JP2004151429A - 画像形成装置および現像装置 - Google Patents

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JP2004151429A JP2002317281A JP2002317281A JP2004151429A JP 2004151429 A JP2004151429 A JP 2004151429A JP 2002317281 A JP2002317281 A JP 2002317281A JP 2002317281 A JP2002317281 A JP 2002317281A JP 2004151429 A JP2004151429 A JP 2004151429A
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Shinji Aoki
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Abstract

【課題】供給ローラ下部と現像ローラ下部とシート部材がなす空間にトナーが溜まってしまい、この空間に溜まっている帯電不充分なトナーを現像ローラが直接拾い、現像ローラの回転によってこのトナーが飛散して、像担持体に付着して画像の汚れを生じさせてしまう問題があった。
【解決手段】現像ローラにトナーを供給する供給ローラ102と、この供給ローラに供給するトナーを蓄積させる蓄積部材104と、供給ローラから飛散するトナーが蓄積部材へと還送されるよう設けられた飛散防止部材103とを備え、現像ローラ101のトナー保持をより確実にする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置および現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トナー担持体に対しトナー担持体側方に回転可能に接触するトナー供給ローラを配設し、その下流側にトナー層厚規制部材の摩擦規制面を配設し、そのトナー供給ローラの下方およびトナー層厚規制部材の摩擦規制面側方に近接して、回転可能なトナー掻き出し部材を設ける技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術によって、トナー層厚規制部材の摩擦規制面周辺へのトナーの溜りが生じないためトナーの詰まりが無く、トナーが高圧力になることなく、安定したトナー薄層形成、トナーへの適正な帯電が可能となる。
【0003】
【特許文献1】
特許第3111885号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの方法には以下のような問題があった。すなわち、トナー供給ローラからトナー担持体へ付着させられなかったトナーは、トナー供給ローラの回転により飛散する。トナー供給ローラから飛散した帯電トナーの一部または大部分はトナー掻き出し部材の回転などによってトナー供給ローラから離れたところへ搬送されて再び電荷が抜けてしまっていた。
【0005】
本発明の目的は、トナー供給ローラで帯電したトナーを、トナー供給ローラ付近に保持しておくことで帯電効率を上げることで、トナー担持体へのトナーの保持をより確実にして鮮明な画像を形成することのできる画像形成装置および現像装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、像担持体と、この像担持体を一様に帯電させる帯電装置と、この帯電装置によって帯電された前記像担持体に露光して静電潜像を描く露光装置と、この露光装置で露光された前記像担持体の前記静電潜像にトナーを付与してトナー像に現像する現像装置と、この現像装置で現像された前記トナー像を前記像担持体から記録媒体へと転写させる転写装置と、を備えた画像形成装置であって、前記現像装置は、前記トナーを溜めるトナー槽と、このトナー槽の前記トナーを搬送する搬送装置と、この搬送装置で搬送された前記トナーを蓄積する蓄積部材と、この蓄積部材に蓄積された前記トナーを搬送する供給ローラと、この供給ローラが搬送する前記トナーを像担持体に描かれた静電潜像に付与する現像ローラと、前記供給ローラから飛散する前記トナーが前記蓄積部材へと戻るよう設けた飛散防止部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。を提供する。
【0007】
これによって、トナー供給ローラで帯電したトナーを、トナー供給ローラ付近に保持しておくことで帯電効率を上げることで、トナー担持体へのトナーの保持をより確実にして鮮明な画像を形成することのできる画像形成装置および現像装置を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態としての画像形成装置について述べる。
