JP2002149990A - 銀行システム、顧客側コンピュータシステム、及び資金調整システム - Google Patents

銀行システム、顧客側コンピュータシステム、及び資金調整システム

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JP2002149990A
JP2002149990A JP2000339330A JP2000339330A JP2002149990A JP 2002149990 A JP2002149990 A JP 2002149990A JP 2000339330 A JP2000339330 A JP 2000339330A JP 2000339330 A JP2000339330 A JP 2000339330A JP 2002149990 A JP2002149990 A JP 2002149990A
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Masayoshi Fujii
正佳 藤井
Hideyuki Yamamoto
英行 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ターゲットバランス処理中に銀行において発生
した障害を検出する。 【解決手段】資金移動タイミングになった場合には(1
00)、各銀行に設けられている確認口座に集中口座か
ら所定金額振り替える処理を行い(102)、ゼロバラ
ンス調整処理を行う(104)。ゼロバランス調整処理
終了後確認口座から同じ所定金額を振り替え、確認口座
の残高をゼロにする。銀行コンピュータシステムが正常
であれば、集中口座と確認口座との間の資金移動が行わ
れ、確認口座の残高はゼロになり、銀行コンピュータシ
ステムに異常が発生していれば、集中口座と確認口座と
の間の資金移動が行われないか、または資金移動が行わ
れたとしても確認口座の残高がゼロにならなくなる。こ
れにより、銀行コンピュータシステムが正常か異常かを
判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行システム、顧
客側コンピュータシステム、及び資金調整システムに係
り、特に、親会社と関連子会社(またはグループ会社)
との間の資金移動を自動的に行うための銀行システム、
顧客側コンピュータシステム、及び資金調整システムに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、ある程度の規模を有する企業グループにおいては、
親会社の他に関連業務等を行う関連子会社(またはグル
ープ会社、以下同様)を多数設立させている。このよう
な、親会社と関連子会社との間では、資金を融通し合っ
て効率的な資金活動を図ることが重要になる。
【0003】この資金活動を効率的に図る銀行の資金調
整サービスの1つとして、残高一定(ターゲットバラン
ス)方式が知られている。この残高一定方式では、親会
社と関連子会社との間の資金移動を行うために、関連子
会社のリンク口座と親会社の集中口座とが各銀行に各関
連子会社に対して1口座ずつ設けられている。
【0004】リンク口座は、親会社の集中口座とリンク
している。このリンク口座と、通常複数口座設けられて
いる関連子会社の口座との間の資金移動は、関連子会社
の口座の余裕資金をリンク口座に預け入れると共に、不
足資金をリンク口座から引き出して関連子会社の口座に
入金することにより行われる。リンク口座と関連子会社
の口座との間の資金移動は、直接各取引額とはリンクし
ておらず、リンク口座はあくまで各関連子会社の余裕資
金を預け入れ、かつ不足資金を引き出すためのものであ
る。
【0005】リンク口座において、例えば、引出し金額
の方が入金金額より多くなれば残高はマイナスになり、
引出し金額の方が入金金額より少なくなれば残高はプラ
スになる。この金額の引き出し及び入金は、昼間の通常
業務において行われる。
【0006】集中口座は、関連子会社によって引き出し
及び入金されるリンク口座間の残高調整を行うためのも
のであり、リンク口座と同様に、各関連子会社間の取引
は額面通り資金移動しない。各銀行の集中口座は、当座
貸越になる。
【0007】そして、リンク口座と集中口座との間で
