JP2004150922A - 測位装置および測位装置の設置状態診断方法 - Google Patents

測位装置および測位装置の設置状態診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の位置を正しく測位するために、測位装置の設置状態を容易に診断できるようにする。
【解決手段】移動体の旋回角速度、移動速度、加速度、方位、傾斜角などを検出するためのセンサブロック120と、使用者が診断要求コマンドを発行するための診断要求コマンド入力部107と、センサ出力の変動量または最大出力を計測する出力計測部108と、測位装置100の設置状態を判定する取付状態判定部109と、取付状態判定結果を使用者に告知する表示部111とを備え、出力計測部108が計測した値が所定の閾値を超える場合に、測位装置100の設置状態が異常と判定し、表示部111に判定結果を表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測位装置が移動体に正しく設置されているかどうかを診断可能な測位装置および測位装置の設置状態診断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
測位装置は、現在位置を測定して使用者に進路方向を誘導するナビゲーション装置において不可欠な装置である。従来の測位装置は、図7に示すように、位置を検出するためのセンサとして、電波航法におけるGPS受信機601と、自立航法における距離センサ602および振動ジャイロ603とを備えている。図7に示すナビゲーション装置では、GPS受信機601によるデータが受信できない場合には、切替手段604がセンサを切り替えて、振動ジャイロ603による角度情報および距離センサ602による走行速度情報を用いることにより、推測ユニット605が現在位置、現在の進行方向、走行速度の推測を行っている。
【0003】
このような測位装置においては、各種の情報を取得するセンサが正しく動作してなければならず、そのための校正は重要である。図7に示すナビゲーション装置では、振動ジャイロ603の出力は、センサ個体差や時間によって零点出力電圧が変動するため、走行速度が零かつ振動ジャイロが出力する変化角度データのばらつきが所定の値以下となった状態で、オフセット・ドリフト検出手段606が、振動ジャイロ603が出力する変化角度データの平均値を算出することにより、零点オフセットを設定している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、移動体の水平面内の旋回角速度を検出する角速度センサの校正は、図8に示す回転角速度検出装置のように、GPS受信機701によって得られた方位情報に基づいて車両が直進していると判断できる場合には、角速度センサ702の出力値を零点オフセットとして設定し、この零点オフセットを使用して車両の回転角速度を検出する。なお、直進状態の判定は、制御回路703が、図9に示すように、角速度センサの出力値をメモリに逐次保存し(ステップ801)、出力値が10個溜まったときに(ステップ802)、角速度センサ702の出力値が所定値以下かどうかを判定し(ステップ803)、所定値以下の場合に直進状態を判定していた(ステップ804)(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、移動体の停止、発進を検出する加速度センサの校正は、図10に示す車両加速度センサ補正装置のように、車両停車判定手段901が、車速センサの出力等によって車両の停車を判定すると、加速度センサ903の出力が一定値を超える場合に、傾斜判定手段902が傾斜と判定し、補正条件判定手段904が停車かつ傾斜角なしと判定した場合に、補正量決定手段905が加速度センサ903の零点オフセットを検出して補正量を決定している。したがって、車両が傾斜している状態のように、停車していても加速度センサの出力が零にならない場合でも、零点オフセットを誤検出せずに正確に検出することができる(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
なお、移動体の傾斜角の判定は、図11に示すナビゲーション装置のように、加速度センサと車速パルス信号を利用して、車両の水平面に対する傾斜角を検出する装置が知られている。図11に示すナビゲーション装置は、車速パルス信号と加速度センサそれぞれを用いて、車両進行方向に生じる加速度GbならびにGcを検出する。傾斜角が零以外の場合は、加速度センサが検出する加速度Gcに重力加速度Gの影響を受けるため、車速パルス信号が検出する加速度Gbと加速度センサが検出する加速度Gcの間に加速度差Gaが生じる。この加速度差Gaと重力加速度Gを用いて三角関数的に傾斜角θを算出する(例えば、特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−55480号公報(第5−7頁、第7図)
