JP2004144989A - 起震装置 - Google Patents

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JP2004144989A JP2002309637A JP2002309637A JP2004144989A JP 2004144989 A JP2004144989 A JP 2004144989A JP 2002309637 A JP2002309637 A JP 2002309637A JP 2002309637 A JP2002309637 A JP 2002309637A JP 2004144989 A JP2004144989 A JP 2004144989A
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Akira Kawachi
河内 章
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】装置の小型化をはかり、既存の建物等への設置を可能とする起震装置を提供する。
【解決手段】起震床80を揺り動かすX軸方向移動フレーム20を備える起震装置2において、X軸方向移動フレーム20の相対変位を回転運動に変換するクランク機構30と、このクランク機構30を回転駆動するX軸方向移動用電動モータ49とを備えたことを特徴とする。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震の疑似体験等を行うために設けられる起震装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地震の揺れを疑似体験させる起震装置を車両に搭載して巡回可能とした起震車が知られている。
【0003】
従来、この種の起震装置として、例えば図5に示すものがある(特許文献1参照)。これについて説明すると、起震車1にユニット化された起震装置2が搭載され、この起震装置2は被験者を乗せる起震室3を図示しない油圧シリンダを介して揺れ動かし、起震室3に被験者が乗って防災行動の訓練を行える。
【0004】
起震装置2は、車体に対して垂直方向(図においてZ軸方向)に往復動する第一フレームと、第一フレームに対して車両の前後方向(図においてX軸方向)について往復動する第二フレームを備え、起震室3を2軸方向に揺れ動かすようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−134541号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の起震装置2にあっては、油圧シリンダ及びその油圧源等の設備が必要であるため、装置の大型化を招き、既存の建物等への設置が難しいという問題点があった。
【0007】
また、第一フレームを垂直方向に駆動する油圧シリンダには第一フレームの重量だけでなく第二フレームの重量も働くため、この油圧シリンダに要求される駆動力が大きくなり、装置の大型化や動力損失の増大を招く。
【0008】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、装置の小型化をはかり、既存の建物等への設置を可能とする起震装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、起震床を揺り動かす移動フレームを備える起震装置に適用する。
【0010】
そして、移動フレームの相対変位を回転運動に変換するクランク機構と、このクランク機構を回転駆動する電動モータとを備えたことを特徴とするものとした。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、略水平方向に移動可能に支持される水平方向移動フレームと、この水平方向移動フレームに対して略垂直方向に移動可能に支持される垂直方向移動フレームと、水平方向移動フレームと垂直方向移動フレームの間に伸縮可能に介装される複数のリンク機構と、各リンク機構の伸縮動作を互いに連動させる連動フレームとを備え、クランク機構が前記電動モータの回転を水平方向移動フレームに対する連動フレームの相対変位に変換する構成としたことを特徴とするものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、起震装置は各電動モータを回転作動させることによって各クランク機構を介して起震床を揺り動かし、例えば起震室に被験者が乗って防災行動の訓練を行える。
【0013】
起震装置は電動モータによって駆動されることにより、従来装置に備えられる油圧シリンダ及びその油圧源等の設備が不要となり、装置の小型化及び軽量化がはかれ、既存の建物等への設置が容易になる。
【0014】
第2の発明によると、垂直方向移動用電動モータは水平方向移動フレーム上に設けられ、垂直方向移動用電動モータの駆動力は各リンク機構及び連動フレームを介して垂直方向移動フレームに伝えられる構造のため、垂直方向移動用電動モータには水平方向移動フレームの重量が働くことなく、垂直方向移動用電動モータに要求される駆動力が小さくて済み、装置の小型化や動力損失の低減がはかれる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1の(a),(b)に示すように、起震装置2は、車体または建物の基礎側に固定されるベースフレーム10と、ベースフレーム10に対して前後方向(図においてX軸方向)に往復動する水平方向移動フレーム20と、水平方向移動フレーム20に対して垂直方向(図においてZ軸方向)に往復動する垂直方向移動フレーム40とを備え、垂直方向移動フレーム40上に設けられる起震室の起震床80を前後、上下の2軸方向に揺れ動かすことができる。
【0017】
ベースフレーム10に水平方向移動フレーム20を支持する手段として、ベースフレーム10には4つのリニアレール18が固定される一方、水平方向移動フレーム20には各リニアレール18に摺動可能に係合する4つのリニアガイドブロック28が固定される。各リニアレール18は前後方向に延び、各リニアガイドブロック28を介して水平方向移動フレーム20を前後方向に平行移動可能に支持している。
【0018】
図1の(a)は起震装置2を上方から見た平面図であるが、ベースフレーム10の内側に水平方向移動フレーム20が配置される。
【0019】
ベースフレーム10と水平方向移動フレーム20の間に水平方向移動フレーム20の相対変位を回転運動に変換するクランク機構30と、このクランク機構30を回転駆動する水平方向移動用電動モータ29とを備える。この水平方向移動用電動モータ29の回転によってクランク機構30を介して水平方向移動フレーム20が前後方向に移動する。
【0020】
