JP2004146908A - マイクロストリップアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの給電線路で構成され、構造が簡単で、給電線路からの不要輻射が抑制された2周波共用電磁結合型マイクロストリップアンテナを提供する。
【解決手段】第1の給電部誘電体層5の下側、第2の給電部誘電体層7の上側に位置し、両者に挟まれる給電線路6と、第1の給電部誘電体層の上に位置し第1のスロット孔3aを有する第1の接地導体層3、その上の第1の放射部誘電体層2、およびその上の第1の放射導体層1、から構成される第1の放射系21と、第2の給電部誘電体層の下に位置し、第2のスロット孔8aを有する第2の接地導体層8、その下に位置する第2の放射部誘電体層10、およびその下に位置する第2の放射導体層11、から構成される第2の放射系22とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】第1の給電部誘電体層5の下側、第2の給電部誘電体層7の上側に位置し、両者に挟まれる給電線路6と、第1の給電部誘電体層の上に位置し第1のスロット孔3aを有する第1の接地導体層3、その上の第1の放射部誘電体層2、およびその上の第1の放射導体層1、から構成される第1の放射系21と、第2の給電部誘電体層の下に位置し、第2のスロット孔8aを有する第2の接地導体層8、その下に位置する第2の放射部誘電体層10、およびその下に位置する第2の放射導体層11、から構成される第2の放射系22とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種無線装置に適用されるマイクロストリップアンテナに関し、より具体的には、2周波共用電磁結合型のマイクロストリップアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マイクロストリップアンテナは、軽量、薄型の平面アンテナであると共に、エッチング技術で容易に製作できるため、多くの分野で応用されている。マイクロストリップアンテナは様々な形態のものがある。従来から使用されている電磁結合型マイクロストリップアンテナの一例として、スロット結合型マイクロストリップアンテナを図3に示す。このアンテナは、放射導体層131を誘電体層132の中心に配置してあり、誘電体層132の下層に接地導体層133および誘電体層135を、上から下へと順に配設してある。また、接地導体層133の中心には励振用のスロット孔134を設けてある。さらに、誘電体層135の下層には給電線路136、誘電体層137および接地導体層138を配置して構成される。なお、説明の便宜上、図面中では各層を分離して表記しているが、実際は各層を密着して構成してある。
【0003】
このアンテナの給電線路136に、図示していない無線回路から目的の周波数の信号を印加すると、励振用のスロット孔134に電界が発生する。この電界は、放射導体層131に、励振用のスロット孔134の長手方向と直交する方向に電流を励起する。このため、この方向に放射導体層131に共振が起こり、大きな電流が流れることによって、電磁波が放射される。
【0004】
このスロット結合型マイクロストリップアンテナを2つ以上の通信システム、すなわち2つ以上の周波数に適用した例として、放射導体層を平行に複数層配列した多周波共用マイクロストリップアンテナが提案されている(特開平10−70411号公報)。上記の複数の放射導体層は、長さの異なる2種以上の層により構成される。
【0005】
また、接地導体層を挟んで2つの誘電体基板を設け、それら誘電体基板の接地導体層と反対側の面上に、大きさの異なるアンテナ素子を配置した2周波共用無指向性アンテナが提案されている(特開平11−168320号公報)。この2周波共用無指向性アンテナでは、それぞれのアンテナ素子間の位置において上記の接地導体層にスロット孔を形成し、アンテナ素子間を電磁結合させる。そして、どちらか一方のアンテナ素子に、そのアンテナ素子が形成されている誘電体基板上に位置するマイクロストリップ線路から給電する。
【0006】
また、接地導体層の両側に2つの誘電体基板を設け、それぞれの誘電体基板にアンテナ素子、短絡導体層および給電線路を形成した2周波共用アンテナが提案されている(特開平11−289215号公報)。
【0007】