は、各リンク口座の預金残高が指定金額になるように、
リンク口座の預金残高に応じて指定金額を越えた資金が
余剰資金として親会社の集中口座に集中するように資金
移動し、指定金額未満のリンク口座に対しては不足資金
として自動的に資金移動し資金調整を行う。
【0008】従って、リンク口座及び集中口座を設ける
ことにより、リンク口座が設けられた銀行に口座を開設
している関連子会社は、同じ銀行のリンク口座との間で
資金移動が行え、リンク口座は、親会社の集中口座を介
して他の銀行に設けられ、かつ他の関連子会社が使用し
ているリンク口座との間で資金移動が行える。
【0009】なお、親会社の集中口座への資金の集中の
させ方としては、残高を全額集中させる残高金額方式、
指定金額を集中させる指定金額方式、残高を指定金額と
する指定残高方式がある。また、資金移動のし方、すな
わち資金の配分のし方としては、指定金額を配分する方
式と、指定残高になるように配分する仕方とがある。
【0010】上記の資金の分配処理は、日中の銀行にお
ける通常業務に支障がないように夜間において実行され
る。
【0011】上記のターゲットバランス方式では、定期
的に(通常、1日の業務開始時に)、銀行コンピュータ
システムから親会社のキャッシュセンタのバンキング用
コンピュータにデータを読み込むことによって、資金移
動に関する情報を取り込み、各種の処理を行うことがで
きる。
【0012】このターゲットバランス方式の第1の利点
は、銀行が親会社及び関連子会社の口座を一元的に管理
するので、自動的な資金移動ができることである。すな
わち、関連子会社の残高は常に一定、例えばゼロにな
り、資金は親会社の口座に集められる。預け入れは、自
分の口座に資金を移動するだけでよく、一方、資金が必
要な場合は、残高がゼロであってもいつでも資金を引き
出すことができる。これは、口座の一元管理により、銀
行が親会社の口座から資金を移動し、そのマイナスを埋
めるからである。
【0013】第2の利点は、Webの機能を使用して各
関連子会社が貸借残高をいつでも確認できることであ
る。親会社は、前日の資金移動に関する情報を翌朝銀行
から取り込み、それをベースに資金移動の実態や貸借残
高及びその金利などをバンキング用コンピュータで計算
し、その結果を各関連子会社でも確認できるようにして
ある。
【0014】しかしながら、ターゲットバランス方式で
は、読み込んだ資金移動情報が資金移動がなかったこと
を表していても、実際に集中口座に資金移動がなかった
のか、銀行のコンピュータシステムの異常により実際に
資金移動があったにも拘わらず資金移動することができ
なかったのか、判別することができない。このため、銀
行のコンピュータシステムに異常があった場合に、読み
込んだ資金移動情報が異常であったとしても親会社のキ
ャッシュセンタのバンキング用コンピュータを中止する
ことができない、という問題がある。
【0015】また、銀行において何らかの障害が発生し
てターゲットバランスの資金移動の処理遅延、または銀
行センタと通信不通となったときは、電話にて銀行から
キャッシュセンタに障害の発生を報告し、電話にてキャ
ッシュセンタからシステムセンタに処理を中止するよう
連絡し、システムセンタでは処理を中止するようデータ
ベースサーバに処理中止コマンドを入力していた。この
ように電話での連絡であるため、連絡ミスが発生すると
データベースサーバでの処理を中止することができず、
処理を最初からやり直さなければならない、という問題
があった。
【0016】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたもので、ターゲットバランス処理中に銀行におい
て何らかの障害が発生したことを検出することができる
資金調整システムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、銀行に設けられ、第1口座の資金
移動に関する第1データを蓄積し、この蓄積された資金
移動に関する第1データを顧客側コンピュータシステム
に送信する銀行システムにおいて、第2口座を設け、第
1口座と第2口座との間で定期的に資金移動させること
により、定期的に第1口座の資金移動に関する第2デー
タを発生させ、この発生させた第2データを蓄積するこ
とを特徴とする。この第1データ及び第2データは、顧