【特許文献2】
特開2000−346871号公報(第4−9頁、第2図、第11図)
【特許文献3】
特開平7−301641号公報(第2−3頁、第1図)
【特許文献4】
特開平10−253352号公報(第4−6頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
昨今では、移動体に対して着脱可能で、測位のための各種センサも一体化されているナビゲーション装置が提案されている。このようなナビゲーション装置は、図6に示すように、使用者自身が着脱を行うので、測位を正しく行うためには、正しく固定されているかどうかの確認が必要である。図6に示すナビゲーション装置は、各種センサを用いた測位部を搭載したナビゲーション装置本体部141と、車両のダッシュボード等に接着テープやねじにより固定される取付スタンド142と、取付スタンド142に着脱可能かつ角度調整可能で、本体部141が着脱可能かつ角度調整可能に取り付けられる取付ステー143とにより構成されている。使用者は、本体部141をステー143から取り外して使用した場合は、再度ステー143に取り付けなければならず、そのときに正しく固定できずに、振動等により正しく測位できない場合がある。
しかしながら、固定型または携帯型を問わず、従来の測位装置では、各種センサは、校正によりセンサが正しく動作するように調整されているが、測位装置またはセンサの固定が適切か否かを使用者もしくは取り付け作業者が判断するための基準もしくは取り付け確認手段が提供されていないという問題があった。
【0009】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、使用者自身が測位装置の設置状態を容易に確認することのできる測位装置および測位装置の取付診断方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の測位装置は、移動体の移動状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果から移動体の位置を算出する測位手段と、前記移動体が所定の状態を保持している間に前記検出手段で検出された検出結果から前記検出手段の設置状態を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
この構成により、移動体の位置を測位するために用いられる検出手段を、この検出手段の設置状態を判定する判定手段として流用することができ、測位装置の構成が簡単になるとともに、測位装置が移動体に正しく取り付けられているかどうかを容易に確認することができる。
【0011】
また、本発明の測位装置は、移動体が停止していることを検出して、前記所定の状態が停止状態であることを検出する停止検出手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、移動体の停止中に検出手段の設置状態を判定することができるので、精度の高い判定結果を得ることができる。
【0012】
また、本発明の測位装置は、前記判定手段が、前記検出手段で検出された検出値または前記検出値の変動量で前記検出手段の設置状態を判定することを特徴とする。
この構成により、設置状態の判定の信頼性を向上させることができる。
【0013】
また、本発明の測位装置は、前記検出手段が、移動体の水平面内の旋回角速度を検出する角速度検出手段であることを特徴とする。
この構成により、検出手段の設置状態の判定を、移動体の旋回または振動を検出することにより行うことができる。
【0014】
また、本発明の測位装置は、前記判定手段で判定された前記検出手段の設置状態を通知する通知手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、検出手段の設置状態を操作者に通知することができ、使用者は検出手段が正しく設置されていないことを認識することができる。
【0015】
また、本発明の測位装置は、複数の前記検出手段と、前記複数の検出手段から前記測位手段へ出力される検出結果を前記判定手段の判定結果に基づいて選択する検出結果選択手段とを備えたことを特徴とする。
この構成により、検出手段の設置状態が不完全な場合があったとしても、判定手段の判定結果に基づいて正常に動作している検出手段のみを選択することにより、最低限の測位機能を得ることができる。
【0016】
また、本発明は、上記したいずれかの測位装置を備え、移動体に対して着脱可能に構成されたナビゲーション装置である。
この構成により、ナビゲーション装置を移動体から外して、再度取り付けて使用する場合に、ナビゲーション装置が移動体に対して正しく取り付けられているかどうかを容易に確認することができる。
【0017】
また、本発明は、移動体の位置を算出する測位装置において、移動体が所定の状態を保持している間に、前記移動体の移動状態を検出する検出手段の検出結果から前記検出手段の設置状態を判定することを特徴とする測位装置の取付診断方法である。
