JP2002182318A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
でき、これにより、高画質な画像が再生された適正な写
真プリントを、高い生産効率で、安定して出力すること
を可能にする画像処理装置を提供する。 【解決手段】ディスプレイと、画像供給源から供給され
た画像に画像処理条件に基いて画像処理を行う画像処理
部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段
と、この記憶手段に1以上のリファレンス画像を登録す
る登録手段と、1以上のリファレンス画像を選択して、
画像処理部で画像処理された画像の仕上がり予想画像と
共に、ディスプレイに表示する表示手段と、ディスプレ
イに表示された1以上のリファレンス画像および仕上が
り予想画像を用いて、画像処理部における画像処理条件
を調整する第1調整手段とを有することにより、上記課
題を解決する。
Description
利用される画像処理装置の技術分野に属し、詳しくは、
再現画像の検定を高精度に行うことができる画像処理装
置に関する。
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接
露光が主流である。これに対し、近年では、デジタル露
光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録され
た画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタ
ル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像
データとし、この画像データに応じて変調した記録光に
よって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、
写真プリントとするデジタル写真プリンタが実用化され
ている。
ルムに光を入射して、その投影光を読み取ることによっ
て、フィルムに記録された画像を光電的に読み取るスキ
ャナ(画像読取装置)と、スキャナによって読み取られ
た画像データに所定の処理を施し、画像記録のための画
像データとする画像処理装置と、画像処理装置から出力
された画像データに応じて、例えば、光ビーム走査によ
って感光材料を走査露光して潜像を記録するプリンタ
(画像記録装置)と、プリンタによって露光された感光
材料に現像処理を施して、画像が再生された写真プリン
トとするプロセサ(現像装置)とを有する。
ば、画像データの処理によって画像処理(適正化)を行
うことができるので、階調調整、カラーバランス調整、
色および/または濃度調整等を好適に行って、従来の直
接露光では得られなかった高品位な写真プリントを得る
ことができる。また、画像をデジタルの画像データとし
て取り扱うので、フィルムに撮影された画像(スキャナ
で読み取った画像データ)のみならず、デジタルカメラ
等で撮影された画像や、インターネット等の通信手段で
取得した画像も、写真プリントとして出力することがで
き、さらに、写真プリントのみならず、写真プリントに
再生した画像の画像データを、画像ファイルとして、C
D−RやMO(光磁気記録媒体)等の各種の記録媒体や
通信手段に出力することもできる。
デジタル写真プリンタのみならず、通常の直接露光の写
真プリンタにおいても、適正な写真プリントを出力する
ために、写真プリントの出力に先立って、各コマ毎に画
像を確認する、いわゆる検定が行われる。検定は、通
常、フィルムに撮影された各コマの画像をCCDセンサ
等で光電的に読み取り、この画像に応じて設定された画
像処理条件(直接露光の装置では、フィルタの挿入量
や、露光光量の絞り値等)に応じて処理した画像、すな
わち、そのコマの仕上がり予想画像(検定画像)をディ
スプレイに表示し、必要に応じて、この表示画像を修正
することによって、設定された画像処理条件を修正する
ことで行われる。また、より高精度な検定を行うため
に、予め、リファレンスとなるプリントを出力してお
き、このリファレンスプリントをディスプレイの横に置
いて、これを参照して検定を行っている。
対する位置等、リファレンスプリントとディスプレイと
で観察条件が異なるので、両者に再生された画像は、見
え方が異なってしまう場合が多い。そのために、リファ
レンスプリントを好適に参照することができず、すなわ
ち、出力するプリントをリファレンスプリントに合わせ
ることができず、検定の精度が低くなってしまうという
問題点がある。
解決することにあり、デジタル露光焼付および直接(ア
ナログ)露光焼付を問わず、写真プリンタにおいて、リ
ファレンスプリントと検定画像の観察条件の違い等に起
因する検定精度の低下を無くし、または少なくして、高
精度な検定を、より良好な効率で行うことができ、これ
により、高画質な画像が再生された適正な写真プリント
を、高い生産効率で、安定して出力することを可能にす
る画像処理装置を提供することにある。
に、本発明は、ディスプレイと、画像供給源から供給さ
れた画像に画像処理条件に基いて画像処理を行う画像処
理部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段
と、この記憶手段に前記1以上のリファレンス画像を登
録する登録手段と、前記1以上のリファレンス画像を選
択して、前記画像処理部で画像処理された画像の仕上が
り予想画像と共に、前記ディスプレイに表示する表示手
段と、前記ディスプレイに表示された前記1以上のリフ
ァレンス画像および前記仕上がり予想画像を用いて、前
記画像処理部における前記画像処理条件を調整する第1
調整手段とを有することを特徴とする画像処理装置を提
供するものである。
は、さらに、前記ディスプレイに表示された前記リファ
レンス画像を移動する移動手段を有するのが好ましい。
