JP2004145572A - スケジュール管理用データベース、およびスケジュールデータ管理方法ならびにスケジュール管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スケジュールデータをグループで共有するのに、より使い勝手のよいスケジュール管理システムの構築を行うことを可能にする。
【解決手段】少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したものである。
【選択図】 なし
【解決手段】少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したものである。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、社員のスケジュールを管理するためのスケジュール管理用データベース、および当該データベースを製造するためのスケジュールデータ管理方法、ならびに前記データベースの用途としてのスケジュール管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、一つの会社内、あるいは一つの部署内で、社員のスケジュールをその社内、部内で共有するために、当該各社員のスケジュールを電子化し、そのデータを所定のデータベースに蓄積して、各データに社内、部内の関係者からアクセス可能な状態にするということが行われている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−134989号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなデータベースによるスケジュール管理にあっては、イベントと、当該イベントが発生する時間および終了する時間とのみからなる時間情報とで行われていた。
また、外出する者のスケジュールを管理する場合には、イベントには外出先の名称が用いられ、イベント発生時間には外出先における会議などが開始する時間、そしてイベント終了時間には当該会議などのイベントの終了時間がそれぞれ用いられる。
【0005】
しかしながら、スケジュール管理する側にあっては、イベント発生時間よりも、いつ会社を出発するのか、いつ会社に戻るのかを把握することが望まれ、上記のようなスケジュール管理方法にあっては、そのスケジュールを見た者が経験上出発時間、帰社時間を予測するに過ぎなかった。既存のデータベースでは、これら出発時間と帰社時間とを単純に追加して蓄積して管理することは、データ構造の大幅な改変が要求されるため、困難であった。
【0006】
会社からイベント会場の移動時間、イベント会場間の移動時間などを考慮したスケジュール管理システムが、特開平5−134989号公報に記載されている。しかしながら、このシステムは、イベントの開催場所から次のイベントの開催場所までの移動時間を計算し、当該次のイベントに出席可能であるか否かを判断するものであって、イベント会場間の移動に係る時間を表示して、他者に知らせるものではない。
【0007】
このように、従来のデータベースによるスケジュール管理はグループで共有してスケジュール管理するためには必ずしも便利なものではなかった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、スケジュールデータをグループで共有するのに、より使い勝手のよいスケジュール管理用データベース、および当該データベースを構築するためのスケジュールデータ管理方法、ならびに前記データベースの用途としてのスケジュール管理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスケジュール管理用データベースは、上述した課題を解決するために、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したものである。
【0009】
また、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、
少なくとも当該伝言事項、伝言を送る相手を特定する識別情報、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報が付加されてなることが好ましい。
また、本発明に係るスケジュールデータ管理方法は、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したデータベースを設けて管理するスケジュールデータ管理方法において、
利用者端末に予定されたイベントに参加する社員を特定する識別情報の入力を促す識別情報入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階と、
前記指定されたスケジュールデータに対する前記予定されたイベントに関する日付情報、イベント情報および時間情報を有する管理情報の追加、削除、変更にかかる入力を促す入力段階と、
前記入力された入力情報を所定のデータベースに送信するよう促す送信段階と、
前記送信段階で送信された入力情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関する管理情報からなるスケジュールデータを更新する更新段階とを有し、
前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理することを特徴としている。
【0010】
また、前記入力段階では、所定の入力フォームを入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
また、前記入力段階で、管理情報の削除が入力された場合には、前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータのうち、当該管理情報に削除を示す削除フラグを付加することが好ましい。
【0011】
さらに、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、
利用者端末に、前記伝言を伝える社員を特定する識別情報の入力を促す第2の識別情報入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する第2の指定段階と、
前記利用者端末に、少なくとも当該伝言事項、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報の入力を促す伝言入力段階と、
前記入力された入力情報を前記データベースに送信するよう促す伝言送信段階と、
前記送信段階で送信された伝言情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータを更新する第2の更新段階とを有することが好ましい。
【0012】
さらに、前記各伝言情報は、前記対応する各スケジュールデータに関連付けられ、かつ、前記スケジュールデータとは独立した一つの伝言データとして、前記データベースに蓄積されることが好ましい。また、前記伝言入力段階では、所定の入力フォームを入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
【0013】
また、本発明に係るスケジュール管理方法は、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有する管理情報からなり、各社員について所定のデータベースに蓄積されたスケジュールデータを用いて社員のスケジュールを管理する方法において、
前記イベントに参加する社員のスケジュールを知りたい者に、自己の利用者端末を用いて、当該社員を特定する識別情報を入力するよう促す入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階と、
前記指定されたスケジュールデータに基づいて前記端末にて表示を行う表示段階と
を有し、
前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理することを特徴としている。
【0014】
また、前記表示段階では、前記イベント開始時刻から前記イベント終了時刻をイベント時間として表示し、前記出発時刻から前記イベント開始時刻および前記イベント終了時刻から前記戻り時刻を移動時間として表示することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の態様】
以下、本発明に係るスケジュール管理用データベース、およびスケジュールデータ管理方法ならびにスケジュール管理方法の実施態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。
前記スケジュール管理用データベースの実施態様は、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したものである。
【0016】
ここで、データベースとしては、一般的なデータを大量に蓄積し整理して、コンピュータが処理しやすい形にしたファイル、またはその集合をいい、および必要に応じて、これらファイルまたはその集合を処理するソフトウェアを加えたシステムを含む。
このようなデータベースに蓄積されるスケジュールデータは、イベントごとに作成される各イベントデータを、好ましくはCSV(Comma Separated Value)フォーマットで記録したものであることが望ましい。このように、CSVフォーマットのデータとすることで、データに汎用性があり、通常の表計算ソフト上で編集することができる上に、データの容量を抑えることができるため好ましい。
【0017】
スケジュールデータを構成する各イベントデータに含めるデータとしては、社員を特定するための識別(ID)データ、当該データの種類(Type)、および当該イベントデータの入力日時、作成者、およびイベントの日付情報、表題、場所、参加者、メモ、および出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および帰社時刻の四つの時刻からなる時間情報、イベントデータの属性、必要に応じてイベントデータの削除者および削除日時などが挙げられる。
【0018】
ここで、IDデータは、ユーザ(社員)名と年月日時と所定のシーケンス番号からなるデータで、例えば「ユーザ名#YYYYMMDD24HHMISSmmm#シーケンス番号」からなるものである。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。また、「mmm」は、1秒未満を1/1000表示したものである。
【0019】
データの種類(Type)は、後述する伝言データと区別するためのものである。
例えば、スケジュールデータを「1」と定義し、伝言データを「2」と定義する。このようにすることで、スケジュールデータと伝言データとを別々のCSVファイルで保存することができ、更新のタイミングが異なる両データを効率よく保存することが可能になる。
【0020】
イベントデータの作成日時に関する情報は、実際にイベントデータが作成、入力された日時に関する情報である。例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。
なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
イベントデータの作成者に関する情報には、作成者自身のIDデータに含まれるユーザ(社員)名が当てられる。なお、イベントデータの書き込み時に、このユーザ名をもって認証して、正当な権限を有さない者からのスケジュールデータの更新を拒否してもよい。
【0021】
イベントの日付情報は、イベントが行われる日付に関する情報であり、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
イベントの表題に関する情報は、実際のイベントの名称に該当する文字列である。また、場所に関する情報は、イベントが行われる場所に該当する文字列である。イベントの参加者に関する情報は、イベントに参加する者の氏名に該当する文字列であり、自社側および相手側双方の参加者について文字列が設けられる。
イベントに関するメモに関する情報は、イベントに付随する情報に該当する文字列である。
【0022】
また、時間情報は、出発する時刻を示す出発時刻データ、イベントが開始される時刻を示すイベント開始時刻データ、イベントが終了する時刻を示すイベント終了時刻データおよび帰社予定の時刻を示す戻り時刻データの四つの時刻データからなるものである。
なお、これら時刻を××時××分という形で取り扱ってもよいが、コンピュータなどの計算機上での計算の容易のために、例えば午前0時00分を基準とした経過時間(分)に変換して取り扱うのが好ましい。例えば、午前10時は600分、午後3時30分は930分となる。
【0023】
ここで、図1に示したように、10時00分に出発して、11時00分〜12時00分にイベントが行われ、13時00分に帰社するというイベントが組まれたときには、出発時刻データとしては10時00分(または600分)、イベント開始時刻データとしては11時00分(または660分)、イベント終了時刻データとしては12時00分(または720分)、戻り時刻データとしては13時00分(または780分)が、それぞれ用いられる。ここで、10時〜11時および12時〜13時は移動時間として使われ、11時〜12時はイベントが行われる時間として使われることになる。
【0024】
すなわち、4つの時刻に基づいて3つの時間帯を特定でき、これを出発時刻からイベント開始時刻を第一の時間帯とし、イベント開始時刻からイベント終了時刻を第二の時間帯とし、イベント終了時刻から戻り時刻を第三の時間帯とすると、第一の時間帯に対応する表示領域および第三の時間帯を移動時間帯として表示し、第二の時間帯をイベントが行われるイベント時間帯として時間に対応した領域に時刻やイベントを示すテキストとあわせて表示する。ここで、移動時間帯とイベント時間帯との表示態様を、たとえば背景色やフォントなどの設定を異ならせることによって視覚的に区別できることが好ましい。
【0025】
図1においては、イベントの表題が「ABC訪問(本社)」であり、相手側の参加者がJ、K、Lであり、自社側の参加者がS、T、Uである場合が示されている。
このように、イベントに関する時間以外の移動時間まで把握することで、例えば外出中の社員に連絡を取る必要が出来たときに、当該移動時間の間がこの外出中の社員が携帯する移動端末に連絡をすることができる時間であると判断することができる。なお、図1に例示した表示は縦軸に時間を設定したものであるが、横軸に時間を設定する表示態様でも構わないのはもちろんである。
【0026】
また、イベントデータの属性に関するデータは、当該イベントデータの状態を示すフラグとして用いることができる。例えば、一度入力したイベントデータを削除するような作業を行った場合には、当該イベントデータを物理的に削除することもできるが、この属性を変えることで論理的に削除したものとするように定義すれば、一度削除したイベントデータを再び挿入したい場合であっても、再度同じ内容の入力をしなくても、この属性を通常のデータに切り替えるだけでよくなる。また、イベントデータの削除者に関する情報としては、実際に削除を行った者のIDデータに含まれるユーザ名が用いられる。なお、権限のない者によるイベントデータの削除を回避するため、削除入力時に必要に応じて当該ユーザ名を用いて認証してもよい。イベントデータの削除日時に関する情報は、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0027】
