JP2004151997A - プラント監視制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、プラントの監視性を向上させることができるプラントの遠隔監視制御装置を提供することにある。
【解決手段】クライアント7の系統図表示処理部227はプラント2の全体系統図をメッシュ状に分割し、各メッシュ領域毎に含まれるプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを代表として集約表示する。また、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示する。
【選択図】 図2
【解決手段】クライアント7の系統図表示処理部227はプラント2の全体系統図をメッシュ状に分割し、各メッシュ領域毎に含まれるプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを代表として集約表示する。また、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラントの監視制御を行うサーバと通信ネットワークを介して接続されたクライアント端末によって遠隔からプラントの監視制御を行うプラント監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平6−290379号公報
プラントの監視制御は、プラントを構成するプラント機器のコントローラとホストコンピュータとをプロセスLANで接続し、リアルタイムで機器の監視制御を行うようにしている。近年、インターネットなどの通信ネットワークの普及、ブロードバンド化により、広域コンピュータ・ネットワークを利用し、管理本館や出張先などの遠隔から広範囲に分散されているプラントを統括監視制御する広域監視制御システムが多く採用されている。
【0003】
広域監視制御システムにおいては、監視、操作を行うための業務アプリケーション(以下、アプリケーションという)はPC(パーソナルコンピュータ)やインターネット機能を有する情報機器などのサーバ(以下、サーバという)にあり、当該アプリケーションをPCやNC(ネットワークコンピュータ)などの情報機器などのクライアント端末(以下、クライアントともいう)にダウンロードし、各クライアントにて実行する。
【0004】
この業務アプリケーションは、プラント系統図に代表されるように、プラントを構成する各プラント機器の運転状態の監視、設定値の変更、機器の起動、停止などの操作をクライアントのキーボードやマウスなどの入力装置で行うことができる。プラント系統図は、サーバから送信されるプラントデータに基づきプラント機器の状態を表示する機器シンボル(以下、単にシンボルともいう)の可変画面と変化することのない背景画面(固定画面)とから構成される。
【0005】
従来、プラントの監視制御を行う際にプラント系統図は、概略系統図から詳細系統図へと段階的に詳細化する方式(以下、段階表示方式という)が用いられる。段階表示方式では、最初に全体系統図を表示して概況を把握した後、この全体図の各シンボルをクリックすることにより、その都度、詳細情報を表示して閲覧することができる。プラント系統図の段階表示方式については、例えば、上述の特許文献1に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
広域監視制御システムにおいては、プラントが無人化される傾向にある。このため、クライアントは全体系統図でプラントの監視を行い、プラント機器が異常になると全体系統図での位置付けを確認した上で詳細系統図で異常の詳細を確認することが要求される。全体系統図は表示装置の一画面に表示することが望まれる。
【0007】
しかし、無人運転される小規模プラントでも機器数が増加する傾向にあり、全プラント機器のシンボルを表示すると機器シンボルが極めて小さくなり全体系統図によるプラント系統の把握が困難になるという問題点を有する。また、機器シンボルが小さいと異常発生によりシンボルを強調表示しても視認性が悪くプラントの監視性が低下するという問題点もある。
【0008】
本発明の目的は、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、プラントの監視性を向上させることができるプラントの遠隔監視制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、プラント全体系統図をメッシュ状に分割し、各メッシュ領域毎に含まれるプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを代表として集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示するようにしたことにある。
【0010】
本発明は各メッシュ領域毎に1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示しているので、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、要注意レベルになったプラント機器の監視性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
図1に本発明の一実施例を示す。なお、広域監視制御システムは、通常、複数のプラントとその情報を管理する複数のサーバ、複数のクライアント、複数の系統図作成端末から構成されているが、図示を簡単化するために、プラント、サーバ、クライアント端末、系統図作成端末を一台だけ示している。
【0012】
図1において、プラント2は制御用LAN1を介してサーバ3に接続されている。サーバ3は制御用LAN1を介してプラント2を監視制御する。
サーバ3はルータ41を介して、例えばISDN回線やATM回線などの広域ネットワーク5に接続されている。
【0013】
広域ネットワーク5には情報LAN61がルータ42を介して接続されている。プラント2の監視制御を行うクライアント端末7は情報LAN61にが接続されている。系統図作成端末8はLAN62とルータ43を介して広域ネットワーク5に接続されている。
【0014】
図2にサーバ3とクライアント7の一例詳細構成図を示す。
図2において、サーバ3のシンボル格納処理部212はシンボル定義ファイル201からシンボル情報を読出しシンボルデータベース216に格納する。シンボル送信処理部217はシンボルデータベース216に格納されているシンボル情報をクライアント7の系統図情報取得処理部222に送信する。シンボル送信処理部217はネットワーク5を介してシンボル情報を系統図情報取得処理部222に送信するが、理解を容易にするため直接に信号線を記載している。
【0015】
プラントデータ受信処理部213はプラント2から各プラント機器の運転状態などを示すプラントデータを受信してプラントデータベース214に格納する。配信処理部215はプラントデータベース214に格納されているプラントデータをクライアント7に周期的に送信する。
【0016】
