JP2004155294A - 車両用空調装置 - Google Patents

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孝佳 松岡
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Abstract

【課題】エアコンカット要求があった場合に、エアコンカット要求を満たしつつ、電気部品を効果的に冷却する。
【解決手段】コンプレッサ31から圧送された冷媒がエバポレータ34と車両コントローラ72とにそれぞれ流れるように冷媒回路を形成する。車両コントローラ72の温度をIPM温度センサ73で検出し、エアコンカット要求が出力された場合に、この温度検出値TIPMが所定値Tc以上のときはコンプレッサ31を通常回転数よりも低い所定回転数Nc1で駆動し、温度検出値TIPMが所定値Tc未満のときはコンプレッサ31を停止するように電動モータ31aを制御する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調用冷媒によりモータ駆動用インバータ回路などの電気部品を冷却するようにした車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調用冷媒を走行モータ駆動用インバータ回路の冷却に用いるようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。これによるとコンプレッサ、コンデンサ、膨張弁、エバポレータを順次接続してなる冷凍サイクルに、エバポレータと並列に走行モータ駆動用インバータ回路を接続し、膨張弁の開度に応じてエバポレータとインバータ回路にそれぞれ冷媒を分配し、インバータ回路に冷媒を貫流させるようにしている。
【0003】
この種の空調装置では、車両加速時やエンジン始動時等の高負荷時に、エンジン負荷を軽減するためにコンプレッサを停止する、いわゆるエアコンカットが行われている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−309506号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1記載の装置において、車両加速時やエンジン始動時にエアコンカット要求があると、コンプレッサが停止する。そのため、インバータ回路への冷媒の流れが停止し、インバータ回路を冷却することができない。また、エアコンカット後、しばらくの間はコンプレッサの吸入圧力と吐出圧力に圧力差が残るため、コンプレッサの再起動に高トルクが必要となり、コンプレッサを短時間で再起動することが難しい。その結果、インバータ回路の冷却性が一層悪化する。
【0006】
本発明は、エアコンカット要求があった場合に、エアコンカット要求を満たしつつ、インバータ回路等の電気部品を効果的に冷却することができる車両用空調装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による車両用空調装置は、電動モータにより駆動されるコンプレッサと、コンプレッサにより圧送された冷媒を、吸熱器としてのエバポレータと所定の電気部品とにそれぞれ並列に導くように形成した冷媒回路と、所定の条件でエアコンカット指令を出力する指令手段と、指令手段によりエアコンカット指令が出力されたとき、コンプレッサ駆動トルクがコレッサの再起動を可能とする所定トルクより低いときはコンプレッサを停止し、コンプレッサ駆動トルクが所定トルク以上のときはコンプレッサを通常よりも低回転で駆動するコンプレッサ制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による車両用空調装置は、電動モータにより駆動されるコンプレッサと、コンプレッサにより圧送された冷媒を、吸熱器としてのエバポレータと所定の電気部品とにそれぞれ並列に導くように形成した冷凍サイクルと、所定の条件でエアコンカット指令を出力する指令手段と、電気部品の温度を検出する温度検出手段と、指令手段によりエアコンカット指令が出力されたとき、電気部品が耐熱温度を超えないように、温度検出手段により検出された電気部品の温度に応じてコンプレッサを制御するコンプレッサ制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、エバポレータと所定の電気部品とにそれぞれ並列に冷媒が流れるように回路を形成し、エアコンカット指令が出力されたとき、コンプレッサ駆動トルクが所定トルク以上であれば、短時間でのコンプレッサの再起動が難しいため、コンプレッサを停止せずに、低回転で駆動するようにした。