また、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、上記スケジュールデータに、少なくとも当該伝言事項、伝言を送る相手を特定する識別情報、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報が付加されることが好ましい。
具体的には、伝言情報ファイルを別途作成し、この伝言情報ファイルとスケジュールデータからなるスケジュールファイルとを関連付けておくことが好ましい。
【0028】
ここで、伝言情報ファイルは、伝言ごとに作成される各伝言情報に対応した伝言データを、好ましくはCSV(Comma Separated Value)フォーマットで記録したものであることが望ましい。このように、CSVフォーマットのデータとすることで、通常の表計算ソフト上で編集することができる上に、データの容量を抑えることができるため好ましい。
【0029】
この伝言情報ファイルの各伝言データを構成する各イベントデータに対する伝言情報としては、社員を特定するための識別(ID)データ、当該データの種類(Type)、および当該伝言情報の入力日時、作成者、およびイベントを特定するための日付情報、および伝言の表題、および伝言を送る相手に関する情報、メモ(伝言)の内容に関する情報、当該伝言データの属性に関するデータ、および伝言データを削除した際には、削除者および削除日時に関する情報などが挙げられる。
【0030】
ここで、IDデータは、前記IDデータと同様である。
データの種類(Type)は、前述したように、前記スケジュールデータと区別するためのものである。
当該伝言情報の入力日時に関する情報は、実際に伝言情報が作成、入力された日時に関する情報である。例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0031】
伝言情報の作成者に関する情報には、作成者自身のIDデータに含まれるユーザ(社員)名が当てられる。なお、伝言情報の書き込み時に、このユーザ名をもって認証して、正当な権限を有さない者からのスケジュールデータの更新を拒否してもよい。
イベントの日付情報は、イベントを特定するための情報の一つであり、前述したように、当該イベントが行われる日付に関する情報であり、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0032】
また、伝言の表題に関する情報は、当該伝言を特定するための文字列である。伝言を送る相手に関する情報は、この相手のIDデータに含まれるユーザ名であることが好ましい。メモの内容に関する情報は、伝言の内容を示す文字列からなる。
メモの内容に関する情報は、伝言作成者からの伝言の具体的な内容を示す文字列である。
【0033】
伝言データの属性に関するデータは、当該伝言データの状態を示すフラグとして用いることができる。例えば、一度入力した伝言データを削除するような作業を行った場合には、当該伝言データを物理的に削除することもできるが、この属性を変えることで論理的に削除したものとするように定義する。また、伝言情報の場合、相手方が当該伝言内容をチェックしたのか否かも併せて記録することが好ましく、この場合、この伝言データの属性の中で、伝言(メモ)が未読状態であるのか、既読状態であるのかを論理的に定義させることが可能である。
【0034】
また、伝言データの削除者に関する情報としては、実際に削除を行った者のIDデータに含まれるユーザ名が用いられる。なお、権限のない者による伝言データの削除を回避するため、削除入力時に必要に応じて当該ユーザ名を用いて認証してもよい。伝言データの削除日時に関する情報は、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0035】
また、このようなデータベースは、図2に示したように、所定のネットワーク上で複数の端末と接続させることで機能する。
図2において、データベース20と接続するユーザ端末10には、所望の社員のスケジュールデータを特定するためのキーワードとしてのIDデータの入力やその他の必要な入力を行うための入力部17、後述するCPU14からの指示に従ってデータベース20から所定のスケジュールデータをダウンロードする送受信部12、前記入力部17からの入力に従って送受信部12にデータベース20からのスケジュールデータのダウンロードの指示をするとともに、ダウンロードしたスケジュールデータをメモリに送るとともに、表示部19に表示用データとして送るCPU14、およびCPU14から送られたスケジュールデータを一時的に蓄積するメモリ16、およびCPU14から送られたスケジュールデータを視覚化して表示させる表示部19が設けられている。
【0036】
また、スケジュールデータの変更および必要に応じて伝言情報の作成、変更などを行う際には、入力部17にて後述するような所定の入力がなされ、CPU14は入力内容についてスケジュールデータの変更、例えばイベントデータの追加、変更、削除などの状態に変更をデータベース20のスケジュールデータに反映させる指示を送受信部12に送り、送受信部12はこの指示をデータベース20に送る。
【0037】
なお、データベース20内のデータ構造であるが、図3に示したように、部署ごとにディレクトリを設けて、各ディレクトリにそれぞれの部署に所属する社員のスケジュールデータを格納するようになっている。このとき、管理者(administrator)などに対しては、全ディレクトリを開くことができる高い権限を与え、通常の者には、例えば自身が所属する部署のディレクトリのみを開くことができる権限のみを与えることで、データの安全性を確保することができる。
【0038】
また、図3において、「社員番号」のディレクトリには、社員番号と前記IDデータとが関連付けられて格納するようにしておく。通常、データ容量を抑えるために社員番号にて各スケジュールデータを管理しておき、例えば各部署で端末にてIDデータが入力されたときには、まずこの社員番号のディレクトリにアクセスし、当該IDデータと関連付けられる社員番号を抽出して、当該社員番号と関連付けられたスケジュールデータを抽出して、データ要求のあった端末に送信するようにしている。
【0039】
図4には、「第一事業法人部」のディレクトリのデータ構造を示す。図4によれば、スケジュールデータと伝言データとが、それぞれ社員番号を含んだファイル名でCSV形式のファイルで保存されている。また、各ファイルには、履歴として最終的に更新された日時が示されている。
このようなデータベースには、前記スケジュールデータ管理方法に従ってスケジュールデータの蓄積が行われる。
【0040】
当該スケジュールデータ管理方法の一実施態様について説明する。
なお、本実施態様の各ステップの動作において、図2に示したシステムの各構成の動作に相当するところは、適宜図2に示した番号を用いて説明する。
この実施態様は、図5に示したように、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したデータベース20を設けて管理するスケジュールデータ管理方法において、利用者端末である端末10に予定されたイベントに参加する社員を特定する識別情報の入力を促す識別情報入力段階としてのステップS40と、前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階としてのステップS50と、前記指定されたスケジュールデータに対する前記予定されたイベントに関する日付情報、イベント情報および時間情報を有する管理情報の追加、削除、変更にかかる入力を促す入力段階としてのステップS60と、前記入力された入力情報を所定のデータベース20に送信するよう促す送信段階としてのステップS70と、前記送信段階で送信された入力情報を用いて、前記データベース20内の前記識別情報で特定される社員に関する管理情報からなるスケジュールデータを更新する更新段階としてのステップS80とを有するものである。
【0041】
また、前述したように、前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理される。
図5において、ステップS10では、端末10の操作者が当該スケジュールデータ管理に関するプログラムを始動させて、ステップS20に進む。なお、このプログラムは、以下のステップS20〜S80までの一連の処理、および必要に応じて後述する図7に示したステップS120〜S180までの一連の処理をデータベース20および端末10の双方の動作より行うよう定義付けられた手順から構成される。
【0042】
ステップS20では、まずプログラムを動かすにあたり、初期ファイルの読込を行って、ステップS30に進む。
この初期ファイルは通常端末10側にインストールされるものであって、「ini」なる拡張子が付されるものである。また、この初期ファイルには、当該プログラムを動かすに当たり、端末10の動作に必要な設定などを定義するためのデータが書き込まれている。
【0043】
この初期ファイルには、具体的に、データベース20に設けられたディレクトリに関する情報、社員番号とIDデータとを関連付けるための情報が格納された前記社員番号ディレクトリに関する情報、ログ履歴に関する情報、端末側で画面表示させる際のウインドウに関する情報、当該画面表示の具体的な内容を示す各シートに関する情報、スケジュールデータの印刷設定に関する情報、後述する伝言情報の表題マスタ、表示する(すなわちアクセス可能な)スケジュールデータおよび必要に応じて伝言データと関連付けられるユーザ名に関する情報などが含まれる。
【0044】
なお、端末10側でこの初期ファイルの更新(印刷設定など)が可能であり、この更新が行われた場合には、この初期ファイルとはファイル名を変えて、新たに初期ファイルとして、この新たに作成された初期ファイルに優先的に読み込むようにして、初期ファイルの更新を当該プログラムの始動に際して反映させることもできる。
【0045】
ステップS30では、アクセス権限のあるファイルの読込を行ってステップS40に進む。
ここで、アクセス権限のあるファイルとは、部署ごとにアクセス可能となっているディレクトリ内に格納されているファイルのことであり、具体的には、前記初期ファイル内で定義されたユーザ名に関する情報で挙げられているユーザ名に基づいて、前述したように、社員番号を抽出し、当該社員番号で特定されるスケジュールデータをデータベース20から抽出して、端末10内に設けられたメモリ16に蓄積する。
【0046】
ステップS40では、端末10に対して、内容の更新、表示を所望するスケジュールデータを抽出するための社員識別データとしてのIDデータを入力させて、ステップS50に進む。ステップS50では、CPU14にて、入力されたIDデータに対応した社員番号を前記初期ファイルの中の定義で特定し、当該社員番号で定義付けられたスケジュールデータを、メモリ16に蓄積されたスケジュールデータの中から特定する。また、CPU14にて特定したスケジュールデータを表示部19に送り、表示させてもよい。
【0047】
ステップS60では、端末10に対して、管理情報としてイベントデータの追加、削除、変更に関する入力をさせて、ステップS70に進む。
スケジュールデータを特定した後、イベントデータの追加、削除、変更に関する入力に際し、例えば図6に示したような所定の入力フォーム100を入力者端末10の表示部19に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
【0048】
この入力フォーム100には、当該イベントデータの入力日時のための入力日時入力欄180、作成者(または変更者、削除者)のための作成者入力欄190、およびイベントの日付情報のための日付入力欄110、イベントの表題のための表題入力欄120、イベントの場所のための場所入力欄130、イベントの参加者のための参加者入力欄140、イベントに関するメモのためのメモ入力欄160、およびイベントに関する時刻情報のための時間入力欄150が設けられている。
【0049】
ここで、例えば図1に示したイベントデータを入力する場合において、図6にて、入力日時入力欄180には、イベントデータ入力を行っている日時を入力するのであるが、この入力日時は入力者自ら入力部17により入力してもよいが、端末10のCPU14にあるクロックを使って自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図6においては、「2002/5/31/ 11:26」と入力されている。
【0050】
作成者入力欄190には、作成者のIDデータが入力される。この入力は、作成者自らが入力部17により入力してもよいが、例えば図2に示したような当該システムを起動するとき(ステップS10)に認証するようにしておき、そのときの認証情報としてのIDデータを用いて自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図6においては、「administrator(管理者)」と入力されている。
【0051】
日付入力欄110は、年、月、日、曜日のそれぞれに入力窓を設けてあって、入力者は手入力で打ち込むことができる。また、入力される変数(数字、曜日)の範囲が予め分かっているので、これらの変数を含めたプルダウンメニューを設けて、このメニュー中の変数を選択させるようにしても差し支えない。なお、図6においては、「2002年6月4日火曜日」と入力されている。
【0052】
また、表題入力欄120は、イベントを特定するための表題に関する文字列であり、この文字列の入力は入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、「ABC訪問」と入力されている。また、場所入力欄130は、イベントが行われる場所に関する文字列であり、この文字列の入力は入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、「ABC本社」と入力されている。なお、これらの入力欄に入るデータの中には、繰り返し入力されるデータも存在することがある。このようなデータを、予め前述した初期ファイルの中で登録しておけば、図示はしないが、入力候補としてのこれら登録された変数を含むプルダウンメニューを設けて、手入力を行わなくてもその中から選択させることが可能になる。
【0053】
参加者入力欄140には、当該イベントに参加する参加者の氏名を表す文字列であり、この文字列の入力は入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、相手方の担当者欄に「J、K、L」と、また当方(自社側)の担当者欄に「S、T、U」とそれぞれ入力されている。
また、時間入力欄150には、当該イベントが行われる時刻情報が示される。詳細には、発入力欄152には出発時刻が、開始入力欄154にはイベント開始時刻が、終了入力欄156にはイベント終了時刻が、着入力欄158には帰社予定時刻が、それぞれ示される。これら入力欄への時刻の入力は、入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、発入力欄152に「10:00」、開始入力欄154に「11:00」、終了入力欄156に「12:00」、着入力欄に「13:00」がそれぞれ入力されている。
【0054】
メモ入力欄160には、当該イベントに関するコメントなどに関する文字列である。
