JP2004152528A - 有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の有機ELディスプレイ素子では、金属陰極にはITO等の光透過性のある金属が使用できないため、複数の有機ELディスプレイ素子を重ね合わせると、不透明な金属陰極により有機EL層で発光した光が出射できなくなる。単に重ね合わせた場合には金属陰極が、Al等のアルカリ金属で構成されるところ、陰極の透明性が損なわれるのを避けることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュールは、透明基板上に光透過性のある陽極と、有機EL層と、金属陰極とを有する有機ELディスプレイ素子を複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子モジュールであって、前記金属陰極のうち前記有機EL層で発光した光を透過させる金属陰極の膜厚を10nm以下としたことを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュールは、透明基板上に光透過性のある陽極と、有機EL層と、金属陰極とを有する有機ELディスプレイ素子を複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子モジュールであって、前記金属陰極のうち前記有機EL層で発光した光を透過させる金属陰極の膜厚を10nm以下としたことを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネセンス(以後、「エレクトロルミネセンス」を「EL」と略記する。)ディスプレイ素子を複数貼り合わせた有機ELディスプレイ素子モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
有機ELディスプレイ素子は、ガラス基板上に光透過性のある電極(陽極)を形成し、陰極である電子注入電極と陽極であるホール注入電極の間に1層又は複数層の有機化合物層(有機EL層)が挟まれた構造で構成されている。
【0003】
有機ELディスプレイ素子は、陰極である電子注入電極と陽極であるホール注入電極からそれぞれ電子とホールを発光中心で再結合させて有機分子を励起状態にし、この有機分子が励起状態から基底状態に戻るときに蛍光を発光することを利用するものであって、低い電圧による駆動が可能である点に利点がある。
【0004】
かかる有機ELディスプレイ素子は透明基板上に陽極と、有機EL層と、陰極とを各一層ずつ積層させて構成されているため、その大きさのディスプレイ素子において、一の映像のみを表示するだけであった。
【0005】
この点、よりクロストークの少ないディスプレイモジュールを実現することを目的として、同一透明基板上に3色に対応する発光層を形成するのではなく、異なる色を発する発光層をそれぞれ異なる平面に配置して重ね合わせ、画素単位で発光光量を制御する複数の画素電極を有する多色マトリクス型のディスプレイ素子モジュールがある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、より大きな画像を映し出すことが可能となるディスプレイモジュールを実現するために、小型パネルを平面方向に複数枚貼り合わせて大型の有機ELディスプレイ素子モジュールを実現し全体を封止用密閉部材で封止するという有機ELディスプレイ素子モジュールがある(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−114350号公報
【特許文献2】
特開2001−102171号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
金属陰極にはITO等の光透過性のある金属が使用できないため、複数の有機ELディスプレイ素子を重ね合わせると、不透明な金属陰極により有機EL層で発光した光が出射できなくなる。単に重ね合わせた場合には金属陰極が、Al等のアルカリ金属で構成されるところ、陰極の透明性が損なわれるのを避ける技術が要望されていた。
【0009】
さらに、水分に弱い有機ELディスプレイ素子を保護するために、有機ELディスプレイ素子を重ね合わせた場合であっても、水分から保護する技術が要望されていた。特に、両面表示の有機ELディスプレイ素子モジュールでは両面を光透過性のある部材とする必要があった。
【0010】
【課題を解するための手段】
本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュールは、透明基板上に光透過性のある陽極と、有機EL層と、金属陰極とを有する有機ELディスプレイ素子を複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子モジュールであって、前記金属陰極のうち前記有機EL層で発光した光を透過させる金属陰極の膜厚を10nm以下としたことを特徴とする有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0011】
また、前記金属陰極のうち少なくとも前記有機エレクトロルミネセンス層で発光した光を透過させる金属陰極の有機エレクトロルミネセンス層と反対側に光透過性のある金属を付加したことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュールである。
