JP2004155090A - ウオ−ルセグメントカッタ−リグ - Google Patents

ウオ−ルセグメントカッタ−リグ Download PDF

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鉄雄 川人
Hideo Kuriyama
英雄 栗山
Tetsuo Fujimori
哲雄 藤森
Kazuo Yajima
和男 矢島
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Abstract

【課題】トラックレ−ルを装備した簡便な構造のウオ−ルセグメントカッタ−リグを提供する。
【解決手段】スライドベ−スユニットと、旋回回転ユニットと、旋回回転コラムユニットと、ガイドフレ−ムユニット20と、バキュ−ムパットユニット27と、カッタ−ユニットとから成り、カッタ−ユニットがガイドフレ−ムユニット20のトラックレ−ル21上を直線走行して切削を行うと共に、トラックレ−ル21を保持するガイドフレ−ムユニット20を旋回回転ユニットにより旋回、回転させ、旋回回転コラムユニット13により傾斜させ、スライドベ−スユニット1によりスライドさせ、カッタ−ユニットの走行方向を縦、横、斜めの任意の方向に、バキュ−ムパットユニット27により壁面にカッタ−ユニットを押し付けながら保持できることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、土木作業分野において建造物の壁、トンネル内壁、道路その他 橋脚等の構造物の、主にコンクリコ−ト(鉄筋コンクリコ−トも含む)やアスヒファルト等より成る対象物を補修、修復、解体する工事等に当たり、主にダイヤモンドカッタ−ブレ−ドを高速回転させ、溝を切削するウオ−ルセグメントカッタ−リグに関する。
【0002】
【従来の技術】
道路面、建造物の壁面、トンネル内壁などの各種の壁面における補修、修復、解体する工事等に使用されるカッタ−装置は種々のものが知られている。道路面のコンクリ−トやアスハルトを剥離して凹溝を形成する際に、切断鋸によってコンクリ−トやアスハルトを切断して切れ目を入れて、岩石ハンマ−で割って取り除くという技術は各種、提供されている(特許文献1と特許文献2)。また、建造物等の壁面を切断鋸によって切断して凹溝を形成するという技術も提供されている(特許文献3)。更に、トンネル内壁の補修工事を行う場合にも、同時に二本の切れ目を切断でき、特にトンネルの天井面や建造物の側壁などに凹溝を形成するのに適するコンクリ−ト切断装置も提供されている(特許文献4)。
【0003】
道路面、建造物の壁面、トンネル内壁などの各種の壁面における補修、修復、解体する工事等に当たり、カッタ−を走行させるトラックレ−ルの装備されていないカッタ−装置(特許文献4)では、作業者が人力で保持移動させて溝を切削する。また、トラックレ−ルの装備されたカッタ−装置では、トラックレ−ルを対象面にアンカ−ボルトで固定するか、バックホ−等の重機でカッタ−装置を保持していた。
【0004】
【特許文献1】特開平6−158612号公報
【特許文献2】特開平9−277152号公報
【特許文献3】特開平7−195354号公報
【特許文献4】特開2000−127146号公報
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、トラックレ−ルの装備されていないカッタ−の人力による保持と移動は大きな体力を必要とし、特にトンネル内壁の天井等の上向き作業は作業者の無理な姿勢から長時間の作業が困難である。また、トラックレ−ルの装備されたカッタ−ではトラックレ−ルをその都度切削方向に向け、対象面にアンカ−ボルト等の固定用の孔を穿つ附帯作業が生じ、工事の能率を大きく阻害していた。更に平坦でない対象面ではカッタ−は真直なトラックレ−ル上を走行するため、その切削深さを対象面に対して一定深さに維持できないと言う欠点がある。
【0006】
