JP2004148823A - 湿し媒体を介するパターンのオフセット印刷方法 - Google Patents

湿し媒体を介するパターンのオフセット印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する機能性パターンを形成する方法および真性伝導性重合体の伝導性パターンを形成する方法を提供すること。
【解決手段】
印刷インキを印刷版に適用しそして印刷版を少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する溶液または分散液を含有する水性湿し媒体で湿らせる段階をいずれかの順序で含んでなる、機能パターンを有する受容媒体のオフセット印刷方法。

Description

本発明は湿し媒体を介するパターンのオフセット印刷方法に関する。
平版印刷機は印刷機の胴(cylinder)の上に設置される例えば印刷版のようないわゆる印刷マスターを使用する。マスターは平版像をその表面上に担持し、そしてインキを像に適用しそして次にインキをマスターから典型的には紙である受容材料の上に移すことにより印刷物が得られる。従来の平版(オフセット)印刷では、インキおよび湿し水(aqueous fountain solution)(湿し液(dampening liquid)とも称する)の両者が、親油性(または疎水性、すなわち、インキ受容性、撥水性)領域並びに親水性(または疎油性、すなわち、水受容性、インキ反撥性)領域よりなる平版像に供給される。いわゆるドリオグラフィー印刷では、平版像はインキ受容性およびインキ−不粘着性(ink−abhesive)(インキ反撥性)領域よりなり、そしてドリオグラフィー印刷中にインキだけがマスターに供給される。
版材料は、レーザーを用いるマスクまたは像通りの露出およびその後のポジ版の場合には可溶性化またはネガ版の場合には不溶性化を用いる処理による紫外線露出をベースにしたもの、並びに例えば典型的なコンピューター−ツー−プレート(computer−to−plate)版で使用されるようなレーザー切除技術を用いる処理用のものまたは切除されず且つ湿潤処理の必要のない版材料を包含する。そのような非切除無処理版材料の既知の例は、いわゆる「転換可能な(switchable)」像記録層、すなわちインキまたはインキ−不粘着性流体に対する親和力が像通りの露出で一つの状態から逆の状態に、例えば親水性から親油性にまたはインキ受容性からインキ−不粘着性に転換されうる層を含有する。そのような材料は、
−疎水性状態から親水性状態に(特許文献1、特許文献2参照)または逆に(特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)像通りに転換されうる転換可能な重合体(特許文献6参照)、
−架橋結合された結合剤中の熱可塑性重合体粒子の熱で誘発される合体(特許文献7、特許文献8、非特許文献1参照)、並びに
−マイクロカプセルの熱で誘発される熟成およびその後のマイクロカプセル化された親油性化合物と架橋結合された親水性結合剤上の官能基との反応(特許文献9、特許文献10、特許文献11参照)
をベースにしている。
オフセット印刷では、湿し水および次にインキがドラム上の印刷版に適用されそしてそれらはオフセットブランケットとして知られる中間(ゴム)ロールに移され、そこからそれらは圧胴と中間(ゴム)ロールとの間に送られる紙シートの上に印刷される。
湿し水は一連のロールを介して印刷版に移されるか、またはインキおよび湿し水の微細乳化液がインキロール上で製造され、それが次に版に適用される。湿し水は便宜的には弱い犠牲層(sacrificial layer)として作用しそしてインキが版の非像領域の上へ沈着するのを防止しそして印刷機操作中の印刷版の非印刷(不感)領域を再構成する機能を有する。これは普通は酸、普通は燐酸、およびアラビアゴムを用いて行なわれ、酸およびゴムが一緒になってゴムの版金属に対する吸着を助ける分子を生成しそしてそれにより親水性表面とする。湿し水は伝統的にイソプロピルアルコールを含有して表面張力を減少させそしてそれにより印刷版のさらに均一な湿し効果を与えるが、湿し水添加剤としてのイソプロピルアルコールを排除する(または大きく減ずる)ことにより、印刷機はVOC(揮発性有機化合物)発生を有意に減じうる。そのような湿し水では、イソプロピルアルコールは揮発性がより低いグリコール類、グリコールエーテル類、または界面活性剤調合物で代替される。従来の湿し水は抗腐食剤、pH−調節剤および界面活性剤を含有することもできる。
特許文献12は、第一材料の第一パターンを基質に適用し、そして第二機能性材料を該基質および該第一材料に適用する段階を含んでなる基質上に機能性材料のパターンを形成する方法であって、ここで該第一材料、該第二機能性材料および該基質が相互作用して自発的に該基質上に該第二機能性材料の第二パターンを形成し、それにより基質上に機能性材料のパターンを形成する方法が特許文献の請求項1に開示している。
特許文献12はさらに請求項27において、基質上で第一材料の第一パターンを非接触印刷し、そして該基質および該第一材料に第二機能性材料を適用する段階を含んでなる基質上に機能性材料のパターンを形成する方法であって、ここで該第一材料、該第二材料および該基質が相互作用して自発的に該基質上に該第二機能性材料の第二パターンを形成し、それにより基質上に機能性材料のパターンを形成する方法も開示している。
特許文献12は請求項47において、基質上で第一材料の第一パターンを非接触印刷し、そして該基質および該第一材料に第二機能性材料を適用する段階を含んでなる基質上に機能性材料のパターンを形成する方法であって、ここで該第一材料、該第二材料および基質が相互作用して自発的に該基質上に該第二機能性材料の第二パターンを形成し、それにより基質上に機能性材料のパターンを形成するように該第一および第二機能性材料が互いに疎水性および親水性の少なくとも一つの性質におおて有意差を有するように選択され、ここで第二パターンは該第一パターンの逆であり、それにより基質上に機能性材料のパターンを形成する方法も開示している。
特許文献12は請求項57において、基質上に第一材料の第一パターンを適用し、そして該基質および該第一材料に第二機能性材料を適用する段階を含んでなる電気回路部品の製造方法であって、ここで該第一材料、該第二材料および該基質が相互作用して自発的に該基質上に該第二機能性材料の第二パターンを形成し、それにより電気回路部品を形成する方法も開示している。
特許文献12は請求項110において、基質、該基質に適用された絶縁材料の第一パターン、並びに該基質および該第一材料に適用された電気伝導性材料の第二パターンを含んでなる電気回路部品であって、ここで該絶縁材料、該電気伝導性材料、および該基質が相互作用して、上部に適用された該絶縁材料の該第一パターンを有する該基質に対して該電気伝導性材料が適用される時に自発的に該基質上に該電気伝導性材料の第二パターンを形成する電気回路部品も開示している。