シンボル定義ファイル201、集約シンボル定義ファイル202および画面定義ファイル202は系統図作成端末8で作成してサーバ3に配信される。集約シンボル定義ファイル202にはプラント系統図をメッシュ状に分割し、各メッシュに含まれるプラント機器の代表が1つのメッシュの集約シンボルとして定義されている。
【0017】
クライアント7の受信処理部224はサーバ3の配信処理部215からのプラントデータを受信して機器状態設定処理部225に加える。
【0018】
機器状態設定処理部225はプラントデータと状態レベル定義ファイル204の機器状態レベルを比較し、各プラント機器の状態レベルを判定する。機器状態設定処理部225は全てプラント機器について状態レベルを判定して機器状態レベルテーブルとして作成し機器名称選別処理部223に与える。
【0019】
機器名称選別処理部223は機器状態設定処理部225から入力した機器状態レベルが機器毎に設定されている基準レベル(要注意レベル)以上である機器(シンボル)を選別する。機器状態レベルの基準レベルはデフォルト値を用いたり、運転員が設定する。機器名称選別処理部223は基準レベル以上の機器名称(シンボル名称)を選別し、選別した機器名称を系統図情報取得処理部222に与える。
【0020】
系統図情報取得処理部222は予めサーバ3の画面定義ファイル203と集約シンボル定義ファイル202から画面定義情報と集約シンボル情報を取込み系統図表示処理部227に与える。系統図情報取得処理部222は機器名称選別処理部223から基準レベル以上の機器名称を加えられると、機器名称(シンボル名称)をキーとしてシンボル情報をサーバ3のシンボルデータベース216に要求し、要求したシンボル情報をシンボル送信処理部217から入力する。系統図情報取得処理部222は入力したシンボル情報を系統図表示処理部227に加える。
【0021】
系統図表示処理部227は系統図情報取得処理部222から入力した画面定義情報に基づき運転員にとってプラント系統図が見やすくなるようにしてディスプレイ209aに表示する。具体的には、プラント系統図がディスプレイ209aの一画面のサイズに収まるように縮小表示する。また、系統図表示処理部227は系統図情報取得処理部222から入力した集約シンボル情報に基づき集約シンボルをプラント系統図の画面上に表示する。キーボード207aとマウス208aは入力装置を構成する。
【0022】
図3に系統図作成端末8の一例詳細構成図を示す。系統図作成端末8は本発明のような広域監視制御システムの開発時に必要とする。
【0023】
図3において、系統図作成処理部205はキーボード207b、マウス208bなどの入力装置からの入力によってディスプレイ209bに画面の背景を描き、機器シンボルを配置しグラフィカルにプラント系統図を作成する。系統図作成処理部205は、ユーザがディスプレイ209bにプラント系統図を描画した後にそのプラント系統図をシンボル定義ファイル201と画面定義ファイル203に出力する。
【0024】
また、系統図作成処理部205はシンボル定義ファイル201のシンボル情報に基づき集約シンボルを作成し集約シンボル定義ファイル202に格納する。系統図作成処理部205はシンボル定義ファイル201から各シンボル情報を取り込み、プラント系統図をM*Nのメッシュに分割して各メッシュの配列を各シンボル情報と対応させて集約シンボルを設定する。
【0025】
状態レベル定義ファイル作成処理部206は系統図作成端末8のユーザが、キーボード207b、マウス208bの入力装置により、各プラント機器の機器状態を示す機器状態レベルを定義し、状態レベル定義ファイル204として出力する。機器状態レベルは、運転、停止、軽故障、重故障、異常などで、機器毎に設定される。
【0026】
次に動作を説明する。
この構成において、まず、系統図作成端末8によってクライアント7とサーバ3で用いられるプラント系統図等が作成され、系統図作成端末8のユーザがクライアント7やサーバ3に配布する。
【0027】
まず、系統図作成端末8の処理を図4のフローチャートを参照して説明する。系統図作成端末8の系統図作成処理部205は、系統図作成端末8を使用するユーザが、キーボード207b、マウス208bの入力装置により、ディスプレイ209で画面の背景画面を描き、機器シンボルを適切な位置に配置してグラフィカルにプラント系統図を描画する。
【0028】
さて、系統図作成処理部205は、ユーザがディスプレイ209bを見ながら入力装置で系統図を描画した後、ステップS1において系統図の画面定義ファイル201を作成し、ステップS2でシンボル定義ファイル201を作成する。
【0029】
画面定義ファイル203には、図5に示すように画面サイズ520、画面背景色521、集約シンボル定義ファイル名522などが格納されている。また、シンボル定義ファイル201には、シンボル名称(機器名称)503、シンボル種別(機器種別)504、シンボル位置座標505、シンボル図形情報506などを含むシンボル情報(機器情報)507が定義されている。
【0030】
系統図作成処理部205はステップS3でシンボル定義ファイル201から各シンボル情報507を取得する。ステップS3からステップS4に移行して、プラント系統図を図8に示すようにM*Nのメッシュ601に分割して各メッシュ601を配列として保持し、ステップS5において各メッシュ601の配列を各シンボル情報507と対応させる。メッシュ601とシンボル情報507の対応付けは、各シンボル602(507)のシンボル位置座標505に基づいて行う。メッシュ601とシンボル情報507の対応付けは1つのメッシュ領域601に含まれる、つまり配置されているプラント機器を定義していることになる。
【0031】
ステップS6に移行してメッシュ601とシンボル情報507(602)の対応付けから図10に示す集約判定テーブルを作成する。ステップS7では図10に示す集約判定テーブルから各メッシュ毎に最も個数の多いシンボル種別504、つまり、機器種別を選別する。
【0032】
ステップS8では個数の最も多いシンボル種別504の複数のシンボル名称503からランダムに一つのシンボル名称503を選別する。ステップS9に移り、このシンボル名称503と対応したシンボル情報507を選別し、ステップS10において選別したシンボル情報を集約シンボル定義ファイル202に出力する。
【0033】
例えば、図8におけるメッシュ1では、シンボル種別504として「ポンプ」が最も個数が多くなっている。そこで、シンボル種別であるポンプと対応したシンボル名称ポンプ1〜ポンプ4のうち、ランダムに一つのシンボル名称を選別する(ポンプ1とする)。そして、そのポンプ1というシンボル名称503と対応したシンボル情報507を選別し、集約シンボル定義ファイル202に出力する。メッシュ1の領域に配置されているポンプ2〜4、バルブ1のシンボル情報507は、集約シンボル定義ファイル202に出力されない。
【0034】
このようにして、集約シンボル定義ファイル202には、最大でもM*N個の集約シンボル情報だけが入力され、充分に集約した集約シンボルを作成することができる。図10に示す集約シンボル定義ファイル202には、M*N個以上の集約シンボル情報514が格納されることはない。
【0035】
