JP2004149282A - エレベータ運行制御システムおよびエレベータ運行制御方法 - Google Patents
エレベータ運行制御システムおよびエレベータ運行制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】エレベータ利用希望者の優先度に応じてエレベータの運行制御することにより、エレベータの最適運行を行うことができるエレベータ運行制御システムおよびエレベータ運行制御方法を提供すること。
【解決手段】センサ1は、エレベータ利用希望者の携帯端末10からの近距離通信による優先度信号を受信すると、制御装置20に当該優先度信号を送信するようになっている。制御装置20は、エレベータ管理室30内に設置されており、有線または無線により、各センサ1からの優先度信号を受信すると、優先信号を受信したセンサ1がある階への運行が優先となるようにエレベータの運行を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】センサ1は、エレベータ利用希望者の携帯端末10からの近距離通信による優先度信号を受信すると、制御装置20に当該優先度信号を送信するようになっている。制御装置20は、エレベータ管理室30内に設置されており、有線または無線により、各センサ1からの優先度信号を受信すると、優先信号を受信したセンサ1がある階への運行が優先となるようにエレベータの運行を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、高層ビルでは複数台のエレベータが設置されており、これらエレベータの運行は、例えば、各階のエレベータ利用希望者によるボタン選択に応じて、このボタン選択に応答するエレベータをコンピュータによる制御システムで運行割り当てするようになっている。このような複数のエレベータを群として管理する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−179276号公報(第3−7頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術の場合、エレベータ群管理制御を行う複数の制御装置のうち、一部の制御装置が故障した場合に、エレベータの割り当て処理を止めることなく継続することができるものであり、エレベータ利用希望者に応じて、エレベータ運行制御を変更するものではない。
また、一般の会社において、VIPや社長などが来訪した場合も一般社員と同様にエレベータを待たなければならない。また、緊急事態で医師や警備員が駆けつける場合にも一般社員と同様にエレベータを待たなければならない。このような事態を避けるために、VIP専用のエレベータや緊急患者用のエレベータなど別の専用エレベータを設置するとなると、コスト、手間などの問題が生じる。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エレベータ利用希望者の優先度に応じてエレベータの運行制御することにより、エレベータの最適運行を行うことができるエレベータ運行制御システムおよびエレベータ運行制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定階に設置されたセンサと、制御装置とを備えたエレベータ運行制御システムであって、前記センサは、前記エレベータ利用希望者の携帯端末から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記優先度信号を受信する受信手段と、前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更する重み付け変更手段と、前記変更された重み付けに基づいて前記運行制御プログラムを動作させ、エレベータの運行を制御する運行制御手段とを備えたことを特徴とする。
このように、重み付けに基づいてエレベータの運行を制御するので、エレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記優先度信号は、前記エレベータ利用希望者に応じてランク付けされており、前記エレベータ利用者の優先度を前記エレベータ利用希望者ごとに優先順位をつけて記録している優先度情報記録手段をさらに備え、前記優先度信号受信手段が複数の優先度信号を受信した場合、前記重み付け変更手段は、前記優先順位に基づいて、優先度の高い優先度信号を受信した階に反映させることを特徴とする。
このように、優先順位に応じた重み付けに基づいて、エレベータの運行を制御するので、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記センサは、前記携帯端末から前記近距離通信による行き先階信号を受信し、前記運行制御手段は、前記エレベータ利用希望者の乗ったエレベータを当該行き先階まで運行させることを特徴とする。