これらの問題点を解決するには、平坦でない対象面に合わせたトラックレ−ルをその都度作るか、撓み性のあるトラックレ−ルを作るか、又は例えばバックホ−等の重機にカッタ−を取り付け位置センサ−等で対象面に倣い移動させる方法も考えられるが、その制御方法は複雑で、その使用範囲も限定される。更に何れもコスト面で非常に不利となる。
【0007】
この発明は、これら従来の問題点を解決するために、トラックレ−ルを装備した簡便な構造のウオ−ルセグメントカッタ−リグを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグは、建造物壁面、トンネル内壁、道路面、その他構造物の面にウオ−ルカッタ−によって溝を切削するウオ−ルセグメントカッタ−リグにおいて、スライドベ−スユニットと、旋回回転ユニットと、旋回回転コラムユニットと、ガイドフレ−ムユニットと、バキュ−ムパットユニットと、カッタ−ユニットとから成り、カッタ−ユニットがガイドフレ−ムユニットのトラックレ−ル上を直線走行して切削を行うと共に、トラックレ−ルを保持するガイドフレ−ムユニットを旋回回転ユニットにより旋回、回転させ、旋回回転コラムユニットにより傾斜させ、スライドベ−スユニットによりスライドさせ、カッタ−ユニットの走行方向を縦、横、斜めの任意の方向に、バキュ−ムパットユニットにより壁面にカッタ−ユニットを押し付けながら保持できることを特徴とする。
【0009】
請求項2における発明のウオ−ルセグメントカッタリグは、このリグのガイドフレ−ムユニットに取り付けたバキュ−ムパットをシリンダにより対象物壁面に押し当て、バキュ−ムパット内部を真空ポンプと接続して負圧として発生する吸着力により、カッタ−ブレ−ドの回転切削抵抗により発生する振動を抑え、リグ全体の共振を防ぎ、円滑な回転切削を可能としたことを特徴とする。
【0010】
請求項3における発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグは、前記カッタ−ユニットが倣いシリンダ、倣いロ−ラプレ−トとスイングア−ムから成る倣い切削機構を備えるから、対象壁面が平坦ではなく、円弧状又は球面状であっても、カッタ−ユニットが直線走行しながら、スイングア−ムにより、対象壁面に倣い常に一定切り込み深さで回転切削できることを可能としたことを特徴とする。
【0011】
請求項4における発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグは、カッタ−ブレ−ドを保持するフランジ軸を交換することにより、複数のカッタ−ブレ−ドを取り付け、必要とする切削間隔で複数の溝を同時に切削することを可能としたことを特徴とする。
【0012】
このウオ−ルセグメントカッタ−リグは、その切断方向も、トンネル円周倣い切断、トンネル軸芯方向平行切断、トンネル軸芯方向傾斜切断を可能とし、既設トンネルの内壁の二条切り切断のみでなく、複数条切り切断も可能であり、更にトンネルの内壁ばかりでなく、建造物壁面や道路面にも有効に使用できる。
【0013】
【発明の実施の態様】次に、この発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。図1はこの発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグの全体図を示し、図2はこの発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグを旋回回転ユニットの回転座で90°回転させた図を示し、図3はこの発明のガイドフレ−ムユニットのY方向傾斜を開示する図を示し、図4はこの発明のバキュ−ムパットユニットの側面図を示し、A図はバキュ−ムパットとバキュ−ムタンクを示し、B図はバキュ−ムパット両側のロ−ラを示し、C図はバキュ−ムパットが壁面から離れる態様を示し、図5はこの発明のカッタ−ユニットを示し、図6はこの発明の油圧による倣い作動を行う倣い切削機構を示し、図7はこの発明の倣いロ−ラプレ−トと複数溝切削機構を示し、図8はこの発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグを高所作業台車に搭載して、トンネル内の作業例を示し、図9はこの発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグを小型トラックに搭載して、道路面構造物面等の水平・垂直・傾斜面切削の作業例を示す。