上記のマイクロストリップアンテナを用いることにより、2つ以上の周波数の電磁波に対応した小型アンテナを実現することができる。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−70411号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平11−168320号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平11−289215号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−70411号公報に開示の2周波共用アンテナでは、共通のスロット孔を介して異なる長さのライン素子に給電がなされる。このため、それぞれのライン素子の長さに対して個別に給電系のインピーダンス整合の最適化を行うことができないという問題がある。
【0012】
また、特開平11−168320号公報に開示の2周波共用アンテナでは、マイクロストリップ線路の給電系から不要輻射が発生するという問題がある。
【0013】
さらに、特開平11−289215号公報に開示の2周波共用アンテナでは、それぞれのアンテナ素子に対して個別の給電線路が必要となる。このため、各給電線路を無線回路まで接続する必要があり、配線が複雑となる問題がある。
【0014】
本発明は、2つの通信システムに対応するために、1つの給電線路で2つの放射系に対してインピーダンス整合をとることができ、給電線路からの不要輻射が抑制されたマイクロストリップアンテナを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るマイクロストリップアンテナは、第1の給電部誘電体層の下、第2の給電部誘電体層の上に位置し、両者に挟まれる給電線路を有する。また、第1の給電部誘電体層の上に位置し、第1のスロット孔を有する第1の接地導体層、その第1の接地導体層の上に位置する第1の放射部誘電体層、およびその第1の放射部誘電体層の上に位置する第1の放射導体層、から構成される第1の放射系を有する。さらに、第2の給電部誘電体層の下に位置し、第2のスロット孔を有する第2の接地導体層、その第2の接地導体層の下に位置する第2の放射部誘電体層、およびその第2の放射部誘電体層の下に位置する第2の放射導体層、から構成される第2の放射系を有する。
【0016】
このような構成により、単周波のアンテナに比べて、占有面積、占有体積の増大を抑えて、給電線路からの不要輻射を抑制した電磁結合型の2周波共用マイクロストリップアンテナを実現することができる。なお、スロット孔は、給電線路の延び方向と交差する方向に長い長孔であり、その長孔の中心位置が、平面的に見て、通常、給電線路と重なるように配置される。
【0017】
本発明に係るマイクロストリップアンテナでは、第1のスロット孔および第2のスロット孔は、平面的に見て、その中心部の位置が相互に異なるように配置することができる。そして、平面的に見て、給電線路の端部から第1および第2のスロット孔中心までの距離は、第1および第2の放射系のアンテナ共振周波数の高い方が他方よりも短くなるように、第1および第2のスロット孔が配置することができる。上記の「平面的に見て、給電線路の端部から第1および第2のスロット孔中心までの距離」は、後で説明するスタブ長のことである。
【0018】
このような構成により、高域用の放射系と低域用の放射系の給電線路内での干渉が抑制され、2つの周波数帯において良好なアンテナ性能を確保することができる。さらに、上記の距離を、第1および第2の放射系のアンテナ共振周波数の低い方が他方の略2倍となるようにすることにより、両方の放射系の共振周波数を明確に差をつけることにより、高域用の放射系と低域用の放射系の給電線路内での干渉が明確に抑制される。
【0019】
また、上記の第1および第2の放射部誘電体層のうち、少なくとも1つの誘電体層は、第1および第2の給電部誘電体層と異なる誘電率を有することが望ましい。
【0020】
この構成により、第1の放射系および/または第2の放射系の特性改善を行うことができる。例えば、第1の放射系に話を限定すると、第1の放射部誘電体層に、第1および第2の給電部誘電体層よりも小さい誘電率の誘電体を用いることにより、より広帯域でかつ高効率な放射特性を得ることができる。また、第1の放射部誘電体層に、第1および第2の給電部誘電体層よりも高い誘電率の材料を用いることにより、第1の放射導体層1の小型化を実現することができる。第2の放射系についても、上記第1の放射系と同様のことが言える。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態における2周波共用のマイクロストリップアンテナの構成を示す分解斜視図である。また、図2は、図1の分解斜視図を密着させた状態におけるII−II’線に沿う断面図である。各図において、給電線路6の上側に第1の放射系21が、また、給電線路6の下側に第2の放射系22が形成されている。