また、冷媒により冷却される電気部品の温度が耐熱温度を超えないように電気部品の温度に応じてコンプレッサを制御するようにした。これによりエアコンカット要求を満たしつつ、電気部品を効果的に冷却することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる車両用空調装置の概略構成を示す図である。なお、本発明は、例えばエンジンと走行モータの両方またはエンジンのみにより車両を走行駆動するハイブリッド車両に適用する。
【0010】
コンプレッサ31はエンジンルームに配置された電動コンプレッサである。エンジン201にはモータジェネレータ205が設けられ、モータジェネレータ205で発電された電力は車両コントローラ72を介してバッテリ37に蓄電される。モータジェネレータ205からの電力、またはバッテリ37からの電力の少なくとも一方は、車両コントローラ72およびコンプレッサ用インバータ35を介して電動モータ31aに供給され、コンプレッサ31を駆動する。
【0011】
コンプレッサ31、コンデンサ32、膨張弁33、エバポレータ34は周知の冷凍サイクルを形成する。すなわち、コンプレッサ31で圧縮された冷媒は、コンデンサ32で外気と熱交換されて放熱された後、膨張弁33で膨張される。そして、エバポレータ34でダクト39内の空気と熱交換されて吸熱され、コンプレッサ31に戻る。さらに、本実施の形態では、コンデンサ32と膨張弁33の間に電磁弁71が接続され、電磁弁71と膨張弁33とエバポレータ34に対して並列に膨張弁70、車両コントローラ72、インバータ35が接続されている。なお、車両コントローラ72とインバータ35は配管やケーシング壁を介し冷媒と接するように配置されている。
【0012】
電磁弁71は後述する制御装置43からの制御信号により開閉される。電磁弁71が開放されると、コンデンサ32を通過した冷媒は分岐点76で分岐し、それぞれ膨張弁70、車両コントローラ72、インバータ35、および電磁弁71、膨張弁33、エバポレータ34を通過した後、合流点77で合流し、コンプレッサ31に戻る。電磁弁71が閉鎖されると、コンデンサ32を通過した冷媒は全て膨張弁70、車両コントローラ72、インバータ35を通過する。このように車両コントローラ72とインバータ35(これらを電気部品と呼ぶ)を低温低圧の冷媒が貫流し、電気部品が冷却される。
【0013】
コンデンサ32は車室外のエンジンルームに設けられ、モータファン(不図示)の駆動によってコンデンサ32に冷却風が送風される。エンジン201で加熱されたエンジン冷却水は配管203を介してヒータコア202に導かれる。なお、図示は省略するがエンジン201にはラジエータが接続され、このラジエータでエンジン冷却水が放熱する。エバポレータ34とヒータコア202は空調ダクト39の内側に配置される。
【0014】
空調ダクト39の入口にはブロアファン38が設けられている。ブロアファン38はブロアモータ44により駆動される。ブロアファン38が駆動すると、内外気切換ドア42を介してダクト39内に内気または外気が吸い込まれ、エバポレータ34を通過して冷却される。この冷却空気は、エアミックスドア45の開度に応じた割合でヒータコア202を通過またはバイパスする。ヒータコア202を通過して加熱された空気とヒータコア202をバイパスした空気は、エアミックスチャンバ46で混合された後、ベント吹出口51(センターベント51,51cおよびサイドベント51a,51d)、フット吹出口52、デフロスタ吹出口53などから車室内に向かって吹き出される。各吹出口51〜53に設けられたドア54〜56は空調モードに応じてそれぞれ開閉する。
【0015】
車室内の空調設定パネル79には、乗員の操作によって車室内の目標温度Tptcを設定する室温設定器64と、空調モードを設定するモードスイッチ65と、ブロアファン38の駆動速度を設定するファンスイッチ66と、エアコンのオンオフを指令するエアコンスイッチなどが設けられ、これらからの信号は制御装置43に入力される。さらに制御装置43には、日射量Qsunを検出する日射量センサ61、外気温Tambを検出する外気温センサ62、車室内温度Tinを検出する室温センサ63、エバポレータ直後の吹出空気温度Toutを検出する空気温センサ67、エンジン冷却水温Twを検出する水温センサ204、コンデンサ32を通過した冷媒圧力Pdを検出する圧力センサ75からの信号がそれぞれ入力される。
