JP2004152222A - 無停止atm - Google Patents
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Abstract
【課題】オフライン中でもATMの入金あるいは振込を可能にする。
【解決手段】ホストコンピュータと切断されているオフラインの際には、利用者に実際の処理が遅れることを確認してもらった後で、ATMにて入金と振込の処理を継続し、日付、カード内の口座番号、入金金額等をATMの外部記憶装置203に存在する取引履歴ファイルに保存しておく(112)。障害が復旧しオンラインになった際に取引履歴ファイルに基づきホストコンピュータに入金もしくは振込要求電文を送信する(905)。
【選択図】 図3
【解決手段】ホストコンピュータと切断されているオフラインの際には、利用者に実際の処理が遅れることを確認してもらった後で、ATMにて入金と振込の処理を継続し、日付、カード内の口座番号、入金金額等をATMの外部記憶装置203に存在する取引履歴ファイルに保存しておく(112)。障害が復旧しオンラインになった際に取引履歴ファイルに基づきホストコンピュータに入金もしくは振込要求電文を送信する(905)。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現金自動預支払装置(ATM)に係り、特にホストコンピュータとの接続が不安定な地域に最適な無停止ATMに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に記載される発明は、ATMを監視するATM集中監視システムをセンタに備え、ホストシステム又はホスト回線の障害発生時にホストシステムに接続されていたATMを分散処理システムに移行し、障害復旧後分散処理システムに蓄積されたオフライン取引データをホストシステムに送信するオフライン取引データのホスト送信方法において、障害復旧時、ATM集中監視システムから分散処理システムへ、オフライン取引データのホストシステムへの送信指令を出すことを特徴とする。
【0003】
特許文献2に記載の発明は、ホストコンピュータとの接続が有効な際に、利用者の口座残高を電子通帳用カードに記録し、ホストコンピュータとの接続が切断された際でも、電子通帳用カード内の情報を利用して入出金を可能にし、入出金の取引履歴を電子通帳用カードに記録し、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、取引履歴をホストコンピュータに送信するものである。
【0004】
特許文献3記載の発明は、カードに認証用データの一部(与信残高)を記憶させておき、ホスト装置またはデータ伝送ラインに障害が発生した場合、カードに記録されている与信残高を用いて取引の認証処理を行うものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−103194号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】
特開平8−241360号公報(第3−4頁、図2)
【特許文献3】
特開平8−36606号公報(第3−5頁、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1記載の発明では、各支店あるいは営業店毎に分散処理システムを構成するためにデータベースが必要となるというコストアップの問題がある。前記特許文献2記載の発明では、口座情報や取引履歴を記録するために、新たにICカードが必要になり、既存のキャッシュカードやクレジットカードでは実現することができないという問題がある。特許文献3記載の発明では、認証用のデータの一部(与信残高)を用いて取引の認証を行うものであるため、認証そのものに確実性が無くリスクが高いといえる。
【0007】
本発明の目的は、ホストコンピュータとATMの間の回線がサーバーの故障等の理由で切断されていても、ATMで入金、振込を可能とすることである。
【0008】
本発明の他の目的は、ATMの稼働率を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明では、ホストコンピュータとの接続が切断された際に、利用者にホストコンピュータとの接続が切断されており、入金あるいは振込が後日処理されることを画面で確認してもらった上で、入金と振込だけは可能にする。取引履歴はATM内の記憶装置に記録し、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、取引履歴を元に、ホストコンピュータに取引要求電文を送信し、ホストコンピュータのデータベースを更新する。
【0010】
