JP2004143170A - エナンチオ濃縮された3−アミノペンタニトリルまたはその塩を得るための方法 - Google Patents

エナンチオ濃縮された3−アミノペンタニトリルまたはその塩を得るための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩を、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルから得るための方法を提供する。
【解決手段】ラセミ体3−アミノペンタンニトリルと、エナンチオ濃縮された有機酸との反応によって、3−アミノペンタンニトリルの2個のジアステレオマーの塩と有機酸とを形成し、反応混合物からジアステレオマーの塩を分離し、かつ、このジアステレオマーの塩を、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩に変換することによって達成される。
【選択図】なし

Description

 本発明は、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルとエナンチオ濃縮された有機酸との反応による、エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルまたはその塩を得るための、ラセミ体3−アミノペンタニトリルのラセミ分割するための方法に関する。
 (R)−3−アミノペンタンニトリルおよびその塩は、製薬学的に活性の化合物を合成するための重要な出発材料である。しかしながら、製薬的作用は、しばしば1個の異性体によってのみもたらされるものであり、この好ましいエナンチオマーを、高い光学的純度で製造または入手可能であることが好ましい。したがって、本発明の目的は、ホモキラル生成物を得るために、このようなラセミ体中間化合物を、そのエナンチオマーに分離する合成方法を提供することである。
 US−A−4260556では、金属触媒の存在下で、2−ペンテンニトリルとアンモニアを反応させることによる、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルの製造が記載されている。
 US−A−4496474では、2−ペンテンニトリルとアルキルアミンとの反応によって、相当するラセミ体シアノ化合物を形成することが開示されている。EP−A−0449297では、15〜60質量%の水の存在下で、2−ペンテンニトリルとアルキルアミンとのこの基本的反応の改善された変法が記載されている。
 US−A−5902883では、アンモニア、アルキルアミンまたはヒドラジンと、3−および4−ペンテンニトリル、またはこれらの混合物とのシアノブチル化反応によって、ラセミ体アルキルアミノニトリルを形成するための方法が記載されている。
 前記に示した従来技術において、それぞれの場合に得られたラセミ体混合物の分離のすべてについて示唆されているわけではない。
 J.Nat.Prod.65(2002)、29〜31では、エナンチオマー的に純粋な(R)−および(S)−3−アミノペンタンニトリルを、(R)−または(S)−2−アミノ−ブタノールから出発しての構成的合成によって製造する方法が記載されている。
 ラセミ体3−アミノペンタニトリルの分割による、エナンンチオマー的に純粋であるかまたは濃縮された(R)−または(S)−3−アミノペンタンニトリルの製造は、従来技術文献のいずれにも記載されていない。
 J.Nat.Prod.65(2002)、29〜31から公知のエナンチオ濃縮された3−アミノ−ペンタンニトリルを合成するための方法は、極めて実験室的な方法である。
US−A−4260556 US−A−4496474 US−A−5902883 J.Nat.Prod.65(2002)、第29頁〜第31頁
 本発明の目的は、1個または2個のエナンチオマーを濃縮するために、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルを分割する適した方法を提供することである。
 本発明は、
1)ラセミ体3−アミノペンタンニトリルと、エナンチオ濃縮された有機酸との反応によって、3−アミノペンタンニトリルの2個のジアステレオマーの塩と有機酸とを形成し、
2)反応混合物からジアステレオマーの塩を分離し、かつ、
3)このジアステレオマーの塩を、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩に変換することによって、
エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩を、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルから得るための方法に関する。
 本発明の範囲内において、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルは、エナンチオマー的に純粋な化合物(R)−3−アミノペンタンニトリルおよび(S)−3−アミノ−ペンタニトリル、または2個のエナンチオマー(R)−3−アミノペンタンニトリルと(S)−3−アミノペンタンニトリルとの混合物を意味し、その際、1個のエナンチオマーが他のエナンチオマーと比較して、エナンチオマー過剰量で存在する。これは、以下にeeと称する。好ましくは、このエナンチオマー過剰率は、2〜100%ee、特に好ましくは60〜100%eeであり、かつ、極めて特に好ましくは、85〜100%eeである。ee値の定義は、本明細書中の実施例において示されている。
 本発明の範囲内で使用されてもよいエナンチオ濃縮された有機酸は、エナンチオ濃縮されたカルボン酸、エナンチオ濃縮されたスルホン酸またはエナンチオ濃縮されたリン酸である。
