JP2004151941A - フィールド機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力&電源供給回路1A’に、定電流Ic1(3.6mA)を生成する定電流源1A1に加え、定電流Ic2(15mA)を生成する定電流源1A2を設ける。定電流源1A1,1A2の前段に電源切替部1A3を設ける。通常時(バルブ制御時)には、SW1をオン、SW2をオフとする。この場合、内部回路1Bには、定電流源1A1が生成する定電流Ic1が動作電源として与えられる。ダウンロード時には、SW1をオフ、SW2をオンとし、上位側制御システムに制御信号電流I0を20mAに固定するよう依頼する。これにより、内部回路1Bには、定電流源1A2が生成する定電流Ic2が動作電源として与えられる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラントなどで使用されるフィールド機器に関し、より詳細には、一対の電線を介して上位側システムと接続されるバルブポジショナや電磁流量計などのフィールド機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バルブポジショナや電磁流量計などのフィールド機器は、演算処理部およびこの演算処理部を動作させるためのプログラムを格納した記憶部を有する内部回路を備え、上位側システムより送られてくる4〜20mAの電流で動作するように設計されている。
【0003】
例えば、バルブの弁開度を制御するバルブポジショナでは、上位側制御システムより4mAの制御信号電流が送られてきた場合にはバルブの弁開度を0%とし、20mAの制御信号電流が送られてきた場合にはバルブの弁開度を100%とする。この場合、上位側制御システムからの制御信号電流は4mA(下限電流値)から20mA(上限電流値)の範囲で変化するので、内部回路は上位側制御システムから供給される電流値として常に確保することの可能な4mA以下の電流で動作させなければならない。
【0004】
このため、従来においては、図7にバルブポジショナの内部構成の概略を示すように、上位側制御システムからの一対の電線(通信線)L1,L2を介する4〜20mAの制御信号電流I0を受ける入力&電源供給回路1Aに定電流源1A1を設け、この定電流源1A1において制御信号電流I0から例えば3.6mAの定電流Icを生成するものとし、この定電流源1A1が生成する定電流Icを動作電源として内部回路1Bへ供給するようにしている。
【0005】
なお、入力&電源供給回路1Aでは、制御信号電流I0から内部回路1Bへの定電流Icを差し引いた残りの電流Ii(Ii=I0−Ic)を抵抗R1に流し、この抵抗R1の両端に生じる電圧差(電流Iiに比例した電圧差)を増幅器CP1で検出し、この増幅器CP1で検出された電圧差Vspを上位側制御システムからの設定開度値として内部回路1Bへ与えるようにしている。
【0006】
内部回路1Bには、演算処理部1aや記憶部1b、バルブの実開度を検出するポジションセンサPSなどが設けられている。記憶部1bとしては書き換え不可能なROMを使用している。演算処理部(CPU)1aは、ROM1bに格納されているプログラムに従って動作し、入力&電源供給回路1Aからの設定開度値VspとポジションセンサPSからの実開度値Vpvとに基づくバルブの弁開度の制御を行う。
【0007】
近年、バルブポジショナには、バルブの弁開度制御という本来の機能に加えて、バルブの異常診断や自己の異常診断などの付加機能を盛り込ませたいという要求がある。バルブポジショナには上位側制御システムからバルブの設定開度値が入力される。また、ポジションセンサを介してバルブの実開度値も得られる。したがって、バルブポジショナでは、バルブの設定開度値と実開度値との関係を自己のCPUを使用して演算することによって、バルブの異常診断や自己の異常診断などが可能である。このような異常診断機能をバルブポジショナに設ければ、別途異常診断装置を設けなくてもよく、低コストでシステムの機能アップを図ることが可能となる。
【0008】
図7において、内部回路1Bに設けられているROM1bは書き換え不可能なメモリであり、バルブの異常診断や自己の異常診断などの付加機能を追加したい場合には、ROM1bを付加機能プログラムの入ったものに交換しなければならない。ROM1b単独での交換が不可能な場合はROM1bが搭載された回路基板ごと交換せざるを得ない。この場合、ROM1bやROM1bを搭載した回路基板は、安全のために防爆ケース内に収納されていることが多く、交換作業の際には、まず防爆ケースを開けてから交換した後、再度防爆ケースを密閉しなければならない。この作業が非常に煩わしい。