入金は暗証番号を検証する必要が無いので、ホストコンピュータとの接続が切断された際でも実現できる。振込は暗証番号の検証や、振込金額が残高より少ないことや、振込先口座が存在することの確認が必須だが、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、これらの検証を行い、もし振込失敗の際には、失敗したことをホストコンピュータに記録しておき、次に利用者がATMを利用した際に、振込が失敗したことを通知することで、利用者に不便を強いることなく運用が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明が適用されるデータベースシステムのブロック図である。現金自動預支払装置(ATM)は通信回線を介してホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータには個人データや取引データが格納されているデータベースが接続されている。
【0012】
図2は現金自動預支払装置(ATM)のハードウェア構成を示す。200はプログラムで動作するCPUであり、各部位を制御する。201はCPU200で実行されるプログラムを一時的に格納する主記憶装置であり、CPU200の非動作時には当該プログラムは外部記憶装置203に格納されている。202はカード内の情報を読取るためのカード読取装置、204は画面を表示する表示装置、205は明細票を印字する明細票印字機構、206は紙幣を出金したり入金したりする紙幣取扱機構、207はホストコンピュータと通信を行う通信装置である。
【0013】
はじめに、ホストコンピュータとの接続が切断されている際に、利用者に確認して入金する例を、図3のフローチャートと図4の画面遷移と図5の取引履歴を使って説明する。
【0014】
まず、取引選択画面を表示する(100、300)。利用者が「預入」を選択すると(101)、ホストコンピュータとの接続が切断されており、入金が後日処理されることを利用者に確認する画面を表示する(102、301)。利用者が確認を押下すると(103)、カード挿入画面を表示する(104、302)。利用者がカードを挿入すると、カードを吸入し(105)、カード内の情報を読みこむ(106)。次に現金投入画面を表示し(107、303)、利用者が現金を投入すると(108)、投入された現金を計数し(109)、計数した結果を画面に表示し、利用者に確認を求める(110、304)。利用者が確認を押下すると(111)、取引日付、口座番号、入金金額を、取引履歴ファイル(外部記憶装置203)に記録する(112)。取引履歴ファイルの例を図5に示す。1列目は取引が行われた日付、2列目は利用者の口座番号、3列目は入金金額を表現している。次に、カードと明細票を利用者に返却し(113、305)、利用者がカードと明細票を受け取る(114)。
【0015】
以上の説明の通り、ホストコンピュータのデータベース上での処理は遅延するが、利用者はATMに対して入金が可能となる。また、事業主にとっては、出金を伴わないので、リスクを抱えることなくATMの利用効率を高めることが可能となる。
【0016】
図3のフローチャートでは、入金の例を説明したが、口座振込の例を図6のフローチャートと図7の画面遷移と図8の取引履歴を使って説明する。取引選択画面を表示し(700)、利用者が「振込」を選択すると(701)、ホストコンピュータとの接続が切断されており、振込が後日処理されることを利用者に確認する画面を表示する(702)。利用者が確認を押下すると(703)、カード挿入画面を表示する(704)。利用者がカードを挿入すると(705)カード内の情報を読取り(706)、次に暗証番号入力画面を表示する707。利用者が暗証番号を入力すると(708)、振込金額入力画面を表示する(709)。利用者が振込金額を入力すると(710)、振込先口座番号入力画面を表示する(711)。利用者が振込先口座番号を入力すると(712)、振込金額、振込先口座番号を確認する画面を表示する(713)。利用者が確認を押下すると(714)、取引日付、口座番号、振込金額、振込先口座番号を、取引履歴ファイルに記録する(715)。取引履歴ファイルの例を図8に示す。1列目は取引が行われた日付、2列目は利用者の口座番号、3列目は暗証番号、4列目は振込金額、5列目は振込先口座番号を表現している。次に、カードと明細票を利用者に返却し(716)、利用者がカードと明細票を受け取る(717)。
【0017】
次に、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、取引履歴ファイルを元に、ホストコンピュータに対して取引要求電文を送信する例を、図9のフローチャートを使って説明する。ATMのCPU200は外部記憶装置203から取引履歴ファイルを読み込み(900)、取引履歴が存在するならば(901)、取引が入金か振込かを判別し(902)、入金ならば入金要求電文を編集し(903)、振込ならば振込要求電文を編集する(904)。編集した要求電文を通信装置207を介してホストコンピュータに送信する(905)。
【0018】
ホストコンピュータでは、受信した要求電文に応じて、データベースを更新する。振込の場合は、暗証番号が異なるあるいは振込金額が残高より多い等の理由で処理が拒否される場合がある。拒否された取引は記録し(906)、後日、利用者がATMを利用した際に、処理が失敗したことを利用者に通知する。