 エナンチオ濃縮されたカルボン酸の使用が好ましい。本発明による方法において、たとえば、
ヒドロキシカルボン酸、たとえば、(L)−(+)−乳酸、(L)−(−)−リンゴ酸および(L)−(−)−酒石酸、およびこれらの誘導体(S)−(−)−フェニルカルバモイル乳酸、(−)−O,O’−ジベンゾイル−(L)−酒石酸および(−)−ジ−O−p−トルイル−(L)−酒石酸、(S)−(+)−マンデル酸およびその誘導体(S)−メトキシフェニル酢酸、およびグロン酸、たとえば(−)−ジアセトン−2−ケト−L−グロン酸、
置換されたプロピオン酸、たとえば、(S)−(+)−6−メトキシ−α−メチル−2−ナフチル酢酸、(S)−(+)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオン酸および2−(2−フルオロ−4−ビフェニルリル)−プロピオン酸、
N−保護アミノ酸誘導体、たとえば、(L)−N−Boc−アラニン、(L)−N−Boc−アスパルチン酸、(L)−N−Boc−ヒスチジン、(L)−N−Boc−イソロイシン、(L)−N−Boc−ロイシン、(L)−N−Boc−メチオニン、(L)−N−Boc−フェニルアラニン、(L)−N−Boc−プロリン、(L)−N−Boc−セリン、(L)−N−Boc−スレオニン、(L)−N−Boc−チロシン、(L)−N−Boc−バリンおよび(L)−N−アセチル−ロイシン、
メントール誘導体、たとえば(−)−メトキシ酢酸または(S)−(−)−2−ピロリジノン−5−カルボン酸である。
 同様に、前記に示された特定のカルボン酸のすべてのエナンチオマーを使用することができる。
 (S)−エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルまたはその塩を得る目的のために、以下のカルボン酸を、好ましくは、本発明による方法の工程1)で使用する:(S)−メトキシフェニル酢酸、(−)−メトキシ酢酸および(S)−(−)−2−ピロリジノン−5−カルボン酸。(−)−ジアセトン−2−ケト−L−グロン酸は特に好ましい。本発明による方法中の工程2)において、ジアステレオマーの塩の分離において形成された母液を、さらに後処理し、その後に、他の(R)−エナンチオマー濃縮3−アミノペンタンニトリルまたはその塩を相応じて得る。
 (R)−エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルを得るための好ましいカルボン酸は、置換されたプロピオン酸およびN−保護アミノ酸誘導体である。(L)−N−Boc−イソロイシンおよび(L)−N−Boc−セリンは特に好ましい。本発明による方法の工程a)のジアステレオマーの塩の分離において形成された母液は、さらに後処理されてもよく、かつその後に、(S)−エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩を相応じて得る。
 この型のエナンチオ濃縮された有機酸、たとえばカルボン酸、スルホン酸またはリン酸、好ましくは、カルボン酸は、商業的に入手可能である。本発明に包含される用語“エナンチオ濃縮された有機酸/カルボン酸/スルホン酸/リン酸”は、それぞれエナンチオマー的に純粋な有機酸/カルボン酸/スルホン酸/リン酸またはそれぞれのエナンチオマーの混合物を意味し、その際、一つのエナンオマーが他のエナンチオマーと比較して、エナンチオマー過剰量で存在する。これは以下にeeと称する。好ましくは、このee値は、10〜100%、特に好ましくは60〜100%および極めて好ましくは95〜100%である。
 本発明による方法の工程1)で、2個のジアステレオマーの塩を形成する、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルとエナンチオ濃縮された有機酸との反応は、有利には、0℃〜反応体の分解温度で、好ましくは20〜120℃の範囲で実施される。反応は、特に好ましくは、60〜80℃で実施される。
 工程1)中の反応は、通常は溶剤の存在下で実施される。使用される溶剤は、極性または非極性有機溶剤、たとえば、エーテル、好ましくはジアルキルエーテル、特にジエチルエーテルおよびtert−ブチルメチルエーテルであるか、あるいは、環状エーテル、特にテトラヒドロフラン、直鎖または分枝鎖のC〜C10−アルコール、好ましくはメタノール、エタノール、n−プロパノールまたはイソ−プロパノール、直鎖または分枝鎖のC〜C10−アルコール誘導体、たとえば、部分的にハロゲン化されたC〜C10−アルコール、単核および多核の芳香族の炭素環およびヘテロ環式炭化水素、好ましくはトルエン、脂肪族C〜C10−炭化水素、および官能化炭化水素、たとえばニトリル、たとえばアセトニトリル、カルボン酸エステル、好ましくは酢酸エチル、ケトンおよびハロゲン化合物を使用することができる。使用される溶剤の量は、さほど重要ではない。
 反応体、すなわち、エナンチオ濃縮された有機酸およびラセミ体3−アミノペンタンニトリルは、任意の好ましい量で使用することができる。好ましくは、有機酸の0.1〜1等量、特に好ましくは有機酸の約0.5等量を使用する。
 ラセミ体3−アミノペンタンニトリルと、エナンチオ濃縮有機酸との反応によって、3−アミノペンタンニトリルの2個のジアステレオマーの塩と有機酸を、本発明による方法で形成する。このジアステレオマーの塩は、たとえば、
(S)−3−アミノペンタンニトリルL−(−)−ジアセトン−2−ケトグルコネート、
(S)−3−アミノペンタンニトリル(S)−1−メトキシ−1−フェニルアセテート、
(R)−3−アミノペンタンニトリルN−Boc−L−イソロイシネート、
(R)−3−アミノペンタンニトリルN−Boc−L−ロイシネート、
