JP2004151764A - 整理情報管理システム、整理情報管理方法、及び整理情報管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる整理情報管理システム、整理情報管理方法、及び整理情報管理プログラムを提供する。
【解決手段】ユーザ携帯電話10,11は、整理番号付番装置21を介して、店舗端末20から整理番号を含む顧客取得情報を取得する。店舗端末20は、ユーザ携帯電話10,11に付番した整理番号含む顧客情報を、通信ネットワーク100を介して管理サーバ30に送信する。管理サーバ30の整理番号データベース31は、ユーザ携帯電話10,11の顧客情報を記憶する。そして、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11からの要求に応じて、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10,11に顧客情報等を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザ携帯電話10,11は、整理番号付番装置21を介して、店舗端末20から整理番号を含む顧客取得情報を取得する。店舗端末20は、ユーザ携帯電話10,11に付番した整理番号含む顧客情報を、通信ネットワーク100を介して管理サーバ30に送信する。管理サーバ30の整理番号データベース31は、ユーザ携帯電話10,11の顧客情報を記憶する。そして、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11からの要求に応じて、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10,11に顧客情報等を提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関や病院等で受付順の整理のため顧客や患者等(以下、単に顧客という)に整理情報(整理番号等)を付与し、付与した整理情報の管理を行う整理情報管理システム、整理情報管理方法、及び整理情報管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行や郵便局等の金融機関の店舗や病院(以下、単に店舗という)においては、受付処理の順番の整理のため各顧客に対して整理番号が付番された整理券を発行する。顧客は窓口で整理券を取得し店舗内でサービスを受けることが可能になる時点まで待機しなければならず、窓口の混雑時には、顧客は店舗内で長時間待たなければならない場合もある。また、時間に余裕がなく店舗から一度外出し、再び店舗に戻った時に既に自分の整理番号よりも後の番号の他の顧客がサービスを受けている場合もあり、この場合には、顧客は再び新規に整理券を取得して待機しなければならない。
【0003】
整理番号を取得した顧客が進行状況を確認できるシステムとして、特許文献1には、医療機関において、患者が待合室に居なくても診療の進行状況が確認できる診療状況通知システムが記載されている。特許文献1に記載される診療状況通知システムでは、患者が待合室に居なくてもインターネットを介してパーソナルコンピュータ等から診療の進行状況の情報を要求し、診療状況通知システムは、患者からの要求に従って患者に情報を通知する。また、患者が医療機関から外出している場合であっても、患者が医療機関の外から電話機を用いて診療の進行状況の情報を要求し、診療状況通知システムは、音声によって患者に情報を通知する。
【0004】
また、特許文献2には、会計待合所以外の場所に居る場合でも自分の会計の順番を確認できる会計順番表示システムが記載されている。特許文献2に記載される会計順番表示システムでは、患者は最寄りの問合端末から自分の順番に関する情報を要求し、会計順番表示システムは、患者からの要求に従って会計の順番に関する情報を患者に通知する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−041651号公報(第2−4頁、第1図)
【特許文献2】
特開平10−208156号公報(第4−5頁、第1,2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された発明によれば、患者が医療機関から外出している場合であっても、患者は、音声により診察の進行状況を確認することができる。しかし、患者は、診察の進行状況や待ち時間等の情報を端末等に表示させて確認することはできない。また、特許文献2に記載された発明によれば、医療機関の内部で待合室等に待機していなくても現時刻の進行状況や自分の順番を知ることができる。しかし、患者は、医療機関の外部から現時刻の進行状況を確認することはできない。さらに、特許文献1及び特許文献2に記載された発明では、急用が発生した場合等に患者間で整理番号の交換等を行って待ち時間の効率化を図ることはできない。
【0007】
そこで、本発明は、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができるようにすることを目的とする。また、待ち時間の効率化を図ることができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による整理情報管理システムは、店舗に設置され、顧客の順番を管理するための整理情報(例えば、図3に示す整理番号)を顧客の所持する携帯端末に付与する店舗装置(例えば、金融機関の店舗に設置される装置や医療機関に設置される装置)と、整理情報に基づいて顧客の順番を管理する管理サーバ(例えば、管理会社に設置されるWWWサーバ)とを備えた整理情報管理システムであって、管理サーバは、店舗装置から、通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報(例えば、図3に示す整理番号、店舗ID、携帯電話電子メールアドレス)を記憶する顧客情報記憶手段(整理番号データベース31によって実現される)と、携帯端末からの要求に応じて、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報を抽出し、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う顧客情報表示依頼手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0010】
管理サーバは、携帯端末からの整理情報の交換要求を示す交換要求情報(例えば、図6に示すステップS305で受信される交換要求)を通信ネットワークを介して受信したことに基づいて、整理情報を交換するための交換処理を行う整理情報交換手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備え、交換要求情報は、一の顧客に付与された整理情報を他の顧客に付与された整理情報に交換することを要求するための情報であって、管理サーバからの顧客情報に基づいて整理情報の交換を希望する顧客によって選択された交換希望先の整理情報を特定するための情報(例えば、図3に示す整理番号や店舗内待ち順)を含むものであることが好ましい。
【0011】
上記の構成によれば、顧客同士で整理情報の交換を行うことができ、待ち時間の効率化を図ることができる。
【0012】
整理情報交換手段は、交換要求情報によって特定される交換希望先の整理情報が付与されている顧客の携帯端末に、整理情報の交換要求があった旨を含む交換要求発生情報(例えば、図6に示すステップS306で送信される交換要求)を送信する交換要求発生情報送信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、携帯端末にて受信された交換要求発生情報に基づいて整理情報の交換を要求された顧客によって決定された整理情報の交換を承諾するか否かの決定結果を示す当該携帯端末からの回答情報(例えば、図6に示すステップS309で受信される回答)を受信する交換回答情報受信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、受信した回答情報が示す決定結果が整理情報の交換を承諾することを示していた場合には、顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報における整理情報と顧客との対応関係を変更することで、交換希望元の整理情報と交換要求情報が示す交換希望先の整理情報との交換を行う交換希望先整理情報交換手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)とを備えたものであってもよい。
【0013】
上記の構成によれば、整理情報の交換を希望する顧客のみの交換処理を実行することができる。従って、整理情報の交換を希望しない顧客の交換処理が行われるのを防止することができる。
【0014】
顧客情報は、各顧客の順番を示す順番情報(例えば、図3に示す整理番号や店舗内待ち順)を含み、管理サーバは、携帯端末からの順番の変更要求を示す変更要求情報(例えば、図7に示すステップS45で受信される順番変更要求)を通信ネットワークを介して受信したことに基づいて、順番情報を変更するための変更処理を行う順番情報変更手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備え、変更要求情報は、自己の順番を他の順番に変更することを要求するための情報であって、管理サーバからの顧客情報に基づいて順番の変更を希望する顧客によって選択された変更希望の順番を特定するための情報(例えば、図3に示す整理番号や店舗内待ち順)を含むものであってもよい。
【0015】
上記の構成によれば、順番変更をすることができ、待ち時間の効率化を図ることができる。
【0016】
順番情報変更手段は、変更希望元の順番情報の変更にともなって順番情報が変更される顧客の携帯端末に、順番情報の変更要求があった旨を含む変更要求発生情報を送信する変更要求発生情報送信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、携帯端末にて受信された変更要求発生情報に基づいて、変更希望元の順番情報の変更にともなって順番情報が変更される顧客によって決定された順番情報の変更に承諾するか否かの決定結果を示す携帯端末からの回答情報を受信する変更回答情報受信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、受信した回答情報が示す決定結果が順番情報の変更を承諾することを示している場合には、顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報における順番情報と顧客との対応関係を変更することで、変更希望元及び回答情報の送信元の順番情報の変更を行う送信元順番情報変更手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)とを備えたものであってもよい。
【0017】
上記の構成によれば、順番変更を希望する顧客のみ変更処理を実行することができる。従って、順番変更を希望しない顧客の変更処理が行われるのを防止することができる。
【0018】
顧客情報は、各顧客の順番が到来する予測時刻を示す時刻情報(例えば、図3に示す窓口処理開始予定時間)を含む情報を含むものであってもよい。
【0019】
上記の構成によれば、交換または変更後の自分の順番が到来する予測時刻を想定して、整理情報の交換の要求を行ったり、順番変更の要求を行うことができる。
【0020】
顧客情報は、顧客に整理情報を付与した店舗装置が設置されている店舗を特定する店舗情報(例えば、図3に示す店舗ID)を含み、情報表示依頼手段は、店舗情報に基づいて顧客情報を抽出するものであってもよい。
【0021】
上記の構成によれば、顧客にとって不要な他の店舗の顧客情報を、顧客の携帯端末に送信するのを防止できる。従って、管理サーバが実行する処理の効率化を図ることができる。
【0022】
管理サーバは、顧客の手続処理が完了したことに基づいてその顧客の整理情報を消去した店舗端末から、通信ネットワークを介して整理情報に対応する顧客情報の消去を依頼する旨の情報を受信した場合に、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報のうち、整理情報に対応する顧客情報を消去する店舗依頼顧客情報消去手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備えたものであってもよい。
【0023】
上記の構成によれば、店舗で窓口処理が終了した顧客の顧客情報を管理サーバが消去して、現在状況に合致した顧客情報としておくことができる。
【0024】
管理サーバは、携帯端末から、通信ネットワークを介して整理情報の消去を依頼する旨の情報を受信した場合に、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報のうち、整理情報に対応する顧客情報を消去する顧客依頼顧客情報消去手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備えたものであってもよい。
【0025】
上記の構成によれば、整理情報の消去の依頼のあった顧客の顧客情報を管理サーバが消去して、現在状況に合致した顧客情報としておくことができる。
【0026】
管理サーバは、店舗装置に、携帯端末から整理情報の消去の依頼があった顧客の整理情報の消去を指示する旨の情報を、通信ネットワークを介して送信する整理情報消去指示送信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)を備えたものであってもよい。
【0027】
上記の構成によれば、顧客が店舗外から自分の整理情報の消去を希望する旨を店舗に通知することができる。
【0028】
店舗装置は、管理サーバから整理情報の消去の指示があった顧客の整理情報を消去するものであってもよい。
【0029】
上記の構成によれば、顧客が店舗外から自分の整理情報の消去をすることができる。
【0030】
本発明による整理情報管理方法は、店舗に設置される店舗装置によって顧客の所持する携帯端末に付与された顧客の順番を管理するための整理情報に基づいて顧客の順番を管理する整理情報管理方法であって、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶するステップと、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出するステップと、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行うステップとを含むことを特徴とする。
【0031】
上記の方法によれば、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0032】
本発明による整理情報管理プログラムは、店舗に設置される店舗装置によって顧客の所持する携帯端末に付与された顧客の順番を管理するための整理情報に基づく顧客の順番を管理させるための整理情報管理プログラム(整理番号管理プログラム321によって実現される)であって、コンピュータに、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する処理と、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出する処理と、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う処理とを実行させることを特徴とする。