このように、行き先階にも基づいてエレベータの運行を制御するので、効率良くエレベータの運行することができる。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1に記載の発明において、前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう前記重み付け変更手段によって変更された当該階の重み付けに関する情報を前記携帯端末に送信する重み付け情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
これにより、エレベータ利用希望者は、重み付けに関する情報を受信した携帯端末の表示部に表示された当該情報を参照することができ、容易に到着するエレベータを認識することができる。
【0010】
請求項5記載の発明は、所定階に設置されたセンサと、制御装置とを用いたエレベータ運行制御方法であって、前記所定階に設置されたセンサが前記エレベータ利用希望者の携帯端末から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を前記制御装置に送信する第1のステップと、前記制御装置が前記優先度信号を受信する第2のステップと、前記制御装置が前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更する第3のステップと、前記制御装置が前記変更された重み付けに基づいて前記運行制御プログラムを動作させ、エレベータの運行を制御する第4のステップとを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベータ運行制御システムおよびエレベータ運行制御方法の好適な実施形態について図1ないし図3を参照して詳細に説明する。
図1は、エレベータ運行制御システムの概略構成を示した図である。
エレベータ運行制御システム100は、所定階に設置されたセンサ1と、各エレベータ40の運行を制御する制御装置20とから構成されている。
【0012】
各センサ1は、所定階のエレベータホールの各エレベータ40a、40b、40c、40d(以下、エレベータ40という)間であり、エレベータ40を当該ホールに呼ぶための呼びボタン41の近傍に設置されている。この各センサ1は、エレベータ利用希望者の携帯端末10からの近距離通信による優先度信号を受信すると、制御装置20に当該優先度信号を送信するようになっている。
制御装置20は、エレベータ管理室30内に設置されており、有線または無線により、各センサ1からの優先度信号を受信すると、優先信号を受信したセンサ1がある階への運行が優先となるようにエレベータの運行を制御するようになっている。
【0013】
携帯端末10は、図示は省略するが、通信部、制御部、記録部、表示部、操作部などを備えている。なお、本実施の形態では一例として、携帯端末10を近距離無線通信が可能な携帯電話であるとして説明する。
通信部は、携帯端末10がセンサ1との間で近距離無線通信を行うためのデバイスであり、本実施の形態では、一例として、Bluetoothのチップなどであるとする。なお、Bluetoothを用いた近距離無線通信の場合、電波到達距離は約10mとなる。また、本実施の形態の携帯端末10では通信部は、携帯電話としての通信機能も備えているものとする。
【0014】
また、通信部からセンサ1へ発信される信号は、携帯端末10を携帯しているエレベータ利用希望者の優先度に関する信号(以下、優先度信号という)、エレベータ利用希望者が行きたい階に関する信号(以下、行き先階信号という)などが挙げられる。なお、優先度信号の発信は、エレベータ利用希望者が携帯端末10の操作部から送信する信号を選択決定することができる。
制御部は、不図示のCPU、ROM、RAMなどを備えており、携帯端末10の各部を制御し、例えば、通信部が、制御装置20から送信されたエレベータ運行に関する階の重み付け情報を受信すると、当該情報の表示部への表示を制御する。
【0015】
記録部には、携帯端末10を携帯電話として機能させるプログラムなど、各種のプログラムが記録されている。また、記録部には、操作部の各キーと通信部から送信する優先度信号、行き先階信号が対応づけて格納されている。
表示部は、通信部が受信した階の重み付けに関する情報を表示する。操作部は、文字や数字を入力するテンキーなどにより構成されており、エレベータ利用希望者による優先度信号、行き先階信号の信号発信などに使用される。
【0016】
次に、制御装置20について図2を参照しながら説明する。
制御装置20は、パーソナルコンピュータなどを含むコンピュータシステムによって構成され、エレベータ運行制御システム100全体を制御する。また、制御装置20は、データバスなどのバスラインを介して、通信部21と、制御部22と、記憶部23と、不図示の入出力部などが接続されている。
【0017】
通信部21は、受信手段として機能し、センサ1から送信されてきたエレベータ利用希望者の携帯端末10からの近距離通信による優先信号を受信する。
【0018】
制御部22は、不図示のCPU、ROM、RAMなどを備えており、制御部20全体を制御する。
記録部23は、プログラム部24およびDB(データベース)25を備えている。
プログラム部24には、運行制御プログラム、重み付け変更プログラム、重み付け情報送信プログラム、その他の各種プログラムなどが格納されている。