【0016】
車両コントローラ72にはIPM(Intelligent Power Module)、すなわちIGBTモジュールと駆動回路や保護回路を一体となった素子の温度(IPM温度TIPM)を検出するIPM温度センサ73と、走行時の電流値を検出する電流センサ74が設けられている。車両コントローラ72は、IPM温度センサ73からの信号を制御装置43に出力するとともに、電流センサ74からの信号に基づいてモータジェネレータ205の作動を制御する。なお、車両コントローラ72は後述するようにエアコンカットの有無を判定し、制御装置43にエアコンカット要求を出力する。
【0017】
バッテリコントローラ206には、電力残量を検出する電力残量センサ(不図示)やバッテリ37の温度を検出するバッテリ温度センサ69からの信号が入力される。バッテリコントローラ206は、バッテリSOP値やバッテリ温度に関する情報を制御装置43に出力するとともに、バッテリSOP値やバッテリ温度を所定の状態に制御する。また、コンプレッサ用インバータ35は、コンプレッサ31の実回転数Nc、モータ駆動電圧、モータ駆動電流Iac、エラーの有無等の情報を制御装置43に出力する。
【0018】
制御装置43はこれらからの入力信号に基づいて所定の処理を実行する。これによりコンプレッサ31、ブロアファン38、内外気切換ドア42、エアミックスドア45、および各吹出口のドア54〜56の駆動をそれぞれ制御する。具体的には、検出された日射量Qsun、外気温Tamb、車室内温度Tin、設定温度Tptc、吹出空気温度Toutなどから目標吹出温度を演算し、この目標吹出温度に応じてブロアファン38、内外気切換ドア42、エアミックスドア45、吹出口ドア54〜56の駆動をそれぞれ制御する。これにより車内温度Tinが設定温度Tptcに制御される。
【0019】
また、制御装置43は、IPM温度TIPM、冷媒圧力Pd、モータ駆動電流Iac、外気温Tamb、吹出空気温度Toutなどに応じてインバータ35および電磁弁71に制御信号を出力し、コンプレッサ31の駆動および電磁弁71の開閉を制御する。
【0020】
図2〜4は、制御装置43で実行される処理の一例、とくにコンプレッサ31の駆動制御および電磁弁71の開閉制御に係わる処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは例えばエアコンスイッチのオンによってスタートする。なお、初期状態で電磁弁71は開放している。まず、図2のステップS201で車両コントローラ72またはバッテリコントローラ206からエアコンカット要求が出力されたか否かを判定する。
【0021】
エアコンカットは、例えばエンジン201に高負荷が作用するときにエンジン負荷を軽減するため、あるいはバッテリ37の電力不足を解消するために必要となる。車両コントローラ72からは以下の▲1▼〜▲3▼の場合にエアコンカット要求が出力され、バッテリコントローラ206からは以下の▲4▼の場合にエアコンカット要求が出力される。
▲1▼エンジン始動時(セルモータ駆動用リレーオン時またはモータジェネレータ205によるエンジンオン時)
▲2▼車両加速時(アクセルペダルの踏込量が所定の踏み込み量を超えたとき)
▲3▼車両加速時(エンジン回転数が所定の回転数を超えたとき)
▲4▼電力残量センサにより検出されたバッテリ残量が所定量以下のとき
【0022】
これら▲1▼〜▲4▼の条件で出力されたエアコンカット要求は、以下の場合にそれぞれ解除される。
▲1▼エンジンが完全に始動したとき
▲2▼アクセルペダルの踏み込み量が所定の踏み込み量以下に減少したとき、またはエアコンカット要求出力後、所定時間(数秒程度)を経過したとき
▲3▼エンジン回転数が所定回転数以下に低下したとき
▲4▼バッテリ残量がほぼ満タンに回復したとき
【0023】
ステップS201でエアコンカット要求なしと判定されるとステップS210に進み、図3,4のエアコンカット制御をしていたか否かを判定する。ステップS210が肯定されるとステップS211に進み、否定されるとリターンする。ステップS211では、インバータ35に所定の制御信号を出力し、コンプレッサ31の回転数を、後述する処理(ステップS209)によりメモリに記憶されたエアコンカット制御前の回転数に戻すようにモータ31aを駆動制御する。