【0014】
図1はこの発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグの全体図を示し、スライドベ−スユニット1は作業台車、トラック、或いは作業場所に固定ベ−ス2を固定し、スライドベ−ス3に取り付けられた各ユニットをスライド移動(矢印方向)させる。固定ベ−ス上面にチェ−ン4を取り付け、そのチェ−ンに噛み合うスプロケット5をハンドル6で回転させ、スライドベ−ス3と各ユニットをスライドさせる。所定位置までスライドさせたらスライドベ−ス3はロックボルト7で固定される。この図では、このスプロケット5をハンドル6により手動回転させているけれども、このハンドル6に代えて電動モ−タ又は油圧モ−タにより回転させても良く、またチェ−ンやスプロケットの代わりにラックギヤやピニオンギヤとしても良い。更にこの作動機構に代えて油圧シリンダを用いたスライド機構としても良い。
【0015】
旋回回転ユニット8はスライドベ−ス3に取り付けられ、旋回回転ユニット8に保持された各ユニットを旋回回転傾斜させる。この旋回はウオ−ル減速機9のウオ−ル減速機回転ハンドル10を手動回転させ、旋回コラム14に取り付けられた旋回軸15とこれに取り付けられた旋回円板16をチェ−ン伝動手段により回転させることによって行われる。所定角度まで旋回させられた旋回円板16はロックボルト11により固定される。この旋回方式は手動によらず、電動モ−タ、油圧モ−タ又はラック歯車やピニオン歯車を介して油圧シリンダ方式でも良い。また、旋回回転部は回転座12を介してスライドベ−ス3にロックボルト7により取り付けられ、このボルト7を緩めて回転座12により回転させることにより、スライドベ−ス3と各ユニットの相対位置を図2に示す状態にできる。
【0016】
旋回回転コラムユニット13は旋回コラム14の下部の旋回軸15で軸受を介して旋回回転ユニット8に取り付けられる。回転コラム14の中央部にはX方向傾斜シリンダ18が枢着され、ピストンロッドは回転コラム14先端に軸受で取り付けられたガイドフレ−ムユニット20のガイドフレ−ム下部部材22に枢着されている。このX方向傾斜シリンダ18の伸縮によりガイドフレ−ムユニット20を回転コラム14に対してX方向に傾斜させる、即ちX方向傾斜シリンダ18を伸ばすことによりガイドフレ−ムユニット20を左側に縮めることで右側に傾斜させる。また、旋回コラム14と回転コラム17は回転座12に接続され、この回転座12のロックボルト7を弛めて、回転コラム17を回転させることにより旋回回転ユニット8とガイドフレ−ムユニット20の相対位置角度を図3の如く任意に変えられる。
【0017】
図3はこの発明のガイドフレ−ムユニットのY方向傾斜を開示する図を示し、ガイドフレ−ムユニット20はトッラクレ−ル21を走行するカッタ−ユニット倣い切削機構38の切削反力、走行反力に耐える剛性を持つフレ−ム構造である。トッラクレ−ル21が取り付けられるガイドフレ−ム上部部材22はガイドフレ−ム下部部材23に枢着されている。この枢着部は回転コラム17に取り付けられた枢着部と90°位相に取り付けられている。ガイドフレ−ム下部部材23にはY方向傾斜シリンダ24が枢着され、ピストンロッドはガイドフレ−ム上部部材22に取り付けられたY方向傾斜ア−ム25に枢着されている。このY方向傾斜シリンダ24の伸縮により図3に示すようにガイドフレ−ムユニット20を回転コラム17に対し、Y方向に傾斜させる.即ちY方向傾斜シリンダ24を伸ばすことにより左側に、縮めることで右側に傾斜させる。
【0018】
