JP2004154563A - 患者の診断及び治療におけるデータ管理のための方法及びシステム - Google Patents

Abstract

【課題】分析及び治療を補助するために有用なデータ管理を実現する。
【解決手段】分析及び治療を補助するためのデータ管理を実現する方法及び臨床分析システムが提供される。該臨床分析システムは、ユーザー試料を受理し処理するためのバイオセンサー、及び所定のパラメーターデータ値を含む複数の患者記録を記憶するための手段用のメモリーを含む。プロセッサデバイスが、複数の患者記録を受理し処理するため、及び報告書を生成するため、バイオセンサーに結合されている。プロセッサデバイスに結合されたファックス駆動機構が、診療所にある所定のファックス機に対し電話網を介して、該生成された報告書を送る。
【選択図】図１

Description

本発明は一般に、臨床分析装置を、より特定的には患者の診断及び治療におけるデータ管理を実現するための新規かつ改良型の方法及びシステムに関する。

体液中の分析物の定量的決定は、或る種の生理学的異常の診断及び健康維持においてきわめて重要なことである。一部の個人では、例えば、乳酸塩、コレステロール及びビリルビンを監視する必要がある。特に、体液中のグルコースの決定は、体液中のグルコースレベルを頻繁に検査する必要のある糖尿病患者にとって、その食生活におけるグルコース摂取を調節する手段として、非常に重要である。本書の開示の残りの部分は、グルコースの決定に向けられているが、本発明の手順及び器具をその他の診断システムと共に使用することも可能である。

糖尿病患者による自宅でのグルコースの監視は、現代の糖尿病管理において増々日常的なこととなってきている。従来、患者は、グルコース読取り値及びその他の関連情報を手書きで記録するための手書き用の紙日誌をつけることが求められていた。より特定的には、患者は、計画された時刻に自らの血中グルコースを測定し、この情報を個人的日誌に記録した。

血中グルコースシステムといったような現行の診断システムは、テストを実施するのに用いられる試薬検知用要素の既知の反応性及び測定された出力に基づき実際のグルコース値を計算するために使用されるバイオセンサーを内含している。テスト結果は、標準的には、ユーザーに対し表示され、血中グルコースモニターの中のメモリー内に記憶される。一部の既知のシステムにおいては、血中グルコースモニターに由来する多数の記憶された値は、例えば血中グルコースモニターユーザーのために医師が分析を行うことができるようにするため、別のコンピュータに定期的に転送される。

さまざまなメモリー機能をもつグルコース計器の導入により、データ記録プロセスは大幅に単純化され、記憶されたデータの信頼性は増加したが、大量の記録されたデータは解釈タスクを複雑なものにした。同様に、食生活及び運動因子といったその他の臨床関連データ及びライフスタイル情報を患者が記録することも今日のデバイスでは可能である。このような全ての記録されたデータは、標準的には音響モデムラインといった通信リンクを介して、都合の良い形で診療所まで転送されて、そこで適切な治療の提言を行うために印刷された又は表示された形で精査できる。

自動化された糖尿病データ分析に対する数多くの従来のアプローチは、比較的表面的な分析及び或る種の所定の統計的計算に基づく図形表示の組合せを提供する。しかしながら、精査を行う医師が処理されたデータに付随する臨床的意味の複雑な合成及び解釈に時間をかけることがなおも必要とされ、医師の立場で多大な対話を行うことがなおも求められる。

Kahn et al., に対し１９９３年１０月５日付けで発行され当該譲渡人に譲渡された米国特許第５，２５１，１２６号は、患者が自分で記録した糖尿病データの中の主要な臨床的発見事実を識別し強調表示するため、記号及び数値式計算アプローチを組合わせる「ＩＤＤＩ」システムと呼ばれる自動糖尿病データ解釈方法を開示している。グルコース計などを用いて一定時間にわたり糖尿病患者によって記録された血中グルコースレベル及びインシュリン用量レベルを内含する患者データは、最初、パソコンといったような中央処理システム内にダウンロードされる。受領された糖尿病データは、（ａ）全体的データ収集期間のうちの少なくとも所定のセグメントの間持続されることがわかっているインシュリン用量の有意な所定の変化に対応するインシュリン投与計画を識別するため、（ｂ）識別されたインシュリン投与計画の複数の周期のうちの隣接するものを横断して結果としてもたらされる血中グルコースレベルの重大な変化を統計的に識別するため、及び（ｃ）識別された統計的に有意なグルコースレベル変化の中から血中グルコースレベルの有意な変化を臨床的に識別するために、処理される。糖尿病データ処理の結果は、識別されたインシュリン投与計画及び付随する臨床的に有意なグルコースレベル変化に関する詳細を含めた、処理結果を強調表示する包括的でしかも容易に理解できるデータ解釈報告書の形で生成される。