また、各メッシュ毎に最も個数の多いシンボル種別504の機器を集約シンボルとしていることから、図9に示すように集約シンボル603のみをプラント全体系統図に表示しても、プラント系統を理解することができる。
【0036】
系統図作成端末8の状態レベル定義ファイル作成処理部206は、系統図作成端末8のユーザが、キーボード207b、マウス208bの入力装置により、各プラント機器(機器シンボル)のプラントデータ(機器状態データ)による機器状態レベル(要注意レベル)を予め定義し、状態レベル定義ファイル204として出力する。
【0037】
図11に状態レベル定義ファイル204のフォーマットの一例を示す。状態レベルの定義は、例えば、シンボル名称で表しているプラント機器の中には故障が致命的な主機や、故障してもそれほど影響のない補機などがある。前者の場合、故障の状態レベル(重要度)を高くし「3」とし、後者の場合、故障の重要度を低くし「2」とするなど、プラント機器によって同じ故障でも重要度を変えて柔軟に設定する。
【0038】
プラント機器の状態レベルは、1〜3にしているが、故障の種類、軽故障、重故障などを区別して多くのレベルにすることができる。
【0039】
系統図作成端末8で作成したシンボル定義ファイル201、画面定義ファイル203、集約シンボル定義ファイル202をサーバ3に配布し、また、状態レベル定義ファイル204をクライアント7に配布する。
【0040】
なお、系統図作成端末8をネットワーク5に接続してサーバ3とクライアント7に配布しているが、系統図作成端末8で作成した定義ファイルをオフラインで配布することもできる。また、サーバ3のシンボル定義ファイル201、画面定義ファイル203、集約シンボル定義ファイル202およびクライアント7の状態レベル定義ファイル204は系統図作成端末8から配布されたものであり、系統図作成端末8と同一符号を付している。
【0041】
次に、サーバ3とクライアント7の処理について説明する。
サーバ3のシンボル格納処理部212はシンボル定義ファイル201からシンボル情報507を読取りシンボルデータベース216に格納する。シンボル送信処理部217はシンボルデータベース216に格納されているシンボル情報507を系統図情報取得処理部222に送信する。プラントデータ受信処理部213はプラント2から各プラント機器の運転状態などを示すプラントデータを受信し、プラントデータベース214に格納する。配信処理部215はプラントデータベース214に格納されているプラントデータをクライアント7に周期的に送信する。
【0042】
クライアント7はサーバ3からプラントデータを受信すると次のような処理を実行する。
【0043】
サーバ3からのプラントデータ102は受信処理部224で受信され機器状態設定処理部225に入力される。機器状態設定処理部225は受信処理部224からプラントデータを受信すると図12に示す処理を行う。
【0044】
機器状態設定処理部225はステップS11でプラントデータを取得して、ステップS12に移行し状態レベル定義ファイル204を読取る。ステップS13ではプラントデータと状態レベル定義ファイル204の機器状態レベルを比較し、ステップS14に移行して各機器の機器状態レベル(重要度レベル)を設定する。プラント2を構成する全てのプラント機器の状態レベルを設定した後にステップS15において機器状態レベル設定テーブルとして作成し、ステップS16で機器名称選別処理部223に出力する。図13に機器状態レベル設定テーブルのフォーマットの一例を示す。
【0045】
機器名称選別処理部223は図14に示すフローチャートの処理を実行する。ステップS21において機器状態設定処理部225から入力した機器状態レベル設定テーブルを読取り、機器(シンボル)を選別する基準値をデフォルト値(予め定めた基準値)か(ステップS23)、運転員が設定した基準値にする(ステップS24)。ステップS25ではそれぞれのプラント機器毎に設定されている基準値以上の要注意レベルの機器名称(シンボル名称503)を選別し、選別された機器名称(シンボル名称503)を系統図情報取得処理部222に出力する(ステップS26)。
【0046】
系統図情報取得処理部222は予めサーバ3から画面定義ファイル203と集約シンボル定義ファイル202を取得し、系統図表示処理部227に与える。系統図情報取得処理部222はその後に機器名称選別処理部223から機器名称(シンボル名称503)を入力すると、シンボル名称503をキーとして、シンボル情報507をサーバ3のシンボルデータベース216に要求する。
【0047】
系統図情報取得処理部222は、要求したシンボル情報507をシンボル送信処理部217から取得し、系統図表示処理部227に与える。このようにして、機器状態が基準値以上の要注意レベルにあるプラント機器(重要シンボル)情報をクライアント7が取得できる。
【0048】
系統図表示処理部227は図15に示すフローチャートの処理を実行する。
系統図表示処理部227はステップS31において系統図情報取得処理部222から予め入力した画面定義ファイル203を読取る。次に、運転員にとってプラント系統図が見易くなるように、系統図をディスプレイ209aの一画面サイズに収まるように縮小表示する(ステップS35)。画面の縮小率は、縮小前の画面サイズとディスプレイ209aの一画面サイズの縦、横の長さの縮尺を計算し(ステップS32)、どちらか小さい方の縮尺を縮小率にする(ステップS33,S34)。
【0049】
例えば、縮小前の画面サイズが6000*6000ピクセルで、ディスプレイ209aの画面サイズが1200*600ピクセルである場合、縦の長さの縮尺は1200/6000=1/5であり、横の長さの縮尺は600/6000=1/10となるため、小さい横の長さの縮尺1/10を画面の縮小率とする。
【0050】
この例であれば、縮尺前の画面サイズが6000*6000ピクセルであったのが、縮小率1/10を掛けることにより、縮尺後の画面サイズは600*600ピクセルとなり、ディスプレイ209aの画面サイズ1200*600ピクセルに収まることになる。このように導出される縮小率の値は、のちに利用されるためメモリに記憶する。ここではそれを縮小率Kと称する。
【0051】
系統図表示処理部227はステップS36で系統図情報取得処理部222から入力した集約シンボル定義ファイル202を読取り、図9の集約シンボル603を系統図に表示する。ディスプレイ209aの画面上の表示位置は集約シンボル定義ファイル202の集約シンボル位置座標512に基づき決定し、実際に集約シンボルを系統図の画面上に表示する際には、まず集約シンボルの表示倍率を設定する必要がある。
【0052】
集約シンボルを通常とおり表示しようとすると、縮小表示された系統図の画面に納まらない可能性があるからである。そこで、集約シンボル603の表示倍率を系統図の画面の縮小率Kと同じに設定し、系統図の画面に納まることを保証する。次に、そのままの表示倍率では集約シンボルが見づらい可能性があるため、その倍率に対しての拡大率を設定する(ステップS37)。
【0053】