【0022】
第1の放射系21は、第1の放射導体層1と、その下に位置する第1の放射部誘電体層2と、その下に位置し、第1のスロット孔3aが開けられた第1の接地導体層3と、その下に位置する給電部誘電体層5とから構成される。第2の放射系22は、第2の放射導体層11と、その上に位置する第2の放射部誘電体層10と、その上に位置し、第2のスロット孔8aが開けられた第2の接地導体層8と、その上に位置する給電部誘電体層7とから構成される。
【0023】
図1によれば、導電層は、第1の放射導電層(第1層)と、第1の接地導体層(第2層)と、給電線路(第3層)と、第2の接地導体層8(第4層)と、第2の放射導体層11(第5層)の計5層で構成される。この場合、第1の接地導体層3と第2の接地導体層8にはそれぞれ、矩形状の長孔(開口部)である第1のスロット孔3aおよび第2のスロット孔8aが開口されている。なお、便宜上、図中では各層を分離して表記しているが、実際は各層を密着させて構成されている。
【0024】
図2において、給電線路6を第1の給電部誘電体層5と第2の給電部誘電体層7とによって挟み込んでいる。さらにその上下を第1の接地導体層3と第2の接地導体層8とで挟み込み、トリプレート線路構造を形成している。給電線路6と第1の放射導体層1とは、誘電体層によって相互に絶縁した状態で、第1の接地導体層3に設けられた矩形のスロット孔3aを通して、互いに対向するように配置されている。同様に、第2の放射導体層11は、給電線路6に対して第2の接地導体層8に設けられた矩形のスロット孔8aを通して互いに対向するように配置されている。
【0025】
第1の放射導体層1および第2の放射導体層11は、本実施の形態では矩形状で、銅箔等の導体膜から形成される。第1の放射導体層1は、周波数f1で共振するように、給電線路が延びる方向に長さa1を有する。また、第2の放射導体層は、周波数f2で共振するように、給電線路が延びる方向に長さa2を有する。上記の第1および第2の放射導体層は、本実施の形態においてはフォトリソグラフィ技術により形成され、その矩形の辺が給電線路6の延びる方向と平行になるように配置されている。
【0026】
第1のスロット孔3aおよび第2のスロット孔8aは、給電線路6の延びる方向にその長手方向が直交する矩形状の長孔からなる。各スロット孔の長手方向の寸法は、目的とする周波数の誘電体中における電磁波の波長λの略1/2に設定してある。
【0027】
次に、この2周波共用の電磁結合型マイクロストリップアンテナの動作を説明する。第1の放射導体層1の共振周波数f1は、第2の放射導体層11の共振周波数f2よりも高いとする。給電線路6に周波数f1の信号を送ると、スロット孔3aに電界が発生する。この電界は第1の放射導体層1のx軸方向に電流を励起するため、第1の放射導体層1に共振が起こり、大きな電流がx軸方向に流れる。これにより、第1の放射導体層1のy軸方向に磁界が発生し、電磁波が放射される。
【0028】
ここで、給電系のインピーダンス整合は、スロット孔3aの長さと幅、および給電線路6の幅と、給電線路6の端部からスロット孔3aの中央3cの直下位置61までの長さ(以下スタブ長と記する)L1とを調整して行なう。特に、スタブ長L1は、第1の給電部誘電体層5および第2の給電部誘電体層7を伝播する周波数f1の電磁波の波長λの略1/4に設定した。
【0029】
一方、給電線路6に周波数f2の信号を送ると、スロット孔8aに電界が発生する。この電界は第2の放射導体層11にx軸方向の電流を励起するので、第2放射導体層11に共振が起こり大きな電流がx軸方向に流れる。これにより、第2の放射導体層11のy軸方向に磁界が発生し、電磁波が放射される。
【0030】
ここで、第2の放射導体層11に対する給電系のインピーダンス整合おいて、スタブ長L2を上記スタブ長L1の約2倍の長さに設定する。スタブ長L2の端の位置にスロット孔8aの中央部8cを対向して配置すると、給電線路6に周波数f1の信号を送った場合、スロット孔8a直下の給電線路6は、周波数f1の定在波の節に相当するため、電磁結合が弱まり、第2の放射導体層11からは周波数f1の電磁波の漏洩は抑制される。また、周波数f2の信号に対しては、第1の放射導体層1における共振周波数の最も低い基本周波数より小さいため、第1の放射導体層1からの周波数f2の電磁波の漏洩は少ない。