特許文献12は請求項123において、a)i)第一基質、ii)該基質に適用された絶縁材料の第一パターンおよびiii)該基質および該第一材料に適用された電気伝導性材料の第二パターンを含んでなり、ここで該絶縁材料、電気伝導性材料、および該基質が相互作用して、上部に適用された該絶縁材料の該第一パターンを有する該基質に対して該電気伝導性材料が適用される時に自発的に該基質上に該電気伝導性材料の第二パターンを形成する第一部品、b)i)第二基質、ii)該第二基質に適用された絶縁材料の第三パターンおよびiii)該第二基質および該第三材料に適用された電気伝導性材料の第四パターンを含んでなり、ここで該絶縁材料、電気伝導性材料、および該第二基質が相互作用して、上部に適用された該絶縁材料の該第三パターンを有する該基質に対して該電気伝導性材料が適用される時に自発的に該基質上に該電気伝導性材料の第四パターンを形成する第二回路部品、並びにc)該第一および第二回路部品間の電気結線を含んでなる電子装置も開示している。
特許文献12は請求項127において、基質上の非伝導性第一材料のパターン並びに該基質および該第一材料の上に配置された電気伝導性第二材料のコーティングを含んでなる無線周波数(RF)タグであって、ここで該第一材料、該第二材料および該基質が相互作用して自発的に該基質上に該第二材料の第二パターンを形成し、それにより該基質上にインダクタ−キャパシタ(LC)共振器を形成するタグも開示している。
特許文献12は請求項141において、a)i)第一基質、ii)該基質に適用された絶縁材料の第一パターンおよびiii)該第一基質および該第一材料に適用された材料の第二パターンを含んでなり、ここで該第一材料、該第二材料および該第一基質の相互作用のより自発的に該第二材料の該第二パターンが形成される第一部品、並びにb)i)第二基質、ii)該第二基質に適用された第三材料の第三パターンおよびiii)該第二基質および該第三材料に適用された第四材料の第四パターンを含んでなり、ここで該第三材料、該第四材料および該基質の相互作用により自発的に該第四材料の第四パターンが形成される第二部品を含んでなる機械装置であって、ここで該第一および第二部品は第二および第四パターンが互いに向かい合うように配向されておりそして同一パターン、逆パターンおよびいずれかの機械的に有用な組み合わせよりなる群から選択される機械装置も開示している。
非特許文献2には、プラスチック/紙基質上の伝導性および非伝導性重合体からのパターンの新規な形成方法が報告されている。この方法である「ラインパターニング(Line Patterning)」(LP)は重合体の印刷は含まずそしてほとんどの標準的事務機器、例えばオフィスタイプレーザープリンター、と一体になっている。それは迅速で且つ安価である。電子部品、例えば液晶およびプッシュボタン組み立て品、の製造が報告された。
真性伝導性重合体の水性溶液および分散液は疎水性および親水性領域を有する表面へのコーティング時には事実上親水性領域だけに、そのような工程を工業的に実施不能にするような速度で、浸透することが見出された。真性伝導性重合体の伝導性パターンを形成するための大量生産方法に対する要望がある。例えば蛍光、燐光、X線蛍燐光およびpH−指示パターンのような他の機能性パターンのための大量生産方法に対する要望もある。
これまでに、本発明の特許性に関連のある文献が知られている:
2001年11月22日発行の特許文献12
非特許文献2
国際公開第92/09934号パンフレット 欧州特許第652483号明細書 米国特許第4,081,572号明細書 欧州特許第200488号明細書 欧州特許第924065号明細書 欧州特許第924102号明細書 米国特許第3,476,937号明細書 欧州特許出願公開第882583号明細書 米国特許第5,569,573号明細書 欧州特許第646476号明細書 欧州特許第949088号明細書 国際公開第01/88958号パンフレット Research Disclosure,no.33303 Hohnholz and A.MacDiarmid,Synthetic Metals,volume 121,pages1327−1328(20001)
従って、本発明の一局面は、少なくとも着色性、pH−指示性、白化性(whitening)、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分(moiety)を含有する機能性パターンを形成する方法を提供することである。
従って、本発明の別の局面は、真性伝導性重合体(intrinsically conductive polymers)の伝導性パターンを形成する方法を提供することである。
本発明の別の局面および利点は以下の記述から明らかになるであろう。
驚くべきことに、標準的オフセットインキを用いる従来のオフセット印刷方法で、標準的湿し水を少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する湿し溶液または分散液により代替する場合には、印刷版の親水性領域を少なくとも着色性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも一種でコーティングすることにより湿し水の従来の湿潤および補修機能を増大させうることが見出された。そのような成分の例は、無機成分、例えば、二酸化チタン顔料およびウォルフラム酸カルシウム顔料、並びに有機成分、例えば伝導性重合体であるポリアニリンおよびポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)[PEDOT]/ポリ(スチレン−スルホネート)、チバ−ガイギー(Ciba−Geigy)からの蛍光白化剤であるチノパル(Tinopal)TMSHP液体および蛍光化合物フルオレセインであるクラリアント(Clariant)からのロイコプル(Leucopur)TMPAMである。
例えば、標準的オフセットインキを用いる従来のオフセット印刷方法で、標準的湿し水を3重量%のポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)[PEDOT]/ポリ(スチレン−スルホネート)[PBS]を含有する湿し分散液により代替する場合には、使用したオフセット印刷版の親水性領域に相当する非インキ領域中に伝導性パターンを有する印刷物が直ちに得られ、そのパターンは長期印刷操作中に保たれ、すなわち疎水性印刷インキでインキ付けされた疎水性領域および改質湿し水で湿らされた親水性領域を有するオフセット印刷版で安定な状況が実現される。他方、印刷インキが使用されない場合には、オフセット印刷版上の親水性パターンに相当する最初の数枚の印刷物で幾らかの表面抵抗率の差の程度が観察されるが、表面抵抗率の差はその後の印刷物では減少しそして15枚目の印刷物では完全に消えた。
本発明の局面は、印刷インキを印刷版に適用しそして印刷版を少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する溶液または分散液を含有する水性湿し媒体(aqueous fountain medium)で湿らせる段階をいずれかの順序で含んでなる、機能パターンのオフセット印刷方法により実現される。
好ましい態様は従属請求項に開示されている。
定義
用語「アルコキシ」は、アルコキシ基中の各炭素原子数に関して可能な全ての変種を意味し、すなわち炭素数3に関してはn−プロピルおよびイソプロピルを、炭素数4に関してはn−ブチル、イソブチルおよびターシャリー−ブチルを、炭素数5に関してはn−ペンチル、1,1−ジメチル−プロピル、2,2−ジメチルプロピルおよび2−メチル−ブチルを意味する。