【0012】
さらに、前記有機ELディスプレイ素子のうち、前記陰極側の最外側が透明部材で封止されていることを特徴とする有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0013】
さらに、前記複数重ねあわせた前記有機ELディスプレイ素子のそれぞれの陽極及びそれぞれの陰極が異なる電極端子に接続され、前記電極端子に接続され前記複数重ね合わせた前記有機ELディスプレイ素子のそれぞれを別個に駆動する駆動回路とを備え、前記電極端子は前記複数重ね合わせた前記有機ELディスプレイ素子にそれぞれ異なる映像信号で駆動する電極端子であることをとくちょうとする有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールについて、図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの断面図を図1に示す。図1において、1は有機ELディスプレイ素子モジュール、121は封止キャップ、131乃至133は有機ELディスプレイ素子である。本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1は、例えば、ガラスやプラスチックよりなる透明基板上に光透過性のある陽極と、有機EL層と、金属陰極とを有する有機ELディスプレイ素子131、132、133を複数重ねあわせた有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0015】
ここで、図1には、重ね合わされた状態として、有機ELディスプレイ素子131、132及び133が図示されている。しかし、これは途中を省略して図示したものであって、2以上の複数枚重ねあわせる態様のすべてを含むことはいうまでもない。この重ねあわせは、例えば、アラインメント・マーク等を各有機ELディスプレイ素子のパネルに付することで位置あわせをすれば容易に製造することができる。前記有機ELディスプレイ素子のうち陰極側の最外側は封止キャップ121で封止されている。有機EL層が発光した光を透明基板と反対側から取り出す場合は、前記有機ELディスプレイ素子のうち陰極側の最外側がプラスチック等の透明な部材として構成される封止キャップ121で封止される。このように、基板を重ねて構成するため、基板が例えばプラスチックフィルムである場合には、水分バリア膜が成膜されているので、中間に配置される各有機ELディスプレイ素子の防湿は問題ない。
【0016】
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1の動作状態を図2で示す。有機ELディスプレイ素子131が第1の映像を表示し、有機ELディスプレイ素子132が第2の映像を表示する。さらに途中を省略して有機ELディスプレイ素子133が第nの映像を表示している状態を表した図である。この状態で図面下部の位置から見ると、n個の映像が重ね合わせて表示されることになる。
【0017】
本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1に映像を表示させる駆動回路を含む構成図を図3に示す。図3において、131乃至133は有機ELディスプレイ素子、300は駆動回路を制御する制御手段、310、320、330は有機ELディスプレイ素子を駆動する駆動回路、340、350、360は有機ELディスプレイ素子の陽極に接続される電極端子、342、352、362は有機ELディスプレイ素子の陰極に接続される電極端子である。
【0018】
本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1は、複数重ねあわせた有機ELディスプレイ素子131、132及び133のそれぞれの陽極及びそれぞれの陰極が異なる電極端子に接続され、電極端子に接続され複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子のそれぞれを別個に駆動する駆動回路(310、320、330)とを備え、電極端子は複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子にそれぞれ異なる映像信号で駆動される電極端子であることを特徴とする。
【0019】
本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1を駆動するために、有機ELディスプレイ素子131、132及び133を駆動する駆動回路310、320及び330と駆動回路に映像信号を送出する制御手段300を有している。この制御手段300は、予め与えられた、表示データをマトリクスデータやビットマップデータ等に展開するためのデータ等の処理も行う。これにより各駆動回路310、320及び330は、それぞれ有機ELディスプレイ素子131、132及び133に対して独立に映像を表示させるよう制御手段300から制御される。独立に映像を表示させるには、例えば時分割で制御するようにすることもできる。また、制御手段を駆動回路のそれぞれに設けるようにしてもよい。
【0020】