【0024】
ステップS201でエアコンカット要求ありと判定されるとステップS202に進む。ステップS202ではIPM温度センサ73により検出されたIPM温度TIPMを車両コントローラ72からの信号により読み込み、ステップS203で圧力センサ75により検出された冷媒圧力Pdを読み込み、ステップS204でインバータ35からの信号によりモータ駆動電流Iacを読み込む。さらに、ステップS205で外気温センサ62により検出された外気温Tambを読み込み、ステップS206で空気温センサ67により検出された吹出空気温度Toutを読み込み、ステップS207でインバータ35からの信号によりコンプレッサ31の実回転数Ncを読み込む。
【0025】
次いで、ステップS208でエアコンカット要求があった直後か否かを判定する。ステップS208が肯定されるとステップS209に進み、ステップS207で読み込んだコンプレッサ回転数Nc(通常回転数)をメモリに記憶する。ステップS208が否定されるとステップS209をパスして図3のステップS301に進む。ステップS301ではステップS202〜ステップ204で読み込んだIPM温度TIPM、冷媒圧力Pd、モータ駆動電流Iacを予め定めた図示のマップにあてはめる。
【0026】
ここで、ステップS301のTcは車両コントローラ72の目標冷却温度であり、例えば70℃に設定される。TIPM≦Tc(領域B)ならば車両コントローラ72が十分に冷却された状態であり、TIPM>Tc(領域A、B’)ならば車両コントローラ72の冷却が不十分な状態である。
【0027】
また、αはコンプレッサ31の再起動を許容する駆動トルクに相当する。コンプレッサ停止後、コンプレッサ31の吸入圧力Psと吐出圧力Pdの差(Pd−Ps)が大きいと、高トルクでコンプレッサ駆動用モータ31aを運転しなければならないため、インバータ35に大電流が流れる。その結果、インバータ回路のフェールセーフが作動し、モータ31aへの通電を遮断して、コンプレッサ31の再起動が禁止される。したがって、コンプレッサ31を再起動可能とするためには、コンプレッサ31の再起動に要するトルクが所定トルク以下でなければならず、この所定トルクに対応した冷媒圧力Pdまたはモータ駆動電流Iacをαに設定する。
【0028】
すなわち、コンプレッサ31の駆動トルクは冷媒の圧力差(Pd−Ps)およびモータ駆動電流Iacとほぼ比例関係にあり(駆動トルク∝(Pd−Ps)∝Iac)、本実施の形態では、冷媒圧力Pdとモータ駆動電流Iacを検出し、この検出値に基づいてコンプレッサ31の再起動の可否を判断する。例えばα≦Pd(領域A)ならばコンプレッサ31が再起動できない状態であり、α>Pd(領域B’)ならばコンプレッサ31が再起動可能な状態である。なお、α≦Iacのとき再起動が不可能な状態、α>Iacのとき再起動可能な状態としてもよい。冷媒圧力Pdまたはモータ駆動電流Iacのいずれか一方とαとの大小関係により再起動の可否を判断するのでなく、Pd,Iacの双方とαとの関係により再起動の可否を判断してもよい。
【0029】
ステップS302では、IPM温度TIPMと冷媒圧力Pd(またはモータ駆動電流Iac)がステップS301のマップのどの状態にあるかを判定する。領域BまたはB’と判定されるとステップS307に進み、インバータ35に所定の制御信号を出力し、通常回転数Ncよりも低い所定回転数Nc1でコンプレッサ31が回転するようにモータ31aを駆動制御する。すなわち領域Bのときコンプレッサ31を停止するとIPM温度TIPMを目標冷却温度Tc未満に低減できず、領域B’のときコンプレッサ31を停止するとコンプレッサ31を再起動できない。そのため、この場合にはエアコンカット要求があってもコンプレッサ31を停止せず、低回転(Nc1)でコンプレッサ31の運転を継続する。
【0030】
次いで、ステップS308で領域Bか否かを判定し、領域Bと判定されるとステップS309で電磁弁71に制御信号を出力して電磁弁71を閉じる。これにより車両コントローラ72を通過する冷媒量が増加し、電気部品の冷却が促進される。ステップS308で領域B’と判定されるとステップS309をパスしてステップS310に進む。ステップS310では領域BからB’に移行した直後か否かを判定し、肯定されるとステップS311で電磁弁71に制御信号を出力して電磁弁71を開き、否定されるとステップS311をパスしてリターンする。
