JP2004151136A - 画像表示装置 - Google Patents

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Yasunori Saito
泰則 斎藤
Yoshiro Yamaguchi
善郎 山口
Kiyoshi Shigehiro
清 重廣
Tsunemasa Mita
恒正 三田
Yasushi Suwabe
恭史 諏訪部
Yoshinori Machida
義則 町田
Motohiko Sakamaki
元彦 酒巻
Takeshi Matsunaga
健 松永
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Abstract

【課題】表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示する場合でも違和感無く画像を表示することができる画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置10は表示装置12及び制御装置14で構成され、表示装置12は表示特性が異なる画像表示媒体16A〜16Dで構成される。 制御装置14は、制御部34、電圧印加装置36、メモリ38、媒体データメモリ40、画像メモリ42、入力部44、及び表示部46を含んで構成される。
媒体データメモリ40は各画像表示媒体の配置位置データや表示特性データを含む媒体データが記憶されている。制御部34は入力部44から入力された画像データを分割した分割画像データを生成する。分割画像データを生成する際には、媒体データに基づいて各画像表示媒体の表示特性の差が吸収されるように分割画像データを適宜補正する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置に係り、特に、電気的に書き換え可能な複数の画像表示媒体を用いて1つの画像を表示する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所謂電子ペーパーと言われる繰り返し書き換えが可能なメモリー性のある画像表示技術として、着色粒子の回転(Twisting Ball Display)、電気泳動、サーマルリライタブル、メモリ性を有する液晶、エレクトロクロミー等の技術が知られている。
【0003】
このような技術の中で、粒子(トナー)を用いて表示する画像表示媒体として、異なる極性に帯電された黒色粒子と白色粒子とが対向するシート間に封入された画像表示媒体が提案されている。このような画像表示媒体は、シート間に電界を形成させて粒子を移動させることにより、黒色粒子と白色粒子とのコントラストとして画像を表示させる。また、その中でも、色フィルタを用いることにより多色表示を可能とした画像表示媒体が提案されている。(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−169191号公報
【特許文献2】
特開2002−139750号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の画像表示媒体は、電子ペーパーとして利用できることはもちろんのこと、大型の表示装置としても利用できる。大型の表示装置として利用する場合には、複数の画像表示媒体を組み合わせて大画面を構成することができるが、コスト上の問題や表示させる画像の種類等により、異なる表示特性の画像表示媒体を組み合わせたい場合がある。
【0006】
このように表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示させようとした場合、画像の見え方に差が生じ、違和感のある画像になってしまう場合がある。
【0007】
本発明は、上記事実に鑑みて成されたものであり、表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示する場合でも違和感無く画像を表示することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、隣接して配置され、且つ少なくとも表示特性が異なる電気的に書き換え可能な複数の画像表示媒体を含む表示手段と、前記複数の画像表示媒体の表示特性を記憶する記憶手段と、前記表示手段に表示すべき表示画像の画像データを入力する入力手段と、前記複数の画像表示媒体の表示特性及び前記画像データに基づいて、前記複数の画像表示媒体の配置位置に対応して前記表示画像を分割した分割画像を前記複数の画像表示媒体に各々表示させるための分割画像データを生成する生成手段と、前記分割画像の各々が対応する前記画像表示媒体に表示されるように、生成した前記分割画像データに基づいて前記複数の画像表示媒体を各々制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、表示手段は、隣接して配置された複数の画像表示媒体を備えている。これらの画像表示媒体は電気的に書き換えが可能な画像表示媒体であると共に、表示特性が全て同一ではなく、表示手段は、表示特性が異なる画像表示媒体を少なくとも2つ含む。
