JP2004151633A - 光学フィルターの接地用電極の形成方法 - Google Patents

光学フィルターの接地用電極の形成方法 Download PDF

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Shigeyuki Shishido
重之 宍戸
Hiroyuki Kuroda
博之 黒田
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Abstract

【課題】本発明は、生産性が高く、不良発生頻度の低い、実生産に対応した効率のよいプラズマディスプレイ用光学フィルターの接地用電極の形成方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、導電性金属層をその表層に持つプラスチックフィルムを基材として、金属層側に剥離可能な機能性光学フィルムを積層して構成され、金属層を電気的に接地する事による電磁波遮断機能を持つ光学フィルターの接地用電極の形成方法として、光学フィルターの電極となる部分の周囲を、基材を残してハーフカットし、金属層を覆っている機能性フィルムを剥離することにより金属層を露出、電極とする。また、その用途としてプラズマディスプレイ用光学フィルターが挙げられる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学フィルターの接地用電極の形成方法、特に電磁波遮断機能を持つプラズマディスプレイ用光学フィルターの接地用電極の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラズマディスプレイ用光学フィルターの製造工程は、▲1▼ロール巻のプラスチック連続フィルムを繰り出しながら、導電性金属層を連続スパッタリングによって蒸着、もしくはメッシュ状の金属フィルムを連続貼合することによりその片側表層に導電層を形成、さらに、金属層と反対面に粘着材をラミネートし、巻き取る。▲2▼次に、この基材をオートカットラミネータを用いて、支持体であるガラス板に枚葉にカットしながら貼り付ける。▲3▼さらに、これもロール巻になった機能性光学フィルムを再度、オートカットラミネータを用いて、先の基材を貼合したガラス板に枚葉で貼合する。この時、機能性光学フィルムの幅及び長さを基材より小さくすることにより、金属層を額縁状に露出させ電極を形成していた(図1)。
【0003】
この方法では、▲2▼と▲3▼の工程において、元来生産性の高いロール状の連続フィルム2種類をわざわざ別々に枚葉にカッティングして、支持体に貼り付ける工程が必要である。従って、
・枚葉でのフィルム貼合作業であり、生産性が低い。
・枚葉でのフィルム貼合工程が2回以上あり、外観上の欠陥となる電極層への異物混入や気泡巻込みの機会が多い。
・枚葉での貼合の為、貼合位置決め精度が難しく、貼合時の光学スジも発生し易い。
などの欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来方法の問題点を改善した、生産性が高く、不良発生頻度の低い実生産に適した効率のよい光学フィルターの接地用電極の形成方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討した結果、本発明を完成した。
すなわち本発明は、
(1) 高分子フィルムの一方の面に少なくとも導電性金属層、剥離可能な機能性光学フィルムがこの順に積層してなる光学フィルターの接地用電極の形成方法であって、導電性金属層上に積層された機能性光学フィルムをハーフカットし、導電性金属層を覆っている機能性フィルムを剥離して、露出した導電性金属層を接地用電極とすることを特徴とする電極の形成方法。
(2) 光学フィルターがプラズマディスプレイ用光学フィルターであることを特徴とする(1)に記載の電極の形成方法。
に関する。
なお、本発明において機能性光学フィルムとは、反射防止または防眩フィルム等の光学特性を補正もしくは補完するフィルムを指す。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の基材となる導電性金属を蒸着したプラスチックの連続フィルムに、これと同等もしくは、幅の狭い機能性光学連続フィルムを連続的に貼合し、ロール状に巻き取る。このような貼合は従来から普通に行われるフィルム同士の連続貼合となんら変わらず、その貼合速度も実生産上問題のない速度を実現することができる。また、基材よりも幅の狭い機能性光学フィルムを貼合する場合には、貼合されたフィルムの幅方向両端部分に金属層が露出している状態となる。
【0007】
次に貼合したフィルムの幅方向を凸形切断刃(トムソン刃)でハーフカットする(図2)。