客側に設けられた顧客側コンピュータシステムで取り込
むことができる。
【0018】請求項1の発明によれば、第1口座と第2
口座との間で定期的に資金移動させ、定期的に第1口座
の資金移動に関する第2データを発生させているので、
取引が存在しないことから第1口座の資金移動に関する
第1データが存在しないときであっても、銀行システム
が正常な限り第2データは必ず存在するので、第2デー
タが存在しないときには銀行システムに異常が発生した
と判断することができる。なお、銀行システムに異常が
発生した場合には、顧客側コンピュータでの処理を停止
するのが好ましい。
【0019】請求項3の発明は、銀行に設けられ、資金
を管理する管理体に対して設けた集中口座、被管理体毎
に少なくとも1つ設けた口座、及び、特定の被管理体に
対する口座との間で資金移動が行え、かつ前記集中口座
を介して他の被管理体に対する口座との間で資金移動が
行えるリンク口座が設けられると共に、前記リンク口座
の残高が一定になるように前記リンク口座と前記集中口
座との間で他の被管理体に対する口座についての資金移
動を行い、前記リンク口座と前記集中口座との間の資金
移動に関する情報を蓄積する銀行システムと、顧客側に
設けられて前記銀行システムから前記資金移動に関する
情報を取り込む顧客側コンピュータと、を備え、管理体
と複数の被管理体との間の資金調整を行う資金調整シス
テムにおいて、集中口座との間の定期的な資金移動によ
って残高が一定になるように調整される確認口座を設
け、該確認口座と該集中口座との間の資金移動を行うと
共に、該資金移動に関する情報を前記顧客側コンピュー
タから取り込み可能に前記銀行システムに蓄積するよう
にしたことを特徴とする。
【0020】ここで、管理体、被管理体とは、資金を管
理する団体と管理される団体とを指し、例えば、親会社
と子会社、本店と支点、グループ企業または持ち株会社
等における資金を管理する企業と管理される企業等を指
すものである。
【0021】請求項3の発明においても確認口座と集中
口座との間で定期的な資金移動を行って確認口座の残高
が一定になるように調整し、この資金移動に関する情報
を顧客側コンピュータから取り込み可能にしたので、顧
客側コンピュータで確認口座についての資金移動に関す
る情報を確認し、確認口座と集中口座との間の資金移動
に関する情報の少なくとも一部分が存在しないときに
は、銀行システムに異常が発生しと判断することができ
る。なお、銀行システムに異常が発生した場合には、顧
客側コンピュータでの処理を停止するのが好ましい。
【0022】なお、リンク口座と集中口座との間の資金
移動は、リンク口座の残高がゼロとなるように行うよう
にすることができ、確認口座と集中口座との間の資金移
動は1日に1回夜間において行うようにすることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1に示すように、
専用回線10には、グループ各関連子会社(A社、B
社、C社、・・・)のWebブラウザを搭載したバンキ
ング用コンピュータ12A,12B,12C,・・・の
各々が、ルータ14A,14B,14C,・・・を介し
て接続されている。
【0024】また、この専用回線10には、親会社のキ
ャッシュセンタのバンキング用コンピュータ16、財務
部のコンピュータ18、及びLAN20が、ルータ16
a,18a,20aを各々介して接続される共に、キャ
ッシュセンタの取引にかかわる会計情報の提供先の会計
システム22が接続されている。
【0025】LAN20には、コンピュータ24、運用
監視を行うためのワークステーション26、データベー
ス及びデータの全ての処理を行うサーバ28が接続さ
れ、またプロトコルコンバータ30、及び専用回線3
2、34を介して銀行に設置されたコンピュータシステ
ム36、38が接続されている。
【0026】グループ各関連子会社のバンキング用コン
ピュータからは、Webブラウザによりサーバ28を使
用して資金繰り予想登録、グループ内支払い登録、取引
内容照合等を行うことができる。
【0027】キャッシュセンタのバンキング用コンピュ
ータ16では、Webブラウザによりサーバ28から資
金繰り予想データを集計して、グループ各関連子会社の
資金調整(調達、運用)、金利・融資枠等の設定登録、