なお、ステップS60では、イベントデータの削除を行う場合もあり、この場合には当該イベントデータを含んでいたスケジュールデータのうち、当該イベントデータに削除を示す削除フラグを付加することが好ましい。具体的には、イベントデータの属性を、「削除」を示す属性に変更することが挙げられる。また、この場合にあっては、必要に応じてイベントデータの削除者および削除日時などを当該イベントデータに追加してもよい。
【0055】
ステップS70では、ステップS60で入力させたイベントデータをデータベース20側に送信するよう促して、ステップS80に進む。
具体的には、図6に示したような入力フォーム100に設けられたOKボタン170のクリックを促す。また、送信を所望しない場合にはキャンセルボタン172をクリックさせるようにする。ここで、OKボタン170がクリックさせると、入力フォーム100に入力されたイベントデータは、端末10のCPU14によりスケジュールデータのファイル形式、例えばCSV形式に変換され、まずメモリ16に蓄積されているスケジュールデータの中に反映されて、次にこのスケジュールデータが送受信部12からデータベース20に送信される。
【0056】
ステップS80では、データベース20にて端末10から送信されたスケジュールデータを用いて、上書きをすることでスケジュールデータの更新を行って、スケジュールデータ管理は終了する。
続いて、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合においては、図7に示したように、利用者端末である端末10に、前記伝言を伝える社員を特定する識別情報の入力を促す第2の識別情報入力段階としてのステップS140と、前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する第2の指定段階としてのステップS150と、前記利用者端末に、少なくとも当該伝言事項、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報の入力を促す伝言入力段階としてのステップS160と、前記入力された入力情報を前記データベースに送信するよう促す伝言送信段階としてのS170と、前記送信段階で送信された伝言情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータを更新する第2の更新段階としてのS180とを有することが好ましい。
【0057】
なお、前記各伝言情報は、前記対応する各スケジュールデータに関連付けられ、かつ、前記スケジュールデータとは独立した一つの伝言データとして、前記データベース20に蓄積されることが好ましい。すなわち、前記スケジュールデータの中に伝言情報(伝言データ)を含めるのではなくて、伝言データだけで独立したファイルを構成して、この伝言情報ファイルを前記スケジュールデータと関連付けて蓄積しておくことが好ましい。このようにすることで、スケジュールデータを特定するためのIDデータをもって、伝言情報ファイルを特定することが可能になり、さらにはスケジュールデータに含まれるイベントに関する情報に関連した伝言作成を行うことが可能になる。
【0058】
図7において、ステップS110では、図5のステップS10と同様に、端末10操作者が当該スケジュールデータ管理に関するプログラムを始動させて、ステップS120に進む。前述したように、このプログラムは、以下のステップS120〜S180までの一連の処理をデータベース20および端末10の双方の動作により行うように定義付けられた手順から構成される。
【0059】
ステップS120では、まずプログラムを動かすにあたり、前述した初期ファイルの読込を行って、ステップS130に進む。
ステップS130では、アクセス権限のあるファイルの読込を行って、ステップS140に進む。
ここで、アクセス権限のあるファイルとは、部署ごとにアクセス可能となっているディレクトリ内に格納されているファイルのことであり、具体的には、前記初期ファイル内で定義されたユーザ名に関する情報で挙げられているユーザ名に基づいて、前述したように、社員番号を抽出し、当該社員番号で特定されるスケジュールデータをデータベース20から抽出して、端末10内に設けられたメモリ16に蓄積する。
【0060】
ステップS140では、端末10に対して、伝言データの追加、削除、変更を所望する伝言情報ファイルを抽出するための社員識別データとしてのIDデータを入力させて、ステップS150に進む。例えば、伝言を新規に作成したい場合には、当該伝言を送りたい相手のIDデータを入力させることになる。ステップS150では、CPU14にて、入力されたIDデータに対応した社員番号を前記初期ファイルの中の定義で特定し、当該社員番号で定義付けられた伝言情報ファイルを、メモリ16に蓄積された伝言情報ファイルの中から特定する。また、CPU14にて特定した伝言情報ファイルを表示部19に送り、当該伝言情報ファイルに基づく伝言の表示を表示部19にて行わせてもよい。
【0061】
ステップS160では、端末10に対して、当該伝言情報ファイルについて、伝言データの追加、削除、変更に関する入力をさせて、ステップS170に進む。
また、伝言情報ファイルを特定した後に、伝言データの追加、削除、変更に関する入力に際し、例えば図8に示したような入力フォーム200を入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
【0062】
この入力フォーム200には、当該伝言情報(伝言データ)の入力日時のための入力日時入力欄260、伝言作成者(または変更者、削除者)のための作成者入力欄270、イベントを特定するための日付情報のための日付入力欄210および時刻入力欄220、および伝言の表題のための表題入力欄230、および伝言を送る相手に関する情報としての相手先入力欄240およびメモ(伝言)の内容に関する情報のためのメモ入力欄250が設けられている。
【0063】
ここで、伝言を実際に入力する場合において、図8にて、入力日時入力欄260には、伝言入力を行っている日時を入力するのであるが、この日時を入力者自ら入力部17により入力してもよいが、端末10のCPU14にあるクロックを使って自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図8においては、「2002/07/11 17:37」と入力されている。
【0064】
作成者入力欄270には、作成者のIDデータが入力される。この入力は、作成者自らが入力部17により行ってもよいが、例えば図2に示したような当該システムを起動するとき(ステップS110)に認証するようにしておき、そのときの認証情報としてのIDデータを用いて自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図8においては、「administrator(管理者)」と入力されている。
【0065】
日付入力欄210は、年、月、日、曜日のそれぞれに入力窓を設けてあって、入力者は手入力で打ち込むことができる。また、入力される変数(数字、曜日)の範囲が予め分かっているので、これらの変数を含めたプルダウンメニューを設けて、このメニュー中の変数を選択させるようにしても差し支えない。なお、図8においては、「2002年7月11日木曜日」と入力されている。
【0066】
時刻入力欄220は、例えば電話のあった時刻など、伝言が発生した時刻を示す。
表題入力欄230は、伝言データを特定するための表題を入力するのであるが、この入力は入力者による手入力で行う。また、使用する頻度が高い表題については、後述する表題の登録ができ、この登録を行った場合には、プルダウンボタン232をクリックすることで、図9に示したようなプルダウンメニュー234を表示させて選択させることができる。
【0067】
相手先入力欄240には、伝言を送る相手に関する情報、すなわち相手のIDデータを入力させる。なお、予め伝言を送ることができる相手が同じ部署内の社員に限られているので、初期ファイルを読み込んだとき(ステップS120)にこれら社員のIDデータを図示しないがプルダウンメニューに登録しておき、入力者にプルダウンボタン242をクリックさせたときに、メニューを表示させて、この中から選択させてもよい。
【0068】
メモ入力欄250には、実際の伝言内容について文字入力する。
なお、前述したように、使用頻度の高い表題については登録することができる。具体的には、当該表題を入力したときに、入力フォームに設けられている「表題の登録」ボタン280をクリックする。このように、クリックすると、図9に示したように、プルダウンメニュー234に当該表題が追加される。また、この登録された表題は、初期ファイルの「表題マスタ」に追加され、初期ファイルが更新されたときに、次回からの起動時に新しい表題マスタが反映されるようになる。なお、図9においては、「電話メモ」、「緊急連絡」、「ご連絡ください」の三つの表題が登録されている様子が示される。また、一度登録した表題を削除することも可能であり、この場合には、プルダウンメニューにて選択した後、「表題の削除」ボタン282をクリックする。
【0069】
なお、図7のステップS160では、伝言データの削除を行う場合もあり、この場合には当該伝言データを含んでいた伝言ファイルのうち、当該伝言データに削除を示す削除フラグを付加することが好ましい。具体的には、伝言データの属性を、「削除」を示す属性に変更することが挙げられる。また、この場合にあっては、必要に応じて伝言データの削除者のIDデータおよび削除日時などを当該伝言データに追加してもよい。
【0070】
ステップS170では、ステップS160で入力させた伝言データをデータベース20側に送信するよう促して、ステップS180に進む。
具体的には、図8に示したような入力フォーム200に設けられたOKボタン290のクリックを促す。また、送信を希望しない場合にはキャンセルボタン292をクリックさせるようにする。ここで、OKボタン290がクリックされると、入力フォーム200に入力された伝言データは、端末10のCPU14により伝言情報ファイルのファイル形式、例えばCSV形式に変換され、まずメモリ16に蓄積されている伝言情報ファイルの中に反映されて、次にこの伝言情報ファイルが送受信部12からデータベース20に送信される。
【0071】
ステップS180では、データベース20にて端末10から送信された伝言情報ファイルを用いて、上書きをすることで伝言情報ファイルの更新を行って、当該スケジュールデータ管理の一環である伝言情報ファイルは終了する。
続いて、このようにスケジュールデータ管理されたデータベース20を用いた社員のスケジュール管理方法の一実施態様は、図10に示したように、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有する管理情報からなり、各社員について所定のデータベース20に蓄積されたスケジュールデータを用いて社員のスケジュールを管理する方法において、前記イベントに参加する社員のスケジュールを知りたい者に、自己の利用者端末である端末10を用いて、当該社員を特定する識別情報を入力するよう促す入力段階としてのステップS240と、前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階としてのステップS250と、前記指定されたスケジュールデータに基づいて前記端末にて表示を行う表示段階としてのステップS260とを有するものである。
【0072】
また、前述したように、前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理される。
なお、本実施態様の各ステップの動作において、図2に示したシステムの各構成の動作に相当するところは、適宜図2に示した番号を用いて説明する。
図10において、ステップS210では、端末10の操作者が当該スケジュール管理に関するプログラムを始動させて、ステップS220に進む。このプログラムは、以下のステップS220〜S260までの一連の処理をデータベース20および端末10の双方の動作により行うように定義された手順から構成される。
【0073】
ステップS220では、まずプログラムを動かすにあたり、前述した初期ファイルの読込を行って、ステップS230に進む。
ここで、読み込む初期ファイルは、図5のスケジュールデータ管理におけるステップS20で読み込む初期ファイルと共通するものであり、本スケジュール管理においては、主に出力にかかる設定を用いることになる。
【0074】
ステップS230では、アクセス権限のあるファイルの読込を行って、ステップS240に進む。
ここで、アクセス権限のあるファイルとは、前述のスケジュールデータ管理におけるものと同様のファイルであり、この読込によりデータベース20より取り出されたスケジュールデータは端末10内のメモリ16に蓄積される。
【0075】
ステップS240では、端末10に対して、当該端末10にて表示を所望するスケジュールデータを抽出するための社員識別データとしてのIDデータを入力させて、ステップS250に進む。
ステップS250では、入力されたIDデータに対応した社員番号を前記初期ファイルの中の定義で特定し、前記メモリに蓄積されたスケジュールデータの中から、当該社員番号で定義付けられたスケジュールデータを特定して、ステップS260に進む。
【0076】
ステップS260では、端末10のCPU14によりステップS250で特定されたスケジュールデータを表示部19に送って、当該スケジュールデータを表示させて、スケジュール管理動作を終了する。
このとき、図1に示したように、前記イベント開始時刻から前記イベント終了時刻をイベント時間として表示し、前記出発時刻から前記イベント開始時刻および前記イベント終了時刻から前記戻り時刻を移動時間として表示する。具体的には、イベント開始時刻である11時からイベント終了時刻である12時をイベント時間とし、出発時刻である10時からイベント開始時刻である11時までの間およびイベント終了時刻である12時から戻り時刻である13時までの間を移動時間として表示する。
【0077】
このようにイベント時間と移動時間とを区別して表示することで、他者からは外出している社員が移動中なのか、イベント参加中なのかを判断することができ、移動中であれば電話連絡を行っても構わないなどといった判断をすることができるようになる。
ここで、前記スケジュール管理方法の実施態様において、端末10の表示部19に表示させる画面について、例を挙げて説明する。
【0078】
図11は、同一部署内のメンバーのスケジュールデータの一覧表示画面400を示す。
画面400には、スケジュールの確認を所望する日付を示す日付表示欄410と、今日のスケジュールデータにジャンプする際にクリックするジャンプボタン416と、着目する社員を入力するための社員入力欄420と、時間軸表示欄430と、各社員のスケジュールを表示するスケジュール表示欄440、450、460、470とが設けられている。
【0079】
日付表示欄410は、スケジュールの確認を所望する日付の入力を行う欄であり、後進ボタン412をクリックしたときには過去の日付に遡り、前進ボタン414をクリックしたときには将来の日付に進む。なお、この日付表示欄410の入力が確定すると、スケジュール表示欄440、450、460、470には、当該確定した日付のスケジュールが表示される。
【0080】
また、過去または将来の日付におけるスケジュールを確認していて、今日の日付のスケジュールを確認したくなったら、ジャンプボタン416をクリックすると、スケジュール表示欄440、450、460、470には、今日のスケジュールが表示される。