図2にも示すように、クランク機構30は、ベースフレーム10に一対の軸受31を介して回転可能に支持されるクランクシャフト32と、このクランクシャフト32の回転中心軸からオフセットされたクランクピンと水平方向移動フレーム20を連結するコネクティングロッド35とを備え、クランクシャフト32の回転運動を水平方向移動フレーム20の往復運動に変換する。
【0021】
クランクシャフト32の一端にスプロケット33が結合され、電動モータ29の出力軸にスプロケット34が結合され、両スプロケット33,34の間にチェーン36が掛け回される。これにより、電動モータ29の回転が減速してクランクシャフト32に伝えられる。
【0022】
水平方向移動フレーム20に垂直方向移動フレーム40を支持する手段として、水平方向移動フレーム20には4つのリニアレール24が固定される一方、垂直方向移動フレーム40には各リニアレール24に摺動可能に嵌合するガイドブロック44が固定される。各リニアレール24は垂直方向に延び、各リニアガイドブロック44を介して垂直方向移動フレーム40を垂直方向に平行移動可能に支持している。
【0023】
水平方向移動フレーム20と垂直方向移動フレーム40の間に4つのリンク機構50が伸縮可能に介装され、各リンク機構50の伸縮動作を互いに連動させる連動フレーム60が設けられる。連動フレーム60は四角形の枠状をしており、水平方向移動フレーム20と垂直方向移動フレーム40の間に配置される。
【0024】
図3にも示すように、各リンク機構50は軸55を介して回動可能に連結される一対のリンク52,54を備え、各軸55がブラケット65を介して連動フレーム60に結合される一方、リンク52の一端は軸51によりブラケット26を介して水平方向移動フレーム20に回動可能に結合され、リンク54の一端は軸53によりブラケット46を介して垂直方向移動フレーム40に回動可能に結合される。
【0025】
水平方向移動フレーム20に対する連動フレーム60の相対変位を回転運動に変換するクランク機構70と、このクランク機構70を回転駆動する垂直方向移動用電動モータ49とを備える。この垂直方向移動用電動モータ49の回転によってクランク機構70を介して連動フレーム60が前後方向に駆動されるのに伴い、各リンク機構50が同期して伸縮作動し、垂直方向移動フレーム40が垂直方向に平行移動する。
【0026】
図4に示すように、クランク機構70は、前記クランク機構30と同様に構成され、水平方向移動フレーム20に一対の軸受71を介して回転可能に支持されるクランクシャフト72と、このクランクシャフト72の回転中心軸からオフセットされたクランクピン77と連動フレーム60を連結するコネクティングロッド75とを備え、クランクシャフト72の回転運動を連動フレーム60の往復運動に変換する。クランクシャフト72はクランクピン77を挟む二つの部材によって形成されている。
【0027】
クランクシャフト72の一端にスプロケット73が結合され、電動モータ49の出力軸にスプロケット74が結合され、両スプロケット73,74の間にチェーン76が掛け回される。これにより、電動モータ49の回転が減速してクランクシャフト72に伝えられる。
【0028】
水平方向移動フレーム20には連動フレーム60を着座させる4つのストッパー23が設けられる。各ストッパー23は水平方向移動フレーム20から上方に突出し、連動フレーム60の下面を当接させることにより、各リンク機構50を介して垂直方向移動フレーム40がそれ以上に下降するのを係止する。
【0029】
ベースフレーム10と水平方向移動フレーム20および連動フレーム60は鉄材によりそれぞれ枠状に形成される。ベースフレーム10の内側に水平方向移動フレーム20が配置され、水平方向移動フレーム20の内側に連動フレーム60が配置される。
【0030】
図示しないコントローラは、予め設定された作動モードに基づいて駆動電流を水平方向移動用電動モータ29と垂直方向移動用電動モータ49に出力し、各電動モータ29,49の回転作動を制御する。各電動モータ29,49は正逆両方向に回転作動し、コントローラによってその回転角度及び回転速度が制御される。
【0031】
以上のように起震装置2は各電動モータ29,49を回転作動させることによって各クランク機構30,70を介して起震床80を前後、上下の2軸方向に所定の振動パターンで揺り動かし、起震室に被験者が乗って防災行動の訓練を行える。
【0032】
垂直方向移動用電動モータ49は水平方向移動フレーム20上に設けられ、垂直方向移動用電動モータ49の駆動力は各リンク機構50及び連動フレーム60を介して垂直方向移動フレーム40に伝えられる構造のため、垂直方向移動用電動モータ49には水平方向移動フレーム20の重量が働くことなく、垂直方向移動用電動モータ49に要求される駆動力が小さくて済み、装置の小型化や動力損失の低減がはかれる。
【0033】
起震装置2は各電動モータ29,49によって駆動されることにより、従来装置に備えられる油圧シリンダ及びその油圧源等の設備が不要となり、装置の小型化及び軽量化がはかれ、既存の建物等への設置が容易になる。
【0034】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す起震装置であり、(a)は平面図、(b)は同図のB−B線に沿う矢示図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく図1のA−A線に沿う矢示図。
【図4】同じく図1のD−D線に沿う矢示図。
【図5】従来例を示す起震車の側面図。
【符号の説明】
2 起震装置
6 シャシーフレーム
10 ベースフレーム
20 水平方向移動フレーム
25 ブラケット
29 水平方向移動用電動モータ
30 クランク機構
40 垂直方向移動フレーム
49 垂直方向移動用電動モータ
50 リンク機構
60 連動フレーム
70 クランク機構

Claims (2)

  1. 起震床を揺り動かす移動フレームを備える起震装置において、
    前記移動フレームの相対変位を回転運動に変換するクランク機構と、
    このクランク機構を回転駆動する電動モータとを備えたことを特徴とする起震装置。
  2. 略水平方向に移動可能に支持される水平方向移動フレームと、
    この水平方向移動フレームに対して略垂直方向に移動可能に支持される垂直方向移動フレームと、
    水平方向移動フレームと垂直方向移動フレームの間に伸縮可能に介装される複数のリンク機構と、
    各リンク機構の伸縮動作を互いに連動させる連動フレームとを備え、
    前記クランク機構が前記電動モータの回転を水平方向移動フレームに対する連動フレームの相対変位に変換することを特徴とする請求項1に記載の起震装置。
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