取引・貸借状況確認照会等を行うことができると共に、
銀行コンピュータシステムにアクセスし資金移動情報を
取り込んで、集中口座の資金調整処理等を行うことがで
きる。
【0028】また、銀行コンピュータシステム36、3
8の各々は、ホストコンピュータ及びデータベースを含
んで構成されている。データベースには、図2に示すよ
うに、グループ関連子会社の口座40との間で資金移動
が行なわれるリンク口座42、リンク口座42の残高が
ゼロになるようにリンク口座42との間で資金移動が行
なわれる集中口座44、及び集中口座44との間の定期
的な資金移動によって残高がゼロになるように調整され
る確認口座48の各々に関する口座情報、及び各口座間
で資金移動を行った場合の資金移動に関する情報が蓄積
される。
【0029】以下本実施の形態の資金調整方法について
説明する。銀行営業時間内においては、グループ各関連
子会社は、銀行側コンピュータシステムに対して、各関
連子会社の口座40とリンク口座42との間の資金移動
を口座振替え指示により行う。この場合、図2のA社の
口座に示すように、得意先等から口座に資金が振り込
まれることによって余剰資金が発生した場合には、余剰
資金を口座からリンク口座に移動するように振り替え
指示が行われる。
【0030】この口座振り替え指示を受けた銀行側コン
ピュータシステムのホストコンピュータは、口座から
リンク口座へ資金を移動するためのデータを転送する。
【0031】一方、A社の口座及び口座に示すよう
に、仕入れ先への支払い等によって出金が生じ不足資金
が発生する場合には、不足資金をリンク口座42から口
座及び口座に移動するように振り替え指示が行われ
る。
【0032】この口座振り替え指示を受けた銀行側コン
ピュータシステムのホストコンピュータは、リンク口座
42から口座及び口座へ資金を移動するためのデー
タを転送する。
【0033】以上の結果、A社では、リンク口座からの
引出し金額の方が入金金額より多くなりリンク口座の残
高はマイナスになっている。
【0034】一方、B社の場合は、上記と同様の資金移
動を行うことにより、リンク口座42への入金金額の方
が引き出し金額より多くなりリンク口座42の残高はプ
ラスになっている。
【0035】上記のリンク口座とグループ各関連子会社
の口座との間の資金移動処理は、銀行営業時間内におい
て必要に応じて繰り返し行われる。このため、銀行のシ
ステムに異常が発生したとしても容易に発見し、復旧す
ることができる。
【0036】銀行営業時間が終了した夜間の予め定めら
れた時間になると、各銀行コンピュータシステム内のホ
ストコンピュータは、各々自動的に、図3に示す資金移
動処理を実行する。この資金移動処理は、各々の銀行毎
に実行される。
【0037】ステップ100では、銀行営業時間終了後
の夜間における予め定められた時間になったか否かを判
断することにより、リンク口座と集中口座との間、及び
集中口座と確認口座との間の資金移動タイミングになっ
たか否かを判断する。資金移動タイミングになったと判
断されたときには、ステップ102において、各銀行に
設けられている確認口座に集中口座から所定金額(例え
ば、1000円)振り替える処理を行い、ステップ10
4においてゼロバランス調整処理を行う。
【0038】このゼロバランス調整処理では、リンク口
座42から集中口座44へ、または集中口座44からリ
ンク口座42へ資金の移動を行う振り替え処理を行っ
て、各銀行のリンク口座42の残高が常にゼロになるよ
うに銀行間での資金調整を行う。すなわち、図2に示す
ように、残高がプラスのリンク口座からは借入金として
集中口座に資金を振り替えてリンク口座の残高を常に
ゼロにする。また、マイナスのリンク口座に対しては、
同一銀行内の集中口座から貸付資金として資金を振り
替え、リンク口座の残高が常にゼロになるように調整す
る。
【0039】次のステップ106では、確認口座48か
ら集中口座44へステップ102で振り替えられた金額
と同じ所定金額を振り替え、確認口座48の残高をゼロ
にする。
【0040】すなわち、各銀行において所定回、好まし
くは1回だけ、集中口座と確認口座との間で所定金額の
資金を振り替えて元に戻すという資金の移動を常に行
い、資金移動後の確認口座の残高を常にゼロにする。こ