【0009】
最近ではフラッシュROMのように一括してデータを書き換え可能なROMがある。ROM1bの代わりにフラッシュROMをバルブポジショナに搭載するものとし、このフラッシュROMに対して外部からプログラムをダウンロードできるように構成すれば、面倒な交換作業を行うことなく、自由に付加機能を追加することができる。また、追加した付加機能について、簡単にバージョンアップを図ることができる。
【0010】
ここで、バルブポジショナに搭載されたフラッシュROMに対して外部からプログラムをダウンロードする方法として一般的に考えられるのは、通信線L1,L2を使用する方法である。すなわち、通信線L1,L2を介し、オンラインでフィールドバス通信を用いて付加機能プログラムをフラッシュROMに書き込む方法である(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−62933号公報(第9頁、段落〔0081〕、図9)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フィールドバス通信を用いて付加機能プログラムをオンラインでダウンロードする方法では、フィールドバス通信専用の特殊なインターフェースをバルブポジショナに搭載する必要があり、バルブポジショナの大幅なコストアップが避けられない。
【0013】
これに対し、図7には示さなかったが、バルブポジショナは通信線L1,L2との接続用の端子とは別にハンドヘルドコミュニケータ(SFC)と呼ばれる外部設定器との接続用の端子を備えており、バルブポジショナの内部にはSFCとCPU1aとの間のデータ通信を仲介するSFCインターフェイスが設けられている。
【0014】
ここで、バルブポジショナにSFCを接続し、SFCインターフェイスを介してCPU1aとの間でデータ通信を行えば、バルブポジショナに搭載されているフラッシュROMにオフラインで付加機能プログラムを書き込むことが可能なように思われる。このような方法を採ることができれば、既存のSFCインターフェースを利用することができるので、バルブポジショナの価格アップは招かない。
【0015】
しかしながら、実際には、SFCを使用しての付加機能プログラムのダウンロードは困難である。付加機能プログラムをフラッシュROMへ書き込む場合、その書き込み動作に大量の電流を必要とし、このため内部回路1Bには10mA程度の電流供給が必要となる。定電流源1A1が生成する定電流Icは、入力&電源供給回路1Aの回路構成から分かるように、4mA以上とすることができない。このため、内部回路1Bへの動作電源が不足し、SFCを使用して付加機能プログラムをダウンロードすることができない。
【0016】
なお、通信レートを大幅に下げるとか、内部回路1Bにおいて他の機能への電流供給をストップするとかすれば、ダウンロードが可能になるかもしれない。しかし、前者はダウンロード時間が大幅に長くなるし、後者は特別な仕組みが必要となってしまい、種々の制約が発生する。
【0017】
また、ROM1bの代わりに分割してデータの書き込みが行われるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)を使用すれば、定電流源1A1が生成する定電流Icが4mA以下でも、例えば数バイト程度の短いデータであれば、書き込みは可能である。これはmsオーダの短い時間であれば、回路内部のコンデンサに充電されている電荷で電流の不足分を補えるからである。しかし、付加機能プログラムのダウンロードには通常数十秒〜数分必要であるので、コンデンサでこの長い時間、電荷を補充することは無理である。
【0018】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単かつ安価な構成で、制約なく、外部設定器を使用して付加機能プログラムのダウンロードを行うことが可能なフィールド機器を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明は、少なくとも演算処理部およびこの演算処理部を動作させるためのプログラムを格納した書き換え可能な記憶部を有する内部回路と、上位側システムより一対の電線を介して、下限電流値から上限電流値の範囲の電流を受け、この電流から内部回路への動作電源を生成する動作電源生成部と、一対の電線との接続部とは別に設けられた外部設定器との接続部とを備えたフィールド機器において、動作電源生成部が生成する動作電源を下限電流値未満の第1の動作電源と下限電流値以上かつ上限電流値以下の第2の動作電源との何れか一方に切り替える動作電源切替手段を設けたものである。
