JP2004153549A - 画像処理装置 - Google Patents

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博明 中村
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Abstract

【課題】高精度な検定およびトリミングを、より良好な効率で行うことができ、これにより、高画質な画像が再生された適正な写真プリントを、高い生産効率で、安定して出力することを可能にする画像処理装置を提供する
【解決手段】ディスプレイと、画像供給源から供給された画像に画像処理条件に基づいて画像処理を行う画像処理部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段と、前記画像処理部で画像処理された画像の仕上がり予想画像と共に、1以上のリファレンス画像、および、前記画像処理部で処理された画像の出力時の尺度を示すスケールを、前記ディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに表示された前記スケールを移動する移動手段とを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真プリンタ等に利用される画像処理装置の技術分野に属し、詳しくは、再現画像の検定を高精度に行うことができる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネガフィルム、リバーサルフィルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィルムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接露光が主流である。
これに対し、近年では、デジタル露光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、写真プリントとするデジタル写真プリンタが実用化されている。
【0003】
デジタル写真プリンタは、基本的に、フィルムに光を入射して、その投影光を読み取ることによって、フィルムに記録された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装置)と、スキャナによって読み取られた画像データに所定の処理を施し、画像記録のための画像データとする画像処理装置と、画像処理装置から出力された画像データに応じて、例えば、光ビーム走査によって感光材料を走査露光して潜像を記録するプリンタ(画像記録装置)と、プリンタによって露光された感光材料に現像処理を施して、画像が再生された写真プリントとするプロセサ(現像装置)とを有する。
【0004】
このようなデジタル写真プリンタによれば、画像データの処理によって画像処理(適正化)を行うことができるので、階調調整、カラーバランス調整、色および/または濃度調整等を好適に行って、従来の直接露光では得られなかった高品位な写真プリントを得ることができる。
また、画像をデジタルの画像データとして取り扱うので、フィルムに撮影された画像(スキャナで読み取った画像データ)のみならず、デジタルカメラ等で撮影された画像や、インターネット等の通信手段で取得した画像も、写真プリントとして出力することができ、さらに、写真プリントのみならず、写真プリントに再生した画像の画像データを、画像ファイルとして、CD−RやMO(光磁気記録媒体)等の各種の記録媒体や通信手段に出力することもできる。
【0005】
ところで、このようなデジタル写真プリンタのみならず、通常の直接露光の写真プリンタにおいても、適正な写真プリントを出力するために、写真プリントの出力に先立って、各コマ毎に画像を確認する、いわゆる検定が行われる。
検定は、通常、フィルムに撮影された各コマの画像をCCDセンサ等で光電的に読み取り、この画像に応じて設定された画像処理条件(直接露光の装置では、フィルタの挿入量や、露光光量の絞り値等)に応じて処理した画像、すなわち、そのコマの仕上がり予想画像(検定画像)をディスプレイに表示し、必要に応じて、この表示画像を修正することによって、設定された画像処理条件を修正することで行われる。
また、より高精度な検定を行うために、予め、リファレンスとなるプリントを出力しておき、このリファレンスプリントをディスプレイの横に置いて、これを参照して検定を行っている。
【0006】
しかし、この方法では、観察光源に対する位置等、リファレンスプリントとディスプレイとで観察条件が異なるので、両者に再生された画像は、見え方が異なってしまう場合が多い。そのために、リファレンスプリントを好適に参照することができず、すなわち、出力するプリントをリファレンスプリントに合わせることができず、検定の精度が低くなってしまうという問題点がある。
このような問題に対し、リファレンスプリントに相当するリファレンス画像を検定画像と同じ画面に表示し、同じ観察条件で観察されるようにすることで、リファレンスプリントと検定画像の観察条件の違い等に起因する検定精度の低下を無くして、高精度な検定を行うことができ、高画質な写真プリントの出力が可能な画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−182318号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の画像処理装置等を用いた場合にも、精度の高い検定を行うためには、検定画像に応じて適切なリファレンス画像を選択する必要がある。しかしながら、どのリファレンス画像を用いるのが適切かは、検定画像のデータ特性や画像特徴、顧客の好み、写真プリンタの特性等によっても異なり、適切なリファレンス画像を選択するのが難しいという問題がある。
【0009】
一方、写真プリンタにおいては、顧客の要望に応じて、ディスプレイに表示された仕上がり予想画像に対してトリミング(切り出し)を行うことも多いが、従来のトリミング画面では、プリントとして出力した時の被写体の実寸法を正確に知ることができないという問題もある。
【0010】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、デジタル露光焼付および直接(アナログ)露光焼付を問わず、写真プリンタにおいて、リファレンス画像を検定画像やプリント処理環境に応じたグループにして登録しておくことにより、検定時に適切なリファレンス画像を簡単かつ効率的に選択することができ、これにより、高画質な画像が再生された適正な写真プリントを、高い生産効率で、安定して出力することを可能にする画像処理装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は、上記写真プリンタにおいて、プリント出力時の被写体の実寸法を知ることができることにより、適正なトリミングを効率良く行うことができ、高画質な画像が再生された適正な写真プリントを、高い生産効率で、安定して出力することを可能にする画像処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、ディスプレイと、画像供給源から供給された画像に画像処理条件に基づいて画像処理を行う画像処理部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段と、前記画像処理部で画像処理された画像の仕上がり予想画像と共に、1以上のリファレンス画像、および、前記画像処理部で処理された画像の出力時の尺度を示すスケールを、前記ディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに表示された前記スケールを移動する移動手段とを有することを特徴とする画像処理装置を提供するものである。