【0033】
上記のプログラムによれば、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態では、金融機関や医療機関において、店舗に来店した顧客の窓口処理の順番を管理する整理番号管理システムを例に説明する。来店した各顧客は、店舗に設置される店舗装置(後述する)から整理番号を取得してサービスを受けることが可能になる時点まで待機する。
【0035】
図1は、本発明による整理番号管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、整理番号管理システムにおいては、管理会社に設置される管理サーバ30と、店舗に設置される店舗端末20と、ユーザが使用する携帯電話11,12とが通信ネットワーク100に接続される。本例では、通信ネットワーク100は、インターネットである場合を例に説明する。なお、通信ネットワーク100は、インターネット以外の他の通信ネットワークを利用するものであってもよい。
【0036】
店舗端末20は、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末である。店舗端末20には、管理会社から配布される整理番号付番装置21が接続される。なお、店舗端末20が複数の店舗にそれぞれ設置されてもよい。すなわち、通信ネットワーク100に、複数台の店舗端末20が接続されてもよい。店舗端末20は、ユーザ携帯電話10,11の要求に応じて、整理番号の付番処理を行う。付番処理とは、整理番号を決定する処理と、決定した整理番号をユーザ携帯電話10,11に付与する処理とを含む。
【0037】
管理サーバ30は、Webサーバ等の情報処理装置である。管理サーバ30は、各店舗が付番する整理番号等の情報を収集する。管理サーバ30は、収集した整理番号等の情報を記憶する整理番号データベース31と、整理番号の管理の処理を実行するための整理番号管理プログラム321等を記憶する記憶装置32と、記憶装置32が記憶する整理番号管理プログラム321に従って処理を実行する制御部33と、通信ネットワーク100を介して、店舗端末20やユーザ携帯電話10,11と情報の送受信を行うネットワークインタフェース部34とを含む。
【0038】
なお、整理番号データベース31は、管理サーバ30に外部接続されるデータベース装置等であってもよい。整理番号データベース31は、後述するように、整理番号、店舗識別番号、ユーザ携帯電話の電子メールアドレス、待ち時間等の情報を記憶する。
【0039】
管理サーバ30の記憶装置32は、整理番号管理プログラム321以外に、ユーザ携帯電話10,11に表示させる各種Webページの情報を記憶する。例えば、ユーザ携帯電話10,11が現時刻において店舗の窓口で処理の実行中である整理番号の情報や顧客の整理番号に対する待ち時間の表示画面となるWebページや、顧客が整理番号のキャンセルを要求するための入力画面となるWebページ等の情報を記憶する。各Webページの画面情報は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やC−HTML(Compact HTML)のページ記述言語によって記述された情報である。Webページは、ユーザ携帯電話10,11において、URL(Uniform Resource Locator)が入力されたり、画面上のリンクが設定された部分が選択されることによって指定される。また、本実施の形態では、以下、C−HTMLで記載されたファイルをC−HTMLファイルと記す。
【0040】
管理サーバ30は、定期的(予め定めた時間毎や店舗端末20から新たな情報を受信した際等)に整理番号データベース31に記憶される情報の更新を行う。そして、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30から、整理番号に関する最新の情報を反映したWebページの情報を取得することができる。
【0041】
ユーザ携帯電話10,11は、iモード(登録商標)等のインターネット接続機能及びWeb情報の表示機能(すなわち、ブラウザ等のWebページ表示用ソフトウェア)を備えた携帯電話機である。ユーザ携帯電話10,11は、後述するように、店舗において整理番号付番装置21に接続されることによって、店舗端末20から整理番号を取得する。整理番号の取得と同時に、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30にアクセスする際に必要となる管理サーバ30のURLやその店舗の店舗IDを、整理番号付番装置21を介して、店舗端末20から取得する。そして、ユーザ携帯電話10,11は、店舗端末20から取得した整理番号、店舗ID及び管理サーバ30のURL(以下、顧客取得情報という)をユーザ携帯電話10,11に内蔵のメモリ(図示せず)に記憶する。また、ユーザ携帯電話10,11は、顧客の操作に従って、メモリ(図示せず)に記憶する整理番号をユーザ携帯電話10,11の表示部(図示せず)に表示する。
【0042】
ユーザ携帯電話10,11は、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30からC−HTMLファイルを取得して、窓口処理の実行中の整理番号や自分の待ち時間等の情報を表示部(図示せず)に表示する。ユーザ携帯電話10,11は、メモリ(図示せず)に記憶する管理サーバ30のURLに基づいて、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30にアクセスする。そして、ユーザ携帯電話10,11は、メモリ(図示せず)に記憶する整理番号及び店舗IDを、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する。管理サーバ30の制御部33は、受信した整理番号及び店舗IDに基づいて、ユーザ携帯電話10,11に提供すべき情報を整理番号データベース31から抽出する。管理サーバ30の制御部33は、通信ネットワーク100を介して、抽出した情報をユーザ携帯電話10,11に送信する。そして、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30から情報を取得して、表示部(図示せず)に表示する。
【0043】
なお、ユーザ携帯電話10,11は、インターネットに接続してWebページの情報を表示できるものでれば、iアプリ(登録商標)、FOMAやSky Web等と呼ばれる各種の機能を利用できるものであってもよい。また、ユーザ携帯電話10,11は、2台とは限らず、複数台数であってもよい。さらに、ユーザが使用する端末は、PDA(Personal Digital Assistant)等、携帯電話機以外の端末であってもよい。
【0044】
図2は、管理会社が各店舗に配布する整理番号付番装置21の外観構成の一例を示す正面図である。図2に示すように整理番号付番装置21は、本体211と、携帯電話のコネクタ部に接続するためのコネクタ212とを含む。本体211は、例えば、充電器の携帯電話機の設置台の形状をしており、設置台にユーザ携帯電話10,11を設置することにより、ユーザ携帯電話10,11とコネクタ212とが接続される。ユーザ携帯電話10,11は、整理番号付番装置21を介して、店舗端末20によって決定された整理番号を取得する。
【0045】
図3は、整理番号データベース31が記憶する情報の内容の例を示す説明図である。図3において、整理番号の欄には、各店舗で付番される整理番号が記憶され、店舗IDの欄には、店舗を識別するための識別番号(以下、店舗IDという。)が記憶され、携帯電話アドレスの欄には、ユーザ携帯電話の電子メールアドレスが記憶される。上記の整理番号、店舗ID及び携帯電話の電子メールアドレス(以下、顧客情報という)は、店舗において整理番号が付番された際に、店舗端末20から管理サーバ30に送信される。そして、整理番号データベース31は、管理サーバ30が受信した整理番号、店舗ID及び携帯電話の電子メールアドレスを記憶する。
【0046】
図3において、店舗内待ち順の欄には、その整理番号に対する店舗内での待ち順が記憶される。例えば、図3(a)では、整理番号データベース31に記憶される情報のうち、「a」,「b」,「c」,「e」の4人の顧客は、同一の店舗ID「100」を持つので同一の店舗の顧客である。この場合に、店舗で受付予約を行って付番がされた順番に(後述する整理番号の交換、または順番の変更が行われた場合には、交換また変更後の順番に)、顧客「a」,「b」,「c」,「e」の順で待ち順が記憶される。すなわち、整理番号「22」,「23」,「24」,「25」の順番に従って、店舗内待ち順の欄に、「1」,「2」,「3」,「4」と記憶される。
【0047】
待ち時間の欄には、整理番号に対する待ち時間(予測値)が記憶される。例えば、顧客1人あたりの待ち時間を10分として合計の待ち時間を算出し、待ち順が「2」である顧客「b」の待ち時間の欄には、「10分」と記憶され、待ち順が「3」である顧客「c」の待ち時間の欄には、「20分」と記憶される。なお、本実施の形態では、顧客1人当たりの店舗の窓口での手続き処理(整理番号の順番がまわってきて、窓口で手続きを開始してから終了するまでの処理)に要する予測時間(以下、窓口処理時間という)を10分として待ち時間を算出する場合を例に説明を行うが、窓口処理時間は10分に限定されない。例えば、窓口処理時間を15分として待ち時間を算出してもよい。また、過去の実績によって決定された窓口処理時間に基づいて、待ち時間を算出してもよい。
【0048】
窓口処理開始予定時間の欄には、顧客の整理番号に対する順番がまわってきて店舗の窓口での処理が開始される時間(予測値)が記憶される。例えば、待ち順が「1」である顧客「a」の窓口処理開始予定時間の欄には、現在の時刻である「10:00」と記憶され(すなわち、現時刻において窓口処理の実行中である。)、待ち順が「2」である顧客「b」の窓口処理開始予定時間の欄には、例えば、現在の時刻に10分を加算した「10:10」と記憶される。
【0049】
状態の欄には、その整理番号の現在の状態が記憶される。例えば、待ち順が「1」である顧客「a」の状態の欄には、現時刻において窓口で処理の実行中であることを示す「処理中」と記憶され、待ち順が「3」である顧客「c」の状態の欄には、「待ち状態」と記憶される。上記のように、店舗内待ち順、待ち時間、窓口処理開始予定時間及び状態の欄には、管理サーバ30の制御部33が導出した値や情報(以下、導出情報という)が記憶される。
【0050】
現時刻に店舗の窓口で処理の実行中の整理番号と、自分の待ち時間とが知りたい場合には、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30に、現時刻に窓口処理の実行中の整理番号と待ち時間との情報を要求する。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話10,11からの要求に含まれる店舗IDが「100」であった場合には、図3(a)に示す整理番号データベース31に記憶される情報のうち、店舗IDが「100」で店舗内待ち順が「1」である顧客の整理番号(本例では、「22」)を抽出する。また、制御部33は、ユーザ携帯電話10,11からの要求に含まれる整理番号が「25」であった場合には、図3(a)に示す整理番号データベース31に記憶される情報のうち、店舗IDが「100」で整理番号が「25」である顧客の待ち時間の情報(本例では、「30分」)を抽出する。
【0051】
制御部33は、整理番号データベース31から、店舗IDが「100」で整理番号が「25」である顧客の携帯電話の電子メールアドレス(本例では、「090uuuuuuuu@aaa.ne.jp 」)を抽出する。制御部33は、抽出した携帯電話の電子メールアドレスに基づいて抽出した情報(現時刻において処理の実行中の整理番号「22」及び待ち時間「30分」)を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10,11に送信する。そして、ユーザ携帯電話10,11は、現時刻に処理の実行中の整理番号「22」と待ち時間「30分」との情報を含むWebページを表示部(図示せず)に表示する。
【0052】
次に、動作について説明する。本整理番号管理システムによる整理番号の管理の処理を行うために、各店舗は、管理会社との契約後に、管理会社から店舗IDを取得する。図4は、店舗が管理会社から店舗IDを取得する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。管理会社から店舗IDを取得する前において、整理番号付番装置21は、店舗端末20に接続されていないものとする。
【0053】
店舗端末20は、管理サーバ30に店舗IDの付番を要求する(ステップS10)。管理サーバ30は、店舗端末20からの店舗ID要求を受信する(ステップS11)。管理サーバ30の制御部33は、要求のあった店舗に対する店舗IDの付番処理を実行する(ステップS12)。制御部33は、付番処理によって決定された店舗IDを、要求のあった店舗端末20に送信する(ステップS13)。店舗端末20は、管理サーバ30からの店舗IDを受信する(ステップS14)。そして、店舗端末20は、受信した店舗IDを記憶装置(図示せず)に記憶する。
【0054】
店舗端末20と、管理サーバ30とは、店舗IDの要求及び店舗IDの送受信に際して、電子メールを用いて情報の送受信を行う。なお、店舗端末20は、管理サーバ30からWebコンテンツを取得し、店舗ID要求用の入力画面のWebページを表示して、表示した入力画面から入力することによって、店舗IDを要求してもよい。また、上記の店舗IDの要求及び店舗IDの送受信は、店舗端末20及び管理サーバ30を用いずに、店舗の担当者と管理会社の担当者との間の人為的な処理によって行われてもよい。
【0055】
ステップS13及びステップS14において店舗IDが付与された後、管理会社は、整理番号付番装置21を店舗に郵送する。そして、整理番号付番装置21は、店舗の担当者によって、店舗端末20に接続される。
【0056】
図5は、ユーザ携帯電話10が店舗において整理番号を取得する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。ユーザ携帯電話10は、整理番号付番装置21に接続され、店舗端末20に整理番号の付与を要求する(ステップS20)。ユーザ携帯電話10が接続された場合に、整理番号付番装置21は、例えば、ユーザ携帯電話10の内部回路を介してコネクタ212の2つの端子が導通することによって、自動的にユーザ携帯電話10が接続されたことを検出して、店舗端末20に、ユーザ携帯電話10が接続された旨の信号を送信する。そして、店舗端末20は、ユーザ携帯電話10接続された旨の信号を受信すると、ユーザ携帯電話10から整理番号の付与の要求があったと判断する。なお、整理番号付番装置21がユーザ携帯電話10の接続を検出する方法は、導通信号以外の方法であってもよい。例えば、整理番号付番装置21のコネクタ212にセンサ等を備えてもよい。
【0057】
店舗端末20は、整理番号付番装置21を介して、ユーザ携帯電話10から整理番号要求及びユーザ携帯電話10の携帯電話情報(本例では、携帯電話の電子メールアドレス)を受信する(ステップS21)。店舗端末20は、整理番号の付番処理を行って、ユーザ携帯電話10に対する整理番号を決定する(ステップS22)。そして、店舗端末20は、整理番号付番装置21を介して、ユーザ携帯電話10に、顧客取得情報を送信する(ステップS23)。なお、店舗端末20は、付番した整理番号を、店舗端末20に内蔵の記憶装置(図示せず)に記憶する。そして、店舗端末20は、その整理番号の処理が終了して、店舗端末のユーザである店舗の担当者によってその整理番号が消去されるか、顧客によってキャンセルされるまで、記憶した整理番号を保持する。