また、さらに、前記リファレンス画像の拡大/縮小手段
および部分表示手段の少なくとも一方を有するのが好ま
しい。また、さらに、前記記憶手段に記憶された前記リ
ファレンス画像をハードコピーとして出力する手段およ
び前記記憶手段に記憶された前記リファレンス画像の色
/濃度を調整する第2調整手段を有するのが好ましい。
また、さらに、前記登録手段は、複数のリファレンス画
像を画像のシーンに応じたグループにして登録し、前記
表示手段は、このグループ毎にリファレンス画像を表示
するのが好ましい。
登録された前記リファレンス画像の画像処理条件を使っ
て、前記仕上がり予想画像も処理するのが好ましい。ま
た、前記リファレンス画像に、前記画像処理部で処理さ
れた画像を出力するための出力機のキャリブレーション
の色および濃度残差分を反映させるのが好ましい。ま
た、前記画像処理部で処理された画像を出力するための
出力形態および出力機が選択可能であり、前記第1調整
手段は、選択された出力形態および出力機に合わせて前
記仕上がり予想画像の画像処理条件を変更するのが好ま
しい。また、前記登録手段は、前記仕上がり予想画像の
画像処理条件を、前記リファレンス画像の画像処理条件
として登録するのが好ましい。
に前記リファレンス画像と前記仕上がり予想画像を重ね
て表示し、両者の重なり部分の色差または像構造指標の
差の少なくとも一方の大小を色もしくは濃度で表示する
のが好ましい。または、さらに、前記ディスプレイに表
示された前記リファレンス画像と前記仕上がり予想画像
の特定領域を指定する手段を有し、前記表示手段は、指
定された両者の領域の色差または像構造指標の差の少な
くとも一方の大小を色もしくは濃度で表示するのが好ま
しく、前記像構造指標は、パワースペクトラムであるの
が好ましい。また、前記記憶手段は、前記リファレンス
画像を測色値で保存するのが好ましく、前記測色値は、
CIE1931標準表色系のXYZ値、もしくはCIE
1976L* a* b* 知覚色空間のL* a* b* 値であ
るのが好ましい。または、前記記憶手段は、前記リファ
レンス画像を標準色空間上の値で保存するのが好まし
く、前記標準色空間は、sRGBの三色表色系であるの
が好ましい。
の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明す
る。
デジタル写真プリンタの一実施例のブロック図を示す。
図1に示されるデジタル写真プリンタ(以下、写真プリ
ンタ10とする)は、基本的に、スキャナ(画像読取装
置)12と、画像処理装置14と、プリンタ16とを有
する。また、画像処理装置14には、キーボード18a
およびマウス18bを有する操作系18と、再現画像
(写真プリント)のための検定に用いる仕上がり予想画
像あるいはシミュレーション画像、すなわち検定画像の
表示等を行うためのディスプレイ20が接続される。さ
らに、キーボード18aには、検定の際に、必要に応じ
て画像、従って画像処理条件の調整を行うための、濃度
調整キー、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イ
エロー)の各色の色調整キー、階調(γ)調整キー、シ
ャープネス調整キー等の各種の調整キーが設定されてい
る。なお、これらの各種の調整キーをディスプレイ20
の表示画面上にGUI(グラフィカルユーザインターフ
ェース;graphical user interface)として設け、操作
系18によって操作しても良い。
た画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、白色の光
源22と、可変絞り24と、色フィルタ板26と、フィ
ルムFに入射する読取光をフィルムFの面方向で均一に
する拡散ボックス28と、結像レンズユニット32と、
エリアCCDセンサ34(以下、CCDセンサ34とす
る)と、アンプ(増幅器)36と、A/D(アナログ/
デジタル)変換器38とを有する。また、写真プリンタ
10においては、新写真システム(Advanced Photo Syst
em)や135サイズなどのフィルムサイズ等に応じて、
スキャナ12の本体に装着自在な専用のキャリアが用意
されている。、プリントを作成される画像(コマ)は、
このキャリアによって所定の読取位置に搬送、保持され
る。
ムFに撮影された画像を読み取る際には、光源22から
射出され、可変絞り24によって光量調整された読取光
が、色フィルタ板26に入射して調光され、拡散ボック
ス28で拡散された後、キャリアによって所定の読取位
置に保持されたフィルムFに入射して、透過することに
より、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を
得る。この投影光は、結像レンズユニット32によって
CCDセンサ34の受光面に結像され、フィルムFに撮
影された画像が光電的に読み取られる。CCDセンサ3
4の出力信号は、アンプ36で増幅され、A/D変換器
38でデジタル信号とされて、画像処理装置14に送ら
れる。
およびB(青)の各色フィルタを有するターレットで、
公知の手段で回転されて、各色フィルタを読取光の光路
中に挿入する。図示例のスキャナ12においては、色フ
ィルタ板26の各色フィルタを順次挿入して、3回の読
み取りを行うことにより、フィルムFに撮影された画像
を、R、GおよびBの3原色に分解して読み取る。
影された画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレス
キャンと、プリントや画像ファイルの出力に対応する画
像データを得るための本スキャンとの、2回の画像読取
で行う。プレスキャンは、スキャナ12が対象とする全
てのフィルムの画像を、CCDセンサ34が飽和するこ
となく読み取れるように、あらかじめプレスキャンに応
じて設定された条件で行われる。一方、本スキャンは、