用語「オキシアルキレンアルコキシ」は、アルキレン基により結合された2個の酸素原子を意味する。アルキレン基は置換されたもしくは未置換の炭化水素基、例えば−(CH−基、であり、ここでnは1〜5の間の整数であり、それはアルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アリール、アルカリール、アルキルオキシアルキル、アルキルオキシアルカリール、アルキルオキシアリール、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキシアミノ、スルホまたはアルキルスルホ基で置換されうる。
特定の重合体に関して使用される用語「誘導体」は、アルキル、アルコキシ、アルキルオキシアルキル、カルボキシ、アルキルスルホナトおよびカルボキシエステル基で置換されたその変種をさす。
本発明の開示で使用される用語「透明層」は、対象が層を通して明白に見られうるような光の通過が可能であることを意味する。
用語「水性媒体」は、50重量%〜100重量%の間の水を含有する水と水混和性有機溶媒を含有する媒体を意味する。
本発明に従う用語「層」は、連続的または不連続的コーティングを意味する。
本発明に従う用語「パターン」は、不連続的コーティングを意味する。
本発明の開示で使用される用語「柔軟性」は、損傷を与えずに例えばドラムのような曲がった対象の曲がりに沿えることを意味する。
本発明に従う用語「印刷インキ」は、少なくとも1種の染料または顔料で着色されていてもまたはされてなくてもよく且つオフセット印刷に適しているすなわち一般的に印刷版として知られる印刷マスター版の親油性領域により受容されるインキを意味する。
本発明に従う用語「染料」は、それが適用される媒体中で且つ関係する周囲条件下で10mg/Lもしくはそれ以上の溶解度を有する着色剤を意味する。
用語「顔料」は、ここに引用することにより本発明の内容となるDIN55943では、関係する周囲条件下で適用媒体中に実際に不溶性であり、従ってその中で10mg/Lより低い溶解度を有する無機もしくは有機性の発色または無色着色剤であると定義されている。
本発明の開示で使用される用語「コーティングされた紙」は、いずれかの基質でコーティングされた紙であり、すなわちクレイでコーティングされた紙および樹脂でコーティングされた紙を包含する。
本発明に従う凍結乾燥は、基質を最初に凍結しそして次に最初は昇華(=一次乾燥工程)によりそして次に棚の温度が凍結乾燥機中の大気温度に等しくなるまで脱着(=二次乾燥工程)により溶媒(水)の量を減ずる凍結乾燥法である。凍結乾燥法は、例えば氷のような固体物質が的確な条件下で昇華する(液相を通過せずに直接気体に変化する)能力により可能になる。
本発明に従う用語「乾燥生成物」は、手触りが乾いていることを意味しそして明らかな液相のないことに関係する。
用語「伝導性」は、1011Ω/平方もしくはそれ以下の表面抵抗率を有することを意味し、そして用語「帯電防止および電気伝導性」の両者を包含する一般用語である。用語「電気伝導性」は、10Ω/平方より小さい表面抵抗率を有することを意味する。帯電防止材料は10〜1011Ω/平方の範囲内の表面抵抗率を有し、そして電極として使用できない。
層の電気抵抗率は一般的に表面抵抗率R(単位Ω、しばしばΩ/平方として指定される)により表示される。或いは、それは容量抵抗率R=R・d(ここでdは層の厚さである)、容量伝導率k=1/R[単位:S(iemens)/cm]または表面コンダクタンスk=1/R[単位:S(iemens).平方]により表示することができる。
伝導率増加は、例えばジ−もしくはポリヒドロキシ−および/またはカルボキシ基或いはアミドまたはラクタム基を含有する有機化合物のような高沸点液体と接触させ、場合によりその後に高められた温度に、好ましくは100〜250℃の間に、好ましくは1〜90秒間にわたり加熱して伝導率増加をもたらす工程をさす。或いは、15の比誘電率を有する非プロトン性化合物、例えばN−メチル−ピロリジノン、の場合には、100℃より低い温度を使用することができる。そのような伝導率増加はポリチオフェン類で観察されそして層の製造中またはその後に起きうる。そのような処理に特に好ましい液体は、引用することにより本発明の内容となる欧州特許出願公開第686662号および欧州特許出願公開第1003179号に開示されているようなN−メチル−ピロリジノンおよびジエチレングリコールである。
この開示で使用されるPEDOTはポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)を表す。
この開示で使用されるPSSはポリ(スチレンスルホン酸)またはポリ(スチレンスルホネート)を表す。
この開示で使用されるPETはポリ(エチレンテレフタレート)を表す。
PEDOT/PSSの水性分散液に関する用語「改良された」は、重合工程が酸素の実質的な不存在下で行なわれること以外は欧州特許出願公開第0440957号に開示された重合方法に従い製造されるPEDOT/PSSの水性分散液をさす。
水性湿し媒体
本発明の局面は、いずれかの順序で、印刷インキを印刷版に適用しそして印刷版を少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する溶液または分散液を含有する水性湿し媒体で湿らせる段階を含んでなる、機能パターンのオフセット印刷方法により実現された。少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する成分は、有機性、無機性または有機金属性の種でありうる。
本発明に従う方法の第一の態様によると、少なくとも着色性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する成分は真性伝導性重合体である。真性伝導性重合体は、水性湿し媒体の中に、例えば欧州特許出願公開第0440957号に開示されている方法を用いて入手できるような真性伝導性重合体の従来の水性分散液として、その単なる蒸発により得られる生成物として、または国際公開第02/00759号パンフレットに開示されているその凍結乾燥により得られる凍結乾燥した手触りが乾いている生成物として導入することができる。或いは、真性伝導性重合体を酸素の実質的な不存在下で重合することにより得られるような真性伝導性重合体の改良された水性分散液を使用することもできる。
湿し水は、水溶性ゴム、pH緩衝系、不感化塩類、酸類またはそれらの塩類、湿潤剤、溶媒、非積層または潤滑添加剤、乳化調節剤、粘度増加剤、殺菌剤および発泡防止剤を含有することもできる。
本発明に従う方法の第二の態様によると、水性湿し媒体は発泡防止剤をさらに含有する。適する発泡防止剤は信越(Shin−Etsu)からのシリコーン発泡防止剤X50860Aを包含する。
本発明に従う方法の第三の態様によると、水性湿し媒体は25℃において撹拌後にDIN53211に従い測定して少なくとも30mPa.smの一定粘度、すなわちDIN53211に従う連続する測定値が再現可能なもの、になる粘度を有する。