【0031】
一方、ステップS302で領域Aと判定されるとステップS312に進み電磁弁71に制御信号を出力して電磁弁71を開く。次いで、ステップS303に進み、エアコンカットが車両コントローラ72からの要求(上述の▲1▼〜▲3▼)か、バッテリコントローラ206からの要求(上述の▲4▼)かを判定する。車両コントローラ72からの要求と判定されるとステップS304に進み、コンプレッサ31を停止してから設定時間を経過したか否かを判定する。ここで設定時間は、車両加速やエンジン始動に悪影響を与えない程度の時間、例えば数秒程度に設定される。ステップS304が否定されるとステップS306に進み、インバータ35に制御信号を出力してコンプレッサ31を停止する。ステップS304が肯定されるとステップS305に進み、インバータ35に所定の制御信号を出力し、コンプレッサ31が通常回転数Ncよりも低い所定回転数Nc2で回転するようにモータ31aを駆動制御する。これによりエンジン負荷を制限しつつ、吹出空気温度Toutの上昇を抑える。
【0032】
ステップS303で、エアコンカットがバッテリコントローラ206からの要求と判定されると図4のステップS401に進む。ステップS401では、予め定めた外気温Tambとコンプレッサ31の最大停止時間toffとの関係を用い、外気温Tambに対応する最大停止時間toffを算出する。外気温Tambと最大停止時間toffの関係はステップS401に示す通りであり、車内空調への影響を最小限とするために外気温Tambが高いほど最大停止時間toffを短くするとともに、最大停止時間toffは、少なくともバッテリ蓄電量が所定量となるのに必要な時間より大きく設定する。
【0033】
次いで、ステップS402で、コンプレッサ31が停止した状態でステップS401の最大停止時間toffを経過したか否かを判定する。ステップS402が肯定されるとステップS403に進み、インバータ35に所定の制御信号を出力し、コンプレッサ31が通常回転数Ncよりも低い所定回転数Nc3で回転するようにモータ31aを駆動制御する。すなわちバッテリ37への負担を最小限にしつつ、車室内の温度上昇を抑制する。
【0034】
ステップS402が否定されるとステップS404に進み、図示のように吹出空気温度Toutに応じてコンプレッサ31のオン信号またはオフ信号を出力する。この場合、コンプレッサ停止状態で吹出空気温度ToutがT02以上になるとオン信号を出力し、コンプレッサオン状態で吹出空気温度ToutがT01(<T02)以下になるとオフ信号を出力する。次いで、ステップS405でコンプレッサ31のオン信号が出力されたか否かを判定する。ステップS405が肯定されるとステップS403に進み、否定されるとステップS406に進む。ステップS406ではインバータ35に所定の制御信号を出力し、コンプレッサ31を停止する。なお、以上の処理で所定回転数Nc1,Nc2,Nc3は、例えばNc1≦Nc3≦Nc2に設定されている。
【0035】
本実施の形態による車両用空調装置の特徴的な動作を説明する。
エアコンカット要求がない場合は電磁弁71は開放され、コンプレッサ31は通常回転数Ncで回転する(ステップS211)。これによりコンプレッサ31から吐出された冷媒は車両コントローラ72、インバータ35とエバポレータ34にそれぞれ導かれる。その結果、電気部品が冷却されるとともに、車室内に所定温度の空調風が送風される。
【0036】
一方、エンジン始動時、加速時、またはバッテリ残量不足によりエアコンカット要求があると、IPM温度TIPMと冷媒圧力Pd(またはモータ駆動電流Iac)に応じたエアコンカット制御が実行される。例えば、IPM温度TIPMが目標冷却温度Tc以上になると(領域B)、コンプレッサ31が所定回転数Nc1で回転するとともに、電磁弁71が閉じられる(ステップS307、ステップS309)。これによりエアコンカット要求があってもコンプレッサ31の運転が継続され、コンプレッサ31からの冷媒は全て車両コントローラ72およびインバータ35に導かれる。その結果、電気部品から多量の熱が奪われ、IPM温度TIPMを速やかに目標冷却温度Tc以下に低減することができる。また、コンプレッサ31の回転数Nc1は通常回転数Ncよりも低いので、エンジン負荷が軽減され、エンジンのオーバーヒートやバッテリ切れによるエンストなどを可及的に防止できる。
【0037】