(R)−3−アミノペンタンニトリルN−Boc−L−セリネート
(S)−3−アミノペンタンニトリル(S)−(−)−2−ピロリジノン−5−カルボキシレート、
(R)−3−アミノペンタンニトリル(S)−(+)−6−メトキシ−α−メチル−2−ナフチルアセテート、
(R)−3−アミノペンタンニトリル(S)−(+)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオンカルボキシレート、
(R)−3−アミノペンタンニトリル(S)−(−)−O−(フェニルカルバモイル)−ラクテート、
(R)−3−アミノペンタンニトリル(−)−O,O’−ジベンゾイル−L−タルトレート、
(R)−3−アミノペンタンニトリル(−)−ジ−O−p−トルイル−L−タルトレート、
(S)−3−アミノペンタンニトリル(−)−メトキシアセテート、
(R)−3−アミノペンタンニトリルN−アセチル−L−ロイシネートおよびこれらそれぞれのエナンチオマーである。
 工程1)の反応において、2個のジアステレオマー塩の1個は、通常は、固体の形で沈殿する。反応混合物からのこのジアステレオマーの塩の分離は、通常は、濾別または遠心分離によって工程2)で実施される。
 ジアステレオマー塩を濾別した後に残存する反応混合物は、第2のジアステレオマー塩を得ることが好ましい場合には、後処理をおこなうことができる。
 本発明による他の実施態様において、好ましくは、工程2)で固体として分離除去されたジアステレオマーの塩は、方法の工程3)の前に、一つまたはそれ以上の再晶出をおこなうことで、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩が得られる。これらの再晶出に関して、溶剤の使用は、すでに工程1)で挙げられたように、適していることが証明されている。
 工程3)において、好ましいエナンチオマーが濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩は、その後に、好ましいエナンチオマーが濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩の分離除去されたジアステレオマーの塩から得られる。これは、化学的手段によって実施することができる。
 これに関して、ジアステレオマーの塩は、3−アミノペンタンニトリル中のアミノ官能性よりも強い塩基、たとえば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、アルカル金属炭酸塩またはアルカリ土類金属炭酸塩、好ましくは炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムと反応させ、その後に、有機溶剤で抽出する。使用される溶剤は、すでに前記に示された有機溶剤であってもよい。好ましくは、0〜100℃の温度で、塩基の1〜5N溶液を使用する。15〜40℃の温度での1N水酸化ナトリウム溶液の使用が、引き続いてのジクロロメタンによる抽出の場合には特に好ましい。ジアステレオマーの塩と塩基との反応中で、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルが、たとえば、遊離塩基として得られる。
 これとは二者択一的に、ジアステレオマーの塩は、有機溶剤中で、工程1)で使用されたエナンチオ濃縮された有機酸よりも強い強酸と反応させることができる。これに関連して、たとえば、塩化水素酸、ヨウ化水素酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、硫酸、硝酸、過塩素酸、リン酸またはメタンスルホン酸を使用する。塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸およびメタンスルホン酸が好ましい。工程3)中のこの反応は、0℃〜反応体のおおよその分解温度で実施され、好ましくは20〜150℃、および特に好ましくは40〜90℃である。使用される溶剤は、すでに前記に示された有機溶剤であってもよい。好ましくは、エーテル、特に好ましくはtert−ブチルメチルエーテルが、溶剤として使用される。この変法において、好ましいエナンチオ濃縮された3−アミノペンタニトリルは、強酸の塩として直接的に得られる。たとえば、3−アミノ−ペンタニトリルの以下のような塩が得られる:
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルフルオリド
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルクロリド
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルブロミド
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルヨージド
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリル硫酸塩
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリル硫酸水素塩
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルリン酸塩
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルリン酸水素塩
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルリン酸二水素塩
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリル硝酸塩
エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリル過塩素酸塩。
 塩は、製薬学的に活性の化合物を製造するために使用することができる。
 以下のすべての例において、(R)−または(S)−3−アミノペンタニトリルの光学的純度は、キラルカラム材料(gammma-Dex 225)上のガスクロマトグラフィーによって測定され、かつ、ee(“エナンチオマー過剰率”)によって、以下に示された(S)または(R)値を定めた。
 ee値は、本明細書中で以下の式によって示した:
Figure 2004143170
 その際、ee(S)またはee(R)は、エナンチオマーSまたはRの光学的純度であり、m(S)は、エナンチオマーSの物質量であり、かつ、m(R)は、エナンチオマーRの物質量である(たとえば:ラセミ体に関しては:R=S=>ee=0:純粋な(S)形に関しては:ee(S)=100%、S:R=9:1、ee(S)=80%)。
例1
(−)−ジアセトン−2−ケト−L−グロン酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、第1a表で示されたそれぞれの溶剤量中で溶解した。(−)−ジアセトン−2−ケト−L−グロン酸 1.77g(7.65mmol)を、一度にこの溶液に添加した。懸濁液を5分に亘って、加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に生成物を、1N水酸化ナトリウム溶液 20ml中に溶解した。水相を、それぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合わせた有機相の溶剤を、減圧下で留去した。達成した収率およびee値を、第1a表に示した。
Figure 2004143170
例1b
 溶剤としてのエタノール中で、例1と同様の方法で、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルと(−)−ジアセトン−2−ケト−L−グロン酸との反応によって、ジアステレオマー塩の沈殿物が得られた。さらに再晶出することで、(S)−エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルの光学的純度およびee値を、さらに増加させることができる。再晶出のために使用されるジアステレオマー塩のee(S)値は、例1と同様の方法で抽出後に、59.6であった。
 再晶出に関して、ジアステレオマーの塩 1.5gを、それぞれ第1b表に示されたそれぞれの量の溶剤中で、沸点で溶解させた。冷却時に、塩の沈殿のさらなる後処理を、例1に示すようにしておこなった。
Figure 2004143170
例2:
(S)−メトキシフェニル酢酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、第2表に示すそれぞれの量の溶剤中で溶解させた。(S)−メトキシフェニル−酢酸 1.27g(7.64mmol)を、一度にこの溶液に添加した。懸濁液を、5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に、生成物を20mlの1N水酸化ナトリウム溶液に溶解した。水相をそれぞれジクロロメタン 10mlで2回に亘って抽出した。組合せた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
 達成された収率およびee値を、第2表に示した。
Figure 2004143170
例3:
(S)−(+)−6−メトキシ−α−メチル−2−ナフチル酢酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、エタノール 10ml中に溶解した。(S)−(+)−6−メトキシ−α−メチル−2−ナフチル酢酸 1.76g(7.64mmol)を、一度にこの溶液に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に、生成物を20mlの1N水酸化ナトリウム溶液中に溶解した。水相を2回に亘って、それぞれ10mlのジクロロメタンで抽出した。組合せた有機相の溶剤を、減圧下で留去した。
 (R)−3−アミノペンタンニトリル 0.60g(40.0%)を無色の液体として得た。ee(R)値は27.4%であった。
例4:
(S)−(+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、エタノール10ml中に溶解した。(S)−(+)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオン酸 1.58g(7.64mmol)を、一度にこの溶液に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に生成物を1N水酸化ナトリウム溶液 20ml中に溶解した。水相を、それぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合せた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
 (R)−3−アミノペンタンニトリル 0.78g(52.0%)が、無色の液体として得られた。ee(R)値は2.4%であった。
例5:
(L)−N−Boc−イソロイシンを用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、第3a表に示す量の溶剤中で溶解させた。(L)−N−Bocイソロイシン 1.77g(7.64mmol)を、一度にこの溶液中に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に生成物を、1N水酸化ナトリウム溶液 20ml中に溶解した。水相をそれぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合せた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