プレスキャンデータや画像処理装置14が出力する画像
の出力サイズに応じて、各コマ毎に設定された条件で行
われる。従って、プレスキャンと本スキャンの出力信号
は、画像読取の解像度と出力レベルが異なる以外は、基
本的に同じである。
理装置14)において、画像を読み取るスキャナ12
は、図示例のものに限定はされず、公知の各種のものが
利用可能である。例えば、LED等による3原色の読取
光を個々に射出する光源を用いて画像を3原色に分解し
て読み取るスキャナであってもよい。あるいは、3色の
ラインCCDセンサを用いたスリット走査露光によるス
キャナであってもよい。また、本発明の画像処理装置
は、フィルムを読み取るスキャナ以外にも、反射原稿の
画像読取装置、デジタルカメラ等の撮像デバイス、コン
ピュータ通信ネットワーク等の通信手段、フレキシブル
ディスク等の記録媒体(そのドライブ)などの各種の画
像データ供給源(画像供給源)から画像データ(画像)
を受け取り、処理してもよい。
号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
図2に、画像処理装置14のブロック図を示す。図2に
示されるように、画像処理装置14(以下、処理装置1
4とする)は、データ処理部46、Log変換器48、
プレスキャン(フレーム)メモリ50、本スキャン(フ
レーム)メモリ52、条件設定部54、プレスキャン処
理部56、本スキャン処理部58、およびリファレンス
画像表示制御部60(以下、リファレンス制御部60と
する)を有する。なお、図2は、主に画像処理関連の部
位を示しているが、処理装置14は、入力された出力方
法に応じた各部位の動作等、写真プリンタ10全体の制
御や管理も行うものであり、図2に示した部位以外に
も、全体を制御するCPU、写真プリンタ10の作動等
に必要な情報を記憶するメモリ等が配置される。
力されたR、GおよびBの各出力データに、DCオフセ
ット補正、暗時補正、シェーディング補正等の所定の処
理を施す部位である。Log変換器48は、データ処理
部46で処理された出力データを、例えばLUT(ルッ
クアップテーブル)等によってLog変換して、デジタ
ルの画像(濃度)データとする。Log変換器48で変
換された、プレスキャン(画像)データはプレスキャン
メモリ50に、本スキャン(画像)データは本スキャン
メモリ52に、それぞれ記憶される。
キー調整部64およびパラメータ統合部66を有する。
タを用いた画像解析やオペレータによって入力された各
種の指示等に応じて、各コマ毎の本スキャンの条件およ
び画像処理条件を設定する部位である。具体的には、セ
ットアップ部62は、プレスキャンデータを用いて、画
像の濃度ヒストグラムの作成、および、最低濃度や最高
濃度、平均濃度などの画像特徴量の算出等を行う。次い
で、これらの情報を用いて、その画像(コマ)の最低濃
度よりも若干低い濃度でCCDセンサ34が飽和するよ
うに、本スキャンの読取条件を設定する。セットアップ
部62は、さらに算出した濃度ヒストグラムや画像特徴
量、露光状態、読取の解像度や出力サイズ等を用いて、
シャープネスゲイン、各種の画像処理を行うルックアッ
プテーブル(LUT)等、後述する画像処理部68およ
び72における各種の画像処理条件を算出する。なお、
画像解析による各種の画像処理条件の算出は、実行する
画像処理に応じて、公知の演算方法で行えばよい。
定画面に表示された検定画像となる仕上がり予想画像
を、同じ検定画面に同時に表示されているリファレンス
画像を用いて検定し、検定結果に基いて、キーボード1
8aにまたはディスプレイ20の表示画面上にGUIと
して設定される前述の色/濃度調整キー等の各種の調整
キーや、操作部18等によって入力された各種の調整指
示等に応じて、画像の調整量を算出し、パラメータ統合
部66に供給するものである。なお、リファレンス画像
については、後述する。パラメータ統合部66は、セッ
トアップ部62が算出した各種の画像処理条件を受け取
り、プレスキャン処理部56および本スキャン処理部5
8の所定位置に設定する。パラメータ統合部66は、さ
らに、キー調整部64で算出された画像の調整量に応じ
て、各部位に設定した画像処理条件の調整(補正)や、
その調整を行う処理条件の作成および両処理部への設定
を行う。
モリ50に記憶されたプレスキャンデータはプレスキャ
ン処理部56において、本スキャンメモリ52に記憶さ
れた本スキャンデータは本スキャン処理部58におい
て、条件設定部54のセットアップ部62で算出され、
パラメータ統合部66で各処理部56および58の各部
位に設定された画像処理条件に基いて、それぞれ処理さ
れる。プレスキャン処理部56は、画像処理部68、画
像合成部69およびデータ変換部70を有する。他方、
本スキャン処理部58は、画像処理部72およびデータ
変換部74を有する。
と、本スキャン処理部58の画像処理部72とは、処理
する画像データの画素密度が異なる以外には、基本的
に、同様の構成を有し、同様の処理を行うものである。
従って、以下の説明は、本スキャン処理部58の画像処
理部72を代表例として説明する。
は、LUT、マトリクス演算、ローパスフィルタ(LP
F)等の各種のフィルタ処理等を用いた公知の方法で、
各種の画像処理を行う部位であり、電子変倍処理、カラ
ーバランス補正、濃度補正、階調補正、彩度補正、覆い
焼き処理、シャープネス処理等、各種の画像処理を行う
部位である。
スキャンデータ、すなわち検定画像の画像データは、画
像合成部69に送られる。また、画像合成部69には、
後述するリファレンス制御部60からリファレンス画像
の画像データも送られる。画像合成部69は、両者を所
定の位置に割り振って、例えば、図3に一例を示すよう
な、検定画像76と共に、リファレンス画像78(78
a,78bおよび78c)をディスプレイ20の検定画