冷媒圧力Pdがα以上、すなわちコンプレッサ駆動トルクがコンプレッサ31の再起動を可能とする所定トルク以上で、IPM温度TIPMが目標冷却温度Tc未満になると(領域B’)、コンプレッサ31は所定回転数Nc1で回転したまま電磁弁71が開放される(ステップS307,ステップS311)。これにより冷媒は車両コントローラ72およびインバータ35だけでなくエバポレータ34にも導かれ、電気部品を冷却するとともに、空調風の温度上昇を抑えることができる。この場合、エアコンカット要求があってもコンプレッサ31を停止しないので、コンプレッサ31は再起動されることがない。なお、領域Bと比べると電気部品に導かれる冷媒量が少ないため、電気部品からの放熱量が減少するが、TIPM温度は目標冷却温度Tc未満であるため問題ない。
【0038】
冷媒圧力Pdがα未満、すなわちコンプレッサ駆動トルクがコンプレッサ31の再起動を可能とする所定トルク未満で、かつ、IPM温度TIPMが目標冷却温度Tc未満になると(領域A)、エアコンカット要求に応じたエアコンカット制御が実行される。車両加速やエンジン始動によるエアコンカット要求の場合、電磁弁71が開放されるとともに、コンプレッサ31の回転が停止する(ステップS306、ステップS312)。これによりエンジン負荷が軽減され、良好な車両加速性、エンジン始動性を発揮できる。コンプレッサ停止後、設定時間(数秒程度)が経過するとコンプレッサ31は再起動し、所定回転数Nc2で回転する。これにより電気部品を冷却することができるとともに、吹出空気温度の上昇が抑えられ、車室内に再び所望の空調風を送風できる。この場合、コンプレッサ31の再起動時の回転数Nc2は通常回転数Ncよりも低いのでエンジン負荷は小さく、エアコンカット要求下でコンプレッサ31を回転させても問題ない。また、冷媒圧力Pdはα未満なので、コンプレッサ31の起動に高トルクを要せず、再起動は容易である。
【0039】
これに対し、バッテリ37によるエアコンカット要求の場合、電磁弁71が開放されるとともに、吹出空気温度Toutが所定値T01以下のときはコンプレッサ31が停止する(ステップS312、ステップS406)。これによりモータジェネレータ205で発電した電力は全てバッテリ37に蓄えられ、バッテリ残量が早期に回復する。コンプレッサ停止後、外気温Tambに応じた最大停止時間toffを経過すると、所定回転数Nc3でコンプレッサ31が回転する(ステップS403)。これにより電気部品を冷却することができるとともに、吹出空気温度の上昇が抑えられ、車室内に再び所望の空調風を送風できる。この場合、コンプレッサ31の再起動時の回転数Nc1は通常回転数Ncよりも低いので、電力消費量が少なく、モータジェネレータ205からの余剰電力によりバッテリ37を充電することができる。また、外気温Tambが高いほど最大停止時間toffを短く設定するので、外気温Tambが高い場合にコンプレッサ31の停止は短時間で済み、車室内の空調状態の悪化を最小限に抑制できる。
【0040】
コンプレッサ停止時に、吹出空気温度Toutが所定値T02以上になると、コンプレッサ31は所定回転数Nc3で回転する(ステップS405→ステップS403)。これにより吹出空気温度Toutの上昇が抑えられ、乗員の空調快適性を保つことができる。この場合、コンプレッサ31は低回転(Nc3)で回転するため、電力消費量が少なく、モータジェネレータ205からの余剰電力によりバッテリ37の充電も可能である。
【0041】
エンジン201の始動、加速の終了、またはバッテリ37の充電終了によりエアコンカット要求が解除されると、エアコンカット制御が終了し、コンプレッサ31の回転数はエアコンカット制御前の通常回転数Ncに復帰する(ステップS211)。
【0042】
以上の実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏する。
(1)車両コントローラ72およびインバータ35とエバポレータ34とに並列に冷媒が流れるように冷媒回路を形成し、エンジン始動、加速、バッテリ残量不足等によりエアコンカット要求がなされると、IPM温度TIPMが目標冷却温度Tc以上のときはコンプレッサ31を通常回転数Ncよりも低い所定回転数Nc1で運転するようにした。これによりエンジン負荷およびバッテリ37への負荷を軽減してエアコンカット要求を満たしつつ、電気部品を冷却することができる。
