JP2004150931A - モータの回転角度検出装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータの回転角度検出装置及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検出精度を低下させることなく、構造をより簡素化することができるモータの回転角度検出装置、及びその回転角度検出装置を備えた電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】モータの回転軸端部に設けら得たマグネット55、磁気抵抗センサ57、及び回転角度演算部61により、回転角度θ0が検出される。回転角度θ0に基づいて、回転速度Dθ及び回転加速度DDθが算出される(S12,S13)。回転速度Dθ及び回転加速度DDθに応じて、速度補正値θC1及び加速度補正値θC2が算出される(S14,S15)。速度補正値θC1及び加速度補正値θC2により、検出回転角度θ0が補正され、補正回転角度θが算出される。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの回転角度を検出する回転角度検出装置、及びその回転角度検出装置を備え、モータによりステアリングの操舵補助を行う電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、ブラシレスモータによりステアリングの操舵補助を行う電動パワーステアリング装置が示されている。この電動パワーステアリング装置はブラシレスモータの回転軸の回転角度検出装置を備え、その回転角度検出装置は、ブラシレスモータの回転軸に固定され、表面及び周面に複数対の磁極が設けられた円板と、この円板に対向する位置に設けられた複数の磁気検出素子とを有する。この回転角度検出装置では、複数の磁気検出素子の出力に基づいて、ブラシレスモータの回転軸の回転角度が検出される。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−343206号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記回転角度検出装置は、従来より周知の回転角度検出装置であるレゾルバに比べて構造が簡素化されているが、さらに簡素化する余地が残されている。ただし、構造の簡素化によって回転角度の検出精度が低下することは、避けなければならない。
【0005】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、検出精度を低下させることなく、構造をより簡素化することができるモータの回転角度検出装置を提供すること、及びその回転角度検出装置を備えた電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、モータの回転角度を検出する回転角度検出装置において、前記モータの回転軸の端部に設けられ、1対の磁極を有するマグネットと、該マグネットに対向する位置に設けられ、前記マグネットが発生する磁界に基づいて前記回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手段と、該回転角度検出手段の出力に基づいて、前記回転軸の回転速度及び該回転加速度を算出する速度算出手段と、該速度算出手段により算出される回転速度及び回転加速度に応じて、前記回転角度検出手段により検出される回転角度を補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、モータの回転軸の端部に設けられ、1対の磁極を有するマグネットが発生する磁界に基づいて回転軸の回転角度が検出される。したがって、従来に比べてより簡単な構成で回転角度を検出することができる。さらに、検出された回転角度が、モータの回転速度及び回転加速度に応じて補正されるので、正確な回転角度を得ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータ及びその回転角度検出装置を備え、前記モータによりステアリングの操舵補助を行うことを特徴とする電動パワーステアリング装置を提供する。
この電動パワーステアリング装置は、検出精度を維持しながら、構造が簡素化された回転角度検出装置を備えるので、コスト低減及び装置のコンパクト化が可能となり、しかもこの回転角度検出装置により検出される回転角度に基づくモータ駆動制御を行うことにより、良好な操舵フィーリングを得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の一実施形態にかかる電動パワーステアリング装置を模式的に示す図である。電動パワーステアリング装置10は、操舵機構23と、この操舵機構23に補助トルクを加える補助トルク機構24とを備えている。
【0010】
操舵機構23は、ステアリングハンドル11、ステアリングシャフト12、自在軸継手13、ラックアンドピニオン機構31、ボールジョイント36,36、及びタイロッド37,37を備えている。ラックアンドピニオン機構31は、ピニオン軸32に形成したピニオン33に、ラック軸34に形成したラック35を噛み合わせて構成されている。
【0011】