【0058】
ユーザ携帯電話10は、店舗端末20から顧客取得情報を受信する(ステップS24)。そして、ユーザ携帯電話10は、受信した顧客取得情報をメモリ(図示せず)に記憶する(ステップS25)。
【0059】
店舗端末20は、顧客情報を管理サーバ30に送信する(ステップS26)。管理サーバ30は、店舗端末20から顧客情報を受信する(ステップS27)。そして、管理サーバ30の制御部33は、受信した情報に基づいて、整理番号データベース31に記憶される情報を更新する。
【0060】
例えば、整理番号データベース31に、図3(a)に示す情報が記憶されている場合において、管理サーバ30が店舗端末20から新たに「整理番号:26、店舗ID:100、携帯電話の電子メールアドレス:090tttttttt@aaa.ne.jp 」の情報を受信した場合には、制御部33は、図3(a)に示す整理番号データベース31の顧客の欄の顧客「e」の次の行に顧客「f」を追加する。そして、新しく追加した顧客「f」の行の整理番号、店舗ID及び携帯電話電子メールアドレスの欄に受信した情報がそれぞれ記憶される。
【0061】
管理サーバ30の制御部33は、図3(a)に示す整理番号データベース31に記憶される情報のうち、新たに受信した情報に含まれる店舗ID「100」と同じ店舗IDを持つ顧客を抽出する。同じ店舗ID「100」を持つ顧客は、「a」,「b」,「c」,「e」の4人であり、制御部33は、顧客「f」の店内待ち順は顧客「e」の待ち順「4」の次の順番である「5」であると算出する。そして、整理番号データベース31は、制御部33によって算出された待ち順「5」を、顧客「f」の行の店舗内待ち順の欄に記憶する。
【0062】
店舗内待ち順の算出と同様に、制御部33は、顧客「f」の待ち時間が顧客「e」の待ち時間「30分」に窓口処理時間「10分」を加算した「40分」であると算出する。整理番号データベース31は、算出された値「40分」を、顧客「f」の行の待ち時間の欄に記憶する。また、制御部33は、顧客「f」の窓口処理開始予定時間が「10:40」であると算出し、整理番号データベース31は、算出された時間の値「10:40」を、顧客「f」の行の窓口処理開始予定時間の欄に記憶する。さらに、制御部33は、顧客「f」の状態が待ち状態であると判定し、整理番号データベース31は、顧客「f」の行の状態の欄に「待ち状態」と記憶する。
【0063】
なお、ユーザ携帯電話11が店舗において整理番号を取得する場合も同様に、ユーザ携帯電話11は、図5と同じ処理手順に従って、整理番号を取得する。
【0064】
次に、自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合(例えば、店舗から外出していて、自分の窓口処理開始予定時間までに店舗に戻ることができない場合)等に、他の顧客と整理番号の交換を行う手順を説明する。図6は、整理番号を交換する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。なお、ユーザ携帯電話10とユーザ携帯電話11とは、既に図5に示す手順に従って、店舗端末20から整理番号を取得済みであるとする。
【0065】
ユーザ携帯電話10は、通信ネットワーク100を介して、現時刻に待ち状態である顧客、及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間の情報とを要求する(ステップS300)。管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から情報要求(整理番号及び店舗IDを含む。)を受信する(ステップS301)。管理サーバ30の制御部33は、情報要求に含まれる店舗IDに基づいて、ユーザ携帯電話10に提供すべき情報を抽出する。そして、制御部33は、抽出した情報(整理番号データベース31が記憶する待ち状態の顧客の整理番号、及び各顧客の窓口処理開始予定時間の情報)を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に送信する(ステップS302)。
【0066】
例えば、図3の整理番号データベース31の例において、ユーザ携帯電話10からの情報要求に含まれる店舗IDが「100」であった場合には、制御部33は、整理番号データベース31に記憶される顧客の情報のうち、店舗IDが「100」であり状態が「待ち状態」である全ての顧客の整理番号と窓口処理開始予定時間との情報を抽出する。本例では、制御部33は、「整理番号:23、窓口処理開始予定時間 10:10」,「整理番号:24、窓口処理開始予定時間 10:20」,「整理番号:25、窓口処理開始予定時間 10:30」を抽出し、ユーザ携帯電話10に送信する。
【0067】
なお、待ち状態の顧客の情報とともに抽出される情報は、窓口処理開始予定時間の情報に限定されない。例えば、制御部33は、待ち状態の顧客の情報とともに、各顧客の待ち時間の情報を抽出してもよい。
【0068】
ユーザ携帯電話10は、管理サーバ30から情報を受信して、表示部(図示せず)に、待ち状態の顧客の一覧及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間を表示する(ステップS303)。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、表示された待ち状態の顧客のうち、整理番号の交換をしたい他の顧客(本例では、ユーザ携帯電話11を所持する顧客)を選択する。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、選択した他の顧客に対する整理番号の交換要求を、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する(ステップS304)。
【0069】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から整理番号の交換要求を受信する(ステップS305)。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話11に、通信ネットワーク100を介して、整理番号の交換要求及びユーザ携帯電話10の顧客の顧客情報(ユーザ携帯電話10の整理番号及び窓口処理開始予定時間等の情報)を送信する(ステップS306)。
【0070】
ユーザ携帯電話11は、管理サーバ30から交換要求を受信する(ステップS307)。ユーザ携帯電話11の顧客が整理番号の交換に承諾する場合には、ユーザ携帯電話11は、その顧客の操作に従って、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に整理番号の交換に承諾する旨の回答を送信する(ステップS308)。また、交換に承諾しない場合には、ユーザ携帯電話11は、管理サーバ30に整理番号の交換に承諾しない旨の回答を送信する(ステップS308)。
【0071】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話11から交換要求に対する回答を受信する(ステップS309)。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話11からの回答が整理番号の交換に承諾する旨の回答であるか否かを判定する(ステップS310)。ユーザ携帯電話11からの回答が整理番号の交換に承諾する旨の回答であった場合には、制御部33は、ユーザ携帯電話10とユーザ携帯電話11との整理番号を交換する処理を実行する(ステップS311)。そして、制御部33は、交換後のユーザ携帯電話10及びユーザ携帯電話11の整理番号を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10及びユーザ携帯電話11にそれぞれ通知する(ステップS312)。
【0072】
ステップS310で、交換に承諾しない旨の回答であった場合には、制御部33は、通信ネットワーク100を介して、交換不成立であった旨をユーザ携帯電話10に通知する(ステップS313)。交換不成立であった旨の通知に対して、ユーザ携帯電話10は、さらに他のユーザ携帯電話に整理番号の交換要求を行うことができる。
【0073】
なお、特定のユーザ携帯電話10,11によって、整理番号の交換要求が無制限に行われると、管理会社による整理番号管理システムの管理負担が増大する等の弊害が発生する恐れがある。そのため、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11毎に行える交換要求の回数を制限してもよい。また、管理サーバ30は、交換要求の制限回数を店舗毎に設定してもよい。
【0074】
整理番号の交換処理について、具体的に説明する。例えば、図3(a)に示す顧客「b」は、待ち時間が残り「10分」である。外出中の顧客「b」が「10分」以内に店舗に戻ることができない場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「b」の操作に従って、管理サーバ30から他の待ち状態の顧客の情報を取得して表示する。取得した情報に基づいて顧客「b」が顧客「c」と整理番号を交換したいと判断した場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「c」と整理番号の交換をしたい旨を管理サーバ30に要求する。
【0075】
管理サーバ30の制御部33は、顧客「c」のユーザ携帯電話11に、顧客「b」から整理番号の交換要求があった旨の情報を送信する。顧客「c」が整理番号の交換に承諾する場合には、ユーザ携帯電話11は、管理サーバ30に整理番号の交換に承諾する旨の回答を送信する。そして、図3(b)に示すように、制御部33は、整理番号データベース31に記憶される顧客「b」の整理番号「23」と、顧客「c」の整理番号「24」とを交換する。また、交換した整理番号に従って、制御部33は、顧客「b」及び顧客「c」の行の店内待ち順、待ち時間及び窓口処理開始予定時間等の情報を更新する。
【0076】
自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合等に、他の顧客と整理番号の交換を行うのでなく、整理番号管理システムは、要求のあった顧客の順番を、他の顧客の後に順番を変更する(順番を遅くする)ものであってもよい。図7は、要求のあった顧客の順番を、他の顧客の後に順番を変更する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。
【0077】
ユーザ携帯電話10は、通信ネットワーク100を介して、現時刻に待ち状態である顧客、及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間の情報を要求する(ステップ40)。管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から情報要求(整理番号及び店舗IDを含む。)を受信する(ステップS41)。管理サーバ30の制御部33は、情報要求に含まれる店舗IDに基づいて、ユーザ携帯電話10に提供すべき情報を抽出する。そして、制御部33は、抽出した情報(整理番号データベース31が記憶する待ち状態の顧客、及び窓口処理開始予定時間の情報)を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に送信する(ステップS42)。
【0078】
ユーザ携帯電話10は、管理サーバ30から情報を受信して、表示部(図示せず)に、待ち状態の顧客の一覧及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間を表示する(ステップS43)。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、表示された待ち状態の顧客のうち、順番の変更の対象としたい他の顧客(本例では、ユーザ携帯電話11を所持する顧客)を選択する(すなわち、ユーザ携帯電話10の顧客は、選択した他の顧客の後に順番を変更することを希望している。)。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、選択した他の顧客の後に順番を変更したい旨の順番変更要求を、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する(ステップS44)。
【0079】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から順番変更要求を受信する(ステップS45)。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話10の順番を変更する処理を実行する(ステップS46)。そして、制御部33は、順番変更後のユーザ携帯電話10の窓口処理開始予定時間の情報を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に通知する(ステップS47)。
【0080】
順番の変更処理について、具体的に説明する。例えば、図3(a)に示す顧客「b」は、待ち時間が残り「10分」である。外出中の顧客「b」が「10分」以内に店舗に戻ることができない場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「b」の操作に従って、管理サーバ30から他の待ち状態の顧客の情報を取得して表示する。取得した情報に基づいて顧客「b」が顧客「e」の後に順番を変更したいと判断した場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「e」の後に順番を変更したい旨を管理サーバ30に要求する。
【0081】
管理サーバ30の制御部33は、顧客「b」の順番を顧客「e」の後に変更する処理を実行する。そして、図3(c)に示すように、制御部33は、整理番号データベース31に記憶される顧客「b」の順番を顧客「c」の後に変更する。また、変更した順番に従って、制御部33は、顧客「b」,「c」,「e」の行の店内待ち順、待ち時間及び窓口処理開始予定時間等の情報を更新する。
【0082】
なお、ステップS47で、管理サーバ30の制御部33は、順番変更要求のあった顧客のユーザ携帯電話10にのみ、変更後の窓口処理開始予定時間を通知するのでなく、変更によって順番が繰り上がった他の顧客のユーザ携帯電話にも、変更後の窓口処理開始予定時間を通知してもよい。例えば、図3(c)に示す例において、制御部33は、順番の繰り上がった顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話に、変更後の窓口処理開始予定時間を通知してもよい。また、変更後に各ユーザ携帯電話に通知する情報は、窓口処理開始予定時間でなく、変更後の待ち時間等の他の情報であってもよい。
【0083】
また、ステップS46で順番変更の処理を実行する前に、制御部33は、変更によって順番が繰り上がる他の顧客のユーザ携帯電話に対して、予め順番の変更に承諾するか否かを確認してもよい。例えば、図3(c)に示す例において、制御部33は、予め変更によって順番が繰り上がる顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話に、顧客「b」から順番変更の要求があった旨を通知する。そして、制御部33は、顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話から、順番変更に承諾する旨の回答を受信した場合にのみ、ステップS46の順番変更の処理を実行してもよい。