【0031】
このように、図1に示す第1の放射導体層1および第2の放射導体層11は、電磁結合型マイクロストリップアンテナとして動作し、かつ、1本の共通の給電線路6を用いて異なった周波数で共振する。このため、2つの通信システムに対応した上で、1つの給電線路で2つの放射系に対してインピーダンス整合をとることができ、給電線路からの不要輻射が抑制された2周波共用のマイクロストリップアンテナを得ることができる。
【0032】
次に、本実施の形態のマイクロストリップアンテナの各誘電体層2,5,7および10の誘電率について以下に説明する。第1の放射部誘電体層2に、トリプレート線路を構成する第1および第2の給電部誘電体層5,7と異なる誘電率の誘電体層を使用することにより、第1の放射系21の特性改善を行うことができる。例えば、(a)第1の放射部誘電体層2に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも小さい誘電率の誘電体を用いることにより、より広帯域でかつ高効率な放射特性を得ることができる。また、(b)第1の放射部誘電体層2に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも高い誘電率の材料を用いることにより、第1の放射導体層1の小型化を実現することができる。
【0033】
第2の放射系22についても、上記第1の放射系と同様のことが言える。第2の放射部誘電体層10に、トリプレート線路を構成する第1および第2の給電部誘電体層5,7と異なる誘電率の誘電体を使用することにより、第2の放射系の特性改善を行うことができる。例えば、(a)第2の放射部誘電体層10に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも低い誘電率の材料を用いることにより、より広帯域でかつ高効率な放射特性を得ることができる。また、(b)第2の放射部誘電体層10に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも高い誘電率の材料を用いることにより、第2の放射導体層11の小型化を実現することができる。
【0034】
上記において、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されることはない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【0035】
【発明の効果】
本発明のマイクロストリップアンテナを用いることにより、2つの通信システムに対応して、1つの給電線路で2つの放射系に対してインピーダンス整合をとり、給電線路からの不要輻射を抑制することができる。このため、一般に用いられている単周波の電磁結合型マイクロストリップアンテナを複数個使用するのに比べ、占有面積、占有体積の増大を抑えることができ、給電線路からの不要輻射を抑制することができる。さらに、2つの放射系のスタブ長さが異なるように2つのスロット孔を配置することにより、高域用の放射系と低域用の放射系の干渉が抑制され、複数の周波数帯において良好なアンテナ性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるマイクロストリップアンテナの構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図を密着させ、II−II’線に沿って切った断面図である。
【図3】従来のスロット結合型マイクロストリップアンテナの一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 第1の放射導電体層、2 第1の放射部誘電体層、3 第1の接地導体層、3a 第1のスロット孔、3c 第1のスロット孔中央、5 第1の給電部誘電体層、6 給電線路、7 第2の給電部誘電体層、8 第2の接地導体層、8a 第2のスロット孔、8c 第2のスロット孔中央、10 第2の放射部誘電体層、11 第2の放射導電体層、21 第1の放射系、22 第2の放射系、61 給電線路の第1のスロット孔中央対応位置、62 給電線路の第2のスロット孔中央対応位置、a1 第1の放射導電体層の給電線路の延びる方向に沿う長さ、a2 第2の放射導電体層の給電線路の延びる方向に沿う長さ、L1 第1の放射系のスタブ長さ、L2 第2の放射系のスタブ長さ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種無線装置に適用されるマイクロストリップアンテナに関し、より具体的には、2周波共用電磁結合型のマイクロストリップアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マイクロストリップアンテナは、軽量、薄型の平面アンテナであると共に、エッチング技術で容易に製作できるため、多くの分野で応用されている。