この発明によれば、動作電源生成部が生成する動作電源すなわち内部回路への動作電源を、通常時には下限電流値未満の第1の動作電源(例えば、3.6mA)とし、外部設定器を使用してのプログラムの書き換え時には下限電流値以上かつ上限電流値以下の第2の動作電源(例えば、15mA)に切り替えることができる。
【0020】
なお、外部設定器を使用してのプログラムの書き換え時には、人為的あるいは自動的に、上位側システムからの一対の電線を介する電流の値を第2の動作電源以上の所定値(例えば、20mA)とする。
例えば、人為的に行う場合、上位側システムのオペレータに依頼し、一対の電線を介する電流の値を第2の動作電源以上の所定値にしてもらう。又は、上位側システムとフィールド機器を接続する一対の電線を外して携帯用の定電流源から直接所定の電流をフィールド機器に供給する。
例えば、自動的に行う場合、外部設定器との接続部にプログラムの書き換えを可能とする外部設定器が接続されたときに、一対の電線を介する電流の値を第2の動作電源以上の所定値とするように上位側システムへ指令を送る。
【0021】
また、第1の動作電源と第2の動作電源との切り替えも、人為的あるいは自動的に行うようにすることが可能である。
例えば、人為的に行う場合、切替スイッチを設け、この切替スイッチを手動操作することによって、外部設定器を使用してのプログラムの書き換え時に、第1の動作電源から第2の動作電源に切り替える。
例えば、自動的に行う場合、外部設定器との接続部にプログラムの書き換えを可能とする外部設定器が接続されたときに、動作電源切替手段へ指令を送り、第1の動作電源から第2の動作電源に切り替える。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1は本発明に係るフィールド機器の一実施の形態としてバルブポジショナを用いたバルブ制御システムの概略を示す図である。同図において、1はバルブポジショナ、2は上位側制御システム、3はバルブ、L1,L2は上位側制御システム2とバルブポジショナ1との間を接続する一対の電線(通信線)である。
【0023】
この通信線L1,L2を介して上位側制御システム2よりバルブポジショナ1へ4〜20mAの制御信号電流I0が与えられる。例えば、制御信号電流I0を4mAとしたときにはバルブ3の弁開度を0%、制御信号電流I0を20mAとしたときにはバルブ3の弁開度を100%とする設定開度値が与えられる。
【0024】
バルブポジショナ1は、入力&電源供給回路1A’と、内部回路1Bと、電空変換部1Cとを備えている。入力&電源供給回路1A’は、図2にその内部構成の概略を示すように、第1の定電流源1A1と第2の定電流源1A2と電源切替部1A3と抵抗R1と増幅器CP1とを備えている。
【0025】
ここで、図7に示した従来の入力&電源供給回路1Aと比較して分かるように、本実施の形態の入力&電源供給回路1A’は、第2の定電流源1A2および電源切替部1A3を追加したのみの簡単かつ安価な構成とされている。
なお、本実施の形態では、第1の定電流源1A1と第2の定電流源1A2とによって動作電源生成部が構成され、電源切替部1A3が動作電源切替手段を構成している。
【0026】
電源切替部1A3は、連動して動作する第1の切替スイッチSW1と第2の切替スイッチSW2とから構成され、通常時(バルブ制御時)は第1の切替スイッチSW1がオン、第2の切替スイッチSW2がオフとされている。図2は通常時の状態を示している。
【0027】
定電流源1A1は、上位側制御システム2からの切替スイッチSW1を介しての4〜20mAの制御信号電流I0を受け、この制御信号電流I0から内部回路1Bへの第1の動作電源(Ic)として3.6mAの定電流Ic1を生成する。
【0028】
定電流源1A2は、上位側制御システム2からの切替スイッチSW2を介しての20mAに固定された制御信号電流I0を受け、この制御信号電流I0から内部回路1Bへの第2の動作電源(Ic)として15mAの定電流Ic2を生成する。上位側制御システム2からの切替スイッチSW2を介しての20mAに固定された制御信号電流I0の供給については後述する。
【0029】