【0084】
さらに、予め順番が繰り上がる他の顧客のユーザ携帯電話に通知した場合において、通知した顧客のうち順番変更に承諾しない顧客がいた場合には、制御部33は、順番変更に承諾しない顧客の順番が変わらないように順番変更の処理をしてもよい。例えば、図3(c)に示す例において、制御部33は、予め変更によって順番が繰り上がる顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話に、顧客「b」から順番変更の要求があった旨を通知する。顧客「c」のユーザ携帯電話から順番変更に承諾しない旨の回答を受信した場合には、制御部33は、顧客「c」の順番が繰り上がらない順番を導出する。本例では、顧客「b」の順番を変更する際に顧客「e」の順番をさらに1つ繰り上げて(すなわち、現在の順番から2つ繰り上げて)顧客「e」の順番を顧客「a」の後にすれば、顧客「c」の順番は変わらないので、制御部33は、顧客「e」の携帯電話に、順番変更によって順番が2つ繰り上がる旨を通知する。そして、そして、制御部33は、顧客「e」のユーザ携帯電話から、順番変更に承諾する旨の回答を受信すれば、ステップS46の順番変更の処理を実行する。
【0085】
また、特定のユーザ携帯電話10,11によって、順番の変更要求が無制限に行われると、管理会社による整理番号管理システムの管理負担が増大する等の弊害が発生する恐れがある。そのため、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11毎に行える順番変更要求の回数を制限してもよい。また、管理サーバ30は、順番変更要求の制限回数を店舗毎に設定してもよい。
【0086】
また、順番変更の形態として他の顧客の後に順番を変更する(順番を遅らせる)場合を例に説明したが、順番変更の形態は、本実施の形態で示した場合に限られない。例えば、自分の順番より前の他の顧客の承諾を得て、他の顧客の前に順番を変更する(順番を早くする)ものであってもよい。
【0087】
自分の整理番号の順番がまわってきて店舗の窓口で受付処理を行う場合には、顧客は、自分のユーザ携帯電話10の表示部(図示せず)に自分の整理番号を表示させて、窓口の担当者に見せることによって整理番号の確認を行う。窓口での処理が終了すると、店舗端末20は、店舗の担当者の操作に従って、処理を終了した顧客の整理番号を消去する。
【0088】
図8は、窓口処理を終了した顧客の整理番号を消去する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。顧客は、ユーザ携帯電話10を整理番号付番装置21に接続する。店舗端末20は、店舗の窓口の担当者の操作に従って、記憶装置(図示せず)に記憶する顧客の整理番号を消去する(ステップS50)。そして、店舗端末20は、整理番号付番装置21を介して、ユーザ携帯電話10に、顧客取得情報の消去を指示する旨の情報を送信する(ステップS51)。
【0089】
ユーザ携帯電話10は、店舗端末20から整理番号等の消去を指示する旨の情報を受信すると(ステップS52)、メモリ(図示せず)に記憶する顧客取得情報を消去する(ステップS53)。
【0090】
店舗端末20は、窓口処理を終了した顧客の整理番号に関する情報の消去を要求する情報を、通信ネットワーク100を介して管理サーバ30に送信する(ステップS54)。管理サーバ30の制御部33は、店舗端末20から整理番号に関する情報の消去を要求する情報を受信すると、整理番号データベース31に記憶される情報のうち、窓口処理を終了した顧客に該当する顧客情報及び導出情報を全て消去する(ステップS55)。
【0091】
自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合等に、顧客は自分の整理番号をキャンセルしてもよい。顧客が自分の整理番号をキャンセルしたい場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、管理サーバ30に整理番号のキャンセルを要求する。
【0092】
図9は、整理番号をキャンセルする処理の処理経過の一例を示す流れ図である。ユーザ携帯電話10は、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に整理番号のキャンセル要求を送信する(ステップS600)。管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から整理番号のキャンセル要求を受信する(ステップS601)。管理サーバ30の制御部33は、通信ネットワーク100を介して、店舗端末20に整理番号のキャンセル要求を送信する(ステップS602)。
【0093】
店舗端末20は、管理サーバ30から整理番号のキャンセル要求を受信する(ステップS603)。店舗端末20は、記憶装置(図示せず)に記憶する整理番号のうち、キャンセル要求の対象である整理番号を消去する(ステップS604)。そして、店舗端末20は、キャンセル要求の対象である整理番号をキャンセルした(すなわち、店舗端末20の記憶装置から消去した)旨の情報を、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する(ステップS605)。
【0094】
管理サーバ30は、店舗端末20から整理番号をキャンセルした旨の情報を受信する(ステップS606)。そして、管理サーバ30の制御部33は、顧客取得情報の消去を指示する旨の情報を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に送信する(ステップS607)。
【0095】
ユーザ携帯電話10は、管理サーバ30から顧客取得情報の消去を指示する旨の情報を受信する(ステップS608)。そして、ユーザ携帯電話10は、メモリ(図示せず)に記憶する顧客取得情報を消去する(ステップS609)。
【0096】
また、管理サーバ30の制御部33は、整理番号データベース31に記憶される情報のうち、キャンセルされた整理番号に該当する顧客情報及び導出情報を全て消去する(ステップS610)。
【0097】
以上のように、本発明によれば、顧客の携帯端末が管理サーバ30から情報を取得することによって、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。従って、顧客は、順番がくるまで店舗内に待機する必要がなく、時間を有効に使うことができる。
【0098】
また、自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合等に、交換条件の合う他の顧客と整理番号の交換を行ったり、他の顧客の後に順番を変更することによって、待ち時間の効率化を図ることができる。従って、時間に余裕がなく店舗から一度外出し、再び店舗に戻った時に既に自分の順番が過ぎてしまって、再び新規に整理番号を取得して待機するという事態を防止することができる。
【0099】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11からのアクセスの件数(または、アクセス時間)を記録する。そして、記録したアクセス件数(または、アクセス時間)に応じて、ユーザ携帯電話10,11の顧客に対して、利用料金の課金をすることができる。また、管理サーバ30は、店舗端末20からのアクセス件数(または、アクセス時間)を記録して、店舗に対してアクセス件数(または、アクセス時間)に応じた課金をしてもよい。また、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11から整理番号の交換要求または順番変更の要求の件数等を記録してもよい。そして、管理サーバ30は、記録した要求件数に応じて、ユーザ携帯電話10,11に対して利用料金の課金をしてもよい。
【0100】
なお、本実施の形態では、金融機関や医療機関において、顧客の順番を管理する整理番号管理システムを例に説明したが、本発明による整理情報管理システムは、自動車の免許交付センタにおいて免許交付者の交付順を管理する場合等の他の整理情報管理システムとしても適用できる。
【0101】
また、本実施の形態では、整理情報管理システムとして整理番号を用いて顧客の順番を管理する整理番号管理システムを例に説明したが、整理情報管理システムは整理番号管理システムに限られない。例えば、店舗端末20は、ユーザ携帯電話10,11に、整理情報としてアルファベットの文字を付与して、整理情報管理システムは、アルファベットの文字(例えば、「A」,「B」,「C」)に従って、顧客の順番を管理してもよい。
【0102】
また、本実施の形態では、顧客がインターネット接続機能を有する携帯電話機を用いて、管理サーバ30から情報を取得する場合を例に説明したが、顧客の携帯端末は、管理サーバ30にアクセスするための専用のソフトウェアがインストールされ、インターネットを介さずに、管理サーバ30から情報を取得するものであってもよい。
【0103】
また、携帯電話を所持していない顧客が整理番号を取得できるようにするため、店舗端末20に、整理番号を付した整理券を発行する整理券発行機が接続されていてもよい。整理券発行機が整理番号付番装置21と併用される場合には、店舗端末20は、整理番号付番装置21が発行する整理番号、及び整理券発行機が発行する整理番号の付番処理を一括して行う。
【0104】
また、本実施の形態では、管理会社に管理サーバ30を設置して、管理サーバ30が各店舗から収集した整理番号に関する情報を一括管理する場合を例に説明したが、店舗端末20がサーバ機能を備え、店舗端末20が整理番号の交換処理や順番変更処理等を実行してもよい。
【0105】
さらに、本実施の形態では、店舗端末20が整理番号の付番処理をする場合を例に説明したが、管理サーバ30が整理番号の付番処理を行ってもよい。
【0106】
【発明の効果】
本発明による整理情報管理システムによれば、管理サーバは、店舗装置から、通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、携帯端末からの要求に応じて、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報を抽出し、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う顧客情報表示依頼手段とを備えるように構成したので、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0107】
本発明による整理情報管理方法によれば、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶するステップと、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出するステップと、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行うステップとを含むので、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0108】
本発明による整理情報管理プログラムによれば、コンピュータに、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する処理と、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出する処理と、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う処理とを実行させるので、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による整理番号管理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】整理番号付番装置の外観構成の一例を示す正面図である。
【図3】整理番号データベースに記憶される情報の内容の一例を示す説明図である。
【図4】店舗端末が店舗IDを取得する処理経過の一例を示す流れ図である。
【図5】ユーザ携帯電話が整理番号を取得する処理経過の一例を示す流れ図である。
【図6】整理番号の交換処理の処理経過の一例を示す流れ図である。
【図7】順番を変更する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。
【図8】整理番号を消去する処理経過の一例を示す流れ図である。
【図9】整理番号をキャンセルする処理経過の一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10,11 ユーザ携帯電話
20 店舗端末
21 整理番号付番装置
30 管理サーバ
31 整理番号データベース
32 記憶装置
321 整理番号管理プログラム
33 制御部
34 ネットワークインタフェース部
100 通信ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関や病院等で受付順の整理のため顧客や患者等(以下、単に顧客という)に整理情報(整理番号等)を付与し、付与した整理情報の管理を行う整理情報管理システム、整理情報管理方法、及び整理情報管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行や郵便局等の金融機関の店舗や病院(以下、単に店舗という)においては、受付処理の順番の整理のため各顧客に対して整理番号が付番された整理券を発行する。顧客は窓口で整理券を取得し店舗内でサービスを受けることが可能になる時点まで待機しなければならず、窓口の混雑時には、顧客は店舗内で長時間待たなければならない場合もある。また、時間に余裕がなく店舗から一度外出し、再び店舗に戻った時に既に自分の整理番号よりも後の番号の他の顧客がサービスを受けている場合もあり、この場合には、顧客は再び新規に整理券を取得して待機しなければならない。
【0003】
整理番号を取得した顧客が進行状況を確認できるシステムとして、特許文献1には、医療機関において、患者が待合室に居なくても診療の進行状況が確認できる診療状況通知システムが記載されている。特許文献1に記載される診療状況通知システムでは、患者が待合室に居なくてもインターネットを介してパーソナルコンピュータ等から診療の進行状況の情報を要求し、診療状況通知システムは、患者からの要求に従って患者に情報を通知する。また、患者が医療機関から外出している場合であっても、患者が医療機関の外から電話機を用いて診療の進行状況の情報を要求し、診療状況通知システムは、音声によって患者に情報を通知する。
【0004】
また、特許文献2には、会計待合所以外の場所に居る場合でも自分の会計の順番を確認できる会計順番表示システムが記載されている。特許文献2に記載される会計順番表示システムでは、患者は最寄りの問合端末から自分の順番に関する情報を要求し、会計順番表示システムは、患者からの要求に従って会計の順番に関する情報を患者に通知する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−041651号公報(第2−4頁、第1図)
【特許文献2】