患者が使用するための、多数の市販の臨床分析装置が入手可能である。さまざまな市販の臨床分析装置間の差異に起因して、医療関係者（ＨＣＰ）は、走らせるべき互換性あるソトフウェアをもたなくてはならないか、そうでなければ患者が同じ又は類似のプログラムを自宅にもたない場合に患者がＨＣＰの診療所に赴くことを要求する可能性もある。ＨＣＰは、プログラムを走らせ、計器を整合させるようケーブルを切換え、ハードウェア及びソフトウェアの両方を維持しなければならない。かかる雑用は、時間のかかる効率の悪いものである傾向をもつ。

掛かりつけの医師又はＨＣＰによる分析及び治療を補助しかつ例えばソフトウェアを走らせ、ケーブルを切換え、計器をダウンロードするために必要な時間を最小限におさえるようにデータ管理を実現することを目的とした、改良された方法及び臨床分析装置システムに対するニーズが存在する。

本発明の重要な目的は、分析及び治療を補助するようにデータ管理を実現することを目的とした改良された方法及び臨床分析装置システムを提供すること；ユーザー対話を不要にするか又は最小限におさえるこのような方法及び器具を提供すること；そして先行技術の配置のいくつかの欠点を克服するかかる方法及び器具を提供することにある。

簡単に言うと、分析及び治療を補助するようにデータ管理を実施するための方法及び臨床分析装置システムが提供されている。該臨床分析装置システムは、ユーザー試料を受理し処理するためのバイオセンサー及び所定のパラメータデータ値を含めた複数の患者記録を記憶するための手段用のメモリーを内含する。複数の患者記録を受理し処理し報告書を生成するために、プロセッサデバイスがバイオセンサーに結合されている。プロセッサデバイスに結合されたファックス駆動機構が、診療所にある所定のファックス機に対して電話網を介して生成された報告書を送る。

本発明の特徴に従うと、プロセッサデバイスは、手持ち式個人データアシスタント（ＰＤＡ）といったような手持ち式コンピュータデバイスである。代替的には、複数のプロセッサデバイスを処理し、報告書を生成し診療所にある所定のファックス機にファックスするサーバーコンピュータに対し、複数の患者記録を転送することができる。

本発明そしてその上述の及びその他の目的及び利点は、図面中に例示されている本発明の好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から最も良く理解できる。

本発明の特徴に従うと、ユーザー対話を無くする又は最小限におさえる、分析及び治療を補助するようにデータ管理を実施するための新しい及び改良された方法及び臨床分析装置システムが提供される。診療所においては、本発明の方法及び臨床分析装置システムにより必要とされるのは、標準的なファクシミリ又はファックス機だけである。自動インテリジェント糖尿病データ解釈（ＩＤＤＩ）ソフトウェアは、記録された糖尿病患者データを処理し、分析し、解釈し、診療所にファックスされる報告書を生成する。患者によるユーザー対話は、データ処理、報告書生成又は診療所に対する生成された報告書のファックス送信において必要とされない。医師は、医師によるデータ処理又は対話を必要とせずに、患者のファイル内にいつでも入力できるようになっている報告書をファックス形式で受けとる。本発明の方法及び臨床分析装置システムは、患者が記録された糖尿病患者のデータを診療所にダウンロードする必要性を無くし、医師が記録された糖尿病患者のデータを処理し、分析及び解釈するための何らかのコンピュータ又はデータ処理システムを備える必要性を無くする。

最良の実施例の説明
ここで図面を参照すると、図１には、全体として１００という参照番号で呼称された本発明の原理に従って配置されている臨床分析装置システムが例示されている。臨床分析装置システム１００は、１０１として示されている患者によって使用されるバイオセンサー又はグルコース計１０２を内含している。グルコース計１０２は、定期的にユーザー試料を患者１０１から受取り、それを処理する。測定された血中グルコース（ＢＧ）レベルを記憶又は記録するため、グルコース計１０２にはメモリー１０４が内含されている。臨床分析装置システム１００は、計器１０２と手持ち式プロセッサデバイス１０６の間の直接接続といったような適切な通信リンク１０８を通してグルコース計１０２に結合されたPalm（商標）手持ち式個人データアシスタントといったような手持ち式プロセッサデバイス又は個人データアシスタント１０６を内含する。