【0010】
画像表示媒体は、例えば請求項2に記載したように、少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、前記一対の基板間に印加される電圧により形成される電界に応じて移動可能に前記基板間に封入されると共に、色及び帯電特性が異なる複数種類の粒子群と、を備えた構成とすることができる。このような画像表示媒体では、表示させたい画像に応じて基板間に電圧を印加して粒子を移動させ、粒子のコントラストによって画像を表示する。なお、画像表示媒体として周知の液晶表示装置等を用いてもよい。
【0011】
複数の画像表示媒体の表示特性は、記憶手段に記憶される。表示特性は、例えば請求項3に記載したように、解像度、階調数、色数、色の種類、表示形式、及び表示速度の少なくとも1つとすることができる。ここで、表示形式は、例えば静止画像を表示する形式や動画像を表示する形式がある。
【0012】
このように表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示させる場合、画像の見え方に差が生じ、違和感のある画像になってしまう場合がある。
【0013】
そこで、制御手段は、記憶手段に記憶された複数の画像表示媒体の表示特性及び入力手段によって入力された表示手段に表示すべき表示画像の画像データに基づいて、複数の画像表示媒体の配置位置に対応して表示画像を分割した分割画像を複数の画像表示媒体に各々表示させるための分割画像データを生成する。すなわち、画像表示媒体の表示特性が異なっても複数の画像表示媒体を組み合わせた表示手段に表示画像が違和感なく表示されるように、単に表示画像の画像データを分割するのではなく、各々の画像表示媒体の表示特性及び配置位置を考慮して分割画像データを生成し、分割画像の各々が対応する画像表示媒体に表示されるように、生成した分割画像データに基づいて複数の画像表示媒体を各々制御する。
【0014】
例えば、請求項4に記載したように、前記制御手段は、前記複数の画像表示媒体の表示性能が、前記複数の画像表示媒体の表示特性に基づく表示性能のうち最も低い表示性能に略統一されるように、前記複数の画像表示媒体を各々制御することができる。
【0015】
例えば、表示手段が解像度が異なる画像表示媒体を含む場合には、解像度が高い方が表示性能としての反射率が低く、解像度が高い方が反射率が低い場合がある。このような場合には、反射率が高い方の画像表示媒体の反射率が、反射率が低い方の画像表示媒体の反射率と略一致するように分割画像データを補正し、補正した分割画像データに基づいて複数の画像表示媒体を各々制御する。これにより、違和感のない画像を表示させることが可能となる。
【0016】
このように、各々の画像表示媒体の表示特性及び配置位置に基づいて分割画像データを生成し、生成した分割画像データに基づいて各々の画像表示媒体に分割画像を表示させることにより、表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示させる場合でも、画像の見え方に差が生じ、違和感のある画像になってしまうのを極力防ぐことができる。
【0017】
また、請求項5に記載したように、前記生成手段は、前記複数の画像表示媒体の境界線に基づいて前記分割画像データを補正するようにしてもよい。例えば、画像表示媒体の境界線、すなわち画像表示媒体が隣接する部分で文字等が途切れて隙間が生じてしまうような場合には、その文字全体を何れかの画像表示媒体に表示させるために表示位置がシフトされるように分割画像データを補正する。これにより、違和感のない画像を表示することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
図1には、本実施形態に係る画像表示装置10の一例を示した。図1に示すように、画像表示装置10は、表示装置12及び表示装置12を制御する制御装置14を含んで構成されている。
【0020】