特開平10−208156号公報(第4−5頁、第1,2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された発明によれば、患者が医療機関から外出している場合であっても、患者は、音声により診察の進行状況を確認することができる。しかし、患者は、診察の進行状況や待ち時間等の情報を端末等に表示させて確認することはできない。また、特許文献2に記載された発明によれば、医療機関の内部で待合室等に待機していなくても現時刻の進行状況や自分の順番を知ることができる。しかし、患者は、医療機関の外部から現時刻の進行状況を確認することはできない。さらに、特許文献1及び特許文献2に記載された発明では、急用が発生した場合等に患者間で整理番号の交換等を行って待ち時間の効率化を図ることはできない。
【0007】
そこで、本発明は、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができるようにすることを目的とする。また、待ち時間の効率化を図ることができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による整理情報管理システムは、店舗に設置され、顧客の順番を管理するための整理情報(例えば、図3に示す整理番号)を顧客の所持する携帯端末に付与する店舗装置(例えば、金融機関の店舗に設置される装置や医療機関に設置される装置)と、整理情報に基づいて顧客の順番を管理する管理サーバ(例えば、管理会社に設置されるWWWサーバ)とを備えた整理情報管理システムであって、管理サーバは、店舗装置から、通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報(例えば、図3に示す整理番号、店舗ID、携帯電話電子メールアドレス)を記憶する顧客情報記憶手段(整理番号データベース31によって実現される)と、携帯端末からの要求に応じて、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報を抽出し、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う顧客情報表示依頼手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0010】
管理サーバは、携帯端末からの整理情報の交換要求を示す交換要求情報(例えば、図6に示すステップS305で受信される交換要求)を通信ネットワークを介して受信したことに基づいて、整理情報を交換するための交換処理を行う整理情報交換手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備え、交換要求情報は、一の顧客に付与された整理情報を他の顧客に付与された整理情報に交換することを要求するための情報であって、管理サーバからの顧客情報に基づいて整理情報の交換を希望する顧客によって選択された交換希望先の整理情報を特定するための情報(例えば、図3に示す整理番号や店舗内待ち順)を含むものであることが好ましい。
【0011】
上記の構成によれば、顧客同士で整理情報の交換を行うことができ、待ち時間の効率化を図ることができる。
【0012】
整理情報交換手段は、交換要求情報によって特定される交換希望先の整理情報が付与されている顧客の携帯端末に、整理情報の交換要求があった旨を含む交換要求発生情報(例えば、図6に示すステップS306で送信される交換要求)を送信する交換要求発生情報送信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、携帯端末にて受信された交換要求発生情報に基づいて整理情報の交換を要求された顧客によって決定された整理情報の交換を承諾するか否かの決定結果を示す当該携帯端末からの回答情報(例えば、図6に示すステップS309で受信される回答)を受信する交換回答情報受信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、受信した回答情報が示す決定結果が整理情報の交換を承諾することを示していた場合には、顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報における整理情報と顧客との対応関係を変更することで、交換希望元の整理情報と交換要求情報が示す交換希望先の整理情報との交換を行う交換希望先整理情報交換手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)とを備えたものであってもよい。
【0013】
上記の構成によれば、整理情報の交換を希望する顧客のみの交換処理を実行することができる。従って、整理情報の交換を希望しない顧客の交換処理が行われるのを防止することができる。
【0014】
顧客情報は、各顧客の順番を示す順番情報(例えば、図3に示す整理番号や店舗内待ち順)を含み、管理サーバは、携帯端末からの順番の変更要求を示す変更要求情報(例えば、図7に示すステップS45で受信される順番変更要求)を通信ネットワークを介して受信したことに基づいて、順番情報を変更するための変更処理を行う順番情報変更手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備え、変更要求情報は、自己の順番を他の順番に変更することを要求するための情報であって、管理サーバからの顧客情報に基づいて順番の変更を希望する顧客によって選択された変更希望の順番を特定するための情報(例えば、図3に示す整理番号や店舗内待ち順)を含むものであってもよい。
【0015】
上記の構成によれば、順番変更をすることができ、待ち時間の効率化を図ることができる。
【0016】
順番情報変更手段は、変更希望元の順番情報の変更にともなって順番情報が変更される顧客の携帯端末に、順番情報の変更要求があった旨を含む変更要求発生情報を送信する変更要求発生情報送信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、携帯端末にて受信された変更要求発生情報に基づいて、変更希望元の順番情報の変更にともなって順番情報が変更される顧客によって決定された順番情報の変更に承諾するか否かの決定結果を示す携帯端末からの回答情報を受信する変更回答情報受信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)と、受信した回答情報が示す決定結果が順番情報の変更を承諾することを示している場合には、顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報における順番情報と顧客との対応関係を変更することで、変更希望元及び回答情報の送信元の順番情報の変更を行う送信元順番情報変更手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)とを備えたものであってもよい。
【0017】
上記の構成によれば、順番変更を希望する顧客のみ変更処理を実行することができる。従って、順番変更を希望しない顧客の変更処理が行われるのを防止することができる。
【0018】
顧客情報は、各顧客の順番が到来する予測時刻を示す時刻情報(例えば、図3に示す窓口処理開始予定時間)を含む情報を含むものであってもよい。
【0019】
上記の構成によれば、交換または変更後の自分の順番が到来する予測時刻を想定して、整理情報の交換の要求を行ったり、順番変更の要求を行うことができる。
【0020】
顧客情報は、顧客に整理情報を付与した店舗装置が設置されている店舗を特定する店舗情報(例えば、図3に示す店舗ID)を含み、情報表示依頼手段は、店舗情報に基づいて顧客情報を抽出するものであってもよい。
【0021】
上記の構成によれば、顧客にとって不要な他の店舗の顧客情報を、顧客の携帯端末に送信するのを防止できる。従って、管理サーバが実行する処理の効率化を図ることができる。
【0022】
管理サーバは、顧客の手続処理が完了したことに基づいてその顧客の整理情報を消去した店舗端末から、通信ネットワークを介して整理情報に対応する顧客情報の消去を依頼する旨の情報を受信した場合に、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報のうち、整理情報に対応する顧客情報を消去する店舗依頼顧客情報消去手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備えたものであってもよい。
【0023】
上記の構成によれば、店舗で窓口処理が終了した顧客の顧客情報を管理サーバが消去して、現在状況に合致した顧客情報としておくことができる。
【0024】
管理サーバは、携帯端末から、通信ネットワークを介して整理情報の消去を依頼する旨の情報を受信した場合に、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報のうち、整理情報に対応する顧客情報を消去する顧客依頼顧客情報消去手段(整理番号管理プログラム321を実行する制御部33によって実現される)を備えたものであってもよい。
【0025】
上記の構成によれば、整理情報の消去の依頼のあった顧客の顧客情報を管理サーバが消去して、現在状況に合致した顧客情報としておくことができる。
【0026】
管理サーバは、店舗装置に、携帯端末から整理情報の消去の依頼があった顧客の整理情報の消去を指示する旨の情報を、通信ネットワークを介して送信する整理情報消去指示送信手段(ネットワークインタフェース部34と、整理番号管理プログラム321を実行する制御部33とによって実現される)を備えたものであってもよい。
【0027】
上記の構成によれば、顧客が店舗外から自分の整理情報の消去を希望する旨を店舗に通知することができる。
【0028】
店舗装置は、管理サーバから整理情報の消去の指示があった顧客の整理情報を消去するものであってもよい。
【0029】
上記の構成によれば、顧客が店舗外から自分の整理情報の消去をすることができる。
【0030】
本発明による整理情報管理方法は、店舗に設置される店舗装置によって顧客の所持する携帯端末に付与された顧客の順番を管理するための整理情報に基づいて顧客の順番を管理する整理情報管理方法であって、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶するステップと、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出するステップと、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行うステップとを含むことを特徴とする。
【0031】
上記の方法によれば、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0032】
本発明による整理情報管理プログラムは、店舗に設置される店舗装置によって顧客の所持する携帯端末に付与された顧客の順番を管理するための整理情報に基づく顧客の順番を管理させるための整理情報管理プログラム(整理番号管理プログラム321によって実現される)であって、コンピュータに、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する処理と、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出する処理と、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う処理とを実行させることを特徴とする。
【0033】
上記のプログラムによれば、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態では、金融機関や医療機関において、店舗に来店した顧客の窓口処理の順番を管理する整理番号管理システムを例に説明する。来店した各顧客は、店舗に設置される店舗装置(後述する)から整理番号を取得してサービスを受けることが可能になる時点まで待機する。
【0035】
図1は、本発明による整理番号管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、整理番号管理システムにおいては、管理会社に設置される管理サーバ30と、店舗に設置される店舗端末20と、ユーザが使用する携帯電話11,12とが通信ネットワーク100に接続される。本例では、通信ネットワーク100は、インターネットである場合を例に説明する。なお、通信ネットワーク100は、インターネット以外の他の通信ネットワークを利用するものであってもよい。
【0036】
店舗端末20は、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末である。店舗端末20には、管理会社から配布される整理番号付番装置21が接続される。なお、店舗端末20が複数の店舗にそれぞれ設置されてもよい。すなわち、通信ネットワーク100に、複数台の店舗端末20が接続されてもよい。店舗端末20は、ユーザ携帯電話10,11の要求に応じて、整理番号の付番処理を行う。付番処理とは、整理番号を決定する処理と、決定した整理番号をユーザ携帯電話10,11に付与する処理とを含む。
【0037】
管理サーバ30は、Webサーバ等の情報処理装置である。管理サーバ30は、各店舗が付番する整理番号等の情報を収集する。管理サーバ30は、収集した整理番号等の情報を記憶する整理番号データベース31と、整理番号の管理の処理を実行するための整理番号管理プログラム321等を記憶する記憶装置32と、記憶装置32が記憶する整理番号管理プログラム321に従って処理を実行する制御部33と、通信ネットワーク100を介して、店舗端末20やユーザ携帯電話10,11と情報の送受信を行うネットワークインタフェース部34とを含む。
【0038】
なお、整理番号データベース31は、管理サーバ30に外部接続されるデータベース装置等であってもよい。整理番号データベース31は、後述するように、整理番号、店舗識別番号、ユーザ携帯電話の電子メールアドレス、待ち時間等の情報を記憶する。
【0039】
管理サーバ30の記憶装置32は、整理番号管理プログラム321以外に、ユーザ携帯電話10,11に表示させる各種Webページの情報を記憶する。例えば、ユーザ携帯電話10,11が現時刻において店舗の窓口で処理の実行中である整理番号の情報や顧客の整理番号に対する待ち時間の表示画面となるWebページや、顧客が整理番号のキャンセルを要求するための入力画面となるWebページ等の情報を記憶する。各Webページの画面情報は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やC−HTML(Compact HTML)のページ記述言語によって記述された情報である。Webページは、ユーザ携帯電話10,11において、URL(Uniform Resource Locator)が入力されたり、画面上のリンクが設定された部分が選択されることによって指定される。また、本実施の形態では、以下、C−HTMLで記載されたファイルをC−HTMLファイルと記す。
【0040】
管理サーバ30は、定期的(予め定めた時間毎や店舗端末20から新たな情報を受信した際等)に整理番号データベース31に記憶される情報の更新を行う。そして、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30から、整理番号に関する最新の情報を反映したWebページの情報を取得することができる。
【0041】