マイクロストリップアンテナは様々な形態のものがある。従来から使用されている電磁結合型マイクロストリップアンテナの一例として、スロット結合型マイクロストリップアンテナを図3に示す。このアンテナは、放射導体層131を誘電体層132の中心に配置してあり、誘電体層132の下層に接地導体層133および誘電体層135を、上から下へと順に配設してある。また、接地導体層133の中心には励振用のスロット孔134を設けてある。さらに、誘電体層135の下層には給電線路136、誘電体層137および接地導体層138を配置して構成される。なお、説明の便宜上、図面中では各層を分離して表記しているが、実際は各層を密着して構成してある。
【0003】
このアンテナの給電線路136に、図示していない無線回路から目的の周波数の信号を印加すると、励振用のスロット孔134に電界が発生する。この電界は、放射導体層131に、励振用のスロット孔134の長手方向と直交する方向に電流を励起する。このため、この方向に放射導体層131に共振が起こり、大きな電流が流れることによって、電磁波が放射される。
【0004】
このスロット結合型マイクロストリップアンテナを2つ以上の通信システム、すなわち2つ以上の周波数に適用した例として、放射導体層を平行に複数層配列した多周波共用マイクロストリップアンテナが提案されている(特開平10−70411号公報)。上記の複数の放射導体層は、長さの異なる2種以上の層により構成される。
【0005】
また、接地導体層を挟んで2つの誘電体基板を設け、それら誘電体基板の接地導体層と反対側の面上に、大きさの異なるアンテナ素子を配置した2周波共用無指向性アンテナが提案されている(特開平11−168320号公報)。この2周波共用無指向性アンテナでは、それぞれのアンテナ素子間の位置において上記の接地導体層にスロット孔を形成し、アンテナ素子間を電磁結合させる。そして、どちらか一方のアンテナ素子に、そのアンテナ素子が形成されている誘電体基板上に位置するマイクロストリップ線路から給電する。
【0006】
また、接地導体層の両側に2つの誘電体基板を設け、それぞれの誘電体基板にアンテナ素子、短絡導体層および給電線路を形成した2周波共用アンテナが提案されている(特開平11−289215号公報)。
【0007】
上記のマイクロストリップアンテナを用いることにより、2つ以上の周波数の電磁波に対応した小型アンテナを実現することができる。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−70411号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平11−168320号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平11−289215号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−70411号公報に開示の2周波共用アンテナでは、共通のスロット孔を介して異なる長さのライン素子に給電がなされる。このため、それぞれのライン素子の長さに対して個別に給電系のインピーダンス整合の最適化を行うことができないという問題がある。
【0012】
また、特開平11−168320号公報に開示の2周波共用アンテナでは、マイクロストリップ線路の給電系から不要輻射が発生するという問題がある。
【0013】
さらに、特開平11−289215号公報に開示の2周波共用アンテナでは、それぞれのアンテナ素子に対して個別の給電線路が必要となる。このため、各給電線路を無線回路まで接続する必要があり、配線が複雑となる問題がある。
【0014】