表示装置12は、一例として4個の画像表示媒体16A〜16Dを含んで構成されている。画像表示媒体16A〜16Dは、図2に示すように、例えば同一サイズの長方形状であり、筐体18内に隣接して配置される。なお、画像表示媒体は少なくとも2つ以上あればよい。
【0021】
画像表示媒体16Aは、図3に示すように、画像が表示される側の透明な表示基板20と、これと微少間隙をもって対向する背面基板24との間に、黒色粒子24及び白色粒子26が封入された構成となっている。表示基板20及び背面基板22の縁部にはスペーサ28が設けられている。このスペーサ28により黒色粒子24及び白色粒子26が外部に漏れるのを防ぐと共に、表示基板20と背面基板22との間を一定間隔に保っている。
【0022】
また、表示基板20の背面基板22と対向する側の面には、複数のライン状(帯状)の表示側電極30が図3の紙面に垂直な方向に形成されている。なお、表示側電極30は透明な電極材料で構成される。
【0023】
背面基板22の表示基板20と対向する側の面には、複数のライン状の背面側電極32が図3の左右方向に形成されている。すなわち、表示側電極30と背面側電極32とは互いに直交しており、所謂単純マトリクス構造の電極を構成している。
【0024】
なお、表示側電極30及び背面側電極32は、表示基板20及び背面基板22の中に埋め込まれていてもよく、表示基板20及び背面基板22の対向する側の面と反対側の面に形成されていてもよく、表示基板20及び背面基板22の外側に別個独立に配置されていてもよい。
【0025】
このような画像表示媒体は、所謂単純マトリクス駆動により表示側電極30及び背面側電極32に電圧を印加して黒色粒子24及び白色粒子26を移動させることにより表示すべき画像を表示させることができる。
【0026】
具体的には、例えば複数の背面側電極32に粒子を駆動(移動)させることができる駆動電圧を順次印加すると共に、これと同期して、粒子を移動させるべき画素位置を含む表示側電極30全てに電圧を印加する。これにより、1ラインずつ画像が表示されていく。なお、電圧の印加が停止されも、鏡像力により粒子は表示基板20又は背面基板22に付着したままとなり、画像表示が維持される。
【0027】
なお、本実施の形態では画像表示媒体の電極を単純マトリクス構造としているが、これに限らず、画素毎に独立した電極を有するアクティブマトリクス構造とし、アクティブマトリクス駆動により画像を表示することができる画像表示媒体を用いてもよい。
【0028】
また、画像表示媒体16A〜16Dのうち少なくとも2つは表示特性が異なる画像表示媒体が用いられる。表示特性については詳細は後述するが、解像度や色数などがある。
【0029】
例えば図2に示すように、表示装置12を掲示板として利用する場合、上半分には表示させたい項目を遠くから見ても一目で確認できるように比較的大きな文字で表示し、下半分には上半分に表示された項目の詳細をさらに確認できるように比較的小さな文字で多くの文字を表示させたい場合がある。このような場合には、下半分側の解像度を上半分側の解像度よりも高くする必要がある。
【0030】
従って、表示エリアに応じて解像度を異ならせたい場合、例えば下側に配置された画像表示媒体16C、16Dの解像度を上側に配置された画像表示媒体16A、16Bの解像度よりも高くしたいような場合には、画像表示媒体16C、16Dは、表示側電極30及び背面側電極32が画像表示媒体16A,16Bのそれよりも細い構造の画像表示媒体を採用する。これにより、画像表示媒体16C、16Dの解像度を画像表示媒体16A、16Bの解像度よりも高くすることができる。また、画像表示媒体16A、16Bは、画像表示媒体16C、16Dよりも解像度の低い画像表示媒体を用いることができるため、表示装置12全体のコストを抑えることができる。なお、低解像度の画像表示媒体の方が電極数が少なく、画像表示媒体全体に対する電極の隙間による非表示エリアの割合が小さくなるため、コントラストが高くなり見やすくなる。
【0031】
また、上半分を白黒表示し、下半分を3色以上の色で多色表示させたい場合もある。このように色数を表示エリアに応じて異ならせたい場合、例えば画像表示媒体16A、16Bを白黒表示、画像表示媒体16C、16Dを多色表示させたい場合には、画像表示媒体16C、16Dとして帯電特性が異なる3種類以上の粒子を備えた画像表示媒体を採用したり、例えば特開2002−169191号公報や特開2002−139750号公報に記載された構成の画像表示媒体を採用したりすることができる。特開2002−169191号公報や特開2002−139750号公報に記載された構成の画像表示媒体では、少ない種類の粒子で多色表示を行うことができる。このように、多色表示が必要なエリアだけ多色表示可能な画像表示媒体を配置することにより、表示装置12全体のコストを抑えることができる。