ステアリングハンドル11は、ステアリングシャフト12及び自在軸継手13,13を介してラックアンドピニオン機構31のピニオン軸32に連結されている。ラックアンドピニオン機構31のラック軸34は、左右のボールジョイント36,36及び左右のタイロッド37,37を介して左右の操舵輪(車輪)21,21を連結する。
【0012】
運転者がステアリングハンドル11を操舵すると、この操舵トルクによりラックアンドピニオン機構31及び左右のタイロッド37,37を介して、左右の操舵輪21,21が操舵される。
【0013】
補助トルク機構24は、操舵トルクセンサ40、制御部41、モータ50、トルクリミッタ42、及び歯車式減速機構43を備えている。ステアリングハンドル11に加えられた操舵トルクが操舵トルクセンサ40により検出され、この検出信号に基づき制御部41がモータ50の駆動信号を出力する。モータ50は、この駆動信号により駆動され、操舵トルクに応じた補助トルクを発生する。モータ50が発生する補助トルクは、トルクリミッタ42並びに歯車式減速機構43を介してピニオン軸32に伝達される。
【0014】
以上を要約すれば、電動パワーステアリング装置10は、ステアリングハンドル11に加えた操舵トルクをラックアンドピニオン機構31のピニオン軸32に伝達するとともに、操舵トルクに応じてモータ50が発生する補助トルクを歯車式減速機構43を介してピニオン軸32に伝達し、ラックアンドピニオン機構31によって操舵輪21,21を操舵する。したがって、運転者の操舵トルクにモータ50の補助トルクを加えた複合トルクによって、操舵輪21,21が操舵される。
【0015】
モータ50は、より詳細にはブラシレスモータであり、図2に示すように構成されている。すなわち、モータ50は、回転軸51と、回転軸51に固定された磁石52と、磁石52に対向する位置に設けられた巻線53と、ケース54と、回転軸51の端部に取り付けられた1対の磁極を有するマグネット55と、磁気抵抗センサ57が搭載された回転角度検出用回路基板56と、巻線53及び回転角度検出用回路基板56を制御部41と接続するためのコネクタ58とを備えている。磁気抵抗センサ57は、マグネット55に対応する位置に、マグネット55と適宜の距離を隔てて固定されている。
【0016】
図3は、モータ50及び制御部41の構成を示すブロック図である。制御部41は、モータ50の駆動制御を行うマイクロコンピュータ62と、駆動回路63とにより構成される。回転角度演算部61は、図2に示す回転角度検出用回路基板56上の回路により構成される。回転角度演算部61は、演算により得られる回転角度θ0をマイクロコンピュータ62に入力する。マイクロコンピュータ62は、回転角度θ0及び他のセンサの検出信号に応じて、モータ50の駆動信号を出力し、駆動回路63を介してモータ50の巻線53に駆動電流を供給する。
【0017】
磁気抵抗センサ57は、2個の検出素子ユニットを備え、各検出素子ユニットは、4つの磁気抵抗素子がホイートストンブリッジを構成するように接続されて構成されている。2つの検出素子ユニットは、互いに45度の角度をなすように配置されている。なお、このような磁気抵抗センサは、市販されている。
【0018】
図4は、これらの2つの検出素子ユニットの出力信号V1,V2を示す。この図に示すように、回転軸51の回転角度に応じて、正弦波状に変化する出力信号が得られるので、この2つの出力信号V1,V2に基づく演算処理が、回転角度演算部61で実行され、回転角度θ0が算出される。
【0019】
図5は、マイクロコンピュータ62による演算処理で実現される機能を示す機能ブロック図である。
回転角度補正部84は、回転角度演算部61から入力される回転角度θ0の補正を行い、補正回転角度θを算出する。相電流検出部81は、モータ50に供給されるU相の電流Iu及びW相の電流Iwを検出する。交流/直流変換部82は、補正回転角度θにより、検出電流Iu及びIwを実効値に変換し、電流補正演算部83に供給する。
【0020】
電流補正演算部83は、検出電流Iu及びIwの実効値を、回転角度θに応じて補正する。より具体的には、予めメモリに格納されている電流補正マップを、回転速度及び回転角度θに応じて検索し、電流補正率RCIを算出する。そして、電流補正率RCIを検出電流Iu及びIwの実効値に乗算することにより、補正電流値IQACT及びIDACTを算出する。
【0021】
トルク電流指令部71及び界磁電流指令部72は、操舵トルクセンサ40により検出される操舵トルクに応じて、トルク電流指令値IQT及び界磁電流指令値IDTを算出する。
減算部73は、トルク電流指令値IQTと、補正電流値IQACTとの偏差(IQT−IQACT)を算出し、該偏差をフィードバック演算部75に入力する。減算部74は、界磁電流指令値IDTと、補正電流値IDACTとの偏差(IDT−IDACT)を算出し、該偏差をフィードバック演算部76に入力する。フィードバック演算部75は、偏差(IQT−IQACT)を「0」に収束させるように、トルク電流制御信号Vqを生成し、フィードバック演算部76は、偏差(IDT−IDACT)を「0」に収束させるように、界磁電流制御信号Vdを生成する。
【0022】
直流/交流変換部77は、トルク電流制御信号Vq及び界磁電流制御信号Vdを、補正回転角度θにより、交流のU相制御信号Vu、W相制御信号Vwに変換する。加算部78は、U相制御信号Vu及びW相制御信号Vwの符号を反転させて加算し、V相制御信号Vvを生成する。PWMタイマ79は、U相制御信号Vu、W相制御信号Vw及びV相制御信号Vvに応じて、駆動回路63に供給する駆動信号を生成する。