本発明は、2つの通信システムに対応するために、1つの給電線路で2つの放射系に対してインピーダンス整合をとることができ、給電線路からの不要輻射が抑制されたマイクロストリップアンテナを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るマイクロストリップアンテナは、第1の給電部誘電体層の下、第2の給電部誘電体層の上に位置し、両者に挟まれる給電線路を有する。また、第1の給電部誘電体層の上に位置し、第1のスロット孔を有する第1の接地導体層、その第1の接地導体層の上に位置する第1の放射部誘電体層、およびその第1の放射部誘電体層の上に位置する第1の放射導体層、から構成される第1の放射系を有する。さらに、第2の給電部誘電体層の下に位置し、第2のスロット孔を有する第2の接地導体層、その第2の接地導体層の下に位置する第2の放射部誘電体層、およびその第2の放射部誘電体層の下に位置する第2の放射導体層、から構成される第2の放射系を有する。
【0016】
このような構成により、単周波のアンテナに比べて、占有面積、占有体積の増大を抑えて、給電線路からの不要輻射を抑制した電磁結合型の2周波共用マイクロストリップアンテナを実現することができる。なお、スロット孔は、給電線路の延び方向と交差する方向に長い長孔であり、その長孔の中心位置が、平面的に見て、通常、給電線路と重なるように配置される。
【0017】
本発明に係るマイクロストリップアンテナでは、第1のスロット孔および第2のスロット孔は、平面的に見て、その中心部の位置が相互に異なるように配置することができる。そして、平面的に見て、給電線路の端部から第1および第2のスロット孔中心までの距離は、第1および第2の放射系のアンテナ共振周波数の高い方が他方よりも短くなるように、第1および第2のスロット孔が配置することができる。上記の「平面的に見て、給電線路の端部から第1および第2のスロット孔中心までの距離」は、後で説明するスタブ長のことである。
【0018】
このような構成により、高域用の放射系と低域用の放射系の給電線路内での干渉が抑制され、2つの周波数帯において良好なアンテナ性能を確保することができる。さらに、上記の距離を、第1および第2の放射系のアンテナ共振周波数の低い方が他方の略2倍となるようにすることにより、両方の放射系の共振周波数を明確に差をつけることにより、高域用の放射系と低域用の放射系の給電線路内での干渉が明確に抑制される。
【0019】
また、上記の第1および第2の放射部誘電体層のうち、少なくとも1つの誘電体層は、第1および第2の給電部誘電体層と異なる誘電率を有することが望ましい。
【0020】
この構成により、第1の放射系および/または第2の放射系の特性改善を行うことができる。例えば、第1の放射系に話を限定すると、第1の放射部誘電体層に、第1および第2の給電部誘電体層よりも小さい誘電率の誘電体を用いることにより、より広帯域でかつ高効率な放射特性を得ることができる。また、第1の放射部誘電体層に、第1および第2の給電部誘電体層よりも高い誘電率の材料を用いることにより、第1の放射導体層1の小型化を実現することができる。第2の放射系についても、上記第1の放射系と同様のことが言える。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態における2周波共用のマイクロストリップアンテナの構成を示す分解斜視図である。また、図2は、図1の分解斜視図を密着させた状態におけるII−II’線に沿う断面図である。各図において、給電線路6の上側に第1の放射系21が、また、給電線路6の下側に第2の放射系22が形成されている。
【0022】
第1の放射系21は、第1の放射導体層1と、その下に位置する第1の放射部誘電体層2と、その下に位置し、第1のスロット孔3aが開けられた第1の接地導体層3と、その下に位置する給電部誘電体層5とから構成される。第2の放射系22は、第2の放射導体層11と、その上に位置する第2の放射部誘電体層10と、その上に位置し、第2のスロット孔8aが開けられた第2の接地導体層8と、その上に位置する給電部誘電体層7とから構成される。
【0023】
図1によれば、導電層は、第1の放射導電層(第1層)と、第1の接地導体層(第2層)と、給電線路(第3層)と、第2の接地導体層8(第4層)と、第2の放射導体層11(第5層)の計5層で構成される。この場合、第1の接地導体層3と第2の接地導体層8にはそれぞれ、矩形状の長孔(開口部)である第1のスロット孔3aおよび第2のスロット孔8aが開口されている。なお、便宜上、図中では各層を分離して表記しているが、実際は各層を密着させて構成されている。
【0024】
図2において、給電線路6を第1の給電部誘電体層5と第2の給電部誘電体層7とによって挟み込んでいる。さらにその上下を第1の接地導体層3と第2の接地導体層8とで挟み込み、トリプレート線路構造を形成している。給電線路6と第1の放射導体層1とは、誘電体層によって相互に絶縁した状態で、第1の接地導体層3に設けられた矩形のスロット孔3aを通して、互いに対向するように配置されている。同様に、第2の放射導体層11は、給電線路6に対して第2の接地導体層8に設けられた矩形のスロット孔8aを通して互いに対向するように配置されている。