【0032】
また、上半分を静止画像、下半分を動画像を表示させたい場合もある。このように表示形式を異ならせたい場合、例えば画像表示媒体16A、16Bは前述したような基板間に粒子が封入され、粒子を移動させることで画像を表示する画像表示媒体を採用し、画像表示媒体16C、16Dは周知の液晶表示装置を採用するようにしてもよい。
【0033】
制御装置14は、制御部34、電圧印加装置36、メモリ38、媒体データメモリ40、画像メモリ42、入力部44、及び表示部46を含んで構成される。
【0034】
電圧印加装置36は、制御部34からの指示により、画像表示媒体16A〜16Dの表示側電極30及び背面側電極32に対して各々独立に電圧を印加することが可能である。すなわち、電圧印加装置36は、画像表示媒体16A〜16Dを同時に単純マトリクス駆動することができる。
【0035】
メモリ38は、制御部34で実行される後述する制御プログラムが格納されたROMや作業用メモリとしてのRAM等を含んで構成される。
【0036】
媒体データメモリ40は、例えば書き換え可能なフラッシュROM等で構成され、画像表示媒体の配置位置を表す配置位置データや表示特性を表す表示特性データ等の媒体データが画像表示媒体の数分記憶されている。
【0037】
図4に示すように、媒体データ48は、配置位置データ50及び表示特性データ52を含んで構成されている。 媒体データ48は、例えば画像表示媒体16A〜16Dの順に記憶される。
【0038】
配置位置データ50は、画像表示媒体の配置位置を示すデータであり、例えば配置位置が1行目の1列目であれば「1−1」、2行目の1列目であれば「2−1」といったように行と列を指定する番号で表すことができる。
【0039】
表示特性データ52は、例えば解像度、階調数、色数、色の種類、表示形式、表示速度等の画像表示媒体の表示特性を表すデータを含んで構成されている。
【0040】
画像メモリ42は、図5に示すように、画像表示媒体16A〜16Dに対応して記憶領域A〜Dに記憶領域が分割されており、それぞれの記憶領域に対応する画像表示媒体に表示すべき画像データが記憶される。
【0041】
入力部44は、表示装置12に表示すべき表示画像の画像データを入力するためのものであり、メモリーカード等の記録媒体に記録された画像データを読取るための読取手段や、キーボードやマウス等の表示画像を入力したり編集したりするための操作手段等を含んで構成される。
【0042】
表示部46は、入力部44から入力された画像データに基づく表示画像を表示したり、編集された表示画像を表示したりする。これにより、表示装置12に表示すべき画像を確認することができる。
【0043】
なお、表示装置12は本発明の表示手段に相当し、媒体データメモリ40は本発明の記憶手段に相当し、入力部44は本発明の入力手段に相当し、制御部34は本発明の制御手段に相当する。
【0044】
次に、本実施の形態の作用として、制御部34で実行される制御ルーチンについて、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0045】
まず、ステップ100では、入力部44から表示装置12に表示すべき表示画像の画像データが入力される。
【0046】
ステップ102では、画像表示媒体16A〜16Dの媒体データをそれぞれ媒体データメモリ40から読み出す。これにより、画像表示媒体16A〜16Dの配置位置及び表示特性を把握することができる。
【0047】
ステップ104では、入力部44から入力された画像データ及び媒体データメモリ40から読み出した画像表示媒体16A〜16Dの媒体データに基づいて、画像表示媒体16A〜16Dの各々に表示させる分割画像の分割画像データを生成する。
【0048】
具体的には、まず画像データを画像表示媒体16A〜16Dの配置位置に応じて分割し、分割画像データを生成する。そして、この分割画像データを画像表示媒体16A〜16Dの表示特性に応じて補正する。すなわち、画像データを単に分割するだけではなく、画像表示媒体の表示特性が異なっても全体の画像が違和感なく表示されるように、画像表示媒体16A〜16Dの表示特性及び配置位置を考慮して分割画像データを補正する。この補正は、例えば画像表示媒体16A〜16Dのうち最も低い表示特性に統一されるように分割画像データを補正する。
【0049】