図4はこの発明のバキュ−ムパットユニット27の側面図を示し、A図はバキュ−ムパット28とバキュ−ムタンク36を示し、B図はバキュ−ムパット両側のロ−ラ32を示し、C図はバキュ−ムパット28が壁面から離れる態様を示す。バキュ−ムパットユニット27は図1及び図4−Aに開示される如く、ガイドフレ−ム先端に取り付けられる。バキュ−ムパット28はトッラクレ−ル21に取り付けられたブラケット29にバキュ−ムパットア−ム30を介してピン止めされる。バキュ−ムパットア−ム30の一端は楔状となっており、ピストンロッド先端の同じく楔状のピ−ス31の動きにより上下動する構造である。バキュ−ムパット28の両側にはロ−ラ32(図3及び図4−B参照)は引張ばね33の張力によりア−ム34を介して壁面に押し付けられるように取り付けられれている。バキュ−ムパットシリンダ35によりピ−ス31を右に動かすと、楔の噛み合いが外れ、図4−Cに開示の如く、バキュ−ムパット28は壁面から離れて自由状態になる。カッタ−ブレ−ド49を図1の位置まで壁面から話した状態で各ユニット1、8、13、20を操作し、切削位置に設定してロ−ラ32を壁面に押しつけ固定する。
【0019】
ここで、ピ−ス31を左に移動すると、図4−Aに開示される如く、バキュ−ムパット28は壁面に押し付けられる。楔の噛み合いはブラケット29の上下及び左右の部材により拘束され、バキュ−ムパット28はトッラクレ−ル21に強固に固定される。バキュ−ムパット28はバキュ−ムタンク36にホ−ス接続され、真空ポンプPを運転することによりパット内を負圧とし、壁面に吸着される。バキュ−ムタンク36には真空ポンプPが複数台内蔵されており、壁面に凹凸があり、パット外部の空気を吸い込み真空圧が不足するような場合に、真空計37で真空圧を読み、真空ポンプPの運転台数を増減する。また、バキュ−ムタンク36は、このような隙間から切削の冷却水や切削粉を吸入しても良い構造となっており、適宜タンクを開き、これら冷却水や切削粉を排出させる。また、壁面が非常に滑らかで、パット外部から空気の吸い込みが無い場合には、真空ポンプPを長時間の過負荷運転から保護するために、ニ−ドルバルブNVを適宜開閉して真空圧を調整する。
【0020】
図5はこの発明のカッタ−ユニット倣い切削機構38を示し、この倣い切削機構38はガイドフレ−ムユニット20のトラックレ−ル21にカッタ−ユニットロ−ラ46により保持され、ラックギヤ26と噛み合うピニオンギヤ47を走行モ−タ48(電動又は油圧)で回転させることで走行する。カッタ−ブレ−ド49はスイングア−ム50を介して駆動モ−タ51(電動又は油圧)で回転を与えられる。このスイングア−ム50はスイングモ−タ52(電動又は油圧)でスイング軸Aを中心に円弧運動を与えられ、切削深さの調整や非切削時対象壁面からカッタ−ブレ−ド49を遠ざけることができる。
【0021】
図6はこの発明のカッタ−ユニットの油圧による倣い作動を行う倣い切削機構38を示し、倣い切削機構は対象壁面が平坦でなく円弧状又は緩やかな凹凸を呈している場合に、トラックレ−ル21を直線走行するカッタ−ユニット装置のスイングア−ム50を対象壁面に倣い旋回させ、常に壁面表面から一定深さの溝を切削するもので、スイングモ−タ52を油圧シリンダに置換して対応したものである。
【0022】
図6において、スイングア−ム50に取り付けられたピニオンギヤ39に噛み合うラックギヤ40を倣いシリンダ41で押すことによりスイングア−ム50に右方向に旋回力を与える。スイングア−ム50の先端にはカッタ−ブレ−ド49と同芯に、回転自由に倣いロ−ラプレ−ト42が取り付けられ、円弧状を呈した対象壁面に接し押し付けられる。これによりカッタ−ブレ−ド49の切削深さはカッタ−ブレ−ド外径と倣いロ−ラプレ−ト42の外径差の1/2に保たれる。一方、シリンダa室には油圧ポンプPから送られた油がリリ−フバルブRVにより圧力一定に保たれ、ラックギヤ40を押し続ける。この状態でガイドフレ−ムユニット20をトッラクレ−ル21に沿って右方向に移動すると、倣いロ−ラプレ−ト42は右肩上がりの円弧状の壁面に押し付けられながら回転移動して切削深さを一定に保つ。
【0023】
倣いロ−ラプレ−ト42が円弧状壁面の頂点Aを通り過ぎて、円弧が右肩下がりになると、倣いロ−ラプレ−ト42は壁面により押し下げられ、ラックギヤ40を押し戻す。シリンダa室の油はリリ−フバルブRVを通ってタンクに戻り、シリンダb室は負圧になるために油がタンクから逆止弁CVを通って吸い上げられ、シリンダb室に油を補う。
