリン、深海鮫エキス、スギナ、スクアレン、スッポン、スピルリナ、西洋オトギリ草(セントジョーンズワート)、センナ、タウリン、タラの芽、鉄(ヘム鉄・非ヘム鉄)、田三七人参、田七人参、甜茶(てんちゃ)、天麻、冬虫夏草、ドクダミ、杜仲茶、納豆(菌)、納豆キナーゼ、日本山人参、乳酸菌、乳糖、ニンニク、根コンブ、ノコギリヤシエキス、梅肉エキス、ハチの子、はちみつ、ハトムギ、バナバ茶、ハブ茶、ビール酵母、ヒアルロン酸、ひじき、ビフィズス菌、姫マツタケ、ビワの葉、プアール茶、プエラリア、ふかひれ軟骨、ぶどうの種、プラセンタ、フラボノイド、ブルーベリー、プルーン、プロポリス、ペイチー茶、紅麹、紅人参、まいたけ、マカ、松の花粉、松葉エキス、マテ茶、ミツロウ、ムコ多糖類、紫イペ、めぐすりの木、免疫ミルク、木酢液、モロヘイヤ、もろみ酢、ヤツメウナギ、ヤーコン、ユズの種、ヨーグルトきのこ、ヨモギ、羅漢果、羅布麻茶、卵黄油、リコピン、リンゴ酢、ルイボス茶、ルテイン、霊芝、ローヤルゼリー)、ジュース、コーヒー、茶(紅茶、烏龍茶、昆布茶、笹茶、玉露、番茶、緑茶、鳩麦、大麦、柿、ドクダミ、レイシ、アガリクス、冬虫夏草、茸類、プーアール茶)、アルコール類(アルコール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、紹興酒、テキーラ、どぶろく、ビール、果実酒、発泡酒)、乳飲料及び、炭酸飲料に添加した場合その味覚を向上し、円やかなものにする。19.化粧水等に添加することによって、アトピー、エイズ、皮膚病、肩こり等の改善、シミ・そばかす・くすみ・ほくろの除去等に効果が現れる。
【0073】
本発明の化粧品に利用される、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁の比重(d)は1.01−1.65の範囲にある。円やかさ等の味覚は当該苦汁の比重(d)に大きく影響を受ける。以下に、苦汁の比重(d)と微生物、キノコのコロニーの生育速度(mm/day)との関係を示す。
【0074】
アガリクス・シルバチカス・シェファー(Agaricus silvaticus Shaeffer)のSMY(sucrose−malt extract−yeast extract)寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.4 (control), 0.5 (d=1.2), 0.55 (d=1.3), 0.62 (d=1.4)(単位 mm/day)。従って、苦汁の至適比重は1.4である。
【0075】
アガリクス・フィアルディー・ペグラー(Agaricus fiardii Pegler)のSMY寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.4 (control), 0.48 (d=1.2), 0.53 (d=1.3), 0.60 (d=1.4)(単位 mm/day)従って、苦汁の至適比重は1.4である。
【0076】
冬虫夏草(Cordyceps sinensis (Berkley) Saccardo)のSMY寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.26 (control), 0.30 (d=1.2), 0.35 (d=1.3), 0.40 (d=1.4)(単位 mm/day)従って、苦汁の至適比重は1.4である。
【0077】
アエロモナス・ハイドロフィラ・24B(Aeromonas hydrophila var. 24B)は発明者によって染色工場排水溝の汚泥中より単離・命名された微生物である。24B株のSMY寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.24 (control), 0.3 (d=1.2), 0.34 (d=1.3), 0.42 (d=1.4)(単位 mm/day)。従って、苦汁の至適比重は1.4である。(参考文献:E. Idaka et al., Degradation of azo compounds by Aeromonas hydrophila var. 24B, J. Soc. Dyers Colour. vol.94, 91−94 (1978))
【0078】
植物色素ゼブリニン(zebrinin)は発明者によって発見命名・構造決定されたアシル化アントシアニンである。pH6.5での、5日後の色素の安定性は以下の通りである:55%(control), 58%((d=1.2), 64%(d=1.3), 68%(d=1.4)。従って、苦汁の至適比重は1.4である。(参考文献:E. Idaka et al., Structure of zebrinin, a novel acylated anthocyanin isolated from Zebrina pendula, Tetrahedron Lett., vol.28 (17) 1901−1904 (1987))
【0079】
本発明の苦汁の至適pHをpH5−11の範囲で調べた。pH調整は鉱酸混合液(リン酸:硫酸(2:1))または、水酸化カルシウムを用いた。
アガリクス・シルバチカス・シェファー(Agaricus silvaticus Shaeffer)のSMY(sucrose−malt extract−yeast extract)寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.4 (control), 0.2 (pH5), 0.3 (pH6), 0.54 (pH6.5), 0.50 (pH7), 0.52 (pH7.8), 0.48 (pH8.5), 0.40 (pH9.2), 0.35 (pH10.2), 0.2 (pH11),(単位 mm/day)従って、苦汁の至適pHは6.5−8.5である。
【0080】
【実施例】
以下、実施例により本発明を説明する。
【実施例1】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。さらに、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンとする。このエマルジョンを既成のタイル(140 mm x 140 mm x8 mm)5枚に釉薬として塗布し、スぺーサー(70 mm x 25 mm x 10 mm)10枚を1組として井桁に組み上げ5段のマイナスイオン・放射線発生体として、焼き上げ一体の陶磁器とした。これらは放射能濃度は370Bq/g以下で、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(施行例第19条)、電離放射線障害防止規制(労働省第41号)で、いずれも対象外である。
【0081】
深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water: 地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]や、これらの水を逆浸透膜(reverse osmosis membrane)を通過させることによって得た純水、深層水を蒸留して得た純水(蒸留水)等、原水(深層水)や稀釈に用いた水はいずれも発生体に直接または間接的に浸漬したもの(構造化深層水、構造化濃縮深層水、構造化蒸留水、構造化純水)を使用した。
【0082】
浸漬した水の放射線量を測定したところ、BG(Back Ground)と同様で、いずれも観測されなかった。水のクラスターの微細化は17O−NMR の半値幅が 100−140 Hz から 40−60 Hz に低下することによって認められる。また、 IR スペクトルで、1800−600 cm−1 近辺に広幅吸収帯が認められ、クラスター形成が認められる。水の味覚は非常にまろやかなものに変化していた。24時間および、1年間常温放置下後一般細菌、大腸菌群等の検出テストを行った:一般細菌:0個/ml、大腸菌群:不検出。蒸留水を発生体処理したもので、レタス(Lactuca sativa Paruke)の発芽試験を行ったところ、無処理のものに比較して発芽が促進された。その後の、生育にも顕著な差がみられた。苦汁を発生体処理したもので、アトピー患者の皮膚に噴霧したところ、アトピーが速やかに軽減した。水のクラスターの 微細化によって、水そのものの生物活性が高められているものと推定される。以下の実施例では、原水(深層水、湧水、地下水等)、純水、蒸留水、イオン交換水、膜浸透水、稀釈水、濃縮水等は発生体に24時間浸漬したものを使用した。
【0083】
【実施例2】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中にマスカラブラシを浸漬し、構造化微量要素をブラシ部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化マスカラブラシ部分のマイナスイオン発生量は3000−8000個/cm3程度である。ブラシ部分を構造化することによって、睫毛のプラスイオンが除去され睫毛の整形がスムーズになされる。また、睫毛の形が長時間持続する。
【0084】
【実施例3】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中にメイクアップブラシを浸漬し、構造化微量要素をブラシ部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化メイクアップブラシ部分のマイナスイオン発生量は3000−12000個/cm3程度である。ブラシ部分を構造化することによって、肌のプラスイオンが除去され肌に化粧品がスムーズに塗り込むことができる。また、肌への化粧品の定着が長時間持続する。
【0085】
【実施例4】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中にスポンジを浸漬し、構造化微量要素をスポンジ部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化スポンジ部分のマイナスイオン発生量は3000−8000個/cm3程度である。スポンジ部分を構造化することによって、肌のプラスイオンが除去され肌に化粧品がスムーズに塗り込むことができる。また、肌への化粧品の定着が長時間持続する。さらに、化粧を落とすときに、マイナスイオン効果によって容易に落とせる。
【0086】
【実施例5】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中に繊維・不織布・膜を浸漬し、構造化微量要素を繊維・不織布・膜部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化繊維・不織布・膜部分のマイナスイオン発生量は6000−16000個/cm3程度である。繊維・不織布・膜部分を構造化することによって、様々なマイナスイオン効果が強く現れる。繊維・不織布・膜は様々な形態に加工することができる。例えば、ブラジャー、ロングラインブラ、ウェストニッパー、ガードル、ハンカチ、サンダル、靴、ストッキング、ぞうきん、パンツ、ズボン、シャツ、手袋、バンド、ベルト、パンティーストッキング、めがね拭き用布、おしぼり、寝具、枕、パジャマ、スカート、ショーツ、コーディネート、マタニティーインナー、サニタリーショーツ、ランジェリー、Tシャツ、トランクス、ストッキング、リストバンド、サポーター、レッグウォーマー、ガーターベルト、スパッツ、トレーニングパンツ、ひざあて、タイツ、タンポン、生理用品、ボディーフィット、コンドーム、綿、絆創膏、ビニールテープ、紐、帯、着物、肌着、下着、上着、スーツ、ジャケット、ベスト、ドレス、ブルゾン、ジャケット、カットソー、ボトムス、ジーニング、コート、ブラウス、サンダル、めがね、時計、リング、ネックレス、ピアス、イアリング、数珠、レイングッズ、傘、ネクタイ、マフラー、イヤホン、携帯電話、財布、バッグ、ポーチ、鞄、ロープ、椅子、机、家具、化粧道具、化粧品、玩具、乳児用具、乳児用衣服、風呂用具、紙、トイレットペーパー、サニタリー用具、介護用具、台所用具、サランラップ、カーペット、家庭用品、工業用品、レジャー用品、ゴルフ道具、スポーツ用品、エアロピック用品、アスレチック用品等人間・愛玩用動物/魚/昆虫の生活・環境・美容・健康に必要なものに遍く利用可能である。繊維に金箔、金糸等を織り込むことも可能である。その際、マイナスイオン効果は20−60%増加する。銀/プラチナ/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銅/モリブデン/レニウム/ジルコニウム/ルテニウム/イリジウム/亜鉛/ニッケル/オスミウム/チタン/ニオブ/アルミニウム/マンガン/バナジウム等の各種レアメタル類を箔、粒子、ゲル、ゾル、ミセル、糸、繊維等として織り込んだり、付着・吸着・配位・結合することも可能である。その際、マイナスイオン効果は20−60%増加する。稀土鉱石、長石、トルマリン等の鉱石を織り込んだり、付着・吸着・配位・結合することも可能である。その際、マイナスイオン効果は20−1000%増加する。繊維・不織布・膜等製造工程において、洗浄・糊付け工程等いかなる工程にも本構造化濃縮深層水を添加処理することが可能である。その際、洗浄液、糊に添加することができる。また、単独で、本構造化濃縮深層水処理工程を設定することができる。本処理がなされた繊維・不織布・膜等は、皮膚に対して殺菌・洗浄・浄化・防臭作用を有する。肌着では、汗の臭い成分を代謝し肌における嫌気性発酵を阻害し防臭効果を示す。生理用品、おむつ等では、おりものや、排出物の嫌気性発酵を阻害し腐敗を防ぎ、防臭効果を示す。毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の物質構成は、紙(セルロース、コウゾ、多糖体、アミノ酸、オリゴ糖、タンニン、リグニン)、天然繊維(麻、綿、アンゴラ、羽毛、カシミア、絹)、ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、EPM, EPDM, NBR, CR, CSM,Urethane, 多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、EVA, CHR, etc.)、皮革(牛、駝鳥、豚、爬虫類(ワニ、トカゲ、カメレオン、ヘビ)、鮫、エイ、アザラシ、セイウチ、鹿、熊、サイ、象、狐、狸、馬)、合成繊維(アクリル、ポリエステル、ビニロン、テトロン、ナイロン、ウレタン、ゴアテックス)、合成樹脂(ウレタン、ナイロン、テフロン、ビニロン、ルーロン、ポリスチレン、PE, PP, アクリル、塩化ビニル樹脂、PVA, PVAc, ポリスチレン、ABS, PA, POM, PTFE, CA, TPX, EVA, PU, PETP, PF, MF, FF, EP, UP, DAP, etc.)、象牙、甲殻類、亀、珊瑚、ガラス、鉱物、琥珀、水晶等種々可能である。