【0019】
以上の説明の通り、ホストコンピュータとの接続が切断された場合でも、利用者はATMに対し振込の処理を行うことが可能となる。この処理自体は出金を伴わないので事業主にとってリスクを抱えることなくATMの稼働率を向上させることができ、利用者にとっても時間的な遅延は生じるが、任意の時間に振込の手続が可能となる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明の通り本発明によれば、ホストコンピュータとATMの間の回線がサーバーの故障等の理由で切断されていても、ATMで入金、振込が可能になる。これによって、ATMの稼働率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデータベースシステムのブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例によるATMの構成図である。
【図3】本発明の一実施例による入金処理のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例による入金処理の画面遷移図である。
【図5】本発明の一実施例による入金処理の取引履歴ファイルを示す図である。
【図6】本発明の他な実施例による振込処理のフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例による振込処理の画面遷移図である。
【図8】本発明の他の実施例による振込処理の取引履歴ファイルを示す図である。
【図9】本発明の他の実施例によるホストコンピュータとの接続が回復したときの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
200…CPU 201…主記憶装置 202…カード読取装置
203…外部記憶装置 204…表示装置 205…明細票印字機構
206…紙幣取扱機構 207…通信装置
100…取引選択画面を表示するステップ
102…オフラインであることを表示するステップ
104…カード挿入画面を表示するステップ
107…現金投入画面を表示するステップ
110…利用者が投入した現金を確認する画面を表示するステップ
112…日付、口座番号、入金金額を取引履歴ファイルに記録するステップ
707…暗証番号入力画面を表示するステップ
709…振込金額入力画面を表示するステップ
711…振込先口座番号入力画面を表示するステップ
713…振込内容確認画面を表示するステップ
900…取引履歴ファイルを読出すステップ
901…取引履歴の存在を確認するステップ
902…取引履歴が入金か振込かを判断するステップ
903…入金要求電文を編集するステップ
904…振込要求電文を編集するステップ
905…ホストコンピュータに電文を送信するステップ
906…拒否された取引を記録するステップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、現金自動預支払装置(ATM)に係り、特にホストコンピュータとの接続が不安定な地域に最適な無停止ATMに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に記載される発明は、ATMを監視するATM集中監視システムをセンタに備え、ホストシステム又はホスト回線の障害発生時にホストシステムに接続されていたATMを分散処理システムに移行し、障害復旧後分散処理システムに蓄積されたオフライン取引データをホストシステムに送信するオフライン取引データのホスト送信方法において、障害復旧時、ATM集中監視システムから分散処理システムへ、オフライン取引データのホストシステムへの送信指令を出すことを特徴とする。
【0003】
特許文献2に記載の発明は、ホストコンピュータとの接続が有効な際に、利用者の口座残高を電子通帳用カードに記録し、ホストコンピュータとの接続が切断された際でも、電子通帳用カード内の情報を利用して入出金を可能にし、入出金の取引履歴を電子通帳用カードに記録し、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、取引履歴をホストコンピュータに送信するものである。
【0004】
特許文献3記載の発明は、カードに認証用データの一部(与信残高)を記憶させておき、ホスト装置またはデータ伝送ラインに障害が発生した場合、カードに記録されている与信残高を用いて取引の認証処理を行うものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−103194号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】
特開平8−241360号公報(第3−4頁、図2)
【特許文献3】