本発明に従う方法の第四の態様によると、水性湿し媒体は25℃において撹拌後にDIN53211に従い測定して少なくとも100mPa.smの一定粘度、すなわちDIN53211に従う連続する測定値が再現可能なものになる粘度を有する。
本発明に従う方法の第五の態様によると、水性湿し媒体は25℃において撹拌後にDIN53211に従い測定して少なくとも200mPa.smの一定粘度、すなわちDIN53211に従う連続する測定値が再現可能なものになる粘度を有する。
本発明に従う方法の第六の態様によると、水性湿し媒体は1.5〜5.5の間のpHを有する。
本発明に従う方法の第七の態様によると、水性湿し媒体は水溶性ゴム、例えばアラビアゴム、カラマツゴム、CMC、PVP、およびアクリル系をさらに含有する。
真性伝導性重合体
本発明に従う方法の第八の態様によると、この成分はポリアニリン類、ポリアニリン誘導体、ポリピロール類、ポリピロール誘導体、ポリチオフェン類およびポリチオフェン誘導体よりなる群から選択される。
本発明に従う方法の第九の態様によると、この成分は2個のアルコキシ基が同一もしくは相異なるかまたは一緒になって場合によりアルキル、アルコキシ、アルキルオキシアルキル、カルボキシ、アルキルスルホナトおよびカルボキシエステル基よりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基で置換されていてもよいオキシ−アルキレン−オキシ架橋を表す3,4−ジアルコキシチオフェンの重合体または共重合体である。
本発明に従う方法の第十の態様によると、この成分は2個のアルコキシ基が一緒になって1,2−エチレン基、場合によりアルキル−置換されていてもよいメチレン基、場合によりC1−12−アルキル−もしくはフェニル−置換されていてもよい1,2−エチレン基、1,3−プロピレンキ基または1,2−シクロヘキシレン基である場合により置換されていてもよいオキシ−アルキレン−オキシ架橋を表す3,4−ジアルコキシチオフェンの重合体または共重合体であり、オキシ−アルキレン−オキシ架橋用の置換基はアルキル、アルコキシ、アルキルオキシアルキル、カルボキシ、アルキルスルホナトおよびカルボキシエステル基よりなる群から選択される。
本発明に従う方法の第十一の態様によると、この成分は式
Figure 2004148823
[式中、RおよびRの各々は独立して水素またはC1−5−アルキル基を表すか或いは一緒になって場合によりアルキル、アルコキシ、アルキルオキシアルキル、カルボキシ、アルキルスルホナトおよびカルボキシエステル基よりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基で置換されていてもよいC1−5−アルキレン基またはシクロアルキレン基を表す]
を有する(3,4−ジアルコキシチオフェン)の重合体または共重合体である。
本発明に従う方法の第十二の態様によると、この成分は(3,4−メチレンジオキシ−チオフェン)、(3,4−メチレンジオキシチオフェン)誘導体、(3,4−エチレンジオキシチオフェン)、(3,4−エチレンジオキシチオフェン)誘導体、(3,4−プロピレンジオキシチオフェン)、(3,4−プロピレンジオキシチオフェン)誘導体、(3,4−ブチレンジオキシチオフェン)および(3,4−ブチレンジオキシチオフェン)誘導体のホモ重合体並びにそれらの共重合体よりなる群から選択される。
そのような重合体は、D.フィチョウ(D.Fichou)により編集された「ハンドブック・オブ・オリゴ−・アンド・ポリチオフェンズ(Handbook of Oligo− and Polythiophenes)、ウィリー(Wiley)−VCH、ワインハイム1999);L.グレネンダール(L.Groenendaal)他の「アドバンスト・マテリアルズ(Advanced Materials)、12巻、481−494頁(2000); L.J.クレップネウ(L.J.Kloeppner)他、「ポリマー・プレプリンツ(Polymer Preprints)」、40(2)巻、792頁(1999);P.ショットランド(P.Schottland)他、「シンセティック・メタrズ(Synthetic Metals)、101巻、7−8頁(1999);およびD.M.ウェルシュ(D.M.Welsh)他、「ポリマー・プレプリンツ」、38(2)巻、320頁(1997)に開示されている。
ポリアニオン
本発明に従う方法の第十三の態様によると、湿し水媒体はポリアニオンをさらに含有する。適するポリアニオンは重合体状カルボン酸類、例えばポリアクリル酸類、ポリメタクリル酸類、またはポリマレイン酸類、およびポリスルホン酸類、例えばポリ(スチレンスルホン酸)、のポリアニオンを包含する。これらのポリカルボン酸類およびポリスルホン酸類は、ビニルカルボン酸類およびビニルスルホン酸類と他の重合可能な単量体、例えばアクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類およびスチレンとの共重合体でもありうる。
本発明に従う方法の第十四の態様によると、湿し水媒体はポリ(スチレンスルホネート)ポリアニオンまたはポリスチレンスルホン酸とスチレンとの共重合体のポリアニオンをさらに含有する。
本発明に従う方法の第十五の態様によると、この成分は3,4−ジアルコキシチオフェンの重合体または共重合体であり、湿し媒体はポリアニオンをさらに含有しそして3,4−ジアルコキシチオフェンの重合体または共重合体対ポリアニオンのモル比は1:0.95〜1:6.5の範囲内である。
本発明に従う方法の第十六の態様によると、この成分は3,4−ジアルコキシチオフェンの重合体または共重合体であり、湿し媒体はポリアニオンをさらに含有しそして3,4−ジアルコキシチオフェンの重合体または共重合体対ポリアニオンのモル比は1:0.95〜1:3.0の範囲内である。
水混和性有機化合物
本発明に従う方法の第十七の態様によると、湿し水媒体は少なくとも1種の水混和性有機化合物、例えば脂肪族アルコール類、ケトン類、アレン類、エステル類、グリコールエーテル類、環式エーテル類、例えばテトラヒドロフラン、およびそれらの混合物をさらに含有する。
本発明に従う方法の第十八の態様によると、水性湿し媒体は例えば高温に、好ましくは100〜250℃に、1〜90秒にわたり加熱することにより伝導率増加を生じうる少なくとも1種の高沸点液体、例えばジ−もしくはポリヒドロキシ−および/またはカルボキシ基或いはアミドまたはラクタム基を含有する有機化合物、例えばジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、グリセロール、へキシレングリコール、プロピレングリコール、ジ(エチレングリコール)エチルエーテルアセテート(カルビトール(carbitol)(R)アセテート)、N−メチルアセトアミド、N−メチルピロリドン(NMP)並びに糖アルコール類、例えばソルビトール、マンニトール、サッカロースおよびフルクトース、をさらに含有する。
本発明に従う方法の第十九の態様によると、湿し水媒体は100℃より低い温度で伝導率増加を生じうる15の比誘電率を有する少なくとも1種の非プロトン性化合物、例えばN−メチル−ピロリジノン(NMP)、2−ピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリドン、N,N,N’,N’−テトラメチレルウレア、ホルミアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、テトラメチレンスルホン、ジメチルスルホキシドおよびヘキサメチルホルホルアミドをさらに含有する。