【0087】
【実施例6】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(鉱酸、クエン酸)3%の混合液を1000−10000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水をpH 4−13 に調整しパーマ液とした。パーマ(perm, permanent wave)は、ポリペプチド中のシスチン/システイン(cystine/cysteine, CT/Cys)に起因する酸化還元反応(2SH→S−S)や水素結合、ファンデルワールス力の切断・再結合を利用したものである。1液として還元剤チオグリコール酸/ジチオグリコール酸(max. 7%/4%、アンモニウム塩/モノエタノールアミン塩、TGA(thioglycolic acid)/DTGA(dithioglycolic acid))、CT/Cys、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、重炭酸アンモニウム、ケラチン(moisture effect)、ムコ多糖、キチン、エデト酸塩、セタノール、ラウリル硫酸塩、パラベン、アミノ変性シリコン、抗炎症剤等を含む(pH9−10)。その他、還元剤としてアセチルシステイン、システアミン、チオ乳酸が使用される。2液として酸化剤臭素酸カリウム/臭素酸ナトリウム(2−5%/6−10%)、過酸化水素、ホルムアルデヒド、ベタイン、微粒子シリコン等を含む。酸性剤としてカルボン酸(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等)が使用される。構造化微量要素はポリペプチドに配位しポリペプチドの構造水となり、S−S結合のΔG°を下げ、解裂を容易にする。その結果、還元剤が弱くても解裂が起こり、毛髪頭皮への炎症が軽減され、疲労感、肩凝り等脳波(β波、δ波)への影響も軽減される。また、構造化微量要素によって、作業者の手荒れが抑制される。
【0088】
【実施例7】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンをOA室の内装壁面に塗布したところ、目の疲れ、ストレス感が緩和された。病室の内装壁面に塗布したところ、MRSAの発生を抑制することができた。新築家屋壁面に塗布したところ、ホルマリン発生に起因するシックハウス症候群が解消した。室内壁面に塗布することによって、たばこの紫煙が分解されにおいが低減する。さらに、壁面のタール付着による汚れが低減する。
【0089】
【実施例8】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを居室壁面に塗布し、加湿器で40%以上に湿度を保つことによって、花粉症の発現が抑止される。加湿水として、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁を添加することによってさらに花粉症抑止効果は高められる。
【0090】
【実施例9】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンをOA機器ケース、家具表面に塗布することによって室内のマイナスイオン量を漸増することができる。また、消臭効果、シックハウス症候群、花粉症の軽減効果もあった。
【0091】
【実施例10】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを生ゴミ処理機壁面に塗布することによってマイナスイオン量を増加し、好気性微生物(枯草菌、放線菌、光栄養細菌等)の成育環境を改善し、増殖を促進し、さらに、微生物器材の補給を必要としない生ゴミのゼロエミッション処理を実現する。この際、濃縮深層水の補給も生ゴミの堆肥化およびゼロエミッション処理を改善する。また、生ゴミ処理機の排気部分にハニカム構造体として塗布、あるいは多孔質ボール状担体として塗布することによって排気の脱臭を行うことができる。実施例1の水性アクリル樹脂塗料を寝室内壁に塗布することによって、就寝中に呼気中にマイナスイオンを取り込むことによって人や家畜の免疫作用の向上を図り、健全な生活を営むことを可能にする。稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンとする。本エマルジョンを基材として生ゴミ処理機に定期的に添加することによって微生物活性を高めることができた。セルラーゼ等の酵素を本エマルジョンに添加することによってさらに生ゴミ処理効率を高めることができる。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。
【0092】
【実施例11】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを生鮮食品、生鮮肉魚介類、発酵食品、医薬品、化粧品、飲料、農薬、紙類、古文書、繊維類、OA機器、IT部品等、その鮮度や品質の保持を必要とする倉庫、パレット、ボックス、コンテナー、昆虫飼育箱、製氷器・冷蔵庫・洗濯機・ドライヤー・家電製品、トラック荷台、水槽、梱包紙、保管箱等の壁面に塗布することによってその内部に収容した物質の鮮度や品質を長期にわたって保持し、養生することができる。外界からの静電気耐電防止、磁気遮蔽、ガス遮蔽、臭気遮蔽、微生物・カビ遮蔽、電波遮蔽効果等を示す。
【0093】
【実施例12】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを、インクジェットプリンターのインク溶媒系統(インク収納容器、ノズル、インク収納容器を収納する容器の内部および/または、外部等)に塗布・装着することによって、インクの溶媒分子間の化学結合、イオン結合、ファンデルワールス力(van der Waals’s force)等を切断、励起、再結合し溶媒のクラスターを極限まで微細化する。このことによって、ノズルから噴出・噴射する液滴の微細化を図ることが可能となった。インク溶媒系統への装着については、水性アクリル樹脂塗料の形態である必要はなく苦汁と稀土鉱石、トルマリン及び、長石等の混合微粉末が塗布・付着できればいかなる形態でも可能である。インク溶媒中に苦汁を添加することもクラスターの微細化に貢献する。苦汁の添加によって、色素のスタッキング(stacking)による安定化(stabilization)がもたらされ、耐光性・耐候性が向上する。
【0094】
【実施例13】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンをたばこのフィルター、巻紙等に塗布した場合、ニコチン、タール等が吸着され、たばこの味がマイルドなものに改変された。また、包装箱に塗布することによってたばこの香り鮮度保持が可能となった。
【0095】
【実施例14】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌して塗料(エマルジョン)を得る。得られたエマルジョンを湿式または、乾式で繊維、不織布、ポリマースポンジ、絆創膏等に塗布、付着させた。これらの繊維、不織布、ポリマースポンジ、絆創膏等は、マイナスイオン効果、鮮度保持効果、水質浄化作用、土壌活性作用、酵素活性化効果、消臭効果、微生物活性化効果、防かび効果、妨壁蝨効果、害虫忌避効果、ホルマリン・アルコール等化学物質分解反応促進効果、細胞活性化効果等を示す。
【0096】
【実施例15】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を絆創膏に塗布・装着することによって、医薬品、健康用具、化粧品として、身体に装着することができる。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。肩こり、肥満、メニエール病(Meniere)、アレルギー、花粉症、腰痛、打ち身、捻挫、痛風等、痛み、炎症、膿、悪血等々の身体部位に付着・装着することによって、血行、細胞活性、トリカルボン酸サイクル(TCA cycle)等が活性化され種々症状が治癒・改善される。インドメタシン、アミグダリン等の経皮消炎・鎮痛作用のある医薬品・化合物を混合することも消炎作用を高めるために有効であった。付着・装着する形状は、絆創膏形状のみならず、スプレー、繊維、不織布、ポリマースポンジ、ポリマーゲルの形状とすることも可能である。肥満部位・肥満抑制経絡に不織布、繊維の形状で装着することによって、脂肪細胞のクラスターを微細化し、酵素燃焼活性を高めることができる。花粉症関連経絡(医聾、翳風、後聴宮、後聡、身柱、神道、霊台、天突等)に装着することによって免疫活性が制御され症状が軽減する。メニエール病も蝸牛症状、めまい発作が軽減する。背骨、目下の浮腫も緩解する。不織布、ポリマースポンジの形状にして口中に含むことによって、食べ物の口臭、アルコール飲料の臭い等が軽減される。海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁溶液を飲用することによってもTCAサイクルは活性化されアルコール分解が促進される。
【0097】
【実施例16】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を攪拌棒、スプーン、食器、カード等に塗布・装填することによって、これら器具で攪拌した、コーヒー、ジュース、スープ、飲料、食品等は水分や、香気成分が構造変化し、味覚がマイルドな味に改変される。
【0098】
【実施例17】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液をボールペンのインク装填部分に塗布・装着することによってインクのクラスターが微細化し、円滑にインクが供給され、長期保存においても、インク劣化、寸断が改善される。記録インクの装填・供給配管部分に本塗料を装着することによって円滑供給、長期品質安定が可能となる。ガスライターの保存容器、供給配管部分に本塗料を装着することによって、燃焼効率の向上、円滑供給、長期品質安定が可能となる。プロパンガスの燃料供給装置、配管部分に本塗料を装着することによって、燃焼効率の向上、凍結等に対する円滑供給、長期品質安定が可能となる。クラスター微細化によってガスの結晶化エネルギー(ファンデルワールス力)が低減され凍結がしにくくなる。
【0099】
【実施例18】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌して塗料(エマルジョン)を得る。得られたエマルジョン混合液をスピーカー周辺、マイク周辺部に塗布・装着することによって近隣の気層・水層分子構造変化をもたらし、分子振動特性を改善し、音質を改善する効果を有する。
【0100】
【実施例19】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を紙や繊維、不織布に添加することによって、シミ等の防虫効果と、耐久性を増すことが可能となる。
糊に添加することによって同様に、シミ等の防虫効果と、耐久性を増すことが可能となる。マイナスイオン効果でシミが寄りつかなくなる。
【0101】
【実施例20】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を女性用生理用品、ペット用品に塗布・配合・装着することによって、防臭効果、防黴効果、防菌効果が得られた。苦汁に含まれる微量要素(micronutrients)等は、嫌気性菌の生育を阻害し、関連部位を清潔・新鮮に保つ。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。粉砕は、湿式・乾式いずれでも可能である。
【0102】
【実施例21】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液をコンドームに塗布・付着・配合させた場合、海綿体(ペニス)の血流を活性化し、膨張させ、持続させる。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。
【0103】
【実施例22】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌して塗料(エマルジョン)を得る。得られたエマルジョン混合液をビール瓶、缶ビール容器、醤油容器、ペットボトル容器、レトルトパック容器、試薬瓶に塗布・装着することによって水、油、食品等内容物のクラスターを微少に変化させ、おいしい味覚に改変・保持・鮮度保持することが可能となった。塗布の形態は、ラベルとして装着することも、あらゆる装着の形態が可能である。
【0104】
【実施例23】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を帽子、ヘアーバンド等の形状の繊維、不織布、樹脂等に塗布・配位・装着することによって、頭皮の色素再生産能力、頭髪生産能力を活性化し、禿の改善、白髪の改善効果が認められた。頭痛、目眩も軽減する。
【0105】
【実施例24】
競泳用水着・船舶等に本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を塗布・付着・配位することによって、競泳用水着・船舶等の水の抵抗を除去することができる。水泳の際、競泳者は水の流体抵抗を受ける。その中、本発明の塗料は、水との水素結合・ファンデルワールス力を切断することによって、これらの抵抗を排除する。船舶船底においても同様に水との水素結合・ファンデルワールス力を切断することによって、これらの抵抗を排除する。
【0106】
【実施例25】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌して塗料(釉薬)を得る。バッテリ−容器自体または、バッテリー収納容器の内部または/および、外部に塗布・付着させることによって、バッテリー内の溶媒分子間の化学結合(共有結合、イオン結合、水素結合)、ファンデルワールス力(van der Waals force)等を切断、励起、再結合し溶媒のクラスターを極限まで微細化する。このことによって、溶媒の化学反応の低温特性が改善され、−50〜−70℃の温度域でバッテリーは作動することが可能となった。寒冷地でのバッテリー収納容器として使用可能である。
【0107】
電子機器(電池、電子回路)周辺に本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を塗布・付着・配位することによって、電子機器(電池、電子回路)の低温特性を−50〜−70℃の温度域まで作動可能なものに改善される。カメラ、携帯電話、デジタルカメラ、PC(personal computer)、携帯用CD、携帯ラジオ、ガスライター、電子ライター、GPS、魚群探知機、地雷探知機、懐中電灯等の低温特性が改善され、−50〜−70℃の温度域で作動可能となった。