例えば図2に示すような表示装置12において画像表示媒体16C、16Dの解像度が画像表示媒体16A、16Bの解像度より高い場合には、単に画像データを4つに分割した分割画像データに基づく分割画像を画像表示媒体16A〜16Dにそのまま表示させた場合には、違和感のある画像となってしまう。これは、解像度の違いによって反射率が異なり、解像度が高い方が反射率が低くなるためである。
【0050】
このような場合には、解像度の高い画像表示媒体16C、16D用の分割画像データを、反射率が画像表示媒体16A、16Bと略一致するように、すなわち反射率が低くなるように補正する。具体的には、例えば数画素毎に黒やグレーが表示されるように分割画像データを補正する。これにより、反射率を低下させることができる。また、画像表示媒体16C、16Dの表示側電極30及び背面側電極32に印加する電圧を低くして粒子の移動を抑えることにより反射率を低下させるようにしてもよい。
【0051】
このように、画像表示媒体16A〜16Dの表示性能が、それぞれの表示特性に基づく表示性能のうち最も低い表示性能に略統一されるように分割画像データを補正するので、表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示させる場合でも、画像の見え方に差が生じ、違和感のある画像になってしまうのを極力防ぐことができる。
【0052】
また、例えば図7(A)に示すように、画像表示媒体16Cの解像度が画像表示媒体16Dの解像度の2倍の解像度である場合において、両方の画像表示媒体に跨るライン54を表示する場合、単に画像データを分割した分割画像データに基づく分割画像を画像表示媒体にそのまま表示させた場合には、画像表示媒体16Dに表示されるライン54Cの太さと画像表示媒体16Dに表示されるライン54Dの太さが異なるため、違和感のある画像となってしまう。
【0053】
このような場合には、図7(B)に示すように、画像表示媒体16Cに表示されるライン54Cの太さが画像表示媒体16Dに表示されるライン54Dの太さと一致するように、画像表示媒体16C用の分割画像データを補正する。すなわち、ライン54Cに隣接する画素のデータを黒を表すデータに変更する。これにより、画像表示媒体16Cと画像表示媒体16Dの解像度を実質的に同一にすることができる。
【0054】
また、解像度が高い画像表示媒体16C用の分割画像データを1ラインおきに間引くことによって画像表示媒体16Cと画像表示媒体16Dの解像度を実質的に同一にすることもできる。
【0055】
しかしながら、この場合、図7(A)の矢印Eで示す間引かれるラインにライン54Cが含まれていると、ライン54Cの一部が欠落してしまう。このような場合には、欠落したラインを復活させると共に、その太さがライン54Dと一致するように分割画像データを補正する。これにより、違和感のある画像となってしまうのを防ぐことができる。
【0056】
また、例えば画像表示媒体16C、16Dに表示させるべき表示画像のオリジナル画像が図8(A)に示すように、等間隔でライン56が並ぶような画像だった場合、分割画像データを補正せずにそのまま表示した場合には、図8(B)に示すように、画像表示媒体の境界線58によってライン56が等間隔でなくなってしまう箇所が発生してしまう。このような場合には、図8(C)に示すように、画像表示媒体16Dに表示されるライン56が境界線58の太さ分だけ左側にシフトするように、画像表示媒体16D用の分割画像データを補正する。これにより、違和感のない画像を画像を得ることができる。
【0057】
また、例えば画像表示媒体16C、16Dに表示させるべき表示画像のオリジナル画像が図9(A)に示すように、横一列に並ぶ数字60だった場合、分割画像データを補正せずにそのまま表示した場合には、図9(B)に示すように、画像表示媒体の境界線58によって境界付近に存在する数字が分断されてしまう。このような場合には、図9(C)に示すように、画像表示媒体16Dに表示される数字が境界線58の太さ分だけ右側にシフトするように、画像表示媒体16C、16D用の分割画像データを補正する。これにより、違和感のない画像を画像を得ることができる。
【0058】
また、表示特性データ52の階調数や色数、色の種類に基づいて画像表示媒体16A〜16Dの色バランスが最も性能の低いものに略一致するように分割画像データを補正してもよい。
【0059】
ステップ106では、生成した画像表示媒体16A〜16D用の分割画像データを画像メモリ42の記憶領域A〜Dに各々格納する。
【0060】
そして、ステップ108では、画像メモリ42に記憶された画像表示媒体16A〜16D用の分割画像データに基づいて電圧印加装置36を駆動し、分割画像を画像表示媒体16A〜16Dに各々表示させる。
【0061】