ユーザ携帯電話10,11は、iモード(登録商標)等のインターネット接続機能及びWeb情報の表示機能(すなわち、ブラウザ等のWebページ表示用ソフトウェア)を備えた携帯電話機である。ユーザ携帯電話10,11は、後述するように、店舗において整理番号付番装置21に接続されることによって、店舗端末20から整理番号を取得する。整理番号の取得と同時に、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30にアクセスする際に必要となる管理サーバ30のURLやその店舗の店舗IDを、整理番号付番装置21を介して、店舗端末20から取得する。そして、ユーザ携帯電話10,11は、店舗端末20から取得した整理番号、店舗ID及び管理サーバ30のURL(以下、顧客取得情報という)をユーザ携帯電話10,11に内蔵のメモリ(図示せず)に記憶する。また、ユーザ携帯電話10,11は、顧客の操作に従って、メモリ(図示せず)に記憶する整理番号をユーザ携帯電話10,11の表示部(図示せず)に表示する。
【0042】
ユーザ携帯電話10,11は、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30からC−HTMLファイルを取得して、窓口処理の実行中の整理番号や自分の待ち時間等の情報を表示部(図示せず)に表示する。ユーザ携帯電話10,11は、メモリ(図示せず)に記憶する管理サーバ30のURLに基づいて、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30にアクセスする。そして、ユーザ携帯電話10,11は、メモリ(図示せず)に記憶する整理番号及び店舗IDを、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する。管理サーバ30の制御部33は、受信した整理番号及び店舗IDに基づいて、ユーザ携帯電話10,11に提供すべき情報を整理番号データベース31から抽出する。管理サーバ30の制御部33は、通信ネットワーク100を介して、抽出した情報をユーザ携帯電話10,11に送信する。そして、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30から情報を取得して、表示部(図示せず)に表示する。
【0043】
なお、ユーザ携帯電話10,11は、インターネットに接続してWebページの情報を表示できるものでれば、iアプリ(登録商標)、FOMAやSky Web等と呼ばれる各種の機能を利用できるものであってもよい。また、ユーザ携帯電話10,11は、2台とは限らず、複数台数であってもよい。さらに、ユーザが使用する端末は、PDA(Personal Digital Assistant)等、携帯電話機以外の端末であってもよい。
【0044】
図2は、管理会社が各店舗に配布する整理番号付番装置21の外観構成の一例を示す正面図である。図2に示すように整理番号付番装置21は、本体211と、携帯電話のコネクタ部に接続するためのコネクタ212とを含む。本体211は、例えば、充電器の携帯電話機の設置台の形状をしており、設置台にユーザ携帯電話10,11を設置することにより、ユーザ携帯電話10,11とコネクタ212とが接続される。ユーザ携帯電話10,11は、整理番号付番装置21を介して、店舗端末20によって決定された整理番号を取得する。
【0045】
図3は、整理番号データベース31が記憶する情報の内容の例を示す説明図である。図3において、整理番号の欄には、各店舗で付番される整理番号が記憶され、店舗IDの欄には、店舗を識別するための識別番号(以下、店舗IDという。)が記憶され、携帯電話アドレスの欄には、ユーザ携帯電話の電子メールアドレスが記憶される。上記の整理番号、店舗ID及び携帯電話の電子メールアドレス(以下、顧客情報という)は、店舗において整理番号が付番された際に、店舗端末20から管理サーバ30に送信される。そして、整理番号データベース31は、管理サーバ30が受信した整理番号、店舗ID及び携帯電話の電子メールアドレスを記憶する。
【0046】
図3において、店舗内待ち順の欄には、その整理番号に対する店舗内での待ち順が記憶される。例えば、図3(a)では、整理番号データベース31に記憶される情報のうち、「a」,「b」,「c」,「e」の4人の顧客は、同一の店舗ID「100」を持つので同一の店舗の顧客である。この場合に、店舗で受付予約を行って付番がされた順番に(後述する整理番号の交換、または順番の変更が行われた場合には、交換また変更後の順番に)、顧客「a」,「b」,「c」,「e」の順で待ち順が記憶される。すなわち、整理番号「22」,「23」,「24」,「25」の順番に従って、店舗内待ち順の欄に、「1」,「2」,「3」,「4」と記憶される。
【0047】
待ち時間の欄には、整理番号に対する待ち時間(予測値)が記憶される。例えば、顧客1人あたりの待ち時間を10分として合計の待ち時間を算出し、待ち順が「2」である顧客「b」の待ち時間の欄には、「10分」と記憶され、待ち順が「3」である顧客「c」の待ち時間の欄には、「20分」と記憶される。なお、本実施の形態では、顧客1人当たりの店舗の窓口での手続き処理(整理番号の順番がまわってきて、窓口で手続きを開始してから終了するまでの処理)に要する予測時間(以下、窓口処理時間という)を10分として待ち時間を算出する場合を例に説明を行うが、窓口処理時間は10分に限定されない。例えば、窓口処理時間を15分として待ち時間を算出してもよい。また、過去の実績によって決定された窓口処理時間に基づいて、待ち時間を算出してもよい。
【0048】
窓口処理開始予定時間の欄には、顧客の整理番号に対する順番がまわってきて店舗の窓口での処理が開始される時間(予測値)が記憶される。例えば、待ち順が「1」である顧客「a」の窓口処理開始予定時間の欄には、現在の時刻である「10:00」と記憶され(すなわち、現時刻において窓口処理の実行中である。)、待ち順が「2」である顧客「b」の窓口処理開始予定時間の欄には、例えば、現在の時刻に10分を加算した「10:10」と記憶される。
【0049】
状態の欄には、その整理番号の現在の状態が記憶される。例えば、待ち順が「1」である顧客「a」の状態の欄には、現時刻において窓口で処理の実行中であることを示す「処理中」と記憶され、待ち順が「3」である顧客「c」の状態の欄には、「待ち状態」と記憶される。上記のように、店舗内待ち順、待ち時間、窓口処理開始予定時間及び状態の欄には、管理サーバ30の制御部33が導出した値や情報(以下、導出情報という)が記憶される。
【0050】
現時刻に店舗の窓口で処理の実行中の整理番号と、自分の待ち時間とが知りたい場合には、ユーザ携帯電話10,11は、管理サーバ30に、現時刻に窓口処理の実行中の整理番号と待ち時間との情報を要求する。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話10,11からの要求に含まれる店舗IDが「100」であった場合には、図3(a)に示す整理番号データベース31に記憶される情報のうち、店舗IDが「100」で店舗内待ち順が「1」である顧客の整理番号(本例では、「22」)を抽出する。また、制御部33は、ユーザ携帯電話10,11からの要求に含まれる整理番号が「25」であった場合には、図3(a)に示す整理番号データベース31に記憶される情報のうち、店舗IDが「100」で整理番号が「25」である顧客の待ち時間の情報(本例では、「30分」)を抽出する。
【0051】
制御部33は、整理番号データベース31から、店舗IDが「100」で整理番号が「25」である顧客の携帯電話の電子メールアドレス(本例では、「090uuuuuuuu@aaa.ne.jp 」)を抽出する。制御部33は、抽出した携帯電話の電子メールアドレスに基づいて抽出した情報(現時刻において処理の実行中の整理番号「22」及び待ち時間「30分」)を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10,11に送信する。そして、ユーザ携帯電話10,11は、現時刻に処理の実行中の整理番号「22」と待ち時間「30分」との情報を含むWebページを表示部(図示せず)に表示する。
【0052】
次に、動作について説明する。本整理番号管理システムによる整理番号の管理の処理を行うために、各店舗は、管理会社との契約後に、管理会社から店舗IDを取得する。図4は、店舗が管理会社から店舗IDを取得する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。管理会社から店舗IDを取得する前において、整理番号付番装置21は、店舗端末20に接続されていないものとする。
【0053】
店舗端末20は、管理サーバ30に店舗IDの付番を要求する(ステップS10)。管理サーバ30は、店舗端末20からの店舗ID要求を受信する(ステップS11)。管理サーバ30の制御部33は、要求のあった店舗に対する店舗IDの付番処理を実行する(ステップS12)。制御部33は、付番処理によって決定された店舗IDを、要求のあった店舗端末20に送信する(ステップS13)。店舗端末20は、管理サーバ30からの店舗IDを受信する(ステップS14)。そして、店舗端末20は、受信した店舗IDを記憶装置(図示せず)に記憶する。
【0054】
店舗端末20と、管理サーバ30とは、店舗IDの要求及び店舗IDの送受信に際して、電子メールを用いて情報の送受信を行う。なお、店舗端末20は、管理サーバ30からWebコンテンツを取得し、店舗ID要求用の入力画面のWebページを表示して、表示した入力画面から入力することによって、店舗IDを要求してもよい。また、上記の店舗IDの要求及び店舗IDの送受信は、店舗端末20及び管理サーバ30を用いずに、店舗の担当者と管理会社の担当者との間の人為的な処理によって行われてもよい。
【0055】
ステップS13及びステップS14において店舗IDが付与された後、管理会社は、整理番号付番装置21を店舗に郵送する。そして、整理番号付番装置21は、店舗の担当者によって、店舗端末20に接続される。
【0056】
図5は、ユーザ携帯電話10が店舗において整理番号を取得する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。ユーザ携帯電話10は、整理番号付番装置21に接続され、店舗端末20に整理番号の付与を要求する(ステップS20)。ユーザ携帯電話10が接続された場合に、整理番号付番装置21は、例えば、ユーザ携帯電話10の内部回路を介してコネクタ212の2つの端子が導通することによって、自動的にユーザ携帯電話10が接続されたことを検出して、店舗端末20に、ユーザ携帯電話10が接続された旨の信号を送信する。そして、店舗端末20は、ユーザ携帯電話10接続された旨の信号を受信すると、ユーザ携帯電話10から整理番号の付与の要求があったと判断する。なお、整理番号付番装置21がユーザ携帯電話10の接続を検出する方法は、導通信号以外の方法であってもよい。例えば、整理番号付番装置21のコネクタ212にセンサ等を備えてもよい。
【0057】
店舗端末20は、整理番号付番装置21を介して、ユーザ携帯電話10から整理番号要求及びユーザ携帯電話10の携帯電話情報(本例では、携帯電話の電子メールアドレス)を受信する(ステップS21)。店舗端末20は、整理番号の付番処理を行って、ユーザ携帯電話10に対する整理番号を決定する(ステップS22)。そして、店舗端末20は、整理番号付番装置21を介して、ユーザ携帯電話10に、顧客取得情報を送信する(ステップS23)。なお、店舗端末20は、付番した整理番号を、店舗端末20に内蔵の記憶装置(図示せず)に記憶する。そして、店舗端末20は、その整理番号の処理が終了して、店舗端末のユーザである店舗の担当者によってその整理番号が消去されるか、顧客によってキャンセルされるまで、記憶した整理番号を保持する。
【0058】
ユーザ携帯電話10は、店舗端末20から顧客取得情報を受信する(ステップS24)。そして、ユーザ携帯電話10は、受信した顧客取得情報をメモリ(図示せず)に記憶する(ステップS25)。
【0059】
店舗端末20は、顧客情報を管理サーバ30に送信する(ステップS26)。管理サーバ30は、店舗端末20から顧客情報を受信する(ステップS27)。そして、管理サーバ30の制御部33は、受信した情報に基づいて、整理番号データベース31に記憶される情報を更新する。
【0060】
例えば、整理番号データベース31に、図3(a)に示す情報が記憶されている場合において、管理サーバ30が店舗端末20から新たに「整理番号:26、店舗ID:100、携帯電話の電子メールアドレス:090tttttttt@aaa.ne.jp 」の情報を受信した場合には、制御部33は、図3(a)に示す整理番号データベース31の顧客の欄の顧客「e」の次の行に顧客「f」を追加する。そして、新しく追加した顧客「f」の行の整理番号、店舗ID及び携帯電話電子メールアドレスの欄に受信した情報がそれぞれ記憶される。
【0061】
管理サーバ30の制御部33は、図3(a)に示す整理番号データベース31に記憶される情報のうち、新たに受信した情報に含まれる店舗ID「100」と同じ店舗IDを持つ顧客を抽出する。同じ店舗ID「100」を持つ顧客は、「a」,「b」,「c」,「e」の4人であり、制御部33は、顧客「f」の店内待ち順は顧客「e」の待ち順「4」の次の順番である「5」であると算出する。そして、整理番号データベース31は、制御部33によって算出された待ち順「5」を、顧客「f」の行の店舗内待ち順の欄に記憶する。
【0062】
店舗内待ち順の算出と同様に、制御部33は、顧客「f」の待ち時間が顧客「e」の待ち時間「30分」に窓口処理時間「10分」を加算した「40分」であると算出する。整理番号データベース31は、算出された値「40分」を、顧客「f」の行の待ち時間の欄に記憶する。また、制御部33は、顧客「f」の窓口処理開始予定時間が「10:40」であると算出し、整理番号データベース31は、算出された時間の値「10:40」を、顧客「f」の行の窓口処理開始予定時間の欄に記憶する。さらに、制御部33は、顧客「f」の状態が待ち状態であると判定し、整理番号データベース31は、顧客「f」の行の状態の欄に「待ち状態」と記憶する。
【0063】
なお、ユーザ携帯電話11が店舗において整理番号を取得する場合も同様に、ユーザ携帯電話11は、図5と同じ処理手順に従って、整理番号を取得する。
【0064】
次に、自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合(例えば、店舗から外出していて、自分の窓口処理開始予定時間までに店舗に戻ることができない場合)等に、他の顧客と整理番号の交換を行う手順を説明する。図6は、整理番号を交換する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。なお、ユーザ携帯電話10とユーザ携帯電話11とは、既に図5に示す手順に従って、店舗端末20から整理番号を取得済みであるとする。
【0065】
ユーザ携帯電話10は、通信ネットワーク100を介して、現時刻に待ち状態である顧客、及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間の情報とを要求する(ステップS300)。管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から情報要求(整理番号及び店舗IDを含む。)を受信する(ステップS301)。管理サーバ30の制御部33は、情報要求に含まれる店舗IDに基づいて、ユーザ携帯電話10に提供すべき情報を抽出する。そして、制御部33は、抽出した情報(整理番号データベース31が記憶する待ち状態の顧客の整理番号、及び各顧客の窓口処理開始予定時間の情報)を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に送信する(ステップS302)。