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールを構成する有機ELディスプレイ素子131、132又は133の断面図を図4に示す。ず4において、410は透明基板、420は光透過性のある陽極、430は有機EL層、440は金属陰極である。図4では、図1における有機ELディスプレイ素子131についてその構造を説明するが、複数枚重ね合わせる有機ELディスプレイ素子は基本的に同じ構造から構成される。
【0021】
本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子131は、例えばガラス又はプラスチックなどの透明な材質からなる基板410上に、光透過性のある陽極420を配置し、陽極420と金属陰極440とによって有機EL層430を挟む構造となっている。透明基板410としては、ガラス基板、フレキシブル基板、カラーフィルタや色変換膜あるいは誘電体反射膜が形成された基板を含む。カラーフィルタはその特性を調整し、効率や色純度を最適化できる。色変換膜は、EL発光の光を吸収し、蛍光変換膜の蛍光体から光を放出させることで、発光色の色変換を行わせる。誘電体多層膜はカラーフィルタの代わりに、所定の波長の光を透過させる。光透過性のある陽極として使用する金属電極には高仕事関数で正孔注入の容易な金属が適するため、透明化の容易な金属が使用できる。透明化の容易な金属には、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(インジウム亜鉛酸化物)、SnO2(酸化スズ)、In2O3(酸化インジウム)、ZnO、GaN、AuやNiなどがある。抵抗の点から厚さは100nm以上が好ましい。
【0022】
また、陰極440は、低仕事関数で電子注入の容易な金属が適する。陰極電極材料には、Al、Li、Mg、Au、Ag又はこれらの合金を用いることができる。これらの金属は通常、不透明であり、厚くすると重ね合わせた有機ELディスプレイ素子からの光を出射させることができない。この陰極を薄くすれば透明化を実現することができる。金属の膜厚としては10nm以下が望ましい。そこで、金属陰極のうち有機エレクトロルミネセンス層で発光した光を透過させる金属陰極の膜厚を10nm以下としている。
【0023】
一方、あまり薄いと電気抵抗が大きくなる場合がある。そこで、図5に示すようにすれば有機ELディスプレイ素子を重ね合わせる際の光透過性を向上させることができる。図5は、本発明の一実施形態の有機ELディスプレイ素子131乃至133の陰極の構造を示す図である。図5において、441は光透過性のある金属、442は金属陰極である。ITO等の光透過性のある金属は一般に、高仕事関数のため、有機EL層への電子注入の効率が悪い。そこで、例えば、陰極として蒸着する金属の膜厚を10nm以下と薄くした場合は、その上にITOなどの透明電極で補強することにより、電気抵抗の低い状態を保ちつつ、有機ELディスプレイ素子に光透過性を持たせることができる。具体的には図5に示すとおり、有機EL層430に陰極440を積層する際に、Al等のアルカリ金属層を薄く積層し、さらにその上にITO等の透明電極にて補強している。
【0024】
図6(a)、図6(b)、図6(c)は、本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの発光領域の配置を示した図である。便宜上、図6(a)を有機ELディスプレイ素子131、図6(b)を有機ELディスプレイ素子132、図6(c)を有機ELディスプレイ素子133として3枚の有機ELディスプレイ素子のパネルを重ねた状態を想定する。図6(a)、図6(b)、図6(c)はそれぞれ陽極420と陰極440がマトリクス状に配置されている。陽極420と陰極440との間に電圧を印加することにより、それぞれの発光領域がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)として3色による発光を行い、フルカラー表示をすることができるように構成している。
【0025】
ここで、図6(a)、図6(b)、図6(c)に示したとおり、R、G、Bのフルカラー表示のための発光領域をそれぞれが有機ELディスプレイ素子のパネルにおいてずらして配置する。このように配置することによって、3枚の有機ELディスプレイ素子を重ねてそれぞれ独立の駆動回路によって、映像を表示すれば、映像が重ね合わされて表示されることになる。
【0026】
なお、図6(a)、図6(b)、図6(c)においては、R、G、Bをそれぞれ斜めに発光領域を設けた状態を示し、重ね合わさる発光領域が左右方向の位置にずれている状態を示したが、重ねあわせる枚数に応じて発光領域が重ならないように配置するいかなる配置も本発明の特許請求の範囲に含まれる。このように、何種類もの映像を同時に表示できるようにしたので、表示内容を豊かにすることができる。
【0027】
仮に、プラスチックフィルムを基板として用いた場合には、ある程度重ねてもフィルム1枚1枚が約100μmと薄いため、全体でも非常に薄いディスプレイとなる。また、封止キャップを透明部材で構成すれば、封止キャップ側からも光を取り出せるので、両面ディスプレイとしても用いることができる。また、例えば、2層構造にして手前の素子で主な表示、後ろの素子を一色で光らせることにより、有機ELディスプレイ素子モジュール搭載の携帯電話機でも背景色を独立して作り出せる。また、2層構造にして手前の素子を主表示、後ろの素子を点滅させることにより装置の異常、警告を知らせる等の応用も可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、複数枚の有機ELディスプレイ素子を重ね合わせることで、異なる映像を重ねて表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの動作状態を示す図である。