手持ち式プロセッサデバイス１０６は、計器から記録をダウンロードしかつ又、例えば患者データベース１１０内に記憶されている一定の与えられた監視期間中の食生活、運動、症候などといったようなライフスタイルマーカーなどの他の関連するマーカーと同様にインシュリン用量記録及び時間を入力し記憶することによって、記憶されたグルコース結果をユーザーが増大できるようにするため、計器１０２と合わせて患者により用いられる。ブロック１１２に示されているように、手持ち式デバイス１０６は、計器１０２から記録をダウンロードするための機能を内含する。手持ち式デバイス１０６は、ブロック１１４に示されているように、ユーザーデータベース１１０内に維持された記録をユーザーが編集、挿入及び消去できるようにする機能を内含している。手持ち式デバイス１０６は、ブロック１１６に示されているように、インタネットサーバーコンピュータ１２０に患者データベース１０内に記憶されたデータを転送するための患者データベース転送機能を内含する。

臨床分析装置システム１００のインタネットサーバーコンピュータ１２０は、無線インタネット網１２４内でそれぞれのインタネット接続１２２（１つが示されている）を介してそれぞれの患者１０１が所有する多数の手持ち式プロセッサデバイス１０６の各々に結合された中央サーバーコンピュータである。１３０として示されている第３者サービスが、インタネットサーバーコンピュータ１２０を維持管理し、加入する医師に対し加入料を請求できる。インタネットサーバーコンピュータ１２０は、各々の医師について複数の患者データベース１３２を記憶する。インタネットサーバーコンピュータ１２０は、ブロック１３４内に示されているように無線インタネット接続１２２から患者データを受信するための機能を内含する。インタネットサーバーコンピュータ１２０は、ブロック１３６に示されているように、受信された各患者データベース１３２のために報告書サービスの予定を立案するための機能を内含する。

インタネットサーバーコンピュータ１２０は、ブロック１３８に示されているように、特定の１患者データベース１３２のためにＩＤＤＩプログラム１４０を開始させるための機能を内含する。インタネットサーバーコンピュータ１２０は、所定の流れ順序に従ってブロック１４２に示されているように自己記録された糖尿病患者データを処理、分析及び解釈し、かつブロック１４４に示されているように適切なデータ解釈出力報告書を生成するのに必要な自動インテリジェント糖尿病解釈（ＩＤＤＩ）ソフトウェア１４０を内含する。

包括的で有益な報告書の中で提示される臨床的に重要な情報を抽出するような形で、ＩＤＤＩシステムに従ってサーバーコンピュータ１２０により一定の与えられた患者データベース又はデータファイルが処理される。報告書１４４は、重要な又は合理的な臨床及び／又は治療上の決定に到達することを目的として医師が使用し易いように特に適合されている。データ解釈報告書１４４は包括的であり、患者の日誌の中に含まれている法外に大量で理解の困難な生データを医師が手作業でページを繰りながら苦労して精査することに置き換わるものである。ＩＤＤＩシステムソフトウェア１４０は、解釈すべきデータベースがひとたびシステムメモリー１３２内で患者データベースの形で利用可能となった時点でユーザーの介入を全く必要としない、という点に留意すべきである。ＩＤＤＩ報告書１４４は、例えば強調表示されたテキスト、グラフ及び表、包括的コメント、日モード解析、週モード解析、最後の２周期の比較、インシュリン用量効果分析、低血糖及び高血糖症状発現、グルコースレベルの急速な揺動などを含む。

ＩＤＤＩシステムソフトウェア１４０は、データを分析しデータ内に含まれている臨床的掛わり合いを検出し、図形ベースのデータ解釈報告書１４４の形で関係する情報を提示するために記号方法及び数値方法の組合せを用いる。ＩＤＤＩシステムが使用する記号方法は、臨床的に有意な発見事業について患者の日誌を検討する際に糖尿病専門医が使用する論理的方法を符号化するのに対し、数値又は統計的方法は、精査を行う医師にとって一助となりうる記号方法により立てられる仮説を裏づけするための証拠を求めて患者データをテストする。

米国特許第５，２５１，１２６号は、有利にもインタネットサーバーコンピュータ１２０内のＩＤＤＩソフトウェア１４０を内含していたＩＤＤＩシステムを開示している。上述の米国特許第５，２５１，１２６号の内容は本書に参考として内含される。