れにより、銀行コンピュータシステムが正常であれば、
集中口座と確認口座との間の資金移動が行われ、確認口
座の残高はゼロになる。一方、銀行コンピュータシステ
ムに異常が発生していれば、集中口座と確認口座との間
の資金移動が行われないか、または資金移動が行われた
としても確認口座の残高がゼロにならなくなる。これに
より、銀行コンピュータシステムが正常か異常かを判定
することができる。
【0041】翌日の親会社の業務開始時間になると、親
会社のキャッシュセンタのバンキング用コンピュータ1
6から各銀行コンピュータシステム内のホストコンピュ
ータにアクセスする。これにより、各銀行コンピュータ
システム内のホストコンピュータにより、ステップ10
8において顧客側のバンキング用コンピュータ16から
アクセスがあったと判断され、ID番号及びパスワード
が一致すると、ステップ110において資金移動情報が
顧客側のバンキング用コンピュータ16に送信される。
資金移動情報には、前日の銀行営業時間内に行われた資
金の移動の結果を示す情報、及び夜間に行なわれた資金
の自動移動を示す情報が含まれる。なお、顧客側のバン
キング用コンピュータ16から期間を指定し、指定され
た期間の資金移動情報を顧客側のバンキング用コンピュ
ータ16に送信するようにしてもよい。
【0042】そして、夜間に行なわれた資金の自動移動
を示す情報から、確認口座に対する資金の移動が行なわ
れ、かつ確認口座の残高がゼロになっているかを確認す
ることにより、夜間の自動資金移動が正常に行なわれた
か否かを確認することができる。この確認は、親会社の
パンキング用コンピュータ16を操作するオペレータが
目視で行っても良く、パンキング用コンピュータ16に
より自動的に確認し、確認口座に対する資金の移動が行
なわれなかった場合、または確認口座の残高がゼロにな
っていない場合にエラーが発生したと判断し、エラーの
発生を報知して顧客側バンキング用コンピュータ16で
の処理を停止するようにしてもよい。
【0043】この資金移動情報により正常に資金移動が
行われたことを確認した後、顧客側のバンキング用コン
ピュータ16から銀行コンピュータシシテムに、各銀行
の集中口座からセンター口座またはセンター口座から各
銀行の集中口座へ資金の移動を行う指示が送信され、各
銀行の集中口座の残高がゼロになるように調整する。
【0044】すなわち、残高がプラスの集中口座からは
余裕資金としてセンター口座に資金を振り替えて集中口
座の残高をゼロにする。また、残高がマイナスの集中口
座に対しては、センター口座から不足資金として資金を
振り替え、集中口座の残高がゼロになるように調整す
る。
【0045】センター口座の資金がプラスになれば、親
会社において運用され、マイナスになればマイナス分を
補うように資金調達される。
【0046】なお、上記では、リンク口座、確認口座、
及び集中口座の残高がゼロになるように資金の移動を行
う例について説明したが、リンク口座、確認口座、及び
集中口座の各々に予め残高を設定し、上記で説明したよ
うに各口座間で資金の移動を行った後、初めの残高に戻
るようにしてもよい。
【0047】また、エラーはゼロバランス調整処理実行
中に発生したか否かを判定するようにすれば良いので、
確認口座に資金の移動を行うタイミングは、ゼロバラン
ス調整処理を実行する期間を含む期間であれば、ゼロバ
ランス調整処理を実行しているとき、ゼロバランス調整
処理を実行する前、または後のいずれでもよく、特に制
限はないが、ゼロバランス調整処理前に行うのが好まし
い。
【0048】また、上記のようにゼロバランス調整処理
を実行する前に確認口座と集中口座との間振り替えによ
り資金移動を行い、ゼロバランス調整処理の実行が終了
した後に確認口座と集中口座との間で資金が元に戻るよ
うに資金移動を行うようにすれば、ゼロバランス調整処
理を実行している間にエラーが生じると、確認口座の残
高がゼロに戻らなくなるので、ゼロバランス調整処理中
に発生したエラーを発見することができる。
【0049】なお、上記では、集中口座から確認口座に
資金移動した後に確認口座から集中口座に資金移動する
例について説明したが、逆に、確認口座から集中口座に
資金移動した後に集中口座から確認口座に資金移動し