また、社員入力欄420は、後述する個別にスケジュールを表示させたい社員を入力する欄であり、他の社員の入力を行いたいときは、プルダウンボタン422をクリックして、プルダウンメニューから選択することができる。なお、このメニューには、前記初期ファイルに登録された社員番号に対応するIDデータが含まれる。
【0081】
スケジュール表示欄は、各社員のスケジュールを表示する領域であり、各スケジュールは時間軸表示欄430の時間軸に沿って表示される。図11においては、社員Nのところが選択された形になっているが、上記社員入力欄420にて他の社員が選択されたときには、その社員のスケジュール表示のところが選択された形に切り替わる。この選択により、後述する特定社員の週単位のスケジュール表示を行うことができるようになる。
【0082】
なお、図11では、社員Nが2002年3月9日(土)10:00〜15:00に国際カントリークラブにて、相手方の社員A、Bと一緒に、自社側の社員Pと四人でゴルフを行うことになっていることが示されている。
また、縦方向のスクロールバー480を操作することで、表示しきれない時間帯のスケジュールを表示させることができ、また横方向のスクロールバー482を操作することで、表示しきれない他の社員のスケジュールを表示させることができる。
【0083】
また、図12は、特定社員Nの一週間のスケジュールデータ表示画面500を示す図である。
画面500には、スケジュールの確認を所望する週を特定する週表示欄510と、今週のスケジュールデータにジャンプする際にクリックするジャンプボタン516と、着目する社員を入力するための社員入力欄420と、時間軸表示欄430と、当該特定社員の各日付におけるスケジュールを表示するスケジュール表示欄540、550、560、570とが設けられている。
【0084】
週表示欄410は、スケジュールの確認を所望する週を特定するための欄であり、例えば週の開始日である月曜の日付を入力するようになっている。また、後進ボタン512をクリックしたときには過去の週の例えば月曜の日付に遡り、前進ボタン514をクリックしたときには将来の週の例えば月曜の日付に進む。なお、この週表示欄510の入力が確定すると、スケジュール表示欄540、550、560、570には、当該確定した週の日付のスケジュールが順次表示される。
【0085】
また、過去または将来の週におけるスケジュールを確認していて、今週のスケジュールを確認したくなったら、ジャンプボタン516をクリックすると、スケジュール表示欄540、550、560、570には、今週のスケジュールが表示される。
また、社員入力欄420は、後述する個別にスケジュールを表示させたい社員を入力する欄であり、他の社員の入力を行いたいときは、プルダウンボタン422をクリックして、プルダウンメニューから選択することができる。なお、このメニューには、前記初期ファイルに登録された社員番号に対応するIDデータが含まれる。この社員入力欄420の入力が確定すると、スケジュール表示欄540、550、560、570には、週表示欄510で特定される週の当該社員のスケジュール表示に切り替わる。
【0086】
スケジュール表示欄は、当該特定社員の各日のスケジュールを表示する領域であり、各スケジュールは時間軸表示欄430の時間軸に沿って表示される。図12においては、3月9日(土)が選択された形になっているが、例えば他の日付の領域をクリックすると、その日のスケジュールが選択された形に切り替わる。
この選択により、後述する一日単位のスケジュール表示を行うことができるようになる。
【0087】
なお、図12では、社員Nが2002年3月9日(土)10:00〜15:00に国際カントリークラブにて、相手方の社員A、Bと一緒に、自社側の社員Pと四人でゴルフを行うことになっていることが示されている。
また、縦方向のスクロールバー580を操作することで、表示しきれない時間帯のスケジュールを表示させることができ、また横方向のスクロールバー582を操作することで、表示しきれない他の日付のスケジュールを表示させることができる。
【0088】
また、図13は、特定社員Nの一日のスケジュールデータ表示画面600を示す図である。
画面600には、スケジュールの確認を所望する日付を示す日付表示欄410と、今日のスケジュールデータにジャンプする際にクリックするジャンプボタン616と、着目する社員を入力するための社員入力欄420と、時間軸表示欄630と、一日のスケジュールを表示するスケジュール表示欄640と、伝言を表示するための伝言表示欄650とが設けられている。
【0089】
日付表示欄410は、スケジュールの確認を所望する日付の入力を行う欄であり、後進ボタン412をクリックしたときには過去の日付に遡り、前進ボタン414をクリックしたときには将来の日付に進む。なお、この日付表示欄410の入力が確定すると、スケジュール表示欄640および伝言表示欄650には、当該確定した日付のスケジュールおよび伝言がそれぞれ表示される。
【0090】
また、過去または将来の日付におけるスケジュールを確認していて、今日の日付のスケジュールを確認したくなったら、ジャンプボタン616をクリックすると、スケジュール表示欄640および伝言表示欄650には、今日のスケジュールおよび伝言がそれぞれ表示される。
また、社員入力欄420は、後述する個別にスケジュールを表示させたい社員を入力する欄であり、他の社員の入力を行いたいときは、プルダウンボタン422をクリックして、プルダウンメニューから選択することができる。なお、このメニューには、前記初期ファイルに登録された社員番号に対応するIDデータが含まれる。この社員入力欄420の入力が確定すると、スケジュール表示欄640および伝言表示欄650には、日付表示欄410で特定される日付の当該社員のスケジュールおよび伝言表示にそれぞれ切り替わる。
【0091】
スケジュール表示欄640は、当該特定社員の当該日付のスケジュールを表示する領域であり、各スケジュールは時間軸表示欄630の時間軸に沿って表示される。
また、伝言表示欄650は、当該特定社員に当該日付で宛てられた伝言が表示される。この伝言表示も、確認することが要求される時間帯にて、時間軸表示欄630の時間軸に沿って順次表示される。
【0092】
なお、図13では、社員Nが2002年3月9日(土)10:00〜15:00に国際カントリークラブにて、相手方の社員A、Bと一緒に、自社側の社員Pと四人でゴルフを行うことになっていることが示されている。さらに、同日午前8:52には、天気に関して連絡をするよう促す伝言が表示されている。
また、縦方向のスクロールバー660を操作することで、表示しきれない時間帯のスケジュールおよび伝言を表示させることができ、また横方向のスクロールバー482を操作することで、表示しきれない部分のスケジュールおよび伝言を表示させることができる。
【0093】
なお、伝言を確認したときに、該当する伝言の領域652をクリックすると、図14に示したような確認窓800を表示させて、確認したことを示す確認チェック欄810にチェックを入れるようにすることが好ましい。このようにすることにより、チェック後OKボタン820をクリックさせて、当該伝言が確認されたことを、端末10のメモリ16に蓄積された伝言情報ファイルに反映させるべく、該当する伝言データの属性の変更を行うことができ、さらにデータベース20へ当該変更後の伝言情報ファイルを送信することで、データベース20内の伝言情報ファイルも更新することができる。更新したくない場合には、キャンセルボタン830をクリックさせるようにする。
【0094】
また、この確認窓800は、伝言内容の変更を行う場合にも用いることができ、その場合には、図13において伝言表示欄650の所望する伝言表示領域(例えば652)をクリックして、表示されたこの確認窓800の中の情報、例えば表題、メモなどを書き換えて、OKボタン820をクリックすることで、前述したように、この変更が端末10のメモリ16に蓄積された伝言情報ファイルに反映された後に、当該変更後の伝言情報ファイルがデータベース20に送られ、すでに格納された伝言情報ファイルに上書きをして伝言の更新がなされる。また、更新したくない場合には、キャンセルボタン830をクリックさせるようにする。
【0095】
さらに、スケジュールデータの印刷を所望する場合には、図2においては図示してないがCPU14に接続させたプリンタに対して印刷操作を行うのであるが、その際には、図15に示したような印刷設定窓700を表示させることが好ましい。なお、この印刷設定窓700には、デフォルトとして、前記初期ファイルにて定義された印刷設定が入力されており、操作者は、必要に応じて適宜印刷のパラメータを変更することができる。各パラメータが所望するものであることを確認した後に、OKボタン710をクリックすることで、当該パラメータが反映された状態でのプリントアウトが行われる。また、プリントアウトを行わない場合には、キャンセルボタン720をクリックさせるようにする。
【0096】
また、スケジュールデータの画面表示を行う際に、図11〜図13に示したように、イベントの内容、すなわち表題、場所、参加者などに係る情報をイベントが行われる時間で基づき仕切られた領域内に表示させているが、例えば表示すべきイベントの内容が多い場合には前記領域に収まらない場合がある。
この場合には、例えば図16に示したように、移動に係る時間領域、すなわち発時刻〜イベント開始時刻までの領域920と、イベント終了時刻〜着時刻までの領域925とについて時間軸方向への圧縮を行い、その分イベント内容を表示する領域930を拡げて表示させるようにしてもよい。なお、図16においては、イベントデータ表示欄900における発時刻(10時00分)と着時刻(12時00分)とが時間軸表示欄910に示された時刻と一致する一方、移動に係る領域920(および925)の時間軸方向への圧縮を行ってイベント内容を表示させる領域930を拡げた結果、当該領域930が時間軸表示欄910に示された時刻とは対応しなくなっている。このように表示することで、移動時間が長くイベントが短いときなどに、見やすいレイアウトでの表示ができる。
【0097】
また、この他に、例えばマウスなどでポインタを、イベント内容を表示する
領域930に合わせると、ポップアップウインドウを開いて、その中で内容の詳細を表示させるようにしても差し支えない。
なお、本発明は上述したデータベースの構造に限定されるものではなく、様々な態様で構築することが可能である。社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを蓄積するファイルは、上記の例では社員ごとにSCVファイルを生成するものとし、アクセス権をディレクトリ単位で設定できるようにしているが、アクセス権ごとに複数人のデータを一つのファイルで蓄積するようにしてもよいし、他の形式のファイルであってもかまわないのはもちろんである。また、データを閲覧や書き込みを行おうとするソフトウェアや設定ファイルについても、上記の例のように端末側に構成してもよいし、データベースの一部として構成して汎用的なブラウザで閲覧や書き込みをできるようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、スケジュールデータをグループで共有するのに、より使い勝手のよいスケジュール管理システムの構築を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るデータベースに格納するイベントデータについて説明する図である。
【図2】図2は、前記データベースを接続したスケジュール管理システムの一実施態様を示すブロック図である。
【図3】図3は、前記データベース内のディレクトリ構造を説明する図である。
【図4】図4は、前記各ディレクトリで格納されるデータを説明する図である。
【図5】図5は、本発明に係るスケジュールデータ管理方法の一実施態様を示すフローチャートである。
【図6】図6は、前記実施態様において、イベントデータ入力を促す入力フォームの一例を示す図である。
【図7】図7は、前記実施態様において、イベントデータに伝言データを付加する態様を示すフローチャートである。
【図8】図8は、前記実施態様において、伝言データ入力を促す入力フォームの一例を示す図である。
【図9】図9は、伝言データ入力を促す入力フォームの他の一例を示す図である。
【図10】図10は、本発明に係るスケジュール管理方法の一実施態様を示すフローチャートである。
【図11】図11は、前記実施態様におけるスケジュール表示の一例を示す図である。
【図12】図12は、前記実施態様におけるスケジュール表示の他の一例を示す図である。
【図13】図13は、前記実施態様におけるスケジュール表示の他の一例を示す図である。
【図14】図14は、前記実施態様において、伝言を付加したときに、当該伝言データの状態を変更する際の入力フォームの一例を示す図である。
【図15】図15は、前記実施態様にて、スケジュールデータのプリントアウトの際の印刷設定画面の一例を示す図である。
【図16】図16は、前記実施態様におけるスケジュール表示の他の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 端末
20 データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、社員のスケジュールを管理するためのスケジュール管理用データベース、および当該データベースを製造するためのスケジュールデータ管理方法、ならびに前記データベースの用途としてのスケジュール管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、一つの会社内、あるいは一つの部署内で、社員のスケジュールをその社内、部内で共有するために、当該各社員のスケジュールを電子化し、そのデータを所定のデータベースに蓄積して、各データに社内、部内の関係者からアクセス可能な状態にするということが行われている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−134989号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなデータベースによるスケジュール管理にあっては、イベントと、当該イベントが発生する時間および終了する時間とのみからなる時間情報とで行われていた。
また、外出する者のスケジュールを管理する場合には、イベントには外出先の名称が用いられ、イベント発生時間には外出先における会議などが開始する時間、そしてイベント終了時間には当該会議などのイベントの終了時間がそれぞれ用いられる。
【0005】
しかしながら、スケジュール管理する側にあっては、イベント発生時間よりも、いつ会社を出発するのか、いつ会社に戻るのかを把握することが望まれ、上記のようなスケジュール管理方法にあっては、そのスケジュールを見た者が経験上出発時間、帰社時間を予測するに過ぎなかった。既存のデータベースでは、これら出発時間と帰社時間とを単純に追加して蓄積して管理することは、データ構造の大幅な改変が要求されるため、困難であった。
【0006】
会社からイベント会場の移動時間、イベント会場間の移動時間などを考慮したスケジュール管理システムが、特開平5−134989号公報に記載されている。しかしながら、このシステムは、イベントの開催場所から次のイベントの開催場所までの移動時間を計算し、当該次のイベントに出席可能であるか否かを判断するものであって、イベント会場間の移動に係る時間を表示して、他者に知らせるものではない。