【0108】
寒冷地で使用する器具・機器のハンドル・握り部分(grip)、接雪部分、凍結部分、防寒衣服等に本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を塗布・付着・配位することによって、器具・機器の低温特性を−50〜−70℃の温度域まで操作可能なものに改善される。寒冷地で人間の生活環境で利用される器具・機器等の低温特性が改善され、−50〜−70℃の温度域で操作可能となった。ここでいう器具・機器の一例としては、冬季スポーツ用具(アイスホッケー用具、アイススケート用具、スキー用ストックのグリップ、スキー板、スノーボート)スノータイヤ、バックミラー裏面、鏡裏面、時計、ディーゼル原動機・易凍結部分、防寒靴底の表裏、凍結道路面、路面のライン・文字用塗装、屋根、ドアーノブ、銃台座・グリップ、軍靴、等がある。スノータイヤへの配合によって、低温特性が改善され、低μ路面でのグリップ力が維持される。軍靴では、凍傷防止、スリップ防止、水虫防止、消臭効果が認められる。本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を靴下、靴中敷に配合・配位・吸着することによって凍傷防止、水虫防止等の効果が同様に得られる。
本文中で、「/」は「および/または」を意味する。また、「%」は特に記載がなき場合は「重量%」を意味する。
【0109】
【発明の効果】
都市における人間環境は、様々な機器・化学薬品が、エネルギーを消費し、イオンバランスが偏りがちである。本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料は、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water: 地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]を濃縮して得られる苦汁(bittern)に含まれる多様なミネラル成分(微量要素)を微弱なマイナスイオン・放射線発生体で微細クラスター化(構造化)し、人間環境にマイナスイオンの供給を行うものである。その効果は、殺菌、洗浄、浄化、防臭、鮮度保持、脳波へのストレス軽減、花粉症軽減等様々な形で発現する。
【産業上の利用分野】
この発明は、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water:地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]を濃縮して得られる苦汁(bittern)を利用して製造される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものであり、含まれる従来にない多様なミネラルが人間の衣食住を通じた美容と健康な生活環境にマイナスイオン効果をもたらす、マスカラブラシ、メイクアップブラシ、ブラシ、衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカート、鞄・靴・財布、ベルト、コンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、絆創膏、寝具・枕・シーツ・毛布、カーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品、家具・椅子・ソファー、おしぼり製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボード(particle board)よりなる材料に関するものである(湧昇:B. H. McConnaughey, Introduction to Marine Biology, 10, (1970, The C. V. Mosby Company, Saint Louis, USA))。さらに、また、本発明は、苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体の作用で水のクラスター構造の微細化(構造化(structurized))をなし、マイナスイオンを発生するマスカラブラシ、メイクアップブラシ、ブラシ、衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカート、鞄・靴・財布、ベルト、コンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、絆創膏、寝具・枕・シーツ・毛布、カーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品、家具・椅子・ソファー、おしぼり製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
微生物、動植物等を生育させるには必ず培地が必要であり、最小培地(Minimal medium)として炭素源、窒素源、ミネラル(Na,K,Mg,Fe等に代表されるミネラル)等を含む培地がよく知られる(川喜田正夫訳、David Freifelder
著、分子生物学の基礎、2頁、東京化学同人(1985))。
【0003】
しかし、微生物、動植物の種によってこの最小培地は大きく異なっており、一般的な最小培地と称するものがあらゆる生物種に対して最適培地たり得ない。
たとえば微生物の場合、原栄養体(prototroph)、栄養素要求体(auxotroph)等がありその栄養要求は千差万別 である。
【0004】
水圏において微生物、動植物、魚介類等を生育させた場合、加えた培地成分中から当該生物の栄養要求に従って培地中の栄養は消費される。
従って、培地中の栄養要求に合致しなかった成分は消費されず残査として濃縮残留される。この消費されない培地成分の水圏への残留蓄積によって連作障害、ウイルス、病気発生等種々問題が発生してくる。
【0005】
特に、ミネラルの場合、二次要素(secondary nutrients; Ca, Mg, Si, S)、微量要素(micronutrients; Mn, B, Fe, Cu, Zn, Mo, Cl, その他)が植物等の生育に必要(必須ミネラル)とされ、培地として供給が考慮されている。しかし、ミネラルの種類は100種以上におよび、必須のミネラルが必要量供給されているとは言えないのが現状である。(参考文献:遠藤克己、三輪一智著、生化学ガイドブック、247頁、(1988)南光堂)
【0006】
その結果、水圏中のミネラル不足が多くの場合発生している。その場合極微量の必須ミネラルの不足によって重篤な症状(センチュウ(nematode)などによる連作障害、ウイルス発生による養殖魚介類の大量死等)が多くの場合生じ、健全な食物連鎖を崩す有害な優占種の発生を見る。活性汚泥法による糸状性バルキング(Zoogloea bulking)の発生(須藤隆一、廃水処理の生物学、311、産業用水調査会(1977)、土木学会衛生工学委員会編、環境微生物学工学研究法、技報堂出版(1993))、湖沼の藻類の発生(渡辺真利代、原田健一、藤木博太編、アオコその出現と毒素、東京大学出版会(1994))、赤潮の発生、畑でのシストセンチュウの発生(三枝敏郎、センチュウ、農文協(1993))、松幹でのマツノザイセンチュウの発生、エビ養殖池でのウイルスによる大量死(C.J.Sindermann, D.V.Lightner ed., Developments in Aquaculture and Fisheries Science, 17, Disease Diagnosis and control in North American Marine Aquaculture, Elsevier, Amsterdam, (1988))、キノコ(Agaricus blazei Murrill)栽培中の青かび(Tricoderma sp., Aspergillus sp.,Penicillium sp.)の発生等がミネラルバランスの欠如によって引き起こされている。ガン細胞の増殖、アトピー性皮膚炎症、花粉症等もミネラルバランスの欠如が誘因となっているといえる(崔昌禄、ガン治療の決定打、特効薬はミネラルだった、現代書林(1991))。
人体に関しては、ミネラル不足は、皮膚表皮、体内の免疫作用の低下、アトピーの発生、成人病の発症等様々な症状が発現する。従来、発明者は深層海水成分を用いた、清涼飲料、水質浄化剤、土壌活性剤等を提唱している(井高英一、特開平10−150960,10−151472,10−152681, US PAT 6,254,800B1)。
【0007】
本発明者は、人間の美容・健康・環境に関する諸問題を解決するため、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water: 地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]を濃縮して得られる苦汁(bittern)をミネラル源として着目して種々化学的処理を行った結果、本発明に到達したものである。また、本発明は、苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体の作用で毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に付着・吸着させる水、溶媒等の分子のクラスター構造の更なる微細化(構造化(structurization))をなす性質を利用して種々化学的処理を行った結果、本発明に到達したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の請求項1の発明は、苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体に関するものである。
【0009】
本発明の請求項2の発明は、発生体中の苦汁成分0−30重量%に対して、稀土鉱石0−100重量%、トルマリン0−30重量%、長石0−70重量%である請求項1記載のマイナスイオン・放射線発生体に関するものである。
【0010】
本発明の請求項3の発明は、請求項2記載のマイナスイオン・放射線発生体の微粉末を釉薬または、塗料として井桁状に組み上げたタイルの表裏に塗布し焼き上げた陶磁器の形状をしたマイナスイオン・放射線発生体に関するものである。
【0011】
本発明の請求項4の発明は、苦汁と酸/塩基/塩とよりなる構造水を浸潤・塗布・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0012】
本発明の請求項5の発明は、構造水中の苦汁成分量が0−100重量%、酸/塩基/塩0−5重量%である請求項4記載の構造水を浸潤・塗布・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0013】
本発明の請求項6の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0014】
本発明の請求項7の発明は、苦汁成分量が0−100重量%、酸/塩基/塩0−5重量%、稀土鉱石0−100重量%、トルマリン0−30重量%、長石0−70重量%である請求項6記載の粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0015】
本発明の請求項8の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を塗布・配合・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0016】
本発明の請求9の発明は、苦汁成分量が0−100重量%、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔繊維量0−50重量%である請求項4〜8記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0017】
本発明の請求10の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したマスカラブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0018】
本発明の請求11の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位したメイクアップブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0019】
本発明の請求12の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0020】
本発明の請求13の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0021】
本発明の請求項14の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位した鞄・靴・財布、ベルトの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0022】
本発明の請求項15の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位したコンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、おしぼりの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0023】
本発明の請求16の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位した絆創膏の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0024】
本発明の請求17の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した寝具・枕・シーツ・毛布の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0025】
本発明の請求項18の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したカーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0026】