サーバーコンピュータ１２０は、掛かりつけの診療所にあるファックス機１７２を用いて特定の医師１７０に対しフォーマット化された報告書を送るため電話網１６０に結合されるファックス駆動機構１４６を内含する。ブロック１７４に示されているように患者用ファイルにすぐに綴じ込むことのできるＩＤＤＩ患者報告書が印刷される。

ここで図２を参照すると、本発明に従った参照番号２００により全体として呼称されている中央サーバー無しで患者の診断及び治療におけるデータ管理を実現するための第２の臨床分析装置システムが示されている。臨床分析装置システム２００は同様に、ユーザー試料を受理し処理するために患者が使用するバイオセンサー又はグルコース計２０２を内含しており、この計器は、所定のパラメータデータ値を記憶するか又は測定された血中グルコース（ＢＧ）レベルを記録するためのメモリー２０４を内含する。臨床分析装置システム２００は、手持ち式プロセッサデバイス又は個人データアシスタント（プロセッサデバイスＡ）２０６例えばPalm（商標）手持ち式個人データアシスタント又はプロセッサデバイスＡ機能を伴う携帯電話を内含する。

手持ち式プロセッサデバイス２０６は、計器から記録をダウンロードしかつ又、例えば一定の与えられた監視期間中の食生活、運動、症候などといったようなライフスタイルマーカーなどの他の関連するマーカーと同様にインシュリン用量記録及び時間を入力し記憶することによって、記憶されたグルコース結果をユーザーが増大できるようにするため、計器２０２と合わせて患者により用いられる。手持ち式デバイス２０６は、ユーザーがユーザーデータベース２１０内に維持された記録を編集、挿入及び消去できるようにする。グルコース計２０２内に記憶されたデータは、計器２０２と手持ち式デバイス２０６の間の直接接続といったよな適切な通信リンク２０８を通して転送される。

手持ち式プロセッサデバイス２０６は、所定の流れ順序に従って自己記録された糖尿病患者データを処理、分析及び解釈しかつ適切なデータ解釈出力を生成するのに必要な自動インテリジェント糖尿病解釈（ＩＤＤＩ）ソフトウェア２１６を内含する。図１中のシステム１００のＩＤＤＩソフトウェア１２０の中に内含されているような米国特許第５，２５１，１２６号のＩＤＤＩシステムは、有利にも、システム２００内のＩＤＤＩソフトウェア２１６を実現するために使用される。例えば強調表示されたテキスト、グラフ及び表、包括的コメント、日モード解析、週モード解析、最後の２周期の比較、インシュリン用量効果分析、低血糖及び高血糖症状発現、グルコースレベルの急速な揺動などを含むＩＤＤＩ報告書２１８が生成される。

図１のシステム１００と比べて、臨床分析装置システム２００は、自動データ分析を実施し適切な報告書を生成する手持ち式プロセッサデバイス２０６を有し、サーバーコンピュータ１２０を取り除いている。手持ち式プロセッサデバイス２０６は掛かりつけの診療所にあるファックス機２６０を介して、書式化された報告書２１８を医師２５０に送るため電話網２４０に結合されたファックス駆動機構２２０を内含する。患者用ファイルにすぐに綴じ込むことのできるＩＤＤＩ患者報告書２６２が印刷される。

ここで図３を参照すると、本発明のデータ管理方法に従って臨床分析装置システム１００を用いる逐次的オペレーションの例が示されている。ブロック３００に示されているように、患者は血中グルコース計１０２を用いて例えば一日２〜４回血中グルコースレベルをテストし；毎日乃至は毎週計器メモリー１０４から手持ち式デバイス１０６まで記憶された読取り値をダウンロードし；手持ち式デバイス１０６上でチャート及び表を精査し；例えば診療所に行く前又は医師との電話診療の前に手持ち式デバイス１０６からインタネットサーバー１２０へ、データセットを転送又はアップロードする。多数の患者１−Ｎ、３００、３０２、３０４、３０６及び３０８が糖尿病患者データを記録し、手持ち式デバイス１０６からインタネットサーバー１２０へとデータセットを転送する。