集約シンボル603の拡大率は、クライアント7のユーザが、キーボード207a、マウス208aの入力装置で、系統図表示処理部227を介して見易くなるように設定する。これにより、集約シンボル603は縮小された画面をはみ出すことなく、かつ、ユーザが見やすい表示倍率K*Sで系統図の画面上に表示可能となる(ステップS38)。
【0054】
拡大率の値も後に利用されるため、メモリに記憶する。ここではそれを拡大率S(S>1)と称する。
【0055】
系統図表示処理部227は系統図取得処理部222から入力した重要シンボル情報(機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになったプラント機器)をプラント系統図に表示する。重要シンボル情報は表示位置や表示倍率の決定は集約シンボルの場合と概ね同じであるが、表示倍率については集約シンボルよりもさらに拡大して表示する。重要シンボルは、ユーザにとってより見易くする必要があるからである。
【0056】
そのため、ステップS40において拡大率Kに対しての拡大率Tをユーザが決定する。この拡大率を拡大率T(T>1)と称すると、シンボル定義ファイル201から読み取られたシンボルは表示倍率がK*S*Tとなり、ディスプレイ209aに表示される(ステップS41)。
【0057】
このようにして、機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになったプラント機器の重要シンボルは、縮小されたプラント全体系統図の画面上に納まって表示されることが保証され、さらに、集約シンボルよりも拡大されたユーザにとってより見易い表示倍率で表示されることになる。
【0058】
機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになったプラント機器の重要シンボル604は、例えば、図16に示すように拡大表示される。拡大した重要シンボル604が1メッシュ601の領域に表示できない場合には図16に示すように複数のメッシュ601シンボルに跨って表示することもできる。
【0059】
系統図表示処理部227はステップS42においてシンボル同士が重なって表示されると判断すると、ステップS43に移行して系統図の画面を拡大し、スクロール表示してシンボル同士の重なり表示を修正する。
【0060】
運転員は、機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになり重要シンボル604で表示されたプラント機器のメッシュ601を選択することによって当該メッシュの詳細画面をディスプレイ209aに表示することができる。したがって、要注意レベルになったプラント機器の詳細を監視することができる。
【0061】
このようにしてプラントの遠隔監視制御を行うのであるが、各メッシュ領域毎に1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示しているので、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、要注意レベルになったプラント機器の監視性を向上させることができる。
【0062】
なお、上述の実施例は集約表示するプラント機器を1つのメッシュに含まれる数の多い機器にしているが、プラントの全体系統を理解し易い機器を集約表示しても良いことは勿論のことである。
【0063】
【発明の効果】
本発明は各メッシュ領域毎に1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示しているので、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、要注意レベルになったプラント機器の監視性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例示す構成図である。
【図2】図1におけるクライアントとサーバの一例詳細構成図である。
【図3】図1における系統図作成端末の一例詳細構成図である。
【図4】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明による画面定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図6】本発明によるシンボル定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図7】本発明による集約シンボル定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図8】本発明によるプラント系統図の説明図である。
【図9】本発明によるプラント系統図の説明図である。
【図10】本発明による集約判定テーブルの一例フォーマットを示す図である。
【図11】本発明による状態レベル定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図12】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明による重要度設定テーブルの一例フォーマットを示す図である。
【図14】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明によるプラント系統図の説明図である。
【符号の説明】
1…制御用LAN、2…プラント、3…サーバ、4…ルータ、5…広域ネットワーク、6…情報LAN、7…クライアント端末、8…系統図作成端末、201…シンボル定義ファイル、202…集約シンボル定義ファイル、203…画面定義ファイル、204…状態レベル定義ファイル、205…系統図作成処理部、206…状態レベル定義ファイル作成処理部、207…キーボード、208…マウス、209…ディスプレイ、212…シンボル格納処理部、213…プラントデータ受信処理部、214…プラントデータベース、215…配信処理部、216…シンボルデータベース、217…シンボル送信処理部、222…系統図情報取得処理部、223…機器名称選別処理部、224…受信処理部、225…機器状態設定処理部、227…系統図表示処理部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラントの監視制御を行うサーバと通信ネットワークを介して接続されたクライアント端末によって遠隔からプラントの監視制御を行うプラント監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平6−290379号公報
プラントの監視制御は、プラントを構成するプラント機器のコントローラとホストコンピュータとをプロセスLANで接続し、リアルタイムで機器の監視制御を行うようにしている。近年、インターネットなどの通信ネットワークの普及、ブロードバンド化により、広域コンピュータ・ネットワークを利用し、管理本館や出張先などの遠隔から広範囲に分散されているプラントを統括監視制御する広域監視制御システムが多く採用されている。
【0003】