面に表示する検定画像の画像データを生成し、これをデ
ータ変換部70に送る。他方、画像処理部72で処理さ
れた本スキャンデータはデータ変換部74に、送られ
る。
−LUT等を用いて、画像を変換する部位で、データ変
換部70は、画像データをディスプレイ20による表示
に対応する画像データに、データ変換部74は、本スキ
ャンデータをプリンタ16による画像記録に対応する画
像データに、それぞれ変換する。
0で処理された画像データはディスプレイ20に送ら
れ、ディスプレイ20に表示される。なお、ディスプレ
イ20には特に限定はなく、CRT(Cathode Ray Tube)
や液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ
(PDP)等の公知の表示手段が各種利用可能である。
部74で処理された画像データはプリンタ16に送られ
る。なお、本発明の処理装置14においては、必要に応
じてプリンタ用のデータ変換部74を複数有し、複数の
プリンタ16に接続(ネットワークを利用しても可)さ
れてもよい。プリンタ16は、本スキャン処理部58か
ら出力された画像データに応じて変調した光で感光材料
(印画紙)を露光して潜像を記録し、感光材料に応じた
現像処理を施して(仕上り)プリントとして出力する。
明の処理装置14で処理された画像(画像データ)を出
力する出力形態は、再現画像の写真プリントであって
も、再現画像表示であっても、画像データ自体の出力で
あっても良いし、従って、画像処理済画像(画像デー
タ)の出力機は、図示例のプリンタ16やディスプレイ
20に限定されず、処理装置14に直接またはインター
ネットやコンピュータ通信ネットワーク等の通信網を介
して接続された他のプリンタやディスプレイであっても
良いし、処理装置14に接続された他の画像処理装置
や、これに接続されたプリンタやディスプレイであって
も良いし、画像データ自体をFD(フレキシブルディス
ク)、MO(マグネトオプティクス)ディスク等の画像
データ記録媒体に記録するためのドライブや、画像デー
タ自体を上述の通信網を介して配信する通信手段であっ
ても良い。なお、このように、処理装置14において、
画像処理済画像(画像データ)を複数の出力形態の複数
の出力機に出力できる場合には、操作系18によって出
力形態や出力機を選択することができ、セットアップ部
62は、選択された出力形態や出力機に合わせて、検定
画像(仕上がり予想画像)の画像処理条件を変更できる
ようにしておくのが好ましい。
し、リファレンス画像(その画像データ)が登録/記憶
される部位で、前述のように、検定の際に、メモリに記
憶されたリファレンス画像の画像データを読み出し、画
像合成部69に供給する。リファレンス画像とは、従来
使用されているリファレンスプリントと同様、検定を適
正に行うための、すなわち検定で仕上がり予想画像を適
正に調整するための、参照となる画像で、好ましくは、
様々な撮影シーンに対応して複数のリファレンス画像が
用意され、リファレンス制御部60に登録されている。
定はなく、各種の方法が例示可能である。例えば、リフ
ァレンス画像として良好と思われるコマの検定画像(仕
上がり予想画像)の画像データを保存しておき、そのコ
マのプリントが画質的に優れていた場合には、この検定
画像をリファレンス画像として登録する方法が例示され
る。なお、この時、リファレンス画像として登録される
検定画像(仕上がり予想画像)を画像処理した時の画像
処理条件も、登録リファレンス画像と関連付けて登録す
ることができるようにしておくのが好ましい。ところ
で、従来より使用されているリファレンスプリントをス
キャナ12で読み取り、得られた読取画像(画像デー
タ)を登録しても良いし、リファレンスプリント出力用
画像データがデータベースや画像データ記録媒体や他の
画像処理装置等に用意されている場合には、それをダウ
ンロードしてあるいは読み出して、登録しても良い。こ
の場合にも、可能であれば、リファレンスプリントの画
像処理条件も同時に関連付けて登録しておくのが好まし
い。
るリファレンス画像の絵柄等は、基本的に自由で、特に
限定はなく、対象とする画像に応じて適宜選択すれば良
い。例えば、顔のアップの画像; ポートレート; 黒
人、白人、黄色人種等の各種人種の人物の画像; 海、
空、山、草原、森等の風景の画像; 草花、動物、魚等
の自然界の生物の画像; 赤いドレスや白いドレス等の
特定の色の衣装を身につけた人物の画像; 等が例示さ
れる。さらに、同じシーンで異なる画像を複数登録して
もよい。また、リファレンス画像は、このような各種の
シーンの情報を有する画像であればよく、実際に各種の
シーンを撮影して得られた画像であってもよく、コンピ
ュータグラフィックス等を用いて作成したものであって
もよい。
例えば、ポートレート、顔のアップの画像、風景等、同
じシーン毎にグループ分けして、各グループで複数の画
像を登録できるのが好ましい(以下、同じシーンのグル
ープを同シーングループとする)。さらに、同じシーン
毎にグループ分けした上で、あるいは、このシーン毎の
グループ分けを行わずに、日本人のポートレート、白人
のポートレート、日本人の顔アップの画像、海のシー
ン、赤いドレスの女性等、同じ絵柄毎にグループ分けし
て、各グループ毎に、複数の画像を登録できるのも、好
ましい(以下、同じ絵柄のグループを同絵柄グループと
する)。このようなグループ分けは、複数の要素に応じ
て行ってもよいのは、もちろんである。また、同シーン
グループや同絵柄グループのグループ名は、予め設定さ
れた名前を選択してもよく、オペレータが任意に付けら
れるようにしてもよく、両者を選択可能にしてもよい。
16を有する場合(処理装置14に複数のプリンタ16
が接続される場合)には、それぞれのプリンタ16毎
に、リファレンス画像の登録を行えるようにするのが好
ましい。