【0009】
図1に示す画像形成装置900の構造について説明する。
【0010】
図中の矢印の方向に回転する像担持体たる感光体ベルト2の周囲には、感光体ベルト2の回転方向に沿って、帯電装置5、露光装置4、現像装置1a、1b、1c、1d、中間転写体3、除電装置20、クリーニング装置6が配置されている。
【0011】
感光体ベルト2の内側には感光体ベルト2を挟んで中間転写体3と対向する位置に中間転写装置21が配置されている。また感光体ベルト2の内側には第1のローラ2a、第2のローラ2b、第3のローラ2c、第4のローラ2dおよび第5のローラ2eも配設されている。
【0012】
中間転写体3の周囲には、中間転写体3の回転方向に、中間転写装置21の他に、転写ローラ11や剥離装置12、中間転写体クリーナ15などが順にならんでいる。
【0013】
中間転写体3と転写ローラ11や剥離装置12の間を通過する記録媒体としての用紙の搬送方向上流には、上流から給紙部18、給紙ローラ7、アライニングローラ10などが配置され、転写ローラ11や剥離装置12の下流には定着装置13や排紙部19が配置されている。
【0014】
この画像形成装置900の動作について説明する。
【0015】
帯電装置5が感光体ベルト2を一様に帯電する。感光体ベルト2が回転し、感光体ベルト2の帯電装置5で一様に帯電された部分が露光装置4で露光され、イエローの像に対応した静電潜像が形成される。感光体ベルト2の静電潜像が形成された部分に、イエロートナーを内包する現像装置1aが、感光体ベルト2から離れた位置から接触する位置に移動し現像する。現像装置1aが形成したトナー像が、中間転写装置21によって中間転写体3に一次転写される。除電装置20が、中間転写体3へトナー像が一次転写されたあとの感光体ベルト2を除電する。クリーニング装置6が、感光体ベルト2に残留したイエロートナーを除去する。
【0016】
帯電装置5が再び感光体ベルト2を一様に帯電し、露光装置4がマゼンタの像に対応した静電潜像を形成し、この静電潜像を、マゼンタトナーを内包する現像装置1bが、感光体ベルト2から離れた位置から接触する位置へ移動して現像し、この現像されたマゼンタトナー像が、先に中間転写体3へ一次転写されていたイエロートナー像に重ねて一次転写される。
【0017】
マゼンタトナー像が中間転写体3に一次転写された後、除電装置20で除電され残留したマゼンタトナーを除去された感光体ベルト2を帯電装置5で一様に帯電し、そこへ露光装置4がシアンの像に対応した静電潜像を形成し、形成した静電潜像をシアントナーを内包する現像装置1cが、感光体ベルト2から離れた位置から接触する位置へ移動して現像する。この現像されたシアントナー像が中間転写体3に、先に一次転写されてあったイエロートナー像およびマゼンタトナー像に更に重ねて一次転写される。
【0018】
シアントナー像が一次転写され、除電装置20で除電され残留したシアントナーを除去された感光体ベルト2を再び帯電装置5が一様に帯電し、そこへ露光装置4がブラックの像に対応した静電潜像を形成する、形成した静電潜像を、ブラックトナーを内包する現像装置1dが、感光体ベルト2から離れた位置から接触する位置へ移動して現像する。この現像されたブラックトナー像を、先に3色のトナー像が一次転写された感光体ベルト2に重ねて一次転写する。こうして4色のトナー像が中間転写体3に重ねられる。
【0019】
給紙部18が納めている用紙Pを、給紙ローラ7が1枚ずつ取り出す。取り出した用紙Pを搬送ローラ9がアライニングローラ10へ搬送する。アライニングローラ10が用紙Pの搬送タイミングを調整し、また用紙Pの姿勢を正す。
【0020】
アライニングローラ10から送り出された用紙Pが中間転写体3と転写ローラ11の間に入る。転写ローラ11が中間転写体3に形成された4色重ねトナー像を用紙Pの裏側から電気的に吸引して2次転写させる。
【0021】
剥離装置12がトナー像の2次転写された用紙Pを中間転写体3から剥離させる。中間転写体3からトナー像を2次転写された用紙Pは、定着装置13へと搬送され、トナー像が用紙Pに加熱・加圧されることで定着される。トナー像が定着された用紙Pは排紙部19へと搬送される。
【0022】
この画像形成装置900の現像装置1a、1b、1c、1dの第1の形態としての現像装置100の概略図を図2に示す。現像装置100は現像ローラ101、供給ローラ102、蓄積部材104、シート部材105、層規制ブレード106、搬送装置としての搬送羽根107、108、109、110、113、筐体111、トナー槽115から構成されている。
【0023】