【0066】
例えば、図3の整理番号データベース31の例において、ユーザ携帯電話10からの情報要求に含まれる店舗IDが「100」であった場合には、制御部33は、整理番号データベース31に記憶される顧客の情報のうち、店舗IDが「100」であり状態が「待ち状態」である全ての顧客の整理番号と窓口処理開始予定時間との情報を抽出する。本例では、制御部33は、「整理番号:23、窓口処理開始予定時間 10:10」,「整理番号:24、窓口処理開始予定時間 10:20」,「整理番号:25、窓口処理開始予定時間 10:30」を抽出し、ユーザ携帯電話10に送信する。
【0067】
なお、待ち状態の顧客の情報とともに抽出される情報は、窓口処理開始予定時間の情報に限定されない。例えば、制御部33は、待ち状態の顧客の情報とともに、各顧客の待ち時間の情報を抽出してもよい。
【0068】
ユーザ携帯電話10は、管理サーバ30から情報を受信して、表示部(図示せず)に、待ち状態の顧客の一覧及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間を表示する(ステップS303)。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、表示された待ち状態の顧客のうち、整理番号の交換をしたい他の顧客(本例では、ユーザ携帯電話11を所持する顧客)を選択する。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、選択した他の顧客に対する整理番号の交換要求を、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する(ステップS304)。
【0069】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から整理番号の交換要求を受信する(ステップS305)。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話11に、通信ネットワーク100を介して、整理番号の交換要求及びユーザ携帯電話10の顧客の顧客情報(ユーザ携帯電話10の整理番号及び窓口処理開始予定時間等の情報)を送信する(ステップS306)。
【0070】
ユーザ携帯電話11は、管理サーバ30から交換要求を受信する(ステップS307)。ユーザ携帯電話11の顧客が整理番号の交換に承諾する場合には、ユーザ携帯電話11は、その顧客の操作に従って、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に整理番号の交換に承諾する旨の回答を送信する(ステップS308)。また、交換に承諾しない場合には、ユーザ携帯電話11は、管理サーバ30に整理番号の交換に承諾しない旨の回答を送信する(ステップS308)。
【0071】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話11から交換要求に対する回答を受信する(ステップS309)。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話11からの回答が整理番号の交換に承諾する旨の回答であるか否かを判定する(ステップS310)。ユーザ携帯電話11からの回答が整理番号の交換に承諾する旨の回答であった場合には、制御部33は、ユーザ携帯電話10とユーザ携帯電話11との整理番号を交換する処理を実行する(ステップS311)。そして、制御部33は、交換後のユーザ携帯電話10及びユーザ携帯電話11の整理番号を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10及びユーザ携帯電話11にそれぞれ通知する(ステップS312)。
【0072】
ステップS310で、交換に承諾しない旨の回答であった場合には、制御部33は、通信ネットワーク100を介して、交換不成立であった旨をユーザ携帯電話10に通知する(ステップS313)。交換不成立であった旨の通知に対して、ユーザ携帯電話10は、さらに他のユーザ携帯電話に整理番号の交換要求を行うことができる。
【0073】
なお、特定のユーザ携帯電話10,11によって、整理番号の交換要求が無制限に行われると、管理会社による整理番号管理システムの管理負担が増大する等の弊害が発生する恐れがある。そのため、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11毎に行える交換要求の回数を制限してもよい。また、管理サーバ30は、交換要求の制限回数を店舗毎に設定してもよい。
【0074】
整理番号の交換処理について、具体的に説明する。例えば、図3(a)に示す顧客「b」は、待ち時間が残り「10分」である。外出中の顧客「b」が「10分」以内に店舗に戻ることができない場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「b」の操作に従って、管理サーバ30から他の待ち状態の顧客の情報を取得して表示する。取得した情報に基づいて顧客「b」が顧客「c」と整理番号を交換したいと判断した場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「c」と整理番号の交換をしたい旨を管理サーバ30に要求する。
【0075】
管理サーバ30の制御部33は、顧客「c」のユーザ携帯電話11に、顧客「b」から整理番号の交換要求があった旨の情報を送信する。顧客「c」が整理番号の交換に承諾する場合には、ユーザ携帯電話11は、管理サーバ30に整理番号の交換に承諾する旨の回答を送信する。そして、図3(b)に示すように、制御部33は、整理番号データベース31に記憶される顧客「b」の整理番号「23」と、顧客「c」の整理番号「24」とを交換する。また、交換した整理番号に従って、制御部33は、顧客「b」及び顧客「c」の行の店内待ち順、待ち時間及び窓口処理開始予定時間等の情報を更新する。
【0076】
自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合等に、他の顧客と整理番号の交換を行うのでなく、整理番号管理システムは、要求のあった顧客の順番を、他の顧客の後に順番を変更する(順番を遅くする)ものであってもよい。図7は、要求のあった顧客の順番を、他の顧客の後に順番を変更する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。
【0077】
ユーザ携帯電話10は、通信ネットワーク100を介して、現時刻に待ち状態である顧客、及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間の情報を要求する(ステップ40)。管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から情報要求(整理番号及び店舗IDを含む。)を受信する(ステップS41)。管理サーバ30の制御部33は、情報要求に含まれる店舗IDに基づいて、ユーザ携帯電話10に提供すべき情報を抽出する。そして、制御部33は、抽出した情報(整理番号データベース31が記憶する待ち状態の顧客、及び窓口処理開始予定時間の情報)を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に送信する(ステップS42)。
【0078】
ユーザ携帯電話10は、管理サーバ30から情報を受信して、表示部(図示せず)に、待ち状態の顧客の一覧及び待ち状態の各顧客の窓口処理開始予定時間を表示する(ステップS43)。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、表示された待ち状態の顧客のうち、順番の変更の対象としたい他の顧客(本例では、ユーザ携帯電話11を所持する顧客)を選択する(すなわち、ユーザ携帯電話10の顧客は、選択した他の顧客の後に順番を変更することを希望している。)。ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、選択した他の顧客の後に順番を変更したい旨の順番変更要求を、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する(ステップS44)。
【0079】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から順番変更要求を受信する(ステップS45)。管理サーバ30の制御部33は、ユーザ携帯電話10の順番を変更する処理を実行する(ステップS46)。そして、制御部33は、順番変更後のユーザ携帯電話10の窓口処理開始予定時間の情報を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に通知する(ステップS47)。
【0080】
順番の変更処理について、具体的に説明する。例えば、図3(a)に示す顧客「b」は、待ち時間が残り「10分」である。外出中の顧客「b」が「10分」以内に店舗に戻ることができない場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「b」の操作に従って、管理サーバ30から他の待ち状態の顧客の情報を取得して表示する。取得した情報に基づいて顧客「b」が顧客「e」の後に順番を変更したいと判断した場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客「e」の後に順番を変更したい旨を管理サーバ30に要求する。
【0081】
管理サーバ30の制御部33は、顧客「b」の順番を顧客「e」の後に変更する処理を実行する。そして、図3(c)に示すように、制御部33は、整理番号データベース31に記憶される顧客「b」の順番を顧客「c」の後に変更する。また、変更した順番に従って、制御部33は、顧客「b」,「c」,「e」の行の店内待ち順、待ち時間及び窓口処理開始予定時間等の情報を更新する。
【0082】
なお、ステップS47で、管理サーバ30の制御部33は、順番変更要求のあった顧客のユーザ携帯電話10にのみ、変更後の窓口処理開始予定時間を通知するのでなく、変更によって順番が繰り上がった他の顧客のユーザ携帯電話にも、変更後の窓口処理開始予定時間を通知してもよい。例えば、図3(c)に示す例において、制御部33は、順番の繰り上がった顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話に、変更後の窓口処理開始予定時間を通知してもよい。また、変更後に各ユーザ携帯電話に通知する情報は、窓口処理開始予定時間でなく、変更後の待ち時間等の他の情報であってもよい。
【0083】
また、ステップS46で順番変更の処理を実行する前に、制御部33は、変更によって順番が繰り上がる他の顧客のユーザ携帯電話に対して、予め順番の変更に承諾するか否かを確認してもよい。例えば、図3(c)に示す例において、制御部33は、予め変更によって順番が繰り上がる顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話に、顧客「b」から順番変更の要求があった旨を通知する。そして、制御部33は、顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話から、順番変更に承諾する旨の回答を受信した場合にのみ、ステップS46の順番変更の処理を実行してもよい。
【0084】
さらに、予め順番が繰り上がる他の顧客のユーザ携帯電話に通知した場合において、通知した顧客のうち順番変更に承諾しない顧客がいた場合には、制御部33は、順番変更に承諾しない顧客の順番が変わらないように順番変更の処理をしてもよい。例えば、図3(c)に示す例において、制御部33は、予め変更によって順番が繰り上がる顧客「c」及び顧客「e」のユーザ携帯電話に、顧客「b」から順番変更の要求があった旨を通知する。顧客「c」のユーザ携帯電話から順番変更に承諾しない旨の回答を受信した場合には、制御部33は、顧客「c」の順番が繰り上がらない順番を導出する。本例では、顧客「b」の順番を変更する際に顧客「e」の順番をさらに1つ繰り上げて(すなわち、現在の順番から2つ繰り上げて)顧客「e」の順番を顧客「a」の後にすれば、顧客「c」の順番は変わらないので、制御部33は、顧客「e」の携帯電話に、順番変更によって順番が2つ繰り上がる旨を通知する。そして、そして、制御部33は、顧客「e」のユーザ携帯電話から、順番変更に承諾する旨の回答を受信すれば、ステップS46の順番変更の処理を実行する。
【0085】
また、特定のユーザ携帯電話10,11によって、順番の変更要求が無制限に行われると、管理会社による整理番号管理システムの管理負担が増大する等の弊害が発生する恐れがある。そのため、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11毎に行える順番変更要求の回数を制限してもよい。また、管理サーバ30は、順番変更要求の制限回数を店舗毎に設定してもよい。
【0086】
また、順番変更の形態として他の顧客の後に順番を変更する(順番を遅らせる)場合を例に説明したが、順番変更の形態は、本実施の形態で示した場合に限られない。例えば、自分の順番より前の他の顧客の承諾を得て、他の顧客の前に順番を変更する(順番を早くする)ものであってもよい。
【0087】
自分の整理番号の順番がまわってきて店舗の窓口で受付処理を行う場合には、顧客は、自分のユーザ携帯電話10の表示部(図示せず)に自分の整理番号を表示させて、窓口の担当者に見せることによって整理番号の確認を行う。窓口での処理が終了すると、店舗端末20は、店舗の担当者の操作に従って、処理を終了した顧客の整理番号を消去する。
【0088】
図8は、窓口処理を終了した顧客の整理番号を消去する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。顧客は、ユーザ携帯電話10を整理番号付番装置21に接続する。店舗端末20は、店舗の窓口の担当者の操作に従って、記憶装置(図示せず)に記憶する顧客の整理番号を消去する(ステップS50)。そして、店舗端末20は、整理番号付番装置21を介して、ユーザ携帯電話10に、顧客取得情報の消去を指示する旨の情報を送信する(ステップS51)。
【0089】
ユーザ携帯電話10は、店舗端末20から整理番号等の消去を指示する旨の情報を受信すると(ステップS52)、メモリ(図示せず)に記憶する顧客取得情報を消去する(ステップS53)。
【0090】
店舗端末20は、窓口処理を終了した顧客の整理番号に関する情報の消去を要求する情報を、通信ネットワーク100を介して管理サーバ30に送信する(ステップS54)。管理サーバ30の制御部33は、店舗端末20から整理番号に関する情報の消去を要求する情報を受信すると、整理番号データベース31に記憶される情報のうち、窓口処理を終了した顧客に該当する顧客情報及び導出情報を全て消去する(ステップS55)。
【0091】
自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合等に、顧客は自分の整理番号をキャンセルしてもよい。顧客が自分の整理番号をキャンセルしたい場合には、ユーザ携帯電話10は、顧客の操作に従って、管理サーバ30に整理番号のキャンセルを要求する。
【0092】