本発明の請求項19の発明は、苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した家具・椅子・ソファーの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0027】
本発明の請求20の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を塗布・配合・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0028】
本発明の請求21の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を浸潤・塗布・配合・配位した鞄・靴・財布・ベルトの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0029】
本発明の請求項22の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0030】
本発明の請求項23の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した寝具・布団・枕・シーツ・毛布の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0031】
本発明の請求24の発明は、苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した絆創膏、おしぼりの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0032】
本発明の請求項25の発明は、請求項1、2および、3記載のマイナスイオン・放射線発生体と、直接的および/または、間接的に接触したことを特徴とする、請求項4〜24記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0033】
本発明の請求項26の発明は、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁を利用して製造される請求項1、2および、3記載のマイナスイオン・放射線発生体および、請求項4〜25記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料は、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水]を濃縮して得られる苦汁を利用したものであり、含まれる従来にない多様なミネラルが人間の衣食住を通じた美容と健康な生活環境にマイナスイオン効果をもたらす、マスカラブラシ、メイクアップブラシ、ブラシ、衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカート、鞄・靴・財布、ベルト、コンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、絆創膏、寝具・枕・シーツ・毛布、カーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品、家具・椅子・ソファー、おしぼり製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に関するものである。さらに、また、本発明は、請求項1〜3記載の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体が、請求項4〜26記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料等に浸潤・塗布・吸着・配位することによって人間環境にマイナスイオン効果をもたらすものである。毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の物質構成は、紙、天然繊維(麻、綿、アンゴラ、羽毛)、ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、EPM, EPDM, NBR, CR, CSM, Urethane, 多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、EVA, CHR, etc.)、皮革(牛、駝鳥、豚、爬虫類(ワニ、トカゲ)、鮫、エイ、アザラシ、熊、サイ、象、狐、狸、馬)、合成繊維(アクリル、ビニロン、テトロン、ナイロン、ウレタン)、合成樹脂(ウレタン、ナイロン、テフロン、ビニロン、ルーロン、ポリスチレン、PE, PP, アクリル、塩化ビニル樹脂、PVA, PVAc, ポリスチレン、ABS, PA, POM, PTFE, CA, TPX, EVA, PU, PETP, PF, MF, FF, EP, UP, DAP, etc.)、象牙、甲殻類、亀、珊瑚、ガラス、鉱物等種々可能である。
【0035】
本発明で利用する稀土鉱石は、フェルグソン鉱石等であり、トリウム1.8%以下、ウラン0.6%以下である。放射能濃度は370Bq/g以下で、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(施行例第19条)、電離放射線障害防止規制(労働省第41号)で、いずれも対象外である。
【0036】
本発明で利用するトルマリンは、電気石とも称されるものであり、その代表的な化学組成は、3(NaX3Al6(BO3)Si6O18(OHF)4)(X=Mg, Fe, Li, Al等)である(久保哲治郎、新しい水の科学と利用技術、303(1992))。
【0037】
本発明で添加する長石は、化学組成がSiO2 56.59%, Al2O3 12.60%, Fe2O3 0.34%, CaO 0.40%, MgO 0.15%, Na2O 2.41%, K2O 7.75%, U3O8 0.01%, ThO2 1.42% R2O3 (Total rare earth) 12.00%, ZyO2 0.30%, P2O5 5.62% のものである。
【0038】
マイナスイオン・放射線発生体をマルチチャンネル波高分析器によるγ線スペクトル測定したところ、ウラン系列核種とトリウム系列核種から放出されるγ線が検出された。ウラン系列核種では、親核種238Uの娘核種である226Ra, 214Pb, 214Biから放出されるγ線が検出された。また、トリウム系列核種では親核種238Thの娘核種である228Ac, 212Pb, 212Bi, 208Tlから放出されるγ線が検出された。これらの核種について放射能濃度および、放射平衡を仮定したときの系列親核種の質量濃度を計算した。
【0039】
【0040】
【0041】
これらの結果は、ウラン、トリウム濃度とも安全基準値の1/100に収まっている。放射能濃度についても届出値(370Bq/g)を下回るものである。
【0042】
マイナスイオン・放射線発生体をpH0.8−pH13の範囲で溶出試験を行い放射線量を測定したところ、いずれもトリウム、ウランの溶出を認めなかった。
【0043】
マイナスイオン・放射線発生体と水を直接または、間接的に接触させた場合、水のクラスターの微細化は17O−NMR の半値幅が 100−140 Hz から 40−60 Hz に低下することによって認められる。また、 IR スペクトルで、1800−600 cm−1 近辺に広幅吸収帯が認められ、クラスター形成(構造化(structurized))が認められる。(綿貫邦彦、久保田昌治監修、新しい水の科学と利用技術、217, 237, 263 サイエンスフォーラム(1992))
【0044】
稀土鉱石、トルマリン、長石等に含まれるトリウム(Th)、ウラン(U)系列核種等の放射性壊変によって発生するα線、β線や、残留核(Rn等:数百eVの反跳エネルギーを有する)は水等と反応して、その化学結合(数eV, 60−1500KJ/mol)や水分子間のファンデルワールス力(van der Waals’s force)を切断することによって、より微細なクラスター形成(構造化(structurization))へと移行する。一方、深層海水に含まれるミネラルイオンは水分と水和(solvation)しやすい。深層海水に含まれるミネラルの場合、二次要素(secondary nutrients; Ca, Mg, Si, S)、微量要素(micronutrients; Mn ,B, Fe, Cu, Zn, Mo, Cl, その他)が豊富に含まれ(野崎義行、現代海洋化学の展望、海洋、号外 No.8, 5 (1995))微細なクラスターを形成して活性化されている。放射性壊変によって発生するα線、β線や、残留核は水和ミネラルイオンの微細クラスターと反応して、水素結合(hydrogen bond, 8−30KJ/mol)や、ファンデルワールス力(van der Waals’s force, 4−20KJ/mol)を切断することによって、さらに微細なクラスター形成へと作用する。ミネラルイオンを核に水和した水はより安定な微細クラスターを形成する(構造化(structurization))。水のクラスターの微細化は17O−NMRの半値幅が 100−140 Hz から 40−60 Hz に低下することによって認められる。また、 IR スペクトルで、1800−600 cm−1 近辺に広幅吸収帯が認められ、クラスター形成が認められる。構造化の一般的な方法としては、電磁波照射(x−ray, UV, IR, microwave, radiowave)、粒子線照射(neutron, proton, electron, photon, Rn, α−ray, neutrino, etc.)、電磁場照射、核磁気共鳴等によっても可能であり、深層水、濃縮深層水、稀釈水、純水、蒸留水等を直接的または/および、間接的にこれら各種照射をすることによって容易に構造化される(綿抜邦彦、久保田昌治監修、新しい水の科学と利用技術、(1992)サイエンスフォーラム)。
【0045】
通常、海洋の表層部に存在する海水のICP分析は以下の通りである: Na 10770, Mg 1290, S 905, Ca 412, K 380, Sr 8, B 4.44, Si 2, Li 0.18, Rb 0.12, Mo 0.01, Zn 0.0049, As 0.0037, U 0.0033, V 0.0025, Al 0.002, Fe 0.002, Ba0.002, Ni 0.0017, Ti 0.001, Cs 0.0004, Cr 0.0003, Sb 0.00024, Mn 0.0002, Se 0.0002, W 0.0001, Co 0.00005, Ge 0.00005, Cu 0.00003, Ga 0.00003, Zr 0.00003, Tl 0.00002, Bi 0.00002, Nb 0.00001, Sn 0.00001, Pb 0.00001, Be 0.0000056, Au 0.000004, La 0.0000031, Nd 0.0000025, Ta 0.000002, Hg 0.000002, Ce 0.0000012, Cd 0.0000005, Y0.00000013, Ag 0.00000006 (ppm)。
【0046】
海洋の深層部に存在する海水のICP分析は以下の通りである: Na 11055, Mg 1320, S 2636, Ca 410, K 372, Sr 8.1, B 4.7, Si 2.5, Li 0.18, Rb 0.12, Mo0.0055, Zn 0.0022, As 0.0026, V 0.001, Al 0.0078, Fe 0.02, Ba 0.008, Ni0.0006, Cr 0.0006, Mn 0.0013, Se <0.0002, Co 0.00004, Ge <0.01, Cu 0.00012, Sn <0.00002, Pb 0.00003, Hg <0.00002, Cd 0.00006 (ppm)。
【0047】
海洋深層水は、極地より深海溝に沈み込んだ海流が、長い滞留時間を経て回流する水であり、源流はアイルランド沖が有名であり、その他いくつか発見されている。その存在は、1991年に海水大循環ベルトコンベアモデルとしてBroeckerによって提唱されたものである。海洋深層水の特徴は、表層水と異なり一般に、Be, Sc, Ti, Fe, Ni, Cu, Zn, Ga, Ge, Se, Y, Zy, Rh, Pd, Ag, Cd, Ba, Hg, Po,Rn, Ra, La, Pr, Nd, Sm, Eu, Gd, Tb, Dy, Ho, Er, Tm, Yb, Lu, Ac 等の存在比が高く、Al, Mn, Co, In, Sn, Te, Pb, Bi, Th, Pu, Am等の存在比が低い。また、重同位元素の存在比が高い(野崎義行、現代海洋化学の展望、海洋、号外 No.8, 5 (1995))。
【0048】
生体内における様々な反応は液層反応である。溶媒(solvent)としては水が中心となっている。水が、より小さなクラスターによる階層構造を形成し安定化すると、ここで安定化エネルギーが得られる。この安定化エネルギーが、構造水の大きな波動放出の源である。ここで、基質(substrate)や、試薬(reagent)、ミネラル等が存在した場合、水和(solvation)によって安定化され、反応の自由エネルギー差(ΔG゜:standard free energy difference)を減少させる。この安定化エネルギーの差は生体内の酵素反応速度を最大100倍程度(pKaにして約2)高める効果を有する。
【0049】
酵素、ミネラル等の様々な基質、試薬等は構造水を結合している。これら試薬等が構造水や自由水(free water)の中に分散している構造が、水溶液である。水溶液中の、自由水に対する構造水の割合が大きくなるほど、生体反応に限らず、様々な素反応(reaction)にとってエネルギー的に有利となる。深層水とは、各種ミネラルを溶質(solute)とした構造水の一形態にすぎない。構造化の割合が最も大きい部類に属する水として深層水は考えられる。深層水のミネラル構成比(mineral valence)は表層水(surface sea water)と微妙に異なる。生命発生の由来から、生体反応には深層水のミネラルバランスの方がより適しているといえよう。
【0050】
本化粧品に利用される濃縮深層水のICP発光分析法による定量分析結果は以下のとおりである:Na 630, Mg 2637, S 837, Ca 1.386, K 597, B 7.8, Li 1.017, Zn 0.00048, Al 0.011, Fe 0.0147, Mn 0.0813, Rb, Mo, As, V, Ba, Ni, Ti,Cs, Cr, Sb, Se, W, Co, Ge, Cu, Ga, Zr, Tl, Bi, Nb, Sn, Pb, Be, Au, Ta, Hg, Cd, Y, Ag < 0.00001 (ppm). pH<3.