【0023】
このようにしてモータ50(巻線53)に供給するU相、V相及びW相の電流が制御され、モータ50が所望のトルクを発生する。
【0024】
図6は、回転角度補正部84の演算処理を示すフローチャートである。この処理は、マイクロコンピュータ62により所定時間毎に実行される。
ステップS11では、回転角度演算部61で演算された回転角度θ0を読み込み、次いで下記式(1)により、回転速度Dθを算出する(ステップS12)。
Dθ=θ0(n)−θ0(n−1) (1)
ここでnは、図6に示す処理の演算周期で離散化したサンプリング時刻である。
【0025】
ステップS13では、下記式(2)により、回転加速度DDθを算出する。
DDθ=Dθ(n)−Dθ(n−1) (2)
ステップS14では、回転速度Dθに応じて図7(a)に示すθC1テーブルを検索し、速度補正値θC1を算出する。θC1テーブルは、回転速度Dθが高くなるほど、速度補正値θC1が増加するように設定されている。
【0026】
ステップS15では、回転加速度DDθの絶対値に応じて図7(b)に示すθC2テーブルを検索し、加速度補正値θC2を算出する。θC2テーブルは、回転加速度DDθが正の値をとるときは、絶対値|DDθ|が増加するほど、加速度補正値θC2(>0)が増加するように設定されており(ラインL1)、また、回転加速度DDθが負の値をとるときは、絶対値|DDθ|が増加するほど、加速度補正値θC2(<0)が減少するように設定されている(ラインL2)。
【0027】
ステップS16では、下記式(3)により、補正回転角度θを算出する。
θ=θ0+θC1+θC2 (3)
このように、回転速度Dθに応じた(ほぼ比例する)速度補正値θC1により、検出回転角度θ0を補正することにより、磁気抵抗センサの回転角度の検出遅れを補正することができる。すなわち、磁気抵抗センサによる検出回転角度θ0には検出遅れθER(=真の値−θ0)が含まれており、この検出遅れθERは、図8にラインL11で示すように回転速度Dθが増加するほど増加する。したがって、速度補正値θC1を検出回転角度θ0に加算することにより、この検出遅れθERの影響を無くし、正確な回転角度を得ることができる。
【0028】
また回転加速度DDθに応じた加速度補正値θC2により検出回転角度θ0を補正することにより、回転速度の変化が生じた場合においても回転角度の検出遅れを補正することができる。
【0029】
以上のように本実施形態では、1対の磁極を有するマグネット55をモータ50の回転軸51の端部に設け、このマグネット55に対向する位置に磁気抵抗センサ57を設ける構成を採用したので、マグネット55を従来に比べて小さく、かつ構造の簡易なものとすることができる。さらに、回転速度Dθ及び回転加速度DDθに応じて、検出回転角度θ0を補正するようにしたので、正確な回転角度を得ることができる。その結果、モータ50の回転を適切に制御し、トルクリップルのない滑らかな操舵補助を行うことができる。
【0030】
本実施形態では、磁気抵抗センサ57及び回転角度演算部61が回転角度検出手段に相当し、マイクロコンピュータ62が速度算出手段及び補正手段を構成する。具体的には、図6のステップS12及びs13が速度算出手段に相当し、ステップS14〜S16が補正手段に相当する。
【0031】
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態のブラシレスモータ50を、ブラシ付きモータ100に代え、制御部41を制御部41a(図10及び図11参照)に代えたものであり、それ以外の構成は第1の実施形態と同一である。
【0032】
図9は、モータ100の構成を示す断面図である。モータ100は、回転軸101と、回転軸101に固定された巻線103と、巻線103に対向する位置に設けられた磁石102と、ケース104と、回転軸101に取り付けられた整流子108と、整流子108に接触するブラシ109と、回転軸101の端部に取り付けられ、1対の磁極を有するマグネット55と、磁気抵抗センサ57が搭載された回転角度検出用回路基板56と、巻線53及び回転角度検出用回路基板56を制御部41aと接続するためのコネクタ110とを備えている。
回転角度を検出するための構成は、第1の実施形態のブラシレスモータ50と同一である。
【0033】
図10は、モータ100及び制御部41aの構成を示すブロック図である。制御部41aは、モータ100の駆動制御を行うマイクロコンピュータ62aと、駆動回路63aとにより構成される。回転角度演算部61は、図2に示す回転角度検出用回路基板56上の回路により構成される。回転角度演算部61は、演算により得られる回転角度θ0をマイクロコンピュータ62aに入力する。マイクロコンピュータ62aは、回転角度θ0及び他のセンサの検出信号に応じて、モータ100の駆動信号を出力し、駆動回路63aを介してモータ100の巻線103に駆動電流を供給する。
【0034】
図11は、マイクロコンピュータ62aによる演算処理で実現される機能を示す機能ブロック図である。
回転角度補正部97は、図5の回転角度補正部84と同一の機能を有する。すなわち、図6に示す処理により、回転角度演算部61から入力される回転角度θ0の補正を行い、補正回転角度θを算出する。電流値検出部95は、モータ100に供給される直流電流IDCを検出する。
【0035】