【0025】
第1の放射導体層1および第2の放射導体層11は、本実施の形態では矩形状で、銅箔等の導体膜から形成される。第1の放射導体層1は、周波数f1で共振するように、給電線路が延びる方向に長さa1を有する。また、第2の放射導体層は、周波数f2で共振するように、給電線路が延びる方向に長さa2を有する。上記の第1および第2の放射導体層は、本実施の形態においてはフォトリソグラフィ技術により形成され、その矩形の辺が給電線路6の延びる方向と平行になるように配置されている。
【0026】
第1のスロット孔3aおよび第2のスロット孔8aは、給電線路6の延びる方向にその長手方向が直交する矩形状の長孔からなる。各スロット孔の長手方向の寸法は、目的とする周波数の誘電体中における電磁波の波長λの略1/2に設定してある。
【0027】
次に、この2周波共用の電磁結合型マイクロストリップアンテナの動作を説明する。第1の放射導体層1の共振周波数f1は、第2の放射導体層11の共振周波数f2よりも高いとする。給電線路6に周波数f1の信号を送ると、スロット孔3aに電界が発生する。この電界は第1の放射導体層1のx軸方向に電流を励起するため、第1の放射導体層1に共振が起こり、大きな電流がx軸方向に流れる。これにより、第1の放射導体層1のy軸方向に磁界が発生し、電磁波が放射される。
【0028】
ここで、給電系のインピーダンス整合は、スロット孔3aの長さと幅、および給電線路6の幅と、給電線路6の端部からスロット孔3aの中央3cの直下位置61までの長さ(以下スタブ長と記する)L1とを調整して行なう。特に、スタブ長L1は、第1の給電部誘電体層5および第2の給電部誘電体層7を伝播する周波数f1の電磁波の波長λの略1/4に設定した。
【0029】
一方、給電線路6に周波数f2の信号を送ると、スロット孔8aに電界が発生する。この電界は第2の放射導体層11にx軸方向の電流を励起するので、第2放射導体層11に共振が起こり大きな電流がx軸方向に流れる。これにより、第2の放射導体層11のy軸方向に磁界が発生し、電磁波が放射される。
【0030】
ここで、第2の放射導体層11に対する給電系のインピーダンス整合おいて、スタブ長L2を上記スタブ長L1の約2倍の長さに設定する。スタブ長L2の端の位置にスロット孔8aの中央部8cを対向して配置すると、給電線路6に周波数f1の信号を送った場合、スロット孔8a直下の給電線路6は、周波数f1の定在波の節に相当するため、電磁結合が弱まり、第2の放射導体層11からは周波数f1の電磁波の漏洩は抑制される。また、周波数f2の信号に対しては、第1の放射導体層1における共振周波数の最も低い基本周波数より小さいため、第1の放射導体層1からの周波数f2の電磁波の漏洩は少ない。
【0031】
このように、図1に示す第1の放射導体層1および第2の放射導体層11は、電磁結合型マイクロストリップアンテナとして動作し、かつ、1本の共通の給電線路6を用いて異なった周波数で共振する。このため、2つの通信システムに対応した上で、1つの給電線路で2つの放射系に対してインピーダンス整合をとることができ、給電線路からの不要輻射が抑制された2周波共用のマイクロストリップアンテナを得ることができる。
【0032】
次に、本実施の形態のマイクロストリップアンテナの各誘電体層2,5,7および10の誘電率について以下に説明する。第1の放射部誘電体層2に、トリプレート線路を構成する第1および第2の給電部誘電体層5,7と異なる誘電率の誘電体層を使用することにより、第1の放射系21の特性改善を行うことができる。例えば、(a)第1の放射部誘電体層2に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも小さい誘電率の誘電体を用いることにより、より広帯域でかつ高効率な放射特性を得ることができる。また、(b)第1の放射部誘電体層2に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも高い誘電率の材料を用いることにより、第1の放射導体層1の小型化を実現することができる。
【0033】