広域監視制御システムにおいては、監視、操作を行うための業務アプリケーション(以下、アプリケーションという)はPC(パーソナルコンピュータ)やインターネット機能を有する情報機器などのサーバ(以下、サーバという)にあり、当該アプリケーションをPCやNC(ネットワークコンピュータ)などの情報機器などのクライアント端末(以下、クライアントともいう)にダウンロードし、各クライアントにて実行する。
【0004】
この業務アプリケーションは、プラント系統図に代表されるように、プラントを構成する各プラント機器の運転状態の監視、設定値の変更、機器の起動、停止などの操作をクライアントのキーボードやマウスなどの入力装置で行うことができる。プラント系統図は、サーバから送信されるプラントデータに基づきプラント機器の状態を表示する機器シンボル(以下、単にシンボルともいう)の可変画面と変化することのない背景画面(固定画面)とから構成される。
【0005】
従来、プラントの監視制御を行う際にプラント系統図は、概略系統図から詳細系統図へと段階的に詳細化する方式(以下、段階表示方式という)が用いられる。段階表示方式では、最初に全体系統図を表示して概況を把握した後、この全体図の各シンボルをクリックすることにより、その都度、詳細情報を表示して閲覧することができる。プラント系統図の段階表示方式については、例えば、上述の特許文献1に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
広域監視制御システムにおいては、プラントが無人化される傾向にある。このため、クライアントは全体系統図でプラントの監視を行い、プラント機器が異常になると全体系統図での位置付けを確認した上で詳細系統図で異常の詳細を確認することが要求される。全体系統図は表示装置の一画面に表示することが望まれる。
【0007】
しかし、無人運転される小規模プラントでも機器数が増加する傾向にあり、全プラント機器のシンボルを表示すると機器シンボルが極めて小さくなり全体系統図によるプラント系統の把握が困難になるという問題点を有する。また、機器シンボルが小さいと異常発生によりシンボルを強調表示しても視認性が悪くプラントの監視性が低下するという問題点もある。
【0008】
本発明の目的は、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、プラントの監視性を向上させることができるプラントの遠隔監視制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、プラント全体系統図をメッシュ状に分割し、各メッシュ領域毎に含まれるプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを代表として集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示するようにしたことにある。
【0010】
本発明は各メッシュ領域毎に1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示しているので、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、要注意レベルになったプラント機器の監視性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
図1に本発明の一実施例を示す。なお、広域監視制御システムは、通常、複数のプラントとその情報を管理する複数のサーバ、複数のクライアント、複数の系統図作成端末から構成されているが、図示を簡単化するために、プラント、サーバ、クライアント端末、系統図作成端末を一台だけ示している。
【0012】
図1において、プラント2は制御用LAN1を介してサーバ3に接続されている。サーバ3は制御用LAN1を介してプラント2を監視制御する。
サーバ3はルータ41を介して、例えばISDN回線やATM回線などの広域ネットワーク5に接続されている。
【0013】
広域ネットワーク5には情報LAN61がルータ42を介して接続されている。プラント2の監視制御を行うクライアント端末7は情報LAN61にが接続されている。系統図作成端末8はLAN62とルータ43を介して広域ネットワーク5に接続されている。
【0014】
図2にサーバ3とクライアント7の一例詳細構成図を示す。
図2において、サーバ3のシンボル格納処理部212はシンボル定義ファイル201からシンボル情報を読出しシンボルデータベース216に格納する。シンボル送信処理部217はシンボルデータベース216に格納されているシンボル情報をクライアント7の系統図情報取得処理部222に送信する。シンボル送信処理部217はネットワーク5を介してシンボル情報を系統図情報取得処理部222に送信するが、理解を容易にするため直接に信号線を記載している。
【0015】
プラントデータ受信処理部213はプラント2から各プラント機器の運転状態などを示すプラントデータを受信してプラントデータベース214に格納する。配信処理部215はプラントデータベース214に格納されているプラントデータをクライアント7に周期的に送信する。
【0016】
シンボル定義ファイル201、集約シンボル定義ファイル202および画面定義ファイル202は系統図作成端末8で作成してサーバ3に配信される。集約シンボル定義ファイル202にはプラント系統図をメッシュ状に分割し、各メッシュに含まれるプラント機器の代表が1つのメッシュの集約シンボルとして定義されている。
【0017】
クライアント7の受信処理部224はサーバ3の配信処理部215からのプラントデータを受信して機器状態設定処理部225に加える。
【0018】
機器状態設定処理部225はプラントデータと状態レベル定義ファイル204の機器状態レベルを比較し、各プラント機器の状態レベルを判定する。機器状態設定処理部225は全てプラント機器について状態レベルを判定して機器状態レベルテーブルとして作成し機器名称選別処理部223に与える。
【0019】
機器名称選別処理部223は機器状態設定処理部225から入力した機器状態レベルが機器毎に設定されている基準レベル(要注意レベル)以上である機器(シンボル)を選別する。機器状態レベルの基準レベルはデフォルト値を用いたり、運転員が設定する。機器名称選別処理部223は基準レベル以上の機器名称(シンボル名称)を選別し、選別した機器名称を系統図情報取得処理部222に与える。
【0020】
系統図情報取得処理部222は予めサーバ3の画面定義ファイル203と集約シンボル定義ファイル202から画面定義情報と集約シンボル情報を取込み系統図表示処理部227に与える。系統図情報取得処理部222は機器名称選別処理部223から基準レベル以上の機器名称を加えられると、機器名称(シンボル名称)をキーとしてシンボル情報をサーバ3のシンボルデータベース216に要求し、要求したシンボル情報をシンボル送信処理部217から入力する。系統図情報取得処理部222は入力したシンボル情報を系統図表示処理部227に加える。
【0021】
系統図表示処理部227は系統図情報取得処理部222から入力した画面定義情報に基づき運転員にとってプラント系統図が見やすくなるようにしてディスプレイ209aに表示する。具体的には、プラント系統図がディスプレイ209aの一画面のサイズに収まるように縮小表示する。また、系統図表示処理部227は系統図情報取得処理部222から入力した集約シンボル情報に基づき集約シンボルをプラント系統図の画面上に表示する。キーボード207aとマウス208aは入力装置を構成する。