なお、入力&電源供給回路1A’では、切替スイッチSW1がオン、切替スイッチSW2がオフとされている通常時、制御信号電流I0から定電流源1A1が生成する内部回路1Bへの定電流Ic1=3.6mAを差し引いた残りの電流Ii(Ii=I0−Ic1)を抵抗R1に流し、この抵抗R1の両端に生じる電圧差(電流Iiに比例した電圧差)を増幅器CP1で検出し、この増幅器CP1で検出された電圧差Vspを上位側制御システム2からの設定開度値として内部回路1Bへ与えるようにしている。
【0030】
また、切替スイッチSW1をオフ、切替スイッチSW2をオンとしての後述するプログラムのダウンロード時、制御信号電流I0から定電流源1A2が生成する内部回路1Bへの定電流Ic2(15mA)を差し引いた残りの電流Ii(Ii=I0−Ic2)を抵抗R1に流すようにしている。
【0031】
内部回路1Bは、制御部1B1とA/D変換部1B2とポジションセンサPSとSFCインターフェース1B3とを備え、制御部1B1は演算処理部(CPU)1aや記憶部1bを備えている。本実施の形態では、記憶部1bとして、フラッシュROMを用いている。フラッシュROM1bにはCPU1aを動作させるためのプログラムが格納されている。
【0032】
SFCインターフェース1B3は、SFC4とCPU1aとの間のデータ通信を仲介するインターフェイスであり、バルブポジショナには標準品として搭載されている。このため、バルブポジショナ1は、通信線L1,L2との接続用の端子P1,P2とは別にSFC4との接続用の端子P3,P4を備えており、この端子P3,P4に必要に応じてSFC4が接続される。一般に、SFC4は、パラメータの変更などに用いられている。
【0033】
ポジションセンサPSは、バルブ3の開度をフィードバックレバー(図示せず)の回転角度位置(弁開度位置)として検出するセンサで、その検出した弁開度位置に応じた電圧値Vpvを実開度値としてA/D変換部1B2へ送る。A/D変換部1B2は、入力&電源供給回路1A’からの設定開度値(アナログ値)VspとポジションセンサPSからの実開度値(アナログ値)Vpvとの差を求め、その差をデジタル値に変換して制御部1B1へ送る。
【0034】
制御部1B1のCPU1aは、フラッシュROM1bに格納されているプログラムに従って動作し、A/D変換部1B2からの設定開度値VspとポジションセンサPSからの実開度値Vpvとの差を零とするように電空変換部1Cへコイル駆動電流IMを流す。電空変換部1Cは、制御部1B1からのコイル駆動電流IMを空気圧(電空変換信号)に変換し、バルブ3へ供給する。バルブ3は、バルブポジショナ1からの電空変換信号を受ける操作器3Aを備えており、この操作器3Aを介して弁3Bの開度が制御される。
【0035】
入力&電源供給回路1A’から内部回路1Bに動作電源として供給される定電流Icは、制御部1B1,A/D変換部1B2,ポジションセンサPSおよびSFCインターフェイス1B3へ分岐して与えられ、制御部1B1,A/D変換部1B2,ポジションセンサPSおよびSFCインターフェイス1B3で使用された電流Icは合流して入力&電源供給回路1A’へ戻される。
【0036】
〔通常時〕
通常時、すなわち通常のバルブ制御時には、入力&電源供給回路1A’における切替スイッチSW1はオン、切替スイッチSW2はオフとされている。これにより、上位側制御システム2からの4〜20mAの範囲で変化する制御信号電流I0が切替スイッチSW1を介して定電流源1A1へ与えられ、この制御信号電流I0から定電流源1A1が生成する定電流Ic1(3.6mA)が内部回路1Bへ第1の動作電源(Ic)として与えられる。また、制御信号電流I0から定電流源1A1が生成する定電流Ic1を差し引いた残りの電流Iiが抵抗R1に流れ、この抵抗R1の両端に生じる電圧差が増幅器CP1で検出され、設定開度値Vspとして内部回路1Bへ与えられる。
【0037】
〔ダウンロード時〕
ダウンロード時、すなわちSFC4を端子P3,P4に接続してオフラインで付加機能プログラムのダウンロードを行う場合、手動操作によって、入力&電源供給回路1A’における切替スイッチSW1をオフ、切替スイッチSW2をオンに切り替える。また、上位側制御システム2のオペレータに依頼し、通信線L1,L2を介する制御信号電流I0の値を15mA以上、この例では20mAに固定してもらう。
【0038】