第2の放射系22についても、上記第1の放射系と同様のことが言える。第2の放射部誘電体層10に、トリプレート線路を構成する第1および第2の給電部誘電体層5,7と異なる誘電率の誘電体を使用することにより、第2の放射系の特性改善を行うことができる。例えば、(a)第2の放射部誘電体層10に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも低い誘電率の材料を用いることにより、より広帯域でかつ高効率な放射特性を得ることができる。また、(b)第2の放射部誘電体層10に、第1および第2の給電部誘電体層5,7よりも高い誘電率の材料を用いることにより、第2の放射導体層11の小型化を実現することができる。
【0034】
上記において、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されることはない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【0035】
【発明の効果】
本発明のマイクロストリップアンテナを用いることにより、2つの通信システムに対応して、1つの給電線路で2つの放射系に対してインピーダンス整合をとり、給電線路からの不要輻射を抑制することができる。このため、一般に用いられている単周波の電磁結合型マイクロストリップアンテナを複数個使用するのに比べ、占有面積、占有体積の増大を抑えることができ、給電線路からの不要輻射を抑制することができる。さらに、2つの放射系のスタブ長さが異なるように2つのスロット孔を配置することにより、高域用の放射系と低域用の放射系の干渉が抑制され、複数の周波数帯において良好なアンテナ性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるマイクロストリップアンテナの構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図を密着させ、II−II’線に沿って切った断面図である。
【図3】従来のスロット結合型マイクロストリップアンテナの一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 第1の放射導電体層、2 第1の放射部誘電体層、3 第1の接地導体層、3a 第1のスロット孔、3c 第1のスロット孔中央、5 第1の給電部誘電体層、6 給電線路、7 第2の給電部誘電体層、8 第2の接地導体層、8a 第2のスロット孔、8c 第2のスロット孔中央、10 第2の放射部誘電体層、11 第2の放射導電体層、21 第1の放射系、22 第2の放射系、61 給電線路の第1のスロット孔中央対応位置、62 給電線路の第2のスロット孔中央対応位置、a1 第1の放射導電体層の給電線路の延びる方向に沿う長さ、a2 第2の放射導電体層の給電線路の延びる方向に沿う長さ、L1 第1の放射系のスタブ長さ、L2 第2の放射系のスタブ長さ。
Claims (5)
- 第1の給電部誘電体層の下側、第2の給電部誘電体層の上側に位置し、両者に挟まれる給電線路と、
前記第1の給電部誘電体層の上に位置し、第1のスロット孔を有する第1の接地導体層、その第1の接地導体層の上に位置する第1の放射部誘電体層、およびその第1の放射部誘電体層の上に位置する第1の放射導体層、から構成される第1の放射系と、
前記第2の給電部誘電体層の下に位置し、第2のスロット孔を有する第2の接地導体層、その第2の接地導体層の下に位置する第2の放射部誘電体層、およびその第2の放射部誘電体層の下に位置する第2の放射導体層、から構成される第2の放射系とを備える、マイクロストリップアンテナ。 - 前記第1のスロット孔および前記第2のスロット孔は、平面的に見て、その中心部の位置が相互に異なる、請求項1に記載のマイクロストリップアンテナ。
- 平面的に見て、前記給電線路の端部から前記第1および第2のスロット孔中心までの距離は、前記第1および第2の放射系のアンテナ共振周波数の高い方が他方よりも短くなるように、前記第1および第2のスロット孔が配置されている、請求項1または2に記載のマイクロストリップアンテナ。
- 平面的に見て、前記給電線路の端部から前記第1および第2のスロット孔中心までの距離は、前記第1および第2の放射系のアンテナ共振周波数の低い方が他方の略2倍となるように、前記第1および第2のスロット孔が配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載のマイクロストリップアンテナ。
- 前記第1および第2の放射部誘電体層のうち、少なくとも1つの誘電体層は、前記第1および第2の給電部誘電体層と異なる誘電率を有する、請求項1〜4のいずれかに記載のマイクロストリップアンテナ。
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