この方法により、検出手段が正しく設置されているかどうかを容易に確認することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態における測位装置の構成を示している。測位装置100において、角速度センサ101は、圧電振動ジャイロ等を利用して移動体の水平方向に生じる旋回角速度を検出する。停止検出手段である速度センサ102は、単位時間の車輪の回転数あるいはGPS受信信号の周波数ドップラーシフト等を計測することにより移動体の移動速度を検出する。加速度センサ103は、移動体の進行方向に生じる加速度を検出する。方位センサ104は、地磁気方位センサあるいはGPS受信信号の周波数ドップラーシフト等を利用して、移動体の移動時もしくは静止時の向きを計測する。GPS受信機105は、測位衛星から送信されている信号を受信することにより、移動体の位置を検出する。これらセンサ群101〜104およびGPS受信機105が、それぞれ移動体の移動状態を検出する検出手段であり、センサブロック120は、これらのセンサ群で構成される処理ブロックである。なお、図10で説明したように加速度センサ103の出力と速度センサ102の出力を1階微分した値との差分により、移動体の水平面に対する傾斜角を検出することができ、したがって加速度センサ103と速度センサ102とを傾斜角センサとして使用することができる。ここで移動体とは、測位装置100が車両や船舶、航空機等に搭載されていれば、その車両や船舶、航空機が移動体であり、また測位装置100が移動体に対して着脱可能な携帯型のナビゲーション装置に搭載されていれば、そのナビゲーション装置自体が移動体となるが、そのナビゲーション装置が車両や船舶、航空機等に取り付けられた場合は、その車両や船舶、航空機が移動体となる。タイマ106は、計時要求信号の入力を受け付けてから所定の時間が経過した時点で通知信号を出力する。診断要求コマンド入力部107では、ボタンスイッチの押し下げ等により使用者から入力され、測位装置100が正しく取り付けられているかどうかの診断要求コマンドを発行する。出力計測部108では、診断要求コマンド入力部107が発行する診断要求コマンドを検出した後、タイマ106に対して計時要求信号を発行してから通知信号を検出するまでの間に、センサブロック120において検出したセンサ出力の変動量または最大出力値を計測する。センサブロック120において検出したセンサ出力は、アナログ出力電圧をA/Dコンバータを通じてディジタル値に変換したものか、もしくはシリアル通信手段を介して所定の通信フォーマットに変換して、出力計測部108に入力する。取付状態判定部109では、出力計測部108で計測されたセンサ出力の変動量または最大出力値を用いて、測位装置の設置状態が正常かどうかを判定する。測位部110では、センサブロック120にて検出したセンサ出力値に対して補正処理を行い、移動体の位置を算出する。センサ出力値に対する補正処理としては、角速度センサならびに加速度センサに対する零点オフセット補正、感度補正、地磁気方位センサに対する着磁補正、地図データを利用したマップマッチング処理による位置補正等を必要に応じて適用する。また、測位部110では、取付状態判定部109の判定結果に応じて、測位計算に用いるセンサの組み合わせを変更する。表示部111では、液晶ディスプレイ等を用いて測位部110が計算した移動体の位置および取付状態判定部109の判定結果を表示する。判定処理ブロック130は、これらタイマ106、出力計測部108、取付状態判定部109および測位部110により構成されており、さらに、この測位装置100の出力をナビゲーション装置の他の機能部へ出力するための図示しない制御部を備えている。
【0019】
次に、センサに入力される運動量とセンサ出力の関係について図2を用いて説明する。図2は角速度センサ101、加速度センサ103、方位センサ104、ならびに傾斜角センサにおける入出力の特性を示した図である。図2において、横軸xは、移動体に生じる旋回角速度、方位、加速度ならびに傾斜角の内いずれか1つの運動量変化の大きさを表しており、縦軸Voは各運動量の検出に用いるセンサの出力値を表している。また、原点Vrefは、運動量変化がない場合の基準出力値である。ここで、傾斜角を検出する場合には、図10に示す方法に従い、加速度センサ103の出力と速度センサ102の出力を1階微分して得た加速度との差分を傾斜角センサの出力値とみなす。出力特性L0は、振動ノイズならびにセンサ誤差が含まれていない場合の理想的な出力特性であり、運動量の変化に比例したセンサ出力値となる。出力特性L1は、出力特性L0に対してオフセット誤差201が含まれた出力特性である。出力特性L2は、出力特性L0に対して感度誤差202が含まれた出力特性である。出力特性L1のセンサ出力からオフセット誤差201を検出する方法は、横軸xの運動量変化の値が零もしくは一定値の時に、出力特性L1と理想的な出力特性L0との差分を計算する。また、出力特性L2のセンサ出力から感度誤差202を検出する方法は、横軸xの運動量変化の値が非零かつ一定値の時に、出力特性L2と理想的な出力特性L0との出力比を計算する。実際に検出されるセンサ出力は、前述の出力特性に対して測位装置自体の振動およびセンサ自身に含まれるノイズが重畳する。