【0051】
また、本濃縮深層水のマウスに対する急性毒性試験(経口)結果はマウス経口投与 20 ml/kg体重で死亡例を認めない。ただし、試験動物は ddy系、5週齢の雄マウス、1群10匹を使用した。
【0052】
1000−10000倍希釈液を 24 時間常温放置下後ミネラルウォーター類の原水の規格基準への適否を試験した: 一般細菌: 0 個/ml、大腸菌群:不検出、Cd<0.001, Hg<0.0005, Se<0.001l, Pb<0.005, Ba<0.1, As<0.005, Cr(VI)<0.005, CN<0.01, NO2 + NO < 2.6, F<0.1, H3BO4<1.0, Zn<0.005, Cu<0.01, Mn<0.005, 有機物等 < 2.2, 硫化物<0.05 (mg/l)。上記試験項目については、ミネラルウォーター類の原水の規格基準に適合する。
【0053】
本濃縮深層水を任意の希釈下に毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料に加えた場合、微細なクラスターを形成し、表層水圏、表層土壌圏等にはない多様でバランスのよいミネラルが表皮細胞及び、皮膚組織に触媒的効果を及ぼし、微細なクラスター水特有の細胞浸透性とともに、優れた免疫恒常作用(homeostasis)を示す。
【0054】
また、添加された酸、塩基、塩がミネラルをイオン化し、水の構造化(クラスターの形成)、酸素の活性化、溶存化を促進する。
【0055】
本発明に供する苦汁は、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇流海水、深層水から食塩を製造する際に副産物として得られるものであり、また、更に、様々な濃縮を繰り返した結果得られた苦汁を利用したものである。
【0056】
本発明で添加する酸は、無機酸、有機酸、無機酸塩または有機酸塩であり、それらは単独で添加することも、あるいは併用することも可能である。それらの酸の一例としてはリン酸、硫酸、硝酸、塩酸等の無機酸、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸アンモニウム、硫酸カルシウム等の無機酸塩、蟻酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、2−ヒドロキシ安息香酸、クエン酸、コハク酸、酢酸、乳酸、マロン酸、アジピン酸、マレイン酸、グルタル酸、4−ヒドロキシペンタン酸、イタコン酸、酒石酸、ピルビン酸、リンゴ酸、フマール酸、オキザロ酢酸、シスアコニット酸、イソクエン酸、オキザロコハク酸、α−ケトグルタル酸、コーヒー酸、シナピン酸、クマール酸、アスパラギン酸、ポリアクリル酸、木酢酸、ホスファチジン酸、ウロカニン酸、]ムコン酸、β−ケトアジピン酸、桂皮酸、クマリン酸、シノリン酸、クロロゲン酸、インドール乳酸、キサンツレン酸、ピコリン酸、キノリン酸、5−ヒドロキシインドール酢酸、オキサロ酢酸、ニコチン酸、インドール酢酸、β−3H−インドリデノピルビン酸、シキミ酸、コリスミ酸、フェニルピルビン酸、システイン酸、γ−アミノ酪酸、D−ピロリドン−5−カルボン酸、2−ケト−6−アミノカプロン酸、2−ケト−5−アミノ吉草酸、ホスホエノールピルビン酸、アセチルリン酸、グリオキシル酸、ジヒドロキシフマル酸、3−ホスホグリセリン酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、メチルマロン酸、2−オキソグルタル酸、アセト酢酸、4−アミノ酪酸、アセト乳酸、ジメチルリンゴ酸、L−シトラマル酸、ジメチルマレイン酸、cis−アコニット酸、3−メチルイタコン酸、メチルオキサロ酢酸、2−オキソ酪酸、グリオキシル酸、イソクエン酸、7,8−ジヒドロ葉酸、5,6,7,8−テトラヒドロ葉酸、5−メチルテトラヒドロ葉酸、3−ホスホ−D−グリセリン酸、チアミンピロリン酸、チアミン酢酸、5−ピリドキシン酸、4−ピリドキシン酸、パントテン酸、パントイン酸、ケトパントイン酸、ヒメリン酸、7−ケト−8−アミノペラルゴン酸、葉酸、VB12、コビリン酸、δ−アミノレブリン酸、L−グロン酸、L−デヒドロアスコルビン酸、L−トレオン酸、レチノイン酸、β−アポ−8’−カロテン酸、シキミ酸、ホモゲンチジン酸、プレフェン酸、アントラニル酸、ピペコリン酸、リゼルグ酸、メバロン酸、チオグリコール酸、ジチオグリコール酸、アビエチン酸、レボピマール酸、ネオアビエチン酸、エチドロン酸、含硫珪酸、グルタミン酸、珪酸、ペンテト酸、脂肪酸(ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ミリスチン酸、ラノリン酸、テトラオレイン酸、デヒドロ酢酸、パルミチン酸、ウンデシレン酸等)、ヒアルロン酸、エデト酸、ノナン酸、グリコール酸、タンニン酸トリPEG−8アルキル(C−12−15)リン酸、パーフルオロアルキルPEGリン酸、ジラウレス−4リン酸、カルボン酸誘導体、リン酸誘導体、スルホン酸誘導体、硝酸誘導体、フェノール誘導体、チオール誘導体(アルキルチオール)、過酸誘導体、アミド誘導体等の有機酸がある。
【0057】
塩の一例としては、酒石酸カリウムナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸カルシウム、コハク酸カルシウム、リンゴ酸マグネシウム、ポリアクリル酸ナトリウム、グリチルリチン酸2K、ココイルイセチオン酸Na、スルホコハク酸ラウレス2Na、DNA−K、デヒドロ酢酸Na、銅クロロフィリンNa、ヒアルロン酸Na、ペンテト酸5Na、リン酸アスコルビルMg、安息香酸Na、EDTA−2Na、EDTA−3Na、EDTA−4Na、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、ベヘントリモニウムクロリド、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、ジステアリルジモニウムクロリド、塩素ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ステアラルコニウムクロリド、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、ステアルトリモニウムクロリド、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ラウリルメチルアンモニウム、塩化リゾチーム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、塩酸クロルヘキシジン、塩酸ジフェンヒドラミン、グアイアズレンスルホン酸Na、セチル硫酸Na、RAS−NA、デヒドロ酢酸Na、p−フェノールスルホン酸Zn、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、水添タロウグルタミン酸Na、N−ステアロイル−N−メチルタウリンNa、N−ミリストイル−L−グルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸K、硬化牛脂脂肪酸アシル−L−グルタミン酸Na、N−ラウリルヒドロキシ酢酸アミド硫酸Na、ラウロアンホジ酢酸2Na/トリデセス硫酸Na、ラウロイルアスパラギン酸Na、ラウロイルグルタミン酸K、ラウロイルグルタミン酸Mg、ラウロイルトレオニンK、ラウロアンホジ酢酸2Na、ラウロアンホ酢酸Na、オクトキシノール−2−エタンスルホン酸Na、スルホコハク酸PEG−2オレアミド2Na、スルホコハク酸PEG−5ラウラミド2Na、スルホコハク酸PEG−5オレアミド2Na、スルホコハク酸ラウリル2Na、セテアリル硫酸Na、オレフィン(C14−16)スルホン酸Na、パーム核脂肪酸アミドエチルヒドロキシエチルアミノプロピオン酸Na、ラウラミノプロピオン酸Na、ポリアクリル酸Na、ポリアクリル酸K、ミリストイルメチルタウリンNa、ココイルサルコシンNa、ココイルタウリンNa、ココイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンMg、ラウリミノジプロピオン酸Na、ラウリル硫酸Na、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン等の有機酸塩さらに、珪酸Al/Mg等の無機酸塩等があげられる。
【0058】
また、本発明で添加する塩基は、無機塩基または、有機塩基であり、それらは単独で添加することも、あるいは併用することも可能である。それらの塩基や塩の一例としては水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アンモニア、アミン類重炭酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム等の無機塩基、エステル化グリシルアラニン(C−末端エステル化ペプチド)、グルコサミン(アミノ糖)、ヒスチジン、アルギニン、アスパラギン、塩基性多糖(キチン、キトサン、キチン誘導体、キトサン誘導体)、アミン誘導体(アニリン誘導体、アルカノールアミン誘導体(エタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン)、アルキルアミン誘導体(メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン))等の有機塩基等があげられる。
【0059】
苦汁と酸/塩基/塩との混合率は、苦汁0−100重量%、酸/塩基/塩0−70重量%が適当である。このことによって中和や緩衝効果が現れ、苦汁に含まれるカチオンまたは、アニオン濃度が充分となる。酸アニオンとしては、リン酸および/または、硫酸の添加がTCA サイクルを活性化する。
【0060】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される保湿成分の一例としては次のものが考えられる:加水分解シルク、水溶性コラーゲン、オクチルドデカノール、加水分解コラーゲン、加水分解卵殻膜、カゼイン、グリセリン、シクロメチコン、ソルビトール、ダイズタンパク、DNA−K、デキストリン、トレハロース、尿素、ハチミツ、バチルアルコール、マルチトール、ローヤルゼリーエキス、多糖体(κ−カラギーナン、グルコマンナン、コンニャクマンナン、寒天オリゴ糖、各種フコイダン(U, F, G, モズク等)、ラフィノース、ムコ多糖、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、キチン、複合多糖、コロミン酸、リポ多糖、セルロース、デンプン、アミロペクチン等)等。
【0061】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される顔料の一例としては次のものが考えられる:酸化チタン、水酸化クロム、黄酸化鉄、カオリン、酸化セリウム、酸化鉄、シルク、タルク、橙色201、グンジョウ、赤色201、赤色202、青色1、カルミン、炭酸カルシウム、マイカ、ラックカイガラムシ等。
【0062】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用されるアルコール成分の一例としては次のものが考えられる:ペンチレングリコール、フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、セタノール、ベヘニルアルコール、1,3−ブチレングリコール、アラキルアルコール、エタノール、オクチルドデカノール、オリザノール、オレインアルコール、バチルアルコール、ヘキシレングリコール、ミリスチルアルコール、ラウリルアルコール等。
【0063】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボード(particle board)よりなる材料の製造に利用される糖成分の一例としては次のものが考えられる:グルコース、シュクロース、キシロース、トレハロース、リブロース、マンノース、ガラクトース、リボース、アラビノース、ラクトース、マルトース、セロビオース、マルチトール、エリトルロース、プシコース、フルクトース、ソルボース、タガトース、タロース、イドース、グロース、アルトロース、アロース、リビトール、キシリトール、イノシトール、デオキシリボース、ラムノース、フコース、マルトース、イソマルトース、セロビオース、セルロース、アミロース、アミロペクチン、ヘパリン等。
【0064】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される天然色素成分の一例としては次のものが考えられる:シコニン、アントシアニン、アシル化アントシアニン(レオニン、ゼブリニン、コンメリニン、ヘブンリーブルーアントシアニン、ブライダルベールアントシアニン、セトクレアシン、ナスニン、ヤグルマギクアントシアニン)、β−カロチン、キサントフィル、ベタニジン、ベタキサンチン、フラボン、カルコン、オホロン、クロロフィル等(井高英一、特開昭61−85476, 61−85477, 62−127355, 61−054390, 61−233732, 61−255427, 62−000104, 62−079392, 62−110242, 62−123287, 62−113201, 62−228890、その他)。
【0065】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される防腐剤の一例としては次のものが考えられる:エチルパラベン、デヒドロ酢酸Na、ブチルパラベン、プロピルパラベン、メチルパラベン、エデト酸塩、安息香酸塩、パラベン、ジブチルヒドロキシトルエン、酢酸トコフェロール、ビタミンE 、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、EDTA、塩化セチルピリジニウム、ベンザルコニウムクロリド、ベンゼトニウムクロリド、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、塩酸クロルヘキシジン、o−フェニルフェノール、カテコール、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルクレゾール、クロルフェネシン、クロロブタノール、メチルクロロイソチアゾリオン、サリチル酸、サリチル酸Na、BHT、DMDMヒダントイン、臭化アルキルイソキノリニウム、臭化ドミフェン、ソルビン酸、ソルビン酸Na、チモール、チラム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸Na、トリクロサン、トリクロロカルバニリド、p−クロルフェノール、ハロカルバン、フェノール、BHA、ヘキサクロロフェン、没食子酸プロピル、メチルイソチアゾリオン、N,N”−メチレンビス[N’−(3−ヒドロキシメチル−2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル)ウレア]、ラウロイルサルコシンNa、レゾルシン等。
