JP2004154972A - 付箋 - Google Patents

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JP2004154972A
JP2004154972A JP2002320801A JP2002320801A JP2004154972A JP 2004154972 A JP2004154972 A JP 2004154972A JP 2002320801 A JP2002320801 A JP 2002320801A JP 2002320801 A JP2002320801 A JP 2002320801A JP 2004154972 A JP2004154972 A JP 2004154972A
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康弘 野津
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Abstract

【課題】目的のページを素早く開くことができ、しかも書籍等からのはみ出し部分が少なく、体裁が良く、さらに、脱落しにくい付箋を提供すること。
【解決手段】この発明の付箋は、付箋本体1の一端側の裏面に剥離・再接着可能な感圧性接着剤層1aが設けられているとともに、付箋本体1の他端側に厚肉部2が設けられているものとしている。また、この発明の付箋は、前記厚肉部2に芯材5が挿入されているものとしたり、付箋本体1を透明とすることにより、付箋本体1を貼り付けた上から書籍等4の記載内容が透けて見えるようにしたり、付箋本体1の裏面のほぼ全体に感圧性接着剤層1aを設けたものとしたりすることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファイルされた書類、手帳や日記帳を含むノート類、カタログ誌を含む書籍等(以下、書籍等という)の印を付したいページに、一部を書籍等の外縁よりはみ出させた状態で貼り付けて使用する付箋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の付箋は、短冊状に形成された紙片やプラスチック片からなるものであり、裏面には印を付したいページに貼り付けるための剥離・再接着可能な感圧性接着剤層が設けられたものであった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この付箋は、書籍等の印を付したいページに書籍等の外縁より一部をはみ出させた状態で貼り付けることにより、目印となり、すぐに目的のページを開くことができるようにしたものであった。
【0004】
しかし、従来の付箋は、図10に示したように、付箋8の他端側を書籍等9から長くはみ出させ、付箋8のはみ出した他端側を指でつまんで目的のページを開くようにしていたため、指でつまむ必要があり、目的のページを素早く開くことができないだけでなく、付箋8の他端側が書籍等9から長くはみ出しているため、書籍等9の体裁が悪くなり、しかも、付箋8が脱落しやすいという問題点があった。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−180171号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、上記の問題点を解決し、目的のページを素早く開くことができ、しかも書籍等からのはみ出し部分が少なく、体裁が良く、さらに、脱落しにくい付箋を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【0008】
この発明の付箋は、付箋本体1の一端側の裏面に剥離・再接着可能な感圧性接着剤層1aが設けられているとともに、付箋本体1の他端側に厚肉部2が設けられているものとした。
【0009】
この発明の付箋は、付箋本体1の他端側に設けられた厚肉部2が、書籍等4からはみ出すようにして書籍等4の印を付したいページに貼り付けて使用する。このとき、厚肉部2を設けた他端側は、書籍等4からわずかにはみ出させるだけでよく、また、指で付箋を押さえたときに厚肉部2の厚みにより、指先が厚肉部2によく引っ掛かる。
【0010】
また、この発明の付箋は、前記厚肉部2に芯材5が挿入されているものとすることができる。これにより、指に引っ掛かったときにより確かな感触が得られるようにすることができる。
【0011】
さらに、付箋本体1を透明とすることにより、付箋本体1を貼り付けた上から書籍等4の記載内容が透けて見えるようにすることができる。
【0012】