特開平8−36606号公報(第3−5頁、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1記載の発明では、各支店あるいは営業店毎に分散処理システムを構成するためにデータベースが必要となるというコストアップの問題がある。前記特許文献2記載の発明では、口座情報や取引履歴を記録するために、新たにICカードが必要になり、既存のキャッシュカードやクレジットカードでは実現することができないという問題がある。特許文献3記載の発明では、認証用のデータの一部(与信残高)を用いて取引の認証を行うものであるため、認証そのものに確実性が無くリスクが高いといえる。
【0007】
本発明の目的は、ホストコンピュータとATMの間の回線がサーバーの故障等の理由で切断されていても、ATMで入金、振込を可能とすることである。
【0008】
本発明の他の目的は、ATMの稼働率を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明では、ホストコンピュータとの接続が切断された際に、利用者にホストコンピュータとの接続が切断されており、入金あるいは振込が後日処理されることを画面で確認してもらった上で、入金と振込だけは可能にする。取引履歴はATM内の記憶装置に記録し、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、取引履歴を元に、ホストコンピュータに取引要求電文を送信し、ホストコンピュータのデータベースを更新する。
【0010】
入金は暗証番号を検証する必要が無いので、ホストコンピュータとの接続が切断された際でも実現できる。振込は暗証番号の検証や、振込金額が残高より少ないことや、振込先口座が存在することの確認が必須だが、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、これらの検証を行い、もし振込失敗の際には、失敗したことをホストコンピュータに記録しておき、次に利用者がATMを利用した際に、振込が失敗したことを通知することで、利用者に不便を強いることなく運用が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明が適用されるデータベースシステムのブロック図である。現金自動預支払装置(ATM)は通信回線を介してホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータには個人データや取引データが格納されているデータベースが接続されている。
【0012】
図2は現金自動預支払装置(ATM)のハードウェア構成を示す。200はプログラムで動作するCPUであり、各部位を制御する。201はCPU200で実行されるプログラムを一時的に格納する主記憶装置であり、CPU200の非動作時には当該プログラムは外部記憶装置203に格納されている。202はカード内の情報を読取るためのカード読取装置、204は画面を表示する表示装置、205は明細票を印字する明細票印字機構、206は紙幣を出金したり入金したりする紙幣取扱機構、207はホストコンピュータと通信を行う通信装置である。
【0013】
はじめに、ホストコンピュータとの接続が切断されている際に、利用者に確認して入金する例を、図3のフローチャートと図4の画面遷移と図5の取引履歴を使って説明する。
【0014】
まず、取引選択画面を表示する(100、300)。利用者が「預入」を選択すると(101)、ホストコンピュータとの接続が切断されており、入金が後日処理されることを利用者に確認する画面を表示する(102、301)。利用者が確認を押下すると(103)、カード挿入画面を表示する(104、302)。利用者がカードを挿入すると、カードを吸入し(105)、カード内の情報を読みこむ(106)。次に現金投入画面を表示し(107、303)、利用者が現金を投入すると(108)、投入された現金を計数し(109)、計数した結果を画面に表示し、利用者に確認を求める(110、304)。利用者が確認を押下すると(111)、取引日付、口座番号、入金金額を、取引履歴ファイル(外部記憶装置203)に記録する(112)。取引履歴ファイルの例を図5に示す。1列目は取引が行われた日付、2列目は利用者の口座番号、3列目は入金金額を表現している。次に、カードと明細票を利用者に返却し(113、305)、利用者がカードと明細票を受け取る(114)。
【0015】
以上の説明の通り、ホストコンピュータのデータベース上での処理は遅延するが、利用者はATMに対して入金が可能となる。また、事業主にとっては、出金を伴わないので、リスクを抱えることなくATMの利用効率を高めることが可能となる。
【0016】