【0066】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される紫外線吸収剤の一例としては次のものが考えられる:オキシベンゾン−3、サリチル酸フェニル、シノキサート、パラアミノ安息香酸エチル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等。
【0067】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される痒み止めの一例としては次のものが考えられる:ジフェンヒドラミンHCl。
【0068】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される増粘剤の一例としては次のものが考えられる:ロジン、トラガント、クインシード、メチルセルローズ、PVP等。
【0069】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される保湿剤の一例としては次のものが考えられる:グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、多糖体(κ−カラギーナン、グルコマンナン、コンニャクマンナン、寒天オリゴ糖、各種フコイダン(U, F, G, モズク等)、ラフィノース、ムコ多糖、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、キチン、複合多糖、コロミン酸、リポ多糖、セルロース、デンプン、アミロペクチン等)、スクワラン、カンテンマンナン、コンニャクマンナン等。
【0070】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用される皮膜剤の一例としては次のものが考えられる:天然ゴムラテックス、シリコーン、ウレタン等。
【0071】
本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の製造に利用されるビタミンの一例としては次のものが考えられる:ビタミンA、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、レチノイン酸、チアミン塩酸塩、チアミン硝酸塩、リボフラビン、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、パントテン酸、塩酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシン、ジラウリン酸ピリドキシン、シアノコバラミン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸トコフェロール、葉酸、L−アスコルビン酸、ビタミンD2、ビタミンD3、エルゴシカルシフェロール、コレカルシフェロール、ビタミンE、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール等。
【0072】
本発明の深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水]を濃縮して得られる苦汁の微生物、動植物、魚介類、哺乳類等に対する一般的な効果としては、以下のような効果が認められる。1.水圏、土壌圏の好気性菌、通性菌の生育を促進する。2.有機物、荷電粒子の凝集作用を有する。3.浄化水中の食物連鎖を高める。4.水圏、土壌圏の植物、動物、魚類の生育促進作用を有する。5.飲料水をミネラルウォーターに変える。6.風呂水の鉱泉水化が起きる。皮膚への温泉効果が現れ、血流が盛んになり、湯冷めし難い。7.炊飯水に添加することによってふっくらと炊きあがり、炊き立て飯の味が2−3日間持続する。8.水産養殖池に添加する事によって、水質浄化、ウイルスの発生を抑制、ヘドロの発酵を抑制、藻類の発生を抑制等の効果を有する。養殖エビ、魚類の健全化、巨大化等の効果が現れる。また、ウイルスフリー(virus−free)の稚エビ、親エビの生産が可能となる(参考文献: E. Idaka et al., Application of aerated bio shelf purification to ponds and lakes, Research Report of Center for Cooperative Research, Gifu University, (2), 62−69 (1992), I. Horiuchi, E. Idaka et al., Water Treatment Method in Prawn Culture Ponds through Modern Technology, (Thailand−Japan Bilateral Seminar on Water Treatment Method in Prawn Culture Ponds through Modern Technology. Sept. 30. 1992. Eastern Hotel, Chantabuli, Thailand, Organized by Ministry of Agriculture and Cooperatives., Bank of Ayudhya.), I. Horiuchi, E. Idaka, S. Komura, Advanced biotechnical treatment of water in intensive prawn culture system, 19th Congress on Science and Technology of Thailand, 89p, (27−29, Oct., 1993, Dusit J. B. Hotel, Hat Yai, Songkhla))9.害虫の忌避効果を示す。10.活魚輸送の際噴霧(クルマエビ)、水に添加(魚介類)で長時間輸送可能。11.人畜屎尿の迅速処理、無臭化が可能。12.河川湖沼の汚染水の浄化が可能。13.水産加工廃水の凝集、微生物分解作用による浄化が可能。14.酵母・微生物の増殖を促進する。15.漬け物、みそ、醤油、納豆、アルコール類(アルコール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、紹興酒、テキーラ、どぶろく、ビール、発泡酒、果実酒)等の発酵を促進する。16.化粧水等に添加する事によって皮膚、毛根細胞の代謝活性化が計られる。17.ミネラルウォーター(ナチュラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーター、飲料水)の味覚を向上し、円やかなものにする。18.料理、食品、健康食品食品(インスタント食品、加工食品、生鮮食品、魚介類、野菜、乳児食品、離乳食、家禽用・家畜用・ペット・昆虫用食品)、健康食品(AHCC、EPA、DHA、SOD酵素、DNA核酸、亜鉛、アガリクス、アセロラ、アマチャズル、アミノ酸、アルファルファ、アロエ、アントシアニン、イチジク(無花果)、イチョウ葉エキス、イソフラボン、ウーロン茶、ウコン、ウラジロ、大麦若葉エキス、オリゴ糖、カイアポイモ、ガウクルア、カキ肉エキス、カキの葉、核酸、ガジュツ、カテキン、カモミール(カモマイル)、カリン、カルシウム、ガルシニア、カワラケツメイ、甘草、きび酢、キトサン、ギムネマ、キャッツクロー、グァバ茶、クコ、クマ笹、グルコサミン、グルコマンナン、黒ゴマ、黒砂糖、黒酢、黒大豆、クロレラ、桑の葉、ケール、ケフィア、ゲンノショウコ、玄米、高麗人参、ココア、米胚芽、コラーゲン、コンドロイチン、こんぶ、サイリウム、ザクロ、サフラン、サメの軟骨、山査子、しじみエキス、シソ、シベリアジンセン、ジュアール、シリマリン、深海鮫エキス、スギナ、スクアレン、スッポン、スピルリナ、西洋オトギリ草(セントジョーンズワート)、センナ、タウリン、タラの芽、鉄(ヘム鉄・非ヘム鉄)、田三七人参、田七人参、甜茶(てんちゃ)、天麻、冬虫夏草、ドクダミ、杜仲茶、納豆(菌)、納豆キナーゼ、日本山人参、乳酸菌、乳糖、ニンニク、根コンブ、ノコギリヤシエキス、梅肉エキス、ハチの子、はちみつ、ハトムギ、バナバ茶、ハブ茶、ビール酵母、ヒアルロン酸、ひじき、ビフィズス菌、姫マツタケ、ビワの葉、プアール茶、プエラリア、ふかひれ軟骨、ぶどうの種、プラセンタ、フラボノイド、ブルーベリー、プルーン、プロポリス、ペイチー茶、紅麹、紅人参、まいたけ、マカ、松の花粉、松葉エキス、マテ茶、ミツロウ、ムコ多糖類、紫イペ、めぐすりの木、免疫ミルク、木酢液、モロヘイヤ、もろみ酢、ヤツメウナギ、ヤーコン、ユズの種、ヨーグルトきのこ、ヨモギ、羅漢果、羅布麻茶、卵黄油、リコピン、リンゴ酢、ルイボス茶、ルテイン、霊芝、ローヤルゼリー)、ジュース、コーヒー、茶(紅茶、烏龍茶、昆布茶、笹茶、玉露、番茶、緑茶、鳩麦、大麦、柿、ドクダミ、レイシ、アガリクス、冬虫夏草、茸類、プーアール茶)、アルコール類(アルコール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、紹興酒、テキーラ、どぶろく、ビール、果実酒、発泡酒)、乳飲料及び、炭酸飲料に添加した場合その味覚を向上し、円やかなものにする。19.化粧水等に添加することによって、アトピー、エイズ、皮膚病、肩こり等の改善、シミ・そばかす・くすみ・ほくろの除去等に効果が現れる。
【0073】
本発明の化粧品に利用される、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁の比重(d)は1.01−1.65の範囲にある。円やかさ等の味覚は当該苦汁の比重(d)に大きく影響を受ける。以下に、苦汁の比重(d)と微生物、キノコのコロニーの生育速度(mm/day)との関係を示す。
【0074】
アガリクス・シルバチカス・シェファー(Agaricus silvaticus Shaeffer)のSMY(sucrose−malt extract−yeast extract)寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.4 (control), 0.5 (d=1.2), 0.55 (d=1.3), 0.62 (d=1.4)(単位 mm/day)。従って、苦汁の至適比重は1.4である。
【0075】
アガリクス・フィアルディー・ペグラー(Agaricus fiardii Pegler)のSMY寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.4 (control), 0.48 (d=1.2), 0.53 (d=1.3), 0.60 (d=1.4)(単位 mm/day)従って、苦汁の至適比重は1.4である。
【0076】
冬虫夏草(Cordyceps sinensis (Berkley) Saccardo)のSMY寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.26 (control), 0.30 (d=1.2), 0.35 (d=1.3), 0.40 (d=1.4)(単位 mm/day)従って、苦汁の至適比重は1.4である。
【0077】
アエロモナス・ハイドロフィラ・24B(Aeromonas hydrophila var. 24B)は発明者によって染色工場排水溝の汚泥中より単離・命名された微生物である。24B株のSMY寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.24 (control), 0.3 (d=1.2), 0.34 (d=1.3), 0.42 (d=1.4)(単位 mm/day)。従って、苦汁の至適比重は1.4である。(参考文献:E. Idaka et al., Degradation of azo compounds by Aeromonas hydrophila var. 24B, J. Soc. Dyers Colour. vol.94, 91−94 (1978))
【0078】
植物色素ゼブリニン(zebrinin)は発明者によって発見命名・構造決定されたアシル化アントシアニンである。pH6.5での、5日後の色素の安定性は以下の通りである:55%(control), 58%((d=1.2), 64%(d=1.3), 68%(d=1.4)。従って、苦汁の至適比重は1.4である。(参考文献:E. Idaka et al., Structure of zebrinin, a novel acylated anthocyanin isolated from Zebrina pendula, Tetrahedron Lett., vol.28 (17) 1901−1904 (1987))
【0079】
本発明の苦汁の至適pHをpH5−11の範囲で調べた。pH調整は鉱酸混合液(リン酸:硫酸(2:1))または、水酸化カルシウムを用いた。
アガリクス・シルバチカス・シェファー(Agaricus silvaticus Shaeffer)のSMY(sucrose−malt extract−yeast extract)寒天培地上におけるコロニーの生育速度は次に示すとおりである: 0.4 (control), 0.2 (pH5), 0.3 (pH6), 0.54 (pH6.5), 0.50 (pH7), 0.52 (pH7.8), 0.48 (pH8.5), 0.40 (pH9.2), 0.35 (pH10.2), 0.2 (pH11),(単位 mm/day)従って、苦汁の至適pHは6.5−8.5である。
【0080】
【実施例】
以下、実施例により本発明を説明する。
【実施例1】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。さらに、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンとする。このエマルジョンを既成のタイル(140 mm x 140 mm x8 mm)5枚に釉薬として塗布し、スぺーサー(70 mm x 25 mm x 10 mm)10枚を1組として井桁に組み上げ5段のマイナスイオン・放射線発生体として、焼き上げ一体の陶磁器とした。これらは放射能濃度は370Bq/g以下で、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(施行例第19条)、電離放射線障害防止規制(労働省第41号)で、いずれも対象外である。
【0081】
深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water: 地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]や、これらの水を逆浸透膜(reverse osmosis membrane)を通過させることによって得た純水、深層水を蒸留して得た純水(蒸留水)等、原水(深層水)や稀釈に用いた水はいずれも発生体に直接または間接的に浸漬したもの(構造化深層水、構造化濃縮深層水、構造化蒸留水、構造化純水)を使用した。