【0013】
ここで、前記表示手段は、前記スケールを、前記仕上がり予想画像の出力範囲を示す出力枠に合わせて表示するのが好ましい。
また、本発明の画像処理装置においては、前記画像処理部で処理された画像を出力するための出力機が選択可能であり、前記スケールは、選択された出力機に合わせて自動的に尺度を変化するのが好ましい。
また、さらに、前記画像処理部で処理された画像の出力範囲を指定する手段と、出力サイズを指定する手段とを有し、指定された範囲に相当する前記画像処理部で画像処理された画像を、指定されたサイズで出力するのが好ましい。
【0014】
また、さらに、前記ディスプレイに表示された前記リファレンス画像および前記仕上がり予想画像を用いて、前記画像処理部における前記画像処理条件を調整する調整手段を有するのが好ましい。
【0015】
また、本発明は、ディスプレイと、画像供給源から供給された画像に画像処理条件に基づいて画像処理を行う画像処理部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段と、この記憶手段に前記1以上のリファレンス画像をグループ別に登録する登録手段と、前記1以上のリファレンス画像を選択して、前記画像処理部で画像処理された画像の仕上がり予想画像と共に、前記ディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに表示された前記1以上のリファレンス画像および前記仕上がり予想画像を用いて、前記画像処理部における前記画像処理条件を調整する調整手段とを有し、かつ、前記登録手段は、リファレンス画像を入力原稿種別、顧客別、被写体種別、出力機種別、ユーザ別、および、前記画像処理装置の使用地域別の1以上により分類されるグループにして登録し、前記表示手段は、このグループ毎に前記リファレンス画像を表示することを特徴とする画像処理装置を提供するものである。
【0016】
また、本発明の画像処理装置においては、さらに、前記ディスプレイに表示された前記リファレンス画像および前記仕上がり予想画像の特定領域を指定する手段を有し、前記画像処理部は、指定された両者の領域の色および濃度が一致するように、前記画像処理条件を設定するのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る画像処理装置を添付の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
【0018】
図1に、本発明の画像処理装置を利用するデジタル写真プリンタの一実施例のブロック図を示す。
図1に示されるデジタル写真プリンタ(以下、写真プリンタ10とする)は、基本的に、スキャナ(画像読取装置)11と、メディアドライバ12と、画像データ受信装置13と、画像処理装置14と、プリンタ16とを有する。
また、画像処理装置14には、キーボード18aおよびマウス18bを有する操作系18と、再現画像(写真プリント)のための検定に用いる仕上がり予想画像あるいはシミュレーション画像、すなわち検定画像の表示等を行うためのディスプレイ20が接続される。さらに、キーボード18aには、検定の際に、必要に応じて画像、従って画像処理条件の調整を行うための、濃度調整キー、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の各色の色調整キー、階調(γ)調整キー、シャープネス調整キー等の各種の調整キーが設定されている。なお、これらの各種の調整キーをディスプレイ20の表示画面上にGUI(グラフィカルユーザインターフェース;graphical user interface)として設け、操作系18によって操作しても良い。
【0019】
スキャナ11は、フィルムF等に撮影された画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、白色の光源22と、可変絞り24と、色フィルタ板26と、フィルムFに入射する読取光をフィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結像レンズユニット32と、エリアCCDセンサ34(以下、CCDセンサ34とする)と、アンプ(増幅器)36と、A/D(アナログ/デジタル)変換器38とを有する。
また、写真プリンタ10においては、新写真システム(Advanced Photo System)や135サイズなどのフィルムサイズ等に応じて、スキャナ11の本体に装着自在な専用のキャリアが用意されている。、プリントを作成される画像(コマ)は、このキャリアによって所定の読取位置に搬送、保持される。
【0020】
このようなスキャナ11において、フィルムFに撮影された画像を読み取る際には、光源22から射出され、可変絞り24によって光量調整された読取光が、色フィルタ板26に入射して調光され、拡散ボックス28で拡散された後、キャリアによって所定の読取位置に保持されたフィルムFに入射して、透過することにより、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得る。
この投影光は、結像レンズユニット32によってCCDセンサ34の受光面に結像され、フィルムFに撮影された画像が光電的に読み取られる。
CCDセンサ34の出力信号は、アンプ36で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされて、画像処理装置14に送られる。
【0021】
色フィルタ板26は、R(赤)、G(緑)およびB(青)の各色フィルタを有するターレットで、公知の手段で回転されて、各色フィルタを読取光の光路中に挿入する。図示例のスキャナ11においては、色フィルタ板26の各色フィルタを順次挿入して、3回の読み取りを行うことにより、フィルムFに撮影された画像を、R、GおよびBの3原色に分解して読み取る。
【0022】
スキャナ11においては、フィルムFに撮影された画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレスキャンと、プリントや画像ファイルの出力に対応する画像データを得るためのファインスキャンとの、2回の画像読取で行う。
プレスキャンは、スキャナ11が対象とする全てのフィルムの画像を、CCDセンサ34が飽和することなく読み取れるように、あらかじめプレスキャンに応じて設定された条件で行われる。一方、ファインスキャンは、プレスキャンデータや画像処理装置14が出力する画像の出力サイズに応じて、各コマ毎に設定された条件で行われる。
従って、プレスキャンとファインスキャンの出力信号は、画像読取の解像度と出力レベルが異なる以外は、基本的に同じである。
【0023】
本発明にかかる写真プリンタ10(画像処理装置14)において、画像を読み取るスキャナ11は、図示例のものに限定はされず、公知の各種のものが利用可能である。例えば、LED等による3原色の読取光を個々に射出する光源を用いて画像を3原色に分解して読み取るスキャナであってもよい。あるいは、3色のラインCCDセンサを用いたスリット走査露光によるスキャナであってもよい。また、フィルムを読み取るスキャナ11以外にも、反射原稿の画像読取装置等が備えられていてもよい。