6や、プリンタ16の状態が変わった場合には、適正な
プリントを出力できる検定画像も異なるので、従って、
適正なリファレンス画像の色/濃度(色および/または
濃度)も異なる。そのため、本発明の処理装置14にお
いては、登録したリファレンス画像の色/濃度等を調整
する色/濃度調整手段を有するのが好ましい。図示例の
処理装置14においては、例えば、リファレンス画像の
調整モードを設定し、リファレンス画像をディスプレイ
20に表示した状態で、前述のキーボード18aの調整
キーまたはGUIの調整キーを用いて、必要に応じてリ
ファレンス画像の色/濃度等の調整を行い、調整後の画
像データをリファレンス画像としてリファレンス制御部
60に記憶することができる。
ファレンス画像を、CIE1931標準表色系のXYZ
値もしくはCIE1976L* a* b* 知覚色空間のL
* a * b* 値等の測色値、またはsRGBの三色表色系
等の標準色空間上の値で保存しておくのが好ましい。こ
うして、リファレンス画像データを入出力機に依存しな
い色再現域、すなわち表色系や色空間で定義された画像
データとして保存することができる。これは、本発明の
処理装置14に接続される、スキャナ12等の画像供給
源(すなわち入力機)が複数ある場合や、プリンタ16
やディスプレイ20等の出力機が複数ある場合などにお
いて、これらの入出力機がどのような色再現域を持つも
のであっても、すなわち、画像データがどのような表色
系や色空間で定義された画像データであっても、容易に
対応でき、同じ色再現域の画像データに変換できるよう
にするためである。
可能にするため、リファレンス画像を処理装置14に接
続されたプリンタ16でハードコピーとして出力可能に
するのが好ましい。これにより、実際のプリントを見な
がらリファレンス画像の調整を行うことが可能となる。
図示例においては、リファレンス制御部60から、本ス
キャン処理部58のデータ変換部74にリファレンス画
像の画像データを供給し、ここでプリンタ16に応じた
画像データに変換して、プリンタ16においてリファレ
ンス画像が再生されたプリントを出力する。
は、検定の際に、登録されているリファレンス画像を画
像合成部69に供給する。なお、リファレンス画像の表
示数は、1つでもよいが、複数(図示例の3つに限定は
されない)が好ましく、また、表示数をオペレータが設
定できるようにしてもよい。
像データを用いた解析によって、検定画像に類似する画
像をリファレンス制御部60が選択してもよく、あるい
は、オペレータがGUI等を用いて選択してもよく、両
者を併用あるいは選択可能にしてもよい。オペレータに
よる選択を容易にするために、検定画像のみを先にディ
スプレイ20に表示してもよい。また、リファレンス制
御部60による画像解析や、オペレータによるグループ
名の入力によって、前述の同シーングループや同絵柄グ
ループを単位にして、リファレンス画像を選択し、必要
に応じて、さらに、その中から画像の選択を行って、表
示するリファレンス画像を決定するのも好ましい。
において、複数のプリンタ16に対応してリファレンス
画像が登録されている場合には、使用するプリンタ16
に応じたリファレンス画像を選択するのが好ましいの
は、もちろんである。
ために、GUI等を用いた操作によって、ディスプレイ
20の画面内でリファレンス画像を任意に移動可能に
し、検定画像の横での比較観察や、頬等の部分毎の比較
観察をできるようにするのが好ましい。さらに、図3に
示すように、複数枚を一部を重ねて表示する際には、マ
ウス18bを用いたクリック等によって、最も手前に表
示する画像を任意に切り換えられるようにするのも好ま
しい。また、GUI等を用いた操作によって、表示した
リファレンス画像を任意に選択して拡大/縮小できるよ
うにするのも好ましく、あるいは、マウス18bを用い
たクリックや領域の切り出し等に応じて、例えば顔のア
ップ等、一部を任意に拡大表示(部分表示)できるよう
にするのも好ましい。さらに、拡大される頻度の高いリ
ファレンス画像は、最初から拡大して表示するようにし
てもよい。このような表示画像の処理は、公知の方法で
行えばよい。
に、本発明においては、図4に示すように、キーボード
18aやマウス18b等の操作系18を用いたクリック
や領域の指定(切り出し)などの操作によって、ディス
プレイ20に表示されたリファレンス画像78と検定画
像(仕上がり予想画像)76の特定領域を指定し、指定
された両者の領域の色差またはパワースペクトラムなど
の像構造指標の差の少なくとも一方の大小を、色もしく
は濃度で表示して、検定を精度良く行うのを容易にする
のが好ましい。例えば、図4示す例では、リファレンス
画像78aの指定領域Aと仕上がり予想画像76の指定
領域Bとの色差や像構造指標の差、すなわち指定領域A
と指定領域Bの仕上がりの差を、指定領域B内に色や濃
度で表示するのが好ましい。なお、仕上がりの差の色や
濃度による表示は、指定領域A内に行っても良い。
18aやマウス18b等の操作系18を用いた直接操
作、または操作系18によるGUI等を用いた操作によ
って、ディスプレ20の表示画面内にリファレンス画像
78と仕上がり予想画像76を重ねて表示し、両者の重
なり部分の色差またはパワースペクトラムなどの像構造
指標の差の少なくとも一方の大小を、色もしくは濃度で
表示して、検定を精度良く行うのを容易にするのが好ま
しい。例えば、図5示す例では、リファレンス画像78
bと仕上がり予想画像76の重なり部分における両者の
色差や像構造指標の差、すなわ両者の仕上がりの差を、
リファレンス画像78b内に色や濃度で表示するのが好
ましいが、仕上がり予想画像76内に表示しても良い。
度は、画面全面で均一ではなく、位置(例えば、中心と
4隅)によって異なる。本発明においては、これに対応
して良好な検定を行うために、ディスプレイ20のキャ
リブレーションによって求められた、ディスプレイ20