【0019】
運行制御プログラムは、複数のエレベータ40の運行順序を制御するプログラムであり、エレベータ40の呼びボタン41をエレベータ利用希望者が押して行き先階で降りるまでの時間の平均を使用することにより、運行効率が良くなるように制御する。この場合、ある時間内にエレベータ40を利用する全てのエレベータ利用希望者の情報、例えば、エレベータを呼ぶ時間、呼びボタン41を押す階、行き先階などの情報がすべてわかっているものとして最も効率良い運行順序を求めるようになっている。
【0020】
また、運行制御プログラムは、後述する重み付け変更プログラムによって変更された重み付けに基づくエレベータ40の運行制御も行うプログラムである。さらに、運行制御プログラムは、通信部21が行き先階信号を受信した場合、エレベータ利用希望者の乗ったエレベータ40を当該行き先階まで運行させるプログラムである。
【0021】
重み付け変更プログラムは、優先度信号を受信した階への運行が優先となるように各エレベータ40の運行制御プログラムに入力される階の重み付けを変更するプログラムである。
【0022】
ここで、階の重み付け変更について説明する。例えば、1階、3階、7階、10階の4つの階でエレベータ40の呼びボタン41が押され、このうち7階でセンサ1が優先度信号を受信した場合を考える。このとき、通常時は、4つの階に対してエレベータ40の運行に関する重み付けが均等に1であったのが、優先度信号を受信した7階に対してだけ、重み付けを5というように他の3つの階(1階、3階、10階)よりも重くすることをいう。これにより、制御装置20は、この重み付けに基づいてエレベータ40の運行を制御する運行制御プログラムに従って、エレベータ40を運行するので、7階のエレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
【0023】
また、重み付け変更プログラムは、通信部21が複数の優先度信号を受信した場合、後述する優先順位に基づいて、優先度の高い優先度信号を受信した階に重み付けを反映させるプログラムである。
【0024】
ここで、複数の優先度信号を受信した場合の重み付け変更について説明する。一例として、1階、3階、7階の3つの階でエレベータ40の呼びボタン41が押され、各階でセンサ1が優先度信号を受信した場合を考える。このとき、制御部22は、記録部23のDB25を参照することにより、各階で受信した優先度信号のランク付け、つまり優先順位を参照し、各階に対する重み付けを優先順位に応じて変更する。
【0025】
例えば、3階、7階、1階の順にエレベータ利用希望者の優先順位がなっていた場合、重み付けを5、3、1というような順にすることをいう。これにより、制御装置20は、この優先順位に応じた重み付けに基づいて、エレベータ40の運行を制御するので、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
なお、制御部22は、運行制御プログラム、重み付け変更プログラムに従って動作し、運行制御示手段、重み付け変更手段などを実現する。
【0026】
重み付け情報送信プログラムは、優先度信号を受信した階への運行が優先となるように、重み付け変更プログラムによって変更された当該階の重み付けに関する情報の送信を制御するプログラムである。
制御部22は、この重み付け情報送信プログラムに従って、通信部21を重み付け情報送信手段として機能させ、階の重み付けに関する情報を携帯端末10に送信する。なお、重み付けに関する情報とは、複数あるエレベータ40のうち、どのエレベータ40の重み付けが重くなって、エレベータ利用希望者が待っている階に到着するかを示す情報とする。
重み付けに関する情報を受信した携帯端末10は、表示部に当該情報を表示するので、エレベータ利用希望者は、容易にどのエレベータ40が到着するかを認識することができる。
【0027】
DB25は、優先度情報記録手段として機能し、エレベータ利用希望者ごとに優先度信号に関する情報を記録している。また、この優先度信号は、エレベータ利用希望者に応じてランク付け、つまり優先順位がつけられている。
このように、エレベータ利用希望者をランク付けして記録しているので、例えば、社長のようなVIPに対して、優先度に応じて待ち時間を短くすることができ、早い搭乗を可能とすることができる。
【0028】
次に、本実施の形態に係るエレベータ運行制御システム100の動作について図3のフローを参照しながら説明する。ここでは、各エレベータ40は、センサ1が優先度信号を受信するまで、制御装置20によって各階への重み付けが均等の状態で制御されているものとする。
まず、センサ1は、エレベータ利用希望者の携帯端末10から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を制御装置20に送信する。
【0029】
制御装置20の通信部21は、センサ1から優先度信号を受信すると(ステップS300で「Yes」)、受信した優先度信号が複数あるかどうか判断する(ステップS302)。ここで、受信した優先度信号が1つの場合、すなわち複数でない場合(ステップS302で「No」)、制御部22は、優先度信号を受信した階への運行が優先となるように各エレベータ40の重み付けを変更する(ステップS308)。