【0024】
メディアドライバ12は、デジタルカメラに装填可能なPCカードやスマートメディア(登録商標)、ICカード等、あるいは、FD(フレキシブルディスク)、MO(マグネトオプティクス)ディスク、CD−R等の各種の記録媒体の何れかがセットされ、セットされた記録媒体に記憶されているデジタルの画像データを読み出して画像処理装置14に送る。また、必要に応じて、画像処理装置14から出力された画像データをこれらの記録媒体に記録する。
【0025】
画像データ受信装置13は、インターネット等のコンピュータネットワークに接続されており、コンピュータネットワークを介して情報処理装置(例えばパソコン)からデジタルの画像データを受信し、受信した画像データを画像処理装置14に送る。
本発明の画像処理装置は、このような各種の画像データ供給源(画像供給源)から画像データ(画像)を受け取り、処理を行う。
【0026】
前述のように、スキャナ11、メディアドライバ12または画像データ受信装置13からの出力信号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
図2に、画像処理装置14のブロック図を示す。図2に示されるように、画像処理装置14(以下、処理装置14とする)は、データ処理部46、Log変換器48、プレスキャン(フレーム)メモリ50、ファインスキャン(フレーム)メモリ52、条件設定部54、プレスキャン処理部56、ファインスキャン処理部58、およびリファレンス画像表示制御部60(以下、リファレンス制御部60とする)を有する。
なお、図2は、主に画像処理関連の部位を示しているが、処理装置14は、入力された出力方法に応じた各部位の動作等、写真プリンタ10全体の制御や管理も行うものであり、図2に示した部位以外にも、全体を制御するCPU、写真プリンタ10の作動等に必要な情報を記憶するメモリ等が配置される。
【0027】
データ処理部46は、スキャナ11から出力されたR、GおよびBの各出力データに、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補正等の所定の処理を施す部位である。
Log変換器48は、データ処理部46で処理された出力データを、例えばLUT(ルックアップテーブル)等によってLog変換して、デジタルの画像(濃度)データとする。Log変換器48で変換された、プレスキャン(画像)データはプレスキャンメモリ50に、ファインスキャン(画像)データはファインスキャンメモリ52に、それぞれ記憶される。
【0028】
また、データ処理部46は、メディアドライバ12または画像データ受信装置13から出力された画像データに対しては、圧縮されていた画像データ(例えばJPEG形式の画像データ)の解凍やデータ変換等を行ってファインスキャンデータを生成し、このファインスキャンデータを低解像度化してプレスキャンデータを生成して、ファインスキャンメモリ52およびプレスキャンメモリ50にそれぞれ記憶(格納)する。なお、これらの画像データに対しては、Log変換器48での処理は行われない。
【0029】
条件設定部54は、セットアップ部62、キー調整部64およびパラメータ統合部66を有する。
【0030】
セットアップ部62は、プレスキャンデータを用いた画像解析やオペレータによって入力された各種の指示等に応じて、各コマ毎のファインスキャンの条件および画像処理条件を設定する部位である。
具体的には、セットアップ部62は、プレスキャンデータを用いて、画像の濃度ヒストグラムの作成、および、最低濃度や最高濃度、平均濃度などの画像特徴量の算出等を行う。
次いで、これらの情報を用いて、その画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃度でCCDセンサ34が飽和するように、ファインスキャンの読取条件を設定する。セットアップ部62は、さらに算出した濃度ヒストグラムや画像特徴量、露光状態、読取の解像度や出力サイズ等を用いて、シャープネスゲイン、各種の画像処理を行うルックアップテーブル(LUT)等、後述する画像処理部68および72における各種の画像処理条件を算出する。なお、画像解析による各種の画像処理条件の算出は、実行する画像処理に応じて、公知の演算方法で行えばよい。
【0031】
キー調整部64は、ディスプレイ20の検定画面に表示された仕上がり予想画像に基づいてトリミングを行う際に、操作系18等によって入力された出力範囲(トリミング範囲)および出力サイズの指示に応じて、ディスプレイ20またはプリンタ16への画像の出力範囲および変倍率を算出し、パラメータ統合部66に供給するものである。
また、キー調整部64は、ディスプレイ20の検定画面に表示された検定画像となる仕上がり予想画像を、同じ検定画面に同時に表示されているリファレンス画像を用いて検定し、検定結果に基いて、キーボード18aにまたはディスプレイ20の表示画面上にGUIとして設定される前述の色/濃度調整キー等の各種の調整キーや、操作系18等によって入力された各種の調整指示等に応じて、画像の調整量を算出し、パラメータ統合部66に供給するものである。なお、リファレンス画像については、後述する。
【0032】
パラメータ統合部66は、セットアップ部62が算出した各種の画像処理条件を受け取り、プレスキャン処理部56およびファインスキャン処理部58の所定位置に設定する。パラメータ統合部66は、さらに、キー調整部64で算出された画像の出力範囲および変倍率、画像の調整量に応じて、各部位に設定した画像処理条件の調整(補正)や、その調整を行う処理条件の作成および両処理部への設定を行う。
【0033】
処理装置14においては、プレスキャンメモリ50に記憶されたプレスキャンデータはプレスキャン処理部56において、ファインスキャンメモリ52に記憶されたファインスキャンデータはファインスキャン処理部58において、条件設定部54のセットアップ部62で算出され、パラメータ統合部66で各処理部56および58の各部位に設定された画像処理条件に基いて、それぞれ処理される。
プレスキャン処理部56は、画像処理部68、画像合成部69およびデータ変換部70を有する。他方、ファインスキャン処理部58は、画像処理部72およびデータ変換部74を有する。
【0034】
プレスキャン処理部56の画像処理部68と、ファインスキャン処理部58の画像処理部72とは、処理する画像データの画素密度が異なる以外には、基本的に、同様の構成を有し、同様の処理を行うものである。
【0035】
図示例において、画像処理部68および72は、LUT、マトリクス演算、ローパスフィルタ(LPF)等の各種のフィルタ処理等を用いた公知の方法で、各種の画像処理を行う部位であり、電子変倍処理、カラーバランス補正、濃度補正、階調補正、彩度補正、覆い焼き処理、シャープネス処理等、各種の画像処理を行う部位である。
【0036】
画像処理部68で画像処理が施されたプレスキャンデータ、すなわち検定画像の画像データは、画像合成部69に送られる。また、画像合成部69には、後述するリファレンス制御部60からリファレンス画像の画像データも送られる。画像合成部69は、検定画像の画像データおよびリファレンス画像の画像データを所定の位置に割り振って、さらに、検定画像のプリント出力時の実寸法を示すスケールを検定画像の画像データ付近に配置して、例えば、図3(A)に一例を示すような、検定画像76と共に、リファレンス画像78(78a,78bおよび78c)およびスケール80(80aおよび80b)をディスプレイ20の検定画面21に表示する検定画像の画像データを生成し、これをデータ変換部70に送る。