【0007】
このように、従来のデータベースによるスケジュール管理はグループで共有してスケジュール管理するためには必ずしも便利なものではなかった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、スケジュールデータをグループで共有するのに、より使い勝手のよいスケジュール管理用データベース、および当該データベースを構築するためのスケジュールデータ管理方法、ならびに前記データベースの用途としてのスケジュール管理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスケジュール管理用データベースは、上述した課題を解決するために、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したものである。
【0009】
また、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、
少なくとも当該伝言事項、伝言を送る相手を特定する識別情報、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報が付加されてなることが好ましい。
また、本発明に係るスケジュールデータ管理方法は、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したデータベースを設けて管理するスケジュールデータ管理方法において、
利用者端末に予定されたイベントに参加する社員を特定する識別情報の入力を促す識別情報入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階と、
前記指定されたスケジュールデータに対する前記予定されたイベントに関する日付情報、イベント情報および時間情報を有する管理情報の追加、削除、変更にかかる入力を促す入力段階と、
前記入力された入力情報を所定のデータベースに送信するよう促す送信段階と、
前記送信段階で送信された入力情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関する管理情報からなるスケジュールデータを更新する更新段階とを有し、
前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理することを特徴としている。
【0010】
また、前記入力段階では、所定の入力フォームを入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
また、前記入力段階で、管理情報の削除が入力された場合には、前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータのうち、当該管理情報に削除を示す削除フラグを付加することが好ましい。
【0011】
さらに、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、
利用者端末に、前記伝言を伝える社員を特定する識別情報の入力を促す第2の識別情報入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する第2の指定段階と、
前記利用者端末に、少なくとも当該伝言事項、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報の入力を促す伝言入力段階と、
前記入力された入力情報を前記データベースに送信するよう促す伝言送信段階と、
前記送信段階で送信された伝言情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータを更新する第2の更新段階とを有することが好ましい。
【0012】
さらに、前記各伝言情報は、前記対応する各スケジュールデータに関連付けられ、かつ、前記スケジュールデータとは独立した一つの伝言データとして、前記データベースに蓄積されることが好ましい。また、前記伝言入力段階では、所定の入力フォームを入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
【0013】
また、本発明に係るスケジュール管理方法は、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有する管理情報からなり、各社員について所定のデータベースに蓄積されたスケジュールデータを用いて社員のスケジュールを管理する方法において、
前記イベントに参加する社員のスケジュールを知りたい者に、自己の利用者端末を用いて、当該社員を特定する識別情報を入力するよう促す入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階と、
前記指定されたスケジュールデータに基づいて前記端末にて表示を行う表示段階と
を有し、
前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理することを特徴としている。
【0014】
また、前記表示段階では、前記イベント開始時刻から前記イベント終了時刻をイベント時間として表示し、前記出発時刻から前記イベント開始時刻および前記イベント終了時刻から前記戻り時刻を移動時間として表示することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の態様】
以下、本発明に係るスケジュール管理用データベース、およびスケジュールデータ管理方法ならびにスケジュール管理方法の実施態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。
前記スケジュール管理用データベースの実施態様は、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したものである。
【0016】
ここで、データベースとしては、一般的なデータを大量に蓄積し整理して、コンピュータが処理しやすい形にしたファイル、またはその集合をいい、および必要に応じて、これらファイルまたはその集合を処理するソフトウェアを加えたシステムを含む。
このようなデータベースに蓄積されるスケジュールデータは、イベントごとに作成される各イベントデータを、好ましくはCSV(Comma Separated Value)フォーマットで記録したものであることが望ましい。このように、CSVフォーマットのデータとすることで、データに汎用性があり、通常の表計算ソフト上で編集することができる上に、データの容量を抑えることができるため好ましい。
【0017】
スケジュールデータを構成する各イベントデータに含めるデータとしては、社員を特定するための識別(ID)データ、当該データの種類(Type)、および当該イベントデータの入力日時、作成者、およびイベントの日付情報、表題、場所、参加者、メモ、および出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および帰社時刻の四つの時刻からなる時間情報、イベントデータの属性、必要に応じてイベントデータの削除者および削除日時などが挙げられる。
【0018】
ここで、IDデータは、ユーザ(社員)名と年月日時と所定のシーケンス番号からなるデータで、例えば「ユーザ名#YYYYMMDD24HHMISSmmm#シーケンス番号」からなるものである。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。また、「mmm」は、1秒未満を1/1000表示したものである。
【0019】
データの種類(Type)は、後述する伝言データと区別するためのものである。
例えば、スケジュールデータを「1」と定義し、伝言データを「2」と定義する。このようにすることで、スケジュールデータと伝言データとを別々のCSVファイルで保存することができ、更新のタイミングが異なる両データを効率よく保存することが可能になる。
【0020】
イベントデータの作成日時に関する情報は、実際にイベントデータが作成、入力された日時に関する情報である。例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。
なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
イベントデータの作成者に関する情報には、作成者自身のIDデータに含まれるユーザ(社員)名が当てられる。なお、イベントデータの書き込み時に、このユーザ名をもって認証して、正当な権限を有さない者からのスケジュールデータの更新を拒否してもよい。
【0021】
イベントの日付情報は、イベントが行われる日付に関する情報であり、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
イベントの表題に関する情報は、実際のイベントの名称に該当する文字列である。また、場所に関する情報は、イベントが行われる場所に該当する文字列である。イベントの参加者に関する情報は、イベントに参加する者の氏名に該当する文字列であり、自社側および相手側双方の参加者について文字列が設けられる。
イベントに関するメモに関する情報は、イベントに付随する情報に該当する文字列である。
【0022】
また、時間情報は、出発する時刻を示す出発時刻データ、イベントが開始される時刻を示すイベント開始時刻データ、イベントが終了する時刻を示すイベント終了時刻データおよび帰社予定の時刻を示す戻り時刻データの四つの時刻データからなるものである。
なお、これら時刻を××時××分という形で取り扱ってもよいが、コンピュータなどの計算機上での計算の容易のために、例えば午前0時00分を基準とした経過時間(分)に変換して取り扱うのが好ましい。例えば、午前10時は600分、午後3時30分は930分となる。
【0023】
ここで、図1に示したように、10時00分に出発して、11時00分〜12時00分にイベントが行われ、13時00分に帰社するというイベントが組まれたときには、出発時刻データとしては10時00分(または600分)、イベント開始時刻データとしては11時00分(または660分)、イベント終了時刻データとしては12時00分(または720分)、戻り時刻データとしては13時00分(または780分)が、それぞれ用いられる。ここで、10時〜11時および12時〜13時は移動時間として使われ、11時〜12時はイベントが行われる時間として使われることになる。
【0024】
すなわち、4つの時刻に基づいて3つの時間帯を特定でき、これを出発時刻からイベント開始時刻を第一の時間帯とし、イベント開始時刻からイベント終了時刻を第二の時間帯とし、イベント終了時刻から戻り時刻を第三の時間帯とすると、第一の時間帯に対応する表示領域および第三の時間帯を移動時間帯として表示し、第二の時間帯をイベントが行われるイベント時間帯として時間に対応した領域に時刻やイベントを示すテキストとあわせて表示する。ここで、移動時間帯とイベント時間帯との表示態様を、たとえば背景色やフォントなどの設定を異ならせることによって視覚的に区別できることが好ましい。
【0025】
図1においては、イベントの表題が「ABC訪問(本社)」であり、相手側の参加者がJ、K、Lであり、自社側の参加者がS、T、Uである場合が示されている。
このように、イベントに関する時間以外の移動時間まで把握することで、例えば外出中の社員に連絡を取る必要が出来たときに、当該移動時間の間がこの外出中の社員が携帯する移動端末に連絡をすることができる時間であると判断することができる。なお、図1に例示した表示は縦軸に時間を設定したものであるが、横軸に時間を設定する表示態様でも構わないのはもちろんである。
【0026】
また、イベントデータの属性に関するデータは、当該イベントデータの状態を示すフラグとして用いることができる。例えば、一度入力したイベントデータを削除するような作業を行った場合には、当該イベントデータを物理的に削除することもできるが、この属性を変えることで論理的に削除したものとするように定義すれば、一度削除したイベントデータを再び挿入したい場合であっても、再度同じ内容の入力をしなくても、この属性を通常のデータに切り替えるだけでよくなる。また、イベントデータの削除者に関する情報としては、実際に削除を行った者のIDデータに含まれるユーザ名が用いられる。なお、権限のない者によるイベントデータの削除を回避するため、削除入力時に必要に応じて当該ユーザ名を用いて認証してもよい。イベントデータの削除日時に関する情報は、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0027】
また、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、上記スケジュールデータに、少なくとも当該伝言事項、伝言を送る相手を特定する識別情報、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報が付加されることが好ましい。
具体的には、伝言情報ファイルを別途作成し、この伝言情報ファイルとスケジュールデータからなるスケジュールファイルとを関連付けておくことが好ましい。
【0028】
ここで、伝言情報ファイルは、伝言ごとに作成される各伝言情報に対応した伝言データを、好ましくはCSV(Comma Separated Value)フォーマットで記録したものであることが望ましい。このように、CSVフォーマットのデータとすることで、通常の表計算ソフト上で編集することができる上に、データの容量を抑えることができるため好ましい。
【0029】
この伝言情報ファイルの各伝言データを構成する各イベントデータに対する伝言情報としては、社員を特定するための識別(ID)データ、当該データの種類(Type)、および当該伝言情報の入力日時、作成者、およびイベントを特定するための日付情報、および伝言の表題、および伝言を送る相手に関する情報、メモ(伝言)の内容に関する情報、当該伝言データの属性に関するデータ、および伝言データを削除した際には、削除者および削除日時に関する情報などが挙げられる。
【0030】
ここで、IDデータは、前記IDデータと同様である。
データの種類(Type)は、前述したように、前記スケジュールデータと区別するためのものである。
当該伝言情報の入力日時に関する情報は、実際に伝言情報が作成、入力された日時に関する情報である。例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0031】
伝言情報の作成者に関する情報には、作成者自身のIDデータに含まれるユーザ(社員)名が当てられる。なお、伝言情報の書き込み時に、このユーザ名をもって認証して、正当な権限を有さない者からのスケジュールデータの更新を拒否してもよい。
イベントの日付情報は、イベントを特定するための情報の一つであり、前述したように、当該イベントが行われる日付に関する情報であり、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0032】
また、伝言の表題に関する情報は、当該伝言を特定するための文字列である。伝言を送る相手に関する情報は、この相手のIDデータに含まれるユーザ名であることが好ましい。メモの内容に関する情報は、伝言の内容を示す文字列からなる。
メモの内容に関する情報は、伝言作成者からの伝言の具体的な内容を示す文字列である。
【0033】