本発明に従う方法の第二十の態様によると、水性湿し媒体は1,2−プロパンジオール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、N−メチルピロリジノンおよびジ(エチレングリコール)エチルエーテルアセテート(カルビトール(R)アセテート)よりなる群から選択される少なくとも1種の水混和性有機化合物をさらに含有する。
特定の有機溶媒の適合性は、8gのPEDOT/PSSの1.2重量%水性分散液を12gの溶媒と混合することにより評価することができる。混和性がゲル生成なしに観察される場合には、その非水性溶媒は適するとみなされる。テトラヒドロフランは混和性であるが、分散液は非常に粘着性である。上記の混和性試験に従う適合性はテトラヒドロフランで観察されるように同一溶媒によるPEDOT/PSS−分散液のさらなる希釈での相分離を除外するものではない。PEDOT/PSS−分散液を相分離の可能性なしに無制限に希釈できないことは当業者に理解されるであろう。乳酸エチルはゲル生成を誘発し、従って適さない。ベンジルアルコール、フルフリルアルコールおよびシクロヘキサンは相分離を生じ、従って適さない。
本発明に従う方法の第二十一の態様によると、湿し水媒体はジ−もしくはポリヒドロキシ−および/またはカルボキシ基或いはアミドまたはラクタム基を含有する有機化合物をさらに含有し且つこの方法は該受容媒体を印刷の10分間以内に100〜250℃の温度に加熱する段階を印刷後に含む。
本発明に従う方法の第二十二の態様によると、湿し水媒体は15の比誘電率を有する少なくとも1種の非プロトン性化合物をさらに含有し且つこの方法は該受容媒体を印刷の10分間以内に150℃の温度に加熱する段階を印刷後に含む。
本発明に従う方法の第二十三の態様によると、この方法は受容媒体上に印刷し、ジ−もしくはポリヒドロキシ−および/またはカルボキシ基或いはアミドまたはラクタム基を含有する有機化合物を印刷物に適用し、そして印刷物を液体の適用後に100〜250℃の温度に加熱することにより印刷物を得ることをさらに含む。
本発明に従う方法の第二十四の態様によると、この方法は受容媒体上に印刷し、15の比誘電率を有する少なくとも1種の非プロトン性化合物を含んでなる液体を印刷物に適用し、そして印刷物を液体の適用後に150℃の温度に加熱することにより印刷物を得ることをさらに含む。
顔料および染料
本発明の局面は、印刷インキを印刷版に適用しそして印刷版を少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する溶液または分散液を含有する水性湿し媒体で湿らせる段階をいずれかの順序で含んでなる、機能パターンのオフセット印刷方法により実現された。
本発明に従う方法で使用される水性湿し媒体中の着色成分は顔料または染料でありうる。透明な着色された組成物は、顔料、例えばアゾ顔料、例えばダルマル(DALMAR)(R)アゾイエローおよびレバニル(LEVANYL)(R)イエローHRLF、ジオキサジン顔料、例えばレバニル(R)バイオレットBNZ、フタロシアニンブルー顔料、フタロシアニングリーン顔料、モリブデートオレンジ顔料、クロムイエロー顔料、キナクリドン顔料、バリウム沈殿パーマネントレッド2B、マンガン沈殿BONレッド、ローダミンB顔料およびローダミンY顔料、を導入することにより実現されうる。
本発明に従う方法の第二十五の態様によると、着色剤は染料である。
適する染料は下記のものを包含する:
Figure 2004148823
Figure 2004148823
本発明に従う方法の第二十六の態様によると、湿し水媒体は染料および/または顔料を、インキおよび背景の色調が人間の目により、すなわち例えばR(45/0)形状でASTM Norm E179−90で規定されたCIELABa*、b*およびL*値をASTM Norm E308−90に従う評価と合致させることによる色適合または色遮蔽により、区別できないような方法で含有する。
本発明に従う方法の第二十七の態様によると、印刷インキは染料および/または顔料を、インキおよび背景の色調が人間の目により、すなわち例えばR(45/0)形状でASTM Norm E179−90で規定されたCIELABa*、b*およびL*値をASTM Norm E308−90に従う評価と合致させることによる色適合または色遮蔽により、区別できないような方法で含有する。
pH−指示、白化、蛍光、燐光およびX線蛍燐光成分
本発明の局面は、いずれかの順序で、印刷インキを印刷版に適用しそして印刷版を少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する溶液または分散液を含有する湿し水媒体で湿らせる段階を含んでなる、機能パターンのオフセット印刷方法により実現された。
本発明に従う方法で使用される湿し水媒体中の使用に適するpH−指示成分は、フェノールフタレン、メチルレッドおよびメチルオレンジを包含する。
本発明に従う方法で使用される湿し水媒体中の使用に適する蛍光成分は、フルオレシン:
Figure 2004148823
を包含する。
本発明に従う方法で使用される湿し水媒体中の使用に適する白化成分は、下記の蛍光白化剤を包含する:
Figure 2004148823
本発明に従う方法で使用される湿し水媒体中の使用に適するX線蛍燐光成分は、ウォルフラム酸カルシウムを包含する。
界面活性剤
本発明に従う方法の第二十八の態様によると、湿し水媒体は界面活性剤をさらに含有する。
本発明に従う方法の第二十九の態様によると、湿し水媒体は非イオン性界面活性剤、例えばエトキシル化/フルオロアルキル界面活性剤、ポリエトキシル化シリコーン界面活性剤、ポリシロキサン/ポリエーテル界面活性剤、ペルフルオロアルキルカルボン酸類のアンモニウム塩類、ポリエトキシル化界面活性剤および弗素−含有界面活性剤、をさらに含有する。
適する非イオン性界面活性剤は下記のものを包含する:
NON01 スルフィノル(SURFYNOL)(R)440:エア・プロダクツ(Air Products)からの40重量%のポリエチレンオキシド基を有する2つのポリエチレンオキシド連鎖を有するアセチレン化合物、
NON02 シンペロニック(SYNPERONIC)(R)13/6.55:トリデシルポリエチレン−グリコール、
NON03 ゾニル(ZONYL)(R)FSO−100:デュポン(DuPont)からのエトキシル化フルオロ界面活性剤と式F(CFCF1−7CHCHO(CHCHO)H(式中、yは0〜約15である)との混合物、
NON04 アルコパル(ARKOPAL)(R)N060:へキスト(HOECHST)からのノニルフェニルポリエチレン−グリコール、
NON05 フルオラド(FLUORAD)(R)FC129:3Mからのフルオロ脂肪族重合体状エステル、
NON06 フルオロニック(FLUORONIC)(R)L35:ポリエチレン−グリコール/プロピレン−グリコール、