【0020】
次に、出力計測部108におけるセンサ出力計測方法を図3に示す。まず、振動によるノイズを含むセンサ出力の変動量を計測する方法を図3(a)を用いて説明する。図3(a)は、横軸tを時間、縦軸Voをセンサ出力電圧としたセンサ出力の時系列変化グラフである。また、データ系列301は、サンプリング周期tsで標本化を行なったセンサ出力データである。計測時間Tはタイマ106によって計時された時間である。変動量wは、計測時間Tの間におけるセンサ出力Voの最大値と最小値の差分である。
【0021】
次に、振動によるノイズを含むセンサ出力の最大出力値の計測する方法を図3(b)を用いて説明する。図3(b)は、図3(a)と同様のセンサ出力の時系列変化グラフである。最大出力VoMAXは、計測時間Tの間においてセンサ出力Voと基準電圧Vrefの差分絶対値が最大となる値である。出力計測部108では、取付診断要求コマンドが発行された時の状態に応じて、変動量wあるいは最大出力VoMAXのいずれかを計測する。
【0022】
次に、使用者が診断要求コマンド入力部107から取付状態診断要求コマンドを発行する場合における移動体の状態とセンサ出力の対応関係を図4を用いて説明する。図4(a)は、移動体の状態と角速度センサ101の出力の対応関係を示した一覧表である。角速度センサ101は、移動体に生じる角速度に比例した出力を発生する。角速度が発生しない状態401では、角速度センサ出力はVrefとなる。状態401の場合は、出力計測部108が計測するセンサ出力の変動量wもしくは最大出力VoMAXが所定の閾値以下かどうかを判定することで、測位装置100の設置状態を診断することができる。また、状態402の場合は、角速度センサ101の出力値が変動するため、測位装置100の設置状態を診断することはできない。
【0023】
図4(b)は、移動体の状態と方位センサ104の出力の対応関係を示した一覧表である。方位センサ104は、地球に対する移動体の相対方位に応じた出力を発生する。方位が変化しない状態403では、方位センサの出力は一定値となる。状態403の場合は、出力計測部108が計測するセンサ出力の変動量wが所定の閾値かどうかを判定することで、測位装置100の設置状態を診断することができる。また、状態404の場合は、方位センサ104の出力値が変動するため、測位装置100の設置状態を診断することはできない。
【0024】
図4(c)は、移動体の状態と加速度センサ103の出力の対応関係を示した一覧表である。加速度センサ103は、移動体の進行方向に生じる加速度に比例した出力を発生する。加速度が発生しない状態405および状態407では、加速度センサ出力はVrefとなる。状態405および状態407の場合は、出力計測部108が計測するセンサ出力の変動量wもしくは最大出力VoMAXが所定の閾値以下かどうかを判定することで、測位装置100の設置状態を診断することができる。また、移動速度と傾斜角が共に一定となる状態406および状態408では、加速度センサ出力は一定値となる。状態406および状態408の場合は、出力計測部108が計測するセンサ出力の変動量wが所定の閾値以下かどうかを判定することで、測位装置100の設置状態を診断することができる。また、状態409の場合は、加速度センサ103の出力値が変動するため、測位装置100の設置状態を診断することはできない。
【0025】
図4(d)は、移動体の状態と傾斜角を検出するセンサの出力の対応関係を示した一覧表である。傾斜角センサ(加速度センサ103の出力と速度センサ102の出力を1階微分した値との差分)は、水平面を基準とした移動体の傾斜角に比例した出力を発生する。傾斜角が発生しない状態410では、傾斜角センサの出力はVrefとなる。状態410の場合は、出力計測部108が計測するセンサ出力の変動量wもしくは最大出力VoMAXが所定の閾値以下かどうかを判定することで、測位装置100の設置状態を診断することができる。傾斜角が一定の状態411では、傾斜角センサの出力は一定値となる。状態411の場合は、出力計測部108が計測するセンサ出力の変動量wが所定の閾値かどうかを判定することで、測位装置100の設置状態を診断することができる。また、状態412の場合は、傾斜角センサの出力値が変動するため、測位装置100の取付状態を診断することはできない。
【0026】
以上の図4の説明における設置状態の判定に用いる閾値は、センサ特性(オフセット誤差、感度誤差の許容範囲)ならびに測位装置の設置状態が正常の場合に許容されるノイズの最大値を考慮して設定しておく。