伝言データの属性に関するデータは、当該伝言データの状態を示すフラグとして用いることができる。例えば、一度入力した伝言データを削除するような作業を行った場合には、当該伝言データを物理的に削除することもできるが、この属性を変えることで論理的に削除したものとするように定義する。また、伝言情報の場合、相手方が当該伝言内容をチェックしたのか否かも併せて記録することが好ましく、この場合、この伝言データの属性の中で、伝言(メモ)が未読状態であるのか、既読状態であるのかを論理的に定義させることが可能である。
【0034】
また、伝言データの削除者に関する情報としては、実際に削除を行った者のIDデータに含まれるユーザ名が用いられる。なお、権限のない者による伝言データの削除を回避するため、削除入力時に必要に応じて当該ユーザ名を用いて認証してもよい。伝言データの削除日時に関する情報は、例えば、「YYYYMMDD24HHMISS」で表される。なお、「YYYY」とは西暦の年号であり、「MM」は月を、「DD」は日をそれぞれ表し、「HHMISS」は時刻を表す。
【0035】
また、このようなデータベースは、図2に示したように、所定のネットワーク上で複数の端末と接続させることで機能する。
図2において、データベース20と接続するユーザ端末10には、所望の社員のスケジュールデータを特定するためのキーワードとしてのIDデータの入力やその他の必要な入力を行うための入力部17、後述するCPU14からの指示に従ってデータベース20から所定のスケジュールデータをダウンロードする送受信部12、前記入力部17からの入力に従って送受信部12にデータベース20からのスケジュールデータのダウンロードの指示をするとともに、ダウンロードしたスケジュールデータをメモリに送るとともに、表示部19に表示用データとして送るCPU14、およびCPU14から送られたスケジュールデータを一時的に蓄積するメモリ16、およびCPU14から送られたスケジュールデータを視覚化して表示させる表示部19が設けられている。
【0036】
また、スケジュールデータの変更および必要に応じて伝言情報の作成、変更などを行う際には、入力部17にて後述するような所定の入力がなされ、CPU14は入力内容についてスケジュールデータの変更、例えばイベントデータの追加、変更、削除などの状態に変更をデータベース20のスケジュールデータに反映させる指示を送受信部12に送り、送受信部12はこの指示をデータベース20に送る。
【0037】
なお、データベース20内のデータ構造であるが、図3に示したように、部署ごとにディレクトリを設けて、各ディレクトリにそれぞれの部署に所属する社員のスケジュールデータを格納するようになっている。このとき、管理者(administrator)などに対しては、全ディレクトリを開くことができる高い権限を与え、通常の者には、例えば自身が所属する部署のディレクトリのみを開くことができる権限のみを与えることで、データの安全性を確保することができる。
【0038】
また、図3において、「社員番号」のディレクトリには、社員番号と前記IDデータとが関連付けられて格納するようにしておく。通常、データ容量を抑えるために社員番号にて各スケジュールデータを管理しておき、例えば各部署で端末にてIDデータが入力されたときには、まずこの社員番号のディレクトリにアクセスし、当該IDデータと関連付けられる社員番号を抽出して、当該社員番号と関連付けられたスケジュールデータを抽出して、データ要求のあった端末に送信するようにしている。
【0039】
図4には、「第一事業法人部」のディレクトリのデータ構造を示す。図4によれば、スケジュールデータと伝言データとが、それぞれ社員番号を含んだファイル名でCSV形式のファイルで保存されている。また、各ファイルには、履歴として最終的に更新された日時が示されている。
このようなデータベースには、前記スケジュールデータ管理方法に従ってスケジュールデータの蓄積が行われる。
【0040】
当該スケジュールデータ管理方法の一実施態様について説明する。
なお、本実施態様の各ステップの動作において、図2に示したシステムの各構成の動作に相当するところは、適宜図2に示した番号を用いて説明する。
この実施態様は、図5に示したように、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したデータベース20を設けて管理するスケジュールデータ管理方法において、利用者端末である端末10に予定されたイベントに参加する社員を特定する識別情報の入力を促す識別情報入力段階としてのステップS40と、前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階としてのステップS50と、前記指定されたスケジュールデータに対する前記予定されたイベントに関する日付情報、イベント情報および時間情報を有する管理情報の追加、削除、変更にかかる入力を促す入力段階としてのステップS60と、前記入力された入力情報を所定のデータベース20に送信するよう促す送信段階としてのステップS70と、前記送信段階で送信された入力情報を用いて、前記データベース20内の前記識別情報で特定される社員に関する管理情報からなるスケジュールデータを更新する更新段階としてのステップS80とを有するものである。
【0041】
また、前述したように、前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理される。
図5において、ステップS10では、端末10の操作者が当該スケジュールデータ管理に関するプログラムを始動させて、ステップS20に進む。なお、このプログラムは、以下のステップS20〜S80までの一連の処理、および必要に応じて後述する図7に示したステップS120〜S180までの一連の処理をデータベース20および端末10の双方の動作より行うよう定義付けられた手順から構成される。
【0042】
ステップS20では、まずプログラムを動かすにあたり、初期ファイルの読込を行って、ステップS30に進む。
この初期ファイルは通常端末10側にインストールされるものであって、「ini」なる拡張子が付されるものである。また、この初期ファイルには、当該プログラムを動かすに当たり、端末10の動作に必要な設定などを定義するためのデータが書き込まれている。
【0043】
この初期ファイルには、具体的に、データベース20に設けられたディレクトリに関する情報、社員番号とIDデータとを関連付けるための情報が格納された前記社員番号ディレクトリに関する情報、ログ履歴に関する情報、端末側で画面表示させる際のウインドウに関する情報、当該画面表示の具体的な内容を示す各シートに関する情報、スケジュールデータの印刷設定に関する情報、後述する伝言情報の表題マスタ、表示する(すなわちアクセス可能な)スケジュールデータおよび必要に応じて伝言データと関連付けられるユーザ名に関する情報などが含まれる。
【0044】
なお、端末10側でこの初期ファイルの更新(印刷設定など)が可能であり、この更新が行われた場合には、この初期ファイルとはファイル名を変えて、新たに初期ファイルとして、この新たに作成された初期ファイルに優先的に読み込むようにして、初期ファイルの更新を当該プログラムの始動に際して反映させることもできる。
【0045】
ステップS30では、アクセス権限のあるファイルの読込を行ってステップS40に進む。
ここで、アクセス権限のあるファイルとは、部署ごとにアクセス可能となっているディレクトリ内に格納されているファイルのことであり、具体的には、前記初期ファイル内で定義されたユーザ名に関する情報で挙げられているユーザ名に基づいて、前述したように、社員番号を抽出し、当該社員番号で特定されるスケジュールデータをデータベース20から抽出して、端末10内に設けられたメモリ16に蓄積する。
【0046】
ステップS40では、端末10に対して、内容の更新、表示を所望するスケジュールデータを抽出するための社員識別データとしてのIDデータを入力させて、ステップS50に進む。ステップS50では、CPU14にて、入力されたIDデータに対応した社員番号を前記初期ファイルの中の定義で特定し、当該社員番号で定義付けられたスケジュールデータを、メモリ16に蓄積されたスケジュールデータの中から特定する。また、CPU14にて特定したスケジュールデータを表示部19に送り、表示させてもよい。
【0047】
ステップS60では、端末10に対して、管理情報としてイベントデータの追加、削除、変更に関する入力をさせて、ステップS70に進む。
スケジュールデータを特定した後、イベントデータの追加、削除、変更に関する入力に際し、例えば図6に示したような所定の入力フォーム100を入力者端末10の表示部19に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
【0048】
この入力フォーム100には、当該イベントデータの入力日時のための入力日時入力欄180、作成者(または変更者、削除者)のための作成者入力欄190、およびイベントの日付情報のための日付入力欄110、イベントの表題のための表題入力欄120、イベントの場所のための場所入力欄130、イベントの参加者のための参加者入力欄140、イベントに関するメモのためのメモ入力欄160、およびイベントに関する時刻情報のための時間入力欄150が設けられている。
【0049】
ここで、例えば図1に示したイベントデータを入力する場合において、図6にて、入力日時入力欄180には、イベントデータ入力を行っている日時を入力するのであるが、この入力日時は入力者自ら入力部17により入力してもよいが、端末10のCPU14にあるクロックを使って自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図6においては、「2002/5/31/ 11:26」と入力されている。
【0050】
作成者入力欄190には、作成者のIDデータが入力される。この入力は、作成者自らが入力部17により入力してもよいが、例えば図2に示したような当該システムを起動するとき(ステップS10)に認証するようにしておき、そのときの認証情報としてのIDデータを用いて自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図6においては、「administrator(管理者)」と入力されている。
【0051】
日付入力欄110は、年、月、日、曜日のそれぞれに入力窓を設けてあって、入力者は手入力で打ち込むことができる。また、入力される変数(数字、曜日)の範囲が予め分かっているので、これらの変数を含めたプルダウンメニューを設けて、このメニュー中の変数を選択させるようにしても差し支えない。なお、図6においては、「2002年6月4日火曜日」と入力されている。
【0052】
また、表題入力欄120は、イベントを特定するための表題に関する文字列であり、この文字列の入力は入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、「ABC訪問」と入力されている。また、場所入力欄130は、イベントが行われる場所に関する文字列であり、この文字列の入力は入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、「ABC本社」と入力されている。なお、これらの入力欄に入るデータの中には、繰り返し入力されるデータも存在することがある。このようなデータを、予め前述した初期ファイルの中で登録しておけば、図示はしないが、入力候補としてのこれら登録された変数を含むプルダウンメニューを設けて、手入力を行わなくてもその中から選択させることが可能になる。
【0053】
参加者入力欄140には、当該イベントに参加する参加者の氏名を表す文字列であり、この文字列の入力は入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、相手方の担当者欄に「J、K、L」と、また当方(自社側)の担当者欄に「S、T、U」とそれぞれ入力されている。
また、時間入力欄150には、当該イベントが行われる時刻情報が示される。詳細には、発入力欄152には出発時刻が、開始入力欄154にはイベント開始時刻が、終了入力欄156にはイベント終了時刻が、着入力欄158には帰社予定時刻が、それぞれ示される。これら入力欄への時刻の入力は、入力者による手入力でなされる。なお、図6においては、発入力欄152に「10:00」、開始入力欄154に「11:00」、終了入力欄156に「12:00」、着入力欄に「13:00」がそれぞれ入力されている。
【0054】
メモ入力欄160には、当該イベントに関するコメントなどに関する文字列である。
なお、ステップS60では、イベントデータの削除を行う場合もあり、この場合には当該イベントデータを含んでいたスケジュールデータのうち、当該イベントデータに削除を示す削除フラグを付加することが好ましい。具体的には、イベントデータの属性を、「削除」を示す属性に変更することが挙げられる。また、この場合にあっては、必要に応じてイベントデータの削除者および削除日時などを当該イベントデータに追加してもよい。
【0055】
ステップS70では、ステップS60で入力させたイベントデータをデータベース20側に送信するよう促して、ステップS80に進む。
具体的には、図6に示したような入力フォーム100に設けられたOKボタン170のクリックを促す。また、送信を所望しない場合にはキャンセルボタン172をクリックさせるようにする。ここで、OKボタン170がクリックさせると、入力フォーム100に入力されたイベントデータは、端末10のCPU14によりスケジュールデータのファイル形式、例えばCSV形式に変換され、まずメモリ16に蓄積されているスケジュールデータの中に反映されて、次にこのスケジュールデータが送受信部12からデータベース20に送信される。
【0056】
ステップS80では、データベース20にて端末10から送信されたスケジュールデータを用いて、上書きをすることでスケジュールデータの更新を行って、スケジュールデータ管理は終了する。
続いて、前記特定の社員に伝言事項が発生した場合においては、図7に示したように、利用者端末である端末10に、前記伝言を伝える社員を特定する識別情報の入力を促す第2の識別情報入力段階としてのステップS140と、前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する第2の指定段階としてのステップS150と、前記利用者端末に、少なくとも当該伝言事項、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報の入力を促す伝言入力段階としてのステップS160と、前記入力された入力情報を前記データベースに送信するよう促す伝言送信段階としてのS170と、前記送信段階で送信された伝言情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータを更新する第2の更新段階としてのS180とを有することが好ましい。
【0057】
なお、前記各伝言情報は、前記対応する各スケジュールデータに関連付けられ、かつ、前記スケジュールデータとは独立した一つの伝言データとして、前記データベース20に蓄積されることが好ましい。すなわち、前記スケジュールデータの中に伝言情報(伝言データ)を含めるのではなくて、伝言データだけで独立したファイルを構成して、この伝言情報ファイルを前記スケジュールデータと関連付けて蓄積しておくことが好ましい。このようにすることで、スケジュールデータを特定するためのIDデータをもって、伝言情報ファイルを特定することが可能になり、さらにはスケジュールデータに含まれるイベントに関する情報に関連した伝言作成を行うことが可能になる。