現像装置100の筐体111下部のトナー槽115にはトナーが溜められている。筐体111の一端から現像ローラ101の一部が筐体111の外に露出している。現像ローラ101の回転方向は、現像ローラ101の筐体111から露出している部分が対面する感光体ベルト2と同じ方向に移動するようにしてある。搬送羽根107、108、109、110、113が、トナー槽115に溜まったトナーを掻き飛ばして現像ローラ101の方へ搬送するよう、溜まったトナーの表面に羽根先が潜るよう設けられている。
【0024】
搬送羽根107、108、109、110、113が掻き飛ばしたトナーは、トナー槽115の底部より高い位置に蓄積面が設けられた、蓄積部材104の蓄積面に積もる。蓄積部材104の蓄積面はトナー槽115の底部よりも十分高くして、トナー槽115に溜まったトナーの表面よりも常に高い位置となるよう設置してある。蓄積部材104の蓄積面の上方に、積もったトナーを摩擦帯電させる供給ローラ102が設置されている。供給ローラ102は現像ローラ101と接触している。
【0025】
供給ローラ102の下部と蓄積部材104の蓄積面の間を、供給ローラ102の回転によってトナーが搬送される。その際、供給ローラ102とトナーが、またトナー粒子同士が、さらにトナーと蓄積部材104の蓄積面が擦れあい、トナーが帯電される。現像ローラ101と供給ローラ102の接触部では、現像ローラ101と供給ローラ102のの表面が互いに逆方向に進行するように回転することで、現像ローラ101と供給ローラ102の接触する部分の相対速度は速くなり、摩擦効率を高くすることができる。現像ローラ101の下方側部に当接するよう、蓄積部材104からシート部材105が伸びている。また、供給ローラ102に付与された、現像ローラ101のトナー層の層厚を一定にするため層規制ブレード106が設けられている。供給ローラ102の上方には飛散防止部材103(a)が設置されており、供給ローラ103に付着したトナーがトナー槽115へと飛散せず蓄積部材104の蓄積面へ戻るようになっている。飛散防止部材103(a)は図3のように、供給ローラ102に面する部分が供給ローラ102外周に沿って所定の間隔を開けて湾曲した形状になっている。供給ローラ102の上部から、現像ローラ101と面した部分の反対側の上方側部にかけてを覆う。
【0026】
飛散防止部材103(a)の形状は、たとえば他に以下のようなものでもよい。図4に示すように、供給ローラ102に合わせた形状とせず、トナー槽115へのトナー飛散を防止し、蓄積部材104の蓄積面へトナーが戻るよう上下方向に伸びた板状の飛散防止部材103(b)としてもよい。供給ローラ102の上部へ飛散するトナーは筐体111の天井部でカバーし、飛散防止部材103(b)で蓄積部材104の蓄積面へとトナーが落ちるようにする。また図5のように、供給ローラ102と対面する飛散防止部材103(c)の面を、供給ローラ102に合わせた曲面とせず、直線的に形成しておいてもよい。いずれにせよ、現像ローラ101に付着せず供給ローラ102の表面に残ってしまい供給ローラ102の回転によって供給ローラから飛散してしまうトナーを、蓄積部材104の蓄積面へと導ける形状とすればよい。
【0027】
以上のような現像装置100の現像ローラ101は、導電性の金属でできた円筒形のスリーブと同じく導電性の金属でできた軸とで構成される。互いに同じ電位となるよう、スリーブと軸が電気的に互いに接続されている。
【0028】
現像ローラ101の軸と供給ローラ102の軸は、導電性の板バネを接触させるなどして電気的に接続されており、現像ローラ101と供給ローラ102の間に生じてしまった電位差によって現像ローラ101に供給されるトナーの量が変化してしまうことを防ぐ構造になっている。
【0029】
供給ローラ102はNBR,EPDM,シリコンゴム,ポリウレタンなどのエラストマーやフォームポリウレタンやゴムといった弾性変形する絶縁性の素材でできたローラに導電性の金属製の軸をとりつけたものとなっている。
【0030】
以上のような構成の現像装置1a、1b、1c、1dにおいて、飛散防止部材103(a)または103(b)または103(c)を設けたものとそうでないものとで、画像形成装置900において、現像装置内のトナー残量が多い場合と少ない場合とに分け、ベタ画像を連続印刷した際の画像不良の発生を目視により評価した。ここでは飛散防止部材103(a)を設けた場合で現像装置内のトナー残量が多いときに得られた、ベタ画像のむらがない状態を良好として、これを基準に評価を行った。
【0031】
現像ローラ101としては表面粗さは十点平均粗さRz3.0μm、直径18mmのアルミニウムスリーブを用い、供給ローラ102として直径14.2mmの発泡ポリウレタンローラを深さ方向に0.8mmくい込ませて当接させ、現像ローラ101に対する供給ローラ102の回転数比を0.7、現像ローラ101に対する搬送羽根107の回転数比を0.3とし、現像ローラ101の周速度を180mm/s、プロセス速度100mm/sで、A3用紙に10枚連続ベタ印字を行った。
【0032】