【図3】本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュールに映像を表示させる駆動系統を示した図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールを構成する有機ELディスプレイ素子の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態の有機ELディスプレイ素子の陰極の構造を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの発光領域の配置を示した図である。
【符号の説明】
1:有機ELディスプレイ素子
121:透明部材
131〜133:有機ELディスプレイ素子
300:制御手段
310、320、330:駆動回路
340、350、360:電極端子(陽極)
342、352、362:電極端子(陰極)
410:基板
420:陽極
430:有機EL層
440:陰極
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネセンス(以後、「エレクトロルミネセンス」を「EL」と略記する。)ディスプレイ素子を複数貼り合わせた有機ELディスプレイ素子モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
有機ELディスプレイ素子は、ガラス基板上に光透過性のある電極(陽極)を形成し、陰極である電子注入電極と陽極であるホール注入電極の間に1層又は複数層の有機化合物層(有機EL層)が挟まれた構造で構成されている。
【0003】
有機ELディスプレイ素子は、陰極である電子注入電極と陽極であるホール注入電極からそれぞれ電子とホールを発光中心で再結合させて有機分子を励起状態にし、この有機分子が励起状態から基底状態に戻るときに蛍光を発光することを利用するものであって、低い電圧による駆動が可能である点に利点がある。
【0004】
かかる有機ELディスプレイ素子は透明基板上に陽極と、有機EL層と、陰極とを各一層ずつ積層させて構成されているため、その大きさのディスプレイ素子において、一の映像のみを表示するだけであった。
【0005】
この点、よりクロストークの少ないディスプレイモジュールを実現することを目的として、同一透明基板上に3色に対応する発光層を形成するのではなく、異なる色を発する発光層をそれぞれ異なる平面に配置して重ね合わせ、画素単位で発光光量を制御する複数の画素電極を有する多色マトリクス型のディスプレイ素子モジュールがある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、より大きな画像を映し出すことが可能となるディスプレイモジュールを実現するために、小型パネルを平面方向に複数枚貼り合わせて大型の有機ELディスプレイ素子モジュールを実現し全体を封止用密閉部材で封止するという有機ELディスプレイ素子モジュールがある(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−114350号公報
【特許文献2】
特開2001−102171号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
金属陰極にはITO等の光透過性のある金属が使用できないため、複数の有機ELディスプレイ素子を重ね合わせると、不透明な金属陰極により有機EL層で発光した光が出射できなくなる。単に重ね合わせた場合には金属陰極が、Al等のアルカリ金属で構成されるところ、陰極の透明性が損なわれるのを避ける技術が要望されていた。
【0009】
さらに、水分に弱い有機ELディスプレイ素子を保護するために、有機ELディスプレイ素子を重ね合わせた場合であっても、水分から保護する技術が要望されていた。特に、両面表示の有機ELディスプレイ素子モジュールでは両面を光透過性のある部材とする必要があった。
【0010】
【課題を解するための手段】
本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュールは、透明基板上に光透過性のある陽極と、有機EL層と、金属陰極とを有する有機ELディスプレイ素子を複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子モジュールであって、前記金属陰極のうち前記有機EL層で発光した光を透過させる金属陰極の膜厚を10nm以下としたことを特徴とする有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0011】
また、前記金属陰極のうち少なくとも前記有機エレクトロルミネセンス層で発光した光を透過させる金属陰極の有機エレクトロルミネセンス層と反対側に光透過性のある金属を付加したことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュールである。