他方、画像処理部72で処理されたファインスキャンデータはデータ変換部74に、送られる。
【0037】
各データ変換部70および74は、例えば3D(三次元)−LUT等を用いて、画像を変換する部位で、データ変換部70は、画像データをディスプレイ20による表示に対応する画像データに、データ変換部74は、ファインスキャンデータをプリンタ16による画像記録に対応する画像データに、それぞれ変換する。
【0038】
プレスキャン処理部56のデータ変換部70で処理された画像データはディスプレイ20に送られ、ディスプレイ20に表示される。
なお、ディスプレイ20には特に限定はなく、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)等の公知の表示装置が各種利用可能である。
【0039】
他方、ファインスキャン処理部58のデータ変換部74で処理された画像データはプリンタ16に送られる。なお、本発明の処理装置14においては、必要に応じてプリンタ用のデータ変換部74を複数有し、複数のプリンタ16に接続(ネットワークを利用しても可)されてもよい。
プリンタ16は、ファインスキャン処理部58から出力された画像データに応じて変調した光で感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録し、感光材料に応じた現像処理を施して(仕上り)プリントとして出力する。
【0040】
なお、写真プリンタ10においては、本発明の処理装置14で処理された画像(画像データ)を出力する出力形態は、再現画像の写真プリントであっても、再現画像表示であっても、画像データ自体の出力であっても良いし、従って、画像処理済画像(画像データ)の出力機は、図示例のプリンタ16やディスプレイ20に限定されず、処理装置14に直接またはインターネットやコンピュータ通信ネットワーク等の通信網を介して接続された他のプリンタやディスプレイであっても良いし、処理装置14に接続された他の画像処理装置や、これに接続されたプリンタやディスプレイであっても良いし、画像データ自体をFD(フレキシブルディスク)、MO(マグネトオプティクス)ディスク等の画像データ記録媒体に記録するためのメディアドライバ12や、画像データ自体を上述の通信網を介して配信する通信手段であっても良い。
なお、このように、処理装置14において、画像処理済画像(画像データ)を複数の出力形態の複数の出力機に出力できる場合には、操作系18によって出力形態や出力機を選択することができ、セットアップ部62は、選択された出力形態や出力機に合わせて、ディスプレイ20に表示されるスケールの尺度を変化させ、また、検定画像(仕上がり予想画像)の画像処理条件を変更できるようにしておくのが好ましい。
【0041】
さて、上述のように、画像合成部69は、ディスプレイ20の検定画面21に、検定画像と共にスケール80(80aおよび80b)およびリファレンス画像78(78a,78bおよび78c)を表示するように、画像データを生成する(図3(A)参照)。
このスケール80は、画像合成部69で合成され、例えばパラメータ統合部66によってその尺度が調整される。即ちパラメータ統合部66は、検定画像76と共に表示されているスケール80が、検定画像76のプリント出力時の実寸法を示すように、検定画像76のデータサイズ、解像度、電子変倍率や、ディスプレイ20でのサイズ、プリンタ16による記録領域などの出力機の特性に応じてスケール80の尺度を変化させる。
【0042】
すなわち、ディスプレイ20の検定画面21には、まず、検定画像76が予め設定されたプリントサイズで出力された場合の実寸法に対応した尺度のスケール80が、検定画像76と共に表示される。そして、例えば、操作系18を用いた操作により、検定画像76のトリミング範囲が指定されたり、数値またはサイズを示す文字列等が入力または選択されてプリンタ16からの出力サイズが変更されると、パラメータ統合部66は、指定された範囲が指定されたサイズでプリント出力されるように、ファインスキャン処理部58に電子変倍率を設定するとともに、検定画面21におけるスケール80の尺度が検定画像76のプリント出力時の実寸法に対応するように、画像合成部69においてスケール80を調整する。この時、必要に応じて、指定されたトリミング範囲をプリントサイズに合わせて拡大表示し、スケール80の尺度もそれに対応して変化させる。
また、例えば、処理装置14に接続されているプリンタ16の機種およびディスプレイ20の機種が操作系18から入力されるか、予め設定されている等により、プリンタ16の機種およびディスプレイ20の機種がパラメータ統合部66に送られていると、パラメータ統合部66は、このプリンタ16およびディスプレイ20の特性に応じて、検定画像76のプリント出力時の実寸法に対応するように、スケール80の尺度を変化させる。
トリミング時には、スケール80は、トリミング範囲を示すトリミング枠(出力枠)に合わせて表示するのが好ましい。例えば、図3(B)に示すように、トリミング枠82の1辺または2辺をスケールにしてもよいし、トリミング枠82に近接した位置にスケール80を配置してもよい。
【0043】
スケール80は、操作系18からの指示により検定画面21上での位置を移動できる。これにより、トリミング等の際には、検定画像76の被写体の特定部分のサイズをスケール80によって計り、この特定部分がプリント上で所望のサイズになるように、トリミング範囲を設定することができる。
なお、スケール80としては、水平方向および垂直方向の2つのスケール80aおよび80bには限定されず、測定方向が回転移動可能な1つのスケールであってもよいし、検定画像上の2点を指定することで2点間のプリント時の実寸法が数値で表示されるものであってもよい。この場合、画像上の2点(例えば、人物画像の頭頂点とあご先)と、プリント時のその2点間の長さ(例えば、プリント上の顔の長さ)を操作系18によって指定することで、指定された2点間の距離が所望の長さでプリント出力されるように、プリント倍率を設定できるのが好ましい。
【0044】
一方、リファレンス画像78は、リファレンス制御部60から画像合成部69に供給される。リファレンス制御部60は、メモリを内蔵し、リファレンス画像(その画像データ)が登録/記憶される部位で、前述のように、検定の際に、メモリに記憶されたリファレンス画像の画像データを読み出し、画像合成部69に供給する。
リファレンス画像とは、従来使用されているリファレンスプリントと同様、検定を適正に行うための、すなわち検定で仕上がり予想画像を適正に調整するための、参照となる画像で、入力原稿種、顧客、被写体種、出力機種、ユーザおよび画像処理装置14(写真プリンタ10)の使用地域等に対応して複数のリファレンス画像が用意され、リファレンス制御部60に登録されている。
【0045】
リファレンス画像の登録方法には、特に限定はなく、各種の方法が例示可能である。
例えば、リファレンス画像として良好と思われるコマの検定画像(仕上がり予想画像)の画像データを保存しておき、そのコマのプリントが画質的に優れていた場合には、この検定画像をリファレンス画像として登録する方法が例示される。なお、この時、リファレンス画像として登録される検定画像(仕上がり予想画像)を画像処理した時の画像処理条件も、登録リファレンス画像と関連付けて登録することができるようにしておくのが好ましい。