NON07 テゴグライド(TEGOGLIDE)(R)410:ゴールドシュミット(Goldschmidt)からのポリシロキサン−重合体共重合体界面活性剤、
NON08 テゴウェット(TEGOWET)(R):ゴールドシュミットからのポリシロキサン−ポリエステル共重合体界面活性剤、
NON09 フルオラド(R)FC126:3Mからのペルフルオロカルボン酸類のアンモニウム塩類の混合物、
NON10 フルオラド(R)FC430:3Mからの98.5%活性フルオロ脂肪族エステル、
NON11 フルオラド(R)FC431:3MからのCF(CFSO(C)N−(CHCO−(OCHCHOH、
NON12:ポリオキシエチレン−10−ラウリルエーテル、
NON13 ゾニル(R)FSN:デュポンからのイソプロパノールの水中50重量%溶液の中のF(CFCF1−9CHCHO(CHCHO)H(式中、xは0〜約25である)の40重量%溶液、
NON14 ゾニル(R)FSN−100:デュポンからのF(CFCF1−9CHCHO(CHCHO)H(式中、xは0〜約25である)、
NON15 ゾニル(R)FSN300:デュポンからの弗素化された界面活性剤の40重量%溶液、
NON16 ゾニル(R)FSO:デュポンからのエチレングリコールの水中50重量%溶液の中のエトキシル化フルオロ界面活性剤と式F(CFCF1−7CHCHO(CHCHO)H(式中、yは0〜約15である)との混合物の50重量%溶液。
本発明に従う方法の第三十の態様によると、湿し水媒体はアニオン性界面活性剤をさらに含有する。適するアニオン性界面活性剤は下記のものを包含する:
AN01 ホスタポン(HOSTAPON)(R)T: ヘキストからのN−メチル−N−2−スルホエチル−オレイルアミドの精製ナトリウム塩の95%濃縮物、
AN02 ロマル(LOMAR)(R)D:
Figure 2004148823
AN03 アエロゾル(AEROSOL)(R)OT: アメリカン・シアナミド(American Cyanamid)からの10g/Lのスルホ琥珀酸のジ−2−エチルヘキスルエステルのナトリウム塩の水溶液、
AN04 ダウファックス(DOWFAX)2A1: ダウ・コーニング(Dow Corning)からのビス(p−ドデシル、スルホ−フェニル)−エーテルおよび(p−ドデシル、スルホ−フェニル)(スルホ−フェニル)エーテルのナトリウム塩の混合物の45重量%水溶液、
AN05 スプレミ(SPREMI): ペルフルオロ−オクチルスルホン酸テトラエチルアンモニウム、
AN06 テルゴ(TERGO): 1−イソブチル,4−エチル−n−オクチルスルホン酸ナトリウム、
AN07 ゾニル(R)7950: デュポンからの弗素化された系面活性剤、
AN08 ゾニル(R)FSA: デュポンからのイソプロパノールの水中50重量%溶液の中のF(CFCF1−9CHCHSCHCHCOOLiの25重量%溶液、
AN09 ゾニル(R)FSE: デュポンからのエチレングリコールの水中70重量%溶液の中の[F(CFCF1−7CHCHO]P(O)(ONH(式中、x=1または2であり、y=2または1であり、そしてx+y=3である)の14重量%溶液、
AN10 ゾニル(R)FSJ: デュポンからのイソプロパノールの水中25重量%溶液の中のF(CFCF1−7CHCHO]P(O)(ONH(式中、x=1または2であり、y=2または1であり、そしてx+y=3である)と炭化水素界面活性剤との配合物の40重量%溶液、
AN11 ゾニル(R)FSP: デュポンからのイソプロパノールの水中69.2重量%溶液の中の[F(CFCF1−7CHCHO]P(O)(ONH(式中、x=1または2であり、y=2または1であり、そしてx+y=3である)の35重量%溶液、
AN12 ゾニル(R)UR: デュポンからの[F(CFCF1−7CHCHO]P(O)(OH)(式中、x=1または2であり、y=2または1であり、そしてx+y=3である)、
AN13 ゾニル(R)TBS: デュポンからの酢酸の水中4.5重量%溶液の中のF(CFCF3−8CHCHSOHの33重量%溶液、
AN14: ペルフルオロ−オクタン酸のアンモニウム塩

本発明に従う方法の第三十一の態様によると、湿し水媒体は両性界面活性剤をさらに含有する。適する両性界面活性剤は、
AMP01 AMBITERIC(R)H: ヘキサデシルジメチル−アンモニウム酢酸のエタノール中20重量%溶液
を包含する。
水性湿し媒体の製造方法
本発明に従う方法の第三十二の態様によると、この方法は湿し水媒体を製造する方法をさらに含む。
本発明に従う方法で使用される真性伝導性重合体を含有する湿し水媒体の製造方法は、真性伝導性重合体を手触りが乾いている状態でまたは水性溶液もしくは分散液として使用する。手触りが乾いている状態の場合には、真性伝導性重合体は水性媒体中に容易に分散または溶解可溶性でなければならない。水性媒体中に容易に分散可能な手触りが乾いている真性伝導性重合体の一例は、引用することにより本発明の内容となる国際公開第02/00759号パンフレットに開示されているようなポリアニオンおよび置換されたもしくは未置換のチオフェンの重合体または共重合体を含んでなるラテックスの水性分散液を凍結乾燥することにより得られうる。或いは、真性伝導性重合体の水性媒体中の溶液または分散液を例えば国際公開第99/34371号パンフレットに開示されているように単に蒸発させることもできる。
本発明に従う方法の第三十三の態様によると、この方法はポリアニオンおよび置換されたもしくは未置換のチオフェンの重合体または共重合体を含んでなるラテックスの水性分散液を凍結乾燥することにより得られる真性伝導性重合体を使用する湿し水媒体の製造方法も含む。
受容媒体
本発明に従う方法の第三十四の態様によると、受容媒体はオフセット印刷に適するいずれかの受容媒体である。
本発明に従う方法の第三十四の態様によると、受容媒体は紙、コーティングされた紙、金属箔またはプラスチックシートである。
受容媒体は半透明、透明または不透明でありうる。適するプラスチックシートは、例えばセルロースエステル、セルローストリアセテート、ポリプロピレン、ポリカーボネートまたはポリエステルから製造される重合体ラミネート、熱可塑性重合体箔またはジュロプラスチック重合体箔を包含し、ポリ(エチレンテレフタレート)またはポリ(エチレンナフタレン−1,4−ジカルボキシレート)が特に好ましい。
工業用途
本発明に従う方法は、例えば、広範囲の用途を有する機能性パターンそして特に金属層による電気メッキを包含する多くの用途のための伝導性パターンを製造するため、例えば玩具のような単一のそして限定された使用項目用の電気回路の製造用に、無線周波数タグの部品として容量減衰器中で、ランプ、ディスプレイ、バックライト、例えばLCD、自動車ダッシュボードおよびキースイッチバックライト、非常照明、携帯電話、可動性デジタル補助器具(personal digital assistants)、家庭用電子製品、指示計ランプおよび発光が要求される他の用途で使用できるエレクトロルミネッセント装置の中で、使用することができる。
本発明を比較実施例および本発明の実施例により以下で説明する。これらの実施例に示された百分率および比は断らない限り重量による。

受容媒体番号
1 一方の面に19gのポリエチレン/mを含有する層をそして他方の面に 19gのポリエチレン/mおよびTiOを含有する層を有するいずれ かの面でコーティングされた110g/mの紙であるシェラー(Sch oeller)からのRC−紙GN279