層規制は0.1mm厚のSUSの板バネ上に厚さ1.0mmのウレタンチップをマウントした層規制ブレード106を押圧95N/mで当接して行い、トナーには一般的なポリエステルタイプの負帯電性非磁性1成分トナー(体積平均粒径10.5μm、フタロシアニン顔料4.5重量%、ワックス2重量%)を使用した。
【0033】
【表1】
Figure 2004151429
表1のように、飛散防止部材103(a)または103(b)または103(c)があれば供給ローラ102上のトナー飛散が抑制され、蓄積部材104の蓄積面にトナーを効率よく回収できるため、現像装置100内のトナー量が少ない場合でもベタ追随性を確保できることがわかる。
【0034】
表2は現像ローラ101上のトナーの帯電量や像担持体上でのドットの散りを、飛散防止部材103(a)の材質をかえて測定した結果である。帯電量の測定は一般的な吸引式ファラデーケージを用いて行った。また、ドットの散りは目視での測定である。
【0035】
アルミやSUS材を用いた場合の方がポリエステル樹脂を用いた場合よりも負の帯電量が大きくなる。帯電量が大きくなったことで現像ローラ101へのトナーの電気的付着力が強くなり、トナーが現像ローラ101から像担持体へ不意に散ってしまいにくくなる。
【0036】
【表2】
Figure 2004151429
飛散防止部材103(a)の材質はポリエステル樹脂、アルミ、SUS材を用いた。アルミやSUS材といった導電性の金属の場合では現像ローラ101の軸と供給ローラ102の軸と飛散防止部材103(a)の電位が同電位である。
【0037】
現像ローラ101や供給ローラ102と、飛散防止部材103(a)との間に電位差が生じてしまうと、現像ローラ101や供給ローラ102に付着しているトナーを飛散防止部材103(a)が吸引してしまったり、トナーと反発して現像ローラ101に形成されたトナー層を乱してしまったりという問題が生じる。現像ローラ101の軸と供給ローラ102の軸と飛散防止部材103(a)の電位を同電位にすることでこの問題を解決している。
【0038】
導電性の金属でできた飛散防止部材103(a)を用いることによって、トナーの帯電量が大きくなり、ドットの散りが少なくなることがわかる。
【0039】
現像装置1a、1b、1c、1dの第2の形態の概略図を図6に示す。
【0040】
これは、第1の実施形態におけるシート部材105を排除し、蓄積部材104の形状を変更して保留部材504としたものである。
【0041】
保留部材504は、蓄積部材104に落下防止壁を有し、積極的に蓄積面にトナーを保持し、蓄積面からトナー槽にトナーが落ちにくくしている。
【0042】
シート部材105を排除したことで、現像ローラ501と供給ローラ502の接触部下部の空間が塞がらない。そのため、シート部材105がある場合はその空間に溜まってしまうトナーは下に落ちるので、現像ローラ501への帯電不足のトナーが直接付着してしまうのを避けることができる。
【0043】
保留部材504を設けたものとそうでないもの、また保留部材504と共に設ける飛散防止部材504の形状や材質を変化させて特性の測定を行った。具体的には、画像形成装置900において、現像装置内のトナー残量が少ない場合の、ベタ画像を連続印刷した際の画像不良の発生を目視により評価した。ここでは飛散防止部材103(a)を設けた場合で現像装置内のトナー残量が少ないときに得られた、ベタ画像のむらがない状態を良好として、これを基準に評価を行った。更に、現像ローラ501の周速度を変えた場合に現像ローラ501からのトナーの剥離が生じるかどうかも併せて評価した。
【0044】
現像ローラ501としては表面粗さは十点平均粗さRz3.0μm、直径18mmのアルミニウムスリーブを用い、供給ローラ502として直径14.2mmの発泡ポリウレタンローラを深さ方向に0.8mmくい込ませて当接させ、現像ローラ501に対する供給ローラ502の回転数比を0.7、現像ローラ501に対する搬送羽根507の回転数比を0.3とし、プロセス速度180mm/sで、A3用紙に10枚連続ベタ印字を行った。
【0045】
トナーには一般的なポリエステルタイプの負帯電性非磁性1成分トナー(体積平均粒径10.5μm、フタロシアニン顔料4.5重量%、ワックス2重量%)を使用した。
【0046】
現像ローラ501の周速度は、ベタ印字行う際には300mm/sとし、現像ローラ501からのトナー剥離の評価を行う際には300mm/sあるいは400mm/sとした。
【0047】
画像形成装置900においてベタ画像を連続印刷した際の画像不良の発生を目視により評価した結果と、現像ローラ501の周速度を変えてトナー剥離が生じるかどうかを評価した結果が表3である。
【0048】