ところで、従来より使用されているリファレンスプリントをスキャナ11で読み取り、得られた読取画像(画像データ)を登録しても良いし、リファレンスプリント出力用画像データがデータベースや画像データ記録媒体や他の画像処理装置等に用意されている場合には、それをダウンロードしてあるいは読み出して、登録しても良い。この場合にも、可能であれば、リファレンスプリントの画像処理条件も同時に関連付けて登録しておくのが好ましい。
【0046】
本発明の処理装置14においては、登録するリファレンス画像の絵柄等は、基本的に自由で、特に限定はなく、対象とする画像に応じて適宜選択すれば良い。例えば、顔のアップの画像; ポートレート; 黒人、白人、黄色人種等の各種人種の人物の画像; 年齢(年齢層)および性別の異なる人物の画像; 海、空、山、草原、森等の風景の画像; 草花、動物、魚等の自然界の生物の画像; 赤いドレスや白いドレス等の特定の色の衣装を身につけた人物の画像; 等が例示される。さらに、同じシーンで異なる画像を複数登録してもよい。
また、リファレンス画像は、このような各種のシーンの情報を有する画像であればよく、実際に各種のシーンを撮影して得られた画像であってもよく、コンピュータグラフィックス等を用いて作成したものであってもよい。
【0047】
このようなリファレンス画像は、入力原稿種別、顧客別、被写体種別、出力機種別、ユーザ別、および、処理装置14の使用地域別の分類項目の1つ以上により、単独または2つ以上の組み合わせでグループ分けして登録される。
【0048】
ここで、入力原稿種別のグループとは、ネガフィルム、リバーサルフィルム、およびデジタルカメラによるデジタル画像データ等、入力画像原稿種毎にグループ分けしたグループである。また、さらに、入力画像原稿から画像を取得する入力機の機種毎にグループ分けしてもよい。
顧客別のグループとは、プリントを注文する写真スタジオや写真家のそれぞれの好みに応じたリファレンス画像を供給するために、リファレンス画像を写真スタジオ毎や写真家毎にグループ分けしたグループである。
被写体種別のグループとは、被写体の人種や年齢、性別毎に分類されたグループである。また、例えば、ポートレート、顔のアップの画像、風景等、同じシーン毎にグループ分けしてもよい。
出力機種別のグループとは、写真プリンタ10が複数のプリンタ16を有する場合(処理装置14に複数のプリンタ16が接続される場合)に、それぞれのプリンタ16またはプリンタ機種の性能や癖に応じたリファレンス画像を供給するために、リファレンス画像をプリンタ16毎またはプリンタ機種毎にグループ分けしたグループである。
ユーザ別のグループとは、1つの写真プリンタ10(処理装置14)を複数のオペレータ等が順に使用して検定を行う場合に、各オペレータ等の使用しやすいリファレンス画像を供給するために、リファレンス画像を各オペレータ(ユーザ)毎にグループ分けしたグループである。
処理装置14の使用地域別のグループとは、処理装置14を出荷するに際に、供給するリファレンス画像を出荷先の人種や風土に応じて設定できるように、リファレンス画像を処理装置14の使用地域別にグループ分けしたグループである。
【0049】
なお、リファレンス画像のグループ分けは、これらの各分類項目ごとに行ってもよく、あるいは2つ以上の分類項目を組み合わせて行ってもよく、両者を併用してもよい。2つ以上の組み合わせによりグループ分けする場合は、例えば、写真スタジオA(顧客別)のリバーサルフィルム(入力原稿種別)から得られた画像に対するリファレンス画像のグループ、日本人の20代の女性のポートレート(被写体別)を出力機B(出力機種別)で出力する場合のリファレンス画像のグループ、といったように分類されて登録される。
このように分類されるグループのグループ名は、予め設定された名前を選択してもよく、オペレータが任意に付けられるようにしてもよく、両者を選択可能にしてもよい。
【0050】
処理装置14に接続されているプリンタ16の状態が変わった場合には、適正なプリントを出力できる検定画像も異なるので、従って、適正なリファレンス画像の色/濃度(色および/または濃度)も異なる。
そのため、本発明の処理装置14においては、登録したリファレンス画像の色/濃度等を調整する色/濃度調整手段を有するのが好ましい。図示例の処理装置14においては、例えば、リファレンス画像の調整モードを設定し、リファレンス画像をディスプレイ20に表示した状態で、前述のキーボード18aの調整キーまたはGUIの調整キーを用いて、必要に応じてリファレンス画像の色/濃度等の調整を行い、調整後の画像データをリファレンス画像としてリファレンス制御部60に記憶することができる。
【0051】
リファレンス制御部60は、このようなリファレンス画像を、CIE1931標準表色系のXYZ値もしくはCIE1976L知覚色空間のL値等の測色値、またはsRGBの三色表色系等の標準色空間上の値で保存しておくのが好ましい。こうして、リファレンス画像データを入出力機に依存しない色再現域、すなわち表色系や色空間で定義された画像データとして保存することができる。
これは、本発明の処理装置14に接続される、スキャナ11等の画像供給源(すなわち入力機)が複数ある場合や、プリンタ16やディスプレイ20等の出力機が複数ある場合などであって、リファレンス画像が、入力原稿種別や出力機別のグループで登録されていない場合において、これらの入出力機がどのような色再現域を持つものであっても、すなわち、画像データがどのような表色系や色空間で定義された画像データであっても、容易に対応でき、同じ色再現域の画像データに変換できるようにするためである。
【0052】
また、この調整を、より適正に行うことを可能にするため、リファレンス画像を処理装置14に接続されたプリンタ16でハードコピーとして出力可能にするのが好ましい。これにより、実際のプリントを見ながらリファレンス画像の調整を行うことが可能となる。
図示例においては、リファレンス制御部60から、ファインスキャン処理部58のデータ変換部74にリファレンス画像の画像データを供給し、ここでプリンタ16に応じた画像データに変換して、プリンタ16においてリファレンス画像が再生されたプリントを出力する。
【0053】
検定の際に、リファレンス制御部60は、上記のようにグループ分けして登録されているリファレンス画像をそのグループ毎に画像合成部69に供給し、供給されたグループの1つ以上のリファレンス画像を、ディスプレイ20の検定画面21に表示する。
なお、リファレンス画像の表示数は、1つでもよいが、複数(図示例の3つに限定はされない)が好ましく、また、表示数をオペレータが設定できるようにしてもよい。
【0054】
ここで、画像合成部69に供給されるリファレンス画像のグループは、オペレータによるグループ名の入力等の指示によって選択される。さらに、必要に応じて、その中から画像の選択を行って、表示するリファレンス画像が決定される。リファレンス画像のグループの選択は、写真プリンタ10の起動時や、オペレータの交代時、各注文の処理毎、各処理画像毎等に適宜行われる。
表示するリファレンス画像は、画像データを用いた解析によって、検定画像に類似する画像をリファレンス制御部60が選択してもよく、あるいは、オペレータがGUI等を用いて選択してもよく、両者を併用あるいは選択可能にしてもよい。
また、検定画像のみを先にディスプレイ20に表示し、その画像を確認して、オペレータがリファレンス画像のグループを選択し、さらに、その中からリファレンス画像を選択してもよい。
【0055】