ブロック３１０中に示されているように、第３者サービス１３０は、加入する医師及びその患者のための安全なデータベースを維持管理するインタネットサーバーコンピュータ１２０を維持し、患者−医師報告書許可の真正を証明し；患者の手持ち式デバイス１０６からの要求に基づきＩＤＤＩ分析報告書を生成し対応する医師に対し生成された報告書をファックスするか；又は電話又はインタネットでの指令を介した患者の医師からの要求に基づきＩＤＤＩ報告書を生成して、対応する医師に対し生成されたＩＤＤＩ報告書をファックスし；加入料を医師に請求する。

ブロック３２０に示されているように、診療所は、インタネットサーバーコンピュータ１２０により送られたファックスを介して患者報告書を受取り、ファックスされた報告書を患者のチャート中に挿入する。医師は、患者の診察中の焦点としてこの報告書を用いる。多数の診療所１−Ｍ、３２０、３２２、３２４、３２６及び３２８がインタネットサーバー１２０からファックスされたＩＤＤＩ報告書を受けとる。

図４を参照すると、本発明のデータ管理方法に従って臨床分析装置システム２００を用いる逐次的オペレーション例が示されている。ブロック３００に示されているように、第1の患者は、血中グルコース計２０２を用いて例えば一日２〜４回血中グルコースレベルをテストし；毎日乃至は毎週計器メモリー２０４から手持ち式デバイス２０６まで記憶された読取り値をダウンロードし；手持ち式デバイス２０６上でチャート及び表を精査し；例えば医師の診察の前に、掛かりつけの診療所に対し、生成されたＩＤＤＩ報告書２１８をファックスする。多数の患者１−Ｎ、４００、４０２、４０４、４０６及び４０８が、計器２０２及び手持ち式デバイス２０６を用いて糖尿病患者データを記録、処理、分析し、診療所での又は電話での診察の前に掛かりつけの診療所にファックスされるＩＤＤＩ報告書を生成する。

ブロック４２０に示されているように、診療所は、患者の手持ち式デバイス２０６により送られたファックスを介して患者報告書を受取り、ファックスされた報告書を患者のチャート中に挿入する。医師は、患者診察中の焦点としてこの報告書を用いる。多数の診療所１−Ｍ、４２０、４２２、４２４、４２６及び４２８がそれぞれの患者の手持ち式デバイス２０６からファックスされたＩＤＤＩ報告書を受けとる。

手持ち式プロセッサデバイス１０６、２０６は、Palm（商標）個人データアシスタント（プロセッサデバイスＡ）又はそれに類するデバイスといった適切なあらゆるコンピュータを用いて実現可能である。インタネットサーバー１２０は、共にニューヨーク州アーモンクにあるInternational Business Machines Corporationの製品であるＯＳ／４００（登録商標）オペレーティングシステムをランさせるＡＳ／４００（登録商標）コンピュータといったような適切なあらゆるサーバーを用いて実現可能である。手持ち式プロセッサデバイス１０６及びインタネットサーバー１２０は、それがApple MacintoshといったようなマイクロコンピュータであるかＩＢＭ System／３９０といったようなメインフレームコンピュータであるかに関わらずその他のタイプのコンピュータシステムであって、なおかつ本発明の精神及び範囲内に入ることができる。本発明は、特定のハードウェア設計、ソフトウェア設計、通信プロトコル、性能パラメータ又はアプリケーション特定的機能に制限されるものでない、ということを理解すべきである。

本発明を図面中に示された本発明の実施形態の詳細に関連して記述してきたが、これらの詳細は、添付のクレーム中で請求されている本発明の範囲を制限することを意図したものではない。

本発明に従った中央サーバーを内含する患者の診断及び治療におけるデータ管理を実現するための、第１の臨床分析装置システムの論理ブロック図表現である。 本発明に従って中央サーバーなしで患者の診断及び治療におけるデータ管理を実現するための、第２の臨床分析装置システムの論理ブロック図表現である。 本発明に従ったデータ管理方法と共に図１及び図２の臨床分析装置システムを用いる逐次的段階の例を、それぞれ例示する流れ図である。 本発明に従ったデータ管理方法と共に図１及び図２の臨床分析装置システムを用いる逐次的段階の例を、それぞれ例示する流れ図である。

符号の説明

１００ 臨床分析装置システム
１０１ 患者
１０２ 計器（グルコース計）
１０４ メモリー
１０６ 手持ち式プロセッサデバイス
１０８ 通信リンク
１１０ 患者（ユーザー）データベース
１１２、１１４、１１６、１３８、１３６、１４２、１４４ ブロック
１２０ インタネットサーバーコンピュータ
１２２ 無線インタネット接続
１２４ 無線インタネット網
１３０ 第３者サービス
１３２ 患者データベース
１４０ 自動インテリジェント糖尿病解釈（ＩＤＤＩ）ソフトウェア
１６０ 電話網
１７０ 医師
１７２ ファックス機