【0012】
さらに、前記有機ELディスプレイ素子のうち、前記陰極側の最外側が透明部材で封止されていることを特徴とする有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0013】
さらに、前記複数重ねあわせた前記有機ELディスプレイ素子のそれぞれの陽極及びそれぞれの陰極が異なる電極端子に接続され、前記電極端子に接続され前記複数重ね合わせた前記有機ELディスプレイ素子のそれぞれを別個に駆動する駆動回路とを備え、前記電極端子は前記複数重ね合わせた前記有機ELディスプレイ素子にそれぞれ異なる映像信号で駆動する電極端子であることをとくちょうとする有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールについて、図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの断面図を図1に示す。図1において、1は有機ELディスプレイ素子モジュール、121は封止キャップ、131乃至133は有機ELディスプレイ素子である。本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1は、例えば、ガラスやプラスチックよりなる透明基板上に光透過性のある陽極と、有機EL層と、金属陰極とを有する有機ELディスプレイ素子131、132、133を複数重ねあわせた有機ELディスプレイ素子モジュールである。
【0015】
ここで、図1には、重ね合わされた状態として、有機ELディスプレイ素子131、132及び133が図示されている。しかし、これは途中を省略して図示したものであって、2以上の複数枚重ねあわせる態様のすべてを含むことはいうまでもない。この重ねあわせは、例えば、アラインメント・マーク等を各有機ELディスプレイ素子のパネルに付することで位置あわせをすれば容易に製造することができる。前記有機ELディスプレイ素子のうち陰極側の最外側は封止キャップ121で封止されている。有機EL層が発光した光を透明基板と反対側から取り出す場合は、前記有機ELディスプレイ素子のうち陰極側の最外側がプラスチック等の透明な部材として構成される封止キャップ121で封止される。このように、基板を重ねて構成するため、基板が例えばプラスチックフィルムである場合には、水分バリア膜が成膜されているので、中間に配置される各有機ELディスプレイ素子の防湿は問題ない。
【0016】
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1の動作状態を図2で示す。有機ELディスプレイ素子131が第1の映像を表示し、有機ELディスプレイ素子132が第2の映像を表示する。さらに途中を省略して有機ELディスプレイ素子133が第nの映像を表示している状態を表した図である。この状態で図面下部の位置から見ると、n個の映像が重ね合わせて表示されることになる。
【0017】
本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1に映像を表示させる駆動回路を含む構成図を図3に示す。図3において、131乃至133は有機ELディスプレイ素子、300は駆動回路を制御する制御手段、310、320、330は有機ELディスプレイ素子を駆動する駆動回路、340、350、360は有機ELディスプレイ素子の陽極に接続される電極端子、342、352、362は有機ELディスプレイ素子の陰極に接続される電極端子である。
【0018】
本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1は、複数重ねあわせた有機ELディスプレイ素子131、132及び133のそれぞれの陽極及びそれぞれの陰極が異なる電極端子に接続され、電極端子に接続され複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子のそれぞれを別個に駆動する駆動回路(310、320、330)とを備え、電極端子は複数重ね合わせた有機ELディスプレイ素子にそれぞれ異なる映像信号で駆動される電極端子であることを特徴とする。
【0019】
本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュール1を駆動するために、有機ELディスプレイ素子131、132及び133を駆動する駆動回路310、320及び330と駆動回路に映像信号を送出する制御手段300を有している。この制御手段300は、予め与えられた、表示データをマトリクスデータやビットマップデータ等に展開するためのデータ等の処理も行う。これにより各駆動回路310、320及び330は、それぞれ有機ELディスプレイ素子131、132及び133に対して独立に映像を表示させるよう制御手段300から制御される。独立に映像を表示させるには、例えば時分割で制御するようにすることもできる。また、制御手段を駆動回路のそれぞれに設けるようにしてもよい。
【0020】