電流補正演算部96は、検出電流IDCを、補正回転角度θに応じて補正する。より具体的には、電流補正演算部96は、予めメモリに格納されている電流補正マップを、回転速度及び回転角度θに応じて検索し、電流補正率RCIを算出する。そして、電流補正演算部96は、電流補正率RCIを検出電流IDCに乗算することにより、補正電流値IQACTを算出する。
【0036】
トルク電流指令部91は、操舵トルクセンサ40により検出される操舵トルクに応じて、トルク電流指令値IQTを算出する。
減算部92は、トルク電流指令値IQTと、補正電流値IQACTとの偏差(IQT−IQACT)を算出し、該偏差をフィードバック演算部93に入力する。フィードバック演算部93は、偏差(IQT−IQACT)を「0」に収束させるように、目標電圧VOBJを生成する。
【0037】
PWM変換部94は、PWMタイマ94aを有し、目標電圧VOBJに応じた駆動制御信号を生成し、駆動回路63aに供給する。
このようにしてモータ100のブラシ109に供給する直流電流が制御され、モータ100が所望のトルクを発生する。
【0038】
本実施形態においては、ブラシ付きモータ100を回転させるために回転軸101の回転角度を検出する必要はないが、トルクリップルを低減するためには、回転角度に応じた電流制御を行うことが有効である。すなわち、正確な回転角度を用いて電流補正演算部96により、電流補正演算を行うことにより、トルクリップルを低減し、良好な操舵フィーリングを得ることができる。
【0039】
本実施形態では、磁気抵抗センサ57及び回転角度演算部61が回転角度検出手段に相当し、マイクロコンピュータ62aが速度算出手段及び補正手段を構成する。具体的には、図6のステップS12及びS13が速度算出手段に相当し、ステップS14〜S16が補正手段に相当する。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、モータの回転軸の端部に設けられ、1対の磁極を有するマグネットが発生する磁界に基づいて回転軸の回転角度が検出される。したがって、従来に比べてより簡単な構成で回転角度を検出することができる。さらに、検出された回転角度が、モータの回転速度及び回転加速度に応じて補正されるので、正確な回転角度を得ることができる。
【0041】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載のモータ及びその回転角度検出装置を備え、前記モータによりステアリングの操舵補助を行うことを特徴とする電動パワーステアリング装置が提供される。この電動パワーステアリング装置は、検出精度を維持しながら、構造が簡素化された回転角度検出装置を備えるので、コスト低減及び装置のコンパクト化が可能となり、しかもこの回転角度検出装置により検出される回転角度に基づくモータ駆動制御を行うことにより、良好な操舵フィーリングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電動パワーステアリング装置の構成を模式的に示す図である。
【図2】操舵補助のためのトルクを発生するブラシレスモータの構成を示す断面図である。
【図3】モータの制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】磁気抵抗センサによる回転角度検出方法を説明するための図である。
【図5】モータの制御系の構成をより詳細に示すブロック図である。
【図6】回転角度の補正演算を行う処理のフローチャートである。
【図7】図6の処理で使用されるテーブルを示す図である。
【図8】回転角度の補正の効果を説明するための図である。
【図9】操舵補助のためのトルクを発生するブラシ付きモータの構成を示す断面図である。
【図10】ブラシ付きモータの制御系の構成を示すブロック図である。
【図11】ブラシ付きモータの制御系の構成をより詳細に示すブロック図である。
【符号の説明】
10 電動パワーステアリング装置
41 制御部
50 モータ
51 回転軸
55 マグネット(回転角度検出手段)
57 磁気抵抗センサ(回転角度検出手段)
61 回転角度演算部(回転角度検出手段)
62,62a マイクロコンピュータ
84,97 回転角度補正部(速度算出手段、補正手段)
100 モータ
101 回転軸

Claims (2)

  1. モータの回転角度を検出する回転角度検出装置において、
    前記モータの回転軸の端部に設けられ、1対の磁極を有するマグネットと、
    該マグネットに対向する位置に設けられ、前記マグネットが発生する磁界に基づいて前記回転軸の回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    該回転角度検出手段の出力に基づいて、前記回転軸の回転速度及び該回転加速度を算出する速度算出手段と、
    該速度算出手段により算出される回転速度及び回転加速度に応じて、前記回転角度検出手段により検出される回転角度を補正する補正手段とを備えることを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 請求項1に記載のモータ及びその回転角度検出装置を備え、前記モータによりステアリングの操舵補助を行うことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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