これにより、上位側制御システム2からの20mAの制御信号電流I0が切替スイッチSW2を介して定電流源1A2へ与えられ、この制御信号電流I0から定電流源1A2が生成する定電流Ic2(15mA)が内部回路1Bへ第2の動作電源(Ic)として与えられる。これにより、内部回路1BにおいてフラッシュROM1bへの付加機能プログラムの書き込みに必要な電流が確保され、通信レートを大幅にさげるなどの制約なく、SFC4を使用して付加機能プログラムをバルブポジショナ1にダウンロードすることができるようになる。
【0039】
なお、この場合、制御信号電流I0から定電流源1A2が生成する定電流Ic2を差し引いた残りの電流Iiが抵抗R1に流れ、増幅器CP1で検出された抵抗R1の両端に生じる電圧差が内部回路1Bへ与えられるが、内部回路1Bではこの電圧差を上位側制御システム2からの設定開度値としては取り扱わない。
【0040】
〔実施の形態2〕
上述した実施の形態1では、第1の切替スイッチSW1と第2の切替スイッチSW2とから構成される電源切替部1A3を動作電源切替手段とした。これに対し、実施の形態2では、図3に示すように、スイッチSW3から構成される電源切替部1A4を動作電源切替手段として設ける。このようにすると、スイッチの個数が減り、コストダウンとなる。
【0041】
なお、第1の定電流源1A1には3.6mAの定電流Ic1を生成させるが、第2の定電流源1A5には、15mAではなく、11.4mAの定電流Ic2を生成させるようにする。
【0042】
〔通常時〕
通常のバルブ制御時には、スイッチSW3をオフとしておく。これにより、上位側制御システム2からの4〜20mAの範囲で変化する制御信号電流I0が抵抗R2を介して定電流源1A1へ与えられ、この制御信号電流I0から定電流源1A1が生成する定電流Ic1(3.6mA)が内部回路1Bへ第1の動作電源(Ic)として与えられる。
【0043】
〔ダウンロード時〕
SFC4を端子P3,P4に接続してオフラインで付加機能プログラムのダウンロードを行う場合、手動操作によって。スイッチSW3をオンとする。また、上位側制御システム2のオペレータに依頼し、通信線L1,L2を介する制御信号電流I0の値を20mAに固定してもらう。
【0044】
これにより、上位側制御システム2からの20mAの制御信号電流I0が抵抗R3側に分流し、定電流源1A1が生成する定電流Ic1(3.6mA)と定電流源1A5が生成する定電流Ic2(11.4mA)とを加算した電流(Ic1+Ic2=15mA)が内部回路1Bへ第2の動作電源(Ic)として与えられる。
【0045】
〔実施の形態3〕
実施の形態1では、ダウンロード時、切替スイッチSW1,SW2を手動操作によって切り替えるものとした。また、実施の形態2では、ダウンロード時、スイッチSW3を手動操作によってオンとするようにした。この場合、スイッチ操作を忘れることもあり、不確実である。
【0046】
そこで、実施の形態3では、SFC4が端子P3,P4に接続されたことをCPU1aで認識し、CPU1aから入力&電源供給回路1A’(図2)の電源切替部1A3へ指令を送り、切替スイッチSW1,SW2のオン/オフを切り替える。また、SFC4が端子P3,P4に接続されたことをCPU1aで認識し、CPU1aから入力&電源供給回路1A”(図3)の電源切替部1A4へ指令を送り、スイッチSW3をオンとする。これにより、SFC4を接続すると、動作電源が第1の動作電源から第2の動作電源に自動的に切り替えられ、ダウンロードの準備が確実に行われる。
【0047】
〔実施の形態4〕
実施の形態1〜3では、ダウンロード時、上位側制御システム2のオペレータに依頼し、通信線L1,L2を介する制御信号電流I0の値を20mAに固定してもらうようにした。この場合、上位側制御システム2のオペレータと一々連絡をららなければならず、面倒である。また、上位側制御システム2のオペレータの不在時には、作業にとりかかることができない。
【0048】
そこで、実施の形態4では、SFC4が端子P3,P4に接続されたことをCPU1aで認識し、CPU1aから上位側制御システム2へ、制御信号電流I0の値を20mAとするように指令を送る。これにより、SFC4を接続すると、制御信号電流I0の値が自動的に20mAとされ、上位側制御システム2のオペレータと一々連絡をとらなくてもよく、また上位側制御システム2のオペレータが不在であっても作業にとりかかることができるようになる。
【0049】
但し、実施の形態4を実現する場合には、バルブポジショナ1と上位側制御システム2との間に通信線L1,L2とは別の通信線が必要となる。図1に示したシステムではこの通信線が設けられていないが、バルブポジショナの種類によっては、上位側制御システム2へ実開度値などの情報を送る機能を有するものもあり、この機能を有するバルブポジショナ(以下、高機能バルブポジショナと呼ぶ)を用いるシステムであれば実施の形態4を実現することが可能である。