また、付箋本体1の裏面のほぼ全体に感圧性接着剤層1aを設けたものとすることができる。これにより、裏面全体が書籍等4にしっかりと貼り付くようにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、実施例として表した図1〜図9の図面に基づき説明する。
【0014】
図1は、この発明の付箋の第1実施形態の斜視図である。
【0015】
この発明の付箋は、付箋本体1の一端側の裏面に剥離・再接着可能な感圧性接着剤層1aが設けられているとともに、付箋本体1の他端側に厚肉部2が設けられている。
【0016】
以下にさらに詳しく説明する。
【0017】
この実施形態における付箋本体1の正面視の輪郭形状は、従来から一般に市販されている付箋と同様、横長長方形とした一様な厚みの薄板状のもので、厚さを0.1mm程度としている。なお、付箋本体1の厚さは、従来の付箋と同程度でも、それより厚くすることも、薄くすることもできる。また、この実施形態では、付箋本体1の正面視の輪郭形状を横長長方形としているが、従来の付箋より横方向を短くする等、これに限らず任意の形状に変更して実施することができる。
【0018】
付箋本体1の材料は、紙やプラスチックシートとすることができる。付箋本体1の厚みを比較的厚くする場合、軟質塩化ビニル、ポリウレタン等の比較的容易に曲がる軟質プラスチック材料より選択使用すれば良く、成形方法は任意である。
【0019】
付箋本体1の一端側(図示左上側)の裏面に設けられている剥離・再接着可能な感圧性接着剤層1aは、従来から一般に市販されている付箋に使用されている公知の接着剤を塗布することにより形成することができる。
【0020】
付箋本体1の他端側(図示右下側)に設けられている厚肉部2は、表面側に隆起した断面略半円形の突条としている。厚肉部2は、付箋本体1と一体成形されるものとしても、付箋本体1とは別の材料で形成され付箋本体1に付加してなるものとしてもよい。例えば、付箋本体1の他端側に、細い厚紙等の小片を接着することにより、厚肉部2を形成したものとすることができる。
【0021】
厚肉部2の形状は、指によく引っ掛かり、かつ不快な感触を与えないような、表面を曲面としたものとすることが望ましい。
【0022】
この付箋は、図2に示したような、厚肉部2となる突条3を一定間隔で平行に形成した板を、各突条3の片側に沿って切断するとともに、突条3に直交するように一定間隔で切断することにより短冊状に形成し、大量に製造することが可能である。なお、図2において、切断する箇所を点線で示している。
【0023】
この付箋を使用する場合は、図3に示したように、厚肉部2が書籍等4からはみ出すようにして、書籍等4の印を付したいページに貼り付ける。書籍等4を閉じると、図4に示したように、わずかに厚肉部2を設けた他端側が書籍等4からはみ出すだけであるため、体裁が悪くならず、しかも、感圧性接着剤層1aを設けた領域が比較的小さくても脱落しにくい。
【0024】
そして、図5に示したように、指で付箋を押さえると、指先が厚肉部2によく引っ掛かるので、付箋を指でつまむ必要がなく、目的のページを即座に開くことが可能である。特に、書籍等4のページを素早くめくる場合にも、厚肉部2がよく引っ掛かり、指を滑らせて目的のページを見失うことが防止される。
【0025】
また、付箋本体1や厚肉部2に適宜の色を付して、複数の色違いの付箋からなるセットを構成し、色によって付箋を使い分けることにより、視覚的に識別しやすくすることもできる。
【0026】
図6〜図9は、この発明の付箋の第2〜第5実施形態の斜視図である。
【0027】
図6に示した第2実施形態の付箋紙は、厚肉部2に芯材5を挿入したものである。芯材5は、金属やプラスチック等適宜の剛性のある細い棒状の材料で形成されており、指に引っ掛かったときにより確かな感触が得られるようになっている。また、厚肉部2は芯材5により強度が増し、書籍等4からはみ出した厚肉部2が何かに接触した場合でも、変形することが防止される。
【0028】
芯材5は、付箋本体1の他端側に巻き込まれたものとしたり、2枚のシートを貼り合わせて構成される付箋本体1の他端側に挟み込まれたものとしたりすることもできる。
【0029】
なお、第1実施形態と同様に、他の実施形態も複数の色違いの付箋からなるセットを構成することができるが、第2実施形態の場合は、厚肉部2を透明にし、芯材5に適宜の色を付して、芯材5の色が外側から見えるようにすることにより、複数の色違いの付箋からなるセットを構成することができる。
【0030】
図7に示した第3実施形態の付箋紙は、厚肉部2が他端側の裏面側に隆起した態様としたものである。この付箋紙は、従来の付箋紙と同様に、表面側全体がフラットになっており、表面の一端側から他端側までに筆記具で文字等を書き込むことができる。また、厚肉部2に芯材5を挿入することにより、第2実施形態と同様な効果が得られる。