【0027】
次に、本実施の形態における測位装置の動作について図5を用いて説明する。図5(a)は、本実施の形態において、一定時間ごとに測位演算を行なう測位装置の動作を示すフローチャートである。ステップ501では、前回の測位演算からの経過時間を測定して、経過時間が所定の時間を超えている場合はステップ502の処理を行い、そうでない場合は所定の時間が経過するまでステップ501の判定処理を繰り返す。ステップ502では、測位装置100の取付診断処理を行なう。ステップ503では、測位部110において移動体の位置、移動速度、方位、傾斜角の計算を行なう。また、ステップ502の処理を行なった後は、ステップ501以降の処理を繰り返し実行する。
【0028】
図5(b)は、本実施の形態における測位装置の取付診断処理の動作を示すフローチャートである。以下では、移動体の速度(停止検出手段である速度センサ102の出力がゼロ(停止)であるか否か)に応じて、角速度センサ101のみを利用して測位装置の設置状態を判定する場合について説明する。ステップ511では、出力計測部108において診断要求コマンドの入力有無を判断して、入力があった場合には、ステップ512の処理を行い、入力がない場合には、取付診断処理を終了する。ステップ512では、出力計測部108によって角速度センサ101の出力の変動量ないし最大出力を測定する。ステップ513では、ステップ512のセンサ出力を計測している間、速度センサ102の出力がゼロか否かを判定し、ゼロの場合はステップ515、それ以外の場合はステップ514の処理をそれぞれ行う。ステップ514では、使用者が診断要求コマンドを入力可能な状態でないと判断して、表示部111に診断できないことを通知するメッセージ(例えば、「取付診断できません」または「停車して再度チェックして下さい」等)を表示する。ステップ515では、ステップ512において測定した変動量ないし最大出力が予め定められた閾値を超えているかどうか判定を行い、閾値を超えている場合はステップ516、超えていない場合はステップ518の処理をそれぞれ実行する。ステップ516では、取付状態を異常と設定する。ステップ517では、角速度センサ101の出力データを無効にして、測位部110における移動体の位置算出に角速度センサを利用しないようにする。ステップ518では、取付状態を正常と設定する。ステップ519では、角速度センサ101の出力データを有効にして、測位部110における移動体の位置算出に角速度センサを利用できるようにする。ステップ520では、ステップ516またはステップ518において設定された取付状態判定結果を表示部111に表示した後、例えば、ステップ516で取付状態を異常と設定された場合、「取扱説明書で本体の取り付けを確認して下さい」、またステップ518で取付状態が正常と判定された場合は「本体が正常に取り付けられています」等を表示した後、取付診断処理を終了する。
【0029】
このように 本実施の形態によれば、移動体の旋回角速度、移動速度、加速度、方位、傾斜角などを検出するためのセンサブロック120と、使用者が診断要求コマンドを発行するための診断要求コマンド入力部107と、センサ出力の変動量または最大出力を計測する出力計測部108と、設置状態を判定する取付状態判定部109と、取付状態判定結果を使用者に告知する表示部111とを備え、出力計測部108が計測した値が所定の閾値を超える場合に測位装置100の取付状態が異常と判定し、表示部111に判定結果を表示するので、測位装置100の移動体に対する設置状態を容易に診断することができる。
【0030】
また、本実施の形態では、測位部110に、取付状態判定部109の判定結果に基づいて測位に用いるセンサを選択するセンサ選択手段または検出結果選択手段を備えているので、測位装置の設置状態が不完全な場合であったとしても、判定が不合格となったセンサを使用しないことにより、最低限の測位機能を提供することが可能となる。
【0031】
また、本実施の形態では、図5(a)の測位装置の取り付け診断処理の動作について角速度センサを用いた例について示したが、その他の方位センサ、加速度センサ、傾斜角センサを用いる場合においても同様に実現可能である。
【0032】
また、本実施の形態では、取付状態の判定結果を使用者に告知するために、表示部111として液晶ディスプレイなどを用いて視覚的に表示を行う場合について説明したが、その他に音声などの聴覚的手段を用いるようにしてもよい。
【0033】