(2)IPM温度TIPMが目標冷却温度Tc未満のとき、冷媒圧力Pdまたはモータ駆動電流Iacがα以上の場合にコンプレッサ31を所定回転数Nc1で運転するようにしたので、コンプレッサ駆動トルクが大きい状態でコンプレッサ31を再起動する必要がない。その結果、コンプレッサ31の停止後すぐに再起動できずに冷却性能を悪化するといった不具合を解消できる。
(3)冷凍サイクルの分岐点76の下流に電磁弁71を設け、IPM温度TIPMが目標冷却温度Tc以上のときは電磁弁71を閉じてコンプレッサ31から吐出された冷媒を全て電気部品に導き、所定値Tc未満のときは電磁弁71を開いて電気部品とエバポレータ34にそれぞれ冷媒を導くようにした。これにより空調への影響を最小限に抑えつつ、電気部品の温度を速やかに目標冷却温度Tc以下に制御することができる。
(4)IPM温度TIPMが所定値Tc未満で、かつ、冷媒圧力Pdまたはモータ駆動電流がα未満のとき、車両コントローラ72からエアコンカット要求がなされると、数秒程度コンプレッサ31を停止させた後、通常回転数Ncよりも低い所定回転数Nc2で再起動するようにした。これによりエンジン始動性、加速性を損なうことなく、空調への影響も最小限に抑えることができる。
(5)IPM温度TIPMが所定値Tc未満で、かつ、冷媒圧力Pdまたはモータ駆動電流がα未満のとき、バッテリコントローラ206からエアコンカット要求がなされると、所定の最大停止時間toffだけコンプレッサ31を停止させた後、通常回転数Ncよりも低い所定回転数Nc3で再起動するようにした。これによりバッテリ残量を速やかに回復することができる。
(6)外気温Tambが高くなるほど最大停止時間toffを短くしたので、乗員の空調快適性の悪化を最小限に抑えられる。
(7)吹出空気温度が所定値T02以上のときは、最大停止時間toff経過前でもコンプレッサ31を所定回転数Nc3で駆動するので、吹出空気温度の上昇を抑えつつ、余剰電力によりバッテリ37を充電することができる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、IPM温度TIPMと冷媒圧力Pdに応じて領域A,B,B’を分け、各領域に応じたエアコンカット制御を行うようにしたが、IPM温度TIPMのみに応じたエアコンカット制御、または冷媒圧力Pdのみに応じたエアコンカット制御を行うようにしてもよい。この場合、領域A,B,B’に分けるのでなく、領域A,Bまたは領域A,B’に分ければよい。上記では、エアコンカット制御によりコンプレッサ31の回転数を低減してコンプレッサ31の負荷を軽減するようにしたが、コンプレッサ31をオンオフ制御(デューティー制御)して負荷を軽くしてもよい。
【0044】
電磁弁71を可変電磁弁として構成し、IPM温度TIPMや外気温Tatmに応じて徐々に電磁弁の開閉量を調整するようにしてもよい。バッテリコントローラ206からエアコンカット要求がなされたときの最大停止時間toffを外気温Tambに応じて設定したが、車両コントローラ72からエアコンカット要求がなされたときのコンプレッサ停止時間も外気温に応じて設定するようにしてもよい。車両コントローラ72、インバータ35だけでなく、冷却の必要な他の電気部品をエバポレータ34と並列に設けて冷却するようにしてもよい。IPM温度センサ73を車両コントローラ72に設けたが、インバータ35に設けてもよい。
【0045】
コンプレッサ31とインバータ35を別体にしたが、コンプレッサ31とインバータ35を一体に設けてもよい。コンプレッサ駆動用モータ31aは、コンプレッサ31のケーシング内に一体に設けてもよく、ケーシング外に別体に設けてもよい。
【0046】
なお、上記実施の形態において、例えば指令手段を車両コントローラ72およびバッテリコントローラ206により、温度検出手段をIPM温度センサ73により、圧力検出手段を圧力センサ75により、電流検出手段をインバータ35により、分配手段を電磁弁71によりそれぞれ実現したが、これに限らず種々の構成によりこれらの手段を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる車両用空調装置の概略構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる車両用空調装置を構成する制御装置で実行される処理の一例を示すフローチャート(その1)。
【図3】本発明の実施の形態に係わる車両用空調装置を構成する制御装置で実行される処理の一例を示すフローチャート(その2)。