【0082】
浸漬した水の放射線量を測定したところ、BG(Back Ground)と同様で、いずれも観測されなかった。水のクラスターの微細化は17O−NMR の半値幅が 100−140 Hz から 40−60 Hz に低下することによって認められる。また、 IR スペクトルで、1800−600 cm−1 近辺に広幅吸収帯が認められ、クラスター形成が認められる。水の味覚は非常にまろやかなものに変化していた。24時間および、1年間常温放置下後一般細菌、大腸菌群等の検出テストを行った:一般細菌:0個/ml、大腸菌群:不検出。蒸留水を発生体処理したもので、レタス(Lactuca sativa Paruke)の発芽試験を行ったところ、無処理のものに比較して発芽が促進された。その後の、生育にも顕著な差がみられた。苦汁を発生体処理したもので、アトピー患者の皮膚に噴霧したところ、アトピーが速やかに軽減した。水のクラスターの 微細化によって、水そのものの生物活性が高められているものと推定される。以下の実施例では、原水(深層水、湧水、地下水等)、純水、蒸留水、イオン交換水、膜浸透水、稀釈水、濃縮水等は発生体に24時間浸漬したものを使用した。
【0083】
【実施例2】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中にマスカラブラシを浸漬し、構造化微量要素をブラシ部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化マスカラブラシ部分のマイナスイオン発生量は3000−8000個/cm3程度である。ブラシ部分を構造化することによって、睫毛のプラスイオンが除去され睫毛の整形がスムーズになされる。また、睫毛の形が長時間持続する。
【0084】
【実施例3】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中にメイクアップブラシを浸漬し、構造化微量要素をブラシ部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化メイクアップブラシ部分のマイナスイオン発生量は3000−12000個/cm3程度である。ブラシ部分を構造化することによって、肌のプラスイオンが除去され肌に化粧品がスムーズに塗り込むことができる。また、肌への化粧品の定着が長時間持続する。
【0085】
【実施例4】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中にスポンジを浸漬し、構造化微量要素をスポンジ部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化スポンジ部分のマイナスイオン発生量は3000−8000個/cm3程度である。スポンジ部分を構造化することによって、肌のプラスイオンが除去され肌に化粧品がスムーズに塗り込むことができる。また、肌への化粧品の定着が長時間持続する。さらに、化粧を落とすときに、マイナスイオン効果によって容易に落とせる。
【0086】
【実施例5】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(リン酸、クエン酸)3%の混合液を1000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水中に繊維・不織布・膜を浸漬し、構造化微量要素を繊維・不織布・膜部分に配位した。本配位を脱離するには強酸性にする必要がある。本構造化繊維・不織布・膜部分のマイナスイオン発生量は6000−16000個/cm3程度である。繊維・不織布・膜部分を構造化することによって、様々なマイナスイオン効果が強く現れる。繊維・不織布・膜は様々な形態に加工することができる。例えば、ブラジャー、ロングラインブラ、ウェストニッパー、ガードル、ハンカチ、サンダル、靴、ストッキング、ぞうきん、パンツ、ズボン、シャツ、手袋、バンド、ベルト、パンティーストッキング、めがね拭き用布、おしぼり、寝具、枕、パジャマ、スカート、ショーツ、コーディネート、マタニティーインナー、サニタリーショーツ、ランジェリー、Tシャツ、トランクス、ストッキング、リストバンド、サポーター、レッグウォーマー、ガーターベルト、スパッツ、トレーニングパンツ、ひざあて、タイツ、タンポン、生理用品、ボディーフィット、コンドーム、綿、絆創膏、ビニールテープ、紐、帯、着物、肌着、下着、上着、スーツ、ジャケット、ベスト、ドレス、ブルゾン、ジャケット、カットソー、ボトムス、ジーニング、コート、ブラウス、サンダル、めがね、時計、リング、ネックレス、ピアス、イアリング、数珠、レイングッズ、傘、ネクタイ、マフラー、イヤホン、携帯電話、財布、バッグ、ポーチ、鞄、ロープ、椅子、机、家具、化粧道具、化粧品、玩具、乳児用具、乳児用衣服、風呂用具、紙、トイレットペーパー、サニタリー用具、介護用具、台所用具、サランラップ、カーペット、家庭用品、工業用品、レジャー用品、ゴルフ道具、スポーツ用品、エアロピック用品、アスレチック用品等人間・愛玩用動物/魚/昆虫の生活・環境・美容・健康に必要なものに遍く利用可能である。繊維に金箔、金糸等を織り込むことも可能である。その際、マイナスイオン効果は20−60%増加する。銀/プラチナ/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銅/モリブデン/レニウム/ジルコニウム/ルテニウム/イリジウム/亜鉛/ニッケル/オスミウム/チタン/ニオブ/アルミニウム/マンガン/バナジウム等の各種レアメタル類を箔、粒子、ゲル、ゾル、ミセル、糸、繊維等として織り込んだり、付着・吸着・配位・結合することも可能である。その際、マイナスイオン効果は20−60%増加する。稀土鉱石、長石、トルマリン等の鉱石を織り込んだり、付着・吸着・配位・結合することも可能である。その際、マイナスイオン効果は20−1000%増加する。繊維・不織布・膜等製造工程において、洗浄・糊付け工程等いかなる工程にも本構造化濃縮深層水を添加処理することが可能である。その際、洗浄液、糊に添加することができる。また、単独で、本構造化濃縮深層水処理工程を設定することができる。本処理がなされた繊維・不織布・膜等は、皮膚に対して殺菌・洗浄・浄化・防臭作用を有する。肌着では、汗の臭い成分を代謝し肌における嫌気性発酵を阻害し防臭効果を示す。生理用品、おむつ等では、おりものや、排出物の嫌気性発酵を阻害し腐敗を防ぎ、防臭効果を示す。毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料の物質構成は、紙(セルロース、コウゾ、多糖体、アミノ酸、オリゴ糖、タンニン、リグニン)、天然繊維(麻、綿、アンゴラ、羽毛、カシミア、絹)、ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、EPM, EPDM, NBR, CR, CSM,Urethane, 多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、EVA, CHR, etc.)、皮革(牛、駝鳥、豚、爬虫類(ワニ、トカゲ、カメレオン、ヘビ)、鮫、エイ、アザラシ、セイウチ、鹿、熊、サイ、象、狐、狸、馬)、合成繊維(アクリル、ポリエステル、ビニロン、テトロン、ナイロン、ウレタン、ゴアテックス)、合成樹脂(ウレタン、ナイロン、テフロン、ビニロン、ルーロン、ポリスチレン、PE, PP, アクリル、塩化ビニル樹脂、PVA, PVAc, ポリスチレン、ABS, PA, POM, PTFE, CA, TPX, EVA, PU, PETP, PF, MF, FF, EP, UP, DAP, etc.)、象牙、甲殻類、亀、珊瑚、ガラス、鉱物、琥珀、水晶等種々可能である。
【0087】
【実施例6】
深層水を濃縮して得られる苦汁(主成分:微量要素)3%、酸(鉱酸、クエン酸)3%の混合液を1000−10000倍稀釈とした。本構造化濃縮深層水をpH 4−13 に調整しパーマ液とした。パーマ(perm, permanent wave)は、ポリペプチド中のシスチン/システイン(cystine/cysteine, CT/Cys)に起因する酸化還元反応(2SH→S−S)や水素結合、ファンデルワールス力の切断・再結合を利用したものである。1液として還元剤チオグリコール酸/ジチオグリコール酸(max. 7%/4%、アンモニウム塩/モノエタノールアミン塩、TGA(thioglycolic acid)/DTGA(dithioglycolic acid))、CT/Cys、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、重炭酸アンモニウム、ケラチン(moisture effect)、ムコ多糖、キチン、エデト酸塩、セタノール、ラウリル硫酸塩、パラベン、アミノ変性シリコン、抗炎症剤等を含む(pH9−10)。その他、還元剤としてアセチルシステイン、システアミン、チオ乳酸が使用される。2液として酸化剤臭素酸カリウム/臭素酸ナトリウム(2−5%/6−10%)、過酸化水素、ホルムアルデヒド、ベタイン、微粒子シリコン等を含む。酸性剤としてカルボン酸(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等)が使用される。構造化微量要素はポリペプチドに配位しポリペプチドの構造水となり、S−S結合のΔG°を下げ、解裂を容易にする。その結果、還元剤が弱くても解裂が起こり、毛髪頭皮への炎症が軽減され、疲労感、肩凝り等脳波(β波、δ波)への影響も軽減される。また、構造化微量要素によって、作業者の手荒れが抑制される。
【0088】
【実施例7】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンをOA室の内装壁面に塗布したところ、目の疲れ、ストレス感が緩和された。病室の内装壁面に塗布したところ、MRSAの発生を抑制することができた。新築家屋壁面に塗布したところ、ホルマリン発生に起因するシックハウス症候群が解消した。室内壁面に塗布することによって、たばこの紫煙が分解されにおいが低減する。さらに、壁面のタール付着による汚れが低減する。
【0089】
【実施例8】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを居室壁面に塗布し、加湿器で40%以上に湿度を保つことによって、花粉症の発現が抑止される。加湿水として、海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁を添加することによってさらに花粉症抑止効果は高められる。
【0090】
【実施例9】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンをOA機器ケース、家具表面に塗布することによって室内のマイナスイオン量を漸増することができる。また、消臭効果、シックハウス症候群、花粉症の軽減効果もあった。
【0091】
【実施例10】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを生ゴミ処理機壁面に塗布することによってマイナスイオン量を増加し、好気性微生物(枯草菌、放線菌、光栄養細菌等)の成育環境を改善し、増殖を促進し、さらに、微生物器材の補給を必要としない生ゴミのゼロエミッション処理を実現する。この際、濃縮深層水の補給も生ゴミの堆肥化およびゼロエミッション処理を改善する。また、生ゴミ処理機の排気部分にハニカム構造体として塗布、あるいは多孔質ボール状担体として塗布することによって排気の脱臭を行うことができる。実施例1の水性アクリル樹脂塗料を寝室内壁に塗布することによって、就寝中に呼気中にマイナスイオンを取り込むことによって人や家畜の免疫作用の向上を図り、健全な生活を営むことを可能にする。稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンとする。本エマルジョンを基材として生ゴミ処理機に定期的に添加することによって微生物活性を高めることができた。セルラーゼ等の酵素を本エマルジョンに添加することによってさらに生ゴミ処理効率を高めることができる。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。
【0092】
【実施例11】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを生鮮食品、生鮮肉魚介類、発酵食品、医薬品、化粧品、飲料、農薬、紙類、古文書、繊維類、OA機器、IT部品等、その鮮度や品質の保持を必要とする倉庫、パレット、ボックス、コンテナー、昆虫飼育箱、製氷器・冷蔵庫・洗濯機・ドライヤー・家電製品、トラック荷台、水槽、梱包紙、保管箱等の壁面に塗布することによってその内部に収容した物質の鮮度や品質を長期にわたって保持し、養生することができる。外界からの静電気耐電防止、磁気遮蔽、ガス遮蔽、臭気遮蔽、微生物・カビ遮蔽、電波遮蔽効果等を示す。
【0093】
【実施例12】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンを、インクジェットプリンターのインク溶媒系統(インク収納容器、ノズル、インク収納容器を収納する容器の内部および/または、外部等)に塗布・装着することによって、インクの溶媒分子間の化学結合、イオン結合、ファンデルワールス力(van der Waals’s force)等を切断、励起、再結合し溶媒のクラスターを極限まで微細化する。このことによって、ノズルから噴出・噴射する液滴の微細化を図ることが可能となった。インク溶媒系統への装着については、水性アクリル樹脂塗料の形態である必要はなく苦汁と稀土鉱石、トルマリン及び、長石等の混合微粉末が塗布・付着できればいかなる形態でも可能である。インク溶媒中に苦汁を添加することもクラスターの微細化に貢献する。苦汁の添加によって、色素のスタッキング(stacking)による安定化(stabilization)がもたらされ、耐光性・耐候性が向上する。
【0094】
【実施例13】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョンをたばこのフィルター、巻紙等に塗布した場合、ニコチン、タール等が吸着され、たばこの味がマイルドなものに改変された。また、包装箱に塗布することによってたばこの香り鮮度保持が可能となった。
【0095】
【実施例14】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌して塗料(エマルジョン)を得る。得られたエマルジョンを湿式または、乾式で繊維、不織布、ポリマースポンジ、絆創膏等に塗布、付着させた。これらの繊維、不織布、ポリマースポンジ、絆創膏等は、マイナスイオン効果、鮮度保持効果、水質浄化作用、土壌活性作用、酵素活性化効果、消臭効果、微生物活性化効果、防かび効果、妨壁蝨効果、害虫忌避効果、ホルマリン・アルコール等化学物質分解反応促進効果、細胞活性化効果等を示す。
【0096】