【0024】
図7は、スイングア−ム50にロ−ラ43が複数個取り付けられたプレ−ト44を取り付け、このロ−ラ43に倣いロ−ラプレ−ト44が回転自由に取り付けられた状態を示す。図7Bはスイングア−ム出力軸に複数のカッタ−ブレ−ド49を取り付けた図を示す。フランジ軸45を交換することにより任意の切削中にカッタ−ブレ−ド49の数を変更できる。
【0025】
図8はトンネル内における施工例を示し、これはトンネル内壁の側面から天井までの切削を行うために作業台車を用いた例である。A図はトンネル内壁の円弧に倣い一定深さの溝を切削する例を示し、B図はガイドフレ−ムの向きを変えて、トンネルに軸方向に並行した溝を切削する例を示す。ガイドフレ−ムユニット20の角度を変えることによりトンネルに軸方向に対して斜め切削も当然に可能である。
【0026】
図9はこの発明のリグを小型トラックに搭載した例を示し、ウオ−ルセグセントカッタ−リグの運転に必要な装置、機材一式(発電機,水タンク,排水処理ユニット54、真空タンク55、油圧ユニット,リグ操作ユニット56等)を搭載し、各作業現場に迅速に移動・施工・撤収を可能とすえる。この図では、水平な道路面、垂直な構造物壁面、傾斜した護岸平面に適用する例を示すけれども、当然に、曲面の対象面や傾斜した法面などのあらゆる面に対応可能である。
【0027】
【発明の効果】この発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグによると、トラックレ−ルを装備して、水平な道路面、垂直な構造物壁面、傾斜した護岸平面、湾曲したトンネル内壁等のあらゆる対象面を切断鋸によって切断し切除してシ−ル等の補修するためにそれらの破損した箇所を含む場所を切断鋸によって機械的に自動切断でき、補修の作業効率と作業環境を向上させることができる。
【0028】
このウオ−ルセグメントカッタ−リグのフレ−ム部に取り付けたバキュ−ムパットをシリンダにより対象物壁面に押し当て、バキュ−ムパット内部を負圧とし発生する吸着力により、カッタ−ブレ−ドの回転切削抵抗により発生する振動を抑え、装置全体の共振を防ぎ、円滑な回転切削を可能とした。
【0029】
このウオ−ルセグメントカッタ−リグによると、倣い切削機構を備えるから、切断対象壁面が平坦ではなく、円弧状又は球面状であっても、カッタ−部が直線走行しながら、カッタ−がスイングア−ムにより、対象壁面に倣い常に一定切り込み深さで回転切削できることを可能とした。
【0030】
切断する幅を広く取る必要のある場合には、複数のカッタ−ブレ−ドを保持するフランジ軸と交換することにより、複数のカッタ−ブレ−ドによって簡単に、複数の溝を同時に切削することができ、広い幅の箇所も正確に効率的に切除できる。
【0031】
このウオ−ルセグメントカッタ−リグでは、トンネル内壁の切断方向も、円周倣い切断、軸芯方向平行切断、軸芯方向傾斜切断を可能とし、また、各種壁面の二条切り切断のみでなく、複数条切り切断も可能であり、更に水平な道路面、垂直な構造物壁面、傾斜した護岸平面、湾曲したトンネル内壁等のあらゆる対象面に有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグの全体図を示す。
【図2】この発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグを旋回回転ユニットの回転座で90°回転させた図を示す。
【図3】この発明のガイドフレ−ムユニットのY方向傾斜を開示する図を示す。
【図4】図4はこの発明のバキュ−ムパットユニットの側面図を示す。
【図5】この発明のカッタ−ユニットを示す。
【図6】この発明の油圧による倣い作動を行う倣い切削機構を示す。
【図7】この発明の倣いロ−ラプレ−トと複数溝切削機構を示す。
【図8】この発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグを高所作業台車に搭載した、トンネル内の作業例を示す。
【図9】この発明のウオ−ルセグメントカッタ−リグを小型トラックに搭載して、道路面構造物面等の水平・垂直・傾斜面切削の作業例を示す。