て、確認口座の残高をゼロにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、2の発明
によれば、第2口座を設け、第1口座と第2口座との間
で定期的に資金移動させることにより、定期的に第1口
座の資金移動に関する第2データを発生させ、この発生
させた第2データを蓄積するようにしたので、第2デー
タの存在を確認することにより銀行システムに異常が発
生したか否かを判断することができる、という効果が得
られる。
【0051】また、請求項3〜6の発明によれば、集中
口座との間の定期的な資金移動によって残高が一定にな
るように調整される確認口座を設け、確認口座と集中口
座との間の資金移動を行い、資金移動に関する情報を顧
客側コンピュータから取り込み可能にしたので、資金移
動に関する情報を顧客側コンピュータで取り込むことに
より銀行側コンピュータシステムに異常が生じたか否か
を確認することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図2】本実施の形態の資金の移動状態を説明する説明
図である。
【図3】本実施の形態の銀行側コンピュータシステムに
おける資金移動処理ルーチンを示す流れ図である。
【符号の説明】
16 バンキング用コンピュータ 12A,12B,12C, バンキング用コンピュ
ータ 36 銀行コンピュータシステム 42 リンク口座 44 集中口座 46 センター口座 48 確認口座

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銀行に設けられ、第1口座の資金移動に関
    する第1データを蓄積し、この蓄積された資金移動に関
    する第1データを顧客側コンピュータシステムに送信す
    る銀行システムにおいて、 第2口座を設け、第1口座と第2口座との間で定期的に
    資金移動させることにより、定期的に第1口座の資金移
    動に関する第2データを発生させ、この発生させた第2
    データを蓄積することを特徴とする銀行システム。
  2. 【請求項2】顧客側に設けられ、請求項1記載の銀行シ
    ステムから第1データ及び第2データを取り込む顧客側
    コンピュータシステム。
  3. 【請求項3】銀行に設けられ、資金を管理する管理体に
    対して設けた集中口座、被管理体毎に少なくとも1つ設
    けた口座、及び、特定の被管理体に対する口座との間で
    資金移動が行え、かつ前記集中口座を介して他の被管理
    体に対する口座との間で資金移動が行えるリンク口座が
    設けられると共に、前記リンク口座の残高が一定になる
    ように前記リンク口座と前記集中口座との間で他の被管
    理体に対する口座についての資金移動を行い、前記リン
    ク口座と前記集中口座との間の資金移動に関する情報を
    蓄積する銀行システムと、 顧客側に設けられて前記銀行システムから前記資金移動
    に関する情報を取り込む顧客側コンピュータと、 を備え、管理体と複数の被管理体との間の資金調整を行
    う資金調整システムにおいて、 集中口座との間の定期的な資金移動によって残高が一定
    になるように調整される確認口座を設け、該確認口座と
    該集中口座との間の資金移動を行うと共に、該資金移動
    に関する情報を前記顧客側コンピュータから取り込み可
    能に前記銀行システムに蓄積するようにしたことを特徴
    とする資金調整システム。
  4. 【請求項4】前記リンク口座と前記集中口座との間の資
    金移動は、前記リンク口座の残高がゼロとなるように行
    う請求項3の資金調整システム。
  5. 【請求項5】前記確認口座と前記集中口座との間の資金
    移動に関する情報の少なくとも一部分が存在しないとき
    には、前記顧客側コンピュータでの処理を停止する請求
    項3または4の資金調整システム。
  6. 【請求項6】前記確認口座と前記集中口座との間の資金
    移動を1日に1回夜間において行う請求項3〜5のいず
    れか1項記載の資金調整システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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