本発明においては、より良好な検定を行うために、GUI等を用いた操作によって、ディスプレイ20の画面内でリファレンス画像を任意に移動可能にし、検定画像の横での比較観察や、頬等の部分毎の比較観察をできるようにするのが好ましい。さらに、図3(A)に示すように、複数枚を一部を重ねて表示する際には、マウス18bを用いたクリック等によって、最も手前に表示する画像を任意に切り換えられるようにするのも好ましい。
また、GUI等を用いた操作によって、表示したリファレンス画像を任意に選択して拡大/縮小できるようにするのも好ましく、あるいは、マウス18bを用いたクリックや領域の切り出し等に応じて、例えば顔のアップ等、一部を任意に拡大表示(部分表示)できるようにするのも好ましい。さらに、拡大される頻度の高いリファレンス画像は、最初から拡大して表示するようにしてもよい。
このような表示画像の処理は、公知の方法で行えばよい。
【0056】
また、本発明においては、図4に示すように、キーボード18aやマウス18b等の操作系18を用いたクリックや領域の指定(切り出し)などの操作によって、ディスプレイ20に表示されたリファレンス画像78と検定画像(仕上がり予想画像)76の特定領域を指定し、指定された両者の領域の色および濃度が一致するように、検定画像76が自動的に調整されるのが好ましい。例えば、図4に示す例では、仕上がり予想画像76の指定領域Bの色および濃度が、リファレンス画像78aの指定領域Aの色および濃度と一致するように、画像処理部68の画像処理条件が調整される。
あるいは、操作系18から指定されたリファレンス画像78と検定画像(仕上がり予想画像)76の特定領域の色差またはパワースペクトラムなどの像構造指標の差の少なくとも一方の大小を、色もしくは濃度で表示して、検定を精度良く行うのを容易にするのも好ましい。例えば、図4に示す例では、リファレンス画像78aの指定領域Aと仕上がり予想画像76の指定領域Bとの色差や像構造指標の差、すなわち指定領域Aと指定領域Bの仕上がりの差を、指定領域B内に色や濃度で表示するのも好ましい。なお、仕上がりの差の色や濃度による表示は、指定領域A内に行っても良い。
【0057】
あるいは、図5に示すように、キーボード18aやマウス18b等の操作系18を用いた直接操作、または操作系18によるGUI等を用いた操作によって、ディスプレイ20の表示画面内にリファレンス画像78と仕上がり予想画像76を重ねて表示し、両者の重なり部分の色差またはパワースペクトラムなどの像構造指標の差の少なくとも一方の大小を、色もしくは濃度で表示して、検定を精度良く行うのを容易にするのも好ましい。例えば、図5示す例では、リファレンス画像78bと仕上がり予想画像76の重なり部分における両者の色差や像構造指標の差、すなわ両者の仕上がりの差を、リファレンス画像78b内に色や濃度で表示するのが好ましいが、仕上がり予想画像76内に表示しても良い。
【0058】
ディスプレイ20による表示画像の色/濃度は、画面全面で均一ではなく、位置(例えば、中心と4隅)によって異なる。
本発明においては、これに対応して良好な検定を行うために、ディスプレイ20のキャリブレーションによって求められた、ディスプレイ20の位置による色/濃度ムラに応じて、リファレンス画像(あるいは、さらに検定画像)の色/濃度を補正して、ディスプレイ20の検定画面に表示するのが好ましい。ここで、検定画面のリファレンス画像や検定画像の色/濃度の補正は、例えば、画像合成部69で行えばよい。
なお、このような補正を行う場合でも、リファレンス制御部60に登録されたリファレンス画像(その画像データ)は、変更しないのが好ましいのは、もちろんである。
【0059】
また、プリンタ16においても、現像液等の交換などによって現像条件が変わった場合や、今までと異なる感光材料(印画紙)を使用する場合や、使用環境(特に環境温度)などが変った場合や、経年変化が生じた場合等には、適正な画像が再生されたプリントを出力するために、キャリブレーションが行われる。ここで、通常は、キャリブレーションによる調整にはマージンがあり、例えば、C、MおよびYの各色で、目標濃度値に対して濃度Dで±0.02であれば、キャリブレーションが適正に行われたとして、以降のプリント作成を行う。
本発明においては、プリンタ16でキャリブレーションを行った後に、再度キャリブレーションチャート等の基準となる画像をプリンタ16で出力し、その濃度を測定して、キャリブレーションの目標濃度値との差分(以下、キャリブレーション残差とする)を検出し、このキャリブレーション残差分に応じてリファレンス画像(あるいは、さらに検定画像)の色/濃度を補正して、ディスプレイ20の検定画面に表示するのが好ましい。
先の例と同様、検定画面のリファレンス画像や検定画像の色/濃度の補正は、例えば画像合成部69で行えばよく、また、このような補正を行う場合であっても、リファレンス制御部60に登録されたリファレンス画像は、変更しないのが好ましいのは、もちろんである。
【0060】
なお、検定画像(仕上がり予想画像)をディスプレイ20の検定画面に表示する際に、リファレンス制御部60にリファレンス画像と共に、その画像処理条件が登録されている場合には、リファレンス画像の画像処理条件を使って、ディスプレイ20の検定画面に表示する前または後の検定画像(仕上がり予想画像)を画像処理することもできる。こうすることにより、適切であると判断されるリファレンス画像と同様な仕上がりの検定画像を検定画面に表示することができ、検定をより高精度に行うことができる。
【0061】
以下、写真プリンタ10の作用を説明する。
まず、フィルムFに応じたキャリアをスキャナ11の所定位置に装着して、フィルムFをキャリアにセットする。
次いで、顧客の注文に応じて、プリントサイズ等、必要な情報を、操作系18で入力する。また、使用するリファレンス画像のグループを操作系18で入力する。これらの情報は、写真プリンタ10の各所定部位に送られる。
【0062】
必要な操作が終了した後、オペレータは、プリント作成開始を指示する。
これにより、スキャナ11の可変絞り24の絞り値等がプレスキャンの読取条件に応じて設定され、その後、キャリアがフィルムFの画像読取に供されるコマを所定の読取位置に搬送し、フィルムFの投影光がCCDセンサ34に結像して読み取られる。このような画像読取を、色フィルタ番26を回転して、各色フィルタを順次挿入して行うことにより、フィルムFに撮影された画像がR,GおよびBに分解されて光電的に読み取られる。
【0063】
プレスキャンおよびファインスキャンは、1コマずつ行ってもよく、全コマあるいは所定の複数コマずつ、連続的にプレスキャンおよびファインスキャンを行ってもよい。以下の例では、1コマずつ行う場合を例に説明する。
【0064】
CCDセンサ34からの出力は、アンプ36で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされて、処理装置14に送られ、データ処理部46でオフセット補正等の所定の処理を施された後、Log変換器48で変換されてデジタルの画像データとされ、プレスキャンメモリ50に記憶される。
【0065】
プレスキャンメモリ50にプレスキャンデータが記憶されると、セットアップ部62がこれを読み出し、前述のように、濃度ヒストグラムの作成や画像特徴量の算出等を行って、ファインスキャンの読取条件を設定してスキャナ11に送り、さらに、各種の画像処理条件を算出してパラメータ統合部66に送る。パラメータ統合部66は、設定された画像処理条件等を、プレスキャン処理部56およびファインスキャン処理部58の所定位置に設定する。