Figure 2004143170
例5b:
 例5と同様の方法で、溶剤としてのエタノール中で、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルと(L)−N−Boc−イソロイシンとを反応させることによって、ジアステレオマーの塩の沈殿物を得た。これを、さらに再晶出し、(R)−エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルの光学的純度とee値を、さらに増加させた。再晶出のために使用されたジアステレオマーの塩のee(R)値は、例5と同様の方法で抽出後に、90.4であった。
 再晶出に関して、ジアステレオマーの塩 1.25gを沸点で、第3b表に示されたそれぞれの量の溶剤中で溶解させた。さらに、冷却時に沈殿した塩の後処理を、例5と同様の方法でおこなった。
Figure 2004143170
例6:
(L)−N−Boc−イソロイシンを用いてのラセミ分割、および引き続いてのエナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルメタンスルホネートの沈殿
 3−アミノペンタンニトリル 33.05g(336.7mmol)を、tert−ブチルメチルエーテル 830ml中に溶解した。(L)−N−Boc−イソロイシン 39.0g(168.6mmol)を一度にこの溶液に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつそれぞれtert−ブチルメチルエーテル 50mlで2回に亘って洗浄した。生成物を1650mlのtert−ブチルメチルエーテルから一度再晶出した。20℃に冷却した後に、固体を吸引しながら濾別し、tert−ブチルメチルエーテル 50mlで2回に亘って洗浄した。
 無色の固体35.0gが得られた。
 これを、tert−ブチルメチルエーテル 700ml中に懸濁した。その後に、メタンスルホン酸 10.22g(106.3mmol)を、この懸濁液に滴加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体を吸引しながら濾別し、それぞれtert−ブチルメチルエーテル25mlで2回に亘って洗浄し、かつ減圧下で50℃で10時間に亘って乾燥させた。
 (R)−3−アミノペンタンニトリルメタンスルホネート 19.8g(30.3%)が、無色の固体として得られた。
 光学的純度を測定するために、得られた生成物1gを、20mlの1N水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、かつ溶液をそれぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。減圧下で溶剤を除去した後に、ee値をガスクロマトグラフィーによって残留物から測定した。ee(R)値は99.0%であった。
Figure 2004143170
例7:
(L)−N−Boc−セリンを用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、第4表で示す使用された溶剤量中に溶解した。(L)−N−Boc−セリン 1.57g(7.64mmol)を、この溶液中に一度に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し、沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ40℃で、減圧下で、10時間に亘って乾燥させた。その後に、生成物を、1N水酸化ナトリウム溶液 20ml中に溶解した。水相をそれぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合せた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
 達成された収率およびee値を第4表に示した。
Figure 2004143170
例8:
(S)−(−)−フェニルカルバモイル乳酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、エタノール10
ml中に溶解した。(S)−(−)−フェニルカルバモイル乳酸 1.60g(7.64mmol)を、この溶液中に一度に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に生成物を1N水酸化ナトリウム溶液 20ml中に溶解した。水相をそれぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合せた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
 (R)−3−アミノペンタンニトリル 0.16g(10.6%)が無色の液体として得られた。ee(R)値は23.1%であった。
例9:
(−)−O,O’−ジベンゾイル−(L)−酒石酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、エタノール 20ml中に溶解した。(−)−O,O’−ジベンゾイル−(L)−酒石酸 2.74g(7.64mmol)をこの溶液中に一度に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に、生成物を20mlの1N水酸化ナトリウム溶液中に溶解した。水相をそれぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合せた有機相の溶液を減圧下で留去した。