本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールを構成する有機ELディスプレイ素子131、132又は133の断面図を図4に示す。ず4において、410は透明基板、420は光透過性のある陽極、430は有機EL層、440は金属陰極である。図4では、図1における有機ELディスプレイ素子131についてその構造を説明するが、複数枚重ね合わせる有機ELディスプレイ素子は基本的に同じ構造から構成される。
【0021】
本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子131は、例えばガラス又はプラスチックなどの透明な材質からなる基板410上に、光透過性のある陽極420を配置し、陽極420と金属陰極440とによって有機EL層430を挟む構造となっている。透明基板410としては、ガラス基板、フレキシブル基板、カラーフィルタや色変換膜あるいは誘電体反射膜が形成された基板を含む。カラーフィルタはその特性を調整し、効率や色純度を最適化できる。色変換膜は、EL発光の光を吸収し、蛍光変換膜の蛍光体から光を放出させることで、発光色の色変換を行わせる。誘電体多層膜はカラーフィルタの代わりに、所定の波長の光を透過させる。光透過性のある陽極として使用する金属電極には高仕事関数で正孔注入の容易な金属が適するため、透明化の容易な金属が使用できる。透明化の容易な金属には、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(インジウム亜鉛酸化物)、SnO2(酸化スズ)、In2O3(酸化インジウム)、ZnO、GaN、AuやNiなどがある。抵抗の点から厚さは100nm以上が好ましい。
【0022】
また、陰極440は、低仕事関数で電子注入の容易な金属が適する。陰極電極材料には、Al、Li、Mg、Au、Ag又はこれらの合金を用いることができる。これらの金属は通常、不透明であり、厚くすると重ね合わせた有機ELディスプレイ素子からの光を出射させることができない。この陰極を薄くすれば透明化を実現することができる。金属の膜厚としては10nm以下が望ましい。そこで、金属陰極のうち有機エレクトロルミネセンス層で発光した光を透過させる金属陰極の膜厚を10nm以下としている。
【0023】
一方、あまり薄いと電気抵抗が大きくなる場合がある。そこで、図5に示すようにすれば有機ELディスプレイ素子を重ね合わせる際の光透過性を向上させることができる。図5は、本発明の一実施形態の有機ELディスプレイ素子131乃至133の陰極の構造を示す図である。図5において、441は光透過性のある金属、442は金属陰極である。ITO等の光透過性のある金属は一般に、高仕事関数のため、有機EL層への電子注入の効率が悪い。そこで、例えば、陰極として蒸着する金属の膜厚を10nm以下と薄くした場合は、その上にITOなどの透明電極で補強することにより、電気抵抗の低い状態を保ちつつ、有機ELディスプレイ素子に光透過性を持たせることができる。具体的には図5に示すとおり、有機EL層430に陰極440を積層する際に、Al等のアルカリ金属層を薄く積層し、さらにその上にITO等の透明電極にて補強している。
【0024】
図6(a)、図6(b)、図6(c)は、本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの発光領域の配置を示した図である。便宜上、図6(a)を有機ELディスプレイ素子131、図6(b)を有機ELディスプレイ素子132、図6(c)を有機ELディスプレイ素子133として3枚の有機ELディスプレイ素子のパネルを重ねた状態を想定する。図6(a)、図6(b)、図6(c)はそれぞれ陽極420と陰極440がマトリクス状に配置されている。陽極420と陰極440との間に電圧を印加することにより、それぞれの発光領域がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)として3色による発光を行い、フルカラー表示をすることができるように構成している。
【0025】
ここで、図6(a)、図6(b)、図6(c)に示したとおり、R、G、Bのフルカラー表示のための発光領域をそれぞれが有機ELディスプレイ素子のパネルにおいてずらして配置する。このように配置することによって、3枚の有機ELディスプレイ素子を重ねてそれぞれ独立の駆動回路によって、映像を表示すれば、映像が重ね合わされて表示されることになる。
【0026】
なお、図6(a)、図6(b)、図6(c)においては、R、G、Bをそれぞれ斜めに発光領域を設けた状態を示し、重ね合わさる発光領域が左右方向の位置にずれている状態を示したが、重ねあわせる枚数に応じて発光領域が重ならないように配置するいかなる配置も本発明の特許請求の範囲に含まれる。このように、何種類もの映像を同時に表示できるようにしたので、表示内容を豊かにすることができる。
【0027】
仮に、プラスチックフィルムを基板として用いた場合には、ある程度重ねてもフィルム1枚1枚が約100μmと薄いため、全体でも非常に薄いディスプレイとなる。また、封止キャップを透明部材で構成すれば、封止キャップ側からも光を取り出せるので、両面ディスプレイとしても用いることができる。また、例えば、2層構造にして手前の素子で主な表示、後ろの素子を一色で光らせることにより、有機ELディスプレイ素子モジュール搭載の携帯電話機でも背景色を独立して作り出せる。また、2層構造にして手前の素子を主表示、後ろの素子を点滅させることにより装置の異常、警告を知らせる等の応用も可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、複数枚の有機ELディスプレイ素子を重ね合わせることで、異なる映像を重ねて表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの動作状態を示す図である。