そして、制御部22は、変更された重み付けに基づいて、運行制御プログラムを動作させ、エレベータ40を制御する(ステップS310)。このように制御装置20は、この重み付けに基づいてエレベータ40の運行を制御するので、優先度信号を発信した携帯端末10を有するエレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
【0030】
一方、通信部21が受信した優先度信号が複数あった場合(ステップS302で「Yes」)、制御部22は、DB25に記録されている優先度信号のランク付け、すなわち優先順位を参照する(ステップS304)。
次に、制御部22は、参照した優先順位に基づいて、有線度の高い優先度信号を受信した階への運行が優先となるように核エレベータ40の重み付けを順に反映させる(ステップS306)。そして、制御部22は、変更された重み付けに基づいて、運行制御プログラムを動作させ、エレベータ40を制御する(ステップS310)。このように制御装置20は、優先順位に応じた重み付けに基づいて、エレベータ40の運行を制御するので、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
【0031】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図3のフローでは説明を省略したが、優先度信号と同時に、エレベータ利用希望者の行き先階信号を受信した場合、制御部22は、この行き先階に関する情報も重み付け変更の計算に入れるようにしてもよい。この場合、さらに行き先階にも基づいてエレベータの運行を制御するので、さらに効率良くエレベータの運行制御を行うことができる。
例えば、携帯端末10を携帯電話として説明してきたが、これに限られるものではなく、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルPC(Personal Computer)端末、専用端末などであり、近距離無線通信が可能なインタフェースを搭載したものであればよい。また、エレベータ管理室30のエレベータ管理者が、制御装置20によって受信された優先度信号に応じて、運行制御プログラムを選択するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更し、この変更された重み付けに基づいてエレベータの運行を制御するので、エレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
請求項2記載の発明は、複数の優先度信号を受信した場合、優先順位に基づいて、優先度の高い優先度信号を受信した階に反映させるので、優先順位に応じたエレベータの運行制御を行うことができ、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
【0033】
請求項3記載の発明は、エレベータ利用希望者の乗ったエレベータを当該行き先階まで運行させるので、効率良くエレベータの運行することができる。
請求項4記載の発明は、優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう、変更された当該階の重み付けに関する情報を携帯端末に送信するので、エレベータ利用希望者は、重み付けに関する情報を受信した携帯端末の表示部に表示された当該情報を参照することができ、容易に到着するエレベータを認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータ運行制御システムの概略構成を示した図である。
【図2】制御装置の概略構成を示した図である。
【図3】エレベータ運行制御システムの動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 センサ
10 携帯端末
20 制御装置
21 通信部
22 制御部
23 記録部
24 プログラム部
25 DB
30 エレベータ管理室
40a、40b、40c、40d エレベータ
41 呼びボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、高層ビルでは複数台のエレベータが設置されており、これらエレベータの運行は、例えば、各階のエレベータ利用希望者によるボタン選択に応じて、このボタン選択に応答するエレベータをコンピュータによる制御システムで運行割り当てするようになっている。このような複数のエレベータを群として管理する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−179276号公報(第3−7頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術の場合、エレベータ群管理制御を行う複数の制御装置のうち、一部の制御装置が故障した場合に、エレベータの割り当て処理を止めることなく継続することができるものであり、エレベータ利用希望者に応じて、エレベータ運行制御を変更するものではない。