2 コーティングされた紙:アレグロ(ALLEGRO)(R)グロス(GL OSS)(115g/m
3 下塗り層番号01を有する175μm厚さPET
4 アグファ−ゲベルト(AGFA−GEVAERT)からの175μm厚さ
アグファジェット(AGFAJET)TMUFF

下塗り層番号01は下記の組成を有する:
88%の塩化ビニリデン、10%のアクリル酸メチルおよび
2%のイタコン酸の共重合体 79.1%
バイエル(BAYER)からのコロイド状シリカである
キエセルゾル(Kieselsol)(R)100F 18.6%
バイエルからの界面活性剤であるメルソラト(Mersolat)(R)H 0.4%
チバ−ガイギーからの界面活性剤であるウルトラフォン
(Ultravon)(R)W 1.9%

比較実施例および本発明の実施例で使用した成分:
・赤外吸収染料:
Figure 2004148823
比較実施例および本発明実施例で使用した受容媒体の同定
比較実施例および本発明実施例で使用した受容媒体の孔寸法分布を、V1.05ソフトウエアが付いたマイクロメレティックス・オートポア(MICROMERETICS AutoPore)IVモデル9500水銀多孔度計により同定した。水銀の特徴は、
進行接触角度=130°
退行接触角度=130°
表面張力=4.85mN/cm(485ダイン/cm)
密度=13.5335g/mL
であった。
低圧測定を6.66Nm−2(50μmHg)の圧力で0.0177MPaの水銀充填圧および50秒間の平衡時間で行なわれた。高圧測定も50秒間の平衡時間で行なわれた。
合計孔容量は受容媒体1、2および3に関して3〜75000nmの孔寸法範囲にわたり測定された、表1参照。孔容量および寸法分布も受容媒体1に関しては孔寸法範囲100〜3500nmにわたりそして受容媒体2に関しては孔寸法範囲12〜250nmおよび250〜4500nmにわたり表1に示されている。
Figure 2004148823
受容媒体1および2の両者は巨大孔、すなわち直径が50nmより大きい孔、を含んでいた。中孔(mesopores)、すなわち2〜50nmの間の直径を有する孔、が受容媒体2に存在していた。マイクロメレティックス(Micromeretics)ASAP2400を用いるBET窒素吸着測定は測定範囲2〜100nmで孔を示さなかったため、受容媒体3の合計穴容量は完全に高圧における圧縮によるものである。
比較実施例および本発明実施例で使用される水性PEDOT/PSS分散液
1:2.4のPEDOT対PSSの重量比を有するEDOT/PSSの1.2重量%水性分散液を欧州特許出願公開第440957号明細書に開示されている通りにして製造し、そしてそれはAR1000プレートおよび円錐レオメーター(直径4cm、円錐角度2°)を用いて20℃において5s−1のせん断速度で測定した38mPa.sの典型的な粘度を有し、それは35s−1のせん断速度における33.5mPa.sに低下し、且つ1.9の典型的なpHを有する。EDOT/PSSの3重量%水性分散液を次にこの1.2重量%水性分散液から、60.7重量%の水を撹拌しながら75℃の温度および50ミリバールの圧力で蒸発させることにより製造した。
比較実施例および本発明の実施例で使用される印刷版
175μmの下塗りされたPET支持体を下記の組成物:
Figure 2004148823
で40μmの湿潤厚さとなるまでドクターブレードコーティングして、
Figure 2004148823
の成分被覆率を与えることにより、印刷版1および2を製造した。
印刷版3および4はアグファ−ゲバルトN.V.から市販されている:
−印刷版3:サーモスター(THERMOSTAR)TMP970/15
−印刷版4:セットプリント(SETPRINT)TMSET/R

水性湿し媒体
下記の12種の水性湿し媒体:
水性湿し媒体
AFM−01 1.2%のPEDOT/PSSを有する水性分散液
AFM−02 1.2%のPEDOT/PSSおよび5.0%のNMPを有する水性分 散液
AFM−03 3.0%のPEDOT/PSSを有する水性分散液
AFM−04 2.8%のPEDOT/PSSおよび7.5%のNMPを有する水性分 散液
AFM−05 2.8%のPEDOT/PSSおよび15%のNMPを有する水性分散

AFM−06 2.8%の「改良された」PEDOT/PSSおよび7.5%NMPを 有する水性分散液
AFM−07 1%のチノパルSHPを有する水性分散液
AFM−08 1%のブランコフォルBSUを有する水性分散液
AFM−09 1%のロイコプルPAMを有する水性分散液
AFM−10 1%のナトリウムフルオレシンを有する水性分散液
AFM−11 1%のTiOの一タイプであるTIEPを有する水性分散液
AFM−12 ポリビニルアルコールで分散させた1%のCaWOを有する水性分散
液、
を本発明実施例で使用し、そして下記の2種:
水性湿し媒体
AFM−C01 5%のイソプロパノールを含有する水溶液であるアグファ−ゲベルトか らのG671C湿し水
AFM−C02 ポリ(スチレンスルホン酸)の3.0%水溶液
を比較実施例で使用した。
比較実施例1および本発明実施例1〜3
バスフ(BASF)からの黒色オフセットインキであるノバクイック(NOVAQUICK)TMシュワルツ(schwarz)123Wを有するA.B.ディック(Dick)からの360オフセット印刷機を用いて、以下の表2に示された印刷版、水性湿し媒体および受容媒体を用いて、印刷実験を行なった。
比較実施例1では、標準的水性湿し媒体であるAFM−C01を印刷版番号4と共に使用し、ノバクイックTMシュワルツ123Wを印刷インキとして使用した。
本発明実施例1〜3では、水性湿し媒体としてPEDOT/PSSの3重量%分散液である水性湿し媒体AFM−02をそれぞれ印刷版番号1、2および3と共に使用した。
各実施例に関して、水性湿し媒体を湿しロール上に置きそしてノバクイックTMシュワルツ123W印刷インキをインキロール上に置き、湿し水は印刷インキの前に印刷版に適用された。湿しロールの10回転およびインキロールの5回転後に印刷を始めた。各場合とも30シートの受容媒体が印刷され、そしてダルコン・ジュラエルト(DALCON DULLAERT)(ESD・コントロール(ESD CONTROL))からの「表面抵抗率検査器(Surface Resistance Checker)」を用いて「インキが付けられた」および「インキが付けられていない」領域の表面抵抗率を測定した。インキが付けられたおよびインキが付けられていない領域の表面抵抗率も表2に示されている。
Figure 2004148823
本発明実施例3で得られた印刷物のインキが付けられたおよびインキが付けられていない領域の表面抵抗率を印刷数の関数として監視しそして各印刷物に関して表面抵抗率値の変化を異なる条件下で時間の関数として監視した。暗所に貯蔵された印刷物に関する結果を表3に示す。
表3の結果は暗所における「インキが付けられた」および「インキが付けられていない」領域間の表面抵抗率の差が時間につれて増加しそして紫外線露出により影響されないことを示す。
Figure 2004148823