この時、ハーフカットは、反射防止または防眩フィルム上面から切り込ませることにより、基材を残して切断する。また、ハーフカットは所望する電極幅を得るように2本の並列する凸形切断刃にて行い、機能性光学フィルムを除去する事によって、金属層を露出させる。これにより、基材と機能性光学フィルムが同幅であった場合には図3に示すような、フィルター両端に電極を持つような構造を得ることができ、また、基材よりも機能性光学フィルムが狭い場合には、図4に示すような額縁状の電極を持つ構造を得る事ができる。
この操作を連続フィルムに対して、所望のフィルター長さ分を送り出しながら、繰り返して実施する。
【0008】
次に、ロール状に巻かれた積層シートを所定長さで繰り出し、切断しながら、支持体のガラス板に貼合する。この時、切断は機能性光学フィルムを除去して得られた金属層の中央を切断する事により、ガラス板に貼合された時に金属層を露出させた電極を形成する事ができる(図1)。
ここで、本方法では基材と機能性光学フィルムはいずれもロール原反を用いる事ができることから、枚葉の枚葉貼合と比較して生産速度の向上が見込める。
さらに、2本の並列する凸形切断刃を用いる事から、電極幅の寸法精度及び再現性を従来の枚葉張り合わせに比較して高くすることが可能となる。また、生産性という点においても、ハーフカットは寸法精度の確保が容易で有ることから、従来の枚葉貼合に比較して、高速なライン速度でカットする事ができる。
【0009】
また、剥離についても別途剥離機構を設ける事は難しいことではないため、そのような部分的な剥離装置を用いた場合には、結果として従来の枚葉貼合では実現できなかった高速で生産する事が可能である。
ここで、並列する2本刃における方法を例示しているが、勿論、1本刃でも2本刃と同様のハーフカットを実施する事が可能である。但し、位置精度は2本刃よりも低下すると考えられる。
また、ロール原反の使用についても、本質的に必要な事項ではなく、枚葉貼合の後、ハーフカットを行い、目的の電極を形成する事も可能である事は勿論である。
【0010】
【実施例】
以下、実施例によって、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるものではない。
導電性金属層を蒸着したプラスチックの連続フィルム(幅580mm、長さ100m、厚さ100μ)と、接着剤層厚さ25μを持った反射防止プラスチックの連続フィルム(幅560mm、長さ100m、厚さ75μ)を連続貼合する。この時、金属蒸着面に反射防止フィルムを接着剤を介して貼合する。貼合したフィルムを500mm巻出す。所望する電極幅として、10mmを得るように、2本の並列する凸形切断刃(トムソン刃)の間隔を20mmに固定した上で、シート面に対して90°の切込み角度で、反射防止フィルムに押し当て、反射防止フィルムのみ(75μm)を切断する。次に、刃間の反射防止フィルムを取り除くことにより金属蒸着面を露出させ、再度、貼合したフィルムを500mm巻出す。
これを繰り返しながら、このハーフカット及び剥離を行った連続積層フィルムをロール状に一旦巻き取る。
【0011】
巻き取ったロールフィルムは、従来から広く使用されているオートカットラミネーターにて、所定長さ520mmづつカットし、ガラス板に貼り付ける。この時、フィルムカットは剥離した反射防止フィルムの中央(20mmの1/2の位置)で行うことにより、ガラスに貼り付けた状態で、周囲10mm幅の額縁状の電極を持つ、光学フィルターを得た(図1)。
【0012】
【発明の効果】
本発明の効果を以下に列挙する。
・連続で電極形成ができ、枚葉での貼合工程が1回で済むため、生産速度が向上する。
・枚葉でのフィルム貼合工程が1回であり、外観上の欠陥となる接着層への異物混入や気泡巻込みの機会が低減する。
・2本の並列する凸形切断刃によるハーフカットの為、貼合位置精度が向上、貼合時の光学スジも発生し難い。
・品質向上することで収率向上とコスト削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】額縁状の電極を持つ光学フィルター。
【図2】凸刃によるハーフカット機構
【図3】フィルター両端2辺の電極構造
【図4】額縁状の電極構造
【符号の説明】
1.導電性金属層を表面に持つプラスチックフィルム(基材)
2.機能性光学フィルム
3.ハーフカット剥離部(金属層露出部)
4.連続積層フィルム巻出軸
5.凸形切断刃(トムソン刃)
6.刃受台
7.連続積層フィルム巻取軸
8.ガラス板

Claims (2)

  1. 高分子フィルムの一方の面に少なくとも導電性金属層、剥離可能な機能性光学フィルムがこの順に積層してなる光学フィルターの接地用電極の形成方法であって、導電性金属層上に積層された機能性光学フィルムをハーフカットし、導電性金属層を覆っている機能性フィルムを剥離して、露出した導電性金属層を接地用電極とすることを特徴とする電極の形成方法。
  2. 光学フィルターがプラズマディスプレイ用光学フィルターであることを特徴とする請求項1に記載の電極の形成方法。
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