また、一般の会社において、VIPや社長などが来訪した場合も一般社員と同様にエレベータを待たなければならない。また、緊急事態で医師や警備員が駆けつける場合にも一般社員と同様にエレベータを待たなければならない。このような事態を避けるために、VIP専用のエレベータや緊急患者用のエレベータなど別の専用エレベータを設置するとなると、コスト、手間などの問題が生じる。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エレベータ利用希望者の優先度に応じてエレベータの運行制御することにより、エレベータの最適運行を行うことができるエレベータ運行制御システムおよびエレベータ運行制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定階に設置されたセンサと、制御装置とを備えたエレベータ運行制御システムであって、前記センサは、前記エレベータ利用希望者の携帯端末から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記優先度信号を受信する受信手段と、前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更する重み付け変更手段と、前記変更された重み付けに基づいて前記運行制御プログラムを動作させ、エレベータの運行を制御する運行制御手段とを備えたことを特徴とする。
このように、重み付けに基づいてエレベータの運行を制御するので、エレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記優先度信号は、前記エレベータ利用希望者に応じてランク付けされており、前記エレベータ利用者の優先度を前記エレベータ利用希望者ごとに優先順位をつけて記録している優先度情報記録手段をさらに備え、前記優先度信号受信手段が複数の優先度信号を受信した場合、前記重み付け変更手段は、前記優先順位に基づいて、優先度の高い優先度信号を受信した階に反映させることを特徴とする。
このように、優先順位に応じた重み付けに基づいて、エレベータの運行を制御するので、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記センサは、前記携帯端末から前記近距離通信による行き先階信号を受信し、前記運行制御手段は、前記エレベータ利用希望者の乗ったエレベータを当該行き先階まで運行させることを特徴とする。
このように、行き先階にも基づいてエレベータの運行を制御するので、効率良くエレベータの運行することができる。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1に記載の発明において、前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう前記重み付け変更手段によって変更された当該階の重み付けに関する情報を前記携帯端末に送信する重み付け情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
これにより、エレベータ利用希望者は、重み付けに関する情報を受信した携帯端末の表示部に表示された当該情報を参照することができ、容易に到着するエレベータを認識することができる。
【0010】
請求項5記載の発明は、所定階に設置されたセンサと、制御装置とを用いたエレベータ運行制御方法であって、前記所定階に設置されたセンサが前記エレベータ利用希望者の携帯端末から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を前記制御装置に送信する第1のステップと、前記制御装置が前記優先度信号を受信する第2のステップと、前記制御装置が前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更する第3のステップと、前記制御装置が前記変更された重み付けに基づいて前記運行制御プログラムを動作させ、エレベータの運行を制御する第4のステップとを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベータ運行制御システムおよびエレベータ運行制御方法の好適な実施形態について図1ないし図3を参照して詳細に説明する。
図1は、エレベータ運行制御システムの概略構成を示した図である。
エレベータ運行制御システム100は、所定階に設置されたセンサ1と、各エレベータ40の運行を制御する制御装置20とから構成されている。
【0012】
各センサ1は、所定階のエレベータホールの各エレベータ40a、40b、40c、40d(以下、エレベータ40という)間であり、エレベータ40を当該ホールに呼ぶための呼びボタン41の近傍に設置されている。この各センサ1は、エレベータ利用希望者の携帯端末10からの近距離通信による優先度信号を受信すると、制御装置20に当該優先度信号を送信するようになっている。
制御装置20は、エレベータ管理室30内に設置されており、有線または無線により、各センサ1からの優先度信号を受信すると、優先信号を受信したセンサ1がある階への運行が優先となるようにエレベータの運行を制御するようになっている。