の位置による色/濃度ムラに応じて、リファレンス画像
(あるいは、さらに検定画像)の色/濃度を補正して、
ディスプレイ20の検定画面に表示するのが好ましい。
ここで、検定画面のリファレンス画像や検定画像の色/
濃度の補正は、例えば、画像合成部69で行えばよい。
なお、このような補正を行う場合でも、リファレンス制
御部60に登録されたリファレンス画像(その画像デー
タ)は、変更しないのが好ましいのは、もちろんであ
る。
の交換などによって現像条件が変わった場合や、今まで
と異なる感光材料(印画紙)を使用する場合や、使用環
境(特に環境温度)などが変った場合や、経年変化が生
じた場合等には、適正な画像が再生されたプリントを出
力するために、キャリブレーションが行われる。ここ
で、通常は、キャリブレーションによる調整にはマージ
ンがあり、例えば、C、MおよびYの各色で、目標濃度
値に対して濃度Dで±0.02であれば、キャリブレー
ションが適正に行われたとして、以降のプリント作成を
行う。本発明においては、プリンタ16でキャリブレー
ションを行った後に、再度キャリブレーションチャート
等の基準となる画像をプリンタ16で出力し、その濃度
を測定して、キャリブレーションの目標濃度値との差分
(以下、キャリブレーション残差とする)を検出し、こ
のキャリブレーション残差分に応じてリファレンス画像
(あるいは、さらに検定画像)の色/濃度を補正して、
ディスプレイ20の検定画面に表示するのが好ましい。
先の例と同様、検定画面のリファレンス画像や検定画像
の色/濃度の補正は、例えば画像合成部69で行えばよ
く、また、このような補正を行う場合であっても、リフ
ァレンス制御部60に登録されたリファレンス画像は、
変更しないのが好ましいのは、もちろんである。
ィスプレイ20の検定画面に表示する際に、リファレン
ス制御部60にリファレンス画像と共に、その画像処理
条件が登録されている場合には、リファレンス画像の画
像処理条件を使って、ディスプレイ20の検定画面に表
示する前または後の検定画像(仕上がり予想画像)を画
像処理することもできる。こうすることにより、適切で
あると判断されるリファレンス画像と同様な仕上がりの
検定画像を検定画面に表示することができ、検定をより
高精度に行うことができる。
る。まず、フィルムFに応じたキャリアをスキャナ12
の所定位置に装着して、フィルムFをキャリアにセット
する。次いで、顧客の注文に応じて、プリントサイズ
等、必要な情報を、操作系18で入力する。これらの情
報は、写真プリンタ10の各所定部位に送られる。
プリント作成開始を指示する。これにより、スキャナ1
2の可変絞り24の絞り値等がプレスキャンの読取条件
に応じて設定され、その後、キャリアがフィルムFの画
像読取に供されるコマを所定の読取位置に搬送し、フィ
ルムFの投影光がCCDセンサ34に結像して読み取ら
れる。このような画像読取を、色フィルタ番26を回転
して、各色フィルタを順次挿入して行うことにより、フ
ィルムFに撮影された画像がR,GおよびBに分解され
て光電的に読み取られる。
ずつ行ってもよく、全コマあるいは所定の複数コマず
つ、連続的にプレスキャンおよび本スキャンを行っても
よい。以下の例では、1コマずつ行う場合を例に説明す
る。
6で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされ
て、処理装置14に送られ、データ処理部46でオフセ
ット補正等の所定の処理を施された後、Log変換器4
8で変換されてデジタルの画像データとされ、プレスキ
ャンメモリ50に記憶される。
ータが記憶されると、セットアップ部62がこれを読み
出し、前述のように、濃度ヒストグラムの作成や画像特
徴量の算出等を行って、本スキャンの読取条件を設定し
てスキャナ12に送り、さらに、各種の画像処理条件を
算出してパラメータ統合部66に送る。パラメータ統合
部66は、設定された画像処理条件等を、プレスキャン
処理部56および本スキャン処理部58の所定位置に設
定する。
スキャンデータが読み出され、画像処理部68で処理さ
れ、処理済のプレスキャンデータすなわち検定画像の画
像データが画像合成部69に送られる。また、本例にお
いては、一例として、リファレンス制御部60が、セッ
トアップ部62から画像解析の結果を受け取って、この
コマのシーンを判別し、類似するリファレンス画像を選
択し、その画像データを画像合成部69に送る。画像合
成部69は、両画像データを所定の位置に割り振り、デ
ィスプレイ20の検定画面に表示するための画像データ
を生成してデータ変換部70に送る。
プレイ20による表示に対応する画像データに変換し、
ディスプレイ20の検定画面に検定画像が表示される。
本例においては、一例として、図3に示されるように、
プリントを作成されるコマの画像(検定画像)はポート
レートで、また、リファレンス制御部60は、登録され
ているリファレンス画像から、3枚のポートレートを選
択している。なお、オペレータは、リファレンス制御部
60が選択したリファレンス画像が不適正であると判断
した場合には、前述のようにして、キーボード18aま
たはマウス18b等の操作系18による操作によってG
UI等の手段を用いて、リファレンス制御部60に登録
されている別のリファレンス画像を選択してもよいの
は、もちろんである。また、最初からオペレータがリフ
ァレンス画像を選択してもよく、その際には、選択を容
易にするために、検定画像のみを先にディスプレイ20
の検定画面に表示してもよいのは、前述の通りである。
なお、検定画像は、リファレンス画像の画像処理条件を
使って画像処理されたものであっても良い。
ィスプレイ20の検定画面を見て、検定画像とリファレ
ンス画像とを用いて検定を行い、必要に応じて、検定画
像を調整することにより、画像処理条件を調整する。こ
こで、画像の調整は、オペレータが検定画面を見なが