このとき、表示特性データ52の表示速度に基づいて、画像表示媒体16A〜16Dのうち最も表示速度が遅いものに合わせて電圧印加装置36による電圧印加を制御する。これにより、スムーズに表示することができる。
【0062】
このように、本実施の形態では、各々の画像表示媒体の表示特性及び配置位置に基づいて分割画像データを生成し、生成した分割画像データに基づいて各々の画像表示媒体に分割画像を表示させるので、表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示させる場合でも、画像の見え方に差が生じ、違和感のある画像になってしまうのを極力防ぐことができる。また、表示装置全てに高額且つ高性能の画像表示媒体を用いる必要がないため、表示装置のコストを抑えることができる。さらに、表示画像の作成者は画像表示媒体の表示特性の違いを意識することなく表示画像を作成することができるため、作業効率を向上することができる。
【0063】
なお、本実施の形態では、媒体データメモリ40が制御装置14側にある場合について説明したが、これに限らず、表示装置12側にあってもよい。また、電圧印加装置36や画像メモリ42が表示装置12側にあってもよい。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、表示特性の異なる画像表示媒体を組み合わせて1つの画像を表示する場合でも違和感無く画像を表示することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】表示装置の外観を示す外観図である。
【図3】画像表示媒体の断面図である。
【図4】媒体データメモリの内部構成を示す図である。
【図5】画像メモリの内部構成を示す図である。
【図6】制御部で実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図7】分割画像データの補正について説明するための図である。
【図8】分割画像データの補正について説明するための図である。
【図9】分割画像データの補正について説明するための図である。
【符号の説明】
10 画像表示装置
12 表示装置
14 制御装置
16A〜16D 画像表示媒体
18 筐体
20 表示基板
22 背面基板
24 黒色粒子
24 背面基板
26 白色粒子
28 スペーサ
30 表示側電極
32 背面側電極
34 制御部
36 電圧印加装置
38 メモリ
40 媒体データメモリ
42 画像メモリ
44 入力部
46 表示部
48 媒体データ
50 配置位置データ
52 表示特性データ

Claims (5)

  1. 隣接して配置され、且つ少なくとも表示特性が異なる電気的に書き換え可能な複数の画像表示媒体を含む表示手段と、
    前記複数の画像表示媒体の表示特性を記憶する記憶手段と、
    前記表示手段に表示すべき表示画像の画像データを入力する入力手段と、
    前記複数の画像表示媒体の表示特性及び前記画像データに基づいて、前記複数の画像表示媒体の配置位置に対応して前記表示画像を分割した分割画像を前記複数の画像表示媒体に各々表示させるための分割画像データを生成し、前記分割画像の各々が対応する前記画像表示媒体に表示されるように、生成した前記分割画像データに基づいて前記複数の画像表示媒体を各々制御する制御手段と、
    を備えた画像表示装置。
  2. 前記画像表示媒体は、少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、前記一対の基板間に印加される電圧により形成される電界に応じて移動可能に前記基板間に封入されると共に、色及び帯電特性が異なる複数種類の粒子群と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記表示特性は、解像度、階調数、色数、色の種類、表示形式、及び表示速度の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の画像表示媒体の表示性能が、前記複数の画像表示媒体の表示特性に基づく表示性能のうち最も低い表示性能に略統一されるように、前記複数の画像表示媒体を各々制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の画像表示媒体の境界線に基づいて前記分割画像データを補正することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像表示装置。
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