【0013】
携帯端末10は、図示は省略するが、通信部、制御部、記録部、表示部、操作部などを備えている。なお、本実施の形態では一例として、携帯端末10を近距離無線通信が可能な携帯電話であるとして説明する。
通信部は、携帯端末10がセンサ1との間で近距離無線通信を行うためのデバイスであり、本実施の形態では、一例として、Bluetoothのチップなどであるとする。なお、Bluetoothを用いた近距離無線通信の場合、電波到達距離は約10mとなる。また、本実施の形態の携帯端末10では通信部は、携帯電話としての通信機能も備えているものとする。
【0014】
また、通信部からセンサ1へ発信される信号は、携帯端末10を携帯しているエレベータ利用希望者の優先度に関する信号(以下、優先度信号という)、エレベータ利用希望者が行きたい階に関する信号(以下、行き先階信号という)などが挙げられる。なお、優先度信号の発信は、エレベータ利用希望者が携帯端末10の操作部から送信する信号を選択決定することができる。
制御部は、不図示のCPU、ROM、RAMなどを備えており、携帯端末10の各部を制御し、例えば、通信部が、制御装置20から送信されたエレベータ運行に関する階の重み付け情報を受信すると、当該情報の表示部への表示を制御する。
【0015】
記録部には、携帯端末10を携帯電話として機能させるプログラムなど、各種のプログラムが記録されている。また、記録部には、操作部の各キーと通信部から送信する優先度信号、行き先階信号が対応づけて格納されている。
表示部は、通信部が受信した階の重み付けに関する情報を表示する。操作部は、文字や数字を入力するテンキーなどにより構成されており、エレベータ利用希望者による優先度信号、行き先階信号の信号発信などに使用される。
【0016】
次に、制御装置20について図2を参照しながら説明する。
制御装置20は、パーソナルコンピュータなどを含むコンピュータシステムによって構成され、エレベータ運行制御システム100全体を制御する。また、制御装置20は、データバスなどのバスラインを介して、通信部21と、制御部22と、記憶部23と、不図示の入出力部などが接続されている。
【0017】
通信部21は、受信手段として機能し、センサ1から送信されてきたエレベータ利用希望者の携帯端末10からの近距離通信による優先信号を受信する。
【0018】
制御部22は、不図示のCPU、ROM、RAMなどを備えており、制御部20全体を制御する。
記録部23は、プログラム部24およびDB(データベース)25を備えている。
プログラム部24には、運行制御プログラム、重み付け変更プログラム、重み付け情報送信プログラム、その他の各種プログラムなどが格納されている。
【0019】
運行制御プログラムは、複数のエレベータ40の運行順序を制御するプログラムであり、エレベータ40の呼びボタン41をエレベータ利用希望者が押して行き先階で降りるまでの時間の平均を使用することにより、運行効率が良くなるように制御する。この場合、ある時間内にエレベータ40を利用する全てのエレベータ利用希望者の情報、例えば、エレベータを呼ぶ時間、呼びボタン41を押す階、行き先階などの情報がすべてわかっているものとして最も効率良い運行順序を求めるようになっている。
【0020】
また、運行制御プログラムは、後述する重み付け変更プログラムによって変更された重み付けに基づくエレベータ40の運行制御も行うプログラムである。さらに、運行制御プログラムは、通信部21が行き先階信号を受信した場合、エレベータ利用希望者の乗ったエレベータ40を当該行き先階まで運行させるプログラムである。
【0021】
重み付け変更プログラムは、優先度信号を受信した階への運行が優先となるように各エレベータ40の運行制御プログラムに入力される階の重み付けを変更するプログラムである。
【0022】
ここで、階の重み付け変更について説明する。例えば、1階、3階、7階、10階の4つの階でエレベータ40の呼びボタン41が押され、このうち7階でセンサ1が優先度信号を受信した場合を考える。このとき、通常時は、4つの階に対してエレベータ40の運行に関する重み付けが均等に1であったのが、優先度信号を受信した7階に対してだけ、重み付けを5というように他の3つの階(1階、3階、10階)よりも重くすることをいう。これにより、制御装置20は、この重み付けに基づいてエレベータ40の運行を制御する運行制御プログラムに従って、エレベータ40を運行するので、7階のエレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
【0023】
また、重み付け変更プログラムは、通信部21が複数の優先度信号を受信した場合、後述する優先順位に基づいて、優先度の高い優先度信号を受信した階に重み付けを反映させるプログラムである。
【0024】
ここで、複数の優先度信号を受信した場合の重み付け変更について説明する。一例として、1階、3階、7階の3つの階でエレベータ40の呼びボタン41が押され、各階でセンサ1が優先度信号を受信した場合を考える。このとき、制御部22は、記録部23のDB25を参照することにより、各階で受信した優先度信号のランク付け、つまり優先順位を参照し、各階に対する重み付けを優先順位に応じて変更する。