【0031】
図8に示した第4実施形態の付箋紙は、付箋本体1が透明で、その裏面のほぼ全体に感圧性接着剤層1aを設けたものとしたものである。付箋本体1の厚みは0.1mm以下としている。付箋本体1としては、接着テープ状のものを使用することができる。この付箋は、付箋本体1の裏面全体で書籍等4にしっかりと貼り付く。また、付箋本体1を透明としているため、貼り付けた上から、書籍等4の記載内容が透けて見えるようになっている。
【0032】
なお、感圧性接着剤層1aが付箋本体1の他端にまで達していても、この付箋の使用にあたっては、厚肉部2を設けた他端側を書籍等4からわずかにはみ出させるだけでよいので、感圧性接着剤層1aが書籍等4の目的のページ以外のものに接着して使用に支障が出るようなことは避けられる。また、他の実施形態においても、付箋本体1を透明としたり、付箋本体1の裏面のほぼ全体に感圧性接着剤層1aを設けた構成としたりすることができる。
【0033】
図9に示した第5実施形態の付箋紙は、付箋本体1の他端側に、筒状体6を取り付けて、これを厚肉部2としたものである。筒状体6は、プラスチック製の短いストロー状としており、付箋本体1の幅と同じ長さで、長尺方向の切れ目7を有しており、この切れ目7から付箋本体1を挿入し、付箋本体1の表裏両面と切れ目7の端面、付箋本体1の他端側の端面と筒状体6の内面とをそれぞれ接着することにより固定されている。筒状体6をプラスチック等の弾力性のある材料で作成することにより、軽量で弾力感のある厚肉部2を形成することができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明の付箋は、上述のような構成を有しており、付箋本体1の他端側に設けられた厚肉部2が書籍等4からはみ出すように書籍等4の印を付したいページに貼り付けて使用することにより、付箋を指でつまむことなく付箋の厚肉部2を指先で押さえるだけで目的のページを素早く開くことができる。さらに、付箋の端を書籍等4から長くはみ出させる必要がないため、書籍等4からのはみ出し部分を小さくすることができ、体裁を良くすることができる。しかも、付箋のはみ出し部分を小さくできるので、感圧性接着剤層1aを設けた領域を比較的小さくしても脱落しにくいものとなっている。
【0035】
また、前記厚肉部2に芯材5が挿入されているものとすることにより、指に引っ掛かったときにより確かな感触が得られ、使用しやすくなる。
【0036】
さらに、付箋本体1を透明とすることにより、付箋本体1を貼り付けた上から書籍等4の記載内容が透けて見え、付箋を取り外さなくても記載内容を見ることが可能となる。
【0037】
また、付箋本体1の裏面のほぼ全体に感圧性接着剤層1aを設けたものとすることにより、裏面全体が書籍等4にしっかりと貼り付き、より脱落しにくいものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の付箋の斜視図。
【図2】この発明の実施形態の付箋の製造方法の説明図。
【図3】この発明の実施形態の付箋を書籍等に貼り付けた状態の説明図。
【図4】この発明の実施形態の付箋を貼り付けた書籍等を閉じた状態の説明図。
【図5】この発明の実施形態の付箋の厚肉部が指に引っ掛かっている状態の説明図。
【図6】この発明の第2実施形態の付箋の斜視図。
【図7】この発明の第3実施形態の付箋の斜視図。
【図8】この発明の第4実施形態の付箋の斜視図。
【図9】この発明の第5実施形態の付箋の斜視図。
【図10】従来の付箋を書籍等に貼り付けた状態の説明図。
【符号の説明】
1 付箋本体
2 厚肉部
5 芯材

Claims (4)

  1. 付箋本体(1)の一端側の裏面に剥離・再接着可能な感圧性接着剤層(1a)が設けられているとともに、付箋本体(1)の他端側に厚肉部(2)が設けられていることを特徴とする付箋。
  2. 厚肉部(2)に芯材(5)が挿入されている請求項1記載の付箋。
  3. 付箋本体(1)を透明としている請求項1又は2記載の付箋。
  4. 付箋本体(1)の裏面のほぼ全体に感圧性接着剤層(1a)を設けたものとしている請求項1、2又は3記載の付箋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065233A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Dainippon Printing Co Ltd 再剥離再貼付ラベルセット
KR100842348B1 (ko) 2007-01-25 2008-06-30 (주)더북컴퍼니 띠지 및 미니북이 부착된 잡지

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