ら、キーボード18aや検定画面のGUIに設定された
色調整や濃度調整等の各調整キー等を用いて、検定画像
の色、濃度、階調調整等を行う、通常の方法で行っても
よい。
リファレンス画像と検定画像とで、色/濃度を合わせた
い位置を操作系18によって指定(エリア指定でもポイ
ント指定でもよい)し、それに応じて、検定画像の指定
領域の色/濃度をリファレンス画像に自動的に合わせる
ようにしてもよい。また、このような位置指定に応じ
て、適正な補正を行うための補正キーおよび調整量を、
ディスプレイ20に表示してもよい。例えば、図4に示
すように、リファレンス画像と検定画像との各指定領域
AおよびBの色/濃度の差(色差)またはパワースペク
トラム等の像構造指標の差、すなわち仕上がりの差を指
定領域BまたはA内に色および/または濃度で表示して
も良いし、図5に示すように、両画像を重ねて表示し、
重なり部分の仕上がりの差をリファレンス画像または検
定画像の該当部分に色/濃度で表示しても良い。このよ
うな位置指定は、複数の位置で行ってもよく、この場合
には、各点における色差の平均距離が最小となるように
補正を行うのが好ましく、さらに、各点毎に重み付けを
行ってもよい。
れ、前述のキー補正部64およびパラメータ統合部66
による処理によって、オペレータによる調整入力に応じ
て、ディスプレイ20に表示される画像も変化する。オ
ペレータは、ディスプレイ20に表示される画像が適正
であると判定(検定OK)すると、キーボード18a等
を用いて、その旨を指示する。これにより、そのコマ
(画像)に施す処理が確定する。
係る写真プリンタ10(処理装置14)においては、従
来のようなリファレンスプリントを用いるのではなく、
検定画像と共に、リファレンス画像78をディスプレイ
20に表示して検定を行うので、リファレンス画像78
と検定画像とを同条件で比較観察することができ、リフ
ァレンスプリントと検定画像の場合のように、観察条件
の違い等による検定精度の低下がなく、高精度な検定を
行って、適正プリントを安定して出力することが可能で
ある。また、パッチやステップウエッジ等の色のサンプ
ルではなく、シーンの情報を有する画像、好ましくは、
検定画像に類似する、特に同様の仕上がりのリファレン
ス画像を表示するので、さらには必要に応じて両画像の
仕上がりの差まで表示できるので、画像の連続性や撮影
シーンに応じた良好な、適切かつ高精度の検定を、簡単
かつ良好な作業性で行うことができ、画質に加え、生産
性も向上することができる。
した条件にスキャナ12が設定されていれば、検定OK
の指示により、本スキャンが開始される。なお、検定を
行わない場合には、パラメータ統合部66による本スキ
ャン処理部58への画像処理条件の設定を終了した時点
で処理が確定し、本スキャンが開始される。
なる以外はプレスキャンと同様に行われ、CCDセンサ
34の出力信号はアンプ36およびA/D変換器38で
処理され、処理装置14のデータ処理部46で処理され
て、Log変換器48で本スキャンデータとされ、本ス
キャンメモリ52に送られる。
に送られると、本スキャンデータが本スキャン処理部5
8によって読み出され、画像処理部72において、前述
のシャープネスゲイン等の設定された画像処理条件で処
理される。画像処理部72で処理された本スキャンデー
タは、次いで、データ変換部74に送られ、プリンタ1
6での画像記録に応じた画像データとされて、プリンタ
16に出力され、この画像データを再生したプリントが
作成される。
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。例えば、以
上の例は、本発明をデジタル写真プリンタに利用した例
であるが、本発明は、従来の直接露光の写真プリンタの
検定動作にも、好適に利用可能である。
よれば、シーンの情報を有するリファレンス画像と検定
画像とをディスプレイの同じ表示画面に表示して、検定
を行うことができるので、適切かつ高精度な検定を、よ
り簡単に、より良好な効率で行うことができ、これによ
り、高画質な画像が再生された適正な写真プリントを、
良好な生産性で安定して出力することが可能になる。
真プリンタの一実施例のブロック図である。
処理装置の一実施例のブロック図である。
る検定画面の一例の模式図である。
る検定画面の別の例の模式図である。
る検定画面の別の例の模式図である。
Claims (16)
- 【請求項1】ディスプレイと、画像供給源から供給され
た画像に画像処理条件に基いて画像処理を行う画像処理
部と、1以上のリファレンス画像を記憶する記憶手段
と、この記憶手段に前記1以上のリファレンス画像を登
録する登録手段と、前記1以上のリファレンス画像を選
択して、前記画像処理部で画像処理された画像の仕上が
り予想画像と共に、前記ディスプレイに表示する表示手
段と、前記ディスプレイに表示された前記1以上のリフ
ァレンス画像および前記仕上がり予想画像を用いて、前
記画像処理部における前記画像処理条件を調整する第1
調整手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】さらに、前記ディスプレイに表示された前
記リファレンス画像を移動する移動手段を有する請求項
1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】さらに、前記リファレンス画像の拡大/縮
小手段および前記リファレンス画像の部分表示手段の少
なくとも一方を有する請求項1または2に記載の画像処
理装置。 - 【請求項4】さらに、前記記憶手段に記憶された前記リ
ファレンス画像をハードコピーとして出力する手段およ
び前記記憶手段に記憶された前記リファレンス画像の色
/濃度を調整する第2調整手段を有する請求項1〜3の
いずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項5】前記登録手段は、複数のリファレンス画像
を画像のシーンに応じたグループにして登録し、前記表
示手段は、このグループ毎に前記リファレンス画像を表
示する請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項6】前記画像処理部は、前記記憶手段に登録さ
れた前記リファレンス画像の画像処理条件を使って、前
記仕上がり予想画像も処理する請求項1〜5のいずれか
に記載の画像処理装置。 - 【請求項7】前記リファレンス画像に、前記画像処理部
で処理された画像を出力するための出力機のキャリブレ
ーションの色および濃度残差分を反映させる請求項1〜
6のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項8】前記画像処理部で処理された画像を出力す
るための出力形態および出力機が選択可能であり、前記
第1調整手段は、選択された出力形態および出力機に合
わせて前記仕上がり予想画像の画像処理条件を変更する
請求項1 〜7のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項9】前記登録手段は、前記仕上がり予想画像の
画像処理条件を、前記リファレンス画像の画像処理条件
として登録する請求項1 〜8のいずれかに記載の画像処
理装置。 - 【請求項10】前記表示手段は、前記ディスプレイに前
記リファレンス画像と前記仕上がり予想画像を重ねて表
示し、両者の重なり部分の色差または像構造指標の差の
少なくとも一方の大小を色もしくは濃度で表示する請求
項1〜9のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項11】さらに、前記ディスプレイに表示された
前記リファレンス画像と前記仕上がり予想画像の特定領
域を指定する手段を有し、前記表示手段は、指定された
両者の領域の色差または像構造指標の差の少なくとも一
方の大小を色もしくは濃度で表示する請求項1〜10の
いずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項12】前記像構造指標は、パワースペクトラム
である請求項10または11に記載の画像処理装置。 - 【請求項13】前記記憶手段は、前記リファレンス画像
を測色値で保存することを特徴とする請求項1〜12の
いずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項14】前記測色値は、CIE1931標準表色
系のXYZ値もしくはCIE1976L* a* b* 知覚
色空間のL* a* b* 値であることを特徴とする請求項
13に記載の画像処理装置。 - 【請求項15】前記記憶手段は、前記リファレンス画像
を標準色空間上の値で保存することを特徴とする請求項
1〜12のいずれか記載の画像処理装置。 - 【請求項16】前記標準色空間は、sRGBの三色表色
系であることを特徴とする請求項15に記載の画像処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290694A JP2002182318A (ja) | 2000-09-27 | 2001-09-25 | 画像処理装置 |
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---|---|---|---|
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JP2000293780 | 2000-09-27 | ||
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JP2002182318A true JP2002182318A (ja) | 2002-06-26 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001290694A Pending JP2002182318A (ja) | 2000-09-27 | 2001-09-25 | 画像処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002182318A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005250847A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像再生方法、画像再生装置及び画像再生プログラム |
JP2007034237A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像処理装置 |
JP4859927B2 (ja) * | 2005-10-19 | 2012-01-25 | トムソン ライセンシング | カラー品質制御のための方法、システム、およびデバイス |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001290694A patent/JP2002182318A/ja active Pending
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JP2005250847A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像再生方法、画像再生装置及び画像再生プログラム |
JP2007034237A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像処理装置 |
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