【0025】
例えば、3階、7階、1階の順にエレベータ利用希望者の優先順位がなっていた場合、重み付けを5、3、1というような順にすることをいう。これにより、制御装置20は、この優先順位に応じた重み付けに基づいて、エレベータ40の運行を制御するので、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
なお、制御部22は、運行制御プログラム、重み付け変更プログラムに従って動作し、運行制御示手段、重み付け変更手段などを実現する。
【0026】
重み付け情報送信プログラムは、優先度信号を受信した階への運行が優先となるように、重み付け変更プログラムによって変更された当該階の重み付けに関する情報の送信を制御するプログラムである。
制御部22は、この重み付け情報送信プログラムに従って、通信部21を重み付け情報送信手段として機能させ、階の重み付けに関する情報を携帯端末10に送信する。なお、重み付けに関する情報とは、複数あるエレベータ40のうち、どのエレベータ40の重み付けが重くなって、エレベータ利用希望者が待っている階に到着するかを示す情報とする。
重み付けに関する情報を受信した携帯端末10は、表示部に当該情報を表示するので、エレベータ利用希望者は、容易にどのエレベータ40が到着するかを認識することができる。
【0027】
DB25は、優先度情報記録手段として機能し、エレベータ利用希望者ごとに優先度信号に関する情報を記録している。また、この優先度信号は、エレベータ利用希望者に応じてランク付け、つまり優先順位がつけられている。
このように、エレベータ利用希望者をランク付けして記録しているので、例えば、社長のようなVIPに対して、優先度に応じて待ち時間を短くすることができ、早い搭乗を可能とすることができる。
【0028】
次に、本実施の形態に係るエレベータ運行制御システム100の動作について図3のフローを参照しながら説明する。ここでは、各エレベータ40は、センサ1が優先度信号を受信するまで、制御装置20によって各階への重み付けが均等の状態で制御されているものとする。
まず、センサ1は、エレベータ利用希望者の携帯端末10から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を制御装置20に送信する。
【0029】
制御装置20の通信部21は、センサ1から優先度信号を受信すると(ステップS300で「Yes」)、受信した優先度信号が複数あるかどうか判断する(ステップS302)。ここで、受信した優先度信号が1つの場合、すなわち複数でない場合(ステップS302で「No」)、制御部22は、優先度信号を受信した階への運行が優先となるように各エレベータ40の重み付けを変更する(ステップS308)。
そして、制御部22は、変更された重み付けに基づいて、運行制御プログラムを動作させ、エレベータ40を制御する(ステップS310)。このように制御装置20は、この重み付けに基づいてエレベータ40の運行を制御するので、優先度信号を発信した携帯端末10を有するエレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
【0030】
一方、通信部21が受信した優先度信号が複数あった場合(ステップS302で「Yes」)、制御部22は、DB25に記録されている優先度信号のランク付け、すなわち優先順位を参照する(ステップS304)。
次に、制御部22は、参照した優先順位に基づいて、有線度の高い優先度信号を受信した階への運行が優先となるように核エレベータ40の重み付けを順に反映させる(ステップS306)。そして、制御部22は、変更された重み付けに基づいて、運行制御プログラムを動作させ、エレベータ40を制御する(ステップS310)。このように制御装置20は、優先順位に応じた重み付けに基づいて、エレベータ40の運行を制御するので、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
【0031】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図3のフローでは説明を省略したが、優先度信号と同時に、エレベータ利用希望者の行き先階信号を受信した場合、制御部22は、この行き先階に関する情報も重み付け変更の計算に入れるようにしてもよい。この場合、さらに行き先階にも基づいてエレベータの運行を制御するので、さらに効率良くエレベータの運行制御を行うことができる。
例えば、携帯端末10を携帯電話として説明してきたが、これに限られるものではなく、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルPC(Personal Computer)端末、専用端末などであり、近距離無線通信が可能なインタフェースを搭載したものであればよい。また、エレベータ管理室30のエレベータ管理者が、制御装置20によって受信された優先度信号に応じて、運行制御プログラムを選択するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更し、この変更された重み付けに基づいてエレベータの運行を制御するので、エレベータ利用希望者の待ち時間を短くすることができる。