【0022】
図3に系統図作成端末8の一例詳細構成図を示す。系統図作成端末8は本発明のような広域監視制御システムの開発時に必要とする。
【0023】
図3において、系統図作成処理部205はキーボード207b、マウス208bなどの入力装置からの入力によってディスプレイ209bに画面の背景を描き、機器シンボルを配置しグラフィカルにプラント系統図を作成する。系統図作成処理部205は、ユーザがディスプレイ209bにプラント系統図を描画した後にそのプラント系統図をシンボル定義ファイル201と画面定義ファイル203に出力する。
【0024】
また、系統図作成処理部205はシンボル定義ファイル201のシンボル情報に基づき集約シンボルを作成し集約シンボル定義ファイル202に格納する。系統図作成処理部205はシンボル定義ファイル201から各シンボル情報を取り込み、プラント系統図をM*Nのメッシュに分割して各メッシュの配列を各シンボル情報と対応させて集約シンボルを設定する。
【0025】
状態レベル定義ファイル作成処理部206は系統図作成端末8のユーザが、キーボード207b、マウス208bの入力装置により、各プラント機器の機器状態を示す機器状態レベルを定義し、状態レベル定義ファイル204として出力する。機器状態レベルは、運転、停止、軽故障、重故障、異常などで、機器毎に設定される。
【0026】
次に動作を説明する。
この構成において、まず、系統図作成端末8によってクライアント7とサーバ3で用いられるプラント系統図等が作成され、系統図作成端末8のユーザがクライアント7やサーバ3に配布する。
【0027】
まず、系統図作成端末8の処理を図4のフローチャートを参照して説明する。系統図作成端末8の系統図作成処理部205は、系統図作成端末8を使用するユーザが、キーボード207b、マウス208bの入力装置により、ディスプレイ209で画面の背景画面を描き、機器シンボルを適切な位置に配置してグラフィカルにプラント系統図を描画する。
【0028】
さて、系統図作成処理部205は、ユーザがディスプレイ209bを見ながら入力装置で系統図を描画した後、ステップS1において系統図の画面定義ファイル201を作成し、ステップS2でシンボル定義ファイル201を作成する。
【0029】
画面定義ファイル203には、図5に示すように画面サイズ520、画面背景色521、集約シンボル定義ファイル名522などが格納されている。また、シンボル定義ファイル201には、シンボル名称(機器名称)503、シンボル種別(機器種別)504、シンボル位置座標505、シンボル図形情報506などを含むシンボル情報(機器情報)507が定義されている。
【0030】
系統図作成処理部205はステップS3でシンボル定義ファイル201から各シンボル情報507を取得する。ステップS3からステップS4に移行して、プラント系統図を図8に示すようにM*Nのメッシュ601に分割して各メッシュ601を配列として保持し、ステップS5において各メッシュ601の配列を各シンボル情報507と対応させる。メッシュ601とシンボル情報507の対応付けは、各シンボル602(507)のシンボル位置座標505に基づいて行う。メッシュ601とシンボル情報507の対応付けは1つのメッシュ領域601に含まれる、つまり配置されているプラント機器を定義していることになる。
【0031】
ステップS6に移行してメッシュ601とシンボル情報507(602)の対応付けから図10に示す集約判定テーブルを作成する。ステップS7では図10に示す集約判定テーブルから各メッシュ毎に最も個数の多いシンボル種別504、つまり、機器種別を選別する。
【0032】
ステップS8では個数の最も多いシンボル種別504の複数のシンボル名称503からランダムに一つのシンボル名称503を選別する。ステップS9に移り、このシンボル名称503と対応したシンボル情報507を選別し、ステップS10において選別したシンボル情報を集約シンボル定義ファイル202に出力する。
【0033】
例えば、図8におけるメッシュ1では、シンボル種別504として「ポンプ」が最も個数が多くなっている。そこで、シンボル種別であるポンプと対応したシンボル名称ポンプ1〜ポンプ4のうち、ランダムに一つのシンボル名称を選別する(ポンプ1とする)。そして、そのポンプ1というシンボル名称503と対応したシンボル情報507を選別し、集約シンボル定義ファイル202に出力する。メッシュ1の領域に配置されているポンプ2〜4、バルブ1のシンボル情報507は、集約シンボル定義ファイル202に出力されない。
【0034】
このようにして、集約シンボル定義ファイル202には、最大でもM*N個の集約シンボル情報だけが入力され、充分に集約した集約シンボルを作成することができる。図10に示す集約シンボル定義ファイル202には、M*N個以上の集約シンボル情報514が格納されることはない。
【0035】
また、各メッシュ毎に最も個数の多いシンボル種別504の機器を集約シンボルとしていることから、図9に示すように集約シンボル603のみをプラント全体系統図に表示しても、プラント系統を理解することができる。
【0036】
系統図作成端末8の状態レベル定義ファイル作成処理部206は、系統図作成端末8のユーザが、キーボード207b、マウス208bの入力装置により、各プラント機器(機器シンボル)のプラントデータ(機器状態データ)による機器状態レベル(要注意レベル)を予め定義し、状態レベル定義ファイル204として出力する。
【0037】
図11に状態レベル定義ファイル204のフォーマットの一例を示す。状態レベルの定義は、例えば、シンボル名称で表しているプラント機器の中には故障が致命的な主機や、故障してもそれほど影響のない補機などがある。前者の場合、故障の状態レベル(重要度)を高くし「3」とし、後者の場合、故障の重要度を低くし「2」とするなど、プラント機器によって同じ故障でも重要度を変えて柔軟に設定する。
【0038】
プラント機器の状態レベルは、1〜3にしているが、故障の種類、軽故障、重故障などを区別して多くのレベルにすることができる。
【0039】
系統図作成端末8で作成したシンボル定義ファイル201、画面定義ファイル203、集約シンボル定義ファイル202をサーバ3に配布し、また、状態レベル定義ファイル204をクライアント7に配布する。
【0040】
なお、系統図作成端末8をネットワーク5に接続してサーバ3とクライアント7に配布しているが、系統図作成端末8で作成した定義ファイルをオフラインで配布することもできる。また、サーバ3のシンボル定義ファイル201、画面定義ファイル203、集約シンボル定義ファイル202およびクライアント7の状態レベル定義ファイル204は系統図作成端末8から配布されたものであり、系統図作成端末8と同一符号を付している。
【0041】
次に、サーバ3とクライアント7の処理について説明する。