【0058】
図7において、ステップS110では、図5のステップS10と同様に、端末10操作者が当該スケジュールデータ管理に関するプログラムを始動させて、ステップS120に進む。前述したように、このプログラムは、以下のステップS120〜S180までの一連の処理をデータベース20および端末10の双方の動作により行うように定義付けられた手順から構成される。
【0059】
ステップS120では、まずプログラムを動かすにあたり、前述した初期ファイルの読込を行って、ステップS130に進む。
ステップS130では、アクセス権限のあるファイルの読込を行って、ステップS140に進む。
ここで、アクセス権限のあるファイルとは、部署ごとにアクセス可能となっているディレクトリ内に格納されているファイルのことであり、具体的には、前記初期ファイル内で定義されたユーザ名に関する情報で挙げられているユーザ名に基づいて、前述したように、社員番号を抽出し、当該社員番号で特定されるスケジュールデータをデータベース20から抽出して、端末10内に設けられたメモリ16に蓄積する。
【0060】
ステップS140では、端末10に対して、伝言データの追加、削除、変更を所望する伝言情報ファイルを抽出するための社員識別データとしてのIDデータを入力させて、ステップS150に進む。例えば、伝言を新規に作成したい場合には、当該伝言を送りたい相手のIDデータを入力させることになる。ステップS150では、CPU14にて、入力されたIDデータに対応した社員番号を前記初期ファイルの中の定義で特定し、当該社員番号で定義付けられた伝言情報ファイルを、メモリ16に蓄積された伝言情報ファイルの中から特定する。また、CPU14にて特定した伝言情報ファイルを表示部19に送り、当該伝言情報ファイルに基づく伝言の表示を表示部19にて行わせてもよい。
【0061】
ステップS160では、端末10に対して、当該伝言情報ファイルについて、伝言データの追加、削除、変更に関する入力をさせて、ステップS170に進む。
また、伝言情報ファイルを特定した後に、伝言データの追加、削除、変更に関する入力に際し、例えば図8に示したような入力フォーム200を入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことが好ましい。
【0062】
この入力フォーム200には、当該伝言情報(伝言データ)の入力日時のための入力日時入力欄260、伝言作成者(または変更者、削除者)のための作成者入力欄270、イベントを特定するための日付情報のための日付入力欄210および時刻入力欄220、および伝言の表題のための表題入力欄230、および伝言を送る相手に関する情報としての相手先入力欄240およびメモ(伝言)の内容に関する情報のためのメモ入力欄250が設けられている。
【0063】
ここで、伝言を実際に入力する場合において、図8にて、入力日時入力欄260には、伝言入力を行っている日時を入力するのであるが、この日時を入力者自ら入力部17により入力してもよいが、端末10のCPU14にあるクロックを使って自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図8においては、「2002/07/11 17:37」と入力されている。
【0064】
作成者入力欄270には、作成者のIDデータが入力される。この入力は、作成者自らが入力部17により行ってもよいが、例えば図2に示したような当該システムを起動するとき(ステップS110)に認証するようにしておき、そのときの認証情報としてのIDデータを用いて自動的に入力されるようにしても差し支えない。なお、図8においては、「administrator(管理者)」と入力されている。
【0065】
日付入力欄210は、年、月、日、曜日のそれぞれに入力窓を設けてあって、入力者は手入力で打ち込むことができる。また、入力される変数(数字、曜日)の範囲が予め分かっているので、これらの変数を含めたプルダウンメニューを設けて、このメニュー中の変数を選択させるようにしても差し支えない。なお、図8においては、「2002年7月11日木曜日」と入力されている。
【0066】
時刻入力欄220は、例えば電話のあった時刻など、伝言が発生した時刻を示す。
表題入力欄230は、伝言データを特定するための表題を入力するのであるが、この入力は入力者による手入力で行う。また、使用する頻度が高い表題については、後述する表題の登録ができ、この登録を行った場合には、プルダウンボタン232をクリックすることで、図9に示したようなプルダウンメニュー234を表示させて選択させることができる。
【0067】
相手先入力欄240には、伝言を送る相手に関する情報、すなわち相手のIDデータを入力させる。なお、予め伝言を送ることができる相手が同じ部署内の社員に限られているので、初期ファイルを読み込んだとき(ステップS120)にこれら社員のIDデータを図示しないがプルダウンメニューに登録しておき、入力者にプルダウンボタン242をクリックさせたときに、メニューを表示させて、この中から選択させてもよい。
【0068】
メモ入力欄250には、実際の伝言内容について文字入力する。
なお、前述したように、使用頻度の高い表題については登録することができる。具体的には、当該表題を入力したときに、入力フォームに設けられている「表題の登録」ボタン280をクリックする。このように、クリックすると、図9に示したように、プルダウンメニュー234に当該表題が追加される。また、この登録された表題は、初期ファイルの「表題マスタ」に追加され、初期ファイルが更新されたときに、次回からの起動時に新しい表題マスタが反映されるようになる。なお、図9においては、「電話メモ」、「緊急連絡」、「ご連絡ください」の三つの表題が登録されている様子が示される。また、一度登録した表題を削除することも可能であり、この場合には、プルダウンメニューにて選択した後、「表題の削除」ボタン282をクリックする。
【0069】
なお、図7のステップS160では、伝言データの削除を行う場合もあり、この場合には当該伝言データを含んでいた伝言ファイルのうち、当該伝言データに削除を示す削除フラグを付加することが好ましい。具体的には、伝言データの属性を、「削除」を示す属性に変更することが挙げられる。また、この場合にあっては、必要に応じて伝言データの削除者のIDデータおよび削除日時などを当該伝言データに追加してもよい。
【0070】
ステップS170では、ステップS160で入力させた伝言データをデータベース20側に送信するよう促して、ステップS180に進む。
具体的には、図8に示したような入力フォーム200に設けられたOKボタン290のクリックを促す。また、送信を希望しない場合にはキャンセルボタン292をクリックさせるようにする。ここで、OKボタン290がクリックされると、入力フォーム200に入力された伝言データは、端末10のCPU14により伝言情報ファイルのファイル形式、例えばCSV形式に変換され、まずメモリ16に蓄積されている伝言情報ファイルの中に反映されて、次にこの伝言情報ファイルが送受信部12からデータベース20に送信される。
【0071】
ステップS180では、データベース20にて端末10から送信された伝言情報ファイルを用いて、上書きをすることで伝言情報ファイルの更新を行って、当該スケジュールデータ管理の一環である伝言情報ファイルは終了する。
続いて、このようにスケジュールデータ管理されたデータベース20を用いた社員のスケジュール管理方法の一実施態様は、図10に示したように、少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有する管理情報からなり、各社員について所定のデータベース20に蓄積されたスケジュールデータを用いて社員のスケジュールを管理する方法において、前記イベントに参加する社員のスケジュールを知りたい者に、自己の利用者端末である端末10を用いて、当該社員を特定する識別情報を入力するよう促す入力段階としてのステップS240と、前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階としてのステップS250と、前記指定されたスケジュールデータに基づいて前記端末にて表示を行う表示段階としてのステップS260とを有するものである。
【0072】
また、前述したように、前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理される。
なお、本実施態様の各ステップの動作において、図2に示したシステムの各構成の動作に相当するところは、適宜図2に示した番号を用いて説明する。
図10において、ステップS210では、端末10の操作者が当該スケジュール管理に関するプログラムを始動させて、ステップS220に進む。このプログラムは、以下のステップS220〜S260までの一連の処理をデータベース20および端末10の双方の動作により行うように定義された手順から構成される。
【0073】
ステップS220では、まずプログラムを動かすにあたり、前述した初期ファイルの読込を行って、ステップS230に進む。
ここで、読み込む初期ファイルは、図5のスケジュールデータ管理におけるステップS20で読み込む初期ファイルと共通するものであり、本スケジュール管理においては、主に出力にかかる設定を用いることになる。
【0074】
ステップS230では、アクセス権限のあるファイルの読込を行って、ステップS240に進む。
ここで、アクセス権限のあるファイルとは、前述のスケジュールデータ管理におけるものと同様のファイルであり、この読込によりデータベース20より取り出されたスケジュールデータは端末10内のメモリ16に蓄積される。
【0075】
ステップS240では、端末10に対して、当該端末10にて表示を所望するスケジュールデータを抽出するための社員識別データとしてのIDデータを入力させて、ステップS250に進む。
ステップS250では、入力されたIDデータに対応した社員番号を前記初期ファイルの中の定義で特定し、前記メモリに蓄積されたスケジュールデータの中から、当該社員番号で定義付けられたスケジュールデータを特定して、ステップS260に進む。
【0076】
ステップS260では、端末10のCPU14によりステップS250で特定されたスケジュールデータを表示部19に送って、当該スケジュールデータを表示させて、スケジュール管理動作を終了する。
このとき、図1に示したように、前記イベント開始時刻から前記イベント終了時刻をイベント時間として表示し、前記出発時刻から前記イベント開始時刻および前記イベント終了時刻から前記戻り時刻を移動時間として表示する。具体的には、イベント開始時刻である11時からイベント終了時刻である12時をイベント時間とし、出発時刻である10時からイベント開始時刻である11時までの間およびイベント終了時刻である12時から戻り時刻である13時までの間を移動時間として表示する。
【0077】
このようにイベント時間と移動時間とを区別して表示することで、他者からは外出している社員が移動中なのか、イベント参加中なのかを判断することができ、移動中であれば電話連絡を行っても構わないなどといった判断をすることができるようになる。
ここで、前記スケジュール管理方法の実施態様において、端末10の表示部19に表示させる画面について、例を挙げて説明する。
【0078】
図11は、同一部署内のメンバーのスケジュールデータの一覧表示画面400を示す。
画面400には、スケジュールの確認を所望する日付を示す日付表示欄410と、今日のスケジュールデータにジャンプする際にクリックするジャンプボタン416と、着目する社員を入力するための社員入力欄420と、時間軸表示欄430と、各社員のスケジュールを表示するスケジュール表示欄440、450、460、470とが設けられている。
【0079】
日付表示欄410は、スケジュールの確認を所望する日付の入力を行う欄であり、後進ボタン412をクリックしたときには過去の日付に遡り、前進ボタン414をクリックしたときには将来の日付に進む。なお、この日付表示欄410の入力が確定すると、スケジュール表示欄440、450、460、470には、当該確定した日付のスケジュールが表示される。
【0080】
また、過去または将来の日付におけるスケジュールを確認していて、今日の日付のスケジュールを確認したくなったら、ジャンプボタン416をクリックすると、スケジュール表示欄440、450、460、470には、今日のスケジュールが表示される。
また、社員入力欄420は、後述する個別にスケジュールを表示させたい社員を入力する欄であり、他の社員の入力を行いたいときは、プルダウンボタン422をクリックして、プルダウンメニューから選択することができる。なお、このメニューには、前記初期ファイルに登録された社員番号に対応するIDデータが含まれる。
【0081】
スケジュール表示欄は、各社員のスケジュールを表示する領域であり、各スケジュールは時間軸表示欄430の時間軸に沿って表示される。図11においては、社員Nのところが選択された形になっているが、上記社員入力欄420にて他の社員が選択されたときには、その社員のスケジュール表示のところが選択された形に切り替わる。この選択により、後述する特定社員の週単位のスケジュール表示を行うことができるようになる。
【0082】
なお、図11では、社員Nが2002年3月9日(土)10:00〜15:00に国際カントリークラブにて、相手方の社員A、Bと一緒に、自社側の社員Pと四人でゴルフを行うことになっていることが示されている。
また、縦方向のスクロールバー480を操作することで、表示しきれない時間帯のスケジュールを表示させることができ、また横方向のスクロールバー482を操作することで、表示しきれない他の社員のスケジュールを表示させることができる。
【0083】
また、図12は、特定社員Nの一週間のスケジュールデータ表示画面500を示す図である。
画面500には、スケジュールの確認を所望する週を特定する週表示欄510と、今週のスケジュールデータにジャンプする際にクリックするジャンプボタン516と、着目する社員を入力するための社員入力欄420と、時間軸表示欄430と、当該特定社員の各日付におけるスケジュールを表示するスケジュール表示欄540、550、560、570とが設けられている。
【0084】
週表示欄410は、スケジュールの確認を所望する週を特定するための欄であり、例えば週の開始日である月曜の日付を入力するようになっている。また、後進ボタン512をクリックしたときには過去の週の例えば月曜の日付に遡り、前進ボタン514をクリックしたときには将来の週の例えば月曜の日付に進む。なお、この週表示欄510の入力が確定すると、スケジュール表示欄540、550、560、570には、当該確定した週の日付のスケジュールが順次表示される。
【0085】
また、過去または将来の週におけるスケジュールを確認していて、今週のスケジュールを確認したくなったら、ジャンプボタン516をクリックすると、スケジュール表示欄540、550、560、570には、今週のスケジュールが表示される。
また、社員入力欄420は、後述する個別にスケジュールを表示させたい社員を入力する欄であり、他の社員の入力を行いたいときは、プルダウンボタン422をクリックして、プルダウンメニューから選択することができる。なお、このメニューには、前記初期ファイルに登録された社員番号に対応するIDデータが含まれる。この社員入力欄420の入力が確定すると、スケジュール表示欄540、550、560、570には、週表示欄510で特定される週の当該社員のスケジュール表示に切り替わる。