【図4】本発明の実施の形態に係わる車両用空調装置を構成する制御装置で実行される処理の一例を示すフローチャート(その3)。
【符号の説明】
31 コンプレッサ 31a 電動モータ
34 エバポレータ 35 インバータ
43 制御装置 72 車両コントローラ
73 IPM温度センサ 71 電磁弁
75 圧力センサ 206 バッテリコントローラ

Claims (9)

  1. 電動モータにより駆動されるコンプレッサと、
    前記コンプレッサにより圧送された冷媒を、吸熱器としてのエバポレータと所定の電気部品とにそれぞれ並列に導くように形成した冷媒回路と、
    所定の条件でエアコンカット指令を出力する指令手段と、
    前記指令手段によりエアコンカット指令が出力されたとき、コンプレッサ駆動トルクが前記コンプレッサの再起動を可能とする所定トルクより低いときは前記コンプレッサを停止し、コンプレッサ駆動トルクが前記所定トルク以上のときは前記コンプレッサを通常よりも低回転で駆動するコンプレッサ制御手段とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 電動モータにより駆動されるコンプレッサと、
    前記コンプレッサにより圧送された冷媒を、吸熱器としてのエバポレータと所定の電気部品とにそれぞれ並列に導くように形成した冷媒回路と、
    所定の条件でエアコンカット指令を出力する指令手段と、
    前記電気部品の温度を検出する温度検出手段と、
    前記指令手段によりエアコンカット指令が出力されたとき、前記電気部品が耐熱温度を超えないように、前記温度検出手段により検出された電気部品の温度に応じて前記コンプレッサを制御するコンプレッサ制御手段とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項2に記載の車両用空調装置において、
    前記コンプレッサ制御手段は、前記温度検出手段により検出された温度が所定値以上になるとエアコンカット指令が出力されても前記コンプレッサを停止しないで通常よりも低回転で駆動し、前記温度が所定値未満になると前記コンプレッサを停止することを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項3に記載の車両用空調装置において、
    前記コンプレッサ制御手段は、前記電気部品の温度が所定値未満のときでも、コンプレッサ駆動トルクが所定値を越える場合はエアコンカット指令が出力されても前記コンプレッサを停止しないで通常よりも低回転で駆動し、コンプレッサ駆動トルクが前記所定値未満になると前記コンプレッサを少なくとも所定時間停止することを特徴とする車両用空調装置。
  5. 請求項4に記載の車両用空調装置において、
    前記所定の条件は、車両の高負荷状態またはバッテリの電力不足状態であり、前記車両の高負荷状態より前記バッテリの電力不足状態の方が、前記所定時間を長く設定することを特徴とする車両用空調装置。
  6. 請求項4または5に記載の車両用空調装置において、
    前記所定時間は、外気温が高いほど短くなるように設定されることを特徴とする車両用空調装置。
  7. 請求項4〜6に記載の車両用空調装置において、
    冷媒の圧力を検出する圧力検出手段を備え、この圧力検出手段による検出結果に基づいてコンプレッサ駆動トルクが前記所定値を越えたことを検出することを特徴とする車両用空調装置。
  8. 請求項4〜7に記載の車両用空調装置において、
    前記電動モータの駆動電流を検出する電流検出手段を備え、前記電流検出手段による検出結果に基づいてコンプレッサ駆動トルクが前記所定値を越えたことを検出することを特徴とする車両用空調装置。
  9. 請求項2〜8のいずれかに記載の車両用空調装置において、
    前記エバポレータと前記電気部品へ冷媒を分配する分配手段と、
    前記電気部品の温度が高いほど前記電気部品への冷媒の分配割合が増加するように前記分配手段を制御する分配制御手段とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012046594A1 (ja) * 2010-10-06 2012-04-12 日産自動車株式会社 車両用空調装置

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