第1の実施形態のような蓄積部材を保留部材504に置きかえることで、現像ローラ501の周速度を300mm/sから400mm/sに高めても、トナーこぼれを生じないようになることがわかる。更に飛散防止部材503(a)または503(b)または503(c)があればベタ画像の状態は良好となる。
【0049】
【表3】
Figure 2004151429
表4のように、現像ローラ501上のトナー帯電量や像担持体上でのドットの散りを、飛散防止部材103(a)の材質をかえて測定した結果、導電性の金属製である方がトナー帯電量が大きく、ドットの散りが少なくなるということがわかった。
【0050】
【表4】
Figure 2004151429
現像装置1a、1b、1c、1dの第3の形態について概略図をしめしたものが図7である。
【0051】
第1の形態のシート部材105や蓄積部材104を排除し、かわりに図8に示すような保留室603を設けたものである。保留室603は供給ローラ602の上部と下部、そして現像ローラ601と反対側の供給ローラ602側部を覆う壁で構成されている。
【0052】
側部を覆う壁には、保留室603外からトナーを受け入れるための開口部Wが開けられている。
【0053】
蓄積部材を設けたものと保留部材を設けたものそして保留室603を設けたものとで、画像形成装置900において、現像装置内のトナー残量が多い場合と少ない場合のに分け、ベタ画像を連続印刷した際の画像不良の発生を目視により評価した。ここでは保留室603を設けた場合で現像装置内のトナー残量が多いときに得られた、ベタ画像のむらがない状態を良好として、これを基準に評価を行った。
【0054】
現像ローラ601としては表面粗さRz3.0μm、直径18mmのアルミニウムスリーブを用い、供給ローラ602として直径14.2mmの発泡ポリウレタンローラを深さ方向に0.8mmくい込ませて当接させ、現像ローラ601に対する供給ローラ602の回転数比を0.7、現像ローラ601に対する搬送羽根607の回転数比を0.3とし、現像ローラ601の周速度を300mm/s、プロセス速度180mm/sで、A3用紙に10枚連続ベタ印字を行った。
【0055】
層規制は0.1mm厚のSUSの板バネ上に厚さ1.0mmのウレタンチップをマウントした層規制ブレード606を押圧95N/mで当接して行い、トナーには一般的なポリエステルタイプの負帯電性非磁性1成分トナー(体積平均粒径10.5μm、フタロシアニン顔料4.5重量%、ワックス2重量%)を使用した。この結果が表5である。
【0056】
【表5】
Figure 2004151429
表5のように、保留室603を設ければ、現像装置600内の残留量が少ない場合でもベタ画像の状態を良好に保つことができる。
【0057】
また表6のように、現像ローラ601上のトナー帯電量や像担持体上でのドットの散りを、保留室603の材質をかえて測定すると、導電性の金属製である方がトナー帯電量が大きく、ドットの散りが少なくなるということがわかる。
【0058】
【表6】
Figure 2004151429
トナーとして非磁性1成分トナーを挙げたが、これは主に非磁性1成分トナーを用いた現像方法がトナーの帯電を要するためである。トナーは負帯電性とは限らず、負帯電性の現像ローラに対して正帯電性のトナーを用いることも可能である。
【0059】
現像装置内で蓄積部材や保留部材へトナーを供給する手段として搬送羽根を挙げたが、これに限らずベルトコンベアでトナー槽からトナーを汲み上げるような形態としてもよい。また、ファンやブロワで吹き飛ばしたトナーが蓄積部材や保留部材に積もるような方式としてもよい。いずれにせよ、蓄積部材や保留部材、保留室にトナーを供給できる手段があればよい。
【0060】
またこのような現像装置を備える画像形成装置としては上記の構成に限らず、モノクロ画像形成については現像装置が1つであってもよいことは言うまでもない。また、現像装置が現像する静電潜像が形成されるのを感光体ベルトとしたがこれがドラム形状のものであってもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明によって、トナー供給ローラで帯電したトナーを、トナー供給ローラ付近に保持しておくことで帯電効率を上げることで、現像ローラへのトナーの保持をより確実にして鮮明な画像を形成することのできる画像形成装置および現像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の構造図。
【図2】現像装置の第1の形態の概略図。
【図3】飛散防止部材の斜視図。
【図4】飛散防止部材の変形例の斜視図。
【図5】飛散防止部材の別の変形例の斜視図。
【図6】現像装置の第2の形態の概略図。
【図7】現像装置の第3の形態の概略図。
【図8】保留室の斜視図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d・・・現像装置、101・・・現像ローラ、102・・・供給ローラ、103・・・飛散防止部材、104・・・蓄積部材、900・・・画像形成装置。