表4は、本発明実施例3で製造された印刷物に関する直接および間接日光に対する露出時の時間に伴う「インキが付けられた」および「インキが付けられていない」領域の表面抵抗率における変化を示す。
Figure 2004148823
「インキが付けられた」および「インキが付けられていない」領域間の表面抵抗率の差は直接または間接日光に対する露出時に時間に伴い変化しないが、直接日光に対する3日間の露出後にインキ付領域の表面抵抗率は10Ω/平方から10Ω/平方に増加した。
本発明の実施例4〜19および比較実施例2〜6
使用した印刷インキがバスフからの黄色オフセットインキであるノバビット(NOVAVIT)TMゲルブ(gelb)1F713であり、印刷版番号3を使用し、使用した受容媒体がタイプ1〜3であり、そして水性湿し媒体AFM01〜AFM06およびAFM−C01およびAFM−C02を表5で本発明実施例4〜19および比較実施例2〜6に関して指定された通りに使用したこと以外は、本発明実施例1〜3および比較実施例1に関して記載された通りにして実施例4〜19および比較実施例2〜6を行なった。
各場合とも30シートの受容媒体が印刷され、そして本発明実施例1〜3および比較実施例1に関して記載された通りにして「インキが付けられた」および「インキが付けられていない」領域の表面抵抗率を二点法で測定した。インキが付けられたおよびインキが付けられていない領域の表面抵抗率も表5に示されている。
110℃に10分間にわたり加熱した直後にNMPを含有する湿し水では伝導率増加はほとんど観察されなかった。しかしながら、本発明実施例11の印刷物をNMPの中に20秒間にわたり浸漬しそして次に110℃で20分間にわたり加熱することによりNMPによる増加が可能であることが示され、それは非印刷領域で10から10オーム/平方への表面抵抗率の数千倍の減少、すなわち印刷された領域の表面抵抗率対非印刷領域のものの比における10から10への増加をもたらした。
Figure 2004148823
さらなる加熱実験は、一回通過の本発明実施例15の印刷物および二回通過の本発明実施例16のものに関して印刷直後の温度および加熱時間を変えることにより、表6からわかるように、印刷された領域の表面抵抗率対非印刷領域のもののより高い比が得られうることを示した。
Figure 2004148823
最良の加熱条件は110℃における60秒間であると見出された。これは本発明実施例16の二回印刷された印刷物に関して印刷された領域の表面抵抗率対非印刷領域のものの10の比を生じた。
本発明実施例20および比較実施例7
使用した印刷インキがバスフからの黄色オフセットインキであるノバビット・ゲルブ1F713であるかまたは印刷インキを全く使用せず、印刷版番号3を使用し、使用した受容媒体がタイプ1であり、そして水性湿し媒体AFM03を表7で本発明実施例20および比較実施例7に関して指定された通りに使用したこと以外は、本発明実施例1〜3および比較実施例1に関して記載された通りにして実施例20および比較実施例7を行なった。
各場合とも30シートの受容媒体が印刷され、そして本発明実施例1〜3および比較実施例1に関して記載された通りにして「インキが付けられた」および「インキが付けられていない」領域の表面抵抗率を二点法で測定した。インキが付けられたおよびインキが付けられていない領域の表面抵抗率も表7に示されている。
ノバビットTMゲルブ1F13インキおよび湿し水媒体AFM03を用いる本発明の実施例20に関する印刷版の像および非像領域に相当する印刷物の領域間の伝導率の差の変化は、5枚の印刷物までは伝導率の差が印刷数に伴い増加しそして次に安定化されるが、水性湿し媒体AFM03だけが使用される比較実施例7の場合には印刷版の像および非像領域に相当する印刷物の領域間の10回目の印刷物から伝導率の差は観察されなかったことを示した。
このことは、印刷版上の親水性領域に関しては湿し水媒体の異なる親和力だけによる伝導率の差は印刷操作中に急速に失われたが、本発明により教示されたように、印刷インキの存在下では印刷が管理下にあると安定な伝導率の差が実現されたことを示した。
Figure 2004148823
本発明実施例21〜32
バスフからの黄色オフセットインキであるノバビットF700スピード(SPEED)を有するA.B.ディックからの360オフセット印刷機を用いて、以下の表8に示された印刷版、湿し水媒体および受容媒体を用いて、印刷実験を行なった。
本発明実施例21〜32の各々に関しては、水性湿し媒体を湿しロール上に置きそしてノバビットF700スピード印刷インキをインキロール上に置き、湿し水は印刷インキの前に印刷版に適用された。湿しロールの10回転およびインキロールの5回転後に印刷を始めた。各場合とも50シートの受容媒体が印刷され、そして25回目の印刷物上の365nm光源の影響を光源と同じ側面から観察した。観察結果を数値評価番号1〜4により表し、ここでこれらの番号は以下のことを表す:
数値評価番号1=非常に明るい
数値評価番号2=明るい
数値評価番号3=暗い
数値評価番号4=非常に暗い

黄色インキで印刷されなかった領域中の沈着の証拠は、これらの領域が365nmランプによる露出で印刷工程に含まれなかった受容媒体の端部より明るく見えるはずであることである。
Figure 2004148823
従って、本発明実施例22〜32の全てで、受容媒体は印刷工程には含まれないすなわち湿しロールまたはインキロールと接触しない受容媒体の端部に関して蛍光白化効果を示す。
本発明はここでは暗黙にまたは明瞭に開示された特徴または特徴の組み合わせ或いはそれらの概括をそれがここで特許請求された発明に関するかどうかに関係なく含むことができる。以上の記述から鑑み、種々の変更を本発明の範囲内で行なえることは当業者に明らかであろう。

Claims (6)

  1. 印刷インキを印刷版に適用しそして該印刷版を少なくとも着色性、pH−指示性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する少なくとも1つの成分を含有する溶液または分散液を含有する水性湿し媒体で湿らせる段階をいずれかの順序で含んでなる、機能パターンを有する受容媒体のオフセット印刷方法。
  2. 少なくとも着色性、白化性、蛍光性、燐光性、X線蛍燐光性または伝導性を有する該成分が真性伝導性重合体である請求項1に記載の方法。
  3. 該真性伝導性重合体がポリアニリン類、ポリアニリン誘導体、ポリピロール類、ポリピロール誘導体、ポリチオフェン類およびポリチオフェン誘導体よりなる群から選択される請求項2に記載の方法。
  4. 該水性湿し媒体がポリアニオンをさらに含有する請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 該水性湿し媒体がジ−もしくはポリヒドロキシ−および/またはカルボキシ基或いはアミドまたはラクタム基を含有する有機化合物をさらに含有する請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 該方法が該受容媒体を印刷の10分間以内に100〜250℃の温度に加熱する段階を印刷段階後にさらに含む請求項5に記載の方法。
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