【符号の説明】
1.....スライドベ−スユニット
2.....固定ベ−ス
3.....スライドベ−ス
4.....チェ−ン
5.....スプロケット
6.....スプロケットハンドル
7.....ロックボルト
8.....旋回回転ユニット
9.....ウオ−ム減速機
10....ウオ−ム減速機回転ハンドル
11....旋回円板ロックボルト
12....回転座
13....旋回回転コラムユニット
14....旋回コラム
15 ...旋回軸
16....旋回円板
17....回転コラム
18....X方向傾斜シリンダ
19....回転座
20....ガイドフレ−ムユニット
21....トラックレ−ル
22....ガイドフレ−ム上部部材
23....ガイドフレ−ム下部部材
24....Y方向傾斜シリンダ
25....Y方向傾斜ア−ム
26....ラックギヤ−
27....バキュ−ムパットユニット
28....バキュ−ムパット
29....バキュ−ムパットブラケット
30....バキュ−ムパットア−ム
31....ピ−ス(楔)
32....ロ−ラ−
33....引張りばね
34....ア−ム
35....バキュ−ムパットシリンダ
36....バキュ−ムタンク
37....真空計
38....カッタ−ユニット倣い切削機構
39....ピニオンギヤ−
40....ラックギヤ−
41....倣いシリンダ
42....倣いロ−ラプレ−ト
43....倣いロ−ラプレ−ト用ロ−ラ
44....ロ−ラ−取付け用プレ−ト
45....カッタ−ブレ−ド取付け用フランジ軸
46....ラックギヤ−
47....ピニオンギヤ−
48....走行モ−タ
49....カッタ−ブレ−ド
50....スイングア−ム
51....回転駆動モ−タ
52....スイングモ−タ
53....ガイドフレ−ム
54....発電機,水タンク,排水処理ユニット等
55....真空タンク等
56....油圧ユニット,リグ操作ユニット等
NV....ニ−ドルバルブ
P.....ポンプ
RV....リリ−フバルブ
CV....チェックバルブ

Claims (4)

  1. 建造物壁面、トンネル内壁、道路面、その他構造物の面にウオ−ルカッタ−によって溝を切削するウオ−ルセグメントカッタ−リグにおいて、スライドベ−スユニットと、旋回回転ユニットと、旋回回転コラムユニットと、ガイドフレ−ムユニットと、バキュ−ムパットユニットと、カッタ−ユニットとから成り、カッタ−ユニットがガイドフレ−ムユニットのトラックレ−ル上を直線走行して切削を行うと共に、トラックレ−ルを保持するガイドフレ−ムユニットを旋回回転ユニットにより旋回、回転させ、旋回回転コラムユニットにより傾斜させ、スライドベ−スユニットによりスライドさせ、カッタ−ユニットの走行方向を縦、横、斜めの任意の方向に、バキュ−ムパットユニットにより壁面にカッタ−ユニットを押し付けながら保持できることを特徴とするウオ−ルセグメントカッタ−リグ。
  2. このリグのガイドフレ−ムユニットに取り付けたバキュ−ムパットをシリンダの伸縮により対象物壁面に押し当て、バキュ−ムパット内部を真空ポンプと接続して負圧とし発生する吸着力により、カッタ−ブレ−ドの回転切削抵抗により発生する振動を抑えることを特徴とする請求項1に記載のウオ−ルセグメントカッタ−リグ。
  3. 前記カッタ−ユニットは倣いシリンダ、倣いロ−ラプレ−トとスイングア−ムから成る倣い切削機構を備え、円弧状又は球面状であっても、カッタ−ユニットが直線走行しながら、スイングア−ムにより、対象壁面に倣い常に一定切り込み深さで回転切削できることを可能としたことを特徴とする請求項1に記載のウオ−ルセグメントカッタ−リグ。
  4. カッタ−ブレ−ドを保持するフランジ軸を交換することにより、複数のカッタ−ブレ−ドを取り付け、必要とする切削間隔で複数の溝を同時に切削することを可能としたことを特徴とする請求項1に記載のトンネル用ウオ−ルセグメントカッタ−リグ。
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