【0050】
高機能バルブポジショナと上位側制御システム2との間には、上位側制御システム2から設定開度値を送る通信線L1,L2とは別の通信線が設けられ、この通信線に流れる電流を4〜20mAの範囲で変化させることにより、高機能バルブポジショナから上位側制御システム2へ実開度値などの情報を送るようにしている。
【0051】
図4は高機能バルブポジショナを用いたバルブ制御システムの概略を示す図である。高機能バルブポジショナ1’には、図1に示したSFCインターフェース1B3に代えて、D/A変換機能を備えたコミュニケーションインターフェイス1B4とアイソレータ1B5が設けられている。コミュニケーションインターフェイス1B4は、SFC4とのインターフェイス機能も備えており、上位側制御システム2およびSFC4とCPU1aとの間のデータ通信を仲介する。
【0052】
このため、高機能バルブポジショナ1’は、通信線L1,L2との接続用の端子P1,P2とは別に上位側制御システム2およびSFC4との接続用の端子P3,P4を備えており、この端子P3,P4に上位側制御システム2への通信線L3,L4が接続されている。また、端子P3,P4に、必要に応じてSFC4が接続される。
【0053】
通常のバルブ制御時、CPU1aは、アイソレータ1B5を介してコミュニケーションインターフェイス1B4にバルブの実開度値などの情報を送る。コミュニケーションインターフェイス1B4は、CPU1aからのバルブの実開度値などの情報をアナログ値に変換し、すなわち4〜20mAの範囲の電流に変換し、通信線L3,L4を介して上位側制御システム2へ送る。
【0054】
高機能バルブポジショナ1’を用いたバルブ制御システムでは、上述したように通信線L1,L2とは別の通信線L3,L4が設けられるので、この通信線L3,L4を利用することによって実施の形態4を実現することができる。すなわち、SFC4が端子P3,P4に接続されたことをCPU1aで認識し、CPU1aから上位側制御システム2へ通信線L3,L4を介して指令を送り、通信線L1,L2を介する制御信号電流I0の値を20mAに固定させることができる
【0055】
〔実施の形態5:電磁流量計〕
本発明は、バルブポジショナに限定されるものではなく、電磁流量計などのフィールド機器にも同様にして適用することが可能である。電磁流量計においても、上位側測定システムより一対の電線を介して、下限電流値(4mA)から上限電流値(20mA)の範囲の電流を受け、この電流から内部回路への動作電源を生成する。但し、電磁流量計の場合、上位側測定システムから供給される電流を測定値に応じて4〜20mAの電流に調整し、一対の電線を介して計測信号電流I0として上位側測定システムへ返す。
【0056】
図5に本発明に係るフィールド機器の他の実施の形態として電磁流量計を用いた流量測定システムの概略を示す。同図において、5は電磁流量計、6は上位側測定システム、L1,L2は上位側測定システム6と電磁流量計5との間を接続する一対の電線(通信線)である。通信線L2には負荷抵抗RLが挿入されている。
【0057】
電磁流量計5において、5Aは入力&電源供給回路、5Bは内部回路、5Cは計測電流調整部、5Dは測定管、5Eは測定管5D内を流れる導電性を有する流体の流れ方向に対してその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイル、5Fは励磁コイル5Eへの励磁電流Iexの方向を周期的に切り替える励磁電流方向切替部、5a,5bは励磁コイル5Eの発生磁界と直交して測定管5D内に配置された検出電極、5cは接地電極である。
【0058】
入力&電源供給回路5Aは、図6にその内部構成の概略を示すように、定電流源5A1,5A2および5A3と電源切替部5A4とを備えている。この実施の形態では、定電流源5A1を第1の定電流源、定電流源5A2を第2の定電流源として内部回路5Bへの動作電源を生成する動作電源生成部が構成されており、電源切替部5A4が動作電源切替手段を構成している。
【0059】
電源切替部5A4は、連動して動作する第1の切替スイッチSW1と第2の切替スイッチSW2とから構成され、通常時は第1の切替スイッチSW1がオン、第2の切替スイッチSW2がオフとされている。
【0060】
定電流源5A1は、上位側測定システム6からの切替スイッチSW1を介しての4〜20mAの電流I0を受け、この電流I0から内部回路5Bへの第1の動作電源として2mAの定電流Ic1を生成する。