請求項2記載の発明は、複数の優先度信号を受信した場合、優先順位に基づいて、優先度の高い優先度信号を受信した階に反映させるので、優先順位に応じたエレベータの運行制御を行うことができ、エレベータ利用希望者の優先順位に応じて待ち時間を短くすることができる。
【0033】
請求項3記載の発明は、エレベータ利用希望者の乗ったエレベータを当該行き先階まで運行させるので、効率良くエレベータの運行することができる。
請求項4記載の発明は、優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう、変更された当該階の重み付けに関する情報を携帯端末に送信するので、エレベータ利用希望者は、重み付けに関する情報を受信した携帯端末の表示部に表示された当該情報を参照することができ、容易に到着するエレベータを認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータ運行制御システムの概略構成を示した図である。
【図2】制御装置の概略構成を示した図である。
【図3】エレベータ運行制御システムの動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 センサ
10 携帯端末
20 制御装置
21 通信部
22 制御部
23 記録部
24 プログラム部
25 DB
30 エレベータ管理室
40a、40b、40c、40d エレベータ
41 呼びボタン
Claims (5)
- 所定階に設置されたセンサと、制御装置とを備えたエレベータ運行制御システムであって、
前記センサは、前記エレベータ利用希望者の携帯端末から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、
前記優先度信号を受信する受信手段と、
前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更する重み付け変更手段と、
前記変更された重み付けに基づいて前記運行制御プログラムを動作させ、エレベータの運行を制御する運行制御手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ運行制御システム。 - 前記優先度信号は、前記エレベータ利用希望者に応じてランク付けされており、前記エレベータ利用者の優先度を前記エレベータ利用希望者ごとに優先順位をつけて記録している優先度情報記録手段をさらに備え、
前記優先度信号受信手段が複数の優先度信号を受信した場合、前記重み付け変更手段は、前記優先順位に基づいて、優先度の高い優先度信号を受信した階に反映させることを特徴とする請求項1記載のエレベータ運行制御システム。 - 前記センサは、前記携帯端末から前記近距離通信による行き先階信号を受信し、前記運行制御手段は、前記エレベータ利用希望者の乗ったエレベータを当該行き先階まで運行させることを特徴とする請求項1または請求項2記載のエレベータ運行制御システム。
- 前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう前記重み付け変更手段によって変更された当該階の重み付けに関する情報を前記携帯端末に送信する重み付け情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載のエレベータ運行制御システム。
- 所定階に設置されたセンサと、制御装置とを用いたエレベータ運行制御方法であって、
前記所定階に設置されたセンサが前記エレベータ利用希望者の携帯端末から近距離通信による優先度信号を受信すると、当該優先度信号を前記制御装置に送信する第1のステップと、
前記制御装置が前記優先度信号を受信する第2のステップと、
前記制御装置が前記優先度信号を受信した階への運行が優先となるよう各エレベータの運行制御プログラムに入力される前記階の重み付けを変更する第3のステップと、
前記制御装置が前記変更された重み付けに基づいて前記運行制御プログラムを動作させ、エレベータの運行を制御する第4のステップと
を有することを特徴とするエレベータ運行制御方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042444A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Toshiba Elevator Co Ltd | 無人搬送車対応エレベータ装置及び該エレベータ装置の異常検出方法 |
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-
2002
- 2002-10-31 JP JP2002317580A patent/JP2004149282A/ja not_active Withdrawn
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