【0086】
スケジュール表示欄は、当該特定社員の各日のスケジュールを表示する領域であり、各スケジュールは時間軸表示欄430の時間軸に沿って表示される。図12においては、3月9日(土)が選択された形になっているが、例えば他の日付の領域をクリックすると、その日のスケジュールが選択された形に切り替わる。
この選択により、後述する一日単位のスケジュール表示を行うことができるようになる。
【0087】
なお、図12では、社員Nが2002年3月9日(土)10:00〜15:00に国際カントリークラブにて、相手方の社員A、Bと一緒に、自社側の社員Pと四人でゴルフを行うことになっていることが示されている。
また、縦方向のスクロールバー580を操作することで、表示しきれない時間帯のスケジュールを表示させることができ、また横方向のスクロールバー582を操作することで、表示しきれない他の日付のスケジュールを表示させることができる。
【0088】
また、図13は、特定社員Nの一日のスケジュールデータ表示画面600を示す図である。
画面600には、スケジュールの確認を所望する日付を示す日付表示欄410と、今日のスケジュールデータにジャンプする際にクリックするジャンプボタン616と、着目する社員を入力するための社員入力欄420と、時間軸表示欄630と、一日のスケジュールを表示するスケジュール表示欄640と、伝言を表示するための伝言表示欄650とが設けられている。
【0089】
日付表示欄410は、スケジュールの確認を所望する日付の入力を行う欄であり、後進ボタン412をクリックしたときには過去の日付に遡り、前進ボタン414をクリックしたときには将来の日付に進む。なお、この日付表示欄410の入力が確定すると、スケジュール表示欄640および伝言表示欄650には、当該確定した日付のスケジュールおよび伝言がそれぞれ表示される。
【0090】
また、過去または将来の日付におけるスケジュールを確認していて、今日の日付のスケジュールを確認したくなったら、ジャンプボタン616をクリックすると、スケジュール表示欄640および伝言表示欄650には、今日のスケジュールおよび伝言がそれぞれ表示される。
また、社員入力欄420は、後述する個別にスケジュールを表示させたい社員を入力する欄であり、他の社員の入力を行いたいときは、プルダウンボタン422をクリックして、プルダウンメニューから選択することができる。なお、このメニューには、前記初期ファイルに登録された社員番号に対応するIDデータが含まれる。この社員入力欄420の入力が確定すると、スケジュール表示欄640および伝言表示欄650には、日付表示欄410で特定される日付の当該社員のスケジュールおよび伝言表示にそれぞれ切り替わる。
【0091】
スケジュール表示欄640は、当該特定社員の当該日付のスケジュールを表示する領域であり、各スケジュールは時間軸表示欄630の時間軸に沿って表示される。
また、伝言表示欄650は、当該特定社員に当該日付で宛てられた伝言が表示される。この伝言表示も、確認することが要求される時間帯にて、時間軸表示欄630の時間軸に沿って順次表示される。
【0092】
なお、図13では、社員Nが2002年3月9日(土)10:00〜15:00に国際カントリークラブにて、相手方の社員A、Bと一緒に、自社側の社員Pと四人でゴルフを行うことになっていることが示されている。さらに、同日午前8:52には、天気に関して連絡をするよう促す伝言が表示されている。
また、縦方向のスクロールバー660を操作することで、表示しきれない時間帯のスケジュールおよび伝言を表示させることができ、また横方向のスクロールバー482を操作することで、表示しきれない部分のスケジュールおよび伝言を表示させることができる。
【0093】
なお、伝言を確認したときに、該当する伝言の領域652をクリックすると、図14に示したような確認窓800を表示させて、確認したことを示す確認チェック欄810にチェックを入れるようにすることが好ましい。このようにすることにより、チェック後OKボタン820をクリックさせて、当該伝言が確認されたことを、端末10のメモリ16に蓄積された伝言情報ファイルに反映させるべく、該当する伝言データの属性の変更を行うことができ、さらにデータベース20へ当該変更後の伝言情報ファイルを送信することで、データベース20内の伝言情報ファイルも更新することができる。更新したくない場合には、キャンセルボタン830をクリックさせるようにする。
【0094】
また、この確認窓800は、伝言内容の変更を行う場合にも用いることができ、その場合には、図13において伝言表示欄650の所望する伝言表示領域(例えば652)をクリックして、表示されたこの確認窓800の中の情報、例えば表題、メモなどを書き換えて、OKボタン820をクリックすることで、前述したように、この変更が端末10のメモリ16に蓄積された伝言情報ファイルに反映された後に、当該変更後の伝言情報ファイルがデータベース20に送られ、すでに格納された伝言情報ファイルに上書きをして伝言の更新がなされる。また、更新したくない場合には、キャンセルボタン830をクリックさせるようにする。
【0095】
さらに、スケジュールデータの印刷を所望する場合には、図2においては図示してないがCPU14に接続させたプリンタに対して印刷操作を行うのであるが、その際には、図15に示したような印刷設定窓700を表示させることが好ましい。なお、この印刷設定窓700には、デフォルトとして、前記初期ファイルにて定義された印刷設定が入力されており、操作者は、必要に応じて適宜印刷のパラメータを変更することができる。各パラメータが所望するものであることを確認した後に、OKボタン710をクリックすることで、当該パラメータが反映された状態でのプリントアウトが行われる。また、プリントアウトを行わない場合には、キャンセルボタン720をクリックさせるようにする。
【0096】
また、スケジュールデータの画面表示を行う際に、図11〜図13に示したように、イベントの内容、すなわち表題、場所、参加者などに係る情報をイベントが行われる時間で基づき仕切られた領域内に表示させているが、例えば表示すべきイベントの内容が多い場合には前記領域に収まらない場合がある。
この場合には、例えば図16に示したように、移動に係る時間領域、すなわち発時刻〜イベント開始時刻までの領域920と、イベント終了時刻〜着時刻までの領域925とについて時間軸方向への圧縮を行い、その分イベント内容を表示する領域930を拡げて表示させるようにしてもよい。なお、図16においては、イベントデータ表示欄900における発時刻(10時00分)と着時刻(12時00分)とが時間軸表示欄910に示された時刻と一致する一方、移動に係る領域920(および925)の時間軸方向への圧縮を行ってイベント内容を表示させる領域930を拡げた結果、当該領域930が時間軸表示欄910に示された時刻とは対応しなくなっている。このように表示することで、移動時間が長くイベントが短いときなどに、見やすいレイアウトでの表示ができる。
【0097】
また、この他に、例えばマウスなどでポインタを、イベント内容を表示する
領域930に合わせると、ポップアップウインドウを開いて、その中で内容の詳細を表示させるようにしても差し支えない。
なお、本発明は上述したデータベースの構造に限定されるものではなく、様々な態様で構築することが可能である。社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つのからなる時刻時間情報を有するスケジュールデータを蓄積するファイルは、上記の例では社員ごとにSCVファイルを生成するものとし、アクセス権をディレクトリ単位で設定できるようにしているが、アクセス権ごとに複数人のデータを一つのファイルで蓄積するようにしてもよいし、他の形式のファイルであってもかまわないのはもちろんである。また、データを閲覧や書き込みを行おうとするソフトウェアや設定ファイルについても、上記の例のように端末側に構成してもよいし、データベースの一部として構成して汎用的なブラウザで閲覧や書き込みをできるようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、スケジュールデータをグループで共有するのに、より使い勝手のよいスケジュール管理システムの構築を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るデータベースに格納するイベントデータについて説明する図である。
【図2】図2は、前記データベースを接続したスケジュール管理システムの一実施態様を示すブロック図である。
【図3】図3は、前記データベース内のディレクトリ構造を説明する図である。
【図4】図4は、前記各ディレクトリで格納されるデータを説明する図である。
【図5】図5は、本発明に係るスケジュールデータ管理方法の一実施態様を示すフローチャートである。
【図6】図6は、前記実施態様において、イベントデータ入力を促す入力フォームの一例を示す図である。
【図7】図7は、前記実施態様において、イベントデータに伝言データを付加する態様を示すフローチャートである。
【図8】図8は、前記実施態様において、伝言データ入力を促す入力フォームの一例を示す図である。
【図9】図9は、伝言データ入力を促す入力フォームの他の一例を示す図である。
【図10】図10は、本発明に係るスケジュール管理方法の一実施態様を示すフローチャートである。
【図11】図11は、前記実施態様におけるスケジュール表示の一例を示す図である。
【図12】図12は、前記実施態様におけるスケジュール表示の他の一例を示す図である。
【図13】図13は、前記実施態様におけるスケジュール表示の他の一例を示す図である。
【図14】図14は、前記実施態様において、伝言を付加したときに、当該伝言データの状態を変更する際の入力フォームの一例を示す図である。
【図15】図15は、前記実施態様にて、スケジュールデータのプリントアウトの際の印刷設定画面の一例を示す図である。
【図16】図16は、前記実施態様におけるスケジュール表示の他の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 端末
20 データベース
Claims (10)
- 少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関して出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻からなる時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したスケジュール管理用データベース。
- 前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、
少なくとも当該伝言事項、伝言を送る相手を特定する識別情報、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報が付加されてなることを特徴とする請求項1に記載のスケジュール管理用データベース。 - 少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有するスケジュールデータを前記社員ごとに蓄積したデータベースを設けて管理するスケジュールデータ管理方法において、
利用者端末に予定されたイベントに参加する社員を特定する識別情報の入力を促す識別情報入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階と、
前記指定されたスケジュールデータに対する前記予定されたイベントに関する日付情報、イベント情報および時間情報を有する管理情報の追加、削除、変更にかかる入力を促す入力段階と、
前記入力された入力情報を所定のデータベースに送信するよう促す送信段階と、
前記送信段階で送信された入力情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関する管理情報からなるスケジュールデータを更新する更新段階とを有し、
前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理することを特徴とするスケジュールデータ管理方法。 - 前記入力段階では、所定の入力フォームを入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記入力段階で、管理情報の削除が入力された場合には、前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータのうち、当該管理情報に削除を示す削除フラグを付加することを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記特定の社員に伝言事項が発生した場合において、
利用者端末に、前記伝言を伝える社員を特定する識別情報の入力を促す第2の識別情報入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する第2の指定段階と、
前記利用者端末に、少なくとも当該伝言事項、および必要に応じて当該伝言を作成した者を特定する伝言作成者識別情報を有する伝言情報の入力を促す伝言入力段階と、
前記入力された入力情報を前記データベースに送信するよう促す伝言送信段階と、
前記送信段階で送信された伝言情報を用いて、前記データベース内の前記識別情報で特定される社員に関するスケジュールデータを更新する第2の更新段階とを有することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の方法。 - 前記各伝言情報は、前記対応する各スケジュールデータに関連付けられ、かつ、前記スケジュールデータとは独立した一つの伝言データとして、前記データベースに蓄積されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記伝言入力段階では、所定の入力フォームを入力者端末に表示させて、これに従って入力を促すことを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 少なくとも社員のスケジュールをイベントが行われる日付に関する日付情報、当該イベントの内容に関するイベント情報、当該イベントが実際に行われる時刻に関する時間情報を有する管理情報からなり、各社員について所定のデータベースに蓄積されたスケジュールデータを用いて社員のスケジュールを管理する方法において、
前記イベントに参加する社員のスケジュールを知りたい者に、自己の利用者端末を用いて、当該社員を特定する識別情報を入力するよう促す入力段階と、
前記入力された識別情報に対応するスケジュールデータを指定する指定段階と、
前記指定されたスケジュールデータに基づいて前記端末にて表示を行う表示段階と
を有し、
前記時間情報は、出発時刻、イベント開始時刻、イベント終了時刻および戻り予定時刻の四つの時刻をもって管理することを特徴とするスケジュール管理方法。 - 前記表示段階では、前記イベント開始時刻から前記イベント終了時刻をイベント時間として表示し、前記出発時刻から前記イベント開始時刻および前記イベント終了時刻から前記戻り時刻を移動時間として表示することを特徴とする請求項9に記載の方法。
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