【図3】本発明に係る有機ELディスプレイ素子モジュールに映像を表示させる駆動系統を示した図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールを構成する有機ELディスプレイ素子の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態の有機ELディスプレイ素子の陰極の構造を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る有機ELディスプレイ素子モジュールの発光領域の配置を示した図である。
【符号の説明】
1:有機ELディスプレイ素子
121:透明部材
131〜133:有機ELディスプレイ素子
300:制御手段
310、320、330:駆動回路
340、350、360:電極端子(陽極)
342、352、362:電極端子(陰極)
410:基板
420:陽極
430:有機EL層
440:陰極
Claims (4)
- 透明基板上に光透過性のある陽極と、有機エレクトロルミネセンス層と、金属陰極とを有する有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子を複数重ね合わせた有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュールであって、前記金属陰極のうち前記有機エレクトロルミネセンス層で発光した光を透過させる金属陰極の膜厚を10nm以下としたことを特徴とする有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール。
- 前記金属陰極のうち少なくとも前記有機エレクトロルミネセンス層で発光した光を透過させる金属陰極の有機エレクトロルミネセンス層と反対側に光透過性のある金属を付加したことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール。
- 前記有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子のうち前記陰極側の最外側が透明部材で封止されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール。
- 前記複数重ねあわせた前記有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子のそれぞれの陽極及びそれぞれの陰極が異なる電極端子に接続され、前記電極端子に接続され前記複数重ね合わせた前記有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子のそれぞれを別個に駆動する駆動回路とを備え、前記電極端子は前記複数重ね合わせた前記有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子にそれぞれ異なる映像信号で駆動する電極端子であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール。
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JP2002314143A JP2004152528A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール |
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JP2002314143A JP2004152528A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール |
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JP2002314143A Withdrawn JP2004152528A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 有機エレクトロルミネセンスディスプレイ素子モジュール |
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JP (1) | JP2004152528A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013027510A1 (ja) * | 2011-08-22 | 2013-02-28 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置 |
-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002314143A patent/JP2004152528A/ja not_active Withdrawn
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