サーバ3のシンボル格納処理部212はシンボル定義ファイル201からシンボル情報507を読取りシンボルデータベース216に格納する。シンボル送信処理部217はシンボルデータベース216に格納されているシンボル情報507を系統図情報取得処理部222に送信する。プラントデータ受信処理部213はプラント2から各プラント機器の運転状態などを示すプラントデータを受信し、プラントデータベース214に格納する。配信処理部215はプラントデータベース214に格納されているプラントデータをクライアント7に周期的に送信する。
【0042】
クライアント7はサーバ3からプラントデータを受信すると次のような処理を実行する。
【0043】
サーバ3からのプラントデータ102は受信処理部224で受信され機器状態設定処理部225に入力される。機器状態設定処理部225は受信処理部224からプラントデータを受信すると図12に示す処理を行う。
【0044】
機器状態設定処理部225はステップS11でプラントデータを取得して、ステップS12に移行し状態レベル定義ファイル204を読取る。ステップS13ではプラントデータと状態レベル定義ファイル204の機器状態レベルを比較し、ステップS14に移行して各機器の機器状態レベル(重要度レベル)を設定する。プラント2を構成する全てのプラント機器の状態レベルを設定した後にステップS15において機器状態レベル設定テーブルとして作成し、ステップS16で機器名称選別処理部223に出力する。図13に機器状態レベル設定テーブルのフォーマットの一例を示す。
【0045】
機器名称選別処理部223は図14に示すフローチャートの処理を実行する。ステップS21において機器状態設定処理部225から入力した機器状態レベル設定テーブルを読取り、機器(シンボル)を選別する基準値をデフォルト値(予め定めた基準値)か(ステップS23)、運転員が設定した基準値にする(ステップS24)。ステップS25ではそれぞれのプラント機器毎に設定されている基準値以上の要注意レベルの機器名称(シンボル名称503)を選別し、選別された機器名称(シンボル名称503)を系統図情報取得処理部222に出力する(ステップS26)。
【0046】
系統図情報取得処理部222は予めサーバ3から画面定義ファイル203と集約シンボル定義ファイル202を取得し、系統図表示処理部227に与える。系統図情報取得処理部222はその後に機器名称選別処理部223から機器名称(シンボル名称503)を入力すると、シンボル名称503をキーとして、シンボル情報507をサーバ3のシンボルデータベース216に要求する。
【0047】
系統図情報取得処理部222は、要求したシンボル情報507をシンボル送信処理部217から取得し、系統図表示処理部227に与える。このようにして、機器状態が基準値以上の要注意レベルにあるプラント機器(重要シンボル)情報をクライアント7が取得できる。
【0048】
系統図表示処理部227は図15に示すフローチャートの処理を実行する。
系統図表示処理部227はステップS31において系統図情報取得処理部222から予め入力した画面定義ファイル203を読取る。次に、運転員にとってプラント系統図が見易くなるように、系統図をディスプレイ209aの一画面サイズに収まるように縮小表示する(ステップS35)。画面の縮小率は、縮小前の画面サイズとディスプレイ209aの一画面サイズの縦、横の長さの縮尺を計算し(ステップS32)、どちらか小さい方の縮尺を縮小率にする(ステップS33,S34)。
【0049】
例えば、縮小前の画面サイズが6000*6000ピクセルで、ディスプレイ209aの画面サイズが1200*600ピクセルである場合、縦の長さの縮尺は1200/6000=1/5であり、横の長さの縮尺は600/6000=1/10となるため、小さい横の長さの縮尺1/10を画面の縮小率とする。
【0050】
この例であれば、縮尺前の画面サイズが6000*6000ピクセルであったのが、縮小率1/10を掛けることにより、縮尺後の画面サイズは600*600ピクセルとなり、ディスプレイ209aの画面サイズ1200*600ピクセルに収まることになる。このように導出される縮小率の値は、のちに利用されるためメモリに記憶する。ここではそれを縮小率Kと称する。
【0051】
系統図表示処理部227はステップS36で系統図情報取得処理部222から入力した集約シンボル定義ファイル202を読取り、図9の集約シンボル603を系統図に表示する。ディスプレイ209aの画面上の表示位置は集約シンボル定義ファイル202の集約シンボル位置座標512に基づき決定し、実際に集約シンボルを系統図の画面上に表示する際には、まず集約シンボルの表示倍率を設定する必要がある。
【0052】
集約シンボルを通常とおり表示しようとすると、縮小表示された系統図の画面に納まらない可能性があるからである。そこで、集約シンボル603の表示倍率を系統図の画面の縮小率Kと同じに設定し、系統図の画面に納まることを保証する。次に、そのままの表示倍率では集約シンボルが見づらい可能性があるため、その倍率に対しての拡大率を設定する(ステップS37)。
【0053】
集約シンボル603の拡大率は、クライアント7のユーザが、キーボード207a、マウス208aの入力装置で、系統図表示処理部227を介して見易くなるように設定する。これにより、集約シンボル603は縮小された画面をはみ出すことなく、かつ、ユーザが見やすい表示倍率K*Sで系統図の画面上に表示可能となる(ステップS38)。
【0054】
拡大率の値も後に利用されるため、メモリに記憶する。ここではそれを拡大率S(S>1)と称する。
【0055】
系統図表示処理部227は系統図取得処理部222から入力した重要シンボル情報(機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになったプラント機器)をプラント系統図に表示する。重要シンボル情報は表示位置や表示倍率の決定は集約シンボルの場合と概ね同じであるが、表示倍率については集約シンボルよりもさらに拡大して表示する。重要シンボルは、ユーザにとってより見易くする必要があるからである。
【0056】
そのため、ステップS40において拡大率Kに対しての拡大率Tをユーザが決定する。この拡大率を拡大率T(T>1)と称すると、シンボル定義ファイル201から読み取られたシンボルは表示倍率がK*S*Tとなり、ディスプレイ209aに表示される(ステップS41)。
【0057】
このようにして、機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになったプラント機器の重要シンボルは、縮小されたプラント全体系統図の画面上に納まって表示されることが保証され、さらに、集約シンボルよりも拡大されたユーザにとってより見易い表示倍率で表示されることになる。
【0058】
機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになったプラント機器の重要シンボル604は、例えば、図16に示すように拡大表示される。拡大した重要シンボル604が1メッシュ601の領域に表示できない場合には図16に示すように複数のメッシュ601シンボルに跨って表示することもできる。
【0059】