図3のフローチャートでは、入金の例を説明したが、口座振込の例を図6のフローチャートと図7の画面遷移と図8の取引履歴を使って説明する。取引選択画面を表示し(700)、利用者が「振込」を選択すると(701)、ホストコンピュータとの接続が切断されており、振込が後日処理されることを利用者に確認する画面を表示する(702)。利用者が確認を押下すると(703)、カード挿入画面を表示する(704)。利用者がカードを挿入すると(705)カード内の情報を読取り(706)、次に暗証番号入力画面を表示する707。利用者が暗証番号を入力すると(708)、振込金額入力画面を表示する(709)。利用者が振込金額を入力すると(710)、振込先口座番号入力画面を表示する(711)。利用者が振込先口座番号を入力すると(712)、振込金額、振込先口座番号を確認する画面を表示する(713)。利用者が確認を押下すると(714)、取引日付、口座番号、振込金額、振込先口座番号を、取引履歴ファイルに記録する(715)。取引履歴ファイルの例を図8に示す。1列目は取引が行われた日付、2列目は利用者の口座番号、3列目は暗証番号、4列目は振込金額、5列目は振込先口座番号を表現している。次に、カードと明細票を利用者に返却し(716)、利用者がカードと明細票を受け取る(717)。
【0017】
次に、ホストコンピュータとの接続が復活した際に、取引履歴ファイルを元に、ホストコンピュータに対して取引要求電文を送信する例を、図9のフローチャートを使って説明する。ATMのCPU200は外部記憶装置203から取引履歴ファイルを読み込み(900)、取引履歴が存在するならば(901)、取引が入金か振込かを判別し(902)、入金ならば入金要求電文を編集し(903)、振込ならば振込要求電文を編集する(904)。編集した要求電文を通信装置207を介してホストコンピュータに送信する(905)。
【0018】
ホストコンピュータでは、受信した要求電文に応じて、データベースを更新する。振込の場合は、暗証番号が異なるあるいは振込金額が残高より多い等の理由で処理が拒否される場合がある。拒否された取引は記録し(906)、後日、利用者がATMを利用した際に、処理が失敗したことを利用者に通知する。
【0019】
以上の説明の通り、ホストコンピュータとの接続が切断された場合でも、利用者はATMに対し振込の処理を行うことが可能となる。この処理自体は出金を伴わないので事業主にとってリスクを抱えることなくATMの稼働率を向上させることができ、利用者にとっても時間的な遅延は生じるが、任意の時間に振込の手続が可能となる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明の通り本発明によれば、ホストコンピュータとATMの間の回線がサーバーの故障等の理由で切断されていても、ATMで入金、振込が可能になる。これによって、ATMの稼働率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデータベースシステムのブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例によるATMの構成図である。
【図3】本発明の一実施例による入金処理のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例による入金処理の画面遷移図である。
【図5】本発明の一実施例による入金処理の取引履歴ファイルを示す図である。
【図6】本発明の他な実施例による振込処理のフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例による振込処理の画面遷移図である。
【図8】本発明の他の実施例による振込処理の取引履歴ファイルを示す図である。
【図9】本発明の他の実施例によるホストコンピュータとの接続が回復したときの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
200…CPU 201…主記憶装置 202…カード読取装置
203…外部記憶装置 204…表示装置 205…明細票印字機構
206…紙幣取扱機構 207…通信装置
100…取引選択画面を表示するステップ
102…オフラインであることを表示するステップ
104…カード挿入画面を表示するステップ
107…現金投入画面を表示するステップ
110…利用者が投入した現金を確認する画面を表示するステップ
112…日付、口座番号、入金金額を取引履歴ファイルに記録するステップ
707…暗証番号入力画面を表示するステップ
709…振込金額入力画面を表示するステップ
711…振込先口座番号入力画面を表示するステップ
713…振込内容確認画面を表示するステップ
900…取引履歴ファイルを読出すステップ
901…取引履歴の存在を確認するステップ
902…取引履歴が入金か振込かを判断するステップ
903…入金要求電文を編集するステップ
904…振込要求電文を編集するステップ
905…ホストコンピュータに電文を送信するステップ
906…拒否された取引を記録するステップ
Claims (9)