定電流源5A2は、上位側測定システム6からの切替スイッチSW2を介しての20mAの電流I0を受け、この電流I0から内部回路5Bへの第2の動作電源として15mAの定電流Ic2を生成する。
【0061】
なお、入力&電源供給回路5Aでは、切替スイッチSW1がオン、切替スイッチSW2がオフとされている通常時、上位側測定システム6からの電流I0から定電流源5A1が生成する内部回路5Bへの定電流Ic1=2mAを差し引いた残りの電流Ii(Ii=I0−Ic1)を定電流源5A3に供給する。定電流源5A3は、定電流源5A1からの電流Iiから励磁電流方向切替部5Fへの励磁電流Iex=1.6mAを生成し、定電流源5A1からの電流Iiから励磁電流Iexを差し引いた残りの電流Ibが計測電流調整部5Cへ送られる。
【0062】
内部回路5Bは、流量測定部5B1とD/A変換部5B2とSFCインターフェース5B3とを備え、流量測定部5B1はCPU5aやフラッシュROM5bを備えている。CPU5aは、フラッシュROM5bに格納されているプログラムに従って動作し、励磁電流方向切替部5Fへ指令を送って励磁コイル5Eへの励磁電流Iexの方向を周期的に切り替えるとともに、検出電極5a,5b間に得られる信号起電力を検出し、この検出される信号起電力に基づいて計測値(0〜100%)を求め、この求めた計測値をD/A変換部5B2へ与える。D/A変換部5B2は、流量測定部5B1からの計測値(デジタル値)をアナログ値に変換し、計測電流調整部5Cへ送る。計測電流調整部5Cは、入力&電源供給回路5Aからの電流(計測電流)IbをD/A変換部5B2からの計測値に応じて調整する。
【0063】
入力&電源供給回路5Aから内部回路5Bに動作電源として供給される定電流Icは、流量測定部5B1,D/A変換部5B2およびSFCインターフェイス5B3へ分岐して与えられ、流量測定部5B1,D/A変換部5B2およびSFCインターフェイス5B3で使用された電流Icは計測電流Ibおよび励磁電流Iexと合流して入力&電源供給回路5Aへ戻され、計測信号電流I0として上位側測定システム6へ返される。
【0064】
〔通常時〕
通常時、すなわち通常の流量測定時には、入力&電源供給回路5Aにおける切替スイッチSW1はオン、切替スイッチSW2はオフとされている。これにより、上位側測定システム6からの4〜20mAの範囲で変化する電流I0が切替スイッチSW1を介して定電流源5A1へ与えられ、この電流I0から定電流源5A1が生成する定電流Ic1(2mA)が内部回路1Bへ動作電源(Ic)として与えられる。また、上位側測定システム6からの電流I0から定電流源5A1が生成する定電流Ic1を差し引いた残りの電流Iiが定電流源5A3に供給され、この電流Iiから定電流源5A3が生成する励磁電流Iex(1.6mA)が励磁電流方向切替部5Fを介して励磁コイル5Eへ供給される。また、電流Iiから励磁電流Iex=1.6mAを差し引いた残りの電流Ibが計測電流調整部5Cへ送られる。
【0065】
〔ダウンロード時〕
ダウンロード時、すなわちSFC4を端子P3,P4に接続してオフラインで付加機能プログラムのダウンロードを行う場合、手動操作によって、入力&電源供給回路5Aにおける切替スイッチSW1をオフ、切替スイッチSW2をオンに切り替える。また、上位側測定システム6のオペレータに依頼し、通信線L1,L2を介する電流I0の値を20mAに固定してもらう。
【0066】
これにより、上位側測定システム6からの20mAの電流I0が切替スイッチSW2を介して定電流源5A2へ与えられ、この電流I0から定電流源5A2が生成する定電流Ic2(15mA)が内部回路1Bへ動作電源(Ic)として与えられる。これにより、内部回路5BにおいてフラッシュROM5bへの付加機能プログラムの書き込みに必要な電流が確保され、通信レートを大幅に下げるなどの制約なく、SFC4を使用して付加機能プログラムを電磁流量計5にダウンロードすることができるようになる。
【0067】