系統図表示処理部227はステップS42においてシンボル同士が重なって表示されると判断すると、ステップS43に移行して系統図の画面を拡大し、スクロール表示してシンボル同士の重なり表示を修正する。
【0060】
運転員は、機器状態レベルが基準値以上で要注意レベルになり重要シンボル604で表示されたプラント機器のメッシュ601を選択することによって当該メッシュの詳細画面をディスプレイ209aに表示することができる。したがって、要注意レベルになったプラント機器の詳細を監視することができる。
【0061】
このようにしてプラントの遠隔監視制御を行うのであるが、各メッシュ領域毎に1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示しているので、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、要注意レベルになったプラント機器の監視性を向上させることができる。
【0062】
なお、上述の実施例は集約表示するプラント機器を1つのメッシュに含まれる数の多い機器にしているが、プラントの全体系統を理解し易い機器を集約表示しても良いことは勿論のことである。
【0063】
【発明の効果】
本発明は各メッシュ領域毎に1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示しているので、全体系統図によるプラント状態の把握を容易に行え、要注意レベルになったプラント機器の監視性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例示す構成図である。
【図2】図1におけるクライアントとサーバの一例詳細構成図である。
【図3】図1における系統図作成端末の一例詳細構成図である。
【図4】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明による画面定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図6】本発明によるシンボル定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図7】本発明による集約シンボル定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図8】本発明によるプラント系統図の説明図である。
【図9】本発明によるプラント系統図の説明図である。
【図10】本発明による集約判定テーブルの一例フォーマットを示す図である。
【図11】本発明による状態レベル定義ファイルの一例フォーマットを示す図である。
【図12】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明による重要度設定テーブルの一例フォーマットを示す図である。
【図14】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明によるプラント系統図の説明図である。
【符号の説明】
1…制御用LAN、2…プラント、3…サーバ、4…ルータ、5…広域ネットワーク、6…情報LAN、7…クライアント端末、8…系統図作成端末、201…シンボル定義ファイル、202…集約シンボル定義ファイル、203…画面定義ファイル、204…状態レベル定義ファイル、205…系統図作成処理部、206…状態レベル定義ファイル作成処理部、207…キーボード、208…マウス、209…ディスプレイ、212…シンボル格納処理部、213…プラントデータ受信処理部、214…プラントデータベース、215…配信処理部、216…シンボルデータベース、217…シンボル送信処理部、222…系統図情報取得処理部、223…機器名称選別処理部、224…受信処理部、225…機器状態設定処理部、227…系統図表示処理部。
Claims (5)
- プラントを監視制御するサーバと、前記サーバにネットワークを介して接続され前記プラントの監視制御を行うクライアント端末とを備え、
前記クライアント端末は、前記プラントの全体系統図をメッシュ状に分割し、各メッシュ領域毎に含まれるプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示することを特徴とするプラント監視制御装置。 - プラントを監視制御するサーバと、前記サーバにネットワークを介して接続され前記プラントの監視制御を行うクライアント端末と、前記プラントの系統図を作成して系統図情報を前記サーバに配布する系統図作成手段とを備え、
前記クライアント端末は、前記サーバから前記系統図情報を取込み、前記プラントの全体系統図をメッシュ状に分割した各メッシュ領域毎に含まれるプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを代表として集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示することを特徴とするプラント監視制御装置。 - プラントを監視制御するサーバと、前記サーバにネットワークを介して接続され前記プラントの監視制御を行うクライアント端末とを備え、
前記クライアント端末は、前記サーバから前記プラントの系統図情報を取込む系統図情報取得手段と、前記サーバから前記プラントのプラントデータを入力してプラント機器の状態を判定する機器状態設定処理手段と、前記系統図情報と要注意レベルにあるプラント機器情報を入力してプラント全体系統図を表示する系統図表示処理手段とを具備し、前記プラントの全体系統図をメッシュ状に分割した各メッシュ領域毎に配置されているプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に含まれるプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示することを特徴とするプラント監視制御装置。 - プラントを監視制御するサーバと、前記サーバにネットワークを介して接続され前記プラントの監視制御を行うクライアント端末とを備え、
前記クライアント端末は、前記サーバから前記プラントの系統図情報を取込む系統図情報取得手段と、前記プラントを構成する各プラント機器が要注意レベルであると判定する基準値を各プラント機器毎に設定する状態レベル定義手段と、前記サーバから前記プラントのプラントデータを入力して前記基準値と比較してプラント機器の状態を判定する機器状態設定処理手段と、前記系統図情報と要注意レベルにあるプラント機器情報を入力してプラント全体系統図を表示する系統図表示処理手段とを具備し、前記プラントの全体系統図をメッシュ状に分割した各メッシュ領域毎に配置されているプラント機器の設定した1台のプラント機器のシンボルを集約表示し、1つのメッシュ領域に配置されているプラント機器状態が要注意レベルになると当該プラント機器の機器シンボルを拡大表示することを特徴とするプラント監視制御装置。 - 請求項1〜4にいずれか1項において、前記全体系統図の集約表示されるプラント機器は、1つのメッシュ領域に配置されている数が最大のプラント機器であることを特徴とするプラント監視制御装置。
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