- カード読取機と、表示装置と、紙幣取扱装置と、通信装置と、記憶装置と、これらの動作を制御するCPUとを有し、利用者の指定した口座から現金を入出金する自動機において、上位装置であるホストコンピュータとの接続が切断したときに出金以外の取引を継続し、該取引に関する情報を前記CPUが前記記憶装置に格納しておき、ホストコンピュータとの接続が復旧したときに前記CPUは前記通信装置を介して前記記憶装置に格納した取引に関する情報を元に前記ホストコンピュータに取引内容の要求電文を送信し、当該ホストコンピュータのデータベースを更新することを特徴とする無停止ATM。
- 前記ホストコンピュータとの接続が切断したときに、取引の実際の処理は当該ホストコンピュータとの接続が復旧したときになされる旨の表示を前記表示装置に行い、利用者の確認の元に前記出金以外の取引を継続することを特徴とする請求項1記載の無停止ATM。
- カード読取機と、表示装置と、紙幣取扱装置と、通信装置と、記憶装置と、これらの動作を制御するCPUとを有し、利用者の指定した口座から現金を入出金する自動機において、ホストコンピュータとの接続が切断したときに入金取引を継続し、該入金取引に関する情報を前記CPUが前記記憶装置に格納しておき、前記ホストコンピュータとの接続が復旧したときに前記CPUは前記通信装置を介して前記記憶装置に格納した入金取引に関する情報を元に前記ホストコンピュータに入金要求電文を送信し、当該ホストコンピュータのデータベースを更新することを特徴とする無停止ATM。
- 前記ホストコンピュータとの接続が切断したときに、入金取引の実際の処理は当該ホストコンピュータとの接続が復旧したときになされる旨の表示を前記表示装置に行い、利用者の確認の元に入金取引を行うことを特徴とする請求項4記載の無停止ATM。
- 前記入金取引に関する情報は日付、入金金額、口座番号であることを特徴とする請求項3または4記載の無停止ATM。
- カード読取機と、表示装置と、紙幣取扱装置と、通信手段と、記憶装置と、これらの動作を制御するCPUとを有し、利用者の指定した口座から現金を入出金する自動機において、ホストコンピュータとの接続が切断したときに振込取引を継続し、該振込取引に関する情報を前記CPUが前記記憶装置に格納しておき、前記ホストコンピュータとの接続が復旧したときに前記CPUは前記通信装置を介して前記記憶装置に格納した振込取引に関する情報を元に前記ホストコンピュータに振込要求電文を送信し、当該ホストコンピュータのデータベースを更新することを特徴とする無停止ATM。
- 前記ホストコンピュータとの接続が切断したときに、振込取引の実際の処理は当該ホストコンピュータとの接続が復旧したときになされる旨の表示を前記表示装置に行い、利用者の確認の元に振込取引を行うことを特徴とする請求項6記載の無停止ATM。
- 前記振込取引に関する情報は日付、口座番号、暗証番号、振込金額、振込先口座番号であることを特徴とする請求項6または7記載の無停止ATM。
- 前記ホストコンピュータに振込要求電文を送信し、該ホストコンピュータのデータベースを更新したときに振込処理が失敗した際には、振込処理が失敗したことを当該ホストコンピュータに記録しておき、次に利用者が利用した際に通知することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の無停止ATM。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002319628A JP2004152222A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 無停止atm |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002319628A JP2004152222A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 無停止atm |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004152222A true JP2004152222A (ja) | 2004-05-27 |
Family
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114022279A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-02-08 | 税友软件集团股份有限公司 | 一种业务数据纠错方法、装置、设备及可读存储介质 |
-
2002
- 2002-11-01 JP JP2002319628A patent/JP2004152222A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114022279A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-02-08 | 税友软件集团股份有限公司 | 一种业务数据纠错方法、装置、设备及可读存储介质 |
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