Claims (14)

1. 分析及び治療を補助するようにデータ管理を実施するための臨床分析装置システムにおいて：
   ユーザーの試料を受理し処理することを目的とし、所定のパラメータデータ値を内含する複数の患者記録を記憶するためのメモリー手段を内含するバイオセンサーと；
   前記複数の患者記録を受理し処理しかつ報告書を生成するため前記バイオセンサーに結合されたプロセッサデバイスと；
   前記生成された報告書を受理する診療所にある所定のファックス機に電話網を介して前記生成された報告書を送信するため前記プロセッサデバイスに結合されたファックス駆動機構と、
   を含んで成る臨床分析装置システム。
2. 前記プロセッサデバイスが、手持ち式コンピュータデバイスを内含する、請求項１に記載の臨床分析装置システム。
3. 前記手持ち式コンピュータデバイスが、手持ち式個人データアシスタントを内含する、請求項２に記載の臨床分析装置システム。
4. 前記プロセッサデバイスが、サーバーコンピュータを内含する、請求項１に記載の臨床分析装置システム。
5. 前記サーバーコンピュータが、インタネットサーバーコンピュータを内含する、請求項４に記載の臨床分析装置システム。
6. 前記バイオセンサーに結合されて患者記録を受理する手持ち式コンピュータデバイスを内含し、該手持ち式コンピュータデバイスが、前記サーバーコンピュータに一組の患者記録を転送するために前記サーバーコンピュータに結合されている、請求項４に記載の臨床分析装置システム。
7. 前記手持ち式コンピュータデバイスが、インタネット網接続を介して前記サーバーコンピュータに結合されている、請求項６に記載の臨床分析装置システム。
8. 前記プロセッサデバイスが、所定のＩＤＤＩ報告書を生成するための自動インテリジェント糖尿病データ解釈（ＩＤＤＩ）処理用ソフトウェアを内含している、請求項１に記載の臨床分析装置システム。
9. 前記プロセッサデバイスが、個人データアシスタント（ＰＤＡ）機能を有する手持ち式携帯電話を内含している、請求項１に記載の臨床分析装置システム。
10. 分析及び治療を補助するためのデータ管理を実現する方法において：
    ユーザー試料を受理し、所定のパラメータ値を測定するために所定のテストシーケンスを実施するためのバイオセンサーを用意する段階と；
    前記バイオセンサー内の前記所定のパラメータ値を含めた患者記録を記憶する段階と；
    前記バイオセンサーからコンピュータデバイスまで記憶されたデータ記録を転送する段階と、
    を含んで成る方法であって、前記コンピュータデバイスが、
    前記患者記録を処理し報告書を生成する段階と；
    診療所にある所定のファックス機に対し電話網を介して前記生成された報告書を送る段階と、
    を含んで成るデータ管理を実現する方法。
11. 記憶されたデータ記録を前記バイオセンサーからコンピュータデバイスまで転送する段階が、記憶されたデータ記録を前記バイオセンサーから手持ち式コンピュータデバイスまでダウンロードする段階を内含し、かつ前記手持ち式コンピュータデバイスが前記患者記録を処理し前記報告書を生成する段階及び前記生成された報告書を、前記電話網を介して診療所にある前記所定のファックス機に送る段階を実施する、請求項１０に記載のデータ管理を実現する方法。
12. 記憶されたデータ記録を前記バイオセンサーからコンピュータデバイスまで転送する段階が、記憶されたデータ記録を前記バイオセンサーから手持ち式コンピュータデバイスまでダウンロードする段階を内含し、かつ前記手持ち式コンピュータデバイスがさらに、前記データ記録をサーバーコンピュータに転送する段階を実施する、請求項１０に記載のデータ管理を実現するための方法。
13. 前記データ記録をサーバーコンピュータまで転送するための段階が、インタネット網を介して前記サーバーコンピュータまで前記データ記録を転送する段階を内含する、請求項１２に記載のデータ管理を実現する方法。
14. 前記患者記録を処理し前記報告書を生成する段階が、所定のＩＤＤＩ報告書を生成するための自動インテリジェント糖尿病データ解釈（ＩＤＤＩ）の段階を含んでいて、前記データ記録を処理する、請求項１０に記載のデータ管理を実現する方法。

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