【0066】
次いで、プレスキャンメモリ50からプレスキャンデータが読み出され、画像処理部68で処理され、処理済のプレスキャンデータすなわち検定画像の画像データが画像合成部69に送られる。また、本例においては、一例として、リファレンス制御部60が、セットアップ部62から画像解析の結果を受け取って、このコマのシーンを判別し、類似するリファレンス画像を予め設定されているグループの中から選択し、その画像データを画像合成部69に送る。
画像合成部69は、両画像データを所定の位置に割り振り、検定画像の出力時の実寸法に対応する尺度のスケールを表示するデータと合わせて、ディスプレイ20の検定画面21に表示するための画像データを生成してデータ変換部70に送る。
データ変換部70は、画像データをディスプレイ20による表示に対応する画像データに変換し、ディスプレイ20の検定画面21に検定画像が表示される。
【0067】
検定画面21には、検定画像全体を設定されたプリントサイズで指定された出力機から出力する場合の実寸法に対応する尺度のスケール80が表示され、これを利用してトリミングが行われる。オペレータは、キーボード18aまたはマウス18b等の操作系18を用いた操作により、スケール80(80a,80b)の移動やトリミング範囲の設定を行う。トリミング範囲を示すトリミング枠82には、スケールが合わせて表示される。また、スケール80を移動させることにより、被写体の出力時の寸法を考慮しつつ、トリミング範囲を設定することができる。
トリミング範囲が設定されると、検定画面21には検定画像としてトリミング後の画像が表示され、スケール80は、トリミング後の画像のプリント時の実寸法に対応する尺度に調整されて表示される。また、プリントサイズの変更が指示されると、それに応じてスケール80の尺度が調整されて表示される。
【0068】
さらに、検定画面21にはリファレンス画像も表示され、画像の検定が行われる。本例においては、一例として、図3(A)に示されるように、プリントを作成されるコマの画像(検定画像)はポートレートで、また、リファレンス制御部60は、登録されているリファレンス画像から、3枚のポートレートを選択している。これらのリファレンス画像は、検定画像の入力原稿種別、顧客別、被写体種別、出力機種別、ユーザ別、および、処理装置14(写真プリンタ10)の使用地域別の分類項目によってグループ分けされたもののうち、予め指定された適切なグループから選択されたものである。
なお、オペレータは、リファレンス制御部60が選択したリファレンス画像が不適正であると判断した場合には、前述のようにして、キーボード18aまたはマウス18b等の操作系18による操作によってGUI等の手段を用いて、リファレンス制御部60に登録されている同グループ内の別のリファレンス画像を選択してもよいのは、もちろんである。また、検定画像のみを先にディスプレイ20の検定画面21に表示し、オペレータがこの検定画像を見てから、リファレンス画像のグループを指定し、そのグループの中からリファレンス画像を選択してもよい。
なお、検定画像は、リファレンス画像の画像処理条件を使って画像処理されたものであっても良い。
【0069】
オペレータは、図3(A)に示されるような、ディスプレイ20の検定画面を見て、検定画像とリファレンス画像とを用いて検定を行い、必要に応じて、検定画像を調整することにより、画像処理条件を調整する。
ここで、画像の調整は、オペレータが検定画面を見ながら、キーボード18aや検定画面のGUIに設定された色調整や濃度調整等の各調整キー等を用いて、検定画像の色、濃度、階調調整等を行う、通常の方法で行ってもよい。
【0070】
あるいは、ディスプレイ20の検定画面のリファレンス画像と検定画像とで、色/濃度を合わせたい位置を操作系18によって指定(エリア指定でもポイント指定でもよい)し、それに応じて、検定画像の指定領域の色/濃度をリファレンス画像に自動的に合わせるようにしてもよい。また、このような位置指定に応じて、適正な補正を行うための補正キーおよび調整量を、ディスプレイ20に表示してもよい。例えば、図4に示すように、リファレンス画像と検定画像との各指定領域AおよびBの色/濃度の差(色差)またはパワースペクトラム等の像構造指標の差、すなわち仕上がりの差を指定領域BまたはA内に色および/または濃度で表示しても良いし、図5に示すように、両画像を重ねて表示し、重なり部分の仕上がりの差をリファレンス画像または検定画像の該当部分に色/濃度で表示しても良い。
このような位置指定は、複数の位置で行ってもよく、この場合には、各点における色差の平均距離が最小となるように補正を行うのが好ましく、さらに、各点毎に重み付けを行ってもよい。
【0071】
この調整の信号は、キー補正部64に送られ、前述のキー補正部64およびパラメータ統合部66による処理によって、オペレータによる調整入力に応じて、ディスプレイ20に表示される画像も変化する。
オペレータは、ディスプレイ20に表示される画像が適正であると判定(検定OK)すると、キーボード18a等を用いて、その旨を指示する。これにより、そのコマ(画像)に施す処理が確定する。
【0072】
なお、オペレータによるトリミングおよび検定の作業は、どちらが先に行われてもよく、両者が繰り返し行われてもよい。
また、トリミングや検定の作業時には、必要に応じて、検定画像およびリファレンス画像を拡大表示可能な形態とするのも好ましい。
【0073】
以上の説明より明らかなように、本発明に係る写真プリンタ10(処理装置14)においては、移動可能なスケール80が検定画像76と共に表示され、常に、検定画像76の出力時の実寸法を示すようにスケール80の尺度が変化するので、ディスプレイ20の解像度やプリンタ16の解像度が異なる場合にも、プリント出力した際の画像全体の、あるいは部分の寸法を正確かつ容易に知ることができ、トリミング作業の効率および精度を向上させることができる。
【0074】
また、本発明に係る写真プリンタ10(処理装置14)においては、従来のようなリファレンスプリントを用いるのではなく、検定画像と共に、リファレンス画像78をディスプレイ20に表示して検定を行うので、リファレンス画像78と検定画像とを同条件で比較観察することができ、リファレンスプリントと検定画像の場合のように、観察条件の違い等による検定精度の低下がなく、高精度な検定を行って、適正プリントを安定して出力することが可能である。
また、パッチやステップウエッジ等の色のサンプルではなく、シーンの情報を有する画像、好ましくは、検定画像に類似する、特に同様の仕上がりのリファレンス画像を表示するので、さらには必要に応じて両画像の仕上がりの差が最小になるように、検定画像を自動的に調整するので、画像の連続性や撮影シーンに応じた良好な、適切かつ高精度の検定を、簡単かつ良好な作業性で行うことができ、画質に加え、生産性も向上することができる。
【0075】
さらに、本発明に係る写真プリンタ10(処理装置14)においては、リファレンス画像が、検定画像の入力原稿種別、顧客別、被写体種別、出力機種別、ユーザ別、および、画像処理装置の使用地域別の分類項目の1つ以上によって分類されて登録され、検定時には、処理対象画像および処理装置等の条件が一致するグループのリファレンス画像が供給されるので、適切なリファレンス画像の選択を容易に行うことができる。そのため、高精度な検定を行って、適正プリントを安定して出力することが可能である。
【0076】