 (R)−3−アミノペンタンニトリル 0.84g(56.0%)が無色の液体として得られた。ee(R)値は4.4%であった。
例10:
(−)−ジ−O−p−トルイル−(L)−酒石酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、エタノール15ml中に溶解した。(−)−ジ−O−p−トルイル−(L)−酒石酸 2.95g(7.64mmol)を、この溶液に一度に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で10時間に亘って40℃に乾燥させた。その後に、生成物を20mlの1N水酸化ナトリウム溶液中に溶解した。水相をそれぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合わせた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
 (R)−3−アミノペンタンニトリル 1.04g(69.3%)が、無色の液体として得られた。ee(R)値は17.4%であった。
例11:
(−)−メトキシ酢酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、エタノール10ml中に溶解した。(−)−メトキシ酢酸 1.64g(7.64mmol)をこの溶液に一度に添加した。懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で、10時間に亘って乾燥させた。その後に、生成物を、20mlの1N水酸化ナトリウム溶液中に溶解した。水相を、それぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合わせた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
 (S)−3−アミノペンタンニトリル 0.30g(20.0%)を無色の液体として得た。ee(S)値は55.2%であった。
例12:
(S)−(−)−2−ピロリジノン−5−カルボン酸を用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、第5表で示す量の溶剤中に溶解させた。(S)−(−)−2−ピロリジノン−5−カルボン酸 0.99g(7.6mmol)を一度にこの溶液に添加した。懸濁液を5分間に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で10時間に亘って40℃で乾燥させた。その後に、生成物を20mlの1N水酸化ナトリウム水溶液中に溶解した。水相を、それぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合わせた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
 達成された収率およびee値を第5表に示した。
Figure 2004143170
例13:
N−アセチル−(L)−ロイシンを用いてのラセミ分割
 3−アミノペンタンニトリル 1.50g(15.3mmol)を、第6a表に示す量の溶剤中で溶解させた。N−アセチル−(L)−ロイシン 1.32g(7.64mmol)を、一度にこの溶液に添加した。この懸濁液を5分に亘って加熱し沸騰させた。20℃に冷却した後に、固体として形成された生成物を濾別し、かつ減圧下で40℃で10時間に亘って乾燥させた。その後に生成物を、20mlの1N水酸化ナトリウム溶液中に溶解した。水相をそれぞれ10mlのジクロロメタンで2回に亘って抽出した。組合わせた有機相の溶剤を減圧下で留去した。
Figure 2004143170
例13b:
 ラセミ体3−アミノペンタンニトリルとN−アセチル−(L)−ロイシンとの反応を、溶剤としてのエタノール中で、例13と同様の方法でおこなうことによって、ジアステレオマーの塩の沈殿が得られた。さらに、再晶出することによって、(R)−エナンチオ濃縮3−アミノペンタンニトリルの光学的純度およびee値をさらに増加させることができた。再晶出のために使用されたジアステレオマーの塩のee(R)値は、例13と同様の方法で抽出後に、56.0であった。
 再晶出のために、ジアステレオマーの塩 1.2gは、沸点で、それぞれ第6b表で示すそれぞれの量の溶剤中で溶解させた。冷却時に沈殿した塩のさらなる後処理を、例13に記載したようにしておこなった。
Figure 2004143170

Claims (1)

  1.  ラセミ体3−アミノペンタンニトリルから、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩を得るための方法において、
    a)ラセミ体3−アミノペンタンニトリルと、エナンチオ濃縮された有機酸とを反応させることによって、3−アミノペンタンニトリルの2個のジアステレオマーの塩と有機酸とを形成し、
    2)反応混合物から1個のジアステレオマーの塩を分離し、かつ、
    3)このジアステレオマーの塩を、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルまたはその塩に変換することを特徴とする、ラセミ体3−アミノペンタンニトリルから、エナンチオ濃縮された3−アミノペンタンニトリルを得るための方法。
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