【実施例15】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を絆創膏に塗布・装着することによって、医薬品、健康用具、化粧品として、身体に装着することができる。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。肩こり、肥満、メニエール病(Meniere)、アレルギー、花粉症、腰痛、打ち身、捻挫、痛風等、痛み、炎症、膿、悪血等々の身体部位に付着・装着することによって、血行、細胞活性、トリカルボン酸サイクル(TCA cycle)等が活性化され種々症状が治癒・改善される。インドメタシン、アミグダリン等の経皮消炎・鎮痛作用のある医薬品・化合物を混合することも消炎作用を高めるために有効であった。付着・装着する形状は、絆創膏形状のみならず、スプレー、繊維、不織布、ポリマースポンジ、ポリマーゲルの形状とすることも可能である。肥満部位・肥満抑制経絡に不織布、繊維の形状で装着することによって、脂肪細胞のクラスターを微細化し、酵素燃焼活性を高めることができる。花粉症関連経絡(医聾、翳風、後聴宮、後聡、身柱、神道、霊台、天突等)に装着することによって免疫活性が制御され症状が軽減する。メニエール病も蝸牛症状、めまい発作が軽減する。背骨、目下の浮腫も緩解する。不織布、ポリマースポンジの形状にして口中に含むことによって、食べ物の口臭、アルコール飲料の臭い等が軽減される。海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁溶液を飲用することによってもTCAサイクルは活性化されアルコール分解が促進される。
【0097】
【実施例16】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を攪拌棒、スプーン、食器、カード等に塗布・装填することによって、これら器具で攪拌した、コーヒー、ジュース、スープ、飲料、食品等は水分や、香気成分が構造変化し、味覚がマイルドな味に改変される。
【0098】
【実施例17】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液をボールペンのインク装填部分に塗布・装着することによってインクのクラスターが微細化し、円滑にインクが供給され、長期保存においても、インク劣化、寸断が改善される。記録インクの装填・供給配管部分に本塗料を装着することによって円滑供給、長期品質安定が可能となる。ガスライターの保存容器、供給配管部分に本塗料を装着することによって、燃焼効率の向上、円滑供給、長期品質安定が可能となる。プロパンガスの燃料供給装置、配管部分に本塗料を装着することによって、燃焼効率の向上、凍結等に対する円滑供給、長期品質安定が可能となる。クラスター微細化によってガスの結晶化エネルギー(ファンデルワールス力)が低減され凍結がしにくくなる。
【0099】
【実施例18】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌して塗料(エマルジョン)を得る。得られたエマルジョン混合液をスピーカー周辺、マイク周辺部に塗布・装着することによって近隣の気層・水層分子構造変化をもたらし、分子振動特性を改善し、音質を改善する効果を有する。
【0100】
【実施例19】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を紙や繊維、不織布に添加することによって、シミ等の防虫効果と、耐久性を増すことが可能となる。
糊に添加することによって同様に、シミ等の防虫効果と、耐久性を増すことが可能となる。マイナスイオン効果でシミが寄りつかなくなる。
【0101】
【実施例20】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を女性用生理用品、ペット用品に塗布・配合・装着することによって、防臭効果、防黴効果、防菌効果が得られた。苦汁に含まれる微量要素(micronutrients)等は、嫌気性菌の生育を阻害し、関連部位を清潔・新鮮に保つ。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。粉砕は、湿式・乾式いずれでも可能である。
【0102】
【実施例21】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液をコンドームに塗布・付着・配合させた場合、海綿体(ペニス)の血流を活性化し、膨張させ、持続させる。稀土鉱石、トルマリン、長石、苦汁等の混合比率はいずれの場合も、任意の比率で混合することが可能である。
【0103】
【実施例22】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌して塗料(エマルジョン)を得る。得られたエマルジョン混合液をビール瓶、缶ビール容器、醤油容器、ペットボトル容器、レトルトパック容器、試薬瓶に塗布・装着することによって水、油、食品等内容物のクラスターを微少に変化させ、おいしい味覚に改変・保持・鮮度保持することが可能となった。塗布の形態は、ラベルとして装着することも、あらゆる装着の形態が可能である。
【0104】
【実施例23】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。混合液を攪拌機で攪拌してエマルジョンを得る。得られたエマルジョン混合液を帽子、ヘアーバンド等の形状の繊維、不織布、樹脂等に塗布・配位・装着することによって、頭皮の色素再生産能力、頭髪生産能力を活性化し、禿の改善、白髪の改善効果が認められた。頭痛、目眩も軽減する。
【0105】
【実施例24】
競泳用水着・船舶等に本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を塗布・付着・配位することによって、競泳用水着・船舶等の水の抵抗を除去することができる。水泳の際、競泳者は水の流体抵抗を受ける。その中、本発明の塗料は、水との水素結合・ファンデルワールス力を切断することによって、これらの抵抗を排除する。船舶船底においても同様に水との水素結合・ファンデルワールス力を切断することによって、これらの抵抗を排除する。
【0106】
【実施例25】
稀土鉱石2.5Kg、トルマリン2.5Kg、長石5Kgを10Kg湿式ボールミルで240時間擦って粒子径2ミクロン以下に破砕する。得られたエマルジョンに海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁3%を添加する。得られた、混合液を攪拌機で攪拌して塗料(釉薬)を得る。バッテリ−容器自体または、バッテリー収納容器の内部または/および、外部に塗布・付着させることによって、バッテリー内の溶媒分子間の化学結合(共有結合、イオン結合、水素結合)、ファンデルワールス力(van der Waals force)等を切断、励起、再結合し溶媒のクラスターを極限まで微細化する。このことによって、溶媒の化学反応の低温特性が改善され、−50〜−70℃の温度域でバッテリーは作動することが可能となった。寒冷地でのバッテリー収納容器として使用可能である。
【0107】
電子機器(電池、電子回路)周辺に本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を塗布・付着・配位することによって、電子機器(電池、電子回路)の低温特性を−50〜−70℃の温度域まで作動可能なものに改善される。カメラ、携帯電話、デジタルカメラ、PC(personal computer)、携帯用CD、携帯ラジオ、ガスライター、電子ライター、GPS、魚群探知機、地雷探知機、懐中電灯等の低温特性が改善され、−50〜−70℃の温度域で作動可能となった。
【0108】
寒冷地で使用する器具・機器のハンドル・握り部分(grip)、接雪部分、凍結部分、防寒衣服等に本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を塗布・付着・配位することによって、器具・機器の低温特性を−50〜−70℃の温度域まで操作可能なものに改善される。寒冷地で人間の生活環境で利用される器具・機器等の低温特性が改善され、−50〜−70℃の温度域で操作可能となった。ここでいう器具・機器の一例としては、冬季スポーツ用具(アイスホッケー用具、アイススケート用具、スキー用ストックのグリップ、スキー板、スノーボート)スノータイヤ、バックミラー裏面、鏡裏面、時計、ディーゼル原動機・易凍結部分、防寒靴底の表裏、凍結道路面、路面のライン・文字用塗装、屋根、ドアーノブ、銃台座・グリップ、軍靴、等がある。スノータイヤへの配合によって、低温特性が改善され、低μ路面でのグリップ力が維持される。軍靴では、凍傷防止、スリップ防止、水虫防止、消臭効果が認められる。本発明の苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石の混合物を靴下、靴中敷に配合・配位・吸着することによって凍傷防止、水虫防止等の効果が同様に得られる。
本文中で、「/」は「および/または」を意味する。また、「%」は特に記載がなき場合は「重量%」を意味する。
【0109】
【発明の効果】
都市における人間環境は、様々な機器・化学薬品が、エネルギーを消費し、イオンバランスが偏りがちである。本発明の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料は、深層水[海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水(deep sea water)、湧昇(upwelling)海水または、深層水(deep layer water: 地下陸水で、古代に陸封されたもの、または、深層海水が地下深層部に地層を通して侵入した海水)]を濃縮して得られる苦汁(bittern)に含まれる多様なミネラル成分(微量要素)を微弱なマイナスイオン・放射線発生体で微細クラスター化(構造化)し、人間環境にマイナスイオンの供給を行うものである。その効果は、殺菌、洗浄、浄化、防臭、鮮度保持、脳波へのストレス軽減、花粉症軽減等様々な形で発現する。
Claims (26)
- 苦汁/稀土鉱石/トルマリン/長石とよりなるマイナスイオン・放射線発生体。
- 発生体中の苦汁成分0−30重量%に対して、稀土鉱石0−100重量%、トルマリン0−30重量%、長石0−70重量%である請求項1記載のマイナスイオン・放射線発生体。
- 請求項2記載のマイナスイオン・放射線発生体の微粉末を釉薬または、塗料として井桁状に組み上げたタイルの表裏に塗布し焼き上げた陶磁器の形状をしたマイナスイオン・放射線発生体。
- 苦汁と酸/塩基/塩とよりなる構造水を浸潤・塗布・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 構造水中の苦汁成分量が0−100重量%、酸/塩基/塩0−5重量%である請求項4記載の構造水を浸潤・塗布・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁成分量が0−100重量%、酸/塩基/塩0−5重量%、稀土鉱石0−100重量%、トルマリン0−30重量%、長石0−70重量%である請求項6記載の粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を塗布・配合・配位した毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁成分量が0−100重量%、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔繊維量0−50重量%である請求項4〜8記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したマスカラブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位したメイクアップブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したブラシの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位した鞄・靴・財布、ベルトの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位したコンドーム・生理用品・おむつ・ガーゼ、おしぼりの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位した絆創膏の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した寝具・枕・シーツ・毛布の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を浸潤・塗布・配位したカーテン・壁紙・床材・天井材・断熱材・内装品・外装品の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩を塗布・配位した家具・椅子・ソファーの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を塗布・配合・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩、金/白金/パラジウム/イットリウム/ロジウム/銀/ジルコニウム/ルビジウムの各粒子・箔・繊維を浸潤・塗布・配合・配位した鞄・靴・財布・ベルトの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した衣服・帽子・下着・肌着・靴下・手袋・ハンカチ・上着・ズボン・スカートの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した寝具・布団・枕・シーツ・毛布の製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 苦汁と酸/塩基/塩、稀土鉱石、トルマリンおよび、長石とよりなる粉末を浸潤・塗布・吸着・配位した絆創膏、おしぼりの製造に利用される毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 請求項1、2および、3記載のマイナスイオン・放射線発生体と、直接的および/または、間接的に接触したことを特徴とする、請求項4〜24記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
- 海面下200メートル以上の深海から取水した深層海水、湧昇海水または、深層水を濃縮して得られる苦汁を利用して製造される請求項1、2および、3記載のマイナスイオン・放射線発生体および、請求項4〜25記載の毛、綿、繊維、不織布、膜、木材、合板又は、パーチクルボードよりなる材料。
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