Claims (18)

  1. 像担持体と、
    この像担持体を一様に帯電させる帯電装置と、
    この帯電装置によって帯電された前記像担持体に露光して静電潜像を描く露光装置と、
    この露光装置で露光された前記像担持体の前記静電潜像にトナーを付与してトナー像に現像する現像装置と、
    この現像装置で現像された前記トナー像を前記像担持体から記録媒体へと転写させる転写装置と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記現像装置は、
    前記トナーを溜めるトナー槽と、
    このトナー槽の前記トナーを搬送する搬送装置と、
    この搬送装置で搬送された前記トナーを蓄積する蓄積部材と、
    この蓄積部材に蓄積された前記トナーを搬送する供給ローラと、
    この供給ローラが搬送する前記トナーを像担持体に描かれた静電潜像に付与する現像ローラと、
    前記供給ローラから飛散する前記トナーが前記蓄積部材へと戻るよう設けた飛散防止部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記飛散防止部材は、金属製であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記飛散防止部材は、前記現像ローラの軸と同電位であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記蓄積部材の蓄積面は、前記トナー槽に溜まったトナーの表面よりも常に高い位置となるよう設置してあることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送装置は、前記トナー槽に溜まった前記トナーを掻き飛ばして前記現像ローラの方へ搬送する搬送羽根であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送羽根は、前記トナー槽に溜まったトナーの表面に羽根先が潜るよう設けられていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記現像ローラは、前記筐体から露出している部分が前記像担持体と対面する面が、前記像担持体と同じ方向に移動するような方向に回転することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記供給ローラは、前記現像ローラと接触し、接触部では前記現像ローラの表面が互いに逆方向に進行することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記蓄積部材は、落下防止壁を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. トナーを溜めるトナー槽と、
    このトナー槽のトナーを搬送する搬送装置と、
    この搬送装置で搬送された前記トナーを蓄積する蓄積部材と、
    この蓄積部材に蓄積されたトナーを搬送する供給ローラと、
    この供給ローラが搬送するトナーを像担持体に描かれた静電潜像に付与する現像ローラと、を有し、
    前記供給ローラから飛散するトナーが前記蓄積部材へと戻るよう設けた飛散防止部材と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  11. 前記飛散防止部材は、金属製であることを特徴とする請求項10記載の現像装置。
  12. 前記飛散防止部材は、前記現像ローラの軸と同電位であることを特徴とする請求項11記載の現像装置。
  13. 前記蓄積部材の蓄積面は、前記トナー槽に溜まったトナーの表面よりも常に高い位置となるよう設置してあることを特徴とする請求項10記載の現像装置。
  14. 前記搬送装置は、前記トナー槽に溜まった前記トナーを掻き飛ばして前記現像ローラの方へ搬送する搬送羽根であることを特徴とする請求項10記載の現像装置。
  15. 前記搬送羽根は、前記トナー槽に溜まったトナーの表面に羽根先が潜るよう設けられていることを特徴とする請求項14記載の現像装置。
  16. 前記現像ローラは、前記筐体から露出している部分が前記像担持体と対面する面が、前記像担持体と同じ方向に移動するような方向に回転することを特徴とする請求項10記載の現像装置。
  17. 前記供給ローラは、前記現像ローラと接触し、接触部では前記現像ローラの表面が互いに逆方向に進行することを特徴とする請求項16記載の現像装置。
  18. 前記蓄積部材は、落下防止壁を有することを特徴とする請求項10記載の現像装置。
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