なお、図5に示したシステムにおける電磁流量計5においても、バルブポジショナ1の変形例として説明した実施の形態2〜4と同様に構成できることは言うまでもない。また、上述した各実施の形態では、書き換え可能な記憶部としてフラッシュROMを用いたが、EEPROMなどを用いてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、動作電源生成部が生成する動作電源を下限電流値未満の第1の動作電源と下限電流値以上かつ上限電流値以下の第2の動作電源との何れか一方に切り替える動作電源切替手段を設けたので、動作電源生成部が生成する動作電源すなわち内部回路への動作電源を、通常時には下限電流値未満の第1の動作電源(例えば、3.6mA)とし、外部設定器を使用してのプログラムの書き換え時には下限電流値以上かつ上限電流値以下の第2の動作電源(例えば、15mA)に切り替えることができ、簡単かつ安価な構成で、制約なく、外部設定器を使用して付加機能プログラムのダウンロードを行うことができるようになる。
【0069】
また、外部設定器との接続部にプログラムの書き換えを可能とする外部設定器が接続されたときに、動作電源生成部が生成する動作電源を第1の動作電源から第2の動作電源に自動的に切り替えるようにすることにより、また一対の電線を介する電流の値を第2の動作電源以上の所定値とするように上位側システムに自動的に依頼を送るようにすることにより、ダウンロードの準備が確実に行われるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィールド機器の一実施の形態としてバルブポジショナを用いたバルブ制御システムの概略を示す図である。
【図2】このバルブ制御システムに用いられるバルブポジショナの内部構成の概略を示す図である。
【図3】このバルブポジショナにおける入力&電源供給回路の他の構成例を示す図である。
【図4】上位側制御システムへ実開度値などの情報を送る機能を有するバルブポジショナ(高機能バルブポジショナ)を用いたバルブ制御システムの概略を示す図である。
【図5】本発明に係るフィールド機器の他の実施の形態として電磁流量計を用いた流量測定システムの概略を示す図である。
【図6】この流量測定システムに用いられる電磁流量計の内部構成の概略を示す図である
【図7】従来のバルブポジショナの内部構成の概略を示す図である。
【符号の説明】
1…バルブポジショナ、1A’…入力&電源供給回路、1A1,1A2…定電流源、1A3…電源切替部、SW1,SW2…切替スイッチ、R1…抵抗、CP1…増幅器、1B…内部回路、1B1…制御部、1a…CPU、1b…フラッシュROM、1B2…A/D変換部、1B3…SFCインターフェイス、PS…ポジションセンサ、1C…電空変換部、2…上位側制御システム、3…バルブ、4…SFC、L1,L2…通信線、P1〜P4…端子、1A”…入力&電源供給回路、1A4…電源切替部、1A5…定電流源、1’…高機能バルブポジショナ、1B4…コミュニケーションインターフェイス、1B5…アイソレータ、L3,L4…通信線、5…電磁流量計、5A…入力&電源供給回路、5A1,5A2,5A3…定電流源、5A4…電源切替部、5B…内部回路、5B1…流量測定部、5a…CPU、5b…フラッシュROM、5B2…A/D変換部、5B3…SFCインターフェイス、5C…計測電流調整部、5D…測定管、5a,5b…検出電極,5c…接地電極、5E…励磁コイル、5F…励磁電流方向切替部、6…上位側測定システム。
Claims (3)
- 少なくとも演算処理部およびこの演算処理部を動作させるためのプログラムを格納した書き換え可能な記憶部を有する内部回路と、上位側システムより一対の電線を介して、下限電流値から上限電流値の範囲の電流を受け、この電流から前記内部回路への動作電源を生成する動作電源生成部と、前記一対の電線との接続部とは別に設けられた外部設定器との接続部とを備えたフィールド機器において、
前記動作電源生成部が生成する動作電源を前記下限電流値未満の第1の動作電源と前記下限電流値以上かつ前記上限電流値以下の第2の動作電源との何れか一方に切り替える動作電源切替手段
を備えたことを特徴とするフィールド機器。 - 請求項1に記載されたフィールド機器において、
前記動作電源切替手段は、前記外部設定器との接続部に前記記憶部に格納されているプログラムの書き換えを可能とする外部設定器が接続されたときに、前記動作電源生成部が生成する動作電源を前記第1の動作電源から前記第2の動作電源に切り替えることを特徴とするフィールド機器。 - 請求項1又は2に記載されたフィールド機器において、
前記外部設定器との接続部に前記記憶部に格納されているプログラムの書き換えを可能とする外部設定器が接続されたときに、前記一対の電線を介する電流の値を前記第2の動作電源以上の所定値とするように、前記上位側システムに依頼する手段を備えたことを特徴とするフィールド機器。
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