前述のように、セットアップ部62が設定した条件にスキャナ11が設定されていれば、検定OKの指示により、ファインスキャンが開始される。なお、検定を行わない場合には、パラメータ統合部66によるファインスキャン処理部58への画像処理条件の設定を終了した時点で処理が確定し、ファインスキャンが開始される。
【0077】
ファインスキャンは、解像度および読取条件が異なる以外はプレスキャンと同様に行われ、CCDセンサ34の出力信号はアンプ36およびA/D変換器38で処理され、処理装置14のデータ処理部46で処理されて、Log変換器48でファインスキャンデータとされ、ファインスキャンメモリ52に送られる。
【0078】
ファインスキャンデータがファインスキャンメモリ52に送られると、ファインスキャンデータがファインスキャン処理部58によって読み出され、画像処理部72において、前述のシャープネスゲイン等の設定された画像処理条件で処理される。画像処理部72で処理されたファインスキャンデータは、次いで、データ変換部74に送られ、プリンタ16での画像記録に応じた画像データとされて、プリンタ16に出力され、この画像データを再生したプリントが作成される。
【0079】
以上、本発明の画像処理装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
例えば、以上の例は、本発明をデジタル写真プリンタに利用した例であるが、本発明は、従来の直接露光の写真プリンタの検定動作にも、好適に利用可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、検定画像とともに、リファレンス画像および検定画像の出力時の実寸法を示すスケールが、ディスプレイの同じ表示画面に表示されるので、検定およびトリミングを高精度で、簡単かつ効率的に行うことができる。これにより、高画質な画像が再生された適正な写真プリントを、良好な生産性で安定して出力することが可能になる。
【0081】
また、本発明によれば、リファレンス画像が、処理対象画像および処理装置等の条件に応じたグループ毎に登録され、検定時には、このグループ毎にリファレンス画像が供給されるので、リファレンス画像の選択が容易となり、高精度な検定を効率的に行うことができる。これにより、高画質な画像が再生された適正な写真プリントを、良好な生産性で安定して出力することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置を利用するデジタル写真プリンタの一実施例のブロック図である。
【図2】図1に示されるデジタル写真プリンタの画像処理装置の一実施例のブロック図である。
【図3】(A)は、図1に示されるデジタル写真プリンタにおける検定画面の一例の模式図であり、(B)は、(A)の検定画面におけるトリミング時の検定画像の一例の模式図である。
【図4】図1に示されるデジタル写真プリンタにおける検定画面の別の例の模式図である。
【図5】図1に示されるデジタル写真プリンタにおける検定画面の別の例の模式図である。
【符号の説明】
10 (デジタル)写真プリンタ
11 スキャナ
12 メディアドライバ
13 画像データ受信装置
14 (画像)処理装置
16 プリンタ
18 操作系
18a キーボード
18b マウス
20 ディスプレイ
21 検定画面
22 光源
24 可変絞り
26 色フィルタ板
28 拡散ボックス
32 結像レンズユニット
34 (エリア)CCDセンサ
36 アンプ
38 A/D変換器
46 データ処理部
48 Log変換器
50 プレスキャン(フレーム)メモリ
52 ファインスキャン(フレーム)メモリ
54 条件設定部
56 プレスキャン処理部
58 ファインスキャン処理部
60 リファレンス(画像表示)制御部
62 セットアップ部
64 キー調整部
66 パラメータ統合部
68,72 画像処理部
69 画像合成部
70,74 データ変換部
76 検定画像(仕上がり予想画像)
78,78a,78b,78c リファレンス画像
80,80a,80b スケール
82 トリミング枠

Claims (7)

  1. ディスプレイと、画像供給源から供給された画像に画像処理条件に基づいて画像処理を行う画像処理部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段と、前記画像処理部で画像処理された画像の仕上がり予想画像と共に、1以上のリファレンス画像、および、前記画像処理部で処理された画像の出力時の尺度を示すスケールを、前記ディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに表示された前記スケールを移動する移動手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記表示手段は、前記スケールを、前記仕上がり予想画像の出力範囲を示す出力枠に合わせて表示する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理部で処理された画像を出力するための出力機が選択可能であり、前記スケールは、選択された出力機に合わせて自動的に尺度を変化する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. さらに、前記画像処理部で処理された画像の出力範囲を指定する手段と、出力サイズを指定する手段とを有し、指定された範囲に相当する前記画像処理部で画像処理された画像を、指定されたサイズで出力する請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. さらに、前記ディスプレイに表示された前記リファレンス画像および前記仕上がり予想画像を用いて、前記画像処理部における前記画像処理条件を調整する調整手段を有する請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. ディスプレイと、画像供給源から供給された画像に画像処理条件に基づいて画像処理を行う画像処理部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段と、この記憶手段に前記1以上のリファレンス画像をグループ別に登録する登録手段と、前記1以上のリファレンス画像を選択して、前記画像処理部で画像処理された画像の仕上がり予想画像と共に、前記ディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに表示された前記1以上のリファレンス画像および前記仕上がり予想画像を用いて、前記画像処理部における前記画像処理条件を調整する調整手段とを有し、
    かつ、前記登録手段は、リファレンス画像を入力原稿種別、顧客別、被写体種別、出力機種別、ユーザ別、および、前記画像処理装置の使用地域別の1以上により分類されるグループにして登録し、前記表示手段は、このグループ毎に前記リファレンス画像を表示することを特徴とする画像処理装置。
  7. さらに、前記ディスプレイに表示された前記リファレンス画像および前記仕上がり予想画像の特定領域を指定する手段を有し、前記画像処理部は、指定された両者の領域の色および濃度が一致するように、前記画像処理条件を設定する請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
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