なお、本発明は、車両等の移動体に直接固定されるナビゲーション装置に適用することもでき、さらに、地図データ記憶部、電波航法のためのGPS受信部、自立航法のための検出手段である各種センサ、およびモニタなどを一体化した、図6に示すような着脱可能な携帯型ナビゲーション装置に適用した場合には、ナビゲーション装置本体部を一般ユーザが設置するので、ナビゲーション装置本体部を取付ステーに取り付けた時に取り付けが甘くなることがあり、このような場合には本体部が振動して正しい位置測定ができなくなることがあるので、本発明を適用することにより、その設置状態を容易に判断することができ、特に優れた効果を発揮することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、移動体の移動状態を検出する検出手段と、検出手段の検出結果から移動体の位置を算出する測位手段と、移動体が所定の状態を保持している間に検出手段で検出された検出結果から検出手段の設置状態を判定する判定手段とを備えているので、移動体の位置を測位するための検出手段を、この検出手段の設置状態を判定する判定手段として流用することができ、構成が簡単になるとともに、測位装置が移動体に正しく取り付けられているかどうかを容易に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における測位装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるセンサ入出力特性を示す特性図
【図3】(a)本発明の実施の形態におけるセンサ変動量の測定方法を説明するための特性図
(b)本発明の実施の形態におけるセンサ最大出力の測定方法を説明するための特性図
【図4】(a)移動体の状態と角速度センサの出力の関係を説明する一覧図
(b)移動体の状態と方位センサの出力の関係を説明する一覧図
(c)移動体の状態と加速度センサの出力の関係を説明する一覧図
(d)移動体の状態と傾斜角センサの出力の関係を説明する一覧図
【図5】(a)本発明の実施の形態における測位装置の動作を説明するフロー図
(b)本発明の実施の形態における取付状態診断処理の動作を説明するフロー図
【図6】着脱可能なナビゲーション装置の一例を示す斜視図
【図7】従来のナビゲーション装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の回転角速度検出装置の構成を示すブロック図
【図9】従来のの回転角検出装置の直進判定処理の動作説明のためのフロー図
【図10】従来の車両加速度センサ補正装置の構成を示すブロック図
【図11】従来のナビゲーション装置における傾斜角検出原理を説明するための説明図
【符号の説明】
100 測位装置
101 角速度センサ
102 速度センサ
103 加速度センサ
104 方位センサ
105 GPS受信機
106 タイマ
107 診断要求コマンド入力部
108 出力計測部
109 取付状態判定部
110 測位部
111 表示部
120 センサブロック
130 判定処理ブロック
141 ナビゲーション装置本体部
142 取付スタンド
143 取付ステー

Claims (8)

  1. 移動体の移動状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果から移動体の位置を算出する測位手段と、前記移動体が所定の状態を保持している間に前記検出手段で検出された検出結果から前記検出手段の設置状態を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする測位装置。
  2. 移動体が停止していることを検出して、前記所定の状態が停止状態であることを検出する停止検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の測位装置。
  3. 前記判定手段は、前記検出手段で検出された検出値または前記検出値の変動量で前記検出手段の設置状態を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の測位装置。
  4. 前記検出手段は、移動体の水平面内の旋回角速度を検出する角速度検出手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の測位装置。
  5. 前記判定手段で判定された前記検出手段の設置状態を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の測位装置。
  6. 複数の前記検出手段と、前記複数の検出手段から前記測位手段へ出力される検出結果を前記判定手段の判定結果に基づいて選択する検出結果選択手段とを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の測位装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の測位装置を備え、移動体に対して着脱可能に構成されたナビゲーション装置。
  8. 移動体の位置を算出する測位装置において、移動体が所定の状態を保持している間に、前記移動体の移動状態を検出する検出手段の検出結果から前記検出手段の設置状態を判定することを特徴とする測位装置の取付診断方法。
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