図9は、整理番号をキャンセルする処理の処理経過の一例を示す流れ図である。ユーザ携帯電話10は、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に整理番号のキャンセル要求を送信する(ステップS600)。管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10から整理番号のキャンセル要求を受信する(ステップS601)。管理サーバ30の制御部33は、通信ネットワーク100を介して、店舗端末20に整理番号のキャンセル要求を送信する(ステップS602)。
【0093】
店舗端末20は、管理サーバ30から整理番号のキャンセル要求を受信する(ステップS603)。店舗端末20は、記憶装置(図示せず)に記憶する整理番号のうち、キャンセル要求の対象である整理番号を消去する(ステップS604)。そして、店舗端末20は、キャンセル要求の対象である整理番号をキャンセルした(すなわち、店舗端末20の記憶装置から消去した)旨の情報を、通信ネットワーク100を介して、管理サーバ30に送信する(ステップS605)。
【0094】
管理サーバ30は、店舗端末20から整理番号をキャンセルした旨の情報を受信する(ステップS606)。そして、管理サーバ30の制御部33は、顧客取得情報の消去を指示する旨の情報を、通信ネットワーク100を介して、ユーザ携帯電話10に送信する(ステップS607)。
【0095】
ユーザ携帯電話10は、管理サーバ30から顧客取得情報の消去を指示する旨の情報を受信する(ステップS608)。そして、ユーザ携帯電話10は、メモリ(図示せず)に記憶する顧客取得情報を消去する(ステップS609)。
【0096】
また、管理サーバ30の制御部33は、整理番号データベース31に記憶される情報のうち、キャンセルされた整理番号に該当する顧客情報及び導出情報を全て消去する(ステップS610)。
【0097】
以上のように、本発明によれば、顧客の携帯端末が管理サーバ30から情報を取得することによって、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。従って、顧客は、順番がくるまで店舗内に待機する必要がなく、時間を有効に使うことができる。
【0098】
また、自分の整理番号の順番がまわってくる時間に間に合いそうにない場合等に、交換条件の合う他の顧客と整理番号の交換を行ったり、他の顧客の後に順番を変更することによって、待ち時間の効率化を図ることができる。従って、時間に余裕がなく店舗から一度外出し、再び店舗に戻った時に既に自分の順番が過ぎてしまって、再び新規に整理番号を取得して待機するという事態を防止することができる。
【0099】
管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11からのアクセスの件数(または、アクセス時間)を記録する。そして、記録したアクセス件数(または、アクセス時間)に応じて、ユーザ携帯電話10,11の顧客に対して、利用料金の課金をすることができる。また、管理サーバ30は、店舗端末20からのアクセス件数(または、アクセス時間)を記録して、店舗に対してアクセス件数(または、アクセス時間)に応じた課金をしてもよい。また、管理サーバ30は、ユーザ携帯電話10,11から整理番号の交換要求または順番変更の要求の件数等を記録してもよい。そして、管理サーバ30は、記録した要求件数に応じて、ユーザ携帯電話10,11に対して利用料金の課金をしてもよい。
【0100】
なお、本実施の形態では、金融機関や医療機関において、顧客の順番を管理する整理番号管理システムを例に説明したが、本発明による整理情報管理システムは、自動車の免許交付センタにおいて免許交付者の交付順を管理する場合等の他の整理情報管理システムとしても適用できる。
【0101】
また、本実施の形態では、整理情報管理システムとして整理番号を用いて顧客の順番を管理する整理番号管理システムを例に説明したが、整理情報管理システムは整理番号管理システムに限られない。例えば、店舗端末20は、ユーザ携帯電話10,11に、整理情報としてアルファベットの文字を付与して、整理情報管理システムは、アルファベットの文字(例えば、「A」,「B」,「C」)に従って、顧客の順番を管理してもよい。
【0102】
また、本実施の形態では、顧客がインターネット接続機能を有する携帯電話機を用いて、管理サーバ30から情報を取得する場合を例に説明したが、顧客の携帯端末は、管理サーバ30にアクセスするための専用のソフトウェアがインストールされ、インターネットを介さずに、管理サーバ30から情報を取得するものであってもよい。
【0103】
また、携帯電話を所持していない顧客が整理番号を取得できるようにするため、店舗端末20に、整理番号を付した整理券を発行する整理券発行機が接続されていてもよい。整理券発行機が整理番号付番装置21と併用される場合には、店舗端末20は、整理番号付番装置21が発行する整理番号、及び整理券発行機が発行する整理番号の付番処理を一括して行う。
【0104】
また、本実施の形態では、管理会社に管理サーバ30を設置して、管理サーバ30が各店舗から収集した整理番号に関する情報を一括管理する場合を例に説明したが、店舗端末20がサーバ機能を備え、店舗端末20が整理番号の交換処理や順番変更処理等を実行してもよい。
【0105】
さらに、本実施の形態では、店舗端末20が整理番号の付番処理をする場合を例に説明したが、管理サーバ30が整理番号の付番処理を行ってもよい。
【0106】
【発明の効果】
本発明による整理情報管理システムによれば、管理サーバは、店舗装置から、通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、携帯端末からの要求に応じて、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報を抽出し、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う顧客情報表示依頼手段とを備えるように構成したので、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0107】
本発明による整理情報管理方法によれば、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶するステップと、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出するステップと、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行うステップとを含むので、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【0108】
本発明による整理情報管理プログラムによれば、コンピュータに、店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する処理と、携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出する処理と、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、携帯端末に表示依頼を行う処理とを実行させるので、顧客が店舗外から処理の進行状況を携帯端末に表示して知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による整理番号管理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】整理番号付番装置の外観構成の一例を示す正面図である。
【図3】整理番号データベースに記憶される情報の内容の一例を示す説明図である。
【図4】店舗端末が店舗IDを取得する処理経過の一例を示す流れ図である。
【図5】ユーザ携帯電話が整理番号を取得する処理経過の一例を示す流れ図である。
【図6】整理番号の交換処理の処理経過の一例を示す流れ図である。
【図7】順番を変更する処理の処理経過の一例を示す流れ図である。
【図8】整理番号を消去する処理経過の一例を示す流れ図である。
【図9】整理番号をキャンセルする処理経過の一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10,11 ユーザ携帯電話
20 店舗端末
21 整理番号付番装置
30 管理サーバ
31 整理番号データベース
32 記憶装置
321 整理番号管理プログラム
33 制御部
34 ネットワークインタフェース部
100 通信ネットワーク
Claims (13)
- 店舗に設置され、顧客の順番を管理するための整理情報を顧客の所持する携帯端末に付与する店舗装置と、前記整理情報に基づいて顧客の順番を管理する管理サーバとを備えた整理情報管理システムであって、
前記管理サーバは、
前記店舗装置から、通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、
前記携帯端末からの要求に応じて、前記顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報を抽出し、抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、前記携帯端末に表示依頼を行う顧客情報表示依頼手段とを備えた
ことを特徴とする整理情報管理システム。 - 管理サーバは、携帯端末からの整理情報の交換要求を示す交換要求情報を通信ネットワークを介して受信したことに基づいて、整理情報を交換するための交換処理を行う整理情報交換手段を備え、
前記交換要求情報は、一の顧客に付与された整理情報を他の顧客に付与された整理情報に交換することを要求するための情報であって、管理サーバからの顧客情報に基づいて整理情報の交換を希望する顧客によって選択された交換希望先の整理情報を特定するための情報を含む
請求項1記載の整理情報管理システム。 - 整理情報交換手段は、
交換要求情報によって特定される交換希望先の整理情報が付与されている顧客の携帯端末に、整理情報の交換要求があった旨を含む交換要求発生情報を送信する交換要求発生情報送信手段と、
前記携帯端末にて受信された交換要求発生情報に基づいて整理情報の交換を要求された顧客によって決定された整理情報の交換を承諾するか否かの決定結果を示す当該携帯端末からの回答情報を受信する交換回答情報受信手段と、
受信した回答情報が示す決定結果が整理情報の交換を承諾することを示していた場合には、顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報における整理情報と顧客との対応関係を変更することで、交換希望元の整理情報と前記交換要求情報が示す交換希望先の整理情報との交換を行う交換希望先整理情報交換手段とを備えた
請求項2記載の整理情報管理システム。 - 顧客情報は、各顧客の順番を示す順番情報を含み、
管理サーバは、携帯端末からの順番の変更要求を示す変更要求情報を通信ネットワークを介して受信したことに基づいて、順番情報を変更するための変更処理を行う順番情報変更手段を備え、
前記変更要求情報は、自己の順番を他の順番に変更することを要求するための情報であって、管理サーバからの顧客情報に基づいて順番の変更を希望する顧客によって選択された変更希望の順番を特定するための情報を含む
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の整理情報管理システム。 - 順番情報変更手段は、
変更希望元の順番情報の変更にともなって順番情報が変更される顧客の携帯端末に、順番情報の変更要求があった旨を含む変更要求発生情報を送信する変更要求発生情報送信手段と、
前記携帯端末にて受信された変更要求発生情報に基づいて、変更希望元の順番情報の変更にともなって順番情報が変更される顧客によって決定された順番情報の変更に承諾するか否かの決定結果を示す当該携帯端末からの回答情報を受信する変更回答情報受信手段と、
受信した回答情報が示す決定結果が順番情報の変更を承諾することを示している場合には、顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報における順番情報と顧客との対応関係を変更することで、変更希望元及び前記回答情報の送信元の順番情報の変更を行う送信元順番情報変更手段とを備えた
請求項4記載の整理情報管理システム。 - 顧客情報は、各顧客の順番が到来する予測時刻を示す時刻情報を含む
請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の整理情報管理システム。 - 顧客情報は、顧客に整理情報を付与した店舗装置が設置されている店舗を特定する店舗情報を含み、
情報表示依頼手段は、前記店舗情報に基づいて顧客情報を抽出する
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の整理情報管理システム。 - 管理サーバは、
顧客の手続処理が完了したことに基づいて当該顧客の整理情報を消去した店舗端末から、通信ネットワークを介して前記整理情報に対応する顧客情報の消去を依頼する旨の情報を受信した場合に、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報のうち、前記整理情報に対応する顧客情報を消去する店舗依頼顧客情報消去手段を備えた
請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の整理情報管理システム。 - 管理サーバは、
携帯端末から、通信ネットワークを介して整理情報の消去を依頼する旨の情報を受信した場合に、顧客情報記憶手段が記憶する顧客情報のうち、前記整理情報に対応する顧客情報を消去する顧客依頼顧客情報消去手段を備えた
請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の整理情報管理システム。 - 管理サーバは、
店舗装置に、携帯端末から整理情報の消去の依頼があった顧客の整理情報の消去を指示する旨の情報を、通信ネットワークを介して送信する整理情報消去指示送信手段を備えた
請求項9記載の整理情報管理システム。 - 店舗装置は、管理サーバから整理情報の消去の指示があった顧客の整理情報を消去する
請求項10に記載の整理情報管理システム。 - 店舗に設置される店舗装置によって顧客の所持する携帯端末に付与された顧客の順番を管理するための整理情報に基づいて顧客の順番を管理する整理情報管理方法であって、
前記店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶するステップと、
前記携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出するステップと、
抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、前記携帯端末に表示依頼を行うステップとを含む
ことを特徴とする整理情報管理方法。 - 店舗に設置される店舗装置によって顧客の所持する携帯端末に付与された顧客の順番を管理するための整理情報に基づく顧客の順番を管理させるための整理情報管理プログラムであって、
コンピュータに、
前記店舗装置から通信ネットワークを介して受信した顧客に関する情報であって顧客に付与した整理情報を含む顧客情報を記憶する処理と、
前記携帯端末からの要求に応じて、記憶している顧客情報を抽出する処理と、
抽出した当該顧客情報を通信ネットワークを介して送信し、前記携帯端末に表示依頼を行う処理とを
実行させるための整理情報管理プログラム。
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